JP2003180219A - フェロモントラップによる飛翔性害虫の誘殺及び計数装置 - Google Patents
フェロモントラップによる飛翔性害虫の誘殺及び計数装置Info
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- JP2003180219A JP2003180219A JP2001390396A JP2001390396A JP2003180219A JP 2003180219 A JP2003180219 A JP 2003180219A JP 2001390396 A JP2001390396 A JP 2001390396A JP 2001390396 A JP2001390396 A JP 2001390396A JP 2003180219 A JP2003180219 A JP 2003180219A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のフェロモントラップに設けた誘殺計測
手段と共に、電撃型に改良を加え害虫の種類、サイズに
応じて機能する機械型として、害虫捕殺による汚染、機
能低下を防止し、又法的制約を受けない使用性のよいト
ラップ装置の提供。 【解決手段】主として１次電極と２次電極を組替えた数
種の電撃手段を構成の要部とし請求項１〜請求項９の多
項構成にて図１〜図１９において実施装置を例示した。
その手段として計測誤差の少ないトラップ装置の器体に
１次電極と２次電極を適宜組替えた新規トラップ装置と
し、かつ害虫の捕殺手段、機械的構成の改正及びセンサ
ー光路の清浄化手段を加えてとラップ装置の機能低下の
防止、使用性、耐用性のあるトラップ装置とした。
手段と共に、電撃型に改良を加え害虫の種類、サイズに
応じて機能する機械型として、害虫捕殺による汚染、機
能低下を防止し、又法的制約を受けない使用性のよいト
ラップ装置の提供。 【解決手段】主として１次電極と２次電極を組替えた数
種の電撃手段を構成の要部とし請求項１〜請求項９の多
項構成にて図１〜図１９において実施装置を例示した。
その手段として計測誤差の少ないトラップ装置の器体に
１次電極と２次電極を適宜組替えた新規トラップ装置と
し、かつ害虫の捕殺手段、機械的構成の改正及びセンサ
ー光路の清浄化手段を加えてとラップ装置の機能低下の
防止、使用性、耐用性のあるトラップ装置とした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は農作物果樹園芸等作
物、植物を食害する飛翔性害虫の発生予察及びデータ収
集及び防除について捕殺及び計数手段装置に関するもの
である。
物、植物を食害する飛翔性害虫の発生予察及びデータ収
集及び防除について捕殺及び計数手段装置に関するもの
である。
【０００２】
【従来技術】現在飛翔性害虫の防除と発生予測手段とし
て利用する害虫の捕集捕殺方法としては粘着型、生捕
型、電撃型、殺虫型、水盤による捕集等の各手段が開発
され実施されている。しかしその発生域の野外に設置す
るフェロモントラップの各装置においては、発生数の実
態を把握する手段装置と捕捉した実数の把握において誤
差があり充分な成果を得るに至らない面があった。
て利用する害虫の捕集捕殺方法としては粘着型、生捕
型、電撃型、殺虫型、水盤による捕集等の各手段が開発
され実施されている。しかしその発生域の野外に設置す
るフェロモントラップの各装置においては、発生数の実
態を把握する手段装置と捕捉した実数の把握において誤
差があり充分な成果を得るに至らない面があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明はフェロモンに
より誘引した飛翔性害虫の計数手段及び、その捕殺等の
発生消長により害虫の種類、発生数のデータの収集及び
防除時期及び手段について利用者にとってもフェロモン
トラップの有効性と共にコスト面及び使用性、電撃手段
の安全性のある構成装置を提供することを課題とした。
より誘引した飛翔性害虫の計数手段及び、その捕殺等の
発生消長により害虫の種類、発生数のデータの収集及び
防除時期及び手段について利用者にとってもフェロモン
トラップの有効性と共にコスト面及び使用性、電撃手段
の安全性のある構成装置を提供することを課題とした。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段としては、特許請求の範囲に記載した請求項１
〜請求項９の構成要件を要旨とするものである。
めの手段としては、特許請求の範囲に記載した請求項１
〜請求項９の構成要件を要旨とするものである。
【０００５】
【実施例】以下本発明の実施の形態について図示説明す
る。図１は請求項１の電撃殺虫赤外線センサー方式によ
る構成概要図で飛翔性害虫の発生が予測される、果樹
園、田畑等の野外に設置する。２は器体上部に被着する
雨除けカバー、Ｆは取付杆の先端に取着したフェロモン
剤、４はフェロモンＦの周囲に等間隔に円周状に下設し
た電撃用１次電極で３０〜５０ｍｍの電極を４〜８ｍｍ
の等間隔で円周状（Φ５０〜１００ｍｍ）に絶縁下設
し、この電極に直流の高電圧（１０００〜数千Ｖ）に接
触して致死又は仮死してファネル５に落下しファネル下
部口部６に嵌着したセンサー用ガラス管７に設置したカ
ウント用赤外線センサー８により害虫数を測定する。９
は器体下部に設けた引き出しで、ファネルのロート下部
より落下した害虫を引き出し９に収集排棄する。１０は
殺虫プレートで仮死状の害虫を蘇生不能に致死させる。
る。図１は請求項１の電撃殺虫赤外線センサー方式によ
る構成概要図で飛翔性害虫の発生が予測される、果樹
園、田畑等の野外に設置する。２は器体上部に被着する
雨除けカバー、Ｆは取付杆の先端に取着したフェロモン
剤、４はフェロモンＦの周囲に等間隔に円周状に下設し
た電撃用１次電極で３０〜５０ｍｍの電極を４〜８ｍｍ
の等間隔で円周状（Φ５０〜１００ｍｍ）に絶縁下設
し、この電極に直流の高電圧（１０００〜数千Ｖ）に接
触して致死又は仮死してファネル５に落下しファネル下
部口部６に嵌着したセンサー用ガラス管７に設置したカ
ウント用赤外線センサー８により害虫数を測定する。９
は器体下部に設けた引き出しで、ファネルのロート下部
より落下した害虫を引き出し９に収集排棄する。１０は
殺虫プレートで仮死状の害虫を蘇生不能に致死させる。
【０００６】図２は請求項２記載の電撃殺虫方式の他の
フェロモントラップの実施装置で器体１１に設置したロ
ート状のファネル１２の吐出口１３下部には直接殺虫プ
レート１５を設けた引き出し１４に害虫を電撃死により
致死させ収納する。図２の電撃による殺虫方式の計数測
定は１次電極４の電撃殺虫時に発生するパルス信号を器
体外に設置した計測装置（図示省略）により殺虫数を計
測する。従って、赤外線センサーを省力化したトラップ
器体である。本装置は雨除けカバー２の下に取付けた円
周形の１次電極のみで殺虫計測するので雨の影響を心配
する必要がなく処理できる簡易装置である。構造上パー
ツが少なく従って故障の少ない低コストで提供できる実
用性があり害虫の種類や設置場所によっては有効であ
る。
フェロモントラップの実施装置で器体１１に設置したロ
ート状のファネル１２の吐出口１３下部には直接殺虫プ
レート１５を設けた引き出し１４に害虫を電撃死により
致死させ収納する。図２の電撃による殺虫方式の計数測
定は１次電極４の電撃殺虫時に発生するパルス信号を器
体外に設置した計測装置（図示省略）により殺虫数を計
測する。従って、赤外線センサーを省力化したトラップ
器体である。本装置は雨除けカバー２の下に取付けた円
周形の１次電極のみで殺虫計測するので雨の影響を心配
する必要がなく処理できる簡易装置である。構造上パー
ツが少なく従って故障の少ない低コストで提供できる実
用性があり害虫の種類や設置場所によっては有効であ
る。
【０００７】図３は請求項３に記述した機械的殺虫方式
によるフェロモントラップ装置である。この方法、装置
は害虫の発生防除をより精度の高い捕殺及び測定を目的
とした器体構成である。本発明はフェロモントラップが
野外に設置され、風雨、温度差等自然環境による影響を
受け易く、フェロモントラップの機能の低下、装置の損
耗による計数の精度誤差を少くするための構成装置で、
器体の耐用強度や殺虫プレートのガス致死による計数機
能の正確性と、安定した精度低下の防止を図るもので、
致死状の害虫の徘徊によってセンサーによる数値誤差の
防止を図る。図３、図４、図５はこれの実施例でトラッ
プ器体２０の上部に雨除けカバー２１を被着しこれにフ
ェロモンＦを下設し害虫の進入する進入口２３を調節可
能に設ける。長方形器体２０はカバー２１の下部に設け
たロート状の上部ファネル２５、ファネル吐出口２４の
下部に中間ファネル２６、下部ファネル２７、器体の最
下部に引き出し筐体２８を設けた器体構成とし、上部フ
ァネル２５には器体に取着した殺虫プレート２９とその
下部に器体への雨水の侵入を下向きに傾斜した排水傾斜
板３０を取付ける。殺虫プレートはＤＤＶＰ燻蒸剤を含
浸し害虫をガスに暴露させる空間を広くして滞留時間を
長くして殺虫効果を昂める。傾斜板は雨水を集水し易い
ように板の一側後ろ面を傾けて溝となるように傾設し
（図示省略）端部３１は稍上方に起立させて器体に設け
た雨水の排水孔３２より器体外に注出するように構成す
る。中間ファネル２６の吐出口には始動用光センサー３
３を設け吐出口より落下する害虫の通過で始動用光セン
サー３３により害虫の通過をパルス信号により殺虫用回
転円盤３４を始動させ器体外に接続した計数測定装置
（図示せず）により計測する。
によるフェロモントラップ装置である。この方法、装置
は害虫の発生防除をより精度の高い捕殺及び測定を目的
とした器体構成である。本発明はフェロモントラップが
野外に設置され、風雨、温度差等自然環境による影響を
受け易く、フェロモントラップの機能の低下、装置の損
耗による計数の精度誤差を少くするための構成装置で、
器体の耐用強度や殺虫プレートのガス致死による計数機
能の正確性と、安定した精度低下の防止を図るもので、
致死状の害虫の徘徊によってセンサーによる数値誤差の
防止を図る。図３、図４、図５はこれの実施例でトラッ
プ器体２０の上部に雨除けカバー２１を被着しこれにフ
ェロモンＦを下設し害虫の進入する進入口２３を調節可
能に設ける。長方形器体２０はカバー２１の下部に設け
たロート状の上部ファネル２５、ファネル吐出口２４の
下部に中間ファネル２６、下部ファネル２７、器体の最
下部に引き出し筐体２８を設けた器体構成とし、上部フ
ァネル２５には器体に取着した殺虫プレート２９とその
下部に器体への雨水の侵入を下向きに傾斜した排水傾斜
板３０を取付ける。殺虫プレートはＤＤＶＰ燻蒸剤を含
浸し害虫をガスに暴露させる空間を広くして滞留時間を
長くして殺虫効果を昂める。傾斜板は雨水を集水し易い
ように板の一側後ろ面を傾けて溝となるように傾設し
（図示省略）端部３１は稍上方に起立させて器体に設け
た雨水の排水孔３２より器体外に注出するように構成す
る。中間ファネル２６の吐出口には始動用光センサー３
３を設け吐出口より落下する害虫の通過で始動用光セン
サー３３により害虫の通過をパルス信号により殺虫用回
転円盤３４を始動させ器体外に接続した計数測定装置
（図示せず）により計測する。
【０００８】図３の殺虫用回転円盤３４は図４、図５で
示すようにモーターＭの回転軸３５にスプリング３６で
中間をバネ圧縮（反動）し、かつ間隔調整可能に設置し
た回転円盤３４を中間ファネルの吐出口下部に設置し、
落下した害虫を回転円盤で狭着圧接し仮死状態の害虫も
完殺し下部ファネル２７に落下させる。３７は回転円盤
３４で挟殺附着により汚染した円盤の清掃用ブラシで円
盤面をブラッシングする。回転円盤３４の間隔は対象害
虫の大小により狭圧間隙大のＷと間隙小のＳ及び回転速
度を調節可能に設置する。殺虫プレートが古くなりガス
の発生が少なくなると弱体化した害虫がセンサ部を徘徊
してミスカウントの原因ともなるので、回転円盤により
（又はローラ）落下させてカウントミスを防止する作用
も果す。
示すようにモーターＭの回転軸３５にスプリング３６で
中間をバネ圧縮（反動）し、かつ間隔調整可能に設置し
た回転円盤３４を中間ファネルの吐出口下部に設置し、
落下した害虫を回転円盤で狭着圧接し仮死状態の害虫も
完殺し下部ファネル２７に落下させる。３７は回転円盤
３４で挟殺附着により汚染した円盤の清掃用ブラシで円
盤面をブラッシングする。回転円盤３４の間隔は対象害
虫の大小により狭圧間隙大のＷと間隙小のＳ及び回転速
度を調節可能に設置する。殺虫プレートが古くなりガス
の発生が少なくなると弱体化した害虫がセンサ部を徘徊
してミスカウントの原因ともなるので、回転円盤により
（又はローラ）落下させてカウントミスを防止する作用
も果す。
【０００９】図６は請求項４に記述した装置の実施例で
ある。図６は雨除けカバー３８と雨除けカバー内に垂下
したフェロモン保持具Ｆ及びこれに周設した１次電極３
９と、その下部に設置するフェロモン器体４０の構成を
示す。１次電極３９は図１、図２に図示した１次電極と
同一の構成作用を示すもので円周状の電極を４〜８ｍｍ
間隔に絶縁下設し直流の高電圧（１０００〜数千Ｖ）に
よりフェロモンに誘導飛来した害虫ｎｗを接触により感
電致死又は仮死させ、器体４０に設置したロート状のフ
ァネル４１内に落下させる。図７、図８は回転移動清掃
子の構成と作用の実施例でファネル４１の吐出口下部に
は直線並列型電極４２（１０００〜数千Ｖ）とこれに接
触した害虫ｎｗによるパルス信号によって連動する回転
移動清掃子４３で、駆動する減速モーターＭの回転軸４
４に着装したブラシ等の清掃部４５により器体下部にブ
ラッシングして害虫を除去落下させる。又、本装置は電
極４２、及びこれと連動する回転移動清掃子４３の構造
上、田や周辺畑地に棲息する小型の青蛙等の生息体や大
型昆虫が入っても、詰まることなく電撃死させる特徴を
備えており、１カウントの誤差範囲内で処理できる利点
がある。４６は殺虫又は分解致死させた害虫を集中落下
させる交叉した斜向板（登上防止板）、４７は殺虫プレ
ート、４８は器体下底部にセットして殺虫した害虫や致
死分解した害虫を収集する引出しである。
ある。図６は雨除けカバー３８と雨除けカバー内に垂下
したフェロモン保持具Ｆ及びこれに周設した１次電極３
９と、その下部に設置するフェロモン器体４０の構成を
示す。１次電極３９は図１、図２に図示した１次電極と
同一の構成作用を示すもので円周状の電極を４〜８ｍｍ
間隔に絶縁下設し直流の高電圧（１０００〜数千Ｖ）に
よりフェロモンに誘導飛来した害虫ｎｗを接触により感
電致死又は仮死させ、器体４０に設置したロート状のフ
ァネル４１内に落下させる。図７、図８は回転移動清掃
子の構成と作用の実施例でファネル４１の吐出口下部に
は直線並列型電極４２（１０００〜数千Ｖ）とこれに接
触した害虫ｎｗによるパルス信号によって連動する回転
移動清掃子４３で、駆動する減速モーターＭの回転軸４
４に着装したブラシ等の清掃部４５により器体下部にブ
ラッシングして害虫を除去落下させる。又、本装置は電
極４２、及びこれと連動する回転移動清掃子４３の構造
上、田や周辺畑地に棲息する小型の青蛙等の生息体や大
型昆虫が入っても、詰まることなく電撃死させる特徴を
備えており、１カウントの誤差範囲内で処理できる利点
がある。４６は殺虫又は分解致死させた害虫を集中落下
させる交叉した斜向板（登上防止板）、４７は殺虫プレ
ート、４８は器体下底部にセットして殺虫した害虫や致
死分解した害虫を収集する引出しである。
【００１０】図９は請求項５に記載したトラップ装置を
示すもので、器体の雨除けカバー４９のフェロモン杆周
囲の１次電極を省力化しフェロモン器体５０内のファネ
ル５１とその下部の直線並列型電極５２の２次電極装置
に主力を置いたトラップ装置である。その作用を示せば
トラップ器体５０の雨除けカバーのフェロモンに誘引さ
れてフェロモン保持具に衝突したり雌雄を誤認して絡み
あってファネル５１に落下して、下部の直線並列型電極
５２の２次電極の高電圧（１０００Ｖ〜数千Ｖ）に接触
したとき完全に殺虫され、その際のスパーク（パルス）
信号により器体外の測定装置（図示省略）で記録され
る。本装置は高圧電極が器体内装置として露出していな
いので、危険度が低く電気用品取締法に該当しないトラ
ップ装置としての特徴を備えている。従って電気用品取
締法に該当する高圧電極を露出した他の実施例としてト
ラップ装置（図３のトラップ装置を除く）と対比し安全
性が高く利点が大きい。なお、直線並列型電極及びこれ
と連動する回転移動清掃子は図７、図８の直線並列型２
次電極４２及び、図８の回転移動清掃子４３と同一構成
であるのでカウント作用等の図面による詳細な説明は省
略する。
示すもので、器体の雨除けカバー４９のフェロモン杆周
囲の１次電極を省力化しフェロモン器体５０内のファネ
ル５１とその下部の直線並列型電極５２の２次電極装置
に主力を置いたトラップ装置である。その作用を示せば
トラップ器体５０の雨除けカバーのフェロモンに誘引さ
れてフェロモン保持具に衝突したり雌雄を誤認して絡み
あってファネル５１に落下して、下部の直線並列型電極
５２の２次電極の高電圧（１０００Ｖ〜数千Ｖ）に接触
したとき完全に殺虫され、その際のスパーク（パルス）
信号により器体外の測定装置（図示省略）で記録され
る。本装置は高圧電極が器体内装置として露出していな
いので、危険度が低く電気用品取締法に該当しないトラ
ップ装置としての特徴を備えている。従って電気用品取
締法に該当する高圧電極を露出した他の実施例としてト
ラップ装置（図３のトラップ装置を除く）と対比し安全
性が高く利点が大きい。なお、直線並列型電極及びこれ
と連動する回転移動清掃子は図７、図８の直線並列型２
次電極４２及び、図８の回転移動清掃子４３と同一構成
であるのでカウント作用等の図面による詳細な説明は省
略する。
【００１１】上述した図６〜図９に説明した２次電極は
請求項４、請求項５に記載した実施構成の一部を示した
ものであるが、２次電極の実施装置としての構成はこれ
に限定されるものでなく図１０〜図１９による他の実施
構成によっても可能であるので以下これについて図示説
明する。図１０〜図１３は請求項６の実施構成の２次電
極５７の要部を示すもので既述したフェロモン器体のフ
ァネル吐出口下部に設けたＶ字形の２次電極装置であ
る。この２次電極５７は、図示しない器体内のファネル
の吐出口下部に吐出口を受けるように電極保持絶縁物５
８に下部をＶ形に開口５９した電極６０を組み合わせ、
この開口部５９に直交方向に水平移動する水平移動清掃
子６１を嵌合する。図１０〜図１３において水平移動清
掃子６１は角錐形に形成されモーターＭに連結した連結
軸６２とクランク軸６４によりＶ形電極の開口部５９に
嵌合して直交方向（横方向）水平に往復運動してＶ形電
極間にファネル吐出口より落下した害虫を狭着し、摩擦
圧死し電極外に放出する。なお、００１０〜００１４の
電極殺虫によるカウント手段は００１０におけるパルス
信号によるカウント作用と同一手段である。
請求項４、請求項５に記載した実施構成の一部を示した
ものであるが、２次電極の実施装置としての構成はこれ
に限定されるものでなく図１０〜図１９による他の実施
構成によっても可能であるので以下これについて図示説
明する。図１０〜図１３は請求項６の実施構成の２次電
極５７の要部を示すもので既述したフェロモン器体のフ
ァネル吐出口下部に設けたＶ字形の２次電極装置であ
る。この２次電極５７は、図示しない器体内のファネル
の吐出口下部に吐出口を受けるように電極保持絶縁物５
８に下部をＶ形に開口５９した電極６０を組み合わせ、
この開口部５９に直交方向に水平移動する水平移動清掃
子６１を嵌合する。図１０〜図１３において水平移動清
掃子６１は角錐形に形成されモーターＭに連結した連結
軸６２とクランク軸６４によりＶ形電極の開口部５９に
嵌合して直交方向（横方向）水平に往復運動してＶ形電
極間にファネル吐出口より落下した害虫を狭着し、摩擦
圧死し電極外に放出する。なお、００１０〜００１４の
電極殺虫によるカウント手段は００１０におけるパルス
信号によるカウント作用と同一手段である。
【００１２】図１４、図１５は請求項７に記述した２次
電極の第３の実施装置を示すものであり、Ｖ形型の２次
電極６５のＶ字部に嵌合して直交方向に回転する角錐形
の回転移動清掃子６７をモータＭの回転バー６６の上端
に装着し、Ｖ字部に取着させた固定清掃ブラシ６８を介
してＶ字形電極間に落下させて摩擦圧着死した害虫を器
体下部に強制排除する。
電極の第３の実施装置を示すものであり、Ｖ形型の２次
電極６５のＶ字部に嵌合して直交方向に回転する角錐形
の回転移動清掃子６７をモータＭの回転バー６６の上端
に装着し、Ｖ字部に取着させた固定清掃ブラシ６８を介
してＶ字形電極間に落下させて摩擦圧着死した害虫を器
体下部に強制排除する。
【００１３】図１６、図１７は請求項８に記述した２次
電極の実施構成を示し、器体に設けたファネル下部の２
次電極６９はＶ形電極間に上下動アーム７０を嵌着し、
モータＭのクランクアーム７に軸装したクランク円盤７
２の回転により上下可動しＶ形電極間に落下した害虫を
摩擦圧着死して器体下部に強制除掃するように構成した
２次電極装置である。
電極の実施構成を示し、器体に設けたファネル下部の２
次電極６９はＶ形電極間に上下動アーム７０を嵌着し、
モータＭのクランクアーム７に軸装したクランク円盤７
２の回転により上下可動しＶ形電極間に落下した害虫を
摩擦圧着死して器体下部に強制除掃するように構成した
２次電極装置である。
【００１４】図１８、図１９は請求項９に記述した２次
電極の実施装置である。２次電極７３は調整可能で摩擦
孔７７を設けたＶ形電極を電極保持絶縁体７４で保持
し、モータＭに軸着した回転アーム７５をＶ形電極間に
直交方向に回転させて摩擦圧着死させてＶ形電極にそれ
ぞれ対設固定した清掃ブラシ７６を介して電極間に落下
した害虫を除掃する。本装置の特徴は０００９の記述と
同様、図１８、図１９に示す２次電極７３はＶ型でスプ
リングを介して取り付けてあるので、田圃にいる小型の
青蛙が入っても電極のスプリング調節作用により開いて
青蛙を電撃死するので蛙の圧殺による内臓の露出や附着
による電極の汚染を防止できる特徴があり計測上は１カ
ウントの誤差の範囲内で処理できる。
電極の実施装置である。２次電極７３は調整可能で摩擦
孔７７を設けたＶ形電極を電極保持絶縁体７４で保持
し、モータＭに軸着した回転アーム７５をＶ形電極間に
直交方向に回転させて摩擦圧着死させてＶ形電極にそれ
ぞれ対設固定した清掃ブラシ７６を介して電極間に落下
した害虫を除掃する。本装置の特徴は０００９の記述と
同様、図１８、図１９に示す２次電極７３はＶ型でスプ
リングを介して取り付けてあるので、田圃にいる小型の
青蛙が入っても電極のスプリング調節作用により開いて
青蛙を電撃死するので蛙の圧殺による内臓の露出や附着
による電極の汚染を防止できる特徴があり計測上は１カ
ウントの誤差の範囲内で処理できる。
【００１５】
【本発明の効果】以上本発明は従来発生害虫のカウント
手段として赤外線センサー方式を利用してきたが従来装
置は長期間の連続使用で赤外線センサーの発光部と受光
部を保持するガラス管が害虫の鱗粉による汚染でカウン
ト機能の低下による数値誤差や器体装置の耐用性に難点
があったが、赤外線センサーを利用する手段装置の開発
についてＡＧＣをセンサー回路に補正することによっ
て、センサー光路の清掃と省力化に有効新規な実施効果
のあることが示された。更に、センサーを保持し害虫を
通過させるカウント用のガラス管もΦ５０から２０ｍｍ
の細管としたので発光部と受光部の間隔が狭くなり計数
確度を昂め誤差率の低下に大きく役立つ効果が実証され
た。又、本発明装置として説明した実施構成の２次電極
として採用した請求項４、請求項５の直線並列型電極に
よる電撃殺虫手段と、請求項６〜請求項９における２次
電極として利用したＶ形２次電極装置も有効な機械的殺
虫構成手段としてフェロモントラップ装置の新規手段と
して実用化が期待できる。
手段として赤外線センサー方式を利用してきたが従来装
置は長期間の連続使用で赤外線センサーの発光部と受光
部を保持するガラス管が害虫の鱗粉による汚染でカウン
ト機能の低下による数値誤差や器体装置の耐用性に難点
があったが、赤外線センサーを利用する手段装置の開発
についてＡＧＣをセンサー回路に補正することによっ
て、センサー光路の清掃と省力化に有効新規な実施効果
のあることが示された。更に、センサーを保持し害虫を
通過させるカウント用のガラス管もΦ５０から２０ｍｍ
の細管としたので発光部と受光部の間隔が狭くなり計数
確度を昂め誤差率の低下に大きく役立つ効果が実証され
た。又、本発明装置として説明した実施構成の２次電極
として採用した請求項４、請求項５の直線並列型電極に
よる電撃殺虫手段と、請求項６〜請求項９における２次
電極として利用したＶ形２次電極装置も有効な機械的殺
虫構成手段としてフェロモントラップ装置の新規手段と
して実用化が期待できる。
【図１】電撃殺虫と赤外線センサーによるフェロモント
ラップの構成を示す概要断面図
ラップの構成を示す概要断面図
【図２】電撃用１次電極のみによるフェロモントラップ
の他の実施装置の概要断面図
の他の実施装置の概要断面図
【図３】フェロモントラップ内に誘導した害虫を上部フ
ァネルと中間ファネル及び下部ファネル内に始動用光セ
ンサーと殺虫用回転円盤を組み合わせこれに赤外線セン
サーでカウントするフェロモントラップ装置の断面構成
図
ァネルと中間ファネル及び下部ファネル内に始動用光セ
ンサーと殺虫用回転円盤を組み合わせこれに赤外線セン
サーでカウントするフェロモントラップ装置の断面構成
図
【図４】図３の殺虫用回転円盤の構成作用を示す拡大正
面図
面図
【図５】図４の拡大側面図
【図６】フェロモントラップ内にファネル下部に直線並
列型の２次電極と回転移動清掃子と組み合わせた実施例
図
列型の２次電極と回転移動清掃子と組み合わせた実施例
図
【図７】図６の２次電極（直線並列型電極）４２の実施
例図
例図
【図８】図６の回転移動清掃子４３の実施例斜視図
【図９】フェロモントラップ雨除けカバーに設けたフェ
ロモンと、１次電極を省略し器体内ファネル下部に２次
電極と回転清掃子を組み合わせた実施例概要図
ロモンと、１次電極を省略し器体内ファネル下部に２次
電極と回転清掃子を組み合わせた実施例概要図
【図１０】２次電極のＶ型電極の構成を示す要部側面図
【図１１】図１０の全体の構成と作用を示す正面図
【図１２】図１０、図１１のＶ型電極に嵌合する水平移
動清掃子の斜視図
動清掃子の斜視図
【図１３】図１１の水平移動清掃子の移動を示す平面図
【図１４】２次電極のＶ型電極の他の構成を示す要部図
【図１５】図１４の作用を示す平面及び側面より見た全
体概要図
体概要図
【図１６】２次電極のＶ型電極の上下動アームによる構
成作用を示す正面要部図
成作用を示す正面要部図
【図１７】図１６の構成作用の側面要部図
【図１８】２次電極のＶ型電極による回転アームによる
構成作用の正面要部図
構成作用の正面要部図
【図１９】図１８の側面要部図
１，１１，２０，４０，５０． フェロモントラップ
２，２１，３８，４９． 雨除けカバー
４，３９． 電撃用１次電極
５，１２，２５，２６，２７，４２，５１． ファネル
６，１３． 吐出口
７． センサ用ガラス管
８，３３，３９． カウント用赤外線センサ
９，１４，５６． 引き出し
１０，１５，２９，４７，５５． 殺虫プレート
２６． 中間ファネル
３３． 始動用光センサー
３４． 殺虫用回転円盤
３６． スプリング
３７． 清掃用ブラシ
４２，５２，５７，６５，６９，７３． ２次電極
４３，５３，６７．回転移動清掃子
６１． 水平移動清掃子
７０． 上下動アーム
７７． 摩擦孔
Ｆ． フェロモン
ｎｗ． 害虫
Claims (9)
- 【請求項１】 野外に設置するフェロモントラップの器
体上部の雨除けカバーの内側中央に飛翔性害虫を誘引す
るフェロモン保持具を上下調節可能に垂下し、かつその
フェロモン保持具の周囲に電撃用１次電極を一定間隔に
周設し、器体トラップ上部に誘引侵入した飛翔性害虫を
前記１次電極で電撃死もしくは仮死状に殺虫し、その下
部のファネル内に落下した害虫を汚染防止用のＡＧＣ通
電回路を組み込んだガラス管に設置したカウント用赤外
線センサーで計測し器体下部の殺虫用プレートを備えた
引き出しケースに収納処分するように設けたフェロモン
トラップによる飛翔性害虫の誘殺及び計数装置 - 【請求項２】 フェロモントラップの器体上部の雨除け
カバーの内側中央に垂下したフェロモントラップ保持具
に電撃用１次電極を円形に周設し、その下部のトラップ
器体上部にファネルを設けると共に、前記ファネルの吐
出口部に殺虫プレートを備えた引出しを器体下部に設置
してなることを特徴とするフェロモントラップによる飛
翔性害虫の誘殺及び計数装置 - 【請求項３】 フェロモントラップの器体上部の雨除け
カバーと、前記器体上部の殺虫用プレート及び器体に設
けたファネルの吐出口下部に雨水排水傾斜板を介して始
動用センサ及びこれと連動する調節可能の殺虫用回転板
よりなる中間ファネルと、その下部の下部ファネル及
び、ファネルの吐出口に接続したセンサー用ガラス管に
セットしたカウント用赤外線センサと、その器体下部に
殺虫用プレートを設けた害虫を収集する引出しとよりな
る器体装置としたことを特徴とするフェロモントラップ
による飛翔性害虫の誘殺及び計数装置 - 【請求項４】 フェロモントラップの器体上部の雨除け
カバー内に垂下したフェロモン保持具及び、これに周設
した１次電極と、前記トラップの器体に設けたファネル
と、そのファネルの吐出口より電撃落下した害虫を計測
する直線並列型電極及びこれに連動する回転移動清掃子
よりなる２次電極とその下部の傾斜誘導板を介して器体
下部に殺虫プレートを備えた引出しとよりなる器体装置
としたことを特徴とするフェロモントラップによる飛翔
性害虫の誘殺及び計数装置 - 【請求項５】 フェロモントラップ器体上部の雨除けカ
バー内に垂下したフェロモンと、器体上部に設けたファ
ネルと、そのファネルの吐出口下部に直線並列型電極及
び、これに連動する回転移動清掃子とよりなる２次電極
を設置し、その下部の傾斜誘導板を介して器体下部に殺
虫プレートを備えた引き出しとを設けた器体装置とより
なることを特徴とするフェロモントラップによる飛翔性
害虫の誘殺および計数装置 - 【請求項６】 請求項４、請求項５に記載した２次電極
において、器体のファネル吐出口下部にＶ形電極を設
け、このＶ形電極のＶ部に嵌合してクランク軸により直
交方向に水平移動する水平移動清掃子を設け、この水平
移動子は前記電極間のＶ部に害虫がファネルの吐出口よ
り落下した際の接触信号によりＶ部を水平に往復作動し
てＶ形電極間に落下した害虫を払拭処理するように設け
た２次電極としたことを特徴とするフェロモントラップ
による飛翔性害虫の誘殺及び計数装置 - 【請求項７】 請求項４〜請求項６に記載した２次電極
において、器体のファネル吐出口下部にＶ形電極を設
け、このＶ形電極のＶ部に嵌合して直交方向に回転運動
する回転移動清掃子を回転バーの先端に設け、ファネル
の吐出口より落下した害虫がＶ形電極間に接触した際、
その接触信号により前記回転移動清掃子がＶ形電極間を
回転運動し電極間に落下した害虫を摩擦圧着死させ払拭
処理するように設けた２次電極としたことを特徴とする
フェロモントラップによる飛翔性害虫の誘殺及び計数装
置 - 【請求項８】 請求項４〜請求項７に記載した２次電極
において器体のファネル吐出口下部にＶ形電極を設け、
このＶ形電極間に嵌合して上下可動する上下動アームを
設け、この上下動アームがファネルの吐出口より落下し
た害虫がＶ形電極間に接触した際その接触信号により前
記上下動アームがＶ形電極間を上下可動しＶ形電極間に
落下した害虫を圧殺又は潰死させて放出するように設け
たことを特徴とするフェロモントラップによる飛翔性害
虫の誘殺装置 - 【請求項９】 請求項４〜請求項８に記載した２次電極
において器体のファネル吐出口下部に固定清掃ブラシを
対設したＶ形電極を設け、このＶ形電極間に直交方向に
回転する回転アームを設け、そのＶ形電極間にファネル
吐出口より落下した害虫の接触信号により回転アームが
回転しＶ形電極間に対設した固定清掃ブラシを介して害
虫を挟着摩擦して圧殺し強制排除するように設けたこと
を特徴とする飛翔性害虫の誘殺及び計数装置
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- 2001-12-21 JP JP2001390396A patent/JP3794625B2/ja not_active Expired - Fee Related
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