JP2003193389A - スクリーンシリンダ - Google Patents

スクリーンシリンダ

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JP2003193389A JP2001393305A JP2001393305A JP2003193389A JP 2003193389 A JP2003193389 A JP 2003193389A JP 2001393305 A JP2001393305 A JP 2001393305A JP 2001393305 A JP2001393305 A JP 2001393305A JP 2003193389 A JP2003193389 A JP 2003193389A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクリーンシリンダに関し、低動力で大量の
紙料を精選処理できるとともに安価に無駄なく製造する
ことができるようにする。 【解決手段】 従来のように貫通孔を開けた平板を曲げ
て円筒状にするのではなく、引き抜き部材10に複数の
貫通孔20を開けておき、この引き抜き部材10を複数
個略隙間なく円筒状に配置して、保持部材2によって円
筒形状を保持することによってスクリーンシリンダを構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙料原料中の良質
繊維と異物とを分離する紙料精選装置のスクリーンシリ
ンダに関する。
【0002】
【従来の技術】抄紙機の上流側には、紙料精選装置(紙
料精選スクリーン)がそなえられている。紙料精選装置
は、スクリーンシリンダを用いて紙料原料(濃度0.2
〜5%の紙料溶液)中の良質繊維と異物とを精選分離す
る装置であり、スクリーンシリンダを1個或いは2個そ
なえたものが一般的である。ここではスクリーンシリン
ダを1個そなえた紙料精選装置の構成について図8,図
9を用いて説明する。図8は従来の紙料精選装置の構成
を示す平面図、図9は図8のIX方向矢視側面図であ
り、それぞれ一部断面を示している。
【0003】紙料溶液はポンプによって紙料精選装置に
送給されるようになっており、図8,図9に示すよう
に、筒状の容器117の入口102から接線方向に流入
して内側ケーシング103と容器117の内壁とで形成
される環状の流路104に進むようになっている。紙料
溶液がこの流路104を循環している際に砂等の重量異
物は入口102と反対の接線方向に設けられたトラップ
105から系外に排出され、他の紙料は流路104から
内側ケーシング103の内側に流入するようになってい
る。なお、装置を圧力下で運転できるように容器117
の上面には蓋119が設けられている。
【0004】内側ケーシング103の内側には円筒状の
スクリーンシリンダ101が配設されている。スクリー
ンシリンダ101の上部は内側ケーシング103に固設
されており、内側ケーシング103の内側はこのスクリ
ーンシリンダ101により撹拌室107と出口室114
とに区画されている。流路104から流入した紙料は、
まず、スクリーンシリンダ101の内側に形成された環
状の撹拌室107に流入するようになっている。
【0005】スクリーンシリンダ101の周面には直径
0.2〜4.8mm程度の孔が多数設けられており、紙料
は撹拌室107を流下する過程でこれら孔において濾過
選別されるようになっている。つまり、スクリーンシリ
ンダ101の周面の孔を通過できる良質繊維は出口室1
14を経由して出口部109から放出され、スクリーン
シリンダ101の孔を通過出来ない大きさの異物は撹拌
室107をそのまま流下してリジェクト出口部110か
ら排出される。
【0006】また、攪拌室107内にはロータ106が
配設されている。ロータ106は主軸111の上部から
吊り下げられており、複数の翼120を周方向に等間隔
でそなえている。翼120はスクリーンシリンダ101
の内周面から所定の隙間(2.5〜8mm)を保って位
置している。主軸111は軸受により回転自在に支持さ
れており、下端部に固設された図示しないVプーリを介
して電動機113により回転駆動されるようになってい
る。そして、ロータ106が回転し翼120が攪拌室1
07内を旋回することにより、撹拌室107内の紙料溶
液が攪拌され、紙料中の異物が分離されるとともに繊維
塊がほぐされてスクリーンシリンダ101の目詰まりが
防止されるようになっている。
【0007】翼120はスクリーンシリンダ101の表
面に沿って一定の隙間を保ちながら高速(毎秒10〜3
0m)で旋回している。このとき、翼120の後半部分
は負圧となり、この負圧による吸引力により溶液が攪拌
室107側に逆流してスクリーンシリンダ101の表面
の孔を閉塞している繊維塊や異物が取り除かれる。翼1
20が通過した後は再び攪拌室107から出口室114
側に紙料溶液が流れ、スクリーンシリンダ101の孔に
は繊維塊や異物が詰まっていくが、この新たに詰まった
繊維塊等は次の翼120の通過にともなう負圧により取
り除かれる。従来の紙料精選装置では、上記作用の繰り
返しによってスクリーンシリンダ101の目詰まりを防
止している。
【0008】スクリーンシリンダ101は、通常、平板
状のプレート(スクリーンプレート)に複数個の孔を形
成した後に円筒状に曲げて製作される。ここで、図10
〜図12はスクリーンプレート101aに形成される孔
の形状例を示す断面図である。図10に示す孔200は
円形(丸孔)であり、孔200の入口部分(攪拌室10
7側)には同心状に皿面形の面取り201が施されてい
る。また、図11では、スクリーンプレート101aの
軸方向(円筒状に曲げたときの軸方向)に形成された台
形溝211の底部に円形の孔(丸孔)210が穿設され
ている。図12では、スクリーンプレート101aの表
面に軸方向(円筒状に曲げたときの軸方向)に伸びる波
形が形成され、その波形の傾斜部分221に円形の孔
(丸孔)220が穿設されている。
【0009】図10〜図11の何れの断面形状において
も翼120がスクリーンシリンダ101の表面を通過し
たときには、図中に矢印Sで示すように孔200,21
0,220の入口部分で剥離渦が発生し、この剥離渦S
により孔200,210,220の詰まりが防止される
ようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の紙料精選装置にはスクリーンシリンダ101の目詰
まりによって紙料の通過量が制限されてしまうという課
題があった。このスクリーンシリンダ101の目詰まり
は、旋廻流速や紙料の種類及び濃度の他、従来のスクリ
ーンシリンダ101が有する孔200,210,220
の形状にも起因している。
【0011】つまり、翼120の回転にともなう旋回流
により孔200,210,220の入口部分で発生する
剥離渦S(図10〜図12参照)は、孔200,21
0,220の目詰まりを防止する効果があるが、この剥
離渦Sの強さは孔200,210,220の前流縁(旋
回流の上流側に位置する孔の縁部)の形状に影響され
る。また、紙料塊の引掛り難さと異物の除去の容易さは
孔200,210,220の後流縁(旋回流の下流側に
位置する孔の縁部)の形状に影響される。
【0012】ところが、図10に示すような形状の場
合、剥離渦Sは皿面形面取り201により形成された孔
200の上流側の傾斜面で発生するが、この傾斜面は緩
やかなため発生する剥離渦Sは弱く、孔200の前流縁
202や後流縁203まで剥離渦Sが届き難い。このた
め、剥離渦Sによる目詰まり防止の効果は低かった。ま
た、孔200と同心状に皿面形面取り201を形成する
必要から、皿面形面取り201を形成できるだけの余裕
が必要になり、単位面積あたりの孔数には制限がある。
このため、孔200の数を増やして紙料の通過量を増や
すことには限界があった。
【0013】図11に示すような形状の場合には、台形
溝211の垂直部分が流れの上流側に位置するため発生
する剥離渦Sは強くなる。ところが、孔210の前流縁
212は台形溝211の垂直部分に近い溝底部に位置し
ているため、発生した剥離渦Sは前流縁212に届き難
く、目詰まり防止の効果が低かった。同様に後流縁21
3も溝底部に位置しており傾斜部214から離れている
ため、引っ掛かった紙料塊等の剥離も容易ではなかっ
た。さらに、孔210は台形溝211の底部にしか配置
できないため、単位面積あたりの孔数にも制限があっ
た。
【0014】図12に示すような形状の場合には、剥離
渦Sはスクリーンシリンダ101の表面に形成された波
形の頂点部分から発生するが、孔220の前流縁222
は波形の頂点から遠く、さらに前流縁222,後流縁2
23は波形の傾斜部分221にあるので剥離渦Sが届き
難いため、剥離渦Sによる目詰まり防止の効果は低かっ
た。また、後流縁223は鋭角になるため引っ掛かった
紙料塊等の剥離も容易ではなかった。さらに、孔220
は波形の傾斜部分221にしか配置できないため、単位
面積あたりの孔数にも制限があった。
【0015】以上のように、図10〜図12に示す何れ
の孔形状であっても剥離渦Sによる目詰まり防止の効果
は充分ではなく、目詰まりを防止するためには高速で翼
120を旋回して剥離渦Sを強くする必要があった。こ
のため、翼120を高速旋廻させるための大きな動力が
要求されていた。また、各孔200,210,220の
出口部分には0〜30度の広がりを有する拡大通路20
5,215,225が形成されているが、外側に向けて
拡大しているとはいえ紙料が狭い通路205,215,
225を流れる際の抵抗は大きく、抵抗に打ち勝って紙
料を通過させるだけの動力も必要であった。さらに、ス
クリーンプレート101aはその強度上、厚さ(8〜1
2mm)が必要であるため、図10〜図12に示す所定
形状に加工するためには原材料である平板を多量に削り
取る必要があった。このため加工コストが嵩むととも
に、材料の無駄も多かった。
【0016】本発明は、上記の課題に鑑み創案されたも
のであり、低動力で大量の紙料を精選処理できるととも
に安価に材料の無駄なく製造することができるスクリー
ンシリンダを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、従来のように貫通孔を開けた平板を曲げて
円筒状にするのではなく、引き抜き部材に複数の貫通孔
を開けておき、この引き抜き部材を複数個略隙間なく円
筒状に配置して、保持部材によって円筒形状を保持する
ことによってスクリーンシリンダを構成したことを特徴
としている。
【0018】スクリーンシリンダでは貫通孔の入口部や
出口部の攪拌方向における断面形状が重要であるが、引
き抜き部材によれば略任意の断面形状を得ることができ
る。したがって、このようにスクリーンシリンダの基材
として引き抜き部材を用いることで、予め得られた所望
の断面形状の上に貫通孔を開けるだけでよくなり、従来
のような貫通孔の入口部や出口部の加工が不要になる。
この結果、本発明によれば加工コストを抑えることが可
能になるとともに、材料の無駄も抑制することができ
る。また、引き抜き部材を用いることで全体の強度を確
保することができる分、貫通孔を形成する部位について
は厚みを薄くして貫通孔の深さを浅くすることができ
る。この結果、紙料が貫通孔を通過する際の抵抗を抑え
ることができ、比較的低速で翼を旋回させても目詰まり
することなく高濃度の紙料を精選処理することが可能に
なる。
【0019】なお、貫通孔の形状には限定はなく、丸
孔、長円、長孔、スリット、半円、三角形、四角形等様
々な形状を採用することができる。好ましくは丸穴とす
る。また、ここでいう貫通孔とは、側面が閉じた孔のみ
ならず、側面の一部が開いたような例えば切り欠きのよ
うな形状のものも含む概念である。引き抜き部材を円筒
状に配置した際に、隣接する引き抜き部材の側面によっ
て開放部が閉ざされるのであれば、このような開放部を
有する切り欠き状の孔であっても機能的には完全に閉じ
た孔と変わることはないからである。
【0020】貫通孔の配置形態についても限定はない
が、好ましくは隣接する引き抜き部材間において軸方向
に位置をずらした配置とする。例えば千鳥状の配置とす
る。紙料中の繊維は周方向に流れるため、長い繊維の場
合には周方向に隣接する貫通孔を跨いで詰まる場合があ
るが、このように隣接する引き抜き部材間において軸方
向に位置をずらして貫通孔を配置することで、周方向に
隣接する貫通孔間の距離を長くすることができ、隣接す
る貫通孔を跨いでの繊維を詰まりを抑制することができ
る。
【0021】より好ましくは、引き抜き部材の攪拌室側
に攪拌方向に向かって内側に傾斜した傾斜壁面を設け
る。そして、少なくとも攪拌方向下流側縁部が傾斜壁面
上に位置するように貫通孔を形成する。これにより貫通
孔の攪拌方向下流側縁部が鈍角に形成されるので、縁部
での紙料塊の引っ掛かりによる貫通孔の目詰まりが防止
される。引き抜き部材の断面寸法としては、周方向に
2.5〜8mm、径方向に5〜15mmの範囲が実用的
であり、この場合、傾斜壁面の具体的寸法としては、深
さが0.5〜1.5mmの範囲で、傾斜角が10〜25
度の範囲が好ましい。
【0022】また、引き抜き部材の攪拌方向下流側縁部
を貫通孔の開口面よりも攪拌室側に突き出るように形成
し、貫通孔の攪拌方向上流側縁部の上方に隣接する引き
抜き部材の攪拌方向下流側縁部を位置させるのも好まし
い。このような構成によれば、引き抜き部材の攪拌方向
下流側縁部において旋回流により強い剥離渦が発生し、
この剥離渦によって紙料が良く攪拌される。そして、剥
離渦が貫通孔の入口部に容易に到達するので、この剥離
渦が異物を除去して貫通孔の目詰まりが防止される。な
お、貫通孔の攪拌方向上流側縁部と隣接する引き抜き部
材の攪拌方向下流側縁部との位置関係は、隣接する引き
抜き部材の攪拌方向下流側縁部が貫通孔の攪拌方向上流
側縁部の真上からやや攪拌方向前方の範囲に位置するの
が好ましい。
【0023】より好ましくは、厚肉部と薄肉部とからな
る引き抜き部材を用い、薄肉部を隣接する引き抜き部材
の厚肉部に係合或いは密に近接させた状態で保持部材に
より保持することによってスクリーンシリンダを構成す
る。貫通孔は薄肉部に形成する。このような構成により
強度は厚肉部で確保しながら貫通孔を形成する部位の厚
みを薄くして貫通孔の深さを浅くすることができる。な
お、薄肉部の厚さ、すなわち貫通孔の深さは0.5〜3
mmの範囲が好ましい。この結果、材料の無駄を防止す
ることできるとともに、攪拌室側から出口室側に紙料が
流れる際の摩擦抵抗を少なくすることができ、貫通孔内
での目詰まりを防止することができる。この場合、保持
部材に等間隔で複数の切欠き部を形成し、この切欠き部
に引き抜き部材の厚肉部を嵌め込んで保持するのがより
好ましい。
【0024】なお、本発明は紙料精選装置の発明として
把握することも可能である。すなわち、上記スクリーン
シリンダによって内部を攪拌室と出口室とに区画され、
攪拌室内に上記スクリーンシリンダに対し所定の微少隙
間を保ちながら旋回する1又は複数の翼が配置された紙
料精選装置として把握することができる。このような紙
料精選装置によれば、スクリーンでの目詰まりが少なく
低動力で大量の紙料を精選処理することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (A)第1実施形態 本発明の第1実施形態としての紙料精選装置について図
1〜図4を参照して説明する。図1は本実施形態にかか
るスクリーンシリンダ1の概略構成を示す平面図であ
る。このスクリーンシリンダ1は、図8,図9に示した
構成の従来の紙料精選装置のスクリーンシリンダとして
適用されるものである。
【0026】図1に示すように、スクリーンシリンダ1
は、中心軸線が互いに一致するように配置された複数の
保持リング(保持部材)2と、これら保持リング2によ
って保持された複数の引き抜き部材10とから構成され
ている。引き抜き部材10には、後述するように、その
長手方向(スクリーンシリンダ1の軸方向)に沿って多
数の孔(貫通孔)20が開けられている。引き抜き部材
10は、保持リング2のなす仮想円筒面上に所定間隔で
略隙間なく配列されている。また、保持リング2の周囲
には保持リング2に直交するように複数の案内棒5が配
置されている。これら案内棒5は保持リング2の長手方
向の間隔と周方向の位置を決めるためのガイドとなって
いる。
【0027】なお、全ての引き抜き部材10を保持リン
グ2に組み込み、各引き抜き部材10の両端を保持リン
グ2と接着又は溶接して固定した後は、案内棒5は取り
外しても良い。案内棒5の位置には特に限定はないが、
好ましくは保持リング2内に位置するように、すなわち
保持リング2の外周面から外にはみ出ないように位置さ
せる。案内棒5の断面形状にも限定はないが、好ましく
は円形形状とする。案内棒5と保持リング2の隙間は位
置がずれない程度の隙間が望ましいが、隙間が大きい場
合には溶接したり液体接着剤を充填したりして固定す
る。
【0028】図2は引き抜き部材10と保持リング2と
の係合状態を拡大して示した図である。図2に示すよう
に保持リング2の内周縁2aには放電加工又はレーザ加
工により複数の溝(切欠き)3が所定間隔で形成されて
おり、引き抜き部材10はこの溝3に嵌め込まれてい
る。溝3の奥側(径方向外側)には周方向に拡大した凹
部3aが形成されており、この凹部3aに対応するよう
に引き抜き部材10の端部にも凸部10aaが形成され
ている。溝3に引き抜き部材10が嵌め込まれたとき、
引き抜き部材10の凸部10aaが溝3に形成された凹
部3aに係合することによって、引き抜き部材10の保
持リング2からの脱落が防止されている。なお、引き抜
き部材10の溝3からの脱落(径方向への脱落)を防止
するためには、凹部3a及び凸部10aaの凹凸の深さ
E(図3に示す)は0.5mm以上(好ましくは0.5
〜1.5mm)が好ましい。
【0029】引き抜き部材10を保持リング2の溝3に
係合させる方法としては、予め保持リング2を環状に形
成しておき、引き抜き部材10をその長手方向から溝3
に差し込む方法がある。また、保持リング2を弧状或い
は直線状に開いておき、引き抜き部材10を径方向から
溝3に入れた後に、保持リング2を曲げて環状にするこ
とで引き抜き部材10を溝3内に挟み込む方法もある。
なお、前者の場合には、溝3の寸法は引き抜き部材10
の寸法よりも僅かに(0.001〜0.025mm程
度)大きくなるような形状としておけばよいが、引き抜
き部材10の組み込みを容易にするために引き抜き部材
10を冷却するか、または保持リング2を加熱するよう
にしてもよい。また、挿入した引き抜き部材10と溝3
との隙間が大きい場合には、隙間を液体接着剤で充填す
ることもできる。
【0030】図3は引き抜き部材10の形状と引き抜き
部材10間の係合関係を示す部分拡大断面図である。な
お、図中矢印Xは紙料の通過方向を示し、矢印Yは攪拌
方向(翼の旋回方向)を示している。図3に示すように
引き抜き部材10は、保持リング2に組み込んだ時の径
方向の肉厚の違いにより、厚肉部10aと薄肉部10b
とに区分される。厚肉部10aは引き抜き部材10の強
度を確保するための基体にあたる。厚肉部10aは、幅
寸法が紙料の通過方向(図中のX方向)に次第に縮小す
るような形状を有している。厚肉部10aの出口室11
4側端部には前述の凸部10aaが形成されている。
【0031】薄肉部10bは、厚肉部10aの攪拌室1
07側端部に側方に向けて突き出るように設けられてい
る。厚肉部10aの薄肉部10bが設けられている側と
反対側の壁面11には溝17が形成されており、保持リ
ング2に組み込んだ時には、薄肉部10bの先端部(突
起部)16は隣接する引き抜き部材10の溝17に嵌り
込むようになっている。これにより引き抜き部材10は
保持リング2の周方向に沿って隙間なく連結されるよう
になっている。
【0032】薄肉部10bの攪拌室107側には、その
先端部16から厚肉部10a側に向けて、保持リング2
の周方向に略平行な平坦面19が設けられている。平坦
面19は薄肉部10bの中央付近まで設けられ、平坦面
19に連なるように薄肉部10bから厚肉部10aにか
けて傾斜壁面13が設けられている。傾斜壁面13は平
坦面19から攪拌室107側に傾斜して延設されてい
る。傾斜壁面13にはさらに保持リング2の周方向に略
平行な平坦面14が連なっており、平坦面14は隣接す
る引き抜き部材10の薄肉部10bの上方まで延びてい
る。平坦面14は壁面11とともに引き抜き部材10の
攪拌方向上流側の縁部15を形成している。ここでは縁
部15は鋭角に形成されている。
【0033】薄肉部10bには、攪拌室107と出口室
114とを連通させて紙料をふるい分けるための孔(貫
通孔)20が引き抜き部材10の長手方向に略等間隔で
多数形成されている(図1,図2参照)。孔20の入口
部は平坦面19と傾斜壁面13とが交わる部分に開口し
ており、出口部は薄肉部10bの出口室114側に形成
されている壁面(急拡大壁面)18に開口している。ま
た、孔20の攪拌方向上流側縁部の上方には、隣接する
引き抜き部材10の攪拌方向上流側の縁部15が位置し
ている。なお、薄肉部10bへの孔20の加工は、キリ
又は打ち抜き或いはレーザ加工等により行うことができ
る。
【0034】引き抜き部材10の寸法は、保持リング2
の周方向に2.5〜8mm程度、半径方向に5〜15m
m程度が実用範囲として好適である。この場合、傾斜壁
面13の傾斜角度θは10〜45度の範囲(より好まし
くは25度程度)、深さBは0.5〜1.5mmの範囲
(より好ましくは0.75mm程度)にあることが望ま
しい。また、孔20の深さCは0.5〜3mmの範囲
(より好ましくは1mm程度)にあることが望ましく、
平坦面14の長さDは0.5〜1.5mmの範囲(より
好ましくは0.75mm程度)にあることが望ましい。
【0035】以上の構成を有するスクリーンシリンダ1
によれば、基材として引き抜き部材10を用いているの
で、引き抜き加工により得られた所望の断面形状の上に
孔20を開けるだけでよく、従来のスクリーンプレート
のように孔の入口部や出口部に更なる加工を加える必要
がない。したがって、本実施形態のスクリーンシリンダ
1によれば、加工コストを抑えることができるととも
に、材料の無駄も抑制することができる。
【0036】また、引き抜き部材10を用いることで全
体の強度を確保することができる分、孔20を形成する
部位の厚みを薄くして孔20の深さを浅くすることがで
きる。特に本実施形態のスクリーンシリンダ1では、引
き抜き部材10の強度は厚肉部10aに持たせるように
しているので、孔20を形成する部位である薄肉部10
bの厚みを薄くして孔20の深さをより浅くすることが
できる。したがって、本実施形態のスクリーンシリンダ
1によれば、紙料が孔20を通過する際の抵抗を抑える
ことができ、比較的低速で翼を旋回させても目詰まりす
ることなく高濃度の紙料を精選処理することができる。
【0037】また、孔20が平坦面19と傾斜壁面13
とが交わる部分に開口していることにより、孔20の入
口部の攪拌方向下流側縁部は鈍角に形成される。これに
より縁部での紙料塊の引っ掛かりによる孔20の目詰ま
りが防止される。また、引き抜き部材10の攪拌方向上
流側の縁部15が鋭角に形成されていることにより、縁
部15からは旋回流により強い剥離渦Sが発生する。こ
の剥離渦Sによって孔20の付近での紙料が良く攪拌さ
れるとともに、縁部15の下方下流側に孔20が位置し
ているので、縁部15で発生した剥離渦Sが孔20の入
口部に到達しやすく、剥離渦Sによる異物の除去作用に
よって孔20の目詰まりが防止される。なお、図3中で
は縁部15は隣接する孔20の攪拌方向上流側縁部より
も攪拌方向下流側に位置しているが、縁15で発生した
剥離渦Sが孔20の入口部に届きやすい位置であればよ
い。したがって、より攪拌方向の上流側に縁15が位置
していてもよく、孔20の攪拌方向上流側縁部の真上近
傍でもよい。
【0038】さらに、本実施形態のスクリーンシリンダ
1によれば、攪拌室107から出口室114への紙料の
流路は、薄肉部10bに形成された孔20と、薄肉部1
0bの急拡大壁面18と厚肉部10aの壁面12及び隣
接する厚肉部10aの壁面11によって区画された空間
とによって形成される。孔20の出口部で流路が急拡大
することから、孔20の出口部では剥離流れが生じる。
この剥離流れによって攪拌室107から出口室114に
紙料が流れる際の摩擦抵抗が少なくすることができ、孔
20内での目詰まりを防止することができる。
【0039】なお、スクリーンシリンダ1の孔20の配
置形態には限定はないが、好ましくは周方向において隣
接する孔20,20間の距離が長くなるような配置とす
る。例えば、図4に示すように隣接する引き抜き部材1
0,10間において軸方向に孔20の位置をずらして千
鳥状に配置してもよい。紙料中の繊維は周方向に流れる
ため、長い繊維の場合には周方向に隣接する孔20,2
0を跨いで詰まる場合があるが、このように軸方向に位
置をずらして孔20,20を配置することで、周方向に
隣接する孔20,20を跨いでの繊維を詰まりを抑制す
ることができるという利点がある。
【0040】(B)第2実施形態 本発明の第2実施形態にかかるスクリーンシリンダにつ
いて図5,図6を参照して説明する。本実施形態のスク
リーンシリンダも、第1実施形態と同様、図8,図9に
示した構成の従来の紙料精選装置のスクリーンシリンダ
として適用されるものである。
【0041】本実施形態は、図5,図6に示すように、
引き抜き部材30、特にその薄肉部30bに形成される
孔(貫通孔)40の形状に特徴がある。すなわち、本実
施形態にかかる孔40は、第1実施形態のように側面が
完全に閉じた孔ではなく、薄肉部30bの先端部36側
に開放部40aを有するU字状の切り欠きのような形状
になっている。そして、引き抜き部材30を保持リング
2に組み込んだ円筒状に配置した場合、隣接する引き抜
き部材30の側壁面31によって孔40の開放部40a
が閉ざされるようになっている。このように使用時に開
放部40aが閉ざされるのであれば、閉じていない切り
欠き状の孔40であっても機能的には第1実施形態のよ
うな完全に閉じた孔と変わることはない。
【0042】なお、本実施形態では、厚肉部30aの薄
肉部30bが突設されている側と反対側の壁面31はフ
ラットに形成されている。薄肉部30bの先端部36
は、隣接する引き抜き部材30の壁面31に僅かな隙間
Gを開けて近接配置されている。この隙間Gは引き抜き
部材30を保持リング2に組み込む際の余裕代である
が、選別すべき紙料塊や繊維が通らない程度の大きさに
する。したがって、少なくとも孔40の径(特に周方向
の径)よりは狭くなるようにし、望ましくは限りなくゼ
ロに近づける。
【0043】なお、本実施形態においても引き抜き部材
30の攪拌室107側には、薄肉部30bの先端部36
から厚肉部30a側に向けて、保持リング2の周方向に
略平行な平坦面39が設けられている。そして、平坦面
39に連なるように薄肉部30bから厚肉部30aにか
けて傾斜壁面33が設けられ、傾斜壁面33にはさらに
保持リング2の周方向に略平行な平坦面34が連なって
いる。上記の孔40は薄肉部30bの先端部36から傾
斜壁面33にかけての範囲に形成されている。また、平
坦面34と壁面31とにより形成される引き抜き部材3
0の攪拌方向上流側の縁部35は、孔40の攪拌方向下
流側縁部の真上に位置している。
【0044】以上、本発明の紙料精選装置について2つ
の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限
定されるものではない。例えば第1実施形態では孔20
の形状として丸孔を採用しているが、丸穴の他、長円、
長孔、スリット、半円、三角形、四角形等様々な形状の
孔を採用することもできる。また、傾斜壁面13,33
は各実施形態のような平面に限定されず、少なくとも孔
20,40の攪拌方向上流側縁部が鈍角になっていれば
曲面であってもよい。
【0045】さらに、上述の各実施形態では、図8,図
9に示すようにスクリーンシリンダの内側を翼が旋回す
る形式の紙料精選装置に本発明を適用する場合について
説明したが、本発明はスクリーンシリンダの外側を翼が
旋回する形式や、内外一対のスクリーンシリンダを備え
てその間を翼が旋回する形式の紙料精選装置にも適用す
ることができる。この場合は、スクリーンシリンダの外
側が攪拌室となり内側が出口室となるので、図7に示す
ように保持リング52の外周側に溝53を形成し、この
溝53に引き抜き部材60を嵌め込むことになる。引き
抜き部材60の形状は、第1実施形態や第2実施形態の
引き抜き部材10,30と同様の形状にすることができ
る(図7では第1実施形態の引き抜き部材10と同様の
形状になっている)。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、貫
通孔を形成した引き抜き部材を円筒状に配置してスクリ
ーンシリンダを構成することで、加工コストを抑えるこ
とが可能になるとともに、材料の無駄も抑制することが
できるという利点がある。また、引き抜き部材を用いる
ことで全体の強度を確保することができる分、貫通孔を
形成する部位については厚みを薄くして貫通孔の深さを
浅くすることができる。この結果、紙料が貫通孔を通過
する際の抵抗を抑えることができ、比較的低速で翼を旋
回させても目詰まりすることなく高濃度の紙料を精選処
理することが可能になるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかるスクリーンシリ
ンダの全体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態にかかるスクリーンシリ
ンダの要部構成を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態にかかるスクリーンシリ
ンダの要部拡大断面図である。
【図4】本発明の第1実施形態にかかるスクリーンシリ
ンダの孔配置の望ましい例を示す平面図である。
【図5】本発明の第2実施形態にかかるスクリーンシリ
ンダの攪拌室側からみた部分平面図である。
【図6】本発明の第2実施形態にかかるスクリーンシリ
ンダの要部拡大断面図である。
【図7】本発明の他の実施形態にかかるスクリーンシリ
ンダの要部拡大断面図である。
【図8】従来の紙料精選装置の構成を示す平面図であり
一部断面を示している。
【図9】図8のIX方向矢視側面図であり一部断面を示
している。
【図10】従来の紙料精選装置にかかるスクリーンシリ
ンダの孔の形状を示す断面図である。
【図11】従来の紙料精選装置にかかるスクリーンシリ
ンダの孔の形状を示す断面図である。
【図12】従来の紙料精選装置にかかるスクリーンシリ
ンダの孔の形状を示す断面図である。
【符号の説明】
1 スクリーンシリンダ 2 保持リング 3 溝 3a 凹部 5 案内棒 10,30 引き抜き部材 10a,30a 厚肉部 10aa 凸部 10b,30b 薄肉部 11,31 壁面 12,32 壁面 13,33 傾斜壁面 14,34 平坦面 15,35 縁部 16,36 先端部 17 溝 18 急拡大壁面 19,39 平坦面 20,40 孔 40a 開放部 107 攪拌室 114 出口室 120 翼 S 剥離渦

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略隙間なく円筒状に配置された複数の引
    き抜き部材と、 上記引き抜き部材を保持する保持部材とを備え、 上記引き抜き部材には攪拌室側と出口室側とを連通させ
    る貫通孔が軸方向に複数個形成されていることを特徴と
    する、スクリーンシリンダ。
  2. 【請求項2】 上記貫通孔は隣接する上記の引き抜き部
    材間において軸方向に位置をずらして配置されているこ
    とを特徴とする、請求項1記載のスクリーンシリンダ。
  3. 【請求項3】 上記引き抜き部材の上記攪拌室側に攪拌
    方向に向かって内側に傾斜した傾斜壁面が設けられ、上
    記貫通孔は少なくとも攪拌方向下流側縁部が上記傾斜壁
    面上に位置するように形成されていることを特徴とす
    る、請求項1又は2記載のスクリーンシリンダ。
  4. 【請求項4】 上記引き抜き部材は攪拌方向下流側縁部
    が上記貫通孔の開口面よりも上記攪拌室側に突き出るよ
    うに形成され、上記貫通孔の攪拌方向上流側縁部の上方
    に、隣接する上記引き抜き部材の攪拌方向下流側縁部が
    位置していることを特徴とする、請求項1〜3の何れか
    の項に記載のスクリーンシリンダ。
  5. 【請求項5】 上記引き抜き部材は厚肉部と上記貫通孔
    が形成された薄肉部とからなり、上記薄肉部を隣接する
    上記引き抜き部材の厚肉部に係合或いは密に近接させた
    状態で上記保持部材により保持されていることを特徴と
    する、請求項1〜4の何れかの項に記載のスクリーンシ
    リンダ。
  6. 【請求項6】 内部を攪拌室と出口室とに区画する請求
    項1〜5の何れかの項に記載のスクリーンシリンダと、 上記攪拌室内を上記スクリーンシリンダに対し所定の微
    少隙間を保ちながら旋回する1又は複数の翼とを備えた
    ことを特徴とする、紙料精選装置。
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