JP2003187694A - 隔壁形成方法、隔壁形成装置およびパネル - Google Patents

隔壁形成方法、隔壁形成装置およびパネル

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JP2003187694A JP2001389188A JP2001389188A JP2003187694A JP 2003187694 A JP2003187694 A JP 2003187694A JP 2001389188 A JP2001389188 A JP 2001389188A JP 2001389188 A JP2001389188 A JP 2001389188A JP 2003187694 A JP2003187694 A JP 2003187694A
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマ表示装置の輝度を向上することがで
きるパネルの隔壁を吐出部から隔壁材料を吐出して形成
する。 【解決手段】 吐出部52から隔壁材料を吐出すること
により基板9上に隔壁を形成する隔壁形成装置1におい
て、基板9を保持するステージ3の移動方向に垂直な方
向に吐出部52を揺動させる揺動機構4を設け、基板9
に波形の隔壁を形成する。ステージ3の移動は2回行わ
れ、2回目のステージ3の移動の際には、既に形成され
た隔壁の間に隔壁が形成される。また、1回目のステー
ジ3の移動の際に形成された隔壁と2回目のステージ3
の移動の際に形成された隔壁とはステージ3の移動方向
に関して対称に形成される。これにより、プラズマ表示
装置の輝度を向上することができるパネルを製造するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマ表示装
置、有機EL表示装置等の平面表示装置に使用されるパ
ネルの隔壁を形成する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プラズマ表示装置に用いられ
るリアパネルには様々な手法により隔壁が形成される。
隔壁形成の手法としては、サンドブラスト法、スクリー
ン印刷法、リフトオフ法等が知られており、近年、ノズ
ルから隔壁材料を吐出して隔壁を形成する手法(例え
ば、特開平9−92134号公報)も提案されている。
【0003】一方、プラズマ表示装置のパネルでは、隔
壁と隔壁との間に挟まれる領域に発光領域と非発光領域
とが交互に設けられる。そこで、非発光領域において隔
壁と隔壁との間隔を狭くするために波形の隔壁をサンド
ブラスト法にて作成する手法も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ノズルから
隔壁材料を吐出する手法(以下、「ノズル法」とい
う。)では、従来、ノズルのピッチと隔壁のピッチとを
一致させていたため、多数のノズルを基板に対して直進
させる必要があり、直線状(ストライプ状)の隔壁しか
形成することができなかった。したがって、発光に寄与
しない非発光領域を小さくすることができず、プラズマ
表示装置の輝度を向上することができなかった。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、ノズル法を用いつつ非発光領域の大きさを抑えた
隔壁を形成することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、平面表示装置用の基板上に隔壁を形成する隔壁形成
方法であって、基板の主面に沿う第1の方向へと吐出口
群を前記基板に対して相対的に移動させつつ前記吐出口
群から隔壁材料の吐出を開始する吐出開始工程と、前記
吐出口群からの隔壁材料の吐出を停止する吐出停止工程
とを有し、前記吐出開始工程から前記吐出停止工程まで
の間に、前記第1の方向に垂直かつ前記主面に平行な第
2の方向に前記吐出口群が前記基板に対して相対的に揺
動する。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の隔壁形成方法であって、前記吐出開始工程および前記
吐出停止工程を繰り返す繰返工程をさらに有し、1回目
の前記吐出開始工程および前記吐出停止工程により前記
基板上に形成された複数の第1隔壁のそれぞれと、2回
目の前記吐出開始工程および前記吐出停止工程により前
記基板上に形成された複数の第2隔壁のそれぞれとが、
互いに隣接するとともに前記第1の方向に関してほぼ対
称である。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の隔壁形成方法であって、もう1つの吐出口群を前記吐
出口群とともに移動させつつ前記もう1つの吐出口群か
ら隔壁材料の吐出を開始するもう1つの吐出開始工程
と、前記もう1つの吐出口群からの隔壁材料の吐出を停
止するもう1つの吐出停止工程とを有し、隔壁材料の吐
出が行われている間に、前記吐出口群の揺動に同期しつ
つ前記第2の方向に前記もう1つの吐出口群が揺動し、
前記吐出開始工程および前記吐出停止工程により前記基
板上に形成された複数の第1隔壁のそれぞれと、前記も
う1つの吐出開始工程および前記もう1つの吐出停止工
程により前記基板上に形成された複数の第2隔壁のそれ
ぞれとが、互いに隣接するとともに前記第1の方向に関
してほぼ対称である。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
3のいずれかに記載の隔壁形成方法であって、前記吐出
開始工程から前記吐出停止工程までの間において、前記
基板上に吐出された隔壁材料を順次硬化させる工程をさ
らに有する。
【0010】請求項5に記載の発明は、平面表示装置用
の基板上に隔壁を形成する隔壁形成装置であって、基板
に向けて隔壁材料を吐出する吐出口群が形成された吐出
部と、基板の主面に沿う第1の方向へと前記吐出部を前
記基板に対して相対的に移動させる移動機構と、前記第
1の方向に垂直かつ前記主面に平行な第2の方向に、前
記吐出部を前記基板に対して相対的に揺動させる揺動機
構とを備える。
【0011】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の隔壁形成装置であって、前記移動機構および前記揺動
機構の動作を同期させる制御部をさらに備え、前記吐出
部の1回目の移動により複数の第1隔壁が形成され、前
記吐出部の2回目の移動により複数の第2隔壁が形成さ
れ、前記制御部の制御により、前記複数の第2隔壁のそ
れぞれが、前記複数の第1隔壁のぞれぞれに隣接すると
ともに前記第1の方向に関してほぼ対称に形成される。
【0012】請求項7に記載の発明は、請求項5に記載
の隔壁形成装置であって、前記吐出部に対して前記第1
の方向に位置し、前記移動機構により前記吐出部ととも
に移動し、前記揺動機構により揺動するもう1つの吐出
部と、前記移動機構および前記揺動機構の動作を同期さ
せる制御部とをさらに備え、前記吐出部の揺動と同期し
て前記もう1つの吐出部が揺動し、前記吐出部の移動に
より複数の第1隔壁が形成され、前記もう1つの吐出部
の移動により複数の第2隔壁が形成され、前記制御部の
制御により、前記複数の第2隔壁のそれぞれが、前記複
数の第1隔壁のぞれぞれに隣接するとともに前記第1の
方向に関してほぼ対称に形成される。
【0013】請求項8に記載の発明は、請求項5に記載
の隔壁形成装置であって、前記移動機構および前記揺動
機構の動作を同期させる制御部をさらに備え、前記吐出
口群が、前記第2の方向に関して所定のピッチにて配列
された第1吐出口群と、前記第1吐出口群に対して半ピ
ッチずれて前記第2の方向に所定のピッチにて配列され
た第2吐出口群とを含み、前記第1吐出口群と前記第2
吐出口群との間の距離が、前記吐出部が整数倍の周期と
半周期との和だけ揺動する間に前記吐出部が移動する距
離にほぼ等しい。
【0014】請求項9に記載の発明は、平面表示装置用
の基板上に隔壁を形成する隔壁形成装置であって、基板
に向けて隔壁材料を吐出する第1ノズル群および第2ノ
ズル群を有する吐出部と、基板の主面に沿う第1の方向
に前記吐出部を前記基板に対して相対的に移動させる移
動機構と、前記第1の方向に垂直かつ前記主面に平行な
第2の方向に、前記第1ノズル群と前記第2ノズル群と
を個別に揺動させる揺動機構とを備える。
【0015】請求項10に記載の発明は、請求項5ない
し9のいずれかに記載の隔壁形成装置であって、前記吐
出部により形成された隔壁上を前記吐出部とともに移動
し、前記隔壁を順次硬化させる硬化部をさらに備える。
【0016】請求項11に記載の発明は、平面表示装置
用のパネルであって、基板と、前記基板上において吐出
口群から吐出された隔壁材料により形成された複数の隔
壁とを備え、前記複数の隔壁のそれぞれが所定の方向に
伸びる周期的な波形となっており、互いに隣接する隔壁
が前記所定の方向に関してほぼ対称である。
【0017】
【発明の実施の形態】<1. 第1の実施の形態>図1
は本発明の第1の実施の形態に係る隔壁形成装置1の概
略構成を示す図である。隔壁形成装置1は、プラズマ表
示装置のガラス基板(以下、「基板」という。)9に隔
壁を形成する装置であり、隔壁が形成された基板9は他
の工程を介してプラズマ表示装置の組立部品であるパネ
ル(通常、リアパネル)となる。
【0018】隔壁形成装置1では、基台11上にステー
ジ移動機構2が設けられ、ステージ移動機構2により基
板9を保持するステージ3が図1中に示すX方向に移動
可能とされる。基台11にはステージ3を跨ぐようにし
てフレーム12が固定され、フレーム12には揺動機構
4を介してヘッド部5が取り付けられる。
【0019】ステージ移動機構2は、モータ21にボー
ルねじ22が接続され、さらに、ステージ3に固定され
たナット23がボールねじ22に取り付けられた構造と
なっている。ボールねじ22の上方にはガイドレール2
4が固定され、モータ21が回転すると、ナット23と
ともにステージ3がガイドレール24に沿ってX方向に
滑らかに移動する。
【0020】揺動機構4はフレーム12に取り付けられ
たモータ41、モータ41の回転軸に接続されたボール
ねじ42、および、ボールねじ42に取り付けられたナ
ット43を有し、モータ41が回転することによりナッ
ト43が図1中のY方向に移動する。ナット43にはヘ
ッド部5のベース51が取り付けられ、これにより、ヘ
ッド部5全体がY方向に移動可能とされる。なお、ベー
ス51はフレーム12に固定されたガイドレール44に
接続され、ベース51がガイドレール44により滑らか
に案内される。
【0021】ヘッド部5は、ベース51の下面に基板9
上に隔壁材料を吐出する吐出部52、および、基板9に
向けて紫外線を照射する光照射部53を有し、吐出部5
2には逆止弁521を有する供給管522が取り付けら
れる。供給管522は分岐しており、一方がポンプ52
3に接続され、他方が制御弁524を介してタンク52
5に接続される。光照射部53は光ファイバ531を介
して紫外線を発生する光源ユニット532に接続され
る。
【0022】モータ21、モータ41、ポンプ523、
制御弁524および光源ユニット532は制御部6に接
続され、これらの構成が制御部6により制御されること
により、隔壁形成装置1による基板9上への隔壁形成が
行われる。
【0023】図2はノズル状の吐出部52の底面図であ
る。吐出部52の底面には基板9に向けて隔壁材料を吐
出する吐出口群71が形成されている。吐出口群71の
各吐出口711の形状および面積は、基板9上に形成さ
れる隔壁の形状に合わせて決定され、図2では矩形の吐
出口711の例を示している。
【0024】吐出口711は、Y方向に所定のピッチP
1にて形成され、ピッチP1は基板9上に形成される隔
壁のピッチP2(ただし、後述のように、隔壁は波形と
されるため、隔壁間の距離の平均値をピッチP2とす
る。)の2倍とされる。すなわち、吐出口群71からの
隔壁材料の1回の吐出では、必要な数の半数の隔壁のみ
が形成される。具体例としては、ピッチP1が600μ
mとされ、吐出口711のY方向の幅が50μm、X方
向の幅が400μmとされる。
【0025】図3は基板9上に隔壁が形成される様子を
示す側面図であり、図4は平面図(吐出口711および
吐出された隔壁材料のみを示す。)である。以下、図
1、図3および図4を参照して、隔壁形成装置1が隔壁
を形成する基本動作について説明する。
【0026】吐出部52からの隔壁材料の吐出は、図1
に示す逆止弁521、ポンプ523および制御弁524
により行われる。まず、制御部6の制御により制御弁5
24が開放された状態でポンプ523が吸引動作を行
う。このとき、逆止弁521により隔壁材料の逆流が阻
止されるため、タンク525からポンプ523へと隔壁
材料が引き込まれる。次に、制御部6の制御により制御
弁524が閉じられ、ポンプ523が押出動作を行う。
これにより、吐出部52から連続的に隔壁材料が吐出さ
れる。
【0027】隔壁材料の吐出が行われる際には、制御部
6がステージ移動機構2のモータ21を駆動制御し、ス
テージ3を図1中に2点鎖線にて示す位置から実線にて
示す位置へと矢印31にて示す方向に連続的に移動させ
る。その結果、基板9の主面に沿う(+X)方向へと吐
出口群71が基板9に対して相対的に移動し、図3に示
すように隔壁材料91は基板9上に順次付着して隔壁9
2が形成される。
【0028】また、吐出部52の進行方向(基板9に対
する相対的な進行方向)の後方には光照射部53が配置
されており、光照射部53が吐出部52とともに基板9
に対して相対的に移動しつつ光照射部53から紫外線が
出射されることにより、吐出直後の基板9上の隔壁材料
91に順次紫外線が照射される。隔壁材料91には紫外
線により硬化する樹脂が混入されており、光照射部53
が通過した後の隔壁92は安定した形状を保つことが実
現される。その結果、基板9上の隔壁92の形状が崩れ
てしまうことが防止され、基板9に付着する部位の長さ
(W)(Y方向の長さ)に対する高さ(H)(Z方向の
長さ)の比(H/W)(以下、「アスペクト比」とい
う。)の大きな隔壁92を形成することができる。
【0029】隔壁材料の吐出が行われている間には、さ
らに、揺動機構4によるヘッド部5の揺動も行われる。
揺動は、基板9の主面に平行であって吐出部52の相対
的移動方向に垂直なY方向に対して吐出口711のピッ
チP1の1/4以下の振幅にて行われる。例えば、基板
9に対するヘッド部5の(+X)方向への相対的移動速
度が10mm/s、ピッチP1が600μm、振動数が
約17Hzに設定され、揺動の振幅が120μm(振れ
幅240μm)に設定される。これにより、図4に示す
ように基板9上に形成される各隔壁92は、吐出口71
1の軌跡に沿った波形となる。なお、図4ではサインカ
ーブ状に形成された隔壁92を例示しているが、隔壁9
2は図4に示す形状に類似した他の形状(例えば、折れ
線状)であってもよい。
【0030】図5は図4中に示す矢印A−Aの位置での
基板9の断面を示す図である。ヘッド部5が基板9に対
して1回相対移動すると、図5に示すようにピッチP1
にて隔壁92が形成される。また、吐出直後に紫外線に
よる硬化が行われるため、アスペクト比が高いとともに
形状精度の高い隔壁92が形成される。なお、隔壁形成
時に行われる硬化は隔壁の形状を安定して保つことがで
きる程度のもので足りる。
【0031】図6は、隔壁形成装置1の動作の流れを示
す図である。隔壁形成装置1では、上述の隔壁を形成す
る動作が基板9上の同一領域に対して2回繰り返して行
われる。
【0032】まず、最初にステージ3が図1中に2点鎖
線にて示す初期位置へと移動し(ステップS11)、移
動途上のステージ3のX方向に関する位置と揺動中のヘ
ッド部5のY方向の位置との関係(すなわち、ステージ
3の移動とヘッド部5の揺動との関係)が設定される
(ステップS12)。なお、ヘッド部5の揺動は周期的
に行われるため、実際には、ステージ3が基準となる位
置を通過する際に揺動中のヘッド部5が特定の位置に位
置するように設定が行われる。例えば、ヘッド部5が単
振動を行う場合、ステージ3が基準となる位置を通過す
る際にヘッド部5が単振動の特定の位相に位置するよう
に設定が行われる。
【0033】その後、光照射部53から紫外線の出射が
開始され(ステップS13)、ステージ移動機構2によ
る(−X)方向へステージ3の移動が開始されるととも
にステージ3の移動と同期して揺動機構4によるヘッド
部5の揺動も開始される(ステップS14)。
【0034】ヘッド部5が基板9の端部近傍(図1にお
ける基板9の左端近傍)の吐出開始位置に差し掛かる
と、吐出部52から隔壁材料の吐出が開始され(ステッ
プS15)、これにより、図4に示すように周期的な波
形の複数の隔壁が形成される。やがて、ヘッド部5がも
う一方の端部近傍(図1における基板9の右端近傍)の
吐出停止位置に差し掛かると、吐出部52からの隔壁材
料の吐出が停止され(ステップS16)、ステージ3の
移動、ヘッド部5の揺動および紫外線の出射も停止され
る(ステップS17,S18)。
【0035】1回目の隔壁形成が完了すると、ヘッド部
5が吐出口711のピッチP1の半分の距離だけY方向
に移動し、ステップS11〜S18が繰り返される(ス
テップS19,S20)。すなわち、ステージ3が初期
位置へと戻り、ステージ3の移動、ヘッド部5の揺動、
隔壁材料の吐出、隔壁への紫外線照射が行われる。この
とき、ステップS12にてステージ3の移動とヘッド部
5の揺動との関係が変更される。具体的には、ステージ
3の移動に対するヘッド部5の揺動が反転される。な
お、ヘッド部5が単振動を行う場合、ステージ3の移動
に対する揺動の位相が180°シフトされる処理が行わ
れてもよい。
【0036】2回目のステージ3の移動が完了すると、
隔壁形成装置1による隔壁の形成が完了する。
【0037】図7は2回目のステージ3の移動により隔
壁が形成される様子を示す平面図である。図7では1回
目のステージ3の移動により形成された隔壁に符号92
aを付し、2回目のステージ3の移動により形成される
隔壁に符号92bを付している。
【0038】既述のように、2回目のステージ3の移動
の際には、吐出部52を有するヘッド部5が吐出口71
1のピッチP1の半分の距離だけ移動するため、複数の
隔壁92bは複数の隔壁92aの間に形成される。ま
た、1回目と2回目とではステージ3の位置に対するヘ
ッド部5の揺動位置(揺動の中心からY方向に移動した
距離)が反転されるため、複数の隔壁92bのそれぞれ
が、複数の隔壁92aのそれぞれに隣接するとともにX
方向に関して対称となる。なお、揺動の振幅はピッチP
1の1/4よりも僅かに小さく設定され、各隔壁の間に
は隙間が設けられる。
【0039】図8は、以上の処理により擬似的な格子状
の隔壁92が基板9上に形成され、さらに、別途、50
0〜600℃の温度で焼成されることにより製造される
プラズマ表示装置用のパネル90を示す図である。パネ
ル90がプラズマ表示装置の組立に用いられる際には、
隔壁92間の距離の長い領域が発光領域931とされ、
隔壁92間の距離の短い領域が非発光領域932とされ
る。
【0040】これにより、セル(1つの画素の1つの色
を受け持つ領域)間の放電干渉が抑制されるため、隔壁
を直線状に形成する場合に比べて非発光領域を小さくし
て発光領域の面積を大きくすることができる。その結
果、隔壁材料を吐出口から吐出することにより低コスト
にて隔壁を形成する技術を利用しつつプラズマ表示装置
の輝度を向上することが実現される。
【0041】<2. 第2の実施の形態>図9は第2の
実施の形態に係る隔壁形成装置の揺動機構4およびヘッ
ド部5を示す図である。なお、隔壁形成装置の他の部位
の構成は第1の実施の形態と同様であり、以下、同符号
を付して説明する。
【0042】第2の実施の形態に係る隔壁形成装置で
は、揺動機構4がフレーム12に取り付けられた2つの
揺動機構要素4a,4bを有する。各揺動機構要素4
a,4bは第1の実施の形態と同様の構造をしており、
揺動機構要素4aはモータ41a、ボールねじ42a、
ナット43aおよびガイドレール44aを有し、揺動機
構要素4bはモータ41b、ボールねじ42b、ナット
43bおよびガイドレール44bを有する。
【0043】ヘッド部5は、(+X)側から順に第1吐
出部52a、第2吐出部52b並びに光照射部53を有
し、第1吐出部52aはベース51aに取り付けられ、
ベース51aはナット43aに接続される。第2吐出部
52bおよび光照射部53はベース51bに取り付けら
れ、ベース51bはナット43bに接続される。これに
より、第1吐出部52aおよび第2吐出部52bは、2
つの揺動機構要素4a,4bにより個別に揺動すること
が可能とされている。また、ステージ3が移動すると、
第2吐出部52bとともに第1吐出部52aが基板9に
対して相対的に移動することとなる。
【0044】図10は隔壁形成装置の動作の流れを示す
図であり、図11は、図9に示す揺動機構4およびヘッ
ド部5により隔壁が形成される様子を示す平面図であ
る。
【0045】まず、ステージ3が初期位置へと移動し
(ステップS21)、光照射部53からの紫外線の出射
が開始される(ステップS22)。そして、ステージ3
の(−X)方向への移動、並びに、ヘッド部5の揺動
(すなわち、第1吐出部52aおよび第2吐出部52b
の個別揺動)が開始される(ステップS23)。このと
き、ステージ3の移動と、揺動機構要素4aおよび揺動
機構要素4bの揺動との関係は予め設定されており、こ
の設定に従って制御部6(図1参照)がモータ21、モ
ータ41aおよびモータ41bの同期制御を行う。
【0046】その後、第1吐出部52aが基板9の端部
近傍(図1における基板9の左端近傍)の吐出開始位置
に差し掛かると、第1吐出部52aから隔壁材料の吐出
が開始され(ステップS24)、さらに第2吐出部52
bが基板9上の吐出開始位置に差し掛かると、第2吐出
部52bから隔壁材料の吐出が開始される(ステップS
25)。これらの吐出開始は同時に行われてもよいが、
上述のように順次行うことにより、全ての隔壁の始端を
基板9上の吐出開始位置に一致させることが実現され
る。
【0047】第1吐出部52aおよび第2吐出部52b
の揺動は、図11に示すように第1吐出部52aにより
形成される複数の隔壁92aのそれぞれが、第2吐出部
52bにより形成される複数の隔壁92bのそれぞれに
干渉することなく隣接し、かつ、X方向(基板9に対す
るヘッド部5の相対的移動方向)に関して対称となるよ
うに制御される。すなわち、第1吐出部52aの吐出口
711aと第2吐出部52bの吐出口711bとの間の
距離をL1とした場合、第2吐出部52bは距離L1に
対応する揺動周期だけ遅れるとともに第1吐出部52a
とは対称に(単振動の場合には180°位相が遅れるこ
とと同等)揺動する。
【0048】また、光照射部53は隔壁92aおよび隔
壁92bの双方に対して紫外線を順次照射し、両隔壁9
2a,92bを一括して硬化させる。これにより、第1
の実施の形態と同様にアスペクト比の高い隔壁が形成さ
れる。
【0049】隔壁の形成が行われつつ第1吐出部52a
が基板9のもう一方の端部近傍(図1における基板9の
右端近傍)の吐出停止位置に差し掛かると、第1吐出部
52aからの隔壁材料の吐出が停止され(ステップS2
6)、さらに第2吐出部52bが基板9上の吐出停止位
置に差し掛かると、第2吐出部52bからの隔壁材料の
吐出が停止される(ステップS27)。これらの吐出停
止も同時に行われてよいが、順次行うことにより全ての
隔壁の終端を基板9上の吐出停止位置に一致させること
が実現される。
【0050】吐出が停止すると、ステージ3の移動およ
びヘッド部5の揺動(すなわち、第1吐出部52aおよ
び第2吐出部52bの揺動)が停止し(ステップS2
8)、紫外線の出射も停止される(ステップS29)。
【0051】以上のように、第2の実施の形態に係る隔
壁形成装置では、ステージ3の1回の移動により(すな
わち、ヘッド部5が基板9に対して相対的に1回移動す
ることにより)、ヘッド部5が走査する領域に必要な全
ての波形の隔壁を形成することができる。これにより、
非発光領域を縮小することができる隔壁を短時間で形成
することが実現される。
【0052】<3. 第3の実施の形態>図12は第3
の実施の形態に係る隔壁形成装置において、吐出部52
が基板9に隔壁材料を吐出する様子を示す平面図であ
る。第3の実施の形態に係る隔壁形成装置では、吐出部
52が2列に並ぶ第1吐出口群71aおよび第2吐出口
群71bを有するという点で相違する。
【0053】第1吐出口群71aは第2の実施の形態に
おける第1吐出部52aの一群の吐出口711aと同様
の役割を果たし、第2吐出口群71bは第2の実施の形
態における第2吐出部52bの一群の吐出口711bと
同様の役割を果たす(図12において吐出口に上記符号
を付している。)。すなわち、第3の実施の形態におけ
る吐出部52は第2の実施の形態における第1吐出部5
2aおよび第2吐出部52bを一体としたものとなって
いる。また、隔壁形成装置の動作も吐出部52が1つで
あるという点を除いて図10と同様であり、形成される
隔壁は光照射部53からの紫外線により一括して硬化さ
れる。
【0054】図12に示す吐出部52では、第1吐出口
群71aと第2吐出口群71bとは同様の揺動を同時に
行うこととなる。したがって、図12に示すように揺動
の中心から1/4周期移動するごとに吐出口が基板9上
に描く第1ないし第4軌跡921〜924を考えた場
合、第1軌跡921と第2軌跡922とは第1軌跡92
1の終点を中心にY方向(揺動方向)に関して対称とさ
れ、第2軌跡922と第3軌跡923とは第2軌跡92
2の終点を中心に点対称とされ、第3軌跡923と第4
軌跡924とは第3軌跡923の終点を中心にY方向に
関して対称とされ、第4軌跡924と次の周期の第1軌
跡921とは第4軌跡924の終点を中心に点対称とさ
れる。さらに、第1吐出口群71aと第2吐出口群71
bとの間の距離L2は吐出部52が整数倍の周期と半周
期との和だけ揺動する間に吐出部52が移動する距離に
ほぼ等しくされる。
【0055】これにより、第1吐出口群71aにより形
成される複数の隔壁92aのそれぞれが、第2吐出口群
71bにより形成される複数の隔壁92bのそれぞれに
隣接し、かつ、X方向(基板9に対するヘッド部5の相
対的移動方向)に関して対称となる。なお、隔壁92a
と隔壁92bとはX方向に関して厳密に対称とされる必
要はないことから、上述の軌跡の条件および距離L2の
条件は緩やかに満たされるのみで足りる。
【0056】以上のように、第3の実施の形態に係る隔
壁形成装置では、1つの吐出部52のみを用いてステー
ジ3の1回の移動により(すなわち、ヘッド部5が基板
9に対して相対的に1回移動することにより)、ヘッド
部5が走査する領域に必要な全ての波形の隔壁を形成す
ることができる。これにより、隔壁形成装置の製造コス
トの削減を図りつつ、非発光領域を縮小することができ
る隔壁を短時間で形成することが実現される。
【0057】<4. 第4の実施の形態>図13は第4
の実施の形態に係る隔壁形成装置の吐出部52の先端を
示す図である。なお、装置の他の構成は第1の実施の形
態と同様であり、装置の動作は図6におけるステップS
11〜S18と同様である。
【0058】第4の実施の形態に係る隔壁形成装置で
は、吐出部52の先端に第1ノズル527aと第2ノズ
ル527bとが交互に形成されており、第1ノズル52
7aの先端に第1吐出口711aが形成され、第2ノズ
ル527bの先端に第2吐出口711bが形成される。
各ノズルはPZT等のピエゾ素子により形成されてお
り、各ノズルの側面には1対の電極528が形成され
る。
【0059】一群の第1ノズル527a(以下、「第1
ノズル群」という。)のそれぞれには制御部6(図1参
照)により同様の電圧が電極間に付与され、第1ノズル
群がY方向(すなわち、基板9に対してヘッド部5が相
対的に移動する方向に垂直な方向)に一様に揺動する。
一群の第2ノズル527b(以下、「第2ノズル群」と
いう。))のそれぞれにも同様の電圧が電極間に付与さ
れ、第2ノズル群もY方向に一様に揺動する。これによ
り、第1ノズル群と第2ノズル群とが個別に揺動制御さ
れる。
【0060】第1ノズル527aと第2ノズル527b
とは制御部6により互いに反対方向に揺動するように制
御される。その結果、第1ノズル群と第2ノズル群とが
個別に揺動制御されつつ複数の第1吐出口711aおよ
び複数の第2吐出口711bから隔壁材料が基板9に向
けて吐出されることにより、X方向に移動する基板9上
に図8に例示するように隔壁が形成される。すなわち、
第1ノズル群により形成される複数の隔壁のそれぞれ
が、第2ノズル群により形成される複数の隔壁のそれぞ
れに隣接し、かつ、X方向に関して対称とされる。
【0061】以上のように、第4の実施の形態に係る隔
壁形成装置では、1つの吐出口が形成された微小なノズ
ルを揺動させることにより、1つの吐出部52のみを用
いてステージ3の1回の移動により(すなわち、ヘッド
部5が基板9に対して相対的に1回移動することによ
り)、ヘッド部5が走査する領域に必要な全ての波形の
隔壁を形成することができる。これにより、隔壁形成装
置の小型化を図りつつ非発光領域を縮小することができ
る隔壁を短時間で形成することが実現される。
【0062】なお、各ノズルの揺動は独立に制御するこ
とも可能であることから、第1ノズル群および第2ノズ
ル群がY方向に関して直線状に設けられる必要はない。
もちろん、第1ノズル群と第2ノズル群とをY方向(揺
動方向)に一直線状に設けることにより、隔壁材料の吐
出制御を各ノズルに対して独立に行うことなく全ての隔
壁の始端と終端とを一致させることができる。
【0063】<5. 変形例>以上、本発明の実施の形
態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に
限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
【0064】隔壁形成装置はプラズマ表示装置に用いら
れるパネルの製造のみならず、有機EL表示装置等の他
の平面表示装置(FPD)に用いられる隔壁を有するパ
ネルの製造に利用することができ、これにより平面表示
装置の輝度を向上することができる。なお、基板9もガ
ラス基板には限定されない。
【0065】上記実施の形態では、ステージ3が移動す
ることによりヘッド部5が基板9に対して相対的に移動
するが、ステージ3が固定され、ヘッド部5が移動して
もよい。また、吐出部の幅は基板9を横切る長さ以下で
あってもよく、この場合、吐出部の基板9に対する移動
方向に垂直な方向(図1におけるY方向)に吐出部が移
動して他の領域に対して繰り返し隔壁材料の吐出が行わ
れる。
【0066】さらに、ヘッド部5の基板9に対する移動
方向は一方向に限定されるものではなく、隔壁材料を吐
出しながら往復移動が行われてもよい。この場合、例え
ば、吐出部52の両側に光照射部53を配置して移動方
向の後方の光照射部53のみが点灯されたり、あるい
は、移動方向に応じてヘッド部5の回転が行われる。
【0067】また、吐出部の揺動も基板9に対して相対
的に行われてよい。例えば、第1の実施の形態や第3の
実施の形態においてヘッド部5を移動させながらステー
ジ3が揺動してもよい。
【0068】図8に示すパネル90では表示装置の組立
において他のパネルと封着される際の排気を速やかに行
うために隔壁92が互いに離れているが、図14に示す
ように互いに隣接する隔壁92a,92bが接してもよ
い。
【0069】上記実施の形態の説明に用いた図ではサイ
ンカーブ状の隔壁を例示したが、隔壁により擬似的な格
子模様が形成されるのであるならば、他の形状(例え
ば、半周期が台形、三角形等の折線状)であってもよ
く、隣接する隔壁同士が隔壁の伸びる方向に対して完全
に対称である必要もない。図15は、隔壁がサインカー
ブとなっている場合に、隔壁92aに対して隔壁92b
を僅かに隔壁の形成方向にずらすことにより、意図的に
互いに隣接する隔壁92aと隔壁92bとの間に確実に
隙間が設けられる様子を例示する図である。
【0070】上記実施の形態では、紫外線により吐出直
後の基板9上の隔壁を硬化させているが、隔壁の硬化は
紫外線や他の種類の光によるものに限定されず、例え
ば、隔壁に熱、酸素ガス、多湿ガス等を付与することに
より硬化が行われてもよい。
【0071】第4の実施の形態では、ピエゾ素子により
ノズルを揺動させるようにしているが、ノズルは他の種
類の電歪材料により揺動してもよく、バイメタル等のよ
うに熱により変形する材料に電流を流して抵抗熱と放熱
とを繰り返すことによりノズルが揺動してもよい。さら
には、磁歪材料がノズルに用いられてもよい。
【0072】吐出口の形状も適宜変更されてよく、例え
ば、吐出口の形状が楕円、三角形、多角形等であっても
よい。
【0073】
【発明の効果】請求項1の発明では、基板上に周期的な
波形の隔壁を形成することができる。
【0074】請求項2ないし11の発明では、平面表示
装置の非発光領域を抑えることにより、表面表示装置の
輝度を向上することができる。
【0075】また、請求項3、並びに、請求項7ないし
9の発明では、隔壁を短時間で形成することができる。
【0076】また、請求項4および10の発明では、基
板に付着する部位の長さに対する高さの比が大きい隔壁
を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る隔壁形成装置の概略構
成を示す図である。
【図2】吐出部の底面図である。
【図3】基板上に隔壁が形成される様子を示す側面図で
ある。
【図4】基板上に隔壁が形成される様子を示す平面図で
ある。
【図5】図4中に示す矢印A−Aの位置での基板の断面
を示す図である。
【図6】隔壁形成装置の動作の流れを示す図である。
【図7】2回目のステージの移動により隔壁が形成され
る様子を示す平面図である。
【図8】パネルを示す図である。
【図9】第2の実施の形態に係る隔壁形成装置の揺動機
構およびヘッド部を示す図である。
【図10】隔壁形成装置の動作の流れを示す図である。
【図11】隔壁が形成される様子を示す平面図である。
【図12】第3の実施の形態における吐出部が基板に隔
壁材料を吐出する様子を示す平面図である。
【図13】第4の実施の形態に係る隔壁形成装置の吐出
部の先端を示す図である。
【図14】隔壁の他の様子を示す図である。
【図15】隔壁の他の様子を示す図である。
【符号の説明】
1 隔壁形成装置 2 移動機構 4 揺動機構 4a,4b 揺動機構要素 6 制御部 9 基板 52,52a,52b 吐出部 53 光照射部 71 吐出口群 71a 第1吐出口群 71b 第2吐出口群 90 パネル 92,92a,92b 隔壁 527a 第1ノズル 527b 第2ノズル 528 電極 711a 第1吐出口 711b 第2吐出口 S11〜S19,S22〜S29 ステップ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面表示装置用の基板上に隔壁を形成す
    る隔壁形成方法であって、 基板の主面に沿う第1の方向へと吐出口群を前記基板に
    対して相対的に移動させつつ前記吐出口群から隔壁材料
    の吐出を開始する吐出開始工程と、 前記吐出口群からの隔壁材料の吐出を停止する吐出停止
    工程と、を有し、 前記吐出開始工程から前記吐出停止工程までの間に、前
    記第1の方向に垂直かつ前記主面に平行な第2の方向に
    前記吐出口群が前記基板に対して相対的に揺動すること
    を特徴とする隔壁形成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の隔壁形成方法であっ
    て、 前記吐出開始工程および前記吐出停止工程を繰り返す繰
    返工程をさらに有し、 1回目の前記吐出開始工程および前記吐出停止工程によ
    り前記基板上に形成された複数の第1隔壁のそれぞれ
    と、2回目の前記吐出開始工程および前記吐出停止工程
    により前記基板上に形成された複数の第2隔壁のそれぞ
    れとが、互いに隣接するとともに前記第1の方向に関し
    てほぼ対称であることを特徴とする隔壁形成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の隔壁形成方法であっ
    て、 もう1つの吐出口群を前記吐出口群とともに移動させつ
    つ前記もう1つの吐出口群から隔壁材料の吐出を開始す
    るもう1つの吐出開始工程と、 前記もう1つの吐出口群からの隔壁材料の吐出を停止す
    るもう1つの吐出停止工程と、を有し、 隔壁材料の吐出が行われている間に、前記吐出口群の揺
    動に同期しつつ前記第2の方向に前記もう1つの吐出口
    群が揺動し、 前記吐出開始工程および前記吐出停止工程により前記基
    板上に形成された複数の第1隔壁のそれぞれと、前記も
    う1つの吐出開始工程および前記もう1つの吐出停止工
    程により前記基板上に形成された複数の第2隔壁のそれ
    ぞれとが、互いに隣接するとともに前記第1の方向に関
    してほぼ対称であることを特徴とする隔壁形成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の隔
    壁形成方法であって、 前記吐出開始工程から前記吐出停止工程までの間におい
    て、前記基板上に吐出された隔壁材料を順次硬化させる
    工程をさらに有することを特徴とする隔壁形成方法。
  5. 【請求項5】 平面表示装置用の基板上に隔壁を形成す
    る隔壁形成装置であって、 基板に向けて隔壁材料を吐出する吐出口群が形成された
    吐出部と、 基板の主面に沿う第1の方向へと前記吐出部を前記基板
    に対して相対的に移動させる移動機構と、 前記第1の方向に垂直かつ前記主面に平行な第2の方向
    に、前記吐出部を前記基板に対して相対的に揺動させる
    揺動機構と、を備えることを特徴とする隔壁形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の隔壁形成装置であっ
    て、 前記移動機構および前記揺動機構の動作を同期させる制
    御部をさらに備え、 前記吐出部の1回目の移動により複数の第1隔壁が形成
    され、前記吐出部の2回目の移動により複数の第2隔壁
    が形成され、 前記制御部の制御により、前記複数の第2隔壁のそれぞ
    れが、前記複数の第1隔壁のぞれぞれに隣接するととも
    に前記第1の方向に関してほぼ対称に形成されることを
    特徴とする隔壁形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の隔壁形成装置であっ
    て、 前記吐出部に対して前記第1の方向に位置し、前記移動
    機構により前記吐出部とともに移動し、前記揺動機構に
    より揺動するもう1つの吐出部と、 前記移動機構および前記揺動機構の動作を同期させる制
    御部と、をさらに備え、 前記吐出部の揺動と同期して前記もう1つの吐出部が揺
    動し、前記吐出部の移動により複数の第1隔壁が形成さ
    れ、前記もう1つの吐出部の移動により複数の第2隔壁
    が形成され、 前記制御部の制御により、前記複数の第2隔壁のそれぞ
    れが、前記複数の第1隔壁のぞれぞれに隣接するととも
    に前記第1の方向に関してほぼ対称に形成されることを
    特徴とする隔壁形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の隔壁形成装置であっ
    て、 前記移動機構および前記揺動機構の動作を同期させる制
    御部をさらに備え、 前記吐出口群が、前記第2の方向に関して所定のピッチ
    にて配列された第1吐出口群と、前記第1吐出口群に対
    して半ピッチずれて前記第2の方向に所定のピッチにて
    配列された第2吐出口群とを含み、 前記第1吐出口群と前記第2吐出口群との間の距離が、
    前記吐出部が整数倍の周期と半周期との和だけ揺動する
    間に前記吐出部が移動する距離にほぼ等しいことを特徴
    とする隔壁形成装置。
  9. 【請求項9】 平面表示装置用の基板上に隔壁を形成す
    る隔壁形成装置であって、 基板に向けて隔壁材料を吐出する第1ノズル群および第
    2ノズル群を有する吐出部と、 基板の主面に沿う第1の方向に前記吐出部を前記基板に
    対して相対的に移動させる移動機構と、 前記第1の方向に垂直かつ前記主面に平行な第2の方向
    に、前記第1ノズル群と前記第2ノズル群とを個別に揺
    動させる揺動機構と、を備えることを特徴とする隔壁形
    成装置。
  10. 【請求項10】 請求項5ないし9のいずれかに記載の
    隔壁形成装置であって、 前記吐出部により形成された隔壁上を前記吐出部ととも
    に移動し、前記隔壁を順次硬化させる硬化部をさらに備
    えることを特徴とする隔壁形成装置。
  11. 【請求項11】 平面表示装置用のパネルであって、 基板と、 前記基板上において吐出口群から吐出された隔壁材料に
    より形成された複数の隔壁と、を備え、 前記複数の隔壁のそれぞれが所定の方向に伸びる周期的
    な波形となっており、互いに隣接する隔壁が前記所定の
    方向に関してほぼ対称であることを特徴とするパネル。
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