JP2003191781A5 - - Google Patents
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【0002】
【従来の技術】
自動車用フロアカーペットは、通常、タフトカーペットやニードルパンチカーペットからなり、該カーペットを自動車内部の床面全体に敷設して接着し、車内の美観を高めて快適な車内空間を演出している。しかし、このフロアカーペットには、現在、耐摩耗性が高くて比較的安価なニードルパンチカーペットを使用することが多く、該カーペットを落ち着いた色に着色して車内環境と調和させる。ニードルパンチカーペットは、フロアカーペットとして遮水性が比較的低いため、車内で水やジュースなどをこぼすと車床の鉄板が錆びて強度が落ち、最悪の事態で床が抜けるなどの事故発生の要因となりやすいことが指摘されていた。
【従来の技術】
自動車用フロアカーペットは、通常、タフトカーペットやニードルパンチカーペットからなり、該カーペットを自動車内部の床面全体に敷設して接着し、車内の美観を高めて快適な車内空間を演出している。しかし、このフロアカーペットには、現在、耐摩耗性が高くて比較的安価なニードルパンチカーペットを使用することが多く、該カーペットを落ち着いた色に着色して車内環境と調和させる。ニードルパンチカーペットは、フロアカーペットとして遮水性が比較的低いため、車内で水やジュースなどをこぼすと車床の鉄板が錆びて強度が落ち、最悪の事態で床が抜けるなどの事故発生の要因となりやすいことが指摘されていた。
一方、遮水性が高い素材であるビニルシートをそのままフロアカーペットとして用いると、自動車内部が安っぽくなるうえに、遮音性が低いので自動車内部で音がこもって車内環境が悪化してしまう。このような遮水性と遮音性の問題を改善するために、従来のフロアカーペットでは、図8に示すように、薄いフェルト材Aと、厚さ200μm程度のビニルシートBとを熱接着した2層構造を有する。
本発明は、従来のフロアカーペットに関する耐熱性および機械的性質の点を改善するために提案されたものであり、自動車用として加熱成形時の熱変形および寸法変化が小さいフロアカーペットを提供することを目的としている。本発明の他の目的は、吸音率や耐摩耗性も良好で比較的安価な自動車用フロアカーペットを提供することである。
フロアカーペット1は、フェルト材2の存在によって吸音特性が良好であり、車内装材として高い遮音効果を有するうえに、適宜の着色によって車内装材としての調和を保っている。表側のフェルト材2は感触性が良好であり、カーペット自体が比較的屈曲しやすいので、自動車の床面にフィットさせやすく、コーナー部における皺発生も回避できる。
フロアカーペット1は、フェルト材2で適度のクッション性を有するとともに、下側に極薄のプラスチックフィルム3が存在することによって遮水性と防水性に富んでいる。また、フロアカーペット1は、苛酷な使用環境において耐摩耗性や引っ張り強度などの機械的性質も比較的優れている。
図7から明らかなように、実施例1は、全ての音域において現行品よりも優れた吸音性を有する。特に、実施例1は、遮音性の評価目安である500〜2000Hzにおいて比較例1および比較例2よりも優れている。
実施例1は、重さを適宜調整すれば、全ての項目において自動車の規格に適合する。実施例1は、熱収縮性および耐摩耗性において現行品よりきわめて優れており、比較例1、2に対しては接着性および吸音性に優れ、当然のことながら遮水効果もあることから、自動車用のフロアカーペットとしてきわめて好適である。
【0044】
【発明の効果】
本発明に係るフロアカーペットは、薄いフェルト材および極薄のプラスチックフィルムの介在によって軽く、遮水性および遮音性を高めるとともに加熱成形時に熱変形と寸法変化が小さい。このフロアカーペットは、成形加工がしやすいうえに、接着性および耐摩耗性についても優れた性能を有する。本発明で用いるプラスチックフィルムは、非常に薄いので全体重量に与える影響が少なく、貼り合わせ時に多数の小孔が穿孔されないので遮水性が良好であり、床全面に使用してもフロアカーペットの全体重量はそれほど増加しない。
【発明の効果】
本発明に係るフロアカーペットは、薄いフェルト材および極薄のプラスチックフィルムの介在によって軽く、遮水性および遮音性を高めるとともに加熱成形時に熱変形と寸法変化が小さい。このフロアカーペットは、成形加工がしやすいうえに、接着性および耐摩耗性についても優れた性能を有する。本発明で用いるプラスチックフィルムは、非常に薄いので全体重量に与える影響が少なく、貼り合わせ時に多数の小孔が穿孔されないので遮水性が良好であり、床全面に使用してもフロアカーペットの全体重量はそれほど増加しない。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001395851A JP3956197B2 (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | 自動車用フロアカーペットの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2001395851A JP3956197B2 (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | 自動車用フロアカーペットの製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2003191781A JP2003191781A (ja) | 2003-07-09 |
JP2003191781A5 true JP2003191781A5 (ja) | 2005-05-26 |
JP3956197B2 JP3956197B2 (ja) | 2007-08-08 |
Family
ID=27602119
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JP2001395851A Expired - Lifetime JP3956197B2 (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | 自動車用フロアカーペットの製造方法 |
Country Status (1)
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