JP2003193089A - 透明な植物性の実質的に炭化水素を含まないろうそく製品 - Google Patents

透明な植物性の実質的に炭化水素を含まないろうそく製品

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JP2003193089A
JP2003193089A JP2002364917A JP2002364917A JP2003193089A JP 2003193089 A JP2003193089 A JP 2003193089A JP 2002364917 A JP2002364917 A JP 2002364917A JP 2002364917 A JP2002364917 A JP 2002364917A JP 2003193089 A JP2003193089 A JP 2003193089A
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candle
solvent
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weight
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Virgil A G Williams
エー.ジー. ウイリアムズ バージル
Craig M Stumpf
エム. スタンフ クレイグ
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International Flavors and Fragrances Inc
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    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11CFATTY ACIDS FROM FATS, OILS OR WAXES; CANDLES; FATS, OILS OR FATTY ACIDS BY CHEMICAL MODIFICATION OF FATS, OILS, OR FATTY ACIDS OBTAINED THEREFROM
    • C11C5/00Candles
    • C11C5/002Ingredients

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Abstract

(57)【要約】 【課題】透明な実質的に炭化水素を含まない、ステアリ
ン酸を含まない、かつシネレシスのないろうそく製品で
あって、使用時にろうそくの周辺環境に、1つまたはそ
れ以上の系相容性機能性組成物を放出し、その構造のた
めに、エステル末端ポリアミドまたは第三アミド末端ポ
リアミドのような環境受容性で有用な樹脂と混合した植
物性溶媒を有するろうそく製品が必要である。 【解決手段】実質的に炭化水素を含まない(例えば、鉱
油を含まない、およびパラフィンワックスを含まな
い)、実質的にステアリン酸を含まない、かつ使用時に
一貫して保持された機能性組成物の完全性を有する、透
明な、シネレシスのないろうそくについて記載する。ろ
うそく組成物は、エステル末端ポリアミドまたは第三ア
ミド末端ポリアミドであるゲル化剤、植物由来の脂肪酸
エステルである非炭化水素溶媒、および系相容性機能性
芳香剤組成物、防虫忌避剤組成物および/またはエアフ
レッシュナー組成物を含有する。上記ろうそくは、支柱
なしで立っているか、または容器入りろうそくである柱
状ろうそくであり得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明な実質的に硬
質なゲルであり、実質的に炭化水素を含まない、実質的
にステアリン酸を含まない、かつシネレシス(syneresi
s)のない柱状または支持ろうそく製品であって、エステ
ル末端または第三アミド末端ポリアミド樹脂と混合した
植物性溶媒を含むろうそく製品に関する。1つまたはそ
れ以上の香料組成物、防虫忌避剤組成物および/または
エアフレッシュナー組成物(air freshener compositio
n)である系相容性機能性組成物は、好ましくは上記ろう
そくに添加される。
【0002】
【従来の技術】使用時に芳香剤を放出し、パラフィンワ
ックス以外の物質から製造される透明な柱状または支持
ろうそくは、従来技術にて既知であり、商業的に望まし
い。非水溶性エステル末端ポリアミド樹脂を用いて製造
されるかかるろうそくは、特許文献1、特許文献2およ
び特許文献3、特許文献4(2001年10月18日に
公開)(これらの米国特許および特許出願は、参照によ
り本明細書に援用される)、ならびに特許文献5に開示
されている。しかしながら、上述の開示すべてが、それ
らのための溶媒として、またはろうそくの働きに必要な
溶媒の相当部分として含まれるような、炭化水素である
「鉱油」を要する。
【0003】さらに、使用時に芳香剤を放出し、その構
造のすべてまたは相当部分に関して大豆誘導体のような
植物性物質を含有するろうそくもまた商業的に望まし
く、例えば、NGI, Inc., P. O. Box 528097, Chicago,
Illinois 60652-8097によるECOWAX(登録商標)
ウェブサイト http://www.ngiwax.com、および特許文
献6、特許文献7、ならびに特許文献8(2001年8
月16日に公開)(これらの特許および出願は、参照に
より本明細書中に援用される)に開示されるろうそく
は、当該技術分野で既知である。しかしながら、上述の
従来技術は、植物性溶媒を含み、実質的に炭化水素を含
まず、かつ実質的にステアリン酸を含まない構造を有す
る、透明な実質的に硬質なゲルろうそくについて開示も
示唆もしていない。
【0004】構造的構成成分および/または溶媒構成成
分としての鉱油およびパラフィンワックスのような炭化
水素、ならびにステアリン酸の含入により、ろうそくの
使用時に、ろうそくの周辺環境への望ましくない物質の
放出を引き起こすことは当業者には既知である。
【0005】
【特許文献1】米国特許第6,111,055号
【特許文献2】米国特許第6,242,509号
【特許文献3】米国特許第6,214,063号
【特許文献4】米国特許出願公開第2001/0029
696号
【特許文献5】国際公開第00/73408 A1パン
フレット
【特許文献6】米国特許第6,063,144号
【特許文献7】米国特許第6,086,644号
【特許文献8】米国特許出願公開第2001/0013
195号
【特許文献9】米国特許第5,998,570号
【特許文献10】米国特許出願公開第2001/003
1280号
【特許文献11】米国特許第6,268,466号
【特許文献12】米国特許第6,255,356号
【特許文献13】米国特許出願公開第2001/003
1438号
【特許文献14】米国特許第6,319,290号
【特許文献15】米国特許第5,679,334号
【特許文献16】米国特許第6,071,506号
【特許文献17】米国特許第6,294,162号
【特許文献18】米国特許第6,309,715号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、透明な実
質的に炭化水素を含まない、ステアリン酸を含まない、
かつシネレシスのないろうそく製品であって、使用時に
ろうそくの周辺環境に、1つまたはそれ以上の系相容性
機能性組成物を放出し、その構造のために、エステル末
端ポリアミドまたは第三アミド末端ポリアミドのような
環境受容性で有用な樹脂と混合した植物性溶媒を有する
ろうそく製品が必要である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、透明な実質的
に硬質なゲルであり、実質的に炭化水素を含まない、実
質的にステアリン酸を含まない、かつシネレシスのない
柱状または支持ろうそく製品であって、その構造のため
に、エステル末端および/または第三アミド末端ポリア
ミド樹脂と混合した植物性溶媒、ならびに樹脂および溶
媒とさらに混合される、1つまたはそれ以上の香料組成
物、防虫忌避剤組成物および/またはエアフレッシュナ
ー組成物である系相容性機能性組成物を有するろうそく
製品を提供する。さらに、本発明は、かかるろうそく製
品を製造する方法を提供する。
【0008】より特には、本発明は、透明な実質的に炭
化水素を含まない、実質的にステアリン酸を含まない、
シネレシスのないろうそく製品であって、その使用時
に、一貫して保持された機能性組成物の完全性を有し、
(a)上記ろうそくの約75〜約99重量%の、(i)
上記ろうそくの約20〜約70重量%の、(A)少なく
とも1つのエステル末端ポリアミド、および/または
(B)少なくとも1つの第三アミド末端ポリアミドを、
それぞれ選択し、または組み合わせたゲル化剤と、(i
i)上記ろうそくの約15〜約60重量%の、(A)少
なくとも1つの、植物由来のC12〜C18カルボン酸のメ
チルエステルおよび/または(B)少なくとも1つの、
植物由来のC10カルボン酸のグリセリルエステルを、そ
れぞれ選択し、または組み合わせた植物性溶媒、ならび
に任意にそれと混合される、ジプロピレングリコールお
よび/またはミリスチン酸イソプロピルを、それぞれ選
択し、または組み合わせた添加溶媒と、(iii)任意
に、上記ろうそくの約3〜約20重量%の、約3〜約7
の範囲の親水/親油バランスを有する、ジ(ヒドロキシ
エトキシ)ココナッツアミン、(ヒドロキシトリエトキ
シ)ココナッツアミン、(ヒドロキシジエトキシ)ココ
ナッツアミン、N−(ヒドロキシエトキシ)−N−(ヒ
ドロキシジエトキシ)ココナッツアミン、ジエチレング
リコールモノ(ノニルフェニル)エーテル、ヒドロキシ
トリエトキシドデカンおよび/またはヒドロキシトリエ
トキシトリデカンをそれぞれ選択し、または組み合わせ
た少なくとも1つの界面活性剤と、を本質的に含むゲル
化剤−溶媒−界面活性剤/添加溶媒系と、(b)上記ろ
うそくの約1〜約25重量%の、(A)香料組成物、
(B)防虫忌避剤組成物および/または(C)エアフレ
ッシュナー組成物をそれぞれ選択し、または組み合わせ
た系相容性機能性組成物と、(c)任意に、酸化防止
剤、安定剤、着色剤および/または難燃剤をそれぞれ選
択し、または組み合わせた1つまたはそれ以上の添加剤
であって、上記ろうそくの透明性を損なわせない添加物
と、を本質的に含む堅い単相性熱可逆性組成物中に部分
的に埋め込まれた少なくとも1つの実質的に直立した芯
を含むろうそく製品を提供する。
【0009】「実質的にステアリン酸を含まない(subst
antially stearic acid-free)」という用語は、本明細
書中では、ステアリン酸濃度が本発明のろうそく製品の
1重量%未満、より好ましくは0.5重量%未満、最も
好ましくは0.1重量%未満であることを意味するもの
である。
【0010】「実質的に炭化水素を含まない(substanti
ally hydrocarbon-free)」という用語は、本明細書中で
は、本発明のろうそく製品中のいかなる炭化水素、例え
ばパラフィンワックスまたは鉱油の濃度が、本発明のろ
うそく製品の1重量%未満、より好ましくは約0.5重
量%未満、最も好ましくは約0.1重量%未満であるこ
とを意味するものである。
【0011】「系相容性機能性組成物(system-compatib
le functional composition)」という用語は、本明細書
中では、機能性組成物、例えば、ゲル化剤−溶媒系の一
部をなす場合に、組成物をゲル化剤−溶媒系と混合した
結果として、例えば相分離またはシネレシスに起因する
かすみまたは曇りを生じさせることにより、ろうそくの
透明性を損なわせない芳香剤組成物を意味するものであ
る。
【0012】「一貫して保持された機能性組成物の保全
(consistently-maintained functional composition in
tegrity)」という用語は、本明細書中では、ろうそくが
使用中である場合、例えば本発明のろうそく製品の使用
時に環境に発せられる芳香剤組成物のような機能性組成
物の構成成分の割合および構成成分の化学的特性が、ろ
うそく製品中に本来存在し、ゲル化剤−溶媒系と本来混
合される構成成分の割合および化学的特性と実質的に同
一であることを意味するものである。
【0013】「堅い(stiff)」という用語は、本明細書
中では、本発明の容器入り(container)ろうそくまたは
柱状ろうそくが、周囲温度またはそれ未満にて、周囲圧
力にて(例えば、35℃以下の温度にて、約1絶対気圧
の圧力にて)自立形であり、非流動性であることを意味
するものである。
【0014】「単相性(monophasic)」という用語は、本
明細書では、使用時または使用中でない場合に、本発明
のろうそくは、例えば芳香剤組成物のような機能性組成
物の、ゲル化剤−溶媒系中への含入の結果として生じる
どんな相分離もなく、1つの単一相で存在することを意
味するものである。
【0015】「熱可逆性(thermally reversible)」とい
う用語は、本明細書中では、本発明のろうそくが、それ
らの使用時に、およびそれらの使用後に、その組成物の
構成成分の本来の割合を保持し、その本来の物理的性質
およびその本来の寸法を保持することを意味するもので
ある。
【0016】上述の製品に関して、下記の2つの代替的
な好ましい実施形態が存在する:(a)上記ゲル化剤−
溶媒−界面活性剤/添加溶媒系が、(i)上記ろうそく
の約20〜約70重量%の、(A)少なくとも1つのエ
ステル末端ポリアミドおよび/または(B)少なくとも
1つの第三アミン末端ポリアミドをそれぞれ選択し、ま
たは組み合わせたゲル化剤と、(ii)上記ろうそくの
約15〜約60重量%の、(A)少なくとも1つの、植
物由来のC12〜C18カルボン酸のメチルエステルおよび
/または(B)少なくとも1つの、植物由来のC10カル
ボン酸のグリセリルエステルをそれぞれ選択し、または
組み合わせた植物性溶媒と、(iii)上記ろうそくの
約3〜約20重量%の、約3〜7の範囲の親水/親油バ
ランスを有する、(ヒドロキシトリエチル)ココナッツ
アミン、ジ(ヒドロキシエトキシ)ココナッツアミン、
(ヒドロキシジエトキシ)ココナッツアミン、N−(ヒ
ドロキシエトキシ)−N−(ヒドロキシジエトキシ)コ
コナッツアミン、ジエチレングリコールモノ(ノニルフ
ェニル)エーテル、ヒドロキシトリエトキシドデカンお
よび/またはヒドロキシトリエトキシトリデカンをそれ
ぞれ選択し、または組み合わせた少なくとも1つの界面
活性剤と、を本質的に含む、界面活性剤含有ろうそく。
【0017】(b)上記ゲル化剤−溶媒/添加溶媒系
が、(i)上記ろうそくの約20〜約70重量%の、
(A)少なくとも1つのエステル末端ポリアミドおよび
/または(B)少なくとも1つの第三アミド末端ポリア
ミドをそれぞれ選択し、または組み合わせたゲル化剤
と、(ii)上記ろうそくの約15〜約60重量%の、
(A)少なくとも1つの、植物由来のC12〜C18カルボ
ン酸のメチルエステルおよび/または(B)少なくとも
1つの、植物由来のC10カルボン酸のグリセリルエステ
ルをそれぞれ選択し、または組み合わせた植物性溶媒、
ならびにそれと混合される、添加溶媒であるミリスチン
酸イソプロピルと、を本質的に含む、界面活性剤を含ま
ない、ミリスチン酸イソプロピル含有ろうそく。
【0018】本発明のろうそく製品のゲルマトリックス
本体中に、界面活性剤が含まれる場合には、本発明のろ
うそく製品は、好ましくは、以下の本明細書中および実
施例中のプロセス(本明細書中では「プロセスα(proce
ss α)」と称す)に従って調製され、(a)ゲル化剤、
溶媒および界面活性剤を、約95〜110℃の範囲の温
度にて、混合物を安定な単一液相にするのに十分な時間
混合する工程と、(b)生じたゲル化剤−溶媒−界面活
性剤系混合物を、約75〜約85℃の範囲の温度に冷却
する工程と、(c)系相容性機能性組成物を、生じたゲ
ル化剤−溶媒−界面活性剤系混合物と混合して、それに
より機能性組成物−ゲル化剤−溶媒−界面活性剤系混合
物を形成する工程と、(d)酸化防止剤、安定剤、着色
剤および/または難燃剤のような1つまたはそれ以上の
添加物を、生じた機能性組成物−ゲル化剤−溶媒−界面
活性剤系混合物に任意に添加する工程と、(e)生じた
混合物が液相状態にあるうちに、生じた混合物を型に入
れる工程と、(f)少なくとも1つのろうそく芯を、生
じた液相混合物中に埋め込ませる工程と、(g)生じた
混合物を周囲温度に冷却し、それにより2つの向かい合
って位置する実質的に平行な水平に配置された平らな面
であって、その各々が実質的に垂直に配置された面に実
質的に直角であり、かつ近接している2つの面を有して
もよいが、有する必要はない、ろうそくが形成される工
程と、を含む。
【0019】ゲルマトリックスがミリスチン酸イソプロ
ピルを含むが、界面活性剤を含んでない場合には、本発
明のろうそく製品を調製するための、以下の本明細書中
および実施例中のプロセス(以下「プロセスβ(process
β)」と称す)は、(a)ゲル化剤、溶媒およびミリス
チン酸イソプロピルを、約100℃の温度にて、混合物
を安定な単一液相にするのに十分な時間混合する工程
と、(b)生じたゲル化剤−溶媒−ミリスチン酸イソプ
ロピル系混合物を、約90℃の温度に冷却する工程と、
(c)系相容性機能性組成物を、生じたゲル化剤−溶媒
−ミリスチン酸イソプロピル系混合物と混合して、それ
により機能性組成物−ゲル化剤−溶媒−ミリスチン酸イ
ソプロピル系混合物を形成する工程と、(d)酸化防止
剤、安定剤、着色剤および/または難燃剤のような1つ
またはそれ以上の添加物を、生じた混合物に任意に添加
する工程と、(e)生じた混合物が液体相状態にあるう
ちに、生じた混合物を型に入れる工程と、(f)少なく
とも1つのろうそく芯を、生じた液相混合物中に埋め込
ませる工程と、(g)生じた混合物を周囲温度に冷却
し、それにより2つの向かい合って位置する実質的に平
行な水平に配置された平らな面であって、その各々が実
質的に垂直に配置された面に実質的に直角であり、かつ
近接している2つの面を有してもよいが、有する必要が
ない、ろうそくが形成される工程と、を含む。
【0020】上述の各場合では、得られたろうそくは、
望ましい場合には、以下の本明細書中および実施例中の
本発明のプロセス(以下「プロセスγ(process γ)」と
称す)、すなわち下記のさらなる工程(h)、(i)お
よび(j): (h)脂肪酸二量体系ポリアミド樹脂を、約60℃の温
度にて、そのポリアミド樹脂を低級アルカノール溶媒中
に溶解させるのに十分な時間、低級アルカノール溶媒と
混合して、それによりポリアミド−低級アルカノール溶
液を形成する工程であって、ポリアミド樹脂:低級アル
カノール溶媒の重量比は、約2:3〜約3:2である工
程と、(i)上記溶液の温度を約60℃に維持しなが
ら、上記垂直に配置された面上を生じた溶液で被覆する
工程と、(j)生じた被覆ろうそくを周囲温度に冷却す
る工程と、を含むプロセスによって被覆されてもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】本明細書中に記載するように、本
発明のろうそく製品に用いるゲル化剤は、(A)少なく
とも1つのエステル末端ポリアミドまたは(B)少なく
とも1つの第三アミド末端ポリアミドをそれぞれ選択し
たものか、それらを組み合わせたものである。
【0022】本発明の実施に有用な好ましいエステル末
端ポリアミドは、特許文献9(その開示は、参照により
本明細書に援用される)に開示されるものであり、ジカ
ルボン酸「x」当量(ここで、その当量の少なくとも5
0%は、重合脂肪酸由来である)、エチレンジアミン
「y」当量ならびにセチルアルコールおよび/またはス
テアリルアルコールをそれぞれ選択し、または組み合わ
せたアルコール「z」当量を反応させることにより調製
されるエステル末端ポリアミドを含み、ここで
【数10】0.9≦{x/(y+z)}≦1.1 かつ
【数11】0.1≦{z/(y+z)}≦0.7 である。
【0023】より好ましくは、エステル末端ポリアミド
は、C36ジカルボン酸「x」当量、エチレンジアミン
「y」当量ならびにセチルアルコールおよび/またはス
テアリルアルコールをそれぞれ選択し、または組み合わ
せたアルコール「z」当量を反応させることによって調
製される、約6000の重量平均分子量および88〜9
4℃の範囲の軟化点を有する群の1つであり、ここで、
2001年10月18日に公開された特許文献10(こ
の明細書は、参照により本明細書に援用される)に開示
されるように、
【数12】0.9≦{x/(y+z)}≦1.1 かつ
【数13】0.1≦{z/(y+z)}≦0.7 である。最も好ましくは、鉱油を含まないエステル末端
ポリアミドであるUNICLEAR(登録商標)100
およびUNICLEAR(登録商標)100V(Arizona
Chemical Company, Panama City, Florida)である。
【0024】本発明の実施に有用な好ましい第三アミド
末端ポリアミドは、特許文献11(この明細書は、参照
により本明細書に援用される)に開示されるものであ
り、ジカルボン酸「x」当量(ここで、その当量の少な
くとも50%は、重合脂肪酸由来である)、エチレンジ
アミン「y」当量および唯一の反応性官能価として第二
アミン基を有する単官能基の反応物質「z」当量を反応
させることにより調製される第三アミド末端ポリアミド
を含み、ここで、
【数14】0.9≦{x/(y+z)}≦1.1 かつ
【数15】0.1≦{z/(y+z)}≦0.7 である。最も好ましいのは、特許文献11の実施例1に
開示される第三アミド末端ポリアミドである。
【0025】本発明の実施に有用な溶媒は、C12〜C18
カルボン酸のメチルエステル、または植物由来のC10
ルボン酸のグリセリルエステルである。本発明の実施に
有用な好ましい植物由来の溶媒は、(A)大豆脂肪酸の
メチルエステル(本明細書中では「大豆メチルエステル
(soybean methyl ester)」と称す)であって、大豆脂肪
酸がオレイン酸約26%、リノール酸約49%、リノレ
ン酸約11%および飽和脂肪酸約14%を含有する混合
物である大豆脂肪酸のメチルエステル、ならびに(B)
カプリル酸およびカプリン酸の混合物のトリグリセリ
ド、例えば、登録商標NEOBEE(商標)−M5(Ste
pan Chemical Company, Northfield, Illinois)で販売
される組成物である。
【0026】本発明の実施に有用な好ましい溶媒は、大
豆脂肪酸メチルエステル:ミリスチン酸イソプロピルの
重量比が約2:1〜約20:1である、大豆脂肪酸メチ
ルエステルおよびミリスチン酸イソプロピルの混合物で
ある。
【0027】本発明のろうそく製品のゲル化剤含有系に
界面活性剤が用いられる場合、かかる界面活性剤は、約
3〜約7の範囲の親水/親油バランス(「HLB」と呼
ばれる)を有し、選択的に、または組み合わせて、ジ
(ヒドロキシエトキシ)ココナッツアミン(例えば、P
ROTOX(登録商標)C−2(Protameen Chemicals,I
nc., Totowa, New Jersey)として販売されるPEG−2
コカミン)、(ヒドロキシトリエトキシ)ココナッツ
アミン、PEG−3 コカミン、(ヒドロキシジエトキ
シ)ココナッツアミン、N−(ヒドロキシエトキシ)−
N−(ヒドロキシジエトキシ)ココナッツアミン、ジエ
チレングリコールモノ(ノニルフェニル)エーテル(I
GEPAL(商標)CO−210(Rhone-Poulenc Surfa
ctants and Specialties, L. P., Cranbury, New Jerse
y)として販売される、HLB=4.6を有するノンオキ
シノール−2のような)、ヒドロキシトリエトキシドデ
カン(TOMADOL(登録商標)23−1(Tomah Pro
ducts, Inc., Milton, Wisconsin)のような)、および
ヒドロキシトリエトキシトリデカンであってもよい。
【0028】本明細書中に記載するように、本発明のろ
うそくは、系相容性機能性組成物、例えば、芳香剤組成
物、エアフレッシュナー組成物または防虫忌避剤組成物
を含む。かかる組成物の各構成成分は、好ましくは、不
等式:
【数16】2.5≦Clog10P≦8.0 に従って、2.5〜8.0のClog10Pを有し、ここ
で「Clog10P」という用語は、上記構成成分のn−
オクタノール/水分配係数の底10に対して計算した対
数を表す。
【0029】多くの香料成分のlog10Pが報告されて
いる。例えば、Daylight ChemicalInformation System
s, Inc. (Daylight CIS), Irvine, Californiaから入手
可能なPomona92データベースには、原文献の引
用とともに多くのlog10Pが含まれている。しかしな
がら、log10P値は、同様にDaylight CISから入手可
能な「CLOGP」プログラムにより最も便利よく計算
される。このプログラムはまた、Pomona92デー
タベースにて入手可能である場合には、実験的log10
P値を紹介する。「計算log10P」(Clog10P)
は、HanschおよびLeoのフラグメントアプローチ(A. Le
o in Comperehensive Medicinal Chemistry, Vol.4, C.
Hansch, P. G. Sammens, J. B. Taylor and C. A. Ram
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よって決定される。フラグメントアプローチは、各香料
成分の化学的構造に基づき、原子の数および型、原子連
結性および化学結合を考慮する。最も信頼できかつ広く
用いられるこの特性に関する推定値であるClog10
値は、好ましくは、本発明のゲルマトリックスエアフレ
ッシュナー用品にて有用である香料成分の選択のため
に、実験的log10P値の代わりに用いられる。
【0030】本発明のろうそく製品のゲル化剤系にて有
用な好ましい芳香剤、エアフレッシュナーおよび防虫忌
避剤組成物構成成分の具体例は以下のとおりである。
【0031】
【表1】
【0032】本発明のろうそく製品は、望ましい場合に
は、例えば、UNI−REZ(商標)2228(Arizona
Chemical Company, Jacksonville, Florida)のような
脂肪酸二量体系ポリアミド樹脂で被覆することができ
る。さらなる例として、本発明のろうそく製品は、実質
的に平らな水平に配置された上面および下面を有する直
立円柱体または円錐台の形状であってもよく、それらの
面の各々は、上記水平に配置された面の各々に近接した
共通の実質的に垂直に配置された面に実質的に直角であ
り、「実質的に垂直に配置された面(substantially ver
tically-disposedsurface)」とは、本明細書中に記載す
るような、および以下に例示するような本発明のプロセ
スに従って、上述の脂肪酸二量体系ポリアミド樹脂で好
ましくは被覆される面である。
【0033】
【実施例】以下の非限定的な実施例は、説明の目的で提
供される。
【0034】実施例A ろうそく製品のゲル化剤系用エアフレッシュナー用芳香
剤の調製 以下の実施例1〜4の「A」部分における使用のため
に、以下の芳香剤を調製した。
【0035】
【表2】
【0036】実施例B ろうそく製品のゲル化剤系用芳香剤の調製 実施例5および6における使用のために、以下の芳香剤
を調製した。
【0037】
【表3】
【0038】実施例1および2 明細書中に記載の「プロセスβ」に従って、容器入りろ
うそくを調製した。
【0039】
【表4】
【0040】実施例3および4 明細書中に記載の「プロセスα」に従って、柱状ろうそ
くを調製した。
【0041】
【表5】
【0042】明細書中に記載の「プロセスγ」により変
更を加えた本明細書に記載の「プロセスβ」に従って、
柱状ろうそくを調製した。
【0043】
【表6】
【0044】本明細書中に記載の「プロセスγ」の手順
に従って、実施例5および6のろうそくをUNI−RE
Z(商標)2228で被覆した。
【0045】実施例1〜6までの各ろうそくは、30日
後にシネレシスを示さなかった。実施例1〜6の各ろう
そくは、30日後、透明であった。30日後、各ろうそ
くを2オンスのガラス容器に入れ、次に10℃で作動し
ている冷凍庫にて、10日間、この容器を保管した。1
0日間の終了時に、どのろうそくにも割れ目は見られな
かった。
【0046】実施例AおよびBの芳香剤配合物を、特許
文献12(この開示は、参照により本明細書に援用され
る)に記載されるネロール、シトロネロール、ゲラニオ
ール、3,7−ジメチル オクタノール−1、およびβ
−エレメンを含有する防虫忌避剤配合物で交換した以外
は、実施例1〜6の記載と同じ配合物を用いて、防虫忌
避ろうそくを調製した。「防虫忌避(insect repellen
t)」ろうそくの各々は、実施例1〜6のろうそくと同一
の貯蔵時の効果を示した。
【0047】上述の実施例1〜6までの各ろうそくは、
ろうそくの透明特性を悪化させない、本明細書に記載の
「添加剤(additive)」である、酸化防止剤、安定剤、着
色剤および/または難燃剤を任意に含有することができ
る。好ましい着色剤の例は、特許文献13(2001年
10月18日に公開;Hannington他)(この明細書は、
参照により本明細書に援用される)に開示されるような
サーモクロミック着色剤である。本発明の実施に有用な
好ましい着色剤のさらなる例は、特許文献14(この明
細書は、参照により本明細書に援用される)に開示され
るようなジスアゾ染料である。かかる着色剤の使用範囲
は、ろうそくの約0.01〜約0.5重量%である。
【0048】使用されるよう示されているUNICLE
AR(登録商標)80ETPAの代わりに、例えば実施
例1〜6の表1、2および3にて、UNICLEAR
(登録商標)100Vを用いる以外は、上述の実施例1
〜6までの各ろうそくは、本明細書中にて引用される特
許文献3に開示されるように、1つまたはそれ以上のア
イコン(icon)、透明充填物(clear fill)もしくは「主要
充填物(main fill)」または「流出層(overpour)」を含
有することができる。アイコンを開示している他の米国
特許としては、特許文献15、特許文献16、特許文献
17、特許文献18が挙げられ、これらの特許明細書な
らびに特許文献3は、参照により本明細書に援用され
る。
【0049】上述から、説明の目的で本発明の具体的な
実施形態を本明細書中に記載してきたが、本発明の精神
および特許請求の範囲から逸脱することなく、様々な変
更がなされてもよいことが理解されるであろう。したが
って、本発明は、併記の特許請求の範囲によって以外は
限定されない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 バージル エー.ジー. ウイリアムズ アメリカ合衆国,ニュー ジャージー 07737,モンマウス カントリー,レオナ ルド,スティルウエルロード 85 (72)発明者 クレイグ エム. スタンフ アメリカ合衆国,ニュー ジャージー, 08876 サマーセット カントリー,ブラ ンチバーグ,モヘガン トレイル 7 Fターム(参考) 4H059 BA13 BA15 BA30 BA33 BA42 BA49 BB02 BB06 BB53 CA53 DA09 DA14 DA18 EA06 EA11

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に炭化水素を含まない、実質的に
    ステアリン酸を含まない、透明な、シネレシスのないろ
    うそくであって、(a)前記ろうそくの約75〜約99
    重量%の、 (i)前記ろうそくの約20〜約70重量%の、(A)
    少なくとも1つのエステル末端ポリアミド、および
    (B)少なくとも1つの第三アミド末端ポリアミドから
    なる群から選択されるゲル化剤と、 (ii)前記ろうそくの約15〜約60重量%の、
    (A)少なくとも1つの、植物由来のC12〜C18カルボ
    ン酸のメチルエステルおよび(B)少なくとも1つの、
    植物由来のC10カルボン酸のグリセリルエステルからな
    る群から選択される溶媒、ならびに任意にそれと混合さ
    れる、ジプロピレングリコールおよびミリスチン酸イソ
    プロピルからなる群から選択される添加溶媒と、 (iii)任意に、前記ろうそくの約3〜約20重量%
    の、約3〜約7の範囲の親水/親油バランスを有する、
    ジ(ヒドロキシエトキシ)ココナッツアミン、(ヒドロ
    キシトリエトキシ)ココナッツアミン、(ヒドロキシジ
    エトキシ)ココナッツアミン、N−(ヒドロキシエトキ
    シ)−N−(ヒドロキシジエトキシ)ココナッツアミ
    ン、ジエチレングリコールモノ(ノニルフェニル)エー
    テル、ヒドロキシトリエトキシドデカンおよびヒドロキ
    シトリエトキシトリデカンからなる群から選択される少
    なくとも1つの界面活性剤と、を本質的に含むゲル化剤
    −溶媒−界面活性剤/添加溶媒系と、(b)前記ろうそ
    くの約1〜約25重量%の、(A)香料組成物、(B)
    防虫忌避剤組成物および(C)エアフレッシュナー組成
    物からなる群から選択される系相容性機能性組成物と、
    (c)任意に、酸化防止剤、安定剤、着色剤および難燃
    剤からなる群から選択される1つまたはそれ以上の添加
    剤と、を本質的に含む堅い単相性熱可逆性組成物中に部
    分的に埋め込まれた少なくとも1つの実質的に直立した
    芯を含むろうそく。
  2. 【請求項2】 前記ゲル化剤−溶媒−界面活性剤/添加
    溶媒系は、 (i)前記ろうそくの約20〜約70重量%の、(A)
    少なくとも1つのエステル末端ポリアミドおよび(B)
    少なくとも1つの第三アミド末端ポリアミドからなる群
    から選択されるゲル化剤と、 (ii)前記ろうそくの約15〜約60重量%の、
    (A)少なくとも1つの、植物由来のC12〜C18カルボ
    ン酸のメチルエステルおよび(B)少なくとも1つの、
    植物由来のC10カルボン酸のグリセリルエステルからな
    る群から選択される溶媒、ならびに任意にそれと混合さ
    れる、ジプロピレングリコールおよびミリスチン酸イソ
    プロピルからなる群から選択される添加溶媒と、 (iii)前記ろうそくの約3〜約20重量%の、約3
    〜約7の範囲の親水/親油バランスを有する、(ヒドロ
    キシトリエトキシ)ココナッツアミン、ジ(ヒドロキシ
    エトキシ)ココナッツアミン、(ヒドロキシジエトキ
    シ)ココナッツアミン、N−(ヒドロキシエトキシ)−
    N−(ヒドロキシジエトキシ)ココナッツアミン、ジエ
    チレングリコールモノ(ノニルフェニル)エーテル、ヒ
    ドロキシトリエトキシドデカンおよびヒドロキシトリエ
    トキシトリデカンからなる群から選択される少なくとも
    1つの界面活性剤と、を本質的に含む、請求項1に記載
    のろうそく。
  3. 【請求項3】 前記ゲル化剤−溶媒−界面活性剤/添加
    溶媒系は、 (i)前記ろうそくの約20〜約70重量%の、(A)
    少なくとも1つのエステル末端ポリアミドおよび(B)
    少なくとも1つの第三アミド末端ポリアミドからなる群
    から選択されるゲル化剤と、 (ii)前記ろうそくの約15〜約60重量%の、
    (A)少なくとも1つの、植物由来のC12〜C18カルボ
    ン酸のメチルエステルおよび(B)少なくとも1つの、
    植物由来のC10カルボン酸のグリセリルエステルからな
    る群から選択される溶媒、ならびにそれと混合される、
    添加溶媒であるミリスチン酸イソプロピルと、を本質的
    に含む、請求項1に記載のろうそく。
  4. 【請求項4】 前記ゲル化剤は、「x」当量のC36ジカ
    ルボン酸、「y」当量のエチレンジアミンならびにセチ
    ルアルコールおよびステアリルアルコールからなる群か
    ら選択される「z」当量のアルコールを反応させること
    により調製される、約6000の重量平均分子量および
    88〜94℃の範囲の軟化点を有するエステル末端ポリ
    アミドであり、ここで 【数1】0.9≦{x/(y+z)}≦1.1 かつ 【数2】0.1≦{z/(y+z)}≦0.7 であり、前記溶媒は、大豆脂肪酸メチルエステルおよび
    ミリスチン酸イソプロピルの混合物であり、大豆脂肪酸
    メチルエステル:ミリスチン酸イソプロピルの重量比
    は、約2:1〜約20:1である、請求項1に記載のろ
    うそく。
  5. 【請求項5】 前記系相容性機能性組成物の各構成成分
    は、不等式: 【数3】2.5≦Clog10P≦8.0 に従って、2.5〜8.0のClog10Pを有し、ここ
    でClog10Pという用語は、該構成成分のn−オクタ
    ノール/水分配係数の底10に対して計算した対数を表
    す、請求項1に記載のろうそく。
  6. 【請求項6】 実質的に平らな水平に配置された上面お
    よび下面を有する、実質的に直立円柱体または円錐台の
    形状にあるろうそくであって、前記面の各々が、前記水
    平に配置された上面および下面の各々に近接した共通の
    実質的に垂直に配置された面に実質的に直角であり、前
    記実質的に垂直に配置された面は、脂肪酸二量体系ポリ
    アミド樹脂で被覆されている、請求項1に記載のろうそ
    く。
  7. 【請求項7】 前記ゲル化剤は、「x」当量のC36ジカ
    ルボン酸、「y」当量のエチレンジアミンならびにセチ
    ルアルコールおよびステアリルアルコールからなる群か
    ら選択される「z」当量のアルコールを反応させること
    により調製される、約6000の重量平均分子量および
    88〜94℃の範囲の軟化点を有するエステル末端ポリ
    アミドであり、ここで 【数4】0.9≦{x/(y+z)}≦1.1 かつ 【数5】0.1≦{z/(y+z)}≦0.7 であり、前記溶媒は、大豆脂肪酸メチルエステルおよび
    ミリスチン酸イソプロピルの混合物であり、大豆脂肪酸
    メチルエステル:ミリスチン酸イソプロピルの重量比
    は、約2:1〜約20:1である、請求項2に記載のろ
    うそく。
  8. 【請求項8】 前記系相容性機能性組成物の各構成成分
    は、不等式: 【数6】2.5≦Clog10P≦8.0 に従って、2.5〜8.0のClog10Pを有し、ここ
    でClog10Pという用語は、前記構成成分のn−オク
    タノール/水分配係数の底10に対して計算した対数を
    表す、請求項2に記載のろうそく。
  9. 【請求項9】 実質的に平らな水平に配置された上面お
    よび下面を有する、実質的に直立円柱体または円錐台の
    形状にあるろうそくであって、前記面の各々が、前記水
    平に配置された上面および下面の各々に近接した共通の
    実質的に垂直に配置された面に実質的に直角であり、前
    記実質的に垂直に配置された面は、脂肪酸二量体系ポリ
    アミド樹脂で被覆されている、請求項2に記載のろうそ
    く。
  10. 【請求項10】 前記ゲル化剤は、「x」当量のC36
    カルボン酸、「y」当量のエチレンジアミンならびにセ
    チルアルコールおよびステアリルアルコールからなる群
    から選択される「z」当量のアルコールを反応させるこ
    とにより調製される、約6000の重量平均分子量およ
    び88〜94℃の範囲の軟化点を有するエステル末端ポ
    リアミドであり、ここで 【数7】0.9≦{x/(y+z)}≦1.1 かつ 【数8】0.1≦{z/(y+z)}≦0.7 であり、前記溶媒は、大豆脂肪酸メチルエステルおよび
    ミリスチン酸イソプロピルの混合物であり、大豆脂肪酸
    メチルエステル:ミリスチン酸イソプロピルの重量比
    は、約2:1〜約20:1である、請求項3に記載のろ
    うそく。
  11. 【請求項11】 前記系相容性機能性組成物の各構成成
    分は、不等式: 【数9】2.5≦Clog10P≦8.0 に従って、2.5〜8.0のClog10Pを有し、ここ
    でClog10Pという用語は、前記構成成分のn−オク
    タノール/水分配係数の底10に対して計算した対数を
    表す、請求項3に記載のろうそく。
  12. 【請求項12】 実質的に平らな水平に配置された上面
    および下面を有する、実質的に直立円柱体または円錐台
    の形状にあるろうそくであって、前記面の各々が、前記
    水平に配置された上面および下面の各々に近接した共通
    の実質的に垂直に配置された面に実質的に直角であり、
    前記実質的に垂直に配置された面は、脂肪酸二量体系ポ
    リアミド樹脂で被覆されている、請求項3に記載のろう
    そく。
  13. 【請求項13】 (a)ゲル化剤、溶媒および界面活性
    剤を、約95〜110℃の範囲の温度にて、混合物を安
    定な単一液相にするのに十分な期間混合する工程と、
    (b)生じたゲル化剤−溶媒−界面活性剤系混合物を、
    約75〜約85℃の範囲の温度に冷却する工程と、
    (c)系相容性機能性組成物を、前記生じたゲル化剤−
    溶媒−界面活性剤系混合物と混合して、それにより機能
    性組成物−ゲル化剤−溶媒−界面活性剤系混合物を形成
    する工程と、(d)1つまたはそれ以上の添加剤を、前
    記生じた機能性組成物−ゲル化剤−溶媒−界面活性剤系
    混合物に任意に添加する工程と、(e)前記生じた混合
    物が前記液相状態にあるうちに、前記生じた混合物を型
    に入れる工程と、(f)少なくとも1つのろうそく芯
    を、前記生じた液相混合物中に埋め込ませる工程と、
    (g)前記生じた混合物を周囲温度に冷却し、それによ
    り2つの向かい合って位置する実質的に平行な水平に配
    置された平らな面であって、その各々が実質的に垂直に
    配置された面に実質的に直角であり、かつ近接している
    面である、ろうそくが形成される工程と、を含む、請求
    項2に記載のろうそくを調製する方法。
  14. 【請求項14】 (a)ゲル化剤、溶媒およびミリスチ
    ン酸イソプロピルを、約100℃の温度にて、混合物を
    安定な単一液相にするのに十分な時間混合する工程と、
    (b)生じたゲル化剤−溶媒−ミリスチン酸イソプロピ
    ル系混合物を、約90℃の温度に冷却する工程と、
    (c)系相容性機能性組成物を、前記ゲル化剤−溶媒−
    ミリスチン酸イソプロピル混合物と混ぜて、それにより
    機能性組成物−ゲル化剤−溶媒−ミリスチン酸イソプロ
    ピル系混合物を形成する工程と、(d)1つまたはそれ
    以上の添加剤を、前記生じた混合物に任意に添加する工
    程と、(e)前記生じた混合物が前記液相状態にあるう
    ちに、前記生じた混合物を型に入れる工程と、(f)少
    なくとも1つのろうそく芯を、前記生じた液相混合物に
    埋め込ませる工程と、(g)前記生じた混合物を周囲温
    度に冷却し、それにより2つの向かい合って位置する実
    質的に水平に配置された平らな面であって、その各々が
    実質的に垂直に配置された面に実質的に直角であり、か
    つ近接している面である、ろうそくが形成される工程
    と、を含む、請求項3に記載のろうそくを調製する方
    法。
  15. 【請求項15】 さらなる下記工程(h)、(i)およ
    び(j): (h)脂肪酸二量体系ポリアミド樹脂を、約60℃の温
    度にて、該ポリアミド樹脂を低級アルカノール溶媒中に
    溶解させるのに十分な時間、低級アルカノールと混合し
    て、それによりポリアミド−低級アルカノール溶液を形
    成する工程であって、ポリアミド樹脂:低級アルカノー
    ル溶媒の重量比は、約2:3〜約3:2である工程と、
    (i)前記溶液の温度を約60℃に維持しながら、前記
    垂直に配置された面上の前記生じた溶液を被覆する工程
    と、(j)前記生じた被覆ろうそくを周囲温度に冷却す
    る工程と、を含む、請求項13に記載の方法。
  16. 【請求項16】 さらなる工程(h)、(i)および
    (j): (h)脂肪酸二量体系ポリアミド樹脂を、約60℃の温
    度にて、前記ポリアミド樹脂を低級アルカノール溶媒中
    に溶解させるのに十分な時間、低級アルカノールと混合
    して、それによりポリアミド−低級アルカノール溶液を
    形成する工程であって、ポリアミド樹脂:低級アルカノ
    ール溶媒の重量比は、約2:3〜約3:2である工程
    と、(i)前記溶液の温度を約60℃に維持しながら、
    前記垂直に配置された面上の前記生じた溶液を被覆する
    工程と、(j)前記生じた被覆ろうそくを周囲温度に冷
    却する工程と、を含む、請求項14に記載の方法。
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