JP2003190248A - 人体洗浄装置 - Google Patents

人体洗浄装置

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JP2003190248A
JP2003190248A JP2002266075A JP2002266075A JP2003190248A JP 2003190248 A JP2003190248 A JP 2003190248A JP 2002266075 A JP2002266075 A JP 2002266075A JP 2002266075 A JP2002266075 A JP 2002266075A JP 2003190248 A JP2003190248 A JP 2003190248A
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flow rate
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JP2002266075A
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Minoru Sato
稔 佐藤
Kenji Sakamoto
健二 坂元
Makoto Hatakeyama
真 畠山
Yasuo Hamada
靖夫 濱田
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄水に気泡が分散混入した気泡流を吐出す
る人体洗浄装置であって、手動操作による開閉弁の開度
調整を要することなく、安定した洗浄感が得られる人体
洗浄装置を提供する。 【解決手段】 洗浄水貯留タンクと、洗浄水貯留タンク
を密閉する蓋と、一端が洗浄水貯留タンクに連通し他端
が洗浄水貯留タンク外で開口する通水路と、通水路を開
閉する開閉弁とを備え、洗浄水貯留タンクに洗浄水を貯
留し発泡剤を投入した後施蓋して洗浄水貯留タンクを密
閉し、発泡剤と洗浄水とが反応して発生した気体で洗浄
水貯留タンク内部を加圧し、洗浄水に気泡が分散混入し
た気泡流を通水路の前記他端から吐出する人体洗浄装置
であって、通水路の前記他端から吐出する気泡流の流量
を略一定に自動調整する水勢調整手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体洗浄装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開平10−15022号 洗浄水貯留タンクと、洗浄水貯留タンクを密閉する蓋
と、一端が洗浄水貯留タンク内で開口し他端が洗浄水貯
留タンク外で開口する通水路と、通水路を開閉する開閉
弁とを備え、洗浄水貯留タンクに洗浄水を貯留し発泡剤
を投入した後施蓋して洗浄水貯留タンクを密閉し、発泡
剤と洗浄水とが反応して発生した気体で洗浄水貯留タン
ク内部を加圧し、通水路の前記他端から洗浄水に気泡が
分散混入した気泡流を吐出する人体洗浄装置が、特許文
献1に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特許文献1の人体洗浄
装置には、洗浄水貯留タンクの内圧が高い洗浄初期に気
泡流吐出流量が過大になり易く、洗浄水貯留タンクの内
圧が低下した洗浄終期に気泡流吐出流量が過少になり易
いので、手動操作により開閉弁の開度を経時調整しない
限り安定した洗浄感が得られ難いという問題があり、ま
た洗浄初期に必要以上に気泡流が吐出するので洗浄時間
が短いという問題があった。本発明は上記問題に鑑みて
なされたものであり、洗浄水貯留タンクと、洗浄水貯留
タンクを密閉する蓋と、一端が洗浄水貯留タンク内で開
口し他端が洗浄水貯留タンク外で開口する通水路と、通
水路を開閉する開閉弁とを備え、洗浄水貯留タンクに洗
浄水を貯留し発泡剤を投入した後施蓋して洗浄水貯留タ
ンクを密閉し、発泡剤と洗浄水とが反応して発生した気
体で洗浄水貯留タンク内部を加圧し、通水路の前記他端
から洗浄水に気泡が分散混入した気泡流を吐出する人体
洗浄装置であって、手動操作による開閉弁の開度調整を
要することなく安定した洗浄感が得られ、また適正長さ
の洗浄時間が得られる人体洗浄装置を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、洗浄水貯留タンクと、洗浄水貯
留タンクを密閉する蓋と、一端が洗浄水貯留タンクに連
通し他端が洗浄水貯留タンク外で開口する通水路と、通
水路を開閉する開閉弁とを備え、洗浄水貯留タンクに洗
浄水を貯留し発泡剤を投入した後施蓋して洗浄水貯留タ
ンクを密閉し、発泡剤と洗浄水とが反応して発生した気
体で洗浄水貯留タンク内部を加圧し、洗浄水に気泡が分
散混入した気泡流を通水路の前記他端から吐出する人体
洗浄装置であって、通水路の前記他端から吐出する気泡
流の流量を略一定に自動調整する水勢調整手段を備える
ことを特徴とする人体洗浄装置を提供する。本発明に係
る人体洗浄装置においては、通水路の前記他端から吐出
する気泡流の流量が水勢調整手段により略一定に自動的
調整されるので、手動操作による開閉弁の開度調整を要
することなく洗浄初期から洗浄終期まで安定した洗浄感
が得られ、また適正長さの洗浄時間が得られる。
【0005】本発明の好ましい態様においては、水勢調
整手段は、洗浄水貯留タンク内圧が変動しても洗浄水の
吐出流量を略一定にする定流量弁を有する。本発明の好
ましい態様においては、水勢調整手段は、洗浄水貯留タ
ンク内圧が変動しても洗浄水の吐出圧力を略一定にする
調圧弁を有する。定流量弁、調圧弁により、通水路を流
れる洗浄水の流量を略一定に自動調整し、ひいては気泡
流の吐出流量を略一定に自動調整することができる。
【0006】本発明の好ましい態様においては、水勢調
整手段は、洗浄水貯留タンク内圧が変動しても洗浄水の
吐出圧力を略一定にする調圧弁と、洗浄水の吐出流量を
調整する流量調整弁とを有する。調圧弁に流量調整弁を
付加すれば、流量調整弁を手動操作して通水路を流れる
洗浄水の流量を所望値に調整し、ひいては気泡流の吐出
流量を所望値に調整することができる。
【0007】本発明の好ましい態様においては、水勢調
整手段は、ポンプを有する。ポンプにより、通水路を流
れる洗浄水の流量を略一定に自動調整し、ひいては気泡
流の吐出流量を略一定に自動調整することができる。
【0008】本発明の好ましい態様においては、水勢調
整手段は、開閉弁の下流に配設されている。水勢調整手
段の耐圧強度を軽減できる。水勢調整手段と通水路の前
記他端との間の距離が短いので、微細気泡を含む柔らか
な吐水が可能となる。
【0009】本発明の好ましい態様においては、水勢調
整手段は、開閉弁の上流に配設されている。開閉弁の開
弁操作から洗浄水吐出までの待機時間を短縮することが
できる。水勢調整手段に気体を貯留できるので、空気層
を形成するための空間を洗浄水貯留タンク内に作る必要
が無くなり、洗浄水貯留タンクを小型化できる。水勢調
整手段と通水路の前記他端との間の距離が長いので、微
細気泡が合体して形成した粒径の大きな気泡を含む、適
度な刺激のある吐水が可能となる。
【0010】本発明の好ましい態様においては、通水路
の前記他端は、択一的に選択可能な複数の吐水口を形成
している。形態の異なる複数の吐水口から択一的に所望
の吐水口を選択し、所望の態様で洗浄水を吐出させるこ
とができる。本発明の好ましい態様においては、吐水口
毎に吐水口面積が異なる。択一的に流量、流速の異なる
吐水を選択することができる。本発明の好ましい態様に
おいては、吐水口の少なくとも一つは複数の小径穴を有
する。複数の小径穴から吐水することにより、広い面積
の洗浄が可能となる。
【0011】本発明の好ましい態様においては、通水路
の前記他端は、選択数可変の複数の小径穴から成る吐水
口を形成している。所望の数の小径穴を選択することよ
り、所望の流量、流速で所望の範囲を洗浄することがで
きる。
【0012】本発明の好ましい態様においては、人体洗
浄装置は、開閉弁の閉弁時に開閉弁より下流の通水路か
ら残水を排出させる残水排出手段を備える。開閉弁より
下流の通水路内での雑菌の繁殖を防止し、人体洗浄装置
を持ち運ぶ際の水漏れを防止することができる。
【0013】本発明の好ましい態様においては、通水路
の一部は洗浄水貯留タンク内で延在し、当該部分は柔軟
なチューブを有し、通水路の前記一端を形成するチュー
ブの一端の近傍に錘が取り付けられている。通水路の一
端が確実に没水するので、確実に洗浄水を吐水できる。
本発明の好ましい態様においては、錘に浮体が取り付け
られている。通水路の一端が確実に没水するので、確実
に洗浄水を吐水できる。
【0014】本発明の好ましい態様においては、通水路
の前記他端の近傍に複数の可撓性突起が配設されてい
る。頭部を洗浄する場合、可撓性突起により頭皮が刺激
され頭皮の血行が促進される。本発明の好ましい態様に
おいては、通水路の前記他端は、複数の可撓性突起の先
端に配設されている。通水路の前記他端が頭皮に接近す
るので、使用者の快適感が増加する。
【0015】本発明の好ましい態様においては、発泡剤
に、pH調整剤、保湿剤、殺菌剤、香料、消臭剤、界面
活性剤、薬効成分剤の何れかが配合されている。洗浄水
に種々の効果を付加することができる。
【0016】本発明の好ましい態様においては、水勢調
整手段は、洗浄水貯留タンク内圧の増減に応じて洗浄水
の吐出流量を減増させる流量調整弁を有する。洗浄水の
吐出流量と気泡の吐出流量の和である気泡流の吐出流量
は、洗浄水貯留タンク内圧が高く、洗浄水に多量の気体
が溶解し、吐出洗浄水に混入する気泡量が多い洗浄初期
に大となり、洗浄水貯留タンク内圧が低く、洗浄水に溶
解する気体量が少なく、吐出洗浄水に混入する気泡量が
少ない洗浄終期に小となる傾向がある。流量調整弁によ
り、洗浄水貯留タンク内圧の増減に応じて洗浄水の吐出
流量が減増すれば、気泡流の吐出流量が洗浄初期から洗
浄終期まで略一定に維持され、快適な洗浄感が洗浄終期
まで維持される。
【0017】本発明の好ましい態様においては、流量調
整弁は、中心部に小径穴が形成された弾性体の円板を備
えている。洗浄水貯留タンク内圧が増加すると、流量調
整弁の一次圧と二次圧との差圧が増加し、流量調整弁の
面外方向への弾性変形量が増加する。この結果小径穴の
一次圧側端部の縮径量が増加し、流量調整弁を通過する
洗浄水の流量が減少する。洗浄水貯留タンク内圧が減少
すると、流量調整弁の一次圧と二次圧との差圧が減少
し、流量調整弁の面外方向への弾性変形量が減少する。
この結果小径穴の一次圧側端部の縮径量が減少し、流量
調整弁を通過する洗浄水の流量が増加する。弾性体の弾
性率、円板の肉厚、円板の外径、小径穴の径、小径穴の
数等を調整することにより、流量調整弁を通過する洗浄
水の流量を調整することができる。中心部に小径穴が形
成された弾性体の円板を備える流量調整弁は構造が簡単
なので、安価に製造可能である。
【0018】本発明の好ましい態様においては、水勢調
整手段は、通水路の前記他端近傍に配設されている。洗
浄水に溶解した気体は、水勢調整手段の下流で発泡し、
微細気泡となって洗浄水中に分散混入する。水勢調整手
段が、通水路の前記他端近傍に在れば、水勢調整手段と
通水路の前記他端との間の距離が短いので、吐出前の微
細気泡の合体が抑制され、微細気泡を含む柔らかな吐水
が可能となる。
【0019】本発明の好ましい態様においては、水勢調
整手段は、中心部に小径穴が形成された弾性体の円板を
備える流量調整弁を有しており、前記小径穴は通水路の
前記他端と同軸に配設されている。洗浄水貯留タンク内
圧が増加すると、流量調整弁の一次圧と二次圧との差圧
が増加し、流量調整弁の面外方向への弾性変形量が増加
する。この結果小径穴の一次圧側端部の縮径量が増加
し、流量調整弁を通過する洗浄水の流量が減少する。洗
浄水貯留タンク内圧が減少すると、流量調整弁の一次圧
と二次圧との差圧が減少し、流量調整弁の面外方向への
弾性変形量が減少する。この結果小径穴の一次圧側端部
の縮径量が減少し、流量調整弁を通過する洗浄水の流量
が増加する。流量調整弁により、洗浄水貯留タンク内圧
の増減に応じて洗浄水の吐出流量が減増すれば、洗浄水
の吐出流量と気泡の吐出流量の和である気泡流の吐出流
量が洗浄初期から洗浄終期まで略一定に維持され、快適
な洗浄感が洗浄終期まで維持される。流量調整弁の前記
小径穴が通水路の前記他端と同軸に配設されていれば、
流量調整弁から通水路の前記他端まで直線状に通水路が
延在するので、洗浄水中に分散混入した微細気泡の吐水
前の合体が抑制され、微細気泡を含む柔らかな吐水が可
能となる。
【0020】本発明の好ましい態様においては、水勢調
整手段は、中心部に小径穴が形成された弾性体の円板を
備える流量調整弁を有しており、前記小径穴が通水路の
前記他端を形成している。流量調整弁の前記小径穴が通
水路の前記他端を形成していれば、洗浄水中に分散混入
した微細気泡の吐水前の合体が阻止され、微細気泡を含
む柔らかな吐水が可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施例に係る人体洗浄装
置を説明する。図1に示すように、本実施例に係る人体
洗浄装置Aは、洗浄水貯留タンク1と、洗浄水貯留タン
ク1を密閉する蓋2とを備えている。人体洗浄装置A
は、一端が洗浄水貯留タンク1の内部空間に連通し他端
が洗浄水貯留タンク1外で開口する通水路3を備えてい
る。通水路3の一部は洗浄水貯留タンク1内で延在し、
当該部分は柔軟なチューブ4を有している。通水路3の
前記一端を形成するチューブ4の一端の近傍に、多孔質
セラミック、高比重樹脂焼結体等の多孔質体、樹脂焼結
体と重量物の結合体、目の細かな金網等で構成された錘
5が取り付けられている。チューブ4の他端は蓋2に固
定され、通水路3の蓋2内で延在する部分に連通してい
る。
【0022】人体洗浄装置Aは、通水路3の蓋2内で延
在する部分を開閉する開閉弁6と、通水路3の蓋2内で
延在する部分に配設された定流量弁7とを備えている。
定流量弁7、正確には後述の弁体7bと弁座7cの当接
部は開閉弁6の下流に配設されている。定流量弁7は、
ダイヤフラム7aと、ダイヤフラム7aによって支持さ
れた弁体7bと、弁体7bに対峙する弁座7cと、弁体
7bを弁座7cから遠ざかる方向へ付勢するバネ7dと
を有している。定流量弁7の二次圧p′が一次圧pに対
して相対的に低下すると、ダイヤフラム7aと弁体7b
とに印加される一次圧pと二次圧p′との差圧により弁
体7bがバネ7dを押し縮めつつ弁座7cに接近し、定
流量弁7の二次側空間からの洗浄水の流出が抑制され
て、定流量弁7の二次圧p′が上昇する。定流量弁7の
二次圧p′が一次圧pに対して相対的に上昇すると、ダ
イヤフラム7aと弁体7bとに印加される一次圧pと二
次圧p′との差圧の低下とバネ7dの付勢力とにより弁
体7bが弁座7cから離れ、定流量弁7の二次側空間か
らの洗浄水の流出が促進され、定流量弁7の二次圧p′
が低下する。従って、定流量弁7の一次圧pと二次圧
p′との差圧が略一定に維持され、定流量弁7を通る洗
浄水の流量が略一定に維持される。
【0023】通水通路3の蓋2外で延在する部分が、洗
浄水ノズル8を構成している。洗浄水ノズル8は、蓋2
に寄り添う図1で実線で示す収納位置と蓋2から起立す
る図1で一点鎖線で示す稼働位置との間で回動可能に、
通水路3の蓋2内で延在する部分の下流端に接続されて
いる。
【0024】開閉弁6を手動操作するための操作スイッ
チ9が蓋2に取り付けられている。操作スイッチ9は、
開閉弁6に接続された第1部分9aと、第1部分9aに
係合する図1で実線で示す第1位置と、第1部分9aに
係合しない図1で一点鎖線で示す第第2位置との間で移
動可能な第2部分9bとを有している。蓋2に、収納位
置に在る洗浄水ノズル8を保護するノズルキャップ10
が着脱可能に取り付けられている。
【0025】図2に示すように、洗浄水ノズル8の先端
部は、大径開口8a′が側壁に形成された内筒8aと、
単一の中径穴から成る第1吐水口8b′と複数の小径穴
から成る第2吐水口8b″とが側壁に形成された外筒8
bとを有している。外筒8bは軸方向に摺動可能に内筒
8aに外嵌合している。
【0026】人体洗浄装置Aの作動を説明する。使用者
は、蓋2を洗浄水貯留タンク1から取り外し、洗浄水貯
留タンク1に水を入れ、次いで炭酸塩と有機酸とが混合
された発泡剤を洗浄水貯留タンク1に投入し、蓋2によ
り洗浄水貯留タンク1を施蓋して洗浄水貯留タンク1を
密閉する。発泡剤と水とが反応して、炭酸ガスが発生す
る。炭酸ガスは洗浄水貯留タンク1内の水に溶解すると
共に、洗浄水貯留タンク1内及び蓋2内の空気層αに合
流して、空気層αの圧力を上昇させ、洗浄水貯留タンク
1内部を加圧する。蓋2内に空気層が存在することによ
り、確実に空気層αが形成される。従って洗浄水貯留タ
ンク1の内圧は必要以上に上昇しない。使用者は、ノズ
ルキャップ10を取り外し、洗浄水ノズル8を収納位置
から稼働位置まで回動させて起立させ、次いで、洗浄水
ノズル8先端の外筒8bを摺動させて、吐水口8b′、
8b″の何れか一方を択一的に内筒8aの大径開口8
a′に重畳させる。使用者は、吐水口8b′、8b″の
択一的に選択した一方を所望の身体部位へ差し向け、次
いで、操作スイッチ9の第2部分9bを第1位置から第
2位置へ移動させて第2部分9bと第1部分9aとの係
合を解除し、第1部分9aを押圧して開閉弁6を開く。
【0027】加圧された洗浄水が、錘5が取り付けられ
た一端からチューブ4に流入し、チューブ4から通水路
3の蓋2内で延在する部分に流入し、開閉弁6を通過
し、定流量弁7を通って略一定流量に調整される。洗浄
水が定流量弁7を通過する際に、圧力損失により洗浄水
圧力が低下し、洗浄水に溶解していた炭酸ガスが多数の
微細気泡となって洗浄水中に分散混入する。多数の微細
気泡が分散混入した洗浄水の気泡流が、洗浄水ノズル8
に流入し、吐水口8b′、8b″の択一的に選択された
一方から吐出する。吐出した気泡流は、使用者の所望の
身体部位を洗浄する。洗浄力の強い気泡流により、使用
者の所望の身体部位が十分に洗浄される。
【0028】洗浄初期には多量の炭酸ガスが発生するの
で洗浄水貯留タンク1の内圧は高いが、炭酸ガスの発生
量が経時的に減少し且つ発生した炭酸ガスは洗浄水と共
に吐出されるので、洗浄終期には洗浄水貯留タンク1の
内圧は低下する。しかし、人体洗浄装置Aにおいては、
図3に実線で示すように、洗浄水貯留タンク1の内圧が
洗浄初期から経時的に変動しても、通水路3を流れる洗
浄水の流量が、定流量弁7により略一定に自動的調整さ
れ、ひいては洗浄水ノズル8から吐出する気泡流の流量
が略一定に自動調整されて、洗浄初期から洗浄終期まで
吐出気泡流量が略一定に維持されるので、手動操作によ
る開閉弁6の開度調整を要することなく安定した洗浄感
が得られ、また適正長さの洗浄時間が得られる。定流量
弁7が配設されているので、図3から分かるように、洗
浄初期の洗浄水貯留タンク1の内圧(ゲージ圧)を0.
5MPa程度まで高めても、洗浄初期に洗浄水の吐出流
量が過大になるおそれは無い。従って、多量の発泡剤を
投入して洗浄水貯留タンク1の内圧を高め、洗浄水中へ
の炭酸ガスの溶解量を増加させ、減圧により発生する微
細気泡量を増加させて、多量の微意気泡が分散混入した
柔らかな洗浄感を与える気泡流を吐出させることができ
る。
【0029】人体洗浄装置Aにおいては、定流量弁7の
弁体7bと弁座7cの当接部が開閉弁6の下流に配設さ
れているので、開閉弁6の閉弁時には、洗浄水貯留タン
ク1内の高圧は定流量弁7の前記当接部に印加されな
い。従って、定流量弁7の耐圧強度を軽減でき、人体洗
浄装置Aの製造コストを低減できる。定流量弁7と洗浄
水ノズルの吐水穴8b′又は8b″との間の距離が短い
ので、定流量弁7の位置で洗浄水に分散混入した微細気
泡は合体して大径化することなく、洗浄水ノズル8から
吐出する。従って、微細気泡を含む柔らかな吐水が可能
である。
【0030】人体洗浄装置Aにおいては、通水路3の他
端を形成する洗浄水ノズル8の先端部に、択一的に選択
可能な吐水口8b′、8b″が形成されているので、形
態の異なる吐水口8b′、8b″から択一的に所望の吐
水口を選択し、所望の態様で気泡流を吐出させることが
でき、洗浄の充足感を十分に得ることができる。吐水口
8b′、8b″の面積を異ならしめておけば、択一式に
流速の異なる吐水を選択することができる。複数の小径
穴から成る吐水口8b″から洗浄水を吐出すれば、広い
面積の洗浄が可能となる。
【0031】通水路3の洗浄水貯留タンク1内で延在す
る部分が柔軟なチューブ4で構成され、通水路3の一端
を形成するチューブ4の一端の近傍に錘5が取り付けら
れているので、図1に示すように洗浄水ノズル8を上に
して人体洗浄装置Aを使用しても、或いは洗浄水ノズル
8を下にして人体洗浄装置Aを使用しても、或いは洗浄
水ノズル8を横にして人体洗浄装置Aを使用しても、錘
5が取り付けられたチューブ4の一端は錘5に引かれて
確実に没水し、洗浄水ノズル8から確実に気泡流が吐出
する。人体洗浄装置Aは、局部洗浄装置又はビデ洗浄装
置としての使用に適している。この場合、洗浄水ノズル
8を下にし、ノズル8先端の吐出口を斜め上方へ差し向
けて人体洗浄装置Aを使用することになるが、前述の如
く錘5が取り付けられたチューブ4の一端は確実に水没
するので、洗浄水ノズル8から確実に気泡流が吐出す
る。人体洗浄装置Aは、足指・爪洗浄装置としての使用
にも適している。炭酸水による血行促進効果が得られ
る。炭酸水のpHを2〜3に調整すれば、角質除去効果
や殺菌効果が得られる。
【0032】人体洗浄装置Aにおいて、定流量弁7に代
えて、図4に示す調圧弁11を配設しても良い。調圧弁
11は、ダイヤフラム11aと、ダイヤフラム11aに
より支持された弁体11bと、弁体11bに対峙する弁
座11cと、ダイヤフラム11aを弁座11cの方向へ
付勢するバネ11dとを有している。調圧弁11の二次
圧p′が増加すると二次圧p′を受けるダイヤフラム1
1aがバネ11dを押し縮める方向へ移動し、ダイヤフ
ラム11aに従動する弁体11bが弁座11cに接近
し、調圧弁11の一次側空間から二次側空間への洗浄水
の流入が抑制されて、調圧弁11の二次圧p′が低下す
る。調圧弁11の二次圧p′が低下するとバネ11dが
伸長する方向へダイヤフラム11aが移動し、ダイヤフ
ラム11aに従動する弁体11bが弁座11cから離
れ、調圧弁11の一次側空間から二次側空間への洗浄水
の流入が促進されて、調圧弁11の二次圧p′が増加す
る。調圧弁11の二次圧p′はダイヤフラム11aの受
圧面積とバネ11dの付勢力とにより支配され、一次圧
pの影響を殆ど受けない。従って、一次圧pの変動に関
わらず二次圧p′は略一定に維持され、調圧弁11より
下流の通水路3を通る洗浄水の流量、ひいては洗浄水ノ
ズル8から吐出する気泡流の流量が、洗浄初期から洗浄
終期まで自動的に略一定に維持され、安定した洗浄感が
得られる。
【0033】図4に示すように、調圧弁11の下流に開
閉弁6を配設すれば、開閉弁6の開度を手動調整するこ
とにより、洗浄水ノズル8から吐出する気泡流の流量を
所望値に手動調整することが可能である。調圧弁11の
上流に開閉弁6を配設しても良い。調圧弁11の耐圧強
度を軽減でき、微少気泡が分散混入した柔らかな吐水を
得ることができる。調圧弁11を配設した場合、洗浄水
ノズル8の吐水口8b′、8b″の面積を異ならしめる
ことにより、洗浄水ノズル8から吐出する気泡流の流量
を択一的に可変調整することが可能となる。
【0034】通水路3の途上に任意の形式のポンプを配
設し、ポンプの出力を経時的に自動調整して、通水路3
を流れる洗浄水の流量、ひいては洗浄水ノズル8から吐
出する気泡流の流量を、洗浄初期から洗浄終期まで略一
定に自動調整しても良い。
【0035】図1において、定流量弁7を開閉弁6の上
流に配設しても良い。開閉弁6から洗浄水ノズル8まで
の距離が短縮されるので、開閉部6の開弁操作から気泡
流吐出までの待機時間を短縮することができる。定流量
弁6が収容された空間を空気層として利用できるので、
空気層を形成するための空間を洗浄水貯留タンク1内に
作る必要が無くなり、洗浄水貯留タンクの小型化が可能
となる。定流量弁7と洗浄水ノズル8の吐水口8b′、
8b″との間の距離が長くなるので、定流量弁7の位置
で洗浄水に分散混入した微細気泡が、吐水口8b′、8
b″に到達するまでに合体して粒径の大きな気泡が形成
される。従って、粒径の大きな気泡を含む、適度な刺激
のある吐水が可能となる。図4に示すように、調圧弁1
1を開閉弁6の上流に配設した場合にも、上記と同様の
効果が得られる。
【0036】図5に示すように、外筒8bに複数の小径
穴8cを形成し、外筒8bを軸方向へ摺動させて、内筒
8aに形成した大径開口8a″と重畳する小径穴8cの
数を選択的に可変調整するように、洗浄水ノズル8を構
成しても良い。所望の数の小径穴8cを選択し、選択し
た小径穴8cから気泡流を吐出することより、所望の流
量又は流速で人体を洗浄することができ、また所望の範
囲を洗浄することができる。
【0037】図6に示すように開閉弁6の下流に、通水
路3を流れる洗浄水に接すると共に外気に連通する通気
穴12aに当接可能なフロート12bを有する残水処理
弁12を配設しても良い。開閉弁6の開弁時には、通水
路3を流れる洗浄水により押し上げられたフロート12
bが通気穴12aに当接し、通気穴12aを閉鎖する。
開閉弁6が閉弁すると、開閉弁6よりも下流の通水路3
に発生する負圧とフロート12bの自重とにより、フロ
ート12bは通気穴12aから離れて下降し、通気穴1
2aが開放される。通気穴12aを通って外気が通水路
3へ導入され、開閉弁6より下流の通水路3内の残水が
洗浄水ノズル8を通って排出される。この結果、開閉弁
6より下流の通水路3内での雑菌の繁殖が防止され、人
体洗浄装置Aを持ち運ぶ際の水漏れが防止される。図1
の蓋2に残水処理弁12を取り付けても同様の効果が得
られる。
【0038】図7に示すように、チューブ4の一端近傍
に取り付けられた錘5に、浮体13を取り付けても良
い。通水路3を形成するチューブ4の一端が確実に没水
するので、確実に気泡流を吐水することができる。
【0039】図8に示すように、洗浄水ノズル8の先端
部に、且つ吐水口8dの近傍に、円錐状、ブラシ状その
他任意の形態の複数の可撓性突起8eを取り付けても良
い。吐水口8dを可撓性突起8eの先端に配設しても良
い。人体洗浄装置Aを用いて頭部を洗浄する場合、可撓
性突起8eにより頭皮が刺激され頭皮の血行が促進され
る。吐水口8dを可撓性突起8eの先端に配設すると、
吐水口8dが頭皮に接近するので、気泡流の洗浄力が向
上し、使用者の快適感が増加する。
【0040】図9に示すように、通水路3の蓋2内で延
在する部分に多孔質セラミック、樹脂焼結体等の多孔質
体13を配設して、気泡流の吐出流量を略一定に自動調
整しても良い。
【0041】図10に示すように、定流量弁7に代え
て、チューブ4の一端に、ゴム等の弾性体から成る定流
量弁17を取り付けても良い。定流量弁17は、チュー
ブ4内の通水路3に連通する通水路17aと、通水路1
7aの途上に配設された第1環状突起17bと、通水路
17aの途上に且つ第1環状突起17bの下流に配設さ
れた第2環状突起17cとを備えている。通水路17a
を通過する洗浄水流量が増加すると、第1環状突起17
bによる圧力損失が増加して一次圧pと二次圧p′の差
圧が増加し、定流量弁17が縮小変形して第2突起17
c位置の通水路17aが狭まり、通水路17aを通過す
る洗浄水量が減少する。通水路17aを通過する洗浄水
流量が減少すると、第1環状突起17bによる圧力損失
が減少して一次圧pと二次圧p′の差圧が減少し、定流
量弁17が拡大変形して第2突起17c位置の通水路1
7aが広がり、通水路17aを通過する洗浄水量が増加
する。この結果、定流量弁17を通過する洗浄水流量は
自動的に略一定に維持され、洗浄水吐出流量は洗浄初期
から洗浄終期まで略一定に自動調整される。定流量弁1
7は、簡便な構造で定流量機能を発揮することができ
る。
【0042】発泡剤に、pH調整剤、保湿剤、殺菌剤、
香料、消臭剤、界面活性剤、その他各種薬効成分剤の何
れかを配合しても良い。洗浄水に種々の効果を付加する
ことができる。発泡剤に使用される炭酸塩、有機酸、発
泡剤に配合されるpH調整剤、保湿剤、殺菌剤、香料、
消臭剤、界面活性剤、薬効成分剤等の例を以下に列記す
る。 炭酸塩:ナトリウム、カリウム、リチウム、ルビジウム
等のアルカリ金属の炭酸塩又は炭酸水素塩。 有機酸:クエン酸、酒石酸、コハク酸、フマル酸等の有
機酸、またはこれらの混合物。酸性リン酸ナトリウムも
しくはカリウムを含む他の酸、またはそれらの混合物で
も良い。 pH調整剤:クエン酸およびその塩、リン酸およびその
塩、リンゴ酸およびその塩、グルコン酸およびその塩、
マレイン酸およびその塩、アスパラギン酸およびその
塩、コハク酸およびその塩、グルクロン酸およびその
塩、フマル酸およびその塩、グルタミン酸およびその
塩、アジピン酸およびその塩、乳酸およびその塩、パン
トテン酸およびその塩、塩酸、水酸化アルカリ金属等。 水溶性保湿剤:多価アルコール、乳糖等の糖類及びその
誘導体、アミノ酸類及びその誘導体、水溶性高分子、酵
母エキス、海草エキス、各種植物エキス、植物油脂類、
ロウ類、炭化水素類、脂肪酸類、高級アルコール、エス
テル類、各種植物精油又はこれらの混合物等。 香料:ターピネオール、リナロール、シトロネロール、
シトラール、リモネン、レモングラス油、ラベンダー油
等、酢酸イソボニル、酢酸メンタニル、酢酸フレンチ
ル、ボルネオール、メントール、カンファー、精油、松
の抽出物、テルピノレン類、パラジクロルベンゼン、ロ
ーズ、レモン、ジャスミン、ブーケ調香料、イランイラ
ン油等 皮膚温冷感付与剤:メントール類、多価アルコール等お
よびこれらの混合物。 ビタミン作用物質:ビタミンA類、ビタミンB2類、ビ
タミンB6類、ビタミンH類等。 界面活性剤:アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性
剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤等。 殺菌剤:塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼントコニウ
ム、塩化セチルピリジニウム等。エチルアルコール、メ
チルアルコール、グリセリン、プロピレングリコール、
エチレングリコール等。銅、亜鉛、マグネシウム、ニッ
ケル、銀等を含む無機系抗菌剤、脂肪酸銀等。 消臭剤:過ホウ酸ナトリウム、次亜塩素酸、二酸化マン
ガン、過マンガン酸塩、ベンゾキノン、ナフトキノン酸
等の酸化剤、グリオキザール、アクロレイン等のアルデ
キド類、ケトン類、1,2−プロピレンオキサイド、
1,2−n−プロピレンオキサイド等のエポキシ化合
物、メタクリル酸エステル、マレイン酸誘導体等のα、
β−不飽和化合物、硫酸銅、硫酸亜鉛等の金属塩、活性
炭、シリカゲル、アルミナ等の吸着剤、硫酸鉄、亜鉛化
合物、アルミニウム塩、珪酸塩類等の無機塩、クエン
酸、アスコルビン酸鉄等の他、各種の植物抽出物、例え
ば、つばき科植物、緑茶の抽出物等、更に葉緑素の主成
分であるクロロフィル、食品分野で利用され得る消臭物
質であるジメチルアミノスルホネート、グルコサミン、
サイクロデキストリン、有機酸(L−アスコルビン酸、
安息香酸、グルコン酸、葉酸、ニコチン酸)等。 残留塩素除去成分(還元剤):亜硫酸ナトリウム、亜硫
酸カルシウム等の亜硫酸塩やチオ硫酸ナトリウム等のチ
オ硫酸塩、アスコルビン酸等のビタミンC、過酸化水素
を発生して脱塩素を行う過炭酸ナトリウム等の過炭酸
塩、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム等の過硫酸塩、
他の過酸の塩、過酸化ナトリウム、過酸化亜鉛等の金属
過酸化物等。 洗浄成分:エチレングリコールモノエチルエーテル、ジ
エチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレン
グリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコ
ールジメチルエーテル、ポリオキシエチレングリコール
モノブチルエーテル等の、低級アルコールにエチレンオ
キサイド及び/又はプロピレンオキサドを付加したアル
キレングリコールルキルエーテル系溶剤等。 痔疾等の疾患に効果的な痔疾薬剤:酢酸ヒドロコルチゾ
ン、酢酸プレドニゾン、塩酸ジフェンヒドラミン、塩酸
フェニレフリン等の抗炎症剤、酢酸トコフェロール、d
l−塩酸メチルフェドリン等の血液の循環を助ける薬
剤、塩酸リドカイン、塩酸ジブカイン、アミノ安息香酸
エチル、l−メントール等の局所の痛み、痒みに効果的
な薬剤、アラントイン等の傷口の治りを助ける薬剤等。
【0043】本発明の他の実施例に係る人体洗浄装置を
説明する。図11に示すように、本実施例に係る人体洗
浄装置Bは、洗浄水貯留タンク21と、洗浄水貯留タン
ク21の口21aに係合して洗浄水貯留タンク21を密
閉する蓋22とを備えている。一端が洗浄水貯留タンク
21に連通し、他端が洗浄水貯留タンク21外で開口す
る通水路23が蓋22に形成されている。通水路23を
開閉する開閉弁24と、開閉弁24を駆動する操作スイ
ッチ25とが蓋22に取り付けられている。通水路23
の開閉弁24よりも下流域に流量調整弁26が配設され
ている。図12に示すように、流量調整弁26は、ゴ
ム、合成ゴム等の弾性体から成る円板26aと、円板2
6aの中心に形成された小径貫通穴26bとを備えてい
る。流量調整弁26は、通水路23の他端近傍に形成さ
れた拡径部23a内に収容されている。通水路23の他
端は、複数の吐水穴を有する吐水口27を形成してい
る。複数の穴28aが周壁に形成された有底筒状の発泡
剤収納容器28が洗浄水貯留タンク21の口21aに装
着されている。炭酸塩と有機酸とを主成分とする粒状、
粉状の発泡剤29が発泡剤収納容器28に収容されてい
る。
【0044】人体洗浄装置BAの作動を説明する。使用
者は、蓋22を洗浄水貯留タンク21から取り外し、洗
浄水貯留タンク21に洗浄水を入れ、次いで発泡剤29
を収容した発泡剤収納容器28を洗浄水貯留タンクの口
21aに装着し、蓋22により洗浄水貯留タンク21を
施蓋し、図13に示すように操作スイッチ25を押し上
げて開閉弁24を閉じ、洗浄水貯留タンク21を密閉す
る。使用者は、図14に示すように、人体洗浄装置Bを
逆さまにして蓋22を下方へ差し向け、人体洗浄装置B
を軽く揺する。穴28aを介して発泡剤収納容器28へ
洗浄水が流入し、発泡剤29が洗浄水と反応して炭酸ガ
スが発生する。炭酸ガスは洗浄水に溶解すると共に、洗
浄水貯留タンク21内の空気層に合流して、空気層の圧
力を上昇させ、洗浄水貯留タンク21内の洗浄水を加圧
する。使用者は、図15に示すように、操作スイッチ2
5を押し下げて開閉弁24を開く。加圧された洗浄水が
通水路23を通って流量調整弁26に到達し、流量調整
弁の小径穴26aを通る。小径穴26aを通過する際
に、圧力損失により洗浄水圧力が低下し、洗浄水に溶解
していた炭酸ガスが多数の微細気泡となって洗浄水中に
分散混入する。多数の微細気泡が分散混入した洗浄水の
気泡流が吐水口27の複数の吐水穴から吐出する。洗浄
力の強い気泡流により、使用者の所望の身体部位が十分
に洗浄される。人体洗浄装置Bは、局部洗浄装置、ビデ
洗浄装置、足指・爪洗浄装置等としての使用に適してい
る。
【0045】通水路23を洗浄水が流れている時には、
図16に示すように、一次圧Pと二次圧P′との差圧に
より、流量調整弁26は二次圧側へ凸に面外変形し、小
径穴26bの一次圧側端部が縮径する。洗浄水貯留タン
ク21の内圧が増加すると、一次圧Pと二次圧P′との
差圧が増加し、流量調整弁26の面外方向への弾性変形
量が増加する。この結果小径穴26bの一次圧側端部の
縮径量が増加し、図3に一点鎖線で示すように、流量調
整弁26を通過する洗浄水の流量が減少する。洗浄水貯
留タンク21の内圧が減少すると、一次圧Pと二次圧
P′との差圧が減少し、流量調整弁26の面外方向への
弾性変形量が減少する。この結果小径穴26bの一次圧
側端部の縮径量が減少し、図3に一点鎖線で示すよう
に、流量調整弁26を通過する洗浄水の流量が増加す
る。洗浄水の吐出流量と気泡の吐出流量の和である気泡
流の吐出流量は、洗浄水貯留タンク21の内圧が高く、
洗浄水に多量の炭酸ガスが溶解し、吐出洗浄水に混入す
る気泡量が多い洗浄初期に大となり、洗浄水貯留タンク
21の内圧が低く、洗浄水に溶解する炭酸ガス量が少な
く、吐出洗浄水に混入する気泡量が少ない洗浄終期に小
となる傾向がある。人体洗浄装置Bにおいては、流量調
整弁26により、洗浄水貯留タンク21の内圧の増減に
応じて洗浄水の吐出流量が減増するので、気泡流の吐出
流量が洗浄初期から洗浄終期まで略一定に維持され、手
動操作による開閉弁24の開度調整を要することなく安
定した快適な洗浄感が洗浄終期まで維持され、また適正
長さの洗浄時間が得られる。円板26aを形成する弾性
体の弾性率、円板26aの肉厚、円板26aの外径、小
径穴26bの径等を調整することにより、流量調整弁2
6を通過する洗浄水の流量や流量勾配(図3に一点鎖線
で示す相関線の勾配)を調整することができる。通常の
水を用いた試験や理論計算等により流量調整弁26を設
計する場合には、流量調整弁26の使用時に、気泡発生
により二次圧が上昇し、円板26aの面外変形が抑制さ
れ、ひいては小径穴26bの一次圧側端部の縮径が抑制
されて、実験値、計算値よりも多量の洗浄水が流量調整
弁26を通過することを勘案して、試験や理論計算に基
づく最適吐水量勾配(図3に一点鎖線で示す相関線の勾
配)よりも大きな吐水量勾配を、設計値とするのが望ま
しい。中心に小径穴26bが形成された弾性体の円板2
6aを備える流量調整弁26は構造が簡単なので、安価
に製造可能である。流量調整弁26が、通水路23の他
端である吐水口27の近傍に在り、流量調整弁26から
吐水口27までの距離が短いので、吐出前の微細気泡の
合体が抑制され、微細気泡を含む柔らかな吐水が可能と
なる。
【0046】図17に示すように、人体洗浄装置Bにお
いて、流量調整弁26の小径穴26bが通水路23の他
端である吐水口を形成しても良い。流量調整弁26の小
径穴26bが通水路23の他端である吐水口を形成して
いれば、洗浄水中に分散混入した微細気泡の吐水前の合
体が阻止され、微細気泡を含む柔らかな吐水が可能とな
る。
【0047】図11の人体洗浄装置Bにおいて、通水路
23の他端である吐水口27を単一の吐水穴で形成し、
当該吐水穴と流量調整弁26の小径穴26bとを同軸に
延在させても良い。流量調整弁26の小径穴26bが通
水路23の他端である吐水口27と同軸に配設されてい
れば、流量調整弁26から吐水口27まで直線状に通水
路23が延在するので、気泡流の吐出前の流速低下が抑
制され、洗浄水中に分散混入した微細気泡の吐水前の合
体が抑制され、微細気泡を含む柔らかな吐水が可能とな
る。
【0048】人体洗浄装置Bの流量調整弁26におい
て、円板26aの中心部に複数の小径穴26bを形成し
ても良い。流量調整弁の小径穴26bが通水路23の他
端である吐水口を形成する場合には、複数の小径穴26
bから複数条の気泡流が吐出するので、洗浄対象面積が
拡大する。図18に示すように、人体洗浄装置Bから発
泡剤収納容器28を除去し、洗浄水貯留タンク21の口
21aから発泡剤の錠剤29′を洗浄水中に投入しても
良い。
【0049】
【発明の効果】上記説明から分かるように、本発明に係
る人体洗浄装置においては、通水路の他端から吐出する
気泡流の流量が水勢調整手段により略一定に自動的調整
されるので、洗浄初期から洗浄終期まで、安定した洗浄
感が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る人体洗浄装置の断面図で
ある。
【図2】本発明の実施例に係る人体洗浄装置が備える洗
浄水ノズルの先端部の側面図である
【図3】本発明の実施例に係る人体洗浄装置が備える定
流量弁の性能を示す線図である。
【図4】本発明の実施例に係る人体洗浄装置が備える調
圧弁の断面図である
【図5】本発明の実施例に係る人体洗浄装置が備える洗
浄水ノズルの先端部の側面図である。
【図6】本発明の実施例に係る人体洗浄装置が備える残
水処理弁の断面図である。
【図7】本発明の実施例に係る人体洗浄装置が備える錘
と浮体の断面図である。
【図8】本発明の実施例に係る人体洗浄装置が備える洗
浄水ノズルの先端部の斜視図である。
【図9】本発明の実施例に係る人体洗浄装置の断面図で
ある。
【図10】変形例に係る定流量弁の断面図である。
【図11】本発明の実施例に係る人体洗浄装置の断面図
である。
【図12】本発明の実施例に係る人体洗浄装置が備える
流量調整弁の構造図である。(a)は断面図であり、
(b)は(a)のb−b矢視図である。
【図13】本発明の実施例に係る人体洗浄装置の断面図
である。
【図14】本発明の実施例に係る人体洗浄装置の断面図
である。
【図15】本発明の実施例に係る人体洗浄装置の断面図
である。
【図16】本発明の実施例に係る人体洗浄装置が備える
流量調整弁の断面図である。
【図17】本発明の実施例に係る人体洗浄装置の断面図
である。
【図18】本発明の実施例に係る人体洗浄装置の断面図
である。
【符号の説明】
A、B 人体洗浄装置 1、21 洗浄水貯留タンク 2、22 蓋 3、23 通水路 4 チューブ 5 錘 6、24 開閉弁 7、17 定流量弁 8 洗浄水ノズル 9 操作スイッチ 10 ノズルキャップ 11 調圧弁 12 残水処理弁 13 多孔質体 25 操作スイッチ 26 流量調整弁 27 吐水口 28 発泡剤収納容器 29、29′ 発泡剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // F16K 17/28 B65D 83/00 J G (72)発明者 畠山 真 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 濱田 靖夫 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D034 DA00 3E014 PA01 PB02 PB04 PB08 PC08 PC11 PD01 PD03 PD04 PE06 PE09 PE11 PE13 PE15 PE16 PE22 PE25 PF10 3H060 AA14 BB05 CC40 DA04 DA18 DC02 DD02 DD14 HH03 HH12 4C094 AA08 AA09 BC12 DD17 EE24 FF05 GG07

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄水貯留タンクと、洗浄水貯留タンク
    を密閉する蓋と、一端が洗浄水貯留タンクに連通し他端
    が洗浄水貯留タンク外で開口する通水路と、通水路を開
    閉する開閉弁とを備え、洗浄水貯留タンクに洗浄水を貯
    留し発泡剤を投入した後施蓋して洗浄水貯留タンクを密
    閉し、発泡剤と洗浄水とが反応して発生した気体で洗浄
    水貯留タンク内部を加圧し、洗浄水に気泡が分散混入し
    た気泡流を通水路の前記他端から吐出する人体洗浄装置
    であって、通水路の前記他端から吐出する気泡流の流量
    を略一定に自動調整する水勢調整手段を備えることを特
    徴とする人体洗浄装置。
  2. 【請求項2】 水勢調整手段は、洗浄水貯留タンク内圧
    が変動しても洗浄水の吐出流量を略一定にする定流量弁
    を有することを特徴とする請求項1に記載の人体洗浄装
    置。
  3. 【請求項3】 水勢調整手段は、洗浄水貯留タンク内圧
    が変動しても洗浄水の吐出圧力を略一定にする調圧弁を
    有することを特徴とする請求項1に記載の人体洗浄装
    置。
  4. 【請求項4】 水勢調整手段は、洗浄水貯留タンク内圧
    が変動しても洗浄水の吐出圧力を略一定にする調圧弁
    と、洗浄水の吐出流量を調整する流量調整弁とを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の人体洗浄装置。
  5. 【請求項5】 水勢調整手段は、ポンプを有することを
    特徴とする請求項1に記載の人体洗浄装置。
  6. 【請求項6】 水勢調整手段は、開閉弁の下流に配設さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項
    に記載の人体洗浄装置。
  7. 【請求項7】 水勢調整手段は、開閉弁の上流に配設さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項
    に記載の人体洗浄装置。
  8. 【請求項8】 通水路の前記他端は、択一的に選択可能
    な複数の吐水口を形成していることを特徴とする請求項
    1乃至7の何れか1項に記載の人体洗浄装置。
  9. 【請求項9】 吐水口毎に吐水口面積が異なることを特
    徴とする請求項8に記載の人体洗浄装置。
  10. 【請求項10】 吐水口の少なくとも一つは複数の小径
    穴を有することを特徴とする請求項8又は9に記載の人
    体洗浄装置。
  11. 【請求項11】 通水路の前記他端は、選択数可変の複
    数の小径穴から成る吐水口を形成していることを特徴と
    する請求項1乃至7の何れか1項に記載の人体洗浄装
    置。
  12. 【請求項12】 開閉弁の閉弁時に開閉弁より下流の通
    水路から残水を排出させる残水排出手段を備えることを
    特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の人体
    洗浄装置。
  13. 【請求項13】 通水路の一部は洗浄水貯留タンク内で
    延在し、当該部分は柔軟なチューブを有し、通水路の前
    記一端を形成するチューブの一端の近傍に錘が取り付け
    られていることを特徴とする請求項1乃至12の何れか
    1項に記載の人体洗浄装置。
  14. 【請求項14】 錘に浮体が取り付けられていることを
    特徴とする請求項13に記載の人体洗浄装置。
  15. 【請求項15】 通水路の前記他端の近傍に複数の可撓
    性突起が配設されていることを特徴とする請求項1乃至
    14の何れか1項に記載の人体洗浄装置。
  16. 【請求項16】 通水路の前記他端は、複数の可撓性突
    起の先端に配設されていることを特徴とする請求項1乃
    至14の何れかに記載の人体洗浄装置。
  17. 【請求項17】 発泡剤に、pH調整剤、保湿剤、殺菌
    剤、香料、消臭剤、界面活性剤、薬効成分剤の何れかが
    配合されていることを特徴とする請求項1乃至16の何
    れか1項に記載の人体洗浄装置。
  18. 【請求項18】 水勢調整手段は、洗浄水貯留タンク内
    圧の増減に応じて洗浄水の吐出流量を減増させる流量調
    整弁を有することを特徴とする請求項1に記載の人体洗
    浄装置。
  19. 【請求項19】 流量調整弁は、中心部に小径穴が形成
    された弾性体の円板を備えていることを特徴とする請求
    項18に記載の人体洗浄装置。
  20. 【請求項20】 水勢調整手段は、通水路の前記他端近
    傍に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の
    人体洗浄装置。
  21. 【請求項21】 水勢調整手段は、中心部に小径穴が形
    成された弾性体の円板を備える流量調整弁を有してお
    り、前記小径穴は通水路の前記他端と同軸に配設されて
    いることを特徴とする請求項20に記載の人体洗浄装
    置。
  22. 【請求項22】 水勢調整手段は、中心部に小径穴が形
    成された弾性体の円板を備える流量調整弁を有してお
    り、前記小径穴が通水路の前記他端を形成していること
    を特徴とする請求項20に記載の人体洗浄装置。
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