JP2003185510A - トルクセンサ - Google Patents
トルクセンサInfo
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- JP2003185510A JP2003185510A JP2001381985A JP2001381985A JP2003185510A JP 2003185510 A JP2003185510 A JP 2003185510A JP 2001381985 A JP2001381985 A JP 2001381985A JP 2001381985 A JP2001381985 A JP 2001381985A JP 2003185510 A JP2003185510 A JP 2003185510A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】入力軸または出力軸に対する磁性の部材(被包
囲部材)の結合強度を高め、ひいてはトルク検出精度を
高めることができるトルクセンサの提供。 【解決手段】出力軸3側に固定されていて軸方向一側面
に円周方向所定間隔のもとに切欠部51が複数形成され
た被包囲部材5が、ステンレス等の磁性材料で焼結加工
により形成され、上部ハウジング110内において出力
軸3の上端部(入力軸2側端部)に本体部31とは環状
段部32を形成して設けられた小径部33の外周に圧入
結合される。
囲部材)の結合強度を高め、ひいてはトルク検出精度を
高めることができるトルクセンサの提供。 【解決手段】出力軸3側に固定されていて軸方向一側面
に円周方向所定間隔のもとに切欠部51が複数形成され
た被包囲部材5が、ステンレス等の磁性材料で焼結加工
により形成され、上部ハウジング110内において出力
軸3の上端部(入力軸2側端部)に本体部31とは環状
段部32を形成して設けられた小径部33の外周に圧入
結合される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動パワーステア
リング装置等に装備されるトルクセンサ等のように、回
転軸に発生するトルクを検出するトルクセンサに関す
る。
リング装置等に装備されるトルクセンサ等のように、回
転軸に発生するトルクを検出するトルクセンサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のトルクセンサとしては、例えば、
特開平2−132336号公報に記載されているような
ものが開示されている。即ち、この従来のトルクセンサ
は、スリットを有する円板形部体が入出力軸に設けら
れ、この円板形部体同士の重なり具合をコイルに生じる
インピーダンス変化として測定するようになっていた。
このようなトルクセンサにおいては、円盤形部体とコイ
ルとの軸方向位置関係が非常に重要となる。しかしなが
ら、両者は相対回転されるため別々の部体に固定され
る。即ち、コイルはハウジングに固定され、円板形部体
は入出力軸に固定される。
特開平2−132336号公報に記載されているような
ものが開示されている。即ち、この従来のトルクセンサ
は、スリットを有する円板形部体が入出力軸に設けら
れ、この円板形部体同士の重なり具合をコイルに生じる
インピーダンス変化として測定するようになっていた。
このようなトルクセンサにおいては、円盤形部体とコイ
ルとの軸方向位置関係が非常に重要となる。しかしなが
ら、両者は相対回転されるため別々の部体に固定され
る。即ち、コイルはハウジングに固定され、円板形部体
は入出力軸に固定される。
【0003】一方、近年では、検出精度を向上させるた
めに、磁性の部材とコイルとの間に導電性かつ非磁性の
部材を介し、磁性の部材との間に発生する磁路を導電性
かつ非磁性の部材で遮ることによりコイルにインピーダ
ンス変化を生じさせ、トルクを検出するようにしたもの
が一般的となっている。この場合磁性の部材を円板状に
形成し、入力軸または出力軸に対しその所定の位置関係
を確保した状態で結合固定する必要がある。
めに、磁性の部材とコイルとの間に導電性かつ非磁性の
部材を介し、磁性の部材との間に発生する磁路を導電性
かつ非磁性の部材で遮ることによりコイルにインピーダ
ンス変化を生じさせ、トルクを検出するようにしたもの
が一般的となっている。この場合磁性の部材を円板状に
形成し、入力軸または出力軸に対しその所定の位置関係
を確保した状態で結合固定する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、円板状
に形成された前記磁性の部材を入力軸または出力軸に結
合固定する手段として、接着による結合の場合は、継続
的な使用に耐え得るだけの信頼性にかけるという問題が
あるし、また、ろう接、溶接などによる結合の場合、そ
の熱影響が磁性の部材や入出力軸に及び、結合精度に悪
影響を及ぼす可能性があるといった問題点があった。
に形成された前記磁性の部材を入力軸または出力軸に結
合固定する手段として、接着による結合の場合は、継続
的な使用に耐え得るだけの信頼性にかけるという問題が
あるし、また、ろう接、溶接などによる結合の場合、そ
の熱影響が磁性の部材や入出力軸に及び、結合精度に悪
影響を及ぼす可能性があるといった問題点があった。
【0005】本発明は、上述の従来の問題点に着目して
なされたもので、円板状に形成された前記磁性の部材を
入力軸または出力軸に結合固定する手段として、接着剤
による場合に比べ耐久性の面において信頼性が高いと共
に、ろう接、溶接等による場合に比べ磁性の部材や入出
力軸に熱影響を及ぼす虞がなく、これにより、入力軸ま
たは出力軸に対する磁性の部材の結合精度を高め、ひい
てはトルク検出精度を高めることができるトルクセンサ
を提供することを目的とする。
なされたもので、円板状に形成された前記磁性の部材を
入力軸または出力軸に結合固定する手段として、接着剤
による場合に比べ耐久性の面において信頼性が高いと共
に、ろう接、溶接等による場合に比べ磁性の部材や入出
力軸に熱影響を及ぼす虞がなく、これにより、入力軸ま
たは出力軸に対する磁性の部材の結合精度を高め、ひい
てはトルク検出精度を高めることができるトルクセンサ
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明請求項1記載のトルクセンサは、第1回転
軸と第2回転軸との間に介装された弾性体と、前記第1
回転軸側に固定されていて少なくとも軸方向一側面に円
周方向所定間隔のもとに切欠部が複数形成された磁性材
料よりなる被包囲部材と、該被包囲部材における切欠部
が形成された側面と軸方向に対向する状態で前記第2回
転軸側に固定されていて前記被包囲部材における切欠部
に対応し軸方向に貫通する切欠部が円周方向所定間隔の
もとに複数形成された導電性かつ非磁性材料よりなる包
囲部材と、該包囲部材側に軸方向に対向する状態で設け
られていて前記被包囲部材の切欠部および非切欠部と包
囲部材の切欠部との重なり具合の変化をインピーダンス
変化に基づいて検出することにより前記第1回転軸と第
2回転軸との間に発生するトルクを検出する検出コイル
と、該検出コイルを包囲する磁性材料からなるヨーク部
材と、備えたトルクセンサにおいて、前記被包囲部材が
前記第1回転軸に対し軸方向に圧入結合されている手段
とした。
めに、本発明請求項1記載のトルクセンサは、第1回転
軸と第2回転軸との間に介装された弾性体と、前記第1
回転軸側に固定されていて少なくとも軸方向一側面に円
周方向所定間隔のもとに切欠部が複数形成された磁性材
料よりなる被包囲部材と、該被包囲部材における切欠部
が形成された側面と軸方向に対向する状態で前記第2回
転軸側に固定されていて前記被包囲部材における切欠部
に対応し軸方向に貫通する切欠部が円周方向所定間隔の
もとに複数形成された導電性かつ非磁性材料よりなる包
囲部材と、該包囲部材側に軸方向に対向する状態で設け
られていて前記被包囲部材の切欠部および非切欠部と包
囲部材の切欠部との重なり具合の変化をインピーダンス
変化に基づいて検出することにより前記第1回転軸と第
2回転軸との間に発生するトルクを検出する検出コイル
と、該検出コイルを包囲する磁性材料からなるヨーク部
材と、備えたトルクセンサにおいて、前記被包囲部材が
前記第1回転軸に対し軸方向に圧入結合されている手段
とした。
【0007】請求項2記載のトルクセンサは、請求項1
記載のトルクセンサにおいて、前記被包囲部材と前記第
1回転軸とがセレーション結合状態で圧入結合されてい
る手段とした。
記載のトルクセンサにおいて、前記被包囲部材と前記第
1回転軸とがセレーション結合状態で圧入結合されてい
る手段とした。
【0008】請求項3記載のトルクセンサは、請求項2
記載のトルクセンサにおいて、前記被包囲部材が焼結部
材で構成されると共に、前記第1回転軸との圧入結合面
にはセレーションが形成されている手段とした。
記載のトルクセンサにおいて、前記被包囲部材が焼結部
材で構成されると共に、前記第1回転軸との圧入結合面
にはセレーションが形成されている手段とした。
【0009】請求項4記載のトルクセンサは、請求項1
記載のトルクセンサにおいて、前記被包囲部材と前記第
1回転軸との圧入結合部の一方には軸方向溝が形成さ
れ、他方には該軸方向溝に係合する軸方向突条が形成さ
れている手段とした。
記載のトルクセンサにおいて、前記被包囲部材と前記第
1回転軸との圧入結合部の一方には軸方向溝が形成さ
れ、他方には該軸方向溝に係合する軸方向突条が形成さ
れている手段とした。
【0010】請求項5記載のトルクセンサは、請求項1
〜4のいずれか記載のトルクセンサにおいて、前記第1
回転軸における前記第2回転軸側端部に本体部との間に
環状段部を形成して前記被包囲部材を圧入結合するため
の小径部が形成され、該小径部に圧入結合された前記被
包囲部材と前記環状段部との間に所定の隙間が形成され
るように前記包囲部材と被包囲部材と環状段部との軸方
向位置関係が設定されている手段とした。
〜4のいずれか記載のトルクセンサにおいて、前記第1
回転軸における前記第2回転軸側端部に本体部との間に
環状段部を形成して前記被包囲部材を圧入結合するため
の小径部が形成され、該小径部に圧入結合された前記被
包囲部材と前記環状段部との間に所定の隙間が形成され
るように前記包囲部材と被包囲部材と環状段部との軸方
向位置関係が設定されている手段とした。
【0011】請求項6記載のトルクセンサは、請求項2
記載のトルクセンサにおいて、前記小径部の軸方向長さ
が前記被包囲部材における圧入結合部の軸方向長さより
少なくとも前記包囲部材との軸方向位置関係の最大調整
代分だけ長く形成されている手段とした。
記載のトルクセンサにおいて、前記小径部の軸方向長さ
が前記被包囲部材における圧入結合部の軸方向長さより
少なくとも前記包囲部材との軸方向位置関係の最大調整
代分だけ長く形成されている手段とした。
【0012】
【作用】この発明請求項1記載のトルクセンサでは、上
述のように、前記被包囲部材が前記第1回転軸に対し軸
方向に圧入結合されることで、接着剤による場合に比べ
耐久性の面において信頼性が高くなると共に、ろう接、
溶接等に比べ被包囲部材や第1回転軸に熱影響を及ぼす
虞がなく、従って、第1回転軸に対する被包囲部材の結
合精度を高め、ひいてはトルク検出精度を高めることが
できるようになる。
述のように、前記被包囲部材が前記第1回転軸に対し軸
方向に圧入結合されることで、接着剤による場合に比べ
耐久性の面において信頼性が高くなると共に、ろう接、
溶接等に比べ被包囲部材や第1回転軸に熱影響を及ぼす
虞がなく、従って、第1回転軸に対する被包囲部材の結
合精度を高め、ひいてはトルク検出精度を高めることが
できるようになる。
【0013】請求項2記載のトルクセンサは、請求項1
記載のトルクセンサにおいて、第1回転軸と被包囲部材
との軸方向の位置決めは非常に高い精度が要求される
が、被包囲部材と第1回転軸とがセレーション結合状態
で圧入結合されることで、圧入荷重を下げることがで
き、これにより、軸方向の位置決めをしながらの圧入荷
重管理が容易になるため、第1回転軸と被包囲部材との
軸方向の位置決め精度も向上できるようになる。
記載のトルクセンサにおいて、第1回転軸と被包囲部材
との軸方向の位置決めは非常に高い精度が要求される
が、被包囲部材と第1回転軸とがセレーション結合状態
で圧入結合されることで、圧入荷重を下げることがで
き、これにより、軸方向の位置決めをしながらの圧入荷
重管理が容易になるため、第1回転軸と被包囲部材との
軸方向の位置決め精度も向上できるようになる。
【0014】請求項3記載のトルクセンサは、請求項2
記載のトルクセンサにおいて、前記被包囲部材が焼結部
材で構成されると共に、第1回転軸との圧入結合面には
セレーションが形成されることで、被包囲部材の焼結時
にセレーションを一体的に形成することができ、これに
より、セレーションの加工工程を省略できるようにな
る。
記載のトルクセンサにおいて、前記被包囲部材が焼結部
材で構成されると共に、第1回転軸との圧入結合面には
セレーションが形成されることで、被包囲部材の焼結時
にセレーションを一体的に形成することができ、これに
より、セレーションの加工工程を省略できるようにな
る。
【0015】請求項4記載のトルクセンサは、請求項1
記載のトルクセンサにおいて、前記被包囲部材と第1回
転軸との圧入結合部の一方には軸方向溝が形成され、他
方には該軸方向溝に係合する軸方向突条が形成されるこ
とで、両者の相対回転を完全に防止できるようになる。
記載のトルクセンサにおいて、前記被包囲部材と第1回
転軸との圧入結合部の一方には軸方向溝が形成され、他
方には該軸方向溝に係合する軸方向突条が形成されるこ
とで、両者の相対回転を完全に防止できるようになる。
【0016】請求項5記載のトルクセンサは、請求項1
〜4のいずれか記載のトルクセンサにおいて、前記第1
回転軸における第2回転軸側端部に本体部との間に環状
段部を形成して被包囲部材を圧入結合するための小径部
が形成されることで、この小径部に圧入結合される被包
囲部材も小径化することができ、これにより、トルクセ
ンサの小型化が図れるようになる。
〜4のいずれか記載のトルクセンサにおいて、前記第1
回転軸における第2回転軸側端部に本体部との間に環状
段部を形成して被包囲部材を圧入結合するための小径部
が形成されることで、この小径部に圧入結合される被包
囲部材も小径化することができ、これにより、トルクセ
ンサの小型化が図れるようになる。
【0017】また、前記第1回転軸と被包囲部材との軸
方向位置決めには非常に高い精度が要求されるため、両
者を段部等に突き当てることでは位置決めをすることが
できず、このため、両者間をセンサ等により計測しなが
ら位置決めを行うことになるが、この時、小径部に圧入
結合された被包囲部材と環状段部との間に所定の隙間が
形成されるように包囲部材と被包囲部材と環状段部との
軸方向位置関係が設定されることで、第1回転軸と被包
囲部材との軸方向相対位置を任意に設定することができ
るようになる。
方向位置決めには非常に高い精度が要求されるため、両
者を段部等に突き当てることでは位置決めをすることが
できず、このため、両者間をセンサ等により計測しなが
ら位置決めを行うことになるが、この時、小径部に圧入
結合された被包囲部材と環状段部との間に所定の隙間が
形成されるように包囲部材と被包囲部材と環状段部との
軸方向位置関係が設定されることで、第1回転軸と被包
囲部材との軸方向相対位置を任意に設定することができ
るようになる。
【0018】請求項6記載のトルクセンサは、請求項2
記載のトルクセンサにおいて、前記小径部の軸方向長さ
が被包囲部材における圧入結合部の軸方向長さより少な
くとも包囲部材との軸方向位置関係の最大調整代分だけ
長く形成されることで、常に最大限の圧入係合面積を確
保できるようになる。
記載のトルクセンサにおいて、前記小径部の軸方向長さ
が被包囲部材における圧入結合部の軸方向長さより少な
くとも包囲部材との軸方向位置関係の最大調整代分だけ
長く形成されることで、常に最大限の圧入係合面積を確
保できるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。 (発明の実施の形態1)まず、本発明の実施の形態1の
構成を図1〜4に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。 (発明の実施の形態1)まず、本発明の実施の形態1の
構成を図1〜4に基づいて説明する。
【0020】図1は、発明の実施の形態1のトルクセン
サが適用される電動パワーステアリング装置を示す全体
概略図であり、この図に示すように、ステアリングホイ
ールSWを手動で回転させると、回転軸Sの回転がラッ
クR&ピニオンPによりラックRの直線運動に変換さ
れ、これにより、左右の前輪TL、TRの向きを変更
(操舵)することができる。また、ピニオンPを電動モ
ータMにより減速ギヤGを介し回転可能に構成すること
により、前記手動による操舵力の補助が行われるように
なっている。
サが適用される電動パワーステアリング装置を示す全体
概略図であり、この図に示すように、ステアリングホイ
ールSWを手動で回転させると、回転軸Sの回転がラッ
クR&ピニオンPによりラックRの直線運動に変換さ
れ、これにより、左右の前輪TL、TRの向きを変更
(操舵)することができる。また、ピニオンPを電動モ
ータMにより減速ギヤGを介し回転可能に構成すること
により、前記手動による操舵力の補助が行われるように
なっている。
【0021】また、前記電動モータMは、手動による操
舵力を検出するトルクセンサTSからの信号に基づい
て、車載のコントロールユニットECUに組み込まれた
マイコンによりその駆動制御が行われ、これにより、手
動による操舵力の補助制御が行われる。なお、同図にお
いて、Ryはフェールセーフ用のリレー、Bは車載のバ
ッテリである。
舵力を検出するトルクセンサTSからの信号に基づい
て、車載のコントロールユニットECUに組み込まれた
マイコンによりその駆動制御が行われ、これにより、手
動による操舵力の補助制御が行われる。なお、同図にお
いて、Ryはフェールセーフ用のリレー、Bは車載のバ
ッテリである。
【0022】次に、前記電動パワーステアリング装置に
おけるトルクセンサTSの構成を、図2〜4に基づいて
説明する。図2は、車両用電動パワーステアリング装置
のトルクセンサTSを示す縦断面図であり、この図にお
いて、1はハウジング、2は入力軸(第2回転軸)、3
は出力軸(第1回転軸)、4はトーションバー(弾性
体)、5は被包囲部材、6はトルク検出側包囲部材、7
は温度補償側包囲部材、8はトルク検出用コイル(検出
コイル)、9は温度補償用コイル(検出コイル)、10
は出力軸側ウォームホイール、11はモータ軸側ウォー
ムシャフトを示す。
おけるトルクセンサTSの構成を、図2〜4に基づいて
説明する。図2は、車両用電動パワーステアリング装置
のトルクセンサTSを示す縦断面図であり、この図にお
いて、1はハウジング、2は入力軸(第2回転軸)、3
は出力軸(第1回転軸)、4はトーションバー(弾性
体)、5は被包囲部材、6はトルク検出側包囲部材、7
は温度補償側包囲部材、8はトルク検出用コイル(検出
コイル)、9は温度補償用コイル(検出コイル)、10
は出力軸側ウォームホイール、11はモータ軸側ウォー
ムシャフトを示す。
【0023】さらに詳述すると、前記ハウジング1は、
前記トルクセンサTS部分が主に収容される上部ハウジ
ング110と、前記減速ギヤG部分が主に収容される中
央ハウジング120と、ラックR&ピニオンP部分が主
に収容される下部ハウジング130とに分割形成されて
いて、それぞれ軸方向に組み付けることにより1つのハ
ウジング1が構成されるようになっている。そして、前
記入力軸2および出力軸3は、前記各ハウジング11
0、120、130内に軸受けベアリング1a、1b、
1cを介してそれぞれ回転自在に支持された状態で、同
軸に配置されている。
前記トルクセンサTS部分が主に収容される上部ハウジ
ング110と、前記減速ギヤG部分が主に収容される中
央ハウジング120と、ラックR&ピニオンP部分が主
に収容される下部ハウジング130とに分割形成されて
いて、それぞれ軸方向に組み付けることにより1つのハ
ウジング1が構成されるようになっている。そして、前
記入力軸2および出力軸3は、前記各ハウジング11
0、120、130内に軸受けベアリング1a、1b、
1cを介してそれぞれ回転自在に支持された状態で、同
軸に配置されている。
【0024】前記トーションバー4は、前記入力軸2の
軸心穴2a内に回転可能に挿入され、その一端が軸心穴
2aの奥側で入力軸2に固定される一方、もう一端側は
出力軸3の軸心穴3aにスプライン結合されている。
軸心穴2a内に回転可能に挿入され、その一端が軸心穴
2aの奥側で入力軸2に固定される一方、もう一端側は
出力軸3の軸心穴3aにスプライン結合されている。
【0025】そして、前記入力軸2には、ステアリング
ホイールSWが連結されていて、このステアリングホイ
ールSWの操舵力が、入力軸2、トーションバー4、お
よび、出力軸3を経由し、出力軸3の一端に設けられた
ラックR&ピニオンPによりラックRの直線運動に変換
され、左右の前輪TL、TRに伝達されるようになって
いる。
ホイールSWが連結されていて、このステアリングホイ
ールSWの操舵力が、入力軸2、トーションバー4、お
よび、出力軸3を経由し、出力軸3の一端に設けられた
ラックR&ピニオンPによりラックRの直線運動に変換
され、左右の前輪TL、TRに伝達されるようになって
いる。
【0026】前記被包囲部材5は、前記トルク検出用コ
イル8および温度補償用コイル9で発生する磁界の磁路
を構成するものであり、このためステンレス等の磁性材
料で焼結加工により形成され、上部ハウジング110内
において出力軸3の上端部(入力軸2側端部)に本体部
31とは環状段部32を形成して設けられた小径部33
の外周に圧入結合されている。
イル8および温度補償用コイル9で発生する磁界の磁路
を構成するものであり、このためステンレス等の磁性材
料で焼結加工により形成され、上部ハウジング110内
において出力軸3の上端部(入力軸2側端部)に本体部
31とは環状段部32を形成して設けられた小径部33
の外周に圧入結合されている。
【0027】この被包囲部材5は、図3にその分解斜視
図を示すように、その中心部に前記小径部33に圧入結
合するための結合穴50を有する略円盤状に形成される
と共に、その外周側には非切欠部52を残し、円周方向
所定間隔のもとに軸方向に貫通する切欠部51が複数
(この発明の実施の形態1では8個)形成されている。
そして、前記結合穴50の内周面(圧入結合面)には被
包囲部材5の焼結加工時にセレーション50aが一体に
形成されている。
図を示すように、その中心部に前記小径部33に圧入結
合するための結合穴50を有する略円盤状に形成される
と共に、その外周側には非切欠部52を残し、円周方向
所定間隔のもとに軸方向に貫通する切欠部51が複数
(この発明の実施の形態1では8個)形成されている。
そして、前記結合穴50の内周面(圧入結合面)には被
包囲部材5の焼結加工時にセレーション50aが一体に
形成されている。
【0028】また、図4の要部拡大断面図に示すよう
に、前記小径部33に圧入結合された被包囲部材5と環
状段部32との間に所定の隙間が形成されるように包囲
部材5と両被包囲部材6、7と環状段部32との軸方向
位置関係が設定されている。そして、この発明の実施の
形態1では、小径部33の軸方向長さL1が被包囲部材
5における圧入結合部の軸方向長さL2より両包囲部材
6、7との軸方向位置関係の最大調整代分だけ長く形成
されている。
に、前記小径部33に圧入結合された被包囲部材5と環
状段部32との間に所定の隙間が形成されるように包囲
部材5と両被包囲部材6、7と環状段部32との軸方向
位置関係が設定されている。そして、この発明の実施の
形態1では、小径部33の軸方向長さL1が被包囲部材
5における圧入結合部の軸方向長さL2より両包囲部材
6、7との軸方向位置関係の最大調整代分だけ長く形成
されている。
【0029】図2に戻り、前記トルク検出用コイル8
は、インピーダンス変化に基づいて入力軸2と出力軸3
との間に作用するトルクを検出するためのもので、被包
囲部材5の入力軸2側の面と軸方向に対面する状態でそ
の上面および内外周両側面を包囲する磁性材料からなる
ヨーク部材80を介してハウジング1側に固定されてい
て、該ヨーク部材80および被包囲部材5を磁路とする
磁界を発生させる。
は、インピーダンス変化に基づいて入力軸2と出力軸3
との間に作用するトルクを検出するためのもので、被包
囲部材5の入力軸2側の面と軸方向に対面する状態でそ
の上面および内外周両側面を包囲する磁性材料からなる
ヨーク部材80を介してハウジング1側に固定されてい
て、該ヨーク部材80および被包囲部材5を磁路とする
磁界を発生させる。
【0030】前記温度補償用コイル9は、前記トルク検
出用コイル8でトルクを検出する際に温度変化に基づく
検出値の変動を修正するためのもので、被包囲部材5の
出力軸3側の面と軸方向に対面する状態でその下面およ
び内外周両側面を包囲する磁性部材からなるヨーク部材
90を介してハウジング1側に固定されていて、該ヨー
ク部材90および被包囲部材5を磁路とする磁界を発生
させる。
出用コイル8でトルクを検出する際に温度変化に基づく
検出値の変動を修正するためのもので、被包囲部材5の
出力軸3側の面と軸方向に対面する状態でその下面およ
び内外周両側面を包囲する磁性部材からなるヨーク部材
90を介してハウジング1側に固定されていて、該ヨー
ク部材90および被包囲部材5を磁路とする磁界を発生
させる。
【0031】前記トルク検出側包囲部材6は、内周側を
入力軸2側に固定した状態で、前記被包囲部材5とトル
ク検出用コイル8との間に介装されている。そして、こ
のトルク検出側包囲部材6には、図示は省略したが、前
記被包囲部材5における切欠部51および非切欠部52
の数に対応し軸方向に貫通する窓部(切欠部)が円周方
向所定間隔のもとに複数(この発明の実施の形態1では
8個)形成されている。なお、各窓部の周方向幅が被包
囲部材5の非切欠部52と同一幅に形成されている。
入力軸2側に固定した状態で、前記被包囲部材5とトル
ク検出用コイル8との間に介装されている。そして、こ
のトルク検出側包囲部材6には、図示は省略したが、前
記被包囲部材5における切欠部51および非切欠部52
の数に対応し軸方向に貫通する窓部(切欠部)が円周方
向所定間隔のもとに複数(この発明の実施の形態1では
8個)形成されている。なお、各窓部の周方向幅が被包
囲部材5の非切欠部52と同一幅に形成されている。
【0032】即ち、トルク検出側包囲部材6の切欠部お
よび非切欠部と前記被包囲部材5の切欠部51および非
切欠部52との重なり具合の変化をインピーダンス変化
に基づいて検出することにより入力軸2と出力軸3との
間に発生するトルクを検出するためのものであり、この
ため、トルク検出側包囲部材6はアルミニウム等の導電
性かつ非磁性材料で形成されている。
よび非切欠部と前記被包囲部材5の切欠部51および非
切欠部52との重なり具合の変化をインピーダンス変化
に基づいて検出することにより入力軸2と出力軸3との
間に発生するトルクを検出するためのものであり、この
ため、トルク検出側包囲部材6はアルミニウム等の導電
性かつ非磁性材料で形成されている。
【0033】前記温度補償用包囲部材7はその内周側は
出力軸3側には固定されないフリーの状態で温度補償用
包囲部材7の外周に形成される外筒部73とトルク検出
側包囲部材6の外筒部63とが互いに軸方向に延長され
一体に連結することにより、トルク検出側包囲部材6と
一体に回動するように構成されている。
出力軸3側には固定されないフリーの状態で温度補償用
包囲部材7の外周に形成される外筒部73とトルク検出
側包囲部材6の外筒部63とが互いに軸方向に延長され
一体に連結することにより、トルク検出側包囲部材6と
一体に回動するように構成されている。
【0034】そして、図示を省略したが、トルク検出側
包囲部材6の窓部と温度補償側包囲部材7の窓部とが回
動角で22.5度ずれた状態に配置されると共に、入力
軸2側に回転力が加わっていないトルク値0の状態で、
トルク検出側包囲部材6の各窓部と温度補償側包囲部材
7の各窓部との間における各非切欠部の幅が被包囲部材
5の各非切欠部52の周方向幅と同一幅に形成された状
態となっており、この幅部分に被包囲部材5の各非切欠
部52が丁度軸方向に重なる状態に配置されている。
包囲部材6の窓部と温度補償側包囲部材7の窓部とが回
動角で22.5度ずれた状態に配置されると共に、入力
軸2側に回転力が加わっていないトルク値0の状態で、
トルク検出側包囲部材6の各窓部と温度補償側包囲部材
7の各窓部との間における各非切欠部の幅が被包囲部材
5の各非切欠部52の周方向幅と同一幅に形成された状
態となっており、この幅部分に被包囲部材5の各非切欠
部52が丁度軸方向に重なる状態に配置されている。
【0035】また、温度補償側包囲部材7は、各窓部の
軸心側がそれぞれ軸心穴と連通する切り欠き状に形成さ
れることにより、前記被包囲部材5が軸方向に通過可能
となっている。
軸心側がそれぞれ軸心穴と連通する切り欠き状に形成さ
れることにより、前記被包囲部材5が軸方向に通過可能
となっている。
【0036】次に、この発明の実施の形態の作用・効果
を説明する。この発明の実施の形態1のトルクセンサT
Sでは、上述のように構成されるため、トルク0の状態
では、トルク検出側包囲部材6および温度補償側包囲部
材7の非切欠部により、それぞれ磁界が完全に遮断され
た状態となっており、このため、トルク検出用コイル8
および温度補償用コイル9で検出されるインピーダンス
値の差は略0(トルク値0)となっている。
を説明する。この発明の実施の形態1のトルクセンサT
Sでは、上述のように構成されるため、トルク0の状態
では、トルク検出側包囲部材6および温度補償側包囲部
材7の非切欠部により、それぞれ磁界が完全に遮断され
た状態となっており、このため、トルク検出用コイル8
および温度補償用コイル9で検出されるインピーダンス
値の差は略0(トルク値0)となっている。
【0037】次に、トルク値0の状態から、入力軸2側
に回転力が作用すると、入力軸2の回転力がトーション
バー4を介して出力軸3側に伝達される際に、トルク量
に応じてトーションバー4が捻じれることで、被包囲部
材5とトルク検出側包囲部材6とが相対回動し、これに
より、被包囲部材5の各非切欠部がトルク検出側包囲部
材6の各窓部側と重なる方向に相対回動するため、相対
回動量に応じトルク検出用コイル8で検出されるインピ
ーダンス値が変化する一方、これとは逆に、被包囲部材
5の各非切欠部が温度補償側包囲部材7の各非切欠部と
重なる方向に相対回動するため、インピーダンス値の差
が略0を中心としてインピーダンス値が互いにプラスと
マイナスの逆方向に変化することになる。
に回転力が作用すると、入力軸2の回転力がトーション
バー4を介して出力軸3側に伝達される際に、トルク量
に応じてトーションバー4が捻じれることで、被包囲部
材5とトルク検出側包囲部材6とが相対回動し、これに
より、被包囲部材5の各非切欠部がトルク検出側包囲部
材6の各窓部側と重なる方向に相対回動するため、相対
回動量に応じトルク検出用コイル8で検出されるインピ
ーダンス値が変化する一方、これとは逆に、被包囲部材
5の各非切欠部が温度補償側包囲部材7の各非切欠部と
重なる方向に相対回動するため、インピーダンス値の差
が略0を中心としてインピーダンス値が互いにプラスと
マイナスの逆方向に変化することになる。
【0038】そこで、トルク検出用コイル8で検出され
るプラス方向のインピーダンス値と、温度補償用コイル
9で検出されたマイナス方向のインピーダンス値との差
分値を検出することにより、常に温度補償された状態の
トルク値を検出することができると共に、トルク検出用
コイル8と温度補償用コイル9でそれぞれ検出される両
インピーダンス値の差分値として大きな値が得られるた
め、トルク検出精度を高めることができる。
るプラス方向のインピーダンス値と、温度補償用コイル
9で検出されたマイナス方向のインピーダンス値との差
分値を検出することにより、常に温度補償された状態の
トルク値を検出することができると共に、トルク検出用
コイル8と温度補償用コイル9でそれぞれ検出される両
インピーダンス値の差分値として大きな値が得られるた
め、トルク検出精度を高めることができる。
【0039】また、この発明の実施の形態1では、前記
被包囲部材5が出力軸3の小径部33に対し軸方向に圧
入して結合させるようにしたことで、接着剤による場合
に比べ耐久性の面において信頼性が高くなると共に、ろ
う接、溶接等に比べ被包囲部材5や出力軸3に熱影響を
及ぼす虞がなく、従って、出力軸3に対する被包囲部材
5の結合精度を高めることができ、これにより、トルク
検出精度を高めることができるようになるという効果が
得られる。
被包囲部材5が出力軸3の小径部33に対し軸方向に圧
入して結合させるようにしたことで、接着剤による場合
に比べ耐久性の面において信頼性が高くなると共に、ろ
う接、溶接等に比べ被包囲部材5や出力軸3に熱影響を
及ぼす虞がなく、従って、出力軸3に対する被包囲部材
5の結合精度を高めることができ、これにより、トルク
検出精度を高めることができるようになるという効果が
得られる。
【0040】また、出力軸3と被包囲部材5との軸方向
の位置決めは非常に高い精度が要求されるが、被包囲部
材5と出力軸3とをセレーション結合状態で圧入結合す
るようにしたことで、圧入荷重を下げることができるよ
うになり、従って、軸方向の位置決めをしながらの圧入
荷重管理が容易になるため、出力軸3と被包囲部材5と
の軸方向の位置決め精度を向上できるようになる。
の位置決めは非常に高い精度が要求されるが、被包囲部
材5と出力軸3とをセレーション結合状態で圧入結合す
るようにしたことで、圧入荷重を下げることができるよ
うになり、従って、軸方向の位置決めをしながらの圧入
荷重管理が容易になるため、出力軸3と被包囲部材5と
の軸方向の位置決め精度を向上できるようになる。
【0041】また、前記被包囲部材5を焼結部材で構成
し、かつ出力軸3の小径部33との圧入結合面となる結
合穴50の内周面にセレーション50aを形成した構成
としたことで、被包囲部材5の焼結時にセレーション5
0aを一体的に形成することができ、これにより、セレ
ーション50aの加工工程を省略できるようになる。
し、かつ出力軸3の小径部33との圧入結合面となる結
合穴50の内周面にセレーション50aを形成した構成
としたことで、被包囲部材5の焼結時にセレーション5
0aを一体的に形成することができ、これにより、セレ
ーション50aの加工工程を省略できるようになる。
【0042】また、前記出力軸3の上端部に環状段部3
2を形成して小径部33を形成し、この小径部33の外
周に被包囲部材5を圧入結合するようにしたことで、被
包囲部材5も小径化することができるようになり、これ
により、トルクセンサTSの小型化が図れるようにな
る。
2を形成して小径部33を形成し、この小径部33の外
周に被包囲部材5を圧入結合するようにしたことで、被
包囲部材5も小径化することができるようになり、これ
により、トルクセンサTSの小型化が図れるようにな
る。
【0043】また、前記被包囲部材5は出力軸3に固定
されるのに対し、両包囲部材6、7は入力軸2側に固定
され、両コイル8、9はハウジング1側に固定される関
係で、前記出力軸3における小径部33と被包囲部材5
との軸方向位置決めには、非常に高い精度が要求される
ことになるため、被包囲部材5を出力軸3側において段
部等に突き当てることでは位置決めをすることができ
ず、このため、例えば、温度補償用コイル9と被包囲部
材5との間をセンサ等により計測しながら位置決めを行
うことになるが、この時、図4に示すように、小径部3
3に圧入結合された被包囲部材5と環状段部32との間
に所定の隙間が形成されるように両包囲部材6、7と被
包囲部材5と環状段部32との軸方向位置関係を設定し
ておくことにより、出力軸3と被包囲部材5との軸方向
相対位置を任意に設定することができるようになる。従
って、他の部分に組み付け誤差が生じた場合でも、出力
軸3の小径部33に対する被包囲部材5の軸方向結合位
置の調整により、両コイル8、9および両包囲部材6、
7と被包囲部材5との軸方向位置関係を最適状態に設定
することができるようになる。
されるのに対し、両包囲部材6、7は入力軸2側に固定
され、両コイル8、9はハウジング1側に固定される関
係で、前記出力軸3における小径部33と被包囲部材5
との軸方向位置決めには、非常に高い精度が要求される
ことになるため、被包囲部材5を出力軸3側において段
部等に突き当てることでは位置決めをすることができ
ず、このため、例えば、温度補償用コイル9と被包囲部
材5との間をセンサ等により計測しながら位置決めを行
うことになるが、この時、図4に示すように、小径部3
3に圧入結合された被包囲部材5と環状段部32との間
に所定の隙間が形成されるように両包囲部材6、7と被
包囲部材5と環状段部32との軸方向位置関係を設定し
ておくことにより、出力軸3と被包囲部材5との軸方向
相対位置を任意に設定することができるようになる。従
って、他の部分に組み付け誤差が生じた場合でも、出力
軸3の小径部33に対する被包囲部材5の軸方向結合位
置の調整により、両コイル8、9および両包囲部材6、
7と被包囲部材5との軸方向位置関係を最適状態に設定
することができるようになる。
【0044】さらに、前記小径部33の軸方向長さが被
包囲部材5における圧入結合部の軸方向長さより少なく
とも両包囲部材6、7との軸方向位置関係の最大調整代
分だけ長く形成しておくことにより、常に最大限の圧入
係合面積を確保できるようになる。
包囲部材5における圧入結合部の軸方向長さより少なく
とも両包囲部材6、7との軸方向位置関係の最大調整代
分だけ長く形成しておくことにより、常に最大限の圧入
係合面積を確保できるようになる。
【0045】次に、発明の他の実施の形態を説明する。
なお、この他の発明の実施の形態の説明に当たっては、
前記発明の実施の形態1と同様の構成部分は図示および
その説明を省略し、もしくは同一の符号を付してその説
明を省略し、相違点についてのみ説明する。
なお、この他の発明の実施の形態の説明に当たっては、
前記発明の実施の形態1と同様の構成部分は図示および
その説明を省略し、もしくは同一の符号を付してその説
明を省略し、相違点についてのみ説明する。
【0046】(発明の実施の形態2)この発明の実施の
形態2のトルクセンサTSは、図5の分解斜視図に示す
ように、セレーション50aに代え、前記被包囲部材5
における結合穴50の内周面には周方向等間隔のもとに
3つの軸方向溝50bが形成される一方、小径部33の
外周面には前記各軸方向溝50bと係合する軸方向突条
33aが形成されている点が前記発明の実施の形態1と
は相違したものである。従って、この発明の実施の形態
2では、出力軸3と被包囲部材5との相対回転を完全に
防止できるようになる。
形態2のトルクセンサTSは、図5の分解斜視図に示す
ように、セレーション50aに代え、前記被包囲部材5
における結合穴50の内周面には周方向等間隔のもとに
3つの軸方向溝50bが形成される一方、小径部33の
外周面には前記各軸方向溝50bと係合する軸方向突条
33aが形成されている点が前記発明の実施の形態1と
は相違したものである。従って、この発明の実施の形態
2では、出力軸3と被包囲部材5との相対回転を完全に
防止できるようになる。
【0047】以上発明の実施の形態を図面により説明し
たが、具体的な構成はこれらの発明の実施の形態に限ら
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
ける設計変更等があっても本発明に含まれる。例えば、
発明の実施の形態では、入力軸2側に包囲部材を設け、
出力軸3側に被包囲部材を設けたが、逆であってもよ
い。
たが、具体的な構成はこれらの発明の実施の形態に限ら
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
ける設計変更等があっても本発明に含まれる。例えば、
発明の実施の形態では、入力軸2側に包囲部材を設け、
出力軸3側に被包囲部材を設けたが、逆であってもよ
い。
【0048】また、発明の実施の形態2では、被包囲部
材51に軸方向溝50bを設け、出力軸3に軸方向突条
33aを設けたが、逆であってもよい。この場合、軸方
向溝による薄肉部が被包囲部材51に形成されないた
め、圧入時に軸方向溝周辺から被包囲部材51が割れる
のを防止できるようになる。
材51に軸方向溝50bを設け、出力軸3に軸方向突条
33aを設けたが、逆であってもよい。この場合、軸方
向溝による薄肉部が被包囲部材51に形成されないた
め、圧入時に軸方向溝周辺から被包囲部材51が割れる
のを防止できるようになる。
【0049】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明請求項1
記載のトルクセンサでは、前記被包囲部材が前記第1回
転軸に対し軸方向に圧入結合されている手段としたこと
で、接着剤による場合に比べ耐久性の面において信頼性
が高くなると共に、ろう接、溶接等に比べ被包囲部材や
第1回転軸に熱影響を及ぼす虞がなく、従って、第1回
転軸に対する被包囲部材の結合精度を高め、ひいてはト
ルク検出精度を高めることができるようになるという効
果が得られる。
記載のトルクセンサでは、前記被包囲部材が前記第1回
転軸に対し軸方向に圧入結合されている手段としたこと
で、接着剤による場合に比べ耐久性の面において信頼性
が高くなると共に、ろう接、溶接等に比べ被包囲部材や
第1回転軸に熱影響を及ぼす虞がなく、従って、第1回
転軸に対する被包囲部材の結合精度を高め、ひいてはト
ルク検出精度を高めることができるようになるという効
果が得られる。
【0050】請求項2記載のトルクセンサは、請求項1
記載のトルクセンサにおいて、前記被包囲部材と前記第
1回転軸とがセレーション結合状態で圧入結合されてい
る手段としたことで、単に圧入する場合に比べて圧入荷
重を下げることができ、これにより、軸方向の位置決め
をしながらの圧入荷重管理が容易になるため、第1回転
軸と被包囲部材との軸方向の位置決め精度も向上できる
ようになる。
記載のトルクセンサにおいて、前記被包囲部材と前記第
1回転軸とがセレーション結合状態で圧入結合されてい
る手段としたことで、単に圧入する場合に比べて圧入荷
重を下げることができ、これにより、軸方向の位置決め
をしながらの圧入荷重管理が容易になるため、第1回転
軸と被包囲部材との軸方向の位置決め精度も向上できる
ようになる。
【0051】請求項3記載のトルクセンサは、請求項2
記載のトルクセンサにおいて、前記被包囲部材が焼結部
材で構成されると共に、前記第1回転軸との圧入結合面
にはセレーションが形成されている手段としたことで、
被包囲部材の焼結時にセレーションを一体的に形成する
ことができ、これにより、セレーションの加工工程を省
略できるようになる。
記載のトルクセンサにおいて、前記被包囲部材が焼結部
材で構成されると共に、前記第1回転軸との圧入結合面
にはセレーションが形成されている手段としたことで、
被包囲部材の焼結時にセレーションを一体的に形成する
ことができ、これにより、セレーションの加工工程を省
略できるようになる。
【0052】請求項4記載のトルクセンサは、請求項1
記載のトルクセンサにおいて、前記被包囲部材と前記第
1回転軸との圧入結合部の一方には軸方向溝が形成さ
れ、他方には該軸方向溝に係合する軸方向突条が形成さ
れている手段としたことで、両者の相対回転を完全に防
止できるようになる。
記載のトルクセンサにおいて、前記被包囲部材と前記第
1回転軸との圧入結合部の一方には軸方向溝が形成さ
れ、他方には該軸方向溝に係合する軸方向突条が形成さ
れている手段としたことで、両者の相対回転を完全に防
止できるようになる。
【0053】請求項5記載のトルクセンサは、請求項1
〜4のいずれかに記載のトルクセンサにおいて、前記第
1回転軸における前記第2回転軸側端部に本体部との間
に環状段部を形成して前記被包囲部材を圧入結合するた
めの小径部が形成されることで、小径部に圧入結合され
る被包囲部材も小径化することができ、これにより、ト
ルクセンサの小型化が図れるようになる。また、前記第
1回転軸と被包囲部材との軸方向位置決めには非常に高
い精度が要求されるため、両者を段部等に突き当てるこ
とでは位置決めをすることができず、このため、両者間
をセンサ等により計測しながら位置決めを行うことにな
るが、この時、小径部に圧入結合された被包囲部材と環
状段部との間に所定の隙間が形成されるように包囲部材
と被包囲部材と環状段部との軸方向位置関係が設定され
ることで、第1回転軸と被包囲部材との軸方向相対位置
を任意に設定することができるようになる。
〜4のいずれかに記載のトルクセンサにおいて、前記第
1回転軸における前記第2回転軸側端部に本体部との間
に環状段部を形成して前記被包囲部材を圧入結合するた
めの小径部が形成されることで、小径部に圧入結合され
る被包囲部材も小径化することができ、これにより、ト
ルクセンサの小型化が図れるようになる。また、前記第
1回転軸と被包囲部材との軸方向位置決めには非常に高
い精度が要求されるため、両者を段部等に突き当てるこ
とでは位置決めをすることができず、このため、両者間
をセンサ等により計測しながら位置決めを行うことにな
るが、この時、小径部に圧入結合された被包囲部材と環
状段部との間に所定の隙間が形成されるように包囲部材
と被包囲部材と環状段部との軸方向位置関係が設定され
ることで、第1回転軸と被包囲部材との軸方向相対位置
を任意に設定することができるようになる。
【0054】請求項6記載のトルクセンサは、請求項5
記載のトルクセンサにおいて、前記小径部の軸方向長さ
が前記被包囲部材における圧入結合部の軸方向長さより
少なくとも前記包囲部材との軸方向位置関係の最大調整
代分だけ長く形成されている手段としたことで、常に最
大限の圧入係合面積を確保できるようになる。
記載のトルクセンサにおいて、前記小径部の軸方向長さ
が前記被包囲部材における圧入結合部の軸方向長さより
少なくとも前記包囲部材との軸方向位置関係の最大調整
代分だけ長く形成されている手段としたことで、常に最
大限の圧入係合面積を確保できるようになる。
【図1】発明の実施の形態1のトルクセンサが適用され
た電動パワーステアリング装置を示す全体概略図であ
る。
た電動パワーステアリング装置を示す全体概略図であ
る。
【図2】発明の実施の形態1のトルクセンサを示す縦断
面図である。
面図である。
【図3】発明の実施の形態1のトルクセンサにおける被
包囲部材および出力軸を示す分解斜視図である。
包囲部材および出力軸を示す分解斜視図である。
【図4】発明の実施の形態1のトルクセンサにおける被
包囲部材部分を示す要部拡大断面図である。
包囲部材部分を示す要部拡大断面図である。
【図5】発明の実施の形態2のトルクセンサにおける被
包囲部材および出力軸を示す分解斜視図である。
包囲部材および出力軸を示す分解斜視図である。
B バッテリ
ECU コントロールユニット
G 減速ギヤ
Rラック
M 電動モータ
P ピニオン
S 回転軸
SW ステアリングホイール
TL 左前輪
TR 右前輪
TS トルクセンサ
1 ハウジング
110 上部ハウジング
120 中央ハウジング
130 下部ハウジング
1a ベアリング
1b ベアリング
1c ベアリング
2 入力軸(第2回転軸)
2a 軸心穴
3 出力軸(第1回転軸)
3a 軸心穴
31 本体部
32 環状段部
33 小径部
33a 軸方向突条
4 トーションバー(弾性体)
5 被包囲部材
50 結合部
50a セレーション
50b 軸方向溝
51 切欠部
52 被切欠部
53 非磁性材料
6 トルク検出側包囲部材
63 外筒部
7 温度補償側包囲部材
73 外筒部
8 トルク検出用コイル(検出コイル)
80 ヨーク部材
9 温度補償用コイル(検出コイル)
90 ヨーク部材
10 出力軸側ウォームホイール
11 モータ軸側ウォーム
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 山中 公平
神奈川県厚木市恩名1370番地 ユニシアジ
ェーケーシーステアリングシステム株式会
社内
Fターム(参考) 3D033 CA28 DB05
Claims (6)
- 【請求項1】 第1回転軸と第2回転軸との間に介装さ
れた弾性体と、 前記第1回転軸側に固定されていて少なくとも軸方向一
側面に円周方向所定間隔のもとに切欠部が複数形成され
た磁性材料よりなる被包囲部材と、 該被包囲部材における切欠部が形成された側面と軸方向
に対向する状態で前記第2回転軸側に固定されていて前
記被包囲部材における切欠部に対応し軸方向に貫通する
切欠部が円周方向所定間隔のもとに複数形成された導電
性かつ非磁性材料よりなる包囲部材と、 該包囲部材側に軸方向に対向する状態で設けられていて
前記被包囲部材の切欠部および非切欠部と包囲部材の切
欠部との重なり具合の変化をインピーダンス変化に基づ
いて検出することにより前記第1回転軸と第2回転軸と
の間に発生するトルクを検出する検出コイルと、 該検出コイルを包囲する磁性材料からなるヨーク部材
と、を備えたトルクセンサにおいて、 前記被包囲部材が前記第1回転軸に対し軸方向に圧入結
合されていることを特徴とするトルクセンサ。 - 【請求項2】 前記被包囲部材と前記第1回転軸とがセ
レーション結合状態で圧入結合されていることを特徴と
する請求項1に記載のトルクセンサ。 - 【請求項3】 前記被包囲部材が焼結部材で構成される
と共に、前記第1回転軸との圧入結合面にはセレーショ
ンが形成されていることを特徴とする請求項2に記載の
トルクセンサ。 - 【請求項4】 前記被包囲部材と前記第1回転軸との圧
入結合部の一方には軸方向溝が形成され、他方には該軸
方向溝に係合する軸方向突条が形成されていることを特
徴とする請求項1に記載のトルクセンサ。 - 【請求項5】 前記第1回転軸における前記第2回転軸
側端部に本体部との間に環状段部を形成して前記被包囲
部材を圧入結合するための小径部が形成され、該小径部
に圧入結合された前記被包囲部材と前記環状段部との間
に所定の隙間が形成されるように前記包囲部材と被包囲
部材と環状段部との軸方向位置関係が設定されているこ
とを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のトルク
センサ。 - 【請求項6】 前記小径部の軸方向長さが前記被包囲部
材における圧入結合部の軸方向長さより少なくとも前記
包囲部材との軸方向位置関係の最大調整代分だけ長く形
成されていることを特徴とする請求項5に記載のトルク
センサ。
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---|---|---|---|
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JP2001381985A JP2003185510A (ja) | 2001-12-14 | 2001-12-14 | トルクセンサ |
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Publication Number | Publication Date |
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- 2001-12-14 JP JP2001381985A patent/JP2003185510A/ja active Pending
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