JP2003181978A - 転写箔が定着された金属部材及びその製造方法 - Google Patents
転写箔が定着された金属部材及びその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 金属部材の表面、下地又はトップコーティン
グの表面が粗くとも、また、梨地仕上げなどを行ったよ
うな表面でも、転写箔が滑らとなって転写箔の持つ光沢
や意匠が美麗に出て、又は更に損傷を少なくした転写箔
が定着された金属部材と、その製造方法を得る。 【解決手段】 金属部材と、この金属部材の表面の下
地及びトップコーティングの少なくともひとつの被覆
と、この下地又はトップコーティング上のスクリーン印
刷膜と、このスクリーン印刷膜上に接着剤を介する転写
箔と、を有する。スクリーン印刷により、下地又はトッ
プコーティングの粗い表面の谷部を埋めて平滑にし、ス
クリーン印刷上の接着剤を介する転写箔が平滑となって
転写箔の持つ光沢や意匠が美麗に出てくる。
グの表面が粗くとも、また、梨地仕上げなどを行ったよ
うな表面でも、転写箔が滑らとなって転写箔の持つ光沢
や意匠が美麗に出て、又は更に損傷を少なくした転写箔
が定着された金属部材と、その製造方法を得る。 【解決手段】 金属部材と、この金属部材の表面の下
地及びトップコーティングの少なくともひとつの被覆
と、この下地又はトップコーティング上のスクリーン印
刷膜と、このスクリーン印刷膜上に接着剤を介する転写
箔と、を有する。スクリーン印刷により、下地又はトッ
プコーティングの粗い表面の谷部を埋めて平滑にし、ス
クリーン印刷上の接着剤を介する転写箔が平滑となって
転写箔の持つ光沢や意匠が美麗に出てくる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は転写印刷金属部材及
びその製造方法に関する。
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、転写印刷による印刷面の鮮明さが
注目され、金属部材の表面に転写箔を転写印刷すること
が行われている。しかし、転写箔を金属部材の表面に直
接転写する場合、或いは金属部材の表面の下地やトップ
コーティング上に転写した場合には、転写箔の転写性や
密着性が悪く、転写がされない部分や、転写後に一部剥
離することがある。
注目され、金属部材の表面に転写箔を転写印刷すること
が行われている。しかし、転写箔を金属部材の表面に直
接転写する場合、或いは金属部材の表面の下地やトップ
コーティング上に転写した場合には、転写箔の転写性や
密着性が悪く、転写がされない部分や、転写後に一部剥
離することがある。
【0003】これを解決しようと、特開平8−1563
92号公報には、エアゾール缶、DI缶、金属チューブ
などの金属容器の表面に下地印刷を行い、その上にトッ
プコーティングを施し、加熱して樹脂を完全硬化した
後、接着層を含む転写箔を転写する転写印刷金属容器の
製造方法において、トップコーティングを、ポリエステ
ル樹脂10〜45重量%、アミノ樹脂55〜75重量
%、エポキシ樹脂0〜15重量%およびアクリル樹脂0
〜20重量%で構成した樹脂とし、かつ転写箔の接着層
を構成する接着剤を、塩化ビニール系酢酸ビニール系接
着剤とする記載がある。この特開平8−156392号
公報によれば、トップコーティングの表面状態に影響を
受けることなく、トップコーティング上に転写箔を堅固
に接着することができるとしている。
92号公報には、エアゾール缶、DI缶、金属チューブ
などの金属容器の表面に下地印刷を行い、その上にトッ
プコーティングを施し、加熱して樹脂を完全硬化した
後、接着層を含む転写箔を転写する転写印刷金属容器の
製造方法において、トップコーティングを、ポリエステ
ル樹脂10〜45重量%、アミノ樹脂55〜75重量
%、エポキシ樹脂0〜15重量%およびアクリル樹脂0
〜20重量%で構成した樹脂とし、かつ転写箔の接着層
を構成する接着剤を、塩化ビニール系酢酸ビニール系接
着剤とする記載がある。この特開平8−156392号
公報によれば、トップコーティングの表面状態に影響を
受けることなく、トップコーティング上に転写箔を堅固
に接着することができるとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、マグネシウ
ム合金は、低密度で比強度が高いことから薄肉化、軽量
化が可能であること、また放熱性などの熱的性質、電磁
波シールド性、リサイクル性、切削加工性に優れている
ので、ノート型パソコン、デジタルカメラ、MD・CD
プレーヤーなどの金属部材の材料として採用されてきて
いる。このようなマグネシウム合金からなる金属部材
は、一般に、ダイカスト法、半凝固状態で鋳造するチク
ソモールディング法、プレス法、鍛造法などで成形した
後、成形後の表面に生成した酸化物をショットブラスト
などで除去し、更に、防食性を付与するための塗装処理
などが施される。
ム合金は、低密度で比強度が高いことから薄肉化、軽量
化が可能であること、また放熱性などの熱的性質、電磁
波シールド性、リサイクル性、切削加工性に優れている
ので、ノート型パソコン、デジタルカメラ、MD・CD
プレーヤーなどの金属部材の材料として採用されてきて
いる。このようなマグネシウム合金からなる金属部材
は、一般に、ダイカスト法、半凝固状態で鋳造するチク
ソモールディング法、プレス法、鍛造法などで成形した
後、成形後の表面に生成した酸化物をショットブラスト
などで除去し、更に、防食性を付与するための塗装処理
などが施される。
【0005】次に、塗装処理上への転写箔の定着につい
て説明する。図5は、従来の塗装処理上に転写箔を定着
した金属部材の模式断面図である。図5で、21は転写
箔が定着された金属部材、22は金属部材、23は下
地、24はトップコーティング、26は接着剤、27は
転写箔である。図5に示すように、ショットブラストや
エアブラスト処理が施されると金属部材22の表面22
aが粗くなるので、この粗くなった表面22aやトップ
コーティング24した表面24aに、如何に滑らかで美
麗な意匠を持つ転写箔27を転写印刷しても、転写箔2
7の表面27aが滑らかにならないので、美麗な意匠を
そのまま出すことは難しい。また、梨地仕上げでトップ
コーティング24を行い、そのトップコーティング24
した表面24a上に転写箔を転写印刷しても同様に美麗
な意匠を出すことは難しい。前述の特開平8−1563
92号公報に記載の技術によっても、金属部材の表面、
下地又はトップコーティングの表面が粗いと、転写箔が
滑らかとならず、意匠の美麗さを出すことは難しい。ま
た、このような転写箔では、部分的に擦れて損傷しやす
くなる
て説明する。図5は、従来の塗装処理上に転写箔を定着
した金属部材の模式断面図である。図5で、21は転写
箔が定着された金属部材、22は金属部材、23は下
地、24はトップコーティング、26は接着剤、27は
転写箔である。図5に示すように、ショットブラストや
エアブラスト処理が施されると金属部材22の表面22
aが粗くなるので、この粗くなった表面22aやトップ
コーティング24した表面24aに、如何に滑らかで美
麗な意匠を持つ転写箔27を転写印刷しても、転写箔2
7の表面27aが滑らかにならないので、美麗な意匠を
そのまま出すことは難しい。また、梨地仕上げでトップ
コーティング24を行い、そのトップコーティング24
した表面24a上に転写箔を転写印刷しても同様に美麗
な意匠を出すことは難しい。前述の特開平8−1563
92号公報に記載の技術によっても、金属部材の表面、
下地又はトップコーティングの表面が粗いと、転写箔が
滑らかとならず、意匠の美麗さを出すことは難しい。ま
た、このような転写箔では、部分的に擦れて損傷しやす
くなる
【0006】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であって、金属部材の表面、下地又はトップコーティン
グの表面が粗くとも、また、梨地仕上げなどを行ったよ
うな表面でも、転写箔が滑らとなって転写箔の持つ光沢
や意匠が美麗に出て、又は更に損傷を少なくした転写箔
が定着された金属部材と、その製造方法を得ることにあ
る。
であって、金属部材の表面、下地又はトップコーティン
グの表面が粗くとも、また、梨地仕上げなどを行ったよ
うな表面でも、転写箔が滑らとなって転写箔の持つ光沢
や意匠が美麗に出て、又は更に損傷を少なくした転写箔
が定着された金属部材と、その製造方法を得ることにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の転写箔が定着さ
れた金属部材は、金属部材と、この金属部材の表面の下
地及びトップコーティングの少なくともひとつの被覆
と、この下地又はトップコーティング上のスクリーン印
刷膜と、このスクリーン印刷膜上に接着剤を介する転写
箔と、を有することを特徴とする。金属部材の表面への
下地及びトップコーティングの少なくともひとつの被覆
は、金属部材の耐酸化性及び下地の耐摩耗性を付与す
る。また、下地又はトップコーティング上のスクリーン
印刷膜は、下地又はトップコーティングの粗い表面の谷
部を埋めて平滑にする。そして、スクリーン印刷上の接
着剤を介する転写箔が平滑となって転写箔の持つ光沢や
意匠が美麗に出てくる。
れた金属部材は、金属部材と、この金属部材の表面の下
地及びトップコーティングの少なくともひとつの被覆
と、この下地又はトップコーティング上のスクリーン印
刷膜と、このスクリーン印刷膜上に接着剤を介する転写
箔と、を有することを特徴とする。金属部材の表面への
下地及びトップコーティングの少なくともひとつの被覆
は、金属部材の耐酸化性及び下地の耐摩耗性を付与す
る。また、下地又はトップコーティング上のスクリーン
印刷膜は、下地又はトップコーティングの粗い表面の谷
部を埋めて平滑にする。そして、スクリーン印刷上の接
着剤を介する転写箔が平滑となって転写箔の持つ光沢や
意匠が美麗に出てくる。
【0008】また本発明の転写箔が定着された金属部材
は、金属部材と、この金属部材の表面の下地及びトップ
コーティングの少なくともひとつの被覆と、この下地又
はトップコーティング上に下地又はトップコーティング
よりも硬度の低い遷移膜と、この遷移膜上に接着剤を介
する転写箔と、を有することを特徴とする。下地又はト
ップコーティング上の硬度の低い遷移膜は、下地又はト
ップコーティングの粗い表面の谷部を埋めて平滑にす
る。そして、遷移膜上の接着剤を介する転写箔が平滑と
なって転写箔の持つ光沢や意匠が美麗に出てくる。
は、金属部材と、この金属部材の表面の下地及びトップ
コーティングの少なくともひとつの被覆と、この下地又
はトップコーティング上に下地又はトップコーティング
よりも硬度の低い遷移膜と、この遷移膜上に接着剤を介
する転写箔と、を有することを特徴とする。下地又はト
ップコーティング上の硬度の低い遷移膜は、下地又はト
ップコーティングの粗い表面の谷部を埋めて平滑にす
る。そして、遷移膜上の接着剤を介する転写箔が平滑と
なって転写箔の持つ光沢や意匠が美麗に出てくる。
【0009】本発明の転写箔が定着された金属部材にお
いて、金属部材の表面は算術平均表面粗さで0.5〜5
0μmRaであることが好ましい。金属部材の表面が算
術平均表面粗さで0.5μmRa未満では、凹凸が少な
いため転写箔を滑らかにする効果が少ない。一方、金属
部材の表面が算術平均表面粗さで50μmRaを超える
と、スクリーン印刷しても凹凸が残って、転写箔が滑ら
とならず、転写箔の持つ光沢や意匠が美麗に出ない。な
お、算術平均表面粗さ(μmRa)は、(JIS B0
601)に基づき測定する。
いて、金属部材の表面は算術平均表面粗さで0.5〜5
0μmRaであることが好ましい。金属部材の表面が算
術平均表面粗さで0.5μmRa未満では、凹凸が少な
いため転写箔を滑らかにする効果が少ない。一方、金属
部材の表面が算術平均表面粗さで50μmRaを超える
と、スクリーン印刷しても凹凸が残って、転写箔が滑ら
とならず、転写箔の持つ光沢や意匠が美麗に出ない。な
お、算術平均表面粗さ(μmRa)は、(JIS B0
601)に基づき測定する。
【0010】また本発明の転写箔が定着された金属部材
において、金属部材の表面がブラスト処理されているこ
とが好ましい。ブラスト処理での研磨材や条件を選択す
ることで、金属部材の表面粗さを適切にすることができ
る。
において、金属部材の表面がブラスト処理されているこ
とが好ましい。ブラスト処理での研磨材や条件を選択す
ることで、金属部材の表面粗さを適切にすることができ
る。
【0011】また本発明の転写箔が定着された金属部材
において、金属部材がマグネシウム又はマグネシウム合
金からなることが好ましい。マグネシウムやマグネシウ
ム合金は、密度が1.8g/cm3 と、アルミニウムの
密度2.7g/cm3 に比べて1/2〜1/3程度と小
さいため、薄肉化が可能となり、大きな軽量化効果を生
む。
において、金属部材がマグネシウム又はマグネシウム合
金からなることが好ましい。マグネシウムやマグネシウ
ム合金は、密度が1.8g/cm3 と、アルミニウムの
密度2.7g/cm3 に比べて1/2〜1/3程度と小
さいため、薄肉化が可能となり、大きな軽量化効果を生
む。
【0012】また本発明の転写印刷金属部材において、
下地及びトップコーティングの少なくとも1の表面は算
術平均表面粗さで0.5〜50μmRaであることが好
ましい。下地及びトップコーティングの少なくとも1の
表面が算術平均表面粗さで0.5μmRa未満では、凹
凸が少ないため転写箔を滑らかにする効果が少ない。一
方、下地及びトップコーティングの少なくとも1の表面
が算術平均表面粗さで50μmRaを超えると、スクリ
ーン印刷しても凹凸が残って、転写箔が平滑とならず、
意匠が美麗に出ない。
下地及びトップコーティングの少なくとも1の表面は算
術平均表面粗さで0.5〜50μmRaであることが好
ましい。下地及びトップコーティングの少なくとも1の
表面が算術平均表面粗さで0.5μmRa未満では、凹
凸が少ないため転写箔を滑らかにする効果が少ない。一
方、下地及びトップコーティングの少なくとも1の表面
が算術平均表面粗さで50μmRaを超えると、スクリ
ーン印刷しても凹凸が残って、転写箔が平滑とならず、
意匠が美麗に出ない。
【0013】また本発明の転写箔が定着された金属部材
において、下地及びトップコーティングの少なくとも1
の表面は梨地処理されていることが好ましい。梨地処置
により、金属部材が特別の意匠性を持つ。そして、梨地
処理された下地及びトップコーティングの少なくとも1
の表面上にスクリーン印刷すると、スクリーン印刷した
部位のみ平滑となって、この平滑な部位に転写箔を定着
することができる。
において、下地及びトップコーティングの少なくとも1
の表面は梨地処理されていることが好ましい。梨地処置
により、金属部材が特別の意匠性を持つ。そして、梨地
処理された下地及びトップコーティングの少なくとも1
の表面上にスクリーン印刷すると、スクリーン印刷した
部位のみ平滑となって、この平滑な部位に転写箔を定着
することができる。
【0014】また本発明の転写箔が定着された金属部材
において、転写箔がアルミニウム箔であることが好まし
い。アルミニウム箔は、比較的安価でしかも光沢が美し
い。
において、転写箔がアルミニウム箔であることが好まし
い。アルミニウム箔は、比較的安価でしかも光沢が美し
い。
【0015】また本発明の転写箔が定着された金属部材
において、スクリーン印刷がウレタン系樹脂を含む塗料
からなることが好ましい。ウレタン樹脂を含む塗料でス
クリーン印刷を施すことで、下地又はトップコーティン
グの粗い表面の谷部を埋めて平滑となる。更に、このス
クリーン印刷上の接着剤を介する転写箔をも平滑とし
て、意匠を美麗に出させる。
において、スクリーン印刷がウレタン系樹脂を含む塗料
からなることが好ましい。ウレタン樹脂を含む塗料でス
クリーン印刷を施すことで、下地又はトップコーティン
グの粗い表面の谷部を埋めて平滑となる。更に、このス
クリーン印刷上の接着剤を介する転写箔をも平滑とし
て、意匠を美麗に出させる。
【0016】また本発明の転写箔が定着された金属部材
において、転写箔上に透明又は半透明のコーティングを
有することが好ましい。透明又は半透明のコーティング
は、転写箔の損傷を少なくして、長期間、意匠を美麗に
保つ。
において、転写箔上に透明又は半透明のコーティングを
有することが好ましい。透明又は半透明のコーティング
は、転写箔の損傷を少なくして、長期間、意匠を美麗に
保つ。
【0017】また本発明の転写箔が定着された金属部材
は、マグネシウム又はマグネシウム合金からなる金属部
材の表面に転写印刷されたアルミニウム箔を有すること
を特徴とする。マグネシウム又はマグネシウム合金は軽
量であり、その上に、軽量で光沢の美しいアルミニウム
箔を転写印刷することで、全体に軽量で意匠性に優れた
金属部材となるとなる。
は、マグネシウム又はマグネシウム合金からなる金属部
材の表面に転写印刷されたアルミニウム箔を有すること
を特徴とする。マグネシウム又はマグネシウム合金は軽
量であり、その上に、軽量で光沢の美しいアルミニウム
箔を転写印刷することで、全体に軽量で意匠性に優れた
金属部材となるとなる。
【0018】次に、本発明の転写箔が定着された金属部
材の製造方法は、金属部材の表面に下地及びトップコー
ティングの少なくとも1を施す工程、スクリーン印刷を
施す工程、転写印刷を施す工程、又は更に、透明又は半
透明のコーティングを施す工程を含むことを特徴として
おり、これにより、確実に転写箔が確実に定着された意
匠性に優れる金属部材を得ることができる。
材の製造方法は、金属部材の表面に下地及びトップコー
ティングの少なくとも1を施す工程、スクリーン印刷を
施す工程、転写印刷を施す工程、又は更に、透明又は半
透明のコーティングを施す工程を含むことを特徴として
おり、これにより、確実に転写箔が確実に定着された意
匠性に優れる金属部材を得ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
き詳細に説明する。 (実施の形態1)図1は転写箔が定着された金属部材の
斜視図であり、図2は、図1での断面B−Bの模式断面
図である。図1及び図2で、1は転写箔が定着された金
属部材、2は(ASTM規格)AZ31Bのマグネシウ
ム合金展伸材をプレス成形した金属部材、3は金属部材
2の表面へのエポキシ系塗料の下地、4はアクリル系の
トップコーティングである。また、5はトップコーティ
ング4した表面4a上のウレタン系塗料での「A」のス
クリーン印刷、6は接着剤、7は意匠「A」となるアル
ミニウム箔である。また、8はアルミニウム箔7上の透
明なコーティングである。
き詳細に説明する。 (実施の形態1)図1は転写箔が定着された金属部材の
斜視図であり、図2は、図1での断面B−Bの模式断面
図である。図1及び図2で、1は転写箔が定着された金
属部材、2は(ASTM規格)AZ31Bのマグネシウ
ム合金展伸材をプレス成形した金属部材、3は金属部材
2の表面へのエポキシ系塗料の下地、4はアクリル系の
トップコーティングである。また、5はトップコーティ
ング4した表面4a上のウレタン系塗料での「A」のス
クリーン印刷、6は接着剤、7は意匠「A」となるアル
ミニウム箔である。また、8はアルミニウム箔7上の透
明なコーティングである。
【0020】次に、図1及び図2の転写箔が定着された
金属部材1の製造方法について説明する。 (1)薄板素材の準備 (ASTM規格)AZ31Bのマグネシウム合金展伸材
からなり、板厚1.2mm×幅90mm×奥行120m
mの平板状の薄板素材を準備する。
金属部材1の製造方法について説明する。 (1)薄板素材の準備 (ASTM規格)AZ31Bのマグネシウム合金展伸材
からなり、板厚1.2mm×幅90mm×奥行120m
mの平板状の薄板素材を準備する。
【0021】(2)プレス成形
薄板素材を電気式加熱炉内に装入して約300℃に加熱
保持する。続いて、鍛造プレス(図示せず)に取り付け
られた金型に載置してプレス成形を行う。
保持する。続いて、鍛造プレス(図示せず)に取り付け
られた金型に載置してプレス成形を行う。
【0022】(3)トリミング
プレス成形した金属部材2の素材には、通常、周辺にバ
リが発生しているので、トリミングプレスによりバリを
除去する。そして、トリミング後、板厚0.8mm×幅
70mm×奥行90mm×高さ5mmの金属部材2とす
る。
リが発生しているので、トリミングプレスによりバリを
除去する。そして、トリミング後、板厚0.8mm×幅
70mm×奥行90mm×高さ5mmの金属部材2とす
る。
【0023】(4)ショットブラスト
プレス成形、トリミングを行った金属部材2には、表面
からある程度の深さまで、酸化物、細かなバリ、潤滑
剤、汚れ物質が入り込んでいるので、この除去が必要で
ある。これを、ショットブラスト機を用いて除去すると
共に表面を粗面に仕上げ、ショットブラスト後、金属部
材2の表面2aを算術平均表面粗さで0.5〜50μm
Raとする。
からある程度の深さまで、酸化物、細かなバリ、潤滑
剤、汚れ物質が入り込んでいるので、この除去が必要で
ある。これを、ショットブラスト機を用いて除去すると
共に表面を粗面に仕上げ、ショットブラスト後、金属部
材2の表面2aを算術平均表面粗さで0.5〜50μm
Raとする。
【0024】(5)防錆処理
マグネシウム合金からなる金属部材2は、ショットブラ
スト後の塗装前において、急激に酸化するおそれがあ
る。このため、陽極酸化処理、化成処理などの防錆処理
により酸化皮膜を形成して仮防食する。
スト後の塗装前において、急激に酸化するおそれがあ
る。このため、陽極酸化処理、化成処理などの防錆処理
により酸化皮膜を形成して仮防食する。
【0025】(6)下地
下地3は、金属部材2との付着性及び後述するトップコ
ーティングとの層間付着性、表面欠陥の修正、防食性を
付与するため行う。この下地3は、静電塗装機を用いて
エポキシ系粉体塗料を静電塗装し、その後、乾燥炉に入
れて140℃で15分間乾燥し焼き付けて被覆を形成す
る。
ーティングとの層間付着性、表面欠陥の修正、防食性を
付与するため行う。この下地3は、静電塗装機を用いて
エポキシ系粉体塗料を静電塗装し、その後、乾燥炉に入
れて140℃で15分間乾燥し焼き付けて被覆を形成す
る。
【0026】(7)トップコーティング
トップコーティング4は、保護皮膜を形成すると共に転
写箔が定着された金属部材1の用途に応じて、色調、光
沢、艶、硬さ、及びメタリック調、シボ模様などの意匠
性を出すため、下地3の上に行う。このトップコーティ
ング4は、静電塗装機を用いてアクリル系粉体塗料を静
電塗装し、その後、乾燥炉に入れて約160℃で15分
間乾燥し焼き付けて被覆を形成する。
写箔が定着された金属部材1の用途に応じて、色調、光
沢、艶、硬さ、及びメタリック調、シボ模様などの意匠
性を出すため、下地3の上に行う。このトップコーティ
ング4は、静電塗装機を用いてアクリル系粉体塗料を静
電塗装し、その後、乾燥炉に入れて約160℃で15分
間乾燥し焼き付けて被覆を形成する。
【0027】(8)スクリーン印刷
スクリーン印刷5は、金属部材2の表面の粗さ、梨地、
シボ模様などがある場合に、その凹凸を下部で埋め、上
部を平坦にするため、かつ、文字「A」を印刷するため
に行う。このスクリーン印刷5は、必要とする印刷膜
「A」以外の目を塞ぎ、ウレタン系樹脂を含む印刷イン
キを載せてヘラを摺動させ、印刷インキをレジストのな
い部分のスクリーンを通過させて、トップコーティング
4の表面4a上に印刷膜を形成する。そして、約100
℃で15分間乾燥する。これにより、スクリーン印刷5
された印刷膜「A」の全面がトップコーティング4から
僅かに突出する。
シボ模様などがある場合に、その凹凸を下部で埋め、上
部を平坦にするため、かつ、文字「A」を印刷するため
に行う。このスクリーン印刷5は、必要とする印刷膜
「A」以外の目を塞ぎ、ウレタン系樹脂を含む印刷イン
キを載せてヘラを摺動させ、印刷インキをレジストのな
い部分のスクリーンを通過させて、トップコーティング
4の表面4a上に印刷膜を形成する。そして、約100
℃で15分間乾燥する。これにより、スクリーン印刷5
された印刷膜「A」の全面がトップコーティング4から
僅かに突出する。
【0028】(9)転写箔の印刷
図3は、接着剤16付きのアルミニウム箔からなる転写
箔材17をスクリーン印刷5上に印刷する転写印刷装置
の模式図であり、(a)は転写印刷前、(b)は転写印
刷後を示す。図3(a)で、金属部材2の上方に、転写
箔材17を置き、押圧ラバー19を約150℃に加熱保
持する。そして、押圧ラバー19を約100MPaで押
圧することで、図3(b)に示すように、転写箔材17
の転写部17aが、突出した印刷膜「A」上に接着剤6
を介し転写された転写箔7となる。なお、6、16は、
各々転写箔、転写箔材に付いている接着剤を示す。アル
ミニウム箔により、アルミニウム箔の持つ独特の光沢を
生かした柄表現の作成が可能となる。
箔材17をスクリーン印刷5上に印刷する転写印刷装置
の模式図であり、(a)は転写印刷前、(b)は転写印
刷後を示す。図3(a)で、金属部材2の上方に、転写
箔材17を置き、押圧ラバー19を約150℃に加熱保
持する。そして、押圧ラバー19を約100MPaで押
圧することで、図3(b)に示すように、転写箔材17
の転写部17aが、突出した印刷膜「A」上に接着剤6
を介し転写された転写箔7となる。なお、6、16は、
各々転写箔、転写箔材に付いている接着剤を示す。アル
ミニウム箔により、アルミニウム箔の持つ独特の光沢を
生かした柄表現の作成が可能となる。
【0029】(10)コーティング
コーティング8は、転写箔7の保護及び表面硬度を向上
するために行う。このコーティング8は転写箔7を覆う
ように印刷する。そして、約40℃で1時間乾燥する。
コーティング8を施すことで、鉛筆硬度3Hでも転写箔
7を剥離させない。
するために行う。このコーティング8は転写箔7を覆う
ように印刷する。そして、約40℃で1時間乾燥する。
コーティング8を施すことで、鉛筆硬度3Hでも転写箔
7を剥離させない。
【0030】実施の形態1の転写箔7が定着された金属
部材1は、金属部材2の表面、下地3又はトップコーテ
ィング4の表面が粗くとも、また、梨地仕上げなどを行
ったような表面でも、転写箔7が滑らとなって、転写箔
7の持つ独特の光沢や意匠が美麗に出ている。また、コ
ーティング8により、携帯用などでの損傷を少なくでき
る、転写箔が定着された金属部材となる。
部材1は、金属部材2の表面、下地3又はトップコーテ
ィング4の表面が粗くとも、また、梨地仕上げなどを行
ったような表面でも、転写箔7が滑らとなって、転写箔
7の持つ独特の光沢や意匠が美麗に出ている。また、コ
ーティング8により、携帯用などでの損傷を少なくでき
る、転写箔が定着された金属部材となる。
【0031】(実施の形態2)図4は、実施の形態2で
の転写箔が定着された金属部材の転写箔近傍の模式断面
図である。この実施の形態2では、前述した実施の形態
1での、転写箔7上にコーティング8を施していない
が、静かに取り扱われる転写箔7が定着された金属部材
1に適用できる。
の転写箔が定着された金属部材の転写箔近傍の模式断面
図である。この実施の形態2では、前述した実施の形態
1での、転写箔7上にコーティング8を施していない
が、静かに取り扱われる転写箔7が定着された金属部材
1に適用できる。
【0032】
【実施例】実施の形態1で、(a)金属部材2の算術平
均表面粗さ(μmRa)、(b)トップコーティング上
の算術平均表面粗さ(μmRa)、(c)スクリーン印
刷の有無、(d)トップコーティングの有無に対する、
(e)アルミニウム箔からなる転写箔の意匠の美麗さ、
(f)耐損傷性を調べた、その結果を表1に示す。な
お、(e)転写箔の意匠の美麗さは、転写前の転写箔が
持つ独特の光沢や意匠の美麗さが、特に出ているものを
(◎)、良く出ているものを(○)、出ていないものを
(△)、また、(f)耐損傷性は、鉛筆硬度3Hでの引
っ掻き試験により、良を(○)、否を(△)として評価
した。
均表面粗さ(μmRa)、(b)トップコーティング上
の算術平均表面粗さ(μmRa)、(c)スクリーン印
刷の有無、(d)トップコーティングの有無に対する、
(e)アルミニウム箔からなる転写箔の意匠の美麗さ、
(f)耐損傷性を調べた、その結果を表1に示す。な
お、(e)転写箔の意匠の美麗さは、転写前の転写箔が
持つ独特の光沢や意匠の美麗さが、特に出ているものを
(◎)、良く出ているものを(○)、出ていないものを
(△)、また、(f)耐損傷性は、鉛筆硬度3Hでの引
っ掻き試験により、良を(○)、否を(△)として評価
した。
【0033】
(表1)
(a) (b) (c) (d) (e) (f)
金属部材 トッフ゜コーティンク゛ スクリーン印刷 コーティンク゛ 意匠性 耐損傷性 (μmRa) (μmRa) (有・無)
(有・無)
比較例1 3 2 無 無 △ △
発明例1 3 2 有 無 ◎ △
発明例2 3 2 有 有 ◎ ○
発明例3 10 40 有 有 ○ ○
発明例4 25 45 有 有 ○ ○
比較例2 25 70 無 有 △ △
比較例3 25 70 有 有 △ △
(注)表面粗さは5箇所の平均値を示す。
【0034】なお、発明例1及び発明例2の最大高さ
(μmRy)は、金属部材が18μmRy、トップコー
ティングが16μmRyであった。
(μmRy)は、金属部材が18μmRy、トップコー
ティングが16μmRyであった。
【0035】表1の発明例1〜4から、金属部材1の表
面の算術平均粗さが0.5〜50μmRa、トップコー
ティングの表面の算術平均表面粗さが0.5〜50μm
Raで、その上にスクリーン印刷を施し、更に転写箔を
定着することで、転写前の転写箔が持つ独特の光沢や意
匠が美麗に出ていることがわかる。また、転写箔上にコ
ーティングを施すことで、耐損傷性が良くなることがわ
かる。
面の算術平均粗さが0.5〜50μmRa、トップコー
ティングの表面の算術平均表面粗さが0.5〜50μm
Raで、その上にスクリーン印刷を施し、更に転写箔を
定着することで、転写前の転写箔が持つ独特の光沢や意
匠が美麗に出ていることがわかる。また、転写箔上にコ
ーティングを施すことで、耐損傷性が良くなることがわ
かる。
【0036】なお、発明の実施の形態及び実施例では、
金属部材として、マグネシウム合金で説明したが、マグ
ネシウム、アルミニウム、アルミニウム合金ほかの材料
を、また転写箔もアルミニウム箔以外も適用できること
は勿論である。
金属部材として、マグネシウム合金で説明したが、マグ
ネシウム、アルミニウム、アルミニウム合金ほかの材料
を、また転写箔もアルミニウム箔以外も適用できること
は勿論である。
【0037】
【発明の効果】以上、詳細に説明のとおり、本発明の転
写箔が定着された金属部材によれば、金属部材の表面、
下地又はトップコーティングの表面が粗くとも、また、
梨地仕上げなどを行ったような表面でも、転写箔が滑ら
となって転写箔の持つ光沢や意匠が美麗に出て、又は更
に損傷が少ない転写箔が定着された金属部材となる。ま
た、別発明の転写箔が定着された金属部材の製造方法に
より、上記転写箔が定着された金属部材を確実に得るこ
とができる。
写箔が定着された金属部材によれば、金属部材の表面、
下地又はトップコーティングの表面が粗くとも、また、
梨地仕上げなどを行ったような表面でも、転写箔が滑ら
となって転写箔の持つ光沢や意匠が美麗に出て、又は更
に損傷が少ない転写箔が定着された金属部材となる。ま
た、別発明の転写箔が定着された金属部材の製造方法に
より、上記転写箔が定着された金属部材を確実に得るこ
とができる。
【図1】実施の形態1での転写印刷金属部材の斜視図で
ある。
ある。
【図2】図1での断面A−Aの模式断面図である。
【図3】転写箔をスクリーン印刷上に転写印刷する転写
印刷装置の模式図であり、(a)は転写印刷前、(b)
は転写印刷後を示す。
印刷装置の模式図であり、(a)は転写印刷前、(b)
は転写印刷後を示す。
【図4】実施の形態2での転写印刷金属部材の転写箔近
傍の模式断面図である。
傍の模式断面図である。
【図5】従来の転写印刷金属部材の模式断面図である。
1、21:転写箔が定着された金属部材
2、22:金属部材
2a、22a:金属部材の表面
3、23:下地
4、24:トップコーティング
4a、24a:トップコーティングした表面
5:スクリーン印刷
6、16、26:接着剤
7、27:転写箔
8、28:コーティング
17:転写箔材
19:押圧ラバー
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 発地 豊
新潟県南魚沼郡六日町大字二日町684−1
日立金属エム・ピー・エフ株式会社六日
町工場内
(72)発明者 佐々木 勝二
埼玉県新座市新堀1−11−16 三和工芸有
限会社内
Fターム(参考) 4F100 AB01A AB09A AB10E AB31A
AK51D AK51E AS00B AS00C
BA05 BA06 BA07 BA10E
CC00D CC00E DD07A DD07B
DD07C EC04E EH46E EJ34A
EJ34B EJ34C GB90 HB31
HB31D HB31E JK15A JK15B
JK15C JN01E YY00A YY00B
YY00C
Claims (13)
- 【請求項1】 金属部材と、この金属部材の表面の下地
及びトップコーティングの少なくともひとつの被覆と、
この下地又はトップコーティング上のスクリーン印刷膜
と、このスクリーン印刷膜上に接着剤を介する転写箔
と、を有することを特徴とする転写箔が定着された金属
部材。 - 【請求項2】 金属部材と、この金属部材の表面の下地
及びトップコーティングの少なくともひとつの被覆と、
この下地又はトップコーティング上に下地又はトップコ
ーティングよりも硬度の低い遷移膜と、この遷移膜上に
接着剤を介する転写箔と、を有することを特徴とする転
写箔が定着された金属部材。 - 【請求項3】 前記金属部材の表面は算術平均表面粗さ
で0.5〜50μmRaであることを特徴とする請求項
1又は請求項2に記載の転写箔が定着された金属部材。 - 【請求項4】 前記金属部材の表面はブラスト処理され
ていることを特徴とする請求項1乃至請求項3何れかに
記載の転写箔が定着された金属部材。 - 【請求項5】 前記金属部材はマグネシウム又はマグネ
シウム合金からなることを特徴とする請求項1乃至請求
項4何れかに記載の転写箔が定着された金属部材。 - 【請求項6】 前記下地及びトップコーティングの少な
くとも1の表面は算術平均表面粗さで0.5〜50μm
Raであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記
載の転写箔が定着された金属部材。 - 【請求項7】 前記下地及びトップコーティングの少な
くとも1の表面は梨地処理されていることを特徴とする
請求項6に記載の転写箔が定着された金属部材。 - 【請求項8】 前記転写箔がアルミニウム箔であること
を特徴とする請求項1乃至又は請求項7何れかに記載の
転写箔が定着された金属部材。 - 【請求項9】 前記スクリーン印刷がウレタン系樹脂を
含む塗料からなることを特徴とする請求項1に記載の転
写箔が定着された金属部材。 - 【請求項10】 前記転写箔上に透明又は半透明のコー
ティングを有することを特徴とする請求項1乃至請求項
9何れかに記載の転写箔が定着された金属部材。 - 【請求項11】 マグネシウム又はマグネシウム合金か
らなる金属部材の表面に転写印刷されたアルミニウム箔
を有することを特徴とする転写箔が定着された金属部
材。 - 【請求項12】 金属部材の表面に下地及びトップコー
ティングの少なくとも1を施す工程、スクリーン印刷を
施す工程、転写印刷を施す工程を含むことを特徴とする
転写箔が定着された金属部材の製造方法。 - 【請求項13】 更に、透明又は半透明のコーティング
を施す工程を含むことを特徴とする請求項12に記載の
転写箔が定着された金属部材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001380769A JP2003181978A (ja) | 2001-12-13 | 2001-12-13 | 転写箔が定着された金属部材及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001380769A JP2003181978A (ja) | 2001-12-13 | 2001-12-13 | 転写箔が定着された金属部材及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003181978A true JP2003181978A (ja) | 2003-07-03 |
Family
ID=27591664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001380769A Pending JP2003181978A (ja) | 2001-12-13 | 2001-12-13 | 転写箔が定着された金属部材及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003181978A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106073429A (zh) * | 2016-06-23 | 2016-11-09 | 宁波博瀚工艺品有限公司 | 一种复合有橡胶颗粒的地垫制备方法 |
-
2001
- 2001-12-13 JP JP2001380769A patent/JP2003181978A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106073429A (zh) * | 2016-06-23 | 2016-11-09 | 宁波博瀚工艺品有限公司 | 一种复合有橡胶颗粒的地垫制备方法 |
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