JP2003191746A - 流体加熱装置、並びにこれを用いた熱機関の始動補助装置及び暖房装置 - Google Patents

流体加熱装置、並びにこれを用いた熱機関の始動補助装置及び暖房装置

Info

Publication number
JP2003191746A
JP2003191746A JP2001396034A JP2001396034A JP2003191746A JP 2003191746 A JP2003191746 A JP 2003191746A JP 2001396034 A JP2001396034 A JP 2001396034A JP 2001396034 A JP2001396034 A JP 2001396034A JP 2003191746 A JP2003191746 A JP 2003191746A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
pump
heat engine
temperature
fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001396034A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3918553B2 (ja
Inventor
Masashi Takagi
正支 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2001396034A priority Critical patent/JP3918553B2/ja
Publication of JP2003191746A publication Critical patent/JP2003191746A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3918553B2 publication Critical patent/JP3918553B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分に高い温度まで空気の温度を上昇させる
流体加熱装置を提供する。 【解決手段】 エアポンプ21から吐出する空気を絞り
24にて絞って昇温させるとともに、この絞った空気を
エアポンプ21と絞り24との間で再循環させる。これ
により、十分に高い温度まで空気の温度を上昇させるこ
とができるので、例えばエンジン10の吸気加熱装置2
0にも適用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体を加熱する流
体加熱装置に関するもので、熱機関の吸気加熱する熱機
関の始動補助装置又は暖房装置に適用して有効である。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】流体加
熱装置として、例えば特開平8−34320号公報に記
載の発明では、エアポンプから吹き出す空気をノズルで
絞って空気の温度を上昇させている。
【0003】しかし、発明者の検討によると、上記公報
に記載の発明では、十分に高い温度まで流体を昇温させ
ることが難しいことが解った。
【0004】本発明は、上記点に鑑み、十分に高い温度
まで流体を昇温させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1に記載の発明では、流体を循環
させるポンプ(21)と、ポンプ(21)から吐出され
た流体をポンプ(21)の吸入側に戻す再循環管(2
3)と、再循環管(23)内に設けられ、流体流れを絞
って流体温度を上昇させる絞り手段(24)とを備える
ことを特徴とする。
【0006】これにより、ポンプ(21)から吐出され
る流体は、絞り手段(24)とポンプ(21)との間を
再循環するので、ポンプ(21)から供給される流体の
温度は、ポンプ(21)の稼動時間の比例するように上
昇していく。したがって、流体の温度を十分に高い温度
まで上昇させることができる。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の流体加熱装置にて熱機関(10)に吸入される燃焼
用空気を加熱することを特徴とする。
【0008】これにより、熱機関(10)の始動性を向
上させることが可能となる。
【0009】請求項3に記載の発明では、再循環管(2
3)のうちポンプ(21)の吐出側に接続された部分
が、熱機関(10)の排気を熱機関(10)の吸気側に
戻す排気再循環管(51)に連結されており、さらに、
絞り手段(24)は、再循環管(23)のうちポンプ
(21)の吐出側に接続された部分に設けられているこ
とを特徴とする。
【0010】これにより、排気再循環管(51)を利用
して、ポンプ(212)から供給された空気を熱機関
(10)の各気筒に分配することができるので、流体加
熱装置を利用した吸気加熱装置にて加熱された空気を各
気筒に確実に分配することができるとともに、加熱され
た空気を分配するための分配器を廃止することができ、
吸気加熱装置の製造原価低減を図ることができる。
【0011】請求項4に記載の発明では、少なくとも熱
機関(10)の始動時には、ポンプ(21)は、熱機関
(10)と異なる駆動源(22)にて駆動されることを
特徴とする。
【0012】これにより、熱機関(10)の始動時であ
っても、確実、かつ、安定的に加熱された空気を熱機関
に供給するできる。
【0013】請求項5に記載の発明では、ポンプ(2
1)から吐出された空気を熱機関(10)の排気側に供
給する二次空気供給手段(31、32)を備えることを
特徴とする。
【0014】これにより、例えば熱機関(10)の排気
側に設けられた触媒や燃焼機等にポンプ(21)の空気
を供給することができるので、触媒や燃焼機等に空気を
供給するエアポンプを廃止することができる。したがっ
て、部品点数を低減することができ、製造原価低減を図
りつつ、搭載スペースを改善することができる。
【0015】請求項6に記載の発明では、再循環管(2
3)のうちポンプ(21)の吐出側に接続された部分に
は、熱機関(10)の吸気側とポンプ(21)の吐出側
との圧力差が所定圧力差以上となったときに開く差圧弁
(25)が設けられていることを特徴とする。
【0016】これにより、ポンプ(21)から吐出され
た空気を熱機関(10)の排気側に供給する場合と、熱
機関(10)の吸気側に供給する場合とを確実に切り換
えることができる。
【0017】請求項7に記載の発明では、差圧弁(2
5)と絞り手段(24)とが一体化されていることを特
徴とする。
【0018】これにより、流体加熱装置を利用した吸気
加熱装置の組み付け工数を低減することができる。
【0019】請求項8に記載の発明では、ポンプ(2
1)から熱機関(10)の排気側に供給された空気が、
ポンプ(21)側に逆流することを防止する逆止弁(3
3)を備えることを特徴とする。
【0020】これにより、熱機関(10)の排気圧によ
りポンプ(21)から送風された空気が逆流してしまう
ことを防止できる。
【0021】請求項9に記載の発明では、請求項1に記
載の流体加熱装置にて室内に吹き出す空気を加熱するこ
とを特徴とする。
【0022】これにより、高い温度の空気を暖房用とし
て供給することができる。
【0023】請求項10に記載の発明では、駆動源(2
2)の動力をポンプ(21)に伝達する継ぎ手(26)
は、自身の温度が上昇すると伝達する動力が低下する温
度式継ぎ手であることを特徴とする。
【0024】これにより、継ぎ手(26)の温度が高
く、暖房の必要性が低いときには、自動的にポンプ(2
1)の稼働率が低下するので、効率よく暖房補助を行う
ことができる。
【0025】請求項11に記載の発明では、絞り手段
(24)より空気流れ下流側の空気通路には、吸音材
(64)が設けられていることを特徴とする。
【0026】これにより、絞り手段(24)にて発生し
た騒音を効率よく吸収することができる。
【0027】因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
【0028】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本実施形態は、
本発明に係る流体加熱装置を熱機関の始動補助装置に適
用したものであって、図1は本実施形態に係る車両用熱
機関の始動補助装置の模式図である。
【0029】ディーゼル式のエンジン10は、空気を吸
入圧縮してその圧縮した空気中で燃料を爆発させること
により機械的動力を発生させる熱機関であり、吸気管1
1はエンジン10に燃焼用の空気、すなわち吸気を供給
するものであり、排気管12はエンジン10から排出さ
れる排気を大気中に放出するためのものである。
【0030】なお、排気管12には、排気を酸化還元す
ることにより排気を浄化する三元触媒12aや排気を低
減するマフラー等が設けられている。
【0031】ウエスコ式のエアポンプ21は、エンジン
10と異なる駆動源である電動式のモータ22により駆
動されて空気を循環させるものであり、吐出管23aは
エアポンプ21の吐出側21aと吸気管11とを繋ぐ空
気通路を構成するものであり、吸入管23bはエアポン
プ21の吸入側21bと吸気管11とを繋ぐ空気通路を
構成するものである。
【0032】そして、本実施形態では、吐出管23a、
吸入管23b及び吸気管11のうち吐出管23aと吸入
管23bとを繋ぐ部分により、エアポンプ21から吐出
された空気をエアポンプ21の吸入側21bに戻す再循
環管23が構成され、この再循環管23、エアポンプ2
1、モータ22及び後述する絞り24にて本実施形態に
係る流体加熱装置、すなわち吸気加熱装置20が構成さ
れている。
【0033】なお、吐出管23aは、吸気管11のうち
インテークマニホールドの分岐部分より吸気流れ上流側
の部位に接続され、吸入管23bは吸気管11のうち吐
出管23aとの接続部位より吸気流れ上流側の部位に接
続されている。
【0034】また、絞り24は、再循環管23のうち吐
出管23a内に設けられて空気流れを絞って空気を圧縮
する、開度が固定された固定絞り型の絞り手段であり、
この絞り24の空気流れ下流側には、エンジン10の吸
気側とエアポンプ21の吐出側との圧力差が所定圧力差
以上となったときに開く差圧弁25が設けられている。
【0035】二次空気供給管31は、エアポンプ21か
ら吐出された空気を排気管12のうち三元触媒12aよ
り排気流れ上流側に供給する管であり、二次空気弁32
は、二次空気供給管31の連通状態を制御する電磁弁で
あり、この二次空気弁32及び二次空気供給管31によ
りエアポンプ21から吐出された空気をエンジン10の
排気側に供給する二次空気供給手段が構成されている。
【0036】なお、二次空気弁32及びモータ22は、
エンジン10を制御する制御装置により制御される。
【0037】次に、本実施形態に係る始動補助装置の特
徴的作動及びその効果を述べる。
【0038】エンジン10の始動スイッチが投入され、
クランキングを行うべくスタータモータが駆動されると
同時に、二次空気弁32を閉じた状態でモータ22を稼
動させる。
【0039】これにより、エアポンプ21が稼動して差
圧弁25前後の圧力差が所定圧力差以上となると、差圧
弁25が開いてエアポンプ21から吐出された空気が吸
気管11に向けて流れるので、エアポンプ21から吹き
出す空気は、絞り24にて圧縮されるように絞られて温
度が上昇する。
【0040】このとき、吸気管11には、絞り24にて
絞られて温度が上昇した空気が流入し、その流入した空
気の一部はエンジン10に吸入されるが、その他の空気
は吸入管23bからエアポンプ21に吸入されるため、
エアポンプ21から吐出される空気の一部は、絞り24
とエアポンプ21との間を再循環する。
【0041】したがって、エアポンプ21、つまり空気
加熱装置から吸気管11に供給される空気の温度は、エ
アポンプ21の稼動時間の比例するように上昇していく
ので、吸気の温度を十分に高い温度まで上昇させること
ができ、エンジン10の始動性を向上させることができ
る。
【0042】因みに、エアポンプ21から吸気管11に
供給される空気の流量がエンジン10に吸入される空気
の流量より多いことに加えて、エンジン10の吸気バル
ブは、吸気行程以外のタイミングでは閉じて間欠的に空
気を吸入するのに対して、エアポンプ21は、エンジン
10の吸入作動に比べると連続的に空気を供給するの
で、エアポンプ21から吸気管11に供給された空気の
少なくとも一部は、エアポンプ21に再吸入される。し
たがって、エアポンプ21から吐出される空気の一部
は、通常、必ず絞り24とエアポンプ21との間を再循
環する。
【0043】なお、図2はクランキングと吸気の温度と
の関係を示すグラフであり、吸気を燃焼器又はセラミッ
クヒータで加熱した場合には、クランキングが停止する
と、吸気に熱を与えることができないので、吸気温度が
大きく低下するのに対して、本実施形態では、空気を再
循環させるので、クランキングが停止しても吸気温度が
大きく低下することがない。したがって、確実に吸気温
度を上昇させることができるので、エンジン10の始動
性を確実に向上させることができる。
【0044】また、エンジン10が完全に始動した後に
おいて、三元触媒12aに酸化用の二次空気を供給する
ときには、二次空気弁32を開いた状態でエアポンプ2
1を稼動させる。
【0045】これにより、三元触媒12aに酸化用の二
次空気を供給する送風手段と吸気加熱用の送風手段とを
兼用することができるので、部品点数を低減することが
でき、製造原価低減を図りつつ、搭載スペースを改善す
ることができる。
【0046】因みに、図3はエアポンプ21、絞り24
及び二次空気弁32の流量特性を示す一例であり、図3
から明らかように、差圧弁25の開弁圧力以下で二次空
気弁32を開けば、エアポンプ21から吐出された空気
が吸気管11に流れ込むことなく、排気管12側に流れ
込むことが分かる。
【0047】なお、特開昭63−71410号公報に記
載の発明では、燃焼器の排気をエンジンの吸気側に供給
することにより吸気加熱を行っているが、この発明で
は、吸気中の酸素濃度は低いため、却って、始動性が悪
化するおそれがあるのに対して、本実施形態は、空気を
加熱してエンジン10に供給するので、燃焼に必要な酸
素が足りないといった問題は発生しない。したがって、
圧縮比が低く、始動性の低いエンジンであっても、確実
に着火始動させることができる。
【0048】また、本実施形態では、モータ22にてエ
アポンプ21を稼動させるので、エンジン10の状態、
すなわちクランキング状態によらず、安定して空気をエ
ンジン10に供給することができる。
【0049】(第2実施形態)本実施形態は、図4に示
すように、クランキングを開始する前に吸気加熱装置、
すなわちエアポンプ21を作動させるものである。
【0050】これにより、クランキングを開始すると同
時に高温の空気をエンジン10に供給することができる
ので、エンジン10の始動性を一層向上させることがで
きる。
【0051】(第3実施形態)本実施形態は、図5に示
すように、排気管12内に燃焼器40を搭載した車両に
第1実施形態又は第2実施形態を適用したものである。
【0052】なお、燃焼器40はエンジン10の排気中
の酸素、又は二次空気供給管31から供給された空気中
の酸素を使用して燃焼するもので、燃焼器21内には、
酸化触媒、パティキュレートフィルタ及び窒素吸蔵型触
媒、並びに廃熱を回収する熱交換器が搭載されている。
【0053】したがって、本実施形態では、燃焼器40
用のエアポンプと吸気加熱用のエアポンプ21とを兼用
することができるので、部品点数を低減することがで
き、製造原価低減を図りつつ、搭載スペースを改善する
ことができる。
【0054】(第4実施形態)本実施形態は、図6に示
すように、エンジン10の排気を吸気管11に戻す排気
再循環装置用の排気再循環管51と吐出管23a、すな
わち再循環管23のうちエアポンプ21の吐出側に接続
された部分とを兼用するとともに、エアポンプ21から
排気管12に供給された空気が、エアポンプ21側に逆
流することを防止する逆止弁33を二次空気供給管31
に設けたものである。なお、吸気絞り弁53は排気再循
環装置用のバルブである。
【0055】これにより、排気再循環管51に設けられ
た各気筒にEGR用排気を分配供給する分配管51aを
利用して、エアポンプ21から供給された空気を各気筒
に分配することができるので、吸気加熱装置にて加熱さ
れた空気を各気筒に確実に分配することができるととも
に、加熱された空気を分配するための分配器を廃止する
ことができ、吸気加熱装置の製造原価低減を図ることが
できる。
【0056】なお、分配管51aにて各気筒に分配供給
された空気は、エンジン10の吸気バルブが閉じている
ときに、吸気管11を逆流して吸入管23bに至る。
【0057】また、逆止弁33が設けられているので、
エンジン10の排気圧によりエアポンプ21から送風さ
れた空気が逆流してしまうことを防止できる。
【0058】(第5実施形態)本実施形態は、図7に示
すように、差圧弁25と絞り24とを一体化したもので
ある。具体的には、差圧弁25をバネ等の弾性手段25
aと弁座25bに接触して弁口25cを開閉する弁体2
5dとからなる機械式のバルブとするとともに、弁口2
5cの上流側に設けた絞り24と弁口25cとの間に空
間25eを設けたものである。
【0059】そして、本実施形態では、差圧弁25と絞
り24とを一体化したので、吸気加熱装置の組み付け工
数を低減することができる。
【0060】また、絞り24と弁口25cとの間に空間
25eが設けられているので、空間25eが空気バネ、
つまり緩衝機として機能して、弁体25dが弁座25b
に衝突する際の衝突力を緩和する。したがって、差圧弁
25の作動音、つまり弁体25dが弁座25bに衝突す
る際の衝突音を緩和することができる。
【0061】(第6実施形態)本実施形態は、本発明に
係る流体加熱装置を車両用空調装置に適用したものであ
る。具体的には、図8に示すように、エンジン10の動
力をサーモカップリング26を介してエアポンプ21に
伝達するとともに、絞り24にて加熱された空気を、空
調ケーシング60のうちヒータ61より空気流れ上流側
に供給するようにしたものである。
【0062】ここで、サーモカップリング26は、自身
の温度が上昇すると伝達する動力が低下する温度式継ぎ
手であり、本実施形態では、粘性流体を利用したビスカ
スカップリングの一種を採用している。なお、自身の温
度は、サーモカップリング26の雰囲気温度に影響され
るので、外気温度や空調ケーシング60に導入される空
気温度に応じて変化する。
【0063】また、ヒータ61はエンジン冷却水を熱源
とする加熱手段であり、蒸発器62は蒸気圧縮式冷凍機
の低圧熱交換器で室内に吹き出す空気から吸熱して蒸発
する空気冷却手段である。エアミックスドア63はヒー
タ61を迂回して流れる冷風とヒータ61を通過する温
風との風量割合を長得る調節する温度調節手段である。
そして、絞り24より空気流れ下流側の空気通路内に
は、グラスウール等の吸音材64が貼り付けられてい
る。
【0064】次に、本実施形態の特徴的作動及びその効
果を述べる。
【0065】外気温度や空調ケーシング60に導入され
る空気温度が低下してサーモカップリング26自身の温
度が低下すると、伝達することができる動力が増大する
ので、エアポンプ21が稼動し、上述したように絞り2
4に絞られて温度が上昇した空気が空調ケーシング60
内に流入し室内に吹き出される。
【0066】したがって、外気温度や空調ケーシング6
0に導入される空気温度が低くく、ヒータ61の熱源が
不足する可能性が高いときに、流体加熱装置にて加熱さ
れた空気を暖房用として室内に供給することができる。
【0067】また、外気温度や空調ケーシング60に導
入される空気温度が上昇してサーモカップリング26自
身の温度が上昇すると、伝達することができる動力が減
少するので、エアポンプ21の回転数が低下して吐出風
量及び吐出圧が低下し、流体加熱装置から供給される温
風の温度及び風量が低下していく。
【0068】したがって、外気温度や空調ケーシング6
0に導入される空気温度が高く、ヒータ61の熱源が十
分にあるとき、又は暖房の必要性が低いときには、自動
的にエアポンプ21の稼働率が低下するので、効率よく
暖房補助を行うことができる。
【0069】また、本実施形態では、エアポンプ21の
ポンプ仕事量に相当する熱量を直接空気に与えるので、
効率よく補助暖房を行うことができる。
【0070】また、絞り24より空気流れ下流側の空気
通路に吸音材64が設けられているので、絞り24にて
発生した騒音を効率よく吸収することができる。
【0071】(その他の実施形態)上述の実施形態で
は、エアポンプ21としてウエスコ式のポンプを用いた
が、本発明はこれに限定されるものではなく、その他形
式のポンプであってもよい。
【0072】なお、第1実施形態のごとく、エアポンプ
21を直接駆動する場合には、体積型ポンプではなく、
渦流型のように流体摩擦を用いたポンプを使用すること
が望ましく、一方、第6実施形態のごとく、ビスカスカ
ップリングを介してポンプを駆動する場合には、体積型
ポンプを用いてもよい。
【0073】また、本発明に係る流体加熱装置の適用
は、上述の実施形態に示されたものに限定されるもので
はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る流体加熱装置の模
式図である。
【図2】本発明の第1実施形態におけるクランキングと
加熱温度との関係を示すグラフである。
【図3】本発明の第1実施形態に係るエアポンプの流量
特性を示すグラフである。
【図4】本発明の第2実施形態におけるクランキングと
加熱温度との関係を示すグラフである。
【図5】本発明の第3実施形態に係る流体加熱装置の模
式図である。
【図6】本発明の第4実施形態に係る流体加熱装置の模
式図である。
【図7】本発明の第5実施形態に係る流体加熱装置に適
用される差圧弁の模式図である。
【図8】本発明の第6実施形態に係る流体加熱装置の模
式図である。
【符号の説明】
10…エンジン、11…吸気管、12…排気管、12a
…三元触媒、20…流体(吸気)加熱装置、21…エア
ポンプ、22…モータ、23…再循環管、24…絞り、
25…差圧弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 31/04 F02M 31/04 A G 31/08 301 31/08 301A 35/12 35/12 H

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体を循環させるポンプ(21)と、 前記ポンプ(21)から吐出された流体を前記ポンプ
    (21)の吸入側に戻す再循環管(23)と、 前記再循環管(23)内に設けられ、流体流れを絞って
    流体温度を上昇させる絞り手段(24)とを備えること
    を特徴とする流体加熱装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の流体加熱装置にて熱機
    関(10)に吸入される燃焼用空気を加熱することを特
    徴とする熱機関の始動補助装置。
  3. 【請求項3】 前記再循環管(23)のうち前記ポンプ
    (21)の吐出側に接続された部分が、前記熱機関(1
    0)の排気を前記熱機関(10)の吸気側に戻す排気再
    循環管(51)に連結されており、 さらに、前記絞り手段(24)は、前記再循環管(2
    3)のうち前記ポンプ(21)の吐出側に接続された部
    分に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の
    熱機関の始動補助装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも前記熱機関(10)の始動時
    には、前記ポンプ(21)は、前記熱機関(10)と異
    なる駆動源(22)にて駆動されることを特徴とする請
    求項2又は3のいずれか1つに記載の熱機関の始動補助
    装置。
  5. 【請求項5】 前記ポンプ(21)から吐出された空気
    を前記熱機関(10)の排気側に供給する二次空気供給
    手段(31、32)を備えることを特徴とする請求項2
    ないし4のいずれか1つに記載の熱機関の始動補助装
    置。
  6. 【請求項6】 前記再循環管(23)のうち前記ポンプ
    (21)の吐出側に接続された部分には、前記熱機関
    (10)の吸気側と前記ポンプ(21)の吐出側との圧
    力差が所定圧力差以上となったときに開く差圧弁(2
    5)が設けられていることを特徴とする請求項5に記載
    の熱機関の始動補助装置。
  7. 【請求項7】 前記差圧弁(25)と前記絞り手段(2
    4)とが一体化されていることを特徴とする請求項6に
    記載の熱機関の始動補助装置。
  8. 【請求項8】 前記ポンプ(21)から前記熱機関(1
    0)の排気側に供給された空気が、前記ポンプ(21)
    側に逆流することを防止する逆止弁(33)を備えるこ
    とを特徴とする請求項5ないし7のいずれか1つに記載
    の熱機関の始動補助装置。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の流体加熱装置にて室内
    に吹き出す空気を加熱することを特徴とする暖房装置。
  10. 【請求項10】 駆動源(22)の動力を前記ポンプ
    (21)に伝達する継ぎ手(26)は、自身の温度が上
    昇すると伝達する動力が低下する温度式継ぎ手であるこ
    とを特徴とする請求項9に記載の暖房装置。
  11. 【請求項11】 前記絞り手段(24)より空気流れ下
    流側の空気通路には、吸音材(64)が設けられている
    ことを特徴とする請求項9又は10に記載の暖房装置。
JP2001396034A 2001-12-27 2001-12-27 熱機関の始動補助装置 Expired - Fee Related JP3918553B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001396034A JP3918553B2 (ja) 2001-12-27 2001-12-27 熱機関の始動補助装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001396034A JP3918553B2 (ja) 2001-12-27 2001-12-27 熱機関の始動補助装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003191746A true JP2003191746A (ja) 2003-07-09
JP3918553B2 JP3918553B2 (ja) 2007-05-23

Family

ID=27602252

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001396034A Expired - Fee Related JP3918553B2 (ja) 2001-12-27 2001-12-27 熱機関の始動補助装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3918553B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008106707A (ja) * 2006-10-27 2008-05-08 Denso Corp 内燃機関の吸気加熱装置
JP2015083825A (ja) * 2013-09-20 2015-04-30 愛三工業株式会社 エンジンの低圧ループ式排気還流装置
JP2017150494A (ja) * 2013-09-20 2017-08-31 愛三工業株式会社 エンジンの低圧ループ式排気還流装置
GB2628835A (en) * 2023-04-06 2024-10-09 Caterpillar Inc Thermal management of an internal combustion engine

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008106707A (ja) * 2006-10-27 2008-05-08 Denso Corp 内燃機関の吸気加熱装置
JP2015083825A (ja) * 2013-09-20 2015-04-30 愛三工業株式会社 エンジンの低圧ループ式排気還流装置
JP2017150494A (ja) * 2013-09-20 2017-08-31 愛三工業株式会社 エンジンの低圧ループ式排気還流装置
US9945328B2 (en) 2013-09-20 2018-04-17 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha Low-pressure-loop exhaust recirculation apparatus of engine
GB2628835A (en) * 2023-04-06 2024-10-09 Caterpillar Inc Thermal management of an internal combustion engine

Also Published As

Publication number Publication date
JP3918553B2 (ja) 2007-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090183697A1 (en) Exhaust heat recovery system
US20090020079A1 (en) Circulation system, mixing element
EP0888912A2 (en) Automotive air conditioning system
CN107304725A (zh) 发动机系统以及使用发动机系统控制发动机的方法
JP2001001749A (ja) 車両用空調装置
JPH11200955A (ja) 排気ガス還流装置
WO2006018699A2 (en) Internal egr cooler
US4836445A (en) Vehicle heating system
JP4707145B2 (ja) 吸気加熱装置
JP3918553B2 (ja) 熱機関の始動補助装置
WO2002006646A1 (fr) Moteur a combustion interne comportant un rechauffeur de combustible
JPS6078819A (ja) 燃焼式ヒ−タを備えた車両の暖房装置
JPH0525029B2 (ja)
JPS60259521A (ja) 車両用暖房装置
JP2005016477A (ja) 内燃機関の排気熱回収装置
JPS60244614A (ja) 自動車用空調装置
JP3906581B2 (ja) 車両用暖房装置
JP3255086B2 (ja) 車両の暖房装置
JP3358557B2 (ja) 車両暖房装置
JP7523872B2 (ja) 車両の制御装置
RU2166662C2 (ru) Двигатель внутреннего сгорания с подогревателем, использующим тепло выхлопных газов
JP3906582B2 (ja) 車両用暖房装置
JPS6078817A (ja) 車両の暖房装置
CN116255228A (zh) 废气后处理系统及用于预热催化转化器的方法
JP2995202B2 (ja) エンジン排気の二次空気供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061003

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070123

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees