JP2003182698A - 連結装置 - Google Patents

連結装置

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JP2003182698A
JP2003182698A JP2001390372A JP2001390372A JP2003182698A JP 2003182698 A JP2003182698 A JP 2003182698A JP 2001390372 A JP2001390372 A JP 2001390372A JP 2001390372 A JP2001390372 A JP 2001390372A JP 2003182698 A JP2003182698 A JP 2003182698A
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Shinobu Nakamura
信乃夫 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 宇宙機器を連結する連結装置において、一つ
の機械的動作が阻害された場合でも、宇宙機器を連結す
る動作が進行し、宇宙機器の連結が可能であるような信
頼性の高い連結装置であり、かつ連結状態での係止.力
の大きい連結装置を提供する。 【解決手段】 連結装置が円錐形状突起の第1の嵌合部
1と、前記第1の嵌合部1に対応する円錐形状陥凹部で
ある第2の嵌合部2から構成され、両嵌合部錐状壁面の
接触により機械的に作動する、第1の嵌合部1に設けら
れたスイッチ作動部材11によりスイッチ12が閉じて
検知信号aを制御部14に発し、制御部14は検知信号
aを処理して作動信号bをラッチ部に発し、第1の嵌合
部1のラッチ爪15が開いて連結が完了するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、宇宙機器を連結す
る連結装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の宇宙機器を連結する連結装置を図
5に示す。図5において、片側の宇宙機器にはクランプ
51が、もう一方の宇宙機器にはハンドル部52が備え
られている。クランプ51は、概略、宇宙機器の外壁に
取付けられたクランプ基部57、V字ガイド53、及び
一対の回動爪54からなり、ハンドル部52は先端付近
にトラニオン(連結用の丸棒状ピン)56を有する。こ
の従来連結装置による連結方法では、ハンドル部がV字
ガイドの中央に近づく(図5の(a)から(b)に移
る)に従い、図示しないセンサがハンドル部52を検知
し、一対の回動爪54が図示しないモータにより駆動さ
れて、ハンドル部52の先端付近にあるトラニオン56
を抱え込むように閉じていく。さらに両宇宙機器が近づ
くと、ハンドル部52の先端はV字状ガイド53の傾斜
によりV字ガイド53の中央にあるV字状ピン受け55
に導かれる。ハンドル部先端がV字ガイド53の中央の
V字状ピン受け55を押してV字ガイド53をクランプ
基部57に沈み込める(図5の(c))と、回動爪54
の回動軸もクランプ基部57の深い位置まで沈み、一対
の回動爪54の回動軸に近い内側壁とV字ガイド最深部
のV字状ピン受け55とでトラニオン56を挟み込んで
把持し、図5に示す従来の連結装置による連結は完了す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の連結装置では、回動爪54の内側へ回動する動作及
びクランプ基部57に沈む動作が、2本の回動爪54そ
れぞれについて完全に遂行され、さらにV字ガイド53
のクランプ基部57に沈む動作も完全に遂行された場合
にのみ、クランプ51によるハンドル部52の把持がで
き、宇宙機器の連結が可能となるものである。従って、
上に記した多くの機械的動作の内の1つの動作が、例え
ば軸受け部や摺動部位の噛み込み、或いは部品の軽微な
損傷などで阻害されると、回動爪54とV字状ピン受け
55とによるトラニオン56の把持動作は完結せず、2
つの宇宙機器は全く連結することができないような機構
であった。
【0004】また、図5に示す従来の連結装置では、連
結完了時において、丸棒形状のトラニオン56を回動爪
54とV字状ピン受け55とが、それぞれ線接触で把持
するため、連結状態での連結装置の係止力が若干乏しい
ものであった。
【0005】本発明の課題は、一つの機械的動作が阻害
された場合でも、宇宙機器を連結する動作が進行し、宇
宙機器の連結が可能であるような信頼性の高い連結装置
であるとともに、連結状態での係止力の大きい連結装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明では、宇宙機器を連結する連結装置
において、第一の宇宙機器に設けられる第一の嵌合部
と、前記第一の嵌合部に対応して第二の宇宙機器に設け
られる第二の嵌合部からなり、前記第一の嵌合部は錐状
壁面を有する概略錐状突起の形状であって、検知部、制
御部及びラッチ部を有し、前記検知部は、スイッチ作動
部材、スイッチ及び検知器を有し、前記スイッチ作動部
材は、前記第一の嵌合部の軸方向に前後動可能であっ
て、前記第一の嵌合部の先端方向に付勢されていて、前
記第一の嵌合部の外部より力を加えられない状態では前
記第一の嵌合部の先端方向に向かって前記第一の嵌合部
の錐状壁面より外部に突出しており、前記第一の嵌合部
の基部方向に押し込まれると前記スイッチを閉じるよう
配置され、前記検知器は前記スイッチが閉じると検知信
号を前記制御部に送る検知器であり、前記制御部は、前
記検知信号を受け、同検知信号が予め定められた条件に
合致した場合に前記ラッチ部に作動信号を送るように構
成され、前記ラッチ部は、ラッチ爪及びアクチュエータ
を有し、前記ラッチ爪は、前記アクチュエータ作動以前
は前記第一の嵌合部の錐状壁面と同一面上もしくは該壁
面より内側に配置されており、前記アクチュエータの作
動によって前記第一の嵌合部の錐状壁面から外部に押し
出されるラッチ爪であり、前記アクチュエータは、前記
制御部から送られた作動信号を受けると、前記ラッチ爪
を前記第一の嵌合部の錐状壁面から外部に押し出すよう
作動するアクチュエータであり、前記第二の嵌合部は、
錐状ガイド及びラッチ溝を有し、前記錐状ガイドは、前
記第一の嵌合部の錐状壁面に対応する錐形面を有する陥
凹部であり、前記ラッチ溝は、前記錐状ガイドの軸方向
奥部に形成され、前記第一の嵌合部の錐状壁面から外部
に押し出された状態にある前記ラッチ爪に対応して、前
記ラッチ爪が収まるよう穿たれているラッチ溝であるこ
とを特徴とする。
【0007】請求項2の発明では、請求項1記載の連結
装置において、前記第一の嵌合部は略円錐形もしくは略
円錐台形の形状をし、前記検知部及び前記ラッチ部をそ
れぞれ3個ずつ有し、前記検知部及び前記ラッチ部それ
ぞれが、前記第一の嵌合部の径方向全周を略3等分する
ように配置されていることを特徴とする。
【0008】請求項3の発明では、宇宙機器を連結する
連結装置において、請求項1もしくは請求項2記載の連
結装置を複数個設けたことを特徴とする。
【0009】請求項4の発明では、請求項1もしくは請
求項2記載の連結装置が一直線上ではない位置に3個配
置されていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の連結装置に係る第1の実
施の形態について、図1ないし3により詳細に説明す
る。
【0011】図1に示すように、第1の実施の形態の連
結装置は、第1の宇宙機器01の外壁にその軸が外壁面
に垂直になるよう設けられ、第1の宇宙機器01の外壁
から離れる位置ほど小さい径を有する円錐形状の突起で
ある第1の嵌合部1と、第2の宇宙機器02の外壁に穿
たれた概略円錐形状陥凹部である第2の嵌合部2とから
なる。
【0012】前記第2の嵌合部2は、その軸線が第2の
宇宙機器02の外壁と垂直をなしており、錐状ガイド2
1とラッチ溝22とからなる。錐状ガイド21は、前記
第1の嵌合部1の外壁の円錐形状と同じ傾斜を有してい
て、第1の嵌合部1がぴったりと収まるよう穿たれた陥
凹部である。ラッチ溝22は前記錐状ガイド21の奥の
方、第1の嵌合部1のラッチ爪15と対応する軸方向位
置に、錐状ガイド21とは逆テーパに、すなわち第2の
宇宙機器02の外壁から遠のくほど径が大であるよう穿
たれ、第1の嵌合部1のラッチ爪15が開いた場合に、
該ラッチ爪15が収まる形状となっている。
【0013】本第1の実施の形態の連結装置は、第1の
嵌合部1の円錐形状突起が、第2の嵌合部2の錐状ガイ
ド21に互いの壁が接触するよう収まり、前記第1の嵌
合部1の外壁からラッチ溝22内にラッチ爪15が開い
て、前記ラッチ爪15の表面が前記ラッチ溝22の壁面
に押し当てられる事により、第1の宇宙機器01と第2
の宇宙機器02とが結合固定される連結装置である。
【0014】次に、前記第1の嵌合部1の構造につい
て、図2により説明する。第1の嵌合部1は、錐状壁面
に円周方向等間隔に配置された3組の検知部、一つの制
御部14及び前記検知部それぞれの基部側(第一の嵌合
部1の先端側とは反対側)に一つずつの計3組のラッチ
部を有している。検知部はスイッチ作動部材11、スイ
ッチ12及び検知器13からなり、スイッチ作動部材1
1がスイッチ12を閉じると検知器13から制御部14
に検知信号aが発せられる。スイッチ作動部材11は丸
棒形状をしており、片方の端は第1の嵌合部1の錐状壁
面の外にまで突出、他方の端は前記スイッチ12の接片
に係止されており、第一の嵌合部1の軸と平行に置か
れ、同軸方向に前後動できるが、軽い衝撃などではスイ
ッチ12を閉じることがないよう、第1の嵌合部1先端
方向に、即ち第1の嵌合部1の錐状壁面外部に突き出る
方向に、図示されないバネ機構により付勢されている。
【0015】前記ラッチ部は、ラッチ爪15と前記ラッ
チ爪15を駆動するアクチュエータ16よりなる。アク
チュエータ16作動前においては、ラッチ爪15の外表
面のうちの一面は、第1の嵌合部1の錐状壁面の一部を
なし、該表面の、第1の嵌合部1の基部側方向一端をヒ
ンジの支点として錐状壁面より外に、該錐状壁面と逆向
きテーパの角度まで開く事が可能である。アクチュエー
タ16は作動端がラッチ爪15に係止され、制御部14
から作動信号bを受けると作動し、ラッチ爪15を錐状
壁面より外に押し出し、該錐状壁面と逆向きテーパの角
度まで開く。
【0016】制御部14は、3組の検知部それぞれから
検知信号aを受け、3組のラッチ部それぞれに作動信号
bを送る。制御部14が、受けた検知信号aに対しどの
ように作動信号bを出すかは、予めフローを定めるが、
このフローの定め方は数通り考えられる。
【0017】第1のフローの定め方は、第1の嵌合部1
の円錐形状突起が第2の嵌合部2の錐状ガイド21に密
着するまでラッチ爪15を開かないようにすることを最
優先する場合で、3つのスイッチ作動部材11が3つと
も押し込まれ、3つのスイッチが閉じて、3つ全ての検
知器13から検知信号が制御部14に届いてから、3つ
のアクチュエータ16に同時に作動信号bを発信するフ
ローである。この場合、本実施の形態の連結装置による
宇宙機器の連結の進行状況を表した図3における(b)
の時点で、第1の嵌合部1の軸線と第2の嵌合部2の軸
線がずれて、両嵌合部の壁面が片当りとなり、3つのス
イッチ作動部材の内の1つあるいは2つだけが押し込ま
れても、どのラッチ爪15も開くことはなく、開こうと
したラッチ爪15が錐状ガイド21の壁面に当って損傷
する事故を防ぐことができる。
【0018】第2のフローの定め方は、検知部の作動不
良に対する余裕の度合いを優先させる場合であって、一
つの検知部のスイッチ作動部材11が押し込まれスイッ
チ12を閉じて、検知器から検知信号aが制御部14に
送られてくると、該検知部に対応するラッチ部のアクチ
ュエータ16だけに作動信号bが発信され、同ラッチ部
のラッチ爪15が開く。さらに前記制御部は、3つのア
クチュエータ16の内、2つがラッチ爪15を開かせて
から充分に時間が経過した後、3つ目の検知信号が届か
なくても、残りの1つのアクチュエータ16に作動信号
を送り、3つ目のラッチ爪15を開かせる。このような
フローでは、3つの検知部の内、1つの検知部のスイッ
チ作動部材11が故障してスイッチ12を閉じることが
できなくなっても、他の2つの検知部が補う冗長系が形
成できる。
【0019】さらに、前記第1のフローと第2のフロー
との中間的なフロー等、検知部とラッチ部1対1の対応
しかとれないが機械的な連繋とは異なり、さまざまのフ
ローを組むことが可能である。
【0020】要は、機械的にスイッチを作動させるスイ
ッチ作動部材によりスイッチが閉じ、制御部に検知信号
が送られ、制御部は作動信号によりラッチ部を作動さ
せ、ラッチ爪が錐状壁面の外部に張り出して宇宙機器の
連結が行われればよい。
【0021】以上、第1の実施の形態では、検知部もラ
ッチ部も、円周方向等間隔に3組配置された構成とした
が、4組以上であっても構わないし、ラッチ部3組に検
知部6組の組み合わせ等、いろいろな組み合わせが考え
られる他、第1の嵌合部1と第2の嵌合部2の錐状形状
も、円錐形に限らず、角が丸みを帯びた三角錐形や六角
錐形、楕円推形などであっても構わず、略錐形状であれ
ばよい。
【0022】また、本発明の第1の実施の形態の連結装
置は、第1の嵌合部1と第2の嵌合部2がそれぞれの錐
状壁面を面接触して連結するため、線接触で把持する前
記図5に示す連結装置に比し、連結状態での連結装置の
係止力が大きい連結装置となる。
【0023】さらに、本第1の実施の形態ではラッチ爪
15は、第1の嵌合部1の基部側方向一端をヒンジの支
点として錐状壁面より外に、該錐状壁面と逆向きテーパ
の角度まで開くようにしたが、ヒンジを第1の嵌合部1
の先端側方向に設けて開かせる構造をとることも可能で
あるだけでなく、ヒンジ使用以外の構造、例えば第1の
嵌合部1の軸線と垂直方向に摺動可能のラッチ爪が、ア
クチュエータ作動により錐状壁面の外に張り出していく
構造でも同様の効果があり、この場合は第2の嵌合部の
ラッチ溝は壁面にテーパを持たず、錐状ガイド21の当
該位置の径より大きな径に穿たれていればよい。
【0024】次に本発明の第2の実施の形態につき、図
4を使用して説明する。図4に示す第2の実施の形態で
ある連結装置は、先に述べた第1の実施の形態の連結装
置3個を1組として用いる連結装置である。
【0025】第2の実施の形態である連結装置では、第
1の宇宙機器01の外壁に、先に述べた第1の実施の形
態の連結装置の内の第1の嵌合部と同構造の円錐形状突
起嵌合部が、そのそれぞれの嵌合部の設置される配置
が、正三角形に近い三角形の頂点に相当するよう設置さ
れており、1個の第1の嵌合部41として機能する。
【0026】また、第2の宇宙機器02の外壁には、前
記第1の嵌合部41がぴったりと収まるよう、先に述べ
た第1の実施の形態の連結装置の内の第2の嵌合部と同
構造の円錐形状陥凹部が3個穿たれて1個の第2嵌合部
42をなしている。
【0027】先に述べた第1の実施の形態の連結装置が
円錐形状の凹凸部であった場合は、円錐形状凹凸部の軸
周りの回転に対し連結すべき2個の宇宙機器を固定する
には不利であり、凹凸部軸周りの回転を防ぐためには、
三角錐形や楕円錐形等、円錐形もしくは円錐台形以外の
錐形を採用するか、回転を防ぐための別の機構を必要と
する。
【0028】前記第2の実施の形態の連結装置では、一
直線上にない3個の凹凸嵌合部を使用することにより、
連結すべき2個の宇宙機器の連結装置軸周りの回転を防
ぎ、また、あらゆる方向に対し2個の宇宙機器間の位置
の固定を強固にすることができる。複数の凹凸嵌合部の
配置は、複数の凹凸嵌合部が一直線に近い配置になるほ
ど、上記の2個の宇宙機器間の位置の固定に対する効果
は薄れ、3個の場合は正三角形の頂点に配置されるのが
2個の宇宙機器間の位置の固定に対する効果が最も大き
く、また、4個以上の凹凸嵌合部を使用しても、正三角
形頂点配置3個の凹凸嵌合部の場合に比し、2個の宇宙
機器間の位置の固定に対する効果を飛躍的に増大せしめ
るわけでもない。
【0029】もちろん、第2の実施の形態の連結装置
を、凹凸嵌合部3個を正三角形の頂点に配置する構造に
限るものではなく、第2の実施の形態の連結装置の配置
は、連結すべき2個の宇宙機器それぞれの外形、重心位
置、質量の分布や搭載機器の機能、配置等にとって、設
置に最も適当な箇所が選択されることは言うまでもな
い。
【0030】また、本発明の第2の実施の形態の連結装
置において、第1の嵌合部41を構成する3個の円錐形
状突起嵌合部に内蔵される制御部を、それぞれの円錐形
状突起嵌合部内に別個に設置するのではなく、3個分を
統合して1個の制御部とし、該統合された1個の制御部
が全ラッチ部を制御する構成にすることも可能である。
この場合、3個別々の制御部による制御に比し、ラッチ
部の動作フローの冗長系を構成するのに、より多岐にわ
たる選択肢からフローを選択することが可能となり、安
全性を高めることが可能となる。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、検知部とラッ
チ部とが制御部を介して信号で結ばれているため、検知
部とラッチ部の対応を任意に設定することが可能とな
り、容易に冗長系を構築できるし、あるいは2つの宇宙
機器の位置関係が確実に連結可能な配置になるまで、ど
のラッチ爪も作動させないようにして事故を防止するこ
とも可能である。
【0032】また、請求項1の発明によれば、連結状態
での係止力を大きくすることができる。
【0033】請求項2の発明によれば、円周方向に均等
に配置されたスイッチ作動部材は、両嵌合部の片当りを
検出するのに有利であり、円周方向に均等に配置された
ラッチ爪には、連結完了後、負荷が均等に掛かり強度上
好ましい。
【0034】請求項3の発明によれば、連結すべき2個
の宇宙機器の、連結装置軸周りの回転方向をはじめとす
る相対位置の固定機能がより強化される。
【0035】請求項4の発明によれば、連結すべき2個
の宇宙機器の、連結装置軸周りの回転方向をはじめとす
る相対位置の固定機能の強化が、より効率よくなされ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である連結装置の斜
視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態である連結装置の第
1の嵌合部の構造を示す模式的断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態である連結装置によ
って2個の宇宙機器が連結する進行状況を説明する図で
あり、(a)は第1の嵌合部1が第2の嵌合部2に接近
した状態、(b)は錐状ガイド21に第1の嵌合部がほ
ぼ収まったが、まだラッチ爪15が開いていない状態、
(c)はラッチ爪15が開き、2個の宇宙機器の連結が
完了した状態を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態である連結装置の斜
視図である。
【図5】従来の連結装置が2個の宇宙機器を連結する様
子を時間的経過を追って説明する図であり、(a)はハ
ンドル部52がクランプ51に接近してきた状態、
(b)は、ハンドル部52の先端部がV字ガイド53の
中央部近傍まで接近し、回動爪54がトラニオン56を
抱え込み始めた状態、(c)は回動爪54が閉じきり、
連結が完了した状態を示す図である。
【符号の説明】
01 第1の宇宙機器 02 第2の宇宙機器 1 第1の嵌合部 2 第2の嵌合部 11 スイッチ作動部材 12 スイッチ 13 検知器 14 制御部 15 ラッチ爪 16 アクチュエータ 21 錐状ガイド 22 ラッチ溝 41 第1の嵌合部 42 第2の嵌合部 51 クランプ 52 ハンドル部 53 V字ガイド 54 回動爪 55 V字状ピン受け 56 トラニオン 57 クランプ基部 a 検知信号 b 作動信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16B 19/10 F16B 19/10 G 21/00 21/00 Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 宇宙機器を連結する連結装置において、
    第一の宇宙機器に設けられる第一の嵌合部と、前記第一
    の嵌合部に対応して第二の宇宙機器に設けられる第二の
    嵌合部からなり、前記第一の嵌合部は錐状壁面を有する
    概略錐状突起の形状であって、検知部、制御部及びラッ
    チ部を有し、前記検知部は、スイッチ作動部材、スイッ
    チ及び検知器を有し、前記スイッチ作動部材は、前記第
    一の嵌合部の軸方向に前後動可能であって、前記第一の
    嵌合部の先端方向に付勢されていて、前記第一の嵌合部
    の外部より力を加えられない状態では前記第一の嵌合部
    の先端方向に向かって前記第一の嵌合部の錐状壁面より
    外部に突出しており、前記第一の嵌合部の基部方向に押
    し込まれると前記スイッチを閉じるよう配置され、前記
    検知器は前記スイッチが閉じると検知信号を前記制御部
    に送る検知器であり、前記制御部は、前記検知信号を受
    け、同検知信号が予め定められた条件に合致した場合に
    前記ラッチ部に作動信号を送るように構成され、前記ラ
    ッチ部は、ラッチ爪及びアクチュエータを有し、前記ラ
    ッチ爪は、前記アクチュエータ作動以前は前記第一の嵌
    合部の錐状壁面と同一面上もしくは該壁面より内側に配
    置されており、前記アクチュエータの作動によって前記
    第一の嵌合部の錐状壁面から外部に押し出されるラッチ
    爪であり、前記アクチュエータは、前記制御部から送ら
    れた作動信号を受けると、前記ラッチ爪を前記第一の嵌
    合部の錐状壁面から外部に押し出すよう作動するアクチ
    ュエータであり、前記第二の嵌合部は、錐状ガイド及び
    ラッチ溝を有し、前記錐状ガイドは、前記第一の嵌合部
    の錐状壁面に対応する錐形面を有する陥凹部であり、前
    記ラッチ溝は、前記錐状ガイドの軸方向奥部に形成さ
    れ、前記第一の嵌合部の錐状壁面から外部に押し出され
    た状態にある前記ラッチ爪に対応して、前記ラッチ爪が
    収まるよう穿たれているラッチ溝であることを特徴とす
    る連結装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の連結装置において、前記
    第一の嵌合部は略円錐形もしくは略円錐台形の形状を
    し、前記検知部及び前記ラッチ部をそれぞれ3個ずつ有
    し、前記検知部及び前記ラッチ部それぞれが、前記第一
    の嵌合部の径方向全周を略3等分するように配置されて
    いることを特徴とする連結装置。
  3. 【請求項3】 宇宙機器を連結する連結装置において、
    請求項1もしくは請求項2記載の連結装置を複数個設け
    たことを特徴とする連結装置。
  4. 【請求項4】 請求項1もしくは請求項2記載の連結装
    置が一直線上ではない位置に3個配置されていることを
    特徴とする連結装置。
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JP2001390372A Withdrawn JP2003182698A (ja) 2001-12-21 2001-12-21 連結装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012215182A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Aisin Aw Co Ltd 継手
JP7083829B2 (ja) 2016-12-21 2022-06-13 マクドナルド デットワイラー アンド アソシエイツ インコーポレーテッド 駆動型のリセット可能でショックレスなホールドダウンとリリースの機構(ares hdrm)

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JP2012215182A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Aisin Aw Co Ltd 継手
JP7083829B2 (ja) 2016-12-21 2022-06-13 マクドナルド デットワイラー アンド アソシエイツ インコーポレーテッド 駆動型のリセット可能でショックレスなホールドダウンとリリースの機構(ares hdrm)

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