JP2003185920A - 結像光学系及び投影露光装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 短波長化した場合に生じる複屈折を確実に小
さく抑えることのできる高性能な結像光学系、及び高性
能な投影露光装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 SrF2の結晶材料からなる屈折部材を
少なくとも1つ備えることを特徴とする。
さく抑えることのできる高性能な結像光学系、及び高性
能な投影露光装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 SrF2の結晶材料からなる屈折部材を
少なくとも1つ備えることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、結像光学系、及び
原板のパターンを基板上に縮小投影する投影露光装置に
関する。
原板のパターンを基板上に縮小投影する投影露光装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】投影露光装置の投影光学系はその高解像
度化に伴って使用波長が短波長化される傾向にある。現
在のところ、既に193nm(ArFレーザ)程度にま
で短波長化が進んでいる。今後、さらなる短波長化が進
み、波長157nm(F2レーザ)とすることも検討さ
れている。
度化に伴って使用波長が短波長化される傾向にある。現
在のところ、既に193nm(ArFレーザ)程度にま
で短波長化が進んでいる。今後、さらなる短波長化が進
み、波長157nm(F2レーザ)とすることも検討さ
れている。
【0003】しかし、単波長の光は、エネルギーが高い
ため、投影光学系内のレンズを透過する際に照射変動を
生じさせ、性能を劣化させる虞がある。このような性能
の劣化は、使用波長が200nm以下である投影光学
系、例えば、特開平5−173065号公報に記載され
た屈折型の投影光学系、特開平5−72478号公報に
記載された反射屈折型の投影光学系においてでさえも生
じている(なお、これらのレンズの材料は、石英(Si
O2)である。)。
ため、投影光学系内のレンズを透過する際に照射変動を
生じさせ、性能を劣化させる虞がある。このような性能
の劣化は、使用波長が200nm以下である投影光学
系、例えば、特開平5−173065号公報に記載され
た屈折型の投影光学系、特開平5−72478号公報に
記載された反射屈折型の投影光学系においてでさえも生
じている(なお、これらのレンズの材料は、石英(Si
O2)である。)。
【0004】したがって、使用波長が160nm以下と
なると、光の吸収量がさらに大きくなるので(透過率が
70%程度しか得られない)、それにより発生した熱が
原因で屈折率変化、膨張、ひいては面形状の変化までも
が生じ、大幅な性能の劣化は避けられない。このため、
使用波長が160nm以下であるときのレンズの材料に
は、比較的吸収が生じ難いとされる蛍石(CaF2)を
使用することが検討されている。
なると、光の吸収量がさらに大きくなるので(透過率が
70%程度しか得られない)、それにより発生した熱が
原因で屈折率変化、膨張、ひいては面形状の変化までも
が生じ、大幅な性能の劣化は避けられない。このため、
使用波長が160nm以下であるときのレンズの材料に
は、比較的吸収が生じ難いとされる蛍石(CaF2)を
使用することが検討されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、蛍石(Ca
F2)では、他の屈折材料と同様、像のコントラストの
低下を招く現象の1つである「複屈折」が生じている。
この蛍石(CaF2)の複屈折量は、従来の長波長(2
00nm以上)の光に対しては無視できる程度だった。
F2)では、他の屈折材料と同様、像のコントラストの
低下を招く現象の1つである「複屈折」が生じている。
この蛍石(CaF2)の複屈折量は、従来の長波長(2
00nm以上)の光に対しては無視できる程度だった。
【0006】しかしながら、上記短波長(200nm未
満)の光に対しては無視できない大きさとなり、像のコ
ントラストの低下が顕著になることが分かった。現在、
この複屈折の影響を抑えるために、レンズの位置を調整
することなどが試みられているが、確実にその影響を小
さく抑えるような有効な方法は未だ提案されていない。
満)の光に対しては無視できない大きさとなり、像のコ
ントラストの低下が顕著になることが分かった。現在、
この複屈折の影響を抑えるために、レンズの位置を調整
することなどが試みられているが、確実にその影響を小
さく抑えるような有効な方法は未だ提案されていない。
【0007】そこで本発明は、短波長化した場合に生じ
る複屈折を確実に小さく抑えることができ、コントラス
トが良好な高性能な結像光学系、及び高性能な投影露光
装置を提供することを目的とする。
る複屈折を確実に小さく抑えることができ、コントラス
トが良好な高性能な結像光学系、及び高性能な投影露光
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の結像光
学系は、SrF2の結晶材料からなる屈折部材を少なく
とも1つ備えていることを特徴とする。
学系は、SrF2の結晶材料からなる屈折部材を少なく
とも1つ備えていることを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の結像光学系は、前記Sr
F2の結晶材料の<111>結晶軸が、前記屈折部材の
光軸方向に一致していることを特徴とする請求項1に記
載の結像光学系である。請求項3に記載の結像光学系
は、前記SrF2の結晶材料からなる屈折部材は、光軸
を基準とした結像光束の最大通過角度が、他の屈折部材
よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の結像光
学系である。
F2の結晶材料の<111>結晶軸が、前記屈折部材の
光軸方向に一致していることを特徴とする請求項1に記
載の結像光学系である。請求項3に記載の結像光学系
は、前記SrF2の結晶材料からなる屈折部材は、光軸
を基準とした結像光束の最大通過角度が、他の屈折部材
よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の結像光
学系である。
【0010】請求項4に記載の結像光学系は、前記Sr
F2の結晶材料からなる屈折部材は、出射面と入射面と
の面間隔が、他の屈折部材よりも大きいことを特徴とす
る請求項3に記載の結像光学系である。
F2の結晶材料からなる屈折部材は、出射面と入射面と
の面間隔が、他の屈折部材よりも大きいことを特徴とす
る請求項3に記載の結像光学系である。
【0011】請求項5に記載の結像光学系は、開口数
0.6以上の光束を結像に寄与させる請求項1〜請求項
4の何れか一項に記載の結像光学系であって、前記Sr
F2の結晶材料からなる屈折部材は、光軸を基準とした
結像光束の最大通過角度θが、sinθ>0.4を満たす
ことを特徴とする。請求項6に記載の結像光学系は、C
aF2の結晶材料からなる屈折部材を少なくとも1つ備
えていることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか
一項に記載の結像光学系である。
0.6以上の光束を結像に寄与させる請求項1〜請求項
4の何れか一項に記載の結像光学系であって、前記Sr
F2の結晶材料からなる屈折部材は、光軸を基準とした
結像光束の最大通過角度θが、sinθ>0.4を満たす
ことを特徴とする。請求項6に記載の結像光学系は、C
aF2の結晶材料からなる屈折部材を少なくとも1つ備
えていることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか
一項に記載の結像光学系である。
【0012】請求項7に記載の結像光学系は、全ての屈
折部材が波長160nm以下の光を透過可能な材料から
なり、物体の縮小像をテレセントリックに投影し、かつ
その縮小側の開口数が0.6以上であることを特徴とす
る請求項1〜請求項6の何れか一項に記載の結像光学系
である。請求項8に記載の投影露光装置は、原板のパタ
ーンを基板状に縮小投影する投影露光装置であって、波
長160nm以下の光を出射する光源と、請求項7に記
載の結像光学系とを備えたことを特徴とする。
折部材が波長160nm以下の光を透過可能な材料から
なり、物体の縮小像をテレセントリックに投影し、かつ
その縮小側の開口数が0.6以上であることを特徴とす
る請求項1〜請求項6の何れか一項に記載の結像光学系
である。請求項8に記載の投影露光装置は、原板のパタ
ーンを基板状に縮小投影する投影露光装置であって、波
長160nm以下の光を出射する光源と、請求項7に記
載の結像光学系とを備えたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。 [第1実施形態]図1及び図2を参照にして本発明の第
1実施形態について説明する。以下、結晶材料の複屈折
量nを、「結晶材料内の互いに直交する2つの偏光方向
に対する屈折率n1、n2の差」と定義する。互いに直
交する方向とは、例えば、<110>結晶軸の方向及び
<001>結晶軸の方向などである(なお、方向の採り
方、及び単位は、これに限らない。例えば、単位につい
ては、位相や光学的距離の単位であってもよい。)。
施形態について説明する。 [第1実施形態]図1及び図2を参照にして本発明の第
1実施形態について説明する。以下、結晶材料の複屈折
量nを、「結晶材料内の互いに直交する2つの偏光方向
に対する屈折率n1、n2の差」と定義する。互いに直
交する方向とは、例えば、<110>結晶軸の方向及び
<001>結晶軸の方向などである(なお、方向の採り
方、及び単位は、これに限らない。例えば、単位につい
ては、位相や光学的距離の単位であってもよい。)。
【0014】先ず、最近の研究結果(SEMATECH Calcium
Fluoride Birefringence Workshop,18 July 2001,San
Francisco,CAに記載されたデータ)を参照すると、図1
に示すように、F2レーザ(157nm)の波長域で生
じる複屈折量nは、フッ化バリウム(BaF2)が最も
大きく、蛍石(CaF2)が次に大きく、フッ化ストロ
ンチウム(SrF2)は最も小さい。因みに、図1で
は、これら各結晶材料の複屈折量nを波長毎に示した。
特に、この波長域では、フッ化ストロンチウム(SrF
2)の複屈折量nの大きさは、蛍石(CaF2)の複屈折
量nの大きさの1/3程度であり、フッ化バリウムの複
屈折量nの大きさの1/10程度である。
Fluoride Birefringence Workshop,18 July 2001,San
Francisco,CAに記載されたデータ)を参照すると、図1
に示すように、F2レーザ(157nm)の波長域で生
じる複屈折量nは、フッ化バリウム(BaF2)が最も
大きく、蛍石(CaF2)が次に大きく、フッ化ストロ
ンチウム(SrF2)は最も小さい。因みに、図1で
は、これら各結晶材料の複屈折量nを波長毎に示した。
特に、この波長域では、フッ化ストロンチウム(SrF
2)の複屈折量nの大きさは、蛍石(CaF2)の複屈折
量nの大きさの1/3程度であり、フッ化バリウムの複
屈折量nの大きさの1/10程度である。
【0015】そこで、本実施形態では、結像光学系に、
フッ化ストロンチウム(SrF2)の結晶材料(以下、
「フッ化ストロンチウム材」という。)からなる屈折部
材を少なくとも1つ備える。その結果、この結像光学系
の使用波長が、157nmの近傍(150nm〜160
nm)であるときには、複屈折の影響は、他の結晶材料
を使用した場合よりも確実に小さく抑えられる。
フッ化ストロンチウム(SrF2)の結晶材料(以下、
「フッ化ストロンチウム材」という。)からなる屈折部
材を少なくとも1つ備える。その結果、この結像光学系
の使用波長が、157nmの近傍(150nm〜160
nm)であるときには、複屈折の影響は、他の結晶材料
を使用した場合よりも確実に小さく抑えられる。
【0016】図2は、本実施形態に係る結像光学系を示
す図である。結晶材料における複屈折は異方性(偏光方
向による複屈折量nのばらつき)を示すので(非対称な
複屈折量;Intrinsic Birefringenceなどと称され
る。)、結晶材料を通過する光線の角度θが異なると、
複屈折量nも異なる。そして、結晶材料内を<111>
結晶軸の方向に進行する光線については、複屈折量nが
0となり、その方向から傾斜するにつれて徐々に複屈折
量nが大きくなる。
す図である。結晶材料における複屈折は異方性(偏光方
向による複屈折量nのばらつき)を示すので(非対称な
複屈折量;Intrinsic Birefringenceなどと称され
る。)、結晶材料を通過する光線の角度θが異なると、
複屈折量nも異なる。そして、結晶材料内を<111>
結晶軸の方向に進行する光線については、複屈折量nが
0となり、その方向から傾斜するにつれて徐々に複屈折
量nが大きくなる。
【0017】そこで、本実施形態の結像光学系では、フ
ッ化ストロンチウム材は、その<111>結晶軸を、光
軸方向Zに一致させた状態で使用される。このようにす
れば、少なくとも、そのフッ化ストロンチウム材の使用
された屈折部材に平行に入射する光線については、発生
する複屈折量が0となる。さらに、本実施形態において
は、複屈折量nの小さなこのフッ化ストロンチウム材
を、結像光学系のうち、複屈折を比較的発生させ易い箇
所の屈折部材に使用することが好ましい。即ち、一般の
結晶材料では、光線の進行方向が<111>結晶軸から
傾くにつれて複屈折量nが大きくなるので、複屈折を発
生させ易い箇所の屈折部材とは、例えば、図2中に矢印
で示すように、光軸Zを基準とした結像光束の最大通過
角度θが、他の屈折部材における最大通過角度θよりも
大きくなるような屈折部材である。
ッ化ストロンチウム材は、その<111>結晶軸を、光
軸方向Zに一致させた状態で使用される。このようにす
れば、少なくとも、そのフッ化ストロンチウム材の使用
された屈折部材に平行に入射する光線については、発生
する複屈折量が0となる。さらに、本実施形態において
は、複屈折量nの小さなこのフッ化ストロンチウム材
を、結像光学系のうち、複屈折を比較的発生させ易い箇
所の屈折部材に使用することが好ましい。即ち、一般の
結晶材料では、光線の進行方向が<111>結晶軸から
傾くにつれて複屈折量nが大きくなるので、複屈折を発
生させ易い箇所の屈折部材とは、例えば、図2中に矢印
で示すように、光軸Zを基準とした結像光束の最大通過
角度θが、他の屈折部材における最大通過角度θよりも
大きくなるような屈折部材である。
【0018】なお、図2に示す結像光学系は、縮小投影
光学系であるが、その場合、像面W側に配置された屈折
部材L18は、光線の最大通過角度θが大きくなるの
で、複屈折を発生させ易い。このような屈折部材にフッ
化ストロンチウム材を使用することによって、結像光学
系が高開口数化されていたとしても、複屈折の影響を抑
えることができる。しかも、複屈折による影響は、光線
の通過する距離が長いほど大きくなるので、入射面と出
射面との面間隔(つまり厚さ)を大きくしなければなら
ないような屈折部材に、このフッ化ストロンチウム材を
使用することが好ましい。そういう意味からも屈折部材
L18にフッ化ストロンチウム材を用いることが適当で
ある。
光学系であるが、その場合、像面W側に配置された屈折
部材L18は、光線の最大通過角度θが大きくなるの
で、複屈折を発生させ易い。このような屈折部材にフッ
化ストロンチウム材を使用することによって、結像光学
系が高開口数化されていたとしても、複屈折の影響を抑
えることができる。しかも、複屈折による影響は、光線
の通過する距離が長いほど大きくなるので、入射面と出
射面との面間隔(つまり厚さ)を大きくしなければなら
ないような屈折部材に、このフッ化ストロンチウム材を
使用することが好ましい。そういう意味からも屈折部材
L18にフッ化ストロンチウム材を用いることが適当で
ある。
【0019】なお、本実施形態では、複屈折を発生させ
易い箇所に用いる屈折部材にフッ化ストロンチウム材を
使用したので、複屈折を発生させ難い箇所に用いる屈折
部材(光軸Zを基準とした結像光束の最大通過角度θが
比較的小さくなり、比較的薄く構成できる屈折部材)に
は、他の材料を使用することができる。この場合、複屈
折を発生させ易い箇所の屈折部材としてフッ化ストロン
チウム材を使用することにより、結像光学系の全体の性
能は従来より高くなる。
易い箇所に用いる屈折部材にフッ化ストロンチウム材を
使用したので、複屈折を発生させ難い箇所に用いる屈折
部材(光軸Zを基準とした結像光束の最大通過角度θが
比較的小さくなり、比較的薄く構成できる屈折部材)に
は、他の材料を使用することができる。この場合、複屈
折を発生させ易い箇所の屈折部材としてフッ化ストロン
チウム材を使用することにより、結像光学系の全体の性
能は従来より高くなる。
【0020】また、本実施形態は、開口数(NA)が
0.6以上である、高NAの結像光学系に適用すると、
特に効果が高い。なぜなら、一般の結晶材料では、<1
11>結晶軸の方向を基準とした光線の進行角度θがsi
nθ>√3/3(sinθ>0.4)であるときに、複屈折
量nが特に大きくなりその影響が大きくなるからであ
る。
0.6以上である、高NAの結像光学系に適用すると、
特に効果が高い。なぜなら、一般の結晶材料では、<1
11>結晶軸の方向を基準とした光線の進行角度θがsi
nθ>√3/3(sinθ>0.4)であるときに、複屈折
量nが特に大きくなりその影響が大きくなるからであ
る。
【0021】具体的に、この結像光学系においては、光
軸Zを基準とした結像光束の最大通過角度θがsinθ>
0.4となるような光学部材に、前記フッ化ストロンチ
ウム材を使用することが好ましい。
軸Zを基準とした結像光束の最大通過角度θがsinθ>
0.4となるような光学部材に、前記フッ化ストロンチ
ウム材を使用することが好ましい。
【0022】ところで、フッ化ストロンチウム材を使用
した屈折部材においても、僅かではあるが、複屈折が生
じている可能性がある。そこで、本実施形態では、フッ
化ストロンチウム材に加え、蛍石(CaF2)の結晶材
料(以下、「蛍石材」という。)を、積極的に少なくと
も1つの屈折部材に使用することが好ましい。なぜな
ら、図1に示すように蛍石(CaF2)の複屈折量n
と、フッ化ストロンチウム(SrF2)の複屈折量nと
では、互いに符号が反対になるので、互いに打ち消し合
うことができるからである。但し、蛍石材が使用される
のは、比較的複屈折を発生させ難く、かつ、フッ化スト
ロンチウム材が使用されるのとなるべく近い位置に配置
された屈折部材であることが好ましい。近い位置とする
のは、複屈折をより確実に打ち消すために、両部材を通
過する各光線の各通過角度を、互いに略同じにする必要
があるからである。
した屈折部材においても、僅かではあるが、複屈折が生
じている可能性がある。そこで、本実施形態では、フッ
化ストロンチウム材に加え、蛍石(CaF2)の結晶材
料(以下、「蛍石材」という。)を、積極的に少なくと
も1つの屈折部材に使用することが好ましい。なぜな
ら、図1に示すように蛍石(CaF2)の複屈折量n
と、フッ化ストロンチウム(SrF2)の複屈折量nと
では、互いに符号が反対になるので、互いに打ち消し合
うことができるからである。但し、蛍石材が使用される
のは、比較的複屈折を発生させ難く、かつ、フッ化スト
ロンチウム材が使用されるのとなるべく近い位置に配置
された屈折部材であることが好ましい。近い位置とする
のは、複屈折をより確実に打ち消すために、両部材を通
過する各光線の各通過角度を、互いに略同じにする必要
があるからである。
【0023】図2において蛍石材を使用すると好ましい
のは、例えば、フッ化ストロンチウム材が使用された屈
折部材(矢印部)に隣接する屈折部材などである。 [第2実施形態]図3を参照して本発明の第2実施形態
を説明する。図3は、本実施形態に係る投影露光装置の
概略構成図である。
のは、例えば、フッ化ストロンチウム材が使用された屈
折部材(矢印部)に隣接する屈折部材などである。 [第2実施形態]図3を参照して本発明の第2実施形態
を説明する。図3は、本実施形態に係る投影露光装置の
概略構成図である。
【0024】本実施形態の投影露光装置に搭載された投
影光学系Lは、第1実施形態に記載された何れかの結像
光学系の特徴を有する。そして、この投影光学系Lの全
体に使用される各屈折部材には、波長160nm以下の
光を透過可能な材料が使用される。なお、投影光学系L
は、物体の縮小像をテレセントリックに投影し、かつ縮
小側の開口数が0.6以上となるよう設計されている。
影光学系Lは、第1実施形態に記載された何れかの結像
光学系の特徴を有する。そして、この投影光学系Lの全
体に使用される各屈折部材には、波長160nm以下の
光を透過可能な材料が使用される。なお、投影光学系L
は、物体の縮小像をテレセントリックに投影し、かつ縮
小側の開口数が0.6以上となるよう設計されている。
【0025】また、光源部101の光源には、例えばF
2レーザなど、波長160nm以下の光を出射する光源
が使用されている。従来、このような光源を使用した場
合には、投影光学系L内の屈折部材における複屈折の影
響により、投影された像のコントラストが低下する可能
性が高かった。しかし、本実施形態では、投影光学系L
として上記第1実施形態の何れかの結像光学系が使用さ
れているので、短波長化した場合に生じる複屈折の影響
は、小さく抑えられる。したがって、投影された像のコ
ントラストは保たれる。
2レーザなど、波長160nm以下の光を出射する光源
が使用されている。従来、このような光源を使用した場
合には、投影光学系L内の屈折部材における複屈折の影
響により、投影された像のコントラストが低下する可能
性が高かった。しかし、本実施形態では、投影光学系L
として上記第1実施形態の何れかの結像光学系が使用さ
れているので、短波長化した場合に生じる複屈折の影響
は、小さく抑えられる。したがって、投影された像のコ
ントラストは保たれる。
【0026】なお、投影露光装置は、少なくともウェハ
ステージ108と、光を供給するための光源部101
と、投影光学系Lとを含む。ここで、ウェハステージ1
08は、感光剤を塗布した基板(ウェハ)Wを表面10
8a上に置くことができる。また、ステージ制御系10
7は、ウェハステージ108の位置を制御する。投影光
学系Lは、上述のように上記各実施形態に係る干渉測定
装置を用いて製造された高精度投影レンズである。また
投影光学系Lは、レチクル(マスク)Rが配置された物
体面P1と、ウェハWの表面に一致させた像面P2との
間に配置される。さらに投影光学系Lは、スキャンタイ
プの投影露光装置に応用されるアライメント光学系を有
する。さらに照明光学系102は、レチクルRとウェハ
Wとの間の相対位置を調節するためのアライメント光学
系103を含む。レチクルRは、該レチクルRのパター
ンのイメージをウェハW上に投影するためのものであ
り、ウェハステージ108の表面108aに対して平行
移動が可能であるレチクルステージ105上に配置され
る。そしてレチクル交換系104は、レチクルステージ
105上にセットされたレチクルRを交換し運搬する。
またレチクル交換系104は、ウェハステージ108の
表面108aに対し、レチクルステージ105を平行移
動させるためのステージドライバー(不図示)を含む。
また、主制御部109は位置合わせから露光までの一連
の処理に関する制御を行う。
ステージ108と、光を供給するための光源部101
と、投影光学系Lとを含む。ここで、ウェハステージ1
08は、感光剤を塗布した基板(ウェハ)Wを表面10
8a上に置くことができる。また、ステージ制御系10
7は、ウェハステージ108の位置を制御する。投影光
学系Lは、上述のように上記各実施形態に係る干渉測定
装置を用いて製造された高精度投影レンズである。また
投影光学系Lは、レチクル(マスク)Rが配置された物
体面P1と、ウェハWの表面に一致させた像面P2との
間に配置される。さらに投影光学系Lは、スキャンタイ
プの投影露光装置に応用されるアライメント光学系を有
する。さらに照明光学系102は、レチクルRとウェハ
Wとの間の相対位置を調節するためのアライメント光学
系103を含む。レチクルRは、該レチクルRのパター
ンのイメージをウェハW上に投影するためのものであ
り、ウェハステージ108の表面108aに対して平行
移動が可能であるレチクルステージ105上に配置され
る。そしてレチクル交換系104は、レチクルステージ
105上にセットされたレチクルRを交換し運搬する。
またレチクル交換系104は、ウェハステージ108の
表面108aに対し、レチクルステージ105を平行移
動させるためのステージドライバー(不図示)を含む。
また、主制御部109は位置合わせから露光までの一連
の処理に関する制御を行う。
【0027】
【実施例】以下、図面、表に基づいて本発明の実施例を
示す。 [第1実施例]図4、表1、表2に本発明の第1実施例
を示す。図4は、本実施例の投影光学系の構成を示す光
路図である。
示す。 [第1実施例]図4、表1、表2に本発明の第1実施例
を示す。図4は、本実施例の投影光学系の構成を示す光
路図である。
【0028】図において、Wはウエハ面、Rはレチクル
面である。本実施例の投影光学系は、レチクルR側から
光束の入射順に、屈折レンズL1、L2、・・・L18
を備える。このうち、屈折レンズL4、L5、L6、L
17、L18に、フッ化ストロンチウム材が使用されて
いる。それ以外の屈折レンズには、蛍石材が使用されて
いる。
面である。本実施例の投影光学系は、レチクルR側から
光束の入射順に、屈折レンズL1、L2、・・・L18
を備える。このうち、屈折レンズL4、L5、L6、L
17、L18に、フッ化ストロンチウム材が使用されて
いる。それ以外の屈折レンズには、蛍石材が使用されて
いる。
【0029】表1、表2は、本実施例の投影光学系のレ
ンズデータ(単位:mm)である。表2は、投影光学系
の非球面についてのデータである。なお、表中の面番号
は、レチクルR側から光束の入射順に1、2、・・・と
した。また、表中の符号、D0は、レチクルRから最も
レチクルR側のレンズ面までの距離を示し、BFは、最
もウエハW側のレンズ面からウエハWまでの距離(作動
距離)を示している(これは、表3、表5、表7、表
9、表11においても同様である。)。
ンズデータ(単位:mm)である。表2は、投影光学系
の非球面についてのデータである。なお、表中の面番号
は、レチクルR側から光束の入射順に1、2、・・・と
した。また、表中の符号、D0は、レチクルRから最も
レチクルR側のレンズ面までの距離を示し、BFは、最
もウエハW側のレンズ面からウエハWまでの距離(作動
距離)を示している(これは、表3、表5、表7、表
9、表11においても同様である。)。
【0030】なお、本実施例では、第6面、第22面、
第23面、第33面が非球面であるので、表2では、こ
れらの非球面係数をそれぞれ示した。また、表中のK、
A、B、C、D、E、F、Gは、それぞれ円錐係数、4
次の非球面係数、6次の非球面係数、8次の非球面係
数、10次の非球面係数、12次の非球面係数、14次
の非球面係数、16次の非球面係数を示している。すな
わち、非球面形状は、次の式で表される(これは、後述
する表4、表6、表8、表10、表12においても同様
である。)。
第23面、第33面が非球面であるので、表2では、こ
れらの非球面係数をそれぞれ示した。また、表中のK、
A、B、C、D、E、F、Gは、それぞれ円錐係数、4
次の非球面係数、6次の非球面係数、8次の非球面係
数、10次の非球面係数、12次の非球面係数、14次
の非球面係数、16次の非球面係数を示している。すな
わち、非球面形状は、次の式で表される(これは、後述
する表4、表6、表8、表10、表12においても同様
である。)。
【数1】
【表1】
【表2】
[第2実施例]図5、表3、表4に本発明の第2実施例
を示す。図5は、本実施例の投影光学系の構成を示す光
路図である。
を示す。図5は、本実施例の投影光学系の構成を示す光
路図である。
【0031】図において、Wはウエハ面、Rはレチクル
面である。本実施例の投影光学系は、レチクルR側から
光束の入射順に、屈折レンズL1、L2、・・・L18
を備える。このうち、屈折レンズL4、L5、L6、L
11、L16、L17、L18に、フッ化ストロンチウ
ム材が使用されている。それ以外の屈折レンズには、蛍
石材が使用されている。
面である。本実施例の投影光学系は、レチクルR側から
光束の入射順に、屈折レンズL1、L2、・・・L18
を備える。このうち、屈折レンズL4、L5、L6、L
11、L16、L17、L18に、フッ化ストロンチウ
ム材が使用されている。それ以外の屈折レンズには、蛍
石材が使用されている。
【0032】表3、表4は、本実施例の投影光学系のレ
ンズデータ(単位:mm)である。表4は、投影光学系
の非球面についてのデータである。なお、本実施例で
は、第6面、第22面、第23面、第33面が非球面で
あるので、表4では、これらの非球面係数をそれぞれ示
した。
ンズデータ(単位:mm)である。表4は、投影光学系
の非球面についてのデータである。なお、本実施例で
は、第6面、第22面、第23面、第33面が非球面で
あるので、表4では、これらの非球面係数をそれぞれ示
した。
【表3】
【表4】
[第3実施例]図6、表5、表6に本発明の第3実施例
を示す。
を示す。
【0033】図6は、本実施例の投影光学系の構成を示
す光路図である。図において、Wはウエハ面、Rはレチ
クル面である。本実施例の投影光学系は、レチクルR側
から光束の入射順に、屈折レンズL1、L2、・・・L
18を備える。このうち、屈折レンズL4、L5、L
6、L17、L18に、フッ化ストロンチウム材が使用
されている。それ以外の屈折レンズには、蛍石材が使用
されている。
す光路図である。図において、Wはウエハ面、Rはレチ
クル面である。本実施例の投影光学系は、レチクルR側
から光束の入射順に、屈折レンズL1、L2、・・・L
18を備える。このうち、屈折レンズL4、L5、L
6、L17、L18に、フッ化ストロンチウム材が使用
されている。それ以外の屈折レンズには、蛍石材が使用
されている。
【0034】表5、表6は、本実施例の投影光学系のレ
ンズデータ(単位:mm)である。表6は、投影光学系
の非球面についてのデータである。なお、本実施例で
は、第6面、第22面、第23面、第33面が非球面で
あるので、表6では、これらの非球面係数をそれぞれ示
した。
ンズデータ(単位:mm)である。表6は、投影光学系
の非球面についてのデータである。なお、本実施例で
は、第6面、第22面、第23面、第33面が非球面で
あるので、表6では、これらの非球面係数をそれぞれ示
した。
【表5】
【表6】
[第4実施例]図7、表7、表8に本発明の第4実施例
を示す。図7は、本実施例の投影光学系の構成を示す光
路図である。図において、Wはウエハ面、Rはレチクル
面である。
を示す。図7は、本実施例の投影光学系の構成を示す光
路図である。図において、Wはウエハ面、Rはレチクル
面である。
【0035】本実施例の投影光学系は、レチクルR側か
ら光束の入射順に、屈折レンズL1、L2、・・・L1
8を備える。このうち、屈折レンズL4、L5、L6、
L11、L16、L17、L18に、フッ化ストロンチ
ウム材が使用されている。それ以外の屈折レンズには、
蛍石材が使用されている。
ら光束の入射順に、屈折レンズL1、L2、・・・L1
8を備える。このうち、屈折レンズL4、L5、L6、
L11、L16、L17、L18に、フッ化ストロンチ
ウム材が使用されている。それ以外の屈折レンズには、
蛍石材が使用されている。
【0036】表7、表8は、本実施例の投影光学系のレ
ンズデータ(単位:mm)である。表8は、投影光学系
の非球面についてのデータである。なお、本実施例で
は、第6面、第22面、第23面、第33面が非球面で
あるので、表8では、これらの非球面係数をそれぞれ示
した。
ンズデータ(単位:mm)である。表8は、投影光学系
の非球面についてのデータである。なお、本実施例で
は、第6面、第22面、第23面、第33面が非球面で
あるので、表8では、これらの非球面係数をそれぞれ示
した。
【表7】
【表8】
[第5実施例]図8、表9、表10に本発明の第5実施
例を示す。
例を示す。
【0037】図8は、本実施例の投影光学系の構成を示
す光路図である。図において、Wはウエハ面、Rはレチ
クル面である。本実施例の投影光学系は、レチクルR側
から光束の入射順に、屈折レンズL1、L2、反射鏡M
1、(屈折レンズL2、)反射鏡M2、屈折レンズL
3、L4、・・・、L13を備える。
す光路図である。図において、Wはウエハ面、Rはレチ
クル面である。本実施例の投影光学系は、レチクルR側
から光束の入射順に、屈折レンズL1、L2、反射鏡M
1、(屈折レンズL2、)反射鏡M2、屈折レンズL
3、L4、・・・、L13を備える。
【0038】このうち、屈折レンズL7、L11、L1
3に、フッ化ストロンチウム材が使用されている。それ
以外の屈折レンズには、蛍石材が使用されている。表
9、表10は、本実施例の投影光学系のレンズデータ
(単位:mm)である。表10は、投影光学系の非球面
についてのデータである。なお、本実施例では、第2
面、第3面、第5面、第7面、第8面、第14面、第1
6面、第23面、第28面が非球面であるので、表10
では、これらの非球面係数をそれぞれ示した。
3に、フッ化ストロンチウム材が使用されている。それ
以外の屈折レンズには、蛍石材が使用されている。表
9、表10は、本実施例の投影光学系のレンズデータ
(単位:mm)である。表10は、投影光学系の非球面
についてのデータである。なお、本実施例では、第2
面、第3面、第5面、第7面、第8面、第14面、第1
6面、第23面、第28面が非球面であるので、表10
では、これらの非球面係数をそれぞれ示した。
【表9】
【表10】
[第6実施例]図9、表11、表12に本発明の第6実
施例を示す。図9は、本実施例の投影光学系の構成を示
す光路図である。図において、Wはウエハ面、Rはレチ
クル面である。
施例を示す。図9は、本実施例の投影光学系の構成を示
す光路図である。図において、Wはウエハ面、Rはレチ
クル面である。
【0039】表11、表12は、本実施例の投影光学系
のレンズデータ(単位:mm)である。表12は、投影
光学系の非球面についてのデータである。本実施例の投
影光学系は、レチクルR側から光束の入射順に、屈折レ
ンズL1、L2、反射鏡M1、(屈折レンズL2、)反
射鏡M2、屈折レンズL3、L4、・・・、L13を備
える。
のレンズデータ(単位:mm)である。表12は、投影
光学系の非球面についてのデータである。本実施例の投
影光学系は、レチクルR側から光束の入射順に、屈折レ
ンズL1、L2、反射鏡M1、(屈折レンズL2、)反
射鏡M2、屈折レンズL3、L4、・・・、L13を備
える。
【0040】このうち、屈折レンズL6、L7、L1
1、L12、L13に、フッ化ストロンチウム材が使用
されている。それ以外の屈折レンズには、蛍石材が使用
されている。なお、本実施例では、第2面、第3面、第
5面、第7面、第8面、第14面、第16面、第23
面、第28面が非球面であるので、表12では、これら
の非球面係数をそれぞれ示した。
1、L12、L13に、フッ化ストロンチウム材が使用
されている。それ以外の屈折レンズには、蛍石材が使用
されている。なお、本実施例では、第2面、第3面、第
5面、第7面、第8面、第14面、第16面、第23
面、第28面が非球面であるので、表12では、これら
の非球面係数をそれぞれ示した。
【表11】
【表12】
【0041】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によると、
短波長化した場合に生じる複屈折を確実に小さく抑える
ことができ、コントラストが良好な高性能な結像光学
系、及び高性能な投影露光装置が実現する。
短波長化した場合に生じる複屈折を確実に小さく抑える
ことができ、コントラストが良好な高性能な結像光学
系、及び高性能な投影露光装置が実現する。
【図1】図1は、各結晶材料の複屈折量nを波長毎に示
す図である。
す図である。
【図2】図2は、第1実施形態における結像光学系の例
を示す図である。
を示す図である。
【図3】図3は、第2実施形態に係る投影露光装置の概
略構成図である。
略構成図である。
【図4】図4は、第1実施例の投影光学系の構成を示す
光路図である。
光路図である。
【図5】図5は、第2実施例の投影光学系の構成を示す
光路図である。
光路図である。
【図6】図6は、第3実施例の投影光学系の構成を示す
光路図である。
光路図である。
【図7】図7は、第4実施例の投影光学系の構成を示す
光路図である。
光路図である。
【図8】図8は、第5実施例の投影光学系の構成を示す
光路図である。
光路図である。
【図9】図9は、第6実施例の投影光学系の構成を示す
光路図である。
光路図である。
101 光源部
102 照明光学系
103 アライメント光学系
104 レチクル交換系
105 レチクルステージ
107 ステージ制御系
108 ウェハステージ
109 主制御部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G02B 17/08 G02B 17/08 A
G03F 7/20 502 G03F 7/20 502
H01L 21/027 H01L 21/30 515D
Fターム(参考) 2H087 KA21 LA01 NA02 NA04 PA15
PA17 PB18 QA02 QA05 QA14
QA22 QA26 QA33 QA41 QA45
RA05 RA12 RA13 RA32 TA01
TA04 TA06 UA02 UA04
2H097 CA13 GB01 LA10
5F046 BA04 CA07 CB12 CB25
Claims (8)
- 【請求項1】 SrF2の結晶材料からなる屈折部材を
少なくとも1つ備えていることを特徴とする結像光学
系。 - 【請求項2】 前記SrF2の結晶材料の<111>結
晶軸は、前記屈折部材の光軸方向に一致していることを
特徴とする請求項1に記載の結像光学系。 - 【請求項3】 前記SrF2の結晶材料からなる屈折部
材は、 光軸を基準とした結像光束の最大通過角度が、他の屈折
部材よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の結
像光学系。 - 【請求項4】 前記SrF2の結晶材料からなる屈折部
材は、 出射面と入射面との面間隔が、他の屈折部材よりも大き
いことを特徴とする請求項3に記載の結像光学系。 - 【請求項5】 開口数0.6以上の光束を結像に寄与さ
せる請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の結像光学
系であって、 前記SrF2の結晶材料からなる屈折部材は、 光軸を基準とした結像光束の最大通過角度θが、sinθ
>0.4を満たすことを特徴とする結像光学系。 - 【請求項6】 CaF2の結晶材料からなる屈折部材を
少なくとも1つ備えていることを特徴とする請求項1〜
請求項5の何れか一項に記載の結像光学系。 - 【請求項7】 全ての屈折部材が波長160nm以下の
光を透過可能な材料からなり、 物体の縮小像をテレセントリックに投影し、かつその縮
小側の開口数が0.6以上であることを特徴とする請求
項1〜請求項6の何れか一項に記載の結像光学系。 - 【請求項8】 原板のパターンを基板状に縮小投影する
投影露光装置であって、 波長160nm以下の光を出射する光源と、 請求項7に記載の結像光学系とを備えたことを特徴とす
る投影露光装置。
Priority Applications (4)
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PCT/JP2002/012999 WO2003052482A1 (fr) | 2001-12-18 | 2002-12-12 | Systeme optique d'imagerie et aligneur de projection |
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---|---|---|---|
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JP2003185920A5 JP2003185920A5 (ja) | 2005-08-25 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2001384465A Withdrawn JP2003185920A (ja) | 2001-12-18 | 2001-12-18 | 結像光学系及び投影露光装置 |
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AU (1) | AU2002354213A1 (ja) |
TW (1) | TW200304548A (ja) |
WO (1) | WO2003052482A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7495840B2 (en) | 2002-03-08 | 2009-02-24 | Karl-Heinz Schuster | Very high-aperture projection objective |
Families Citing this family (3)
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---|---|---|---|---|
US8208198B2 (en) | 2004-01-14 | 2012-06-26 | Carl Zeiss Smt Gmbh | Catadioptric projection objective |
US20080151364A1 (en) | 2004-01-14 | 2008-06-26 | Carl Zeiss Smt Ag | Catadioptric projection objective |
US8107162B2 (en) | 2004-05-17 | 2012-01-31 | Carl Zeiss Smt Gmbh | Catadioptric projection objective with intermediate images |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR20000034967A (ko) * | 1998-11-30 | 2000-06-26 | 헨켈 카르스텐 | 수정-렌즈를 갖는 오브젝티브 및 투사 조명 장치 |
JP3466950B2 (ja) * | 1999-03-30 | 2003-11-17 | キヤノン株式会社 | フッ化物結晶の熱処理方法及び光学部品の作製方法 |
JP2000281493A (ja) * | 1999-03-30 | 2000-10-10 | Canon Inc | 結晶処理方法および結晶並びに光学部品及び露光装置 |
-
2001
- 2001-12-18 JP JP2001384465A patent/JP2003185920A/ja not_active Withdrawn
-
2002
- 2002-12-12 AU AU2002354213A patent/AU2002354213A1/en not_active Abandoned
- 2002-12-12 WO PCT/JP2002/012999 patent/WO2003052482A1/ja active Application Filing
- 2002-12-18 TW TW091136479A patent/TW200304548A/zh unknown
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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