JP2003188912A - Atmセルバッファ制御方法及びatmセルバッファ制御装置並びにプログラム - Google Patents

Atmセルバッファ制御方法及びatmセルバッファ制御装置並びにプログラム

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JP2003188912A
JP2003188912A JP2001382634A JP2001382634A JP2003188912A JP 2003188912 A JP2003188912 A JP 2003188912A JP 2001382634 A JP2001382634 A JP 2001382634A JP 2001382634 A JP2001382634 A JP 2001382634A JP 2003188912 A JP2003188912 A JP 2003188912A
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priority
buffer
atm
priority buffer
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JP2001382634A
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Inventor
Shoki Shimizu
昭喜 清水
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ATMセルバッファ数が増加せずに、多種の
異なるサービスクラスの通信品質のATMセルバッファ
制御を実行し、その構成の簡素化によって装置規模及び
処理規模の増大化を抑える。 【解決手段】 入力ATMセルを、サービスクラスの高
低を含む優先度を認識して高低優先バッファ5,6に区
別して書き込む。この書き込み時に、高優先バッファ5
にATMセルが存在し、かつ、高優先バッファ5内のA
TMセルの待ち行列長が、しきい値を超過している場合
に、入力ATMセルの優先度に対する問題の程度が低下
したものとして廃棄する。この書き込み後の高優先バッ
ファ5にATMセルが存在する場合に、高優先バッファ
5内のATMセルを読み出し、又は、高優先バッファ5
内のATMセルの待ち行列長が、しきい値を超過してい
る場合に、低優先バッファ6のATMセルを優先して読
み出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広帯域(B)−I
SDNなどの非同期転送モード(ATM:Asynchronous
Transfer Mode)伝送におけるATMセルバッファ制御
方法及びATMセルバッファ制御装置並びにプログラム
に関する。
【0002】
【従来の技術】近時のB−ISDNにおけるATMセル
(固定長ブロック/情報48オクテット及びヘッダ5オ
クテット、合計53オクテット)伝送では、データ通
信、映像配分サービスなどの多様なマルチメディア通信
サービスを実施している。この場合、通信サービスごと
に異なる通信品質が要求される。このため、多重化され
たそれぞれのコネクションに対して異なるサービスクラ
スを設定する通信品質制御(Qos:Quality of Servic
e)を行っている。
【0003】この通信品質制御QoSでは、優先度が高
いコネクションに対して、高い通信品質による伝送を保
証し、また、優先度が低下したコネクションに対して
は、ATMセルの部分廃棄制御などを実行する低い通信
品質の伝送を行っている。この通信品質制御QoSは、
そのサービスクラスごとの通信品質をATM伝送で保証
するためにATMセルバッファ制御(ATMセルバッフ
ァリング)を実行している。
【0004】この通信品質制御QoSとして、例えば、
サービスクラスごとに、最低限の送出ATMセル数を示
して、通信品質を保証する制御例が知られている(文献
名「1チップATMスイッチにおけるマルチQoSクラ
ス制御、1996年 電子情報通信学会総合大会論文集
B−580」)。なお、この他のATMセルバッファ
リングも、この文献と類似したATMセルバッファ制御
を行っている場合が多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、次の
ような問題がある。 (1)サービスクラスごとに、ATMセルバッファを設
けて、通信品質制御QoSを行う必要があり、ATMセ
ルバッファ数が増大化して、その装置規模が大きくなっ
てしまう。 (2)サービスクラスごとに対応する複数のATMセル
バッファごとの制御(競合制御)が複雑化して、その処
理規模が大きくなってしまう。
【0006】本発明は、以上の点に着目してなされたも
のであり、ATMセルバッファ数の増加を抑えて、多重
化されたそれぞれのコネクションに対して設定される、
異なったサービスクラスに対するATMセルバッファ制
御(通信品質制御Qos)が可能になり、その構成が簡
素化されて装置規模及び処理規模の増大化を抑えること
ができる、ATMセルバッファ制御方法及びATMセル
バッファ制御装置並びにプログラムの提供を目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明のATMセルバッファ制御方法は、サービス
クラスの優先度に基づいたATMセルバッファ制御を行
うものであり、入力ATMセルに対するサービスクラス
の高低を含む優先度を認識する段階と、この高低を認識
した前記入力ATMセルを、高低を含む優先度の複数の
バッファに区別して書き込む段階と、前記高優先バッフ
ァ内にATMセルが存在する場合に、前記高優先のバッ
ファ内のATMセルを読み出し、又は、前記高優先バッ
ファ内のATMセルの待ち行列長が、所定時間の待ち状
態の場合に、この所定時間で優先度が低下した前記入力
ATMセルを廃棄する段階とを有することを特徴として
いる。
【0008】また、本発明の方法は、サービスクラスの
優先度に基づいたATMセルバッファ制御を行うもので
あり、入力ATMセルに対するサービスクラスの高低を
含む優先度を認識する段階と、この高低を認識した前記
入力ATMセルを、高低を含む優先度の複数のバッファ
に区別して書き込む段階と、前記高優先バッファ内にA
TMセルが存在する場合に、この高優先のバッファ内の
ATMセルを読み出し、又は、前記高優先バッファ内の
ATMセルの待ち行列長が、所定時間の待ち状態の場合
に、前記低優先バッファ内のATMセルを読み出す段階
とを有することを特徴としている。
【0009】さらに、本発明の方法は、前記サービスク
ラスの優先度は、即時性要求及び耐廃棄性の高低であ
り、前記所定時間で優先度が低下した前記入力ATMセ
ルは、即時性の要求が高いものの耐廃棄性要求が低いサ
ービスクラスであることを特徴としている。
【0010】また、本発明の方法は、前記所定時間の待
ち状態の場合は、待ち行列長が予めしきい値を超過して
いる場合であることを特徴としている。
【0011】上記した発明の方法では、低い通信品質か
つ即時性が要求されるATMセルについては、待ち行列
長が、しきい値を超過する長時間の待ち状態となった場
合に、優先度に対する問題の程度が低下したものとみな
したATMセルバッファ制御を実行している。
【0012】換言すれば、ATMセルバッファ数の増加
を抑えて、多重化されたそれぞれのコネクションに対し
て設定される、異なったサービスクラスに対するATM
セルバッファ制御(通信品質制御)に対応できるように
なる。これによって、構成が簡素化されて装置規模及び
処理規模の増大化を抑えることができる。
【0013】本発明のATMセルバッファ制御装置は、
サービスクラスの高低を含む優先度の複数のバッファに
対するATMセルバッファ制御を実行するものであり、
入力ATMセルに対するサービスクラスの高低を含む優
先度を認識して高低優先バッファを区別して書き込みを
行う場合に、前記高優先バッファ内にATMセルが存在
し、かつ、この高優先バッファ内の行列長が、所定時間
の待ち状態の場合に、この所定時間で優先度が低下した
前記入力ATMセルを廃棄する書込処理手段と、前記書
込処理手段による書き込み後は、前記高優先バッファ内
にATMセルが存在する場合に、前記高優先バッファ内
のATMセルを読み出し、又は、前記高優先バッファ内
の行列長が、所定時間の待ち状態の場合に、前記低優先
バッファ内のATMセルを読み出す読出処理手段とを備
えることを特徴としている。
【0014】また、本発明の装置は、前記書込処理手段
及び読出処理手段として、入力ATMセルに格納された
サービスクラスの優先度を識別するサービスクラス識別
部と、前記高優先バッファ内の待ち行列が予め定めたし
きい値を超過した際に、予め定義したサービスクラスの
ATMセルを高優先バッファに書き込む前に、このしき
い値超過を識別するためのフラグを付与するフラグ書込
部と、前記高優先バッファ内のATMセルの有無を認識
する第1ATMセル残留認識部と、前記高優先バッファ
内のATMセル待ち行列が、しきい値を超過したか否か
を認識するしきい値超過認識部と、前記高優先バッファ
内のATMセル待ち行列において待ち行列の先頭のAT
Mセルに対するフラグ付与の有無を認識するフラグ認識
部と、前記低優先バッファ内のATMセルの有無を認識
する第2ATMセル残留認識部と、前記高優先バッファ
又は前記低優先バッファから読み出されたATMセルを
選択して出力するセレクタとを備えることを特徴として
いる。
【0015】上記した発明の通信システムでは、前記方
法の発明と同様に、構成が簡素化され、その装置規模及
び処理規模の増大化を抑えて、多種の異なるサービスク
ラスに対するATMセルバッファ制御ができるようにな
る。
【0016】本発明のプログラムは、入力ATMセルに
対するサービスクラスの高低を含む優先度認識制御と、
この高低認識による入力ATMセルを、高低を含む優先
度の複数のバッファに区別して書き込む制御と、高優先
バッファ内にATMセルが存在する場合に、高優先のバ
ッファ内のATMセルを読み出し、又は、高優先バッフ
ァにおけるATMセルの待ち行列長が、所定時間の待ち
状態の場合に、この所定時間で優先度が低下した入力A
TMセルを廃棄する制御とを実質的なコンピュータに実
行させるものである。
【0017】また、本発明のプログラムは、入力ATM
セルに対するサービスクラスの高低を含む優先度認識制
御と、この高低認識による入力ATMセルを、高低を含
む優先度の複数のバッファを区別して書き込む制御と、
高優先バッファ内にATMセルが存在する場合に、この
高優先のバッファ内のATMセルを読み出し、又は、高
優先バッファ内のATMセルの待ち行列長が、所定時間
の待ち状態の場合に、低優先バッファ内のATMセルを
読み出す制御とを実質的なコンピュータに実行させるも
のである。
【0018】上記した発明のプログラムでは、本発明を
情報記録媒体、例えば、パッケージソフトウェア又は通
信網を通じたダウンロード/インストールによって提供
可能になり、本発明を容易に実施できるようになって、
その汎用性が向上する。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明のATMセルバッフ
ァ制御方法及びATMセルバッファ制御装置並びにプロ
グラムの実施形態を図面参照の上で詳細に説明する。図
1は本発明の実施形態における構成を示すブロック図で
ある。図1において、この例のATMスイッチは、通信
ネットワークなどから伝送されてきたATMセルを受信
する入力端子1とともに、ATMセルバッファ制御によ
るATMセルを通信ネットワークなどに送出する出力端
子2を有している。
【0020】また、このATMスイッチは、入力端子1
からのATMセルに格納されたサービスクラスの優先度
を識別するサービスクラス識別部3とともに、高優先バ
ッファ5の待ち行列(キュー/queue)が、しきい値を
超過した際に、予め定義したサービスクラスのATMセ
ルを高優先バッファ5への書き込む前に、このしきい値
超過を識別するためのフラグを付与するフラグ書込部4
とを有し、さらに、入力端子1からの優先度が高いAT
Mセルを制御に基づいて書き込む高優先バッファ5、及
び優先度が低いATMセルを制御に基づいて書き込む低
優先バッファ6を有している。
【0021】さらに、このATMスイッチは、高優先バ
ッファ5に接続されて、この高優先バッファ5内のAT
Mセル有無を認識するATMセル残留認識部7ととも
に、高優先バッファ5に接続されて、この高優先バッフ
ァ5内のATMセル待ち行列が、しきい値を超過したか
否かを認識する、しきい値超過認識部8とを有し、ま
た、高優先バッファ5に接続され、この高優先バッファ
5内のATMセル待ち行列において、次に読み出される
(待ち行列の先頭)ATMセルに対するフラグ書込部4
でのフラグ付与の有無を認識するフラグ認識部9を有し
ている。
【0022】また、図1に示すATMスイッチは、低優
先バッファ6に接続されて、この低優先バッファ6内の
ATMセル有無を認識するATMセル残留認識部10と
ともに、高優先バッファ5又は低優先バッファ6から読
み出されたATMセルを選択して外部へ出力するセレク
タ11と、上記した各部に対してサービスクラス識別、
フラグ書き込み、ATMセル有無やフラグ認識に基づい
たATMセルバッファ制御を実行する制御部12とを有
している。
【0023】なお、制御部12は、マイクロコンピュー
タ(CPUやROM、ワーキングRAMなど)で構成さ
れ、この実施形態を実行するプログラム(請求項におけ
るプログラムに対応)が記憶媒体や通信ネットワークを
通じたダウンロード/インストールによって実装され
る。
【0024】また、図1中において、実線は主信号の入
出力を示し、一点鎖線は制御系信号の入出力を示してい
る。
【0025】以上の構成、動作に基づいて、次に本発明
に対応する実施形態の動作を説明する。図2は、この実
施形態の動作の概略を説明するための図であり、図3は
実施形態におけるサービスクラスを説明するための図で
ある。なお、ここでのATMセル伝送到達時間の即時性
要求の高低は、入力ATMセルを、遅延が生じることな
く即時的(即時性要求が高い)、又は遅延が生じる(即
時性要求が低い)ATMセルバッファ制御を通じた出力
である。また、耐廃棄性の高低は、廃棄を行う(耐廃棄
性が高い)/行わない(耐廃棄性が低い)の度合いであ
る。
【0026】図2において、実施形態の概略動作では、
サービスクラスの優先度が高い(即時性の要求が高い図
3のサービスクラス1,2)ATMセルが、高優先バッ
ファ5に書き込まれる。また、比較的サービスクラスの
優先度の低い(即時性の要求が低い図3のサービスクラ
ス3)ATMセルは、低優先バッファ6に書き込まれ
る。そして、この高優先バッファ5又は低優先バッファ
6からの読み出しにおいて、高優先バッファ5にATM
セルが一つでも存在する場合は、低優先バッファ6から
の読み出しは実行しない。
【0027】すなわち、低優先バッファ6からは高優先
バッファ5にATMセルが存在しない場合にのみ読み出
されてセレクタ11から送出される。この場合、図3に
示す収容サービスクラスにおいて、サービスクラス2の
電話通話(音声)では、音質があまり重要視されない。
したがって、このサービスクラス2の電話通話では、音
声通話の途切れ阻止のATMセル伝送到達時間の即時性
が高く要求されるものの、ATMセル廃棄を行っても通
話音質上の問題が生じないことが多い。すなわち、図3
に示すように耐廃棄性要求が低いものである。
【0028】したがって、比較的低通信品質(即時性の
要求が高いものの耐廃棄性要求が低いサービスクラス
2)のサービスクラスのATMセル(サービスクラス
2)は、高優先バッファ5の書き込み時に、高優先バッ
ファ5における待ち行列長(キュー/queue)が、しき
い値を超過していた場合は、この高優先バッファ5への
書き込みは行わないで廃棄する、又は読み出し時に、低
優先バッファ6のATMセルを優先させるのがATMセ
ルバッファリング処理上で効率的である。
【0029】すなわち、即時性が要求されるATMセル
については、長時間の待ち状態(バッファリング)とな
った場合に優先度に対する問題の程度が低下したものと
してATMセルバッファ制御を実行する。
【0030】本発明の実施形態は、このような書込処理
(請求項における書込処理手段に対応)と読出処理(請
求項における読出処理手段に対応)とからなる高優先バ
ッファ5又は低優先バッファ6を用いたATMセルバッ
ファ制御であり、図3中のサービスクラス2のように即
時性の要求が高いものの、耐廃棄性の要求が低いサービ
スクラスを収容している場合に最も効果がある。
【0031】次に、この動作の詳細について説明する。 (1)書き込み動作 図4は書き込み動作の処理手順を示すフローチャートで
ある。図4において、ここでの書き込み動作は、高優先
バッファ5の待ち行列長が、しきい値以下の場合と、し
きい値以上の場合からなる。
【0032】(1a)高優先バッファ5の待ち行列長
が、しきい値以下の場合 図1から図4において、制御部12が書き込み動作モー
ドに設定された後に(ステップS1)、入力端子1から
のATMセルがサービスクラス識別部3に入力され、こ
こで高優先バッファ5に書き込むATMセルか、又は低
優先バッファ6に書き込むATMセルかを識別した情報
(識別情報Sa)が出力される。
【0033】サービスクラス識別部3からの識別情報S
aを制御部12が取り込み(ステップS2)、この識別
情報Saに基づいて、高優先バッファ5又は低優先バッ
ファ6のいずれに入力端子1からのATMセルを書き込
むための書込命令情報Sb又はScを出力する(ステッ
プS3,S4,S5,S6,S7)。この書込命令情報
Sb又はScを受信した高優先バッファ5又は低優先バ
ッファ6が、入力端子1からのATMセルを書き込む
(ステップS8,S9)。
【0034】(1b)高優先バッファ5の待ち行列長
が、しきい値以上の場合(ステップS10) 入力されたATMセルが、高優先バッファ5又は低優先
バッファ6のいずれかに書き込むものであり、かつ、耐
廃棄性の要求が高いものについては(図3のサービスク
ラス1,3、ステップS10:No)、前記した(1
a)高優先バッファ5の待ち行列長が、しきい値以下の
場合と同様の動作を行う。すなわち、制御部12が識別
情報Saに基づいて、高優先バッファ5又は低優先バッ
ファ6のいずれに入力端子1からのATMセルを書き込
む制御を実行する。
【0035】入力されたATMセルは、高い即時性が要
求され、かつ、耐廃棄性が、あまり高くない場合(図3
におけるクラス2)では(ステップS11)、次のよう
な動作を行う。
【0036】制御部12は、高優先バッファ5内の待ち
行列長が、しきい値を超過していることを、しきい値超
過認識部8からのしきい値情報Sdで把握しており(ス
テップS12)、また、入力されたATMセルがサービ
スクラス識別部3からの識別情報Saで高優先バッファ
5に書き込まれるATMセルであることを認識する(ス
テップS13)。これらの情報に基づいて制御部12
は、フラグ書込部4へ当該ATMセルフラグの書き込み
を指示する書込指示情報Seを出力する(ステップS1
4)。フラグが書き込まれたATMセルは、制御部12
からの書込命令情報Sbによる指示で高優先バッファ5
へ書き込まれる(ステップS15,S16)。
【0037】(2)読み出し動作 図5は読み出し動作の処理手順を示すフローチャートで
ある。図1から図3及び図5において、制御部12が読
出モードに設定された後に(ステップS21)、フラグ
認識部9は、高優先バッファ5内の次に読み出される待
ち行列の先頭ATMセルに対する、フラグ書込部4で付
与されたフラグの有無を調べ、そのフラグ有無情報Sm
を制御部12に通知する(ステップS22)。
【0038】(2a)フラグが付与されていない場合
(ステップS22:No) 制御部12は、フラグ認識部9からのフラグ有無情報S
mによって、フラグが付与されていないことを認識す
る。そして、制御部12は、ATMセル残留認識部7及
びATMセル残留認識部10からのセル残留認識情報S
f,Sgに基づいて、高優先バッファ5内にATMセル
が存在する場合に(ステップS23)、高優先バッファ
5からATMセルを選択出力するように、その選択命令
情報Shをセレクタ11に送出する(ステップS2
4)。セレクタ11は、制御部12からの選択命令情報
Shによって高優先バッファ5から読み出されたATM
セルを選択して出力する(ステップS25)。
【0039】(2b)フラグが付与されている場合 制御部12は、フラグ認識部9からのフラグ有無情報S
mによって、高優先バッファ5の先頭のATMセルにフ
ラグが付与されており(ステップS22:Yes)、か
つ、低優先バッファ6内にATMセルが存在することを
セル残留認識情報Sfで認識している場合に(ステップ
S26)、高優先バッファ5及び低優先バッファ6の両
方に読出命令Sr,Ssを送出する(ステップS2
7)。また、制御部12はセレクタ11が、低優先バッ
ファ6から読み出されたATMセルを選択出力するため
の選択命令情報Shaを出力する(ステップS28)。
このとき、高優先バッファ5から読み出されたフラグが
付与されたATMセルが廃棄される(ステップS2
9)。
【0040】なお、低優先バッファ6内にATMセルが
存在しない場合は、フラグが付与されている高優先バッ
ファ5の先頭のATMセルが、制御部12からの前記し
た選択命令情報Shによってセレクタ11から選択出力
される(ステップS30,S31)。
【0041】このように、この実施形態では、低い通信
品質かつ即時性が要求されるATMセルについては、待
ち行列長が、しきい値を超過する長時間の待ち状態とな
った場合に、優先度に対する問題の程度が低下したもの
とみなしたATMセルバッファ制御を実行して、その効
率的なバッファリング(ATMセルバッファ制御)を実
行している。
【0042】この効率的なバッファリングは、二つの高
優先バッファ5及び低優先バッファ6を配置して、例え
ば、図3に示す三つのサービスクラス1,2,3に対応
可能となるものである。したがって、例えば、従来例の
ようにサービスクラスごとにATMセルバッファ制御
(ATMセルバッファリング)に対応する三つのバッフ
ァを配置する必要がなくなり、そのATMセルバッファ
制御における装置規模及び処理規模の増大化を抑えるこ
とができるようになる。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ATMセルバッファ数の増加を抑えて、多重
化されたそれぞれのコネクションに対して設定される、
異なったサービスクラスに対するATMセルバッファ制
御に対応できるようになる。この結果、構成が簡素化さ
れ、その装置規模及び処理規模の増大化を抑えることが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における構成を示すブロック
図である。
【図2】実施形態の動作の概略を説明するための図であ
る。
【図3】実施形態におけるサービスクラスを説明するた
めの図である。
【図4】実施形態における書き込み動作の処理手順を示
すフローチャートである。
【図5】実施形態における読み出し動作の処理手順を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
3 サービスクラス識別部 4 フラグ書込部 5 高優先バッファ 6 低優先バッファ 7 ATMセル残留認識部 8 しきい値超過認識部 9 フラグ認識部 10 ATMセル残留認識部 11 セレクタ 12 制御部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サービスクラスの優先度に基づいたAT
    Mセルバッファ制御方法において、 入力ATMセルに対するサービスクラスの高低を含む優
    先度を認識する段階と、 この高低を認識した前記入力ATMセルを、高低を含む
    優先度の複数のバッファに区別して書き込む段階と、 前記高優先バッファ内にATMセルが存在する場合に、
    前記高優先のバッファ内のATMセルを読み出し、又
    は、前記高優先バッファ内のATMセルの待ち行列長
    が、所定時間の待ち状態の場合に、この所定時間で優先
    度が低下した前記入力ATMセルを廃棄する段階と、 を有することを特徴とするATMセルバッファ制御方
    法。
  2. 【請求項2】 サービスクラスの優先度に基づいたAT
    Mセルバッファ制御方法において、 入力ATMセルに対するサービスクラスの高低を含む優
    先度を認識する段階と、 この高低を認識した前記入力ATMセルを、高低を含む
    優先度の複数のバッファに区別して書き込む段階と、 前記高優先バッファ内にATMセルが存在する場合に、
    この高優先のバッファ内のATMセルを読み出し、又
    は、前記高優先バッファ内のATMセルの待ち行列長
    が、所定時間の待ち状態の場合に、前記低優先バッファ
    内のATMセルを読み出す段階と、 を有することを特徴とするATMセルバッファ制御方
    法。
  3. 【請求項3】 前記サービスクラスの優先度は、即時性
    要求及び耐廃棄性の高低であり、 前記所定時間で優先度が低下した前記入力ATMセル
    は、即時性の要求が高いものの耐廃棄性要求が低いサー
    ビスクラスであることを特徴とする請求項1記載のAT
    Mセルバッファ制御方法。
  4. 【請求項4】 前記所定時間の待ち状態の場合は、 待ち行列長が予めしきい値を超過している場合であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載のATMセルバッフ
    ァ制御方法。
  5. 【請求項5】 サービスクラスの高低を含む優先度の複
    数のバッファに対するATMセルバッファ制御を実行す
    るATMセルバッファ制御装置にあって、 入力ATMセルに対するサービスクラスの高低を含む優
    先度を認識し、高低優先バッファを区別して書き込みを
    行う場合に、前記高優先バッファ内にATMセルが存在
    し、かつ、この高優先バッファ内の行列長が、所定時間
    の待ち状態の場合に、この所定時間で優先度が低下した
    前記入力ATMセルを破棄する書込処理手段と、 前記書込処理手段による書き込み後は、前記高優先バッ
    ファ内にATMセルが存在する場合に、前記高優先バッ
    ファ内のATMセルを読み出し、又は、前記高優先バッ
    ファ内の行列長が、所定時間の待ち状態の場合に、前記
    低優先バッファ内のATMセルを読み出す読出処理手段
    と、 を備えることを特徴とするATMセルバッファ制御装
    置。
  6. 【請求項6】 前記書込処理手段及び読出処理手段とし
    て、 入力ATMセルに格納されたサービスクラスの優先度を
    識別するサービスクラス識別部と、 前記高優先バッファ内の待ち行列が予め定めたしきい値
    を超過した際に、予め定義したサービスクラスのATM
    セルを高優先バッファに書き込む前に、このしきい値超
    過を識別するためのフラグを付与するフラグ書込部と、 前記高優先バッファ内のATMセルの有無を認識する第
    1ATMセル残留認識部と、 前記高優先バッファ内のATMセル待ち行列が、しきい
    値を超過したか否かを認識するしきい値超過認識部と、 前記高優先バッファ内のATMセル待ち行列において待
    ち行列の先頭のATMセルに対するフラグ付与の有無を
    認識するフラグ認識部と、 前記低優先バッファ内のATMセルの有無を認識する第
    2ATMセル残留認識部と、 前記高優先バッファ又は前記低優先バッファから読み出
    されたATMセルを選択して出力するセレクタと、 を備えることを特徴とする請求項5記載のATMセルバ
    ッファ制御装置。
  7. 【請求項7】 入力ATMセルに対するサービスクラス
    の高低を含む優先度認識制御と、 この高低認識による入力ATMセルを、高低を含む優先
    度の複数のバッファに区別して書き込む制御と、 高優先バッファ内にATMセルが存在する場合に、高優
    先のバッファ内のATMセルを読み出し、又は、高優先
    バッファにおけるATMセルの待ち行列長が、所定時間
    の待ち状態の場合に、この所定時間で優先度が低下した
    前記入力ATMセルを廃棄する制御と、 を実質的なコンピュータに実行させるためのプログラ
    ム。
  8. 【請求項8】 入力ATMセルに対するサービスクラス
    の高低を含む優先度認識制御と、 この高低認識による入力ATMセルを、高低を含む優先
    度の複数のバッファに区別して書き込む制御と、 高優先バッファ内にATMセルが存在する場合に、この
    高優先のバッファ内のATMセルを読み出し、又は、高
    優先バッファ内のATMセルの待ち行列長が、所定時間
    の待ち状態の場合に、低優先バッファ内のATMセルを
    読み出す制御と、 を実質的なコンピュータに実行させるためのプログラ
    ム。
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