JP2003185609A - ハンディ型ガス検知器 - Google Patents
ハンディ型ガス検知器Info
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- JP2003185609A JP2003185609A JP2001387932A JP2001387932A JP2003185609A JP 2003185609 A JP2003185609 A JP 2003185609A JP 2001387932 A JP2001387932 A JP 2001387932A JP 2001387932 A JP2001387932 A JP 2001387932A JP 2003185609 A JP2003185609 A JP 2003185609A
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Abstract
を容易に交換することのできるハンディ型ガス検知器を
提供すること。 【解決手段】 ハンディ型ガス検知器は、検査対象ガス
を吸引するためのポンプを備えたガス検知器本体と、当
該ガス検知器本体に着脱自在であってガス検知器本体に
検査対象ガスを導入するためのガス導入路を構成するノ
ズル体とを備えてなり、当該ノズル体におけるガス導入
路上には、着脱自在な1次フィルターが設けられてな
り、ノズル体が取り外された状態のガス検知器本体にお
いて、そのガス流路を形成する貫通孔に、高分子の焼結
体よりなるロッド状の多孔質体により構成されるロッド
状フィルターが、その一端が露出した状態で着脱自在に
装着されていることを特徴とする。
Description
知器に関する。
の一般的な可燃性ガスを検知するためのガス検知器のう
ち小型のものは、ハンディ型ガス検知器として、例えば
埋設ガス導管、屋内ガス配管などの漏洩検査および保全
業務や、可燃性ガスボンベの漏洩検査などに好適に用い
られている。
ては、例えば検査対象ガス(以下、「被検査ガス」とも
いう。)を吸引するためのポンプを備えたガス検知器本
体と、当該ガス検知器本体に被検査ガスを導入するため
のガス導入路を構成するノズル体とを備えてなるものが
広く用いられている。
おいては、ガス検知器本体に備えられたポンプの作用に
より、被検査ガスとして大気を吸引してそれを導入する
ため、通常、ノズル体におけるガス導入路を含むガス流
路上にフィルターを備えており、これによって、大気中
に存在していたゴミがポンプに至ることにより被検査ガ
ス吸引性能が低下することを防止している。具体的に
は、通常、ノズル体にはシート状の1次フィルターが、
ガス検知器本体にはロッド状の2次フィルターが、各
々、備えられている。
当該1次フィルターを保持するためのフィルターユニッ
トによってノズル体に着脱自在に設けられているため、
容易に交換することができるが、一方、ガス検知器本体
においては、2次フィルターが当該ガス検知器本体の内
部に備えられていることから、着脱することが困難であ
って容易に交換することができない、という問題があ
る。従って、2次フィルター自体にゴミが蓄積されるこ
とによって被検査ガスの流通抵抗が高くなり、これによ
り、長時間にわたるガス検知動作において、被検査ガス
吸引性能が低下してしまう。
事情に基づいてなされたものであって、その目的は、ガ
ス検知器本体に設けられた2次フィルターを容易に交換
することのできるハンディ型ガス検知器を提供すること
にある。
検知器は、検査対象ガスを吸引するためのポンプを備え
たガス検知器本体と、当該ガス検知器本体に着脱自在で
あってガス検知器本体に検査対象ガスを導入するための
ガス導入路を構成するノズル体とを備えてなり、当該ノ
ズル体におけるガス導入路上には、着脱自在な1次フィ
ルターが設けられてなるハンディ型ガス検知器におい
て、ノズル体が取り外された状態のガス検知器本体にお
いて、そのガス流路を形成する貫通孔に、高分子の焼結
体よりなるロッド状の多孔質体により構成されるロッド
状フィルターが、その一端が露出した状態で着脱自在に
装着されていることを特徴とする。
は、ロッド状フィルターの露出部分の長さが1mm以上
であることが好ましい。
フィルターであるロッド状フィルターが、その一端が露
出した状態で着脱自在にガス検知器本体に装着されてお
り、しかも、このロッド状フィルターが高分子の焼結体
よりなるものであって堅いものとすることができるた
め、当該ロッド状フィルターを、その一端を手指で摘ん
でそのまま引き上げることによってガス検知器本体から
取り出し、また、その他端を当該ロッド状フィルターの
外径と適合した大きさを有する、ガス流路を形成する貫
通孔から挿入して押し込むことによって装着することが
できることから、容易に交換することができる。
て詳細に説明する。図1は、本発明のハンディ型ガス検
知器の構成の一例を示す説明図であって、(ア)は左方
の側面を示す側面図、(イ)は正面図であって、(ウ)
は右方の側面を示す側面図である。また、図2は、図1
のハンディ型ガス検知器におけるノズル体を分解した状
態で示す説明用斜視図であり、図3は、図2のノズル体
におけるフィルターユニットの一部を示す説明用断面図
であり、図4は、図1のハンディ型ガス検知器における
ガス検知器本体を分解した状態で示す説明用斜視図であ
る。このハンディ型ガス検知器は、ガス検知器本体10
と、当該ガス検知器本体10に着脱自在に保持され、ガ
ス検知器本体10に被検査ガス(検査対象ガス)を導入
するためのガス導入路を構成するノズル体20とを備え
てなる。この例においては、ノズル体20は、ガス検知
器本体10に、ノズル体20における雌ねじ部と、ガス
検知器本体10に係る雄ねじ部とによる螺合機構によっ
て装着され、これにより、固定される構成を有してい
る。
ばゴムなどの弾性体よりなり、その内孔22によって被
検査ガスを導入するチューブ状のテーパノズル21と、
当該テーパーノズル21の基端21Aにおいて連結さ
れ、1次フィルターであるシート状フィルター27をガ
ス導入路上において保持するためのフィルターユニット
23とにより構成されている。
ス導入用開口(図示せず)が形成された突出部24Aを
有する、例えば樹脂よりなるニップル24と、当該ニッ
プル24と螺合されることによりフィルター保持用空間
を形成する、例えば樹脂よりなるベース25とを備えて
いる。フィルターユニット23におけるベース25に
は、段部26に、ガス導入用開口26Aと、当該ガス導
入用開口26Aに連続し、ガス検知器本体10と螺合さ
れる雌ねじ部26Bとが形成されている。
は、ニップル24の開口24B側に形成された雄ねじ部
24Cと、ベース25の開口25A側に形成された、当
該雄ねじ部24Cに対応する雌ねじ部(図示せず)とに
よって構成されている。この例において、フィルターユ
ニット23には、ニップル24の突出部24Aに、テー
パーノズル21の基端部21Aにおける内孔22が係合
されることによって当該テーパーノズル21が装着され
て固定されている。
ニット23におけるベース25の段部26には、当該段
部26における内径に適合する外径を有する、例えばス
テンレス製の金網よりなるフィルター支持体28と、当
該フィルター支持体28によって支持された、段部26
における内径に適合する外径を有するシート状フィルタ
ー27とがこの順に積重されており、ベース25にニッ
プル24が装着されることによって、Oリング29がシ
ート状フィルター27に圧接され、これにより、ガス導
入路上においてシート状フィルター27が固定保持され
ている。
が取り外され、開口25Aが開放された状態のベース2
5からOリング29を取り外すことによって取り出すこ
とができ、また、取り出す際とは逆の手順によってフィ
ルターユニット23に装着することができる。
四フッ化エチレン樹脂などのフッ素樹脂の繊維体よりな
るものが用いられる。
に、ねじ12Bによって固定される電池ボックス部12
と、係合用ツメ(図示せず)によって固定される側面カ
バー部13とを有する箱状のケース本体11を備えてお
り、このケース本体11の開口部11Bに、ねじ30A
によって固定されるチャンバーユニット30が装着され
ることによって各構成部材用の収容空間が形成される構
成を有している。この図において、11Cは、側面カバ
ー部13における係合用ツメに対応する受け部材であ
る。
は、ノズル体20における内孔22を介して被検査ガス
を導入するために作用するポンプ15を有するポンプ部
と、導入された被検査ガス中における検知対象のガス
(被検知ガス)がセンサ16によって検知されたとき
に、検知部信号を発信するセンサ部と、このセンサ部か
らの検知信号に基づいて被検知ガス濃度を算出し、適宜
のガス検知信号を発信するガス濃度検知部や、各構成要
素に適宜の指令信号を発信することなどにより、当該各
構成要素の動作状態を管理する制御部などの構成部材が
設けられている基板17とが収容されている。図4にお
いては、11Aは側面板、12Aは電池ボックス用蓋で
ある。
うに、ケース本体11の開口部11Bに適合した外径を
有する前面板部材31の内表面(図5において下面)
に、センサ16の外径と適合する内径を有する筒状部3
2と、当該前面板部材31の外表面(図5において上
面)に、その外周面にベース25における雌ねじ部26
Bに対応する、ノズル体20に螺合される雄ねじ部33
Aが形成された円柱部33とを備えている。
3には、後述するロッド状フィルター38の外径に適合
した内径を有する貫通孔34が形成されており、また、
筒状部32の内周面には、円柱部33の貫通孔34に適
合する半径を有する2本の半円状の溝32Aが互いに対
向するよう形成されており、一方(図5において右方)
の溝32Aは、円柱部33の貫通孔34に連続してい
る。
3の貫通孔34には、2次フィルターとして、ロッド状
フィルター38が僅かに径方向に圧縮変形した状態で圧
入されており、このロッド状フィルター38は、当該円
柱部33から、その一端38Aが突出して露出した状態
に備えられている。この例においては、ガス検知器本体
10にノズル体20が装着されて、収容空間にセンサ1
6やポンプ15などの構成部材が収容されたハンディ型
ガス検知器において、ロッド状フィルター38の他端
(内端)38Bは、筒状部32内に配置されたセンサ1
6の先端面16A(図4参照)に当接しており、これに
より、ロッド状フィルタ38における露出部分が確実に
確保される。
hは、1mm以上、特に1〜5mmであることが好まし
い。この例においては、ガス検知器本体10にノズル体
20が装着されたハンディ型ガス検知器において、ロッ
ド状フィルター38の露出部分は、当該ノズル体20に
よって形成される空間内に収容されている。
の焼結体によって構成される多孔質体よりなるものが用
いられる。焼結体の高分子材料としては、例えば超高分
子量ポリエチレンなどが挙げられる。ロッド状フィルタ
ー38として、高分子の焼結体によって構成される多孔
質体を用いることによって、当該ロッド状フィルター3
8を、手指で摘んでも変形しない程度の堅いものとする
ことができ、これにより、ガス流路を形成する貫通孔の
1つである円柱部33の貫通孔34から挿入することに
よって容易に所定の位置に配置することができる。
長さが5〜30mmであることが好ましく、また、その
外径が1〜5mmであることが好ましい。ロッド状フィ
ルター38の全長を小さくし、外径を大きくすることに
より、ポンプ15による被検査ガス吸引性能が低下する
ことを防止することができると共に、被検査ガスの流通
抵抗を小さくすることができる。
いるロッド状フィルター38は、ノズル体20を取り外
して円柱部33が露出した状態のガス検知器本体10に
おいて、その一端38Aを手指で摘んで当該円柱部33
の貫通孔34から引き上げることによって取り出すこと
ができ、また、取り外す際とは逆の手順によってガス検
知器本体10に装着することができる。
知器は、ノズル体20がガス検知器本体10に装着さ
れ、当該ガス検知器本体10の電池ボックス部12に、
駆動電源である乾電池が装着されることによってガス検
知動作状態となるものであり、そのガス検知動作中にお
いては、ポンプ部の吸引作用により、テーパーノズル2
1の内孔22を介し、ノズル体20におけるガス導入路
と、ガス検知器本体10における円柱部33の貫通孔3
4とよりなるガス流路上に設けられたシート状フィルタ
ー27およびロッド状フィルター38をこの順に透過す
ることによって導入された被検査ガスがセンサー部のセ
ンサー16に対して供給され、この供給された被検査ガ
ス中における検知ガスに基づいてセンサ部から発信され
た検知部信号を受信したガス濃度検知部においては、こ
の検知部信号に基づいて被検知ガス濃度が算出され、こ
れにより、被検知ガス濃度を検知することができる。
においては、被検査ガスとして大気をポンプ部の吸引作
用によってノズル体20の内孔22を介して導入してい
るが、ガス流路上に、シート状フィルター27およびロ
ッド状フィルター38が備えられていることから、これ
らの2つのフィルターの清浄作用によってガス検知器本
体10内に大気中に存在していたゴミが導入されること
がないため、ポンプ15による被検査ガス吸引性能が低
下することを防止することができる。
によれば、2次フィルターであるロッド状フィルター3
8が、その一端38Aがガス検知器本体10における円
柱部33から突出し、露出した状態で着脱自在に装着さ
れており、しかも、このロッド状フィルター38が高分
子の焼結体よりなるものであって堅いものとすることが
できるため、当該ロッド状フィルター38を、その一端
38Aを手指で摘んでそのまま引き上げることによって
ガス検知器本体10から取り出し、また、その他端38
Bを円柱部33における貫通孔34に挿入して押し込む
ことによって装着することができるため、容易に交換す
ることができる。
であることから、ガス検知動作を行うことによってゴミ
が蓄積し、被検査ガスの流通抵抗が大きくなった状態の
ロッド状フィルター38を、容易に新しいものに交換す
ることができ、しかも、ベース25の開口25Aを開放
し、Oリング29を取り外すことにより、ゴミが蓄積す
ることによって被検査ガスの流通抵抗が大きくなった状
態のシート状フィルター27を取り出して、容易に新し
いものに交換することができるため、長時間にわたるガ
ス検知動作において、被検査ガス吸引性能が低下するこ
とを抑制することができる。
3からの露出部分の長さhが1mm以上であるため、例
えばピンセットなどの器具を用いることなく、当該ロッ
ド状フィルター38を、手指によって極めて容易に取り
出すことができる。
えば外径寸法が幅35mm、高さ128mm、厚み57
mm、総重量が320gとなる大きさを有する、小型化
されたものであり、また、駆動電源が乾電池であること
から、携帯に好適なものであるが、被検査ガス吸引性能
が低下した場合には、シート状フィルター27およびロ
ッド状フィルター38のいずれのフィルターも、例えば
ピンセットなどの器具を用いることなく、手指で容易に
交換することができるため、その現場において即座に対
処することができる。従って、都市ガス、液化天然ガス
(LPG)などの一般的な可燃性ガスを被検知ガスと
し、例えば埋設ガス導管、屋内ガス配管などの漏洩検査
および保全業務や、可燃性ガスボンベの漏洩検査などに
好適に用いることができる。
知器を一例を用いて説明したが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、適宜に種々の変更を加えることがで
きる。
ば、2次フィルターであるロッド状フィルターが、その
一端が露出した状態で着脱自在にガス検知器本体に装着
されており、しかも、このロッド状フィルターが高分子
の焼結体よりなるものであって堅いものとすることがで
きるため、当該ロッド状フィルターを、その一端を手指
で摘んでそのまま引き上げることによってガス検知器本
体から取り出し、また、その他端を当該ロッド状フィル
ターの外径と適合した大きさを有する、ガス流路を形成
する貫通孔から挿入して押し込むことによって装着する
ことができることから、容易に交換することができる。
示す説明図である。
を分解した状態で示す説明用斜視図である。
一部を示す説明用断面図である。
器本体を分解した状態で示す説明用斜視図である。
ットを示す説明用断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 検査対象ガスを吸引するためのポンプを
備えたガス検知器本体と、当該ガス検知器本体に着脱自
在であってガス検知器本体に検査対象ガスを導入するた
めのガス導入路を構成するノズル体とを備えてなり、当
該ノズル体におけるガス導入路上には、着脱自在な1次
フィルターが設けられてなるハンディ型ガス検知器にお
いて、 ノズル体が取り外された状態のガス検知器本体におい
て、そのガス流路を形成する貫通孔に、高分子の焼結体
よりなるロッド状の多孔質体により構成されるロッド状
フィルターが、その一端が露出した状態で着脱自在に装
着されていることを特徴とするハンディ型ガス検知器。 - 【請求項2】 ロッド状フィルターの露出部分の長さが
1mm以上であることを特徴とする請求項1に記載のハ
ンディ型ガス検知器。
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JP2001387932A JP3776037B2 (ja) | 2001-12-20 | 2001-12-20 | ハンディ型ガス検知器 |
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- 2001-12-20 JP JP2001387932A patent/JP3776037B2/ja not_active Expired - Fee Related
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