JP2003186730A - 通信制御方法、通信システム、およびコンピュータプログラム - Google Patents
通信制御方法、通信システム、およびコンピュータプログラムInfo
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- H04L69/329—Intralayer communication protocols among peer entities or protocol data unit [PDU] definitions in the application layer [OSI layer 7]
Abstract
通じて接続された通信システムにおいて、サーバに対す
るアクセスが集中したり、ネットワーク上でデータが輻
輳したりする場合に、それを抑制することのできる通信
制御方法を提供する。 【解決手段】 クライアント1を接続した外部ネットワ
ーク2と、サーバSを接続したサーバネットワーク7と
が、ルータ4によって接続された通信システムにおける
通信制御方法であって、クライアント1からWWWサー
バ9に向けて送られるデータをバッファプール6に蓄積
して、バッファプール6に蓄積されたデータが削除すべ
き条件を有しているとき、当該データを削除する。
Description
ーネットプロトコル(以下、単に「IP」という)を用
いたネットワークを通じて行われる通信制御方法、通信
システム、およびコンピュータプログラムに関する。
ークを通じて、クライアントおよびサーバが接続された
通信(情報処理)システムにおいては、各クライアント
からの要求に対して、サーバがホームページやメール等
の情報を自動的に返送するようにされている。
は、サーバにおいてクライアントからのアクセスが集中
したり、またその結果、ネットワークにおいてデータが
輻輳したりすることがある。そのため、クライアントへ
のサーバからの情報が遅延し、サーバにおけるクライア
ントへのサービスの質が低下してしまうといった問題点
がある。また、最悪の場合、サーバの処理能力を超えて
しまい、システムが停止することもありうる。
応策は、ほとんど施されていないのが現状である。たと
えばあるサーバにおいてアクセスが集中してしまうと、
クライアント側では、サーバの処理能力が低下している
にもかかわらず、処理の完了を待つ、すなわち事態の沈
静化を待つといった消極的な方法で対処している。ま
た、サーバ側では、クライアントからの要求データの一
部をカットしたり、あるいは破棄したりする等の処理を
行うといった方法で対処している。そこで、上記問題に
対し、ネットワーク上のデータ転送速度を向上させた
り、サーバの処理能力を向上させたりする等といった対
応策も考えられるが、これらの方法では設備コストが増
大し、その実現は容易でない。
は、ネットワーク上に設けられたルータ間における通信
時において、IPパケットの遅延転送制御によってIP
パケットの輻輳の発生を回避することが開示されてい
る。
数のルータにおけるデータの受信速度を抑制し、前段に
設けられたルータからのデータ転送に遅延を生じさせる
ことにより、IPパケットの輻輳の発生を抑制するよう
にされている。しかしながら、この方法では、一部のル
ータまたはサーバに、一旦アクセスが集中してしまう
と、たとえばルータの周囲に配されたネットワーク機器
(物理的に隣接する意味ではなく、ネットワークトポロ
ジー上で隣接する)に、その影響が拡散していくことが
あり、ネットワーク機器に対して悪影響を及ぼす場合が
ある。
がネットワークを通じて接続された通信システムにおい
て、サーバに対するアクセスが集中したり、ネットワー
ク上でデータが輻輳したりする場合に、それを抑制する
ことのできる通信制御方法、その方法を用いた通信シス
テム、およびコンピュータプログラムを提供すること
を、その課題とする。
は、次の技術的手段を講じている。
通信制御方法は、少なくとも1つのクライアントを接続
した外部ネットワークと、少なくとも1つのサーバを接
続した内部ネットワークとが、ルータによって接続され
た通信システムにおける通信制御方法であって、前記ク
ライアントから前記サーバに向けて送られるデータを蓄
積手段に蓄積して、該蓄積手段に蓄積されたデータが削
除すべき条件を有しているとき、当該データを削除する
ことを特徴としている。
の削除は、前記内部ネットワーク上におけるデータの流
入量が所定のしきい値を超えた場合に行う。
通信制御方法は、少なくとも1つのクライアントを接続
した外部ネットワークと、少なくとも1つのサーバを接
続した内部ネットワークとが、ルータによって接続され
た通信システムにおける通信制御方法であって、前記サ
ーバから前記クライアントに向けて返送データが送られ
る場合、前記外部ネットワーク上におけるデータの転送
速度を検知し、前記転送速度が低下していると判別した
とき、上記返送データのデータ量を削減して送ることを
特徴としている。
通信システムは、少なくとも1つのクライアントを接続
した外部ネットワークと、少なくとも1つのサーバを接
続した内部ネットワークとを接続するルータと、前記ル
ータに接続されたプロセッサとを備える通信システムで
あって、前記プロセッサは、前記クライアントから前記
サーバに向けて送られるデータを蓄積する蓄積手段と、
前記蓄積手段に蓄積されたデータが削除すべき条件を有
しているとき、当該データを削除する削除手段とを備え
ることを特徴としている。
を制御するためのルータコントローラを備え、前記ルー
タコントローラは、前記内部ネットワーク上におけるデ
ータの流入量が所定のしきい値を超えたか否かを判別す
る流入量判別手段を備え、前記削除手段は、前記流入量
判別手段によって内部ネットワーク上におけるデータの
流入量が所定のしきい値を超えたと判別されたとき、前
記削除すべきデータを削除する。
通信システムは、少なくとも1つのクライアントを接続
した外部ネットワークと、少なくとも1つのサーバを接
続した内部ネットワークとを接続するルータと、前記ル
ータを制御するためのルータコントローラとを備える通
信システムであって、前記ルータコントローラは、前記
サーバから前記クライアントに向けて返送データが送ら
れる場合、前記外部ネットワーク上におけるデータの転
送速度を検知し、前記転送速度が低下しているか否かを
判別する転送速度判別手段と、前記転送速度判別手段に
よってデータの転送速度が低下していると判別されたと
き、前記サーバに対して、前記返送データのデータ量を
削減して前記クライアントに向けて前記返送データを送
る旨の指示を行う指示手段とを有することを特徴として
いる。
コンピュータプログラムは、少なくとも1つのクライア
ントを接続する外部ネットワークと、少なくとも1つの
サーバを接続する内部ネットワークとがルータによって
接続され、前記ルータに接続されたプロセッサを制御す
るためのコンピュータプログラムであって、前記クライ
アントから前記サーバに向けて送られるデータを蓄積す
る蓄積プログラムと、前記蓄積プログラムによって蓄積
されたデータが削除すべき条件を有しているとき、当該
データを削除する削除プログラムとを含むことを特徴と
している。
ットワーク上におけるデータの流入量が所定のしきい値
を超えたか否かを判別する流入量判別プログラムを含
み、前記削除プログラムにおいては、前記流入量判別プ
ログラムによって内部ネットワーク上におけるデータの
流入量が所定のしきい値を超えたと判別されたとき、前
記削除すべきデータを削除する。
コンピュータプログラムは、少なくとも1つのクライア
ントを接続する外部ネットワークと、少なくとも1つの
サーバを接続する内部ネットワークとがルータによって
接続され、前記ルータに接続されたルータコントローラ
を制御するためのコンピュータプログラムであって、前
記サーバから前記クライアントに向けて返送データが送
られる場合、前記外部ネットワーク上におけるデータの
転送速度を検知し、前記転送速度が低下しているか否か
を判別する転送速度プログラムと、前記転送速度判別プ
ログラムによってデータの転送速度が低下していると判
別されたとき、前記サーバに対して、前記返送データの
データ量を削減して前記クライアントに向けて前記返送
データを送る旨の指示を行う指示プログラムとを含むこ
とを特徴としている。
バに向かって送られるデータのうち、同一の内容を有す
る不要なデータや不正なデータを削除するので、ネット
ワーク上において、データの増大が抑えられ、スムーズ
にデータの転送を行うことができる。そのため、サーバ
におけるアクセスが集中したり、データが輻輳したりす
ることを抑制することができるとともに、サーバにおい
てクライアントからの要求に対する処理の効率化を図る
ことができる。
付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より
明らかとなろう。
形態を、添付図面を参照して具体的に説明する。
用される通信システムを示すブロック構成図である。こ
の通信システムは、複数のクライアント1と、これらク
ライアント1に接続されたインターネット等の外部ネッ
トワーク2と、外部ネットワーク2に接続されたプロバ
イダ機器3と、このプロバイダ機器3に接続されたルー
タ4(機能的な名称は、「サーバノードゲートウェ
イ」)と、ルータ4に接続された、バッファプール6を
有するプロセッサ5と、ルータ4に接続された内部ネッ
トワークとしてのサーバネットワーク7と、このサーバ
ネットワーク7に接続され、上記ルータ4を制御するた
めのルータコントローラ8と、サーバネットワーク7上
に接続されたサーバSとによって大略構成されている。
なお、サーバSとしては、WWWサーバ9、アプリケー
ションサーバ10等が挙げられるが、サーバネットワー
ク7に接続されるサーバSとしては、これらのサーバ
9,10に限るものではなく、ファイルサーバ、メール
サーバ、またはプリントサーバ等でもよい。
配置されたパーソナルコンピュータからなり、外部ネッ
トワーク2に対して複数設けられている。クライアント
1は、ユーザによる操作によって、外部ネットワーク2
を通じて各サーバSに対してアクセス可能とされ、たと
えばメールの交換やホームページの参照が可能とされて
いる。
種のサーバSとを外部ネットワーク2を介して接続させ
るためのサービスを行う機器であり、プロバイダと呼称
される通信事業者によって運用されている。
ットワーク7とを接続するためのものであり、たとえば
サーバネットワーク7に接続されている各サーバSのI
Pアドレスが割り当てられている。ルータ4は、クライ
アント1からサーバSに対して送られるデータ、および
サーバSからクライアント1に対して送られるデータの
通信制御を行う。
ピュータからなり、大容量のハードディスク装置等から
なるバッファプール6を接続している。プロセッサ5
は、後述するように、ルータコントローラ8からの指令
に基づいて、クライアント1から外部ネットワーク2お
よびルータ4等を介して送られたデータを一時的にバッ
ファプール6に蓄積する。また、プロセッサ5は、バッ
ファプール6に蓄積されたデータのうち、不要なデータ
を必要に応じて削除する。
ーク7に接続され、ルータ4、プロセッサ5および各サ
ーバSの動作を制御する。ルータコントローラ8は、た
とえば、サーバネットワーク7上のデータの輻輳状態ま
たはWWWサーバ9の処理負荷をチェックし、プロセッ
サ5に対して、バッファプール6に蓄積されたデータを
サーバネットワーク7上に送出するよう指示する。
に接続され、クライアント1に対して種々のサービスを
提供するものである。WWWサーバ9は、図示しないマ
イクロコンピュータおよびメモリを有しており、たとえ
ば各種のホームページのデータを蓄積している。
ットワーク7に接続され、クライアント1に対して種々
のサービスを提供するものである。アプリケーションサ
ーバ10は、図示しないマイクロコンピュータおよびメ
モリを有しており、たとえばアプリケーションソフトウ
ェアのデータを蓄積している。
2のフローチャート、および図3の各機器の制御および
データの遷移を示す図を参照して説明する。
るユーザが、たとえばWWWサーバ9に対してアクセス
する際、クライアント1において電文が生成される。こ
の電文は、IPパケットの形で、外部ネットワーク2に
送出される(S1)。IPパケットは、外部ネットワー
ク2およびプロバイダ機器3を介してルータ4に送られ
る。ルータ4は、プロバイダ機器3からのIPパケット
を受信し(S2)、自己の受信バッファ(図示せず)に
一旦蓄える。
タ4がクライアント1からのIPパケットを受信したこ
とを認識しつつ、サーバネットワーク7においてデータ
が輻輳する可能性があるか否かを判別する(S3)。具
体的には、ルータコントローラ8は、サーバネットワー
ク7上におけるIPパケットの転送速度を監視し、転送
速度が所定の基準値を下回るか否か、または下回る可能
性があるか否かといった事項に基づいて判別する。
ーク7上でデータが輻輳する可能性があると判別した場
合(S3:YES)、ルータ4に対してプロセッサ5に
向けてIPパケットを転送する旨の指令信号を出力す
る。
ラ8から受けると、受信バッファに蓄えていたIPパケ
ットをプロセッサ5に転送する(S4)。なお、ルータ
4は、ルータコントローラ8による制御に従わずに、外
部ネットワーク2からのIPパケットを、無条件に、プ
ロセッサ5に対して転送するようにしてもよい。
トローラ8は、サーバネットワーク7においてデータが
輻輳する可能性がないと判別した場合(S3:NO)、
ルータ4に対して、WWWサーバ9にIPパケットを送
信する旨の指令信号を出力する。ルータ4は、この指令
信号を受けると、受信バッファに蓄えていたIPパケッ
トをWWWサーバ9に向けて送信する(S5)。
ータ4からIPパケットが送られた後、IPパケットの
妥当性を評価する。具体的には、プロセッサ5は、IP
パケットに含まれる送信元のIPアドレスが不完全でな
いか否かを判別する(S6)。そして、プロセッサ5
は、送信元のIPアドレスが不完全であると判別した場
合(ステップS6:NO)、そのIPパケットを削除す
る(S7)。
送信してサービスの妨害を行なう目的の不正利用者が存
在し、その不正利用者がそのような不正データを送信し
た場合、不正データには送信元のIPアドレスが含まれ
ていない場合が多いため、プロセッサ5において、その
データを不正データとみなして削除することができる。
そのため、IPパケットにおける通信の信頼性を維持す
ることができる。なお、プロセッサ5は、IPパケット
を削除する際、IPパケットに含まれる他のデータが不
完全であることに基づいて削除するようにしてもよい。
送信元のIPアドレスが不完全でないと判別した場合
(ステップS6:YES)、ルータ4から送られたIP
パケットに含まれる電文データを復元して、バッファプ
ール6に蓄積する(S8)。すなわち、プロセッサ5
は、電文データを、送信元のIPアドレス、送信先のI
Pアドレス、プロトコルの情報(IPパケットに変換す
るために必要な情報)等とともに、バッファプール6に
電文データ単位で格納する。
タの削除を行なう。すなわち、プロセッサ5は、バッフ
ァプール6に蓄積されている電文データを検索し、それ
らの電文データの中から、同一のクライアント1からの
同一の要求電文データがあるか否かを判別する(S
9)。そして、同一のクライアント1からの同一の要求
電文データがあれば、その電文データを1つ残し、その
他は全て削除する(S10)。
サーバネットワーク7上において、個々のクライアント
1からのアクセスが集中し、WWWサーバ9からのレス
ポンスが遅延している場合、ユーザは、再び、送信要求
するための操作を行うことが多い。このときの要求電文
データは、データとしては正当なデータであるが、同じ
内容のデータであるため、WWWサーバ9およびクライ
アント1の双方にとっては意味のない不要なデータであ
る。しかも、このデータは、アクセスが集中するといっ
た事態をさらに悪化させるデータとなる。
記したように、同一のユーザからの同一の要求電文デー
タを削除する。そのため、仮に、クライアント1のユー
ザ全員が再び、送信要求するための操作を行なった場
合、2回目以降の操作による電文データは全て削除され
るので、この場合、WWWサーバ9におけるトータルの
処理データ量を半分以下にすることが可能となる。した
がって、WWWサーバ9において、アクセス集中時でも
各電文データの処理に要する時間が増大することなく、
アクセス数に比例した時間で電文データの処理を行うこ
とができる。たとえば、従来の構成では、アクセス集中
時には、処理時間が10倍程度悪化することもありえた
が、本実施形態によれば、これを確実に抑制することが
できる。
ーバ9に送られるデータを一旦バッファプール6に格納
し、アクセスが集中する原因のひとつとなるクライアン
ト1からの不要な電文データを削除することにより、W
WWサーバ9における処理能力以上の電文データが一度
にWWWサーバ9に導入されることを防止することがで
きる。したがって、WWWサーバ9における処理の効率
化を図ることができる。また、サーバネットワーク7に
おいては、スムーズにデータの転送を行うことができ、
データが輻輳することを抑制することができる。
バ9においてアクセスが集中すると、その影響が他のネ
ットワーク等に拡散していく場合があったが、本実施形
態によれば、ルータ4およびプロセッサ5において内部
的に処理を行なうため、サーバネットワーク7に対して
影響を及ぼすことはない。
ネットワーク7およびWWWサーバ9の負荷状態を監視
する(S11)。ルータコントローラ8は、負荷状態を
監視した結果、負荷が低下していると判別した場合(S
12:YES)、プロセッサ5に対し、削除されなかっ
た電文データを、WWWサーバ9に送る旨の指令信号を
与える。一方、ルータコントローラ8は、負荷が低下し
ていないと判別した場合(S12:NO)、所定時間経
過後(S13:YES)、再度、サーバネットワーク7
およびWWWサーバ9の負荷状態を監視して、同様の処
理を行う。
て、削除されなかった電文データをバッファプール6か
ら、格納された順番に取り出し、それをIPパケットに
変換し直した後、ルータ4の送信バッファに転送する。
なお、プロセッサ5は、削除されなかった電文データ
を、直前に格納された電文データから過去を遡るような
順番でバッファプール6から取り出すようにしてもよ
い。
に転送されたIPパケットを、WWWサーバ9に向けて
サーバネットワーク7に送出する(S14)。
処理し、たとえばアプリケーションサーバ10へ依頼し
ていた処理結果を受け取り、送信要求があったクライア
ント1に向けて返信を行う。この場合、ルータコントロ
ーラ8は、プロバイダ機器3から送られる情報に基づい
て、外部ネットワーク2上のデータの転送速度を検知し
(S15)、この転送速度が所定のしきい値に達してい
るか否かを判別する(S16)。ルータコントローラ8
は、データの転送速度がしきい値に達していると判別し
た場合(S16:YES)、WWWサーバ9に対して、
データ量を削減する旨の指令信号を与える。
て、返送するデータのコンテンツを変更し、すなわち、
そのデータ量を削減する(S17)。たとえば、コンテ
ンツにおいて視覚に訴えるだけの情報(たとえば画像デ
ータ)等といった付加的な情報を削除する。そして、W
WWサーバ9は、一部が削除された返信データをIPパ
ケットの形で内部ネットワーク7に対して送出する(S
18)。また、ルータコントローラ8が、データの転送
速度がしきい値に達していないと判別した場合(S1
6:NO)も、WWWサーバ9は、返信データをIPパ
ケットの形で送出する(S18)。なお、WWWサーバ
9からクライアント1に向けて送出される電文データの
データ量を削減するときには、上記電文データをプロセ
ッサ5のバッファプール6に一時的に格納し、ルータコ
ントローラ8からの指令によって、電文データの一部を
削除するようにしてもよい。
ント1に向けて返信データを含むIPパケットを送る場
合、その返信データの一部を変更してデータの内容を簡
略化することにより、外部ネットワーク2における負荷
を軽減させることができる。また、他のネットワークに
対する影響を防止することができる。
の形態に限定されるものではない。たとえば、ルータ4
にプロセッサ5およびバッファプール6の機能を持たせ
るようにしてもよい。
トを接続した外部ネットワークと、少なくとも1つのサ
ーバを接続した内部ネットワークとが、ルータによって
接続された通信システムにおける通信制御方法であっ
て、前記クライアントから前記サーバに向けて送られる
データを蓄積手段に蓄積して、該蓄積手段に蓄積された
データが削除すべき条件を有しているとき、当該データ
を削除することを特徴とする、通信制御方法。
に向けて送られる複数のデータを検索し、検索されたデ
ータの中に同一送り先からの同一内容のデータがあるか
否かを判別し、同一送り先からの同一内容のデータがあ
ると判別した場合、当該データを1つ残して削除する、
付記1に記載の通信制御方法。
部ネットワーク上におけるデータの流入量が所定のしき
い値を超えた場合に行う、付記1または2に記載の通信
制御方法。
たデータにおいて、送り元アドレスのないデータが含ま
れているとき、当該データを削除する、付記1ないし3
のいずれかに記載の通信制御方法。
ントに向けて返送データが送られる場合、前記外部ネッ
トワーク上におけるデータの転送速度を検知し、前記転
送速度が低下していると判別したとき、上記返送データ
のデータ量を削減して送る、付記1ないし4のいずれか
に記載の通信制御方法。
トを接続した外部ネットワークと、少なくとも1つのサ
ーバを接続した内部ネットワークとを接続するルータ
と、前記ルータに接続されたプロセッサとを備える通信
システムであって、前記プロセッサは、前記クライアン
トから前記サーバに向けて送られるデータを蓄積する蓄
積手段と、前記蓄積手段に蓄積されたデータが削除すべ
き条件を有しているとき、当該データを削除する削除手
段とを備えることを特徴とする、通信システム。
手段において蓄積されたデータを検索し、検索されたデ
ータの中に同一送り先からの同一内容のデータがあるか
否かを判別するデータ判別手段を備え、前記削除手段
は、前記データ判別手段によって同一送り先からの同一
内容のデータがあると判別された場合、当該データを1
つ残して削除する、付記6に記載の通信システム。
ルータコントローラを備え、前記ルータコントローラ
は、前記内部ネットワーク上におけるデータの流入量が
所定のしきい値を超えたか否かを判別する流入量判別手
段を備え、前記削除手段は、前記流入量判別手段によっ
て内部ネットワーク上におけるデータの流入量が所定の
しきい値を超えたと判別されたとき、前記削除すべきデ
ータを削除する、付記6または7に記載の通信システ
ム。
アントから送られたデータにおいて、送り元アドレスの
ないデータが含まれているとき、当該データを削除す
る、付記6ないし8のいずれかに記載の通信システム。
は、前記サーバから前記クライアントに向けて返送デー
タが送られる場合、前記外部ネットワーク上におけるデ
ータの転送速度を検知し、前記転送速度が低下している
か否かを判別する転送速度判別手段と、前記転送速度判
別手段によってデータの転送速度が低下していると判別
されたとき、前記サーバに対して、前記返送データのデ
ータ量を削減して前記クライアントに向けて前記返送デ
ータを送る旨の指示を行う指示手段とを有する、付記6
ないし9のいずれかに記載の通信システム。
ントを接続する外部ネットワークと、少なくとも1つの
サーバを接続する内部ネットワークとがルータによって
接続され、前記ルータに接続されたプロセッサを制御す
るためのコンピュータプログラムであって、前記クライ
アントから前記サーバに向けて送られるデータを蓄積す
る蓄積プログラムと、前記蓄積プログラムによって蓄積
されたデータが削除すべき条件を有しているとき、当該
データを削除する削除プログラムとを含むことを特徴と
する、コンピュータプログラム。
て蓄積されたデータを検索し、検索されたデータの中に
同一送り先からの同一内容のデータがあるか否かを判別
するデータ判別プログラムを含み、前記削除プログラム
においては、前記データ判別プログラムによって同一送
り先からの同一内容のデータがあると判別された場合、
当該データを1つ残して削除する、付記11に記載のコ
ンピュータプログラム。
おけるデータの流入量が所定のしきい値を超えたか否か
を判別する流入量判別プログラムを含み、前記削除プロ
グラムにおいては、前記流入量判別プログラムによって
内部ネットワーク上におけるデータの流入量が所定のし
きい値を超えたと判別されたとき、前記削除すべきデー
タを削除する、付記11または12に記載のコンピュー
タプログラム。
ては、前記クライアントから送られたデータにおいて、
送り元アドレスのないデータが含まれているとき、当該
データを削除する、付記11ないし13のいずれかに記
載のコンピュータプログラム。
アントに向けて返送データが送られる場合、前記外部ネ
ットワーク上におけるデータの転送速度を検知し、前記
転送速度が低下しているか否かを判別する転送速度プロ
グラムと、前記転送速度判別プログラムによってデータ
の転送速度が低下していると判別されたとき、前記サー
バに対して、前記返送データのデータ量を削減して前記
クライアントに向けて前記返送データを送る旨の指示を
行う指示プログラムとを含む、付記11ないし14のい
ずれかに記載のコンピュータプログラム。
イアントからサーバに向かって送られるデータのうち、
同一の内容を有する不要なデータや不正なデータを削除
するので、ネットワーク上において、データの増大が抑
えられ、スムーズにデータの転送を行うことができる。
そのため、サーバにおけるアクセスが集中したり、デー
タが輻輳したりすることを抑制することができるととも
に、サーバにおいてクライアントからの要求に対する処
理の効率化を図ることができる。
システムを示すブロック構成図である。
である。
る。
Claims (9)
- 【請求項1】 少なくとも1つのクライアントを接続し
た外部ネットワークと、少なくとも1つのサーバを接続
した内部ネットワークとが、ルータによって接続された
通信システムにおける通信制御方法であって、 前記クライアントから前記サーバに向けて送られるデー
タを蓄積手段に蓄積して、該蓄積手段に蓄積されたデー
タが削除すべき条件を有しているとき、当該データを削
除することを特徴とする、通信制御方法。 - 【請求項2】 前記データの削除は、前記内部ネットワ
ーク上におけるデータの流入量が所定のしきい値を超え
た場合に行う、請求項1に記載の通信制御方法。 - 【請求項3】 少なくとも1つのクライアントを接続し
た外部ネットワークと、少なくとも1つのサーバを接続
した内部ネットワークとが、ルータによって接続された
通信システムにおける通信制御方法であって、 前記サーバから前記クライアントに向けて返送データが
送られる場合、前記外部ネットワーク上におけるデータ
の転送速度を検知し、前記転送速度が低下していると判
別したとき、上記返送データのデータ量を削減して送る
ことを特徴とする、通信制御方法。 - 【請求項4】 少なくとも1つのクライアントを接続し
た外部ネットワークと、少なくとも1つのサーバを接続
した内部ネットワークとを接続するルータと、前記ルー
タに接続されたプロセッサとを備える通信システムであ
って、 前記プロセッサは、 前記クライアントから前記サーバに向けて送られるデー
タを蓄積する蓄積手段と、 前記蓄積手段に蓄積されたデータが削除すべき条件を有
しているとき、当該データを削除する削除手段とを備え
ることを特徴とする、通信システム。 - 【請求項5】 前記ルータを制御するためのルータコン
トローラを備え、 前記ルータコントローラは、前記内部ネットワーク上に
おけるデータの流入量が所定のしきい値を超えたか否か
を判別する流入量判別手段を備え、 前記削除手段は、前記流入量判別手段によって内部ネッ
トワーク上におけるデータの流入量が所定のしきい値を
超えたと判別されたとき、前記削除すべきデータを削除
する、請求項4に記載の通信システム。 - 【請求項6】 少なくとも1つのクライアントを接続し
た外部ネットワークと、少なくとも1つのサーバを接続
した内部ネットワークとを接続するルータと、前記ルー
タを制御するためのルータコントローラとを備える通信
システムであって、 前記ルータコントローラは、 前記サーバから前記クライアントに向けて返送データが
送られる場合、前記外部ネットワーク上におけるデータ
の転送速度を検知し、前記転送速度が低下しているか否
かを判別する転送速度判別手段と、 前記転送速度判別手段によってデータの転送速度が低下
していると判別されたとき、前記サーバに対して、前記
返送データのデータ量を削減して前記クライアントに向
けて前記返送データを送る旨の指示を行う指示手段とを
有することを特徴とする、通信システム。 - 【請求項7】 少なくとも1つのクライアントを接続す
る外部ネットワークと、少なくとも1つのサーバを接続
する内部ネットワークとがルータによって接続され、前
記ルータに接続されたプロセッサを制御するためのコン
ピュータプログラムであって、 前記クライアントから前記サーバに向けて送られるデー
タを蓄積する蓄積プログラムと、 前記蓄積プログラムによって蓄積されたデータが削除す
べき条件を有しているとき、当該データを削除する削除
プログラムとを含むことを特徴とする、コンピュータプ
ログラム。 - 【請求項8】 前記内部ネットワーク上におけるデータ
の流入量が所定のしきい値を超えたか否かを判別する流
入量判別プログラムを含み、 前記削除プログラムにおいては、前記流入量判別プログ
ラムによって内部ネットワーク上におけるデータの流入
量が所定のしきい値を超えたと判別されたとき、前記削
除すべきデータを削除する、請求項7に記載のコンピュ
ータプログラム。 - 【請求項9】 少なくとも1つのクライアントを接続す
る外部ネットワークと、少なくとも1つのサーバを接続
する内部ネットワークとがルータによって接続され、前
記ルータに接続されたルータコントローラを制御するた
めのコンピュータプログラムであって、 前記サーバから前記クライアントに向けて返送データが
送られる場合、前記外部ネットワーク上におけるデータ
の転送速度を検知し、前記転送速度が低下しているか否
かを判別する転送速度プログラムと、 前記転送速度判別プログラムによってデータの転送速度
が低下していると判別されたとき、前記サーバに対し
て、前記返送データのデータ量を削減して前記クライア
ントに向けて前記返送データを送る旨の指示を行う指示
プログラムとを含むことを特徴とする、コンピュータプ
ログラム。
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