JP2003190105A - 画像蓄積サービスプロバイダ向けの医用画像診断装置の運用管理装置及び方法 - Google Patents

画像蓄積サービスプロバイダ向けの医用画像診断装置の運用管理装置及び方法

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JP2003190105A
JP2003190105A JP2001398170A JP2001398170A JP2003190105A JP 2003190105 A JP2003190105 A JP 2003190105A JP 2001398170 A JP2001398170 A JP 2001398170A JP 2001398170 A JP2001398170 A JP 2001398170A JP 2003190105 A JP2003190105 A JP 2003190105A
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JP
Japan
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medical image
diagnostic apparatus
medical
information
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Application number
JP2001398170A
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English (en)
Inventor
Muneyasu Kazuno
宗泰 数野
Takashi Masuzawa
高 増沢
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】医用画像診断装置が設置される医療施設の遠隔
側で通信手段を介してその医用画像診断装置の異常検出
を行うシステム構成を簡素に構築して、より安価に提供
する。 【解決手段】モダリティ13が設置される病院及びその
モダリティ13のメンテナンス業務を行うサービス会社
20のそれぞれに通信ネットワーク30を介して接続さ
れる、画像保管ASP40向けの運用管理サーバ42を
利用したシステムを提供する。この運用管理サーバ42
は、モダリティ13で得られる医用画像を通信ネットワ
ーク30を介して特定の利用目的で利用可能に蓄積する
画像保管サーバ47と、このサーバ47に蓄積された医
用画像に基づいてモダリティ13の異常の有無を検出す
る情報解析用サーバ44と、このサーバ44によりモダ
リティ13の異常が検出されたときに通信ネットワーク
30を介してサービス会社にその異常通知を出す管理用
サーバ45とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像蓄積サービス
プロバイダ向けの医用画像診断装置の運用管理装置及び
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】医療施設における業務(病院業務)の1
つとして、CT装置、MRI装置等の医用画像診断装置
(モダリティ)を用いた各種の検査、診断が行われてい
る。このようなモダリティ運用を必須とする病院業務で
は、そのモダリティの異常や不具合(故障、障害等)が
業務遂行を妨げる大きな要因の1つとなる。その対策と
して、モダリティの異常や不具合を電話回線等の公衆回
線を介して遠隔で監視する保守管理方法(「リモートメ
ンテナンス」と呼ばれる)が知られている。この例を図
18に示す。
【0003】図18に示す例では、CT装置、MRI装
置等のモダリティ100が納入・運用される病院A、B
との間で、保守契約を結び、その契約内容に基づいて、
モダリティ100の運用状態を常時監視する「リモート
メンテナンス」を含む保守サービス業務(モダリティの
保守運用業務等)を行うサービス会社を示す。この例で
は、サービス会社(サービスセンタ等)に置かれたPC
(パーソナルコンピュータ)等の端末110と、病院
A、Bの各モダリティ100、100に接続された端末
101、101との間で、電話回線等の公衆回線120
を介して通信可能となる。
【0004】この例におけるサービス会社においては、
保守契約を結んだ病院A、Bに対しそのモダリティ10
0、100が発生する故障原因等の「エラーログ」を、
公衆回線120経由で受け取って常時チェックし、その
エラーログの記録に問題(異常)があると判断された場
合、その記録を元に故障原因をある程度特定し、その後
で、モダリティ100、100の置かれた病院A、Bに
担当者(フィールドエンジニア)を派遣する。これによ
り、病院A、Bのモダリティ100、100の故障を未
然に防ぐことが可能になり、仮に故障が発生したとして
も、その故障原因が事前にある程度特定されているため
に迅速な対応が可能となる。
【0005】これと同様のリモートメンテナンス技術を
用いた遠隔保守管理システムの例は、例えば特開平6−
62130号公報に記載されている。これは、病院等に
置かれる医用装置(X線CTスキャナ等)と、サービス
センタのコンピュータとの間を電話回線を介して通信可
能に接続した遠隔診断システムの例である。
【0006】この例における医用装置の遠隔診断システ
ムでは、医用装置のコンピュータが適当な時期にその自
己診断プログラムを自動で起動し、そのプログラム処理
により医用装置に異常があるか否かを自動的に判断す
る。そして、この判断結果により回復不能な異常データ
が検出された場合、病院側からサービスセンタ側に自動
コールが行われ、それまでに収集されたデータ及びその
判断結果等の必要な情報がサービスセンタ側に転送され
る。これに応答して、サービスセンタ側のコンピュータ
が、そのプログラム処理により、病院側から送られてき
た各種データに基づいて医用装置の異常に対する対応を
判断し、その判断結果に基づく対応指示を病院側に送
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述の通り、医用画像
診断装置の保守方法として公衆回線を利用して異常や不
具合を検出するリモートメンテナンス技術が利用されて
いるが、このリモートメンテナンス技術では、病院側の
モダリティが発生するエラーログ等の情報をその遠隔側
で取得して異常検出を行うために公衆回線(通信回線)
を常時接続する必要があったため、次のような不都合が
あった。
【0008】1)正常/異常に関わらず回線を接続しな
ければならず、通信費用が高く経済的に不利である。特
に、正常時の場合がほとんどであるため、故障検出のた
めのコストパフォーマンスが優れない。 2)センタ側はもちろんのこと、病院側でもリモートメ
ンテナンス用のコンピュータが必要となり、その分の設
備費用がかかる。 3)リモートメンテナンスを行うために新たに電話回線
に接続する必要があり、セキュリティ上の問題が残る。 4)医用装置内のコンピュータに組み込む自己診断用の
アプリケーション・ソフトウェアを新たに開発する必要
があり、そのための開発費用やハードウェアが必要とな
る。
【0009】本発明は、このような従来の事情を背景に
なされたもので、医用画像診断装置が設置される医療施
設の遠隔側で通信手段を介してその医用画像診断装置の
異常検出を行うシステム構成を簡素に構築して、より安
価に提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、モダリティが
設置される各病院等の医療施設とそのメンテナンス業務
を行うサービス会社との間で、各病院からの依頼を受け
て医用画像を保管するサービス(画像蓄積サービス、画
像保管サービス等)を提供するASP(アプリケーショ
ン・サービス・プロバイダ)等の事業体に着目し、この
事業体が運用するシステムを工夫することにより、各病
院から送信されてくる画像情報及びその運用情報を元に
モダリティの状態を管理し、異常検出時にその医療施設
のメンテナンス業務を行うサービス会社に通報するもの
である。
【0011】即ち、本発明に係る画像蓄積サービスプロ
バイダ向けの医用画像診断装置の運用管理装置は、医用
画像診断装置が設置される医療施設及びその製品品質を
維持することを役務とするサービス施設のそれぞれに通
信手段を介して接続され、かつ、前記医用画像診断装置
で得られる医用画像を前記通信手段を介して特定の利用
目的で利用可能に蓄積する画像蓄積手段を有する構成で
あって、前記画像蓄積手段に蓄積された医用画像に基づ
いて前記医用画像診断装置の異常の有無を検出する異常
検出手段と、前記異常検出手段により前記医用画像診断
装置の異常が検出されたときに前記通信手段を介して前
記医療施設及び前記サービス施設の少なくとも一方にそ
の異常を通知する異常通知手段とを備えたことを特徴と
する。
【0012】本発明の好適例として、前記異常検出手段
は、互いに異なる複数の異常検出手段と、前記医用画像
と共に送られてくる情報に基づいて前記複数の異常検出
手段を選択する手段とを備える。
【0013】この場合の選択手段としては、画像発生し
た契約病院毎に、或いは、医療施設と検査装置の組み合
わせ毎に複数の異常検出手段の中から選択するものでも
よい。この場合の複数の異常検出手段の違いは、例えば
検出アルゴリズム、検出パラメータ(閾値)、検出処理
の優先度、検出処理を実行する時間帯等に基づくものが
好ましい。さらに、この複数の異常検出手段と、病院
(及び検査装置)の対応をサービス施設から設定する手
段を備えることも可能である。
【0014】本発明の好適な例として、前記異常検出手
段は、前記医用画像診断装置から送られてくる医用画像
を表示する表示手段と、この表示手段により表示される
医用画像の異常情報を入力する入力手段と、この入力手
段により入力された異常情報及び前記医用画像を互いに
関連付けて前記医用画像を発生した医療施設及びその医
用画像診断装置を特定する処理手段とを備える。
【0015】上記の画像表示手段、異常情報入力手段、
入力された異常情報を画像と関連付ける手段、画像を発
生した医療施設と装置を特定できる手段をもつ構成で
は、異常情報入力手段を読影者の装置に提供することも
可能である。
【0016】本発明の好適な例として、前記異常検出手
段により前記医用画像から検出された前記医用画像診断
装置の異常検出結果を蓄積する蓄積手段と、この蓄積手
段により蓄積された過去の異常検出結果との比較により
前記医用画像から前記医用画像診断装置の異常を検出す
る手段とを備える。
【0017】この例では、蓄積手段に蓄積されている画
像に対する異常検出処理結果と比較する手段を備えた構
成では、蓄積されている同一モダリティかつ同一撮影条
件の画像を比較対照画像として選択したり、蓄積されて
いる複数の画像の異常検出処理結果から統計的手法によ
り異常を判定したりすることも可能である。
【0018】本発明の好適な例として、前記異常通知手
段により前記サービス施設に異常が通知された場合にそ
の通知先のサービス施設に対し課金を行う課金手段をさ
らに備える。
【0019】この例における課金手段は、異常をサービ
ス会社に通知したら、その通知先のサービス会社に課金
したり、異常情報の概要(例:病院、時刻、装置、異常
コード)をサービス会社に通知して、サービス会社から
詳細情報(画像、運用ログ、同一条件の正常時画像な
ど)が要求された時点で課金をしたりすることが可能で
ある。
【0020】この場合の好適な例として、前記課金手段
は、前記異常を検出した時点の異常検出手段の利用率に
基づいて料金を決定する手段と、前記異常検出手段の種
類に応じて料金を決定する手段との少なくとも1つを備
える。ここでの異常検出手段の種類は、例えば前述した
検出アルゴリズム、検出パラメータ(閾値)、検出処理
の優先度、検出処理を実行する時間帯等の違いに基づく
ものが好ましい。
【0021】本発明の好適な例として、前記異常通知手
段は、前記異常通知時に電子署名を付す手段を備える。
【0022】この例では、例えば異常検出の通知を画像
蓄積サービスプロバイダで電子署名を行ったり、異常情
報に署名する手段(施設を特定する情報に署名する手
段、装置を特定する情報に署名する手段、画像情報に署
名する手段、及び画像付帯情報に署名する手段の少なく
とも1つ)、署名した情報を蓄積する手段、及び署名し
た情報を異常検出通知に付加する手段等を設けたりする
ことも可能である。
【0023】本発明に係る画像蓄積サービスプロバイダ
向けの医用画像診断装置の運用管理方法は、医用画像診
断装置が設置される医療施設及びその製品品質を維持す
ることを役務とするサービス施設のそれぞれに通信手段
を介して接続され、かつ、前記医用画像診断装置で得ら
れる医用画像を前記通信手段を介して特定の利用目的で
利用可能に蓄積するものであって、前記医用画像診断装
置からの医用画像を蓄積し、この蓄積された医用画像に
基づいて前記医用画像診断装置の異常の有無を検出し、
その異常が検出されたときに前記通信手段を介して前記
医療施設及び前記サービス施設の少なくとも一方にその
異常を通知することを特徴とする。
【0024】本発明に係る医用画像診断装置の運用管理
方法は、医用画像診断装置が設置される医療施設に通信
手段を介して接続され、その製品品質を維持することを
役務とするサービス施設及び前記医用画像診断装置で得
られる医用画像を前記通信手段を介して特定の利用目的
で利用可能に蓄積する画像蓄積サービスプロバイダを用
いた運用管理方法であって、前記画像蓄積サービスプロ
バイダ側で、前記医用画像診断装置からの医用画像を蓄
積し、この蓄積された医用画像に基づいて前記医用画像
診断装置の異常の有無を検出し、その異常が検出された
ときに前記通信手段を介して少なくとも前記サービス施
設にその異常を通知すると共に、前記サービス施設側
で、前記画像蓄積サービスプロバイダ側からの異常通知
を受けたときにその異常通知に応じて前記医療施設側へ
のメンテナンス業務に関する処理を実行することを特徴
とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る医用画像診断
装置の運用管理装置及び方法の実施の形態を図1〜図1
2を参照して説明する。
【0026】図1は、本実施形態に係る医用画像診断装
置の運用管理装置及び方法を適用したシステム及びその
運用を担う事業体の全体像を説明するものである。
【0027】図1に示す事業体には、CT装置11、M
RI装置12等の医用画像診断装置(モダリティ)13
を運用する「病院等の医療施設(以下、「病院」)1
0」と、この病院10との間でそのモダリティ13を対
象としてフィールドサポート等のメンテナンス業務を行
うための保守契約を結び、その契約内容に応じた業務を
行う「サービス会社20」とが含まれる。病院10及び
サービス会社20は、通信ネットワーク30を介して通
信可能に接続される。通信ネットワーク30には、TC
P/IP等の所定通信プロトコルに従って通信可能な通
信回線であれば、公衆回線、専用線等、いずれでも適用
可能である。
【0028】病院10には、上記のCT装置11、MR
I装置12等のモダリティ13のほか、このモダリティ
13で得られる画像データS1及びそのモダリティ13
の運用情報S2を通信ネットワーク30経由で送信可能
なルータ等の通信装置14が含まれる。通信装置14
は、PC(パーソナルコンピュータ)等の端末装置に組
み込まれるものでも、単独の専用装置でも、その機能を
実現可能であれば、いずれのタイプでもよい。
【0029】サービス会社20には、通信ネットワーク
30に接続されるルータ等の通信装置21と、この通信
装置21に接続されるPC(パーソナルコンピュータ)
等の管理装置22とが配置される。通信装置21及び管
理装置22は、例えば一体のPC等、コンピュータマシ
ンで構成してもよい。
【0030】上記事業体には、病院10との間でそのモ
ダリティ13で得られる医用画像を保管するための画像
保管契約を、またサービス会社20との間でそのメンテ
ナンス業務を支援するための管理契約をそれぞれ結び、
病院10及びサービス会社20の間で、各契約内容に応
じたサービス業務(後述)を通信ネットワーク30経由
で実施する画像保管ASP(アプリケーション・サービ
ス・プロバイダ)40が設立されている。
【0031】画像保管ASP40は、例えば本出願人に
より先に出願されている医用画像の読影サービスシステ
ム(特願2000−297223参照)等、いずれの形
態の画像蓄積サービスプロバイダでも適用可能である。
この画像保管ASP40は、病院10との契約に基づき
そのモダリティ13で撮影された画像データS1を随時
受け取って保管するサービスを提供するほか、病院10
からの依頼を受けてその病院から通信ネットワーク30
経由で送られてくる画像データS1及び運用情報S2を
保管し、その画像を解析することでモダリティ13の異
常有無を検出し、異常検出時にサービス会社20に通信
ネットワーク30経由で通報する等のサービス業務を行
う。
【0032】この画像保管ASP40には、通信ネット
ワーク30に接続されるルータ等の通信装置41のほ
か、この通信装置41にLAN等を介して接続される、
本発明の運用管理装置を成す運用管理サーバ42が設置
される。
【0033】この運用管理サーバ42には、その機能
上、モダリティ13の管理すべき病院を識別する「契約
認証用サーバ43」と、病院10から送信されてきた画
像データS1及び運用情報S2を元にモダリティ13の
状態を監視する「画像データ・運用情報解析及び異常検
出用サーバ(以下、「情報解析用サーバ」)44」と、
異常検知時にサービス会社20に通報すると共にその異
常に関する情報を管理する「管理用サーバ45」と、課
金情報を管理する「課金用サーバ46」と、画像データ
S1及び運用情報S2を保管する「画像保管用サーバ4
7」とが含まれる。これら各サーバ43〜47は、それ
ぞれが個別に実装される単独構成でも、2つ以上が適宜
組み合わされて実装される構成でも、要はその各機能が
実現可能であれば、そのサーバ等の名称に関係なく、い
ずれの構成でも適用可能である。
【0034】上記の運用管理サーバ42は、ハード構成
上、例えば1台又は複数台のコンピュータマシンから構
成される。このマシンは、PCサーバ、サーバ専用マシ
ン等、コンピュータの制御・処理中枢を担うプロセッサ
(CPU等)がメモリ上のプログラムを実行することに
よりサーバとしての機能を実現可能なものであれば、い
ずれのタイプ(PC、ワークステーション、マイクロコ
ンピュータ等)でも採用できる。このコンピュータマシ
ンで実行されるプログラムは、プロセッサ動作時に予め
設定されたアルゴリズムを実行可能に構築され、例えば
コンピュータに搭載されるROM等の半導体メモリ、ハ
ードディスク等の記録媒体上に保管される。このプログ
ラムで利用されるデータは、必要に応じて、後述するテ
ーブルやデータベース(DB)として記録媒体上に構築
及び保管される。
【0035】図2は、上記の運用管理サーバ42を構成
する各サーバ43〜47の詳細(機能)を説明するもの
である。
【0036】「契約認証用サーバ43」は、そのプロセ
ッサによるプログラム処理により、そのデータベース
(DB)43a上に病院10及びサービス会社20との
間の契約情報を保管し、さらにそのデータベース(D
B)43a上に病院10との間で結ばれる管理契約の有
無に関する情報を付加し、この情報に基づいて処理対象
とする病院10が「契約病院」か「非契約病院」か、そ
のいずれに相当するかを選別する処理を実行する。
【0037】「情報解析用サーバ44」は、そのプロセ
ッサによるプログラム処理により、契約認証用サーバ4
3により契約病院として認証された病院10からの画像
データS1と運用情報S2を元にそのモダリティ13の
状態を解析し、その異常有無を検出する処理を実行す
る。このプログラム処理の元になる複数の異常検出アル
ゴリズム(後述の特徴抽出、解析、判定の各処理)44
a及びその各処理で使用される処理パラメータ44b
は、後述のように画像データS1の画像付帯情報や運用
情報S2に含まれる、モダリティ13の種類、検査種
別、及び検査部位等に応じて適宜選択可能となってい
る。この情報解析用サーバ44は、その解析処理により
モダリティ13の異常状態を検出すると、その異常検出
情報S3を管理用サーバ45に送る。
【0038】「管理用サーバ45」は、そのプロセッサ
によるプログラム処理により、そのデータベース(D
B)45a上に情報解析用サーバ43により解析された
異常検出情報S3等の解析データを保管すると共に、異
常(障害)発生の通報、障害情報の管理、サービス会社
20からの情報要求に対する応答等の処理を実行する。
【0039】図3(a)及び(b)は、この管理用サー
バ45からサービス会社20側に通知される異常通報の
一覧表示(管理番号、病院名、装置、検出日時、情報の
有無等)を示す画面(異常通報一覧表示画面)DP1、
及び、その異常通報の後でサービス会社20側から更に
その異常(エラー)検出に用いたエラーログや画像情報
等の情報要求を行うための画面(情報要求画面)DP2
の各表示例を示す。これらの画面DP1、DP2は、例
えばサービス会社20側の管理装置22のモニタ上に表
示される。
【0040】「課金用サーバ46」は、そのプロセッサ
によるプログラム処理により、所定の課金方法(サービ
ス会社20側への異常検出の通報毎の課金、及び/又
は、サービス会社20から要求された情報量に応じた課
金)に従って、課金処理を実行する。この課金用サーバ
46の処理で実行される課金方法の例を図4に示す。
【0041】図4に示す例では、1)異常検出後の通報
(異常通報)を単位とする課金方法、2)サービス会社
20からの情報要求を単位とする課金方法の2通りが例
示されている。1)は、前述した情報解析用サーバ44
による異常検出情報S3を受けて、管理用サーバ45か
らサービス会社20側に異常通報を行った後で、その通
報毎に自動的に課金する方法であり、2)は、1)の通
報後に、サービス会社20側から、エラーログや画像情
報等のエラー検出に用いた情報(前述の図3(b)参
照)を要求してきた場合、その情報要求毎に自動的に課
金する方法である。
【0042】特に上記2)の場合には、サービス会社2
0側から、「病院名」、「モダリティ」、「日付」、
「必要な情報(例えば、「エラーログ」及び「画像情
報」の少なくとも1つ)」が明記された情報要求が送付
されたときに、管理用サーバ45の処理により、その情
報要求で指示された情報を管理用サーバ45内のデータ
ベース45a等から検索して取り出し、これに該当する
情報をサービス会社20側に送付し、その後で、課金用
サーバ45の処理により、情報送信先であるサービス会
社名及びその情報量を元に課金処理を実行する。
【0043】「画像保管用サーバ47」は、そのプロセ
ッサによるプログラム処理により、そのデータベース
(DB)47a上に各病院10から送信されてきた画像
データS1及び運用情報S2を保管する処理を実行す
る。
【0044】上記構成によれば、病院10から通信ネッ
トワーク30経由で画像保管ASP40に送信されてく
る画像データS1と運用情報S2は、通信装置41を介
して運用管理サーバ42に送られる。この運用管理サー
バ42において、契約認証用サーバ42により、運用情
報S2を元にモダリティ13の管理契約の有無が確認さ
れ、その結果、契約有りと判断された場合は解析用サー
バ43に、契約無しと判断された場合は画像保管サーバ
46に、それぞれ画像データS1及び運用情報S2が送
られる。
【0045】次いで、情報解析用サーバ46にて、それ
らの画像データS1及び運用情報S2を元にモダリティ
13の状態が解析され、その結果、異常が検出された場
合には、その異常検出に関する情報(異常検出情報)S
3として、異常検出の「サマリー(概要)」、異常検出
されたモダリティ13の「装置識別」情報、異常検出の
根拠となる「エラーログ」、「異常画像」データのコピ
ー等が、管理用サーバ44に送られる。この解析後、画
像データS1は、画像保管用サーバ46に送られて保管
される。同様に、情報解析用サーバ46にて異常が検出
されなかった場合も、画像データS1及び運用情報S2
が画像保管用サーバ46に送られて保管される。
【0046】次いで、情報解析用サーバ46からの異常
検出情報S3を含む解析データは、管理用サーバ45の
データベース45a上に保管され、その内、異常検出に
関するサマリーがサービス会社20に送信される。これ
と同時に、課金用サーバ45に対しサマリー送信を行っ
た旨が通知される。これに応答として、課金用サーバ4
5にて、サマリー送信先のサービス会社名、病院名、機
器名、送信日時が課金情報として記録され、その記録を
元に通報に関する課金が行われる。
【0047】また、サービス会社20から、エラーログ
や画像情報等のエラー検出で用いた解析情報の要求があ
ったときに、その要求に応じた解析情報が管理用サーバ
45からサービス会社20に送付される。これと同時
に、課金用サーバ45にその情報送信を行った旨が通知
される。これに応答して、課金用サーバ45にて、解析
情報を送信したサービス会社名、病院名、モダリティ、
情報の内訳、情報量が記録され、その情報量に応じて課
金が行われる。
【0048】図5は、情報解析用サーバ46の詳細を説
明するものである。図5において、情報解析用サーバ4
6は、その機能上、運用情報抽出部51、異常検出アル
ゴリズム・処理パラメータ決定部52、優先度処理部5
3、設定保存部54、設定変更受付部55、処理スケジ
ュール部56、異常検出処理部57、及び検出結果処理
部58から構成される。これら各部51〜58は、その
一例として、1つ又は複数のソフトウェアモジュール
(プログラム部品)から構成される。
【0049】運用情報抽出部51は、契約認証用サーバ
43からの運用情報S2の内、後述の異常検出アルゴリ
ズム44a及びその処理パラメータ44bの決定や処理
優先度の決定で用いる情報を抽出する機能を有する。ま
た、契約認証用サーバ43からの画像データS1に画像
付帯情報が付帯している場合、その画像付帯情報の内の
その後の解析に必要となる情報(モダリティ、検査種別
・部位、施設名等)を抽出する機能も有する。この場
合、画像データS1のファイル形式が、例えば「DIC
OM(Digital Imaging and CO
mmunication in Medicine)」
規格のものであれば、その画像付帯情報を利用できる。
【0050】異常検出アルゴリズム・処理パラメータ決
定部52は、運用情報抽出部51により抽出された運用
情報S2及び画像データS1の画像付帯情報から、後述
のテーブル52aを用いて異常検出アルゴリズム44a
及び処理パラメータ44bを決定する機能を有する。こ
のテーブル52aの設定例を図6及び図7に示す。
【0051】図6に示すテーブル52aでは、「検出方
法ID(図中の例ではCT1、MR1)」、「モダリテ
ィ(図中の例ではCT、MR)」、「検査種別(図中の
例では通常、造影)」、及び「検査部位(図中の例では
頭部、頸部、胸部)」の各情報と、「異常検出アルゴリ
ズム(図中の例ではA〜D)」44a及びその各処理段
階(特徴抽出、解析、判定)で使用される「処理パラメ
ータ(図中の例では特徴抽出用:PfA1〜PfD1、
解析用:PaA1〜PaD1、判定用:PtA1〜Pt
D1)」44bの各情報とが互いに関連付けて定義さ
れ、これにより、検出方法ID(後述参照)、モダリテ
ィ、検査種別、及び検査部位毎に異常検出アルゴリズム
44a及び処理パラメータ44bを決定するようになっ
ている。このとき、モダリティ13及び検査種別が同一
で、同じ異常検出アルゴリズム44aが決定される場合
でも、検査部位の違いによって処理パラメータ44bが
異なるように設定してもよい(図中の異常検出アルゴリ
ズムAの例参照)。
【0052】図7に示すテーブル52aでは、「検査装
置(図中の例ではCT3機(CT…)、MR1機(MR
…)」及び「契約病院(図中の例では病院A)」の各情
報と、「検出方法ID(図中の例ではCT:CT−1、
2、MR:MR−1)」の情報とが互いに関連付けて定
義され、これにより、検査装置及び契約病院毎に検出方
法(異常検出アルゴリズム44a及び処理パラメータ4
4b)を決定するようになっている。この例では、モダ
リティ13毎に検出方法が決定されるが、更に細分化し
て検査種別や検査部位毎に検出方法を定義してもよい。
なお、運用情報S2や異常検出アルゴリズム44aの選
択については、検査装置のメーカ、即ち検査装置毎によ
り決定すれば、異常検出の精度やサービス会社にとっ
て、より有効なものとなる。
【0053】優先度処理部53は、運用情報抽出部51
により抽出された運用情報S2及び画像データS1の画
像付帯情報から、後述のテーブル53aを用いて処理優
先度や処理時間帯を決定する機能を有する。このテーブ
ル53aの例を図8に示す。
【0054】図8に示すテーブル53aでは、「検査装
置ID(図中の例ではCT3機、MR1機)」及び「契
約病院ID(図中の例では病院A、B)」の各情報と、
「処理優先度(図中の例では1〜5)」及び「処理時間
帯(図中の例では10:00〜13:00、15:00
〜19:00、18:00〜22:00、21:00〜
5:00)」の各情報とが互いに関連付けて定義され、
これにより、検査装置ID及び契約病院IDによって処
理優先度や処理時間帯を決定するようになっている。
【0055】このテーブル53a上で決定される「処理
優先度」や「処理時間帯」は、画像保管ASP40によ
り提供される異常検出サービスの時間的品質レベルに対
応する。例えば、速やかな異常検出処理かつ速やかな異
常処置サービスを望む契約病院の場合には、優先度を高
くし、処理時間帯を日中の時間帯に、また1日遅れでも
問題ない契約病院の場合には、優先度を低くし、処理時
間帯を深夜等の時間帯に、それぞれ設定すればよい。さ
らに、サービス品質によって料金を設定すれば、異常検
出の処理負荷を均一化できるといった利点がある。
【0056】設定保存部54は、上記の異常検出アルゴ
リズム・処理パラメータ決定部52で設定されたテーブ
ル52a及び処理優先度決定部53で設定されたテーブ
ル53aの各設定内容を保存する機能を有する。
【0057】設定変更受付部55は、サービス会社20
側で指定された契約病院及び検査装置の処理優先度及び
検出方法の少なくとも1つの設定に対する「変更依頼」
(例えば、故障率が多い検査装置に対して処理優先度を
上げる等)を元に、正規のサービス会社及び変更依頼で
ある旨を認証後、上記の設定保存部54に保存されてい
る、異常検出アルゴリズム・処理パラメータ決定部52
及び処理優先度決定部53の各設定内容を変更する機能
を有する。このようにサービス会社20側の操作により
上記の設定内容を動的に変更する手段を設ければ、サー
ビス会社20と契約している病院10への保守サービス
の品質をコントロールできる利点がある。
【0058】処理スケジュール部56は、上記の異常検
出アルゴリズム・パラメータ決定部52と処理優先度決
定部53で決定された内容に従い、要求されている複数
の異常検出ジョブの検出処理の実行順番を決定して、異
常処理検出部57に実行指示を出す機能を有する。
【0059】異常検出処理部57は、処理スケジュール
部56からの実行指示に基づき、契約認証用サーバ43
からの画像データS1と運用情報S2を元に、異常検出
アルゴリズム・処理パラメータ決定部52により決定さ
れた異常検出アルゴリズム43a及びその各処理段階で
用いる処理パラメータ44bに基づく「異常検出処理」
を実行する機能を有する。
【0060】図9は、異常検出処理部57により実行さ
れる異常検出アルゴリズム43aの内容を説明するもの
である。この例では、異常検出アルゴリズム43aは複
数のアルゴリズムA〜Dから構成される。この各アルゴ
リズムA〜Dの内のいずれを使用するかの選択は、前述
した通り、異常検出アルゴリズム・処理パラメータ決定
部52により決定される。
【0061】上記の各アルゴリズムA〜Dには、その処
理シーケンスの順番に、「特徴抽出部61」、「解析部
62」、及び「結果判定部63」の各段階(ステップ)
が含まれる。これら各部61〜63の機能は次の通りで
ある。
【0062】特徴抽出部61では、異常検出アルゴリズ
ム・処理パラメータ決定部52により決定された特徴抽
出用の処理パラメータ44b(図4に示すテーブル参
照)を用いて、画像データS1から、例えば既知のヒス
トグラムや周波数スペクトル等に基づく特徴抽出手法に
より、その物理的特徴量を抽出する処理を実行する。こ
の処理は、予め設定された1つ以上の特徴抽出処理の中
から適宜選択されて実行可能となっている。
【0063】解析部62では、異常検出アルゴリズム・
処理パラメータ決定部52により決定された解析用の処
理パラメータ44b(図6に示すテーブル参照)を用い
て、特徴抽出部61により抽出された1つ以上の物理的
特徴量から、定量的な評価量(例えば、異常の程度を表
す値)を解析する処理を実行する。
【0064】結果判定部63では、異常検出アルゴリズ
ム・処理パラメータ決定部52により決定された判定用
の処理パラメータ44b(図6に示すテーブル参照)を
用いて、解析部62からの評価量と予め設定された判定
用パラメータ(閾値)を元に、画像データS1の状態が
異常か否かを判定し、異常である判定されたときにその
異常判定結果を次段の検出結果出力部58に送る処理を
実行する。
【0065】この結果判定部63による判定では、使用
する処理パラメータ44b、即ち閾値(パラメータ)を
高いと、検出感度が低くなり、この逆に閾値を小さい
と、検出感度が高くなると同時に偽陽性(False
Positive)が高くなる点を考慮に入れる。ま
た、使用する定量的評価量によっては、処理パラメータ
44bとして、上方管理限界(UCL)と下方管理限界
(LCL)を設定し、このUCLとLCL間の範囲内に
あるか否かを判定してもよい。
【0066】異常検出処理部57は、その他の例とし
て、上記構成の加え、図10に示すように、機能上、
「特徴量蓄積部64」及び「統計量抽出部65」を備え
てもよい。
【0067】この例では、特徴量蓄積部64は、上記の
異常検出アルゴリズム44a(図中の例ではアルゴリズ
ムS)における特徴抽出部61の処理にて過去に得られ
た画像データS1の物理的特徴量を蓄積する機能を有す
る。また、統計量抽出部65は、特徴量蓄積部64に蓄
積された物理的特徴量から、解析対象画像と比較するた
めの特定の母集団の統計量を抽出する処理を実行する。
この処理では、例えば、同一モダリティ、かつ、同一撮
影条件、あるいは同一の検査装置、同一の検査装置型式
により分類した特徴量を特徴量蓄積部64から取得し、
平均、分散といった統計量が求め、その統計量をアルゴ
リズムSにおける解析部62に送る。
【0068】これにより、解析部62では、統計量抽出
部65により求められた統計量と、解析対象の画像デー
タS1から抽出された物理的特徴量とを比較し、例えば
単純な平均値の差から仮説検定といった様々な統計手法
を用いることにより、解析対象の画像データS1と蓄積
されている同種の異画像の間でどの程度有意な差がある
かを解析し、その解析結果を判定部63に入力する。そ
して、判定部63では、上方管理限界(UCL)/下方
管理限界(LCL)、危険率等を判定基準として異常判
定を行う。この比較結果は、異常判定結果の一部として
次段の検出結果出力部58に出力可能となっている。
【0069】この例では、解析対象画像と、他の病院も
含めた同一種の画像の解析結果とを比較してその相対的
な異常程度を判定できるため、サービス会社20にとっ
ては、2つの異常判定結果を通知されたときに、両者の
相対的な異常の程度により、処置の優先度等を判断でき
る等の利点がある。
【0070】検出結果出力部58は、異常が検出された
画像データS1について、検出サマリーの生成を行い、
その異常発生先の病院と検査装置を互いに関連付け、さ
らに運用情報抽出部51から運用情報(検査種別、検査
部位、ログ等)S2を取得し、異常画像と共に上記病院
と検査装置に関連付けて、異常検出情報S3(異常のサ
マリー、装置の識別情報、エラーログ、異常が検出され
た画像等)として、管理用サーバ45を介してサービス
会社20側に送信する処理を実行する。
【0071】ここで、本実施形態の全体動作(処理の流
れ)を図11及び図12に基づいて説明する。
【0072】図11及び図12において、まず、通常の
ルーチンとして、病院10のモダリティ13で撮影され
た画像データS1がその運用情報S2と共に、通信ネッ
トワーク30経由で画像保管ASP40側に送信される
(ステップSt11)。
【0073】これを受けて、画像保管ASP40側で
は、前述した運用管理サーバ42内の情報解析用サーバ
44の処理により、画像データS1及び運用情報S2を
元にモダリティ13の状態が解析される(ステップSt
12)。この解析は、画像データS1のほか、必要に応
じて、モダリティ13が出力する運用情報S2を併用し
て行われる。これにより、画像データS1だけでは判断
できない事例や故障原因をある程度特定化できる等の効
果が期待できる。
【0074】上記解析により異常(障害)発生が検出さ
れた場合は、画像保管ASP40からその機器をメンテ
ナンスするサービス会社20側に対し、その異常発生通
知がそのサマリー(病院名、発生装置、検出時間等)と
共に通信ネットワーク30経由で送信される(ステップ
St13)。
【0075】サービス会社20側では、その異常発生通
知を元に、リモートメンテナンスやフィールドサポート
等によりそのモダリティ13の異常に対処する(ステッ
プSt14)。このときの課金は、通報単位で発生し、
画像保管ASP40側の運用管理サーバ42内の課金用
サーバ46で管理される。
【0076】また、サービス会社20側では、その異常
発生通知の際に異常検出の解析情報(詳細情報)が必要
な場合、その要求が画像保管ASP40側に送られる
(ステップSt15)。この要求に応答して、画像保管
ASP40側では、その情報解析用サーバ44の処理に
より、要求された詳細情報を通信ネットワーク30(或
いは、その他のオンライン、FAX、郵送等の各種通信
手段)を介してサービス会社20側に送信する(ステッ
プSt16)。
【0077】これにより、サービス会社20側では、異
常発生通知及びその詳細情報を元に、リモートメンテナ
ンスやフィールドサポート等によりそのモダリティ13
の異常に対処する(ステップSt17、St18)。こ
のときの課金は、画像保管ASP40側の課金用サーバ
46の処理により、通報単位に加え、要求された情報量
に応じて行われる。
【0078】従って、本実施形態によれば、画像保管A
SP40の運用管理サーバ42により、モダリティ13
が設置される病院10の遠隔側で通信ネットワーク30
を介してその医用画像診断装置の異常検出を行うシステ
ム構成を簡素に構築して、より安価に提供することが可
能となる。
【0079】次に、本実施形態の応用例1〜6を図13
〜図17を参照して説明する。
【0080】(応用例1)本例は、前述のシステム構成
に加え、画像保管ASP40による異常検出サービスに
おいて、図13に示す様なテーブルを元に、異常(故
障)検出時の利用率に応じたレベル毎に故障情報処理料
金(故障検出のための処理料金)を設定する手段を追加
したものである。
【0081】図13に示すテーブルの例では、利用率を
5段階のレベル1〜5に分け、各レベル1〜5毎に料金
の倍率が関連付けられている。この例では、利用率が0
〜20%(レベル1)のときに料金の倍率(通常時を1
としたときの倍率)が0.6倍で、以下、同様に利用率
に対する料金の倍率は、20〜40%(レベル2)のと
きに0.8倍、40〜60%(レベル3)のときに1.
0倍、60〜80%(レベル4)のときに1.2倍、8
0〜100%(レベル5)のときに1.4倍となる。こ
の倍率は、所望の値に可変設定される。
【0082】従って、本例によれば、上記作用効果に加
え、画像保管ASP40の運用管理サーバ42による異
常検出処理の処理負荷を分散させたり、画像保管ASP
40によるサービスに対する選択肢の幅を広げたりする
等の利点が得られる。
【0083】(応用例2)本例は、前述のシステム構成
のほか、画像保管ASP40による異常検出サービスに
おいて、サービス会社20側で、図14に示す様なテー
ブルを元に、病院毎にサービスのレベルを選択する手段
を追加したものである。
【0084】図14に示すテーブルの例では、病院毎に
サービスレベルの内容(レベル1〜5)を選択できる。
このレベル1〜5は、故障検出処理の優先度(優先度レ
ベル1〜3:最優先、優先、問わない)、時間帯(処理
時間帯コード1〜4:全ての時間帯(00:00〜2
4:00)、00:00〜8:00、8:00〜16:
00、16:00〜24:00)、及び通報方法(通報
コード1〜4:サマリー+運用情報+画像情報、サマリ
ー+画像情報、サマリー+運用情報、サマリーのみ)の
組み合わせで対応付けられて決定される。このレベル1
〜4によって、料金の倍率(通常時を1としたときの倍
率)が3倍、2.5倍、2倍等の所望の値に可変設定さ
れる。
【0085】従って、本例によれば、上記作用効果に加
え、サービス会社は病院毎に保守のサービスレベルを決
めることができ、ユーザによってきめ細かいサービスが
可能となる等の利点が得られる。
【0086】(応用例3)本例は、前述のシステム構成
に加え、画像保管ASPと共に所定の画像読影サービス
を行うASP(読影ASP)を利用して、画像保管AS
Pからサービス会社20側に通知すべき異常情報を人的
手段によって入力する手段を追加したものである。図1
5は、読影ASPが追加されたシステム構成の概要、図
16は、その詳細をそれぞれ示す。
【0087】図15において、読影ASP70は、前述
同様の画像保管ASP40と共に併設されるサービスプ
ロバイダであり、病院10から読影依頼を受信し、その
依頼があった医用画像について専門の読影医が読影を実
施し、その読影結果を依頼元の病院10に返すサービス
を提供するためのサーバとしてのコンピュータ機能を有
する。これに加え、本例では、画像保管ASP40経由
で送られてきた画像を読影者等の操作者によって読影
し、その読影結果から画像の異常が発見された場合、そ
の異常通知を画像保管ASP40経由でサービス会社2
0に通報する機能を備える。その機能の詳細を図16に
示す。
【0088】図16において、読影ASP70側には、
そのコンピュータ機能を成す各部として、画像表示部
(CRTや液晶等)71、異常情報入力部(キーボード
やポインティングデバイス(マウス、トラックボール
等)等の文字入力式、選択式、画像への描画式のいずれ
か1つ又はその組み合わせ等)72、及び操作者識別部
73が搭載されている。
【0089】この構成によれば、読影ASP70側の読
影者により、病院からの読影依頼に基づいて、所望の画
像が画像保管ASP40側の画像保管サーバ47内の画
像保存部47cから取得され、画像表示部71上に画像
表示される。この表示画像中に異常が発見されると、読
影者による異常情報入力部73の操作でその異常情報が
入力される。そして、この異常情報に加えて、画像表示
部71から得られる画像の識別情報が、前述した画像保
管ASP40側の情報解析用サーバ44内の検出結果出
力部58に異常検出通知として送られる。このとき、必
要に応じて、操作者識別部73から入力者を特定する情
報が付加される。
【0090】これにより、画像保管ASP40側では、
その情報解析用サーバ44内の検出結果出力部58の処
理により、上記の異常検出通知から画像識別情報を抽出
し、対応する画像を画像保管用サーバ47内の画像保存
部47cから取得すると共に、同サーバ47内の運用情
報保存部47bに保持されている、運用情報と画像情報
を関連づける情報を元に、対応する画像の運用情報を取
得し、この運用情報から病院や装置の識別情報を抽出
し、これら各情報(対応する画像、病院や装置の識別情
報等)を上記の異常検出通知と共に互いに関連付け、異
常検出情報として、サーバ会社に送る。
【0091】このとき、この異常検出情報に操作者識別
部73による操作者識別情報を付加することにより、図
示しない課金用サーバの処理により、異常を検出した操
作者とその内容を識別し、異常検出の作業料金として、
操作者へ還付する課金情報を集計するように構成しても
よい。
【0092】なお、異常検出者は、読影者に限らず、そ
れ以外の業務を行う操作者でも構わない。
【0093】(応用例4)本例は、前述のシステム構成
に加え、異常情報の通知時に画像保管ASP側で電子署
名を付加する構成を追加している。この電子署名部の構
成例を図17に示す。
【0094】図17に示す電子署名部80は、例えば画
像保管ASP側の情報解析用サーバ44内に組み込ま
れ、その機能上、署名情報抽出手段81、情報改変手段
82、情報署名部83、発信者証明書保存部84、署名
情報蓄積部85、及び異常検出通知作成手段86が含ま
れる。
【0095】この構成例において、前述の検出結果出力
部58から出力される情報が異常検出通知作成手段86
に入力されると同時に、署名を行う異常情報内の全て又
は一部の情報が署名情報抽出手段81により抽出され
る。ここで抽出する情報は、例えば、施設識別情報、装
置識別情報、及び画像付帯情報である。この内、画像付
帯情報については、さらに情報改変手段82により患者
情報や重要な診療情報が容易に可視化できないように改
変する処理が行われる。この情報改変処理は、例えば、
氏名や生年月日等を無意味な文字列や日付に変えたり、
或いは共通の秘密鍵を持つ特定者のみに可視化できるよ
うに暗号化したりするものである。
【0096】上記の署名情報抽出手段81により抽出さ
れた署名対象情報は、情報署名部83により発信者証明
書保存部84より取得される署名用鍵により画像保管A
SPの署名が行われる。そして、これら署名された情報
と、署名対象以外の情報とをあわせた異常情報検出通知
が、サーバ会社に送られる。
【0097】また、ここで署名された情報は、署名情報
蓄積部85で保存される。この署名情報蓄積部85は、
画像保管ASP内部に設けられる構成以外に、例えば、
別の送信手段および受信手段によって情報伝達が可能な
公証機能を持つ外部機関側に設けられる構成でも適用で
きる。
【0098】本例によれば、上記の作用効果に加え、さ
らに患者情報・診療情報のセキュリティ確保をより一層
図ることができる。この効果は、次の様な利用時に最大
限に発揮させることができる。
【0099】即ち、画像保管ASP又は読影ASPで
は、保管・読影対象となる診療情報とその患者情報は原
則として病院側から伝達される。これは、診療情報保存
や診断の質を確保する上で必要不可欠な情報である。し
かし、これらの情報を本発明のような装置の保守用途の
ために利用し、しかも外部のサービス会社に出力される
ことは、依頼元病院の情報漏洩防止の観点で問題とな
る。本例によれば、改変した情報に対して署名を行い蓄
積しておくことにより、依頼病院からセキュリティ監査
のために外部に出力した情報の照会があった場合に、診
療情報や患者情報を適性に処理して出力していることを
証明できる。
【0100】また、署名した情報を異常検出通知として
出力する場合には、さらに証明の効力を高めることがで
きる。本発明では、この異常検出通知によりサービス会
社に対して課金する実施例があるが、サービス会社にと
ってASPの署名がついた異常検出通知は対価を支払う
べき生産物であり、少なくとも一定期間はサービス会社
に保存されうる。また、サービス会社側で、異常検出通
知の内容と署名が一致しかつ、改ざんされていないこと
の確認が可能となる。
【0101】(応用例5)本実施形態では、異常情報の
通知先はサービス会社を想定しているが、さらに対象病
院にその通知がなされてもよい。例えば、病院側に通知
を受信する手段と通知内容を表示する手段を備えること
により、通知された内容に基づいて病院側で装置の使用
を控えるなど診療の品質に影響がでないような運用に速
やかに切り換えることができる。
【0102】さらに、この通知を検査装置に入力するこ
とにより、異常検出された対象画像データのみならず、
対象画像発生時のさらに詳細な動作記録が消去されない
ようなロック、対象画像と関連する画像(薄スライスや
他の撮影方法)のロック、対象画像発生時の前後の操作
情報や画像情報が消去されないようなロック、自己診断
を実行した結果記録の保管あるいはサービス会社への通
知等の処理を検査装置自身で実行する手段を備えること
ができる。
【0103】本例では、サービス会社が故障の原因をつ
きとめ正常状態に復旧させるための処置を助け、結果的
に装置の平均修理時間(MTTR)を短くするという効
果が得られる。
【0104】(応用例6)前述の実施形態では、画像保
管ASPに送られてきた全ての画像情報について異常検
出を実行するように記載されているが、異常情報を検出
する対象画像を病院側で指定できるようにしてもよい。
【0105】例えば、運用情報内に異常検出の依頼を示
す情報を病院側で付加する手段を追加し、前述の運用情
報抽出部にてその運用情報を抽出することにより、異常
検出依頼のあった画像のみを特定し、検出処理するよう
にすればよい。これによって、病院側は毎朝の始業点検
で行う画像だけに検出依頼を付帯して画像保管ASPに
送信することで、定期的でかつ結果的にサービス会社と
の保守契約コストを低減することができるようになる。
【0106】なお、本発明は、代表的に例示した上述の
実施形態及びその応用例に限定されるものではなく、当
業者であれば、特許請求の範囲の記載内容に基づき、そ
の要旨を逸脱しない範囲内で種々の態様に変形、変更す
ることができる。これらの変更、変形例も本発明の権利
範囲に属するものである。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
医用画像診断装置が設置される医療施設の遠隔側で通信
手段を介してその医用画像診断装置の異常検出を行うシ
ステム構成を簡素に構築して、より安価に提供できる。
【0108】特に、1)画像蓄積サービスプロバイダの
運用管理装置を利用することで、サービス会社自体は、
回線を常時接続する必要が無く経済性に優れる、2)サ
ービス会社側は、画像蓄積サービスプロバイダ側から通
信手段を介して連絡を受けた時に対処を行えばよく、効
率的に管理を行うことができる、3)病院側は、モダリ
ティの保守のために、モダリティを公衆回線に接続する
必要がなく、従来システムのようにセキュリティを考慮
する必要はない、4)画像蓄積サービスプロバイダ側
は、現行システムを利用し、異常解析用のシステムを導
入するだけで構築でき、新たな収入源を得ることができ
るといった効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るシステム構成の全体構
成を示す概略ブロック図。
【図2】画像保管ASPの詳細構成を示す概略ブロック
図。
【図3】(a)はサービス会社側における異常通報一覧
画面の表示例を示す図、(b)はサービス会社側におけ
る情報要求画面の表示例を示す図。
【図4】画像保管ASPによる2通りの課金方法を説明
する図。
【図5】画像保管ASP内の情報解析用サーバの詳細構
成を示す概略ブロック図。
【図6】情報解析用サーバ内の異常検出アルゴリズム・
処理パラメータ決定部の処理で用いるテーブルを示す
図。
【図7】情報解析用サーバ内の異常検出アルゴリズム・
処理パラメータ決定部の処理で用いる別のテーブルを示
す図。
【図8】情報解析用サーバ内の処理優先度決定部の処理
で用いるテーブルを示す図。
【図9】情報解析用サーバ内の異常検出処理部による処
理を説明する図。
【図10】情報解析用サーバ内の異常検出処理部による
別の処理を説明する図。
【図11】システム全体の処理シーケンスを説明する
図。
【図12】システム全体の処理の流れを説明する概念
図。
【図13】応用例1で、利用率に応じた料金を決定する
テーブルを説明する図。
【図14】応用例2で、サービスレベルに応じたテーブ
ルを説明する図。
【図15】応用例3で、読影ASPを併設したシステム
の全体構成を示す概念図。
【図16】読影ASPを併設したシステムの詳細構成を
示す概略ブロック図。
【図17】応用例4で、電子署名を行うシステムの詳細
構成を示す概略ブロック図。
【図18】従来例のシステム構成を示す概念図。
【符号の説明】
10 病院 13 モダリティ 14 通信装置(病院側) 20 サービス会社 21 通信装置(サービス会社側) 22 管理装置 30 通信ネットワーク 40 画像保管ASP(画像蓄積サービスプロバイダ) 41 通信装置(画像保管ASP側) 42 運用管理サーバ(本発明の運用管理装置を成す) 43 契約認証用サーバ 44 情報解析用サーバ 44a 異常検出アルゴリズム 44b 処理パラメータ 45 管理用サーバ 46 課金用サーバ 47 画像保管用サーバ 51 運用情報抽出部 52 異常検出アルゴリズム・処理パラメータ決定部 53 処理優先度決定部 54 設定保存部 55 設定変更受付部 56 処理スケジュール部 57 異常検出処理部 58 検出結果出力部 61 特徴抽出部 62 解析部 63 判定部 64 特徴量蓄積部 65 統計量抽出部 70 読影ASP 71 画像表示部 72 異常情報入力部 73 操作者識別部 80 電子署名部 81 署名情報抽出手段 82 情報改変手段 83 情報署名部 84 発信者署名書保存部 85 署名情報蓄積部 86 異常検出通知作成手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 医用画像診断装置が設置される医療施設
    及びその製品品質を維持することを役務とするサービス
    施設のそれぞれに通信手段を介して接続され、かつ、前
    記医用画像診断装置で得られる医用画像を前記通信手段
    を介して特定の利用目的で利用可能に蓄積する画像蓄積
    手段を有する画像蓄積サービスプロバイダ向けの運用管
    理装置であって、 前記画像蓄積手段に蓄積された医用画像に基づいて前記
    医用画像診断装置の異常の有無を検出する異常検出手段
    と、 前記異常検出手段により前記医用画像診断装置の異常が
    検出されたときに前記通信手段を介して前記医療施設及
    び前記サービス施設の少なくとも一方にその異常を通知
    する異常通知手段とを備えたことを特徴とする医用画像
    診断装置の運用管理装置。
  2. 【請求項2】 前記異常検出手段は、互いに異なる複数
    の異常検出手段と、前記医用画像と共に送られてくる情
    報に基づいて前記複数の異常検出手段を選択する手段と
    を備えた請求項1記載の医用画像診断装置の運用管理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記異常検出手段は、前記医用画像診断
    装置から送られてくる医用画像を表示する表示手段と、
    この表示手段により表示される医用画像の異常情報を入
    力する入力手段と、この入力手段により入力された異常
    情報及び前記医用画像を互いに関連付けて前記医用画像
    を発生した医療施設及びその医用画像診断装置を特定す
    る処理手段とを備えた請求項1記載の医用画像診断装置
    の運用管理装置。
  4. 【請求項4】 前記異常検出手段により前記医用画像か
    ら検出された前記医用画像診断装置の異常検出結果を蓄
    積する蓄積手段と、この蓄積手段により蓄積された過去
    の異常検出結果との比較により前記医用画像から前記医
    用画像診断装置の異常を検出する手段とを備えた請求項
    1記載の医用画像診断装置の運用管理装置。
  5. 【請求項5】 前記異常通知手段により前記サービス施
    設に異常が通知された場合にその通知先のサービス施設
    に対し課金を行なう課金手段をさらに備えた請求項1記
    載の医用画像診断装置の運用管理装置。
  6. 【請求項6】 前記課金手段は、前記異常を検出した時
    点の異常検出手段の利用率に基づいて料金を決定する手
    段と、前記異常検出手段の種類に応じて料金を決定する
    手段との少なくとも1つを備えた請求項5記載の医用画
    像診断装置の運用管理装置。
  7. 【請求項7】 前記異常通知手段は、前記異常通知時に
    電子署名を付す手段を備えた請求項1記載の医用画像診
    断装置の運用管理装置。
  8. 【請求項8】 医用画像診断装置が設置される医療施設
    及びその製品品質を維持することを役務とするサービス
    施設のそれぞれに通信手段を介して接続され、かつ、前
    記医用画像診断装置で得られる医用画像を前記通信手段
    を介して特定の利用目的で利用可能に蓄積する画像蓄積
    サービスプロバイダ向けの運用管理方法であって、 前記医用画像診断装置からの医用画像を蓄積し、この蓄
    積された医用画像に基づいて前記医用画像診断装置の異
    常の有無を検出し、その異常が検出されたときに前記通
    信手段を介して前記医療施設及び前記サービス施設の少
    なくとも一方にその異常を通知することを特徴とする医
    用画像診断装置の運用管理方法。
  9. 【請求項9】 医用画像診断装置が設置される医療施設
    に通信手段を介して接続され、その製品品質を維持する
    ことを役務とするサービス施設及び前記医用画像診断装
    置で得られる医用画像を前記通信手段を介して特定の利
    用目的で利用可能に蓄積する画像蓄積サービスプロバイ
    ダを用いた運用管理方法であって、 前記画像蓄積サービスプロバイダ側で、前記医用画像診
    断装置からの医用画像を蓄積し、この蓄積された医用画
    像に基づいて前記医用画像診断装置の異常の有無を検出
    し、その異常が検出されたときに前記通信手段を介して
    少なくとも前記サービス施設にその異常を通知すると共
    に、前記サービス施設側で、前記画像蓄積サービスプロ
    バイダ側からの異常通知を受けたときにその異常通知に
    応じて前記医療施設側へのメンテナンス業務に関する処
    理を実行することを特徴とする医用画像診断装置の運用
    管理方法。
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