JP2003186917A - 車両バーチャル性能評価装置 - Google Patents

車両バーチャル性能評価装置

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JP2003186917A
JP2003186917A JP2001385002A JP2001385002A JP2003186917A JP 2003186917 A JP2003186917 A JP 2003186917A JP 2001385002 A JP2001385002 A JP 2001385002A JP 2001385002 A JP2001385002 A JP 2001385002A JP 2003186917 A JP2003186917 A JP 2003186917A
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cooling
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JP2001385002A
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Masataka Kawaguchi
正隆 川口
Tomohiro Akagi
朋宏 赤木
Kazufumi Ikeda
和史 池田
Tomonari Takada
智成 高田
Kiyoshi Suenaga
潔 末永
Kensuke Futahashi
謙介 二橋
Tadashi Kususe
正 楠瀬
Akihiro Ishigami
明浩 石神
Shinjiro Murata
慎治郎 村田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両の開発効率を向上させることのできる車両
バーチャル性能評価装置を提供する。 【解決手段】3D−CADデータに基づいて生成された
車両の構造を表す機構及び有限要素モデルと、前記車両
の動力伝達を表す動力伝達モデルと、前記車両の操作状
態を表す運転モードとを合成して合成モデルを生成する
車両性能モデル合成部(11、12、13、14、15
及び16)と、路面の状態を表す路面モデルを生成する
路面モデル生成部(17、18)と、前記車両性能モデ
ル合成部で生成された合成モデルに前記路面モデルで生
成された路面モデルを適用して運動解析を行う運動解析
器(19)と、前記運動解析器の解析結果に基づいて性
能を評価する性能評価部(20、21)、とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両バーチャル性
能評価装置に関し、特にコンピュータ上でシミュレーシ
ョンを行うことにより車両の設計及び評価を行う技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の開発においては、設計、試
作及び実験という一連の工程を繰り返すことにより、所
望の性能及び機能を有する車両を得るという手法が用い
られている。この手法では、車両の性能を評価するため
に、実際に車両を試作して実験することが行われてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車両の
試作及び実験には多大な時間が必要であり、しかも、こ
れらが繰り返して行われるので車両の開発が完了するま
でに膨大な時間が必要になる。従って、このような従来
の手法では車両の開発効率が悪く、改善が望まれてい
る。
【0004】本発明は、上記要請に応えるためになされ
たものであり、その目的は、車両の開発効率を向上させ
ることのできる車両バーチャル性能評価装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以下に、[発明の実施の
形態]で使用する番号・符号を用いて、課題を解決する
ための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許
請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]の記載との
対応関係を明らかにするために付加されたものである
が、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的
範囲の解釈に用いてはならない。
【0006】本発明は、3D−CAD(3 Dimension-Co
mputer Aided Design)システムをベースにした車両性
能シミュレーション技術をシステム化することにより、
計画段階で仮想(バーチャル)の性能予測と性能改善を
行い、以て、車両開発の大幅な省力化及び効率化を図る
ものである。
【0007】即ち、本発明の第1の態様に係る車両バー
チャル性能評価装置は、上記目的を達成するために、3
D−CADデータに基づいて生成された車両の構造を表
す機構モデルと、前記車両の動力伝達を表す動力伝達モ
デルと、前記車両の操作状態を表す運転モードとを合成
して合成モデルを生成する車両性能モデル合成部(1
1、12、13、14、15及び16)と、路面の状態
を表す路面モデルを生成する路面モデル生成部(17、
18)と、前記車両性能モデル合成部で生成された合成
モデルに前記路面モデルで生成された路面モデルを適用
して運動解析を行う運動解析器(19)と、前記運動解
析器の解析結果に基づいて性能を評価する性能評価部
(20、21)、とを備えている。
【0008】この第1の態様に係る車両バーチャル性能
評価装置によれば、車両性能がコンピュータ上でのシミ
ュレーションにより得られるので、この車両性能の妥当
性を判断して設計に反映させることにより、実際に試作
及び実験を行うことなく、車両の開発を進めることがで
きる。
【0009】この第1の態様に係る車両バーチャル性能
評価装置は、更に、前記運動解析器(19)の解析結果
に基づいて前記車両に使用される部材の強度を評価する
部材評価部(22、23及び24)、を備えて構成でき
る。この構成によれば、車両部材の強度がコンピュータ
上でのシミュレーションにより得られるので、この部材
の強度の妥当性を判断して設計に反映させることによ
り、実際に試作及び実験を行うことなく、車両の開発を
進めることができる。
【0010】本発明の第2の態様に係る車両バーチャル
性能評価装置は、上記と同様の目的で、音源の外表面か
ら外界へ放射される空気音を3D−CADデータに基づ
いて算出する空気音算出部(31、32、33、34及
び35)と、振動源から構造物を伝搬して、該構造物の
外表面から外界へ放射される固体音を3D−CADデー
タに基づいて解析する固体音算出部(36、37、3
8、39、40、41、42)と、前記空気音算出部で
算出された空気音と前記固体音算出部で算出された固体
音とを合成する騒音合成器(43)と、前記騒音合成器
の合成結果に基づいて騒音を評価する騒音評価器(4
4)、とを備えている。
【0011】この第2の態様に係る車両バーチャル性能
評価装置によれば、車両の各部での騒音の大きさがコン
ピュータ上でのシミュレーションにより得られるので、
これら車両の各部での騒音の大きさの妥当性を判断して
設計に反映させることにより、実際に試作及び実験を行
うことなく、車両の開発を進めることができる。
【0012】本発明の第3の態様に係る車両バーチャル
性能評価装置は、上記と同様の目的で、空気の流動状態
を3D−CADデータに基づいて算出する熱流動解析部
(10、70、51、52、53及び54)と、前記熱
流動解析部で算出された熱流動状態と放熱機器の配置位
置とに基づいて冷却風量を算出する冷却風量評価部(5
5及び56)と、発熱と放熱を定義する冷却モデルを生
成する冷却モデル生成部(58及び59)と、前記冷却
風量評価部で算出された冷却風量に基づいて算出された
放熱量と前記冷却モデル生成部で生成された冷却モデル
に基づいて算出された発熱量とに基づいて平衡温度を算
出する熱収支解析器(61)と、前記熱収支解析器で算
出された平衡温度に基づいて熱平衡を評価する平衡温度
評価器(62)、とを備えている。
【0013】この第3の態様に係る車両バーチャル性能
評価装置によれば、車両の熱平衡がコンピュータ上での
シミュレーションにより得られるので、この車両の熱平
衡の妥当性を判断して設計に反映させることにより、実
際に試作及び実験を行うことなく、車両の開発を進める
ことができる。
【0014】また、本発明の第4の態様に係る車両バー
チャル性能評価装置は、上記と同様の目的で、3D−C
ADデータに基づいて車両の騒音の大きさを評価する騒
音評価装置(2)と、前記騒音評価装置による評価結果
の良否を判定する騒音判定器(81)と、前記騒音判定
器で否であることが判定された場合に前記騒音評価装置
に入力される前記3D−CADデータを変更する騒音デ
ータ変更器(82、83及び84)と、3D−CADデ
ータに基づいて車両の熱平衡を評価する冷却評価装置
(3)と、前記冷却評価装置による評価結果の良否を判
定する冷却判定器(91)と、前記騒音判定器で否であ
ることが判定された場合に前記冷却評価装置に入力され
る前記3D−CADデータを変更する冷却データ変更器
(92及び93)と、前記騒音判定器及び前記冷却判定
器で良であることが判定された場合に前記車両の騒音及
び熱平衡が良好であることを確認する相反確認器(10
0)、とを備えている。
【0015】この本発明の第4の態様に係る車両バーチ
ャル性能評価装置において、前記騒音評価装置(2)
は、3D−CADデータに基づいて生成された車両の構
造を表す機構モデルと、前記車両の動力伝達を表す動力
伝達モデルと、前記車両の操作状態を表す運転モードと
を合成して合成モデルを生成する車両性能モデル合成部
(11、12、13、14、15及び16)と、路面の
状態を表す路面モデルを生成する路面モデル生成部(1
7、18)と、前記車両性能モデル合成部で生成された
合成モデルに前記路面モデルで生成された路面モデルを
適用して運動解析を行う運動解析器(19)と、前記運
動解析器の解析結果に基づいて性能を評価する性能評価
部(20、21)、とを備え、前記冷却評価装置は、空
気の流動状態を3D−CADデータに基づいて算出する
熱流動解析部(10、70、51、52、53及び5
4)と、前記熱流動解析部で算出された熱流動状態と放
熱機器の配置位置とに基づいて冷却風量を算出する冷却
風量評価部(55及び56)と、発熱と放熱を定義する
冷却モデルを生成する冷却モデル生成部(58及び5
9)と、前記冷却風量評価部で算出された冷却風量に基
づいて算出された放熱量と前記冷却モデル生成部で生成
された冷却モデルに基づいて算出された発熱量とに基づ
いて平衡温度を算出する熱収支解析器(61)と、前記
熱収支解析器で算出された平衡温度に基づいて熱平衡を
評価する平衡温度評価器(62)、とを備えて構成でき
る。
【0016】また、本発明の第5の態様に係る車両バー
チャル性能評価装置は、上記と同様の目的で、3D−C
ADデータに基づいて車両の性能及び強度を評価する性
能・強度評価装置(1)と、前記性能・強度評価装置に
よる評価結果の良否を判定する性能・強度判定器(8
0)と、前記性能・強度音判定器で否であることが判定
された場合に前記騒音評価装置に入力される前記3D−
CADデータを変更する騒音データ変更器(84及び8
5)と、前記性能・強度音判定器で否であることが判定
された場合に3D−CADデータに基づいて車両の騒音
の大きさを評価する騒音評価装置(2)と、前記騒音評
価装置による評価結果の良否を判定する騒音判定器(8
1)と、前記騒音判定器で否であることが判定された場
合に前記騒音評価装置に入力される前記3D−CADデ
ータを変更する騒音データ変更器(82及び83)と、
3D−CADデータに基づいて車両の熱平衡を評価する
冷却評価装置(3)と、前記冷却評価装置による評価結
果の良否を判定する冷却判定器(91)と、前記騒音判
定器で否であることが判定された場合に前記冷却評価装
置に入力される前記3D−CADデータを変更する冷却
データ変更器(92及び93)と、前記騒音判定器及び
前記冷却判定器で良であることが判定された場合に前記
車両の騒音及び熱平衡が良好であることを確認する相反
確認器(100)、とを備えている。
【0017】この本発明の第5の態様に係る車両バーチ
ャル性能評価装置においては、前記性能・強度評価装置
(1)は、前記3D−CADデータに基づいて生成され
た車両の構造を表す機構モデルと、前記車両の動力伝達
を表す動力伝達モデルと、前記車両の操作状態を表す運
転モードとを合成して合成モデルを生成する車両性能モ
デル合成部(11、12、13、14、15及び16)
と、路面の状態を表す路面モデルを生成する路面モデル
生成部(17、18)と、前記車両性能モデル合成部で
生成された合成モデルに前記路面モデルで生成された路
面モデルを適用して運動解析を行う運動解析器(19)
と、前記運動解析器の解析結果に基づいて性能を評価す
る性能評価部(20、21)、とを備え前記騒音評価装
置(2)は、音源の外表面から外界へ放射される空気音
を3D−CADデータに基づいて算出する空気音算出部
(31、32、33、34及び35)と、振動源から構
造物を伝搬して、該構造物の外表面から外界へ放射され
る固体音を3D−CADデータに基づいて解析する固体
音算出部(36、37、38、39、40、41、4
2)と、前記空気音算出部で算出された空気音と前記固
体音算出部で算出された固体音とを合成する騒音合成器
(43)と、前記騒音合成器の合成結果に基づいて騒音
を評価する騒音評価器(44)、とを備え、前記冷却評
価装置(3)は、空気の流動状態を3D−CADデータ
に基づいて算出する熱流動解析部(10、70、51、
52、53及び54)と、前記熱流動解析部で算出され
た熱流動状態と放熱機器の配置位置とに基づいて冷却風
量を算出する冷却風量評価部(55及び56)と、発熱
と放熱を定義する冷却モデルを生成する冷却モデル生成
部(58及び59)と、前記冷却風量評価部で算出され
た冷却風量に基づいて算出された放熱量と前記冷却モデ
ル生成部で生成された冷却モデルに基づいて算出された
発熱量とに基づいて平衡温度を算出する熱収支解析器
(61)と、前記熱収支解析器で算出された平衡温度に
基づいて熱平衡を評価する平衡温度評価器(62)、と
を備えて構成できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0019】(実施の形態1)本発明の実施の形態1に
係る車両バーチャル性能評価装置は、車両の性能及び強
度を仮想的に評価する性能・強度評価装置として具体化
されている。
【0020】この性能・強度評価装置は、コンピュータ
上において動作するシミュレータから構成されている。
図1は、この性能・強度評価装置の構成を示すブロック
図である。
【0021】性能・強度評価装置は、構造部品モデル生
成器11、動力伝達回路生成器12、機器性能データ格
納器13、動力伝達モデル生成器14、運転モード生成
器15、車両性能モデル合成器16、路面形状生成器1
7、路面モデル生成器18、運動解析器19、性能解析
器20、性能評価器21、部材外力評価器22、部材応
力解析器23及び部材強度評価器24から構成されてい
る。
【0022】この性能・強度評価装置には、構造部品形
状生成器10で生成された構造物に関するデータが入力
される。構造部品形状生成器10は、3D−CADシス
テムに相当する。この構造部品形状生成器10は、3D
−CADシステムで作成された例えば図2に示すフォー
クリフトのような、車両の細部にわたる構造及び部品形
状のモデルを生成する。
【0023】構造部品モデル生成器11は、構造部品形
状生成器10から入力される形状及び質量(3D−CA
Dデータ)に、部品相互の結合条件、境界条件等のモデ
ル化情報を与えて、有限要素モデル、又は部品と部品の
結合を含む機構モデルを生成する。機構モデルの一例
を、図3(A)及び図3(B)に示す。また、有限要素
モデルの一例を、図4(A)及び図4(B)に示す。通
常、部品の有限要素モデルは、機構モデルを構成する部
品の弾性変形を近似する目的で内包する形式となる。
【0024】機構モデルは、コンピュータ上で、その形
状及び質量は認識されるが、駆動要素(トルク、力)を
有していない。動力伝達回路生成器12は、この機構モ
デルに動力を与えて、動力と伝達要素の回路モデルを生
成する。
【0025】機器性能データ格納器13は、各機器の特
性、例えばエンジンの特性、トルクコンバータの特性等
を定義するデータを格納している。具体的には、この機
器性能データ格納器13は、内部のデータベース(図示
しない)から必要なデータを引き出し、動力伝達回路生
成器12で生成された回路モデルを定義する。この定義
された回路モデルは動力伝達モデル生成器14に送られ
る。
【0026】動力伝達モデル生成器14は、受け取った
回路モデルに基づいて、コンピュータで取り扱える動力
伝達モデルを生成する。図5は、動力伝達モデル生成器
14で生成されるフォークリフトの動力伝達モデルの一
例を示す。この動力伝達モデルは、詳細な説明は省略す
るが、アクセル操作量、ハンドル操作量、ブレーキ操作
量及びクラッチ操作量が与えられることにより、各構成
要素で動力伝達の計算が行われ、計算により得られたト
ルクや力が機構モデルに伝達される。そして、機構モデ
ルから制御系を介してエンジンの制御にフィードバック
される。
【0027】以上により、機構モデルと動力伝達モデル
が揃うが、これらを実車と同様に、コンピュータ上で駆
動するためには、例えば、アクセル操作、ハンドル操作
といった操作を動力伝達モデルに入力する必要がある。
運転モード生成器15は、このような操作を入力するた
めの運転モードを定義する。以上により、機構モデルを
駆動できる条件が整う。
【0028】車両性能モデル合成器16は、構造部品モ
デル生成器11で生成された機構及び有限要素モデル、
動力伝達モデル生成器14で生成された動力伝達モデル
及び運転モード生成器15で生成された運転モードを合
成して合成モデルを生成する。
【0029】路面形状生成器17は、例えばコンクリー
ト、ラフロード等といった走行路面を定義し、路面モデ
ル生成器18に送る。路面モデル生成器18は、路面形
状生成器17で定義された走行路面に基づいて、実際に
コンピュータ上で使用する走行路面を表す路面モデルを
生成する。
【0030】運動解析器19は、車両性能モデル合成器
16からの合成モデル及び路面モデル生成器18からの
路面モデルに基づいて、実際に運動シミュレーションを
実行する。この運動シミュレーションの実行により、車
両性能に関する各種の状態量、例えば速度、圧力、力等
といった状態量が算出される。この算出された状態量
は、性能解析器20及び部材外力評価器22に送られ
る。
【0031】性能解析器20は、運動解析器19からの
状態量に基づいて、車両性能を表現する指標、例えば最
高速度、最小旋回角等を求める。性能評価器21は、性
能解析器20で求められた指標と基準(クライテリア)
とを比較し、車両性能を評価する。
【0032】また、上述した性能解析器20及び性能評
価器21の動作と並行して、部材外力評価器22は、機
構モデルの部材の部材力を算出し、部材応力解析器23
に送る。部材応力解析器23は、材料力学又は有限要素
モデルを用いて部材応力を算出し、部材強度評価器24
に送る。部材強度評価器24は、部材応力解析器23で
算出された部材応力に基づいて、その作業の頻度に応じ
て低サイクル疲労、高サイクル疲労評価用の等価応力を
算出し、許容応力と比較することにより、強度を評価す
る。
【0033】以上のように構成される性能・強度評価装
置を用いれば、例えば図6に示すような、車両が転倒す
る限界を求める転倒解析を行うことができる。
【0034】以上説明したように、この実施の形態1に
係る、性能・強度評価装置として具体化された車両バー
チャル性能評価装置によれば、車両性能及び部材の強度
がコンピュータ上でのシミュレーションにより得られ
る。従って、これら車両性能及び部材の強度の妥当性を
判断して設計に反映させることにより、実際に試作及び
実験を行うことなく、車両の開発を進めることができ
る。
【0035】また、近年は、3D−CADシステムの性
能向上と共に、3D−CADシステムから非常に精密な
データを得ることができる。従って、上述した性能・強
度評価装置を構成するシミュレータへの入力データとし
て十分に実用に耐え得るものになっている。
【0036】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
係る車両バーチャル性能評価装置は、車両の騒音を仮想
的に評価する騒音評価装置として具体化されている。
【0037】この騒音評価装置は、コンピュータ上にお
いて動作するシミュレータから構成されている。図7
は、この騒音評価装置の構成を示すブロック図である。
【0038】この騒音評価装置は、空気音伝達モデル生
成器31、機器音源生成器32、機器音響出力データ格
納器33、音源モデル生成器34、空気音解析器35、
固体音伝達モデル生成器36、機器振動源生成器37、
機器振動出力データ格納器38、振動源モデル生成器3
9、振動解析器40、音響出力変換器41、固体音解析
器42、騒音合成器43及び騒音評価器44から構成さ
れている。
【0039】この騒音評価装置には、構造部品形状生成
器10で生成された構造物に関するデータが入力され
る。構造部品形状生成器10は、実施の形態1のそれと
同じである。
【0040】一般に、騒音は音源の外表面から外界へ放
射される「空気音」と、音源(振動源ということもでき
る)から周囲の構造物へ振動が伝搬し、構造物の外表面
から外界へ放射される「固体音」との2種類に大別され
る。
【0041】空気音伝達モデル生成器31は、構造部品
形状生成器10から入力される3D−CADデータに基
づいて、空気音の外界での伝搬をコンピュータ上で取り
扱えるモデルを生成する。
【0042】機器音源生成器32は、音源となる機器の
モデルを生成する。機器音響出力データ格納器33は、
音源の音響出力をデータベースとして格納している。機
器音源生成器32で生成されたモデルと機器音響出力デ
ータ格納器33からのデータは音源モデル生成器34に
送られる。
【0043】音源モデル生成器34は、機器音源生成器
32からの機器のモデルと機器音響出力データ格納器3
3からのデータとに基づいて、コンピュータ上で取り扱
える音源モデルを生成する。図8は、音源モデルの一例
を示す。
【0044】空気音解析器35は、空気音伝達モデル生
成器31からのモデルと音源モデル生成器34からの音
源モデルとに基づいて、例えば音線法等を用いて、空気
中を伝搬する音の反射、吸音、回折、透過をシミュレー
ションし、評価地点での空気音を算出する。
【0045】固体音については、一般に、振動伝達を統
計的エネルギー解析法によりシミュレーションすること
により処理される。固体音伝達モデル生成器36は、固
体音の伝搬をコンピュータ上で取り扱えるモデルを生成
する。
【0046】機器振動源生成器37は、振動源の特性を
定義する。機器振動出力データ格納器38は、音源(振
動源)の出力をデータベースとして格納している。振動
源モデル生成器39は、機器振動源生成器37で定義さ
れたモデルと機器振動出力データ格納器38からのデー
タとに基づいて振動源モデルを生成する。図9は、振動
源モデルの一例を示す。
【0047】振動解析器40は、固体音伝達モデル生成
器36からのモデルと振動源モデル生成器39からの振
動源モデルとに基づいて、構造物、パネルの振動をシミ
ュレーションし、その結果を音響出力変換器41に送
る。音響出力変換器41は、振動解析器40でのシミュ
レーションによって得られる表面の振動速度に音響放射
率を掛け合わせることにより、その部位から外界に放射
される音響出力を算出する。
【0048】固体音解析器42は、構造及びパネルの音
響出力が定まると、空気音伝達モデル生成器31からの
空気音伝達モデルを利用して、評価地点での固体音を算
出する。
【0049】騒音合成器43は、空気音解析器35で算
出された空気音と、固体音解析器42で算出された固体
音とを加算することにより、評価地点での合成音を算出
し、騒音評価器44に送る。騒音評価器44は、騒音合
成器43からの合成音を基準(クライテリア)と比較
し、比較結果を図示しない表示器に表示する。
【0050】以上のように構成される騒音評価装置を用
いれば、例えば図10に示すような、騒音解析結果が表
示器に表示されるので、車両の各部での騒音の大きさを
簡単に知ることができる。
【0051】以上説明したように、この実施の形態2に
係る、騒音評価装置として具体化された車両バーチャル
性能評価装置によれば、車両の各部での騒音の大きさが
コンピュータ上でのシミュレーションにより得られる。
従って、これら車両の各部での騒音の大きさの妥当性を
判断して設計に反映させることにより、実際に試作及び
実験を行うことなく、車両の開発を進めることができ
る。
【0052】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
係る車両バーチャル性能評価装置は、車両の熱平衡を仮
想的に評価する冷却評価装置として具体化されている。
【0053】この冷却評価装置は、コンピュータ上にお
いて動作するシミュレータから構成されている。図11
は、この冷却評価装置の構成を示すブロック図である。
【0054】この冷却評価装置は、冷却風路形状生成器
51、冷却風路モデル生成器52、風路境界生成器5
3、熱流動解析器54、放熱機器形状生成器55、冷却
風量評価器56、機器放熱データ格納器57、冷却回路
生成器58、冷却モデル生成器59、機器発熱データ格
納器60、熱収支解析器61及び平衡温度評価器62か
ら構成されている。
【0055】この冷却評価装置には、構造部品形状生成
器10及び機器形状生成器70で生成されたデータが入
力される。構造部品形状生成器10は、実施の形態1で
使用されるそれと同じである。また、機器形状生成器7
0は、3D−CADシステムに相当し、例えばエンジン
といった機器の機器形状データを生成する。
【0056】冷却風路形状生成器51は、構造部品形状
生成器10からの構造及び部品の形状のモデルと、機器
形状生成器70からの機器形状データとに基づいて、構
造部品と機器の外表面を境界とする冷却風路形状を生成
し、冷却風路モデル生成器52に送る。
【0057】冷却風路モデル生成器52では、一般に、
3次元の熱流動解析(3D−CFD)に供するコンピュ
ータ上で取り扱えるモデルを生成する。風路境界生成器
53は、例えば図12に示すような、モデル境界での境
界条件、例えばファン引き込み速度、表面温度等を生成
する。図12(A)は、車両内部の機器のモデル化の様
子を示し、図12(B)は、機器の上にカバーが取り付
けられた状態でのモデル化の様子を示す。
【0058】熱流動解析器54は、冷却風路モデル生成
器52からのコンピュータ上で取り扱えるモデル及び風
路境界生成器53からの境界条件に基づいて空気の流動
状態、例えば風速、温度等をシミュレーションする。図
13は、この冷却評価装置を用いた熱流動解析の一例を
示す。
【0059】放熱機器形状生成器55は、ラジエータ、
オイルクーラなどの放熱機器の冷却風路内での相対的な
位置を明確に定義する。冷却風量評価器56は、熱流動
解析器54からのシミュレーション結果及び放熱機器形
状生成器55で定義された位置に基づいて冷却(放熱)
風量を算出する。
【0060】機器放熱データ格納器57は、内部のデー
タベース(図示しない)から、例えばラジエータ放熱特
性データを引き出して記憶する。この放熱特性データと
冷却風量評価器56からの冷却風量とにより、放熱機器
の放熱量が求まる。以上により、熱収支解析で必要な放
熱量が求まる。
【0061】冷却回路生成器58は、発熱と放熱を定義
する冷却回路を生成する。冷却モデル生成器59は、冷
却回路生成器58で生成された冷却回路に基づいて、コ
ンピュータ上で取り扱える冷却モデルを生成する。
【0062】機器発熱データベース格納器60は、冷却
モデルの発熱機器の発熱量を格納している。熱収支解析
器61は、上記冷却風量及び放熱量に基づいて冷却モデ
ルの平衡温度を算出し、平衡温度評価器62に送る。
【0063】平衡温度評価器62では、熱収支解析器6
1で算出された平衡温度と基準(クライテリア)と比較
することにより、車両が使用される外気温を考慮してオ
ーバーヒートが発生するか否かを判断し、以て熱平衡を
評価する。
【0064】以上説明したように、この実施の形態3に
係る、冷却評価装置として具体化された車両バーチャル
性能評価装置によれば、車両の熱平衡がコンピュータ上
でのシミュレーションにより得られる。従って、この車
両の熱平衡の妥当性を判断して設計に反映させることに
より、実際に試作及び実験を行うことなく、車両の開発
を進めることができる。
【0065】(実施の形態4)本発明の実施の形態4に
係る車両バーチャル性能評価装置は、車両の騒音と熱平
衡のトレードオフを評価する複合評価装置として具体化
されている。この実施の形態4では、実施の形態2に係
る騒音評価装置及び実施の形態3に係る冷却評価装置が
複合されている。
【0066】この複合評価装置は、コンピュータ上にお
いて動作するシミュレータから構成されている。図14
は、この複合評価装置の構成を示すブロック図である。
【0067】この複合評価装置は、構造部品形状生成器
10、騒音評価装置2、騒音判定器81、吸音・制振材
変更器82、音源・振動源対策器83、構造部品形状変
更器84、機器形状生成器70、冷却評価装置3、冷却
判定器91、機器性能変更器92、機器形状変更器93
及び相反確認器100から構成されている。
【0068】騒音評価装置2は、実施の形態2で説明し
た騒音評価装置であり、車両の騒音を仮想的に評価す
る。また、冷却評価装置3は、実施の形態3で説明した
冷却評価装置であり、車両の熱平衡を仮想的に評価す
る。また、構造部品形状生成器10は、実施の形態1で
説明したそれと同じである。また、機器形状生成器70
は、実施の形態3で説明したそれと同じである。
【0069】騒音評価装置2は、上述したように、構造
部品形状生成器10からの3D−CADデータに基づい
て、複数の評価地点での空気音と固体音との合成音(騒
音)を算出する。この騒音評価装置2ので算出された合
成音は、騒音判定器81に送られる。
【0070】騒音判定器81は、騒音評価装置2からの
合成音が所定レベル以下であるかどうかを判定する。こ
の騒音判定器81で所定レベル以下でないことが判定さ
れると、その旨を表す情報が吸音・制振材変更器82、
音源・振動源対策器83及び構造部品形状変更器84に
送られる。
【0071】吸音・制振材変更器82は、騒音評価装置
2の空気音伝達モデル生成器31で生成されたモデル及
び固体音伝達モデル生成器36で生成されたモデルに使
用されている吸音材及び制振材の材質及び/又は形状等
を変更する。また、音源・振動源対策器83は、騒音評
価装置2の音源モデル生成器34で生成される音源モデ
ル及び振動源モデル生成器39で生成される振動源モデ
ルに騒音を減らすような対策を施す。これら吸音・制振
材変更器82及び音源・振動源対策器83の各出力は合
成されて騒音評価装置2に送られる。
【0072】また、構造部品形状変更器84は、後述す
る冷却判定器91の判定結果を考慮して、構造部品形状
生成器10に3D−CADデータの変更を指示する。こ
の指示に応答して構造部品形状生成器10で変更された
3D−CADデータは、吸音・制振材変更器82及び音
源・振動源対策器83の各出力と合成されて騒音評価装
置2に送られる。
【0073】騒音評価装置2は、変更された3D−CA
Dデータに基づいて、再度、複数の評価地点での空気音
と固体音との合成音(騒音)を算出する。この騒音評価
装置2ので算出された合成音は、騒音判定器81に送ら
れる。以下、上述した処理が繰り返される。そして、騒
音判定器81で所定レベル以下であることが判定される
と、その旨が相反確認器100に通知される。
【0074】一方、冷却評価装置3は、上述したよう
に、機器形状生成器70からの3D−CADデータに基
づいて、車両が使用される外気温を考慮してオーバーヒ
ートが発生するか否かを判断する。この判断結果は、冷
却判定器91に送られる。
【0075】冷却判定器91は、冷却評価装置3の判断
結果に基づいて、車両の熱平衡が所定レベル以下である
かどうかを判定する。この冷却判定器91で所定レベル
以下でないことが判定されると、その旨を表す情報が機
器性能変更器92、機器形状変更器93及び及び構造部
品形状変更器84に送られる。
【0076】機器性能変更器92は、冷却評価装置3の
機器形状生成器70で生成される、例えばエンジンとい
った機器の3D−CADデータを変更する。この機器性
能変更器92の出力は冷却評価装置3に送られる。
【0077】また、機器形状変更器93は、機器形状生
成器70に3D−CADデータの変更を指示する。この
指示に応答して機器形状生成器70で変更された3D−
CADデータは、機器性能変更器92の出力と合成され
て冷却評価装置3に送られる。
【0078】冷却評価装置3は、変更された3D−CA
Dデータに基づいて、再度、車両の熱平衡が所定レベル
以下であるかどうかを判定する。この冷却評価装置3の
判定結果は、冷却判定器91に送られる。以下、上述し
た処理が繰り返される。そして、冷却判定器91で所定
レベル以下であることが判定されると、その旨が相反確
認器100に通知される。相反確認器100は、騒音判
定器81及び冷却判定器91の双方が所定レベル以下に
なったことを確認する。
【0079】以上説明したように、この実施の形態4に
係る、複合評価装置として具体化された車両バーチャル
性能評価装置によれば、車両の各部での騒音の大きさ及
び車両の熱平衡とのトレードオフがコンピュータ上での
シミュレーションにより得られる。従って、この車両の
各部での騒音の大きさが及び車両の熱平衡のトレードオ
フの妥当性を判断して設計に反映させることにより、実
際に試作及び実験を行うことなく、車両の開発を進める
ことができる。
【0080】(実施の形態5)本発明の実施の形態5に
係る車両バーチャル性能評価装置は、車両の性能、強
度、騒音及び熱平衡のトレードオフを評価する複合評価
装置として具体化されている。この実施の形態5では、
実施の形態1に係る性能・強度評価装置、実施の形態2
に係る騒音評価装置及び実施の形態3に係る冷却評価装
置が複合されている。
【0081】この複合評価装置は、コンピュータ上にお
いて動作するシミュレータから構成されている。図15
は、この複合評価装置の構成を示すブロック図である。
【0082】この複合評価装置は、構造部品形状生成器
10、性能・強度評価装置1、性能・強度判定器80、
動力伝達性能変更器85、騒音評価装置2、騒音判定器
81、吸音・制振材変更器82、音源・振動源対策器8
3、構造部品形状変更器84、機器形状生成器70、冷
却評価装置3、冷却判定器91、機器性能変更器92、
機器形状変更器93及び相反確認器100から構成され
ている。
【0083】性能・強度評価装置1は、実施の形態1で
説明した性能・強度評価装置であり、車両の性能及び強
度を仮想的に評価する。騒音評価装置2は、実施の形態
2で説明した騒音評価装置であり、車両の騒音を仮想的
に評価する。冷却評価装置3は、実施の形態3で説明し
た冷却評価装置であり、車両の熱平衡を仮想的に評価す
る。また、構造部品形状生成器10は、実施の形態1で
説明したそれと同じである。また、機器形状生成器70
は、実施の形態3で説明したそれと同じである。
【0084】性能・強度評価装置1は、上述したよう
に、構造部品形状生成器10からの3D−CADデータ
に基づいて、車両性能を表現する性能指標及び車両の強
度を表す等価応力を算出する。この性能・強度評価装置
1で算出された性能指標及び等価応力は、性能・強度判
定器80に送られる。
【0085】性能・強度判定器80は、性能・強度評価
装置1からの性能指標及び等価応力がそれぞれ所定レベ
ル以上であるかどうかを判定する。この性能・強度判定
器80で性能指標及び等価応力の少なくとも1つが所定
レベル以上でないことが判定されると、その旨を表す情
報が動力伝達性能変更器85及び構造部品形状変更器8
4に送られる。
【0086】動力伝達性能変更器85は、性能・強度評
価装置1の動力伝達モデル生成器14で生成された動力
伝達モデルを変更する。この動力伝達性能変更器85の
出力は、性能・強度評価装置1に送られる。
【0087】また、構造部品形状変更器84は、後述す
る冷却判定器91の判定結果を考慮して、構造部品形状
生成器10に3D−CADデータの変更を指示する。こ
の指示に応答して構造部品形状生成器10で変更された
3D−CADデータは、動力伝達性能変更器85の出力
と合成されて性能・強度評価装置1に送られる。
【0088】性能・強度評価装置1は、変更された3D
−CADデータに基づいて、再度、性能指標及び等価応
力を算出する。この性能・強度評価装置1で算出された
性能指標及び等価応力は、性能・強度判定器80に送ら
れる。以下、上述した処理が繰り返される。そして、性
能・強度判定器80で性能指標及び等価応力が所定レベ
ル以上であることが判定されると、その旨が騒音評価装
置2に通知される。
【0089】騒音評価装置2は、性能・強度評価装置1
における評価の結果、性能・強度判定器80で性能指標
及び等価応力が所定レベル以上であることが判定された
場合に、構造部品形状生成器10からの変更された3D
−CADデータと、動力伝達性能変更器85の出力とに
基づいて、複数の評価地点での空気音と固体音との合成
音(騒音)を算出する。この騒音評価装置2ので算出さ
れた合成音は、騒音判定器81に送られる。
【0090】騒音判定器81は、騒音評価装置2からの
合成音が所定レベル以下であるかどうかを判定する。こ
の騒音判定器81で所定レベル以下でないことが判定さ
れると、その旨を表す情報が吸音・制振材変更器82、
音源・振動源対策器83及び構造部品形状変更器84に
送られる。
【0091】吸音・制振材変更器82は、騒音評価装置
2の空気音伝達モデル生成器31で生成されたモデル及
び固体音伝達モデル生成器36で生成されたモデルに使
用されている吸音材及び制振材の材質及び/又は形状等
を変更する。また、音源・振動源対策器83は、騒音評
価装置2の音源モデル生成器34で生成される音源モデ
ル及び振動源モデル生成器39で生成される振動源モデ
ルに騒音を減らすような対策を施す。これら吸音・制振
材変更器82及び音源・振動源対策器83の各出力は合
成されて騒音評価装置2に送られる。
【0092】また、構造部品形状変更器84は、後述す
る冷却判定器91の判定結果を考慮して構造部品形状生
成器10に3D−CADデータの変更を指示する。この
指示に応答して構造部品形状生成器10で変更された3
D−CADデータは、動力伝達性能変更器85の出力と
合成されることにより変更され、性能・強度評価装置1
に送られる。そして、上述したように、再度、性能指標
及び等価応力を算出し、算出された性能指標及び等価応
力が性能・強度判定器80で所定レベル以上であること
が判定されると、変更された3D−CADデータと吸音
・制振材変更器82及び音源・振動源対策器83の各出
力とが合成されて騒音評価装置2に送られる。
【0093】騒音評価装置2は、合成された3D−CA
Dデータに基づいて、再度、複数の評価地点での空気音
と固体音との合成音(騒音)を算出する。この騒音評価
装置2で算出された合成音は、騒音判定器81に送られ
る。以下、上述した処理が繰り返される。そして、騒音
判定器81で所定レベル以下であることが判定される
と、その旨が相反確認器100に通知される。
【0094】一方、冷却評価装置3は、上述したよう
に、機器形状生成器70からの3D−CADデータに基
づいて、車両が使用される外気温を考慮してオーバーヒ
ートが発生するか否かを判断する。この判断結果は、冷
却判定器91に送られる。
【0095】冷却判定器91は、冷却評価装置3の判断
結果に基づいて、車両の熱平衡が所定レベル以下である
かどうかを判定する。この冷却判定器91で所定レベル
以下でないことが判定されると、その旨を表す情報が機
器性能変更器92、機器形状変更器93及び及び構造部
品形状変更器84に送られる。
【0096】機器性能変更器92は、冷却評価装置3の
機器形状生成器70で生成される、例えばエンジンとい
った機器の3D−CADデータを変更する。この機器性
能変更器92の出力は冷却評価装置3に送られる。
【0097】また、機器形状変更器93は、機器形状生
成器70に3D−CADデータの変更を指示する。この
指示に応答して機器形状変更器93で変更された3D−
CADデータは、機器性能変更器92の出力と合成され
て冷却評価装置3に送られる。
【0098】冷却評価装置3は、変更された3D−CA
Dデータに基づいて、再度、車両の熱平衡が所定レベル
以下であるかどうかを判定する。この冷却評価装置3の
判定結果は、冷却判定器91に送られる。以下、上述し
た処理が繰り返される。そして、冷却判定器91で所定
レベル以下であることが判定されると、その旨が相反確
認器100に通知される。相反確認器100は、騒音判
定器81及び冷却判定器91の双方が所定レベル以下に
なったことを確認する。
【0099】以上説明したように、この実施の形態5に
係る、複合評価装置として具体化された車両バーチャル
性能評価装置によれば、車両の性能及び強度、車両の各
部での騒音の大きさ及び車両の熱平衡とのトレードオフ
がコンピュータ上でのシミュレーションにより得られ
る。従って、この車両の性能及び強度、車両の各部での
騒音の大きさが及び車両の熱平衡のトレードオフの妥当
性を判断して設計に反映させることにより、トータル的
な車両の設計が可能になると共に、実際に試作及び実験
を行うことなく、車両の開発を進めることができる。
【0100】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、車
両の開発効率を向上させることのできる車両バーチャル
性能評価装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る性能・強度評価装
置として具体化された車両バーチャル性能評価装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る性能・強度評価装
置として具体化された車両バーチャル性能評価装置に入
力される3D−CADシステムの出力の一例を示す図で
ある。
【図3】図1に示す構造部品モデル生成器で生成される
機構モデルの一例を示す図である。
【図4】図1に示す構造部品モデル生成器で生成される
有限要素モデルの一例を示す図である。
【図5】図1に示す動力伝達モデル生成器で生成される
フォークリフトの動力伝達モデルの一例を示す。
【図6】本発明の実施の形態1に係る性能・強度評価装
置として具体化された車両バーチャル性能評価装置で行
われる転倒解析を説明するための図である。
【図7】本発明の実施の形態2に係る騒音評価装置とし
て具体化された車両バーチャル性能評価装置の構成を示
すブロック図である。
【図8】図7に示す音源モデル生成器で生成される音源
モデルの一例を示す図である。
【図9】図7に示す振動源モデル生成器で生成される振
動源モデルの一例を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態2に係る騒音評価装置と
して具体化された車両バーチャル性能評価装置で行われ
る騒音解析の結果を説明するための図である。
【図11】本発明の実施の形態3に係る冷却評価装置と
して具体化された車両バーチャル性能評価装置の構成を
示すブロック図である。
【図12】図11に示す風路境界生成器で生成されるモ
デル境界での境界条件を説明するための図である。
【図13】本発明の実施の形態3に係る冷却評価装置と
して具体化された車両バーチャル性能評価装置で行われ
る熱流動解析の結果を説明するための図である。
【図14】本発明の実施の形態4に係る複合評価装置と
して具体化された車両バーチャル性能評価装置の構成を
示すブロック図である。
【図15】本発明の実施の形態5に係る他の複合評価装
置として具体化された車両バーチャル性能評価装置の構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 性能・強度評価装置 2 騒音評価装置 3 冷却評価装置 10 構造部品形状生成器 11 構造部品モデル生成器 12 動力伝達回路生成器 13 機器性能データ格納器 14 動力伝達モデル生成器 15 運転モード生成器 16 車両性能モデル合成器 17 路面形状生成器 18 路面モデル生成器 19 運動解析器 20 性能解析器 21 性能評価器 22 部材外力評価器 23 部材応力解析器 24 部材強度評価器 31 空気音伝達モデル生成器 32 機器音源生成器 33 機器音響出力データ格納器 34 音源モデル生成器 35 空気音解析器 36 固体音伝達モデル生成器 37 機器振動源生成器 38 機器振動出力データ格納器 39 振動源モデル生成器 40 振動解析器 41 音響出力変換器 42 固体音解析器 43 騒音合成器 44 騒音評価器 51 冷却風路形状生成器 52 冷却風路モデル生成器 53 風路境界生成器 54 熱流動解析器 55 放熱機器形状生成器 56 冷却風量評価器 57 機器放熱データ格納器 58 冷却回路生成器 59 冷却モデル生成器 60 機器発熱データ格納器 61 熱収支解析器 62 平衡温度評価器 70 機器形状生成器 80 性能・強度判定器 81 騒音判定器 82 吸音・制振材変更器 83 音源・振動源対策器 84 構造部品形状変更器 85 動力伝達性能変更器 91 冷却判定器 92 機器性能変更器 93 機器形状変更器 100 相反確認器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 和史 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 高田 智成 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 末永 潔 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 二橋 謙介 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 楠瀬 正 神奈川県相模原市田名3000番地 三菱重工 業株式会社汎用機・特車事業本部内 (72)発明者 石神 明浩 神奈川県相模原市田名3000番地 三菱重工 業株式会社汎用機・特車事業本部内 (72)発明者 村田 慎治郎 神奈川県相模原市田名3000番地 三菱重工 業株式会社汎用機・特車事業本部内 Fターム(参考) 5B046 AA04 JA07

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3D−CADデータに基づいて生成され
    た車両の構造を表す機構モデルと、前記車両の動力伝達
    を表す動力伝達モデルと、前記車両の操作状態を表す運
    転モードとを合成して合成モデルを生成する車両性能モ
    デル合成部と、 路面の状態を表す路面モデルを生成する路面モデル生成
    部と、 前記車両性能モデル合成部で生成された合成モデルに前
    記路面モデルで生成された路面モデルを適用して運動解
    析を行う運動解析器と、 前記運動解析器の解析結果に基づいて性能を評価する性
    能評価部、とを備えた車両バーチャル性能評価装置。
  2. 【請求項2】 前記運動解析器の解析結果に基づいて前
    記車両に使用される部材の強度を評価する部材評価部、
    を更に備えた請求項1に記載の車両バーチャル性能評価
    装置。
  3. 【請求項3】 音源の外表面から外界へ放射される空気
    音を3D−CADデータに基づいて算出する空気音算出
    部と、 振動源から構造物を伝搬して、該構造物の外表面から外
    界へ放射される固体音を3D−CADデータに基づいて
    解析する固体音算出部と、 前記空気音算出部で算出された空気音と前記固体音算出
    部で算出された固体音とを合成する騒音合成器と、 前記騒音合成器の合成結果に基づいて騒音を評価する騒
    音評価器、とを備えた車両バーチャル性能評価装置。
  4. 【請求項4】 空気の流動状態を3D−CADデータに
    基づいて算出する熱流動解析部と、 前記熱流動解析部で算出された熱流動状態と放熱機器の
    配置位置とに基づいて冷却風量を算出する冷却風量評価
    部と、 発熱と放熱を定義する冷却モデルを生成する冷却モデル
    生成部と、 前記冷却風量評価部で算出された冷却風量に基づいて算
    出された放熱量と前記冷却モデル生成部で生成された冷
    却モデルに基づいて算出された発熱量とに基づいて平衡
    温度を算出する熱収支解析器と、 前記熱収支解析器で算出された平衡温度に基づいて熱平
    衡を評価する平衡温度評価器、とを備えた車両バーチャ
    ル性能評価装置。
  5. 【請求項5】 3D−CADデータに基づいて車両の騒
    音の大きさを評価する騒音評価装置と、 前記騒音評価装置による評価結果の良否を判定する騒音
    判定器と、 前記騒音判定器で否であることが判定された場合に前記
    騒音評価装置に入力される前記3D−CADデータを変
    更する騒音データ変更器と、 3D−CADデータに基づいて車両の熱平衡を評価する
    冷却評価装置と、 前記冷却評価装置による評価結果の良否を判定する冷却
    判定器と、 前記騒音判定器で否であることが判定された場合に前記
    冷却評価装置に入力される前記3D−CADデータを変
    更する冷却データ変更器と、 前記騒音判定器及び前記冷却判定器で良であることが判
    定された場合に前記車両の騒音及び熱平衡が良好である
    ことを確認する相反確認器、とを備えた車両バーチャル
    性能評価装置。
  6. 【請求項6】 前記騒音評価装置は、 音源の外表面から外界へ放射される空気音を前記3D−
    CADデータに基づいて算出する空気音算出部と、 振動源から構造物を伝搬して、該構造物の外表面から外
    界へ放射される固体音を前記3D−CADデータに基づ
    いて解析する固体音算出部と、 前記空気音算出部で算出された空気音と前記固体音算出
    部で算出された固体音とを合成する騒音合成器と、 前記騒音合成器の合成結果に基づいて騒音を評価する騒
    音評価器、とを備え、 前記冷却評価装置は、 空気の流動状態を前記3D−CADデータに基づいて算
    出する熱流動解析部と、 前記熱流動解析部で算出された熱流動状態と放熱機器の
    配置位置とに基づいて冷却風量を算出する冷却風量評価
    部と、 発熱と放熱を定義する冷却モデルを生成する冷却モデル
    生成部と、 前記冷却風量評価部で算出された冷却風量に基づいて算
    出された放熱量と前記冷却モデル生成部で生成された冷
    却モデルに基づいて算出された発熱量とに基づいて平衡
    温度を算出する熱収支解析器と、 前記熱収支解析器で算出された平衡温度に基づいて熱平
    衡を評価する平衡温度評価器、とを備えている請求項5
    に記載の車両バーチャル性能評価装置。
  7. 【請求項7】 3D−CADデータに基づいて車両の性
    能及び強度を評価する性能・強度評価装置と、 前記性能・強度評価装置による評価結果の良否を判定す
    る性能・強度判定器と、 前記性能・強度音判定器で否であることが判定された場
    合に前記騒音評価装置に入力される前記3D−CADデ
    ータを変更する騒音データ変更器と、 前記性能・強度音判定器で否であることが判定された場
    合に3D−CADデータに基づいて車両の騒音の大きさ
    を評価する騒音評価装置と、 前記騒音評価装置による評価結果の良否を判定する騒音
    判定器と、 前記騒音判定器で否であることが判定された場合に前記
    騒音評価装置に入力される前記3D−CADデータを変
    更する騒音データ変更器と、 3D−CADデータに基づいて車両の熱平衡を評価する
    冷却評価装置と、 前記冷却評価装置による評価結果の良否を判定する冷却
    判定器と、 前記騒音判定器で否であることが判定された場合に前記
    冷却評価装置に入力される前記3D−CADデータを変
    更する冷却データ変更器と、 前記騒音判定器及び前記冷却判定器で良であることが判
    定された場合に前記車両の騒音及び熱平衡が良好である
    ことを確認する相反確認器、とを備えた車両バーチャル
    性能評価装置。
  8. 【請求項8】 前記性能・強度評価装置は、 前記3D−CADデータに基づいて生成された車両の構
    造を表す機構モデルと、前記車両の動力伝達を表す動力
    伝達モデルと、前記車両の操作状態を表す運転モードと
    を合成して合成モデルを生成する車両性能モデル合成部
    と、 路面の状態を表す路面モデルを生成する路面モデル生成
    部と、 前記車両性能モデル合成部で生成された合成モデルに前
    記路面モデルで生成された路面モデルを適用して運動解
    析を行う運動解析器と、 前記運動解析器の解析結果に基づいて性能を評価する性
    能評価部、とを備え 前記騒音評価装置は、 音源の外表面から外界へ放射される空気音を前記3D−
    CADデータに基づいて算出する空気音算出部と、 振動源から構造物を伝搬して、該構造物の外表面から外
    界へ放射される固体音を前記3D−CADデータに基づ
    いて解析する固体音算出部と、 前記空気音算出部で算出された空気音と前記固体音算出
    部で算出された固体音とを合成する騒音合成器と、 前記騒音合成器の合成結果に基づいて騒音を評価する騒
    音評価器、とを備え、 前記冷却評価装置は、 空気の流動状態を前記3D−CADデータに基づいて算
    出する熱流動解析部と、 前記熱流動解析部で算出された熱流動状態と放熱機器の
    配置位置とに基づいて冷却風量を算出する冷却風量評価
    部と、 発熱と放熱を定義する冷却モデルを生成する冷却モデル
    生成部と、 前記冷却風量評価部で算出された冷却風量に基づいて算
    出された放熱量と前記冷却モデル生成部で生成された冷
    却モデルに基づいて算出された発熱量とに基づいて平衡
    温度を算出する熱収支解析器と、 前記熱収支解析器で算出された平衡温度に基づいて熱平
    衡を評価する平衡温度評価器、とを備えている請求項7
    に記載の車両バーチャル性能評価装置。
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