JP2003188717A - 発振停止検出回路およびこれを用いた電子時計 - Google Patents

発振停止検出回路およびこれを用いた電子時計

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JP2003188717A JP2001382918A JP2001382918A JP2003188717A JP 2003188717 A JP2003188717 A JP 2003188717A JP 2001382918 A JP2001382918 A JP 2001382918A JP 2001382918 A JP2001382918 A JP 2001382918A JP 2003188717 A JP2003188717 A JP 2003188717A
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Shinichi Komine
小峰  伸一
Yoshiki Iwakura
良樹 岩倉
Takakazu Yano
矢野  敬和
Yukio Otaka
幸夫 大高
Katsuyoshi Aihara
克好 相原
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Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低消費電力で動作し、検出時間が短くでき、
そして温度に対して安定性が高く、IC化した時に面積
が小さい発振停止検出回路を備える電子時計を提供す
る。 【解決手段】 2つの容量素子と、発振クロックを分周
した動作クロック信号に従って前記2つの容量素子を相
補的に充電を行う2つの充電手段と、前記2つの容量素
子を相補的にMOSトランジスタにより放電をおこなう
放電手段と、前記2つの容量素子の両端の電圧が予め定
められた閾値で論理和的に検出する電圧検出手段とを有
したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発振停止検出回路
と、これを備えた電子時計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電池、あるいは発電装置のエネルギーに
より動作する電子時計では、発振が停止すると電子時計
も停止してしまうため、発振が停止した場合には発振停
止を検出して対策を施す必要があった。特に最近長寿命
化のため、電子時計の低消費電力化が図られ、発振回路
も低電力で動作しているので、発振が停止した場合、発
振の起動には時間がかかる。そのため外乱等により動作
中に発振が停止した場合、時刻表示が大幅に狂ってしま
う可能性がある。
【0003】このため発振起動時は起動時間短縮のた
め、スタートアップ動作を行う。例えばスタートアップ
期間中に発振回路の電圧を上げることで発振インバータ
の駆動能力を上げ、発振起動性を良くするものである。
しかし、スタートアップ動作は発振が停止したことがわ
からないとスタートアップに入れないので、発振の停止
を瞬時に検出しなければならない。そのため従来から電
子時計には発振が停止したことを検出する発振停止検出
回路が提案されてきた。例えば、特公昭63−4512
4号公報に記載された従来技術では、発振信号のレベル
変化(信号の立ち上がり/立ち下がり)を検出すること
により、そのレベル変化が継続しているか否かを判別す
ることで発振停止を検出するものである。
【0004】図13は、従来技術による発振停止検出回
路の回路図である。発振回路の発振クロックを分周した
動作クロックが遅延回路インバータ131に入力される
と、遅延回路インバータ131の出力が遅延回路コンデ
ンサー132と遅延回路インバータ131の出力抵抗に
よる遅延回路のために出力波形は鈍る。この出力を波形
整形インバータ133で波形整形して、2入力エクスク
ルーシブオアゲート134(以下、”ExOR”と記述
する。)の一方に入力する。
【0005】この波形整形インバータ133の出力は遅
延回路コンデンサー132や遅延回路インバータ131
の出力抵抗により、動作クロックに対して遅延回路コン
デンサー132の容量値と遅延回路インバータ131の
出力抵抗値の積である時定数τの遅れが生じ、動作クロ
ックが立ち上がった直後や立ち下がった直後にExOR
134の出力から時定数τの幅のパルスが出力され、動
作クロックの微分回路を形成している。
【0006】よって、動作クロックのレベルが変化する
度にExOR134からパルスが発生し、パルスが発生
している期間、充電手段であるNチャネルMOSトラン
ジスタ135がオンして検出コンデンサー136をVS
Sへ充電する。発振が停止するとクロックのレベルが変
化しないのでパルスが発生せず、放電抵抗137を通し
て検出コンデンサー136に蓄積された電荷がGNDへ
放電される。そして検出コンデンサー136の両端の電
圧が小さくなり、検出インバータ138の閾値より小さ
くなると検出インバータ138の出力が反転し、発振停
止信号を発生する。
【0007】次に図13の従来の発振停止検出回路の動
作を図14の波形図を参照しながら説明する。発振クロ
ックを分周した動作クロック波形が遅延回路インバータ
131と2入力ExOR回路134の一方に入力され
る。上述した様に遅延回路インバータ131の出力波形
は遅延回路コンデンサー132と遅延回路インバータ1
31の出力抵抗により鈍る。遅延回路インバータ131
の出力波形を波形整形インバータ133により波形整形
される。波形整形インバータ133の出力波形は2入力
ExOR134のもう一方に入力される。波形整形イン
バータ133の出力波形は動作クロック波形に対して位
相が遅れている。2入力ExOR134の出力波形はこ
の位相遅れの幅のパルス波が出力される。パルス幅は位
相遅れが大きい程長くなり、遅延回路コンデンサー13
2の容量値と遅延回路インバータ131の出力抵抗値の
積である時定数τで決まる。
【0008】2入力ExOR134の出力は充電手段で
あるNチャネルMOSトランジスタ135のゲートに接
続されており、2入力ExOR134の出力パルスによ
り充電手段であるNチャネルMOSトランジスタ135
がオンされる。検出コンデンサー136の端子電圧波形
は充電手段であるNチャネルMOSトランジスタ135
がオンする度に徐々にVSSの電位へ充電され、複数の
パルスが出力された後、VSSの電位に安定する。よっ
て検出コンデンサー136の端子電圧波形は動作クロッ
クが入力されていればVSSになり、ロウレベル(以
後”L”と記述する)となり、検出インバータ138の
出力はハイレベル(以後”H”と記述する)となる。
【0009】また充電手段であるNチャネルMOSトラ
ンジスタ135がオフしている期間は放電抵抗137を
介して放電されるため、徐々にGNDに近づいて行く。
従ってパルスの周期は検出コンデンサー136の容量値
と放電抵抗137の時定数τに対して充分に短く設定し
なければならない。検出コンデンサー136の端子電圧
波形が検出インバータ138の入力の閾値よりGNDに
近づく前に再度充電し、検出インバータ138の入力の
閾値電圧よりVSSに近い状態を維持して検出インバー
タ138の出力波形は”H”を維持する。
【0010】発振が停止すると動作クロックが停止する
ので、上述したように2入力ExOR134の出力から
はパルスが発生しないので、検出コンデンサー136の
端子電圧波形はVSS電位を維持できずに放電抵抗13
7によってGNDの電位まで放電してしまう。よって検
出インバータ138の出力波形は”L”になり発振停止
を出力する。
【0011】動作クロックが停止してから発振停止を出
力するまでの検出時間は、検出コンデンサー136の容
量値と放電抵抗137の抵抗値による時定数τであり、
発振停止を瞬時に発生するには時定数τを小さくする必
要がある。そのためには動作クロックの周期を短く、つ
まり動作クロックの周波数を上げなければならないが、
従来の発振停止検出回路では波形整形インバータ133
の入力が遅延回路コンデンサー132により鈍るため、
波形整形インバータ133に貫通電流が多く流れるので
動作クロックの周波数を大きくすると発振停止検出回路
自体の消費電流が大きくなるのでクロックの周波数は大
きくはできない。
【0012】特に電池電圧が3Vで動作する場合には、
波形整形インバータ133の貫通電流も激増する。よっ
て時定数τを小さくすることはできず、つまり発振停止
検出時間を短くできないので瞬時に発振停止を発生する
ことはできない。発振停止検出時間を短くするには発振
停止検出回路自体の低消費電力化が必要である。
【0013】動作クロックの周波数を大きくできないの
で、放電抵抗137と検出コンデンサー136のどちら
か一方、あるいは両方を大きくして時定数τを大きくし
なければならない。ただ容量を大きくするとVSSまで
充電するために充電手段であるNチャネルMOSトラン
ジスタ135をオンさせる時間を長くしなければなら
ず、パルス幅を長くするため遅延回路コンデンサー13
2の容量を大きくしなくてはいけないが、遅延回路コン
デンサー132の容量をあまり大きくすると遅延回路イ
ンバータ131の出力の波形が大きく鈍り、波形整形イ
ンバータ133の貫通電流が更に大きくなるため、検出
コンデンサー136の容量はあまり大きくはできない。
よって放電抵抗137を大きくしなければならない。
【0014】ここでクロックの周期に対して、時定数τ
は常に長くなくてはならず、放電抵抗137は温度安定
性の悪いものは使用できない。当然シート抵抗値の小さ
いものを使用すなければならずIC化の際に抵抗に要す
る面積も膨大なものになってしまう。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の発振停
止検出回路では、波形整形インバータ133の入力の波
形が鈍るため、波形整形インバータ133に貫通電流が
多く流れる。その為、動作クロック周波数を高くできな
いので放電抵抗137を大きくしなければならず、発振
停止検出時間が長くなり、発振停止に対して瞬時に発振
起動バックアップ動作ができなくなる。また放電抵抗1
37をIC化する場合、検出時間を温度に対して安定に
するにはシート抵抗の低いもので製造しなければなら
ず、膨大な面積を必要としてしまい、時計ICの面積増
大に大きく影響し、コストアップに大きく影響する。
【0016】本発明の目的は、低消費電力で動作し、検
出時間が短くでき、そして温度に対して安定性が高く、
IC化した時に面積が小さい発振停止検出回路を備える
電子時計を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の発振停止検出回路は、発振回路の動作
停止を検出する発振停止検出回路において、2つの充電
スイッチ手段と、2つの放電手段と、2つの検出コンデ
ンサと、電圧検出回路を設け、第1の充電スイッチ手段
は、一方のスイッチ端子が第1の放電手段と第1の検出
コンデンサと電圧検出手段に接続されるとともに他方の
スイッチ端子が電源電位に接続され、第2の充電スイッ
チ手段は、一方のスイッチ端子が第2の放電手段と第2
の検出コンデンサと電圧検出手段に接続されるとともに
他方のスイッチ端子が電源電位に接続され、第1の充電
スイッチ手段の入力端子に第1のクロックを入力すると
ともに第2の充電スイッチ手段の入力端子に第1のクロ
ックを反転した第2のクロック信号を入力することによ
り、第1の充電スイッチ手段によって第1の検出コンデ
ンサを充電するとともに第2の充電スイッチ手段によっ
て第2の検出コンデンサを充電し、第1のクロック信号
が停止したときに、第1の検出コンデンサと第2の検出
コンデンサのうちの一方の検出コンデンサに蓄えられた
電荷を一方の検出コンデンサと接続されている放電手段
によって放電し、電圧検出回路は、一方の検出コンデン
サーの両端子間電圧が所定の値となったことを検出して
発振停止信号を出力することを特徴としている。
【0018】(作用)本発明の電子時計によれば、2つ
の容量素子と、発振クロックを分周した動作クロック信
号に従って前記2つの容量素子と相補的に充電を行う2
つの充電手段と、前記2つの容量素子を相補的にMOS
トランジスタにより放電をおこなう放電手段と、前記2
つの容量素子の両端の電圧が予め定められた閾値で論理
和的に検出する電圧検出手段とを有した発振停止検出回
路を備えることにより、低消費電力で動作し、検出時間
が短くでき、そして温度に対して安定性が高く、IC化
した時に面積が小さい発振停止検出回路を備える電子時
計を実現することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明による電子時計の発
振停止検出回路の実施形態を図面に基づいて説明する。
図2は本発明による発振停止検出回路を用いた時計シス
テムの実施形態を示す。電池21をエネルギー源として
おり、電池電圧VSSを発生する。電池21は銀電池や
リチウム電池、もしくは、二次電池であるリチウムイオ
ン電池等である。水晶振動子23の発振周波数に基づい
てCMOSインバータで構成されている発振回路24に
より発振クロックが出力される。
【0020】発振クロックは分周回路25により、発振
クロックを1Hzまで周波数を下げ、時刻表示手段27
の制御信号を発生する。発振回路24および分周回路2
5はレギュレータ回路30により予め定められたレギュ
レータ電圧で動作している。そして、駆動回路26によ
り、時刻表示手段27を駆動する。駆動回路26は時刻
表示手段27に大電流を流すため、チャネル幅の大きな
トランジスタで構成されている。時刻表示手段27はア
ナログ時計では針であり、デジタル時計では液晶素子で
ある。
【0021】分周回路25から発振クロックを分周した
クロックを本発明による発振停止検出回路22の動作用
クロック28として発振停止検出回路22へ入力してい
る。発振回路24より発振クロックが発生している限
り、発振停止検出回路22へ動作クロック28は供給さ
れる。発振停止により動作クロック28が供給されなく
なったら発振停止検出回路22は発振停止信号31をレ
ギュレータ回路30へ送る。発振停止信号31を受け取
ったレギュレータ回路30はレギュレータ電圧を定常時
の電圧より大きくして発振スタートアップを行う。
【0022】次に本発明による第1の発振停止検出回路
の実施形態を図1に従って説明する。図2による発振停
止検出回路動作クロック28がクロック入力インバータ
11に入力され、第1の駆動インバータ12、及び第2
の駆動インバータ13の入力に正反対の論理の動作クロ
ックがそれぞれに入力される。
【0023】充電手段である第1のNチャネルMOSト
ランジスタ14aと充電手段である第2のNチャネルM
OSトランジスタ14bはゲートの入力がハイレベル
(以後”H”と記述する)の時にオンして、第1の検出
コンデンサー15a及び第2の検出コンデンサー15b
をVSSまで充電する。充電手段である第1のNチャネ
ルMOSトランジスタ14a及び充電手段である第2の
NチャネルMOSトランジスタ14bは素早く充電を行
うためにチャネル幅を大きくしてオン抵抗を小さくして
いる。
【0024】また、ゲートの入力がロウレベル(以
下、”L”と記述する。)の時、充電手段である第1の
NチャネルMOSトランジスタ14a及び充電手段であ
る第2のNチャネルMOSトランジスタ14bはオフ
し、MOSトランジスタによる放電手段16により第1
の検出コンデンサー15a及び第2の検出コンデンサー
15bに蓄積された電荷がGNDの電位まで徐々に放電
されていく。MOSトランジスタによる放電手段16に
ついての詳細は後で説明する。蓄積された電荷が完全に
放電されるまでの時間は第1の検出コンデンサー15a
及び第2の検出コンデンサー15bの容量値とMOSト
ランジスタによる放電手段16の抵抗値の積である時定
数τの時間がかかる。
【0025】充電手段である第1のNチャネルMOSト
ランジスタ14a及び充電手段である第2のNチャネル
MOSトランジスタ14bのゲートはクロック入力イン
バータ11により動作クロックのレベルに対して、交互
に”H”になる。よって一方がオンであればもう一方は
必ずオフであり、発振が停止して動作クロックのレベル
の変化が無くなった時は、どちらか一方は必ずオフし
て、第1の検出コンデンサー15aあるいは第2の検出
コンデンサー15bに蓄積された電荷をMOSトランジ
スタによる放電手段16により放電される。第1の検出
コンデンサー15a及び第2の検出コンデンサー15b
の端子は電圧検出回路17に接続される。電圧検出回路
17は2つの入力のどちらか一方の入力電圧が予め定め
られた閾値電圧より”H”になると出力が”H”になる
論理和的な動作をする。電圧検出回路については後で詳
細に説明する。
【0026】次に図1の本発明による第1の発振停止検
出回路の動作を図3の波形図を参照しながら説明する。
発振クロックを分周した動作クロック波形がクロック入
力インバータ11と第2の駆動インバータ13に入力さ
れる。クロック波形とクロック入力インバータ11の出
力波形は論理的に正反対であり、充電手段である第1の
NチャネルMOSトランジスタ14aと充電手段である
第2のNチャネルMOSトランジスタ14bは動作クロ
ックに対して正反対に動作する。
【0027】充電手段である第1のNチャネルMOSト
ランジスタ14aと充電手段である第2のNチャネルM
OSトランジスタ14bは動作クロックに対してオン、
オフを正反対に動作するので、第1の検出コンデンサー
15aの端子電圧波形と第2の検出コンデンサー15b
の端子電圧波形の充電放電特性は動作クロックに対して
正反対である。
【0028】第1の検出コンデンサー15aと第2の検
出コンデンサー15bの端子は電圧検出回路17へ接続
されている。電圧検出回路17は論理和的な動作をし、
第1の検出コンデンサー15aの端子電圧波形と第2の
検出コンデンサー15bの端子電圧波形の両方がVSS
電位、つまり”L”であれば出力は”L”になる。動作
クロックが供給されている間は第1の検出コンデンサー
15aの端子電圧波形と第2の検出コンデンサー15b
の端子電圧波形はVSS電位、つまり”L”なので電圧
検出回路17の出力は”L”である。よって電圧検出回
路17より”L”が出力されていれば発振しているとい
うことである。
【0029】ただ従来の技術でも述べたが、動作クロッ
クの周期は第1の検出コンデンサー15a、及び第2の
検出コンデンサー15bとMOSトランジスタによる放
電手段16の抵抗値による時定数τより短くないと充電
手段である第1のNチャネルMOSトランジスタ14a
あるいは充電手段である第2のNチャネルMOSトラン
ジスタ14bがオフ期間中に第1の検出コンデンサー1
5a、あるいは第2の検出コンデンサー15bの端子電
圧が”H”になってしまい、一時的に電圧検出回路17
より”H”の出力が発生する。これにより発振が停止し
たと判断してスタートアップ動作に入り誤動作してしま
う。従って常にクロックの周期を時定数τより短くしな
ければならない。
【0030】当然、発振が停止したら動作クロックが供
給されなくなり、充電手段である第1のNチャネルMO
Sトランジスタ14aあるいは充電手段である第2のN
チャネルMOSトランジスタ14bのどちらか一方はオ
フになるので、第1の検出コンデンサー15a、あるい
は第2の検出コンデンサー15bの端子電圧はGND電
位まで放電されて”H”になり、電圧検出回路17よ
り”H”の出力が発生され、発振停止を発生する。
【0031】図4(a)は、電圧検出回路17の第1の
実施例を詳細に説明したものである。回路構成としては
CMOSの2入力の論理和回路と同じものであり、2つ
の入力の閾値を一致させるためPチャネルMOSトラン
ジスタ41とNチャネルMOSトランジスタ42のチャ
ネル幅(以後”W”と記述する)とチャネル長(以後”
L”と記述する)を調整してある。
【0032】図4(b)は、電圧検出回路17の第2の
実施例を詳細に説明したものである。回路構成としては
CMOSの3入力の論理和回路と同じものであり、3入
力のうちの1つの入力は電圧検出回路の動作の許可、不
許可を制御するイネーブル端子として使用する。これに
よってイネーブル端子が”H”であれば、他の2入力の
状態がどのような状態でも出力は”H”になる。従って
他の2入力がどのようなレベルでも貫通電流が流れるこ
とはない。
【0033】イネーブル端子を設ける目的はICをテス
ター等で評価する際にクロックを外部から入力して一旦
停止することがあり、この状態でスタティック電流測定
を行うと、充電手段である第1のNチャネルMOSトラ
ンジスタ14aあるいは充電手段である第2のNチャネ
ルMOSトランジスタ14bのどちらかがオフして、第
1の検出コンデンサー15a、あるいは第2の検出コン
デンサー15bのどちらか一方が放電により端子電圧が
GND電位に近づいていくため、第1の検出コンデンサ
ー15a、あるいは第2の検出コンデンサー15bの端
子の電位によっては電圧検出回路17で貫通電流が流れ
ることがあり、正常なスタティック電流が測定しにくい
ことがあり、図4bのような電圧検出回路により貫通電
流を止めることができるので、スタティック電流測定を
容易に行うことができる。
【0034】次に本発明による発振停止検出回路の消費
電流であるが、従来の発振停止検出回路では上述したよ
うに遅延回路コンデンサー132による遅延回路があ
り、波形整形インバータ133での貫通電流が多く流れ
る。図5は従来の発振停止検出回路の消費電流を測定し
た結果であるが、波形整形インバータ133による貫通
電流が多いので、電圧が高い程急激に消費電流が大きく
なる。
【0035】最近、電子時計ではリチウム電池等、3v
で動作するものもあり動作クロックの周波数1khzで
は160nAになってしまう。通常、時計IC全体の消
費電流でも100nA程度なのでこれはかなり大きな数
値である。従って動作クロックの周波数を下げるしかな
く、周波数を50hz程度で動作させれば消費電流は1
0nA程度になり妥協できるものになるが、発振停止検
出時間とすれば最低500msは必要である。また最近
は時計IC全体の低消費電力化も進んでおり、50nA
以下の要望も大きく発振停止検出回路の更なる低消費電
力化も必須となってきており、従来の発振停止検出回路
では更に動作クロックの周波数を下げなくてはならな
く、発振停止検出時間は長くなってしまう。
【0036】これに対して本発明による発振停止検出回
路では遅延回路がないので、貫通電流がなくなり消費電
流はゲート容量等、寄生容量の充放電電流が主となる。
また充電手段である第1のNチャネルMOSトランジス
タ14aと充電手段である第2のNチャネルMOSトラ
ンジスタ14b以外は最小寸法サイズのCMOSトラン
ジスタで良く、寄生容量も小さいので、図6に示すよう
に3Vの電圧で、動作クロック周波数が1khzでも消
費電流は1.5nA程度であり、従来の技術による発振
停止検出回路のように動作クロックの周波数を下げなく
ても低消費電力化が実現でき、同時に検出時間も短く設
定できる。
【0037】動作クロックの周波数を1khzで設定し
たとすると発振停止検出時間は10ms程度に設定でき
る。従って発振停止してから発振起動まで0.1秒以内
で済み、時刻表示への影響も少なくて済む。発振停止検
出時間は第1の検出コンデンサー15a、及び第2の検
出コンデンサー15bの容量値と放電手段16の放電電
流値の時定数τで決まるが、第1の検出コンデンサー1
5aと第2の検出コンデンサー15bの容量値としては
寄生容量、及びノイズの影響を小さくするため最低10
pF程度は必要であり、従ってMOSトランジスタによ
る放電手段16の抵抗値は1GΩ必要である。
【0038】図7により本発明による発振停止検出回路
のMOSトランジスタによる放電手段16の第1の実施
例について説明する。従来の技術による放電手段として
は抵抗素子によりICに内蔵していたが、クロックの周
波数を下げなくてはいけない理由により高抵抗を使用す
るため面積が大きくなるという問題があった。また本発
明による発振停止検出回路であればクロックの周波数は
下げなくても良いが、それでも抵抗値としては上述した
ように1GΩ程度必要であり、やはり面積は大きくなっ
てしまう。
【0039】そこで本発明の発振停止検出回路ではMO
Sトランジスタを放電手段16として使用する。図7に
示すように放電手段16であるPチャネルMOSトラン
ジスタ41のゲートに基準電圧発生回路71により一定
電圧を印加して、放電手段16であるPチャネルMOS
トランジスタ41を定電流動作させて高抵抗として動作
させる。ゲートの電圧を低くしてドレイン電流を小さく
すれば面積の小さいトランジスタで高抵抗が実現でき
る。ここで、基準電圧発生回路71は本発明の発振停止
検出回路の2つの放電手段16のMOSトランジスタの
ゲートの基準電圧発生回路としてそれぞれ独立して設け
てもよいし、共通の基準電圧発生回路として設けてもよ
い。
【0040】次に図8により本発明による発振停止検出
回路のMOSトランジスタによる放電手段16の第2の
実施例について説明する。図8に示すように放電手段1
6であるPチャネルMOSトランジスタ41と電源電位
の間にスイッチ手段81を設け、例えば図8に示すよう
にPチャネルMOSトランジスタ41で構成し、スイッ
チ手段81であるPチャネルMOSトランジスタ41と
充電スイッチ手段14aであるNチャネルMOSトラン
ジスタ42のゲートに同じクロックを入力し、充電スイ
ッチ手段14aがオンの場合はスイッチ手段81をオフ
する。充電スイッチ手段14aがオンの時は検出コンデ
ンサー15aは電源電位に充電されてしまうので放電手
段16であるPチャネルMOSトランジスタ41に電流
を流す必要はない。この動作により発振停止検出機能に
なんら影響なく放電手段16であるPチャネルMOSト
ランジスタ41での消費電流を約1/2にすることがで
きるのである。
【0041】次に放電手段16であるPチャネルMOS
トランジスタ41を定電流動作させる基準電圧発生回路
71について図9を用いて説明する。図9はバンドギャ
ップ電圧を基準とした基準電圧発生回路で、Pチャネル
MOSトランジスタ41とNチャネルMOSトランジス
タ42と抵抗91を図9のように接続すると抵抗91の
間に発生する電圧VRは VR=(kT/q)・ln((S2/S1)・(S4/
S3)) で表される。S1からS4は図9に示すMOSトランジ
スタの”W”と”L”の寸法比である。
【0042】よって抵抗91に流れる電流IRは、抵抗
値をRとすると IR=VR/R=(kT/qR)・ln((S2/S1)・
(S4/S3)) となる。ここで、kはボルツマン定数、qは、電子1個
の電化量(クーロン)、Tは、絶対温度である。また図
9に示す寸法比S1のPチャネルMOSトランジスタ4
1と寸法比S4のNチャネルMOSトランジスタ42を
流れる電流I1は、2つのNチャネルMOSトランジス
タ42はゲートどうしが接続されているのでカレントミ
ラー動作をし、S3、S4の比で決まる。よって、寸法
比S3のNチャネルMOSトランジスタ42には電流I
Rが流れるから I1=IR・(S4/S3) である。
【0043】I1の電流値の絶対値ばらつきについて
は、IRの電流式にMOSトランジスタの閾値Vtの項
はなく、基本的にVtのばらつきの影響はない。またS
1からS4はICでは相対精度は良いので、比によるば
らつきはない。よって抵抗91の抵抗値ばらつきで決ま
りシート抵抗の低いものを使用すれば絶対値のばらつき
は小さくできる。また温度特性については抵抗91を正
の温度特性のものを使用すれば、絶対温度Tの項とで分
子と分母で相殺されて温度特性については変化が小さい
ものとなる。従ってバンドギャップ電圧を基準とした基
準電圧発生回路によりCMOSプロセスのばらつきの影
響の小さい基準電圧発生回路を構成できる。基準電圧出
力としては、寸法比S1のPチャネルMOSトランジス
タ41のドレイン(=ゲート)を出力として、発振停止
検出回路の放電手段16であるPチャネルMOSトラン
ジスタ41のゲートに接続される。基準電圧発生回路7
1のPチャネルMOSトランジスタ41と放電手段16
であるPチャネルMOSトランジスタ41のゲートはつ
ながっており、カレントミラー動作をする。つまり、放
電手段16であるPチャネルMOSトランジスタ41の
W/Lの値をS71とすると、放電手段16であるPチ
ャネルMOSトランジスタ41に流れる放電電流I71
は I71=I1・(S71/S1) となる。
【0044】よって放電手段16であるPチャネルMO
Sトランジスタ41の寸法調整により定電流値を制御で
き、発振停止検出時間も容易に変更できる。ただし光の
影響も考慮すると、I71=0.1nA以下の電流を安
定して正確に得るのはかなり難しいので、発振停止検出
検出時間として100ms以下で使用するのが望まし
く、動作周波数は50Hz以上が望ましい。従って本発
明による発振停止検出回路のように低消費電力で動作し
て動作クロックの周波数を下げなくてもよいものでなけ
れば実現できない。
【0045】基準電圧発生回路71の電流I1の温度特
性の変化が少ないといことは、カレントミラーで流れる
放電手段16であるPチャネルMOSトランジスタ41
の電流I71も温度に対する変化が少ないということで
あり、第1の検出コンデンサー15a、及び第2の検出
コンデンサー15bとの時定数τが安定しているという
ことである。つまり、発振停止検出時間が温度に対して
の安定性を高くできる。
【0046】図9の基準電圧発生回路71にカレントミ
ラーにより放電手段16であるPチャネルMOSトラン
ジスタ41を接続した場合、”W”及び”L”があまり
大きいと基準電圧発生回路の起動時に放電手段16であ
るPチャネルMOSトランジスタ41の寄生容量が負荷
になってしまい起動性が悪くなることがある。対策とし
て図10に示すように図9での基準電圧発生回路71と
放電手段16であるPチャネルMOSトランジスタ41
との間に”W”及び”L”の小さいPチャネルMOSト
ランジスタ41とNチャネルMOSトランジスタ42で
構成される定電流回路を挿入することで基準電圧発生回
路の起動性を向上させることができる。これは”W”及
び”L”の小さいMOSトランジスタを間に挿入するこ
とで、基準電圧発生回路から見た負荷を軽くし、起動性
を向上させるものである。
【0047】次に図11により本発明による発振停止検
出回路のMOSトランジスタによる放電手段16の第3
の実施例について説明する。本発明による発振停止検出
回路の第1のMOSトランジスタによる放電手段16
で、PチャネルMOSトランジスタ41をデプレッショ
ントランジスタにすることで、つまりVth=0vのP
チャネルMOSトランジスタ41のゲートとソースを接
続して定電流動作させるものである。これによって第1
のMOSトランジスタによる放電手段16の実施形態の
ように基準電圧発生回路71が不要になりIC化の際に
面積が小さくなりコストダウンに効果がある。
【0048】また本発明による発振停止検出回路のMO
Sトランジスタによる放電手段16の第2の実施例と同
様に、図8に示すようにスイッチ手段81によりMOS
トランジスタによる放電手段16の消費電流を1/2に
することも可能である。
【0049】図12は本発明による発振停止検出回路の
第2の実施形態であるが、本発明による発振停止検出回
路の第1の実施形態と異なるところは、充電手段である
第1のNチャネルMOSトランジスタ15a、及び充電
手段である第2のNチャネルMOSトランジスタ15b
のソースを第1の検出コンデンサー15a、及び第2の
検出コンデンサー15bの端子にそれぞれ接続し、ドレ
インを第1の駆動インバータ12、及び第2の駆動イン
バータ13の出力に接続したことである。
【0050】第1の本発明による発振停止検出回路の実
施形態では高温時に充電手段である第1のNチャネルM
OSトランジスタ14a、及び充電手段である第2のN
チャネルMOSトランジスタ14bのドレイン−ソース
間のリーク電流が大きくなると、発振停止時に第1の検
出コンデンサー15a、あるいは第2の検出コンデンサ
ー15bのどちらかが放電しようとしてもVSS電位へ
のリーク電流によってGND電位まで放電できなくなる
ことがある。このため電圧検出回路17に”H”のレベ
ルが入力出来ず、出力は”L”のままで発振停止検出を
発生できずにスタートアップ動作が開始できないことが
ある。第2の本発明による発振停止検出回路の実施形態
によれば、充電手段である第1のNチャネルMOSトラ
ンジスタ14a、及び充電手段である第2のNチャネル
MOSトランジスタ14bのリーク電流が大きくなって
もドレインは”H”レベルなのでVSS電位にリークす
ることを防ぐことができ、温度に対する動作の安定性を
更に向上させることができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子時計
の発振停止検出回路によれば、上述したように従来の技
術による発振停止検出回路と比較して、発振停止検出回
路の貫通電流がないので動作クロックの周波数を大きく
でき、発振停止検出時間を短くでき、発振停止を瞬時に
検出できる。また放電手段にMOSトランジスタを使用
することで高抵抗を面積を大きくすることなくIC化で
きる。さらに基準電圧発生回路によりMOSトランジス
タをカレントミラーにより電流を制御することで発振停
止検出時間を温度に対して安定している発振停止検出回
路を備える電子時計を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る発振停止検出回路の第1の実施形
態を示す回路図である。
【図2】本発明に係る発振停止検出回路を用いた電子時
計を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る発振停止検出回路の動作クロック
に対する出力波形を示す波形図である。
【図4】(a)は、本発明に係る発振停止検出回路の電
圧検出回路の第1の実施例を示したものであり、(b)
は、本発明に係る発振停止検出回路の電圧検出回路の第
2の実施例を示したものである。
【図5】従来技術における発振停止検出回路の動作クロ
ックの周波数に対する消費電流を示すグラフである。
【図6】本発明に係る発振停止検出回路の動作クロック
の周波数に対する消費電流を示すグラフである。
【図7】本発明に係る発振停止検出回路における放電手
段の第1の実施例を示す回路図である。
【図8】本発明に係る発振停止検出回路における放電手
段の第2の実施例を示す回路図である。
【図9】本発明に係る発振停止検出回路における基準電
圧発生回路の第1の実施例を示したものである。
【図10】本発明に係る発振停止検出回路における基準
電圧発生回路の第2の実施例を示したものである。
【図11】本発明に係る発振停止検出回路における放電
手段の第3の実施例を示す回路図である。
【図12】本発明に係る発振停止検出回路の第2の実施
形態を示す回路図である。
【図13】従来技術における発振停止検出回路を示す回
路図である。
【図14】従来技術における発振停止検出回路の動作ク
ロックに対する出力波形を示す波形図である。
【符号の説明】
11 クロック入力インバータ 12 第1の駆動インバータ 13 第2の駆動インバータ 14a 充電手段である第1のNチャネルMOSトラン
ジスタ 14b 充電手段である第2のNチャネルMOSトラン
ジスタ 15a 第1の検出コンデンサー 15b 第2の検出コンデンサー 16 MOSトランジスタによる放電手段 17 電圧検出回路 21 電池 22 発振停止検出回路 23 水晶振動子 24 発振回路 25 分周回路 26 駆動回路 27 時刻表示手段 30 レギュレータ回路 41 PチャネルMOSトランジスタ 42 NチャネルMOSトランジスタ 71 基準電圧発生回路 81 スイッチ手段 91 抵抗 131 遅延回路インバータ 132 遅延回路コンデンサー 133 波形整形インバータ 134 2入力エクスクルーシブオア 135 検出コンデンサー 136 放電抵抗 137 検出インバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大高 幸夫 東京都西東京市田無町六丁目1番12号 シ チズン時計株式会社内 (72)発明者 相原 克好 東京都西東京市田無町六丁目1番12号 シ チズン時計株式会社内 Fターム(参考) 2F002 AA01 AA07 AA12 CB02 CB11 DA00 EA01 ED02 GA04 5J039 HH02 HH15 KK00 KK01 KK14 KK20 KK27 LL00 MM02 MM04 MM12 NN00 5J079 AA04 BA21 EA02 FB00 KA02 5J106 AA01 CC01 CC52 EE01 EE18 KK11

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発振回路の動作停止を検出する発振停止
    検出回路において、2つの充電スイッチ手段と、2つの
    放電手段と、2つの検出コンデンサと、電圧検出回路を
    設け、第1の充電スイッチ手段は、一方のスイッチ端子
    が第1の放電手段と第1の検出コンデンサと電圧検出手
    段に接続されるとともに他方のスイッチ端子が電源電位
    に接続され、第2の充電スイッチ手段は、一方のスイッ
    チ端子が第2の放電手段と第2の検出コンデンサと電圧
    検出手段に接続されるとともに他方のスイッチ端子が電
    源電位に接続され、前記第1の充電スイッチ手段の入力
    端子に第1のクロックを入力するとともに前記第2の充
    電スイッチ手段の入力端子に該第1のクロックを反転し
    た第2のクロック信号を入力することにより、前記第1
    の充電スイッチ手段によって前記第1の検出コンデンサ
    を充電するとともに前記第2の充電スイッチ手段によっ
    て前記第2の検出コンデンサを充電し、前記第1のクロ
    ック信号が停止したときに、前記第1の検出コンデンサ
    と前記第2の検出コンデンサのうちの一方の検出コンデ
    ンサに蓄えられた電荷を該一方の検出コンデンサと接続
    されている放電手段によって放電し、前記電圧検出回路
    は、前記一方の検出コンデンサーの両端子間電圧が所定
    の値となったことを検出して発振停止信号を出力するこ
    とを特徴とする発振停止検出回路。
  2. 【請求項2】 発振回路の動作停止を検出する発振停止
    検出回路において、2つの充電スイッチ手段と、2つの
    放電手段と、2つの検出コンデンサと、電圧検出回路を
    設け、第1の充電スイッチ手段は、入力端子に第1のク
    ロック信号が入力され、一方のスイッチ端子が第1の放
    電手段と第1の検出コンデンサと電圧検出手段に接続さ
    れ、他方のスイッチ端子に前記第1のクロック信号を反
    転した第2のクロック信号が入力され、第2の充電スイ
    ッチ手段は、入力端子に前記第2のクロック信号が入力
    され、一方のスイッチ端子が第2の放電手段と第2の検
    出コンデンサと電圧検出手段に接続され、他方のスイッ
    チ端子に前記第1のクロック信号が入力され、前記第1
    の充電スイッチ手段によって前記第1の検出コンデンサ
    を充電するとともに前記第2の充電スイッチ手段によっ
    て前記第2の検出コンデンサを充電し、前記第1のクロ
    ック信号が停止したときに、前記第1の検出コンデンサ
    と前記第2の検出コンデンサのうちの一方の検出コンデ
    ンサに蓄えられた電荷を該一方の検出コンデンサと接続
    されている放電手段によって放電し、前記電圧検出回路
    は、前記一方の検出コンデンサーの両端子間電圧が所定
    の値となったことを検出して発振停止信号を出力するこ
    とを特徴とする発振停止検出回路。
  3. 【請求項3】 前記電圧検出手段は、3つ入力端子を設
    け、第1の入力端子は、前記第1の充電スイッチ手段の
    一方のスイッチ端子と前記第1の放電手段と前記第1の
    検出コンデンサに接続され、第2の入力端子は、前記第
    2の充電スイッチ手段の一方のスイッチ端子と前記第2
    の放電手段と前記第2の検出コンデンサに接続され、発
    振停止検出を必要としない場合には、第3の入力端子の
    設定により電圧検出動作を不許可とすることを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載の発振停止検出回路。
  4. 【請求項4】 前記2つの放電手段は、それぞれMOS
    トランジスタにより構成され、該MOSトランジスタの
    ソース端子とドレイン端子をそれぞれ前記検出コンデン
    サの両端子に接続し、該ソース端子を電源電位とし、前
    記MOSトランジスタのゲート端子を基準電圧発生回路
    に接続し、該基準電圧発生回路によって前記MOSトラ
    ンジスタに流れる電流を制御することを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の発振停止検出回路。
  5. 【請求項5】 前記2つの放電手段は、それぞれデプレ
    ッション型のMOSトランジスタで構成され、該MOS
    トランジスタのソース端子とドレイン端子をそれぞれ前
    記検出コンデンサの両端子に接続し、ゲート端子とソー
    ス端子を接続し、前記MOSトランジスタに流れる電流
    を制御することを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の発振停止検出回路。
  6. 【請求項6】 前記放電手段と前記検出コンデンサーの
    一方の端子との間にスイッチ手段を設け、前記充電スイ
    ッチ手段が導通状態のときに該スイッチ手段を非導通状
    態とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の発振停止検出回路。
  7. 【請求項7】 前記基準電圧発生回路は、バンドギャッ
    プ電圧を基準に用いた基準電圧源を有することを特徴と
    する請求項4に記載の発振停止検出回路。
  8. 【請求項8】 前記基準電圧発生回路は、前記バンドギ
    ャップ電圧を基準に用いた基準電圧源に、カレントミラ
    ーによる定電流回路を接続したものであることを特徴と
    する請求項7に記載の発振停止検出回路。
  9. 【請求項9】 発振回路と、該発振回路の出力信号を分
    周する分周回路と、該分周回路の出力に基づいて動作す
    る請求項1から請求項8のうちのいずれか一に記載の発
    振停止検出回路と、該発振停止検出回路の発振停止信号
    に基づいて動作するレギュレータ回路を備えたことを特
    徴とする電子時計。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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