JP4999827B2 - リソグラフィ装置 - Google Patents

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    • G03F7/70083Non-homogeneous intensity distribution in the mask plane

Description

[0001] 本発明は、リソグラフィ装置およびリソグラフィ方法に関する。
[0002] リソグラフィ装置は、基板のターゲット部分上に所望のパターンを与える機械である。例えば、リソグラフィ装置は、集積回路(IC)の製造において使用することが可能である。その場合、マスクまたはレチクルと代替的に呼ばれるパターニングデバイスを使用して、ICの個々の層に対応する回路パターンを生成することができ、放射感応性材料(レジスト)層を有する基板(例えばシリコンウェーハ)上のターゲット部分(例えば一部の、1つのまたはいくつかのダイを含む)上にこのパターンの像を形成することが可能である。一般的には、単一の基板が、次々に露光される隣接し合うターゲット部分の網状組織を含む。既知のリソグラフィ装置としては、各ターゲット部分がターゲット部分上への全パターンの一度の露光により照射されるいわゆるステッパ、ならびに各ターゲット部分がビームによるパターンの所与の方向(「スキャニング」方向)へのスキャニングと同時に、この方向に対して平行なまたは逆平行な基板の同期的なスキャニングとによって照射されるいわゆるスキャナが含まれる。
[0003] 通常、リソグラフィ装置は照明システムを含むが、この照明システムは、放射源により生成される放射がパターニングデバイスに入射する前にこの放射を調整するように構成される。例えば、この照明システムは、偏光モードおよび/または照明モードなどの放射の1つまたは複数の特性を変更することができる。照明システムは、放射中に存在する非均一性を補正するまたは軽減するように構成される均一性補正システムを含んでよい。場合によっては、この均一性補正システムは、放射ビームの1つまたは複数の特性を望ましくない態様で妥協しまたは変更する場合がある。
[0004] 本明細書または他のいずれかにかかわらず特定される1つまたは複数の問題を、解消するまたは軽減するリソグラフィ装置およびリソグラフィ方法を提供することが望ましい。
[0005] 本発明の一態様によれば、放射ビームを調整するための照明システムと、パターニングデバイスを支持するための支持構造体と、放射ビームの断面にパターンを与える役割を果たすパターニングデバイスと、基板を保持するための基板テーブルと、基板のターゲット部分上にパターン付けされた放射ビームを投影するための投影システムとを備え、照明システムは、使用時にこの照明システムによって実質的に一定の瞳孔で照明される面内に配置される均一性補正システムを備えるリソグラフィ装置が提供される。
[0006] 本発明の一態様によれば、放射ビームを調整するための照明システムと、パターニングデバイスを支持するための支持構造体と、放射ビームの断面にパターンを与える役割を果たすパターニングデバイスと、放射ビームの強度を調節するための均一性補正システムと、放射ビームの少なくとも一部分をマスキングするためのパターニングデバイスマスキングブレードと、基板を保持するための基板テーブルと、基板のターゲット部分上にパターン付けされた放射ビームを投影するための投影システムとを備え、パターニングデバイスマスキングブレードは、照明システムのフィールド面内には配置されず、均一性補正システムは、照明システムのフィールド面にまたは照明システムのフィールド面に隣接して配置されるリソグラフィ装置が提供される。
[0007] 本発明の一態様によれば、放射ビームを生成するステップと、リソグラフィ装置の照明システムに放射ビームを通過させるステップと、パターニングデバイス上に放射ビームを方向付けて、放射ビームにパターン付けするステップと、パターン付けされた放射ビームを、リソグラフィ装置の投影システムを介して基板上に投影するステップとを含み、放射ビームの強度が、照明システムにより実質的に一定の瞳孔で照明される均一性補正システムによって調節されるリソグラフィ方法が提供される。
[0008] 以下、対応する参照符号が対応する部分を表す添付の概略図を参照して、本発明の実施形態が、単なる例示として説明される。
[0009]本発明の一実施形態が提供され得るリソグラフィ装置の図である。 [0010]リソグラフィ装置の図である。 [0011]リソグラフィ装置の均一性補正システムおよびパターニングデバイスマスキングブレードの図である。 [0012]図2のように構成される均一性補正システムを使用する効果を示す図である。 [0013]本発明の一実施形態によるリソグラフィ装置の図である。 [0014]本発明の一実施形態にしたがって構成された均一性補正システムを使用する効果を示す図である。 [0015]本発明の一実施形態による均一性補正システムの図である。 [0016]本発明の一実施形態による他のリソグラフィ装置の図である。 [0017]本発明の一実施形態による他のリソグラフィ装置の図である。 [0018]リソグラフィ装置の放射ビームのフィールド形状を示す図である。
[0019] 本文章では、ICの製造におけるリソグラフィ装置の使用に対して特定の参照をする場合があるが、本明細書で説明されるリソグラフィ装置は、集積光学システム、磁気ドメインメモリ用の誘導および検出パターン、液晶ディスプレイ(LCD)、薄膜磁気ヘッド等の製造など、他の用途を有し得ることを理解すべきである。それらのような代替の用途において、本明細書で使用される「ウェーハ」または「ダイ」という語はいずれも、より一般的な語である「基板」または「ターゲット部分」とそれぞれ同義であると見なしてよいことが、当業者には理解されよう。本明細書で言及される基板は、例えばトラック(典型的には、基板にレジスト層を塗布し、露光されたレジストを現像するツール)あるいはメトロロジーツールまたはインスペクションツールにおいて、露光の前または後に処理されてよい。適用可能であれば、本明細書の開示は、それらのおよび他の基板処理ツールに適用してよい。さらに、基板は、例えば多層ICを製造するために2度以上処理されてよく、したがって本明細書で使用される基板という語は、複数の処理された層を既に含む基板を指してもよい。
[0020] 本明細書で使用される「放射」および「ビーム」という語は、紫外(UV)放射(例えば365、248、193、157または126nmの波長を有する)および極端紫外(EUV)放射(例えば5〜20nmの範囲の波長を有する)を含む全てのタイプの電磁放射、ならびにイオンビームまたは電子ビームなどの粒子ビームを包含する。
[0021] 本明細書において使用される「パターニングデバイス」という語は、基板のターゲット部分にパターンを生成するように、放射ビームの断面にパターンを与えるために使用することが可能なデバイスを指すものとして、広く解釈されるべきである。放射ビームに与えられるパターンは、基板のターゲット部分の所望のパターンと正確には一致しないことがある点に留意すべきである。一般的には、放射ビームに与えられるパターンは、集積回路などの、ターゲット部分に生成されるデバイスにおける特定の機能層に一致する。
[0022] パターニングデバイスは、透過型または反射型のものであってよい。パターニングデバイスの例としては、マスク、プログラマブルミラーアレイおよびプログラマブルLCDパネルが含まれる。マスクは、リソグラフィにおいてよく知られており、バイナリ、レベンソン型(alternating)位相シフトおよびハーフトーン型(attenuated)位相シフトなどのマスクタイプ、ならびに様々なハイブリッドのマスクタイプを含む。プログラマブルミラーアレイの一例が、小さいミラーのマトリックス構成を使用し、各ミラーは、入射する放射ビームをそれぞれに異なる方向に反射するように個別に傾斜させることが可能であり、このようにして、反射されたビームはパターン付けされる。
[0023] リソグラフィ装置は、2つ(デュアルステージ)以上の基板テーブル(および/または2つ以上の支持構造体)を有するタイプのものであってよい。そのような「マルチステージ」機械においては、追加のテーブルを同時に使用することができ、すなわち予備ステップを1つまたは複数のテーブル上で実施する一方で、1つまたは複数の他のテーブルを露光用に使用することができる。
[0024] また、リソグラフィ装置は、投影システムの最終エレメントと基板との間の空間を満たすために、比較的高い屈折率を有する液体、例えば水の中に基板を浸漬するタイプのものであってよい。投影システムの開口数を増加させるための技術において、液浸技術はよく知られている。
[0025] 図1は、本発明の一実施形態を適用し得るリソグラフィ装置を概略的に図示する。この装置は、
− 放射ビームPB(例えばUV放射またはDUV放射)を調整するための照明システム(照明システム)ILと、
− パターニングデバイス(例えばマスク)MAを支持し、アイテムPLに対してパターニングデバイスを正確に位置決めするための第1の位置決めデバイスPMに連結される、支持構造体(例えばマスクテーブル)MTと、
− 基板(例えばレジストコートウェーハ)Wを保持し、アイテムPLに対して基板を正確に位置決めするための第2の位置決めデバイスPWに連結される、基板テーブル(例えばウェーハテーブル)WTと、
− 基板Wの(例えば1つまたは複数のダイを含む)ターゲット部分C上に、パターニングデバイスMAによって放射ビームPBに与えられたパターンの像を形成するように構成される投影システム(例えば屈折型投影レンズ)PLと
を備える。
[0026] 本明細書にて示されるように、この装置は(例えば透過型マスクを使用する)透過型のものである。代替としては、この装置は(例えば上記に参照されるタイプのプログラマブルミラーアレイを使用する)反射型のものであってよい。
[0027] 支持構造体MTは、パターニングデバイスを保持する。支持構造体MTは、パターニングデバイスの配向、リソグラフィ装置の設計および、例えばパターニングデバイスが真空環境内に保持されるか否かなどの他の条件に応じて、パターニングデバイスを保持する。支持構造体MTは、機械式クランプ、真空式、または例えば真空条件下における静電式クランプなどの他のクランプの技術を使用することが可能である。支持構造体MTは、フレームまたはテーブルであってよく、例えばこれは、必要に応じて固定式または可動式のものであってよく、パターニングデバイスを例えば投影システムに対して所望の位置に置くことを確実にすることができるものであってよい。本明細書において使用される「レチクル」または「マスク」という語はいずれも、より一般的な語である「パターニングデバイス」と同義であると見なしてよい。
[0028] 照明システムILは、放射源SOから放射ビームを受ける。この放射源およびリソグラフィ装置は、例えば放射源がエキシマレーザである場合には、分離されたものであってよい。そのような場合には、放射源は、リソグラフィ装置の一部を形成するとは見なされず、放射ビームは、例えば適切な誘導ミラーおよび/またはビームエキスパンダを含むビームデリバリシステムBDの補助により、放射源SOから照明システムILに進む。他の場合では、例えば放射源が水銀ランプである場合には、放射源はリソグラフィ装置の一体部分であってよい。放射源SOおよび照明システムILは、必要であればビームデリバリシステムBDを加えて放射システムと呼ぶことができる。
[0029] 照明システムILは、放射ビームの角度強度分布を調節するように構成されたアジャスタを含んでよい。一般的には、照明システムの瞳面における強度分布の少なくとも外側および/または内側半径範囲(通常、それぞれσ-outerおよびσ-innerと呼ばれる)は、調節することが可能である。照明システムは、断面における所望の均一性および強度分布を有する調整された放射ビームPBを提供する。
[0030] また、照明システムは、放射ビームを方向付けし、成形しまたは制御するために、屈折型、反射型および反射屈折型の光学コンポーネントを含む様々なタイプの光学コンポーネントを含んでよく、また、以下において、これらのコンポーネントを集合的にまたは単一で「レンズ」を呼ぶ場合がある。
[0031] 放射ビームPBは、パターニングデバイス(例えばマスク)MAに入射し、パターニングデバイスMAは、支持構造体MT上に保持される。パターニングデバイスMAを横断すると、放射ビームPBは、投影システムPLを通過し、同システムは、基板Wのターゲット部分C上にビームを集束させる。第2の位置決めデバイスPWおよび位置センサIF(例えば干渉計デバイス)の補助により、例えば放射ビームPBの経路中に個々のターゲット部分Cを位置決めするように、基板テーブルWTを正確に移動させることが可能である。同様に、第1の位置決めデバイスPMおよび別の位置センサ(図1に明確には図示されない)を使用して、例えばマスクライブラリからの機械検索の後に、またはスキャンの最中に、放射ビームPBの経路に対してパターニングデバイスMAを正確に位置決めすることが可能である。一般的には、対象物テーブルMTおよびWTの移動は、ロングストロークモジュール(粗動位置決め)およびショートストロークモジュール(微動位置決め)の補助により実現され、これらのモジュールが、位置決めデバイスPMおよびPWの一部を形成する。しかし、ステッパの場合(スキャナとは対照的に)、支持構造体MTはショートストロークアクチュエータのみに連結することができ、または固定することができる。パターニングデバイスMAおよび基板Wは、パターニングデバイスアラインメントマークM1、M2および基板アラインメントマークP1、P2を使用して整列させることができる。
[0032] 本明細書において使用される「投影システム」という語は、例えば露光放射の使用に適した、または液浸液の使用もしくは真空の使用などの他の要素に適した、屈折型光学システム、反射型光学システムおよび反射屈折型光学システムを含む種々のタイプの投影システムを包含するものとして広く解釈されるべきである。本明細書において使用される「投影レンズ」という語はいずれも、より一般的な語である「投影システム」と同義であると見なしてよい。
[0033] 図示される装置は、以下の好ましいモードにおいて使用することが可能である。
[0034] 1.ステップモードでは、支持構造体MTおよび基板テーブルWTが、実質的に静止状態に保たれ、放射ビームPBに与えられた全パターンが、一度でターゲット部分C上に投影される(すなわち単一静止露光)。次いで、基板テーブルWTは、別のターゲット部分Cを露光することが可能となるようにX方向および/またはY方向にシフトされる。ステップモードでは、露光フィールドの最大サイズが、単一静止露光において像を形成されるターゲット部分Cのサイズを限定する。
[0035] 2.スキャンモードでは、支持構造体MTおよび基板テーブルWTが同期してスキャンされ、放射ビームPBに与えられたパターンがターゲット部分C上に投影される(すなわち単一動的露光)。支持構造体MTに対する基板テーブルWTの速度および方向は、投影システムPLの拡大率(縮小率)および像反転特性により決定される。スキャンモードでは、露光フィールドの最大サイズが、単一動的露光におけるターゲット部分の(非スキャニング方向の)幅を限定し、スキャニング動作の長さが、ターゲット部分の(スキャニング方向の)高さを決定する。一般的に、スキャニング方向は、y方向と呼ばれる。
[0036] 3.別のモードでは、支持構造体MTが、プログラマブルパターニングデバイスを保持しつつ実質的に静的状態に保たれ、基板テーブルWTが、移動されまたはスキャンされるとともに、放射ビームPBに与えられたパターンが、ターゲット部分C上に投影される。このモードでは、一般的にはパルス放射源が使用され、プログラマブルパターニングデバイスは、基板テーブルWTの各移動の後で、またはスキャン中の連続放射パルスの間に、必要に応じて更新される。この作動モードは、上記に参照されるタイプのプログラマブルミラーアレイなどのプログラマブルパターニングデバイスを使用するマスクレスリソグラフィに容易に適用することが可能である。
[0037] 上述のモードの使用もしくは全く異なるモードの使用の組合せおよび/または変形を使用することもできる。
[0038] 図2は、リソグラフィ装置を示す。この装置は、放射源SO、照明システムIL、パターニングデバイスMAを保持する支持構造体(図示せず)、投影システムPLおよび基板テーブルWTを備える。基板Wが、基板テーブルWTの上に配置される。
[0039] 照明システムは、コリメータ10、フィールド画定エレメント12、フィールドレンズ群14、均一性補正システム16、1つまたは複数のパターニングデバイス(例えばレチクル)マスキングブレード18および集光レンズ20を備える。
[0040] 使用時に、コリメータ10は、放射源SOにより生成される放射ビームを平行にする(このビームは点線により概略的に示される)。フィールド画定エレメント12は、基板W上に投影されるフィールド形状にこの放射ビームを成形する。例えば、このフィールド画定エレメントは、2つのアレイの凸レンズを備えてよく、第2のアレイが、第1のアレイの焦点面内に置かれる。
[0041] フィールドレンズ群14は、フィールド面FP1上に放射ビームを集束させる。リソグラフィ装置のスキャン方向に移動可能な1対のブレードを備えるマスキングブレード18は、フィールド面FP1内に配置される。
[0042] マスキングブレード18を使用して、所与のターゲット領域の露光の際に、所与のターゲット領域に対してy方向および/またはx方向に隣接するターゲット領域上には放射が確実に入射しないようにする。マスキングブレード18は、マスキングブレード18により可能となるマスキングがパターニングデバイスMA上に正確に(およびシャープなエッジで)転写されるように、フィールド面FP1内に配置される。
[0043] 均一性補正システム16が、放射ビームの経路中においてマスキングブレード18の前に配置され、それにより放射ビームは、放射ビームがマスキングブレード18に入射する前に、均一性補正システムを通過する。したがって、均一性補正システム16は、フィールド面FP1内には配置されず、代わりにそこから変位される。均一性補正システム16は、放射ビームのフィールドの強度を空間的に制御するデバイスである。すなわち、均一性補正システム16は、基板W上に投影されるフィールド形状内の放射の強度を空間的に制御する。
[0044] マスキングブレード18を通過した後で、放射ビームは、集光レンズ20に入射する。集光レンズ20は、他のフィールド面FP2に放射を集束させる。このフィールド面FP2内に配置されるパターニングデバイスMAは、放射ビームにパターンを与える。
[0045] パターン付けされた放射ビームは、投影システムPLを通過し、別のフィールド面FP3内に配置される基板W上に進み、それにより基板上にパターンを転写する。
[0046] 図3は、上方から見た場合の均一性補正システム16を示す。この均一性補正システムは、y方向に移動可能な2セットのフィンガー22を備える。フィンガー22は、放射ビームを横切るように移動させることができる。このように、フィンガーは、放射の幾分かを遮断するために使用することができる。これは、例えば放射強度が高すぎる放射ビームフィールドの位置の放射強度を低下させるために行われてよい。
[0047] 上述のように、均一性補正システム16は、放射ビームの経路中において、フィールド面FP1にあるマスキングブレード18(図2を参照)の前に配置される。マスキングブレード18はフィールド面FP1内にあるため、均一性補正システム16はフィールド面FP1から変位される。
[0048] 図4は、この構成の均一性補正システム16を使用する効果を示す。図4は、均一性補正システムのフィンガー22と、マスキングブレード18が配置されるフィールド面FP1とを、断面において一側方から概略的に図示する。放射ビーム24は、集束してフィールド面FP1内に複数の仮想光源26を形成する複数のサブビームとして、概略的に表される。
[0049] 図4の左側においては、フィンガー22は引き戻されており、すなわちフィンガー22は放射ビーム24を横切らないように配置されている。図4の右側においては、フィンガー22は、放射ビームのエッジを横切るようにy方向に移動されている。フィンガー22が、放射ビーム24のサブビームの幾分かを部分的に遮断する。
[0050] 均一性補正システム16はフィールド面FP1内に配置されていないため、均一性補正システムは、放射ビームの瞳孔中に非対称性をもたらし、それにより、ビームはもはや均整を保たない(これは、ビームがもはやテレセントリックなものではない、および/またはエネルギー楕円化を被ることを意味する)。均一性補正システムにより、陰が、放射ビームの組み合わされた瞳面中に、放射ビームの一側方にもたらされる。放射ビームの瞳面中のこの非対称性は、リソグラフィ装置が基板W上にパターニングデバイスMAのパターンを投影する精度を低下させるため、望ましくない。
[0051] 本発明の一実施形態においては、放射ビームの経路中においてフィールド面FP1の前に均一性補正システムを配置する代わりに、フィールド面FP1内にまたはフィールド面FP1に均一性補正システムを配置する。本発明の一実施形態を図5に示す。
[0052] 図5は、本発明の一実施形態によるリソグラフィ装置を示す。このリソグラフィ装置は、大部分が図2に図示されるリソグラフィ装置に対応しており、したがってここでは詳細には説明しない。図2のリソグラフィ装置と比較した場合の差異は、均一性補正システム16が、照明システムILのフィールド面FP1に配置されるという点である。マスキングブレード18は、フィールド面FP1の次に配置され、そのため、放射ビームは、マスキングブレード18に入射する前に均一性補正システム16を通過する。
[0053] 図6は、図5の本発明の実施形態を使用する効果を示す。図6は、均一性補正システム16を断面において概略的に図示する。均一性補正システムのフィンガー22は、フィールド面FP1内にある。同面内で、放射ビームは、仮想光源30のアレイを含む。パターニングデバイス(例えばレチクル)マスキングブレード22で、複数のサブビームにより表される放射ビーム36が発散している。
[0054] 図6の左側においては、均一性補正システム16のフィンガー22は、放射ビーム36を横切らないように配置されている。図6の右側においては、均一性補正システムのフィンガー22は、放射ビーム36を横切るようにy方向に移動されている。均一性補正システム16はフィールド面FP1内に配置されているため、均一性補正システムは、放射ビーム中に非対称性をもたらさない。この放射ビームは、テレセントリックなままであり、非対称の陰は、組み合わされた同面内において放射ビーム中にもたらされない。これにより、リソグラフィ装置は、向上した精度で、基板W上にパターニングデバイスMAのパターンを投影することが可能となる。
[0055] 本発明の実施形態を理解する他の方法は、図4および図6に図示される仮想光源26、30を考察することである。図4において、フィンガー22が放射ビームを横切る場合、フィンガー22は仮想光源26を形成する放射の幾分かが遮断されるようにする。全ての仮想光源26が残るが、放射ビームのエッジの仮想光源26は、全角度からの放射は受けない。その代わりに、仮想光源22は、一部の角度から放射を受ける。したがって、これらの仮想光源はもはや対称性のものではなく、放射ビームの瞳孔中に非対称性がもたらされている。
[0056] 図6において、フィンガー22が放射ビームを横切る場合には、フィンガー22は仮想光源30の幾分かを遮断する。しかし、フィンガー22は、仮想光源が集束するフィールド面FP1内に配置されているため、フィンガーは、仮想光源30を部分的には遮断しない。仮想光源30は、完全に可視となるか、または完全に遮断されるかのいずれかである。したがって、仮想光源30は、対称性を保ち、したがって放射ビームの瞳孔は対称性を保つ。
[0057] 本発明のこの実施形態の効果を示す別の点は、放射ビームの瞳孔(角度分布)がフィールド面FP1中の全ての位置で同一であるという点である。これは、均一性補正システム16のフィンガー22が放射ビームの一部を遮断する場合に、このことが放射ビームの瞳孔(角度分布)に影響を及ぼさないことを意味する。したがって、放射ビームの瞳孔中に非対称性はもたらされない。したがって、リソグラフィ装置は、向上した精度で、基板W上にパターニングデバイスMAのパターンを投影することができる。
[0058] これは放射ビームの瞳孔中に非対称性を生じさせないため、均一性補正システム16を使用して放射ビームにおける非均一性を補正し得る度合(すなわち、均一性補正システム16により遮断され得る放射ビームの割合)が著しく高まるという点が利点となる。
[0059] この実施形態により使用される均一性補正システム16は、図3に図示されるタイプのものであってよい。この均一性補正システム16においては、2セットのフィンガー22が提供され、各セットは、照明スリット23を挟んで対向して位置する。2セットのフィンガー22が提供される1つの理由は、フィンガー22によって放射ビームの瞳孔中にもたらされる非対称性の量を軽減することである。
[0060] 本発明の一実施形態は、上述で説明される理由により、放射ビームの瞳孔中に非対称性をもたらさない。ある均一性補正システムは、図7に図示されるように提供されてよく、1セットのフィンガー22が存在する。フィンガー22は、図3に関連して上述で説明されたものと同一の態様でy方向に移動可能であり、それによって放射ビームの一部を遮断し、その強度を調節する。フィンガー22はフィールド面FP1内に配置されるので、フィンガー22は放射ビームの瞳孔中に非対称性をもたらさない。したがって、第2のセットのフィンガーを要さない。図7の均一性補正システム16の提供コストは、1セットのフィンガー120を提供するだけであるため、図3の均一性補正システムの提供コストよりも低い。さらに、均一性補正システム16により占められる体積が縮小され、したがって、照明システムILにより占められる体積を縮小することができる。これは、厳密な仕様のクリーンルーム内に体積部分を提供するコストが非常に大きいため、有利である。さらに、反射型コンポーネント(例えば図8を参照)により形成されるリソグラフィ装置の場合では、照明スリットの両側にフィンガーのセットを有することが望ましくない場合がある。
[0061] 上述のように、マスキングブレード18はフィールド面FP1内に配置され、フィールド面FP1は(基板Wの面と共役を成す)パターニングデバイスMAの面と共役を成していた。上述の本発明の実施形態では、マスキングブレード18は、均一性補正システム16がフィールド面FP1内に配置されるため、フィールド面FP1内にはもはや配置されない。しかし、マスキングブレード18は、パターニングデバイスMAと依然として共役を成す(そして、パターニングデバイスMAは基板Wと依然として共役を成す)。これは、本発明の実施形態のリソグラフィ装置のフィールド面FP1が、パターニングデバイスMAの共役面(および基板Wの共役面)に対してデフォーカス(脱焦)することを意味する。したがって、他のフィールド面FP2、FP3を画定することには問題があり、したがって、これらは図5には図示されない。
[0062] 光学システムの面が画定される性質により、均一性補正システム16の位置の画定は困難なものとなる。均一性補正システム16は、照明システムILのフィールド面(例えばFP1)内に配置されていると言うことができる。代替的には、均一性補正システムは、照明システムにより一定の瞳孔で照明される面内に配置されていると言うことができる。すなわち、均一性補正システムの面中の各ポイントでの放射の角度分布は、同一である。これは、例えばテレセントリック性、エネルギー楕円度、(シグマに関する)形状、形状楕円度およびポールバランスなどに関連して、包括的に解釈されることが意図される。これは、放射強度が均一性補正システムの面中の各ポイントで同一となることを意味することを意図しない。
[0063] 場合によっては、均一性補正システムは、照明システムのフィールド面(例えばFP1)内に正確には配置されず、例えば照明システムのフィールド面から1ミリメートルまたは2ミリメートルまたはそれ以上(10ミリメートル未満)離れていることがある。本文献においては、これは、均一性補正システムは実質的にフィールド面内に配置されると言うことにより表現される。同様の意味で、均一性補正システムは、照明システムにより実質的に一定の瞳孔で照明される面内に配置されると言うことができる。
[0064] マスキングブレード18をフィールド面FP1の近くに保持することが望ましい。例えば、マスキングブレード18は、フィールド面FP1から数ミリメートル離して配置することができる。例えば、マスキングブレード18は、フィールド面FP1から20ミリメートル未満に配置することができ、フィールド面FP1から10ミリメートル未満に配置することができ、フィールド面FP1から8ミリメートル未満におそらく配置することができる。マスキングブレード18は、均一性補正システム16によって(およびパターニングデバイスマスキングブレードによって)占められる空間が、フィールド面FP1のさらに近くへのマスキングブレード18の配置を実現可能にするのに十分に薄い場合には、フィールド面FP1のさらに近くに配置することができる。
[0065] 例えば、均一性補正システム16のフィンガー22の幅は、4mmであってよく、フィンガー22は、炭化ケイ素から形成することができる。フィンガーの幅は、構築方法により実現可能である場合には、これよりも狭くてよい。一般的には、フィンガーの幅が狭いほど、放射ビームの均一性のより微細な補正を実現することが可能となる。
[0066] 図8は、図1に図示される屈折型コンポーネントではなく反射型コンポーネントを備えるリソグラフィ装置を概略的に図示する。図8に図示されるコンポーネントの目的および動作は、図1に図示されるものに対応するので、ここでは説明しない。図8に図示される装置は、例えば放射源SOがEUV放射を生成する場合に使用することができる。
[0067] 図8に図示されるタイプのリソグラフィ装置を使用する場合に、屈折型コンポーネントではなく反射型コンポーネントを使用して、本発明の一実施形態を実装することができる。図9に本発明のこの実施形態が概略的に図示される。図9に図示されるリソグラフィ装置は、EUV放射を生成するように構成された放射源SOと、フィールドファセットミラー40と、瞳孔ファセットミラー42と、パターニングデバイスMAを保持する支持構造体(図示せず)とを備える。投影システム、基板テーブルおよびそれに付随する基板は、図9には図示されない。図9は、リソグラフィ装置のパターニングデバイス(例えばレチクル)マスキングブレード44および均一性補正システム46を図示する。
[0068] 放射源SOは、中間焦点IFを通過してフィールドファセットミラー40上に進むEUV放射を集束ビームとして生成するように構成される。また、フィールドファセットミラー40は、図9に、上方から見た場合のものとして図示される。フィールドファセットミラー40は、複数の反射ファセット48を備え、各反射ファセット48は、同一の寸法を有する。各ファセット48は、放射がパターニングデバイスMAに入射する場合に、所望の形状および寸法を有するフィールドへの放射を形成するように構成される。実際には、図9に図示されるよりも多くのファセット48を提供することができる。
[0069] 放射ビームは、フィールドファセットミラー40から瞳孔ファセットミラー42へと進むが、瞳孔ファセットミラー42は、複数の凹面反射ファセット50を備える。各凹面ファセット50は、フィールドファセットミラー40の個別のファセット48から反射された放射を受けるように構成される。したがって、瞳孔ファセットミラー42は、フィールドファセットミラー40と同数のファセット50(またはフィールドファセットミラー40よりも多数のファセット50)を有する。瞳孔ファセットミラー42は、単一のフィールドがパターニングデバイスMA上に形成される(フィールドが相互に上に重なる)ように、パターニングデバイス上に放射ビームを方向付けするように構成される。パターニングデバイスMA上に所望のフィールドを形成することに加えて、フィールドファセットミラー40および瞳孔ファセットミラー42は共に、放射ビームに所望の角度分布を与える。
[0070] 放射ビームは、パターニングデバイスMAによりパターン付けされ、(標識PSの方向へ移動する矢印として本明細書では示される)投影システムへ方向付けられる。
[0071] マスキングブレード44は、パターニングデバイスMAに隣接して、例えばパターニングデバイスから数ミリメートルの位置に提供される。(例えば図3に図示されるように)2セットのフィンガー52を備える均一性補正システム46は、パターニングデバイスに隣接して、マスキングブレード44よりもパターニングデバイスからさらに離れて配置される。フィンガー52は、例えばパターニングデバイスMAから20ミリメートルに配置されてよい。2セットのフィンガー52が図示されるが、代わりに(例えば図7に図示される)1セットのフィンガーを使用することができる。
[0072] 瞳孔ファセットミラー42は、焦点面FP1で放射を集束する。均一性補正システム46のフィンガー52は、この焦点面内に配置される。そのため、上述でさらに説明されたように、均一性補正システム46の使用は、放射ビームの瞳孔中に非均一性をもたらさない。放射ビームはテレセントリックなままであり、非対称の陰は、組み合わされた瞳面内において放射ビームにもたらされない。これにより、リソグラフィ装置は、向上した精度で、基板上にパターニングデバイスMAのパターンを投影することが可能となる。
[0073] 均一性補正システム46は焦点面FP1内に配置されるため、結果として、マスキングブレード44もパターニングデバイスMAも、焦点面内には配置されないということになる。したがって、フィールドファセットミラー40により画定されるフィールドは、マスキングブレード44で、およびパターニングデバイスMAでデフォーカスする。上述で説明したように、マスキングブレード44での幾分かのデフォーカスは、許容可能である。
[0074] 許容可能なパターニングデバイスMAでのフィールドのデフォーカスの量は、投影システムPSの受容フィールドに左右され得る。フィールドの縮小部分だけが全強度を有するため、デフォーカスは、フィールドファセットミラー40により画定されるフィールドサイズを縮小する効果を有する。これは、図9に概略的に図示されており、幾分かのデフォーカスを被るフィールド56が、デフォーカスを被らないフィールド54に隣接して図示される。デフォーカスフィールド56の白い区域は、所望の全強度の放射を表す。この区域は、集束フィールド54の区域よりも狭いことが理解できる。
[0075] パターニングデバイスMAでのフィールドのデフォーカスを補償するため、フィールドファセットミラー40内のファセット48のサイズが、x方向に(すなわち、均一性補正システム46のフィンガーの移動方向に対して直交する方向に)拡大される。このサイズは、y方向に(すなわち均一性補正システム46のフィンガーの移動方向に対して平行な方向に)縮小される。フィールドファセットミラー40のファセット48のサイズが縮小される量は、パターニングデバイスMAでのフィールドのデフォーカス量に、および投影システムPSの瞳孔のサイズに左右される。所与の瞳孔について、デフォーカスの度合がより大きいほど、フィールドファセットミラー40のファセット48のサイズをより縮小する必要がある。ファセット48は製造するのが難しく、したがって、非常に小さなファセットを製造することが望ましくない場合がある。デフォーカスの度合は、焦点面FP1(すなわち均一性補正システム46の位置)とパターニングデバイスMAとの間の距離に左右されるため、(フィールドファセットミラー40のファセット48が、可能な限り大きくてよく、したがって製造がさらに容易となるように)、均一性補正システムを可能な限りパターニングデバイスの近くに配置することが望ましい。
[0076] 一実施形態においては、焦点面FP1(および均一性補正システム46)が、パターニングデバイスから60ミリメートル未満に、望ましくはパターニングデバイスMAから40ミリメートル未満に、望ましくはパターニングデバイスから20ミリメートル未満に位置することが望ましい。焦点面FP1(および均一性補正システム46)は、例えばパターニングデバイスMAから16〜20ミリメートルの間に位置してよい。
[0077] 説明された実施形態においては、均一性補正システムはフィールド面FP1内に配置されるが、均一性補正システムは任意の適切なフィールド面内に配置することができる。
[0078] 説明された実施形態においては、パターニングデバイスMAは、定位置にあるものとして説明される。一般に、リソグラフィ装置の製造および販売は、パターニングデバイスMAが定位置にない状態で行われる。したがって、パターニングデバイスの位置に対する参照は、パターニングデバイスがリソグラフィ装置の使用の際に提供されることが意図される位置を参照するものとして解釈してよい。パターニングデバイスがミラーアレイ(またはその均等物)である場合には、パターニングデバイスは、リソグラフィ装置の製造および販売の際に存在する可能性がある。
[0079] 放射ビームのフィールド面に対する参照は、(例えばリソグラフィ装置が作動しておらず、したがって放射ビームが存在しない場合などには)照明システムのフィールド面に対する参照として解釈してよい。
[0080] 説明された本発明の実施形態においては、均一性補正システムはフィールド面内に配置されるが、均一性補正システムはフィールド面に隣接して(しかしフィールド面内ではなく)配置することができる。また、パターニングデバイスマスキングブレードは、フィールド面内には配置されない。このようにされる場合には、均一性補正システムは、パターニングデバイスマスキングブレードがフィールド面内にまたはフィールド面に配置された場合に比べて、フィールド面のより近くに配置される。これにより、均一性補正システムにより放射ビームの瞳面内にもたらされる非対称性を軽減することが可能となる。
[0081] 本発明の特定の実施形態が上述で説明されたが、本発明は、説明された以外の方法で実施し得ることが理解されよう。この説明は、本発明を限定することを意図されない。

Claims (4)

  1. 放射ビームを調整するように構成される照明システムと、
    前記放射ビームの断面にパターンを与えるように構成されるパターニングデバイスを保持するように構成される支持構造体と、
    基板を保持するように構成される基板テーブルと、
    前記基板のターゲット部分上にパターン付けされた前記放射ビームを投影するように構成される投影システムと、を備え、
    前記照明システムは、
    複数のファセットを有するフィールドファセットミラーと、
    使用時に前記照明システムによって一定の瞳孔で照明される面内であって、前記照明システムのフィールドレンズ群のフィールド面内に配置される均一性補正システムと、
    前記均一性補正システムに隣接して配置されるパターニングデバイスマスキングブレードと、を備え、
    前記フィールド面は、前記フィールドファセットミラーのファセットの像が使用時に形成される面を含み、
    前記パターニングデバイスマスキングブレードは、前記フィールド面から20ミリメートル未満に配置され、
    前記均一性補正システムは、
    使用時に、前記パターニングデバイスが前記フィールド面から離隔するように前記支持構造体に隣接して、かつ、前記パターニングデバイスが使用時に前記支持構造体により保持される位置から60ミリメートル未満に配置され、
    前記放射ビームを横切る状態へ、かつ、前記放射ビームを横切る状態から移動可能である複数のフィンガーを備え、前記複数のフィンガーは、前記放射ビームの一方の側のみに配置されており
    前記フィールドファセットミラーは、
    前記複数のファセットの各々が、前記パターニングデバイスと前記フィールド面との間の離隔により生じるデフォーカスを考慮して、前記放射ビームのフィールドが前記投影システムの受容フィールド内に収まるような寸法を有し、かつ、
    前記複数のファセットの各々が、前記均一性補正システムの前記フィンガーの移動方向に直角な方向が前記フィンガーの移動方向に平行な方向に対して相対的に拡大されている、
    リソグラフィ装置。
  2. 前記パターニングデバイスマスキングブレードは、前記フィールド面から10ミリメートル未満に配置される、請求項1に記載のリソグラフィ装置。
  3. 前記均一性補正システムは、前記パターニングデバイスが使用時に前記支持構造体により保持される位置から40ミリメートル未満に配置される、請求項に記載のリソグラフィ装置。
  4. 前記均一性補正システムは、前記パターニングデバイスが使用時に前記支持構造体により保持される位置から20ミリメートル未満に配置される、請求項に記載のリソグラフィ装置。
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