JP2003186740A - メモリ制御装置、及びメモリ制御方法 - Google Patents

メモリ制御装置、及びメモリ制御方法

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JP2003186740A
JP2003186740A JP2001385399A JP2001385399A JP2003186740A JP 2003186740 A JP2003186740 A JP 2003186740A JP 2001385399 A JP2001385399 A JP 2001385399A JP 2001385399 A JP2001385399 A JP 2001385399A JP 2003186740 A JP2003186740 A JP 2003186740A
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access request
access
unit
memory control
bank
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JP2001385399A
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Toshiyuki Ochiai
利之 落合
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 MPEGなどで圧縮された画像データをデコ
ードするビデオデコードシステムにおいて、少ないハー
ドウェア量で、DRAMのプリチャージによるオーバー
ヘッドを完全に隠蔽できるメモリ制御装置を提供する。 【解決手段】 アクセス分割手段A104〜C106に
おいて、アクセス要求を縦方向1ピクセル横方向16ピ
クセル毎に分割し、アドレス変換手段108において、
上記アクセス要求の論理アドレスを、横方向に16ピク
セル、縦方向に2ライン毎に、バンク0とバンク1とが
交互に変わるようにアドレス変換を行い、アドレス変換
後のアクセス要求を、アクセス要求バッファA109,
B110に格納し、アクセス順序制御手段111におい
て、該アクセス要求バッファA109,B110に格納
されたアドレス要求のうち、記憶しておいた前回アクセ
スしたバンク番号と異なるバンク番号のアクセス要求を
最初に選択して、メモリサブシステム112に出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Dynamic Random A
ccess Memory(以下、「DRAM」と略する。)を使用した
メモリ制御装置、及びメモリ制御方法に関し、特に、M
PEGなどで圧縮された画像データをデコードして表示
するビデオデコードシステムにおけるメモリ制御装置、
及びメモリ制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】DRAMを使用したメモリサブシステム
を、複数個のプロセスまたは複数個のプロセッサで共有
してアクセスを行う場合、そのDRAMへのアクセス時
間を短縮する方法として、例えば、現在、シンクロナス
DRAMや、Rambus DRAMに採用されているように、主
記憶部の内部を多重バンク構成にし、バンクを切替えな
がらアクセスすることで、見かけ上のDRAMへのアク
セス時間、すなわちプリチャージによるオーバヘッドを
減少させる方法がある。
【0003】しかし、上記方法においては、プロセッサ
から主記憶部へのアクセス要求が、常に、該主記憶部内
部の異なるバンクに対して行われるとは限られず、例え
ば、アクセス要求が、主記憶部の同一バンクの異なるロ
ウアドレスに対して連続する場合もあり、この場合に
は、依然として主記憶部に対するプリチャージのオーバ
ーヘッドが発生してしまうこととなる。
【0004】これを回避するため、特開平10−228
417号公報に、プロセッサとメモリサブシステムの間
にリクエスト再順序付けユニットを設け、複数個のプロ
セッサからのアクセス要求が、同一バンクの異なるロウ
アドレスに対して連続して発生しないように再順序付け
する方法が開示されている。
【0005】以下、図10及び図11を用いて、この方
法を用いたメモリ制御装置について説明する。図10
は、従来のメモリ制御装置を使用したデータ処理システ
ムのブロック図である。
【0006】まず、データ処理システム901の構成に
ついて説明する。上記データ処理システム901は、4
個のプロセッサを備えており、これらのプロセッサP1
903〜P4906は、プロセッサバス913及びメモ
リバス915により、リクエスト再順序付けユニット9
14を介して、メモリサブシステム916に接続されて
いる。
【0007】次に、その動作について説明すると、ま
ず、プロセッサP1903〜P4906は、メモリサブシ
ステム916に対するリクエストを発生させ、該リクエ
ストを、リクエスト再順序付けユニット914が、プロ
セッサバス913を介して受け入れる。そして、上記リ
クエスト再順序付けユニット914が、上記プロセッサ
1903〜P4906からのリクエストを、同一バンク
で且つ異なるロウアドレスのアクセスが連続しないよう
にその順序を入れ換えて、メモリサブシステム916に
出力することで、該メモリサブシステム916内のDR
AMなどの主記憶部のプリチャージ時間を隠蔽して、オ
ーバーヘッドが発生しないようするものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のメモリ制御装置を使用したデータ処理システム90
1においては、一般的に、上記各プロセッサP1903
〜P4906から、上記メモリサブシステム916に対
して発生するリクエストのアドレスがランダムであるた
め、局所的に、どうしても同一バンクで且つ異なるロウ
アドレスへのアクセスが連続して複数発生する場合があ
りうる。
【0009】従来装置において、上記同一バンクで且つ
異なるロウアドレスのアクセスへの連続発生を回避する
ためには、上記リクエスト再順序付けユニット914で
保持できるアクセス要求の数をなるべく多くして、リク
エスト順序の入れ換えの範囲を広げる必要があるが、こ
のように構成した場合、回路規模が大きくなっていしま
うし、また、最悪の場合、つまり、その1つ前のアクセ
ス要求と同一バンクで且つ異なるロウアドレスのアクセ
ス要求が、上記リクエスト再順序付けユニット914で
保持できるアクセス要求の数発生した後、異なるバンク
へのアクセス要求が発生するような場合、上記メモリサ
ブシステム916は、その保持できるアクセス要求の数
分のアクセスを受け付けた後に、まず最後に発生した異
なるバンクへのアクセス要求を実行してから、最初に発
生したアクセス要求が実行されることになるため、プロ
セッサから見たメモリアクセス時のレイテンシが大きく
なってしまう。
【0010】また、MPEGなどで圧縮された画像デー
タをデコードするビデオデコードシステムにおいては、
シーケンシャルなアクセスがほとんどであるが、デコー
ドする際の参照画像データを保持するフレームメモリに
対するアクセスは、ビデオ出力処理のためのライン単位
のアクセスと、動き補償処理のための矩形領域のアクセ
スとが混在するものとなる。
【0011】例えば、上述したビデオデコードシステム
において、上記フレームメモリとして、2バンク構成の
DRAMを使用し、該DRAM内において、図11に示
すような、横方向に32ピクセル毎にバンクが交互に変
わり、縦方向に16ピクセル毎にバンクが交互に変わる
ようなアドレスマッピングを行ったとする。なお、図1
1は、従来のメモリ制御装置を使用したデータ処理シス
テムの画像データのアドレスマッピングを示す図であ
り、図中のBの後の数字はバンク番号を示しており、R
の後の数字はロウ番号を示している。
【0012】そして、このとき、図11のの領域のラ
イン単位のアクセスの直後に、の領域の矩形領域のア
クセスが発生した場合、図11に示すように、の領域
のアクセスの最後がバンク1ロウ1(B1R1)へのアクセス
で、の領域のアクセスが全てバンク1ロウ0(B1R0)へ
のアクセスであるため、上記リクエスト再順序付けユニ
ット914により、の領域のアクセスの後に、の領
域のいずれのアクセスを最初に持ってくるようにその順
序を入れ換えても、同一バンクで且つ異なるロウアドレ
スへのアクセスが連続することになり、DRAMへのプ
リチャージによるオーバーヘッドが発生してしまう。
【0013】これを回避するには、上記リクエスト再順
序付けユニット914で保持できるアクセス要求の数を
16バイトに換算して9個以上とする必要があるが、こ
の9個というアクセス要求の数は、バンク1のみの矩形
領域であるの領域へのアクセスの後に、バンク0への
アクセス要求が発生すると仮定した場合の話であって、
当然、の領域のアクセスの後に、さらに、バンク1の
みの矩形領域へのアクセス要求が発生することもありう
るため、全ての場合を想定すると、同一バンクで且つ異
なるロウアドレスへの連続アクセスを完全に回避して、
DRAMへのプリチャージによるオーバーヘッドをなく
すことは不可能である。
【0014】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、MEPGなどで圧縮された画像データをデコー
ドするビデオデコードシステムにおいて、いかなる場合
においても、DRAMのプリチャージによるオーバーヘ
ッドを完全に隠蔽でき、また、それを小規模なハードウ
ェアで実現することのできるメモリ制御装置、及びメモ
リ制御方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1に記載のメモリ制御装置は、画像
データを格納している、mバンク構成(m;m≧2の自
然数)のフレームメモリへの書き込み、及び上記フレー
ムメモリからの読みだしを制御するメモリ制御装置にお
いて、特定の連続領域へのアクセス要求を、縦方向1ピ
クセル横方向nピクセル(n;n≧1の自然数)を1単
位とする単位アクセス要求に分割するアクセス分割手段
と、上記単位アクセス要求の、論理アドレスの横軸の座
標値のnピクセル、縦軸の座標値の2ピクセル毎に、物
理アドレスのバンク番号が変化するように、該単位アク
セス要求の論理アドレスを物理アドレスにアドレス変換
するアドレス変換手段と、上記単位アクセス要求の物理
アドレスを、順に、2つ格納する第1の単位アクセス要
求格納手段と、前回アクセスした単位アクセス要求の物
理アドレスのバンク番号を保持し、該バンク番号と、上
記第1の単位アクセス要求格納手段に格納されている、
2つの単位アクセス要求の物理アドレスのバンク番号と
を比較し、該2つの単位アクセス要求のうち、上記前回
アクセスした単位アクセス要求のバンク番号と異なるバ
ンク番号の単位アクセス要求を最初に実行するように、
アクセス順序を決定するアクセス順序制御手段とを備え
るものである。
【0016】本発明の請求項2に記載のメモリ制御装置
は、請求項1に記載のメモリ制御装置において、上記ア
クセス分割手段は、上記アクセス要求が縦方向に1ライ
ンのアクセス要求である場合、該アクセス要求を、横方
向nピクセル毎に分割して、上記単位アクセス要求と
し、上記アクセス要求が縦方向に複数ラインからなる矩
形領域に対するアクセス要求である場合、該アクセス要
求を、偶数ラインのアクセス要求と奇数ラインのアクセ
ス要求とに分割した後、該奇数ラインのアクセス要求、
及び偶数ラインのアクセス要求毎に、横方向nピクセル
毎に分割して、上記単位アクセス要求とするものであ
る。
【0017】本発明の請求項3に記載のメモリ制御装置
は、請求項1に記載のメモリ制御装置において、上記ア
ドレス変換手段から出力される、nバイト以下の単発の
アクセス要求の物理アドレスを格納する第2の単位アク
セス要求格納手段を備えるものである。
【0018】本発明の請求項4に記載のメモリ制御装置
は、請求項1に記載のメモリ制御装置において、上記ア
クセス分割手段を、複数備え、該複数のアクセス分割手
段において分割された上記単位アクセス要求を、異なる
上記各アクセス分割手段から、該各アクセス分割手段毎
に、あらかじめ定められた一定データ長ずつ入力して上
記アドレス変換手段へ出力する、アービトレーション手
段を備えるものである。
【0019】本発明の請求項5に記載のメモリ制御装置
は、請求項1に記載のメモリ制御装置において、当該メ
モリ制御装置は、上記画像データ以外のデータを格納し
ているメモリに対する書き込み、及び読み出しをも制御
するものであり、上記アドレス変換手段は、上記画像デ
ータ以外のデータを格納しているメモリに対して、nバ
イト毎に物理アドレスのバンク番号が変化するよう、該
メモリに対するアクセス要求の論理アドレスを物理アド
レスにアドレス変換するものである。
【0020】本発明の請求項6に記載のメモリ制御方法
は、画像データを格納している、mバンク構成(m;m
≧2の自然数)のフレームメモリへの書き込み、及び上
記フレームメモリからの読み出しを制御するメモリ制御
方法において、特定の連続した領域へのアクセス要求
を、縦方向1ピクセル横方向nピクセル(n;n≧1の
自然数)を1単位とする単位アクセス要求に分割するア
クセス分割ステップと、上記単位アクセス要求の、論理
アドレスの横軸の座標値のnピクセル、縦軸の座標軸2
ピクセル毎に、物理アドレスのバンク番号が変化するよ
うに、該単位アクセス要求の論理アドレスを物理アドレ
スにアドレス変換するアドレス変換ステップと、上記単
位アクセス要求の物理アドレスを、第1の単位アクセス
要求格納手段に、順次、2つ格納する単位アクセス要求
格納ステップと、前回アクセスした単位アクセス要求の
物理アドレスのバンク番号を保持し、該バンク番号と、
上記第1の単位アクセス要求格納手段に保持されてい
る、2つの単位アクセス要求の物理アドレスのバンク番
号とを比較し、該2つの単位アクセス要求のうち、上記
前回アクセスした単位アクセス要求のバンク番号と異な
るバンク番号の単位アクセス要求を最初に実行するよう
に、アクセス順序を決定するアクセス順序制御ステップ
とを有するものである。
【0021】本発明の請求項7に記載のメモリ制御方法
は、請求項6に記載のメモリ制御方法において、上記ア
クセス分割ステップは、上記アクセス要求が縦方向に1
ラインのアクセス要求である場合、該アクセス要求を、
横方向nピクセル毎に分割して、上記単位アクセス要求
とし、上記アクセス要求が縦方向に複数ラインからなる
矩形領域に対するアクセス要求である場合、該アクセス
要求を、偶数ラインのアクセス要求と奇数ラインのアク
セス要求とに分割した後、該奇数ラインのアクセス要
求、及び偶数ラインのアクセス要求毎に、横方向nピク
セル毎に分割して、上記単位アクセス要求とするもので
ある。
【0022】本発明の請求項8に記載のメモリ制御方法
は、請求項6に記載のメモリ制御方法において、上記単
位アクセス要求格納ステップは、上記アクセス要求が、
上記特定の連続した領域へのアクセス要求の場合、上記
単位アクセス要求の物理アドレスを上記第1の単位アク
セス要求格納手段に、順次、2つ格納し、上記アクセス
要求が、nバイト以下の単発のアクセス要求の場合、該
単発のアクセス要求の物理アドレスを、第2の単位アク
セス要求格納手段に格納するものであり、上記アクセス
順序制御ステップは、前回アクセスした上記単位アクセ
ス要求の物理アドレスのバンク番号を保持し、該前回ア
クセスした単位アクセス要求のバンク番号と、上記第1
の単位アクセス要求格納手段に格納されている上記2つ
の単位アクセス要求、及び上記第2の単位アクセス要求
格納手段に格納されている上記単発のアクセス要求のバ
ンク番号とを比較し、該2つの単位アクセス要求、及び
単発のアクセス要求のうち、上記前回アクセスした単位
アクセス要求のバンク番号と異なるバンク番号の単位ア
クセス要求を最初に実行するように、アクセス順序を決
定するものである。
【0023】本発明の請求項9に記載のメモリ制御方法
は、請求項6に記載のメモリ制御方法において、上記ア
クセス分割ステップは、上記アクセス要求が複数同時に
存在する場合、該複数のアクセス要求を、各々、上記単
位アクセス要求に並行して分割するものであり、上記ア
クセス分割ステップにおいて、上記複数のアクセス要求
の各々を分割して得られた上記単位アクセス要求の各々
を、該複数のアクセス要求毎に、あらかじめ定められた
一定のデータ長ずつ出力するアービトレーションステッ
プを有するものである。
【0024】本発明の請求項10に記載のメモリ制御方
法は、請求項6に記載のメモリ制御方法において、当該
メモリ制御方法は、上記画像データ以外のデータを格納
しているメモリに対する書き込み、及び読み出しをも制
御するものであり、上記アドレス変換ステップは、上記
画像データ以外のデータを格納しているメモリに対し
て、nバイト毎に物理アドレスのバンク番号が変化する
よう、該メモリに対するアクセス要求の論理アドレスを
物理アドレスにアドレス変換するものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図を参照して説明する。 (実施の形態1)以下、本発明の実施の形態1につい
て、図1〜図5を用いて説明する。図1は、本発明の実
施の形態1におけるメモリ制御装置の構成を示す図であ
り、図2は、本実施の形態1のメモリ制御装置におけ
る、画像データのアドレスマッピングを示す図である。
また、図3〜図5は、本実施の形態1におけるメモリ制
御装置での、ライン単位アクセス時(図3)、矩形領域
領域のフィールドアクセス時(図4)、矩形領域のフレ
ームアクセス時(図5)それぞれにおける、アクセス要
求の分割方法を示す図である。
【0026】まず、図1を用いて、本実施の形態1にお
けるメモリ制御装置100の構成について説明する。本
実施の形態1では、プロセッサP1101〜P3103の
3つのプロセッサが、メモリサブシステム112に対し
てアクセスを行うものとする。
【0027】図において、本実施の形態1のメモリ制御
装置100は、アクセス分割手段A104〜C106
と、アービトレーション手段107と、アドレス変換手
段108と、アクセス要求バッファA109と、アクセ
ス要求バッファB110と、アクセス順序制御手段11
1とを備えるものである。
【0028】アクセス分割手段A104は、プロセッサ
1101からのアクセス要求を16バイト単位に分割
するものであり、図3に示すような、ライン単位のアク
セスの場合には、先頭から順に16バイトずつ分割し、
また、図4に示すような、矩形領域のフィールドアクセ
ス(1ライン飛ばしのアクセス)の場合には、上から順
に1ライン(16バイト)ずつ分割し、また、図5に示
すような、矩形領域のフレームアクセス(連続ラインア
クセス)の場合には、最初に奇数ラインを上から順に1
ライン(16バイト)ずつ分割していき、次に偶数ライ
ンを上から順に1ライン(16バイト)ずつ分割してい
くものである。
【0029】また、アクセス分割手段B105、及びア
クセス分割手段C106については、プロセッサP2
02、及びプロセッサP3103からのアクセス要求を
16バイト単位に分割するものであり、そのアクセス要
求の分割方法は、上述したアクセス分割手段A104と
同じである。
【0030】アービトレーション手段107は、プロセ
ッサP1101〜プロセッサP3103の各々が、上記ア
クセス分割手段A104〜C106から出力される、分
割された16バイト単位のアクセス要求を、あらかじめ
設定された比率で、メモリサブシステム112にアクセ
スできるようにアービトレーションを行って、アドレス
変換手段108へ出力するものである。なお、上記3つ
のアクセス分割手段A104〜C106からアクセス要
求を入力する際には、1つのアクセス分割手段から、ア
クセス要求を最低32バイト分は連続して選択するもの
とする。
【0031】そして、アドレス変換手段108は、論理
アドレス(画像データの横軸、縦軸の座標値)を、物理
アドレス(バンク,ロウ,カラム)に変換するものであ
り、メモリとして2バンク構成のDRAMを使用した場
合、図2に示すように、横方向には16ピクセル(16
バイト)単位でバンク0とバンク1とが交互に変わり、
縦方向には2ライン単位でバンク0とバンク1とが交互
に変わるようにアドレス変換を行う。なお、図2におい
て、Bの後の数字はバンク番号、Rの後の数字はロウ番
号を示す。
【0032】また、アクセス要求バッファA109、及
びアクセス要求バッファB110は、上記アドレス変換
手段108から入力された16バイト単位のアクセス要
求を格納するバッファであり、上記アクセス順序制御手
段111は、前回アクセスしたアクセス要求のバンク番
号を内部に記憶しておき、アクセス要求バッファA10
9及びアクセス要求バッファB110に格納されたアク
セス要求のうち、記憶しておいた上記前回アクセスした
アクセス要求のバンク番号と異なるバンク番号のアクセ
ス要求を最初に選択して、メモリサブシステム112に
出力した後、もう一方のアクセス要求を選択して、メモ
リサブシステム112に出力するものである。
【0033】次に、以上のように構成された、本実施の
形態1におけるメモリ制御装置100の動作について、
具体例を用いて説明する。ここでは、プロセッサP1
01が、図2のの領域(a1〜a4)のアクセス要求をし、
プロセッサP2102が、図2のの領域(b1〜b8)のア
クセス要求をした場合のメモリ制御装置100の動作を
具体例とし、図6のタイミングチャートを参照しながら
説明する。
【0034】図6は、本実施の形態1における、メモリ
制御装置の動作時のタイミングチャートを示す図であ
る。まず、プロセッサP1101によりアクセス要求さ
れた図2のの領域は、アクセス分割手段A104によ
って、"a1", "a2", "a3", "a4"の順に4つに分
割される。この4つに分割された"a1", "a2", "a
3", "a4"それぞれは、16バイトである。
【0035】そして、図6中のサイクル1〜サイクル4
において、"a1", "a2", "a3", "a4"の出力は、
アービトレーション手段107及びアドレス変換手段1
08を経て、アクセス要求バッファA109及びアクセ
ス要求バッファB110へ入力される。詳細に説明する
と、サイクル2で、"a1"がアクセス要求バッファA1
09に格納され、サイクル3で、"a2"がアクセス要求
バッファB110に格納される。
【0036】そして、サイクル3では、アクセス順序制
御手段111において、アクセス要求バッファA109
の出力"a1"とアクセス要求バッファB110の出力"
a2"とのうち、どちらか一方が選択され、メモリサブ
システム112に対して出力される。
【0037】ここで、前回のアクセスがバンク1に対す
るアクセスであったとすると、アクセス順序制御手段1
11は、前回のアクセスのバンクと異なるバンクへのア
クセス、つまりバンク0へのアクセスである、アクセス
要求バッファA109の出力"a1"を選択する。
【0038】そして、サイクル4では、アクセス順序制
御手段111が、残ったもう一方のアクセス要求バッフ
ァB110の出力"a2"を選択し、メモリサブシステム
112に対して出力すると同時に、"a3"が、アクセス
要求バッファA109に格納される。
【0039】そしてサイクル5では、"a4"が、アクセ
ス要求バッファB110に格納され、それと同時に、上
述と同様にして、アクセス順序制御手段111が、アク
セス要求バッファA109の出力"a3"とアクセス要求
バッファB110の出力"a4"とのうちのどちらか一方
を、記憶しておいた前回のバンク番号(ここでは"a2"
のバンク番号)と比較することにより選択し、サイクル
5では"a3"を、サイクル6では"a4"を、メモリサブ
システム112に対して出力する。
【0040】次に、図6中のサイクル5〜サイクル12
において、アクセス分割手段B105によって、図2の
の領域は、"b1","b3","b5","b7","b
2","b4","b6","b8"の順に8つに分割され
る。このの領域が、上述したような順で分割されるの
は、の領域が矩形領域のフレームアクセス(連続ライ
ンアクセス)であるため、図5に示したように、アクセ
ス分割手段B105が、最初に奇数ラインを上から順に
1ライン(16バイト)ずつ分割していき、次に偶数ラ
インを上から順に1ライン(16バイト)ずつ分割して
いくからである。そして、このアクセス分割手段B10
5からの出力は、アービトレーション手段107及びア
ドレス変換手段108を経て、アクセス要求バッファA
109、及びアクセス要求バッファB110へ入力され
る。
【0041】詳細に説明すると、サイクル6で、"b1"
がアクセス要求バッファA109に格納され、サイクル
7で、"b3"がアクセス要求バッファB110に格納さ
れる。そして、サイクル7では、アクセス順序制御手段
111が、アクセス要求バッファA109の出力"b1"
とアクセス要求バッファB110の出力"b3"とのう
ち、どちらか一方を選択して、メモリサブシステム11
2に対して出力する。
【0042】ここでは、前回のアクセスである"a4"
が、バンク1に対するアクセスであるので、アクセス順
序制御手段111は、その前回のアクセスのバンク1と
異なるバンク、つまりバンク0へのアクセスである、ア
クセス要求バッファB110の出力"b3"を選択する。
【0043】そして、サイクル8では、アクセス順序制
御手段111が、残ったもう一方のアクセス要求バッフ
ァA109の出力"b1"を選択して、メモリサブシステ
ム112に対して出力すると同時に、"b5"が、アクセ
ス要求バッファA109に格納され、サイクル9で、"
b7"が、アクセス要求バッファB110に格納され
る。
【0044】そして、上述と同様にして、図6中のサイ
クル9〜サイクル14において、アクセス順序制御手段
111が、"b7","b5","b4","b2","b8","b
6"の順に、アクセス要求バッファA109及びアクセ
ス要求バッファB110から、上記メモリサブシステム
112に対して出力される。
【0045】このようにすることによって、メモリサブ
システム112に対するアクセス要求を、完全に、バン
ク0とバンク1とが交互になるように、アクセス順序制
御手段111においてアクセス順序を制御することがで
き、メモリであるDRAMへのプリチャージによるオー
バヘッドを隠蔽することができる。
【0046】以上のように、本実施の形態1によれば、
アドレス変換手段108によって、横方向には16ピク
セル(16バイト)単位で、バンク0とバンク1とが交
互に変わり、縦方向には2ライン単位で、バンク0とバ
ンク1とが交互に変わるようにアドレス変換を行い、プ
ロセッサP1〜P3からのアクセス要求を、アクセス分割
手段A104〜C106によって、16バイト単位でバ
ンク0とバンク1とが交互となるような順序で分割し、
アクセス順序制御手段111に記憶しておいた前回アク
セスしたアクセス要求のバンク番号を、アクセス要求バ
ッファA109及びアクセス要求バッファB110に格
納されている16バイト単位のアクセス要求のバンク番
号と比較し、該前回アクセスしたアクセス要求のバンク
番号と異なるバンク番号のアクセス要求を格納している
アクセス要求バッファを最初に選択して、メモリサブシ
ステム112に出力するようにしたので、メモリサブシ
ステム112に対するアクセス要求を、完全にバンク0
とバンク1とが交互になるようにそのアクセス順序を制
御することができ、その結果、プリチャージによるオー
バヘッドを完全に隠蔽することができる。
【0047】なお、上記実施の形態1では、プロセッサ
の数が3である場合について説明したが、プロセッサの
数はいくつでもよいものとし、プロセッサの数が増えた
場合は、それに対応してアクセス分割手段の数を増やす
ようにすればよい。一方、プロセッサが1つである場合
は、アクセス分割手段は1つでよく、アービトレーショ
ン手段107は必要ない。
【0048】また、上記実施の形態1では、メモリとし
て、2バンク構成のDRAMを使用したが、2バンク以
上の任意のバンク数を有するDRAMでもよい。また、
上記実施の形態1では、メモリサブシステム112に対
するアクセス要求をプロセッサが行う場合について説明
したが、メモリサブシステム112に対するアクセス要
求をプロセッサ以外のDMAコントローラなどの制御回
路が行うものであってもよい。
【0049】また、上記実施の形態1では、横方向に1
6バイト単位で、バンク0とバンク1とが交互に変わる
ようなアドレス変換を行うようにしたが、これは、メモ
リとして、16ビット幅、CASレイテンシ=3のDR
AMを使用した場合の例である。つまり、この16ビッ
ト幅、CASレイテンシ=3のDRAMでは、プリチャ
ージに3サイクル、アクティベートに3サイクル必要で
あるため、同一バンクで且つ異なるロウアドレスへのア
クセスを連続して行った場合には、6サイクルのオーバ
ーヘッドが発生する。従って、このオーバーヘッドを隠
蔽するためには、同一バンクで且つ異なるロウアドレス
へのアクセスの間に6サイクル以上である他バンクへの
アクセスを挿入する必要がある。また、上記DRAMで
は、1サイクルで2バイト(=16ビット)の転送を行
うため、2バイト×6サイクル=12バイトより、1回
のアクセスサイズは最低12バイト以上である必要があ
る。よって、本実施の形態1では、以上の理由と、アド
レス変換手段108の回路構成を簡単にするために、2
のベキ乗である16バイト単位で、バンク0とバンク1
とが交互に変わるようにしたものである。
【0050】従って、上記アドレス変換手段108にお
いて、横方向に何バイト単位でバンク番号を変化させる
かについては、メモリとして使用するDRAMのCAS
レンテンシとビット幅とに応じて設定を変更する必要が
ある。
【0051】また、上記実施の形態1では、アービトレ
ーション手段107が、1つのアクセス分割手段から、
最低32バイト分は連続して選択するようにアービトレ
ーションを行うようにしたが、必ず32バイト単位毎
で、異なるアクセス分割手段を選択するようにアービト
レーションを行うようにしても良い。このようにすれ
ば、例えば、プロセッサP1が1024バイトの転送要
求をした後に、プロセッサP2が32バイトの転送要求
をした場合にも、プロセッサP1の先頭の32バイトの
転送が完了した後に、プロセッサP2の32バイトの転
送が実行される。すなわち、あるプロセッサが大きなサ
イズの転送を行った場合にも、別のプロセッサが要求し
た小さなサイズの転送のレイテンシが長くならない、と
いう効果を有する。
【0052】また、上記実施の形態1では、当該メモリ
制御部100が、画像データを格納しているメモリへの
画像データの書きこみ、及び該メモリからの画像データ
の読み出しを制御する場合に、該画像データに対して上
述したようなアドレス変換を行う処理について説明した
が、上記メモリ制御部100が、画像データ以外を格納
するメモリに対するデータの書き込み、及び読み出しを
も制御する場合、上記画像データ以外のデータを格納し
ているメモリに対しては、アクセス要求の論理アドレス
を、16バイト毎にその物理アドレスのバンク番号が変
化するように、該アクセス要求の論理アドレスから物理
アドレスにアドレス変換するようにしてもよい。
【0053】(実施の形態2)以下、本発明の実施の形
態2について、図7〜図9を用いて説明する。上記実施
の形態1においては、プロセッサからのアクセス要求
が、上記アクセス分割手段により分割可能な最小単位
(実施の形態1においては16バイト)以上のものであ
る場合について説明したが、本実施の形態2において
は、プロセッサからのアクセス要求に、上記最小単位以
下の単発のアクセス要求も混在する場合について説明す
る。
【0054】図7は、本発明の実施の形態2におけるメ
モリ制御装置の構成を示す図であり、図8は、本実施の
形態2のメモリ制御装置における、画像データのアドレ
スマッピングを示す図である。まず、図7を用いて、本
実施の形態2におけるメモリ制御装置200の構成につ
いて説明する。
【0055】図において、本実施の形態2のメモリ制御
装置200は、アクセス分割手段A104〜C106
と、アービトレーション手段107と、アドレス変換手
段108と、アクセス要求バッファA109,B11
0,C120と、アクセス順序制御手段111とを備え
るものであり、上記アクセス要求バッファC120を追
加した以外は、上記実施の形態1にかかるメモリ制御装
置100の構成と全く同じである。
【0056】ただし、本実施の形態2では、メモリとし
て、4バンク構成のDRAMを使用するものとし、アド
レス変換手段108は、図8に示すように、横方向には
16ピクセル(16バイト)単位でバンク番号がバンク
0、バンク1、バンク2、バンク3の順番に変わるよう
にアドレス変換を行い、縦方向には2ライン単位でバン
ク番号がバンク0、バンク1、バンク2、バンク3が順
番に変わるようにアドレス変換を行うものとする。な
お、図8においても図2と同様、Bの後の数字はバンク
番号、Rの後の数字はロウ番号を示す。
【0057】また、アクセス要求バッファC120は、
アクセス要求バッファA109及びアクセス要求バッフ
ァB110と同じく、アドレス変換手段108から入力
された16バイト分のアクセス要求を保持するバッファ
であるが、その使用方法を上記アクセス要求バッファA
109及びアクセス要求バッファB110とは異なるも
のとし、16バイト以下の単発のアクセス要求を保持す
るものとする。
【0058】つまり、例えば上記アクセス分割手段A1
04〜C106のいずれかから、17バイト以上連続し
たアクセス要求が出力された場合には、アクセス要求バ
ッファA109あるいはアクセス要求バッファB110
に格納し、16バイト以下のアクセス要求が出力された
場合には、アクセス要求バッファC120に格納するも
のとする。
【0059】次に、以上のように構成された、本実施の
形態2におけるメモリ制御装置200の動作について、
具体例を用いて説明する。ここでは、プロセッサP1
01が、図8のの領域(a1〜a2)のアクセス要求
をし、プロセッサP2102が、図8のの領域(b
1)のアクセス要求をし、プロセッサP3103が、図
8のの領域(c1〜c8)のアクセス要求をした場合
のメモリ制御装置の動作を具体例とし、図9のタイミン
グチャートを参照しながら説明する。
【0060】図9は、本実施の形態2における、メモリ
制御装置の動作時のタイミングチャートを示す図であ
る。まず、プロセッサP1101によりアクセス要求さ
れた図8のの領域は、アクセス分割手段A104によ
って、"a1", "a2"の順に2つに分割される。この2
つに分割された"a1", "a2"それぞれは、16バイト
である。そして、図9中のサイクル1〜サイクル2にお
いて、"a1", "a2"の出力は、アービトレーション手
段107及びアドレス変換手段108を経て、アクセス
要求バッファA109及びアクセス要求バッファB11
0へ入力される。
【0061】詳細に説明すると、サイクル2で、"a1"
がアクセス要求バッファA109に格納され、サイクル
3で、"a2"がアクセス要求バッファB110に格納さ
れる。そして、サイクル3では、アクセス順序制御手段
111において、アクセス要求バッファA109の出
力"a1"とアクセス要求バッファB110の出力"a2"
とのうち、どちらか一方が選択され、メモリサブシステ
ム112に対して出力される。
【0062】ここで、前回のアクセスがバンク1に対す
るアクセスであったとすると、アクセス順序制御手段1
11は、前回のアクセス要求のバンク番号と異なるバン
クへのアクセス、つまりバンク0へのアクセスである、
アクセス要求バッファA109の出力"a1"を選択す
る。
【0063】そして、サイクル4では、アクセス順序制
御手段111が、残ったもう一方のアクセス要求バッフ
ァB110の出力"a2"を選択して、メモリサブシステ
ム112に対して出力する。
【0064】次に、図9中のサイクル3において、アク
セス分割手段B105によって、図8のの領域からの
アクセス要求"b1"が出力される。このの領域は、"
b1"の16バイトのみであるため、これ以上分割され
ることはない。そして、サイクル4にでは、アクセス分
割手段B105によって、"b1"が16バイト単発のア
クセス要求であるという属性情報を参照し、これによっ
て、"b1"は、アクセス要求バッファC120に格納さ
れる。
【0065】さらに、図9中のサイクル3〜サイクル1
1において、アクセス分割手段C106によって、図8
のの領域は、"c1", "c3", "c5", "c7", "c
2","c4", "c6", "c8"の順に8つに分割される。
このの領域が、上述したような順で分割されるのは、
の領域が矩形領域のフレームアクセス(連続ラインア
クセス)であるため、図5に示したように、アクセス分
割手段C106が、最初に奇数ラインを上から順に1ラ
イン(16バイト)ずつ分割していき、次に偶数ライン
を上から順に1ライン(16バイト)ずつ分割していく
からである。そして、このアクセス分割手段C106か
らの出力は、アービトレーション手段107、アドレス
変換手段108を経て、アクセス要求バッファA109
及びアクセス要求バッファB110へ入力される。
【0066】詳細に説明すると、サイクル4で、"c1"
がアクセス要求バッファA109に格納され、サイクル
5で、"c3"がアクセス要求バッファB110に格納さ
れる。そして、サイクル5では、アクセス順序制御手段
111が、アクセス要求バッファA109の出力"c1"
と、アクセス要求バッファB110の出力"c3"と、ア
クセス要求バッファC120の出力"b1"とのうちの、
いずれか1つを選択して、メモリサブシステム112に
対して出力する。
【0067】ここでは、前回のアクセスである"a2"
が、バンク3に対するアクセスであるので、アクセス順
序制御手段111は、前回のアクセスのバンク3と異な
るバンクへのアクセス、つまりバンク3以外へのアクセ
スである、アクセス要求バッファB110の出力"c3"
を選択する。そして、サイクル6では、アクセス順序制
御手段111が、次に、アクセス要求バッファB110
の出力"c1"を選択する。
【0068】これは、アクセス要求バッファA109と
アクセス要求バッファB110とがペアとなっているの
で、前サイクルでアクセス要求バッファB110が選択
されたため、本サイクルでは、ペアであるもう一方のア
クセス要求バッファA109を選択するというルールに
よる。そして、同様にして、サイクル7〜サイクル8で
は、"c5","c7"がこの順で、アクセス順序制御手段
111により選択される。
【0069】そして、サイクル9において、アクセス順
序制御手段111が保持する、前サイクルのアクセスバ
ンクがバンク2であり、アクセス要求バッファA109
の出力"c2"がバンク3、アクセス要求バッファB11
0の出力"c4"がバンク0、アクセス要求バッファC1
20の出力"b1"がバンク3であるため、いずれのアク
セス要求を選択しても、前サイクルとは同一バンクには
ならないが、この場合は、アクセス要求バッファC12
0を優先するというルールにより、アクセス順序制御手
段111が、アクセス要求バッファC120の出力"b
1"が選択される。
【0070】以降、同様にして、サイクル10〜サイク
ル13では、"c4","c2","c6","c8"の順に、ア
クセス順序制御手段111によってアクセス要求が選択
され、メモリサブシステム112に対して出力してい
く。
【0071】このようにすることによって、メモリサブ
システム112に対するアクセス要求を、完全に、同一
バンクへの連続アクセスがないように、上記アクセス順
序制御手段111でアクセス順序を制御することがで
き、メモリであるDRAMへのプリチャージによるオー
バヘッドを隠蔽することができる。
【0072】以上のように、本発明の実施の形態2によ
れば、上記実施の形態1に係るメモリ制御装置の構成に
加え、プロセッサからの16バイト以下の単発のアクセ
ス要求専用にアクセス要求バッファC120をさらに備
えるようにしたので、各プロセッサから16バイト以下
のアクセス要求があった場合においても、同一バンクへ
のアクセスが連続する場合には、該当する16バイト以
下のアクセス要求をアクセス要求バッファC120に一
時格納し、同一バンクへのアクセスが連続しない状態に
なってから、上記16バイト以下のアクセスを実行する
ことにより、少量のハードウェア資源で、プリチャージ
によるオーバヘッドを完全に隠蔽することができる。
【0073】なお、上記実施の形態2においても、プロ
セッサの数が3である場合について説明したが、プロセ
ッサの数はいくつでもよく、またプロセッサの数が増え
れば、それに対応してアクセス分割手段の数も増やすよ
うにすれば良い。
【0074】また、上記実施の形態2では、メモリとし
て4バンク構成のDRAMを使用したが、上記メモリと
しては、3バンク以上の任意のバンク数を有するDRA
Mであればよい。
【0075】また、上記実施の形態2では、メモリサブ
システム112に対するアクセス要求をプロセッサが行
う場合について説明したが、メモリサブシステム112
に対するアクセス要求をプロセッサ以外のDMAコント
ローラなどの制御回路が行うものであっても良い。
【0076】また、上記実施の形態2では、横方向に1
6バイト単位でバンクが変わるようなアドレス変換を行
うようにしたが、これは、メモリとして、16ビット
幅、CASレイテンシ=3のDRAMを使用した場合の
例である。
【0077】つまり、上記16ビット幅、CASレイテ
ンシ=3のDRAMでは、プリチャージに3サイクル、
アクティベートに3サイクル必要であるため、同一バン
クで且つ異なるロウアドレスへのアクセスを連続して行
った場合には、6サイクルのオーバーヘッドが発生す
る。従って、このオーバーヘッドを隠蔽するためには、
同一バンクで且つ異なるロウアドレスへのアクセスの間
に6サイクル以上である他バンクへのアクセスを挿入す
る必要がある。また、上記DRAMでは、1サイクルで
2バイト(=16ビット)の転送を行うため、2バイト
×6サイクル=12バイトより、1回のアクセスサイズ
は最低12バイト以上である必要がある。よって、本実
施の形態2では、以上の理由と、アドレス変換手段10
8の回路構成を簡単にするために、2のベキ乗である1
6バイト単位で、バンクが変わるようにしたものであ
る。
【0078】従って、上記アドレス変換手段108にお
いて、横方向に何バイト単位でバンク番号を変化させる
かは、メモリとして使用するDRAMのCASレンテン
シとビット幅とに応じて設定を変更する必要がある。
【0079】また、上記実施の形態2では、当該メモリ
制御部200が、画像データを格納しているメモリへの
画像データの書きこみ、及び該メモリからの画像データ
の読み出しを制御する場合に、該画像データに対して上
述したようなアドレス変換を行う処理について説明した
が、上記メモリ制御部200が、画像データ以外を格納
するメモリに対するデータの書き込み、及び読み出しを
も制御する場合、上記画像データ以外のデータを格納し
ているメモリに対しては、上記アドレス変換手段108
で、アクセス要求の論理アドレスを、16バイト毎にそ
の物理アドレスのバンク番号が変化するように、該アク
セス要求の論理アドレスから物理アドレスにアドレス変
換するようにしてもよい。
【0080】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に記載
のメモリ制御装置によれば、画像データを格納してい
る、mバンク構成(m;m≧2の自然数)のフレームメ
モリへの書き込み、及び上記フレームメモリからの読み
だしを制御するメモリ制御装置において、特定の連続領
域へのアクセス要求を、縦方向1ピクセル横方向nピク
セル(n;n≧1の自然数)を1単位とする単位アクセ
ス要求に分割するアクセス分割手段と、上記単位アクセ
ス要求の、論理アドレスの横軸の座標値のnピクセル、
縦軸の座標値の2ピクセル毎に、物理アドレスのバンク
番号が変化するように、該単位アクセス要求の論理アド
レスを物理アドレスにアドレス変換するアドレス変換手
段と、上記単位アクセス要求の物理アドレスを、順に、
2つ格納する第1の単位アクセス要求格納手段と、前回
アクセスした単位アクセス要求の物理アドレスのバンク
番号を保持し、該バンク番号と、上記第1の単位アクセ
ス要求格納手段に格納されている、2つの単位アクセス
要求の物理アドレスのバンク番号とを比較し、該2つの
単位アクセス要求のうち、上記前回アクセスした単位ア
クセス要求のバンク番号と異なるバンク番号の単位アク
セス要求を最初に実行するように、アクセス順序を決定
するアクセス順序制御手段とを備えるようにしたので、
ライン単位アクセスと矩形領域アクセスとが連続した場
合にも、完全に同一バンクへのアクセスが連続しないよ
うにすることができ、DRAMのプリチャージのオーバ
ーヘッドを隠蔽できる、という効果が得られる。
【0081】また、本発明の請求項2に記載のメモリ制
御装置によれば、請求項1に記載のメモリ制御装置にお
いて、上記アクセス分割手段は、上記アクセス要求が縦
方向に1ラインのアクセス要求である場合、該アクセス
要求を、横方向nピクセル毎に分割して、上記単位アク
セス要求とし、上記アクセス要求が縦方向に複数ライン
からなる矩形領域に対するアクセス要求である場合、該
アクセス要求を、偶数ラインのアクセス要求と奇数ライ
ンのアクセス要求とに分割した後、該奇数ラインのアク
セス要求、及び偶数ラインのアクセス要求毎に、横方向
nピクセル毎に分割して、上記単位アクセス要求とする
ものであるようにしたので、上記アクセス要求が、矩形
領域における、連続ラインアクセスと隔ラインアクセス
とのどちらの場合であっても、完全に同一バンクへのア
クセスが連続しないようにすることができ、DRAMの
プリチャージのオーバーヘッドを隠蔽できる、という効
果が得られる。
【0082】また、本発明の請求項3に記載のメモリ制
御装置によれば、請求項1に記載のメモリ制御装置にお
いて、上記アドレス変換手段から出力される、nバイト
以下の単発のアクセス要求の物理アドレスを格納する第
2の単位アクセス要求格納手段を備えるようにしたの
で、フレームメモリのバンク数が3以上の場合には、ア
クセスサイズが分割不可能な、最小単位以下であるアク
セス要求が混在しても、完全に同一バンクへのアクセス
が連続しないようにすることができ、小規模なハードウ
ェアで、DRAMのプリチャージのオーバーヘッドを隠
蔽できる、という効果が得られる。
【0083】また、本発明の請求項4に記載のメモリ制
御装置によれば、請求項1に記載のメモリ制御装置にお
いて、上記アクセス分割手段を、複数備え、該複数のア
クセス分割手段において分割された上記単位アクセス要
求を、異なる上記各アクセス分割手段から、該各アクセ
ス分割手段毎に、あらかじめ定められた一定データ長ず
つ入力して上記アドレス変換手段へ出力する、アービト
レーション手段を備えるようにしたので、アクセスサイ
ズが大きいアクセス要求が混在しても、別の小さいアク
セスサイズのアクセス要求に対するレイテンシを小さく
できる、という効果が得られる。
【0084】また、本発明の請求項5に記載のメモリ制
御装置によれば、請求項1に記載のメモリ制御装置にお
いて、当該メモリ制御装置は、上記画像データ以外のデ
ータを格納しているメモリに対する書き込み、及び読み
出しをも制御するものであり、上記アドレス変換手段
は、上記画像データ以外のデータを格納しているメモリ
に対して、nバイト毎に物理アドレスのバンク番号が変
化するよう、該メモリに対するアクセス要求の論理アド
レスを物理アドレスにアドレス変換するようにしたの
で、画像データに対してだけでなく、画像データ以外の
データに対しても、同様に制御することができる。
【0085】また、本発明の請求項6に記載のメモリ制
御方法によれば、画像データを格納している、mバンク
構成(m;m≧2の自然数)のフレームメモリへの書き
込み、及び上記フレームメモリからの読み出しを制御す
るメモリ制御方法において、特定の連続した領域へのア
クセス要求を、縦方向1ピクセル横方向nピクセル
(n;n≧1の自然数)を1単位とする単位アクセス要
求に分割するアクセス分割ステップと、上記単位アクセ
ス要求の、論理アドレスの横軸の座標値のnピクセル、
縦軸の座標軸2ピクセル毎に、物理アドレスのバンク番
号が変化するように、該単位アクセス要求の論理アドレ
スを物理アドレスにアドレス変換するアドレス変換ステ
ップと、上記単位アクセス要求の物理アドレスを、第1
の単位アクセス要求格納手段に、順次、2つ格納する単
位アクセス要求格納ステップと、前回アクセスした単位
アクセス要求の物理アドレスのバンク番号を保持し、該
バンク番号と、上記第1の単位アクセス要求格納手段に
保持されている、2つの単位アクセス要求の物理アドレ
スのバンク番号とを比較し、該2つの単位アクセス要求
のうち、上記前回アクセスした単位アクセス要求のバン
ク番号と異なるバンク番号の単位アクセス要求を最初に
実行するように、アクセス順序を決定するアクセス順序
制御ステップとを有するようにしたので、ライン単位ア
クセスと矩形領域アクセスが連続した場合にも、完全に
同一バンクへのアクセスが連続しないようにすることが
でき、簡単なアルゴリズムで、DRAMのプリチャージ
のオーバーヘッドを隠蔽できる、という効果が得られ
る。
【0086】また、本発明の請求項7に記載のメモリ制
御方法によれば、請求項6に記載のメモリ制御方法にお
いて、上記アクセス分割ステップは、上記アクセス要求
が縦方向に1ラインのアクセス要求である場合、該アク
セス要求を、横方向nピクセル毎に分割して、上記単位
アクセス要求とし、上記アクセス要求が縦方向に複数ラ
インからなる矩形領域に対するアクセス要求である場
合、該アクセス要求を、偶数ラインのアクセス要求と奇
数ラインのアクセス要求とに分割した後、該奇数ライン
のアクセス要求、及び偶数ラインのアクセス要求毎に、
横方向nピクセル毎に分割して、上記単位アクセス要求
とするものであるようにしたので、上記アクセス要求
が、矩形領域における、連続ラインアクセスと隔ライン
アクセスとのどちらの場合であっても、完全に同一バン
クへのアクセスが連続しないようにすることができ、D
RAMのプリチャージのオーバーヘッドを隠蔽できる、
という効果が得られる。
【0087】また、本発明の請求項8に記載のメモリ制
御方法によれば、請求項6に記載のメモリ制御方法にお
いて、上記単位アクセス要求格納ステップは、上記アク
セス要求が、上記特定の連続した領域へのアクセス要求
の場合、上記単位アクセス要求の物理アドレスを上記第
1の単位アクセス要求格納手段に、順次、2つ格納し、
上記アクセス要求が、nバイト以下の単発のアクセス要
求の場合、該単発のアクセス要求の物理アドレスを、第
2の単位アクセス要求格納手段に格納するものであり、
上記アクセス順序制御ステップは、前回アクセスした上
記単位アクセス要求の物理アドレスのバンク番号を保持
し、該前回アクセスした単位アクセス要求のバンク番号
と、上記第1の単位アクセス要求格納手段に格納されて
いる上記2つの単位アクセス要求、及び上記第2の単位
アクセス要求格納手段に格納されている上記単発のアク
セス要求のバンク番号とを比較し、該2つの単位アクセ
ス要求、及び単発のアクセス要求のうち、上記前回アク
セスした単位アクセス要求のバンク番号と異なるバンク
番号の単位アクセス要求を最初に実行するように、アク
セス順序を決定するものであるようにしたので、フレー
ムメモリのバンク数が3以上の場合には、アクセスサイ
ズが分割不可能な、最小単位以下であるアクセス要求が
混在しても、完全に同一バンクへのアクセスが連続しな
いようにして、DRAMのプリチャージのオーバーヘッ
ドを隠蔽できる、という効果が得られる。
【0088】また、本発明の請求項9に記載のメモリ制
御方法によれば、請求項6に記載のメモリ制御方法にお
いて、上記アクセス分割ステップは、上記アクセス要求
が複数同時に存在する場合、該複数のアクセス要求を、
各々、上記単位アクセス要求に並行して分割するもので
あり、上記アクセス分割ステップにおいて、上記複数の
アクセス要求の各々を分割して得られた上記単位アクセ
ス要求の各々を、該複数のアクセス要求毎に、あらかじ
め定められた一定のデータ長ずつ出力するアービトレー
ションステップを有するようにしたので、アクセスサイ
ズが大きいアクセス要求が混在しても、別の小さいアク
セスサイズのアクセス要求に対するレイテンシを小さく
できる、という効果が得られる。
【0089】また、本発明の請求項10に記載のメモリ
制御方法によれば、請求項6に記載のメモリ制御方法に
おいて、当該メモリ制御方法は、上記画像データ以外の
データを格納しているメモリに対する書き込み、及び読
み出しをも制御するものであり、上記アドレス変換ステ
ップは、上記画像データ以外のデータを格納しているメ
モリに対して、nバイト毎に物理アドレスのバンク番号
が変化するよう、該メモリに対するアクセス要求の論理
アドレスを物理アドレスにアドレス変換するものである
ようにしたので、画像データに対してだけでなく、画像
データ以外のデータに対しても、同様に制御することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る、メモリ制御装置
の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る、メモリ制御装置
の画像データのアドレスマッピングを示す図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る、メモリ制御装置
でのライン単位アクセス時の分割方法を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る、メモリ制御装置
での矩形領域のフィールドアクセス時の分割方法を示す
図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係る、メモリ制御装置
での矩形領域のフレームアクセス時の分割方法を示す図
である。
【図6】本発明の実施の形態1に係る、メモリ制御装置
の動作時のタイミングチャートの例を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態2に係る、メモリ制御装置
の構成を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態2に係る、メモリ制御装置
の画像データのアドレスマッピングを示す図である。
【図9】本発明の実施の形態2に係る、メモリ制御装置
の動作時のタイミングチャートの例を示す図である。
【図10】従来のメモリ制御装置の構成の一例を示すブ
ロック図である。
【図11】従来のメモリ制御装置の画像データのアドレ
スマッピング示す図である。
【符号の説明】
100,200 メモリ制御装置 101〜103,903〜906 プロセッサ 104 アクセス分割手段A 105 アクセス分割手段B 106 アクセス分割手段C 107 アービトレーション手段 108 アドレス変換手段 109 アクセス要求バッファA 110 アクセス要求バッファB 111 アクセス順序制御手段 112,916 メモリサブシステム 120 アクセス要求バッファC 901 データ処理システム 913 プロセッサバス 914 リクエスト再順序付けユニット 915 メモリバス

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを格納している、mバンク構
    成(m;m≧2の自然数)のフレームメモリへの書き込
    み、及び上記フレームメモリからの読みだしを制御する
    メモリ制御装置において、 特定の連続領域へのアクセス要求を、縦方向1ピクセル
    横方向nピクセル(n;n≧1の自然数)を1単位とす
    る単位アクセス要求に分割するアクセス分割手段と、 上記単位アクセス要求の、論理アドレスの横軸の座標値
    のnピクセル、縦軸の座標値の2ピクセル毎に、物理ア
    ドレスのバンク番号が変化するように、該単位アクセス
    要求の論理アドレスを物理アドレスにアドレス変換する
    アドレス変換手段と、 上記単位アクセス要求の物理アドレスを、順に、2つ格
    納する第1の単位アクセス要求格納手段と、 前回アクセスした単位アクセス要求の物理アドレスのバ
    ンク番号を保持し、該バンク番号と、上記第1の単位ア
    クセス要求格納手段に格納されている、2つの単位アク
    セス要求の物理アドレスのバンク番号とを比較し、該2
    つの単位アクセス要求のうち、上記前回アクセスした単
    位アクセス要求のバンク番号と異なるバンク番号の単位
    アクセス要求を最初に実行するように、アクセス順序を
    決定するアクセス順序制御手段と、を備える、 ことを特徴とするメモリ制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のメモリ制御装置におい
    て、 上記アクセス分割手段は、 上記アクセス要求が縦方向に1ラインのアクセス要求で
    ある場合、該アクセス要求を、横方向nピクセル毎に分
    割して、上記単位アクセス要求とし、 上記アクセス要求が縦方向に複数ラインからなる矩形領
    域に対するアクセス要求である場合、該アクセス要求
    を、偶数ラインのアクセス要求と奇数ラインのアクセス
    要求とに分割した後、該奇数ラインのアクセス要求、及
    び偶数ラインのアクセス要求毎に、横方向nピクセル毎
    に分割して、上記単位アクセス要求とするものである、 ことを特徴とするメモリ制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のメモリ制御装置におい
    て、 上記アドレス変換手段から出力される、nバイト以下の
    単発のアクセス要求の物理アドレスを格納する第2の単
    位アクセス要求格納手段を備える、 ことを特徴とするメモリ制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のメモリ制御装置におい
    て、 上記アクセス分割手段を、複数備え、 該複数のアクセス分割手段において分割された上記単位
    アクセス要求を、異なる上記各アクセス分割手段から、
    該各アクセス分割手段毎に、あらかじめ定められた一定
    データ長ずつ入力して上記アドレス変換手段へ出力す
    る、アービトレーション手段を備える、 ことを特徴とするメモリ制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のメモリ制御装置におい
    て、 当該メモリ制御装置は、上記画像データ以外のデータを
    格納しているメモリに対する書き込み、及び読み出しを
    も制御するものであり、 上記アドレス変換手段は、上記画像データ以外のデータ
    を格納しているメモリに対して、nバイト毎に物理アド
    レスのバンク番号が変化するよう、該メモリに対するア
    クセス要求の論理アドレスを物理アドレスにアドレス変
    換する、 ことを特徴とするメモリ制御装置。
  6. 【請求項6】 画像データを格納している、mバンク構
    成(m;m≧2の自然数)のフレームメモリへの書き込
    み、及び上記フレームメモリからの読み出しを制御する
    メモリ制御方法において、 特定の連続した領域へのアクセス要求を、縦方向1ピク
    セル横方向nピクセル(n;n≧1の自然数)を1単位
    とする単位アクセス要求に分割するアクセス分割ステッ
    プと、 上記単位アクセス要求の、論理アドレスの横軸の座標値
    のnピクセル、縦軸の座標軸2ピクセル毎に、物理アド
    レスのバンク番号が変化するように、該単位アクセス要
    求の論理アドレスを物理アドレスにアドレス変換するア
    ドレス変換ステップと、 上記単位アクセス要求の物理アドレスを、第1の単位ア
    クセス要求格納手段に、順次、2つ格納する単位アクセ
    ス要求格納ステップと、 前回アクセスした単位アクセス要求の物理アドレスのバ
    ンク番号を保持し、該バンク番号と、上記第1の単位ア
    クセス要求格納手段に保持されている、2つの単位アク
    セス要求の物理アドレスのバンク番号とを比較し、該2
    つの単位アクセス要求のうち、上記前回アクセスした単
    位アクセス要求のバンク番号と異なるバンク番号の単位
    アクセス要求を最初に実行するように、アクセス順序を
    決定するアクセス順序制御ステップと、を有する、 ことを特徴とするメモリ制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のメモリ制御方法におい
    て、 上記アクセス分割ステップは、 上記アクセス要求が縦方向に1ラインのアクセス要求で
    ある場合、該アクセス要求を、横方向nピクセル毎に分
    割して、上記単位アクセス要求とし、 上記アクセス要求が縦方向に複数ラインからなる矩形領
    域に対するアクセス要求である場合、該アクセス要求
    を、偶数ラインのアクセス要求と奇数ラインのアクセス
    要求とに分割した後、該奇数ラインのアクセス要求、及
    び偶数ラインのアクセス要求毎に、横方向nピクセル毎
    に分割して、上記単位アクセス要求とするものである、 ことを特徴とするメモリ制御方法。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載のメモリ制御方法におい
    て、 上記単位アクセス要求格納ステップは、 上記アクセス要求が、上記特定の連続した領域へのアク
    セス要求の場合、上記単位アクセス要求の物理アドレス
    を上記第1の単位アクセス要求格納手段に、順次、2つ
    格納し、 上記アクセス要求が、nバイト以下の単発のアクセス要
    求の場合、該単発のアクセス要求の物理アドレスを、第
    2の単位アクセス要求格納手段に格納するものであり、 上記アクセス順序制御ステップは、前回アクセスした上
    記単位アクセス要求の物理アドレスのバンク番号を保持
    し、該前回アクセスした単位アクセス要求のバンク番号
    と、上記第1の単位アクセス要求格納手段に格納されて
    いる上記2つの単位アクセス要求、及び上記第2の単位
    アクセス要求格納手段に格納されている上記単発のアク
    セス要求のバンク番号とを比較し、該2つの単位アクセ
    ス要求、及び単発のアクセス要求のうち、上記前回アク
    セスした単位アクセス要求のバンク番号と異なるバンク
    番号の単位アクセス要求を最初に実行するように、アク
    セス順序を決定するものである、 ことを特徴とするメモリ制御方法。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載のメモリ制御方法におい
    て、 上記アクセス分割ステップは、上記アクセス要求が複数
    同時に存在する場合、該複数のアクセス要求を、各々、
    上記単位アクセス要求に並行して分割するものであり、 上記アクセス分割ステップにおいて、上記複数のアクセ
    ス要求の各々を分割して得られた上記単位アクセス要求
    の各々を、該複数のアクセス要求毎に、あらかじめ定め
    られた一定のデータ長ずつ出力するアービトレーション
    ステップを有する、 ことを特徴とするメモリ制御方法。
  10. 【請求項10】 請求項6に記載のメモリ制御方法にお
    いて、 当該メモリ制御方法は、上記画像データ以外のデータを
    格納しているメモリに対する書き込み、及び読み出しを
    も制御するものであり、 上記アドレス変換ステップは、上記画像データ以外のデ
    ータを格納しているメモリに対して、nバイト毎に物理
    アドレスのバンク番号が変化するよう、該メモリに対す
    るアクセス要求の論理アドレスを物理アドレスにアドレ
    ス変換するものである、 ことを特徴とするメモリ制御方法。
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