JP2003186873A - 情報提供装置および情報提供方法 - Google Patents

情報提供装置および情報提供方法

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JP2003186873A
JP2003186873A JP2001388361A JP2001388361A JP2003186873A JP 2003186873 A JP2003186873 A JP 2003186873A JP 2001388361 A JP2001388361 A JP 2001388361A JP 2001388361 A JP2001388361 A JP 2001388361A JP 2003186873 A JP2003186873 A JP 2003186873A
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JP2001388361A
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English (en)
Inventor
Toshikatsu Igarashi
利勝 五十嵐
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 数字列を覚える効果的な手法が求められてい
る。 【解決の手段】 ユーザは数字入力欄72に数字列、こ
こでは「4371」を入力する。また、分野入力欄74
で語呂が属する分野をユーザが指定すると、語呂提供装
置は、指定された分野のサイトを探索して語呂を探索す
る。探索の結果、ここでは出力欄78にひらがなで「よ
さんない」と、漢字が含まれる「予算内」や「予算無
い」の計3個の語呂と「予算内におさめる」の語呂を含
むフレーズが出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、情報提供技術に
関し、とくに数字列を連想可能な語句を提供するととも
に、それら数字列および語句を利用する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネット利用拡大とともに、様々
なサービスがインターネット上で展開されるようになっ
ている。そのようなサービスを利用するにあたり各サイ
トはユーザにパスワードなどの認証情報を登録するよう
に要求することがしばしば見うけられる。例えば、オン
ラインショッピングの利用や、会員制のサイトの利用な
ど非常に多くの場面でパスワードの入力が要求される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、パスワードのよ
うな数字列の入力が要求される場面は、例えば銀行のキ
ャッシュカードで預金を引き出すときに暗証番号を入力
するのが主だった。しかし、上述のようにインターネッ
ト上のサービスが広く普及するに従って、パスワードが
必要となる場面が増えており、時には盗用されないよう
十分考慮してパスワードを設定する必要がある。ユーザ
は結果として、いくつかのパスワードを持ち、そのうち
使用頻度が少ないパスワードを忘れてしまうこともあ
る。全てに同じパスワードを設定するのはセキュリティ
の面で問題がある。誕生日や番地など覚えやすいパスワ
ードは、容易に調べることができ同様にセキュリティの
面で問題がある。
【0004】このような状況を背景に、本発明者は次の
ような認識をするに至った。つまり、パスワードのよう
なある数字列を覚える際に、それを連想しやすい何らか
の手がかりがあればよい。本発明はこうした知見にもと
づきなされたもので、その目的は複数の数字からなる数
字列を連想させる手がかりをユーザに提示する技術を提
供することにある。本発明の別の目的は、何らかのパス
ワードを設定する際に、思い出しやすくセキュリティを
考慮した新たなパスワードの生成技術を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のある態様は、情
報提供装置に関する。この装置は、ユーザから数字列を
受け付ける数字列受付部と、受け付けた数字列を、一つ
または連続する複数の数字からなる要素の組み合わせに
分離し、それら要素をそれぞれが対応づけられている所
定の文字に変換する変換部と、ユーザが数字列を容易に
連想できる、変換された文字を含む文を検索する語呂検
索部と、検索された文と受け付けた数字列を対応づけて
ユーザに提示する提示部とを備える。
【0006】「数字列を容易に連想できる文」とは、例
えば数字列に対する語呂、または語呂が含まれる文章を
想定できるがこれに限る趣旨ではない。数字列の分離の
仕方は分け方は任意であり、ユーザがあらかじめ指定し
てもよい。例えば「3210」という数字列をユーザか
ら受け付けた場合、「3」「2」「1」「0」と4個の
数字に分けてもよいし、「3」「2」「10」と3個の
数字に分けてもよい。
【0007】また、「数字列を容易に連想できる文」
は、数字に対応づけられている文字のみから構成されて
もよいし、数字列の順番で数字に対応づけられている文
字が現れるような文であってもよい。ここで文とは、文
章のように完成されているものであってもよいし、フレ
ーズであってもよいし、さらには単語のみであってもよ
い。
【0008】また、数字列は一般には10進法の数字に
より構成されるが、これに限らない。16進法であれば
使用される数字は「0〜9」とさらに英字の「a〜f」
が使われるので、一例として本明細書では、「0〜9」
の数字と「a〜z」の英字によって数字列が構成される
ものとする。
【0009】また、所定のウェブサイトを参照し数字列
が容易に連想可能である文を探索する探索部をさらに備
えてもよく、探索された文を語呂検索部にて文を検索す
る際に利用してもよい。
【0010】また、探索部はさらに、探索の結果を語呂
検索部にて文を検索する際に参照すべきテーブルに反映
させてもよい。つまり、検索結果がそのテーブルに蓄積
される。
【0011】また、ユーザに提示される文が属する分野
をユーザから受け付ける分野受付部をさらに備えてもよ
く、探索部は、ユーザから受け付けた分野に属する文を
探索してもよい。ユーザの好みの分野の文に語呂のよう
な数字列を連想する手がかりが含まれれば、ユーザは数
字列を覚えやすい。特に、桁の多い数字列の場合、ユー
ザに提示される文が長くなると考えられるため、分野を
指定することが効果的な場合もある。
【0012】また、数字列およびその数字列を容易に連
想可能な文の組み合わせをユーザから受け付けて、その
組み合わせを語呂検索部にて文を検索する際に参照する
テーブルに登録する登録部をさらに備えてもよい。
【0013】また、起動しているアプリケーションに含
まれる文字列を検索し、数字列を連想可能な文が存在す
るか否かを判定する語呂検索エンジンをさらに備えても
よい。例えば、メールソフトが起動しているときに、バ
ックグラウンドにこの語呂検索エンジンを常駐させてお
き、この語呂検索エンジンが送信および受信メール中に
使用可能な語呂があるかどうか検索する。ユーザが友人
とメールの交換をする場合、独特のフレーズを使用する
場合があり、頻繁に使用しているフレーズを語呂として
活用できるケースも想定できる。
【0014】また、提示部にてユーザに対し提示した文
の対価として、ユーザに課金を行う課金部をさらに備え
てもよい。これは、ユーザから受け付けた数字列の桁数
に応じて課金の額が決定されてもよいし、すべて一律で
あってもよい。課金の形態は問わない。
【0015】本発明の別の態様は情報提供方法に関す
る。この方法は、ネットワークを介してユーザに情報を
提供する方法であって、ユーザから数字列を受け付ける
工程と、その数字列を連想可能な語呂をネットワーク上
の所定のサイトを参照し、その語呂が含まれる文を探索
する工程と、文を探索する工程において、探索すべきサ
イトが属する分野をユーザから受け付ける工程と、探索
された語呂を含む文をユーザに提示する工程と、ユーザ
にその文の提示に対する課金を行う工程とを含む。
【0016】本発明のさらに別の態様は、情報提供装置
に関する。この装置は、ネットワーク上で、ユーザにパ
スワードを発行するに際し、ユーザからパスワードの一
部として構成される数字列を受け付ける数字列受付部
と、その数字列を連想可能である語呂を検索し、数字列
と語呂を組み合わせたパスワードを生成するパスワード
生成部とを備える。この装置は、例えば、ユーザから、
「1219」という数字列を受け付けた場合、これに対
応する語呂として「いつもいく」を検索し、数字列「1
219」と「いつもいく」とを結合させ、「1219い
つもいく」をパスワードとして生成し登録する。
【0017】またさらに、「いつもいく」の各文字をユ
ニコード(Unicode)を用いて16進法の数字列に変換
すると、「3044、3064、3084、3044、
304f」となるので、ユーザが入力した数字列と、こ
のようにユニコードのような情報変換用符号コードによ
って文字列が変換されてできた数字列を組み合わせたも
のがパスワードとして登録されてもよい。その組み合わ
せの例として、「1219」と「3044、3064、
3084、3044、304f」を並べて、「1219
3044306430843044304f」としてよ
いし、「3044、3064、3084、3044、3
04f」の各数字列の一番右の数字を利用して、「12
194444f」としてもよい。この組み合わせは多数
存在する。この手法を用いる場合、ユーザは上述のよう
に「1219いつもいく」を入力し、その際にユニコー
ドを使用して入力したパスワードを変換するよう指示す
る手段を備えればよい。
【0018】また、ネットワーク上の所定のサイトと通
信する通信部と、通信部を介してそのサイトの要請を受
けて、パスワードに使用される数字列を受け付けるパス
ワード受付部と、受け付けたパスワードに対応する語呂
をそのパスワードを希望するユーザに提示する語呂提示
部と、前記サイトに対し、当該装置の利用に対する課金
を行う課金部とを備えてもよい。このパスワードを生成
する装置は、ユーザにパスワードを発行する主体により
運用されてもよいし、パスワード発行者の依頼を受けて
数字列と語呂を組み合わせて提示するASP(Applicat
ion Service Provider)によって運用されてもよい。
【0019】本発明のさらに別の態様も、情報提供装置
に関する。この装置は、ユーザが持つ端末においてユー
ザが文章を作成するにあたって、ユーザから所定の数字
列を受け付ける数字列受付部と、その数字列に対応づけ
られた語呂を所定のテーブルより選択する語呂選択部
と、選択された語呂をユーザに提示し、その語呂を文章
中に挿入するか否かの選択を受け付ける語呂決定部とを
備える。
【0020】本発明のさらに別の態様も情報提供装置に
関する。この装置は、ユーザが持つ端末においてユーザ
が文章を作成する際に、入力された文章に所定の数字列
に変換可能な語呂が存在するか否か確認する語呂検索部
と、語呂が存在する場合、その語呂に対応づけられてい
る数字列に変換する変換部とを備える。
【0021】これにより、文字を数字に変換しても文章
本来の意味を失うことなく文章のデータを小さくでき
る。また、同じ語呂が登録されている辞書を複数のユー
ザが使用することで、互いに数字列が含まれる文章をや
りとりし、文章を受け取った側が語呂辞書を使って数字
列を文字に変換するという利用も可能である。つまり、
仲間同士で隠語的な語句が含まれる文章により意志の疎
通が出来る。
【0022】これらの構成は、ハードウェア的には、任
意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで
実現でき、ソフトウェア的にはメモリーにロードされた
情報授受機能のあるプログラムなどによって実現できる
が、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロ
ックを描いている。したがって、これらの機能ブロック
がハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またそれらの
組み合わせによっていろいろな形で実現できることは、
当業者にとって理解できるところである。
【0023】なお、以上の構成要素の任意の組合せや組
み替え、本発明を方法、サーバ、コンピュータプログラ
ム、記録媒体などと表現したものもまた、本発明の態様
として有効である。
【0024】
【発明の実施の形態】実施の形態1:本実施の形態は、
インターネット上において語呂合わせのサービスを提供
するものである。例えば、自動車のナンバーや携帯電話
番号など必ずしも覚える必要はないが、覚えておくと便
利といった場合がある。この様な場合、語呂合わせでそ
のような番号を覚えることが出来ると便利であり、この
サービスはある数字列に対する語呂を見つけだす。
【0025】ユーザは、この語呂合わせのサービスが提
供されるサイトに進み、数字列を入力する。そのサイト
が備える語呂提供装置は、入力された数字列を容易に連
想可能な文をウェブサイトで探し出しユーザに提示す
る。ユーザに対する提示は、別途電子メールによりなさ
れてもよい。
【0026】図1は、このサービスが携帯電話向けのサ
イトで提供され、ユーザの携帯電話に表示されている画
面を示している。図1(a)に示した画面で、ユーザは
数字入力欄72に数字列を入力する。いま、数字列とし
て「4371」が入力されている。また、分野入力欄7
4で語呂が属する分野をユーザが指定すると、指定した
分野で入力された語呂が探索される。いま、ユーザは
「0」を入力しているので分野は指定されていない。仮
に「1」の入力により「スポーツ」が指定されると、ス
ポーツに関連する分野のサイトが語呂の探索の対象とな
る。数字列と希望分野の入力後、検索ボタン76を押下
すると、図1(b)に示されるように出力欄78にひら
がなで「よさんない」と、漢字が含まれる「予算内」や
「予算無い」の計3個の語呂と「予算内におさめる」の
語呂を含む一つのフレーズが出力される。このサービス
は以下に示す語呂提供装置14により実現される。
【0027】図2は、実施の形態1に係る語呂提供装置
14と、ユーザ端末12がインターネット18において
接続されているネットワークシステム10を示してい
る。
【0028】図3は、実施の形態1に係る語呂提供装置
14の構成を示した図である。語呂提供装置14はイン
ターネット18を介してユーザ端末12と通信する通信
部30と、ユーザの認証を行う認証部20と、数字列と
探索される語呂が属する分野をユーザから受け付ける受
付部22と、文字変換テーブル26と数字列に対応する
語呂を検索する語呂合わせエンジン28と、数字列とそ
の語呂が対応づけられ記録されており検索の際に参照す
る語呂データベース52と、検索の結果得られた語呂を
ユーザに提示する提示部42と、このサービスに対する
課金を行う課金部32と、認証部20でユーザの認証を
行う際と課金部32が課金を行う際に参照するユーザ情
報テーブル40を備える。
【0029】語呂合わせエンジン28は、受け付けた数
字列を文字列に変換する変換部24と、変換された文字
列をもとにウェブサイトを調査し語呂が含まれる文を探
索する探索部34を含み、受付部22は、ユーザより語
呂の探索分野の指定があった場合、その旨を探索部34
に通知する。文字変換テーブル26は、数字とそれに対
応する文字が記述されており、変換部24が数字列を文
字列に変換する際に参照される。
【0030】語呂の検索手順を図7に示すフローチャー
トをもとに説明する。ここで、語呂を探すべき数字列は
「4371」とする。まず受付部22はユーザから「4
371」という数字列を受け付ける(S12)。
【0031】ここで、語呂合わせエンジン28は、語呂
データベース52を参照し「4371」という数字列に
対応する語呂が登録されているか否か確認する(S1
4)。登録されている場合(S16のY)、提示部42
は登録されている語呂を出力する(S28)。必ずしも
全ての数字列に対応する語呂が登録されているわけでも
ないので、登録されていない場合(S16のN)、探索
部34がウェブサイト上に公開されている文章を探索し
て語呂を探し出す(S18)。
【0032】まず、ウェブページに書かれている文章を
「ひらがな」読みに文章を変換する(S20)。例え
ば、「この場合、予算内に収める必要があります。」と
いう文を、「このばあい、よさんないにおさめるひつよ
うがあります。」と「ひらがな」読みに変換する。図4
に示す文字変換テーブル26を参照して、「4」「3」
「7」「1」の数字が対応づけられている「ひらがな」
読みを数字に変換する。例えば、「4」という数字に
は、図4に示すように「し」「しー」「よ」など8個の
ひらがな文字が対応づけられている。同様に「3」には
5個のひらがな文字が、「7」には5個のひらがな文字
が、「1」には5個のひらがな文字が対応づけられてい
る。
【0033】ここで、「このばあい、よさんないにおさ
めるひつようがあります。」は、「このばあ1、43
71におさめるひつ4うがあります。」と、対象となる
6カ所の文字が数字に変換される(S22)。
【0034】つづいて、「4371」の数字列がこの順
で含まれるか否か確認される(S24)。この文章に
は、「1」「4」「3」「7」「1」「4」の順で数字
が現れ、2番目に数字から探索対象となる数字列「43
71」が存在するので(S24のY)、この「437
1」という数字列に対し、その数字列に変換される前の
「よさんない」という語呂が対応づけられ、これが語呂
データベース52に蓄積され(S26)、同時に数字列
と語呂の対応が提示部42によりユーザに提示される
(S28)。「4371」の数字列が含まれない場合
(S24のN)、S18からS24の処理を繰り返す。
【0035】語呂データベース52には、ひらがなだけ
でなく「予算内」や「予算無い」のように漢字を含む文
も数字列に対応づけられ蓄積される。これは、一般的な
IME(Input Method Editor)等の日本語入力システ
ムに付随する辞書を使用すれば実現できる。従って、
「4371」という数字列には、ひらがなの「よさんな
い」と、漢字を含む「予算内」「予算無い」が語呂デー
タベース52に登録される。当然、「この場合、予算内
に収める必要があります。」という文章も語呂データベ
ース52に登録されてもよい。これら、漢字を含む語呂
や文章もユーザに提示される。
【0036】さらに、数字に対応づけられたのは数字だ
けであったが、これに限らず漢字や、カタカナでもよ
い。例えば、数字の「1」を「位置」という漢字に対応
づけて、文章中に「位置」という漢字が出てきた場合、
その部分を「1」に置き換える。例えば、「この場合、
予算内に収める必要があります。」をひらがなに変換す
る前に、「位置」という漢字が含まれるか確認する。こ
の場合、含まれないので上述のようにひらがなに変換し
て数字を対応づける。もし、「43」と言う数字と「予
算」という漢字が対応づけられている場合、「この場
合、43内に収める必要があります。」と対応部分を変
換してから、ひらがなに変換する。この場合、文字変換
テーブル26には漢字を含めた対応が記述されることに
なる。
【0037】また、語呂データベース52に語呂を蓄積
するために、ウェブページを検索したがこれに限らな
い。例えば、語呂提供装置14の機能がアプリケーショ
ンとしてあらかじめユーザ端末12に備えられる場合も
ある。この場合、語呂合わせエンジン28を常駐プログ
ラムとして起動させておき、ユーザがメールソフトやワ
ードプロセッサなどのテキストの入出力があるアプリケ
ーションが実行されるときに、それらアプリケーション
で表示される文章から語呂を集め、それらが語呂データ
ベース52に蓄積されてもよい。
【0038】上述のようにして蓄積された数字と語呂の
対応を、文字入力に応用してもよい。つまり、この語呂
データベース52を日本語入力用の辞書として使用す
る。特に携帯電話で電子メールを書く際に、日本語の入
力に対し煩わしさを感じるときがある。この作業を簡単
な数字の入力に置き換えることができる。例えば「予
算」と入力する場合、「よさん」というひらがな入力
を、「43」という簡単な数字の入力に置き換えること
が出来る。
【0039】上述のように、語呂に使用される文をウェ
ブ上に公開されている文から探し出してもよいが、必ず
しも満足できる文が存在するとは限らず、人によると素
晴らしい語呂が生み出せる場合がある。従って、数字列
と語呂の組み合わせをユーザから募集し、それをデータ
ベースに登録してもよい。その場合、素晴らしい組み合
わせにはユーザに対し賞品などを与える。登録されてい
ない組み合わせに全て何らかの賞品を与えてもよい。
【0040】図5は、数字列とその語呂の登録を受け付
ける語呂登録装置100を示す図である。この装置は、
一般に図3に示した語呂提供装置14と同一の装置に組
み込まれる。ここでは、理解を容易にするために特徴的
な部分を取り出して説明している。
【0041】語呂登録装置100はインターネット18
を介してユーザ端末12と通信を行う通信部30と、ユ
ーザから数字列と語呂の組み合わせを受け付ける語呂入
力部62と、その組み合わせが既に登録済みか否かを検
査する対応検査部64と、その検査の際に参照する語呂
データベース52と、検査の結果を通知する通知部66
と、未登録の場合ユーザに与える賞品を決定し登録する
賞品提供部68とを備える。
【0042】以上、実施の形態1によれば、ユーザは数
字列の語呂を見つけだすことができる。語呂が登録され
ているデータベースを充実化することができる。
【0043】実施の形態2:本実施の形態は、数字列と
そのに対応する語呂を組み合わせてパスワードを作成す
る。一般的に、語呂はパスワードを連想するための手段
として使用されるが、ここではパスワードを構成する一
要素として使用する。
【0044】例えば、ユーザが「4371」を入力する
と、それに対応する語呂を実施の形態1において示した
ような手順で、「よさんない」や「予算無い」「予算
内」のような語呂を検出する。つぎにいずれかの語呂を
選択し、例えば「4371よさんない」がパスワードと
して設定される。「4371」に比べ字数が多いのでパ
スワードとしてのセキュリティは向上する。同時に、
「4371」と「よさんない」は、互いに連想が容易な
ため字数が多くなっても忘れにくいという利点がある。
ユーザはこれをパスワードとして使用するが、その際
「よさんない」という文字を、ユニコードにもとづき数
字に変換してもよい。ただし、ユーザに与えられるパス
ワードは「4371よさんない」であり、その入力の際
に「よさんない」をユニコードに変換する指示が可能な
ボタンなどのインタフェイスがユーザに表示される。
【0045】「よ」「さ」「ん」「な」「い」のユニコ
ードは、16進法でそれぞれ「3088」「3055」
「3093」「306A」「3044」である。例えば
当初受け付けた数字列である「4371」に、変換され
た5個のコードを順に並べ付加することで、例えば「4
371−3088−3055−3093−306A−3
044」と24桁のパスワードを作成出来る。この場
合、ユニコードだけでなくJIS(Japanese Industria
l Standards)コードなど、変換に使用する符号コード
規則を選択可能に設定することでセキュリティをさらに
向上させることが出来る。
【0046】図6は、実施の形態2に係るパスワード生
成装置200の構成を示した図である。このパスワード
生成装置200は実施の形態1で示した語呂提供装置1
4の構成と類似しているので、異なる部分のみ説明す
る。図3に示した語呂提供装置14は課金部32を備え
たが、パスワード生成装置200はその替わりパスワー
ド決定部54を備える。このパスワード生成装置200
の運用は、パスワードをユーザに付与する者により運用
されてもよいし、ASPによって運用されてもよい。
【0047】以上の構成による動作を説明する。ユーザ
の数字列入力から語呂の探索までは実施の形態1で示し
た語呂提供装置14による手順と同一であるので省略す
る。語呂合わせエンジン28によって探索された語呂
を、提示部42は上述のように例えば「4371よさん
ない」というように数字列と組み合わせてユーザに提示
する。パスワード決定部54は提示した組み合わせをユ
ーザがパスワードとして了承した場合、それをそのユー
ザのパスワードとしてユーザ情報テーブル40に登録す
る。ユーザがその提示した組み合わせを了承しない場
合、パスワード決定部54は語呂合わせエンジン28に
対し別の語呂を再度探索し提示するように指示する。
【0048】以上、実施の形態2によれば語呂合わせを
利用して覚えやすくセキュリティを考慮したパスワード
をユーザに提供することができる。
【0049】以上、本発明の実施の形態をもとに説明し
た。この実施の形態は例示であり、それら各構成要素や
各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこ
と、またそうした変形例も本発明の範囲であることは当
業者に理解されるところである。
【0050】
【本発明の効果】本発明によれば、数字列を連想可能な
手がかりをユーザに提示できる。また、別な観点では、
新たなパスワード生成技術を提示できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係る語呂提供装置によって提
供されるサービスがユーザの携帯電話に表示された画面
を示した図であり、図1(a)は検索希望の数字列を入
力する画面を、図1(b)は検索結果を表示した画面を
示した図である。
【図2】 実施の形態1に係る語呂提供装置がインター
ネットを介してユーザ端末と接続されているネットワー
クシステムを示した図である。
【図3】 実施の形態1に係る語呂提供装置の構成図で
ある。
【図4】 実施の形態1に係る語呂提供装置が備える文
字変換テーブルを示した図である。
【図5】 実施の形態1に係る語呂登録装置の構成図で
ある。
【図6】 実施の形態2に係るパスワード生成装置の構
成図である。
【図7】 語呂の検索手順を示したフローチャートであ
る。
【符号の説明】
12 ユーザ端末、 14 語呂提供装置、 20 認
証部、 22 受付部、 24 変換部、 26 文字
変換テーブル、 28 語呂合わせエンジン、30 通
信部、 32 課金部、 34 探索部、 40 ユー
ザ情報テーブル、 42 提示部、 52 語呂データ
ベース、 54 パスワード決定部、62 語呂入力
部、 64 対応検査部、 66 通知部、 68 賞
品提供部、 100 語呂登録装置、 200 パスワ
ード生成装置。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザから数字列を受け付ける数字列受
    付部と、 受け付けた数字列を、一つまたは連続する複数の数字か
    らなる要素の組み合わせに分離し、それら要素をそれぞ
    れが対応づけられている所定の文字に変換する変換部
    と、 ユーザが前記数字列を容易に連想できる、前記変換され
    た文字を含む文を検索する語呂検索部と、 検索された文と受け付けた数字列を対応づけてユーザに
    提示する提示部と、 を含むことを特徴とする情報提供装置。
  2. 【請求項2】 所定のウェブサイトを参照し前記数字列
    が容易に連想可能である文を探索する探索部をさらに含
    むことを特徴とする請求項1に記載の情報提供装置。
  3. 【請求項3】 前記探索部はさらに、探索の結果を前記
    語呂検索部にて文を検索する際に参照すべきテーブルに
    反映させることを特徴とする請求項2に記載の情報提供
    装置。
  4. 【請求項4】 前記ユーザに提示される文が属する分野
    をユーザから受け付ける分野受付部をさらに含み、 前記探索部は、ユーザから受け付けた分野に属する文を
    探索することを特徴とする請求項2または3に記載の情
    報提供装置。
  5. 【請求項5】 数字列およびその数字列を容易に連想可
    能な文の組み合わせをユーザから受け付けて、その組み
    合わせを前記語呂検索部にて文を検索する際に参照する
    テーブルに登録する登録部をさらに含むことを特徴とす
    る請求項1から4のいずれかに記載の情報提供装置。
  6. 【請求項6】 起動しているアプリケーションに含まれ
    る文字列を検索し、数字列を連想可能な文が存在するか
    否かを判定する語呂検索エンジンをさらに含むことを特
    徴とする1から5のいずれかに記載の情報提供装置。
  7. 【請求項7】 前記提示部にてユーザに対し提示した文
    の対価として、ユーザに課金を行う課金部をさらに含む
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の情
    報提供装置。
  8. 【請求項8】 ネットワークを介してユーザに情報を提
    供する方法であって、 ユーザから数字列を受け付ける工程と、 その数字列を連想可能な語呂をネットワーク上の所定の
    サイトを参照し、その語呂が含まれる文を探索する工程
    と、 前記文を探索する工程において、探索すべきサイトが属
    する分野をユーザから受け付ける工程と、 前記探索された語呂を含む文をユーザに提示する工程
    と、 ユーザにその文の提示に対する課金を行う工程と、 を含むことを特徴とする情報提供方法。
  9. 【請求項9】 ネットワーク上で、ユーザにパスワード
    を発行するに際し、ユーザからパスワードの一部として
    構成される数字列を受け付ける数字列受付部と、 その数字列を連想可能である語呂を検索し、前記数字列
    と語呂を組み合わせたパスワードを生成するパスワード
    生成部と、 を含むことを特徴とする情報提供装置。
  10. 【請求項10】 ネットワーク上の所定のサイトと通信
    する通信部と、 前記通信部を介して前記サイトの要請を受けて、パスワ
    ードに使用される数字列を受け付けるパスワード受付部
    と、 受け付けたパスワードに対応する語呂をそのパスワード
    を希望するユーザに提示する語呂提示部と、 前記サイトに対し、当該装置の利用に対する課金を行う
    課金部と、 を含むことを特徴とする請求項9に記載の情報提供装
    置。
  11. 【請求項11】 ユーザが持つ端末においてユーザが文
    章を作成するにあたって、ユーザから所定の数字列を受
    け付ける数字列受付部と、 その数字列に対応づけられた語呂を所定のテーブルより
    選択する語呂選択部と、 選択された語呂をユーザに提示し、その語呂を文章中に
    挿入するか否かの選択を受け付ける語呂決定部と、 を含むことを特徴とする情報提供装置。
  12. 【請求項12】 ユーザが持つ端末においてユーザが文
    章を作成する際に、入力された文章に所定の数字列に変
    換可能な語呂が存在するか否か確認する語呂検索部と、 語呂が存在する場合、その語呂に対応づけられている数
    字列に変換する変換部と、 を含むことを特徴とする情報提供装置。
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