JP2003185385A - 熱交換器の継手構造 - Google Patents

熱交換器の継手構造

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JP2003185385A
JP2003185385A JP2001389687A JP2001389687A JP2003185385A JP 2003185385 A JP2003185385 A JP 2003185385A JP 2001389687 A JP2001389687 A JP 2001389687A JP 2001389687 A JP2001389687 A JP 2001389687A JP 2003185385 A JP2003185385 A JP 2003185385A
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heat exchanger
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aluminum
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Eiichi Torigoe
栄一 鳥越
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Denso Corp
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    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/02Header boxes; End plates
    • F28F9/0246Arrangements for connecting header boxes with flow lines
    • F28F9/0251Massive connectors, e.g. blocks; Plate-like connectors
    • F28F9/0253Massive connectors, e.g. blocks; Plate-like connectors with multiple channels, e.g. with combined inflow and outflow channels
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/001Casings in the form of plate-like arrangements; Frames enclosing a heat exchange core
    • F28F9/002Casings in the form of plate-like arrangements; Frames enclosing a heat exchange core with fastening means for other structures
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/02Header boxes; End plates
    • F28F9/0246Arrangements for connecting header boxes with flow lines

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ろー付け後に少なくとも2分割構造の継手部
材を組み付けることで、ろー付けの加熱時間の短縮と軽
量化とを可能とした熱交換器の継手構造を実現する。 【解決手段】 フィン、チューブ、タンクを含む熱交換
ユニット1に、隣接して冷媒の入口パイプ14と出口パ
イプ15とを設け、入口パイプ14と出口パイプ15と
を継手部材20を用いて相互に固定した熱交換器の継手
構造であって、継手部材20として、少なくとも2分割
されており、それぞれが入口パイプ14と出口パイプ1
5との外形形状に近似した複数の切り欠き部21a、2
2aを有する第1、第2ブロック材21、22からな
り、熱交換ユニット1のろー付け後に、入口パイプ14
と出口パイプ15との外周を複数の切り欠き部21a、
22aにより囲むようにして、第1ブロック材21と第
2ブロック材22とを組み付けるようにした。これによ
り、ろー付けの加熱時間の短縮ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空調装置な
どに用いられる熱交換器の継手に関するものであり、詳
しくは例えば膨張弁などの他の部材と固定されるととも
に、熱交換ユニットの入口部および出口部に組み付けら
れる継手部材の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の熱交換器として、例えば
特開平6−331297号公報で開示されているものが
知られている。この公報では、チューブとフィンとを交
互に複数段に積層して熱交換部を形成し、チューブに熱
交換媒体を流出入するタンクをチューブの構成部材と異
なるタンク形成用部材で構成し、積層方向の最外側にタ
ンクに連通する熱交換媒体の出入口部を設け、この出入
口部に膨張弁を接続するための継手部材を一体に設けら
れている。
【0003】また、出入口部および継手部材が熱交換部
の側面側に設けられている。これらのうちで継手部材
は、熱交換媒体を流出入させる出入口部を有するととも
に、ブロック型膨張弁を固定するための螺子部を有し、
形状が厚肉のブロック状に形成されている。
【0004】また、これらの材料について記載がない
が、上述の構成部品を一体に構成するために、アルミニ
ウムなどのクラッド材を用いてろー付けなどの接合方法
で製造されるのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、軽量化、高性能
化のために熱交換器を構成する構成部品の薄肉化が要求
され、それぞれの部品の熱容量が減少しろー付けの加熱
時間が短縮されている。ところが、継手部材は螺子部の
強度を維持するための強度部材であるために、上記公報
のように他の部品と一体にろー付けをすると、熱容量が
大きいためにろー付けの加熱時間の短縮ができない問題
がある。
【0006】また、アルミニウムなどで形成された継手
部材は、加熱することにより加熱軟化が生ずるため、強
度を維持するためにはこれ以上の薄肉化が困難となり軽
量化を図ることが困難である。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記点に鑑みた
ものであり、ろー付け後に少なくとも2分割構造の継手
部材を組み付けることで、ろー付けの加熱時間の短縮と
軽量化とを可能とした熱交換器の継手構造を提供するも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1ないし請求項8に記載の技術的手段を採用
する。すなわち、請求項1に記載の発明では、フィン、
チューブ、タンクを含む熱交換ユニット(1)に、隣接
して並列させた熱媒体の入口部(14)と出口部(1
5)とを設け、入口部(14)と出口部(15)とを継
手部材(20)を用いて相互に固定した熱交換器の継手
構造であって、継手部材(20)は、少なくとも2分割
されており、それぞれが入口部(14)と出口部(1
5)との外形形状に近似した複数の切り欠き部(21
a、22a)を有する第1、第2ブロック材(21、2
2)からなり、熱交換ユニット(1)のろー付け後に、
入口部(14)と出口部(15)との外周を複数の切り
欠き部(21a、22a)により囲むようにして、第1
ブロック材(21)と第2ブロック材(22)とが組み
付けられたことを特徴としている。
【0009】請求項1に記載の発明によれば、少なくと
も2分割した第1、第2ブロック材(21、22)から
なり、ろー付け後に組み付けるようにしたことにより、
例えば、厚肉のブロック状の第1、第2ブロック材(2
1、22)のときには、熱容量の大きい第1、第2ブロ
ック材(21、22)なしでろう付けができるため、ろ
ー付けの加熱時間が短縮できる。
【0010】また、第1、第2ブロック材(21、2
2)を加熱させなくても良いため、従来、第1、第2ブ
ロック材(21、22)の強度を加熱軟化を見込んだ厚
肉の部材としていたが、この見込みが不要となるため、
従来よりも薄肉にできる。これにより、熱交換器の軽量
化が図れる。
【0011】請求項2に記載の発明では、継手部材(2
0)は、第1、第2ブロック材(21、22)の少なく
とも一方に締結部(23)が設けられており、第1、第
2ブロック材(21、22)の組み付け後に、他の部材
が締結部(23)に固定されることを特徴としている。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、他の部材
が締結部(23)に固定されることにより、入口部(1
4)と出口部(15)とが相互に固定できる。これによ
り、入口部(14)および出口部(15)のろー付けの
強度が確保される。
【0013】請求項3に記載の発明では、継手部材(2
0)は、第1、第2ブロック材(21、22)の外周面
を略一致させるようにして組み付けることを特徴として
いる。
【0014】請求項3に記載の発明によれば、外周部に
段差がなきように組み付けることにより、例えば熱交換
器を空調ユニット内に配設させるときに、入口部(1
4)および出口部(15)の近傍からの風漏れを防止す
るための気密が容易にできる。
【0015】請求項4に記載の発明では、入口部(1
4)と出口部(15)の外周に第1、第2ブロック材
(21、22)が嵌合される第1嵌合部(14a、15
a)が設けられ、第1、第2ブロック材(21、22)
は、第1嵌合部(14a、15a)に嵌め合うことによ
り仮組み付けされることを特徴としている。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、入口部
(14)と出口部(15)の外周と第1、第2ブロック
材(21、22)とが第1嵌合部(14a、15a)に
嵌め合うことにより、第1嵌合部(14a、15a)が
気密となるため上述の風漏れが生じない。
【0017】また、第1、第2ブロック材(21、2
2)を仮組み付けすることにより、締結部(23)に他
の部材を組み付けるときに作業性が向上する。
【0018】請求項5に記載の発明では、第1、第2ブ
ロック材(21、22)には、互いに合わさる合わせ面
に第2嵌合部(21b、22b)が設けられ、第1、第
2ブロック材(21、22)は、第2嵌合部(21b、
22b)に嵌め合うことにより仮組み付けられたことを
特徴としている。
【0019】請求項5に記載の発明によれば、合せ面に
第2嵌合部(21b、22b)を設け、この第2嵌合部
(21b、22b)に嵌め合うことにより、上記請求項
4と同じ効果を奏する。
【0020】請求項6に記載の発明では、第1、第2ブ
ロック材(21、22)は、一方がアルミニウムまたは
アルミニウム合金のいずれかの材料からなり、他方がア
ルミニウムおよびアルミニウム合金以外の材料からなる
ことを特徴としている。
【0021】請求項6に記載の発明によれば、例えば他
方をアルミニウムまたはアルミニウム合金よりも軽い樹
脂材などで、第1、第2ブロック材(21、22)を形
成させると熱交換器の軽量化が図れる。
【0022】請求項7に記載の発明では、第1、第2ブ
ロック材(21、22)は、一方に締結部(23)を有
し、アルミニウムまたはアルミニウム合金のいずれかの
材料からなり、他方がアルミニウムおよびアルミニウム
合金以外の材料からなることを特徴としている。
【0023】請求項7に記載の発明によれば、例えば締
結部(23)の有無によって2つに分割し、締結部(2
3)がない方にアルミニウムまたはアルミニウム合金よ
りも軽い樹脂材などで形成させると熱交換器の軽量化が
図れる。
【0024】請求項8に記載の発明では、第1、第2ブ
ロック材(21、22)は、マグネシウムを含む高強度
部材からなることを特徴としている。
【0025】請求項8に記載の発明によれば、マグネシ
ウムなどの高強度部材を用いることで薄肉化ができ軽量
化が図れる。
【0026】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
車両用空調装置に搭載されるアルミニウム製蒸発器に適
用した第1実施形態を図1ないし図5に基づいて説明す
る。まず、図1および図2はアルミニウム製蒸発器1の
全体構成を示した図である。
【0028】アルミニウム製蒸発器1は、車両用空調装
置の冷凍サイクルの蒸発器として使用されるもので、車
室内に吹き出す空気通路を形成する空調ユニット(図示
せず)内に配設されて、空調ユニット内を流れる空気を
冷却する熱交換器である。
【0029】図1に示すように、熱交換ユニットを構成
するアルミニウム製蒸発器1は、第1コア部9と、この
第1コア部9よりも空気流れ方向の上流側に配設された
第2コア部10と、第1コア部9の一端部に接合される
入口タンク5と、第2コア部10の一端部に接合される
出口タンク6と、第1、第2コア部9、10の他端部に
配設される中間タンク7と、第1コア部9および第2コ
ア部10を保持するためのサイドプレート8とから構成
されている。
【0030】そして、入口タンク5、出口タンク6は、
図2に示すように、第1、第2コア部9、10の各チュ
ーブ2の一端部が差し込まれる平板形状のベース11お
よびこのベース11との間にタンク部12を形成するた
めの椀形状のタンクプレート13などから構成されてい
る。
【0031】また、中間タンク7は、第1、第2コア部
9、10の各チューブ2の一端部が差し込まれる平板形
状のベース(図示せず)、およびこのベースとの間にタ
ンク部(図示せず)を形成するための椀形状のタンクプ
レート(図示せず)などから構成されている。
【0032】なお、入口タンク5、出口タンク6および
中間タンク7は、チューブ2とは別部品(別体)にて構
成されている。また、サイドプレート8には、膨張弁な
どの減圧手段(図示せず)から第1コア部9に熱媒体と
して冷媒を供給するための入口部である入口パイプ1
4、および第2コア部10から冷媒圧縮機(図示せず)
に冷媒を流出するための出口部である出口パイプ15が
設けられている。
【0033】なお、第1コア部9、第2コア部10は、
偏平形状のチューブ2とフィン4とを交互に複数積層し
てなるアルミニウム製熱交換器本体である。
【0034】また、以上の構成部品は、アルミニウムま
たはアルミニウム合金のクラッド材から形成して、治具
などで仮組み付けさせて、炉中ろー付けなどのろー付け
により一体に製造されるものである。
【0035】次に、本発明の要部である継手部材20に
ついて図3および図4に基づいて説明する。まず、継手
部材20は、相手部材となるブロック型膨張弁(図示せ
ず)を固定するとともに、出入口パイプ14、15と相
互に固定させるための強度部材であって、上記一体製造
されたアルミニウム製蒸発器1の出入口パイプ14、1
5に組み付けられる。
【0036】本実施形態の継手部材20は、図3に示す
ように、出入口パイプ14、15の中心線の長手方向に
沿って2つに分割させた厚肉板状の第1、第2ブロック
部材21、22で構成されている。
【0037】この第1、第2ブロック部材21、22の
形状は、出入口パイプ14、15の外形形状に近似させ
た略半円状の二つの切り欠き部21a、22aを有し、
それぞれを突き合わせることで出入口パイプ14、15
の外周を囲むことができるように形成されている。ま
た、組み付けるときに、第1、第2ブロック部材21、
22を突き合わせることで形成する外周面は、段差が生
じないように一致できるように形成されている。
【0038】なお、23は、相手部材であるブロック型
膨張弁(図示せず)を固定するための締結部である螺子
部23が形成されている。
【0039】また、図4に示すように、出入口パイプ1
4、15には、それぞれ凹状の溝などで第1嵌合部14
a、15aが形成されていて、この第1嵌合部14a、
15aに第1、第2ブロック部材21、22が圧入また
は嵌め合うことで仮組み付けができるように形成されて
いる。これにより、仮組み付け時の脱落を防止できる。
【0040】また、第1、第2ブロック部材21、22
の材料は、出入口パイプ14、15と同じ材料のアルミ
ニウムまたはアルミニウム合金で形成されている。
【0041】なお、ここでは、出入口パイプ14、15
の中心線の長手方向に沿って略同じ形状に2分割させた
第1、第2ブロック部材21、22を構成したが、これ
に限らず、図5に示すように、一方の第1ブロック部材
21に螺子部23を形成させて、他方の第2ブロック部
材22を2つ設けて継手部材20として構成させても良
い。
【0042】以上の構成による第1、第2ブロック部材
21、22は、少なくとも2つに分割させることで、ろ
ー付けの後に、出入口パイプ14、15の第1嵌合部1
4a、15aにブロック部材21、22を圧入または嵌
め合うことで仮組み付けができる。また、その後、相手
部材であるブロック型膨張弁(図示せず)を組み付ける
ことにより、出入口パイプ14、15相互が固定ができ
る。
【0043】以上の第1実施形態のアルミニウム製蒸発
器1の組み付け方法によれば、少なくとも2分割した第
1、第2ブロック材21、22からなりろー付け後に組
み付けるようにしたことにより、熱交換ユニットの構成
する部材のうちで、例えば、厚肉のブロック状となる第
1、第2ブロック材21、22において、熱容量の大き
い第1、第2ブロック材21、22を除いてろう付けが
できるため、ろー付けの加熱時間が短縮できる。
【0044】また、第1、第2ブロック材21、22を
加熱させなくても良いため、従来、第1、第2ブロック
材21、22の強度を加熱軟化を見込んだ厚肉の部材と
していたが、この見込みが不要となるため、従来よりも
薄肉にできる。これにより、熱交換器の軽量化が図れ
る。
【0045】また、第1、第2ブロック部材21、22
が突き合わさって形成される外周に段差がなきように形
成させ外周面を略一致する組み付けできるようにしたこ
とにより、例えばこのアルミニウム製蒸発器1を空調ユ
ニット内に配設させるときに、外周に凹凸などを有する
よりも滑らかに形成されることで出入口パイプ14、1
5近傍からの風漏れを防止するための気密が容易にでき
る。
【0046】さらに、出入口パイプ14、15の外周と
第1、第2ブロック部材21、22とが第1嵌合部14
a、15aに圧入または嵌め合うように組み付けられる
ことにより、第1嵌合部14a、15aが気密となるた
め上述の風漏れが生じない。
【0047】また、第1、第2ブロック部材21、22
を仮組み付けができるため、締結部23を固定するとき
に第1、第2ブロック部材21、22が脱落しないので
作業性が向上する。
【0048】(第2実施形態)以上の第1実施形態で
は、継手部材20である第1、第2ブロック部材21、
22を出入口パイプ14、15に形成させた第1嵌合部
14a、15aに圧入または嵌め合うことで仮組み付け
させるように構成したが、これに限らず、2つに分割さ
せた第1、第2ブロック部材21、22が互いに合わさ
れる合わせ面に嵌合部を設けて組み付けても良い。
【0049】具体的には、図6に示すように、第1、第
2ブロック部材21、22が突き合わされる外側の合わ
せ面の2個所に、圧入または嵌め合わせるための第2嵌
合部である凹部21bおよび凸部22bを形成させてい
る。これによれば、出入口パイプ14、15に第1、第
2ブロック部材21、22が仮組み付けできる。従っ
て、出入口パイプ14、15に形成した第1嵌合部14
a、15aは、ろー付けの後に、第1、第2ブロック部
材21、22が組み付けられたときに、出入口パイプ1
4、15の外周に隙間なきように圧接できるように形成
すれば良い。
【0050】(第3実施形態)以上の実施形態では、継
手部材20である第1、第2ブロック部材21、22の
材料を両者とも出入口パイプ14、15と同じ材料のア
ルミニウムまたはアルミニウム合金で形成させたが、2
つに分割した第1、第2ブロック部材21、22のう
ち、一方の第1ブロック材を上記同一材料で、かつ螺子
部23を形成させて、螺子部23を形成しない他方の第
2ブロック部材22をアルミニウムおよびアルミニウム
合金よりも軽い材料で形成しても良い。
【0051】図7に示すように、一方の第1ブロック部
材21に2つの螺子部23を形成させ、かつアルミニウ
ムまたはアルミニウム合金のいずれかの材料からなり厚
肉板状の形状で形成させる。そして、他方の第2ブロッ
ク部材22は、アルミニウムまたはアルミニウム合金以
外の別の材料で形成して螺子部23を無くして薄肉板状
に形成させる。
【0052】これにより、第2ブロック部材22が、上
記実施形態よりも軽量となる。従って、熱交換器の軽量
化が図れる。
【0053】また、以上の実施形態では、第1、第2ブ
ロック部材21、22を略半割れ形状に分割させたが、
これに限らず、図8に示すように、一方の第1ブロック
部材21に螺子部23を2個所形成し、他方の第2ブロ
ック部材22は、例えば樹脂材などの非金属材料で、形
状を中抜き状の薄肉板状に形成させて構成しても良い。
【0054】これによれば、第2ブロック部材22の外
周が凹、凸なきように形成できるとともに、図7よりも
さらに軽量化が図れる。
【0055】(他の実施形態)以上の実施形態では、ア
ルミニウム製蒸発器1に本発明を適用したが、本発明は
凝縮器などのその他の熱交換器にも適用可能である。ま
た、第1、第2ブロック部材21、22に固定される相
手部材をブロック型膨張弁として説明したが、これに限
るものではない。
【0056】また、以上の実施形態では、第1、第2ブ
ロック部材21、22のうち、螺子部23を有する第1
ブロック部材21をアルミニウムまたはアルミニウム合
金のいずれかの材料から形成させたが、例えば、マグネ
シウムやアルミニウムにマグネシウムを混合させた高強
度部材で形成させると良い。これにより、さらに軽量化
が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態におけるアルミニウム製
蒸発器1の全体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態におけるアルミニウム製
蒸発器1のタンク5、6内の構成を示す概略図である。
【図3】本発明の第1実施形態における第1、第2ブロ
ック部材21、22の構成を示す構成図である。
【図4】本発明の第1実施形態における第1、第2ブロ
ック部材21、22が出入口パイプ14、15に装着す
る形態を示す断面図である。
【図5】本発明の第1実施形態における第1、第2ブロ
ック部材21、22の構成を示す構成図である。
【図6】本発明の第2実施形態における第1、第2ブロ
ック部材21、22の構成を示す構成図である。
【図7】本発明の第3実施形態における第1、第2ブロ
ック部材21、22の構成を示す構成図である。
【図8】本発明の第3実施形態における第1、第2ブロ
ック部材21、22の構成を示す構成図である。
【符号の説明】 1…アルミニウム製蒸発器(熱交換ユニット) 14…入口パイプ(入口部) 14a、15a…第1嵌合部 15…出口パイプ(出口部) 20…継手部材 21…第1ブロック材 21a…切り欠き部 21b…凹部(第2嵌合部) 22…第1ブロック材 22a…切り欠き部 22b…凸部(第2嵌合部) 23…螺子部(締結部)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィン、チューブ、タンクを含む熱交換
    ユニット(1)に、隣接して並列させた熱媒体の入口部
    (14)と出口部(15)とを設け、前記入口部(1
    4)と前記出口部(15)とを継手部材(20)を用い
    て相互に固定した熱交換器の継手構造であって、 前記継手部材(20)は、少なくとも2分割されてお
    り、それぞれが前記入口部(14)と前記出口部(1
    5)との外形形状に近似した複数の切り欠き部(21
    a、22a)を有する第1、第2ブロック材(21、2
    2)からなり、前記熱交換ユニット(1)のろー付け後
    に、前記入口部(14)と前記出口部(15)との外周
    を前記複数の切り欠き部(21a、22a)により囲む
    ようにして、前記第1ブロック材(21)と前記第2ブ
    ロック材(22)とが組み付けられたことを特徴とする
    熱交換器の継手構造。
  2. 【請求項2】 前記継手部材(20)は、前記第1、第
    2ブロック材(21、22)の少なくとも一方には締結
    部(23)が設けられており、前記第1、第2ブロック
    材(21、22)の組み付け後に、他の部材が前記締結
    部(23)に固定されることを特徴とする請求項1に記
    載の熱交換器の継手構造。
  3. 【請求項3】 前記継手部材(20)は、前記第1、第
    2ブロック材(21、22)の外周面を略一致させるよ
    うにして組み付けられていることを特徴とする請求項1
    に記載の熱交換器の継手構造。
  4. 【請求項4】 前記入口部(14)と前記出口部(1
    5)の外周に前記第1、第2ブロック材(21、22)
    が嵌合される第1嵌合部(14a、15a)が設けら
    れ、前記第1、第2ブロック材(21、22)は、前記
    第1嵌合部(14a、15a)に嵌め合うことにより仮
    組み付けされることを特徴とする請求項3に記載の熱交
    換器の継手構造。
  5. 【請求項5】 前記第1、第2ブロック材(21、2
    2)には、互いに合わさる合わせ面に第2嵌合部(21
    b、22b)が設けられ、前記第1、第2ブロック材
    (21、22)は、前記第2嵌合部(21b、22b)
    に嵌め合うことにより仮組み付けられたことを特徴とす
    る請求項3に記載の熱交換器の継手構造。
  6. 【請求項6】 前記第1、第2ブロック材(21、2
    2)は、一方がアルミニウムまたはアルミニウム合金の
    いずれかの材料からなり、他方がアルミニウムおよびア
    ルミニウム合金以外の材料からなることを特徴とする請
    求項3に記載の熱交換器の継手構造。
  7. 【請求項7】 前記第1、第2ブロック材(21、2
    2)は、一方に前記締結部(23)を有し、アルミニウ
    ムまたはアルミニウム合金のいずれかの材料からなり、
    他方がアルミニウムおよびアルミニウム合金以外の材料
    からなることを特徴とする請求項3に記載の熱交換器の
    継手構造。
  8. 【請求項8】 前記第1、第2ブロック材(21、2
    2)は、マグネシウムを含む高強度部材からなることを
    特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記
    載の熱交換器の継手構造。
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