JP2003187116A - Ｗｅｂを利用した購買システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 Ｗｅｂ上から ・３サイズ＋アルファのデータ入力 ・目的地（行く場所）データの入力 ・遊びに行く時期の入力 の入力により、入力された場所のその時期の画像を背景
として、購入予定の洋服を試着した画像を表示する事に
より、買いたい服が、その時期のその場所に合っている
か容易に判断できる。 【解決手段】 基本的には、インターネットを使用した
ＷＥＢシステムで、背景とする画像は、Ｅ−ｃｏｍｍｅ
ｒｃｅ時代を反映して、入力された目的の場所の近くに
存在しているコンビニ、町のＤＰＥ屋さんから、入力さ
れた時期に見合った画像を受け取る事により、現状のそ
の場の画像データに重ね合わせた画像で服の状態が確認
できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットに
接続されたＷＥＢ購買システムに関し、ＷＥＢを用いて
ジャケット、スーツ、スカート、手袋、帽子等の衣料品
を購入する場合に、購入予定者が入力するサイズ、時期
等より、購入予定者のサイズにフィットした所望の商品
を着用した画像を表示するとともに、該画像に、入力さ
れた季節に応じた入力場所の画像を背景として表示する
事を特徴とするシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来からの衣服購入のスタイルとして
は、代表的なサイズごとに、大量生産され店に置かれた
既製服の中から、自分の好みの服を試着し、自分のサイ
ズに近い服を裾上げなどの若干の手直しを行った上で購
入する方法が最も一般的な方法であるが、上記のような
既製服では満足できない場合には、顧客が店で好みのデ
ザイン、生地を選び、店員が客の体の寸法を測定後、こ
れをもとに仕立て職人が客の体型に合うように型紙を作
成し、顧客の体に合った衣服・服飾品を製造するオーダ
ーメイド方法が存在する。

【０００３】上記以外にも、通販等を行っている会社に
雑誌の送付を依頼して、送ってこられた雑誌の中から所
望の商品をＦＡＸを用いて注文する方法、更にはインタ
ーネットを利用して通販の会社のホームページにアクセ
スして、そのページ上に表示されている画像を見なが
ら、購入したい商品のコードを入力する事によって購入
する方法がある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
方法では、その場で服を購入できる反面、在庫に好みの
衣料・服飾品がない場合やサイズが合わない場合が多
く、真に顧客が満足できる服の購入が困難であった。更
には、人前でサイズ等を測ってもらったりしなければな
らないことがあったりするため、人目を気にして購入し
なければならないといった問題もあった。

【０００５】また、オーダーメイド方式での購入に関し
ては、デザイン、サイズの両面からある程度満足できる
衣服が購入可能であるものの、仕立てにかかる労力、時
間が大きく、一着仕立てになるために値段も高くなるだ
けでなく、デザインを選ぶ際には試着できないため、着
用時に似合うかどうかが判断できず、仕立てあがった際
に似合わないといった場合もあった。

【０００６】更には、通販等を利用したＷＥＢを用いた
購入に関しては、注文した品物が手元に届いて初めて本
当の色合いの確認が可能となる、試着することができる
ようになるため、その時点で購入したものが気に入らな
かったり、手直しが必要な個所等が認識できると言った
問題点も存在していた。

【０００７】本発明は上述の問題点に鑑み、購入者に満
足を提供するためのＷＥＢを用いた購入システムで、入
力された購入者のサイズをもとに、そのサイズに合った
所望の服を着用した場合の画像を表示する事を第１の目
的とする。

【０００８】また、購入者の要望に対応するために、サ
イズのみならず、購入者自身の画像をも同時に入力して
やる方式を採用する事により、購入者の画像を使用した
購入服の着用画像を表示する事により、満足度を更に向
上させる事を第２の目的とする。

【０００９】更に、購入するときの目的として、今度あ
そこに行くときに着て行くためにこういう服が欲しい、
こういうバッグが欲しい等の要望があり、これらの要望
を満足させるために、その行った先の画像と前記した購
入予定者の画像を用いて購入予定の服等を着用した画像
を合成して表示してやることにより、更に臨場感あふれ
る、購入意識をそそる画像を作成して顧客の満足度をア
ップさせる事を第３の目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明は、インターネッ
トに接続されたＷＥＢ購買システムに関し、ＷＥＢを用
いてジャケット、スーツ、スカート、手袋、帽子等の衣
料品を購入する場合に、購入予定者が入力するサイズ、
時期等より、購入予定者のサイズにフィットした所望の
商品を着用した画像を表示するとともに、該画像に入力
された時期に応じた入力場所の画像を背景として表示す
る事を特徴とするシステムに関する。

【００１１】前述の第１の目的を達成するために、購入
したい品物のあるサイトに対してアクセスする手段と、
購入したい品物をサイトに格納されている分類の中から
検索するための手段と、該その分類から所望の商品を探
し出す手段と、該所望の商品に対する購入者自身のサイ
ズを入力するための手段とを有し、指定された品物を、
購入予定者のサイズに見合ったマネキンに試着させて、
その画像をアクセス者であるクライアントのアクセス端
末の画面上に表示する手段とにより構成された事を特徴
とするＷＥＢ購買システム。

【００１２】前述の第２の目的を達成するために、本発
明の第１の目的を達成するための手段を有すると共に、
購入予定者の全身が撮影されている画像を送付する手段
を有する事により、実際に購入予定の商品を、あたか本
人が試着したかのような合成画像が作成、表示されるよ
うに構成された事を特徴とするＷＥＢ購買システム。

【００１３】前述の第３の目的を達成するために、本発
明の第１及びまたは第２の目的を達成するための手段を
有すると共に、本発明の主目的である、「あそこに行く
ときに着ていく服」を考慮した場合の所望の行き先、及
びまたは行く時期を指定するための手段を有し、これら
の情報を該第１、該第２の目的を達成するための手段と
兼ね合わせて処理する事により、本人、購入予定の服、
行った先の背景画像を合成可能となるように構成された
ことを特徴とするＷＥＢ購買システム。

【００１４】

【発明の実施の形態】（実施形態１）以下、本発明の一
実施形態について、図面を用いて説明を行う。

【００１５】まず、図１に本発明のシステム全体の構成
を、図２は図１に示したシステム構成を用いて、商品を
購入しようとする購入者が希望するデータを入力して、
該入力に見合った画像データを得るまでの流れを示す図
である。

【００１６】図１に示した符号１０１，１０２，１０３
は、本発明のＷＥＢにアクセスするための端末装置であ
る。この端末装置はパーソナルコンピュータ（以降ＰＣ
と略する）であっても、各種公共の場所に設置されつつ
あるＷＥＢ端末であっても、インターネットにアクセス
可能な機能を有するものであれば構わない。符号２０１
は、本構成における該端末からアクセスされるサーバ機
能を有するコンピュータであり、クライアントからの要
求に応じて情報を提供する機械である。更に符号３０
１，３０２，３０３は、該サーバを運営している会社自
身、ないしは提携した外部のサーバ、及びまたはＰＣで
ある。これらは、情報を提供する側であって、この機械
上に提供すべきデータが存在している必要はなく、提供
者は、符号２０１で示したサーバ上にアクセスし、その
サーバ上の定められたディスク上に提供する画像情報を
保存していても良い。

【００１７】図２は、上記図１におけるデータの流れを
示した図である。

【００１８】図１で示した符号１０１，１０２，１０３
が、購入予定者が操作する端末であり、この端末から
は，ＷＥＢサイトで購入したい商品のデータ（例えば、
ＷＥＢ画面上で検索して選択された商品画像に対するコ
ード）、及び購入者自身の寸法（ＢＷＨ、身長等）、選
択した商品に対する好みの色、及び柄等、商品選択に必
要な入力情報が、サーバ２０１に送られる。

【００１９】送られてきたデータをもとにサーバ２０１
では、購入予定者のサイズに合ったマネキンをセットす
ると同時に、入力されたデータに基づいた商品を合成し
た画像をアクセスサイドの端末画面に表示する。そし
て、この送られてきたが画像を見て、ＷＥＢサイトにア
クセスした購入予定者は、実際に購入するか否かの判断
を行うことが可能となる。

【００２０】これらの状態を、もう少しわかり易く説明
するために、図３に示した表示画像例、及び図４のフロ
ーチャートを用いて、購入予定者がＷＥＢマシンから購
入したいサイトのサーバにアクセスした後で、実際に商
品を購入に至るまでについて詳細に説明する。

【００２１】ステップＳ１０では、購入予定者がＷＥＢ
サイト上で所望の商品（例えば洋服）を見つけ、その商
品を自分が着たらどのような感じ、雰囲気になるのかを
判断しようと考える。そこで、商品を選択すると共に、
その商品の所望の色、柄、及び自分の３サイズ（ＢＷ
Ｈ）、及び身長等の自分の特徴を示す事の可能なデータ
を入力し（実際には対話形式となっていて、ＷＥＢサイ
トのサーバから聞かれる質問に対して答える事にな
る）、そのＷＥＢサイトにデータを送信する。次にステ
ップＳ１１では、本実施形態では自画像の送信は行わな
いので、そのままステップＳ１２へ行く。ステップＳ１
２では、購入予定者の画像データの送信が行われていな
いので、自動的に入力されたデータにマッチしたサイズ
のマネキンを決定する事になる。ステップＳ１６では、
背景画像に関しても、本実施形態では採用されていない
ので、ステップＳ１７で、サーバ側で設定している購入
予定商品に対して、もっともその商品を引立たせるであ
ろう色合いの背景を設定する。

【００２２】次に、ステップＳ２２で、ステップＳ１
０、ステップＳ１２、ステップＳ１７で決定されている
情報を元に合成を実行し、画像の作成を行う。ステップ
Ｓ２３では、合成作成された画像データを、購入予定者
であるクライアントの端末上に表示を行うことになる。

【００２３】このようにして得られた場合の画像を図３
―１に示している。これは、サイズに見合ったマネキン
に、指定された色、柄の洋服を試着させた画像である。

【００２４】購入予定者はこの画像を見て、気に入った
場合にはＷＥＢサイトのサーバに対して決済を行う事に
なる。

【００２５】（実施形態２）第１の実施形態では、購入
予定者が入力するデータのみで、一般的なマネキンを用
いて画像の合成表示を行ってきたが、より真実味を出す
ために、購入予定者の全身写真をデータ入力を同時に送
信してもらう構成にした例について説明する。

【００２６】図４のフローチャート上で、ステップＳ１
１では、自画像の送信が行われる事になるため、ステッ
プＳ１３へジャンプする事になる。ステップＳ１３で
は、実際に購入予定者自身の全身が撮影されている画像
をサーバに対して送信する。続いてステップＳ１４で
は、自画像の送信が行われているために、購入予定の商
品をマネキンに着せるのではなく、送られてきた画像に
対して試着させる事を決定する。更に、ステップＳ１５
では、前述した送付されてきた画像に対して、指定され
た商品データとの合成を行う。これ以降の処理に対して
は、第１の実施形態と同様であるため省略する。

【００２７】このようにして得られた場合の画像を図３
―２に示している。これは、入力されたサイズ、購入予
定者から送信されて来た全身画像、及びまたは顔の画像
データを用いて、それら画像に、指定された色、柄の洋
服を試着させた画像である。

【００２８】また、前述した如く、購入予定者の全身画
像データを送信するように記載してきたが、これに限ら
ず、送信する際に送信するデータが、全身画像か、顔デ
ータかの識別手段を設ける事により、顔データを選択し
たあとに、それに見合った画像データを送信することに
より、合成を行うようにすればよく、全身画像データの
場合と同様の処理で合成する事が可能となる。この場合
に関しては、第１実施形態のマネキンの顔部分が購入予
定者の画像と置き換えられて画面上に表示される事にな
る。

【００２９】即ち、購入予定者自身の画像データを、サ
イズ等のデータと共に送信してやる事により、より現実
味のある画像を作成する事が可能となり、それによって
購入する側は、より購入し易くなることは明確である。

【００３０】（実施形態３）第１の実施形態では、入力
データに基づいて、マネキン等を用いて画像の合成表示
を行ない、第２の実施形態では、購入予定者の全身写真
等の個人画像を付加して画像の合成表示を行なう構成に
ついて説明してきたが、前述の情報に、行き先ないしは
そこに行く時期を購入予定者に入力してもらう事によ
り、背景をも指定された場所に設定して合成することが
可能となり、更に臨場感を持った合成画像を得ることが
できる。これについて若干の説明を加える。

【００３１】図４のフローチャート上で、ステップＳ１
６では、背景画像の指定を行なうか否かの判断を行なっ
ている。ここで、採用するとした場合には、ステップＳ
１８へ行き、要望する場所とそこに行く時期の入力を行
なわせる。次に、ステップＳ１９では、要望のあった場
所に対する画像情報が、現在アクセスしているＷＥＢサ
ーバ上に存在していた場合には、そこから情報を取得す
る。もしここで、ＷＥＢサーバ上に情報が存在していな
かった場合には、提携先等に対して、指定された時期に
応じた場所の画像の有無を問い合わせする。

【００３２】ステップＳ２０では、指定された画像が存
在しているか否かの判断を行なっており、ここで、画像
が存在していなかった場合には、ステップＳ２４で購入
予定者に対して、画像が存在していない旨の告知を行な
う。続いて、ステップＳ２５で再入力画面状態へ遷移す
る。

【００３３】もし、ステップＳ２０で、画像が存在して
いた場合には、ステップＳ２１で、得られた画像を背景
画像としてセットし、ステップＳ２２、ステップＳ２３
で、先に得られている画像との合成を実行し、購入予定
者の端末画面上に、その合成画像を表示する。

【００３４】また、上記説明では、要望場所とその時期
の両方の入力が行なわれた事を前提に説明を加えてきた
が、これに限らず、どちらか一方だけの入力であって
も、その指定情報に基づいた画像を得ることは可能であ
るため、本目的の背景画像と合成して出力するという種
子は代わらないことは言うもでもない。

【００３５】更に、個人画像と合成された場合について
説明を加えてきているが、上記同様に個人画像のない、
即ち洋服を試着したマネキンに対して、背景画像の合成
を行なってもいっこうに構わない。

【００３６】このようにして得られた場合の画像を図３
―３（Ａ）、（Ｂ）に示している。これは、入力された
サイズ、購入予定者から送信されて来た全身画像、及び
または顔の画像データを用いた画像に、指定された色、
柄の洋服を試着させるとともに、背景画像をも合成した
画像である。

【００３７】（実施形態４）上記実施形態では、購入し
たい服等を選択すると共に、実際にその服が自分に似合
っているか否かの判断のために、自分の画像を送信し
て、その画像上に所望の服を試着させる事、背景画像を
合成させる事に言及してきたが、背景画像を購入予定者
が入力した目的の場所近くに存在しているコンビニ等か
ら取り寄せる事をメインに考えると、マネキンに購入予
定の服を着せるだけではなく、実際にその服を着た本人
をデジカメで撮影し、送信することにより、すでに持っ
ている服でもお試し可能となる。

【００３８】このように、所望の服をその場に行かなく
ても購入できるような構成のシステムにおいて説明して
きた通りで、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々応用
可能であることは言うまでもない。

【００３９】

【発明の効果】買いたい服が、その時期のその場所によ
く合っているか容易に判断できる。

【００４０】人前でサイズを公にされることはいやだけ
ど、Ｗｅｂ上では人目を気にすることなくデータを入力
することができる。

【００４１】また、背景、洋服等を合成して、その場に
行ったかのような画像を合成して印刷出力することも可
能となる。

【００４２】背景とする画像は、Ｅ−ｃｏｍｍｅｒｃｅ
時代を反映して、入力された目的の場所の近くに存在し
ているコンビニ、町のＤＰＥ屋さんから、入力された時
期に見合った画像を送信してもらい、そのデータに画像
を重ね合わせることをサービスとすることが可能とな
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施形態を示した構成図。

【図２】本発明の構成におけるデータの流れを示した
図。

【図３】本発明の入力された情報、送信データに基づい
た、購入予定者の端末画面上に表示される画像の例。

【図４】本発明の詳細を示したフローチャート図。

【符号の説明】

１０１ クライアントの端末 １０２ クライアントの端末 １０３ クライアントの端末 ２０１ ＷＥＢサーバ ３０１ 画像情報提供者の端末 ３０２ 画像情報提供者の端末 ３０３ コンビニエンスストアの端末 ４００ 購入予定者の端末 ４０１ ＷＥＢサーバ ４０２ 情報提供者のマシン（端末） ４１０ クライアントからサーバに送信される個人デー
タ・情報 ４１１ 提供された情報と、それを元に所望の画像を作
成するサーバ

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 インターネットにつなぐためのシステム
   構成とその接続手段とを有し、該インターネットへの各
   種接続手段によりインターネットに接続した後に、所望
   のページが表示された際に、そのページ上に表示される
   画面（テキスト、画像等）に対してアクセスすると共
   に、そのページ内に表示されている所望の品物を購入す
   る場合に要求される最低限のデータを入力するための手
   段と、該入力手段より入力されたデータに基づいて、そ
   の品物を入力されたサイズの立体像に所望の商品を着用
   させた（例えばマネキン等）状態の画像を作成し、その
   画像をクライアント側の画面上に表示提供することを特
   徴とする購買システム。
2. 【請求項２】 入力するデータとして、商品着用予定者
   のサイズ入力手段と共に、着用予定者自身の画像を送信
   する手段を有し、受信した着用予定者の画像を元に、合
   成画像を作成して表示する事を特徴とする特許請求項１
   記載のシステム。
3. 【請求項３】 入力するデータとして、行き先である目
   的地を入力する手段を有し、また、目的地を訪れる予定
   の日付を入力する手段とを有し、入力された目的地の訪
   れる日ころの画像データを取り込むと共に、特許請求項
   １記載の購入予定の洋服を着た画像を、該目的地の背景
   画像と合成して、画面上に表示することを特徴とする特
   許請求項１記載のシステム。
4. 【請求項４】 特許請求項１記載のシステムにおいて、
   入力した自分のサイズにマッチすると共に、所望の洋服
   を着用した画像に、背景とする目的地の画像を取得する
   手段として、Ｅ−ｃｏｍｍｅｒｃｅ時代を反映して、入
   力された目的の場所の近くに存在しているコンビニエン
   スストア、及びまたは、その近くの町に存在しているＤ
   ＰＥ屋と提携し、入力された時期の画像を、提携先より
   取得することにより、該画像に合成して出力表示を行う
   事を特徴とする特許請求項１記載のシステム。
5. 【請求項５】 目的地の背景画像との合成を行う手段と
   して、インターネットへのアクセス者の手元に存在して
   いるデジタル画像を背景画像として送信することによ
   り、該画像との合成を実行し、画面上に該画像との合成
   表示を行う事を特徴とする特許請求項１記載のシステ
   ム。