JP2003188783A - 携帯電話機のアンテナ回路装置 - Google Patents

携帯電話機のアンテナ回路装置

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JP2003188783A
JP2003188783A JP2001381158A JP2001381158A JP2003188783A JP 2003188783 A JP2003188783 A JP 2003188783A JP 2001381158 A JP2001381158 A JP 2001381158A JP 2001381158 A JP2001381158 A JP 2001381158A JP 2003188783 A JP2003188783 A JP 2003188783A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 折り畳み式携帯電話機において開閉状態にか
かわらず、非選択アンテナから放射され選択アンテナが
受信する電波の位相を最適化することができ、選択アン
テナにおいて常に最良の受信感度を得る。 【解決手段】 選択アンテナ(1または2)が基地局か
ら直接受信した電波と、受信レベルの低い非選択アンテ
ナ(2または1)で受信され非選択アンテナから放射さ
れて選択アンテナが受信した電波との位相差が無くなる
ように、非選択アンテナのインピーダンスを折り畳み式
携帯電話機の開閉状態に応じて変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開閉可能な折り畳
み式携帯電話機に設けられたダイバーシチ機能により受
信レベルの高いアンテナで電波を受信する携帯電話機の
アンテナ回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、携帯電話機では、複数のアンテ
ナを備えてダイバーシチ方式を採用している。具体的に
は、携帯電話機では、ホイップアンテナと内蔵アンテナ
の2つのアンテナを備え、ホイップアンテナは送受信共
用アンテナとして、内蔵アンテナは受信専用アンテナと
してダイバーシチ受信方式を採用している。
【0003】携帯電話機は、ダイバーシチ機能により、
電波の受信レベルの高いアンテナを選択して電波を受信
する。携帯電話機が受信レベルの高い選択アンテナで電
波を受信する際、携帯電話機が受ける電波の一部は、受
信レベルの低い非選択アンテナでも受信される。非選択
アンテナで受信された電波は、携帯電話機内の回路端で
反射し、再び非選択アンテナより放射される。非選択ア
ンテナより放射された電波の一部は、選択アンテナで受
信される。
【0004】このとき、選択アンテナが基地局から直接
受信した電波と、非選択アンテナから放射されて選択ア
ンテナが受信した電波とでは位相差が生じているため、
選択アンテナの電波の受信レベルは、選択アンテナが本
来受信可能なレベルよりも低くなってしまうおそれがあ
る。
【0005】図5は、アンテナが受信する電波の位相関
係を示す波形図である。図5(A)は、選択アンテナが
基地局から直接受信した電波100と、非選択アンテナ
から放射されて選択アンテナが受信した電波101との
位相差が無い場合の波形図である。この場合、選択アン
テナが最終的に受信する電波102は、2つの電波10
0,101が合成されることにより、図5(A)に示す
ように受信レベルが高くなる。
【0006】一方、図5(B)は、選択アンテナが基地
局から直接受信した電波110と、非選択アンテナから
放射されて選択アンテナが受信した電波111との位相
差がある場合、すなわち2つの電波110,111の位
相が180度ずれた場合の波形図である。この場合は、
選択アンテナが最終的に受信する電波112は、2つの
電波110,111が合成されることにより、図5
(B)に示すように受信レベルが低下する。
【0007】このように、2つの電波110,111の
位相差が生じることによる選択アンテナの受信レベルの
低下を防止するため、携帯電話機のアンテナ装置に位相
調整回路を付加し、位相調整回路によって非選択アンテ
ナのインピーダンスを調整し、非選択アンテナから放射
される電波111の位相を最適化する技術が実用化され
ている。
【0008】図6は、従来の携帯電話機のアンテナ回路
装置の構成を示すブロック図である。なお、携帯電話機
のアンテナ回路は、アンテナ1,2、アンテナスイッチ
3、位相調整回路5,6及び制御部7から構成される。
【0009】図6において、アンテナ1は、携帯電話機
の筐体から引き出しまたは収納可能な送受信共用アンテ
ナとしてのホイップアンテナである。アンテナ2は、携
帯電話機に内蔵された受信専用アンテナとしての内蔵ア
ンテナである。
【0010】アンテナスイッチ3は、電波の受信時にダ
イバーシチ機能により受信レベルの検出が行われ、制御
部7によって受信レベルの高いアンテナ1または2が選
択され、制御部7からの制御信号に基づいて選択された
アンテナ1または2と無線部4との接続を切り替える切
替スイッチである。無線部4は、基地局との間でアンテ
ナ1または2を介して無線信号を送受信する。
【0011】位相調整回路5,6は、それぞれ、アンテ
ナ1,2とアンテナスイッチ3との間に設けられ、選択
されていない受信レベルの低いアンテナ1または2のイ
ンピーダンスを調整し、アンテナ1または2から放射さ
れる電波の位相を調整して最適化する回路である。制御
部7は、受信レベルの高いアンテナ1または2を選択
し、その選択したアンテナ1または2と無線部4との接
続の切り替えを制御する制御信号をアンテナスイッチ3
に送出する。
【0012】位相調整回路5の内部構成を図7に示す。
なお、位相調整回路5と位相調整回路6の構成は同様で
あるため、図7において位相調整回路6の構成の図示を
省略している。図7に示すように、位相調整回路5は、
アンテナ1とアンテナスイッチ3との間に2つのコイル
41及びコイル42が直列に接続され、コイル41,4
2の接続点と接地点との間にコンデンサ43が接続され
て構成されている。
【0013】位相調整回路5は、電波の受信時にアンテ
ナ1が選択され、アンテナ1が無線部4と接続される場
合には、アンテナ1と無線部4の整合回路として動作
し、逆に、電波の受信時にアンテナ1が選択されず、ア
ンテナ1が無線部4と接続されない場合には、上記した
アンテナ1のインピーダンスを調整して放射する電波の
位相を最適化する位相調整回路として動作する。
【0014】すなわち、図7に示す矢印Aからアンテナ
スイッチ3を見たとき、アンテナスイッチ3側のインピ
ーダンスが例えば50Ωとなるように設計される。ま
た、アンテナ1による電波の受信時に矢印Bから位相調
整回路5を見たとき、位相調整回路5側のインピーダン
スが50Ωとなるように、位相調整回路5の回路定数が
決定される。このように、アンテナ1による電波の受信
時に、位相調整回路5がアンテナ1から無線部4に至る
経路に設けられていない状態と等しくなる。これが、位
相調整回路5による整合回路としての動作である。
【0015】一方、アンテナ1が選択されず、アンテナ
スイッチ3によってアンテナ1側が開放(OPEN)さ
れているとき、非選択アンテナであるアンテナ1で受信
された電波は、回路端で反射して位相調整回路5を通っ
てアンテナ1から放射される。このとき、電波が位相調
整回路5を通過する際に、選択アンテナであるアンテナ
2が基地局から直接受信する電波との位相差がなくなる
ように、電波の位相が調整されてアンテナ1から放射さ
れる。これが、位相調整回路5の位相調整動作である。
【0016】なお、アンテナ2側に接続されている位相
調整回路6についても位相調整回路5と同様に動作す
る。
【0017】このように、位相調整回路5,6は、アン
テナ1または2が受信用アンテナとして選択されたとき
には、アンテナ1または2と無線部4の整合回路として
動作し、アンテナ1または2が受信用アンテナとして選
択されなかったときには、アンテナ1または2の位相調
整回路として動作することにより、選択アンテナ1,2
の受信レベルの低下を防止することが可能となる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図8に示すよ
うな折り畳み式携帯電話機では、ホイップアンテナ21
と内蔵アンテナ22が携帯電話機の両端に配置されてい
るため、携帯電話機の開閉状態に応じて、2つのアンテ
ナ21,22の距離が変化する。すなわち、携帯電話機
が開いた状態では、図8(A)に示すように、2つのア
ンテナ21,22の距離R1は長くなり、携帯電話機が
閉じた状態では、図8(B)に示すように、2つのアン
テナ21,22の距離R2は短くなる。
【0019】ここで、選択アンテナが基地局より直接受
信した電波と、非選択アンテナから放射され選択アンテ
ナが受信した電波との位相差は、2つのアンテナ間の距
離に応じて変化する。従って、折り畳み式の携帯電話機
においては、開閉状態に応じて選択アンテナが受信する
2つの電波の位相差が変化してしまうため、図6に示し
た位相調整回路5,6によって常に位相の最適化を行う
のは不可能であり、その結果、常に最良の受信感度を得
ることができないという課題があった。
【0020】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、折り畳み式携帯電話機におい
て開閉状態にかかわらず受信する電波の位相の最適化を
行うことができ、常に最良の受信感度を得ることができ
る携帯電話機のアンテナ回路装置を得ることを目的とす
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明の携帯電話機のアンテナ回路装置では、選択
アンテナ(1または2)が基地局から直接受信した電波
と、受信レベルの低い非選択アンテナ(2または1)で
受信され非選択アンテナから放射されて選択アンテナが
受信した電波との位相差が無くなるように、非選択アン
テナのインピーダンスを折り畳み式携帯電話機の開閉状
態に応じて変化させる。
【0022】また、本発明の携帯電話機のアンテナ回路
装置では、インピーダンス調整手段を、折り畳み式携帯
電話機が開状態のときに、選択アンテナが基地局から直
接受信した電波と、受信レベルの低い非選択アンテナで
受信され非選択アンテナから放射されて選択アンテナが
受信した電波との位相差が無くなるように、非選択アン
テナのインピーダンスを調整する開状態用の位相調整部
(位相調整回路9Aおよび10A)と、折り畳み式携帯
電話機が閉状態のときに、選択アンテナが基地局から直
接受信した電波と、非選択アンテナで受信され非選択ア
ンテナから放射されて選択アンテナが受信した電波との
位相差が無くなるように、非選択アンテナのインピーダ
ンスを調整する閉状態用の位相調整部(位相調整回路9
Bおよび10B)と、選択アンテナを無線部に接続する
とともに、開閉検出手段(開閉検出部11)が検出する
開閉状態に応じて、非選択アンテナを開状態用の位相調
整部または閉状態用の位相調整部に接続する切替スイッ
チ(アンテナスイッチ8)とから構成した。
【0023】また、本発明の携帯電話機のアンテナ回路
装置では、インピーダンス調整手段を、2つのアンテナ
と無線部との間にそれぞれ設けられ、開閉検出手段(開
閉検出部11)が検出する開閉状態に応じて、選択アン
テナが基地局から直接受信した電波と、受信レベルの低
い非選択アンテナで受信され非選択アンテナから放射さ
れて選択アンテナが受信した電波との位相差が無くなる
ように、非選択アンテナのインピーダンスを調整するよ
うに構成された位相調整部(位相調整回路12および1
3)と、選択アンテナと無線部に接続する切替スイッチ
(アンテナスイッチ3)とから構成した。
【0024】また、位相調整部は、非選択アンテナで受
信され回路端で反射された電波の位相を変化させる、コ
イル及びコンデンサで構成された位相変化手段(コイル
31,32及びコンデンサ33)と、開閉検出手段から
の携帯電話機の開閉状態を通知する検出信号に応じて位
相変化手段の容量を変更する容量変更手段(コンデンサ
34、抵抗35及びバラクタダイオード36)とから構
成した。
【0025】また、具体的には、位相変化手段を、アン
テナと切替スイッチとの間に2つのコイル(31,3
2)を直列に接続し、2つのコイルの接続点と接地点と
の間に一のコンデンサ(33)を接続して構成し、容量
変更手段を、2つのコイルの接続点と接地点との間に他
のコンデンサ(34)及び可変容量素子(バラクタダイ
オード36)を直列に接続し、開閉検出手段を抵抗(3
5)を介して他のコンデンサと可変容量素子の接続点に
接続して構成した。
【0026】さらに、開閉検出手段を、プッシュ式スイ
ッチ、ホールICまたはリードスイッチで構成した。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面を参照して説明する。 実施の形態1.図1は、実施の形態1の携帯電話機のア
ンテナ回路装置を示すブロック図である。本実施の形態
1の携帯電話機のアンテナ回路は、アンテナ1,2、制
御部7、アンテナスイッチ8、位相調整回路9A,9
B,10A,10B及び開閉検出部11から構成され
る。
【0028】図1において、アンテナ1は、携帯電話機
の筐体から引き出しまたは収納可能な送受信共用アンテ
ナとしてのホイップアンテナである。アンテナ2は、携
帯電話機に内蔵された受信専用アンテナとしての内蔵ア
ンテナである。無線部4は、基地局との間でアンテナ1
または2を介して無線信号を送受信する。制御部7は、
受信レベルの高いアンテナ1または2を選択し、その選
択したアンテナ1または2と無線部4との接続の切り替
えを制御する制御信号をアンテナスイッチ3に送出す
る。かかる構成は、図6に示したものと同様である。
【0029】アンテナスイッチ8は、制御部7からの制
御信号に基づいて、選択されたアンテナ(例えば1)と
無線部4とを接続し、また、開閉検出部11からの検出
信号に基づいて、選択されていない他のアンテナ(例え
ば2)と位相調整回路(例えば10A)とを接続する切
替スイッチである。
【0030】位相調整回路9A,9B,10A,10B
は、それぞれ、選択されていない受信レベルの低いアン
テナ1,2のインピーダンスを調整し、アンテナ1,2
から放射される電波の位相を調整して最適化する回路で
ある。位相調整回路9A,9Bは、それぞれアンテナス
イッチ8でアンテナ1側に接続され、また、位相調整回
路10A,10Bは、それぞれアンテナスイッチ8でア
ンテナ2側に接続される。
【0031】位相調整回路9Aは、折り畳み式携帯電話
機が開いた状態、すなわち図8(A)のようにアンテナ
1,2間の距離がR1の状態において、非選択アンテナ
であるアンテナ1のインピーダンスが位相調整として最
適値になるように回路定数が調整されている。位相調整
回路9Bは、折り畳み式携帯電話機が閉じた状態、すな
わち図8(B)のようにアンテナ1,2間の距離がR2
の状態において、非選択アンテナであるアンテナ1のイ
ンピーダンスが位相調整として最適値になるように回路
定数が調整されている。
【0032】位相調整回路10Aは、折り畳み式携帯電
話機が開いた状態において、非選択アンテナであるアン
テナ2のインピーダンスが位相調整として最適値になる
ように回路定数が調整されている。位相調整回路10B
は、折り畳み式携帯電話機が閉じた状態において、非選
択アンテナであるアンテナ2のインピーダンスが位相調
整として最適になるように回路定数が調整されている。
【0033】なお、位相調整回路9A,9B,10A,
10Bは、図7に示したように、コイル及びコンデンサ
で構成される。
【0034】開閉検出部11は、折り畳み式携帯電話機
が開いた状態か閉じた状態かを検出し、開閉状態に応じ
たアンテナスイッチ8による接続の切り替えを制御する
検出信号をアンテナスイッチ8に送出する。なお、開閉
検出部11は、物理的なプッシュ式のスイッチや、磁界
の変化を利用して検出するホールIC、リードスイッチ
などで実現される。
【0035】次に、動作について説明する。図2は、実
施の形態1の携帯電話機のアンテナ回路装置の動作を説
明するためのフローチャートである。
【0036】本実施の形態の折り畳み式携帯電話機で
は、受信を開始する前の受信準備状態(ステップS1)
において、制御部7は、ダイバーシチ機能により2つの
アンテナ1,2の受信レベルを検出して比較し(ステッ
プS2)、どちらのアンテナで受信を行うかを選択して
決定する。
【0037】なお、アンテナ1の方がアンテナ2よりも
受信レベルが高く、制御部7によってアンテナ1が受信
用アンテナとして選択されたものとして説明する。
【0038】制御部7は、受信レベルの高いアンテナ1
を受信用アンテナとして決定すると、そのアンテナ1を
無線部4に接続させる制御信号をアンテナスイッチ8に
出力する。アンテナスイッチ8は、制御部7から出力さ
れた制御信号に基づいて、図1に示すようにアンテナ1
を無線部4に接続する(ステップS3)。
【0039】一方において、アンテナ2のインピーダン
スを調整することにより、アンテナ2から放射される電
波の位相を最適化するために、アンテナスイッチ8は、
非選択アンテナであるアンテナ2を位相調整回路10A
または10Bに接続する必要がある。
【0040】ここで、上記したように、位相調整回路1
0Aは、折り畳み式携帯電話機が開いた状態において、
アンテナ2のインピーダンスが位相調整として最適値に
なるように回路定数が調整されており、また、位相調整
回路10Bは、折り畳み式携帯電話機が閉じた状態にお
いて、アンテナ2のインピーダンスが位相調整として最
適値になるように回路定数が調整されている。従って、
アンテナスイッチ8は、折り畳み式携帯電話機が開いて
いるときはアンテナ2を位相調整回路10Aに接続し、
折り畳み式携帯電話機が閉じているときはアンテナ2を
位相調整回路10Bに接続するように、スイッチを切り
替えなければならない。
【0041】開閉検出部11は、折り畳み式携帯電話機
の開閉状態を常に検出している(ステップS4)。開閉
検出部11は、折り畳み式携帯電話機の開状態を検出し
たときは、その開状態を通知する検出信号をアンテナス
イッチ8に出力する。アンテナスイッチ8は、開閉検出
部11から出力された開状態を通知する検出信号に基づ
いて受信レベルの低いアンテナ2を位相調整回路10A
に接続する(ステップS5)。
【0042】逆に、開閉検出部11は、折り畳み式携帯
電話機の閉状態を検出したときは、その閉状態を通知す
る検出信号をアンテナスイッチ8に出力する。アンテナ
スイッチ8は、開閉検出部11から出力された閉状態を
通知する検出信号に基づいて受信レベルの低いアンテナ
2を位相調整回路10Bに接続する(ステップS6)。
【0043】なお、図1においては、アンテナ2は位相
調整回路10Aと接続されており、折り畳み式携帯電話
は開状態である。
【0044】その後、折り畳み式携帯電話機は、受信を
開始する(ステップS7)。このとき、受信レベルの低
いアンテナ2が接続される位相調整回路10Aまたは1
0Bを携帯電話機の開閉状態に応じてアンテナスイッチ
8によって切り替えているので、アンテナ2から放射さ
れる電波の位相が開閉状態にかかわらず常に位相調整回
路10Aまたは10Bにより最適化され、アンテナ2か
ら放射される電波によってアンテナ1が受信する電波の
受信レベルが低下することはない。
【0045】なお、上記説明の場合とは逆に、アンテナ
2の方がアンテナ1よりも受信レベルが高く、制御部7
によってアンテナ2が受信用アンテナとして選択された
場合についても、同様に、受信レベルの高いアンテナ2
が無線部4と接続され、受信レベルの低いアンテナ1が
携帯電話機の開閉状態に応じて位相調整回路9Aまたは
9Bと接続される。
【0046】ちなみに、位相調整回路9A,9B,10
A,10Bは、アンテナ1,2と無線部4との間に設け
られているわけではないので、アンテナ1,2と無線部
4の整合回路として動作することはない。
【0047】以上のように、本実施の形態1によれば、
受信レベルの低い非選択アンテナの接続される位相調整
回路が折り畳み式携帯電話機の開閉状態に応じて切り替
わるように構成されているので、折り畳み式携帯電話機
が開いているか閉じているかにかかわらず、常に非選択
アンテナから放射される電波の位相を最適化することが
でき、選択アンテナの受信レベルの低下を防止すること
が可能となる。
【0048】実施の形態2.図3は、実施の形態2の携
帯電話機のアンテナ回路装置を示すブロック図である。
本実施の形態2の携帯電話機のアンテナ回路装置は、ア
ンテナ1,2、アンテナスイッチ3、制御部7、開閉検
出部11及び位相調整回路12,13から構成されてい
る。すなわち図6に示した従来の携帯電話機のアンテナ
回路装置における位相調整回路5,6を位相調整回路1
2,13に置き換えるとともに、開閉検出部11を追加
した構成である。
【0049】なお、位相調整回路12,13以外の構成
については、図1及び図6で説明したものと同様である
ため、重複する説明を省略する。
【0050】位相調整回路12,13は、それぞれ、ア
ンテナ1,2とアンテナスイッチ3との間に設けられ、
選択されていない受信レベルの低いアンテナ1または2
のインピーダンスを調整し、アンテナ1または2から放
射される電波の位相を最適化する回路である。
【0051】位相調整回路12の内部構成を図4に示
す。なお、位相調整回路12と位相調整回路13の構成
は同様であるため、図4において位相調整回路13の構
成の図示を省略している。
【0052】図4に示すように、位相調整回路12は、
図7に示した従来の位相調整回路5の構成に、バイアス
カット用のコンデンサ34、検出信号の電圧調整用の抵
抗35及び印加電圧に応じて容量が変化するバラクタダ
イオード(可変容量ダイオード、バリキャップ)36か
ら成る回路を新たに追加した構成である。
【0053】すなわち、アンテナ1とアンテナスイッチ
3との間に2つのコイル31及びコイル32が直列に接
続され、コイル31,32の接続点と接地点との間にコ
ンデンサ33が接続されている。さらに、新たな構成と
して、コイル31,32の接続点と接地点との間にコン
デンサ34及びバラクタダイオード36が直列に接続さ
れるとともに、開閉検出部11が抵抗35を介してコン
デンサ34とバラクタダイオード36の接続点に接続さ
れている。
【0054】位相調整回路12は、次のように動作す
る。まず、アンテナ1の受信レベルが高く、制御部7に
よってアンテナ1が受信用アンテナとして選択され、ア
ンテナ1が無線部4と接続される場合は、位相調整回路
12は、アンテナ1と無線部4の整合回路として動作す
る。すなわち、アンテナ1の電波の受信時に、位相調整
回路12がアンテナ1から無線部4に至る経路に設けら
れていない状態と等しくなる。
【0055】次に、アンテナ1の受信レベルが低く、ア
ンテナ1が受信用アンテナとして選択されず、アンテナ
1が無線部4と接続されない場合は、位相調整回路12
は、アンテナ1のインピーダンスを調整して電波の位相
を最適化する位相調整回路として動作する。
【0056】すなわち、アンテナ1が選択されず、アン
テナスイッチ3によってアンテナ1側が開放(OPE
N)されているとき、非選択アンテナであるアンテナ1
で受信された電波は、回路端で反射して位相調整回路1
2を通ってアンテナ1から放射される。このとき、電波
が位相調整回路12を通過する際に、選択アンテナであ
るアンテナ2が基地局から直接受信する電波との位相差
がなくなるように、電波の位相が調整されてアンテナ1
から放射される。
【0057】ここで、開閉検出部11は、折り畳み式携
帯電話機の開閉状態を常に検出している。開閉検出部1
1は、折り畳み式携帯電話機の開状態を検出していると
きは、検出信号の電圧をロウレベル(Low)にする。
このとき、コンデンサ34とバラクタダイオード36の
接続点の電位はロウレベルとなり、バラクタダイオード
36に印加される電圧は小さく(ほとんど0Vに)な
る。その結果、印加電圧に応じて変化するバラクタダイ
オード36の容量も小さくなる。直列接続されたコンデ
ンサ34とバラクタダイオード36の合成容量は、コン
デンサ34のみの容量とみなされる。従って、並列接続
されたコンデンサ33とコンデンサ34の容量を足し合
わせた容量が位相調整回路12の合成容量となる。
【0058】逆に、開閉検出部11は、折り畳み式携帯
電話機の閉状態を検出しているときは、検出信号の電圧
をハイレベル(High)にする。このとき、コンデン
サ34とバラクタダイオード36の接続点の電位はハイ
レベルとなり、バラクタダイオード36に印加される電
圧は大きくになる。その結果、印加電圧に応じて変化す
るバラクタダイオード36の容量も大きくなる。従っ
て、位相調整回路12の合成容量は、直列接続されたコ
ンデンサ34とバラクタダイオード36の合成容量と、
コンデンサ33の容量とを足し合わせた容量となる。
【0059】このように、折り畳み式携帯電話機の開閉
状態に応じて開閉検出部11の検出信号の電圧レベルを
変化させることにより、位相調整回路12の合成容量を
変化させているため、位相調整回路12は携帯電話機の
開閉状態に合わせて回路定数が最適値に変更され、最適
な位相調整を行うことができる。
【0060】以上のように、本実施の形態2によれば、
受信レベルの低い非選択アンテナの接続される位相調整
回路の回路定数が折り畳み式携帯電話機の開閉状態に応
じて変更するように構成されているので、実施の形態1
の場合と同様に、折り畳み式携帯電話機が開いているか
閉じているかにかかわらず、常に非選択アンテナから放
射される電波の位相を最適化することができ、選択アン
テナの受信レベルの低下を防止することが可能となる。
【0061】また、図4に示すように、位相調整回路1
2(及び13)は、図7に示した従来の位相調整回路5
(及び6)の構成に、コンデンサ34、抵抗35及びバ
ラクタダイオード36から成る回路を新たに追加して構
成されているので、従来回路から大幅な変更なしに最小
限の部品の追加で実現することができ、コストや実装面
積などの点で有利である。
【0062】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、選択ア
ンテナが基地局から直接受信した電波と、受信レベルの
低い非選択アンテナで受信され非選択アンテナから放射
されて選択アンテナが受信した電波との位相差が無くな
るように、非選択アンテナのインピーダンスを折り畳み
式携帯電話機の開閉状態に応じて変化させるようにし
た。これにより、折り畳み式携帯電話機が開いているか
閉じているかにかかわらず、常に非選択アンテナから放
射される電波の位相を最適化することができ、選択アン
テナの受信レベルの低下を防止することができる。
【0063】また、本発明によれば、非選択アンテナの
インピーダンスを折り畳み式携帯電話機の開閉状態に応
じて変化させるインピーダンス調整手段の構成として、
折り畳み式携帯電話機が開状態のときに非選択アンテナ
のインピーダンスを最適値に調整する開状態用の位相調
整部と、折り畳み式携帯電話機が閉状態のときに非選択
アンテナのインピーダンスを最適値に調整する閉状態用
の位相調整部と、選択アンテナを無線部に接続するとと
もに、開閉検出手段が検出する開閉状態に応じて、非選
択アンテナを開状態用の位相調整部または閉状態用の位
相調整部に接続する切替スイッチとから構成した。これ
により、開閉状態に応じて確実にインピーダンスの異な
る位相調整部を切り替えることができ、選択アンテナの
受信レベルの低下を防止する効果を確実に達成すること
ができる。
【0064】また、本発明によれば、他のインピーダン
ス調整手段の構成として、2つのアンテナと無線部との
間にそれぞれ設けられ、開閉検出手段が検出する開閉状
態に応じて、非選択アンテナのインピーダンスを最適値
に調整するように構成された位相調整部と、選択アンテ
ナと無線部に接続する切替スイッチとから構成した。こ
れにより、上記同様に、開閉状態に応じて確実に位相調
整部のインピーダンスを切り替えることができ、選択ア
ンテナの受信レベルの低下を防止する効果を確実に達成
することができる。
【0065】また、位相調整部は、非選択アンテナで受
信され回路端で反射された電波の位相を変化させる、コ
イル及びコンデンサで構成された位相変化手段と、開閉
検出手段からの携帯電話機の開閉状態を通知する検出信
号に応じて前記位相変化手段の容量を変更する容量変更
手段とから構成した。これにより、確実に、折り畳み式
携帯電話機の開閉状態に応じて、非選択アンテナのイン
ピーダンスを変更することができる。
【0066】また、位相変化手段を、アンテナと切替ス
イッチとの間に2つのコイルを直列に接続し、2つのコ
イルの接続点と接地点との間に一のコンデンサを接続し
て構成し、容量変更手段を、2つのコイルの接続点と接
地点との間に他のコンデンサ及び可変容量素子を直列に
接続し、開閉検出手段を抵抗を介して他のコンデンサと
可変容量素子の接続点に接続して構成した。これによ
り、最小限の部品の追加で位相調整部を実現することが
でき、コストや実装面積などの点で有利となる。
【0067】さらに、開閉検出手段を、プッシュ式スイ
ッチ、ホールICまたはリードスイッチで構成したの
で、確実に折り畳み式携帯電話機の開閉状態を検出する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の携帯電話機のアンテナ回路装
置を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態1の携帯電話機のアンテナ回路装
置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】 実施の形態2の携帯電話機のアンテナ回路装
置を示すブロック図である。
【図4】 位相調整回路の内部構成を示す回路図であ
る。
【図5】 アンテナが受信する電波の位相関係を示す波
形図である。
【図6】 従来の携帯電話機のアンテナ回路装置の構成
を示すブロック図である。
【図7】 位相調整回路の内部構成を示す回路図であ
る。
【図8】 折り畳み式携帯電話機のアンテナ配置を示す
構成図である。
【符号の説明】
1,2 アンテナ(選択アンテナ、非選択アンテナ) 3,8 アンテナスイッチ(切替スイッチ) 4 無線部 9A,10A 位相調整回路(開状態用の位相調整部) 9B,10B 位相調整回路(閉状態用の位相調整部) 11 開閉検出部(開閉検出手段) 12,13 位相調整回路(位相調整部) 31,32 コイル(位相変化手段) 33 コンデンサ(位相変化手段) 34 コンデンサ(容量変更手段) 35 抵抗(容量変更手段) 36 バラクタダイオード(可変容量素子、容量変更手
段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉可能な折り畳み式携帯電話機に設け
    られ、ダイバーシチ機能により2つのアンテナのうちの
    受信レベルの高いアンテナを選択して、当該選択アンテ
    ナで電波を受信する携帯電話機のアンテナ回路装置であ
    って、 前記折り畳み式携帯電話機の開閉状態を検出する開閉検
    出手段と、 前記選択アンテナが基地局から直接受信した電波と、受
    信レベルの低い非選択アンテナで受信され前記非選択ア
    ンテナから放射されて前記選択アンテナが受信した電波
    との位相差が無くなるように、前記非選択アンテナのイ
    ンピーダンスを、前記折り畳み式携帯電話機の開閉状態
    に応じて変化させるインピーダンス調整手段とを備えた
    ことを特徴とする携帯電話機のアンテナ回路装置。
  2. 【請求項2】 インピーダンス調整手段は、折り畳み式
    携帯電話機が開状態のときに、選択アンテナが基地局か
    ら直接受信した電波と、受信レベルの低い非選択アンテ
    ナで受信され前記非選択アンテナから放射されて前記選
    択アンテナが受信した電波との位相差が無くなるよう
    に、前記非選択アンテナのインピーダンスを調整する開
    状態用の位相調整部と、 前記折り畳み式携帯電話機が閉状態のときに、前記選択
    アンテナが前記基地局から直接受信した電波と、前記非
    選択アンテナで受信され前記非選択アンテナから放射さ
    れて前記選択アンテナが受信した電波との位相差が無く
    なるように、前記非選択アンテナのインピーダンスを調
    整する閉状態用の位相調整部と、 前記選択アンテナを無線部に接続するとともに、前記開
    閉検出手段が検出する開閉状態に応じて、前記非選択ア
    ンテナを前記開状態用の位相調整部または前記閉状態用
    の位相調整部に接続する切替スイッチとを含むことを特
    徴とする携帯電話機のアンテナ回路装置。
  3. 【請求項3】 インピーダンス調整手段は、2つのアン
    テナと無線部との間にそれぞれ設けられ、開閉検出手段
    が検出する開閉状態に応じて、選択アンテナが基地局か
    ら直接受信した電波と、受信レベルの低い非選択アンテ
    ナで受信され前記非選択アンテナから放射されて前記選
    択アンテナが受信した電波との位相差が無くなるよう
    に、前記非選択アンテナのインピーダンスを調整するよ
    うに構成された位相調整部と、 前記選択アンテナと無線部に接続する切替スイッチとを
    含むことを特徴とする携帯電話機のアンテナ回路装置。
  4. 【請求項4】 位相調整部は、非選択アンテナで受信さ
    れ回路端で反射された電波の位相を変化させる、コイル
    及びコンデンサで構成された位相変化手段と、開閉検出
    手段からの携帯電話機の開閉状態を通知する検出信号に
    応じて前記位相変化手段の容量を変更する容量変更手段
    とを備えたことを特徴とする請求項3記載の携帯電話機
    のアンテナ回路装置。
  5. 【請求項5】 位相変化手段は、アンテナと切替スイッ
    チとの間に2つのコイルが直列に接続され、前記2つの
    コイルの接続点と接地点との間に一のコンデンサが接続
    されて構成され、 容量変更手段は、前記2つのコイルの接続点と接地点と
    の間に他のコンデンサ及び可変容量素子が直列に接続さ
    れ、開閉検出手段が抵抗を介して前記他のコンデンサと
    前記可変容量素子の接続点に接続されて構成されたこと
    を特徴とする請求項4記載の携帯電話機のアンテナ回路
    装置。
  6. 【請求項6】 開閉検出手段は、プッシュ式スイッチ、
    ホールICまたはリードスイッチで構成されたことを特
    徴とする請求項2から請求項5のうちのいずれか1項記
    載の携帯電話機のアンテナ回路装置。
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