JP2003189098A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003189098A
JP2003189098A JP2001387690A JP2001387690A JP2003189098A JP 2003189098 A JP2003189098 A JP 2003189098A JP 2001387690 A JP2001387690 A JP 2001387690A JP 2001387690 A JP2001387690 A JP 2001387690A JP 2003189098 A JP2003189098 A JP 2003189098A
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image
threshold
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image forming
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JP2001387690A
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English (en)
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Toru Misaizu
亨 美斉津
Takayuki Sunaga
貴行 須長
Shigeru Tsukada
茂 塚田
Yasuyuki Tanaka
靖幸 田中
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2値により擬似的に階調画像を形成する画像
形成装置において、環境変化に伴う出力画像の濃度変化
を補正できるようにする。 【解決手段】 定常状態に対応した最大濃度補正用の定
常閾値テーブルと、最大濃度をより高濃度とするための
最大濃度補正閾値テーブル1と、さらに高濃度とするた
めの最大濃度補正閾値テーブル2とを閾値テーブル格納
部200に用意する。閾値処理部220は、テーブル選
択部210により選択された閾値テーブルを用いて、多
階調画像を表す画像データを2値化する。テーブル選択
部210は、初期設定として定常状態に対応した最大濃
度補正用の定常閾値テーブルを選択する。濃度変化が生
じたことが検知されると、テーブル選択部210は、濃
度情報が示す濃度変化に応じ、閾値テーブル格納部20
0に格納されている閾値テーブルの中から、視覚的な最
大濃度が維持される方向のものを選択して、閾値処理部
220に入力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多階調で表された
入力画像データに基づいて、擬似的に多階調の画像を形
成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多階調で表された入力画像データに基づ
いて、擬似的に多階調の画像を形成する画像形成装置が
広く知られている。たとえば、電子写真技術を利用し
た、複写装置やレーザビームプリンタ、あるいはこれら
を組み合わせたマルチファンクション機などである。
【0003】ところでこれらの画像形成装置では、経時
変動や周辺の環境変化などによって、装置内の各デバイ
スの特性などが変動し、これによって出力画像に濃度変
動が発生する。その場合、マーキングプロセス系の諸パ
ラメータを変更するだけでは濃度変動を十分には補正で
きないので(補正が不十分)、たとえばLUT(LookUp
Table) を用いて階調補正することが広く知られてい
る。
【0004】たとえば先ず、画像形成装置を起動して、
そのウォームアップ動作の終了後に、特定パターンを感
光体ドラムなどの像担持体(感光性部材)上に形成す
る。そして、その形成されたパターンを読み取り、その
読み取った濃度値に基づいて、γ補正回路などの画像形
成条件を決定する回路の動作を変更することにより、形
成される画像の品質を安定させている。
【0005】さらに、環境条件の変動により、その階調
特性が変化した場合にも、再度特定パターンを像担持体
上に形成して読み取り、再びγ補正回路などの画像形成
条件を決定する回路にフィードバックすることにより、
その環境条件の変動量に応じて画像品質を安定させるこ
とができる。
【0006】この補正方法では、中間調の補正は容易で
あるが、画像形成装置の最大濃度など高濃度側の濃度に
ついては制御がされていないため、画像形成装置の最大
濃度出力が耐久変動などで下がってしまった場合、画像
濃度が高い画像域で、画像の階調性が悪くなってしま
う。すなわち、最大濃度が出せていない場合には、高濃
度領域での補正が不可能である。
【0007】この問題を解消する方法として、たとえ
ば、特開平7−209934号においては、図13に示
すように、濃度変換のLUT(ルックアップテーブル)
にあらかじめ余裕を持たせておき、マーキングプロセス
の設定により所望の最大濃度にして、濃度が所望の濃度
にならないときには、LUT形状を変化させて、結果的
に最大濃度をあげて補正する方法が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記方
法では、階調数を犠牲にして最大濃度補正量分の階調を
持たせていることから、イニシャルでは良好な画質が得
られず、階調ジャンプが大きな課題として考えられる。
同様にして印字開始点などの低濃度側をLUTを用いて
補正しているものもあるが、やはり階調数を犠牲にして
のものである。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、階調数を実質的に損なうことなく、経時変動や
環境差などによって生じる濃度変動を補正することがで
きる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
画像形成装置は、出力媒体上に擬似的に形成された出力
画像の濃度に関する濃度情報を取得する濃度情報取得部
と、濃度情報取得部により取得された濃度情報に基づい
て、多階調で表された入力画像データを擬似的な多階調
の画像に変換する際に使用されるデジタルスクリーンの
パラメータを制御することにより、出力画像の濃度を制
御する濃度制御部とを備えた。
【0011】また従属項に記載された発明は、本発明に
係る画像形成装置のさらなる有利な具体例を規定する。
【0012】なお本発明に係る画像形成装置は、電子計
算機(コンピュータ)を用いてソフトウェア的に実現す
ることもできる。この場合、本発明に係る画像処理装置
を電子計算機を用いてソフトウェアで実現するために好
適なプログラムが提供されてもよい。そして、このプロ
グラムは、コンピュータ読取り可能な記憶媒体に格納さ
れて提供されてもよいし、有線あるいは無線による通信
手段を介して配信されてもよい。
【0013】
【作用】上記構成の画像形成装置において、濃度制御部
は、多階調で表された入力画像データを2値化データに
変換する際に使用されるデジタルスクリーンのパラメー
タを、濃度情報取得部により取得された濃度情報に基づ
いて制御することで、出力画像の濃度を制御する。たと
えば、まず定常状態における最大濃度用のデジタルスク
リーンのパラメータで多階調画像を2値化して擬似的に
多階調画像を出力する。
【0014】ここで環境条件などが変わると、たとえば
出力画像の最大濃度に変動を来すことがある。なお、こ
の場合の最大濃度とは、出力画像が2値で擬似的に階調
表現されているので、最大濃度部分の面平均の濃度、す
なわち視覚的な濃度を意味する。このように最大濃度に
変動が生じたことを検知されると、濃度制御部は、スク
リーンパラメータを切り替えることで、最初に設定した
最大濃度(視覚的な最大濃度)を維持する。
【0015】また、たとえば印字開始点すなわち出力画
像の低濃度側に変動を来すことがある。なお、この場合
の印字開始点とは、出力画像が2値で擬似的に階調表現
されているので、低濃度側部分の面平均の濃度、すなわ
ち視覚的な濃度を意味する。濃度制御部は、このように
印字開始点に変動が生じたことを検知すると、スクリー
ンパラメータを切り替えることで、最初に設定した印字
開始点(視覚的な低濃度レベル)を維持する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明に係る画像形成装置を備え
た画像処理システム(以下単にシステムという)を示す
ブロック図である。システム1は、画像入力端末3、画
像処理装置5、および画像出力端末7を備える。画像処
理装置5および画像出力端末7により、本発明に係る画
像形成装置9が構成される。
【0018】画像入力端末3は、デジタルドキュメント
(以下単にドキュメントという)DOCを作成したり編
集などの処理する、たとえばパソコン(パーソナルコン
ピュータ)31、カラースキャナ32、デジタルカメラ
33、またはハードディスクなどの記憶媒体34など、
任意数の画像ソースを含み得る。たとえば、図示しない
通信網を介して画像を取得する通信機能を備えた端末装
置であってもよい。
【0019】これらの各端末装置には、ドキュメントD
OC作成用のアプリケーションプログラムなどが組み込
まれる。ドキュメントDOCを表す、たとえば8ビット
(多階調)のデジタル画像データは、画像処理装置5で
処理可能な画像フォーマット(たとえば、JPEG、B
MP、PNGなど)で記述される。画像入力端末3は、
ドキュメントDOCを、システム1の一部を構成する画
像処理装置5に入力する。
【0020】画像処理装置5は、ドキュメントDOCを
表すデジタル画像データを取得する画像データ取得部5
2と、画像データを一時的に記憶する画像データ格納部
54と、画像データ取得部52が取得した画像が圧縮画
像であるときにはその画像を伸張する伸張処理部55
と、必要に応じて画像を設定された任意の解像度に拡大
または縮小する(纏めて変倍という)したりあるいは色
調変更などの編集処理をする画像編集処理部56と、編
集処理された画像を表す画像データD10を画像出力端
末7に入力する画像データ出力部59とを備える。
【0021】画像データ格納部54は、画像データ取得
部52が取得した入力画像、画像編集処理部56により
編集処理された画像データ、あるいは画像編集処理部5
6における編集処理に用いられる各種の途中演算結果や
処理パラメータなどを保持する。
【0022】画像出力端末7は、画像処理装置5の各種
機能とともに動作可能であって、システム1をデジタル
印刷システムとして稼働させるためのラスタ出力スキャ
ン(ROS:Raster Output Scanner) ベースのプリン
トエンジン70を備える。
【0023】プリントエンジン70は、画像処理装置5
から出力された画像データD10に対してプリント出力
用の所定の処理をするプリント出力処理部72と、光ビ
ームを発する半導体レーザアレイなどのレーザ光源74
と、プリント出力処理部72から出力された2値化画像
信号に従ってレーザ光源74を制御すなわち変調するレ
ーザ駆動部76と、レーザ光源74から発せられた光ビ
ームを感光性部材(像担持体)79に向けて反射させる
ポリゴンミラー(回転多面鏡)78とを有する。
【0024】プリント出力処理部72は、画像を表す画
像データD10に対して、周知技術に従って、複数好ま
しくは最低3つの分解色を表すデータを生成しレンダリ
ング(ラスタデータに展開)する。たとえばカラー画像
を可視像として出力する際には、画像を表すデータは最
低3つ(好ましくは4つ)の色分解データ(たとえば
C,M,Y,Kなど)を含み、各色は別個の画像面とし
て、または輝度−クロミナンス形式で処理される。
【0025】具体的には、画像データD10が表すR,
G,BもしくはYCrCb表色系から最低3つ(好まし
くは4つ)、たとえばCMY表色系あるいはCMYK表
色系へのマッピングをしプリント出力用に色分解された
ラスタデータを生成する。つまり、プリント出力処理部
72は、多階調画像に基づいて、ブラック(K)、イエ
ロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の2値化画
像信号を得、各トナー信号をレーザ駆動部76に出力す
る。
【0026】またプリント出力処理部72は、このよう
なラスタデータ化の処理に際して、カラー画像のCMY
成分を減色するアンダーカラー除去(UCR)、あるい
は減色されたCMY成分を部分的にK成分と交換するグ
レー成分交換(GCR)をする。さらにプリント出力処
理部72は、出力データ(CMYKなど)に応答して作
成される出力画像のトナー像を調整するために、色分解
の直線化または同様の処理をすることもある。
【0027】この構成により、プリントエンジン70に
おいては、2値化画像信号に基づいてレーザ光源74か
ら選択的に発せられる光ビームをポリゴンミラー78上
の複数の面で反射させて感光性部材79を露光し、スキ
ャン走査によって感光性部材79上に潜像を形成する。
【0028】潜像が形成されると、当該技術分野で公知
の多数の方法のうち任意の方法に従って像を現像し、画
像処理装置5にて編集処理されたカラー画像を可視像と
して出力する。勿論、編集処理されていないカラー画像
を可視像として出力することもできる。
【0029】図2は、プリントエンジン70の走査出力
(ROS)系130の詳細例を示した図である。ここで
図2(A)は、その構造例を示し、図2(B)は、記録
紙上を走査する光ビームの形態を説明する図である。
【0030】図2(A)に示すように、この構成例にお
けるレーザ光源74としては、36本の光ビームを発す
る半導体レーザアレイを使用している。このレーザ光源
74から発せられた画像を担持するレーザ光は、コリメ
ータレンズ80およびシリンドリカルレンズ81を経由
してポリゴンミラー78の反射面に入射する。
【0031】そしてこのポリゴンミラー78にて反射さ
れた光ビームは、トロイダルレンズ83および複数枚の
レンズからなる走査レンズ群84を経由して感光性部材
79をビームスポット85にて照射する。さらにポリゴ
ンミラー78の回転運動につれて感光性部材79を主走
査方向に走査線86状に照射する。1回の主走査が完了
すると、感光性部材79は、所定方向に所定量だけ回転
される。
【0032】感光性部材79は、マーキングプロセスの
主要部をなすもので、たとえば電子写真方式を利用する
場合には、セレンなどを感光部材とする感光体ドラムが
使用される。この場合、公知のように、予め一次帯電器
(図示せず)により均一に帯電された感光ドラムにレー
ザ光を照射することで、画像のパターンによって静電パ
ターンが形成された潜像をこの感光体ドラム上に形成す
る。そして、この潜像は現像器(図示せず)で潜像のパ
ターンによりトナーが付着され、可視状態となる。
【0033】記録紙89は、トナー像の画像先端と同期
して副走査方向に搬送され、転写帯電器(図示せず)に
より、感光体ドラムからトナーを記録材側に転写させ
る。これにより図2(B)に示すように、記録紙89
は、36本の光ビームで主走査方向に走査され、この主
走査方向と直交する副走査方向に搬送されることで、そ
の全面が照射される。トナーが転写された記録紙89は
定着器(図示せず)により熱定着され、トナー像が記録
紙89上に固着される。
【0034】走査出力系130には、この光ビーム走査
と記録紙の搬送との同期を取る手段として、ポリゴンミ
ラー78にて反射された光ビームの一部を反射させる反
射ミラー87と、反射ミラー87にて反射された光ビー
ムを検出する光検出器88とが設けられている。本例で
はLED92およびフォトセンサ94の発光ピークおよ
び受光感度ピークが960nmのものを使用する。
【0035】また、マーキングプロセスのパラメータを
設定するために、走査出力系130は、たとえば感光性
部材79の現像器の上流側に表面電位センサが設けら
れ、さらに、一次帯電器のグリッドのグリッド電位や現
像器にかける現像バイアスが制御されるようになってい
る。
【0036】さらに、感光性部材79近傍には、環境変
化によるマーキングプロセスの濃度変化を検知する機構
として、たとえばLED92とフォトセンサ94からな
る濃度情報取得部90が配置される。
【0037】図3は、システム1が取り扱うドキュメン
トDOCの一例であって、画像入力端末3の一例である
パソコン31から送られてくるページ記述言語(PD
L:Page Description Language )の例を示す図であ
る。ここでは、ページ記述言語をイメージ部分(Imag
e) 、文字部分、およびグラフィックス部分に分離した
例で示している。
【0038】図4は、図3に示したページ記述言語を解
釈して、感光性部材79上に画像を形成するまでのイメ
ージデータのパスに基づいて、画像形成装置9の一実施
形態を示した機能ブロック図である。ここでは、プリン
タにおける例で示している。この場合、図示するよう
に、パソコン31で生成されたPDLデータは、先ずコ
ントローラ系110において多階調で処理され、さらに
プリンタエンジン制御系120において2値化され、走
査出力系130に送られる。複写機(コピア)や、マル
チファンクション機もTag(タグ)の生成方法が異な
るだけで処理の流れとしては大きく変わらない。
【0039】先ず、画像データ出力部59(図1参照)
に設けられたPDL解釈部112は、画像入力端末3の
一例であるパソコン31から送られてくるPDLデータ
(ページ記述言語;上記図3参照)をコマンド解釈す
る。プリント出力処理部72(図1参照)に設けられた
描画部114は、PDL解釈部112により解釈された
コマンドに基づいて、オブジェクトごとに、たとえば写
真(image) ,文字(font),グラフィック(graphi
c) などに分類し、オブジェクトに応じた処理をしてラ
スタデータに描画展開する。
【0040】この描画展開の際、PDLデータからペー
ジごとに、より低水準の中間言語で記述された中間デー
タへと変換されることもある。また上述のように、この
描画展開の際には、たとえばRGB色空間のデータをY
MC色空間もしくはYMCK色空間のデータに変換する
色変換処理や、プリンタの色再現域を考慮した色補正処
理が施される。なお色変換の方式はここでは問わない。
【0041】描画部114は、オブジェクトに応じて、
表1に示すようなTagを生成する。Tagの種類や割
付方法は特に問わない。
【表1】
【0042】描画部114は、生成したYMCKの画像
信号とオブジェクトTagをプリンタエンジン制御系1
20に送る。プリンタエンジン制御系120には、スク
リーニング部122とパルス変調器を有するレーザ駆動
部76とが設けられる。
【0043】ここでスクリーニング部122は、本発明
に係る濃度制御部として機能する。このスクリーニング
部122は、入力された多階調画像(本例では8ビット
で表現)を、この多階調画像の信号レベルに応じて、出
力媒体上で黒画素(あるいは白画素)の数を制御し、擬
似的に階調を表現するための2値化処理をする。これに
より、出力媒体上では、擬似的に階調表示(疑似中間調
表示)されることになる。
【0044】たとえばスクリーニング部122は、YM
CKの画像信号を、Tag(オブジェクト)に応じてデ
ィザ(Dither)閾値テーブルを変え、ディザ閾値テーブ
ルと大小を比較し、閾値よりも大きければ印字(“1”
を出力)し、閾値以下なら印字しない(“0”を出力)
ようにする。
【0045】この際に、たとえば元の階調画像が8ビッ
トで表される場合、通常は0〜254のディザ閾値テー
ブルを持ち、大小比較するが、100%入力がきても印
字させないように、たとえば表2に示すように、“25
5”という閾値も持たせる。
【表2】
【0046】なお通常のプリンタでは、たとえば200
線/256階調以上をとれるような閾値テーブルを用い
るが、2400dpi(dot per inch;ドット/イン)
で200線/256階調以上の閾値を説明するのが困難
(閾値テーブルが大きくなる)なので、以下では、極端
な例であるが、分かりやすくするために、2400dp
iで400線/37階調で濃度を補正することとして説
明する。
【0047】ここで、たとえばデジタル高解像度なら視
覚特性を考慮して十二分な階調性数を持つことができる
ので、プリンタエンジン制御系120のスクリーニング
部122は、先ずデジタルスクリーンの閾値テーブルに
印字しない領域を作り、定常状態において所望の濃度に
あわせる。
【0048】そして、経時変動や環境差などによって出
力画像の濃度が変化した場合、その濃度を補正するよう
にデジタルスクリーンのパラメータを切り替える。たと
えば、濃度が足りなくなる場合には、印字しない閾値の
領域を減らして最大濃度などの高濃度側を補正する。あ
るいは、印字開始点などの低濃度側を補正する。
【0049】ここで、定常状態において所望の濃度にあ
わせる際の濃度情報、あるいは経時変動や環境差などに
よって出力画像の濃度が変化したという濃度情報は、た
とえば以下のようにして取得する。すなわち、先ず最大
濃度設定用のパッチパターン(以下最大濃度出力パッチ
パターンという)をパターンジェネレータ(図示せず)
などに用意しておき、最大濃度の初期設定時や調整時に
は、この最大濃度出力パッチパターンをスクリーニング
部122に直接に渡す。
【0050】レーザ駆動部76は、この最大濃度出力パ
ッチパターンに基づくパターン画像を感光体ドラムなど
の感光性部材79(図1参照)上に出力する。このと
き、記録紙を通紙しないようにする。次に濃度情報取得
部90(図1参照)により、パッチパターン画像が濃度
情報取得部90に対向する位置にきたタイミングで、反
射出力を検出する。そして、反射出力に基づいて画像濃
度に関する情報を取得する。
【0051】なお、この画像濃度に関する情報の取得
は、画像形成装置の起動時や周辺の温度など、環境変化
が生じたとき、または印刷が長期間なされなかった後の
印刷開始時、あるいはは連続印刷における所定ページ数
印刷後などの、任意のタイミングに実施すればよい。
【0052】ここで、トナーはカーボンブラックを含有
することで、960nmの光を吸収する特性を示す。そ
してトナーの付着量が多くなり、画像濃度が高くなるに
従い、反射出力が小さくなるという関係になる。前述の
ように、この960nmの光は、濃度情報取得部90の
フォトセンサ94(図1参照)により検出される。
【0053】そこで先ず、定常状態においては、スクリ
ーニング部122は、テーブル選択部210により最大
濃度用の定常閾値テーブルを選択使用して最大濃度出力
パッチパターンを2値化し、この2値化されたパターン
画像を感光性部材79に記録する。そして濃度情報取得
部90により検知した結果に基づく画像濃度から、相対
ドラム表面電位、一次帯電器のグリッド電位、感光ドラ
ム表面電位、現像バイアスなどのマーキングプロセス系
の初期パラメータを設定しておく。
【0054】経時変動や環境差などによって出力画像の
濃度が変化したという濃度情報も、定常状態の初期設定
時と同じようにして、パターン画像を濃度情報取得部9
0により検知した結果に基づく画像濃度から得られる。
【0055】図5は、スクリーニング部122の第1実
施形態を示す機能ブロック図である。第1実施形態のス
クリーニング部122は、予め用意してあるディザ閾値
テーブルを切り替えることで高濃度側を補正する手法を
用いる。
【0056】そのため図示するように、この第1実施形
態のスクリーニング部122は、予め用意された複数の
ディザ閾値テーブル(本例では3種類)をROM(read
only memory)などの記憶媒体に格納した閾値テーブル
格納部200と、この閾値テーブル格納部200に格納
された複数種類のディザ閾値テーブルの中から、経時変
動や環境差などによって最大濃度が変動した場合にその
濃度を補正可能なものを選択して出力するテーブル選択
部210とを備える。
【0057】またスクリーニング部122は、テーブル
選択部210により選択された閾値テーブルを用いて、
入力された階調画像信号(本例では8ビット)を2値化
することで1ビットの画像信号を生成する閾値処理部2
20を備える。これらの機能要素は、ハードウェアで構
成することができるのはいうまでもない。
【0058】図6は、閾値テーブル格納部200に格納
されるディザ閾値テーブルの一例を示した図である。本
例においては、定常状態に対応した最大濃度補正用の定
常閾値テーブルと、最大濃度をより高濃度とするための
最大濃度補正閾値テーブル1と、これよりもさらに高濃
度とするための最大濃度補正閾値テーブル2とが用意さ
れている。
【0059】最大濃度補正閾値テーブル1および最大濃
度補正閾値テーブル2は、ともにイニシャルの閾値レベ
ルに応じてテーブルデータを線形に変更する、すなわち
均等配分する形態のものである。ここで、均等配分する
とは、データ(各閾値)を最小値〜最大値の範囲で配分
を均等にすることを意味し、たとえば8ビットであれば
0〜255の中で、1,6,11,16,21,……,
250,255というようにデータ差が略一定(閾値の
間隔が均等)であるものの中から、いずれかをテーブル
内のデータとして設定する。
【0060】次に、これらの閾値テーブルを切り替える
ことで高濃度側を補正する処理について具体的に説明す
る。先ず前提として、定常閾値テーブルを用いて、所望
の濃度にマーキングプロセスのパラメータを合わせてお
く。その際に、印字しない閾値“255”を離散的に配
置し、スクリーン角方向への閾値同士のユークリッド距
離がなるべく等しくなるように均等配置する。
【0061】ここで、離散的とは、印字しない閾値(前
例では“255”)の配される位置が、縦横斜めの何れ
においても隣接しないことを意味する。また、均等配置
とは、印字しない閾値(前例では“255”)の配され
る位置が、縦横斜めにおいて一定の周期性をもって配列
されていることを意味する。
【0062】たとえば図6(A)に示すように、(x方
向座標,y方向座標)としたとき、(0,0),(0,
3),(3,0),(3,3)の位置に“255”を配
したディザ閾値テーブルを定常閾値テーブルとして使
う。
【0063】そして、経時変動や環境差などによって、
最大濃度が落ちてきたら、最大濃度補正閾値テーブル1
へ閾値テーブルを変更する。この最大濃度補正閾値テー
ブル1では、(0,0),(3,3)の位置に印字しな
い閾値“255”が配され、この閾値テーブル1は印字
しない画素(ドット)が少なくなるので、結果的に黒画
素の数が増え視覚的な最大濃度があがる。
【0064】そしてさらに、濃度が足りない場合は、最
大濃度補正閾値テーブル2へ変更する。この最大濃度補
正閾値テーブル2では、印字しない閾値“255”がど
こにも配されていないので、全面印字するように濃度を
あげることができる。
【0065】以上説明したように、上記第1実施形態に
よれば、出力媒体上での黒画素の数を制御することによ
り視覚で感じる最大濃度を補正することができる。ま
た、ディザ法を利用して出力媒体上での黒画素の数を制
御するということは、多階調画像を2値化して出力する
際の擬似的な階調表現手法でもあるので、基本的には原
画像の階調を損ねることもない。すなわち、階調数を減
らすことなく、最大濃度を補正することができる。また
閾値テーブルの切替えで濃度補正を実施するので大きな
コストはかからない。
【0066】近年、電子写真においては、マーキングの
高解像度化が進み、たとえば2400dpi,4800
dpiなど高解像度デジタル出力が可能になりつつあ
る。デジタル高解像度なら視覚特性を考慮して十二分な
階調性数を持つことが可能であるので、デジタルスクリ
ーンの閾値テーブルに印字しない領域を作り、その状態
で所望の濃度にあわせるという本実施形態の手法は、階
調性を損ねることなく高濃度側の濃度を補正することが
でき、その効果が高い。
【0067】従来技術のようなLUTによる補正では階
調数を犠牲にするが、デジタルスクリーンのパラメータ
を切り替えることにより階調を補正すれば、階調性を実
質的に犠牲にすることなく、高濃度側や低濃度側を良好
に補正することができる。
【0068】なお、上記第1実施形態では、説明を分か
りやすくするために閾値テーブルの段階を“3”として
いたが、実際には、たとえば高解像度で200線を作ろ
うとすれば、階調数が“256”以上となり、濃度補正
の閾値テーブルの段階として、より多くの段階を持つこ
とができる。したがって、その必要段階数に応じて、閾
値テーブルを持てばよい。
【0069】また上記第1実施形態では、経時変動や環
境差などによって最大濃度が落ちてきた場合に最大濃度
を上げる処理について説明したが、逆に、経時変動や環
境差などによって最大濃度が上昇してきた場合には、逆
に最大濃度を下げるようにようにすればよい。この最大
濃度を下げる場合は前記と逆のプロセスで実施すればよ
い。
【0070】また上記第1実施形態では、線形的に閾値
テーブルを変更していたが、たとえばマーキング方式に
よっては、マーキング特性を考慮してイニシャルの閾値
に応じて非線形に閾値テーブルを変更することもでき
る。
【0071】図7は、閾値テーブルのデータ値の変更を
一律ではなく、閾値レベルによってその変更量を変え
る、すなわち非線形配分する形態のものである。ここ
で、非線形配分するとは、前述の均等配分以外、つまり
閾値の間隔が均等ではない形態を意味する。この場合、
マーキングの階調特性はゆがんでおり、ハイライトとシ
ャドーで急峻になっている。したがって、急峻でないミ
ドルの間隔をあけて、急峻であるシャドー、ハイライト
の閾値間隔を狭めるようにしておけば、最大濃度補正を
したときに、階調ジャンプが起き難くなる。
【0072】図8は、スクリーニング部122の第2実
施形態を示す機能ブロック図である。この第2実施形態
のスクリーニング部122は、誤差拡散の手法を利用す
ることで、高濃度側を補正する点が、上記第1実施形態
と異なる。
【0073】図示するように、このスクリーニング部1
22は、入力された階調画像信号(本例では8ビット)
と誤差フィルタ250からの信号とを加算する加算部2
40と、この加算部240から出力された画像信号を予
め定められた閾値と比較することで2値化された1ビッ
トの画像信号を生成する閾値処理部260を備える。
【0074】またスクリーニング部122は、閾値処理
部260から出力された画像信号と加算部240から出
力された画像信号との差である誤差フィードバック画像
を生成し、この生成した誤差フィードバック画像を誤差
フィルタ250に入力する減算部270を備える。
【0075】この第2実施形態のスクリーニング部12
2は先ず、基本的な誤差拡散処理として、画像信号が入
力されると、注目画素について、周辺画素から誤差フィ
ルタリングを行ない、閾値より大きければ印字し、閾値
以下ならば印字しないような1ビットの画像信号を生成
する。
【0076】さらに、印字するしないにかかわらず誤差
が発生するので、その誤差分を示す誤差フィードバック
画像を誤差フィルタ250へフィードバックする。誤差
フィードバック画像は、印字する場合は、“255”を
引いた誤差分であり、印字しない場合は誤差そのもので
ある。
【0077】以上が基本的な誤差拡散であるが、この第
2実施形態では、第1実施形態においてディザ閾値テー
ブルを切り替えたのと同様に、閾値に100%がきても
印字しないような方法を提案する。
【0078】先ず、閾値処理部260の演算結果で印字
する場合に、負の誤差フィードバック量を予め、“25
5”以上の任意の値(たとえば“280”)にすること
で、印字しない領域を設けておき、その状態でマーキン
グプロセス系のパラメータを調整し最大濃度を合わせ
る。
【0079】そして、経時変動や環境差などによって最
大濃度が落ちてきたら、負の誤差フィードバック量を下
げて濃度が上がるようにすることで最大濃度をあわせ
る。そしてさらに、濃度が足りない場合は、負の誤差フ
ィードバック量をさらに下げるとよい。
【0080】つまり、第2実施形態では、濃度が足りな
い場合に、負の誤差フィードバック量を閾値が“25
5”になるまで段階的に下げることで、最大濃度を補正
する。負の誤差フィードバック量を閾値が“255”に
なるまで下げたときには、全面印字するように濃度をあ
げることができる。
【0081】以上説明したように、上記第2実施形態に
よれば、誤差拡散の手法を用いているもの、出力媒体上
での黒画素の数を制御することにより視覚で感じる最大
濃度を補正するという点で、第1実施形態と同様の効果
を享受することができる。また、誤差拡散法を利用して
出力媒体上での黒画素の数を制御するということは、多
階調画像を2値化して出力する際の擬似的な階調表現手
法でもあるので、基本的には原画像の階調を損ねること
もない。すなわち、階調数を減らすことなく、最大濃度
を補正することができる。また誤差フィードバック量の
切替えで濃度補正を実施するので大きなコストはかから
ない。
【0082】なお、上記第2実施形態では、経時変動や
環境差などによって最大濃度が落ちてきた場合に最大濃
度を上げる処理について説明したが、逆に、経時変動や
環境差などによって最大濃度が上昇してきた場合には、
ディザ閾値テーブルを切り替えた第1実施形態と同様
に、逆に最大濃度を下げるようにすればよい。この最大
濃度を下げる場合は、前記と逆のプロセス、すなわち負
の誤差フィードバック量を段階的に上げることで実施す
ればよい。
【0083】また上記第2実施形態では、入力画像信号
のレベルが“255”の場合に最大濃度になるように設
定することで説明していたが、これに限らず、最大濃度
補正時の誤差フィードバック量を、入力画像信号(注目
画素)の値によって切り替えてもよい。
【0084】ところで電子写真方式の場合、マーキング
プロセスの応答性の問題もあり、場合によってはカバレ
ッジが10数%まで印字しないケースもあり、階調数の
観点から大きな問題となる。たとえばプリンタ装置の場
合には、理想的には1%から印字することが望ましく、
コピー機(複写装置)の場合でも数%程度が望ましく、
印字開始点(濃度が出始めるカバレッジの分岐点)など
の低濃度側を制御することが必要となる。その解決方法
は前記同様のデジタルスクリーンの切替えでうまく対応
することができる。以下、具体的に説明する。なお、ス
クリーン処理までは高濃度側(前例では最大濃度)を補
正する場合と同様である。
【0085】図9は、スクリーニング部122の第3実
施形態を示す機能ブロック図である。この第3実施形態
は、ディザ閾値テーブルを切り替えることで印字開始点
を制御する手法を採用する。図示するように、スクリー
ニング部122の基本構成は、図5に示した第1実施形
態のものと同じである。
【0086】ただし、閾値テーブル格納部200には、
定常状態に対応した印字開始補正用の定常閾値テーブル
と、印字開始点をより下げるための印字開始補正閾値テ
ーブル1と、これよりもさらに印字開始点を下げるため
の印字開始補正閾値テーブル2とが格納される。
【0087】図10は、第3実施形態の閾値テーブル格
納部200に格納されるディザ閾値テーブルの一例を示
した図である。印字開始補正閾値テーブル1および印字
開始補正閾値テーブル2は、ともにイニシャルの閾値に
応じて線形にテーブルデータを変更する形態のものであ
る。
【0088】先ずここでも前提として、先ず定常閾値テ
ーブルを用いて、所望の濃度にマーキングプロセスのパ
ラメータを用いて合わせておく。その際に、1%でも印
字する閾値“0”を集中的に配置する。
【0089】ここで、集中的とは、印字する閾値(前例
では“0”)の配される位置が、縦横斜めの何れかが隣
接していることを意味する。たとえば閾値“0”が4つ
配される場合に、縦方向/横方向・斜め方向のみに4つ
連続する場合、あるいは縦方向および横方向のそれぞれ
に2つ連続して配される場合などである。
【0090】ここでは先ず、たとえば図10(A)に示
したように、(x方向座標,y方向座標)としたとき、
(2,2)の位置に“0”を配したディザ閾値テーブル
を定常閾値テーブルとして使う。
【0091】そして、経時変動や環境差などによって印
字開始点が変ったら、閾値テーブルを切り替える。たと
えば、印字開始点を下げたい場合(印字するカバレッジ
を下げる)には、印字開始補正テーブル1へ閾値テーブ
ルを切り替える。この印字開始補正閾値テーブル1で
は、(2,2),(3,3)の位置に印字する閾値
“0”が集中的に配され、この閾値テーブル1は印字す
る画素(ドット)が増えるので、結果的に、カバレッジ
が小さくても印字するようになる。
【0092】そしてさらに印字開始点を下げたい場合
は、印字開始補正閾値テーブル2へ変更する。この印字
開始補正閾値テーブル2では、(2,2),(3,
3),(2,3),(3,2)の位置に印字する閾値
“0”が集中的に配され、この閾値テーブル1は印字す
る画素(ドット)がさらに増えるので、結果的に、マー
キングがより応答し易くなる。
【0093】以上説明したように、上記第3実施形態に
よれば、出力媒体上での黒画素の数を制御することによ
り視覚で感じる印字開始点を補正することができる。ま
た、ディザ法を利用して出力媒体上での黒画素の数を制
御するということは、多階調画像を2値化して出力する
際の擬似的な階調表現手法でもあるので、基本的には原
画像の階調を損ねることもない。すなわち、階調数を減
らすことなく、印字開始点を補正することができる。ま
た閾値テーブルの切替えで印字開始点の補正を実施する
ので大きなコストはかからない。
【0094】なお、上記第3実施形態では、説明を分か
りやすくするために閾値テーブルの段階を“3”として
いたが、実際には、たとえば高解像度で200線を作ろ
うとすれば、階調数が“256”以上となり、印字開始
補正の閾値テーブルの段階として、より多くの段階を持
つことができる。したがって、その必要段階数に応じ
て、閾値テーブルを持てばよい。
【0095】また上記第3実施形態では、経時変動や環
境差などに応じて、印字開始点を下げたい場合に印字す
る画素を増やす処理について説明したが、逆に、印字開
始点を上げたい場合には、逆に印字する画素を減らすよ
うに処理するとよい。
【0096】また上記第3実施形態では、線形的に閾値
テーブルを変更していたが、たとえばマーキング方式に
よっては、マーキング特性を考慮してイニシャルの閾値
に応じて非線形に閾値テーブルを変更することもでき
る。
【0097】図11は、閾値テーブルのデータ値の変更
を一律ではなく、閾値レベルによってその変更量を変え
る、すなわち非線形配分する形態の閾値テーブルの一例
を示す図である。最大濃度補正の場合と同様に、急峻で
ないミドルの間隔をあけて、急峻であるシャドー、ハイ
ライトの閾値間隔を狭めるようにしておけば、印字開始
点を補正したときに、階調ジャンプが起き難くなる。
【0098】図12は、スクリーニング部122の第4
実施形態を示す機能ブロック図である。この第4実施形
態のスクリーニング部122は、誤差拡散の手法を利用
することで、たとえば0%がきても印字するようにする
など印字開始点を制御する点が、上記第3実施形態と異
なる。この第4実施形態のスクリーニング部122の基
本的な構成は、図8に示した第2実施形態のものと同じ
である。ただし、予め定常状態用に設定される負の誤差
フィードバック量が異なる。
【0099】すなわち第4実施形態では、たとえば、閾
値処理部260の演算結果で印字しない場合に、負の誤
差フィードバック量を予め“0”にして、その状態でマ
ーキングプロセス系のパラメータを調整し再現開始点
(印字開始点)を合わせる。
【0100】そして、経時変動や環境差などによって印
字開始点が変わり、たとえば印字開始点を下げたい(つ
まり印字させたい)場合には、負の誤差フィードバック
量を段階的に上げて印字開始点をあわせる。また逆に印
字開始点を上げたい(つまり印字させない)場合は、負
の誤差フィードバック量を段階的に下げることで印字開
始点をあわせる。
【0101】以上説明したように、上記第4実施形態に
よれば、誤差拡散の手法を用いているもの、出力媒体上
での黒画素の数を制御することにより視覚で感じる印字
開始点を補正するという点で、第3実施形態と同様の効
果を享受することができる。また、誤差拡散法を利用し
て出力媒体上での黒画素の数を制御するということは、
多階調画像を2値化して出力する際の擬似的な階調表現
手法でもあるので、基本的には原画像の階調を損ねるこ
ともない。すなわち、階調数を減らすことなく、印字開
始点を補正することができる。また誤差フィードバック
量の切替えで印字開始点の補正を実施するので大きなコ
ストはかからない。
【0102】なお上記各実施形態の説明では、スクリー
ニング部122の機能要素をハードウェアで構成する例
を示したが、これに限らず、CPU、ROM(read onl
y memory)、RAM、通信I/F(インターフェー
ス)、ハードディスク装置、FD(flexible disk)ド
ライブ、およびCD−ROM(compact disk ROM) ド
ライブなどを備えた電子計算機で構成することもでき
る。
【0103】そして電子計算機により構成されるスクリ
ーニング部122は、上記に示した各実施形態の基本的
な構成および動作と同様とすることができる。たとえ
ば、上記実施形態の処理手順をコンピュータに実行させ
るプログラムは、CD−ROMなどの記録媒体を通じて
配布される。あるいは、前記プログラムは、CD−RO
MではなくFDに格納されてもよい。
【0104】また、MOドライブを設け、MOに前記プ
ログラムを格納してもよく、またフラッシュメモリなど
の不揮発性の半導体メモリカードなどのその他の記録媒
体に前記プログラムを格納してもよい。またサーバなど
からインターネットなどの通信網を経由して前記プログ
ラムをダウンロードして取得したり、あるいは更新して
もよい。
【0105】なお、記録媒体としては、フレキシブルデ
ィスクやCD−ROMなどの他にも、DVDなどの光学
記録媒体、MDなどの磁気記録媒体、PDなどの光磁気
記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、ICカードやミ
ニチュアーカードなどの半導体メモリーを用いることが
できる。
【0106】記録媒体の一例としてのフレキシブルディ
スクやCD−ROMなどには、上記実施形態で説明した
スクリーニング部122の一部の機能を格納することが
できる。したがって、以下のプログラムや当該プログラ
ムを格納した記憶媒体を提供することができる。
【0107】たとえば、スクリーニング部122のプロ
グラム、すなわちRAMなどにインストールされるソフ
トウェアは、上記実施形態に示されたスクリーニング部
122と同様に、テーブル選択部210および閾値処理
部220の各機能部をソフトウェアとして備える。
【0108】そして、上述したスクリーニング部122
における各機能部を構成するためのプログラムを格納し
たCD−ROMなどからプログラムを読み出してハード
ディスク装置などにインストールさせておき、ハードデ
ィスク装置からプログラムを読み出してCPUが上記の
処理手順を実行することにより、上記機能をソフトウェ
ア的に実現することができる。
【0109】たとえばCD−ROMドライブは、CD−
ROMからデータまたはプログラムを読み取ってCPU
に渡す。そしてソフトウェアはCD−ROMからハード
ディスク装置にインストールされる。ハードディスク装
置は、FDドライブまたはCD−ROMドライブによっ
て読み出されたデータまたはプログラムや、CPUがプ
ログラムを実行することにより作成されたデータを記憶
するとともに、記憶したデータまたはプログラムを読み
取ってCPUに渡す。
【0110】ハードディスク装置に格納されたソフトウ
ェアは、RAMに読み出された後にCPUにより実行さ
れる。たとえばCPUは、記録媒体の一例であるROM
およびRAMに格納されたプログラムに基づいて上記各
実施形態と同様に処理する。
【0111】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲
には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更また
は改良を加えることができ、そのような変更または改良
を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、
上記の実施形態は、クレームにかかる発明を限定するも
のではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の
組合せの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らな
い。
【0112】たとえば、上記第1あるいは第3実施形態
では、面内スクリーン切替えがないことを前提として説
明していたが、面内(1枚の出力画像内)で写真(im
age),文字(font),グラフィック(grap
hic)などの画像オブジェクトに応じたスクリーン線
数の切替えがある場合には、その補正量がスクリーンご
とに異なるようにするとよい。たとえば、スクリーン線
に適合して濃度補正量が異なる最大濃度補正閾値テーブ
ルや印字開始補正閾値テーブルを、それぞれ切替え数分
だけ用意しておくとよい。
【0113】また上記実施形態では、環境変化などによ
る出力画像の濃度変化を検知するために、感光性部材7
9近傍にマーキングプロセスの濃度変化を検知する機構
としてLED92とフォトセンサ94からなる濃度情報
取得部90を配置する構成としていたが、出力濃度に関
する情報を取得できるものである限り、どのような形態
を採用してもよい。
【0114】たとえば、出力画像の濃度変化をユーザの
視覚で判断し、あるいは専用の測定器で測定してもよ
い。この場合、濃度情報取得部は、それらの結果に基づ
く濃度情報を受け付ける構成であればよい。
【0115】また濃度情報は、その時点の濃度そのもの
を示すことに限らず、たとえば、出力濃度を上昇あるい
は下降させるという、濃度を修正すべき方向を示すもの
であってもよい。
【0116】また上記実施形態では、多階調画像を2値
化することで擬似的に多階調の画像を形成する装置への
適用例で説明していたが、これに限らず、たとえば多値
ディザ法を適用して擬似的に多階調の画像を形成する装
置へ適用することもできる。
【0117】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、デジタ
ルスクリーンパラメータを切り替えることにより視覚的
に感じる濃度を補正するようにしたので、階調数を実質
的に減らすことなく、高濃度側(たとえば最大濃度)や
低濃度側(たとえば印字開始点)の濃度を補正すること
ができる。
【0118】これにより、長期に亘って、ハイライトか
らシャドウにいたるまでの階調特性を損ねることなく、
画像形成装置の出力濃度レンジを初期の良好な状態と同
じに維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像形成装置を備えた画像処理
システムを示すブロック図である。
【図2】 プリントエンジンの走査出力系の詳細例を示
した図である。
【図3】 画像処理システムが取り扱うドキュメント
(PDLデータ)の一例である。
【図4】 図3に示したドキュメントを解釈して、感光
性部材上に画像を形成するまでのイメージデータのパス
の一例を示した機能ブロック図である。
【図5】 濃度補正部の一例であるスクリーニング部の
第1実施形態を示す機能ブロック図である。
【図6】 閾値テーブル格納部に格納されるディザ閾値
テーブルの一例を示した図である(線形にテーブルデー
タを変更する場合)。
【図7】 閾値テーブル格納部に格納されるディザ閾値
テーブルの一例を示した図である(非線形にテーブルデ
ータを変更する場合)。
【図8】 スクリーニング部の第2実施形態を示す機能
ブロック図である。
【図9】 スクリーニング部の第3実施形態を示す機能
ブロック図である。
【図10】 第3実施形態の閾値テーブル格納部に格納
されるディザ閾値テーブルの一例を示した図である(線
形にテーブルデータを変更する場合)。
【図11】 第3実施形態の閾値テーブル格納部に格納
されるディザ閾値テーブルの一例を示した図である(非
線形にテーブルデータを変更する場合)。
【図12】 スクリーニング部の第4実施形態を示す機
能ブロック図である。
【図13】 従来技術における濃度補正の手法を説明す
る図である。
【符号の説明】
1…画像処理システム、3…画像入力端末、5…画像処
理装置、7…画像出力端末、9…画像形成装置、52…
画像データ取得部、54…画像データ格納部、56…画
像編集処理部、59…画像データ出力部、70…プリン
トエンジン、72…プリント出力処理部、74…レーザ
光源、76…レーザ駆動部、78…ポリゴンミラー、7
9…感光性部材、90…濃度情報取得部、110…コン
トローラ系、112…PDL解釈部、114…描画部、
120…プリンタエンジン制御系、122…スクリーニ
ング部、130…走査出力系、200…閾値テーブル格
納部、210…テーブル選択部、220…閾値処理部、
240…加算部、250…誤差フィルタ、260…閾値
処理部、270…減算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚田 茂 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 田中 靖幸 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 Fターム(参考) 2C262 AA05 AA24 AB07 BB01 BB06 BB08 BB14 BB22 BB27 BB30 BC01 BC07 EA04 EA07 GA02 5B057 AA11 CA01 CA02 CA08 CA12 CA16 CB01 CB02 CB07 CB12 CB16 CC01 CE13 CH07 CH08 5C077 LL19 MP01 MP08 NN04 NN08 NN12 PQ08 PQ12 PQ23 SS02 TT03 TT06

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の出力媒体上に、擬似的に多階調の
    画像を形成する画像形成装置であって、 前記出力媒体上に擬似的に形成された出力画像の濃度に
    関する濃度情報を取得する濃度情報取得部と、 前記濃度情報取得部により取得された濃度情報に基づい
    て、前記多階調で表された入力画像データを前記擬似的
    な多階調の画像に変換する際に使用されるデジタルスク
    リーンのパラメータを制御することにより、前記出力画
    像の濃度を制御する濃度制御部とを備えたことを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記濃度制御部は、前記デジタルスクリ
    ーンとしてディザ法を用いるものであって、 前記入力画像信号のレベルが高濃度側の所定の値におい
    て前記出力媒体上の前記スクリーンの範囲内の全面には
    印字しないようにする閾値が配置された初期設定用のデ
    ィザ閾値テーブルを用いて、前記高濃度側における所望
    の濃度値となるように前記入力画像データを2値化し、 前記濃度情報取得部により取得された濃度情報が前記出
    力画像の濃度が変動していることを示しているときに
    は、前記デジタルスクリーンのパラメータとしての、デ
    ィザ閾値テーブルにおける前記印字しないようにする閾
    値の配置の数を、前記濃度の変化に応じて前記所望の濃
    度値が維持される方向に制御することを特徴とする請求
    項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記濃度制御部は、前記初期設定用のデ
    ィザ閾値テーブルと、当該初期設定用のディザ閾値テー
    ブルとは前記印字しないようにする閾値の配置数がそれ
    ぞれ異なる前記高濃度側の濃度補正用の複数のディザ閾
    値テーブルとを格納した閾値テーブル格納部と、 前記濃度情報取得部により取得された濃度情報が示す前
    記濃度の変化に応じて、前記閾値テーブル格納部に格納
    されている前記ディザ閾値テーブルの中から、前記所望
    の濃度値が維持される方向のものを選択するテーブル選
    択部とを有することを特徴とする請求項2に記載の画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】 前記ディザ閾値テーブルは、前記印字し
    ないようにする閾値が離散的に配置されていることを特
    徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記ディザ閾値テーブルは、前記印字し
    ない閾値が均等に配置されていることを特徴とする請求
    項4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記ディザ閾値テーブルは、テーブルデ
    ータの閾値レベルに応じて閾値の変更量が異なるもので
    あることを特徴とする請求項2から5のうちの何れか1
    項に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記濃度制御部は、1枚の出力画像内に
    おいて画像オブジェクトに応じて前記デジタルスクリー
    ンの線数を切替える場合には、当該スクリーンの線数に
    応じて、前記印字しないようにする閾値の配置の数を切
    り替えることを特徴とする請求項2から6のうちの何れ
    か1項に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記濃度制御部は、前記デジタルスクリ
    ーンとして誤差拡散法を用いるものであって、 前記入力画像信号のレベルが高濃度側の所定の値におい
    て前記出力媒体上の前記スクリーンの範囲内の全面には
    印字しないように、負の誤差フィードバック量を所定量
    より大きい値にした状態で所望の濃度値となるように前
    記入力画像データを2値化し、 前記濃度情報取得部により取得された濃度情報が前記出
    力画像の濃度が変動していることを示しているときに
    は、その濃度の変化に応じて前記所望の濃度値が維持さ
    れる方向に、前記負の誤差フィードバック量を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記濃度制御部は、前記入力画像データ
    の信号レベルに応じて、前記制御する前記負の誤差フィ
    ードバック量を切り替えることを特徴とする請求項8に
    記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記高濃度側の所定の値は、略100
    %の濃度を表す値であることを特徴とする請求項2また
    は8に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記濃度制御部は、前記デジタルスク
    リーンとしてディザ法を用いるものであって、 前記入力画像信号のレベルが低濃度側の所定の値におい
    て印字を開始するようにする閾値が配置された初期設定
    用のディザ閾値テーブルを用いて、前記低濃度側におけ
    る所望の濃度値となるように前記入力画像データを2値
    化し、 前記濃度情報取得部により取得された濃度情報が前記出
    力画像の濃度が変動していることを示しているときに
    は、その濃度の変化に応じて前記所望の濃度値が維持さ
    れる方向に、ディザ閾値テーブルにおける、前記印字す
    るようにする閾値の配置の数を制御することを特徴とす
    る請求項1に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記濃度制御部は、前記初期設定用の
    ディザ閾値テーブルと、当該初期設定用のディザ閾値テ
    ーブルとは前記印字するようにする閾値の配置数がそれ
    ぞれ異なる前記低濃度側の濃度補正用の複数のディザ閾
    値テーブルとを格納した閾値テーブル格納部と、 前記濃度情報取得部により取得された濃度情報が示す前
    記濃度の変化に応じて、前記閾値テーブル格納部に格納
    されている前記ディザ閾値テーブルの中から、前記所望
    の濃度値が維持される方向のものを選択するテーブル選
    択部とを有することを特徴とする請求項2に記載の画像
    形成装置。
  13. 【請求項13】 前記ディザ閾値テーブルは、前記印字
    するようにする閾値が集中的に配置されていることを特
    徴とする請求項11または12に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記ディザ閾値テーブルは、テーブル
    データの閾値レベルに応じて閾値の変更量が異なるもの
    であることを特徴とする請求項11から13のうちの何
    れか1項に記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記濃度制御部は、1枚の出力画像内
    において画像オブジェクトに応じて前記デジタルスクリ
    ーンの線数を切替える場合には、当該スクリーンの線数
    に応じて、前記印字するようにする閾値の配置の数を切
    り替えることを特徴とする請求項11から14のうちの
    何れか1項に記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記濃度制御部は、前記デジタルスク
    リーンとして誤差拡散法を用いるものであって、 前記入力画像信号のレベルが低濃度側の所定の値におい
    て印字するように、負の誤差フィードバック量を所定量
    より大きい値にした状態で所望の濃度値となるように前
    記入力画像データを2値化し、 前記濃度情報取得部により取得された濃度情報が前記出
    力画像の濃度が変動していることを示しているときに
    は、その濃度の変化に応じて前記所望の濃度値が維持さ
    れる方向に、前記負の誤差フィードバック量を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記濃度制御部は、前記入力画像デー
    タの信号レベルに応じて、前記制御する前記負の誤差フ
    ィードバック量を切り替えることを特徴とする請求項1
    6に記載の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記低濃度側の所定の値は、略1%の
    濃度を表す値であることを特徴とする請求項11または
    16に記載の画像形成装置。
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