JP2003187457A - 光情報記録媒体 - Google Patents

光情報記録媒体

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JP2003187457A
JP2003187457A JP2001385440A JP2001385440A JP2003187457A JP 2003187457 A JP2003187457 A JP 2003187457A JP 2001385440 A JP2001385440 A JP 2001385440A JP 2001385440 A JP2001385440 A JP 2001385440A JP 2003187457 A JP2003187457 A JP 2003187457A
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治一 宮本
Takeshi Maeda
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高速かつ高信頼にアドレス信号の再生が可能な
光ディスクを提供すること。 【解決手段】複数の変調・符号化方式のウォブルを併用
した光ディスクのウォブルアドレス方式とする。 【効果】アドレス信号への同期が容易となり,高速にア
ドレス信号の再生ができる。また,アドレス信号の効率
的な変調方式と,冗長度により,高信頼にアドレス情報
が検出の可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,大容量記録型光デ
ィスクの記録フォーマット,グルーブまたはランド部を
記録トラックとする光ディスクの記録領域識別情報すな
わちアドレスの配置方法・保持方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光ディスクのトラック構造の一例
を,図16を用いて説明する。ディスク状記録媒体の半
径方向に複数のグルーブトラック11及びランドトラッ
ク12が交互に配置されている。各トラックは半径方向
に微小量ウォブルされている。
【0003】また,各トラックは半径方向にそろった複
数の円弧状セクタに分割されており,各円弧状セクタの
先頭部には,記録領域を識別するアドレス情報を有する
ヘッダ6が配置されている。ヘッダ6は半径方向にそろ
った,すなわち放射線上に配置されている。この例で
は,各トラックの幅は約0.6μm、グルーブ部の溝深
さは約60nmである。この例ではセクタの長さは約6
mmで、2048バイトのユーザ容量に相当する。グル
ーブ部およびランド部は約20nmの振幅で半径方向に
搖動(ウォブル)されている。ウォブルの周期はセクタ
長さの1/232すなわち、約25μmに設定されてい
る。この1:232と言う比は、記録データの長さ(チ
ャネルビット長)に対してウォブルの周期が整数倍にな
るように選ばれている。これは、ウォブルから記録クロ
ックを容易に生成できるようにするためである。
【0004】図16はトラック先頭部のヘッダ部分すな
わち識別情報部分の詳細を示したものである。図16で
識別情報は第1の位置631、第2の位置632の2つ
の場所に半径方向にそろって放射状に配置されている。
前後のトラックはグルーブ部11同志、ランド部12同
志で接続している。この図の例では各識別情報はその右
側の情報トラックの記録領域に対応している。さらに、
図の右側の溝部情報トラック3に対応する識別情報は第
1の位置631に、溝間部情報トラック4に対応する識
別情報は第2の位置632に配置されている。すなわ
ち、識別情報が、情報トラックに沿う方向の位置が隣接
するトラック同志で異なっておりかつ2つ隣のトラック
とは一致するように配置されている。すなわち,ランド
とグルーブトラックの境界線上で見ると,識別情報の配
置位置を第一と第二の領域に分け,1トラックおきに交
互に第一と第二の識別情報領域を用いる構成となってい
る。このため、例えば、グルーブ部11上を光スポット
21が走査した場合、常にどちらか片方のピットだけが
再生されることとなり隣接トラックからのクロストーク
が生じる心配が無い。従って、プリピットに配されたア
ドレス情報をクロストーク無く良好に再生することが可
能となる。プリピットのアドレス情報はこの例では8/
16変調符号(チャネルビット長0.14μm)により
記録されている。
【0005】ヘッダ部の識別情報は小さな窪み(ピッ
ト)によって、形成されており。これはディスクの製造
時に基板の凹凸などとして,グルーブなどと同時に形成
される。
【0006】記録膜として相変化型記録膜(GeSbT
e)を用いており,記録マークは非晶質領域の形で形成
される。
【0007】以上の従来例については,たとえば,特許
2856390などに詳しく記載されている。
【0008】しかしながら,上記従来例をたとえば,青
色光源を用いて記録再生を行う高密度記録においては,
ヘッダ部の微細なエンボスピットの形成が困難となる問
題があった。また,ヘッダ部には、グルーブが無く,記
録領域としては用いることができないため記録トラック
の利用効率(フォーマット効率)が低下してしまう問題
があり,大容量化実現には不利であった。
【0009】ヘッダ部に記録を行わずに,グルーブ部の
ウォブルによりアドレス情報を記録する別の従来例とし
ては,例えば,国際規格ISO/IEC16969に記
載された方法がある。
【0010】この例では,アドレスデータを記録するの
に周波数変調されたウォブルグルーブを用いている。デ
ィスク一周約3000個のウォブルからなり,アドレス
データ1ビットを7.5周期のウォブルを用いている。
ビット1を表す際には,この7.5周期のうち前半を4
周期,後半を3.5周期となるようにしている。すなわ
ち,前半が高周波数,後半が低周波数となるようになっ
ている。周波数比は8:7である。ビット0はその逆
で,前半部が3.5周期の低周波数ウォブル,後半部は
4周期の高周波数のウォブルであらわされている。アド
レスビット48個でアドレス符号語が構成されている。
アドレス符号語48ビットの内14ビットはエラー検出
の為のパリティー,また,先頭の4ビットは,この符号
語に同期する為の同期情報である。この4ビットすなわ
ち30周期のウォブルの内訳は,12周期の高周波数ウ
ォブル,3.5周期の低周波数ウォブル4周期の高い周
波数ウォブル,10.5周期の低周波数となっている。
通常のアドレスビットの境界においては高々8周期の高
周波ウォブルあるいは7周期の低周波ウォブルしか同一
周波数が連続することはないが,同期情報部では連続が
通常より4周期または3.5周期長いことを利用して同
期情報を他のデータから識別することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来例においては,アドレスデータの1アドレスビットを
7.5周期のウォブルで表しており,前半部と後半部の
周波数の差が余り大きくないため,このウォブルだけか
らは前半部と後半部の境界をウォブル周期単位の高精度
で検出するのが困難であった。また,同期情報と他のア
ドレスビットとの違いも余り大きくない為,同期情報の
誤検出の確立が高いという問題があった。さらに,アド
レス符号語中のパリティーは高々14ビットであり,実
質的にエラー訂正機能は持たずに,チェック機能のみで
あるため,アドレス符号語中1ビットでも誤検出が有る
アドレス情報が再生できないため,アドレス再生の信頼
性を確保するには,十分な媒体のS/Nを確保する必要
があった。特にこの方式を,青色光源を用いた高密度デ
ィスクに適用しようとすると,青色光源での検出器の効
率が低いため,十分なS/Nの確保が困難になる。
【0012】本発明の第1の目的は,フォ−マット効率
の有利なウォブルアドレス方式において,高信頼に検出
の可能なアドレス情報の配された光情報記録媒体を提供
するものである。
【0013】本発明の第2の目的は,アドレス信号への
同期の容易な,すなわち,高速にアドレス信号の再生が
できる,高性能光情報記録媒体を提供するものである。
【0014】本発明の第3の目的は,安価な光情報記録
媒体の再生装置を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ため以下の手段を用いた。
【0016】スパイラル状あるいは同心円状の溝部又は
溝間部の少なくとも一を情報記録トラックとする光情報
記録媒体であって、該溝部あるいは溝間部に、変調され
たウォブル情報を有し、このウォブル情報は複数種類の
異なる変調・符号化法を重畳してあるいは相補的に用い
て形成することとした。
【0017】ウォブルの波形はトラック追従のためのト
ラッキング信号検出器(例えば,プッシュプル検出器
等)などを用いて検出することができる。
【0018】本手段の媒体方法を用いれば,この検出さ
れたウォブル信号に複数の方式で変調・符号化された情
報が同時に埋め込まれているため、冗長度が高く,非常
に信頼性良く検出することが可能となる。たとえば、上
記複数の方式として、振幅変調型のウォブルと周波数変
調型のウォブル少なくとも用いることにした場合、振幅
変調型のウォブルを同期情報として用い、周波数変調型
のウォブルをアドレス情報として用いたりするといった
ように、変調方式ごとに別の用途の情報を担わせること
ができ、検出がより確実にかつすばやくできることにな
る。このため、たとえば、CLV方式でアドレス情報が
埋め込まれたCD−Rのような媒体をCAV方式で記録
再生するような場合にでも、半径方向の異なる位置にア
クセスした際の同期が確実にできるため、非常に都合が
よいまた、同期の便のため、上記の複数のウォブルのう
ちには実質無変調の部分あるいはすなわち搬送波成分を
設けることもできる。その場合、無変調成分を用いて同
期すなわちクロック情報を確実に得たり,ディスクの回
転制御を正確に行ったりすることが容易になる。
【0019】例えば,無変調の基本波に,180度位相変
調された二次高調波を重ね合わせた波形を用いると、ア
ドレス情報の如何にかかわらず、基本波の確実な再生が
可能になる効果がある。
【0020】(2)互いに直交する(独立に記録検出で
きる)2種類の変調・符号化法を重畳してウォブルを形
成した。
【0021】この場合、「A方式とB方式の変調・符号
が直交する」とは、A方式とB方式の変調波形の積演算
の積分値がほぼ零になるか、または、デジタル符号列の
相互相関関数(一致するビット数と不一致のビット数の
差)がほぼゼロになることを言う。これら直交する符号
は,幾何学的な直交と同様に互いに独立な情報を担うこ
とができ、検出も独立に行うことができる。たとえば、
直交する変調の例としては図3に示したような正弦ニ相
位相変調(b)と余弦二層位相変調(a)が挙げられ
る。(a)は”11001011”、(b)は”10110111”とい
った情報で変調されており、(a)はI成分(b)はQ
成分と呼ばれる。この場合、(a)と(b)の和である
(c)の波形に、余弦の参照波を掛け合わせることによ
り、(a)の変調情報すなわちI成分”11001011”が得
られる。(b)の変調情報を再生するには正弦の参照は
信号を掛け合わせればよい。ここで、(b)に(a)を
掛け合わせたものはチャネルビット単位(図中破線の間
隔)で積分するとすべてゼロになる。すなわち直交して
いる。これは、サイン波とコサイン波の積の一周期の積
分がゼロになることに起因している。この図3の方式は
QPSKとして知られている。
【0022】以上説明したように互いに直交する変調・
符号方式を用いることにより,ウォブルに複数の情報を
独立に担わせることが可能となる。
【0023】(3)上記のウォブル情報はトラック方向
に分割された複数の領域に複数種類の異なる変調・符号
化法のうち少なくとも1種類ずつを適用して形成するこ
ととした。
【0024】これは、たとえば、図1に示したようにト
ラックの一部を第1の変調・符号方式の領域141と第2
の変調・符号方式の領域142に分割して使用する。図
1はトラックの一部を示したもので有るので、実際に
は、領域141と領域142が交互にくりかえして配置されて
いる。この方式の場合、空間/時間的に分離されている
ので、2種類の変調情報が独立に再生できるのは言うま
でもない。
【0025】また領域は必ずしも141と142の2種である
必要がなく、3種以上でもよい。
【0026】この場合、2種の領域に同期情報とアドレ
ス情報を分担して割り当ててもよいし、それぞれに両者
を含むように割り当ててもより。また、たとえば、一方
にトラックアドレス、もう一方にトラック内での角度位
置を表すセグメントアドレスと言うように役割分担して
配置するのもよい。
【0027】たとえば、トラックアドレスとトラック内
セグメントアドレスに分担する場合、トラックアドレス
についてはトラック毎に異なるがセグメントアドレスは
すべてのトラックで同一となるので、たとえば、トラッ
クアドレスにより冗長性の高い符号化方式を用いたり、
多くの領域を割り当てるなどして、トラックアドレスの
クロストークなどに検出誤りを低減しするのがよい。ま
た、後述のように、クロストークの影響低減のためトラ
ック毎に直交する符号あるいは変調方式を用いるのもよ
い。
【0028】セグメントアドレスに関しては、より同期
が確実に取れるようにCAV状に配置する方法も採用でき
る。
【0029】(4)隣接するトラック同士で異なる変調
・符号化方式を適用してウォブル情報を配置した。その
場合、隣接するトラックごと直交する符号や変調方式を
割り当てておくことにより、トラック間のクロストーク
の影響少なく、確実に,信頼性よく,アドレス情報など
のウォブル情報を再生することが容易になる。
【0030】たとえば、図2に示したように、トラック
111、トラック112、トラック113、トラック114それぞれ
に互いに直交する符号を割り当てるか、あるいは一トラ
ックおきにに直交する2種の符号を交互にもちいてもよ
い。たとえば、トラック111、トラック113は図3の(a)
すなわちI系列、トラック112、トラック114は図3の(b)
すなわちQ系列としてもよい。その場合、隣接トラック
ごとに位相が互いに90度になるように制御する必要があ
るためCAV状にウォブル情報を配置するのがより望ま
しい。
【0031】この方法は、複数の記録層を有する多層記
録媒体に適用することもできる。その場合、記録層間
で、上記ウォブル情報はに互いに異なるようにすること
により、層の判別や、層間のクロストークの影響を低減
できるため、より望ましい。
【0032】(5)ウォブル情報でアドレス情報以外の
付加データを保持することとした。これにより,形成の
困難なエンボスピットを用いること無に、記録型光ディ
スクに必要な媒体情報などを提供ことができる。
【0033】この際,この付加情報はエラー訂正符号を
付加して冗長に配置しておくことにより,欠陥部を有す
る媒体などにおいても確実に必要情報を再生することが
できる。
【0034】また上記の,付加データとして,記録時ま
たは再生時のデータの保護またはアクセス制限の為の管
理情報あるいは暗号鍵情報が記憶するか,あるいは、上
記の,付加データとして,ディスクの種別や特徴を示す
制御情報を記憶する。これらは従来エンボスデータを用
いて記録されていた情報であるが,エンボスデータを用
いること無に提供できるため,安価なディスクの提供が
可能になる。
【0035】(6)スパイラル状あるいは同心円状の溝
部又は溝間部の少なくとも一を情報記録トラックとする
光情報記録媒体を再生する装置であって、該溝部あるい
は溝間部に有する複数種類の異なる変調・符号化法で形
成されたウォブル情報の内,少なくとも1種類の再生手
段を備えている再生装置をもちいる。
【0036】ウォブル情報が複数種類冗長に配置されて
いる場合には、媒体の記録・再生には必ずしもすべての
種類の変調・符号化方式に対応する必要はない。再生装
置の信頼性と製造コストから、製造者の判断で、非必要
最小限のウォブル再生機能のみを搭載した装置を投入す
ることも可能である。
【0037】
【発明の実施の形態】[実施例1]本発明の,一実施例の
光ディスクの部分拡大図を図5(c)に示す。情報トラ
ックは,ディスク状基板上に,スパイラル状に設けられ
たグルーブ11で構成されている。本実施例ではランド
部12には情報は記録しない。トラック間隔(隣接グル
ーブ中心間の平均距離)は0.32ミクロンである。グ
ルーブ部は基板上に設けられた溝部となっており,該溝
部の深さは約20nmである。本実施例は波長約405
nm,開口比約0.85の光ヘッドにて記録再生を行う
ことを想定しているため,この20nmの溝深さは波長
の12分の1の光学距離にほぼ等しい。溝部は,振幅約
15nmppで半径方向にウォブルして形成されてい
る。
【0038】記録トラックは、図5(a)に示す4種の
単位ウォブル波形を結合した図5(b)のような波形を
図5(c)のようなウォブル列の形で変調・記録してい
る。図5(b)のように、結合する際、図5(a)の上
段と下段の波形は,結合部での波形の位相が連続するよ
うに選択する。図5(c)は,説明のため,ウォブルの
周期を短くして,半径方向のウォブルの振幅を強調して
図示してある(実際にはウォブル振幅はトラック幅の約
5%となっており図示できない為)。
【0039】図5(a)の単位ウォブル波形の長さは,
記録データの72チャネルビット分である。ここで,本
実施例では,ユーザ記録データのビット長は約0.11
μmであり,RLL(1,7)符号を用いているため,チ
ャネルビット長は0.073μmである。すなわち単位
ウォブル波形の長さは約5.2μmである。
【0040】また,単位ウォブル波形は1周期の高周波
成分と半周期の低周波成分からなっており,高周波成分
と,低周波成分の周波数は2:1の比になっている。本
実施例のウォブルの特徴は,単位ウォブル波形が常に
1.5周期のウォブル波形から成っている点である。こ
のため,単位ウォブル波形の長さを1.5周期とするよ
うな搬送波が容易に再生される。
【0041】図4はウォブル列とアドレスデータや同期
符合との対応を示した表である。図中1,0は各々図1
の波形1及び波形0と対応している。同期用符号Aは5
ビットのシフトレジスタで生成される31ビット長の最
長周期系列(M系列)となっており,同期符号Bは同期
符号Aの補数系列である。また,シンボル0は同じく3
1ビット長の別のM系列であり,シンボル1はその補数
系列である。シンボルαは同じく31ビット長の別のM
系列であり,シンボルβはその補数系列である。アドレ
ス情報に対し、シンボル0及び1と、シンボルα及びβ
のいずれの組を用いるかはトラックによって異なる。偶
数トラックではシンボル0及びシンボル1を奇数トラッ
クではシンボルαおよびシンボルβを用いるようにして
いる。
【0042】これら3組のM系列は互いに相互相関関数
±1になるように選んばれている。
【0043】したがって、隣接トラックとは符号がほぼ
直交することになるため、隣接トラックの情報とは独立
にアドレス情報を再生できる。すなわち、トラック間の
クロストークを低減できる。
【0044】以上のような31個の単位ウォブル波形か
らなるアドレスデータビット及び同期符号A,Bを図8
のように配置してアドレス符号語(アドレスワード)を
構成した。は図8は3つのアドレスワードを示している
が,個々のアドレスワードはアドレスビット26個分の
長さの4つの同期フレームで構成されている。図中矢印
は記録媒体上での配置の順序を示したものである。各々
の同期フレームは先頭部(1ビット目)と3ビット目に
図6の同期符号A及びBをそれぞれ配置し,2ビット目
と4ビット目に同期フレーム識別番号がシンボル0(又
はα)とシンボル1(またはβ)の符号列を使って記録
されている。このとき同期領域141にあるフレーム識
別番号は領域142にあるアドレスデータ部とは逆に奇
数トラックの場合シンボル0とシンボル1、偶数トラッ
クのときシンボルαとシンボルβを用いる。
【0045】領域142にある22ビットがこの例では
実際の(アドレス)データとして用いられる。このよう
な同期符号及び識別番号の配置により,同期符号8個の
うちのいずれか一つと,2ビット目の識別番号4つのう
ちいずれかさらに4ビット目の識別番号4つのうちいず
れかが検出されれば,それらの出現のタイミングによ
り,アドレスワードの中での位置が確定される。すなわ
ちアドレスワードに対し同期が確立する。このように本
実施例によれば同期確立のためのデータ(ウォブル列)
十分な冗長度が有る為,S/Nの十分に確保できない青
色光源を用いた本実施例の系においても十分な信頼度で
同期を確立することが可能になる。
【0046】また,本実施例では、同期部141とアド
レス部142で異なる符合かつ互いに直交する符号を用
いているので、アドレス情報部から同期情報を抽出する
のが容易である。さらに、隣接トラックとは常に違う符
号を用いているため、隣接トラックからのクロストーク
の影響を受ける心配がない。(クロストークがあったと
しても、符号が直交しているために影響を受けない)本
実施例では,同期用符号Aと,Bを各同期フレームの先
頭部に配置したが,同期符号Aを先頭部,同期符号Bを
同期フレームの中間部に分散して配置する方法もある。
この場合,記録・再生中に万一トラック外れなどが生じ
たばあいでも,同期ずれをすばやく検出できると言う特
徴がある。
【0047】図9はアドレスワード内のデータの用途を
示したものである。図8のように,各アドレスワードは
同期用符号4ビットとアドレスデータ22ビットの組で
構成される4つの同期フレームで構成されている。アド
レス情報などに利用できるデータはこの22ビットの部
分を4つ合わせた合計88ビットすなわち11バイト分
となる。本実施例では,このうち先頭の4バイト(32
ビット)をアドレス番号,2バイト(16ビット)をア
ドレス番号が正常に検出されたかどうかを検査するパリ
ティー(検査符号)とした。この検査符号はアドレス番
号の4バイトのみに対して付加され,8ビットシンボル
単位でのリードソロモン符号とした。この検査符号でア
ドレス番号の誤検出を見逃す確立は約6万分の1と実用
上十分に小さい。付加データは各アドレス符号語に対し
5バイトずつある。
【0048】本実施例では,合計64個のアドレスワー
ドに付随する付加データを組にして,図10に示したよ
うに,エラー訂正ブロックを構成した。5×52=26
0バイトのデータに対し,5×12=60バイトのエラ
ー訂正符号が付加されており,最大6アドレス符号語に
またがるバーストエラーまで訂正可能である。付加デー
タの再生の信頼性は,十分に確保されている。
【0049】以上の例では,1つのアドレス符号語は,
72×31×26×4=232128チャネルビットのユーザ
データ。フォーマット効率約85%を考慮すると,ユー
ザ記録データ約16kB分の長さを占める。 [実施例2]実施例1の光ディスクを用いた光記録再生装
置の一例を図11を用いて説明する。図11は本発明の
光記録フォーマットを用いる光記録再生装置のブロック
図を示したものである。ヘッド2の一部であるレーザ光
源25(本実施例では波長約405nm)から出射された光
はコリメータレンズ24を通してほぼ平行な光ビーム2
2へとコリメートされる。光ビーム22は光ディスク1
1上に,対物レンズ23を通して照射され,スポット2
1を形成する,その後,ビームスプリッタ28やホログ
ラム素子29などを通してサーボ用検出器26や信号検
出器27へと導かれる。各検出器からの信号は加算・減
算処理されトラッキング誤差信号やフォーカス誤差信号
などのサーボ信号となりサーボ回路に入力される。サー
ボ回路は得られたトラッキング誤差信号やフォーカス誤
差信号を元に,対物レンズ31や光ヘッド2全体の位置
を制御し,光スポット21の位置を目的の記録・再生領
域に位置づける。検出器27の加算信号は信号再生ブロッ
ク41へ入力される。入力信号は信号処理回路によってフ
ィルタ処理,周波数等化処理後,デジタル化処理され
る。グルーブ(溝部の)ウォブル情報は分割検出器27
からの差動信号としての検出され,信号再生ブロック4
1の中のウォブル検出回路42へと入力される,ウォブ
ル検出回路42は,ウォブル信号と同期したクロックを
生成し,ウォブル波形を弁別する働きを持つ。
【0050】ウォブル信号検出回路の内部構成例を図1
2(a)に示す。分割検出器27からの差動信号(プッ
シュプル信号)は,まずバンド・パス・フィルタ421に
入力され必要帯域のみが抽出される。フィルタされた信
号は二値化回路422に入力され二値化される。二値化信
号はPLL回路425へ入力される。PLL回路425は電圧
制御発振器(VCO)426,搬送波生成回路(分周・逓
倍回路)424および周波数位相比較器423よりなる。本実
施例の例ではVCO426はチャネルクロックの周波数で
発振させ,分周回路424により,72÷1.5=48分
周され搬送波が生成される。搬送波は二値化信号と位相
及び周波数比較されその比較結果を元に光ディスクの回
転数が制御されると同時に,VCO426の発振周波数が
制御され,結果として,ウォブル信号と同期した搬送波
が生成される。図1の単位ウォブル波形(全て1.5周
期からなる)は前述のように72チャネルクロック周期
なっているので,ウォブルの平均周期は48チャネルク
ロック分となっているため,48分周したチャネルクロ
ックとの同期により,単位ウォブル波形が72チャネル
クロックになるように制御される。
【0051】参照波生成回路429では参照波形として,
図1(a)の左上の波形を二値化したものを用いる。こ
の参照波形と二値化ウォブル信号との排他的論理和演算
を行い,その結果を積分器で72チャネルビット分積算
する。ノイズが無ければ精算結果は図1(a)の左上が
72,左下が0,右上が36,右下が36となる。この
為,積算結果が18以上54以下の場合波形1,其の他
の場合波形0と弁別回路428において判断することがで
きる。これは,最も確からしい波形と判断するいわゆ
る,最尤検出となっており,ノイズに対しての信頼性が
非常に高い。
【0052】上記,排他的論理和の代わりに,二値化デ
ータを1と−1と扱って掛け算することによっても同様
の結果が得られる。その場合は積算結果は72,−7
2,0,0となるので,同様に弁別回路428において−
36から+36までを波形1,その他を波形0とみなせ
ばよい。
【0053】以上のように検出されたウォブル波形デー
タはアドレスビット検出回路13で処理されウォブル列
の種別を判定するとともに,アドレスビットへの同期処
理が行われアドレスビットが検出される。
【0054】図12(b)はこのアドレスビット検出回
路の構成を示したものであるウォブル検出回路からの出
力0,1は31ビットのシフトレジスタに入力され,逐
次図6の4種類のパターンとの比較が行われる。この
際,31ビットのシフトに対するパターン比較はは図7
の相関関数を見ることに他ならない。31ビットのデー
タ入力毎に4種のいずれかのパターンがあらわれるた
め,相関関数は31ビットごとにパルス状のピークを持
つ。したがって,相関関数が有る閾値(例えば27)を越
えた時に「ほぼ同期」判断しその31ビット後に再び27
を越えたとき「同期」する判断するような閾値と間隔の
組み合わせによる判定を同期回路で導入すれば確実に同
期をとることができる。さらに,閾値は同期確定前は比
較的低くし,そのかわりに,3個以上連続して同期パル
スが検出されて始めて確定と判断するといった「連続
性」処理を重視し,一方,同期確定後は閾値を低く設定
し,31ビットの間隔以外で発生したパルスに対して無
視あるいは閾値を高くするなどと言った「ウィンド」処
理を重視する等といった処理の「切り替え」を行うとさ
らに同期性能,信頼性が向上する。
【0055】パターンの種別は4種類あるがA,Bのい
ずれかが確実に検出され,同期フレーム(図8)への同
期が確定したの地は,アドレスビット位置によって同期
符号かデータかの区別はつく,データ0とデータ1は完
全な反転(補数)になっており,パターン間の距離(ハ
ミング距離)は31ビットある。このため,データ1か
データ0か判定はどちらに近いかだけを使った軟判定す
なわち多数決判定を行うことができるため,アドレスビ
ットの誤検出の確立を格段に低減することができる。仮
に,単位ウォブル波形の誤検出率が1%だと過程する
と,アドレスビットの誤検出率は10のマイナス50乗
以下,極端な例として,単位ウォブル波形の誤検出率が
5%と最悪の状態で有ったとしても,アドレスビットの
誤検出率は10のマイナス14乗程度となり,実用上十
分な高信頼性が確保できる。
【0056】検出されたアドレスビットは複号回路46
にエラー判定等のアドレスデータ複号処理,さらには付
加データに関してエラー訂正処理および判定処理が行わ
れる。
【0057】付加データに関するエラー訂正処理は場合
によっては,マイクロプロセッサによって行われること
もある。 [実施例3]記録トラックは、図1に示したように2つの
領域141と142に分割されており、図13は領域141での
変調方式(ウォブル波形)を示したものである。1チャ
ネルビットあたり1.5周期のウォブルが波形1、1チャ
ネルビットあたり周期のウォブルが波形0に対応してお
り、結合する際、図13(a)の上段と下段の波形は,
結合部での波形の位相が連続するように選択する。
【0058】また図14は領域141での符号を示したも
のである。領域141は7チャネルビットの長さであるた
め、図に示した符号がいずれか1つだけ配置される。こ
の例ではアドレス情報は52個の領域141で1ワードとなっ
ている。52個の領域には同期符号2、同期符号識別デー
タ2と残りの48個でアドレス情報及びアドレスエラー
検出符号が保持される。
【0059】すべての符号は4つの”1”と3つの”0”
で構成されているため合計7.5周期のウォブルとなって
いる。このため、データによって、142の前後で位相が
変わったり周波数が変動したりする恐れがなく、後続す
る領域142の情報の再生が容易である。
【0060】図15は領域142での変調方式(ウォブ
ル波形)を示している。
【0061】本領域のウォブルは角周波数ωの無変調基
本波形に角周波数2ωの180度位相変調波形をかさね合
わせたものである。適当なバンドバスフィルタにより,
無変調成分と,変調成分の分離が可能となり,変調成分
の再生にあったっては,変調成分から生成した安定なク
ロックを用いることができるため,同期特性ならびにア
ドレス情報再生特性にすぐれる。
【0062】図7は領域142での符号を示したもので
ある。A,Bは図15における2種の波形、0は搬送波
のみの無変調正弦波を表す。本領域でも領域141と同様
に1ビット情報しか表すことができないが1ビットの情
報をあらわすのに29個といった多数のウォブル波形を
用いているため、低域濾過や多数決検出によって、非常
に高信頼の検出が可能となる。 [実施例4]実施例3と同様の変調波形および符号を用い
て、領域141でトラック内のセグメントアドレスを領域1
42でトラックアドレスを示すようにした。この場合、ア
ドレス情報はCAV状に配置し、1トラックは16セグメ
ントで構成されている。このため、セグメントアドレス
は誤り検出パリティなどの付加情報を含めて24箇所の
領域142で構成されている。したがって、セグメント
アドレスは16分の1回転以内に判別することができ、
高速アクセスに適している。
【0063】トラックアドレスは48個の領域142で示
される。この、48ビットのナカには16ビットのアドレ
ス誤り検出符号が含まれている。領域142は多数のウォ
ブルで構成されているので、信頼性高く検出でき。確実
にトラックアドレスを得ることができる。
【0064】もちろん、セグメントの数をゾーンごとに
変えたZCAVがたのアドレス配置も可能であり、その
場合、ZCLV動作に適する。
【0065】複数の領域の使い方は本実施例に限られる
ものではなく、さらにもうひとつ領域を設けて、たとえ
ば、付加情報を配置してよい。著作権管理などの情報を
配置することが可能となり、光ディスクの応用範囲が拡
大する。 [実施例5]実施例1において、偶数トラックと奇数トラ
ックでシンボル0,1とシンボルα、βのいずれかを選
択するのではなく、すべてのトラックで4つのシンボル
を用いて、多値記録することとした。これにより、記録
する情報が2倍に増えるため、アドレス符号語長を図8
の約半分にすることが可能となる。
【0066】この場合、1ワードには2フレームで構成
される。各フレームの先頭には同期シンボルAまたはB
が配置されその後に続く22シンボルが各々、シンボル
0,1,α,βの4種を使って4値記録されている。し
たがって、1シンボルあたり2ビット情報を格納すること
が可能となる。2フレームで22シンボル×2ビット×2
フレーム=88ビットの情報を記録することができる。
すなわち、約半分の領域に実施例1と同様の情報を記録
することができるため、効率が良い。
【0067】このため、非常に冗長度が高く蜜にアドレ
ス情報を提供することができるため、アドレス検出の信
頼性が高く、アクセスの際の待ち時間も短くなるため、
高性能な情報記録再生システムを構成できる。 [実施例6]図4に示したような3組のM系列を用いて、
2相位相変調したウォブル波形をの加算によって、周波
数を増大させることなく3倍の情報を保持することが可
能となる。図17はその原理を示したもので、A、B、
Cは互いに直交する符号(系列)によって変調されたで
ある。
【0068】A+B−Cの演算を行った波形にたとえ
ば、Aの波形を参照波として掛け合わせたのが最下段の
図である。この例では、この系列全体を積分すれば+8
という値が得られる。同様にBを掛け合わせた場合+
8、Cを掛け合わせた場合−8が得られ、最初の演算の
符号が再現されている。このことを格調すると、ixA+jx
B+kxCの演算を行うと3種類の参照波を掛け合わせた同
期検出(相関検出)により、3つの係数i,j,kを独立に検
出できることを示している。この事を利用すると、アド
レスのみならず。大量の情報をウォブルとして記録する
ことが可能となる。
【0069】
【発明の効果】本発明の光ディスクは,フォ−マット効
率の有利なウォブルアドレス方式において,アドレス信
号への同期が容易,すなわち,高速にアドレス信号の再
生ができる。また,アドレス信号の効率的な変調方式
と,冗長度により,高信頼にアドレス情報が検出の可能
となる。この効果は特に,信号光量および再生品質の低
下しがちな,青色光源を用いた光記録再生において効果
的である。さらに、複数の種類のウォブル変調・符号方
式の採用により、トラック間のクロストークを低減でき
る。また,ウォブルにアドレス情報の他の付加データを
保持することとしており,エンボスピットを用いること
無に、記録型光ディスクに必要な媒体情報を与えること
ができるため,高信頼(高セキュリティー)のディスク
が安価かつ容易に実現できる。このウォブルによる付加
データの保持は本発明の高検出効率なウォブルの導入に
より始めて実現できたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録トラックの一部の領域分割法を示
す図。
【図2】本発明の符号・変調コードの割り当て方法の一
例を示す図。
【図3】本発明のウォブル波形の重畳方式の一例を示す
図。
【図4】本発明のウォブル符号化の一例を示す図。
【図5】本発明のウォブル波形の一例および記録トラッ
クの部分拡大平面図。
【図6】本発明のウォブル符号化の一例を示す図。
【図7】本発明のウォブル符号化の一例を示す図。
【図8】本発明の同期フレームの構成を示す図。
【図9】本発明のアドレス符号語の構成を示す図。
【図10】本発明の付加データ用エラー訂正ブロックの
構造を示す図。
【図11】本発明の光ディスクの記録再生システムのブ
ロック構成を示す図。
【図12】本発明のウォブル検出回路の一例。
【図13】本発明のウォブル変調方式(波形)の一例を
示す図。
【図14】本発明のウォブル符号の一例。
【図15】本発明のウォブル列の構成例を示す図。
【図16】従来の光ディスクフォーマット。
【図17】本発明のウォブル情報の重畳方法の一例を示
す図。
【符号の説明】
1…光ディスク,11…グルーブ,12…ランド,13
…記録マーク,131…記録マーク,2…光ヘッド,2
1…光スポット,22…光ビーム,23…対物レンズ,
24…コリメタ−レンズ,25…レーザ,26…検出
器,27…検出器,28…ビームスプリッタ,29…ホ
ログラム素子,31…レンズアクチュエータ,41…信
号再生ブロック,50…リンク部,51…データセグメ
ント,52…ギャップ領域,53…ガード領域,54…
同期信号領域,541…同期信号,542…再同期信
号,55…データ領域,56…ポストアンブル,57…
記録部,58…データフレーム,59…記録ユニット,
6…ヘッダ,61…ミラー,62…ピット領域,63…
アドレス情報ピット,64…物理フレーム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D029 JB13 WA02 WD23 5D090 AA01 CC01 DD05 GG03 GG21 GG22 GG26 GG34

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スパイラル状あるいは同心円状の溝部又は
    溝間部の少なくとも一を情報記録トラックとする光情報
    記録媒体であって、該溝部あるいは溝間部に、変調され
    たウォブル情報を有し、このウォブル情報は複数種類の
    異なる変調・符号化法を重畳してあるいは相補的に用い
    て形成されていることを特徴とする光情報記録媒体。
  2. 【請求項2】上記のウォブル情報は互いに直交する(独
    立に記録検出できる)2種類の変調・符号化法を重畳し
    て形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光
    情報記録媒体。
  3. 【請求項3】上記のウォブル情報はトラック方向に分割
    された複数の領域に複数種類の異なる変調・符号化法の
    うち少なくとも1種類ずつを適用して形成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光情報記録媒体。
  4. 【請求項4】上記ウォブル情報は隣接するトラック同士
    で異なる変調・符号化方式が適用されている請求項1に
    記載の光情報記録媒体。
  5. 【請求項5】複数の記録層を有し、記録層間で、上記ウ
    ォブル情報には互いに異なる変調・符号化方式が適用さ
    れている
  6. 【請求項6】上記ウォブル情報のうち、少なくとも一つ
    の変調・符号化方式が適用されたものが、アドレス情報
    を保持していることを特徴とする請求項1に記載の光情
    報記録媒体。
  7. 【請求項7】上記ウォブル情報のうち、少なくとも一つ
    の変調・符号化方式が適用されたものが、同期情報を保
    持していることを特徴とする請求項1に記載の光情報記
    録媒体。
  8. 【請求項8】上記ウォブル情報のうち、少なくとも一つ
    の変調・符号化方式が適用されたものが、付加データを
    保持していることを特徴とする請求項1に記載の光情報
    記録媒体。
  9. 【請求項9】上記ウォブル情報は隣接するトラック同士
    で互いに90度異なる位相になるような搬送波信号にした
    がって変調されて配置されていることを特徴とする請求
    項1に記載の光情報記録媒体。
  10. 【請求項10】上記の,付加データとして,記録時また
    は再生時のデータの保護またはアクセス制限の為の管理
    情報あるいは暗号鍵情報が記憶されていることを特徴と
    する請求項8に記載の光ディスク。
  11. 【請求項11】上記の,付加データとして,ディスクの
    種別や特徴を示す制御情報が記憶されていることを特徴
    とする請求項10に記載の光ディスク。
  12. 【請求項12】スパイラル状あるいは同心円状の溝部又
    は溝間部の少なくとも一を情報記録トラックとする光情
    報記録媒体を再生する装置であって、該溝部あるいは溝
    間部に有する複数種類の異なる変調・符号化法で形成さ
    れたウォブル情報の内,少なくとも1種類の再生手段を
    備えていることを特徴とする光情報記録媒体の再生装
    置。
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