JP2003179883A - 待ち時間の短い飛び越しビデオフォーマットからプログレッシブビデオフォーマットへ変換する方法 - Google Patents

待ち時間の短い飛び越しビデオフォーマットからプログレッシブビデオフォーマットへ変換する方法

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JP2003179883A
JP2003179883A JP2002329966A JP2002329966A JP2003179883A JP 2003179883 A JP2003179883 A JP 2003179883A JP 2002329966 A JP2002329966 A JP 2002329966A JP 2002329966 A JP2002329966 A JP 2002329966A JP 2003179883 A JP2003179883 A JP 2003179883A
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Christopher J Orlick
ジェイ. オーリック クリストファー
Scott Miller
ミラー スコット
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/01Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level
    • H04N7/0117Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level involving conversion of the spatial resolution of the incoming video signal
    • H04N7/012Conversion between an interlaced and a progressive signal

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Graphics (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 最小の処理時間、かつ、所望の視覚画像を生
成する飛び越し走査からプログレッシブ走査へ変換する
方法を提供すること。 【解決手段】 本発明による飛び越し走査ビデオ信号画
像をプログレッシブ走査ビデオ信号に変換する方法は、
(a)補間された画素(ピクセル)からなる行の対象の
ピクセル位置が、視覚的に異なる領域間のエッジ上にあ
るか否かを判定するステップと、(b)以前に表示され
た画像と飛び越し走査画像との間の対象のピクセル位置
の領域における移動の程度を決定するステップと、
(c)対象のピクセル位置に補間されたピクセルについ
て複数の可能性のある値を生成するステップと、(d)
対象のピクセル位置がエッジにあるか否かの判定結果、
および、対象のピクセル位置の領域における決定された
移動の程度に応じて、補間されたピクセルの複数の可能
性のある値から少なくとも1つの可能性のある値を選択
するステップとを包含する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、概して、飛び越し
走査からプログレッシブ走査への変換システムに関し、
より詳細には、テレビ画像用の飛び越し走査システムを
プログレッシブ走査システムへ変換するロバストで待ち
時間の短い方法に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビ画面上の画像は、画素(ピクセ
ル)から構成されている。これら画素は、水平方向に行
状に並べられ、一般に、互いに1ピクセルずつ垂直方向
に位置がオフセットしている。各ピクセルは、画像が色
画像の場合にピクセルの赤成分、緑成分または青成分の
強度を示す値に割り当てられている。ビデオ画像は、画
像の水平線としてピクセルの行を順次表示することによ
って生成される。
【0003】NTSC、PALおよびSECAM等の既
存のアナログ放送規格は、単一のビデオフレームを生成
するために2つの飛び越しビデオフィールドを用いてい
る。各フィールドは、画像フレームを構成する水平線の
うち半分を含む。一方のフィールドは、フレームの奇数
の番号が付された線すべてを含み、他方のフィールド
は、偶数の番号が付された線すべてを含む。飛び越し画
像は、得られる画像フレームを劣化させる線のちらつ
き、または、垂直方向のデテールの損失等のひずみアー
チファクトを示す可能性がある。これらのアーチファク
トをなくす1つの方法は、飛び越し走査フィールドをプ
ログレッシブ走査フレームに変換することである。プロ
グレッシブ走査フレームでは、奇数および偶数の画像線
はともに、1つの画像として同時に表示される。
【0004】プログレッシブ走査信号を表示可能な高精
細度テレビモニタを購入するテレビ視聴者が増えるにつ
れ、飛び越し走査をプログレッシブ走査に変換するシス
テムは、ますます重要となる。放送設備と顧客との両方
が、飛び越し走査画像のひずみアーチファクトを避ける
ために、飛び越し走査をプログレッシブ走査に変換する
能力を有することを求め得る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】補間ピクセルを生成す
るもっとも簡単な方法は、以前に受け取った走査線にお
いて対応する位置からのピクセルを単に重複させること
である。この結果、エッジに位置するピクセルは、「ジ
ャギー」(なめらかではなくて、ぎざぎざまたは階段状
に見える線)となり得る。エッジに位置しないピクセル
については、このような重複の結果、表示されている画
像に相当するピクセルが存在しないということになり、
視聴者への表示状態が悪くなる。この方法もまた、飛び
越し走査画像に比べて画像の垂直方向の解像度を低下さ
せ、画像領域が30Hzレートでちらつくことになる。
【0006】飛び越し走査フィールドからプログレッシ
ブ走査フレームを生成する別の方法は、各フィールドに
間隙線を補間することである。したがって、奇数フィー
ルドの線は、偶数の番号が付された線を補間するために
用いられ、偶数フィールドの線は、奇数の番号が付され
た線を補間するために用いられる。補間された線の各ピ
クセル(すなわち、各「補間ピクセル」)は、隣接する
飛び越し走査線の近接するピクセルの値に基づいて計算
される。この方法は、ジャギーと見える可能性を減らす
傾向にあるものの、画像の垂直方向の解像度も低下させ
るため、望ましくない不鮮明なものとなる。
【0007】補間を用いる際の1つの問題は、補間され
たピクセルが2つの視覚的に異なる領域のエッジにある
場合に生じる。このようなピクセルを補間することよっ
て、ピクセルが隣接するピクセルのいずれにも合わなく
なる可能性がある。例えば、青ピクセルと緑ピクセルと
の間に補間されたピクセルについて生成された値は、シ
アンであり、このシアンは、視聴者に提示されるべき望
ましい画像ではない。
【0008】物体が移動する画像を表示する場合には別
の問題が生じ得る。補間法が、提示される画像の変化を
適切に補間しない場合、補間されたピクセルは、まわり
のピクセルとうまく調整されていないように見える可能
性がある。例えば、連続するフレーム中の黒い犬が、白
い壁の前を左から右へと移動する場合、黒ピクセルを表
示している画像の左の部分は、次に白ピクセルを表示し
なければならず、さもなくば、移動しているという感覚
が視聴者に適切に伝わらないかもしれない。
【0009】最小の処理時間およびオーバーヘッドでこ
の変換を実行し、かつ、所望の視覚画像を生成する際に
高精度を維持することが望ましい。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による飛び越し走
査ビデオ信号画像をプログレッシブ走査ビデオ信号に変
換する方法は、(a)補間された画素(ピクセル)から
なる行の対象のピクセル位置が、視覚的に異なる領域間
のエッジ上にあるか否かを判定するステップと、(b)
以前に表示された画像と飛び越し走査画像との間の該対
象のピクセル位置の領域における移動の程度を決定する
ステップと、(c)該対象のピクセル位置に補間された
ピクセルについて複数の可能性のある値を生成するステ
ップと、(d)該対象のピクセル位置がエッジにあるか
否かの判定結果、および、該対象のピクセル位置の該領
域における該決定された移動の程度に応じて、該補間さ
れたピクセルの該複数の可能性のある値から少なくとも
1つの可能性のある値を選択するステップとを包含し、
これにより上記目的を達成する。
【0011】前記ステップ(c)は、エッジ補間値を生
成するステップと、フィールド間補間値を生成するステ
ップと、フィールド内補間値を生成するステップとを包
含し、前記ステップ(d)は、前記対象のピクセル位置
がエッジにあるという判定結果に応じて、該エッジ補間
値を選択するステップを包含してもよい。
【0012】前記ステップ(a)は、前記対象のピクセ
ル位置の垂直方向のエッジ長値を生成するステップと、
該対象のピクセル位置の水平方向のエッジ長値を生成す
るステップと、該垂直方向のエッジ長値および該水平方
向のエッジ長値と閾値とを比較するステップと、該水平
方向のエッジ長値および該垂直方向のエッジ長値のうち
少なくとも一方が所定の閾値を超える場合、該対象のピ
クセル位置がエッジ上にあるか否かを判定するステップ
とを包含し、該エッジ補間値を生成するステップは、該
垂直方向のエッジ長値および該水平方向のエッジ長値に
応じて該エッジの角度を決定するステップと、該決定さ
れた角度に沿って位置する前記飛び越し走査画像におけ
るピクセルに応じて、該エッジ補間値を生成するステッ
プとを包含してもよい。
【0013】前記ステップ(d)は、前記フィールド内
補間値および前記フィールド間補間値を選択するステッ
プと、前記補間されたピクセル値を生成するために、前
記ステップ(b)で決定された前記移動の程度にしたが
って、該フィールド内補間値および該フィールド間補間
値を合わせるステップとを包含してもよい。
【0014】前記フィールド間補間値を生成するステッ
プは、フィールドマージ補間値を生成するステップを包
含してもよい。
【0015】前記フィールド間補間値を生成するステッ
プは、非線形補間値を生成するステップを包含してもよ
い。
【0016】前記以前に表示された画像と飛び越し走査
画像との間の対象のピクセル位置の領域における移動の
程度を決定するステップは、該飛び越し走査画像の該領
域、および、該以前に表示された画像の対応する領域に
おける対応する複数のピクセル位置を選択するステップ
と、それぞれ複数の差の値を生成するステップであっ
て、該値の各々は、該飛び越し走査画像における該選択
された複数のピクセル位置のうち1つと、該以前に表示
された画像の該対応するピクセル位置の各々との差を表
す、ステップと、該複数の差の値のうち最大の差の値を
決定するステップと、該対象のピクセル位置の該領域に
おける移動の程度を決定するために、該最大の差の値を
複数の異なる閾値とそれぞれ比較するステップとを包含
してもよい。
【0017】前記飛び越し走査ビデオ画像における電気
ノイズから生じる、前記補間されたピクセルにおけるエ
ラーを低減するために、該補間されたピクセル値をフィ
ルタリングするステップをさらに包含してもよい。
【0018】前記補間されたピクセルをフィルタリング
するステップは、前記対象のピクセル位置が視覚的に異
なる領域間のエッジ上にあると判定される場合、前記飛
び越し走査画像における該補間されたピクセルおよび他
のピクセルと、複数のエッジマスクとを比較して、それ
ぞれ複数の相関値を生成するステップと、該複数の相関
値のいずれも所定の閾値を超えない場合、該補間された
ピクセルの新たな値を計算するステップとを包含しても
よい。
【0019】前記ステップ(c)は、エッジ補間値を生
成するステップと、非線形補間値を生成するステップ
と、フィールド間補間値を生成するステップとを包含
し、前記補間されたピクセルの新たな値を計算するステ
ップは、該補間されたピクセルの該新たな値を生成する
ために、該ステップ(b)で決定された前記移動の程度
にしたがって、前記フィールド内補間値および該フィー
ルド間補間値を合わせるステップを包含してもよい。
【0020】前記フィールド間補間値を生成するステッ
プは、フィールドマージ補間値を生成するステップを包
含してもよい。
【0021】前記フィールド間補間値を生成するステッ
プは、非線形補間値を生成するステップを包含してもよ
い。
【0022】本発明によるフレーム間の移動を示す飛び
越し走査ビデオ画像をプログレッシブ走査ビデオ画像に
変換する方法は、最後に表示された画像と現在の画像と
の間の対象の画素(ピクセル)位置の領域における移動
の程度を決定するステップと、該対象のピクセル位置に
ついてフィールド内に補間されたピクセル値を生成する
ステップと、該対象のピクセル位置についてフィールド
間に補間されたピクセル値を生成するステップと、該プ
ログレッシブ走査ビデオ画像用の補間された出力ピクセ
ル値を生成するために、該領域における該移動の程度に
よって決定された比率で、該フィールド内に補間された
ピクセル値および該フィールド間に補間されたピクセル
値を組み合わせるステップとを包含し、これにより上記
目的を達成する。
【0023】前記最後に表示された画像と現在の画像と
の間の対象のピクセル位置の領域における移動の程度を
決定するステップは、該現在の画像の領域、および、該
最後に表示された画像の対応する領域にある複数の対応
するピクセル位置を選択するステップと、それぞれ複数
の差の値を生成するステップであって、該値の各々は、
該現在の画像における該選択されたピクセル位置の1つ
と、該最後に表示された画像における対応するピクセル
位置のそれぞれとの間の差を表す、ステップと、該複数
の差の値のうち最大の差の値を決定するステップと、該
対象のピクセル位置の該領域における該移動の程度を決
定するために、該最大の差の値を複数の異なる閾値のそ
れぞれと比較するステップとを包含してもよい。
【0024】前記フィールド間に補間されたピクセル値
を生成するステップは、フィールドマージ補間値を生成
するステップを包含してもよい。
【0025】前記フィールド間に補間されたピクセル値
を生成するステップは、非線形補間されたピクセル値を
生成するステップを包含してもよい。
【0026】前記非線形補間されたピクセル値を生成す
るステップは、ピクセル値のセットごとに、それぞれ最
小値、最大値およびメジアン値を決定するステップであ
って、該ピクセル値のセットの各々は、前記飛び越し走
査画像における前記対象のピクセル位置に対して垂直方
向に隣接するピクセル位置の各ピクセル値、および、該
対象のピクセル位置と、該対象のピクセル位置に対して
水平方向に隣接するピクセル位置とを含む以前のフレー
ムからのそれぞれのピクセル位置を含む、ステップと、
ピクセル値のセットごとに最大値と最小値との間のそれ
ぞれの差の値を決定するステップと、前記非線形補間さ
れた値として、該差の値のうちいずれよりも小さい差の
値を有するセットから該メジアン値を選択するステップ
とを包含してもよい。
【0027】本発明による飛び越し走査ビデオ画像の連
続する線間の対象の画素(ピクセル)位置について非線
形補間されたピクセル値を生成する方法は、該ビデオ画
像は、複数の連続フィールドを含み、一対のフィールド
の各々は、画像フレームを規定しており、ピクセル値の
セットごとに、それぞれ最小値、最大値およびメジアン
値を決定するステップであって、該ピクセル値のセット
の各々は、該飛び越し走査画像における該対象のピクセ
ル位置に対して垂直方向に隣接するピクセル位置の各ピ
クセル値、および、該対象のピクセル位置と、該対象の
ピクセル位置に対して水平方向に隣接するピクセル位置
とを含む以前のフレームからのそれぞれのピクセル位置
を含む、ステップと、ピクセル値のセットごとに最大値
と最小値との間のそれぞれの差の値を決定するステップ
と、該非線形補間された値として、該差の値のうちいず
れよりも小さい差の値を有するセットから該メジアン値
を選択するステップとを包含し、これにより上記目的を
達成する。
【0028】本発明による飛び越し走査画像信号からプ
ログレッシブ走査画像信号に変換するシステムは、補間
されたピクセルからなる行の対象の画素(ピクセル)位
置が、該飛び越し走査画像信号によって規定される現在
の画像の視覚的に異なる領域間のエッジ上にあるか否か
を判定し、エッジフラグを提供するエッジ検出器と、以
前に表示された画像と現在の画像との間の該対象のピク
セル位置を含む該現在の画像のさらなる領域における移
動の程度を決定し、静的レベル値を提供する移動検出器
と、該対象のピクセル位置において補間されたピクセル
について複数の可能性のある値を生成する複数のピクセ
ル補間器であって、該複数の可能性のある値の各々は、
それぞれ異なる方法によって生成される、複数のピクセ
ル補間器と、該エッジフラグおよび該静的レベル値に応
じて、該補間されたピクセルの該複数の可能性のある値
から少なくとも1つの可能性のある値を選択する選択器
とを備え、これにより上記目的を達成する。
【0029】前記複数のピクセル補間器は、エッジ補間
器と、フィールド間補間器と、フィールド内補間器とを
備えてもよい。
【0030】前記フィールド間補間器は、フィールドマ
ージ補間器および非線形補間器からなる群から選択され
てもよい。
【0031】前記エッジ検出器は、前記対象のピクセル
位置に対して垂直方向のエッジ長値を生成する垂直方向
フィルタと、該対象のピクセル位置に対して水平方向の
エッジ長値を生成する水平方向フィルタと、該垂直方向
のエッジ長値および該水平方向のエッジ長値と、閾値と
を比較し、該水平方向のエッジ長値および該垂直方向の
エッジ長値のうち少なくとも一方が所定の閾値を超える
場合、前記エッジフラグを提供する比較器とを備え、前
記エッジ補間器は、該垂直方向のエッジ長値および該水
平方向のエッジ長値を合わせて、該エッジの角度を決定
するプロセッサと、該補間されたピクセル値を生成する
ために、該エッジの該決定された角度に一致する、該対
象のピクセル位置に対する角度を有する線上にある飛び
越しフィールドからピクセル値を処理する補間器とを備
えてもよい。
【0032】前記移動検出器は、複数の差の値のそれぞ
れを生成する複数の減算器であって、差の値はそれぞ
れ、前記現在の画像における選択されたピクセル位置
と、前記以前に表示された画像における対応するピクセ
ル位置のそれぞれとの間の差を表す、複数の減算器と、
該複数の差の値のうち最大の差の値を決定する最大比較
器と、前記対象のピクセル位置の領域における前記移動
の程度を決定するために、該最大の差の値と、異なる閾
値のそれぞれとを比較する複数のさらなる比較器であっ
て、前記静的レベル値は、該最大の差の値よりも小さい
各閾値を有する該さらなる比較器に応じて提供される、
さらなる比較器とを備えてもよい。
【0033】前記選択器は、前記フィールド内補間値お
よび前記フィールド間補間値を選択し、前記補間された
ピクセル値を生成するために、前記静的レベル値に比例
して、該フィールド内補間値および該フィールド間補間
値を合わせる重み付け平均回路をさらに備えてもよい。
【0034】前記飛び越し走査ビデオ画像における電気
ノイズから生じる、前記補間されたピクセルのエラーを
低減するために、前記補間されたピクセル値を処理する
フィルタをさらに備えてもよい。
【0035】前記フィルタは、複数の相関器であって、
該複数の相関器の各々は、前記飛び越し走査画像におけ
る前記補間されたピクセルおよび他のピクセルと、各エ
ッジマスクとを比較し、複数の相関値をそれぞれ生成す
る、複数の相関器と、該複数の相関値の各々を所定の閾
値と比較して、該複数の相関値のうち少なくとも1つが
該所定の閾値を超える場合、有効なエッジフラグを設定
する比較器と、該有効なフラグが設定されない場合、該
補間されたピクセルの新たな値を計算するさらなる補間
器とを備えてもよい。
【0036】前記複数のピクセル補間器は、エッジ補間
値を生成するエッジ補間器と、フィールド間補間値を生
成するフィールド間補間器と、フィールド内補間値を生
成するフィールド内補間器とを備え、前記さらなる補間
器は、前記補間されたピクセルの前記新たな値を生成す
るために、前記静的レベル値に比例して、該フィールド
間補間値および該フィールド内補間値を合わせる重み付
け平均回路を備えてもよい。
【0037】本発明による飛び越し走査ビデオ信号をプ
ログレッシブ走査ビデオ信号に変換するシステムは、最
後に表示された画像と現在の画像との間の対象のピクセ
ル位置の領域における移動の程度を決定し、静的レベル
値を生成する移動検出器と、フィールド内補間されたピ
クセル値を生成するフィールド内補間器と、非線形補間
されたピクセル値を生成する非線形補間器と、該プログ
レッシブ走査ビデオ画像の補間された出力ピクセル値を
生成するために、該静的レベル値に比例して、該フィー
ルド内補間されたピクセル値および該非線形補間された
ピクセル値を組み合わせる重み付け平均回路とを備え、
これにより上記目的を達成する。
【0038】前記移動検出器は、複数の差の値をそれぞ
れ生成する複数の減算器であって、該複数の差の値の各
々は、前記現在の画像において選択されたピクセル位置
と、前記最後に表示された画像におけるそれぞれ対応す
るピクセル位置との間の差を表す、複数の減算器と、該
複数の差の値のうち最大の差の値を決定する最大比較器
と、該最大の差の値と異なる閾値とをそれぞれ比較し、
前記対象のピクセル位置の前記領域における前記移動の
程度を決定する複数のさらなる比較器であって、前記静
的レベル値は、該最大の差の値よりも小さい各閾値を有
する該さらなる比較器に応じて提供される、複数のさら
なる比較器とを備えてもよい。
【0039】前記非線形補間器は、複数のメジアンフィ
ルタであって、該複数のメジアンフィルタの各々は、ピ
クセル値のセットごとにそれぞれ最小値、最大値および
メジアン値を決定し、該ピクセル値のセットの各々は、
前記飛び越し走査画像における前記対象のピクセル位置
に対して垂直方向に隣接するピクセル位置の各ピクセル
値、および、該対象のピクセル位置および該対象のピク
セル位置に対して水平方向に隣接するピクセル位置を含
む以前のフレームからの各ピクセル位置を含む、複数の
メジアンフィルタと、該複数のメジアンフィルタのそれ
ぞれによって提供されるピクセル値のセットごとに、最
大値と最小値との間の差の値をそれぞれ決定する複数の
減算器と、前記非線形補間値として、該差の値のいずれ
よりも小さい該差の値に相当する該メジアン値を選択す
るマルチプレクサとを備えてもよい。
【0040】本発明による飛び越し走査画像をプログレ
ッシブ走査画像に変換する非線形補間器は、該飛び越し
走査画像は複数の連続するフィールドを含み、一対のフ
ィールドの各々はフレームを規定しており、該非線形補
間器は、対象のピクセル位置の補間されたピクセル値を
生成し、該対象のピクセル位置は、該飛び越し走査画像
の2つのピクセル位置間で垂直方向に並んでおり、複数
のメジアンフィルタであって、該複数のメジアンフィル
タの各々は、ピクセル値のセットごとにそれぞれ最小
値、最大値およびメジアン値を決定し、該ピクセル値の
セットの各々は、該飛び越し走査画像における該対象の
ピクセル位置に対して垂直方向に隣接するピクセル位置
の各ピクセル値、および、該対象のピクセル位置および
該対象のピクセル位置に対して水平方向に隣接するピク
セル位置を含む以前のフレームからの各ピクセル位置を
含む、複数のメジアンフィルタと、該複数のメジアンフ
ィルタの各々によって提供されるピクセル値のセットご
とに最大値と最小値との間の差の値をそれぞれ決定する
複数の減算器と、該非線形補間されたピクセル値とし
て、該差の値のうちいずれよりも小さい異なる値に相当
する該メジアン値を選択するマルチプレクサとを備え、
これにより上記目的を達成する。
【0041】本発明は、テレビ画像の飛び越し走査シス
テムをプログレッシブ走査システムに変換する方法を具
現化する。この方法は、対象のピクセルの複数の可能性
のある値を並行して計算し、同時に、移動があれば、ピ
クセル領域における移動の程度を決定するとともに、ピ
クセルがエッジ上にあるか否かを判定し、対象のピクセ
ルの中間値を生成するために、可能性のある値と、エッ
ジ位置および相対移動量の判定結果とを組み合わせ、出
力ピクセルが確実に表示される画像と適合するように複
数のフィルタを適用することによって行われる。
【0042】本発明の例示的な実施形態は、補間された
ピクセルからなる行のうち対象のピクセルが視覚的に異
なる領域間のエッジ上にあるか否かを判定するステップ
と、最後に表示された画像と現在生成されている画像と
の間の補間されたピクセルからなる行のうち対象のピク
セルの領域における移動の程度を決定するステップと、
種々の補間方法を利用して対象のピクセルの可能性のあ
る値を生成するステップと、上記対象のピクセルがエッ
ジにあるかどうかの判定結果、および、対象のピクセル
領域における移動の程度の判定結果に基づいて、対象の
ピクセルの可能性のある値から1つの値を選択するステ
ップと、少なくとも1つの所定のフィルタを対象のピク
セル値に適用するステップと、少なくとも1つの所定の
フィルタを補間されたピクセルからなる行に適用するス
テップとによる方法を実行する。
【0043】本発明の特徴は、対象のピクセル領域にお
ける微小な移動を検出し、表示される画像においてこの
微小な移動を表す出力ピクセルを生成する方法である。
【0044】本発明の別の特徴は、選択されたエッジ角
を表す所定のフィルタを用いて、補間されたピクセルが
画像のエッジ上にあるか否かを効率的に判定することで
ある。
【0045】上述の概要および以降の詳細な説明はとも
に単なる例示にすぎず、本発明を制限するものではない
ことを理解されたい。
【0046】
【発明の実施の形態】本発明は、飛び越し走査ビデオ信
号をプログレッシブ走査ビデオ信号に変換する方法に関
し、詳細には、種々の補間法を用いて、中間ピクセル値
を並行して計算し、同時に、これらの中間値および表示
される画像内の存在と移動度とを示す種々のフラグとに
基づいて出力ピクセル値を生成することによって、飛び
越しフィールド画像における間隙線の画素(ピクセル)
を生成する方法に関する。
【0047】図1は、飛び越し走査システムからプログ
レッシブ走査システムへ変換するシステムを示す。この
システムは、一連の段で作動し、各段は、並行して画像
を処理する。これらの段は、画像処理段102、補間選
択段170およびフィルタリング段180である。画像
処理段102は、静的検出ブロック110と、エッジ検
出ブロック120と、フィールド内補間器130と、オ
プションのフィールドマージ補間器140と、エッジに
基づく補間器150と、オプションの非線形補間器16
0とを含む。フィールドマージ補間器140および非線
形補間器160は、このシステムの代替的なエレメント
である。実際のシステムでは、これらのデバイスのうち
1つのみを用いる。以下の記載では、フィールドマージ
補間器140および非線形補間器160は、総称してフ
ィールド間補間器と呼ぶ。
【0048】静的検出ブロック110は、画像中の対象
となる各々のピクセルについて、(もしあれば)移動度
を決定する。この移動度は、連続するフィールドと表示
される画像のフレームとの間に生じる。移動度は、3ビ
ット静的レベル値115として表される。エッジ検出ブ
ロック120は、対象のピクセルが、2つの視覚的に離
れた領域の間のエッジにあるかどうかを決定する。この
ブロックの出力信号は、エッジフラグ125である。ピ
クセル処理段102の残りのブロックは、種々の補間法
から対象のピクセルのいくつかの中間値を生成する。以
降で説明するように、これらの中間値は、静的レベル1
15とエッジフラグ125とともに用いられて、対象の
ピクセルの出力値を生成する。
【0049】選択段170は、これらの生成された中間
値のうち1つ以上を選択するか、または、合わせて、静
的レベル115およびエッジフラグ125の値に基づい
て対象のピクセルの出力値を生成し、どの補正フィルタ
を中間生成画像に適用すべきかを示すフラグを設定す
る。この段は、これらの選択を行うために決定論則を用
いて、計算上のオーバーヘッドをなくしている。
【0050】フィルタリング段180は、選択段170
において設定されたフラグを用いて、補正フィルタを対
象のピクセルおよび隣接するピクセル(隣接する補間さ
れたピクセルを含む)に適用することによって検出し、
必要ならば、ノイズアーチファクトとなり得る対象のピ
クセルの値を補正する。対象のピクセルの最終的な値
は、フィルタリング段180によって生成される。
【0051】(移動解析およびエッジ検出)図3に示さ
れるように、静的検出器110は、現在のフレーム(フ
ィールド310および312)から同時に発生するピク
セルと、以前のフレーム(フィールド314および31
6)からのピクセルとを空間的に比較することによって
動作する。フィールドN 310は、対象のピクセル3
13に垂直方向に隣接するピクセルVおよびYを有する
走査された行を含む。フィールドN−1 312は、以
前のフィールドに存在していた対象のピクセルBと、同
じ線上に他のピクセルとを含む。フィールドN−2 3
14およびフィールドN−3 316は、以前に表示さ
れた画像フレームにおけるフィールドN 310および
フィールドN−1 312と空間的に一致する行であ
る。対象のピクセル313に隣接し、対象のピクセル行
に対して垂直方向に隣接する行にある各ピクセル(すな
わち、ピクセルU、V、W、X,Y、Z)の値、およ
び、対象のピクセル位置に隣接する以前のフィールドか
らの各ピクセル(すなわち、ピクセルA、B、C、D、
E、F)の値は、それぞれ、以前のフレームにおいて空
間的に一致するピクセル(U’、V’、W’、X’、
Y’、Z’およびA’、B’、C’、D’、E’、
F’)の値と比較される。比較結果は、比較されている
ピクセル値の差の絶対値として表される。図3の例で
は、表1に示される差が計算された。
【0052】 表1 |A−A’| |D−D’| |U−U’| |X−X’| |B−B’| |E−E’| |V−V’| |Y−Y’| |C−C’| |F−F’| |W−W’| |Z−Z’| 次に、差の最も大きな値が4つの所定の閾値と比較さ
れ、得られた値は、0〜4まで(4を含む)の出力静的
レベル値として静的レベル115に格納される。静的レ
ベル値0は、差の最も大きな値が、閾値のいずれの値よ
りも小さいことを示す。静的レベル値1は、差の最も大
きな値が、第1の閾値よりも大きいが、他の閾値のいず
れの値よりも小さいことを示し、以下静的レベル値2、
3および4についても同様である。本発明の例示的な実
施形態において、ピクセル値は、0〜1023の間の1
0ビットである。これらのピクセルの例示的な移動閾値
は、32、38、44および50である。
【0053】エッジ検出器120は、画像の選択された
領域にわたってピクセル差を調べることによって動作す
る。例えば、黒から白への大きな差は、エッジが存在し
得ることを示す。エッジを検出するための種々の方法が
存在する。本発明は、例えば、本願と同日に出願された
同時係属中の特許出願「Method of Edge
Based Interpolation」に開示さ
れる方法を用い得る。本発明の例示的な実施形態におい
て、例えば、図4および図5に示されるように、水平方
向エッジ検出器410および垂直方向エッジ検出器42
0は、対象のピクセルに隣接する走査された行にあるピ
クセルの値における変化率についての数値(「エッジ
長」と呼ばれる)を決定する。
【0054】図4に示されるように、例示的な水平方向
エッジ検出器410は、2つの有限インパルス応答(F
IR)フィルタ412および414を含む。本発明の例
示的な実施形態において、これらFIRフィルタの各々
は、図4に示される係数を有する5タップフィルタであ
る。フィルタの各々は、飛び越しビデオ信号の線にある
5つの連続するピクセルを各係数だけ乗算し、その結果
を合計する。
【0055】水平方向エッジ検出器410の2つのフィ
ルタは、1つの飛び越しフィールドの連続する線につい
て動作する。フィルタによって提供される出力信号は、
補間されたピクセル位置(すなわち、ブロック413の
中心位置)における水平方向のエッジ長を示す。
【0056】同様にして、垂直方向エッジ検出器420
は、2つのFIRフィルタ422および424を採用
し、補間されたピクセル位置(すなわち、ブロック42
3の中心位置)の垂直方向のエッジ長を表す出力信号を
生成する。フィルタ422および424はまた、飛び越
し画像の同じ線上で並行して動作する。
【0057】図5は、エッジを検出する1つの例示的な
方法を示す。エッジ検出器410および420は、それ
ぞれブロック510および520によって示されるよう
に、水平方向のエッジおよび垂直方向のエッジについて
数値を返す。水平方向のエッジおよび垂直方向のエッジ
の値が、所定の閾値よりも大きい場合、ブロック530
および540において、強度の急な変化が検出され、エ
ッジが示される。値が両方とも所定の閾値よりも小さい
場合、ブロック532および542において、変化がな
いか緩慢な変化があるにすぎず、エッジは示されない。
さもなくば、ステップ550において、水平方向の値ま
たは垂直方向値のいずれかが、各閾値を超える場合、エ
ッジ検出器120は(図1に示される)エッジフラグ1
25を設定し、画像内のエッジが対象のピクセル位置に
存在することを示す。
【0058】(補間方法)本発明によって利用され得る
フィールド内補間法の一例を図6を参照して説明する。
本発明の例示的な実施形態において、フィールド内補間
器130は、対象のピクセルに垂直方向に隣接するピク
セル620および630の平均値である対象のピクセル
610の値を計算することによって動作する。本実施例
によるフィールド内補間器は、対象のピクセルの上下の
ピクセルを等しく重み付けする(すなわち、フィルタ係
数が0.5と0.5とである)ことによって出力ピクセ
ル値を決定する簡易2点双一次補間器である。フィール
ド内補間の他の方法を利用してもよく、本発明は、本明
細書中で説明されるフィールド内補間の方法に限定され
ない。
【0059】本発明によって用いられ得る例示的なフィ
ールドマージ補間法を図7を参照して説明する。図中、
フィールドNは、現在の画像に対して走査されかつ補間
された行を表し、フィールドN−1は、以前のフィール
ドからの対応するピクセルを表す。「X」は、各フィー
ルド内でアクティブなピクセルを示す。本発明の例示的
な実施形態において、フィールドマージ補間器140
は、現在のフレームの対象のピクセル710として、以
前のフィールドからのピクセル値720をコピーするこ
とによって動作する。フィールドマージ補間の他の方法
を利用してもよく、本発明は、本明細書中で説明される
フィールドマージ補間の方法に限定されない。
【0060】図8は、本発明の例示的な実施形態によっ
て利用され得る例示的なエッジに基づく補間法を示す。
簡単にいうと、この例示的なエッジに基づく補間法は、
まず、水平方向および垂直方向の勾配エッジ長を計算す
ることによって動作する(図4および図5を参照して説
明した上述のエッジ検出の説明を参照されたい)。水平
方向および垂直方向の勾配エッジ長が所定の閾値を超え
る場合、エッジが存在すると仮定され、その水平方向お
よび垂直方向の勾配エッジ長を用いて、対象のピクセル
830を通るエッジ840の角度が計算される。本発明
の例示的な実施形態において、水平方向および垂直方向
のエッジ長の値は、バイナリビットストリングとして表
される。水平方向および垂直方向のエッジ長の値の差も
また、バイナリビットストリングとして格納される。多
くのエッジ長から最上位非0ビットの位置が探し出され
る。異なるビットストリングの対応する位置が探し出さ
れ、その位置の値が2で除算される。所定数のそれに続
くビット位置の値が、2のべき乗(すなわち、2、2
等)で除算され、合計される。得られた値を1.0か
らひく。正弦逆関数をこの値に適用して、対象のピクセ
ル830を通るエッジ840の角度を決定する。
【0061】1つのピクセル位置について多くの水平方
向および垂直方向のエッジの差をとることにより、その
角度が計算されるので、得られる角度は、45°未満で
あるか、45°より大きいか、正であるか、または、負
であり得る。角度が45°より大きいか、または、45
°未満であるかは、2つの勾配値のうちどちらが大きい
かによって決定され得る。水平方向の勾配値の方が大き
い場合、角度は45°未満である。計算された値が正ま
たは負の時点で、勾配値から決定するのはさらに困難と
される。本発明の例示的な実施形態において、このステ
ップは、図10Aおよび図10Bを参照して以降で説明
されるエッジフィルタによって行われる。
【0062】対象のピクセル830の値は、補間フィル
タを対象のピクセル830に隣接し、かつ、対象のピク
セルを通る計算されたエッジ840に沿って並ぶピクセ
ル(例えば、832および834)の値に適用すること
により、エッジに基づく補間器150によって生成され
る。正の値および負の値の両方を有するエッジの値は、
エッジに基づく補間器150によって計算される。以降
で説明されるように、図10Aおよび図10Bに示され
るエッジフィルタに応じて、これらの値から1つが選択
され得る。エッジに基づく補間の他の方法を利用しても
よく、本発明は、本明細書中で説明されるエッジに基づ
く補間の方法に限定されない。
【0063】図9Aおよび図9Bは、本発明の例示的な
実施形態によって利用され得る非線形補間法を示す。フ
ィールドNは、対象のピクセル907に垂直かつ対角線
上に隣接するピクセル値を含む現在のフィールドの走査
された行を示す。対称のピクセル907は、補間された
ピクセルの行にある。フィールドNの行に介在している
この行および他の行は、飛び越し走査画像のフィールド
Nをプログレッシブ走査画像のフレームNに変換するた
めに生成される。フィールドN−1は、フィールドNの
行およびピクセルに空間的に対応する以前に表示された
画像フィールドの行およびピクセルを表す。非線形補間
器160は、対象のピクセル907の上のピクセル90
1の値、および、対象のピクセル907の下のピクセル
902の値と、ピクセル903、904および905の
値とをそれぞれ比較することによって動作する。ピクセ
ル904は、対象のピクセル907と空間的に一致する
が、以前のフレームでは、ピクセル903および905
は、ピクセル904に対して水平方向に隣接する。
【0064】図9Fに示されるように、分類器910、
912および914は、それぞれ、ピクセル値の各セッ
ト({901,903,902}、{901,904,
902}および{901,905,902})を受け取
り、各セットから最大値および最小値を減算器920、
922および924へと送る。減算器920、922お
よび924は、それぞれ、大きな値から小さな値をひ
き、その結果を選択器930に送る。選択器930は、
どの減算器920、922および924が差の最小値9
21、923または925を有しているかを判定する。
マルチプレクサ940は、この値を用いて、ピクセル値
のもとのセットのうち対応するメジアン値911、91
3および915を選択する。選択されたメジアン値は、
図9Bに示されるように対象のピクセル907の値95
0として生成される。
【0065】(対象のピクセル値の選択)図1に示され
るように、ブロック170では、システムは、静的レベ
ル115、エッジ検出フラグ125および補間法の結果
130、150および140または160の結果に基づ
いて対象のピクセルの値を生成し、補正フラグ175も
また設定する。
【0066】エッジ検出器フラグ125が設定される
と、エッジに基づく補間器150の出力が、対象のピク
セルの値として選択される。補正フィルタフラグ175
は、エッジフィルタを選択するために設定される。
【0067】エッジ検出器フラグ125が設定されず、
移動が検出されない(例えば、静的レベル115が0で
ある)場合、フィールド間補間器(すなわち、フィール
ドマージ補間器140または非線形補間器160)の出
力が、対象のピクセルの値として選択される。補正フィ
ルタフラグ175は、非エッジフィルタを選択するため
に設定される。
【0068】エッジ検出器フラグ125が設定されず、
大きな移動が検出された(例えば、静的レベル115が
4である)場合、フィールド内補間器の出力が、対象の
ピクセルの値として選択される。補正フィルタフラグ1
75は、非エッジフィルタを選択するために設定され
る。
【0069】あらゆる他のケース(例えば、静的レベル
115が1、2または3)では、フィールド間補間器お
よびフィールド内補間器130の結果が、静的レベル1
15を変数として、表2に示されるように合わせられ
る。
【0070】 表2 静的レベル フィールド間(%) フィールド内(%) 0 100 0 1 75 25 2 50 50 3 25 75 4 0 100 フィールド間補間器およびフィールド内補間器130に
よって生成される値は、それぞれ、静的レベル115に
ついて示されるパーセンテージだけ乗算され、その結果
を合計して、対象のピクセル値を生成する。例えば、フ
ィールド間補間器が値120を返し、フィールド内補間
器が値60を返し、静的レベルが3であり得る。上記の
表を適用すると、対象のピクセルについて生成された値
は、(120*25%)+(60*75%)=(30+
45)=75と計算される。補正フィルタフラグ175
が、非エッジフィルタに対して設定される。
【0071】(最終結果の補正およびフィルタリング)
ブロック180において、システムはフィルタを選択
し、適用して、対象のピクセル値を、表示されるべき画
像を構成するまわりのピクセルと確実に適合させる。補
正フィルタフラグ175が、エッジに基づくフィルタに
対して設定される場合、本発明によるエッジフィルタが
利用される。例示的なエッジフィルタを図10Aおよび
図10Bに示す。例示的なフィルタは、少なくとも2つ
の予め選択された角度のマスクであり、3以上の行(少
なくとも2つの飛び越し走査行と1つの補間された行と
に対応する)を含む。一方のマスクは、正のエッジ角に
一致し、他方のマスクは、負のエッジ角に一致する。各
マスクは、所定の行数にわたって予め選択された角度か
らなるピクセルパターンである。例えば、図10Aは、
約45°の角度で4行にわたるエッジマスクを表し、図
10Bは、約315°の角度で4行にわたるエッジマス
クを表す。図10Aおよび図10Bに示されるエッジフ
ィルタの各々は、例えば、適合されたフィルタとして動
作し得る。画像ピクセルまたはエッジマップが、エッジ
フィルタに一致する場合、比較的大きな値が生成され
る。出力値の振幅は、エッジマップに表されるように、
フィルタとエッジとの間のマッチングにともなって変化
する。
【0072】複数のフィルタのうち少なくとも1つによ
って提供される出力値が、閾値を超える(すなわち、そ
のピクセル位置においてフィルタとエッジマップとの間
のおおよそのマッチングを示す)場合、そのピクセル
が、実際のエッジピクセルである可能性があり、エッジ
マップの角度(例えば、正または負)に最も近い角度を
有する(図1に示される)エッジ補間器150によって
提供されるエッジに補間されたピクセルの1つが選択さ
れる。エッジフィルタ間にマッチングがない場合、その
ピクセルはエッジピクセルではなく、画像のノイズアー
チファクトである可能性がある。以降に説明するよう
に、エッジフィルタは、ピクセルがエッジピクセルでな
く、フィールド間補間器およびフィール内補間器の結果
を合わせて提供される出力値が、対象のピクセルの補間
された値として選択される。
【0073】補正フィルタフラグ175が非エッジフィ
ルタに対して設定された場合、図11に示されるような
フィルタが適用される。例示的な補正フィルタは、2つ
の有限インパルス応答(FIR)フィルタ1110およ
び1120を含む。本発明の例示的な実施形態では、そ
れぞれ、4点FIRフィルタ1110は、例えば、係数
0.08、0.42、0.42および0.08を有し
得、3点FIRフィルタ1120は、例えば、係数0.
25、0.5および0.25を有し得る。3点FIRフ
ィルタ1120は、対象のピクセル値および対象のピク
セルの上下に補間されたピクセル値を3点FIRフィル
タ係数1120だけ乗算し、その結果を合計する。同様
に、4点FIRフィルタ1110は、対象のピクセル1
101上の2つの実際のピクセルの値および対象のピク
セル1101の直下にある2つのピクセルを4点FIR
フィルタ係数1110だけ乗算し、その結果を合計す
る。3点FIRフィルタ1120および4点FIRフィ
ルタ1110によって生成される値を減算し、その結果
が所定の閾値と比較される。結果が所定の閾値を超える
場合、差が対象のピクセルの中間値に加えられ、対象の
ピクセルの最終出力値が生成される。
【0074】(本発明の方法)図2は、例示的な方法の
ステップのフローチャートである。第1段は、対象のピ
クセルが、2つの視覚的に異なる領域間のエッジ上にあ
るか否かが判定され(ステップ210)、表示される画
像に移動が生じたか否かも判定される(ステップ22
0)。この段はまた、種々の補間法から対象のピクセル
値の複数の可能な値を生成する(ステップ230)。
【0075】ステップ240においてエッジ検出器がエ
ッジフラグを設定すると、ステップ241において、エ
ッジ補間器によって生成された中間値が、対象のピクセ
ルとして選択される。上述したように、エッジフラグが
設定されると、他のフラグまたは中間結果は評価されな
い。
【0076】ステップ243において、(図1に示され
るように)静的レベル115が、移動がないかまたは微
小な移動であることを示す0である場合、ステップ24
4において、フィールド間補間器からの値が選択され、
ステップ255および256において、非エッジ補正フ
ィルタを用いて画像を処理するために、補正フラグが設
定される。このフィルタは、図11を参照して上述した
とおりである。補正フラグは、検出された微小な移動が
信号中のノイズ、または、誤って移動を示した可能性の
ある他のアーチファクトの結果でないことを確実にする
ために用いられる。ステップ246において、静的検出
器が高速移動を示す場合、ステップ247においてフィ
ールド内補間器からの値が選択され、以降で記載するよ
うにステップ260において、フィールド間補間器を用
いて混合モジュールを呼び出すために、フラグが設定さ
れる。混合モジュールを用いて、表2を参照して上述し
たように、静的レベル115の値によって示される移動
の程度に応じて、フィールド間補間器およびフィールド
内補間器からの結果が合わせられる。以前に説明したよ
うに、静的レベル115は、画像全体にわたって移動な
しから高速移動までの動きを示す。静的検出器が移動が
ないことを示した場合、ステップ249において、フィ
ールドマージ補間器からの値が選択され、混合モジュー
ルを呼び出すためにフラグが設定される。
【0077】対象のピクセルがエッジ上にある(ステッ
プ250)場合、ステップ251において、エッジフィ
ルタが適用されて、画像中のノイズに起因して、対象の
ピクセルがエッジピクセルとして誤って分類され得るか
どうかを判定し得る。本発明の例示的な実施形態は、
「METHOD OF EDGE−BASED INT
ERPOLATION」と称する本願と同日に出願され
た同時係属中の特許出願に開示される方法を用いる。こ
の同時係属中の特許出願によれば、図10Aおよび図1
0Bを参照して上述したように、種々の所定の角度のピ
クセルパターンが、マスクとして生成される。ピクセル
およびそのまわりのピクセルが、すべてのマスクと同時
に比較される。走査された行と補間された行との両方に
おける対象のピクセルの領域にあるピクセルが、許容範
囲の所定のレベル内のエッジマスクに対応する場合、正
しいエッジが生成される信頼度は高い。
【0078】エッジフィルタのいずれもが閾値よりも大
きな値を生成しない場合、対象のピクセルはエッジ上に
はなく、ステップ251が、混合モジュール(ステップ
260)を用いてピクセルの補間された値を計算するフ
ラグを設定する。ステップ260において、フィールド
間補間器およびフィールド内補間器によって生成される
値が重み付けされ、上述の表2に示されるチャートにし
たがって合わせられる。本方法によれば、対照のピクセ
ル値は、静的レベル115の値に示される移動の程度に
応じて、全体的に静的であるか、高速移動に従事してい
るかという条件を有する値の関数である。本発明によれ
ば、移動の程度にしたがってこれらの2つの極端な値を
組み合わせることによって、移動レベルを変動させる中
間値を計算する必要性がなくなる。ステップ260の
後、処理はステップ270で終了する。
【0079】ある特定の実施形態を参照して図示し、上
述してきたが、本発明は、図示された細部に限定される
ようには意図されていない。むしろ、請求項の等価物の
範囲内において、本発明の意図から逸脱することなく、
細部における種々の実施形態が為され得る。
【0080】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明は、飛
び越し走査画像をプログレッシブ走査画像に変換する方
法を含む。飛び越し走査画像の連続する行間に位置す
る、補間されたピクセルからなる行は、受け取った飛び
越し走査行に基づいて生成される。この方法は、移動が
もしあれば、対象のピクセル領域における移動の程度を
決定し、対象のピクセルが、視覚的に異なる領域間のエ
ッジ上にあるか否かを判定する。対象のピクセルについ
て複数の可能性のある補間値が、複数の補間方法(エッ
ジ補間、フィールド間補間、非線形補間およびフィール
ド内補間を含む)によって生成される。このシステム
は、移動の程度およびエッジ検出を用いて、対象のピク
セルの可能性のある値のうち1つ以上を選択するか、ま
たは、組み合わせる。少なくとも1つの補正フィルタを
その結果に適用して、飛び越し走査画像における電気ノ
イズによって生じるエラーを補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステムの実施形態のブロック図
【図2A】本発明の方法のフローチャート
【図2B】本発明の方法のフローチャート
【図3】本発明の静的検出モジュールを示す画像フィー
ルド図
【図4】本発明によって利用されるエッジ検出フィルタ
を説明するに有効なデータ図
【図5】本発明のエッジ検出モジュールを説明するフロ
ーチャート
【図6】本発明とともに用いられ得るフィールド内補間
法を説明するに有効なピクセル図
【図7】本発明によって用いられ得るフィールドマージ
補間法を説明するに有効なデータ図
【図8】本発明によって用いられ得るエッジに基づく補
間法を説明するに有効なピクセル図
【図9A】本発明によって用いられ得る非線形補間法を
説明するに有効なピクセル図
【図9B】本発明によって用いられ得る非線形補間法を
説明するに有効なピクセル図
【図9C】本発明によって用いられ得る非線形補間法を
説明するに有効なピクセル図
【図9D】本発明によって用いられ得る非線形補間法を
説明するに有効なピクセル図
【図9E】本発明によって用いられ得る非線形補間法を
説明するに有効なピクセル図
【図9F】図9A、図9B、図9C、図9Dおよび図9
Eを参照して説明した非線形補間法を実行する装置を説
明するに有効なブロック図
【図10A】本発明によって利用されるエッジ補正フィ
ルタを説明するに有効なピクセル図
【図10B】本発明によって利用されるエッジ補正フィ
ルタを説明するに有効なピクセル図
【図11】本発明とともに用いるに適した補正フィルタ
のブロック図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スコット ミラー アメリカ合衆国 ペンシルベニア 18041, イースト グリーンビル, ジェファー ソン ストリート 219 Fターム(参考) 5C063 AA01 AA10 BA04 BA08 BA09 BA10 CA01 CA05

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飛び越し走査ビデオ信号画像をプログレ
    ッシブ走査ビデオ信号に変換する方法であって、 (a)補間された画素(ピクセル)からなる行の対象の
    ピクセル位置が、視覚的に異なる領域間のエッジ上にあ
    るか否かを判定するステップと、 (b)以前に表示された画像と飛び越し走査画像との間
    の該対象のピクセル位置の領域における移動の程度を決
    定するステップと、 (c)該対象のピクセル位置に補間されたピクセルにつ
    いて複数の可能性のある値を生成するステップと、 (d)該対象のピクセル位置がエッジにあるか否かの判
    定結果、および、該対象のピクセル位置の該領域におけ
    る該決定された移動の程度に応じて、該補間されたピク
    セルの該複数の可能性のある値から少なくとも1つの可
    能性のある値を選択するステップとを包含する、方法。
  2. 【請求項2】 前記ステップ(c)は、 エッジ補間値を生成するステップと、 フィールド間補間値を生成するステップと、 フィールド内補間値を生成するステップとを包含し、 前記ステップ(d)は、前記対象のピクセル位置がエッ
    ジにあるという判定結果に応じて、該エッジ補間値を選
    択するステップを包含する、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記ステップ(a)は、 前記対象のピクセル位置の垂直方向のエッジ長値を生成
    するステップと、 該対象のピクセル位置の水平方向のエッジ長値を生成す
    るステップと、 該垂直方向のエッジ長値および該水平方向のエッジ長値
    と閾値とを比較するステップと、 該水平方向のエッジ長値および該垂直方向のエッジ長値
    のうち少なくとも一方が所定の閾値を超える場合、該対
    象のピクセル位置がエッジ上にあるか否かを判定するス
    テップとを包含し、 該エッジ補間値を生成するステップは、 該垂直方向のエッジ長値および該水平方向のエッジ長値
    に応じて該エッジの角度を決定するステップと、 該決定された角度に沿って位置する前記飛び越し走査画
    像におけるピクセルに応じて、該エッジ補間値を生成す
    るステップとを包含する、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記ステップ(d)は、 前記フィールド内補間値および前記フィールド間補間値
    を選択するステップと、 前記補間されたピクセル値を生成するために、前記ステ
    ップ(b)で決定された前記移動の程度にしたがって、
    該フィールド内補間値および該フィールド間補間値を合
    わせるステップとを包含する、請求項2に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記フィールド間補間値を生成するステ
    ップは、フィールドマージ補間値を生成するステップを
    包含する、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記フィールド間補間値を生成するステ
    ップは、非線形補間値を生成するステップを包含する、
    請求項4に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記以前に表示された画像と飛び越し走
    査画像との間の対象のピクセル位置の領域における移動
    の程度を決定するステップは、 該飛び越し走査画像の該領域、および、該以前に表示さ
    れた画像の対応する領域における対応する複数のピクセ
    ル位置を選択するステップと、 それぞれ複数の差の値を生成するステップであって、該
    値の各々は、該飛び越し走査画像における該選択された
    複数のピクセル位置のうち1つと、該以前に表示された
    画像の該対応するピクセル位置の各々との差を表す、ス
    テップと、 該複数の差の値のうち最大の差の値を決定するステップ
    と、 該対象のピクセル位置の該領域における移動の程度を決
    定するために、該最大の差の値を複数の異なる閾値とそ
    れぞれ比較するステップと、 を包含する、請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記飛び越し走査ビデオ画像における電
    気ノイズから生じる、前記補間されたピクセルにおける
    エラーを低減するために、該補間されたピクセル値をフ
    ィルタリングするステップをさらに包含する、請求項1
    に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記補間されたピクセルをフィルタリン
    グするステップは、 前記対象のピクセル位置が視覚的に異なる領域間のエッ
    ジ上にあると判定される場合、前記飛び越し走査画像に
    おける該補間されたピクセルおよび他のピクセルと、複
    数のエッジマスクとを比較して、それぞれ複数の相関値
    を生成するステップと、 該複数の相関値のいずれも所定の閾値を超えない場合、
    該補間されたピクセルの新たな値を計算するステップと
    を包含する、請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記ステップ(c)は、 エッジ補間値を生成するステップと、 非線形補間値を生成するステップと、 フィールド間補間値を生成するステップとを包含し、前
    記補間されたピクセルの新たな値を計算するステップ
    は、該補間されたピクセルの該新たな値を生成するため
    に、該ステップ(b)で決定された前記移動の程度にし
    たがって、前記フィールド内補間値および該フィールド
    間補間値を合わせるステップを包含する、請求項9に記
    載の方法。
  11. 【請求項11】 前記フィールド間補間値を生成するス
    テップは、フィールドマージ補間値を生成するステップ
    を包含する、請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記フィールド間補間値を生成するス
    テップは、非線形補間値を生成するステップを包含す
    る、請求項10に記載の方法。
  13. 【請求項13】 フレーム間の移動を示す飛び越し走査
    ビデオ画像をプログレッシブ走査ビデオ画像に変換する
    方法であって、 最後に表示された画像と現在の画像との間の対象の画素
    (ピクセル)位置の領域における移動の程度を決定する
    ステップと、 該対象のピクセル位置についてフィールド内に補間され
    たピクセル値を生成するステップと、 該対象のピクセル位置についてフィールド間に補間され
    たピクセル値を生成するステップと、 該プログレッシブ走査ビデオ画像用の補間された出力ピ
    クセル値を生成するために、該領域における該移動の程
    度によって決定された比率で、該フィールド内に補間さ
    れたピクセル値および該フィールド間に補間されたピク
    セル値を組み合わせるステップとを包含する、方法。
  14. 【請求項14】 前記最後に表示された画像と現在の画
    像との間の対象のピクセル位置の領域における移動の程
    度を決定するステップは、 該現在の画像の領域、および、該最後に表示された画像
    の対応する領域にある複数の対応するピクセル位置を選
    択するステップと、 それぞれ複数の差の値を生成するステップであって、該
    値の各々は、該現在の画像における該選択されたピクセ
    ル位置の1つと、該最後に表示された画像における対応
    するピクセル位置のそれぞれとの間の差を表す、ステッ
    プと、 該複数の差の値のうち最大の差の値を決定するステップ
    と、 該対象のピクセル位置の該領域における該移動の程度を
    決定するために、該最大の差の値を複数の異なる閾値の
    それぞれと比較するステップとを包含する、請求項13
    に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記フィールド間に補間されたピクセ
    ル値を生成するステップは、フィールドマージ補間値を
    生成するステップを包含する、請求項14に記載の方
    法。
  16. 【請求項16】 前記フィールド間に補間されたピクセ
    ル値を生成するステップは、非線形補間されたピクセル
    値を生成するステップを包含する、請求項14に記載の
    方法。
  17. 【請求項17】 前記非線形補間されたピクセル値を生
    成するステップは、ピクセル値のセットごとに、それぞ
    れ最小値、最大値およびメジアン値を決定するステップ
    であって、該ピクセル値のセットの各々は、前記飛び越
    し走査画像における前記対象のピクセル位置に対して垂
    直方向に隣接するピクセル位置の各ピクセル値、およ
    び、該対象のピクセル位置と、該対象のピクセル位置に
    対して水平方向に隣接するピクセル位置とを含む以前の
    フレームからのそれぞれのピクセル位置を含む、ステッ
    プと、 ピクセル値のセットごとに最大値と最小値との間のそれ
    ぞれの差の値を決定するステップと、 前記非線形補間された値として、該差の値のうちいずれ
    よりも小さい差の値を有するセットから該メジアン値を
    選択するステップとを包含する、請求項16に記載の方
    法。
  18. 【請求項18】 飛び越し走査ビデオ画像の連続する線
    間の対象の画素(ピクセル)位置について非線形補間さ
    れたピクセル値を生成する方法であって、該ビデオ画像
    は、複数の連続フィールドを含み、一対のフィールドの
    各々は、画像フレームを規定しており、 ピクセル値のセットごとに、それぞれ最小値、最大値お
    よびメジアン値を決定するステップであって、該ピクセ
    ル値のセットの各々は、該飛び越し走査画像における該
    対象のピクセル位置に対して垂直方向に隣接するピクセ
    ル位置の各ピクセル値、および、該対象のピクセル位置
    と、該対象のピクセル位置に対して水平方向に隣接する
    ピクセル位置とを含む以前のフレームからのそれぞれの
    ピクセル位置を含む、ステップと、 ピクセル値のセットごとに最大値と最小値との間のそれ
    ぞれの差の値を決定するステップと、 該非線形補間された値として、該差の値のうちいずれよ
    りも小さい差の値を有するセットから該メジアン値を選
    択するステップとを包含する、方法。
  19. 【請求項19】 飛び越し走査画像信号からプログレッ
    シブ走査画像信号に変換するシステムであって、 補間されたピクセルからなる行の対象の画素(ピクセ
    ル)位置が、該飛び越し走査画像信号によって規定され
    る現在の画像の視覚的に異なる領域間のエッジ上にある
    か否かを判定し、エッジフラグを提供するエッジ検出器
    と、 以前に表示された画像と現在の画像との間の該対象のピ
    クセル位置を含む該現在の画像のさらなる領域における
    移動の程度を決定し、静的レベル値を提供する移動検出
    器と、 該対象のピクセル位置において補間されたピクセルにつ
    いて複数の可能性のある値を生成する複数のピクセル補
    間器であって、該複数の可能性のある値の各々は、それ
    ぞれ異なる方法によって生成される、複数のピクセル補
    間器と、 該エッジフラグおよび該静的レベル値に応じて、該補間
    されたピクセルの該複数の可能性のある値から少なくと
    も1つの可能性のある値を選択する選択器とを備える、
    システム。
  20. 【請求項20】 前記複数のピクセル補間器は、 エッジ補間器と、 フィールド間補間器と、 フィールド内補間器とを備える、請求項19に記載のシ
    ステム。
  21. 【請求項21】 前記フィールド間補間器は、フィール
    ドマージ補間器および非線形補間器からなる群から選択
    される、請求項20に記載のシステム。
  22. 【請求項22】 前記エッジ検出器は、 前記対象のピクセル位置に対して垂直方向のエッジ長値
    を生成する垂直方向フィルタと、 該対象のピクセル位置に対して水平方向のエッジ長値を
    生成する水平方向フィルタと、 該垂直方向のエッジ長値および該水平方向のエッジ長値
    と、閾値とを比較し、該水平方向のエッジ長値および該
    垂直方向のエッジ長値のうち少なくとも一方が所定の閾
    値を超える場合、前記エッジフラグを提供する比較器と
    を備え、 前記エッジ補間器は、 該垂直方向のエッジ長値および該水平方向のエッジ長値
    を合わせて、該エッジの角度を決定するプロセッサと、 該補間されたピクセル値を生成するために、該エッジの
    該決定された角度に一致する、該対象のピクセル位置に
    対する角度を有する線上にある飛び越しフィールドから
    ピクセル値を処理する補間器とを備える、請求項20に
    記載のシステム。
  23. 【請求項23】 前記移動検出器は、 複数の差の値のそれぞれを生成する複数の減算器であっ
    て、差の値はそれぞれ、前記現在の画像における選択さ
    れたピクセル位置と、前記以前に表示された画像におけ
    る対応するピクセル位置のそれぞれとの間の差を表す、
    複数の減算器と、 該複数の差の値のうち最大の差の値を決定する最大比較
    器と、 前記対象のピクセル位置の領域における前記移動の程度
    を決定するために、該最大の差の値と、異なる閾値のそ
    れぞれとを比較する複数のさらなる比較器であって、前
    記静的レベル値は、該最大の差の値よりも小さい各閾値
    を有する該さらなる比較器に応じて提供される、さらな
    る比較器とを備える、請求項19に記載のシステム。
  24. 【請求項24】 前記選択器は、前記フィールド内補間
    値および前記フィールド間補間値を選択し、前記補間さ
    れたピクセル値を生成するために、前記静的レベル値に
    比例して、該フィールド内補間値および該フィールド間
    補間値を合わせる重み付け平均回路をさらに備える、請
    求項23に記載のシステム。
  25. 【請求項25】 前記飛び越し走査ビデオ画像における
    電気ノイズから生じる、前記補間されたピクセルのエラ
    ーを低減するために、前記補間されたピクセル値を処理
    するフィルタをさらに備える、請求項19に記載のシス
    テム。
  26. 【請求項26】 前記フィルタは、 複数の相関器であって、該複数の相関器の各々は、前記
    飛び越し走査画像における前記補間されたピクセルおよ
    び他のピクセルと、各エッジマスクとを比較し、複数の
    相関値をそれぞれ生成する、複数の相関器と、 該複数の相関値の各々を所定の閾値と比較して、該複数
    の相関値のうち少なくとも1つが該所定の閾値を超える
    場合、有効なエッジフラグを設定する比較器と、 該有効なフラグが設定されない場合、該補間されたピク
    セルの新たな値を計算するさらなる補間器とを備える、
    請求項25に記載のシステム。
  27. 【請求項27】 前記複数のピクセル補間器は、 エッジ補間値を生成するエッジ補間器と、 フィールド間補間値を生成するフィールド間補間器と、 フィールド内補間値を生成するフィールド内補間器とを
    備え、 前記さらなる補間器は、前記補間されたピクセルの前記
    新たな値を生成するために、前記静的レベル値に比例し
    て、該フィールド間補間値および該フィールド内補間値
    を合わせる重み付け平均回路を備える、請求項26に記
    載のシステム。
  28. 【請求項28】 飛び越し走査ビデオ信号をプログレッ
    シブ走査ビデオ信号に変換するシステムであって、 最後に表示された画像と現在の画像との間の対象のピク
    セル位置の領域における移動の程度を決定し、静的レベ
    ル値を生成する移動検出器と、 フィールド内補間されたピクセル値を生成するフィール
    ド内補間器と、 非線形補間されたピクセル値を生成する非線形補間器
    と、 該プログレッシブ走査ビデオ画像の補間された出力ピク
    セル値を生成するために、該静的レベル値に比例して、
    該フィールド内補間されたピクセル値および該非線形補
    間されたピクセル値を組み合わせる重み付け平均回路と
    を備える、システム。
  29. 【請求項29】 前記移動検出器は、 複数の差の値をそれぞれ生成する複数の減算器であっ
    て、該複数の差の値の各々は、前記現在の画像において
    選択されたピクセル位置と、前記最後に表示された画像
    におけるそれぞれ対応するピクセル位置との間の差を表
    す、複数の減算器と、 該複数の差の値のうち最大の差の値を決定する最大比較
    器と、 該最大の差の値と異なる閾値とをそれぞれ比較し、前記
    対象のピクセル位置の前記領域における前記移動の程度
    を決定する複数のさらなる比較器であって、前記静的レ
    ベル値は、該最大の差の値よりも小さい各閾値を有する
    該さらなる比較器に応じて提供される、複数のさらなる
    比較器とを備える、請求項28に記載のシステム。
  30. 【請求項30】 前記非線形補間器は、 複数のメジアンフィルタであって、該複数のメジアンフ
    ィルタの各々は、ピクセル値のセットごとにそれぞれ最
    小値、最大値およびメジアン値を決定し、該ピクセル値
    のセットの各々は、前記飛び越し走査画像における前記
    対象のピクセル位置に対して垂直方向に隣接するピクセ
    ル位置の各ピクセル値、および、該対象のピクセル位置
    および該対象のピクセル位置に対して水平方向に隣接す
    るピクセル位置を含む以前のフレームからの各ピクセル
    位置を含む、複数のメジアンフィルタと、 該複数のメジアンフィルタのそれぞれによって提供され
    るピクセル値のセットごとに、最大値と最小値との間の
    差の値をそれぞれ決定する複数の減算器と、 前記非線形補間値として、該差の値のいずれよりも小さ
    い該差の値に相当する該メジアン値を選択するマルチプ
    レクサとを備える、請求項29に記載のシステム。
  31. 【請求項31】 飛び越し走査画像をプログレッシブ走
    査画像に変換する非線形補間器であって、該飛び越し走
    査画像は複数の連続するフィールドを含み、一対のフィ
    ールドの各々はフレームを規定しており、該非線形補間
    器は、対象のピクセル位置の補間されたピクセル値を生
    成し、該対象のピクセル位置は、該飛び越し走査画像の
    2つのピクセル位置間で垂直方向に並んでおり、 複数のメジアンフィルタであって、該複数のメジアンフ
    ィルタの各々は、ピクセル値のセットごとにそれぞれ最
    小値、最大値およびメジアン値を決定し、該ピクセル値
    のセットの各々は、該飛び越し走査画像における該対象
    のピクセル位置に対して垂直方向に隣接するピクセル位
    置の各ピクセル値、および、該対象のピクセル位置およ
    び該対象のピクセル位置に対して水平方向に隣接するピ
    クセル位置を含む以前のフレームからの各ピクセル位置
    を含む、複数のメジアンフィルタと、 該複数のメジアンフィルタの各々によって提供されるピ
    クセル値のセットごとに最大値と最小値との間の差の値
    をそれぞれ決定する複数の減算器と、 該非線形補間されたピクセル値として、該差の値のうち
    いずれよりも小さい異なる値に相当する該メジアン値を
    選択するマルチプレクサとを備える、非線形補間器。
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