JP2003189283A - 情報放送受信端末装置 - Google Patents

情報放送受信端末装置

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JP2003189283A
JP2003189283A JP2001382769A JP2001382769A JP2003189283A JP 2003189283 A JP2003189283 A JP 2003189283A JP 2001382769 A JP2001382769 A JP 2001382769A JP 2001382769 A JP2001382769 A JP 2001382769A JP 2003189283 A JP2003189283 A JP 2003189283A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報放送に含まれる商用コンテンツを、受信
者側で好きなときに容易に視聴することを可能にする情
報放送受信端末装置を提供する。 【解決手段】 受信したデータストリームに含まれる放
送番組のコンテンツである番組コンテンツと、受信した
データストリームに組み込まれている宣伝用のコンテン
ツである商用コンテンツとが、分離処理部104で分離
され、該分離された番組コンテンツ及び商用コンテンツ
がそれぞれコンテンツ格納装置105の番組コンテンツ
格納領域108及び商用コンテンツ格納領域106に蓄
積される。蓄積された番組コンテンツを再生する際に、
視聴者が視聴を所望する番組コンテンツに元々組み込ま
れていた商用コンテンツが再び当該番組コンテンツと結
合して再生される。さらに視聴者の指示に応じて、所望
の商用コンテンツのみの再生が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル化され
た情報を放送するディジタル情報放送を受信する情報放
送受信端末装置に関し、特に受信した情報を記憶装置に
蓄積し、後に再生する機能を有するものに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、テレビ放送のディジタル化が実現
し、ディジタル放送受信機の普及が進んでいる。アナロ
グ放送に対するディジタル放送の特徴は、ゴーストの無
い高解像度の映像と高忠実度の音声による品質の高さ、
周波数帯の利用効率の高さ等を有する点にあり、ディジ
タル放送は今後、情報配信手段として更に普及する可能
性を持っている。2000年12月より開始されたBSディジ
タル放送もその一つであり、従来、地上波アナログ放送
を行ってきた放送事業者を含め、多くの放送事業者が参
入している。
【0003】配信された情報を視聴するケースとして、
視聴したい番組を番組表の中から探し出し、その時刻に
(リアルタイムに)それを視聴する場合がある。または
その時刻に観ることが出来ない場合や保存しておきたい
場合にビデオ録画装置に記録し、後からそれを視聴する
場合もある。この後者のビデオ録画に関して、受信者側
が大容量データ格納装置を保有し、受信したコンテンツ
をその格納装置に蓄積し、該蓄積したコンテンツを再生
することで「いつでも好きなときに」コンテンツを観る
といったスタイルの蓄積型放送方式が考案されている。
【0004】この放送方式と双方向通信サービスとによ
り多彩なサービスが展開されると予想される。従来、テ
レビ放送メディアでは商品・サービス提供を活性化させ
る一つの手段としてコマーシャル・広告を番組と番組と
の間隔に挿入し、定期的に視聴者に送信していた。この
方式では視聴可能なタイミングが限定されており、購買
意欲を持つ視聴者が能動的にそれにアクセスするという
ことは出来なかった。
【0005】新商品・新しいサービスを宣伝するとき、
情報提供者は新しい商用コンテンツを用意し、それを配
信する。しかし既に視聴者側のデータ格納装置に蓄積さ
れている商用コンテンツは、現在配信されている新規の
ものよりも以前のものであり、視聴者がそれを再生・視
聴した場合、新商品・新しいサービスに興味を持つ視聴
者と、新商品または新サービスを宣伝し、視聴者に購買
動機を与えようとする情報提供者との両者にメリットが
発生しない。
【0006】また、文字データ等を商用コンテンツの動
画ストリームデータに多重化させて配信することによ
り、宣伝内容の補足をすることが可能であるが、その動
画ストリームデータとともに文字データ等を視聴し、興
味を持った視聴者に対して、より詳細な内容を放送ネッ
トワークを用いて配信することは行われていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】蓄積型放送方式では、
娯楽・報道といった番組コンテンツを含め、コマーシャ
ル・広告といった商用コンテンツもまた視聴者側のデー
タ格納装置内に蓄積される。番組コンテンツと商用コン
テンツとが独立のデータとしてデータ格納装置内に蓄積
される場合、商用コンテンツのみを好きなときに再生す
ることが出来る。これにより、商品・サービスに対して
購買意欲を持つ視聴者が好きなときに商用コンテンツを
視聴し購買の検討を行うことが出来る。しかし、多数の
商用コンテンツが、番組コンテンツの間に分散して蓄積
されるため、所望のものを探し出しそれを視聴するのは
大変手間が掛かる。また宣伝広告にかかる商品またはサ
ービスを購買する際に流行のトレンド・最新の情報を把
握したいという要求もある。
【0008】本発明は、上記のような要求に応えるもの
であり、受信者側で好きなときに所望の商用コンテンツ
を容易に視聴することを可能にする情報放送受信端末装
置を提供することを第1の目的としている。さらに本発
明は、視聴者の意思により蓄積された商用コンテンツを
最新のものに更新することを可能にする情報放送受信端
末装置を提供することを第2の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載の発明は、受信した情報放送のコンテン
ツをコンテンツ格納手段に蓄積し、蓄積したコンテンツ
を視聴者が任意に視聴することを実現する情報放送受信
端末装置において、受信した情報放送のコンテンツに含
まれる放送番組のコンテンツである番組コンテンツと、
受信した情報放送のコンテンツに組み込まれている宣伝
用のコンテンツである商用コンテンツとを分離し、該分
離した番組コンテンツ及び商用コンテンツを前記コンテ
ンツ格納手段に蓄積する分離処理手段と、前記コンテン
ツ格納手段に蓄積された番組コンテンツを再生する際
に、視聴者が視聴を所望する番組コンテンツに元々組み
込まれていた商用コンテンツを再び当該番組コンテンツ
と結合して再生する結合再生手段と、前記コンテンツ格
納手段に格納された商用コンテンツのみを再生する商用
コンテンツ再生手段とを備えることを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の情報放送受信端末装置において、前記分離処理手段
は、受信した情報放送のコンテンツに含まれる前記商用
コンテンツに添付されている属性情報を分離して、前記
コンテンツ格納手段に格納し、前記商用コンテンツ再生
手段は、前記属性情報を参照して異なる商用コンテンツ
を結合することにより、新しいストリームデータを作成
し、保存する再構成手段と、視聴者の要求に基づいて前
記再構成手段に保存されているストリームデータを再生
する再構成コンテンツ再生手段とを備えることを特徴と
する。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の情報放送受信端末装置において、前記再構成手段は、
蓄積された商用コンテンツのみの視聴要求が視聴者から
なされたときは、蓄積された商用コンテンツに対応する
前記属性情報の中の配信時刻情報を参照し、配信時刻が
現在時刻に近い商用コンテンツを選択・結合することに
より、新しいストリームデータを作成して保存し、前記
再構成コンテンツ再生手段は、該新たに作成されたスト
リームデータを再生することを特徴とする。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項2に記載
の情報放送受信端末装置において、通信ネットワークを
介して情報提供者の端末装置との間でデータ通信を行う
データ通信手段と、前記コンテンツ格納手段に蓄積さ
れ、所定の有効期限を超過した商用コンテンツを再生す
る際に、有効期限を超過していることを視聴者に告知す
る告知手段と、視聴者の要求に基づいて前記情報提供者
の端末装置から最新の商用コンテンツをダウンロードす
ることにより、前記有効期限を超過した商用コンテンツ
を更新する更新手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施形態にかかる
情報放送受信端末装置のブロック図を示す。この情報放
送受信端末装置101は、放送波を受信するアンテナ1
02から入力される受信信号の復調を行う受信部103
と、受信したデータをバッファリングするバッファリン
グ領域122と、バッファリングされているストリーム
データの種別を判断する種別判断部123と、受信した
データを番組コンテンツと、商用コンテンツと、商用コ
ンテンツに添付されている属性情報とに分離する分離処
理部104と、受信したコンテンツを受信者側で蓄積す
るコンテンツ格納手段としてのコンテンツ格納装置10
5と、商用コンテンツの操作を行う商用コンテンツ視聴
操作部115と、キーボードやマウスといった入力手段
124による視聴者からの入力を受け付ける入出力制御
部121と、一連の処理を制御するためのCPU(Cent
ral Processing Unit)及びワークメモリ114と、蓄
積されたコンテンツを再生する際に番組コンテンツと商
用コンテンツとを再結合する再結合部111と、スクラ
ンブルの施されたストリームデータをデスクランブル
し、デマルチプレクス処理するデスクランブル処理部1
12と、デマルチプレクスされた映像及び音声をデコー
ドし、表示手段125に表示するためのデコード部11
3とを具備している。
【0014】コンテンツ格納装置105内には、商用コ
ンテンツを格納する商用コンテンツ格納領域106と、
商用コンテンツの属性情報を管理する属性情報管理領域
107と、番組コンテンツを格納する番組コンテンツ格
納領域108と、商用コンテンツのストリームデータを
結合し、結合後データを蓄積する結合データ格納領域1
09とがそれぞれ独立に設けられている。
【0015】商用コンテンツ視聴操作部115には、商
用コンテンツの属性情報を一時記憶する属性管理キャッ
シュ部117と、視聴者が入力した嗜好情報を用いて属
性情報の選別を行うフィルタリング処理部118と、フ
ィルタリングされた情報を元に属性情報のインデックス
テーブルを作成する属性インデックス作成部119と、
属性インデックステーブルを参照し、その属性インデッ
クステーブルを視聴者が閲覧し、操作をしやすいインタ
ーフェースを作成するヒューマンI/F作成部120と
が含まれる。
【0016】上記の情報放送受信端末装置の動作を説明
する。一例として放送局から送信される情報放送の伝送
路符号化部分のパケット形式はMPEG(Motion Pictu
re Expert Group)2トランスポートストリームとす
る。放送を受信しそれをリアルタイムに視聴する場合
は、まず受信部103は受信したトランスポートストリ
ームを復調し、復元する。デスクランブル処理部112
は、デスクランブル処理を行い、さらにデマルチプレク
ス処理を行い、映像・音声のPES(パケッタイズドエ
レメンタリストリーム)を作成する。デコード部113
は、映像・音声のPESを、映像信号及び音声信号に戻
して表示手段125に出力する。
【0017】受信した放送を蓄積しそれを後から視聴す
る場合は、まず受信部103で受信したトランスポート
ストリームが分離処理部104に入力される。分離処理
部104は、トランスポートストリームパケット中のT
Sペイロード部分の、セクション情報が含まれている部
分に注目し、セクション中のSI(サービスインフォメ
ーション)を元にシーン情報を抽出し、トランスポート
ストリームを番組コンテンツ部分と商用コンテンツ部分
とに分離する。分離処理部104は、さらに商用コンテ
ンツについては、シーン情報、配信時刻情報、有効期限
情報、放送事業者名称情報、提供者名称情報、及び種別
情報を抽出し、属性情報として商用コンテンツのストリ
ームデータと分離する。そして、分離された番組コンテ
ンツ、商用コンテンツ及び属性情報は、それぞれコンテ
ンツ格納装置105内の番組コンテンツ格納領域10
8、商用コンテンツ格納領域106、及び属性情報管理
領域107に蓄積される。このとき属性情報管理領域1
07内に蓄積される属性情報の管理テーブルの例を、図
2に示す。図2において、配信時刻t0,t1,…(時
間帯T1,T2,…)と、視聴チャンネルC1〜C5で
きまるセル、例えばセル(C5,T1)の内容が、図の
右側に示されている。○○放送を視聴するチャンネル
は、視聴者の設定により、チャンネルC5に割り当てら
れている。配信時刻ta,tb,tcは、それぞれ時刻
t0とt1との間の時刻である。またシーン情報は、分
離処理前に組み込まれていた番組コンテンツ中の何番目
のシーンにこの商用コンテンツが挿入されていたかを示
している。
【0018】番組コンテンツを再生し、視聴する場合に
は、属性情報管理領域107内の配信時刻情報、放送事
業者名称情報、及びシーン情報が参照され、再結合部1
11は、視聴を希望する番組コンテンツと、その番組コ
ンテンツに分離処理前に組み込まれていた商用コンテン
ツとを結合し、受信時と同一のトランスポートストリー
ムを作成する。そのトランスポートストリームは、デス
クランブル処理部112に入力され、デスクランブル及
びデマルチプレクス処理が行われ、デコード部113で
デコードされ、表示手段125に出力される。
【0019】受信した放送をリアルタイムに視聴する場
合であるか、蓄積した番組を再生して視聴する場合であ
るかの如何に関わらず、視聴者の命令によってコンテン
ツ格納装置105内の商用コンテンツ格納領域106に
蓄積している商用コンテンツを再生することができる。
この場合、占有されていない空きチャンネルが、商用コ
ンテンツの視聴用として確保される(以下、このチャン
ネルを「CMチャンネル」と呼ぶ)。表示手段125の
チャンネルをCMチャンネルに合わせる等の手段によ
り、視聴者から商用コンテンツ視聴要求命令が入力され
たとき、まず現在時刻が取得され、属性情報管理領域1
07内の配信時刻情報が参照され、現在時刻が属する時
間帯(図2における配信時刻の行T1、T2、T3、・
・・)に含まれる商用コンテンツ群が選択される。各属
性情報を元に商用コンテンツ格納領域106の中から該
当する商用コンテンツのストリームデータが選択され、
ストリーム結合用作業領域116を処理用バッファとし
て使用して、ストリームデータの結合が行われ、CMス
トリームが作成される。作成されたCMストリームは、
結合データ格納領域109に蓄積され、再生が行われ
る。このCMストリームを作成する際に商用コンテンツ
を結合させる順序は、ランダムでも良いし視聴者の設定
に従っても良い。CMストリームの再生が終了したとき
は、結合データ格納領域109内に蓄積したCMストリ
ームは、繰り返し再生される。視聴者がチャンネルを他
のチャンネルに切り替えた場合は、CMストリームの再
生が終了される。図2の(a)は時間帯T5にCMスト
リームが作成される際に選択される属性情報群(T5
行)を示している。CMチャンネルを視聴する時間帯が
T5からT6に渡る場合は、時間帯T6の行を選択し、
上記と同様にCMストリームを作成する。
【0020】深夜に放送が終了した場合または番組と番
組との間に放送が発信されないブランク時間がある場合
がある。その時間にCMストリームを再生することによ
り蓄積された商用コンテンツの有効活用を図る。視聴を
行っている際に上記のようなブランク時間に達した場
合、視聴チャンネルが自動的にCMチャンネルに切り替
えられ、CMストリームの作成が行われる。このとき上
記と同様に現在時刻が取得され属性情報管理領域107
内の配信時刻情報、及び放送事業者名称情報が参照さ
れ、現在時刻及び放送事業者名称が属する管理情報部分
(図2における放送事業者(視聴チャンネル)列及び配
信時刻行から定義されるセル(C,T))に含まれる商
用コンテンツ群が選択される。その後、上記と同様の手
法でCMストリームが作成され蓄積・再生される。また
同様に視聴者がチャンネルを他のチャンネルに切り替え
た場合は、CMストリームの再生が終了される。図2の
(b)は、時間帯T2において受信者側で視聴チャンネ
ルがC2に割り当てられている放送局のブランク時間が
ある場合に、CMストリームが作成される際に選択され
る属性情報群(セル(C2,T2))を示している。C
Mチャンネルを視聴する時間帯がT2からT3に渡る場
合は、セル(C2,T3)がさらに選択され、上記と同
様にCMストリームが作成される。
【0021】蓄積された商用コンテンツ単体を一つずつ
再生することも出来るが、その方法では視聴を目的とす
る商用コンテンツを見つけ出すのが困難である。そこ
で、蓄積された商用コンテンツの属性情報を用いること
により視聴者に所望の商用コンテンツに対する容易なア
クセス手段を与えることが出来る。属性情報の中には上
記のように放送事業者名称情報、配信時刻情報、提供者
名称情報,種別情報が含まれているので、例えば「○月
×日の△時に放送された」商用コンテンツならば配信時
刻情報、「商品名・・・についての」商用コンテンツなら
ば種別情報を参照して検索することが出来る。
【0022】このように所望の商用コンテンツを容易に
検索し、閲覧するために表示されるヒューマンインター
フェースの一例を図3に示す。まず、視聴者は入力手段
124を用いて一覧表示を希望する属性情報を入力す
る。また、閲覧目的の商用コンテンツが確定している場
合はそれを代表する詳細なキーワード群(例えば配信時
刻と提供者名称)を入力する。その情報がフィルタリン
グ処理部118内に記憶される。
【0023】次に属性情報の種類によって整理された商
用コンテンツのインデックス(以下、「CMインデック
ス」という)画面の閲覧要求が入力された場合、フィル
タリング処理部118は、属性情報管理領域107内の
属性情報を参照し、上記の視聴者の閲覧希望情報を元に
フィルタリング処理を行う。フィルタリング処理され、
作成された属性情報のインデックステーブルを、ヒュー
マンI/F作成部120が視聴者が閲覧しやすい形態に
処理し、図3に示す属性インデックス画面301、また
は検索結果インデックス画面302を表示する。このと
き閲覧希望情報として属性情報が入力された場合は、属
性インデックス画面301が表示され、キーワード群が
入力された場合は、検索結果インデックス画面302が
表示される。CMインデックス画面の呼び出しは、受信
した放送をリアルタイムで視聴している場合、また蓄積
したデータを再生している場合に、適宜実行することが
可能である。
【0024】属性インデックス画面301上から更にキ
ーワードを視聴者が選択すると、検索結果インデックス
画面302が作成され表示される。この画面上で視聴者
の選択したキーワードに対する検索結果を該当データと
して表示する。ここで条件を絞り込みたい場合、または
検索条件を変更する場合は、視聴者は、条件入力窓30
3にキーワードを入力し、更なる検索を行うことが出来
る。
【0025】検索結果インデックス画面302中に表示
された該当データを選択すると、商用コンテンツ格納領
域106内から該当する商用コンテンツが呼び出され商
用コンテンツ閲覧専用画面304が作成され表示され
る。この画面304中では商用コンテンツのストリーム
データ、属性情報、文字データ、及びオペレーションス
イッチが表示されている。ストリームデータが属性情報
とともに表示され、その商用コンテンツについての多次
元的な情報を得やすく、更に多重化されている文字デー
タも同時に表示されるため、より詳細な情報を得ること
が出来る。また文字データ表示窓に、双方向サービスの
内容を表示することも出来る。他の商用コンテンツを閲
覧したい場合、画面中のオペレーションスイッチを用い
て属性インデックス画面301、検索結果インデックス
画面302まで操作を戻すことが出来る。
【0026】CMインデックスの閲覧・視聴はいつでも
中止することができ、その後通常の視聴に戻る。CMス
トリームを作成し、再生またはCMインデックス中より
所望のコンテンツを選択し、閲覧・試聴する際に、属性
情報中の有効期限情報を参照し、有効期限を過ぎた商用
コンテンツを選択した場合、受信端末装置内でそのデー
タを削除するか、もしくはネットワーク経由で最新の情
報に更新することができる。データの更新については、
後述する。
【0027】上記のようにCMストリームを作成し、視
聴したりCMインデックスを用いて所望の商用コンテン
ツを検索するには、蓄積されている商用コンテンツの数
がある程度多く必要になる。受信した情報を蓄積してい
る場合は、分離処理部104によって商用コンテンツが
分別され蓄積されるが、受信した放送を蓄積を行わずに
リアルタイムに視聴する場合は当然、商用コンテンツは
蓄積されない。そこで、本実施形態では、以下の処理を
実行することにより、リアルタイムに視聴している場合
でも、視聴者の意思によって商用コンテンツを容易に取
得することができるようにしている。
【0028】リアルタイムに放送を視聴しているとき商
用コンテンツが放送された場合に、視聴者により蓄積要
求命令が入力されると、まずその時点でバッファリング
領域122内に一時蓄積されている商用コンテンツのト
ランスポートストリームパケット中のセクションが検索
され、該セクションの中から種別情報が抽出され、種別
判断部123に入力される。このとき種別情報が広告・
宣伝に関する場合、同様にバッファリング領域122内
のデータの種別情報が参照され、この商用コンテンツデ
ータの先頭部分が見つけ出され、その部分から商用コン
テンツ格納領域106への蓄積が行われる。視聴者によ
り蓄積中止命令が入力されたときは、同様にバッファリ
ング領域122内に一時蓄積されているデータ中の種別
情報に注目し、バッファリング領域122内の、その商
用コンテンツデータの最後の部分を探し、その部分まで
をコンテンツ格納装置105に転送・蓄積する。このと
き種別情報を抽出する際に、その他の属性情報も抽出す
るため商用コンテンツのストリームデータとその属性情
報は自動的に分離され、各々の格納領域に蓄積される。
図4に視聴者から入力される命令のタイミングと、蓄積
が行われる時間範囲との関係を表すタイムチャートを示
す。すなわち、蓄積要求命令入力時点で受信中のCMデ
ータCM1の先頭から蓄積が開始され、蓄積中止命令入
力時点で受信中のCMデータの最後まで蓄積が実行され
る。
【0029】上記の一連の動作の一例を図5に示す。同
図において、SC0,SC1,SC2,…は、シーン番
号であり、CM0,CM1,CM2,…は、商用コンテ
ンツの番号である。視聴者は時刻P0よりチャンネルA
を視聴し、時刻P1においてCMチャンネルに切り替え
る(イベントE1)。このとき商用コンテンツの結合処
理PR1が行われ、CMストリームの作成・蓄積が行わ
れる。この期間は待機状態となり、その後時刻P1aか
らCMストリームの再生が開始される。時刻P2におい
て再び視聴チャンネルがチャンネルAに戻され(イベン
トE2)、時刻P3において視聴チャンネルがチャンネ
ルBに切り替えられる(イベントE3)。
【0030】時刻P4においてチャンネルBに割り当て
られている放送局からの放送が終了し、自動的に視聴チ
ャンネルがCMチャンネルに切り替わる(イベントE
4)。このとき蓄積されている商用コンテンツの中か
ら、この放送局が発信した商用コンテンツの内、時刻P
4に近い時間帯で配信されたものが選択され結合処理P
R2が行われる。時刻P1の場合と同様に待機状態の
後、CMストリームが再生される。時刻P5において視
聴者が視聴チャンネルをチャンネルAに切り替え(イベ
ントE5)、時刻P6に視聴者からCMインデックスの
閲覧要求が入力されると(イベントE6)、視聴チャン
ネルがCMチャンネルに切り替わり、事前に登録された
フィルタリング情報を用いてフィルタリング処理PR3
が行われ、属性インデックステーブル(図2,属性イン
デックス画面301参照)が作成される。これを元にC
Mインデックス画面が作成・表示され、視聴者はそのヒ
ューマンインターフェース画面を用いて商用コンテンツ
の閲覧・視聴を行う。
【0031】本実施形態によれば、このように蓄積した
商用コンテンツの有効活用ができ、視聴者が望むときに
柔軟に商用コンテンツを視聴・閲覧することが可能とな
る。
【0032】上述した動作をする情報放送受信端末装置
を用いたサービスシステムの形態の一例を図6に示す。
放送事業者622は、送信アンテナ623を備え、放送
電波を出力することにより、放送ネットワーク624を
介した情報放送を行う。視聴者環境601には放送を受
信するための受信アンテナ602と、上述した情報放送
受信端末装置603と、受信した内容を表示するための
表示手段607とを設置する。情報放送受信端末装置6
03は、コンテンツ格納装置605を備え、かつ視聴者
に関する情報を記録するためのリムーバブル記録媒体6
06に情報を記録し、記録した情報を再生するための情
報記録再生装置を具備している。図6に示す受信アンテ
ナ602、情報放送受信端末装置603、コンテンツ格
納装置605、及び表示手段607は、それぞれ図1に
示す受信アンテナ102、情報放送受信端末装置10
1、コンテンツ格納装置105、及び表示手段125と
同一のものである。リムーバブル記録媒体606は視聴
者によって容易に情報放送受信端末装置603から取り
外すことができ、取り外された状態でも記録された情報
を保持することができる。
【0033】情報提供者(商品またはサービスの提供者
であって、商品またはサービスに関する商用コンテンツ
を提供するもの)615側には、商用コンテンツを格納
するコンテンツサーバ618と、商用コンテンツを視聴
した視聴者が実際に商品・サービスを購入する際に視聴
者に対して提供する付加サービス内容を決定するサービ
ス計算部617と、視聴者に商品・サービスに関する最
新情報・詳細内容を配信する際の通信経路を選択する経
路選択判断部616とが設置されている。
【0034】情報仲介者としてのサービスプロバイダ6
10側には、視聴者に関する情報を管理・蓄積するため
の視聴者情報管理サーバ613と、視聴者からのコンテ
ンツ配信要求の回数を累計する要求頻度計算部612
と、全体的な制御を行う処理部611とが設置されてい
る。
【0035】商品またはサービスを提供する店舗619
側には、商品・サービス621が用意され、リムーバブ
ル記録媒体606に書き込まれた内容を読み出す記録媒
体読み取り装置620が設置される。視聴者環境60
1、サービスプロバイダ610、情報提供者615、放
送事業者622、及び店舗619は、それぞれ通信ネッ
トワーク609及び614で接続され、それぞれにネッ
トワーク接続用の送受信手段604が設置されている。
通信ネットワーク609及び614は、共通のリンクで
も良く、また電話回線網・デジタルデータ交換網・専用
線網等のように別々の異なるリンクで構成してもよい。
【0036】視聴者は、コンテンツ格納装置605内に
蓄積した商用コンテンツを前述のCMストリーム及びC
Mインデックスの形態で視聴・閲覧する。図6に示した
ような通信ネットワーク及びサービスプロバイダ等を活
用することにより、視聴者は、以下に説明するように、
CMストリームを視聴する際には常に最新の商用コンテ
ンツを視聴することができ、CMインデックスを用いて
商用コンテンツを閲覧することで実際に商品・サービス
を購入する際にその提供者側から別途、付加サービスを
受けることが出来る。また情報提供者・放送事業者側は
視聴者に関する情報を収集しマーケティング、サービス
提供に活用することが可能となる。
【0037】以下サービスシステムの詳細を、図6とと
もに図7及び8に示すフローチャートを参照して説明す
る。先ず情報提供者615が放送事業者622に商用コ
ンテンツを提供し(S11)、放送事業者622は視聴
者環境601に番組コンテンツ及び商用コンテンツを放
送する(S12)。視聴者は、コンテンツ格納装置60
6に番組コンテンツ及び商用コンテンツを蓄積する(S
13)。
【0038】情報放送受信端末装置603では、視聴者
よりCMストリームの視聴要求が入力されたときにCM
ストリームが作成され、再生されるが(S14,S1
5)、有効期限の過ぎているコンテンツは省かれる(S
19,S21,S22))。この場合、表示手段607
の画面上に有効期限が過ぎている商用コンテンツが存在
することを告知するメッセージが表示される。このとき
視聴者の意思によりその商用コンテンツの更新手続きを
実行すると、まず通信ネットワーク609を介して、サ
ービスプロバイダ610へのアクセスが行われる(S2
1,S24)。視聴者の更新要求が初めてなされたとき
は、サービスプロバイダ610は、視聴者に対し視聴者
に関する情報の提供を要求する(S25,S33)。こ
の視聴者に関する情報とは、視聴者の性別、年齢、所在
地、趣味、嗜好等であり、これらの情報は視聴者により
入力され、その他にどの商用コンテンツに対して更新手
続きを行うのかを示すためにその商用コンテンツの情報
が自動取得される。
【0039】視聴者より情報が送信されると、その情報
は、視聴者情報管理サーバ613内に蓄積される(S3
5,S36)。このとき視聴者に対して固有のIDが与
えられ、視聴者情報管理サーバ613内でこのIDを用
いて視聴者情報が管理される(S37)。このIDは、
視聴者側に送信され、情報放送受信端末装置603内で
リムーバブル記録媒体606に書き込まれる。手続きの
際にこのリムーバブル記録媒体606に書き込まれたI
Dを用いることにより、二回目以降の手続きは簡便なも
のとなる(S26,S34)。
【0040】次にサービスプロバイダ610より情報提
供者615に対し、最新コンテンツの送信を要求し、情
報提供者615は最新の商用コンテンツをサービスプロ
バイダ610に送信する(S27)。そしてサービスプ
ロバイダ610は、最新の商用コンテンツを視聴者に対
して送信し(S28、S29)、この商用コンテンツは
次回のCMストリームの視聴の際のストリーム作成時に
用いられる(S15)。このようにして視聴者は最新の
CMストリームを視聴することが出来る。
【0041】情報提供者615が、サービスプロバイダ
610より視聴者に対する最新商用コンテンツの送信要
求を受けて送信を行う際、サービスプロバイダ610を
経由し、通信ネットワーク609上で送信を行うか、あ
るいは放送事業者622を経由し、放送ネットワーク6
24上で送信を行うかの通信経路選択を、経路選択判断
部616が行う。経路選択判断部616は、例えば送信
するコンテンツが動画ストリームデータを含む場合に
は、放送ネットワーク624経路で送信を行い、文字デ
ータのみの場合に通信ネットワーク614及び609を
通信経路として選択するというように送信するコンテン
ツのデータ形式と、それぞれの通信網の通信容量とを指
標として送受信に負担の少ない経路を選択してもよい。
また情報提供者615が、サービスプロバイダ610よ
り視聴者に対する商用コンテンツの詳細情報の送信要求
を受けて送信する場合も、同様に通信経路を選択するこ
とができる。
【0042】また視聴者がCMインデックスを用いて所
望の商用コンテンツを選択し、再生・視聴する際に、そ
の商用コンテンツの有効期限が過ぎている場合、上記と
同様に視聴者の意思により更新手続きが実行できる(S
16,S17,S18,S19,S21)。そして上記
と同様の手続きにより視聴者に所望の商用コンテンツの
最新のものを視聴させることが出来る(S33〜S3
7,S27〜S29)。
【0043】このようにCMインデックスを用いて所望
の商用コンテンツを視聴する際に、視聴者がその商品・
サービスについてより詳細な情報を要求する場合、視聴
者は例えばCMインデックス閲覧用のヒューマンインタ
ーフェース上のオペレーションスイッチを用いて詳細情
報の要求を行う(S20)。上記と同様にまずサービス
プロバイダ610にアクセスを行い、サービスプロバイ
ダ610側から視聴者に対して視聴者に関する情報の提
供が要求される(S33)。サービスプロバイダ610
は、視聴者から送信された情報を視聴者情報管理サーバ
613内に蓄積し管理する(S35,S36)。
【0044】次にサービスプロバイダ610側から情報
提供者615に対して、その商用コンテンツの詳細情報
の送信を要求する。この詳細情報は、情報提供者615
が視聴者に対してより多くの興味・理解を与えるために
作成し、商用コンテンツの種別が電器製品・車等に関す
るものの場合は、性能・用法等を示すカタログであり、
観光・旅行に関するものの場合は観光地周辺のおすすめ
スポットや史的背景に関する情報であり、映画の場合は
キャスティング・製作秘話といった内容となる。詳細情
報の形態は、動画のストリームデータ、文字情報のみの
文字データ、またはそれらを多重化したものであり、視
聴者側のCMインデックス閲覧用ヒューマンインターフ
ェース上で閲覧・視聴が可能な形態となっている。
【0045】情報提供者615は、サービスプロバイダ
610へ詳細情報を送信し(S38)、サービスプロバ
イダ610は、情報提供者615から商用コンテンツの
詳細情報を受け取り視聴者に対して送信する(S3
9)。それは視聴者側のコンテンツ格納装置605内の
商用コンテンツ格納領域内に蓄積され、視聴者はそれを
再生し視聴・閲覧することが出来る(S40)。
【0046】サービスプロバイダ610は、情報提供者
615より受信した詳細情報を視聴者に送信する際に、
その商用コンテンツやその情報提供者615側に対して
その視聴者が何回、詳細情報を要求したのかを視聴者情
報管理サーバ613内の情報を元に要求頻度計算部61
2で算出し、その視聴者に関する情報として視聴者情報
管理サーバ613内に記録する(S41)。
【0047】予め、情報提供者615により設定された
所定の要求頻度(回数)が、情報提供者615からサー
ビスプロバイダ610に与えられており、視聴者に詳細
情報を送信する際にその回数と、今回その視聴者に対し
て送信する累計回数とを比較し、後者が前者に達したと
きにサービスプロバイダ610は、情報提供者615
に、その視聴者のその商用コンテンツ・情報提供者61
5に対する要求頻度(回数)が所定回数に達したことを
伝えると(S42,S43)、情報提供者615は、サ
ービス計算部617でサービスの算出を行い、サービス
プロバイダ610を介して視聴者にサービス内容を送信
する(S44,S45)。サービス内容は情報放送受信
端末装置603内のリムーバブル記録媒体606内に書
き込まれる(S46)。
【0048】その後、視聴者は実際に商品・サービスを
購入するときに、それを扱う店舗619に行き購入をす
る。店舗619にはリムーバブル記録媒体606の読取
装置620が設置してあり、商品購入の際にリムーバブ
ル記録媒体606を提示する(S47)。記録媒体内よ
り固有IDとサービス内容が読み出され、その内容がサ
ービスプロバイダ610に送信される(S48)。その
段階でサービスプロバイダ610は、その視聴者がサー
ビスを受けようとしていると判断し、店舗619側にサ
ービス施行の許可を与える(S49)。これにより視聴
は所定のサービスを受けることができる(S50)。こ
のときサービスの施行回数の上限は、情報提供者615
によって予め設定されている。
【0049】このサービスの内容は、商用コンテンツ上
で宣伝される商品・サービスの種別によって様々な形態
が考えられ、例えば電器製品・車などの商品に関しては
情報提供者615であるメーカによって設定される値引
きサービス、スペックアップサービス、関連商品の無料
添付サービスなどが挙げられ、また旅行・観光などの商
品に関しては、値引きサービスの他に観光地周辺の店舗
で使用可能な割引券の発行等が挙げられる。
【0050】図6に示すサービスシステムを運用するこ
とで商用コンテンツの視聴者側には上記のようなメリッ
トが発生する。一方、情報提供者・放送事業者側にも同
様にメリットが発生する。すなわち、サービスプロバイ
ダ610によって収集された視聴者に関する情報を、プ
ライバシ侵害・漏洩に抵触しない範囲でサービスプロバ
イダ610から情報提供者615、及び放送事業者62
2に譲渡する。元々、商用コンテンツは番組コンテンツ
中に定期的に組み込まれているので、視聴者が視聴・閲
覧した商用コンテンツを知ることで、どの番組コンテン
ツが視聴されたのかを判断できる。これによって放送事
業者622は、番組コンテンツの視聴者層の把握等を行
うことができ番組コンテンツ製作に活用することが出来
る。また情報提供者615は、視聴者に関する情報はど
のような性別・年齢の視聴者がその商品・サービスに対
して興味を持つのかを知る判断材料となるため、積極的
にマーケティングに活用することが出来る。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、受信した情報放送のコンテンツに含まれる
放送番組のコンテンツである番組コンテンツと、受信し
た情報放送のコンテンツに組み込まれている宣伝用のコ
ンテンツである商用コンテンツとが分離され、該分離さ
れた番組コンテンツ及び商用コンテンツがそれぞれコン
テンツ格納手段に蓄積される。蓄積された番組コンテン
ツを再生する際に、視聴者が視聴を所望する番組コンテ
ンツに元々組み込まれていた商用コンテンツが再び当該
番組コンテンツと結合して再生され、さらに視聴者が商
用コンテンツのみの再生を所望すれば、商用コンテンツ
のみが再生される。したがって、分離して蓄積したコン
テンツを放送時と同様の形態で再生すること、及び商用
コンテンツのみ再生することを容易に行うことができ
る。その結果、視聴者は、好きなときに所望の商用コン
テンツのみを容易に視聴することが可能となる。
【0052】請求項2に記載の発明によれば、受信した
情報放送のコンテンツに含まれる前記商用コンテンツに
添付されている属性情報が分離され、コンテンツ格納手
段に蓄積される。さらに属性情報を参照して異なる商用
コンテンツが結合され、新しいストリームデータが作成
・保存され、視聴者の要求に基づいて再生される。した
がって、視聴者が商用コンテンツのみ再生する場合に、
複数の異なる商用コンテンツを1つの番組のようにして
視聴することが可能となる。
【0053】請求項3に記載の発明によれば、蓄積され
た商用コンテンツのみの視聴要求が視聴者からなされた
ときは、蓄積された商用コンテンツに対応する属性情報
の中の配信時刻情報が参照され、配信時刻が現在時刻に
近い商用コンテンツが選択・結合されて新しいストリー
ムデータが作成・保存される。商用コンテンツは、時間
帯によって内容が大きく変化するので、視聴者の視聴要
求がなされた時刻に近い時刻に配信された商用コンテン
ツを優先的に再生できるようにすることにより、その視
聴者に適した商用コンテンツを提供できる可能性が高く
なる。
【0054】請求項4に記載の発明によれば、コンピュ
ータ用ネットワークを介して情報提供者の端末装置との
間でデータ通信を行うデータ通信手段により、視聴者の
要求に基づいて情報提供者の端末装置から最新の商用コ
ンテンツがダウンロードされ、有効期限を超過した商用
コンテンツが更新されるので、視聴者の意思により蓄積
された商用コンテンツを最新のものに容易に更新するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる情報放送受信端末
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の属性情報管理領域に格納される商用コン
テンツ属性情報の管理テーブルを説明するための図であ
る。
【図3】蓄積した商用コンテンツの中から所望のコンテ
ンツを検索、閲覧する際に用いられるヒューマンインタ
ーフェースの一例を説明するための図である。
【図4】リアルタイムで視聴する際に商用コンテンツの
蓄積を行う場合の命令入力タイミングと、蓄積される時
間範囲との関係を示すタイムチャートである。
【図5】図1に示す情報放送受信端末装置を用いて視聴
する場合における、一連の動作を説明するためのタイム
チャートである。
【図6】図1に示す情報放送受信端末装置を用いて構成
されるサービスシステムの一例を示すブロック図であ
る。
【図7】図6に示すシステムの動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図8】図6に示すシステムの動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【符号の説明】
101 情報放送受信端末装置 103 受信部 104 分離処理部(分離処理手段) 105 コンテンツ格納装置(コンテンツ格納手段) 109 結合データ格納領域(再構成手段) 111 再結合部(結合再生手段) 114 CPU及びワークメモリ(告知手段、更新手
段) 115 商用コンテンツ視聴操作部(商用コンテンツ再
生手段、再構成手段、 再構成コンテンツ再生手段) 604 送受信手段(データ通信手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/91 H04N 7/08 Z 7/08 5/91 Z 7/081 Fターム(参考) 5C052 AA01 AB03 AB04 CC06 DD04 5C053 FA20 GB06 GB11 GB37 JA01 JA21 KA24 LA06 5C063 AA01 AB03 AB05 AC01 AC05 AC10 CA23 CA36 DA01 DA07 DA13 DB10 5C064 BA01 BB10 BC17 BC18 BC22 BC23 BC25 BD01 BD08 BD09 5K061 BB06 BB10 FF01 JJ06 JJ07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信した情報放送のコンテンツをコンテ
    ンツ格納手段に蓄積し、蓄積したコンテンツを視聴者が
    任意に視聴することを実現する情報放送受信端末装置に
    おいて、 受信した情報放送のコンテンツに含まれる放送番組のコ
    ンテンツである番組コンテンツと、受信した情報放送の
    コンテンツに組み込まれている宣伝用のコンテンツであ
    る商用コンテンツとを分離し、該分離した番組コンテン
    ツ及び商用コンテンツを前記コンテンツ格納手段に蓄積
    する分離処理手段と、 前記コンテンツ格納手段に蓄積された番組コンテンツを
    再生する際に、視聴者が視聴を所望する番組コンテンツ
    に元々組み込まれていた商用コンテンツを再び当該番組
    コンテンツと結合して再生する結合再生手段と、 前記コンテンツ格納手段に格納された商用コンテンツの
    みを再生する商用コンテンツ再生手段とを備えることを
    特徴とする情報放送受信端末装置。
  2. 【請求項2】 前記分離処理手段は、受信した情報放送
    のコンテンツに含まれる前記商用コンテンツに添付され
    ている属性情報を分離して、前記コンテンツ格納手段に
    格納し、前記商用コンテンツ再生手段は、前記属性情報
    を参照して異なる商用コンテンツを結合することによ
    り、新しいストリームデータを作成し、保存する再構成
    手段と、視聴者の要求に基づいて前記再構成手段に保存
    されているストリームデータを再生する再構成コンテン
    ツ再生手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載
    の情報放送受信端末装置。
  3. 【請求項3】 前記再構成手段は、蓄積された商用コン
    テンツのみの視聴要求が視聴者からなされたときは、蓄
    積された商用コンテンツに対応する前記属性情報の中の
    配信時刻情報を参照し、配信時刻が現在時刻に近い商用
    コンテンツを選択・結合することにより、新しいストリ
    ームデータを作成して保存し、前記再構成コンテンツ再
    生手段は、該新たに作成されたストリームデータを再生
    することを特徴とする請求項2に記載の情報放送受信端
    末装置。
  4. 【請求項4】 通信ネットワークを介して情報提供者の
    端末装置との間でデータ通信を行うデータ通信手段と、
    前記コンテンツ格納手段に蓄積され、所定の有効期限を
    超過した商用コンテンツを再生する際に、有効期限を超
    過していることを視聴者に告知する告知手段と、視聴者
    の要求に基づいて前記情報提供者の端末装置から最新の
    商用コンテンツをダウンロードすることにより、前記有
    効期限を超過した商用コンテンツを更新する更新手段と
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の情報放送受
    信端末装置。
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