JP2003187174A - マテリアルハンドリング・シミュレーションシステム及び方法、ならびにそのシミュレーションプログラム、記録媒体 - Google Patents

マテリアルハンドリング・シミュレーションシステム及び方法、ならびにそのシミュレーションプログラム、記録媒体

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JP2003187174A
JP2003187174A JP2001387551A JP2001387551A JP2003187174A JP 2003187174 A JP2003187174 A JP 2003187174A JP 2001387551 A JP2001387551 A JP 2001387551A JP 2001387551 A JP2001387551 A JP 2001387551A JP 2003187174 A JP2003187174 A JP 2003187174A
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simulation
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Mimasaka Kegi
美作 毛木
Jiro Nakamura
次郎 中村
Toshio Yanada
敏雄 梁田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品の完成を待つことなく設計データとその
属性データから物品の最適な荷姿をシミュレーション
し、マテリアルハンドリング仕様として自動生成する。 【解決手段】 マテリアルハンドリング・シミュレーシ
ョンシステムは、物品の属性データを含む設計データ及
び容器の設計データを取り込むMH条件入力部2と、物
品の荷姿をシミュレーションすることにより、最適な荷
姿での物品の入個数を決定し、マテリアルハンドリング
のための仕様を自動生成するMH仕様作成部3で構成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マテリアルハンド
リング・シミュレーションシステム及び方法、ならびに
そのシミュレーションプログラム、記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、仕入先との間で部品や製品等、物
品をやりとりする場合、例えば、ポリ容器から成る容器
に物品を複数載置、あるいは積載することにより配送さ
れる。また、精密部品等、物品によっては、容器の中に
仕切りや緩衝材を要し、出荷時における物品の性能を維
持するための手当てがなされる。
【0003】ところで、出荷時の梱包の荷姿により、性
能や配送効率に影響を与える物品を梱包する場合、ポリ
容器に無駄なスペースが生じないように、また、物品の
性能を維持できるように作業者自身が判断し、最適な物
品の梱包組み合わせや、載置、積載順序等を決めてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
は、作業者自身が完成した物品を確認したうえで自身の
経験と勘に基づき最適な荷姿を想定し、梱包作業を行っ
ていた。従って、作業者の能力により配送品質と載置、
積載効率が左右され、標準化の妨げとなっていた。ま
た、物品が製造され現物を確認してからでないと荷姿の
検討ができなかったため、VA(Value Analysis)検
討のために無駄な待ち時間を要していた。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、物品の完成を待つことなく設計データとその属性
データから物品の最適な荷姿をシミュレーションし、当
該シミュレーションの結果を梱包仕様として出力可能
な、マテリアルハンドリング・シミュレーションシステ
ム及び方法、ならびにそのシミュレーションプログラ
ム、記録媒体を提供することを目的とする。また、目標
コストとのギャップから設計中の物品に対して形状変更
を促がし、更なるシミュレーションにより梱包コストの
削減をはかった、マテリアルハンドリング・シミュレー
ションシステム及び方法、ならびにそのシミュレーショ
ンプログラム、記録媒体を提供することも目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために請求項1に記載の発明は、1以上の物品を容器に
梱包して運搬するマテリアルハンドリングのためのシミ
ュレーションシステムであって、物品の属性データを含
む設計データ及び容器の設計データを取り込む条件入力
手段と、前記物品の荷姿をシミュレーションすることに
より、最適な荷姿での物品の入個数を決定し、マテリア
ルハンドリングのための仕様を自動生成する仕様作成手
段と、を備えたことを特徴とする。なお、ここで、「マ
テリアルハンドリング(MH:Material Handling)」
とは、物品の流通形態における運搬機能、荷積み機能を
いうが、ここでは、特に、部品や製品を、客先へ納入、
あるいは仕入先から受け入れる際の容器への梱包機能を
いう。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のマテリアルハンドリング・シミュレーションシ
ステムにおいて、前記条件入力手段は、標準品があらか
じめライブラリ登録され、前記物品または容器にユニー
クに付された番号により適切な設計データを取り込むラ
イブラリ検索手段、を備えることを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
のマテリアルハンドリング・シミュレーションシステム
において、前記仕様作成手段は、前記シミュレーション
の結果、物品の荷姿を設定してグラフィックス生成出力
する荷姿画面生成手段、を備えることを特徴とする。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
のマテリアルハンドリング・シミュレーションシステム
において、前記仕様作成手段は、前記シミュレーション
の結果、物品1個あたりのマテリアルハンドリングコス
トを計算して出力するコスト生成手段、を備えることを
特徴とする。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
のマテリアルハンドリング・シミュレーションシステム
において、前記仕様作成手段は、前記属性データによっ
ては、物品の重ね合わせ、緩衝材や仕切りを含む物品保
持部材も含めて荷姿のシミュレーションを行なうシミュ
レーション手段、を備えることを特徴とする。
【0011】請求項6に記載の発明は、請求項1または
4に記載のマテリアルハンドリング・シミュレーション
システムにおいて、前記仕様作成手段は、前記コスト生
成手段によって出力されたコストと目標コストとの比較
を行い、結果によっては、前記作成された仕様に基づく
物品形状の変更を前記設計データに反映させる物品形状
設計変更指示手段、を備えることを特徴とする。
【0012】上記した課題を解決するために、請求項7
に記載の発明は、端末装置とは通信ネットワークを介し
て接続され、前記端末装置を介して発行される梱包仕様
作成要求に基づき、マテリアルハンドリングのためのシ
ミュレーション結果を梱包仕様として回答するマテリア
ルハンドリング・シミュレーションサーバであって、前
記端末装置により入力される、物品の属性データを含む
設計データ及び容器の設計データを取り込む条件入力手
段と、前記物品の梱包品に対する荷姿をシミュレーショ
ンすることにより、最適な荷姿での物品の入個数を決定
し、仕様を自動生成して前記要求のあった端末装置へ回
答する仕様回答手段と、を備えたことを特徴とする。
【0013】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
のマテリアルハンドリング・シミュレーションサーバに
おいて、前記仕様作成手段は、前記シミュレーションの
結果生成されるコストと目標コストとの比較を行い、そ
の結果によっては、前記仕様に基づく物品形状の変更を
前記設計データに反映させる物品形状設計変更指示手
段、を備えることを特徴とする。
【0014】上記した課題を解決するために、請求項9
に記載の発明は、1以上の物品を容器に梱包して運搬す
るマテリアルハンドリングのためのシミュレーション方
法であって、物品の属性データを含む設計データ及び容
器の設計データを取り込み、前記物品の荷姿をシミュレ
ーションすることにより、最適な荷姿での物品の入個数
を決定し、仕様を自動生成する、ことを特徴とする。
【0015】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載のマテリアルハンドリング・シミュレーション方法に
おいて、前記シミュレーションの結果生成されるコスト
と目標梱包コストとの比較を行い、その結果によって
は、前記仕様に基づく物品形状の変更を前記設計データ
に反映させる、ことを特徴とする。
【0016】請求項11に記載の発明は、1以上の物品
を容器に梱包して運搬するマテリアルハンドリングのた
めのシミュレーションシステムに用いられるシミュレー
ションプログラムであって、物品の属性データを含む設
計データ及び容器の設計データを取り込む条件入力ステ
ップと、前記物品の荷姿をシミュレーションすることに
より、最適な荷姿での物品の入個数を決定し、仕様を自
動生成する仕様作成ステップと、をコンピュータに実行
させることを特徴とする。
【0017】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載のシミュレーションプログラムにおいて、前記物品
の属性データを含む設計データから、物品同士の間隔、
仕切り材の有無と板厚、緩衝材の有無と厚さに関するパ
ラメータを求める第1のステップと、前記物品の設計デ
ータおよび容器の設計データと、前記パラメータに基づ
き、前記物品が容器に最も多く梱包可能な載置方向を求
め、同方向に載置したときの入数、容積率を求め、更
に、仕切り材、緩衝材の使用量を求める第2のステップ
と、前記入数、および仕切り材、緩衝材の使用量により
総重量を求める第3のステップとを含み、前記ステップ
をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0018】請求項13に記載の発明は、請求項11ま
たは12に記載のシミュレーションプログラムにおい
て、前記入数、および仕切り材、緩衝材の使用量によ
り、物品1個あたりにかかるコストを算出する第4のス
テップを更に含み、前記ステップをコンピュータに実行
させることを特徴とする。
【0019】請求項14に記載の発明は、請求項11〜
13のいずれか1項に記載のシミュレーションプログラ
ムにおいて、前記第1、第2のステップのそれぞれによ
って求められるパラメータから荷姿をグラフィックス生
成出力する第5のステップを更に含み、前記ステップを
コンピュータに実行させることを特徴とする。
【0020】請求項15に記載の発明は、請求項11〜
14のいずれか1項に記載のシミュレーションプログラ
ムにおいて、前記第2、第3、第4のステップにより求
められるパラメータにより、1物品あたり複数種の仕様
のエッセンスから成る仕様比較表を生成出力する第6の
ステップを更に含み、前記ステップをコンピュータに実
行させることを特徴とする。
【0021】請求項16に記載の発明は、請求項11に
記載のシミュレーションプログラムにおいて、前記シミ
ュレーションの結果生成されるコストと目標コストとの
比較を行い、その結果によっては、前記仕様に基づく物
品形状の変更を前記設計データに反映させる物品形状設
計変更指示ステップを含み、前記ステップをコンピュー
タに実行させることを特徴とする。
【0022】上記した課題を解決するために、請求項1
7に記載の発明は、端末装置とは通信ネットワークを介
して接続され、前記端末装置を介して発行される仕様作
成要求に基づき、マテリアルハンドリングのためのシミ
ュレーション結果を仕様として回答するマテリアルハン
ドリングシステムに用いられるサーバプログラムであっ
て、前記端末装置により入力される、物品の属性データ
を含む設計データ及び容器の設計データを取り込む梱包
条件入力ステップと、前記物品の荷姿をシミュレーショ
ンすることにより、最適な荷姿での物品の入個数を決定
し、仕様を自動生成して前記要求のあった端末装置へ回
答する仕様回答ステップと、をコンピュータに実行させ
ることを特徴とする。
【0023】請求項18に記載の発明は、請求項17に
記載のサーバプログラムにおいて、前記シミュレーショ
ンの結果生成されるコストと目標コストとの比較を行
い、その結果によっては、前記仕様に基づく物品形状の
変更を前記設計データに反映させる物品形状設計変更指
示ステップを含み、前記ステップをコンピュータに実行
させることを特徴とする。
【0024】請求項19に記載の発明は、1以上の物品
を容器に梱包して運搬するマテリアルハンドリングのた
めのシミュレーションシステムに用いられるシミュレー
ションプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体であって、物品の属性データを含む設計デー
タ及び容器の設計データを取り込む条件入力ステップ
と、前記物品の荷姿をシミュレーションすることによ
り、最適な荷姿での物品の入個数を決定し、仕様を自動
生成する仕様作成ステップと、をコンピュータに実行さ
せるマテリアルハンドリング・シミュレーションプログ
ラムを記録したことを特徴とする。
【0025】上記した課題を解決するために、請求項2
0に記載の発明は、端末装置とは通信ネットワークを介
して接続され、前記端末装置を介して発行される仕様作
成要求に基づき、マテリアルハンドリングのためのシミ
ュレーション結果を仕様として回答するマテリアルハン
ドリングシステムに用いられるサーバプログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前
記端末装置により入力される、物品の属性データを含む
設計データ及び容器の設計データを取り込む条件入力ス
テップと、前記物品の荷姿をシミュレーションすること
により、最適な荷姿での物品の入個数を決定し、仕様を
自動生成して前記要求のあった端末装置へ回答する仕様
回答ステップと、をコンピュータに実行させるサーバプ
ログラムを記録したことを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のマテリアルハン
ドリング・シミュレーションシステムの内部構成を機能
展開して示したブロック図である。以下に示す各ブロッ
クは、具体的には、コンピュータで構成され、CPUが
メモリに記録されたプログラムを読み出し実行すること
によりそのブロックが持つ機能を実現するものとする。
ここでは、スタンドアロン構成が示されているが、LA
N(Local Area Network)経由で接続される端末装置
から、あるいはWAN(Wide Area Network)経由で
接続されるサーバ、あるいは端末装置からのアクセスに
より適宜参照を許可する構成としても良い。
【0027】本発明のマテリアルハンドリング(以下、
単にMHという)・シミュレーションシステムは、機能
的には、入出力制御部1と、MH条件入力部2と、MH
仕様作成部3に大別される。入出力制御部1は、接続さ
れるキーボードやディスプレイモニタ等の入出力装置と
のインタフェースを司り、本発明のMHシミュレーショ
ンシステムによって生成されるMH仕様、あるいはMH
仕様生成のために必要なデータが入出力される。
【0028】MH条件入力部2は、部品や製品等物品の
属性データを含む設計データ及び容器の設計データを取
り込む機能を持ち、ライブラリ検索部21を内蔵する。
ライブラリ検索部21は、標準品があらかじめデータベ
ース(DB)22にライブラリとして登録されており、
物品または容器にユニークに付された番号により適切な
設計データを取り込む機能を持つ。ここで、属性データ
とは、部品や製品が持つ、例えば、精密品、物品同士の
接触不可等、物品が持つ特性をいう。
【0029】また、MH仕様作成部3は、物品の荷姿を
シミュレーションすることにより、最適な荷姿での物品
の入個数を決定し、MHのための仕様を自動生成する機
能を持ち、シミュレーション本体部31と、荷姿画面生
成部32と、MHコスト生成部33と、シミュレーショ
ン部34と、物品形状変更指示部35で構成される。荷
姿画面生成部32は、シミュレーション本体部31、シ
ミュレーション部34によるシミュレーションの結果、
物品の荷姿を設定してグラフィックス生成出力する機能
を持つ。MHコスト生成部33は、シミュレーションの
結果、物品1個あたりに要するMHコストを計算して出
力する機能を持つ。
【0030】また、シミュレーション部34は、属性デ
ータによっては、物品の重ね合わせ、緩衝材や仕切りを
含む物品保持部材も含めて荷姿のシミュレーションを行
なうものであり、シミュレーション本体部31と協働し
て物品のシミュレーションを行なう。更に、物品形状変
更指示部35は、コスト生成部33によって出力された
コストと目標コストとの比較を行い、その結果によって
は、作成された仕様に基づく物品形状の変更を設計デー
タに反映させる機能を持つ。
【0031】図2は、本発明によるマテリアルハンドリ
ング・シミュレーション方法を実現するためのプログラ
ムの処理手順をフローチャートで示した図であり、その
ときの入出力のための画面仕様が、図6、図7に示され
ている。以下、図2、図6、図7を参照しながら図1に
示す本発明実施形態の動作について説明する。
【0032】利用者は、図6に示される条件入力画面を
介して部番を選択し、容器に入れる部品の選択を行なう
(ステップS21)。ここでは、予め部品毎の設計デー
タがDB22にライブラリ化され蓄積されており、利用
者が部番を入力することによりMH条件入力部2が起動
し、該当する部品、および容器の設計データがライブラ
リ検索部21によって検索され、画面表示されるように
なっている。ここでは、部番“AB012345”を入
力することにより、該当する部品の全長、径、ダンプラ
密度等設計データが画面表示されている。利用者は、更
に、部品の属性データを入力する(ステップS22)。
ここでは、重要機能部品、もしくは部品同士の接触がN
Gであるか、自重、段積み時の荷重による変形があるか
否かをチェックすることによって属性入力が行なわれ、
MH仕様作成部3は、これら入力データを取り込み、属
性A、Bを判定し、部品の荷姿等に関するシミュレーシ
ョンを行なう。
【0033】MH仕様作成部3のシミュレーション本体
部31は、まず、物品の入れ数をシミュレーションする
(ステップS23)。そして、MH荷姿を設定し(ステ
ップS24)、荷姿画面生成部32を介して設定された
荷姿をグラフィックスで生成出力する(ステップS2
5)。更に、シミュレーション部34で緩衝材や仕切り
を含む物品保持部材も含めて物品の荷姿のシミュレーシ
ョンが行なわれ(ステップS26)、最終的にMH仕様
として出力される(ステップS27)。MH仕様の中に
は、MHコスト生成部33により生成される1個あたり
にかかるMH費用も含まれる。ここで生成されるMH仕
様のエッセンスは表形式で図6に、荷姿は図7に一例が
示されている。ここでは、容器に梱包されたローラ部品
の平面図が図形表示されている。このことにより、部品
の荷姿、および仕様が画面上で閲覧でき、MH仕様に関
する検討が物品設計と並行して可能になる。2D以外に
3Dモデルによる荷姿検討も可能である。
【0034】MH仕様生成後、更に、目標コストとの比
較が行なわれる(ステップS28)。ここで、比較照合
がとれた場合はシミュレーションを終了し、未だVA努
力を要するものについては、物品形状変更指示部35
が、例えば外装カバーの場合、「側面カバーを2mm程
度小さくすれば同じ容器で3個入るため15円安くな
る」といったVA提案を生成して設計部門へフィードバ
ックし(ステップS29)、物品形状変更指示による設
計変更を経てシミュレーションを再度繰り返す。このこ
とにより、部品設計終了前における生産部門でのVA検
討が可能となり、また、生産変動、設計変更時のMH仕
様の検討が可能になる。
【0035】図2における物品入数シミュレーション
(ステップS23)を中心に、MH荷姿設定(ステップ
S24)、荷姿画面生成(ステップS25)、MH仕様
生成(ステップS27)の各ステップの詳細について図
3に示すフローチャートを参照しながら説明する。ここ
では、入力を、MH条件入力部2により生成される、部
品寸法、部品重量、部品属性データ、そして、MH寸
法、MH重量、MHコスト情報とし、MH仕様作成部3
によるシミュレーションの結果、物品入数、総重量、容
積率、部品1個あたりのMH費、荷姿図、MH比較表を
出力する。
【0036】まず、MH仕様作成部3のシミュレーショ
ン本体部31は、入力された部品寸法、部品重量、部品
属性データから、部品同志の間隔、仕切り材の有無とそ
の板厚、緩衝材の有無とその厚さ、高さをパラメータa
として求める(ステップS31)。次に、シミュレーシ
ョン本体部31は、部品寸法、MH寸法、そして、ステ
ップS31で求めたパラメータaから、部品が最も多く
入る設置方向、その方向に部品を設置したときの入数、
容積率を算出し、更に、シミュレーション部34と協働
しながら仕切り材、緩衝材の使用量をパラメータbとし
て求める(ステップS32)。そして、部品重量、マテ
ハン重量、更には、ステップS32で求めた入数、およ
び仕切り材、緩衝材の使用量から総重量を求める(ステ
ップS33)。また、MHコスト情報と、ステップS3
2で求めた入数および仕切り材、緩衝材の使用量から部
品1個あたりのMH費をパラメータcとして算出する
(ステップS34)。MH費の算出は、MHコスト生成
部33によって行われる。
【0037】そして、部品寸法、MH寸法、更には、ス
テップS31、ステップS32で求められたパラメータ
a、bから荷姿を設定し、荷姿画面生成部32を介して
図示せぬディスプレイモニタへグラフィックス表示する
(ステップS35)。ここに表示される荷姿図の一例
は、図7に示されている。ここでは部品のみ2D表示さ
れているが、容器込みの3D表示も可能である。また、
シミュレーション本体部31は、ステップS31、ステ
ップS32、ステップS34で求められたパラメータ
a、b、cからMH比較表を求め、上記同様、ディスプ
レイモニタへ表示する(ステップS36)。ここに表示
されるMH比較表の一例は、図6に示されている。
【0038】次に、荷姿画面生成部32による荷姿設定
の詳細について、複写機の側板と外装カバーを例示して
説明する。図4に側板の荷姿設定の流れ、図5にカバー
の荷姿設定の流れが示されている。以下、図4、図5を
参照しながら荷姿設定例について説明する。
【0039】図4において、まず、複写機側板の端部に
曲げがあるか否かをチェックする(a)。ここで、曲げ
がない場合、外作によればパンチ、内作によれば曲げお
よびピンカシメを行う。なお、「ピンカシメ」とは、ス
タッド(ユニット位置決めのために板金上に取り付けら
れるピン)を板金に取り付ける際、ピンの端を潰して固
定する処理をいう。なお、aのチェックで曲げがある場
合は、更に、スタッドの有無をチェックし(b)、スタ
ッドがある場合、スタッド凸干渉のチェックを行う
(c)。ここで、「凸干渉」とは、2枚の側板を重ね合
わせたとき一方の側板のスタッドが他方の側板を傷つけ
ることをいう。ここで、スタッドの凸干渉がない場合
は、重ね合わせが可能となるため、外作の場合、パン
チ、曲げ、ピンカシメを行う(e)。
【0040】一方、bにおいてスタッドが無い場合、ま
た、cにおいてスタッドの干渉がある場合、重ね合わせ
の可不可チェックを行う(d)。重ね合わせ可不可の判
定基準は、ロス率10%を基準とし、10%未満の場合
可、10%以上の場合不可とする。ここで、可の場合、
外作であれば、パンチ、曲げを、内作であればピンカシ
メを行う(f)。不可の場合、外作であれば、パンチ、
内作であれば、曲げ、ピンカシメを行う(g)。なお、
「ロス率」とは、部品を重ね合わせたときの間隔の取り
方によって生じる空間ロスの割合をいう。
【0041】図5において、まず、カバーの外観等級を
チェックする(a)。ここでは、2級、あるいは3級、
または等級外を選択する。ここで、「外観等級2級」と
は、外装面等普段良く目にする箇所のあらかじめ定義さ
れた外観等級であり、「外観等級3級」とは、外装ほど
重視はしないが、目にする機会の多い内装の外観等級を
いう。ここで、2級と判定された場合は、通紙面干渉と
重ね合わせの可不可がチェックされ(b)、「通紙面干
渉無し、重ね合わせ可能」であった場合、ミラマット
(袋)2個入り(e)、「通紙面干渉有り、重ね合わせ
不可」の場合、ミラマット(袋)1個入りを行う
(f)。ここで、「ミラマット」とは、発砲ポリエチレ
ン製の袋やシートの商品名をいう。
【0042】一方、aで3級もしくは等級外と判定され
た場合、更に、通紙面干渉の有無がチェックされる
(c)。ここで、通紙面干渉がある場合は、ミラマット
(シート)を入れる(g)。通紙面干渉が無い場合は、
更に、外観等級がチェックされ(d)、3級の場合、プ
ラスチック段ボールの仕切のみとし(h)、級外の場
合、クッションおよび仕切のいずれもない直置きとする
(i)。
【0043】以上説明のように本発明は、例えば既存ポ
リ容器に梱包された製造前の部品の2D、3Dモデルを
画面上で閲覧しながらMH仕様に対する検討を行うもの
であり、部品の設計と並行しながら生産部門でのVA検
討を可能とするものである。また、寸法や重量を入力す
ることで、容器に対する入数を画面上で確認することが
でき、購買部門での見積もり検証、コスト査定も可能と
するものである。更に、物品形状パターン、属性データ
等を入力することにより、ポリ容器に対する重ね合わせ
状態を考慮した部品の入数を見ることができ、この場
合、ほぼ最適な荷姿での部品入数を確認可能となる。ま
た、シミュレーションには、内装材のデータも組み込ま
れており、それらの組み合わせを画面上で確認、操作で
き、MH仕様の検討が可能である。以上のように、MH
仕様に関する全てのデータが組み込まれているため、部
番、属性データを入力するだけでMH仕様を自動生成可
能であり、また、部品形状データの変更入力を行うだけ
でそのときのMH仕様がわかり、VA検討を可能とする
ものである。
【0044】なお、上記した本発明実施形態によれば、
MHシミュレーションシステムをスタンドアロンで構成
した例についてのみ示したが、設計データとMHデータ
の一部をウェブ等、ネットワークを介して協力会社や仕
入先に公開することにより、両者間の連携によるMH仕
様作成、VA検討を可能とする。この場合、図1に示さ
れるMHシミュレーションシステムをサーバ上で構築
し、このサーバ上に構築されるMHシミュレーションシ
ステムは、例えば、工場内各部門に設置される端末装
置、工場外の協力会社や仕入先にある端末装置によって
共有される。図8にその場合に使用されるインフラスト
ラクチャが示されている。
【0045】図8において、MHサーバ81には、LA
N84経由で工場内各部門に設置されたMH端末装置8
3が、WAN85経由で協力会社や仕入れ先にあるMH
端末装置82が接続されている。MH端末装置82、8
3を介して発行される梱包仕様作成要求は、LAN8
4、あるいはWAN85経由でMHサーバ81に伝わ
り、MHサーバ81がシミュレーション結果を梱包仕様
として回答する。
【0046】MHサーバ81は、MH端末装置82、8
3により入力される、部品の属性データを含む設計デー
タ及び容器の設計データを取り込み、部品の荷姿をシミ
ュレーションする。このことにより、最適な荷姿での物
品の入個数を決定し、仕様を自動生成して要求のあった
MH端末装置82、83へ回答する。MHサーバ81
は、更に、シミュレーションの結果生成されるコストと
目標コストとの比較を行い、その結果によっては、MH
仕様に基づく物品形状の変更を設計データに反映させる
ことが可能である。
【0047】なお、図1に示すMH条件入力部2、MH
仕様作成部3、ライブラリ検索部21、シミュレーショ
ン本体部31、荷姿画面生成部32、MHコスト生成部
33、シミュレーション部34、物品形状変更指示部3
5のそれぞれで実行される手順をコンピュータ読取り可
能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプロ
グラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する
ことにより、本発明のマテリアルハンドリング・シミュ
レーションシステムが実現されるものとする。ここでい
うコンピュータシステムとは、OSや周辺機器等のハー
ドウェアを含むものである。
【0048】更に、「コンピュータシステム」は、WW
Wシステムを利用している場合であれば、ホームページ
提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。ま
た、「コンピュータ読取り可能な記録媒体」とは、RO
Mの他に、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、C
D−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵
されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さら
に「コンピュータ読取り可能な記録媒体」とは、インタ
ーネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介
してプログラムが送信された場合のシステムやクライア
ントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ
(RAM)のように、一定時間プログラムを保持してい
るものも含むものとする。
【0049】また、上記プログラムは、このプログラム
を記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝
送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により
他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここ
で、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネ
ット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回
線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体
のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能
の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、
前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録され
ているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、い
わゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良
い。
【0050】
【発明の効果】以上説明のように本発明によれば、物品
の完成を待つことなく設計データとその属性データから
物品の最適な荷姿をシミュレーションすることができ、
このことにより、シミュレーションの結果をMH仕様と
して自動生成することができる。また、目標コストとの
ギャップから設計中の物品に対して形状変更を促がし、
更なるシミュレーションによるMHコストの削減が可能
である。本発明によれば上記の他に、更に、以下に列挙
する効果も得られる。 (1)物品やMH具に関する標準品、既存品がライブラ
リ化されており、関連物品情報から適正情報を選択で
き、MH仕様作成の際の操作性向上にも寄与する。 (2)MHシミュレーションをウェブ対応とすること
で、協力会社や仕入先との間で通信を利用したMH検討
が可能となる。 (3)シミュレーション結果にMH図形データおよびM
Hコストを出力して標準の仕様書フォーマットに記述す
ることで、VA検討のための効率がアップする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマテリアルハンドリング・シミュレー
ションシステムの内部構成を機能展開して示したブロッ
ク図である。
【図2】本発明によるマテリアルハンドリング・シミュ
レーション方法を実現するためのプログラムの処理手順
をフローチャートで示した図である。
【図3】図2における物品入数シミュレーションステッ
プの詳細手順をフローチャートで示した図である。
【図4】図2におけるMH荷姿設定ステップの詳細を具
体的事例に基づき説明するために引用した図である。
【図5】図2におけるMH荷姿設定ステップの詳細を具
体的事例に基づき説明するために引用した図である。
【図6】本発明実施形態の動作を説明するために引用し
た画面構成の一例を示す図である。
【図7】本発明実施形態の動作を説明するために引用し
た画面構成の一例を示す図である。
【図8】本発明の他の実施形態を説明するために引用し
たインフラストラクチャの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 入出力制御部 2 MH条件入力部 3 MH仕様作成部 21 ライブラリ検索部 22 DB 31 シミュレーション本体部 32 荷姿画面生成部 33 MHコスト生成部 34 シミュレーション部 35 物品形状変更指示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梁田 敏雄 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 3E056 BA20 FH20 GA10

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1以上の物品を容器に梱包して運搬する
    マテリアルハンドリングのためのシミュレーションシス
    テムであって、 物品の属性データを含む設計データ及び容器の設計デー
    タを取り込む条件入力手段と、 前記物品の荷姿をシミュレーションすることにより、最
    適な荷姿での物品の入個数を決定し、マテリアルハンド
    リングのための仕様を自動生成する仕様作成手段と、を
    備えたことを特徴とするマテリアルハンドリング・シミ
    ュレーションシステム。
  2. 【請求項2】 前記条件入力手段は、 標準品があらかじめライブラリ登録され、前記物品また
    は容器にユニークに付された番号により適切な設計デー
    タを取り込むライブラリ検索手段、を備えることを特徴
    とする請求項1に記載のマテリアルハンドリング・シミ
    ュレーションシステム。
  3. 【請求項3】 前記仕様作成手段は、 前記シミュレーションの結果、物品の荷姿を設定してグ
    ラフィックス生成出力する荷姿画面生成手段、を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のマテリアルハンドリ
    ング・シミュレーションシステム。
  4. 【請求項4】 前記仕様作成手段は、 前記シミュレーションの結果、物品1個あたりのマテリ
    アルハンドリングコストを計算して出力するコスト生成
    手段、を備えることを特徴とする請求項1に記載のマテ
    リアルハンドリング・シミュレーションシステム。
  5. 【請求項5】 前記仕様作成手段は、 前記属性データによっては、物品の重ね合わせ、緩衝材
    や仕切りを含む物品保持部材も含めて荷姿のシミュレー
    ションを行なうシミュレーション手段、を備えることを
    特徴とする請求項1に記載のマテリアルハンドリング・
    シミュレーションシステム。
  6. 【請求項6】 前記仕様作成手段は、 前記コスト生成手段によって出力されたコストと目標コ
    ストとの比較を行い、結果によっては、前記作成された
    仕様に基づく物品形状の変更を前記設計データに反映さ
    せる物品形状設計変更指示手段、を備えることを特徴と
    する請求項1または4に記載のマテリアルハンドリング
    ・シミュレーションシステム。
  7. 【請求項7】 端末装置とは通信ネットワークを介して
    接続され、前記端末装置を介して発行される梱包仕様作
    成要求に基づき、マテリアルハンドリングのためのシミ
    ュレーション結果を梱包仕様として回答するマテリアル
    ハンドリング・シミュレーションサーバであって、 前記端末装置により入力される、物品の属性データを含
    む設計データ及び容器の設計データを取り込む条件入力
    手段と、 前記物品の梱包品に対する荷姿をシミュレーションする
    ことにより、最適な荷姿での物品の入個数を決定し、仕
    様を自動生成して前記要求のあった端末装置へ回答する
    仕様回答手段と、を備えたことを特徴とするマテリアル
    ハンドリング・シミュレーションサーバ。
  8. 【請求項8】 前記仕様作成手段は、 前記シミュレーションの結果生成されるコストと目標コ
    ストとの比較を行い、その結果によっては、前記仕様に
    基づく物品形状の変更を前記設計データに反映させる物
    品形状設計変更指示手段、を備えることを特徴とする請
    求項7に記載のマテリアルハンドリング・シミュレーシ
    ョンシステム。
  9. 【請求項9】 1以上の物品を容器に梱包して運搬する
    マテリアルハンドリングのためのシミュレーション方法
    であって、 物品の属性データを含む設計データ及び容器の設計デー
    タを取り込み、 前記物品の荷姿をシミュレーションすることにより、最
    適な荷姿での物品の入個数を決定し、仕様を自動生成す
    る、ことを特徴とするマテリアルハンドリング・シミュ
    レーション方法。
  10. 【請求項10】 前記シミュレーションの結果生成され
    るコストと目標梱包コストとの比較を行い、その結果に
    よっては、前記仕様に基づく物品形状の変更を前記設計
    データに反映させる、ことを特徴とする請求項9に記載
    のマテリアルハンドリング・シミュレーション方法。
  11. 【請求項11】 1以上の物品を容器に梱包して運搬す
    るマテリアルハンドリングのためのシミュレーションシ
    ステムに用いられるシミュレーションプログラムであっ
    て、 物品の属性データを含む設計データ及び容器の設計デー
    タを取り込む条件入力ステップと、 前記物品の荷姿をシミュレーションすることにより、最
    適な荷姿での物品の入個数を決定し、仕様を自動生成す
    る仕様作成ステップと、をコンピュータに実行させるマ
    テリアルハンドリング・シミュレーションプログラム。
  12. 【請求項12】 前記物品の属性データを含む設計デー
    タから、物品同士の間隔、仕切り材の有無と板厚、緩衝
    材の有無と厚さに関するパラメータを求める第1のステ
    ップと、 前記物品の設計データおよび容器の設計データと、前記
    パラメータに基づき、前記物品が容器に最も多く梱包可
    能な載置方向を求め、同方向に載置したときの入数、容
    積率を求め、更に、仕切り材、緩衝材の使用量を求める
    第2のステップと、 前記入数、および仕切り材、緩衝材の使用量により総重
    量を求める第3のステップとを含み、前記ステップをコ
    ンピュータに実行させる請求項11に記載のシミュレー
    ションプログラム。
  13. 【請求項13】 前記入数、および仕切り材、緩衝材の
    使用量により、物品1個あたりにかかるコストを算出す
    る第4のステップを更に含み、前記ステップをコンピュ
    ータに実行させる請求項11または12に記載のシミュ
    レーションプログラム。
  14. 【請求項14】 前記第1、第2のステップのそれぞれ
    によって求められるパラメータから荷姿をグラフィック
    ス生成出力する第5のステップを更に含み、前記ステッ
    プをコンピュータに実行させる請求項11〜13のいず
    れか1項に記載のシミュレーションプログラム。
  15. 【請求項15】 前記第2、第3、第4のステップによ
    り求められるパラメータにより、1物品あたり複数種の
    仕様のエッセンスから成る仕様比較表を生成出力する第
    6のステップを更に含み、前記ステップをコンピュータ
    に実行させる請求項11〜14のいずれか1項に記載の
    シミュレーションプログラム。
  16. 【請求項16】 前記シミュレーションの結果生成され
    るコストと目標コストとの比較を行い、その結果によっ
    ては、前記仕様に基づく物品形状の変更を前記設計デー
    タに反映させる物品形状設計変更指示ステップを含み、
    前記ステップをコンピュータに実行させる請求項11に
    記載のシミュレーションプログラム。
  17. 【請求項17】 端末装置とは通信ネットワークを介し
    て接続され、前記端末装置を介して発行される仕様作成
    要求に基づき、マテリアルハンドリングのためのシミュ
    レーション結果を仕様として回答するマテリアルハンド
    リングシステムに用いられるサーバプログラムであっ
    て、 前記端末装置により入力される、物品の属性データを含
    む設計データ及び容器の設計データを取り込む梱包条件
    入力ステップと、 前記物品の荷姿をシミュレーションすることにより、最
    適な荷姿での物品の入個数を決定し、仕様を自動生成し
    て前記要求のあった端末装置へ回答する仕様回答ステッ
    プと、をコンピュータに実行させるサーバプログラム。
  18. 【請求項18】 前記シミュレーションの結果生成され
    るコストと目標コストとの比較を行い、その結果によっ
    ては、前記仕様に基づく物品形状の変更を前記設計デー
    タに反映させる物品形状設計変更指示ステップを含み、
    前記ステップをコンピュータに実行させる請求項17に
    記載のサーバプログラム。
  19. 【請求項19】 1以上の物品を容器に梱包して運搬す
    るマテリアルハンドリングのためのシミュレーションシ
    ステムに用いられるシミュレーションプログラムを記録
    したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、 物品の属性データを含む設計データ及び容器の設計デー
    タを取り込む条件入力ステップと、 前記物品の荷姿をシミュレーションすることにより、最
    適な荷姿での物品の入個数を決定し、仕様を自動生成す
    る仕様作成ステップと、をコンピュータに実行させるマ
    テリアルハンドリング・シミュレーションプログラムを
    記録した記録媒体。
  20. 【請求項20】 端末装置とは通信ネットワークを介し
    て接続され、前記端末装置を介して発行される仕様作成
    要求に基づき、マテリアルハンドリングのためのシミュ
    レーション結果を仕様として回答するマテリアルハンド
    リングシステムに用いられるサーバプログラムを記録し
    たコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、 前記端末装置により入力される、物品の属性データを含
    む設計データ及び容器の設計データを取り込む条件入力
    ステップと、 前記物品の荷姿をシミュレーションすることにより、最
    適な荷姿での物品の入個数を決定し、仕様を自動生成し
    て前記要求のあった端末装置へ回答する仕様回答ステッ
    プと、を備えたことを特徴とするサーバプログラムを記
    録した記録媒体。
JP2001387551A 2001-12-20 2001-12-20 マテリアルハンドリング・シミュレーションシステム及び方法、ならびにそのシミュレーションプログラム、記録媒体 Pending JP2003187174A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007284138A (ja) * 2006-04-20 2007-11-01 Toyota Motor Corp 荷姿パターンを決定する過程を支援する装置と方法とプログラム
JP2014168867A (ja) * 2013-03-01 2014-09-18 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 円筒物体の最密配置算出及び間仕切り生成方法、その装置並びにプログラム

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