JP2003181425A - 厨芥等有機廃棄物の処理システム - Google Patents

厨芥等有機廃棄物の処理システム

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JP2003181425A
JP2003181425A JP2001385249A JP2001385249A JP2003181425A JP 2003181425 A JP2003181425 A JP 2003181425A JP 2001385249 A JP2001385249 A JP 2001385249A JP 2001385249 A JP2001385249 A JP 2001385249A JP 2003181425 A JP2003181425 A JP 2003181425A
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housing
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waste
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Hiromori Nagasaki
博守 長崎
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JES KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 厨芥等有機廃棄物の処理システムにおいて、
調整槽を設けることによって、処理装置に多量の厨芥等
有機廃棄物を含む廃水が供給されないように、処理装置
への供給量を事前に調整する。 【解決手段】 厨芥等有機廃棄物の処理システムは、投
入された厨芥等有機廃棄物を粉砕して水とともに排出す
るディスポーザ190と、このディスポーザ190から
排出された固形物を含む廃水が供給されて、同廃水から
固形物を沈殿させ、固形物を分離した廃水を同廃水を浄
化する浄化槽150に流出する調整槽130と、この調
整槽130から供給された固形物を微生物によって分解
処理する処理装置10から構成されている。調整槽13
0内に沈殿している固形物は汚泥ポンプ162によって
処理装置10に適宜所定量ずつ供給され、処理装置10
にて固形物を分解処理して生じた処理物はポンプ172
によって調整槽130に戻される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスポーザなど
粉砕手段からの厨芥等有機廃棄物の粉砕固形物を含んだ
廃水を、微生物を用いた処理装置によって分解処理して
浄化槽に流出する厨芥等有機廃棄物の処理システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の厨芥等有機廃棄物の処理システ
ム(以下、処理システムという。)としては、投入され
た厨芥等有機廃棄物を粉砕して水とともに排出する粉砕
手段(例えば、ディスポーザ)と、この粉砕手段によっ
て粉砕された粉砕物が供給されてその粉砕物を微生物に
よって処理する処理装置(例えば、生ゴミ処理装置)
と、この処理装置にて分解処理されて生じた処理物(例
えば、残渣)を含む廃水が供給されてその廃水を浄化す
る浄化槽とから構成されたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように構成した処
理システムをマンションなどの集合住宅に使用する場合
には、各戸からほぼ同時に厨芥等有機廃棄物の粉砕物を
含む廃水が排水されたり、各戸から所定の短時間内(例
えば処理装置の一回の処理時間内)に次から次へと廃水
が排水されたりすることにより、処理装置に供給される
廃水の総量が処理装置の収容量を超えると、処理装置か
ら廃水が溢れてしまうという問題があった。
【0004】そこで、本発明は上記問題に対処するため
になされたもので、その目的は、厨芥等有機廃棄物の処
理システムにおいて、調整槽を設けることによって、処
理装置に多量の厨芥等有機廃棄物を含む廃水が供給され
ないように、処理装置への供給量を事前に調整すること
である。
【0005】
【発明の概要(課題を解決するための手段および発明の
作用・効果)】上記目的を達成するために、本発明の構
成上の特徴は、投入された厨芥等有機廃棄物を粉砕して
水とともに排出する粉砕手段と、この粉砕手段から排出
された固形物を含む廃水が供給されて、同廃水から固形
物を沈殿させ、固形物を分離した廃水を同廃水を浄化す
る浄化槽に流出する調整槽と、この調整槽内に沈殿され
た固形物が供給されて、この固形物に微生物を含浸させ
た多孔質の反応基材を混合して同微生物によって固形物
を分解処理する処理装置と、調整槽内に沈殿している固
形物を処理装置に適宜所定量ずつ供給する固形物供給手
段と、処理装置にて固形物を分解処理して生じた処理物
の少なくとも一部を再び調整槽に戻す処理物供給手段を
備えたことにある。
【0006】これによれば、粉砕手段から厨芥等有機廃
棄物の粉砕物を含む廃水が排出された場合、この廃水は
調整槽に流入して、廃水のうち固形物は調整槽内に沈殿
し、固形物を分離した廃水は浄化槽に流出される。した
がって、粉砕手段から多量に廃水が排出された場合に
は、廃水は直接処理装置には供給されることなく、固形
物を分離された廃水が浄化槽に流出される。一方、調整
槽内に沈殿している固形物は固形物供給手段によって適
宜所定量ずつ処理装置に供給される。これにより、処理
装置への廃水または固形物の供給量を調整することがで
きるので、処理装置にその収容量を超えて廃水が供給さ
れることを防止することができる。
【0007】また、処理装置にて分解処理されて生じた
処理物が処理物供給手段によって再び調整槽に供給され
ると、有機廃棄物を分解処理する微生物も処理物ととも
に調整槽内に供給される。したがって、供給された微生
物によって調整槽内においても沈殿している固形物およ
び廃水が多少でも分解処理されるので、この固形物およ
び廃水をそれぞれ供給されて処理する処理装置と浄化槽
の分解処理効率を向上させることができる。
【0008】また、本発明の調整槽は、粉砕手段からの
廃水を導入する導入口を上部に設け、導入口から導入し
た廃水を貯留し同廃水中の固形物を沈殿させる固液分離
室を内部に形成し、固液分離室内に沈殿した固形物を導
出する固形物導出口を底部に設けたハウジングと、固液
分離室の内部上方に略水平に配設され、上部に長手方向
に沿って形成した開口を通して固液分離室内の液体を外
部に流出する導出管と、この導出管を空間をおいて覆
い、かつ下部に長手方向に沿って開口が形成された筒状
カバーを備えるようにするのが好ましい。
【0009】これによれば、粉砕手段から厨芥等有機廃
棄物の粉砕物が排出された場合、この廃水は、ハウジン
グ上部の導入口から流入し一旦固液分離室内に貯留され
る。このとき、廃水のうち固形物は固液分離室内に沈殿
し、固形物を分離した廃水は筒状カバーの下部に設けた
開口を通って筒状カバー内に流れ込み、このカバー内に
設置された導出管の上部に設けた開口を通ってハウジン
グの外部に流出して、浄化槽に供給される。したがっ
て、粉砕手段から多量に廃水が供給された場合には、廃
水は直接処理装置には供給されることなく、固形物を分
離された廃水が浄化槽に流出される。これにより、上記
と同様な効果を得ることができる。
【0010】また、本発明においては、ハウジングと筒
状カバーの間の固液分離室内に略水平に配設され、同固
液分離室内の廃水中にハウジングの内面に沿って空気を
吹き込む曝気管をさらに備えるようにするのが好まし
い。
【0011】これによれば、曝気管からの曝気によって
廃水中に酸素を供給するとともに、曝気管から吹き込ま
れた空気によってハウジングと筒状カバーの間の廃水を
所定方向に環流させることできるので、固液分離室内の
廃水中に均一に酸素を供給することができる。したがっ
て、調整槽内の廃水中の好気性微生物を活性化すること
ができるので、微生物による分解処理の効率をより向上
することができ、また嫌気性微生物を不活性化できるた
め調整槽内の廃水からの悪臭の発生を抑えることができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明による厨芥等有機廃
棄物の処理システムをマンションなどの集合住宅に適用
した実施の形態を図面を参照して説明する。図1はこの
実施の形態による厨芥等有機廃棄物の処理システム(以
下、処理システムという。)の概要を示している。この
処理システムは、複数のディスポーザ(粉砕手段)19
0と、これらディスポーザ190から供給された粉砕固
形物を含む廃水を収容して固液分離する調整槽130
と、この調整槽130から供給された粉砕固形物を分離
した廃水を浄化処理する浄化槽150と、調整槽130
から供給された粉砕固形物を処理装置200とから構成
されている。
【0013】ディスポーザ190は、食品のくずなどの
台所のごみを粉砕して水と一緒に下水に流して棄てる周
知のものである。本実施の形態では、流し台の下に取り
付けられて水を流しながら粉砕するタイプのものを適用
した処理システムについて説明する。なお、このタイプ
以外にごみを粉砕した後、水で流すものもある。ディス
ポーザ190は、ごみ投入口のあるポットと、その底部
に設けた粉砕機構および駆動用電動機から構成されてい
る。ごみ投入口からポット内に投入されたごみ、くずは
水に流されながら駆動用電動機軸に直結した回転刃によ
って細断され、遠心力でポット内壁にぶつかりその内壁
に設けた固定刃との間で粉砕されて排水口から流し出さ
れる。これにより、ディスポーザ190に投入された厨
芥等有機廃棄物は粉砕されて水とともに排出される。各
ディスポーザ190の排水口には第1排水管191が接
続されており、ディスポーザ190使用時の粉砕固形物
を含む廃水などの生活廃水は第1排水管191を通って
調整槽130に排出される。
【0014】調整槽130は、ディスポーザ190から
排出された粉砕固形物を含む廃水が供給されて、この廃
水から固形物を沈殿させ、固形物を分離した廃水を浄化
槽150(後述する)に流出するものであり、図2およ
び図3に示すように、箱状のハウジング131を備えて
いる。このハウジング131内の底部は、上向きに拡開
する構造となっている。具体的には、上辺が下辺より長
い台形状の傾斜板132の各上端が前側板133、後側
板134、左側板135および右側板136の各内面の
中間位置に液密に取り付けられ、各下端が底板137に
液密に取り付けられ、互いに隣接する傾斜板132の各
側端が液密に接続されている。これにより、ハウジング
131の内部には、ハウジング131と傾斜板132に
よって固液分離室R1が形成されている。
【0015】ハウジング131の後側板134上部に
は、図2および図3に示すように、ディスポーザ190
からの廃水を導入する廃水導入口134aが設けられて
いる。この廃水導入口134aには、一端がディスポー
ザ190に接続された第1排水管191の他端が接続さ
れており、ディスポーザ190からの生活廃水は廃水導
入口134aを通って固液分離室R1内に流入する。ま
たハウジング131の天板138には、処理装置200
(後述する)からの処理物(例えば、残渣)を導入する
処理物導入口138aが設けられている。この処理物導
入口138aには、一端が処理装置200に接続された
処理物導入管171の他端が接続されており、処理装置
200からの処理物は処理物導入口138aを通って固
液分離室R1内に流入する。
【0016】ハウジング131の内部上方には、固液分
離室R1内の液体(廃水)を外部に流出する導出管14
0がハウジング131の長手方向(図2の左右方向)に
渡って略水平に配設されている。導出管140はハウジ
ング131の左側板135に液密に貫設され、導出管1
40の右端はハウジング131の右側板136内面に取
り付けられて支持されている。この導出管140の上部
には、長手方向に沿ってほぼ全長に渡って開口140a
が形成されている。また、この導出管140を空間をお
いて覆う筒状カバー141がハウジング131の長手方
向に渡って導出管140と平行に配設されている。筒状
カバー141の左右端はハウジング131の左右側板1
35,136の内面に取り付けられて支持されている。
この筒状カバー141の下部には、長手方向に沿ってほ
ぼ全長に渡って開口141aが形成されている。この開
口141aがハウジング131の前方(図3において左
方向)に開放するように構成されている。これにより、
固液分離室R1内の廃水は筒状カバー141の開口14
1aを通って筒状カバー141内に流入して上流し、導
出管140の開口140aを通って導出管140内に流
入する。なお、上記両開口140a,141aを長手方
向に沿って設けた複数の孔(形状は円形、楕円形)で構
成するようにしてもよい。
【0017】ハウジング131の左側板135から突出
した導出管140の左端開口には、主に図2に示すよう
に、上部を下側に開放したU字状に曲げた第2排水管1
51が接続されている。この管151の曲げ部の下端1
51aは、調整槽130の天板138とほぼ同じ高さと
なるようになっている。これにより、導出管140から
導出された廃水は、第2排水管151の上部開口から流
入し、曲げ部に向けて上流して曲げ部の下端151aを
越えて流れ落ちる。したがって、廃水は曲げ部の下端1
51a位置まで溜まるので、調整槽130内は廃水で満
たされる。
【0018】また、ハウジング131の底板137の中
央部には、主に図2に示すように、固液分離室R1内に
沈殿した固形物を導出する固形物導出口137aが設け
られている。この固形物導出口137aには固形物導出
管161の一端が液密に接続され、固形物導出管161
の他端は処理装置200の導入管100(図5参照)に
接続されている。固形物導出管161には汚泥ポンプ1
62が設けられ、この汚泥ポンプ162によって調整槽
130内に沈殿した粉砕固形物および廃水が吸い込まれ
て処理装置200に吐出される。この汚泥ポンプ162
は、粉砕固形物および廃水を所定時間毎に所定量ずつ供
給する(例えば3時間おきに50kgずつ供給する)も
のである。これら供給間隔および供給量の設定は変更自
在であり、供給量は処理装置200の容積などを考慮し
て決定されることが望ましく、また供給間隔は処理装置
200への供給量、処理装置200内の粉砕固形物の処
理の進行度などを考慮して決定されることが望ましい。
【0019】ハウジング131と筒状カバー141の間
の固液分離室R1内には、図2および図3に示すよう
に、固液分離室R1内の廃水中に空気を吹き込む曝気管
181が略水平に配設されている。曝気管181はハウ
ジング131の右側板136に液密に貫設され、曝気管
181の左端はハウジング131の左側板135の内面
に取り付けられて支持されている。この曝気管181の
上部には、長手方向(図2の左右方向)に沿って複数の
円形開口181aが形成されており、曝気管181に設
けたポンプによって吸い込まれた空気がこれら円形開口
181aから上方に向けて噴射される。
【0020】処理装置200は、調整槽130内に沈殿
している粉砕固形物(有機廃棄物)が供給されて、この
固形物に微生物を含浸させた多孔質の反応基材を混合し
て同微生物によって粉砕固形物を分解処理するものであ
る。この処理装置200は、図4〜図7に示すように、
ほぼ直方体状に形成された外部ハウジング10を備えて
いる。外部ハウジング10の内部には、内部ハウジング
20が同ハウジング20の上端を外部ハウジング10の
上パネル11の内側面(下面)に溶接して密着固定する
ことにより組み付けられている。これにより、内部ハウ
ジング20と外部ハウジング10の上パネル11からな
るハウジングHが形成される。
【0021】ハウジングHの上部(上パネル11)に
は、図4に示すように、有機廃棄物に混合されて同有機
廃棄物を分解する微生物を含浸させた多孔質の反応基材
(例えば、セラミックボール)を投入する投入口12が
形成されるとともに、上パネル11上面には投入口12
を開閉するための投入口蓋13がヒンジ18を介して組
み付けられている。投入口蓋13の内側面(下面)に
は、投入口蓋13を閉じた時に投入口12の周縁と密接
するようにシール部材(図示省略)が設けられている。
これにより、投入口蓋13を閉めた時には、投入口12
は気密的に閉じられる。
【0022】また、投入口蓋13には、図4に示すよう
に、同蓋13を開閉操作しかつ同蓋13を旋錠するため
のレバー14が回転可能に組み付けられ、上パネル11
上面には、レバー14の一端部が係合する係合部15が
組み付けられている。レバー14の一端部が係合部15
と係合しているとき、閉じられた投入口蓋13は旋錠さ
れ、レバー14と係合部15の係合が解除されていると
き、投入口蓋13は解錠される。
【0023】ハウジングHの内部(内部ハウジング20
の内部)には、図5に示すように、導入管100から投
入された有機廃棄物の粉砕固形物と反応基材を収容して
同有機廃棄物を微生物により分解処理する処理室R2が
形成されている。この処理室R2内の上部には、図5お
よび図7に示すように、調整槽130からの粉砕固形物
および廃水を流入する導入管100が水平にまたは水平
より下方に傾斜させて延在して配設されている。導入管
100は外部ハウジング10および内部ハウジング20
の各後側部を貫通し内部ハウジング20の後側部に気密
的に固着されている。導入管100の一端は固形物導出
管161に接続され、導入管100の他端は開口してお
り、調整槽130から供給された粉砕固形物は廃水とと
もに導入管100を通って導入管100の他端開口から
処理室R2内に落下する。なお、導入管100の他端は
攪拌フレーム30の回転の妨げとならない高さに設ける
ことが好ましい。
【0024】ハウジングHの底部(内部ハウジング20
の底部)は、図7に示すように、ほぼ水平の中心軸を有
する半円筒状に形成されている。すなわちハウジングH
の底部には略水平に半円筒状内壁が形成されることとな
る。この半円筒状内壁の最下部には、処理室R2(ハウ
ジングH)内にて粉砕固形物を分解処理して生じた処理
物を排出する排出口110が設けられている(図8参
照)。なお処理物とは、残渣、および有機廃棄物が分解
処理される際に生じる液体(水を含む)などのことであ
る。排出口110は処理室R2底部の長手方向(軸方
向)に所定幅をもって縦長に形成されている。また、排
出口110からは、導入管100から有機廃棄物ととも
に供給された廃水も排出される。
【0025】ハウジングH(内部ハウジング20)の底
部下面には、ハウジングHの底部に設けた排出口110
を下方から覆蓋する上方が開放した断面コ字状に形成し
た排水樋111が脱着可能に組み付けられている。具体
的には、図8に示すように、排水樋111の左右フラン
ジ111a,111bが、ハウジングH(内部ハウジン
グ20)の底部下面に設けた一対の係止部20a,20
bにそれぞれ排水樋111の長手方向に沿って摺動可能
に係止されている。なお、排水樋111は内部ハウジン
グ20に液密に取り付けられるようになっている。
【0026】また、排出口110には、処理室R2内に
供給された粉砕された有機廃棄物を処理室R2内に保留
させるフィルタ部材120が設けられている。具体的に
は、このフィルタ部材120は、第1フィルタ121と
この第1フィルタ121の裏面(下面)に当接させて設
けた第2フィルタ122から構成されている。第1フィ
ルタ121は多数の孔121aを設けた金属板からなっ
ている。これら孔121aの内径は処理室R2内に供給
される粉砕された有機廃棄物(例えば2mm〜3mm)
より小さく(例えば1.5mm〜2mm)設定されてい
る。なお第1フィルタ121の上面は内部ハウジング2
0の内周壁面と同一周面となるように形成されている。
第2フィルタ122は金属線材で網状に形成されてお
り、第2フィルタ122は第1フィルタ121より十分
に小さい目(例えば50メッシュ。50メッシュは1平
方インチあたり縦横にそれぞれ50本の金属線材を均等
に配置したものの目の粗さをいう)となるように設定さ
れている。なお、このようなフィルタ部材120は、排
水樋111の上部開口を覆蓋して、排水樋111の左右
フランジ111a,111bに例えばねじ止めにより脱
着可能に取り付けられている。
【0027】また、排水樋111の一端には接続管11
2が接続されており、この接続管112には、処理装置
200から排出された処理物を調整槽130に供給する
処理物導入管171が接続されている。処理物導入管1
71にはポンプ172が設けられ、このポンプ172に
よって処理装置200から排出される処理物が吸い込ま
れて調整槽130に吐出される。これにより、処理装置
200にて固形物を分解処理して生じた処理物を再び調
整槽130に供給することとなる。なお、このポンプ1
72は、処理物を所定時間毎に所定量ずつ吐出するもの
である。また、この所定時間は汚泥ポンプ162の供給
間隔より短く設定されている。また、ポンプ172は汚
泥ポンプ162の駆動が開始されると、それに連動して
駆動が開始される。これら供給間隔および供給量の設定
は変更自在である。
【0028】ハウジングHの内部(内部ハウジング20
の内部)には、図6および図7に示すように、回転軸3
1がハウジングHの半円筒状底部の中心軸と同軸にかつ
その軸線回りに回転可能に軸架されている。回転軸31
は、図6に示すように、ハウジングHの左右側部をそれ
ぞれ貫通し、両側部に固着された軸受け部32(左側の
ものは図示しない)により回転自在に支持されており、
ハウジングHの左側部に設けた駆動装置40により回転
される。なお、回転軸31はハウジングHに気密的に組
み付けられている。
【0029】駆動装置40は、主として図6に示すよう
に、内部ハウジング20の左側部外面に固定されたフレ
ーム43に組付けられており、正逆転可能なモータ41
と、このモータ41を回転軸31に動力伝達可能に接続
する減速機42を備えている。モータ41は、電源装置
90により制御されており、この装置90から供給され
る印加電圧の状態および印加時間に応じて回転し、回転
軸31を正方向(時計回り)または逆方向(反時計回
り)に回転する(図7参照)。
【0030】回転軸31の左右両部には、図5および図
6に示すように、互いに直交しかつその一部分が交差す
る一対の攪拌フレーム30が一体的に組み付けられてお
り、両攪拌フレーム30は回転軸31の回転とともにハ
ウジングHの底部の半円筒状内壁に沿って回転する。各
攪拌フレーム30は、金属材(例えばステンレス材)で
一体的に形成されており、一対の撹拌部33と一対の両
脚部34a,34bと一対の固定部35から構成されて
いる。回転軸31には、環状に形成され同回転軸31に
嵌着される一対の固定部35がボルトにより固定されて
いる。各固定部35には、径方向に(放射状に)延設さ
れる脚部34aとこの脚部34aとは径方向逆向きにか
つ回転軸31に対して所定角度だけ傾斜して延設される
脚部34bの各内側端がそれぞれ固着されている。脚部
34aおよび脚部34bの各外側端には、ハウジングH
底部の半円筒状内壁から所定距離(例えば反応基材の直
径のほぼ2倍)をおいてこの内壁と平行に延設される各
撹拌部33の両端部がそれぞれ固着されている。これに
より、一対の撹拌部33はそれぞれ一対の両脚部34
a,34bに支持されている。
【0031】各撹拌部33の外端面には、図9に示すよ
うに、多数のピン33aがハウジングH底部の半円筒状
内壁に対してほぼ垂直に設けられている。ピン33aは
撹拌部33の長手方向に渡って反応基材の直径より大き
い所定間隔(例えば反応基材の直径のほぼ3〜4倍)に
てジグザグに配置されている。ピン33aの長さは撹拌
部33と内壁との隙間より小さく設定されている(例え
ば、撹拌部33と半円筒状内壁との隙間の2/3程度に
設定されている)。撹拌部33の両側面は、外端にいく
にしたがって肉厚になるような傾斜が形成されている。
また、各脚部34a,34bの両側面にも撹拌部33と
同様な傾斜が形成されている。この傾斜により、攪拌中
において攪拌部33および各脚部34a,34bの側面
に乗った有機廃棄物および反応基材は落ちやすくなる。
なお、撹拌部33および各脚部34a,34bの厚さ、
幅は想定される有機廃棄物および反応基材の総重量に応
じて変更される。
【0032】ハウジングHの前後両側部の内面には、図
6および図7に示すように、攪拌フレーム30により同
側面に沿って押し上げられた有機廃棄物および反応基材
を落とすための断面三角状の突起部27が、攪拌フレー
ム30に接触しない程度に近接してハウジングHの長手
方向に沿ってほぼ水平に設けられている。これにより、
従来ハウジングH前後両側部内面の上方に付着していた
有機廃棄物も攪拌されるようになるので、処理室R2内
に収容されるほとんど全て有機廃棄物が攪拌されること
となる。
【0033】処理室R2内の上部には、主として図6お
よび図7に示すように、外部空気を処理室R2内に導入
するための給気管51が同処理室R2の長手方向に略水
平に延在して配設されている。給気管51は内部ハウジ
ング20の左側部を貫通し同側部に気密的に固着されて
おり、処理室R2の長手方向より若干短い長さのもので
ある。給気管51の底部には長手方向に沿って開口した
多数の孔51aが形成されており、これら孔51aから
処理室R2内に外部空気が流入される。給気管51の一
端は閉じられており、給気管51の他端には、給気管5
1に外部空気を吸い込んで送風するポンプ52が接続管
53を介して接続されている。また、給気管51とポン
プ52の間には吸い込んだ外部空気を所定温度(例えば
35度〜38度)に加温する加温装置54が設けられて
いる。これにより、処理室R2内に微生物が有機廃棄物
を分解するのに最適な処理雰囲気(充分な酸素、適当な
温度および湿度)を形成することができる。
【0034】処理室R2内の上部には、主として図6お
よび図7に示すように、処理室R2内に微生物による有
機廃棄物の分解により生じた反応ガス(炭酸ガスなど)
をハウジングHの外部に導出するための排気管61が給
気管51と平行に配設されている。排気管61は外部ハ
ウジング10および内部ハウジング20の各左側部を貫
通し内部ハウジング20の左側部に気密的に固着されて
おり、外部ハウジング10の長手方向より若干短い長さ
のものである。排気管61には長手方向に沿って開口し
た多数の孔61a(例えば排気管61の上部および底部
前後両面の3箇所)が形成されており、これら孔61a
から処理室R2内に生じた反応ガスを吸引して外部ハウ
ジング10の外部に排出する。排気管61の一端は閉じ
られており、排気管61の他端にはこの排気管から処理
室R2内に生じた反応ガスを吸引して外部に排気する排
出装置(図示しない)が接続されている。
【0035】ハウジングHの上部に設けた投入口12の
内側には、図7に示すように、投入口12の直下を覆う
ように外部空気を噴出してエアカーテンを形成する空気
噴射管71が投入口12に隣接して配設されている。空
気噴射管71は内部ハウジング20の左側部を貫通し同
側部に気密的に固着されている。空気噴射管71の側部
(投入口12側の側部)には長手方向に沿って開口した
多数の孔71aが形成されており、これら孔71aから
投入口12に向かって同投入口12の直下を覆うように
外部空気が噴出される。空気噴射管71の一端は閉じら
れており、空気噴射管71の他端には、空気噴射管71
に外部空気を吸い込んで送風するポンプ72が接続管7
3を介して接続されている。
【0036】また、ハウジングHの底部の半円筒状内壁
前面には、図7に示すように、処理室R2内に開口され
て有機廃棄物を処理した後の残渣が排出される反応基材
より小さくかつ残渣より大きい内径の多数の孔21aか
ら構成される排出口21が形成されている(図10参
照)。すなわち、排出口21は、処理室R2内に生じた
有機廃棄物の残渣のみを流出させて反応基材を処理室R
2内に保留させるためのフィルタ部としての機能を有し
ている。
【0037】ハウジングHの底部外側には、図10に示
すように、排出口21を開閉するための排出口蓋22が
同蓋22の下端部に設けたヒンジ23を介して組み付け
られている。排出口21の外側周縁には、排出口蓋22
を閉じた時に同蓋22と密接するようにシール部材(図
示省略)が設けられている。これにより、排出口蓋22
を閉めた時には、排出口21は液密に閉じられる。した
がって、投入口12および排出口21がともに閉状態に
ある時には、処理室R2は液密に密閉されることにな
る。なお、排出口蓋22の上端部には、図1に示すよう
に、同蓋22を旋錠するための旋錠部24が組み付けら
れている。
【0038】また、排出口21下部には、排出口21か
ら排出される残渣を残渣収容箱26に案内するための断
面コ字状のホッパ25が取り付けられている。ハウジン
グH底部の外側面には、この底部を加熱するためのヒー
タ28およびこの底部の温度を検出する第1温度センサ
29が取り付けられている。ヒータ28および第1温度
センサ29は制御回路(図示省略)に接続されている。
【0039】また、処理システムを構成する浄化槽15
0は、屎尿、雑廃水などを沈殿分離、腐敗分離、殺菌し
て浄化するための槽であり、周知のものである。なおこ
の浄化槽150には一端が下水道に接続された第3排水
管152の他端が接続されており、浄化槽150にて処
理され浄化された処理水は第3排水管152を通って下
水道に排出される。
【0040】次に、上記のように構成した厨芥等有機廃
棄物の処理システムによる厨芥等有機廃棄物の粉砕固形
物を含む廃水の処理について説明する。
【0041】ディスポーザ190から厨芥等有機廃棄物
の粉砕物が排出された場合、この廃水は第1排水管19
1、および調整槽130の上部に設けた廃水導入口13
4aを通って調整槽130に流入して固液分離室R1内
を充填する。固液分離室R1内の廃水のうち粉砕固形物
は固液分離室R1の底部に沈殿する。粉砕固形物を分離
した廃水は筒状カバー141の下部に設けた開口141
aを通って筒状カバー141内に流れ込み、このカバー
141内に設置された導出管140の上部に設けた開口
140aを通って調整槽130の外部に流出し、第2排
水管151を通って浄化槽150に供給される。
【0042】このとき、固液分離室R1内の廃水は、曝
気管181に設けた円形開口181aからの空気の吹き
出しとともに上方に流れ、ハウジング131と筒状カバ
ー141の間を筒状カバー141まわりに環流する。こ
れにより、固液分離室R1内の廃水中に均一に酸素を供
給することができる。
【0043】また、廃水が固液分離室R1内を環流する
際、固液分離室R1に流入した固形物は、すぐに沈殿す
るもの、環流にのって筒状カバー141を越えてから沈
殿するもの、筒状カバー141を越えてから筒状カバー
141内に流入するもの(比重の小さい極小固形物)に
分かれる。そして、固形物の一部分(比重の小さい極小
固形物)を含む廃水は筒状カバー141の下部から流入
し、固形物の大部分(比重の大きな固形物)は筒状カバ
ー141の内部に流入しにくいため、固形物が直接導出
管140に流入して浄化槽150に流出することをでき
るだけ防止することができる。また、たとえ筒状カバー
141の下部開口141aから比重の大きな固形物が流
入したとしても、導出管140の開口140aまでは到
達しにくいので、固形物が直接導出管140に流入して
浄化槽150に流出することをできるだけ防止すること
ができる。
【0044】一方、調整槽130内に沈殿している粉砕
固形物(有機廃棄物)は廃水とともに汚泥ポンプ162
によって適宜所定量ずつ処理装置200に供給される。
処理装置200の処理室R2に粉砕固形物を含む廃水が
供給されると、廃水および小さい固形物は処理室R2の
底部に設けたフィルタ部材120を通過し廃水樋111
に流れ落ち、このフィルタ部材120を通過できない大
きな固形物は処理室R2内に残存する。廃水樋111に
流れ落ちた廃水および小さい固形物は、汚泥ポンプ16
2と連動して作動するポンプ172によって処理物供給
管を通って再び調整槽130に戻される。そして、処理
室R2に残った粉砕固形物は攪拌フレーム30の回転に
よって反応基材(セラミックボール)に攪拌されて混合
され、粉砕固形物は微生物により分解処理される。な
お、小さい固形物には、前回投入して分解処理された粉
砕固形物の残渣も含む。
【0045】前述した分解処理を所定時間(例えば3時
間)実施すると、粉砕固形物の大部分は微生物の働きに
より最終分解処理物である炭酸ガス、水にまで分解され
るものの、一部分は分解されないで残渣(有機残存物、
無機残存物)として残存する。この処理時間中、分解処
理によって生じた水、または分解途中の粉砕固形物はフ
ィルタ部材120を通過し廃水樋111に流れ落ち、廃
水樋111に貯留されたものがポンプ172によって適
宜調整槽130に戻される。
【0046】また、処理室R2内に分解されないで有機
残存物と無機残存物として残存する残渣を排出するため
に、処理装置200の処理室R2の掃除を定期的に行っ
ている。この掃除をする際には、上述した通常運転を中
断して、処理室R2内を加熱して処理室R2内に残存す
る残渣を乾燥させ、この乾燥した残渣をハウジングHの
底部に設けた排出口21から排出させる。残渣の排出が
終了すると、再び上述した通常運転にて処理装置200
を稼働させる。
【0047】上述した説明から理解できるように、この
実施の形態においては、ディスポーザ190から厨芥等
有機廃棄物の粉砕物を含む廃水が排出された場合、この
廃水は第1排水管191を通って調整槽130に流入し
て、廃水のうち粉砕固形物は調整槽130内に沈殿し、
粉砕固形物を分離した廃水は第2排水管151を通って
浄化槽150に流出される。したがって、ディスポーザ
190から多量に廃水が排出された場合には、廃水は直
接処理装置200には供給されることなく、粉砕固形物
を分離された廃水が浄化槽150に流出される。一方、
調整槽130内に沈殿している粉砕固形物は汚泥ポンプ
162によって適宜所定量ずつ処理装置200に供給さ
れる。これにより、処理装置200への廃水および粉砕
固形物の供給量を調整することができるので、処理装置
200にその収容量を超えて廃水が供給されることを防
止することができる。
【0048】また、処理装置200にて分解処理されて
生じた処理物がポンプ172によって再び調整槽130
に供給されると、有機廃棄物を分解処理する微生物も処
理物とともに調整槽130内に供給される。したがっ
て、供給された微生物によって調整槽130内において
も沈殿している粉砕固形物および廃水が多少でも分解処
理されるので、この粉砕固形物および廃水をそれぞれ供
給されて処理する処理装置200と浄化槽150の分解
処理効率を向上させることができる。
【0049】また、本発明においては、ハウジング13
1と筒状カバー141の間の固液分離室R1内に略水平
に配設され、固液分離室R1内の廃水中にハウジング1
31の内面に沿って空気を吹き込む曝気管181をさら
に備えたものによれば、曝気管181からの曝気によっ
て廃水中に酸素を供給するとともに、曝気管181から
吹き込まれた空気によってハウジング131と筒状カバ
ー141の間の廃水を所定方向に環流させることできる
ので、固液分離室R1内の廃水中に均一に酸素を供給す
ることができる。したがって、調整槽130内の廃水中
の好気性微生物を活性化することができるので、微生物
による分解処理の効率をより向上することができ、また
嫌気性微生物を不活性化できるため調整槽130内の廃
水からの悪臭の発生を抑えることができる。
【0050】なお、上述した実施の形態の投入口12か
ら有機廃棄物を投入してもよい。
【0051】また、上述した実施の形態において、筒状
カバー141の開口141aをハウジング131の前方
(図3において左方向)に開放するように構成したが、
開口141aをハウジング131の下方(図3において
下方向)またはハウジング131の後方(図3において
右方向)に開放するように構成してもよい。これによれ
ば、環流する廃水がそのまま開口141aに流入しない
ので、開口141aをハウジング131の前方に開放し
たものと比べ、環流する固形物が筒状カバー141内に
進入しにくくなる。
【0052】また、上述した実施の形態において、処理
装置200と調整槽130を同じ高さの台に設置し、処
理装置200からの処理物をポンプ172によって汲み
上げて調整槽130に戻すようにしたが、処理装置20
0を調整槽130より高い位置に設置し、処理装置20
0からの処理物を自重で流れ落ちるようにして調整槽1
30に戻すようにしてもよい。これによれば、ポンプ1
72を削除できるので、システム全体としてコストダウ
ンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る厨芥等有機廃棄
物の処理システムを示す概略図である。
【図2】 図1に示す調整槽の正面断面図である。
【図3】 図1に示す調整槽の側面断面図である。
【図4】 図1に示す処理装置の内部構成を示した部分
破断正面図である。
【図5】 図1に示す処理装置の内部ハウジングを示し
た部分破断正面図である。
【図6】 図1に示す処理装置の内部構成を示した部分
破断平面図である。
【図7】 図6の7−7線に沿った断面図である。
【図8】 図7に示す内部ハウジングの最下部付近の部
分拡大断面図である。
【図9】 (a)は図7に示す攪拌フレームの部分拡大
平面図であり、(b)は図7(a)の正面図であり、
(c)は図7(a)の7c−7c線に沿った断面図であ
る。
【図10】 図7に示す内部ハウジングの部分拡大断面
図である。
【符号の説明】
10…外部ハウジング、20…内部ハウジング、11…
上パネル、H…ハウジング、12…投入口、13…投入
口蓋、16…投入口状態検出スイッチ、R2…処理室、
21…排出口、22…排出口蓋、31…回転軸、40…
駆動装置、41…モータ、30…攪拌フレーム、33…
撹拌部、34a,34b…脚部、35…固定部、33a
…ピン、27…突起部、51…給気管、52,72…ポ
ンプ、54…加温装置、61…排気管、71…空気噴射
管、80…制御ボックス、100…導入管、110…排
水口、111…排水樋、120…フィルタ部材、121
…第1フィルタ、122…第2フィルタ、130…調整
槽、150…浄化槽、151…第2排水管、161…固
形物導出管、162…汚泥ポンプ、171…処理物導入
管、172…ポンプ、181…曝気管、190…ディス
ポーザ、191…第1排水管、200…処理装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】投入された厨芥等有機廃棄物を粉砕して水
    とともに排出する粉砕手段と、 該粉砕手段から排出された固形物を含む廃水が供給され
    て、同廃水から固形物を沈殿させ、前記固形物を分離し
    た廃水を同廃水を浄化する浄化槽に流出する調整槽と、 該調整槽内に沈殿された固形物が供給されて、該固形物
    に微生物を含浸させた多孔質の反応基材を混合して同微
    生物によって前記固形物を分解処理する処理装置と、 前記調整槽内に沈殿している固形物を前記処理装置に適
    宜所定量ずつ供給する固形物供給手段と、 前記処理装置にて固形物を分解処理して生じた処理物の
    少なくとも一部を再び前記調整槽に戻す処理物供給手段
    を備えたことを特徴とする厨芥等有機廃棄物の処理シス
    テム。
  2. 【請求項2】前記調整槽は、 前記粉砕手段からの廃水を導入する導入口を上部に設
    け、前記導入口から導入した廃水を貯留し同廃水中の固
    形物を沈殿させる固液分離室を内部に形成し、前記固液
    分離室内に沈殿した固形物を導出する固形物導出口を底
    部に設けたハウジングと、 前記固液分離室の内部上方に略水平に配設され、上部に
    長手方向に沿って形成した開口を通して前記固液分離室
    内の液体を外部に流出する導出管と、 該導出管を空間をおいて覆い、かつ下部に長手方向に沿
    って開口が形成された筒状カバーを備えたことを特徴と
    する請求項1に記載の厨芥等有機廃棄物の処理システ
    ム。
  3. 【請求項3】前記ハウジングと筒状カバーの間の前記固
    液分離室内に略水平に配設され、同固液分離室内の廃水
    中に前記ハウジングの内面に沿って空気を吹き込む曝気
    管をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載の厨
    芥等有機廃棄物の処理システム。
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