JP2003185410A - プレーナー型導波路デバイス及びシステムに対して光学的に整列させるために、複数の多軸動作ステージを較正し及び整列させるための方法 - Google Patents

プレーナー型導波路デバイス及びシステムに対して光学的に整列させるために、複数の多軸動作ステージを較正し及び整列させるための方法

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JP2003185410A JP2002271396A JP2002271396A JP2003185410A JP 2003185410 A JP2003185410 A JP 2003185410A JP 2002271396 A JP2002271396 A JP 2002271396A JP 2002271396 A JP2002271396 A JP 2002271396A JP 2003185410 A JP2003185410 A JP 2003185410A
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    • G01B11/26Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring angles or tapers; for testing the alignment of axes
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Abstract

(57)【要約】 【課題】位置決めステージとファイバセンサを高精度で
整列させるための手段を提供する。 【解決手段】光を検出して光学装置に結合するための光
学システム、及び、システムのアライメントをとってシ
ステムを較正するための方法である。システムは、位置
決めステージ(706,712)とファイバセンサ(708,602,610)
を備える。ファイバセンサは、様々な形態をとる較正部
品(714)及び他のセンサ(620,622)の位置を検出するため
に使用される。検出されたこれらの位置から、センサま
たは位置決めステージの整列不良を計算して修正するこ
とができる。ファイバセンサは、システムを較正するた
めに使用される。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、一般的に、集積化
光デバイスなどの電子部品や光学部品の組立及び試験分
野に関し、より詳しくは、試験又は組立システムの整列
配置方法に関する。 【0002】 【従来の技術】集積化光デバイスなどのデバイスの組立
や試験には、部品の正確な整列配置が必要である。例え
ば、光学チップ部品に対し光ファイバを結合させる組立
工程は、目下のところ1ミクロン以下の範囲内での機械
的な位置決めが必要である。しかしながら、チップ配置
装置の機械的再現性や試験及び組立ステーションへの光
学チップの手動装填は、1ミクロンを大きく超えるもの
である。かくして、嵌合ファイバに対するチップ嵌合端
の位置がせいぜい数ミクロンの精度であることは既知の
ことである。従って、部品の相対位置に十分な精度を与
えるために追加のステップを施さねばならない。 【0003】1つの手法は、部品の手動による位置決め
と併せた顕微鏡の使用である。この方法は、訓練され熟
練したオペレータを必要とする。これは、高価で人為的
なミスを被る。 【0004】別の手法は、画像処理ソフトウェア及び位
置決め装置のコンピュータ制御と組み合わせた映像顕微
鏡の使用である。この種の装置は高価で比較的遅く、測
定精度は数ミクロンが限界である。 【0005】これらの手法に用いられる装置は、組立及
び試験プロセスを遂行するのに必要な他の処理装置の邪
魔になりがちである。 【0006】他の手法は、光源と目標物のエッジを検出
する光センサの使用である。検出器に達する光の量は、
目標物が光源とセンサ間の光路を遮るので少なくなる。
この手法の精度は、検出器の大きさと検出できる光強度
の精度によって制約を受ける。光源への入力電流からセ
ンサの出力電流への転換効率における変動がシステムに
変動をもたらすが、それがこの種のデバイスの精度に制
約をもたらす。Mastenの米国特許第5,187,
375号には、この課題を緩和する目的をもった2つの
検出器を備えるエッジ検出装置の記載がある。しかしな
がら、この種のシステムでは、第1にセンサが外光と光
源からの光に応答するという理由から、また第2に検出
器の大きさが必要なサブミクロン精度に比し大であると
いう理由から精度に限界がある。Mastenの検出器
にあっては、センサは光源よりも遥かに大であり、10
0ミル(0.1インチ)の長さを有する。 【0007】さらに他の手法として、レーザ干渉計を用
いるものがあり、この場合には、送光単色光と反射単色
光の間の位相差が位置の割り出しに用いられる。この手
法は、複雑な装置を必要とし、非常に高価である。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】従って、位置決めステ
ージとファイバセンサを高精度で整列配置する方法に対
する未解決の要求が当該技術分野に存在するのである。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は、一般的に、光
を検出して、光デバイスに光を結合するための光学シス
テムと、システムを整列配置し、及び較正するための方
法に関するものである。本システムは、位置決めステー
ジ(または位置決め段。以下同じ)とファイバセンサを
含む。ファイバセンサは、種々の構成における較正部品
の位置すなわち基準位置を検出するのに用いられる。こ
れらの検出位置から、センサや位置決めステージのいか
なる位置合わせ不良も計算することができ、かつ、修正
することができる。 【0010】 【発明の実施の形態】本発明の特徴と信ずる新規な特徴
は、特許請求の範囲に記載されている。しかしながら、
本発明自体、並びに好適な使用態様、本発明の他の目的
ならびに利点は、添付図面と共に例示的実施形態につい
ての下記の詳細な説明を参照することで最も良く理解さ
れよう。本発明には多数の異なる形態の実施形態の余地
があるが、本明細書及び図面における開示を本発明原理
の例示として考慮し、本発明を図示し説明した特定の実
施形態に限定する意図のないことを了解した上で、1以
上の特定の実施形態を図面に示し、詳細に説明する。以
下では、いくつかの図面において同一または同様の部分
すなわち対応する部分には、同じ参照符号を用いて説明
している。 【0011】本発明は、一般に、光をプレーナー型また
は非プレーナー型導波管(または導波路。以下同じ)デ
バイスに結合させるために使用することができる試験及
び組立システムの全てステージ軸及びセンサを較正し及
び整列配置させるためのプロセスに関するものである。
本プロセスには多数のステップが存在し、それぞれを十
分詳しく説明する。例示的な実施形態を下記に詳細に説
明する。装置は、2つの5軸自動運動制御ステージセッ
トと少なくとも1つの運動軸を備えるデバイス配設ステ
ージセットを含む。プレーナー型光導波管デバイスを試
験する際、デバイスの一方の側に光を送り、他方の側で
受光する。光を送る5軸位置決めステージは、送光ステ
ージ或いはTXステージと呼ばれる。光を受ける5軸位
置決めステージは、受光ステージ或いはRXステージと
呼ばれる。デバイスを担持するステージは中央ステージ
と呼ばれるが、これは、それが一般的には、送光ステー
ジと受光ステージの間にあるからである。一般に、中央
ステージは単一の方向に可動であり、その方向をX方向
と表わす。下記の説明ではX方向を水平に選ぶが、これ
は要件ではなく、本発明はこれには限定されない。送光
ステージと受光ステージは、X,Y,Zで表わされる3
つの直交する方向に可動である。それらは、Y軸周りの
回動(ヨー)とZ軸周りの回動(ロール)も可能であ
る。さらに、それらはX軸周りの回動(ピッチ)も可能
である。各ステージは、コンピュータにより制御され
る。2つの5軸ステージそれぞれが、レーザ光源に結合
した送光ファイバセンサすなわちブロードキャストファ
イバ(broadcast fiber)センサを有する。ファイバアレ
イが、2つの5軸ステージのそれぞれに取り付けられ
る。5軸ステージのファイバアレイのうち一方は、それ
に結合された単一の送光レーザを有するが、他方の5軸
ステージファイバアレイの各ファイバは受光側であり、
パワー(電力)センサに接続される。本発明は、3つの
ステージのセットとファイバアレイを整列(位置合わ
せ)させるための方法を提供する。本発明はまた、プレ
ーナー型または非プレーナー型光導波管に光を結合させ
る方法を提供する。 【0012】図1は、中央ステージ706と送光ステー
ジ712からなる例示的なシステムを示す。明快にする
ため、中央ステージの他方の側にある、送光ステージに
対向配置される受光ステージは図示していない。図1を
参照するに、検出対象エッジを有する目標物702が保
持器704内に配置されており、この保持器は、中央
(目標物位置決め)ステージ706に取り付けられてい
る。中央(目標物位置決め)ステージ706の長さ方向
に沿った保持器704の位置は、リニアサーボモータや
他の適切な調節手段により調整することができる。エッ
ジ検出デバイスすなわちセンサ708は位置決め基台7
10に取り付けられており、この基台は、送光ステージ
712上に取り付けられている。好適な実施形態では、
エッジ検出デバイスは、レーザ光源に結合した送光光フ
ァイバ(または送光用光ファイバ。以下同じ)と光パワ
ー検出器に結合した受光光ファイバ(または、受光用光
ファイバ。以下同じ)を含む。2つのファイバは、送光
光ファイバからの光が受光光ファイバにより受光される
よう同軸対向させて整列配置される。他の実施形態で
は、互いに平行な一対の送光光ファイバが、対応する一
対の受光光ファイバとともに用いられる。送光ステージ
に対する保持器710の位置は、リニアサーボモータに
よって中央ステージ706に垂直な方向に可変すること
ができる。エッジ検出器較正基準714は保持器704
に対し既知の位置に取り付けられ、エッジ検出器の較正
に用いられる。基準714は、位置決めステージの較正
に使用することができ、これによりステージと検出器の
相対位置がわかる。方向すなわち軸X,Y,Zは、図中
に示してある。位置決めステージはまた、試験対象デバ
イスに結合することのできる試験部品または組立部品7
16を支持する。 【0013】ステージの取り付け 本プロセスの最初のステップは、位置決めステージを機
械精度の範囲内で取り付けることである。初期アライメ
ント(初期整列)及び較正のために、基準714がセン
サ708の近傍に位置決めされる。 【0014】軸アライメント 次のステップは、ステージ軸間の誤った関係を修正する
ことである。送光、中央及び受光の各ステージセット
は、そのステージセットの動きに関連する基本的な直交
軸セットを有する。しかしながら、最初に取り付けたと
きは、角度などにおけるそれらの平行度は非常に低い場
合がある。これを修正するために、受光X軸と送光X軸
が中央ステージの動きに対して修正される。これを行な
うために、先ず中央ステージと他の一方のステージにつ
いて検討する。図2A,2Bは、それぞれ、上から見た
システムの概略図を示す。システムは、中央ステージ2
02と送光ステージ204と受光ステージ206を含
む。図2Aは、送光ステージ(図の右に図示)のX軸に
おけるミスアライメント(位置合わせ不良)を誇張して
示している。図2Bは、修正後の配置状態を示す。 【0015】図3の(A)を参照する。中央ステージ2
02がある公称開始位置からポイントxへX方向に移
動させられ、その箇所においてそれに取り付けられた基
準302が受光ステージ206のファイバセンサ304
によりアクセス可能となる。この移動は、手動または自
動操作により行なうことができる。送光ステージのファ
イバセンサは、交差ポイントz(x)を計測しなが
ら、その基準へ向けてZ方向へ移動させられる。図3の
(B)に示すように、中央ステージと受光ステージの両
ステージは、新たな位置xへ向けX方向に数ミリメー
トル移動させられ、同じ物理的ポイントがファイバセン
サを用いてZ方向において再度計測される。新たな計測
値は、z(x)である。これにより、2つのX軸間の
傾斜度が下記の式で求められる。 【0016】 【数1】 【0017】この角度は、全ての並進を通じて伝搬さ
れ、角度的な不整列(ミスアライメント)を修正する。
2つのX位置に関わるZ距離のどんなオフセットも、そ
れらの2つの軸間にオフセット角度を生じる。この場
合、不整列は修正され、本プロセスは対向するステージ
セットを用いて繰り返される。 【0018】ファイバアレイのヨー計測 この時点で、任意のステージのX方向沿いのどんな運動
も平行となる。しかしながら、ファイバアレイを、ステ
ージの取り付け精度よりも精度良く取り付け具内に配置
することはできない。検討中の方向は、Y軸の周りに回
転する角度軸であるヨーである。これは、他の2つの角
度軸であるピッチやロールと同じく、図4に図示してあ
る。基本的な5軸システムは、X,Y,Z,ヨー及びロ
ールを有する。 【0019】ファイバアレイの角度オフセットは、ヨー
軸の周りにタレット全体を回動させることで修正され
る。図5を参照するに、ファイバアレイ506のエッジ
がX方向に対して平行に位置するように、タレット50
2は枢支点504を中心として回転する。ファイバセン
サは、508として図示してある。これは、下記のよう
にしてなされる。対向するステージセット、例えば、例
えば受光ステージのファイバセンサは、それが送光軸に
よりアクセスできるよう位置決めされる。ファイバアレ
イは中へ動かされ、ガラスの先端部が検出され、位置z
(x)が得られる。次に、送光軸がある長さに亙って
X方向にシフトされ、ファイバアレイ上の別のポイント
が同じ固定センサを用いて計測されて、位置z(x
が得られる。これにより、ファイバアレイの先端部が位
置するステージの運動軸に対する、その先端部の角度オ
フセットの角度が得られる。この角度は、下式により与
えられる。 【0020】 【数2】 【0021】この量はタレットのヨー軸に対する修正と
して適用され、続いて再計測される。この手順は、z
(x)=z(x)となるまで必要に応じて繰り返す
ことができる。対向するステージ上の他のアレイに対し
て同じプロセスを行う。エッジ検出器が一対の送光光フ
ァイバと一対の受光光ファイバを含む場合、センサ位置
決めステージをX方向に再配置することなく、X方向の
2つの計測を行なうことができる。一般に、光ファイバ
の複数の対を用いることは、ヨーに関する補償に有効で
ある。 【0022】Z方向におけるサブミクロン較正:エッジ
配置 このプロセスは、各軸からの基準の物理的計測と対向す
る軸上のファイバアレイの位置の計測を組み合わせ、フ
ァイバアレイ自身のファイバセンサに対するファイバア
レイの位置についてサブミクロンの知識をもたらす。こ
の計測により、別のエッジに対するZ軸沿いの位置決め
が1ミクロンを上回る精度で可能となる。先ずヨー較正
を行なうことが好ましく、さもなくばこの距離の計測結
果が変わることになろう。これは、この距離が任意に配
向したZ軸の上の直線(最短ルート)の長さの投影であ
るからである。 【0023】基準をアクセス可能な位置に戻すと、基準
のエッジは単一のファイバセンサ両側で検出されなけれ
ばならない。図6(A)は、行なった計測を示す。受光
ファイバセンサ(RX FS)602が、受光センサに最も
近い基準606の側面まで距離604と基準606の反
対側までの距離608の計測に用いられる。送光ファイ
バセンサ(TX FS)610は、基準606の送光側まで
の距離612の計測に用いられる。図6(A)に示すよ
うに、基準の反対側についてなされた計測は、Z軸にお
けるグローバルな基準ポイントを考慮したものである。
これは、送光ファイバセンサから受光ファイバセンサへ
の絶対的な基準を考慮したことになる。 【0024】次に、各側のファイバアレイが、図6
(B)に示すように、対向するファイバセンサにより計
測される。これは、同じファイバセンサに関するファイ
バアレイの先端位置についての知識を考慮して行われ
る。受光ファイバセンサ602は送光ファイバアレイ6
20の位置計測に用いられ、送光ファイバセンサ610
は受光ファイバアレイ622の位置計測に用いられる。 【0025】加えて、図7に示すように、各ファイバア
レイの後端が見出される。図7のグラフ703は、ファ
イバセンサからの出力をセンサがファイバアレイ704
を横切る際の位置の関数として示すものである。 【0026】この計測値は、装荷前のファイバアレイの
高さについてのマイクロメータを用いた物理的な計測値
と組み合わされ、ファイバ端の位置を非常に正確な表す
ものとなる。これは、2つのエッジ間のZ方向の距離が
研磨面のZ軸上への投影を与えるという事実を見越すこ
とによって達成され、これにより、研磨角度がZ/Yの
逆正接(すなわち、アークタンジェント(Z/Y))に
等しいことが明らかになる。Yは、±10ミクロンまた
は0.1%以下の精度で計測することができる。これに
より、角度の正確な計測が可能となる(これは、製造業
者によって0.5度以内で規定される)。従って、公称
8度の角度は0.1%以内の精度である。ファイバは、
既知の高さ(1マイクロメートルより小さい)を有する
V字形溝ブロック上に配置される。ファイバセンサの第
2のエッジを用いて、そのエッジからファイバのコア端
部までの距離を正確に知ることができる。これは、ファ
イバ同士、及びファイバとデバイスとの整列配置にとっ
て重要である。 【0027】X方向におけるサブミクロン較正:ファイ
バ配置 このプロセスは、X軸に沿ったファイバアレイ内のファ
イバの位置を求めるものである。基本的な原理は、Z軸
較正の原理と同じである。センサ対間の関連情報(また
は相対情報)を参照するために用いられる、2つのファ
イバセンサ間のXに関するグローバルな基準ポイントが
必要となる。 【0028】最初に、基準位置は再計測されるが、今回
は、X方向において、基準位置の同一のZ位置に出来る
限り近くで計測される。これは、基準の延長エッジ(延
長端部)を検出することによってなされるが、そのエッ
ジは、鋭利なエッジに研磨されるのが好ましい。先ず、
1つのファイバセンサが基準の中央部へ移動させること
によって配置され、次に、X方向へ移動され、続いてこ
の操作を他のファイバセンサについて繰り返す。このエ
ッジは、2つのセンサを互いに結びつけるグローバル基
準を表す。 【0029】次に、受光ファイバセンサが、送光ファイ
バアレイ内のファイバ位置を検出するのに用いられる。
図8は、この操作から収集された情報の表示を含む、こ
のプロセスの概略図である。少しの処理を加えることに
よって、送光光ファイバの位置を、X方向において1ミ
クロンを上回る精度で求めることができる。 【0030】これと同じ基本的な手順が、多数のファイ
バを考慮した若干異なる処理アルゴリズムを用いて受光
ファイバアレイについて実施される。 【0031】次に、ファイバ同士の整列配置が実行され
るが、これによって、最終的な較正パラメータYが得ら
れる。全ての角度がこの時点で修正され、Z軸とX軸を
1ミクロンを上回る精度で知ることができるため、光路
は、エッジ間が100ミクロン以内の近接領域に存在す
るようになる。この場合、1つの軸のY方向における走
査によって、ファイバ間の最適化のための開始ポイント
が得られる。 【0032】最適化が行なわれ、Z方向の距離は低減さ
れ、最適化が繰り返され、Z方向においてより近い位置
に移動される。約1ミクロンの距離の範囲内へ確実に移
動するまで、これは繰り返される。この距離は、安定性
と再現性のため好ましくは1ミクロン未満がよい。各角
度ならびに直線寸法における損失関数の形状により、ス
ループットを、この距離において、0.05dB未満に
変えることができる。このステップには、ファイバ端の
真の位置の計算を含めることができる。これは、ファイ
バアレイに関する情報を(アレイ装填の時点で)保存す
ることでなされる。例えば、高さが、上記得られた情報
から研磨角度を算出するのに用いられる。次のデータ
は、V字形ブロックを含むガラスアレイの下側部分の高
さである。この値に対して角度が適用され、ファイバの
Z方向の深さが三角法による計算を用いて求められる。 【0033】コア間の精度は、挿入損失か又は各計測ス
テップ内の伝搬誤差のRSSのいずれかで評価すること
ができる。これらの手法はそれぞれ、0.05dBの挿
入損失のばらつきによって束縛される。これは、全体の
偏差が0.05dB未満である場合、Z方向におけるコ
アの不整列及び不正確さが、デルタ(x−y)の物理的
制約により制限されることを意味する。 【0034】調整は分離可能なものとして扱ったが、組
み合わせて行なうこともできる。 【0035】ロール較正 次に、システムの光学的較正を行なう。これは、2つの
ガラスファイバアレイを結合すること、及び、各チャン
ネルにおけるパワー(電力)を計測することを伴う。し
かしながら、ロールの自由度を最初に修正しなければな
らない。送光ファイバアレイが単一チャンネルデバイス
であるのに対し、受光ファイバアレイは多チャネルデバ
イスである。従って、受光光ファイバは、Z軸の周りの
角度変位回転に対して感度がより大きい。ロールを修正
するために、2つのファイバアレイが約100ミクロン
以内に互いに近接して配置される。次に、パワー最適化
ルーチンが受光チャンネルについて実行される。次に、
送光単一ファイバアレイが、受光ファイバアレイの最後
のチャンネルへ移動させられ、ロール軸が最適化され
る。しかしながら、これは元の最適化に変動を生じさせ
る。何故なら、ファイバチャンネルのうちの一つの周り
にガラスを回動(回転)させるのに十分な機械公差を維
持することはできないからである。反復的な手順であ
る、ロール軸におけるゆっくりした移動、最初のチャン
ネルの再最適化、及び他のチャンネルにおけるローリン
グ(rolling)を実行することができる。数回の繰り返
しで、それらは所定の精度の範囲内で同じとなる。 【0036】ヨー較正 実験的なヨー運動をファイバ較正に続いて行うことがで
きる。この後に、基準の2つのX位置とZ位置がわか
る。これから、図9のアームの長さ(アーム長)sを求
めることができる。アーム長sは、下式で与えられる。 【0037】 【数3】 【0038】ここで、xとzはそれぞれX方向とZ方向
における位置の変化であリ、rはヨー運動の枢支点から
の基準の距離であり、θは動きの角度(ラジアン)であ
る。直線距離による弧長の近似は、小角度についてのみ
良好であり、それ故、動きは0.1度以下でなければな
らない。例えば、122mmのアーム長は、約213ミ
クロンのx値と0.19ミクロンのz値と約213ミク
ロンの弧長値(yは1パーセントの10分の1未満であ
って無視できる)をもたらす。近似の精度は、122m
mに対して100万分の1(1ppm)、実際にはΔ=1.
269×10 %よりも良好である。これは、ヨーに
適用される角変位を修正して、試験対象デバイスの平行
度を修正できるようにするには十分である。 【0039】デバイス−プレーナー型導波管回路の十分
な整列 ロールを除き、各プロセスは各ステージ軸を用いて実行
される。ここでは、一例として一方の側を詳細に説明す
る。 【0040】試験対象デバイスの配置 先ず、試験対象デバイスの大まかな位置が、ファイバセ
ンサを用いて決められる。これは、エッジ検出を用いて
なされる。 【0041】次に、その取り付け具内に配置された試験
対象デバイスのヨーを求めなければならない。これは入
力ファイバアレイを回動させ、試験対象デバイスのエッ
ジに出来る限り平行に近接させるためである。これは、
2つのZ方向の深さが、計算されて適用された角度を有
する、異なるX位置において計測される点で、ファイバ
アレイについて前記したヨー較正と同様である。 【0042】一旦、試験対象デバイスのヨー修正が適用
されると、必須であるX方向及びZ方向の並進(または
X変換及びZ変換)が(これまでに実行した較正を保存
すべく)全てのさらなる動きに対して適用される。次
に、試験対象デバイスに取り掛かる。最初に、試験対象
デバイスの先端が検出され、次に、Xの正方向または負
方向の一方のエッジが検出される。ファイバセンサが完
全に遮られて戻されるX方向のエッジから、試験対象デ
バイスをX方向に横断して、デバイス内の導波管の位置
が検出される。 【0043】これに対する主要な動機付けは、単一の入
力が存在しないということであり、(どの入力が使用さ
れるかに応じて)多数組の出力が存在しうるということ
にある。特定の試験対象デバイスについてのデバイスマ
ップ(これは、コンピュータ上に電子的な形式で保存す
ることができる)は、任意の「開通チャンネル(スルー
チャンネル)」を含むだけでなく、入力数(均等である
か副尺付きであるかに関係なく)や入力間隔の指定も行
なう。この情報は、導波管が試験対象デバイスにとって
実用的なチャンネルであるか否かを判定するのに用いる
ことができる。同じことは、出力についても言える。 【0044】全ての導波管がマッピングされると、試験
対象デバイスに対する整列配置を開始することができ
る。チャネル選択は、自動的に設定する(例えば、先ず
チャンネルPへ行き、正しい通過帯でない場合は、チャ
ンネルQへ行く)か、またはシステムのユーザが手動設
定することができる。例えば、デバイスは、デバイスマ
ップのチャンネルに対応する5つの有効な導波管チャン
ネルを有することができる。ユーザは次に、最初に計測
する入力チャンネル及び出力チャンネルを選択すること
ができる。 【0045】選択を自動的に実行した場合、手動制御機
能を設けることもできる。 【0046】入力導波管が選択されると、これがセット
の出力を決定する。X,Y,Zの予備的整列配置が行な
われる。Y計測値は、この時点では近似値である。次の
ステップは、第1の光である。 【0047】試験対象デバイスの導波管は真っすぐで
も、彎曲していても、屈曲していてもよい。センサ位置
決めステージは、一般に幾つかの自由度をもって可動で
あり、そのため、試験対象デバイスの任意の面からの光
を結合するように移動させられることができる。加え
て、導波管はプレーナー型である必要はない。本発明の
エッジ検出方法は非プレーナー型導波管についても使用
できるが、それは導波管の位置をファイバセンサとファ
イバアレイを用いて割り出すことができるからである。 【0048】システムの性能は、計測または試験に用い
る光の波長に依存するであろう。従って、システムは、
異なる波長の光を用いることができるのが好ましい。光
の波長は、手動によりまたは自動で選択することができ
る。 【0049】方法の概要 図10は、光学システムの整列配置方法を表わすフロー
チャートである。システムは、X方向に可動の位置決め
ステージを配設したデバイスと、位置決めステージを配
設したデバイスに取り付けられた目標物と、X方向とZ
方向にそれぞれ可動の1以上のセンサ位置決めステージ
を含む。各センサ位置決めステージは、それに取り付け
られた光学的エッジ検出器を有する。図10を参照する
に、本方法はブロック10から開始して以下のように進
行する。ブロック12において、各センサ位置決めステ
ージについて、X方向の第1のX位置にセンサ位置決め
ステージの光学的エッジ検出器を位置決めし、ブロック
14において、センサ位置決めステージをして光学的エ
ッジ検出器をZ方向に移動させて、目標物のエッジの第
1のZ位置を検出し、ブロック16において、センサ位
置決めステージをして光学的エッジ検出器をX方向に距
離xだけ第2のX位置へ移動させ、ブロック18におい
て、デバイス位置決めステージをして目標物をX方向に
距離xだけ移動させ、ブロック20おいて、センサ位置
決めステージをして光学的エッジ検出器をZ方向へ移動
させ、目標物のエッジの第2のZ位置を検出し、ブロッ
ク22において第1のZ位置と第2のZ位置と距離xに
従ってセンサ位置決めステージのX方向と目標物のエッ
ジの間の角度(または、センサ位置決めステージと目標
物のエッジのX方向間の角度)を求める。そして、プロ
セスは、ブロック24で終了する。目標物のエッジとセ
ンサ位置決め軸との間の角度θは、下記の如く計算され
る。 【0050】 【数4】 【0051】ただし、x,xは前記第1のX位置と
第2のX位置をそれぞれ表わし、z(x),z
(x)は前記第1のZ位置と第2のZ位置をそれぞれ
表わす。 【0052】目標物は、中央位置決めステージすなわち
試験対象デバイスに取り付けられた基準とすることがで
きる。 【0053】図11は、回動を用いた光学システムの他
の整列配置方法を表わすフローチャートである。システ
ムは、X方向及びX方向に直交するZ方向に可動の第1
のセンサ位置決めステージと、第1のセンサ位置決めス
テージに取り付けられた光学的エッジ検出器と、X方向
とZ方向に直交するY方向に回動可能な第2のセンサ位
置決めステージと、第1のセンサ位置決めステージに取
り付けられた目標物を含む。本方法は、開始ブロック3
0から始まって以下のように進行する。ブロック32に
おいて、第1の光学的エッジ検出器をX方向において第
1のX位置に位置決めし、ブロック34において、第1
のセンサ位置決めステージをして光学的エッジ検出器を
Z方向に移動させて、目標物のエッジの第1のZ位置を
検出し、ブロック36において、第1の位置決めステー
ジをして光学的エッジ検出器をX方向において距離xだ
け第2のX位置へ向けて移動させ、ブロック38におい
て、第1のセンサ位置決めステージをして光学的エッジ
検出器をZ方向に移動させて、目標物のエッジの第2の
Z位置を検出し、ブロック40において、第1のZ位置
と第2のZ位置と距離xとに従って第1のセンサ位置決
めステージのX方向と目標物のエッジの間の角度(また
は、第1のセンサ位置決めステージと目標物のエッジの
X方向間の角度)を求め、ブロック42において、第1
のセンサ位置決めステージのX方向と目標物のエッジと
の間の角度(または、第1のセンサ位置決めステージと
目標物のエッジのX方向間の角度)に従って、第2のセ
ンサ位置決めステージをY方向周りに回動させる。そし
て、この方法は、ブロック44で終了する。 【0054】図12は、光学システムのZ方向の較正方
法を表わすフローチャートである。システムは、X方向
に可動の位置決めステージを配設したデバイスと、位置
決めステージを配設したデバイスに取り付けられた目標
物と、X方向及びX方向にほぼ直交するZ方向にそれぞ
れ可動の2以上のセンサ位置決めステージを含む。各セ
ンサ位置決めステージは、それに取り付けられた光学的
エッジ検出器を有する。本方法は、開始ブロック60か
ら始まって以下のように進行する。ブロック62におい
て、センサ位置決めステージの一つの光学的エッジ検出
器をX方向のX位置に位置決めし、ブロック64におい
て、センサ位置決めステージをして光学的エッジ検出器
をZ方向に移動させて目標物のエッジの第1のZ位置を
検出する。さらに、ブロック66において、各追加のセ
ンサ位置決めステージについて、追加のセンサ位置決め
ステージの光学的エッジ検出器をX方向のX位置に位置
決めし、ブロック68において、その追加のセンサ位置
決めステージをしてその追加のセンサ位置決めステージ
の光学的エッジ検出器をZ方向へ移動させて、目標物の
エッジの第2のZ位置を検出する。追加のセンサ位置決
めステージの光学的エッジ検出器は、ブロック70にお
いて較正され、これにより第2のZ位置が第1のZ位置
に一致するようになる。本方法は、ブロック72で終了
する。 【0055】図13は、X方向における光学システムの
較正方法を表わすフローチャートである。システムは、
X方向に可動の位置決めステージを配設したデバイス
と、位置決めステージを配設したデバイスに取り付けら
れた目標物と、X方向とこのX方向にほぼ直交するZ方
向にそれぞれ可動の2以上のセンサ位置決めステージを
含む。各センサ位置決めステージは、それに取り付けら
れた光学的エッジ検出器を有する。本方法は、開始ブロ
ック80から始まって以下のように進行する。ブロック
82において、第1のセンサ位置決めステージの光学的
エッジ検出器を、Z方向にほぼ平行な目標物のエッジ上
のZ位置にZ方向において位置決めし、ブロック84に
おいて、第1のセンサ位置決めステージをして光学的エ
ッジ検出器をX方向に移動させて、Z方向にほぼ平行な
目標物のエッジの第1のX位置を検出する。さらに、ブ
ロック86において、各追加のセンサ位置決めステージ
について、追加のセンサ位置決めステージの光学的エッ
ジ検出器を、Z方向にほぼ平行な目標物のエッジ上のZ
位置にZ方向において位置決めし、ブロック88におい
て、追加のセンサ位置決めステージをしてこの追加のセ
ンサ位置決めステージの光学的エッジ検出器をX方向に
移動させて、Z方向にほぼ平行な目標物のエッジの第2
のX位置を検出する。追加のセンサ位置決めステージの
エッジ検出器がブロック90において較正され、これに
より第2のX位置が第1のX位置に一致するようにな
る。全ての追加のエッジ検出器が較正されると、本方法
は、ブロック92で終了する。 【0056】図14は光学システムを整列配置する方法
を表わすフローチャートである。光学システムは、互い
に直交するX,Y,Z方向に可動な第1のセンサ位置決
めステージを含む。第1のセンサ位置決めステージは、
それに取り付けられた送光光ファイバを有する。光学シ
ステムはまた、ファイバアレイを保持する第2のセンサ
位置決めステージを含む。ファイバアレイは、Y方向に
ほぼ平行な面を有し、この面で終端する2以上の受光光
ファイバを含む。本方法は、開始ブロック100で始ま
って以下のように進行する。ブロック102において、
光を送光光ファイバから送り出し、ブロック104にお
いて、受光光ファイバの一つを介して受光した光を検出
する。次に、ブロック106において、送光光ファイバ
と受光光ファイバの相対的な位置を、X方向とY方向に
おいて調整し、検出光のパワーが最大になる位置を見つ
ける。光(のパワー)が最大になる位置は、受光光ファ
イバの位置の割り出しに用いられる。次に、プロセス
は、ブロック108と110において、1以上の追加の
受光光ファイバに対して繰り返される。ブロック112
では、第1及び第2の受光光ファイバの位置を用いて、
Z方向周りのファイバアレイの角度位置が割り出され
る。ファイバアレイを保持する位置決めステージがZ方
向の周りに可動である場合は、ブロック114において
第2のセンサ位置決めステージをZ方向の周りに回動さ
せることでZ方向周りのファイバアレイの角度位置が調
整される。 【0057】図15は、光学システムを整列配置し較正
する方法を表わすフローチャートである。システムは、
目標物と、直交するX,Y,Z方向にそれぞれ可動の1
以上のセンサ位置決めステージとを支持するX方向に可
動の位置決めステージを配設したデバイスを含む。各セ
ンサ位置決めステージは、光学的エッジ検出器とそれに
取り付けられたファイバアレイを有する。本方法は、開
始ブロック120から始まって以下のように進行する。
ブロック122において、デバイス位置決めステージの
X方向に平行となるよう各センサ位置決めステージのX
方向を整列配置し、ブロック124において、対応する
センサ位置決めステージをY方向に回動させて各ファイ
バアレイの回動を調整し、ブロック126において、Z
方向に回動させることでファイバアレイの少なくとも一
つの回動を調整する。システムが整列配置されると、シ
ステムを較正できるようになる。較正は、ブロック12
8において、各センサ位置決めステージをZ方向におい
て較正し、さらに、各センサ位置決めステージをX方向
において較正することで進められる。次に、センサ位置
決めステージの一つにおける受光光ファイバの位置が、
ブロック130において検出される。ブロック132に
おいて、ファイバアレイ内の追加の受光光ファイバの位
置も割り出される。測定された位置とファイバアレイの
既知のパターンの知識から、ロール角度の不整列が計算
され、ブロック134において位置決めステージをZ方
向の周りに回動させることによってその不整列が除去さ
れる。 【0058】図16は、試験対象デバイスに対して光学
システムを整列配置する方法を表わすフローチャートで
ある。システムは、試験対象デバイスを支持するX方向
に可動の位置決めステージを配設したデバイスを含む。
システムはまた、直交するX,Y,Z方向にそれぞれ可
動の1以上のセンサ位置決めステージを含み、各センサ
位置決めステージは、光学的エッジ検出器とそれに取り
付けられたファイバアレイを有する。本方法は、開始ブ
ロック140から始まって以下のように進行する。ブロ
ック142において、試験対象デバイスのエッジ位置を
突きとめ、ブロック144において、少なくとも2つの
異なるX位置で試験対象デバイスのエッジのZ位置を計
測することにより、試験対象デバイスのY方向周りの回
動を割り出し、ブロック146において、試験対象デバ
イスのエッジと平行になるようファイバアレイを回動さ
せる。次に、ブロック148において、1以上のセンサ
位置決めステージの方向に対しX−Y変換が施され、こ
れにより位置決めステージは試験対象デバイスのエッジ
を追跡できるようになる。ブロック150では、試験対
象デバイス内の導波管の位置が、ファイバアレイを用い
て試験対象デバイスの面をX方向とY方向に走査するこ
とで検出される。ブロック152では、デバイスの実際
のテストが遂行され、任意選択的に、デバイスがブロッ
ク154において組み立てられる。プロセスは、ブロッ
ク156で終了する。 【0059】好適な実施形態を参照して、本発明を具体
的に図示し説明したが、本発明の思想及び範囲から逸脱
することなく、形態ならびに細部における様々な変更が
可能であることが当業者には理解されよう。 【0060】以下においては、本発明の種々の構成要件
の組み合わせからなる例示的な実施態様を示す。 1.光学システムの整列方法において、前記光学システ
ムがX方向に可動の位置決めステージ(706)を配設
したデバイスと、位置決めステージ(706)を配設し
たデバイスに取り付けられた目標物(702)と、それ
ぞれX方向及び該X方向にほぼ垂直なZ方向に可動であ
って、それぞれ光学的エッジ検出器(708)が取り付
けられた1以上のセンサ位置決めステージ(712)と
を備えており、1以上のセンサ位置決めステージの各セ
ンサ位置決めステージに対して以下のステップを含むこ
とからなる、方法。センサ位置決めステージ(712)
の光学的エッジ検出器(708)をX方向において第1
のX位置に配置するステップ。センサ位置決めステージ
(712)をして光学的エッジ検出器(708)をZ方
向に移動させて、目標物(702)のエッジの第1のZ
位置を検出するステップ。センサ位置決めステージ(7
12)をして光学的エッジ検出器(708)をX方向に
距離xだけ第2のX位置へ移動させるステップ。デバイ
ス位置決めステージ(706)をして目標物(702)
をX方向に距離xだけ移動させるステップ。センサ位置
決めステージ(712)をして光学的エッジ検出器(7
08)をZ軸方向に移動させ、目標物(702)のエッ
ジの第2のZ位置を検出するステップ。前記第1のZ位
置、第2のZ位置、及び距離xに従って、センサ位置決
めステージ(712)のX方向と目標物(702)のエ
ッジとの間の角度を決定するステップ。 2.光学システムを整列させるための方法であって、前
記システムは、X方向及び該X方向に垂直なZ方向に可
動の第1のセンサ位置決めステージと、前記第1のセン
サ位置決めステージに取り付けられた光学的エッジ検出
器と、X方向及びZ方向に直交するY方向の周りに回動
可能な第2のセンサ位置決めステージと、前記第1の位
置決めステージに取り付けられた目標物とを備えてお
り、前記光学的エッジ検出器をX方向において第1のX
位置に配置するステップと、前記第1のセンサ位置決め
ステージをして前記光学的エッジ検出器をZ方向に移動
させて、目標物のエッジの第1のZ位置を検出するステ
ップと、前記第1の位置決めステージをして前記光学的
エッジ検出器をX方向に距離xだけ第2のX位置へ移動
させるステップと、前記第2のセンサ位置決めステージ
をして目標物をX方向において距離xだけ移動させるス
テップと、前記第1のセンサ位置決めステージをして前
記光学的エッジ検出器をZ方向へ移動させて、目標物の
エッジの第2のZ位置を検出するステップと、前記第1
のZ位置、第2のZ位置、及び距離xに従って、前記第
1のセンサ位置決めステージのX方向と目標物のエッジ
との間の角度を決定するステップと、前記第1のセンサ
位置決めステージのX方向と目標物のエッジとの間の角
度に従って、前記第2のセンサ位置決めステージをY方
向のまわりに回動させるステップを含む、方法。 3.光学システムを較正するための方法において、前記
光学システムが、X方向に可動の位置決めステージを配
設したデバイスと、位置決めステージを配設した前記デ
バイスに取り付けられた目標物と、それぞれがX方向と
該X方向にほぼ垂直なZ方向に可動で、かつ、それぞれ
に光学的エッジ検出器が取り付けられている複数のセン
サ位置決めステージのうちの第1のセンサ位置決めステ
ージとを備えており、前記第1のセンサ位置決めステー
ジの前記光学的エッジ検出器をX方向においてX位置に
位置決めするステップと、前記第1のセンサ位置決めス
テージをして前記光学的エッジ検出器をZ方向へ移動さ
せて、目標物のエッジの第1のZ位置を検出するステッ
プと、前記複数のセンサ位置決めステージのうちの他の
各センサ位置決めステージについて、前記他のセンサ位
置決めステージの光学的エッジ検出器をX方向において
X位置に位置決めするステップと、前記他のセンサ位置
決めステージをして該他のセンサ位置決めステージの光
学的エッジ検出器をZ方向に移動させて、目標物のエッ
ジの第2のZ位置を検出するステップと、前記他のセン
サ位置決めステージのエッジ検出器を較正して、前記第
2のZ位置を前記第1のZ位置に一致させるステップを
含む、方法。 4.光学システムを較正するための方法であって、前記
システムが、X方向に可動の位置決めステージ(20
2)を配設したデバイスと、位置決めステージ(20
2)を配設した前記デバイスに取り付けられた目標物
(606)と、それぞれがX方向及び該X方向にほぼ直
交するZ方向へ可動で、かつ、それぞれに光学的エッジ
検出器(602,610)が取り付けられた複数のセン
サ位置決めステージ(204,206)のうちの第1の
センサ位置決めステージ(206)とを備えており、前
記第1のセンサ位置決めステージ(206)の前記光学
的エッジ検出器(602)を、Z方向において、Z方向
にほぼ平行な目標物(606)のエッジ上のZ位置に位
置決めするステップと、前記第1のセンサ位置決めステ
ージ(206)をして前記光学的エッジ検出器(60
2)をX方向に移動させて、Z方向にほぼ平行な目標物
(606)のエッジの第1のX位置を検出するステップ
と、前記複数のセンサ位置決めステージのうちの他の各
センサ位置決めステージについて、前記他のセンサ位置
決めステージ(204)の光学的エッジ検出器(61
0)を、Z方向において、Z方向にほぼ平行な目標物
(606)のエッジ上のZ位置に位置決めするステップ
と、前記他のセンサ位置決めステージ(204)をして
該他のセンサ位置決めステージの光学的エッジ検出器
(610)をX方向に移動させて、Z方向にほぼ平行な
目標物(606)のエッジの第2のX位置を検出するス
テップと、前記他のセンサ位置決めステージの光学的エ
ッジ検出器(610)を較正して、前記第2のX位置を
前記第1のX位置に一致させるステップを含む、方法。 5.光学システムを整列させるための方法であって、前
記システムが、第1のセンサ位置決めステージ(20
4)と第2の位置決めステージ(206)を備え、前記
第1のセンサ位置決めステージは、直交するX,Y,Z
方向に可動であって、送光光ファイバ(620)が取り
付けられており、前記第2の位置決めステージは、X方
向とY方向にほぼ平坦な面を有するファイバアレイ(6
22)を有し、この面で終端される受光光ファイバを含
んでおり、前記送光光ファイバ(620)から光が伝送
されるようにするステップと、前記受光光ファイバ(6
22)を介して受光した光を検出するステップと、前記
送光光ファイバと前記受光光ファイバの相対位置をX方
向とY方向において調整して検出光が最大となるように
するステップを含む、方法。 6.光学システムを整列させるための方法であって、前
記システムが、第1のセンサ位置決めステージ(20
4)と第2のセンサ位置決めステージ(206)を備
え、前記第1のセンサ位置決めステージは、直交する
X,Y,Z方向に可動で、かつ送光光ファイバ(62
0)が取り付けられており、前記第2のセンサ位置決め
ステージは、Y方向にほぼ平行な面を有するファイバア
レイ(622)を有し、かつ、前記平行な面で終端され
る2以上の受光光ファイバを含んでおり、前記送光光フ
ァイバ(620)から光を送り出すステップと、前記2
以上の光ファイバのうちの第1の受光光ファイバを介し
て受光した光を検出するステップと、前記送光光ファイ
バ(620)と前記第1の受光光ファイバの相対位置を
X方向とY方向において調整して、検出光を最大化し、
それによって前記第1の受光光ファイバの位置を決定す
るステップと、前記2以上の光ファイバのうちの第2の
受光光ファイバを介して受光した光を検出するステップ
と、前記送光光ファイバ(620)と前記第2の光ファ
イバの相対位置をX方向とY方向において調整して、検
出光を最大化し、それによって前記第2の受光光ファイ
バの位置を決定するステップと、前記第1及び第2の受
光光ファイバの位置からZ方向のまわりのファイバアレ
イの角度位置を求めるステップを含む、方法。 7.光学システムを整列させるための方法であって、前
記システムが、X方向に可動の位置決めステージ(20
2)を配設したデバイスと、位置決めステージを配設し
た前記デバイスに取り付けられた目標物と、それぞれが
直交するX,Y,Z方向に可動で、かつ、それぞれに光
学的エッジ検出器(610,602)及びファイバアレ
イ(620,622)が取り付けられた1以上のセンサ
位置決めステージ(204,206)とを備えており、
各センサ位置決めステージ(204,206)のX方向
を前記デバイス位置決めステージ(202)のX方向に
平行に整列させるステップと、対応するセンサ位置決め
ステージ(204,206)をY方向の周りに回動させ
ることによって、各ファイバアレイ(620,622)
の回動を調整するステップと、Z方向に回動させること
によって、ファイバアレイ(620,622)の少なく
とも一つの回動を調整するステップと、各センサ位置決
めステージ(204,206)をZ方向において較正す
るステップと、各センサ位置決めステージ(204,2
06)をX方向において較正するステップを含む、方
法。 8.光学システムを試験対象デバイスに整列させるため
の方法であって、前記システムが、X方向に可動の位置
決めステージ(706)を配設したデバイスと、位置決
めステージ(706)を配設した前記デバイスにより支
持される試験対象デバイス(702)と、1以上のセン
サ位置決めステージ(712)であって、各々が、直交
するX,Y,Z方向に可動であり、かつ、各々に、光学
的エッジ検出器(708)及びファイバアレイ(62
0,622)が取り付けられている1以上のセンサ位置
決めステージとを備えており、前記試験対象デバイス
(702)のエッジを配置する(またはそのエッジの位
置を決定する)ステップと、前記試験対象デバイスのエ
ッジのZ位置を少なくとも2つの異なるX位置にて計測
することによって、前記試験対象デバイス(702)の
Y方向の周りの回動を決定するステップと、前記試験対
象デバイス(702)のエッジに平行になるように前記
ファイバアレイ(622)を回動させるステップと、前
記1以上のセンサ位置決めステージ(712)の方向に
対しX−Y変換を施すステップと、前記試験対象デバイ
ス(702)の面を前記ファイバアレイ(620,62
2)を用いてX方向とY方向に走査して、前記試験対象
デバイス内の導波管位置を検出するステップを含む、方
法。 9.光学デバイスを検出するためのシステムであって、
X方向に可動で試験対象デバイスを支持可能な位置決め
ステージ(202)を配設するデバイスと、直交する
X,Y,Z方向に可動な第1のセンサ位置決めステージ
(204)と、直交するX,Y,Z方向に可動な第2の
センサ位置決めステージ(206)と、前記第1のセン
サ位置決めステージ(204)に取り付けられた第1の
光学的エッジ検出器(610)と、前記第2のセンサ位
置決めステージ(206)に取り付けられた第2の光学
的エッジ検出器(602)を備える、システム。 10.光学システムを整列させるための方法において、
前記システムが、X方向及びこのX方向に直交するZ方
向に可動の第1のセンサ位置決めステージ(204)
と、前記第1のセンサ位置決めステージに取り付けられ
た光学的エッジ検出器(610)と、X方向及びZ方向
に直交するY方向に回動可能な第2のセンサ位置決めス
テージ(206)と、前記第1のセンサ位置決めステー
ジ(204)に取り付けられた目標物とを備えており、
前記第1の光学的エッジ検出器(610)をX方向の所
定位置に位置決めするステップと、前記第1のセンサ位
置決めステージ(204)をして前記光学的エッジ検出
器(610)をZ方向に移動させるステップと、前記光
学的エッジ検出器(610)の第1のファイバセンサの
X位置にて目標物のエッジの第1のZ位置を検出するス
テップと、前記光学的エッジ検出器(610)の第2の
ファイバセンサのX位置にて目標物のエッジの第2のZ
位置を検出するステップであって、前記第1及び第2の
ファイバセンサがX方向に距離xだけ離れていることか
らなる、ステップと、前記第1のZ位置、第2のZ位
置、及び距離xに従って、前記第1のセンサ位置決めス
テージ(204)のX方向と目標物のエッジとの間の角
度を決定するステップと、前記第1のセンサ位置決めス
テージ(204)のX方向と目標物のエッジとの間の角
度に従い、前記第2のセンサ位置決めステージ(20
6)をY方向の周りに回動させるステップを含む、方
法。 【0061】本発明は、光を検出して光学装置に結合す
るための光学システム、及び、システムのアライメント
をとってシステムを較正するための方法に関する。シス
テムは、位置決めステージ(706,712)とファイバセンサ
(708,602,610)を備える。ファイバセンサは、様々な形
態をとる較正部品(714)及び他のセンサ(620,622)の位置
を検出するために使用される。検出されたこれらの位置
から、センサまたは位置決めステージの整列不良を計算
して修正することができる。ファイバセンサは、システ
ムを較正するために使用される。 【0062】 【発明の効果】本発明によれば、位置決めステージとフ
ァイバセンサを高精度で整列させることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による光学システムを表わす図である。 【図2A】本発明の一態様による軸整列の様子を示す概
略図である。 【図2B】本発明の一態様による軸整列の様子を示す概
略図である。 【図3】本発明の一態様による他の軸整列の様子を示す
概略図である。 【図4】本発明の説明で使用した回動に用いる表記を説
明する図である。 【図5】本発明の一態様によるファイバアレイ整列の様
子を示す概略図である。 【図6】(A)は、本発明の一態様によるZ方向基準の
較正を示す概略図であり、(B)は本発明の一態様によ
るZ方向のファイバアレイの較正を示す概略図である。 【図7】本発明の一態様によるファイバアレイのエッジ
検出の様子を示す概略図である。 【図8】本発明の一態様によるファイバセンサの検出の
様子を示す概略図である。 【図9】本発明の説明で使用したヨー回動に用いる表記
を説明する図である。 【図10】本発明の一態様によるX軸整列のための方法
を表わすフローチャートである。 【図11】本発明の一態様によるヨー整列のための方法
を表わすフローチャートである。 【図12】本発明の一態様によるZ方向の較正のための
方法を表わすフローチャートである。 【図13】本発明の一態様によるX方向の較正のための
方法を表わすフローチャートである。 【図14】本発明の一態様によるファイバアレイのロー
ル整列のための方法を表わすフローチャートである。 【図15】本発明による光学システムの整列ならびに較
正のための方法を表わすフローチャートである。 【図16】本発明による、試験対象デバイスに対する光
学システムの整列のための方法を表わすフローチャート
である。 【符合の説明】 606 基準 620 送光光ファイバ 622 受光光ファイバ 702 試験対象デバイス 706 位置決めステージ 708 光学的エッジ検出器 712 センサ位置決めステージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウィリアム・ピー・ケネディ アメリカ合衆国コロラド州80538,ラブラ ンド,パインクリフ・アベニュー・3577 (72)発明者 ジョン・バーナード・メドベリー アメリカ合衆国コロラド州80550,ウイン ザー,ケノシャ・コート・618 (72)発明者 デイビッド・ワシュバーン アメリカ合衆国コロラド州80525,フォー トコリンズ,サン・ルイス・ストリート・ 3107 (72)発明者 ベンノ・グゲンハイマー アメリカ合衆国コロラド州80521,フォー トコリンズ,パーク・ストリート・608 (72)発明者 ジェイムス・ディー・アダムス アメリカ合衆国コロラド州80303,ボウル ダー,シャドウ・クリーク・ドライブ・ナ ンバー306・2962 Fターム(参考) 2F065 AA01 AA12 AA20 AA31 BB05 CC17 CC21 DD03 DD06 FF23 FF61 GG04 HH15 JJ01 LL02 LL03 MM23 MM24 MM25 PP04 PP12 QQ28 TT02 TT08 5F088 BA16 JA14

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】光学システムの整列方法において、 前記光学システムがX方向に可動の位置決めステージ
    (706)を配設したデバイスと、位置決めステージ
    (706)を配設したデバイスに取り付けられた目標物
    (702)と、それぞれX方向及び該X方向にほぼ垂直
    なZ方向に可動であって、それぞれ光学的エッジ検出器
    (708)が取り付けられた1以上のセンサ位置決めス
    テージ(712)とを備えており、 1以上のセンサ位置決めステージの各センサ位置決めス
    テージに対して以下のステップを含むことからなる、方
    法。センサ位置決めステージ(712)の光学的エッジ
    検出器(708)をX方向において第1のX位置に配置
    するステップ。センサ位置決めステージ(712)をし
    て光学的エッジ検出器(708)をZ方向に移動させ
    て、目標物(702)のエッジの第1のZ位置を検出す
    るステップ。センサ位置決めステージ(712)をして
    光学的エッジ検出器(708)をX方向に距離xだけ第
    2のX位置へ移動させるステップ。デバイス位置決めス
    テージ(706)をして目標物(702)をX方向に距
    離xだけ移動させるステップ。センサ位置決めステージ
    (712)をして光学的エッジ検出器(708)をZ軸
    方向に移動させ、目標物(702)のエッジの第2のZ
    位置を検出するステップ。前記第1のZ位置、第2のZ
    位置、及び距離xに従って、センサ位置決めステージ
    (712)のX方向と目標物(702)のエッジとの間
    の角度を決定するステップ。
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