JP2003187476A - 光ピックアップ調節装置及びこれを備える光記録再生装置 - Google Patents

光ピックアップ調節装置及びこれを備える光記録再生装置

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JP2003187476A JP2002081225A JP2002081225A JP2003187476A JP 2003187476 A JP2003187476 A JP 2003187476A JP 2002081225 A JP2002081225 A JP 2002081225A JP 2002081225 A JP2002081225 A JP 2002081225A JP 2003187476 A JP2003187476 A JP 2003187476A
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  • Optics & Photonics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ピックアップのチルト、及び光ピックアッ
プと光ディスク間の距離を調節することができる光ピッ
クアップ調節装置及びこれを備える光記録再生装置を提
供する。 【解決手段】 光ピックアップ(30)を案内するメインシ
ャフト(14)及びサブシャフト(16)の両端がそれぞれ調節
器(50)によりデックベース(10)上に上下調節可能に支持
される。前記調節器は、前記デックベースに形成された
開口孔(12)の角部にそれぞれ固定され、内部には下方に
開放した空間部が設けられ、一側面には前記メインシャ
フト又はサブシャフトの一端部が収容される収容溝(52
a)が形成された支持部材(52)と、該支持部材とメインシ
ャフト又はサブシャフトの端部との間に介在され、メイ
ンシャフト又はサブシャフトの端部を下方に付勢するス
プリング(54)と、前記支持部材の底面に結合され、前記
メインシャフト又はサブシャフトが下方に離脱しないよ
うにするベースプレート(56)と、該ベースプレートに締
結され、前記メインシャフト又はサブシャフトを上方に
移動させる調節ネジ(58)とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は光記録再生装置に関
わり、より詳しくは回転する光ディスクの変形を感知
し、光ピックアップのチルト（傾き）だけでなく高さも
自由に調節できるように構成された光ピックアップ調節
装置及びこれを備える光記録再生装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、光記録再生装置は光学系を用い
てディスクに対し所定の情報の書き込みや読み取りを行
う装置である。
【０００３】このような光記録再生装置において、光デ
ィスクはディスクローディング装置によりターンテーブ
ル上に安着され、スピンドルモータにより所定の速度で
回転される。そして、ディスクが回転している間、光ピ
ックアップはディスクの半径方向に移動しながらディス
クにレーザービームを照射して光信号の読み取りや情報
の書き込みを行う。
【０００４】この際に、光ピックアップから照射される
レーザービーム、つまり光軸はディスクの面に垂直な状
態を維持しなければならず、光ピックアップは光ディス
クの面に対し常に一定の距離と平行状態を維持しながら
移動しなければならない。仮に、ある外部要因、つまり
ディスクの撓みや組立誤差などによって、結果的に光ピ
ックアップが光ディスクの面に対し一定の距離及び平行
状態を維持することができなくなると、ディスクに対し
情報の書き込みや読み取りを行うことができない事態が
生ずる。
【０００５】従って、光記録再生装置には、光ピックア
ップが光ディスクに対して平行状態を維持し得るように
チルトを調整するための光ピックアップのチルト調節装
置が設けられている。
【０００６】韓国特許公開番号第２０００−７２９２２
号は従来のチルト調節装置が適用された光記録再生装置
を開示している。
【０００７】図５は前記特許の光記録再生装置を示す斜
視図である。同図に示すように、デックベース１の上面
にはスピンドルモータ２が設けられており、このモータ
ーの軸には、光ディスクが安着されるターンテーブル３
が結合されている。光ピックアップ４は、デックベース
１の開口孔１ａを横切り、かつ、その両端がデックベー
ス１にそれぞれ支持された１対のガイドシャフト５、
５′に移動可能に設置されている。
【０００８】そして、１対のガイドシャフト５、５′の
うち、一本のガイドシャフト５はその両端が螺旋形調整
溝８ａを有する固定ホルダ８、８′を介してデックベー
ス１にそれぞれ支持されている。そして、他の一本のガ
イドシャフト５′の一端は固定部材９によりデックベー
ス１に支持されており、他端は螺旋形調整溝８ａを有す
る固定ホルダ８″によりデックベース１に支持されてい
る。即ち、１対のガイドシャフト５、５′の両端部はそ
れぞれ固定ホルダ８、８′、８″の螺旋形調整溝８ａに
収容されているので、固定ホルダを回転させると、ガイ
ドシャフトは上下方向に動くことになる。
【０００９】しかしながら、このように構成された従来
の光記録再生装置では、光ピックアップのチルトを調整
して光ディスクと光ピックアップとの平行状態を維持す
ることはできるものの、光ディスクと光ピックアップ間
の距離の調整はできないという問題点があった。
【００１０】すなわち従来は、組立の際にターンテーブ
ルとスピンドルモータ軸の強制嵌め合わせにより光ディ
スクと光ピックアップ間の距離を調節したため、誤差が
頻繁に発生していた。このような光ディスクと光ピック
アップ間の距離偏差は、光学系の距離変化を引き起こし
て光効率を低下させ、光ディスクの再生エラーの発生原
因となるため、不良製品の発生要因となり一定の損失を
招いていた。
【００１１】このような問題点は、高密度の光貯蔵媒体
が持続的に開発されるに従い一層顕著となるため、迅速
な改善が求められる。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した従来
の問題点を解決するためになされたもので、その目的は
光ピックアップのチルト（傾き）を自由に調節すること
ができるだけでなく、光ピックアップと光ディスク間の
距離も自在に調節できる光ピックアップ調節装置を提供
することにある。
【００１３】本発明の他の目的は、前記光ピックアップ
調節装置を備える光記録再生装置を提供することにあ
る。
【００１４】
【課題を解決するための手段】前記のような本発明の目
的は、光ディスクの情報の読み取り又は光ディスクへ情
報の書き込みを行う光ピックアップ（３０）を案内する
メインシャフト（１４）およびサブシャフト（１６）の
両端部がそれぞれ調節器（５０）によりデックベース
（１０）上に上下調節できるように設けられ、前記メイ
ンシャフト及びサブシャフトのチルト（傾き）及び高さ
の調節により、光ピックアップと光ディスク間の平行状
態及び距離を調節することができるように構成される光
ピックアップ調節装置により達成される。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
をより詳細に説明する。
【００１６】図１は本発明による光ピックアップ調節装
置が適用された光記録再生装置のデックベース組立体を
示す平面図であり、図２は図１の底面図であり、図３は
図１の概略側面図である。また、図４は本発明におい
て、光ピックアップが案内されるメインシャフトの一端
部を上下調節可能に支持する調節器の構成を示す分離斜
視図である。
【００１７】これらの図に示すように、デックベース１
０の中間部に開口孔１２が形成され、この開口孔１２の
両側には、互いに平行したメインシャフト１４とサブシ
ャフト１６が配置され、このメインシャフト１４とサブ
シャフト１６の両端は調節器５０により上下調節可能に
支持される。
【００１８】また、デックベース１０には、開口孔１２
に隣接する位置に、スピンドルモータ２０により回転す
るターンテーブル２２が設置されている。このターンテ
ーブルには光ディスク“Ｄ”が安着され一緒に回転する
ことになる（図３参照）。
【００１９】そして、このメインシャフト１４とサブシ
ャフト１６には、これらに沿って水平移動するように光
ピックアップ３０が設けられる。対物レンズ３２を有す
る光ピックアップ３０の移動は多数のギヤにより達成さ
れる。
【００２０】即ち、デックベース１０の底面にはステッ
ピングモータ４０が取り付けられ、このステッピングモ
ータ４０の軸はデックベース１０の上方に貫通し、その
端部に駆動ギヤ４２が結合される。この駆動ギヤ４２の
回転力は中継ギヤ４４を介して従動ギヤ４６に伝達さ
れ、この従動ギヤ４６の回転力は光ピックアップ３０の
一側に設けられたラック３４に伝達され、ラック３４が
メインシャフト１４に沿って水平に直線往復運動しなが
ら光ピックアップ３０を移動させることになる。
【００２１】ここで、メインシャフト１４とサブシャフ
ト１６のチルト（傾き）及び高さは調節器５０により調
節される。
【００２２】図４に示したたようにこの調節器５０は、
支持部材５２、スプリング５４、ベースプレート５６及
び調節ネジ５８からなる。
【００２３】支持部材５２はメインシャフト１４及びサ
ブシャフト１６の端部、つまりデックベース１０に形成
された開口孔１２の４箇所の角部付近にそれぞれ固定さ
れ、その内部には下方に開放された空間部が形成され、
一側面には、前記メインシャフト又はサブシャフトの端
部が収容され支持されるように、収容溝５２ａが形成さ
れている。
【００２４】また支持部材５２には、固定ネジ５６ａに
よりデックベース１０に固定できるように、固定片５２
ｂが側方に延設されている。
【００２５】スプリング５４は、メインシャフト１４及
びサブシャフト１６を下方に付勢するために、支持部材
５２とメインシャフト又はサブシャフトとの間に介在さ
れる。
【００２６】ベースプレート５６は、メインシャフト１
４及びサブシャフト１６が支持部材５２から下方に離脱
することを防止するため、前記固定ネジ５６ａにより支
持部材５２の底面に結合される。
【００２７】調節ネジ５８は、メインシャフト１４又は
サブシャフト１６を下方から支え、メインシャフト１４
及びサブシャフト１６を上下方向に移動させためにベー
スプレート５６に締結される。
【００２８】次に、このように構成された本発明の作用
効果を説明する。
【００２９】本発明では、メインシャフト１４及びサブ
シャフト１６の両端部に、それらを乗降可能にする調節
器５０が設けられるので、光ピックアップ３０のチルト
及び高さを自由に調節することができる。
【００３０】即ち、光ディスク“Ｄ”のチルト変形によ
り光ピックアップ３０との平行状態が破れた場合には、
三つの調節ネジ５８を緩めるか又は締めることにより、
即ちメインシャフト１４及びサブシャフト１６の一端を
調節するか又はサブシャフト１６の両端を調節すること
で光ピックアップ３０の水平状態を調節する。
【００３１】また、スピンドルモータ２０にターンテー
ブル２２を組み付けるときに発生する組立誤差により光
ピックアップ３０と光ディスク“Ｄ”間の距離“ｄ”
（図３参照）の偏差が発生する場合には、メインシャフ
ト１４とサブシャフト１６の両端に設けられた各々の調
節ネジ５８を一様に締めるか緩めてメインシャフト１４
とサブシャフト１６の高さを調節することにより、光ピ
ックアップの高さを自由に調節することになる。
【００３２】このように、本発明は、光ピックアップ３
０のチルト及び高さを自由に調節し、光ディスクと光ピ
ックアップ間の平行状態及び距離“ｄ”を一定に維持す
ることができるので、光ディスクの再生・記録時に生じ
る書き込み／読み取りエラーを最小に減らすことができ
るばかりでなく、優秀な機能の光学系を得ることができ
る。
【００３３】また、強制嵌め合わせ方式でターンテーブ
ルをスピンドルモータに結合させるときに生じる組立公
差による光ディスクと光ピックアップ間の距離偏差を、
メインシャフト１４及びサブシャフト１６の高さ調節に
より相殺することができるので、面振動の酷い傾きなど
の悪条件の光ディスクの再生ができるだけでなく、光学
系の設計範囲を広げることができる。
【００３４】さらに、ターンテーブルとスピンドルモー
タの組立後にも光ディスクの光ピックアップ間の距離偏
差を自由に補正することができるので、組立時間の短縮
ができ、これにより作業能率が向上する利点がある。
【００３５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ピック
アップ調節装置は、調節器により光ピックアップのチル
ト及び高さを自由に調節することができるので、光ディ
スクと光ディスク間には常に一定の距離と水平状態が維
持され、よって、光ディスクの再生時等に生じるエラー
が格段に減少する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の光ピックアップ調節装置が適用された
光記録再生装置のデックベース組立体を示す平面図であ
る。
【図２】図１の底面図である。
【図３】図１の概略側面図である。
【図４】本発明において、光ピックアップが案内される
メインシャフトの一端部を上下調節可能に支持する調節
器の構成を示す分離斜視図である。
【図５】従来のチルト調整装置が適用された光記録再生
装置の斜視図である。
【符号の説明】
１０ デックベース １２ 開口孔 １４ メインシャフト １６ サブシャフト ２０ スピンドルモータ ２２ ターンテーブル ３０ 光ピックアップ ３２ 対物レンズ ３４ ラック ４０ ステッピングモータ ４２ 駆動ギヤ ４４ 中継ギヤ ４６ 従動ギヤ ５０ 調節器 ５２ 支持部材 ５２ａ 収容溝 ５２ｂ 固定片 ５４ スプリング ５６ ベースプレート ５６ａ 固定ネジ ５８ 調節ネジ Ｄ 光ディスク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 光ディスクの情報の読み取り又は光ディ
    スクへ情報の書き込みを行う光ピックアップ（３０）を
    案内するメインシャフト（１４）およびサブシャフト
    （１６）の両端部がそれぞれ調節器（５０）によりデッ
    クベース（１０）上に上下調節できるように設けられ、
    前記メインシャフト及びサブシャフトのチルト（傾き）
    及び高さの調節により、光ピックアップと光ディスク間
    の平行状態及び距離を調節することができるように構成
    される、ことを特徴とする光ピックアップ調節装置。
  2. 【請求項２】 前記調節器（５０）は、 前記デックベース（１０）に形成された開口孔（１２）
    の角部の付近にそれぞれ固定され、内部には下方に開放
    した空間部が設けられ、一側面には前記メインシャフト
    （１４）又はサブシャフト（１６）の一端部が収容され
    る収容溝（５２ａ）が形成された支持部材（５２）と、 該持部材と前記メインシャフト又はサブシャフトの端部
    との間に介在し、メインシャフト又はサブシャフトの端
    部を下方に付勢するスプリング（５４）と、 前記支持部材の底面に結合され、前記メインシャフト又
    はサブシャフトが下方に離脱しないようにするベースプ
    レート（５６）と、 該ベースプレートに締結され、前記メインシャフト又は
    サブシャフトを上方に移動させる調節ネジ（５８）とか
    らなる、ことを特徴とする請求項１に記載の光ピックア
    ップ調節装置。
  3. 【請求項３】 一部に開口孔（１２）が形成されたデッ
    クベース（１０）と、 該デックベースの一側に取り付けられ、スピンドルモー
    タ（２０）により回転されるターンテーブル（２２）
    と、 前記開口孔の両側に互いに平行に配設されるメインシャ
    フト（１４）及びサブシャフト（１６）と、 該メインシャフト及びサブシャフトの両端部を、前記デ
    ックベース上で上下調節可能に支持する調節器（５０）
    と、 前記メインシャフト及びサブシャフトに沿って移動でき
    るように取り付けられた光ピックアップ（３０）とから
    なる、ことを特徴とする光記録再生装置。
  4. 【請求項４】 前記調節器（５０）は、 前記デックベース（１０）に形成された開口孔（１２）
    の角部の付近にそれぞれ固定され、内部には下方に開放
    した空間部が設けられ、一側面には前記メインシャフト
    又はサブシャフトの一端部が収容される収容溝（５２
    ａ）が形成された支持部材（５２）と、 該支持部材と前記メインシャフト又はサブシャフトの端
    部との間に介在し、メインシャフト又はサブシャフトの
    端部を下方に付勢するスプリング（５４）と、 前記支持部材の底面に結合され、前記メインシャフト又
    はサブシャフトが下方に離脱しないようにするベースプ
    レート（５６）と、 該ベースプレートに締結され、前記メインシャフト又は
    サブシャフトを上方に移動させる調節ネジ（５８）とか
    らなる、ことを特徴とする請求項３に記載の光記録再生
    装置。
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