JP2003188217A - ニードル用チップ、ニードル用チップを備えた半導体ウエハ、プローブカード及びその製造方法、プローブ装置及びこれを用いた検査方法 - Google Patents

ニードル用チップ、ニードル用チップを備えた半導体ウエハ、プローブカード及びその製造方法、プローブ装置及びこれを用いた検査方法

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JP2003188217A
JP2003188217A JP2001384454A JP2001384454A JP2003188217A JP 2003188217 A JP2003188217 A JP 2003188217A JP 2001384454 A JP2001384454 A JP 2001384454A JP 2001384454 A JP2001384454 A JP 2001384454A JP 2003188217 A JP2003188217 A JP 2003188217A
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probe
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Kazuo Taguchi
和男 田口
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多ピンへの対応が容易で且つ位置合わせが容
易で低コスト化が可能なプローブカードを提供する。 【解決手段】 本発明に係るプローブカード5は、プロ
ーブ検査を行う際に製品チップと電気的に接続させるも
のである。このプローブカードは、シリコン基板に形成
され、製品チップの電極とミラー位置に配置されたスタ
ッドバンプ22を有するニードル用チップ21と、この
ニードル用チップ上に配置されたプローブカード基板2
0と、このプローブカード基板にニードル用チップを実
装するためのTABフィルム23と、を具備し、このT
ABフィルムは、スタッドバンプ22が挿入されたビア
ホール23a、23bと、スタッドバンプとプローブカ
ード基板とが電気的に接続された配線パターンと、を有
するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ニードル用チッ
プ、このニードル用チップを備えた半導体ウエハ、プロ
ーブカード及びその製造方法、プローブ装置及びこれを
用いた検査方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のICプローブカードはプローブニ
ードルを備えており、このプローブニードルはW、Be
Cuなどを材料とする針を曲げ加工した後、半田付けな
どでプローブカード上に固定されるものである。プロー
ブ検査を行う際は、プローブニードルの針先を精密にコ
ントロールすることで、ニードルの接触圧とパッドもし
くはバンプ表面の保護をバランスさせている。
【0003】ウエハ上に多数個形成された半導体ICの
電気的な特性試験を行うために、プローバテストシステ
ムが用いられている。このシステムは、各半導体ICの
電極パターンに応じて配置された複数の導電体のプロー
ブニードル(プローブ針)を備えたプローブカードを有
している。
【0004】図7は、プローブカードの一例が示されて
いる。これは特開平11−54573号公報に開示され
ている。図に示すように、表面及び内部にプリント配線
が設けられたプローブカード基板10にはその中央部に
円形開口部10aが設けられている。そして、プローブ
カード基板10の下面側には前記開口部10aの周辺に
合わせてセラミックス等からなる固定リング12が配置
されている。さらに、前記プローブカード基板10の下
面側には、図示するように、複数のプローブニードル1
4が固定リング12の周囲に沿って固定されており、そ
の固定された基端が前記プリント配線端子に接続されて
いる。また、プローブニードル14のアーム部14aが
前記開口部10aに向かって伸張されている。各プロー
ブニードル14のアーム部14aはその先端がプローブ
カード基板10とほぼ垂直になるように略L字型に折り
曲げられ、ウエハのICの電極パッドに接触する触針部
14bを構成している。各プローブニードル14のアー
ム部の一部である中間節部は、前記固定リング12に樹
脂部16で固定保持され、各プローブニードル14がし
っかりと位置決め保持されている。
【0005】従って、前記プローブカードによって、実
際に導通検査あるいは機能測定を行う場合には、前記プ
ローブニードル14の触針部14bをウエハのICの各
電極パッドに導き、前記アーム部14aのバネ性を利用
して所定圧力で触針部14bを電極パッドに押圧する。
この結果、触針部14bと電極パッドとの接触が良好に
行われ、IC等の導通検査あるいは機能測定を効率よく
かつ安定して行うことが可能となる。
【0006】プローブカードのプローブニードル14
は、略L字型に曲げられ、その先端部分が細いため、該
プローブニードル14を電極パッドに押圧した時に、プ
ローブニードル14が電極パッド上を滑り電極パッドの
母材(例えば、アルミニウムや金)を削り取ってしま
う。これと共に、削り取ったカス(異物)がプローブニ
ードル14に付着してしまう。この場合、前記異物によ
りプローブニードル14の接触抵抗が大きくなり、以降
のプローブカードによる正確な導通検査あるいは機能測
定ができなくなる。
【0007】このような事から、プローブカード検査装
置はクリーニング機構を有している。このクリーニング
機構は、プローブニードル14を針先研磨平板に押し付
けることにより、針先に付着している異物を研磨除去す
るものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ICチップ
のパッド(出力端子)の数は増加する傾向にあり、パッ
ド数が増加すると、それに応じてプローブニードルの数
も増やす必要がある。しかし、プローブニードルのピッ
チも非常に狭いのが現状であり、さらに狭いピッチのプ
ローブニードルを製作するのは容易ではなく、多ピンへ
の対応は困難である。また、プローブニードルそのもの
の寄生容量、抵抗なども大きい。
【0009】また、プローブニードルとパッドとを良好
に接触させるために、プローブニードルの針先のメンテ
ナンスが必要で、前述したように異物を研磨除去する際
にプローブニードル14も研磨してしまうので、プロー
ブニードルが擦り減り摩耗し変形してしまう。従って、
プローブニードルの針先をある程度の回数研磨すると、
プローブニードルの先端形状の変形によってプローブニ
ードルを交換しなければならなくなる。しかし、プロー
ブニードルの交換費用は比較的に高いので、交換にはコ
ストがかかる。また、プローブニードルの先端形状を修
理することも考えられるが、この修理費用も比較的に高
い。
【0010】また、プローブカードを備えた検査装置で
は、位置合わせに高い精度が必要となるので、画像処理
などの制御系に負荷が大きくなり、装置が高価となって
しまう。
【0011】本発明は上記のような事情を考慮してなさ
れたものであり、その目的は、多ピンへの対応が容易で
且つ位置合わせが容易で低コスト化が可能なニードル用
チップ、ニードル用チップを備えた半導体ウエハ、プロ
ーブカード及びその製造方法、プローブ装置及びこれを
用いた検査方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るニードル用チップは、プローブ検査を
行う際に製品チップと電気的に接続させるニードル用チ
ップであって、半導体基板に形成され、製品チップの電
極とミラー位置に配置された突起部を具備することを特
徴とする。
【0013】上記ニードル用チップによれば、半導体基
板に製品チップの電極とミラー位置に配置された突起部
を形成している。このようなニードル用チップをプロー
ブカードに搭載してプローブ検査を行うことにより、狭
ピッチの電極を備えた製品チップに容易に対応させるこ
とができる。また、製品の流動がある限りニードル用チ
ップの補充も可能である。
【0014】また、本発明に係るニードル用チップにお
いては、上記突起部がバンプであることが好ましい。
【0015】また、本発明に係るニードル用チップにお
いては、上記半導体基板に形成され、上記突起部に電気
的に接続された接合用パッドをさらに含むことも可能で
ある。
【0016】また、本発明に係る半導体ウエハにおいて
は、プローブ検査を行う際に製品チップと電気的に接続
させるニードル用チップを備えた半導体ウエハであっ
て、半導体ウエハに形成され、電極を有する製品チップ
と、半導体ウエハに形成され、該製品チップの電極とミ
ラー位置に配置された突起部を有するニードル用チップ
と、を具備することを特徴とする。
【0017】また、本発明に係る半導体ウエハにおいて
は、上記突起部がバンプであることが好ましい。
【0018】また、本発明に係る半導体ウエハにおいて
は、上記ニードル用チップに形成され、上記突起部に電
気的に接続された接合用パッドをさらに含むことも可能
である。
【0019】本発明に係るプローブカードは、プローブ
検査を行う際に製品チップと電気的に接続させるプロー
ブカードであって、半導体基板に形成され、製品チップ
の電極とミラー位置に配置された突起部を有するニード
ル用チップと、このニードル用チップ上に配置されたプ
ローブカード基板と、を具備することを特徴とする。
【0020】また、本発明に係るプローブカードにおい
ては、上記突起部がバンプであることが好ましい。
【0021】また、本発明に係るプローブカードにおい
ては、上記半導体基板に形成され、上記突起部に電気的
に接続された接合用パッドをさらに含むことも可能であ
る。
【0022】本発明に係るプローブカードは、プローブ
検査を行う際に製品チップと電気的に接続させるプロー
ブカードであって、半導体基板に形成され、製品チップ
の電極とミラー位置に配置された突起部を有するニード
ル用チップと、このニードル用チップ上に配置されたプ
ローブカード基板と、このプローブカード基板にニード
ル用チップを実装するためのフィルムと、を具備し、こ
のフィルムは、突起部が挿入されたホールと、突起部と
プローブカード基板とが電気的に接続された配線パター
ンと、を有することを特徴とする。
【0023】上記プローブカードによれば、半導体基板
に製品チップの電極とミラー位置に配置された突起部を
形成し、この突起部をプローブニードルとして使用して
いる。このようなニードル用チップをプローブカード基
板に配置している。従って、狭ピッチの電極を備えた製
品チップに容易に対応させることができる。また、製品
の流動がある限りニードル用チップの補充も可能であ
る。また、ニードル用チップをフィルムによってプロー
ブカード基板に実装しているため、ニードル用チップを
プローブカード基板から交換することも比較的容易であ
る。従って、メンテナンスが簡単で低コスト化が可能と
なる。また、突起部を有するニードル用チップを用いて
いるため、高い精度の位置合わせの必要がなく、位置合
わせが容易となり、画像処理などの制御系の負担を小さ
くすることができ、装置価格を低く抑えることが可能と
なる。
【0024】また、本発明に係るプローブカードにおい
ては、上記半導体基板に形成され、上記突起部に電気的
に接続された接合用パッドをさらに含み、この接合用パ
ッドが上記配線パターンに電気的に接続されていること
も可能である。
【0025】また、本発明に係るプローブカードにおい
ては、上記フィルムに形成され、配線パターンに電気的
に接続された接合ステージをさらに含み、この接合ステ
ージと上記接合用パッドとをACFによって電気的に接
続していることも可能である。
【0026】また、本発明に係るプローブカードにおい
ては上記フィルムの下に配置された弾性膜をさらに含む
ことも可能である。これにより、プローブ検査を行う際
に、過剰な押圧をウエハ面に分散させることができ、そ
の結果、突起部の先端を保護しながら接触圧を確保する
ことができる。
【0027】本発明に係るプローブカードの製造方法
は、プローブ検査を行う際に製品チップと電気的に接続
させるプローブカードの製造方法であって、半導体基板
に形成され、製品チップの電極とミラー位置に配置され
た突起部を有するニードル用チップを準備する工程と、
プローブカード基板を準備する工程と、上記突起部に対
応する位置に配置されたホール及び配線パターンを備え
たフィルムを準備する工程と、ニードル用チップ上にプ
ローブカード基板を配置し、このニードル用チップの突
起部をフィルムのホールに挿入し、上記配線パターンに
よって突起部とプローブカード基板とを電気的に接続す
ることにより、フィルムによってニードル用チップをプ
ローブカード基板に実装する工程と、を具備することを
特徴とする。
【0028】また、本発明に係るプローブカードの製造
方法においては、上記半導体基板には上記突起部に電気
的に接続された接合用パッドが形成されており、上記実
装する工程では、該接合用パッドを上記配線パターンに
電気的に接続していることも可能である。
【0029】また、本発明に係るプローブカードの製造
方法においては、上記フィルムには配線パターンに電気
的に接続された接合ステージが形成されており、上記実
装する工程では、該接合ステージと上記接合用パッドと
をACFによって電気的に接続していることも可能であ
る。
【0030】また、本発明に係るプローブカードの製造
方法においては、上記フィルムの下には弾性膜が配置さ
れていることも可能である。
【0031】本発明に係るプローブ装置は、製品チップ
にプローブ検査を行うためのプローブ装置であって、製
品チップに電圧を印加する電源及び製品チップからの出
力を取り込む入力部を有するテストヘッドと、このテス
トヘッドに接続されたプローブカードと、製品チップを
有する半導体ウエハを保持するステージと、を具備し、
上記プローブカードは、半導体基板に形成され、製品チ
ップの電極とミラー位置に配置された突起部を有するニ
ードル用チップと、このニードル用チップ上に配置され
たプローブカード基板と、を有することを特徴とする。
【0032】また、本発明に係るプローブ装置において
は、上記突起部がバンプであることが好ましい。
【0033】また、本発明に係るプローブ装置におい
て、上記プローブカードは、上記半導体基板に形成さ
れ、上記突起部に電気的に接続された接合用パッドをさ
らに含むことも可能である。
【0034】本発明に係るプローブ装置は、製品チップ
にプローブ検査を行うためのプローブ装置であって、製
品チップに電圧を印加する電源及び製品チップからの出
力を取り込む入力部を有するテストヘッドと、このテス
トヘッドに接続されたプローブカードと、製品チップを
有する半導体ウエハを保持するステージと、を具備し、
上記プローブカードは、半導体基板に形成され、製品チ
ップの電極とミラー位置に配置された突起部を有するニ
ードル用チップと、このニードル用チップ上に配置され
たプローブカード基板と、このプローブカード基板にニ
ードル用チップを実装するためのフィルムと、を備え、
このフィルムは、突起部が挿入されたホールと、突起部
とプローブカード基板とが電気的に接続された配線パタ
ーンと、を有することを特徴とする。
【0035】また、本発明に係るプローブ装置におい
て、上記ニードル用チップは、上記半導体基板に形成さ
れ、上記突起部に電気的に接続された接合用パッドをさ
らに含み、この接合用パッドが上記配線パターンに電気
的に接続されていることも可能である。
【0036】また、本発明に係るプローブ装置におい
て、上記フィルムは、上記配線パターンに電気的に接続
された接合ステージをさらに含み、この接合ステージと
上記接合用パッドとをACFによって電気的に接続して
いることも可能である。
【0037】また、本発明に係るプローブ装置におい
て、上記フィルムの下には弾性膜が配置されていること
も可能である。
【0038】本発明に係るプローブ装置を用いた検査方
法は、上述したプローブ装置を用いてプローブ検査を行
う方法であって、ステージに半導体ウエハを保持し、製
品チップとプローブカードのニードル用チップを位置合
わせし、製品チップの電極にニードル用チップの突起部
を接触させ、テストヘッドから製品チップに電圧を印加
し、製品チップからの出力をテストヘッドに取り込むこ
とにより、プローブ検査を行うことを特徴とする。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は、本発明に係る第1
の実施の形態によるプローブカードの概略を示す構成図
である。
【0040】プローブカード5はプローブカード基板2
0を有しており、このプローブカード基板20の表面及
び内部にはプリント配線(図示せず)が設けられてい
る。プローブカード基板20の中央部下にはニードル用
チップ21が配置されており、このニードル用チップ2
1の下面にはプローブニードルとして作用するスタッド
バンプ22が複数形成されている。これらのスタッドバ
ンプ22はプローブ検査が行われるチップのパッド位置
に一致するように配置されている。つまり、該チップの
パッド位置を鏡に写した位置(以下、「ミラー位置」と
いう。)にスタッドバンプ22は配置されている。ただ
し、ミラー位置には、パッド位置を鏡に写した位置に完
全に一致するものだけでなく、一部が一致するものも含
むものとする。
【0041】ここでは、ニードル用チップ21にスタッ
ドバンプ22を形成しているが、このスタッドバンプに
限定されるものではなく、プローブニードルとして作用
するような突起部であれば、他のバンプ、例えばマイク
ロバンプをニードル用チップに形成することも可能であ
る。マイクロバンプを用いる場合は、ニードル用チップ
のみにマイクロバンプを取り付けても良い。
【0042】ニードル用チップ21の下面にはスタッド
バンプ22の部分にビアホール23a,23bが開けら
れたTAB(Tape Automated Bonding)フィルム23が配
置されており、このビアホール23a,23bからスタ
ッドバンプ22が下方に突出している。また、TABフ
ィルム23の一部はプローブカード基板20に貼り付け
られている。TABフィルム23には配線パターン(図
示せず)が形成されており、この配線パターンは図示せ
ぬACF(anisotropic conductive film;異方性導電
膜)によってスタッドバンプ22に電気的に接続されて
いる。また、配線パターンはプローブカード基板20の
プリント配線に電気的に接続されている。
【0043】なお、ACFとは、熱可塑性または熱硬化
性の樹脂内に導電性の微小な粒子を分散させてシート状
にした膜であり、上下から加熱・加圧することで樹脂が
軟化し、導電性粒子が接触して電気的な接続を得られる
ものである。ここでは、ACFを用いているが、ACF
に代えてメンブレンを用いることも可能である。
【0044】次に、上記ニードル用チップ21を製造す
る方法について図2及び図3を参照しつつ説明する。図
2(a)は、製品チップ及びニードル用チップを作り込
んだウエハを示す概略平面図であり、図2(b)は、図
2(a)に示す製品チップの能動面側を拡大した平面図
であり、図2(c)は、図2(a)に示すニードル用チ
ップの能動面側を拡大した平面図である。図3(a)
は、図2(c)に示すニードル用チップにTABフィル
ムを取り付けた状態を示す断面図であり、図3(b)
は、図3(a)に示すTABフィルムの上面の一部を示
す平面図であり、図3(c)は、図3(a)に示すTA
Bフィルムの下面の一部を示す平面図である。
【0045】図2(a)に示すように、ウエハ(シリコ
ン基板)25にニードル用チップ21及び製品チップ2
4を製作する。次いで、このウエハ25をダイシングす
ることにより、図2(b),(c)に示す製品チップ2
4及びニードル用チップ21を分離する。ニードル用チ
ップ21の表面には、スタッドバンプ22及びそれに接
続された接合用パッド29が形成されている。製品チッ
プ24の表面にはバンプ26が形成されている。スタッ
ドバンプ22は、製品チップ24のバンプ26の位置に
対してミラー位置に配置されている。なお、バンプは電
界メッキ法などの種々の方法により形成される。
【0046】次に、図3に示すように、スタッドバンプ
部分にビアホール23a,23bが開けられたTABフ
ィルム23を準備する。TABフィルム23の下面(チ
ップ側の面)には、図3(b)に示すように、ビアホー
ル23a,23bそれぞれに電気的に接続されたACF
接合ステージ27が形成されている。また、TABフィ
ルム23の上面(チップ側と逆の面)には、図3(c)
に示すように、ビアホール23a,23bそれぞれに電
気的に接続された配線パターン28が形成されている。
【0047】ここでは、配線パターン28をTABフィ
ルム23の片側の面のみに形成しているが、配線パター
ンはプローブカードへの実装形態次第なので、TABフ
ィルムの両面に配線パターンを形成することも可能であ
り、またTABフィルムの逆側の片面のみに形成するこ
とも可能である。
【0048】次いで、図3(a)に示すように、このT
ABフィルム23をニードル用チップ21の表面にAC
F(図示せず)を介して被せ、ビアホール23aにスタ
ッドバンプ22を貫通させ、ACFによってACF接合
ステージ27をニードル用チップ21の接合用パッド2
9に電気的に接続させる。
【0049】このようにして製造したTABフィルム2
3を備えたニードル用チップ21を、図1に示すように
プローブカード基板20に搭載し、TABフィルム23
とプローブカード基板20を電気的に接続させる。これ
により、スタッドバンプ22は接合用パッド29、AC
F接合ステージ27、ビアホール23a、配線パターン
28を介してプローブカード基板20のプリント配線に
電気的に接続され、プローブカードが製造される。
【0050】図4は、図1に示すプローブカードを適用
したプローブ装置の要部を示す構成図である。このプロ
ーブ装置は、図示せぬ昇降機構によって昇降可能に構成
されたテストヘッド1と、このテストヘッド1の下方で
図示せぬ装置本体内に順次配置されたパフォーマンスボ
ード2と、このパフォーマンスボード2と接続するよう
にインサートリング3により支持された接続リング4
と、この接続リング4の下方に配置されたプローブカー
ド5を備えている。
【0051】上記テストヘッド1の内部には被検査体と
して半導体ウエハW上の製品チップに電圧を印加する試
料用電源や製品チップからの出力を測定部に取り込むた
めの入力部などからなるピンエレクトロニクス6が内蔵
されている。このピンエレクトロニクス6はパフォーマ
ンスボード2上に搭載された複数の電子部品回路7に対
して電気的に接続されている。これら電子部品回路7
は、例えばマトリックス・リレー、ドライバ回路等から
なる各種測定回路として構成されている。各電子部品回
路7の接続リング4との接続端子8はパフォーマンスボ
ード2の本体である例えばエポキシ系樹脂製の基板9の
下面に例えば基板9と同心円をなす4つの円周上に配列
されている。
【0052】また、上記接続リング4の上面には接続端
子8に対応するポゴピン40が同心円をなすように形成
された4つの円周上に配列され、その下面には各ポゴピ
ン40に導通するポゴピン11がプローブカード5の接
続端子(図示せず)に対応して設けられている。これに
よりテストヘッド1は、パフォーマンスボード2及び接
続リング4を介してプローブカード5と電気的に接続で
きるように構成されている。
【0053】プローブカード5の下方には略円形状のス
テージ37が設けられ、このステージ37の上面に配置
されたウエハチャック38により半導体ウエハWを水平
に保持するようになっている。このウエハチャック38
の内部には加熱装置39及び冷却媒体の循環路30が温
度調整機構として設けられている。検査時に必要に応じ
て加熱装置39により半導体ウエハWを例えば150℃
まで加熱でき、また循環路30を流れる冷却媒体により
半導体ウエハWを例えば−10℃まで冷却できるように
なっている。
【0054】また、上記ステージ37はウエハチャック
38を水平方向、上下方向及びθ方向で駆動させる駆動
機構(図示せず)を有している。半導体ウエハWのアラ
イメント時に駆動機構の駆動によりステージ37がレー
ル31,32上でX、Y方向へ移動すると共にウエハチ
ャック38がθ方向で回転し、更に、ウエハチャック3
8にはターゲット板33が取り付けられており、その上
方に配置された光学的撮像装置34,35及び静電容量
センサ36によりターゲット板33及び所定の製品チッ
プを検出し、この検出信号に基づいてプローブカード5
と半導体ウエハW上の製品チップの位置を演算するよう
になっている。そして、この演算結果に基づいてステー
ジ37の駆動機構が駆動制御されて半導体ウエハW上の
検査すべき製品チップをプローブカード5にアライメン
トするようにしてある。
【0055】次に、動作について説明する。例えば15
0℃の温度下で半導体ウエハWの電気的検査を行う場合
には、加熱装置39を作動させ半導体ウエハWを加熱
し、例えば150℃に温度設定し、その温度を維持す
る。次いで、ターゲット板33、光学的撮像装置34、
35及び静電容量センサ36などから得られた検出デー
タに基づいてステージ37が駆動して半導体ウエハWを
プローブカード5に対してアライメントする。
【0056】アライメント終了後、テストヘッド1を下
降させると共にプローブカード5を上昇させる。これに
よりパフォーマンスボード2下面の接続端子8が接続リ
ング4上面のポゴピン40と電気的に接続されると共
に、プローブカード5の接続端子(図示せず)が接続リ
ング4下面のポゴピン11と電気的に接続される。その
結果、テストヘッド1のピンエレクトロニクス6とパフ
ォーマンスボード2の電子部品回路7が電気的に接続さ
れ、更にこれらは接続リング4のポゴピン40,11を
介してプローブカード5の接続端子に電気的に接続さ
れ、ピンエレクトロニクス6とニードル用チップのスタ
ッドバンプ22とが導通可能な状態になる。
【0057】その後、ウエハチャック38を上昇させて
半導体ウエハW上の製品チップの各電極(図2(b)に
示すバンプ26)にスタッドバンプ22の先端を接触さ
せ、更にウエハチャック38を所定量オーバードライブ
させてスタッドバンプ22とバンプ26とを導通可能な
状態にする。
【0058】この状態でテストヘッド1から所定の電気
信号を送信し、パフォーマンスボード2、接続リング
4、スタッドバンプ22及びバンプ26を介して製品チ
ップに電気信号を入力すると、この入力信号に基づいた
出力信号が製品チップから接続リング4及びパフォーマ
ンスボード2の電子部品回路7を介してピンエレクトロ
ニクス6に取り込まれ、製品チップの電気的検査が行わ
れる。
【0059】このようにしてウエハチャック38内の加
熱装置39により半導体ウエハWを例えば150℃に設
定維持した高温下で製品チップの電気的検査を行うた
め、製品チップについて信頼性の高い電気的検査を行う
ことができる。
【0060】上記第1の実施の形態によれば、ウエハ2
5に製品チップ24及びニードル用チップ21を作りこ
み、このニードル用チップ21にプローブニードルとし
て使用するスタッドバンプ22を形成し、このスタッド
バンプ22を製品チップ24のバンプ26の位置に対し
てミラー位置に配置している。このようなニードル用チ
ップ21をプローブカード基板20に搭載してプローブ
カード5を形成し、このプローブカード5を備えたプロ
ーブ装置を用いて製品チップの電気的検査を行ってい
る。プローブ針に代えてスタッドバンプ22をニードル
用チップ21に形成しているため、狭ピッチの電極(パ
ッド又はバンプ)を備えた製品チップに容易に対応させ
ることができる。
【0061】また、製品の流動がある限りニードル用チ
ップ21の補充も可能である。また、TABと同じ実装
形態なので、ニードル用チップをプローブカード基板か
ら交換することも比較的容易である。従って、メンテナ
ンスが簡単で低コスト化が可能となる。
【0062】また、上述したようにスタッドバンプ22
を製品チップ24のバンプ26の位置に対してミラー位
置に配置し、製品チップと同じダイを用いているため、
ニードル用チップと製品チップをピッタリ重ねれば良
く、針先位置の検出は不要となる。従って、高い精度の
位置合わせの必要がなく、位置合わせが容易となる。よ
って、画像処理などの制御系の負担を小さくすることが
でき、装置価格を低く抑えることが期待できる。
【0063】図5は、本発明に係る第2の実施の形態に
よるプローブカードの概略を示す構成図であり、図1と
同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ
説明する。
【0064】TABフィルム23の下方(即ちプローブ
検査を行う際のウエハ側)には所定の厚さの弾性膜41
が貼り付けられている。弾性膜41の材質は、弾性のあ
る膜であれば種々の材質を用いることも可能である。
【0065】次に、プローブカードを製造する方法につ
いて図5及び図6を参照しつつ説明するが、第1の実施
の形態と同一部分の説明は省略する。
【0066】図6(a)は、図5に示すニードル用チッ
プにTABフィルムを取り付けた状態を示す断面図であ
り、図6(b)は、図6(a)に示すTABフィルの上
面の一部を示す平面図であり、図6(c)は、図6
(a)に示すTABフィルの下面の一部を示す平面図で
ある。
【0067】図6(a)に示すように、TABフィルム
23をニードル用チップ21の表面にACF(図示せ
ず)を介して被せ、ビアホール23aにスタッドバンプ
22を貫通させ、ACFによってACF接合ステージ2
7をニードル用チップ21の接合用パッド29に電気的
に接続させる。次いで、TABフィルム23の下に弾性
膜41を貼り付ける。このようにして製造したTABフ
ィルム23を備えたニードル用チップ21を、図5に示
すようにプローブカード基板20に搭載する。
【0068】図5に示すプローブカードは図4に示すプ
ローブ装置に適用することができる。上記第2の実施の
形態においても第1の実施の形態と同様の効果を得るこ
とができる。
【0069】また、上記第2の実施の形態では、TAB
フィルム23の下に弾性膜41を貼り付けているので、
スタッドバンプ22をウエハの製品チップの電極(パッ
ド又はバンプ)に押圧して接触させてプローブ検査を行
う際に、過剰な押圧をウエハ面に分散させることができ
る。これにより、プローブ針として作用するスタッドバ
ンプ22の先を保護しながら接触圧を確保することがで
きる。従って、比較的もろい材料でスタッドバンプ22
を形成することが可能となり、スタッドバンプ22の寿
命を延ばすことができる。また、バンプを形成した製品
チップのように比較的デリケートなチップのプローブ検
査にニードル用チップ21を適用しても、バンプを損傷
することを抑制できる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、半
導体基板に形成され、製品チップの電極とミラー位置に
配置された突起部を具備する。したがって、多ピンへの
対応が容易で且つ位置合わせが容易で低コスト化が可能
なニードル用チップ、ニードル用チップを備えた半導体
ウエハ、プローブカード及びその製造方法、プローブ装
置及びこれを用いた検査方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態によるプローブ
カードの概略を示す構成図である。
【図2】(a)は、製品チップ及びニードル用チップを
作り込んだウエハを示す概略平面図であり、(b)は、
(a)に示す製品チップの能動面側を拡大した平面図で
あり、(c)は、(a)に示すニードル用チップの能動
面側を拡大した平面図である。
【図3】(a)は、図2(c)に示すニードル用チップ
にTABフィルムを取り付けた状態を示す断面図であ
り、(b)は、(a)に示すTABフィルの上面の一部
を示す平面図であり、(c)は、(a)に示すTABフ
ィルの下面の一部を示す平面図である。
【図4】図1に示すプローブカードを適用したプローブ
装置の要部を示す構成図である。
【図5】本発明に係る第2の実施の形態によるプローブ
カードの概略を示す構成図である。
【図6】(a)は、図5に示すニードル用チップにTA
Bフィルムを取り付けた状態を示す断面図であり、
(b)は、(a)に示すTABフィルの上面の一部を示
す平面図であり、(c)は、(a)に示すTABフィル
の下面の一部を示す平面図である。
【図7】従来のプローブカードの一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…テストヘッド 2…パフォーマン
スボード 3…インサートリング 4…接続リング 5…プローブカード 6…ピンエレクト
ロニクス 7…電子部品回路 8…接続端子 9…基板 10,20…プロー
ブカード基板 10a…開口部 11,40…ポゴ
ピン 12…固定リング 14…プローブニ
ードル 14a…アーム部 14b…触針部 16…樹脂部 21…ニードル用
チップ 22…スタッドバンプ 23…TABフィ
ルム 23a,23b…ビアホール 24…製品チップ 25…ウエハ 26…バンプ 27…ACF接合ステージ 28…配線パター
ン 29…接合用パッド 30…循環路 31,32…レール 33…ターゲット
板 34,35…光学的撮像装置 36…静電容量セ
ンサ 37ステージ 38…ウエハチャ
ック 39…加熱装置 41…弾性膜

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プローブ検査を行う際に製品チップと電
    気的に接続させるニードル用チップであって、 半導体基板に形成され、製品チップの電極とミラー位置
    に配置された突起部を具備することを特徴とするニード
    ル用チップ。
  2. 【請求項2】 上記突起部がバンプであることを特徴と
    する請求項1に記載のニードル用チップ。
  3. 【請求項3】 上記半導体基板に形成され、上記突起部
    に電気的に接続された接合用パッドをさらに含むことを
    特徴とする請求項1又は2に記載のニードル用チップ。
  4. 【請求項4】 プローブ検査を行う際に製品チップと電
    気的に接続させるニードル用チップを備えた半導体ウエ
    ハであって、 半導体ウエハに形成され、電極を有する製品チップと、 半導体ウエハに形成され、該製品チップの電極とミラー
    位置に配置された突起部を有するニードル用チップと、 を具備することを特徴とする半導体ウエハ。
  5. 【請求項5】 上記突起部がバンプであることを特徴と
    する請求項4に記載の半導体ウエハ。
  6. 【請求項6】 上記ニードル用チップに形成され、上記
    突起部に電気的に接続された接合用パッドをさらに含む
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の半導体ウエ
    ハ。
  7. 【請求項7】 プローブ検査を行う際に製品チップと電
    気的に接続させるプローブカードであって、 半導体基板に形成され、製品チップの電極とミラー位置
    に配置された突起部を有するニードル用チップと、 このニードル用チップ上に配置されたプローブカード基
    板と、 を具備することを特徴とするプローブカード。
  8. 【請求項8】 上記突起部がバンプであることを特徴と
    する請求項7に記載のプローブカード。
  9. 【請求項9】 上記半導体基板に形成され、上記突起部
    に電気的に接続された接合用パッドをさらに含むことを
    特徴とする請求項7又は8に記載のプローブカード。
  10. 【請求項10】 プローブ検査を行う際に製品チップと
    電気的に接続させるプローブカードであって、 半導体基板に形成され、製品チップの電極とミラー位置
    に配置された突起部を有するニードル用チップと、 このニードル用チップ上に配置されたプローブカード基
    板と、 このプローブカード基板にニードル用チップを実装する
    ためのフィルムと、 を具備し、 このフィルムは、突起部が挿入されたホールと、突起部
    とプローブカード基板とが電気的に接続された配線パタ
    ーンと、を有することを特徴とするプローブカード。
  11. 【請求項11】 上記半導体基板に形成され、上記突起
    部に電気的に接続された接合用パッドをさらに含み、こ
    の接合用パッドが上記配線パターンに電気的に接続され
    ていることを特徴とする請求項10に記載のプローブカ
    ード。
  12. 【請求項12】 上記フィルムに形成され、配線パター
    ンに電気的に接続された接合ステージをさらに含み、こ
    の接合ステージと上記接合用パッドとをACFによって
    電気的に接続していることを特徴とする請求項11に記
    載のプローブカード。
  13. 【請求項13】 上記フィルムの下に配置された弾性膜
    をさらに含むことを特徴とする請求項10〜12のうち
    いずれか1項記載のプローブカード。
  14. 【請求項14】 プローブ検査を行う際に製品チップと
    電気的に接続させるプローブカードの製造方法であっ
    て、 半導体基板に形成され、製品チップの電極とミラー位置
    に配置された突起部を有するニードル用チップを準備す
    る工程と、 プローブカード基板を準備する工程と、 上記突起部に対応する位置に配置されたホール及び配線
    パターンを備えたフィルムを準備する工程と、 ニードル用チップ上にプローブカード基板を配置し、こ
    のニードル用チップの突起部をフィルムのホールに挿入
    し、上記配線パターンによって突起部とプローブカード
    基板とを電気的に接続することにより、フィルムによっ
    てニードル用チップをプローブカード基板に実装する工
    程と、 を具備することを特徴とするプローブカードの製造方
    法。
  15. 【請求項15】 上記半導体基板には上記突起部に電気
    的に接続された接合用パッドが形成されており、上記実
    装する工程では、該接合用パッドを上記配線パターンに
    電気的に接続していることを特徴とする請求項14に記
    載のプローブカードの製造方法。
  16. 【請求項16】 上記フィルムには配線パターンに電気
    的に接続された接合ステージが形成されており、上記実
    装する工程では、該接合ステージと上記接合用パッドと
    をACFによって電気的に接続していることを特徴とす
    る請求項15に記載のプローブカードの製造方法。
  17. 【請求項17】 上記フィルムの下には弾性膜が配置さ
    れていることを特徴とする請求項14〜16のうちいず
    れか1項記載のプローブカードの製造方法。
  18. 【請求項18】 製品チップにプローブ検査を行うため
    のプローブ装置であって、 製品チップに電圧を印加する電源及び製品チップからの
    出力を取り込む入力部を有するテストヘッドと、 このテストヘッドに接続されたプローブカードと、 製品チップを有する半導体ウエハを保持するステージ
    と、 を具備し、 上記プローブカードは、半導体基板に形成され、製品チ
    ップの電極とミラー位置に配置された突起部を有するニ
    ードル用チップと、このニードル用チップ上に配置され
    たプローブカード基板と、を有することを特徴とするプ
    ローブ装置。
  19. 【請求項19】 上記突起部がバンプであることを特徴
    とする請求項18に記載のプローブ装置。
  20. 【請求項20】 上記プローブカードは、上記半導体基
    板に形成され、上記突起部に電気的に接続された接合用
    パッドをさらに含むことを特徴とする請求項18又は1
    9に記載のプローブ装置。
  21. 【請求項21】 製品チップにプローブ検査を行うため
    のプローブ装置であって、 製品チップに電圧を印加する電源及び製品チップからの
    出力を取り込む入力部を有するテストヘッドと、 このテストヘッドに接続されたプローブカードと、 製品チップを有する半導体ウエハを保持するステージ
    と、 を具備し、 上記プローブカードは、半導体基板に形成され、製品チ
    ップの電極とミラー位置に配置された突起部を有するニ
    ードル用チップと、このニードル用チップ上に配置され
    たプローブカード基板と、このプローブカード基板にニ
    ードル用チップを実装するためのフィルムと、を備え、
    このフィルムは、突起部が挿入されたホールと、突起部
    とプローブカード基板とが電気的に接続された配線パタ
    ーンと、を有することを特徴とするプローブ装置。
  22. 【請求項22】 上記ニードル用チップは、上記半導体
    基板に形成され、上記突起部に電気的に接続された接合
    用パッドをさらに含み、この接合用パッドが上記配線パ
    ターンに電気的に接続されていることを特徴とする請求
    項21に記載のプローブ装置。
  23. 【請求項23】 上記フィルムは、上記配線パターンに
    電気的に接続された接合ステージをさらに含み、この接
    合ステージと上記接合用パッドとをACFによって電気
    的に接続していることを特徴とする請求項22に記載の
    プローブ装置。
  24. 【請求項24】 上記フィルムの下には弾性膜が配置さ
    れていることを特徴とする請求項21〜23のうちいず
    れか1項記載のプローブ装置。
  25. 【請求項25】 請求項18〜24のうちのいずれか1
    項に記載のプローブ装置を用いてプローブ検査を行う方
    法であって、 ステージに半導体ウエハを保持し、製品チップとプロー
    ブカードのニードル用チップを位置合わせし、製品チッ
    プの電極にニードル用チップの突起部を接触させ、テス
    トヘッドから製品チップに電圧を印加し、製品チップか
    らの出力をテストヘッドに取り込むことにより、プロー
    ブ検査を行うことを特徴とするプローブ装置を用いた検
    査方法。
JP2001384454A 2001-12-18 2001-12-18 ニードル用チップ、ニードル用チップを備えた半導体ウエハ、プローブカード及びその製造方法、プローブ装置及びこれを用いた検査方法 Withdrawn JP2003188217A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007324226A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Mitsumi Electric Co Ltd 基板及びこれを利用した半導体装置検査装置
KR101034980B1 (ko) 2008-06-03 2011-05-17 가부시키가이샤 니혼 마이크로닉스 프로빙 장치

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