JP2003193018A - 接着材、接着シートおよび表示装置 - Google Patents

接着材、接着シートおよび表示装置

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JP2003193018A
JP2003193018A JP2001394914A JP2001394914A JP2003193018A JP 2003193018 A JP2003193018 A JP 2003193018A JP 2001394914 A JP2001394914 A JP 2001394914A JP 2001394914 A JP2001394914 A JP 2001394914A JP 2003193018 A JP2003193018 A JP 2003193018A
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adhesive material
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JP2001394914A
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English (en)
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Seiji Tai
誠司 田井
Michiyuki Nomura
理行 野村
Yoshii Morishita
芳伊 森下
Hiroshi Matsutani
寛 松谷
Kazuya Sato
和也 佐藤
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Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的低温で表示素子基板と表示素子保護基
板を接合できるだけでなく、高い酸素、水分不透過性に
優れる接着材を提供し、また、この接着材は、作業性に
優れるシート状にして使用することもできる。さらに、
表示素子基板と表示素子保護基板を接合した表示装置を
提供する。 【解決手段】 (A)分子中にオキセタニル基を2個以
上、水酸基を1個以上有する脂肪族系または脂環系化合
物、(B)硬化剤および(C)超微細フィラを含有する
ことを特徴とする接着材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接着材、接着シー
トおよびそれを使用した表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶ディスプレイ、有機ELディ
スプレイ等の表示素子において、表示素子基板と表示素
子保護基板の接合には、ペースト状のシール材が使用さ
れていた。特に、有機EL素子においては、電極材料の
酸素、水分からの保護のために、乾燥剤とシール材を併
用してきた。しかしながら、近年、発光強度・輝度の向
上を目的に、これまでのボトムエミッションからトップ
エミッション方式に変更されつつある。しかし、トップ
エミッション方式では、従来使用してきた乾燥剤をこれ
まで通りに使用することができなくなることから、従来
のシール材に替わる高い酸素、水分不透過性の接着材が
必要となってきた。一方、有機ELディスプレイ等の表
示素子は、高温での過熱による素子の破壊が引き起こさ
れるため、比較的低温で表示素子基板と表示素子保護基
板を接合できる接着材が必要とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】請求項1〜4記載の発
明は、比較的低温で表示素子基板と表示素子保護基板を
接合できるだけでなく、高い酸素、水分不透過性に優れ
る接着材を提供するものである。請求項5記載の発明
は、請求項1〜4記載の発明の効果に加え、作業性に優
れる接着シートを提供するものである。請求項6記載の
発明は、高品位で、高信頼性を有する表示装置を提供す
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は以下に関する。 1.(A)分子中にオキセタニル基を2個以上、水酸基
を1個以上有する脂肪族系または脂環系化合物、(B)
硬化剤および(C)超微細フィラを含有する接着材。 2.(A)分子中にオキセタニル基を2個以上、水酸基
を1個以上有する脂肪族系または脂環系化合物が、下記
一般式(1)または一般式(2)で表される化合物であ
る前記の接着材。
【化3】 (ここで、Qは酸素または硫黄原子を示し、Rは水素
原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のパー
フルオルアルキル基又はアリル基を示し、pは0〜6の
整数を示し、Rはnの値に対応する2〜6価の脂肪族
系または脂環系有機基を示し、nは2〜6の整数を示
す)
【化4】 (ここで、Qは酸素または硫黄原子を示し、Rは水素
原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のパー
フルオルアルキル基又はアリル基を示し、Rはオキセ
タニル基を有し、環を形成可能な二価の脂肪族系または
脂環系で置換されていてもよい脂肪族系有機基を示し、
pは0〜6の整数を示す) 3.(B)硬化剤が、(B1)カチオン重合性触媒であ
る前記の接着材。 4.(B1)カチオン重合性触媒が、(B2)潜在性カ
チオン重合性触媒である前記の接着材。 5.前記の接着材をシート状に形成してなる接着シー
ト。 6.前記の接着材又は接着シートを用いて、表示素子基
板と表示素子保護基板とを接合した表示装置。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の接着材は、(A)分子中
にオキセタニル基を2個以上、水酸基を1個以上有する
脂肪族系または脂環系化合物、(B)硬化剤および
(C)超微細フィラを含有する。
【0006】この接着材は、表示素子基板と表示素子保
護基板の接着時には十分な粘着力を有し、その後放射線
を照射および/又は加熱により、前記粘接着剤と基板と
を強固に接着させることができる。本発明で用いられる
(A)分子中にオキセタニル基と水酸基を有する脂肪族
系または脂環系化合物は、分子中にオキセタニル基と水
酸基を有しているならば、脂肪族系あるいは脂環系化合
物に制限はなく、特開2001−310973号公報に
記載の化合物は、全て使用可能である。これらは単独
で、または2種類以上を組み合わせて用いることができ
る。本発明の構成成分である(B)硬化剤としては、
(A)分子中にオキセタニル基を2個以上、水酸基を1
個以上有する脂肪族系または脂環系化合物を開環重合さ
せるもの(B’)またはオキセタン化合物に付加反応す
るもの(B”)であればいかなる化合物も用いることが
可能であり、特願2001−310937号公報に記載
の化合物は、全て使用可能である。これらは単独で、ま
たは2種類以上を組み合わせて用いることができる。
【0007】(B’)硬化剤として、(B1)カチオン
重合性触媒を用いると、短時間で硬化し、さらに高い架
橋密度を達成できる。このような(B1)カチオン重合
性触媒として、硫酸、リン酸、過塩素酸、トリフルオロ
メタンスルホン酸のようなプロトン酸、あるいは三フッ
化ホウ素、塩化アルミニウム、四塩化チタン、四塩化ス
ズのようなルイス酸が好適に用いられる。これらは単独
で、または2種類以上を組み合わせて用いることができ
る。
【0008】また、(B1)カチオン重合性触媒の中
で、放射線の照射または加熱することによってカチオン
重合性触媒を形成する、いわゆる(B2)潜在性カチオ
ン重合性触媒は、(A)分子中にオキセタニル基を2個
以上、水酸基を1個以上有する脂肪族系または脂環系化
合物に配合して室温に放置する限りにおいては長期間に
わたって安定であるが、放射線または熱の作用で、直ち
にカチオン重合性触媒を形成し、前記硬化反応を開始、
促進せしめることができる。
【0009】このような(B2)潜在性カチオン重合性
触媒として具体的には、特開2001−310937号
公報に記載の化合物は、全て使用可能である。これらは
単独で、または2種類以上を組み合わせて用いることが
できる。
【0010】(A)分子中にオキセタニル基を2個以
上、水酸基を1個以上有する脂肪族系または脂環系化合
物に付加反応する(B”)硬化剤として具体的に以下の
化合物が挙げられる。2官能以上のカルボン酸および無
水物として、コハク酸、マレイン酸、イタコン酸、アゼ
ライン酸、セバチン酸、フタル酸、テトラヒドロフタル
酸、ヘキサヒドロフタル酸、ナジック酸、メチルナジッ
ク酸、ドデセニルコハク酸、ピロメリット酸、トリメリ
ット酸、シクロペンタジエンテトラカルボン酸、四角酸
これらの無水物等が挙げられる。また、2官能以上のフ
ェノール系硬化剤としては、例えば、カテコール、カテ
コール誘導体、レゾルシノール、レゾルシノール誘導
体、ヒドロキノン、ヒドロキノン誘導体、ピロガノー
ル、ピロガノール誘導体、テトラヒドロキシベンゼン
類、テトラヒドロキシベンゼン誘導体類等が挙げられ
る。2官能以上のチオール類としては1,2−エタンジ
チオール、1,4−ブタンジチオール、1,6−ナフタ
レンジチオール、1,1−シクロヘキサンジチオール、
1,4−ベンゼンジチオール、1,4−ナフタレンジチ
オールなどが挙げられる。これらの(B”)硬化剤は単
独で、または2種類以上を組み合わせて使用される。
【0011】カチオン重合性触媒、アニオン重合性触
媒、潜在性カチオン重合開始剤、潜在性アニオン重合性
触媒など(A)分子中にオキセタニル基を2個以上、水
酸基を1個以上有する脂肪族系または脂環系化合物を開
環重合させる(B’)硬化剤の使用量は(A)分子中に
オキセタニル基を2個以上、水酸基を1個以上有する脂
肪族系または脂環系化合物100質量部に対して0.0
1〜20質量部が好ましく、0.1〜10質量部がより
好ましい。(A)分子中にオキセタニル基を2個以上、
水酸基を1個以上有する脂肪族系または脂環系化合物を
開環重合させる(B’)硬化剤の使用量が0.01質量
部未満では硬化性が不充分な傾向があり、20質量部を
超えると接着フィルムの使用前の保存安定性が低下する
傾向がある。また、2官能以上のカルボン酸、2官能以
上のポリチオール、2官能以上のカルボン酸無水物、2
官能以上のフェノール等、(A)分子中にオキセタニル
基を2個以上、水酸基を1個以上有する脂肪族系または
脂環系化合物と付加反応する(B”)硬化剤の使用量
は、(A)分子中にオキセタニル基を2個以上、水酸基
を1個以上有する脂肪族系または脂環系化合物100質
量部に対して2〜500質量部が好ましく、50〜30
0質量部がより好ましい。(A)分子中にオキセタニル
基を2個以上、水酸基を1個以上有する脂肪族系または
脂環系化合物と付加反応する(B”)硬化剤の使用量が
2質量部未満では硬化性が不充分な傾向があり、500
質量部を超えると接着フィルムの使用前の保存安定性が
低下する傾向がある。
【0012】本発明に使用する(C)超微細フィラは、
いわゆるシーアイ化成製ナノテックなどのナノフィラと
呼ばれるものであり、乾燥剤特性あるいは防湿特性に優
れるものならば、全て使用することができる。本発明に
使用する(C)超微細フィラの材質としては、特に制限
はなく、例えば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、
ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、酸化カルシウ
ム、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、酸化チタ
ン、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化イットリウ
ム、酸化ケイ素、酸化バリウム、酸化ジルコニウム、窒
化アルミニウム、ほう酸アルミウイスカ、窒化ほう素、
結晶性シリカ、非晶性シリカ等が挙げられ、(C)超微
細フィラの形状は特に制限されるものではない。これら
の(C)超微細フィラは単独で又は二種類以上を組み合
わせて使用することができる。本発明に使用する(C)
超微細フィラの粒子径としては、平均粒子径が1μm未
満であることが好ましく、500nm未満であることが
より好ましく、200nm未満であることがさらに好ま
しく、100nm未満であることがよりいっそう好まし
い。また、(C)超微細フィラの使用量は、接着材10
0質量部に対して1〜99質量部が好ましい。1質量部
未満では添加効果が得られない傾向にあり、99質量部
を超えると粘接着剤としての接着特性に劣る傾向があ
る。
【0013】(A)分子中にオキセタニル基を2個以
上、水酸基を1個以上有する脂肪族系または脂環系化合
物と後述する(D)反応性モノマーを併用する場合、
(A)水酸基を1個以上有する脂肪族系または脂環系化
合物を開環重合させる(B’)硬化剤の使用量は、
(A)水酸基を1個以上有する脂肪族系または脂環系化
合物と(D)反応性モノマーあわせて100質量部に対
して0.01〜20質量部が好ましく、0.1〜10質
量部がより好ましい。また、(A)分子中にオキセタニ
ル基を2個以上、水酸基を1個以上有する脂肪族系また
は脂環系化合物と後述する(D)反応性モノマーを併用
する場合、(A)水酸基を1個以上有する脂肪族系また
は脂環系化合物と付加反応する(B”)硬化剤の使用量
は、(A)水酸基を1個以上有する脂肪族系または脂環
系化合物と(D)反応性モノマーあわせて100質量部
に対して2〜500質量部が好ましく、50〜300質
量部がより好ましい。
【0014】本発明の接着材には、前述した(A)分子
中にオキセタニル基を2個以上、水酸基を1個以上有す
る脂肪族系または脂環系化合物以外の(D)反応性モノ
マーを加えることもできる。このような(D)反応性モ
ノマーとしては、特開2001−310937号公報記
載のモノマーは全て使用可能であり、これらは単独で、
または2種類以上を組み合わせて使用できる。
【0015】(D)反応性モノマーの使用量は、本発明
で使用される(A)分子中にオキセタニル基を2個以
上、水酸基を1個以上有する脂肪族系または脂環系化合
物100質量部に対して(D)反応性モノマーを0.1
〜1000000質量部使用することが好ましく、1〜
1000000質量部使用することがより好ましく、1
〜100000質量部使用することが最も好ましい。
(D)反応性モノマーの使用量が0.1質量部未満であ
ると実質上の添加効果は見られない傾向があり、100
0000質量部以上であると、(A)分子中にオキセタ
ニル基を2個以上、水酸基を1個以上有する脂肪族系ま
たは脂環系化合物中の水酸基の連鎖移動効果が認められ
ない傾向がある。
【0016】本発明の接着材には、本発明の効果を損な
わない範囲内であれば、特開2001−310937号
公報等に記載の公知の各種添加剤、例えば、無機充填
剤、強化材、着色剤、安定剤(熱安定剤、耐候性改良剤
など)、増量剤、粘度調節剤、難燃剤、紫外線吸収剤、
酸化防止剤、変色防止剤、抗菌剤、防黴剤、老化防止
剤、帯電防止剤、可塑剤、滑剤、発泡剤、離型剤などを
添加・混合することができる。
【0017】また、本発明の接着材は、本発明で使用さ
れる(A)分子中にオキセタニル基を2個以上、水酸基
を1個以上有する脂肪族系または脂環系化合物と(B)
硬化剤の相溶性に優れているため、溶媒を使用する必要
がないという特長があるが、(B)硬化剤等の各成分の
性状に合わして、必要に応じて溶媒を使用することもで
きる。使用できる溶媒としては、各成分を混合、分散さ
せることができるものを好適に選択できる。溶媒の具体
例としてはジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、ジ
エチレングリコールジメチルエーテル、トルエン、ベン
ゼン、キシレン、アセトン、メチルエチルケトン、テト
ラヒドロフラン、エチルセロソルブ、エチルセロソルブ
アセテート、ブチルセロソルブ、ジオキサン等が挙げら
れる。溶媒は単独でまたは2種類以上を混合して用いる
ことができる。溶媒の沸点は50℃〜300℃が好まし
く、70〜250℃がより好ましい。溶媒の沸点が50
℃未満では溶媒が飛散しやすく、また300℃を超える
場合には飛散しにくくなる傾向がある。使用する溶媒の
使用量は、特に制限はないが、本発明で使用される
(A)分子中にオキセタニル基を2個以上、水酸基を1
個以上有する脂肪族系または脂環系化合物100質量部
に対して溶媒を0.1〜10000質量部使用すること
が好ましく、1〜10000質量部使用することがより
好ましく、1〜5000質量部使用することが最も好ま
しい。溶媒の使用量が0.1質量部以下であると実質上
の添加効果は見られない傾向があり、10000質量部
以上であると、溶媒の留去に時間を要する傾向がある。
本発明の接着シートは、本発明の接着材を、基材フィル
ム上に塗布、加熱し溶剤を除去することなどによって得
ることができる。本発明の接着シートに用いる基材とし
ては、特に制限は無く、例えば、ポリテトラフルオロエ
チレンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィル
ム、ポイエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、
ポリメチルペンテンフィルム、ポリイミドフィルムなど
のプラスチックフィルム等が挙げられる。
【0018】また、上記接着材を基材フィルム上に塗布
するための溶剤としては、特に限定されないが、フィル
ム作製時の揮発性などを考慮すると、たとえば、メタノ
ール、エタノール、2−メトキシエタノール、2−エト
キシエタノール、2−ブトキシエタノール、メチルエチ
ルケトン、アセトン、メチルイソブチルケトン、トルエ
ン、キシレンなどの比較的低沸点の溶媒を使用するのが
好ましい。また、塗膜性を向上させるなどの目的で、た
とえば、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミ
ド、N−メチルピロリドン、シクロヘキサノンなどの比
較的高沸点の溶媒を使用することもできる。これらの溶
媒は、単独でまたは2種類以上を組み合わせて使用する
ことができる。
【0019】無機フィラを添加した際の接着材の製造に
は、無機フィラの分散性を考慮して、らいかい機、3本
ロール、ボールミル及びビーズミルなどを使用するのが
好ましく、また、これらを組み合わせて使用することも
できる。また、無機フィラと低分子量の原料をあらかじ
め混合した後、高分子量の原料を配合することによっ
て、混合する時間を短縮することもできる。また、真空
脱気等によって接着材中の気泡を除去することもでき
る。基材フィルムへの接着材の塗布方法としては、公知
の方法を用いることができ、例えば、ナイフコート法、
ロールコート法、スプレーコート法、グラビアコート
法、バーコート法、カーテンコート法等が挙げられる。
【0020】接着シートの厚みは、特に制限はないが、
接着材、基材ともに5〜250μmが好ましい。5μm
より薄いと応力緩和効果が乏しくなる傾向があり、25
0μmより厚いと経済的でなくなる上に、表示装置の小
型化の要求に応えられない。また、本発明の接着シート
は、所望の厚さを得るために、接着シートの接着材層側
に、別途作成した接着材層を2枚以上貼り合わせること
もできる。この場合には、接着材層同士の剥離が発生し
ないような貼り合わせ条件が必要である。
【0021】本発明の接着材は、放射線照射のみだけで
なく放射線照射と同時あるいは放射線照射後に加熱を併
用しても良い。加熱を併用することにより、より低温短
時間での接着力低下が可能となる。加熱温度は、接着材
の分解点以下であれば特に制限は受けないが、30〜2
00℃の温度が好ましい。
【0022】以下本発明に係る接着材の使用方法につい
て一例を説明する。接着材がペースト状の場合、表示素
子基板上の表示素子の周囲に幅約2mmとなるように、
ディスペンサなどの印刷・塗布装置を用いて、接着材を
塗布し、乾燥した後、表示素子保護基板を積層する。表
示素子基板と表示素子保護基板を接着材により接合する
ために、積層された状態で、少なくとも接着材付着箇所
に、放射線を照射し、接着材を硬化させる。接着材を塗
布し、乾燥する際の温度は、常圧で行う場合には、室温
以上の温度で行うのが好ましいが、表示素子を破壊しな
い温度であることが望ましく、30〜200℃の範囲で
行う必要がある。表示素子基板を積層する場合の積層方
法としては、ラミネータ等の圧着装置を使用することが
好ましい。接合する際の放射線としては、紫外線(U
V)、赤外線(IR)、電子線(EB)、超音波などが
あるが、これらを併用して使用しても良い。接着材層へ
の放射線照射は、表示素子基板又は表示素子保護基板の
いずれの側からも行うことができるが、前記基板が放射
線を透過しない性質を有する場合、透過する基板側から
放射線を透過する必要がある。また、いずれの基板も放
射線を透過するのもである場合には、双方から同時に照
射することもできる。放射線の照射量は結果として充分
な硬化反応が進行すればその照射量に特に制限はない
が、おおむね1mJ/cm〜500000mJ/cm
である。さらに、放射線の照射は1回または2回以上
行うことができ、それぞれの放射線の照射条件は同一で
もよく、異なっていてもよい。
【0023】反応圧力は特に制限されるものではなく、
減圧、常圧および加圧のいずれの状態下においても実施
可能である。
【0024】加熱時間、放射線を照射する時間すなわち
硬化時間は、(A)分子中にオキセタニル基を2個以
上、水酸基を1個以上有する脂肪族系または脂環系化合
物および(B’)硬化剤の種類および仕込み量、反応温
度および放射線の強度などの硬化条件によって異なる
が、通常、0.1秒〜50時間であり、好ましくは0.
1分〜10時間、より好ましくは1分〜5時間であるこ
とが望ましい。硬化時間が0.1秒より短いと、重合反
応が進行しないため、硬化性は低下する傾向がある。ま
た、硬化時間が、50時間をこえると劣化による品質の
低下を招く傾向がある。
【0025】また、酸素の影響による望ましくない反応
を防止するために、不活性ガス雰囲気下で行うことが好
ましい。不活性ガスとしては、窒素ガスのほか、アルゴ
ンガスやヘリウムガスなどの希ガスを使用してもよい。
【0026】
【実施例】以下、本発明を実施例によって具体的に説明
する。
【0027】(合成例1) [3,3,18,18−ビス(3−オキサシクロブチリ
デン)−7,14−ジヒドロキシ−5,9,12,16
−テトラオキサイコサン(II)の合成]
【0028】
【化5】
【0029】500ml反応容器を乾燥窒素で置換し、
水素化ナトリウム(60%油性)0.9g(22mmo
l)、N,N−ジメチルホルムアミド100mlを加
え、この懸濁液を0℃に冷却した。そこへ、3−エチル
−3−(ヒドロキシメチル)オキセタン2.6g(22
mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド50ml溶
液をゆっくりと加えた後、反応混合物を0℃で30分間
かく拌した。その後、エチレングリコールジグリシジル
エーテル1.7g(10mmol)のN,N−ジメチル
ホルムアミド50ml溶液を滴下し、反応液を40℃に
昇温しながら乾燥窒素気流下6時間撹拌した。反応液を
水中に投じ、クロロホルムで抽出した。抽出液は無水硫
酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーによって精製し、3,3,1
8,18−ビス(3−オキサシクロブチリデン)−7,
14−ジヒドロキシ−5,9,12,16−テトラオキ
サイコサン(II)2.8gを得た(収率70%)。
【0030】(合成例2) [3,3,16,16−ビス(3−オキサシクロブチリ
デン)−7,12−ジヒドロキシ−5,14−ジオキサ
オクタデカン(III)の合成]
【0031】
【化6】
【0032】500ml反応容器を乾燥窒素で置換し、
水素化ナトリウム(60%油性)0.9g(22mmo
l)、N,N−ジメチルホルムアミド100mlを加
え、この懸濁液を0℃に冷却した。そこへ、3−エチル
−3−(ヒドロキシメチル)オキセタン2.6g(22
mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド50ml溶
液をゆっくりと加えた後、反応混合物を0℃で30分間
かく拌した。その後、1,2,7,8−ジエポキシオク
タン1.4g(10mmol)のN,N−ジメチルホル
ムアミド50ml溶液を滴下し、反応液を80℃に昇温
しながら乾燥窒素気流下6時間撹拌した。反応液を水中
に投じ、クロロホルムで抽出した。抽出液は無水硫酸ナ
トリウム上で乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーによって精製し、3,3,16,
16−ビス(3−オキサシクロブチリデン)−7,12
−ジヒドロキシ−5,14−ジオキサオクタデカン(I
II)3.0gを得た(収率80%)。
【0033】(製造例1)3,3,18,18−ビス
(3−オキサシクロブチリデン)−7,14−ジヒドロ
キシ−5,9,12,16−テトラオキサイコサン(I
I)1.0g、三新化学工業株式会社製潜在性カチオン
重合性触媒サンエイドSI−100L(IV)0.02
gを混合し、粘接着剤ワニス(A)を得た。
【0034】
【化7】
【0035】(製造例2)3,3,16,16−ビス
(3−オキサシクロブチリデン)−7,12−ジヒドロ
キシ−5,14−ジオキサオクタデカン(III)1.
0g、三新化学工業株式会社製潜在性カチオン重合性触
媒サンエイドSI−100L(IV)0.02gを混合
し、粘接着剤ワニス(B)を得た。
【0036】(製造例3)3,3,18,18−ビス
(3−オキサシクロブチリデン)−7,14−ジヒドロ
キシ−5,9,12,16−テトラオキサイコサン(I
I)1.0g、旭電化工業株式会社製潜在性カチオン重
合性触媒アデカオプトンSP−170(V)0.02g
を混合し、粘接着剤ワニス(C)を得た。
【0037】
【化8】
【0038】(製造例4)3,3,16,16−ビス
(3−オキサシクロブチリデン)−7,12−ジヒドロ
キシ−5,14−ジオキサオクタデカン(III)1.
0g、旭電化工業株式会社製潜在性カチオン重合性触媒
アデカオプトンSP−170(V)0.02gを混合
し、粘接着剤ワニス(D)を得た。
【0039】粘接着剤ワニス(A)〜(D)は、均一で
相溶性に優れており、溶媒を用いる必要は無い。 (実施例1)製造例1で得た粘接着剤ワニス(A)10
0質量部に対して、200℃の真空乾燥機にて1時間処
理したシリカ超微粒フィラ(シーアイ化成製NanoT
ekSiO2)10質量部を加え、泡取り錬太郎(シン
キー社製AR−250)にて混錬し、攪拌・脱泡を行
い、接着材(A)を得た。 (実施例2)製造例2で得た粘接着剤ワニス(B)10
0質量部に対して、200℃の真空乾燥機にて1時間処
理したシリカ超微粒フィラ(シーアイ化成製NanoT
ekSiO2)11質量部を加え、泡取り錬太郎(シン
キー社製AR−250)にて混錬し、攪拌・脱泡を行
い、接着材(B)を得た。 (実施例3)製造例3で得た粘接着剤ワニス(C)10
0質量部に対して、200℃の真空乾燥機にて1時間処
理したシリカ超微粒フィラ(シーアイ化成製NanoT
ekSiO2)10質量部を加え、泡取り錬太郎(シン
キー社製AR−250)にて混錬し、攪拌・脱泡を行
い、接着材(C)を得た。
【0040】(実施例4)製造例4で得た粘接着剤ワニ
ス(D)100質量部に対して、200℃の真空乾燥機
にて1時間処理したシリカ超微粒フィラ(シーアイ化成
製NanoTekSiO2)11質量部を加え、泡取り
錬太郎(シンキー社製AR−250)にて混錬し、攪拌
・脱泡を行い、接着材(D)を得た。 (実施例5)接着材(A)とメチルエチルケトンとの混
合物を、厚さ50μmのポリエチレンテレフタレート
(帝人(株)製、テイジンテトロンフィルム:G2−5
0)上に塗布し、110℃で5分間加熱乾燥して、基材
(ポリエチレンテレフタレートフィルム)を備えた膜厚
が20μmの接着シート(基材を除いた接着シートの厚
みが20μm)(接着シートA)を作製した。 (実施例6)接着材(B)とメチルエチルケトンとの混
合物を、厚さ50μmのポリエチレンテレフタレート
(帝人(株)製、テイジンテトロンフィルム:G2−5
0)上に塗布し、110℃で5分間加熱乾燥して、基材
(ポリエチレンテレフタレートフィルム)を備えた膜厚
が20μmの接着シート(基材を除いた接着シートの厚
みが20μm)(接着シートB)を作製した。 (実施例7)接着材(C)とメチルエチルケトンとの混
合物を、厚さ50μmのポリエチレンテレフタレート
(帝人(株)製、テイジンテトロンフィルム:G2−5
0)上に塗布し、110℃で5分間加熱乾燥して、基材
(ポリエチレンテレフタレートフィルム)を備えた膜厚
が20μmの接着シート(基材を除いた接着シートの厚
みが20μm)(接着シートC)を作製した。
【0041】(実施例8)接着材(D)とメチルエチル
ケトンとの混合物を、厚さ50μmのポリエチレンテレ
フタレート(帝人(株)製、テイジンテトロンフィル
ム:G2−50)上に塗布し、110℃で5分間加熱乾
燥して、基材(ポリエチレンテレフタレートフィルム)
を備えた膜厚が20μmの接着シート(基材を除いた接
着シートの厚みが20μm)(接着シートD)を作製し
た。 (実施例9)表示素子保護基板上の周囲に、幅2mmで
接着材(A)をディスペンサを用いて塗布し、接着材
(A)に、(株)オーク製作所製UV−330 HQP
−2型露光機を使用して500mJ/cm2の露光量で
光照射した。乾燥窒素雰囲気下で、光照射を受けた接着
材(A)層が表示素子基板の表示素子形成領域周囲と向
き合うように配置し、表示素子基板と表示素子保護基板
を圧着した後、90℃で1時間加熱し、表示素子基板と
表示素子保護基板を接合した。 (実施例10)表示素子保護基板上の周囲に、幅2mm
で接着シートAをラミネートして貼り付けた後、接着シ
ートAに、(株)オーク製作所製UV−330 HQP
−2型露光機を使用して500mJ/cm2の露光量で
光照射した。乾燥窒素雰囲気下で、光照射を受けた接着
シートA層が表示素子基板の表示素子形成領域周囲と向
き合うように配置し、表示素子基板と表示素子保護基板
を圧着した後、90℃で1時間加熱し、表示素子基板と
表示素子保護基板を接合した。
【0042】(実施例11)表示素子保護基板上の周囲
に、幅2mmで接着材(B)をディスペンサを用いて塗
布し、接着材(B)に、(株)オーク製作所製UV−3
30 HQP−2型露光機を使用して500mJ/cm
2の露光量で光照射した。乾燥窒素雰囲気下で、光照射
を受けた接着材(B)層が表示素子基板の表示素子形成
領域周囲と向き合うように配置し、表示素子基板と表示
素子保護基板を圧着した後、90℃で1時間加熱し、表
示素子基板と表示素子保護基板を接合した。 (実施例12)表示素子保護基板上の周囲に、幅2mm
で接着シートBをラミネートして貼り付けた後、接着シ
ートBに、(株)オーク製作所製UV−330 HQP
−2型露光機を使用して500mJ/cm2の露光量で
光照射した。乾燥窒素雰囲気下で、光照射を受けた接着
シートB層が表示素子基板の表示素子形成領域周囲と向
き合うように配置し、表示素子基板と表示素子保護基板
を圧着した後、90℃で1時間加熱し、表示素子基板と
表示素子保護基板を接合した。 (実施例13)表示素子保護基板上の周囲に、幅2mm
で接着材(C)をディスペンサを用いて塗布し、接着材
(C)に、(株)オーク製作所製UV−330 HQP
−2型露光機を使用して500mJ/cm2の露光量で
光照射した。乾燥窒素雰囲気下で、光照射を受けた接着
材(C)層が表示素子基板の表示素子形成領域周囲と向
き合うように配置し、表示素子基板と表示素子保護基板
を圧着した後、90℃で1時間加熱し、表示素子基板と
表示素子保護基板を接合した。
【0043】(実施例14)表示素子保護基板上の周囲
に、幅2mmで接着シートCをラミネートして貼り付け
た後、接着シートCに、(株)オーク製作所製UV−3
30 HQP−2型露光機を使用して500mJ/cm
2の露光量で光照射した。乾燥窒素雰囲気下で、光照射
を受けた接着シートC層が表示素子基板の表示素子形成
領域周囲と向き合うように配置し、表示素子基板と表示
素子保護基板を圧着した後、90℃で1時間加熱し、表
示素子基板と表示素子保護基板を接合した。 (実施例15)表示素子保護基板上の周囲に、幅2mm
で接着材(D)をディスペンサを用いて塗布し、接着材
(D)に、(株)オーク製作所製UV−330 HQP
−2型露光機を使用して500mJ/cm2の露光量で
光照射した。乾燥窒素雰囲気下で、光照射を受けた接着
材(D)層が表示素子基板の表示素子形成領域周囲と向
き合うように配置し、表示素子基板と表示素子保護基板
を圧着した後、90℃で1時間加熱し、表示素子基板と
表示素子保護基板を接合した。 (実施例16)表示素子保護基板上の周囲に、幅2mm
で接着シートDをラミネートして貼り付けた後、接着シ
ートDに、(株)オーク製作所製UV−330 HQP
−2型露光機を使用して500mJ/cm2の露光量で
光照射した。乾燥窒素雰囲気下で、光照射を受けた接着
シートD層が表示素子基板の表示素子形成領域周囲と向
き合うように配置し、表示素子基板と表示素子保護基板
を圧着した後、90℃で1時間加熱し、表示素子基板と
表示素子保護基板を接合した。 (試験例1)実施例9〜16で得られた表示装置を85
℃85%RH条件下に50時間保存する前後での、表示
装置としての表示品位を評価した。結果を表1に示す。
【0044】(比較例1)実施例9において、接着材
(A)の替わりに、スリーボンド社製30Y−296G
を用い、実施例9と同様の操作を行い、表示素子基板と
表示素子保護基板を接合した。得られた表示装置を試験
例1と同様の条件で評価した結果を表1に合わせて示
す。
【0045】
【表1】
【0046】
【発明の効果】請求項1〜4記載の接着材は、比較的低
温で表示素子基板と表示素子保護基板を接合できるだけ
でなく、高い酸素、水分不透過性に優れるものである。
請求項5記載の接着シートは、請求項1〜4記載の発明
の効果に加え、作業性に優れるものである。請求項6記
載の表示装置は、高品位で、高信頼性を有するものであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松谷 寛 茨城県つくば市和台48 日立化成工業株式 会社総合研究所内 (72)発明者 佐藤 和也 茨城県つくば市和台48 日立化成工業株式 会社総合研究所内 Fターム(参考) 4J004 AA11 AB05 AB07 CA04 CA06 4J005 AA07 BA00 BB01 4J040 EE021 GA03 GA05 HA116 HA196 HA206 HA296 HA326 HB11 HB22 HB36 HD03 KA12 KA13 KA16 KA42 NA17 PA23

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)分子中にオキセタニル基を2個以
    上、水酸基を1個以上有する脂肪族系または脂環系化合
    物、(B)硬化剤および(C)超微細フィラを含有する
    接着材。
  2. 【請求項2】 (A)分子中にオキセタニル基を2個以
    上、水酸基を1個以上有する脂肪族系または脂環系化合
    物が、下記一般式(1)または一般式(2)で表される
    化合物である請求項1に記載の接着材。 【化1】 (ここで、Qは酸素または硫黄原子を示し、Rは水素
    原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のパー
    フルオルアルキル基又はアリル基を示し、pは0〜6の
    整数を示し、Rはnの値に対応する2〜6価の脂肪族
    系または脂環系有機基を示し、nは2〜6の整数を示
    す) 【化2】 (ここで、Qは酸素または硫黄原子を示し、Rは水素
    原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のパー
    フルオルアルキル基又はアリル基を示し、Rはオキセ
    タニル基を有し、環を形成可能な二価の脂肪族系または
    脂環系で置換されていてもよい脂肪族系有機基を示し、
    pは0〜6の整数を示す)
  3. 【請求項3】 (B)硬化剤が、(B1)カチオン重合
    性触媒である請求項1〜2記載の接着材。
  4. 【請求項4】 (B1)カチオン重合性触媒が、(B
    2)潜在性カチオン重合性触媒である請求項1〜3記載
    の接着材。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4記載の接着材をシート状に
    形成してなる接着シート。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5記載の接着材又は接着シー
    トを用いて、表示素子基板と表示素子保護基板とを接合
    した表示装置。
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