JP2003264453A - クロック異常検出回路 - Google Patents

クロック異常検出回路

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JP2003264453A JP2002066726A JP2002066726A JP2003264453A JP 2003264453 A JP2003264453 A JP 2003264453A JP 2002066726 A JP2002066726 A JP 2002066726A JP 2002066726 A JP2002066726 A JP 2002066726A JP 2003264453 A JP2003264453 A JP 2003264453A
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Yoichi Nagata
洋一 永田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低消費電力でかつ検出時間の安定したクロッ
ク異常検出回路を提供する。 【解決手段】 クロック入力信号に同期して充電される
第1の容量13と、第1の容量13が非充電の期間に充
電される第2の容量23と、これらの容量のうちいずれ
か一方でも放電したことを検知する判定回路とを備えて
いる。さらに第1の選択スイッチ11と第2の選択スイ
ッチ21により、非充電中の一方の容量へ放電回路40
が選択的に接続する構成となっている。これにより検出
動作の低消費電力化や検出安定性の向上が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発振回路等の基準
クロック源を有する電子機器において、ある信号が所定
の周波数で正常に出力されているかどうかを判定するク
ロック異常検出回路に関するものであり、特に当該回路
の動作時の低消費電力化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、電子時計等の電子機器では、電源
投入時の誤動作防止のため、ラッチ回路などの保持デー
タを初期化する必要がある。この初期化動作は、特に内
蔵する発振回路や分周回路が所定の周波数を出力してい
ないタイミングで行う必要があり、その状態判定のため
にクロック異常検出回路が用いられている。
【0003】図5に従来のクロック異常検出回路の回路
を示す。従来のクロック異常検出回路は、クロック入力
信号S1を、バッファ6を介して遅延抵抗7と遅延容量
8とからなる遅延回路に入力し、さらにこの遅延回路の
出力する遅延信号とクロック入力信号S1との排他論理
和信号をエクスクルーシブオアゲート9で得ることによ
り、細いパルス波形を生成可能なように構成し、このエ
クスクルーシブオアゲート9の出力に応じてスイッチ2
を開閉することで容量3を間欠的に充電可能な構成にな
っている。この容量3の充電に要する時間、すなわちス
イッチ2が導通状態となる時間は数μ秒程度に設定され
る。さらに容量3には高抵抗または逆方向に接続したダ
イオードによる放電回路40が常時接続している。
【0004】従来のクロック異常検出回路では、通常時
は方形波信号が得られるクロック入力信号S1と、この
クロック入力信号S1を遅延させた遅延信号との排他論
理和である細いパルス信号を用い、クロック入力信号S
1の立上がりと立ち下がりに同期した微小時間で容量を
充電する。すなわち、正しい信号入力がある間は容量3
は間欠的に充電されるために出力はロウレベルとなるよ
うに動作する。一方、クロック入力信号S1の信号入力
が停止すると細いパルス波形は現れなくなるので容量3
は充電されなくなり、放電回路40により容量3は放電
がなされ、出力である容量3の負極端子はやがてハイレ
ベルとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】微小パルスを発生する
回路(微分回路)は、一般的にはこの例のように、抵抗
素子と容量素子とからなる遅延回路で構成する。ところ
がこの容量素子の充電波形の変化は緩やかであり、この
波形を論理回路素子に直接入力すると、その論理回路素
子での貫通電流が多くなり、クロック異常検出回路の消
費電力が大きくなるという問題があった。
【0006】図5に示した従来のクロック異常検出回路
においては、エクスクルーシブオアゲート9における貫
通電流が増大し、かつこの貫通電流はクロックの両エッ
ジで発生するため、特に1.6V程度以上の高電圧で動
作させる場合の消費電力増大が問題となっていた。これ
は、発電器からの発電出力を2次電池に蓄電し、この2
次電池を動作電源として利用する充電機能付き電子時計
においては特に問題であった。
【0007】[発明の目的]そこで本発明は上記の問題
点を解決し、従来よりも低消費電力でさらにクロック信
号の異常判定が安定したクロック異常検出回路を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のクロック異常検
出回路は、クロック入力信号がロウレベルの期間のみ第
1の容量を蓄電する第1の蓄電回路と、クロック入力信
号がハイレベルの期間のみ第2の容量を蓄電する第2の
蓄電回路と、前記第1の容量または前記第2の容量に蓄
えられた電荷を選択回路を介して放電可能な放電回路
と、前記第1の容量および前記第2の容量に接続され第
1の容量または第2の容量が放電したことを判定する判
定回路とを備え、前記選択回路はクロック入力信号がハ
イレベルの期間は前記第1の容量と前記放電回路との間
を接続しかつ前記第2の容量と前記放電回路との間を切
断し、クロック入力信号がロウレベルの期間は前記第2
の容量と前記放電回路との間を接続しかつ前記第1の容
量と前記放電回路との間を切断することを特徴とする。
【0009】本発明のクロック異常検出回路は、従来例
における容量3に相当する第1の容量および第2の容量
の充電タイミング生成を、遅延回路を用いずに行う構成
としているため、従来問題となっていた論理回路素子で
の貫通電流の増大を抑えることが可能となる。
【0010】[作用]このため本発明のクロック異常検
出回路によれば、電源電圧が増加しても消費電力が少な
く、かつクロック信号の異常な状態を安定して検知する
ことが可能なクロック異常検出回路を実現できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明のクロック異常検出
回路を実施するための最適な形態について図面を用いて
説明する。図1は本発明のクロック異常検出回路の全体
回路の構成を示す回路図である。図2は本発明のクロッ
ク異常検出回路の第1の実施の形態における放電回路の
構成を示す回路図である。図3は本発明のクロック異常
検出回路の第1の実施の形態における回路要部の電圧を
示す波形図である。図4は本発明のクロック異常検出回
路の第2の実施の形態における放電回路の構成を示す回
路図である。
【0012】[本発明の第1の実施の形態の構成説明:
図1〜2]本発明の第1の実施の形態の構成について、
図1および図2を用いて説明する。本実施の形態のクロ
ック異常検出回路は、図1に記載のように、第1のイン
バータ10と第2のインバータ20と放電回路40と第
1の選択スイッチ11と第2の選択スイッチ21と第1
の充電スイッチ12と第2の充電スイッチ22と第1の
容量13と第2の容量23と判定回路30とで構成して
いる。なお第1の充電スイッチ12とが第1の蓄電回路
に相当し、第2の充電スイッチ22とが第2の蓄電回路
に相当する。さらに第1の選択スイッチ11と第2の選
択スイッチ21とが選択回路に相当している。また本実
施の形態のクロック異常検出回路を構成する回路素子
は、全て接地−電源端子Vss間に印加された電圧で駆
動されることとする(正極側を接地とした)。
【0013】第1のインバータ10および第2のインバ
ータ20は、一般的なCMOSインバータ回路である。
クロック入力信号S1は、クロック信号が正常な状態か
否かを判定する対象であるクロック信号であり、第1の
インバータ10に入力している。第1のインバータ10
の出力は第2のインバータ20に入力している。
【0014】PチャネルMOS電界効果トランジスタ
(以下MOSFETと表記する)である第1の選択スイ
ッチ11と第2の選択スイッチ21はソース端子は共に
放電回路40の出力端子に接続している。放電回路につ
いては後述する。さらに第1の選択スイッチ11のゲー
ト端子は第1のインバータ10の出力が接続し、第2の
選択スイッチ21のゲート端子は第2のインバータ20
の出力が接続している。
【0015】NチャネルMOSFETである第1の充電
スイッチ12と第2の充電スイッチ22はソース端子が
共に電源端子Vssに接続している。さらに第1の充電
スイッチ12のゲート端子は第1のインバータ10の出
力が接続し、第2の充電スイッチ22のゲート端子は第
2のインバータ20の出力が接続している。
【0016】第1の選択スイッチ11のドレイン端子と
第1の充電スイッチ12のドレイン端子は共に第1の容
量13の負極に接続している。第1の容量13の正極は
接地している。同様に第2の選択スイッチ21のドレイ
ン端子と第2の充電スイッチ22のドレイン端子は共に
第2の容量23の負極に接続している。第2の容量23
の正極は接地している。第1の容量13および第2の容
量23はコンデンサであり、それぞれ10pFの容量の
ものを用いる。
【0017】判定回路30は2入力のCMOSオアゲー
トであり、第1の容量13の負極端子および第2の容量
23の負極端子をそれぞれ入力する。判定回路30の論
理しきい値は一般的なオアゲートと同様に、動作する電
源電圧の1/2であるとする。なお、判定回路30の出
力はクロック異常検出出力S2とし、第1の容量13の
負極端子はS13とし、第2の容量23の負極端子はS
23とした。
【0018】つぎに本実施の形態の放電回路の構成を図
2を用いて説明する。放電回路40は基準電圧発生回路
41と定電流回路42とで構成する。基準電圧発生回路
41は一般的な定電圧回路である。基準電圧発生回路4
1は、基準抵抗RとPチャネルMOSFETであるトラ
ンジスタQ1とQ2と、NチャネルMOSFETである
トランジスタQ3およびQ4とで構成する。またPチャ
ネルMOSFETで定電流回路42を構成する。トラン
ジスタQ1のソース端子は接地し、ドレイン端子をゲー
ト端子と共通にする。トランジスタQ1のドレイン端子
は定電圧出力S40とする。トランジスタQ2のソース
端子は基準抵抗Rを介して接地し、ドレイン端子をトラ
ンジスタQ3のドレイン端子と共通にする。基準抵抗R
は4MΩに設定する。さらにトランジスタQ2のゲート
端子はトランジスタQ1のゲート端子と共通にする。
【0019】そしてトランジスタQ3のソース端子は電
源端子Vssに接続し、ドレイン端子をゲート端子と共
通にする。トランジスタQ4のソース端子も電源端子V
ssに接続し、ドレイン端子をトランジスタQ1のドレ
イン端子と共通にする。トランジスタQ4のゲート端子
はトランジスタQ3のゲート端子と共通にする。なおこ
こではトランジスタQ1とトランジスタQ2は同一の寸
法のものとし、トランジスタQ4はトランジスタQ3と
チャネル長が同一でチャネル幅が40%大きくなるよう
に設定する。
【0020】定電流回路42はソース端子を接地し、ゲ
ート端子には定電圧出力S40を接続する。定電流回路
42のドレイン端子は放電回路40の出力端子となる。
この放電回路40の出力端子は、前述のとおり選択回路
である第1の選択スイッチ11および第2の選択スイッ
チ21へと接続することとなる。
【0021】このように放電回路40を構成することに
より、基準電圧発生回路41は接地−Vss間電圧によ
らないほぼ一定の電圧を定電圧出力S40から出力可能
となる。さらにその一定電圧出力により定電流回路42
は一定電流を通電する定電流回路として動作する。定電
流回路42は回路素子寸法(チャネル幅/チャネル長)
によって電流値を調整することができるので、ここでは
特にチャネル長を大きくして0.01nAの電流が得ら
れるように設定する。以上のようにして本発明のクロッ
ク異常検出回路を構成する。
【0022】[本発明の第1の実施の形態の動作説明:
図1〜3]つぎに本発明のクロック異常検出回路の動作
説明を行う。まず通常状態としてクロック信号が送られ
ている場合について説明する。仮にここではクロック入
力信号S1が256Hzの方形波であるとする(周期約
4ミリ秒)。また電源としては接地−Vss間に1.5
Vが印加されているものとする。
【0023】第1のインバータ10からはクロック入力
信号S1とは逆相のクロックが得られ、第2のインバー
タ20からはクロック入力信号S1と同相のクロックが
得られる。クロック入力信号S1がロウレベルの期間は
第1の充電スイッチ12が導通状態となり第1の容量1
3は充電される。第1の選択スイッチ11は非導通とな
る。また第2の選択スイッチ21は導通状態となり第2
の充電スイッチ22は非導通となる。よって第2の容量
23は放電回路40に2ミリ秒間(クロック入力信号S
1の半周期)だけ接続されるが、放電される時間が充分
短いので第2の容量23の端子間電圧は僅かに減少する
だけである。
【0024】逆にクロック入力信号S1がハイレベルの
期間は第2の充電スイッチ22が導通状態となり第2の
容量23が充電される。第2の選択スイッチ21は非導
通となる。また第1の選択スイッチ11は導通状態とな
り第1の充電スイッチ12は非導通となるが、第1の容
量13の端子間電圧は僅かにしか減少しない。
【0025】すなわち正しくクロック信号が送られてい
る間は、第1の容量13および第2の容量23は定期的
に充電されるため、これら容量のの負極は電源端子Vs
sとほぼ等しい電位となる。従って判定回路30はロウ
レベルの出力を継続する。
【0026】続いてクロック信号が異常となった場合に
ついて説明する。仮にここではクロック信号が停止して
クロック入力信号S1がハイレベルになった状態を維持
しているものとする。
【0027】クロック入力信号S1がハイレベルのまま
であると、第2の選択スイッチ21は非導通状態でかつ
第2の充電スイッチ22は導通状態を継続するため第2
の容量23は常に充電状態となる。
【0028】しかし第1の選択スイッチ21は導通状態
でかつ第1の充電スイッチ12は非導通状態を継続する
ため、第1の容量13の負極は放電回路40に接続され
た状態となる。
【0029】放電回路40は第1の容量13に蓄えられ
た電荷を放電するため、やがて第1の容量13の負極の
電位は接地電位に近づき、判定回路30のしきい値であ
る−0.75Vよりも接地電位近くまで放電したとき、
判定回路30はこれを検知し、クロック異常検出出力S
2をロウレベルからハイレベルへと変化させる。
【0030】一方、特に図示はしないが、クロック入力
信号S1がロウレベルのままで停止した場合は、これと
は反対に第2の容量が放電され、第1の容量13が常に
充電状態となるだけでクロック異常検出出力S2は同様
にハイレベルへ変化することとなる。クロック異常検出
出力S2がハイレベルへ変化するまでの時間は、信号が
停止してから約750ミリ秒である(0.75V×10
pF÷0.01nAより)。
【0031】なお本実施の形態に示した放電回路40に
よれば、特に定電圧発生回路41の性質により第1の容
量13および第2の容量23に蓄えられた電荷を放電す
る電流値が温度変化などに対して変化しにくい性質があ
るため、クロック入力信号の異常を判定するまでの時間
が大きく変化せず、安定した検出性能が得られるという
特徴がある。
【0032】また本実施の形態のクロック異常検出回路
の消費電力は、第1のインバータ10および第2のイン
バータ20の動作電力と、第1の容量13および第2の
容量の放電電力との和となるが、本実施の形態のように
各インバータを256Hzで動作させた場合で多くとも
1nW程度であり、従来よりも低消費電力化が可能であ
る。また、基準電圧発生回路41は数nW程度は消費す
るが、これは他の回路、例えば一定電圧で論理回路を動
作させるための電源回路である電圧レギュレータ回路の
基準電圧発生源として共用化できるため、実質的には消
費電力を無視できる。
【0033】[本発明の第2の実施の形態の構成説明:
図4]つぎに、本発明のクロック異常検出回路の第2の
実施の形態についての説明を行う。本実施の形態は前述
の第1の実施の形態とは放電回路40の構成のみが異な
るだけであるため、その構成の説明のみ示すこととす
る。クロック信号が異常かどうかの判定の動作について
も第1の実施の形態と同様であるので動作説明について
も省略する。
【0034】放電回路40としては、PチャネルMOS
FETを用いる。ただし、このMOSFETのしきい値
は、各選択スイッチなどに用いる値よりも絶対値の低い
値(例えば−0.2V)に設定されたものを用いること
とする。放電回路40のソース端子およびゲート端子は
接地し、ドレイン端子を放電出力端子とする。
【0035】放電回路40を構成するMOSFETはゲ
ート−ソース間の電圧が0Vと一定となるので、ほぼ一
定の電流が流れる定電流回路となる。ここでは放電回路
40には0.01nA程度の一定電流が流れるようにM
OSFETの寸法を設定する。
【0036】このように放電回路40を1つのMOSF
ETで構成することで、前述の第1の実施の形態におけ
る放電回路40中の定電流回路42とほぼ同等の機能が
得られる。特に本実施の形態の場合は第1の実施の形態
のような基準電圧発生回路41が必要なくなるため、回
路構成を簡素化できるという効果がある。
【0037】その他、特に図示はしないが、クロック入
力信号の周波数が高い場合は、放電回路40を数MΩ〜
数百MΩの高抵抗とすることも可能である。この場合は
第1の容量13および第2の容量23の放電時の端子電
圧波形が上記までの実施の形態とは異なった波形となる
が、抵抗値を適宜設定することでクロック異常判定に要
する時間を任意に設定することが可能である。
【0038】また上記の実施の形態においては第1の容
量13および第2の容量23を共に10pFとし、かつ
放電回路40の放電電流設定を0.01nAとしたが、
これらは仕様に応じて変更可能である。例えばクロック
入力信号が停止してからクロック信号が異常であると判
定されるまでの時間を短くするには、放電電流値の設定
を0.01nAよりも大きくすればよい。これには放電
回路40を構成するMOSFETの寸法を調整すること
で実現可能である。同様に、第1の容量13および第2
の容量23の容量値を小さくすることによってもクロッ
ク信号異常と判定されるまでの時間を短く設定できる。
【0039】
【発明の効果】上記までの説明で明らかなように、本発
明のクロック異常検出回路を用いれば、従来は難しかっ
た低消費電力でのクロック異常検出が可能となる。
【0040】また放電回路として定電流回路を用いるこ
とで、実際に信号が停止してから異常判定されるまでの
時間を従来よりも高精度にすることが可能となる。
【0041】さらに、第1の容量13および第2の容量
23の放電を行う放電回路は、選択回路によって接続を
切り換えるようにしてあるので、比較的占有スペースの
大きい放電回路の数は1つでよく、集積回路上での面積
効率を向上させることができるという効果もある。これ
は放電回路を集積回路外の外付け抵抗部品とする場合で
あっても有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクロック異常検出回路の第1の実施の
形態の回路構成を示す回路図である。
【図2】本発明のクロック異常検出回路の第1の実施の
形態における放電回路の構成を示す回路図である。
【図3】本発明のクロック異常検出回路の要部電圧波形
を示す波形図である。
【図4】本発明のクロック異常検出回路の第2の実施の
形態における放電回路の構成を示す回路図である。
【図5】従来のクロック異常検出回路の回路構成を示す
回路図である。
【符号の説明】
10 第1のインバータ 11 第1の選択スイッチ 12 第1の充電スイッチ 13 第1のコンデンサ 20 第2のインバータ 21 第2の選択スイッチ 22 第2の充電スイッチ 23 第2のコンデンサ 30 判定回路 40 放電回路 41 基準電圧発生回路 42 定電流回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック入力信号が正常か否かを検出す
    るクロック異常検出回路であって、 クロック入力信号がロウレベルの期間のみ第1の容量を
    蓄電する第1の蓄電回路と、クロック入力信号がハイレ
    ベルの期間のみ第2の容量を蓄電する第2の蓄電回路
    と、前記第1の容量または前記第2の容量に蓄えられた
    電荷を選択回路を介して放電可能な放電回路と、前記第
    1の容量および前記第2の容量が接続され第1の容量ま
    たは第2の容量が放電したことを判定する判定回路とを
    備え、 前記選択回路はクロック入力信号がハイレベルの期間は
    前記第1の容量と前記放電回路との間を接続しかつ前記
    第2の容量と前記放電回路との間を切断し、クロック入
    力信号がロウレベルの期間は前記第2の容量と前記放電
    回路との間を接続しかつ前記第1の容量と前記放電回路
    との間を切断することを特徴とするクロック異常検出回
    路。
  2. 【請求項2】 前記放電回路を定電流回路で構成したこ
    とを特徴とする請求項1に記載のクロック異常検出回
    路。
  3. 【請求項3】 前記定電流回路を、所定の電圧を出力す
    る基準電圧発生回路と前記基準電圧発生回路出力をゲー
    ト端子に接続したMOSFETとで構成したことを特徴
    とする請求項2に記載のクロック異常検出回路。
  4. 【請求項4】 前記定電流回路を、ゲート端子とソース
    端子を短絡したMOSFETで構成したことを特徴とす
    る請求項2に記載のクロック異常検出回路。
  5. 【請求項5】 前記放電回路を、抵抗素子で構成したこ
    とを特徴とする請求項1に記載のクロック異常検出回
    路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2005085882A1 (ja) * 2004-03-09 2007-08-09 松下電器産業株式会社 周波数センサおよび半導体装置
JP2008252261A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Seiko Epson Corp 異常検出回路
JP2014165670A (ja) * 2013-02-25 2014-09-08 Seiko Instruments Inc 発振停止検出回路及び電子機器

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