JP4801678B2 - 色差信号ip変換方法 - Google Patents

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Description

本発明は、映像インタレース信号をプログレシブ信号に変換(IP変換)する方法に関するものであり、動き適応型IP変換における色差信号の静止画信号生成に関するものである。
NTSC,PAL,SECAM,ハイビジョン(1080i等)に代表される映像信号は、走査線を1ラインおきに間引いて伝送し、2フィールドで1フレームの映像を形成するインタレース方式であり、これらの映像信号を液晶、PDP等のプログレシブスキャンの表示デバイスに表示する際には、必ずIP変換を行わなければならない。
一般的なIP変換は、映像信号から画素ごとの動き量を検出し、その結果により静止画処理と動画処理とを切り替え、又は動き量に応じて混合して出力し、良好な結果を得ている。このIP変換を、動き適応型IP変換と呼ぶ。
従来の例として、図21に動き適応型IP変換のうち、色差信号のIP変換に係る部分のブロック図を示す。図21において、色差信号IP変換部1は、フィールドはめ込みにより静止画信号を生成する色差静止画処理部6と、フィールド内の画素から補間画素を生成する色差動画処理部7と、色差静止画処理部6及び色差動画処理部7の各々の出力を動き検出情報に応じて混合する静動混合部8とを有する。色差信号フィールド遅延が色差静止画処理部6に、色差信号現フィールドが色差静止画処理部6及び色差動画処理部7にそれぞれ与えられ、静動混合部8からIP変換結果が出力される。
止まっている映像(静止画)の場合は、連続する2フィールドの映像をはめ込む(フィールド間はめ込み)と、もとの1フレームの映像が生成できる。色差静止画処理部6によりこのはめこみによるプログレシブ化を実現する。また、動きのある映像(動画)の場合は単純にはめ込むと1ラインおきにずれた映像が生成されてしまうために、フィールド内の画素より補間(フィールド内補間)を行う必要がある。色差動画処理部7によりこの処理を実現する。映像信号は1画面内でも止まっている部分と動いている部分とが存在することが多いため、画素ごとの動き量を検出した結果にもとづいて、静動混合部8により最終的な色差信号のIP変換結果を混合して出力する。
近年、映像信号のデジタル化が進み、特にMPEGを中心とした映像圧縮技術を用いたデジタル放送、DVD等の普及が著しい。このMPEGを用いた映像信号の圧縮では、人間の視覚特性が、輝度信号に対してよりも色差信号に対しての方が鈍いことを利用して、色差信号のライン数を輝度信号のライン数に対して半分に間引く処理を行っている。この動作を、図22(a)〜図22(c)を用いて説明する。
図22(a)〜図22(c)は、MPEG2時における、プログレシブ信号をインタレース信号に変換する動作を示したもので、Yは輝度信号、Cは色差信号を示している。色差信号は、実際にはR−Y信号とB−Y信号との2種類があるが、処理的には同様のため以降の説明では共通に色差信号Cとして説明する。図22(a)〜図22(c)は、プログレシブ信号がインタレースMPEG2になる際の画素の関係を示したもので、縦方向が映像の画面縦方向である。
図22(a)はプログレシブ状態での画素の並びを示したもので、例えばNTSC方式では有効なライン数は480本であり、図22(a)の縦方向に画素が480個存在することになる。図22(a)に示すようにプログレシブ状態ではYもCも同じライン数の画素が存在する。図中の数字は画素のレベルを示したもので、Y、C共に上から下に100から0にレベルが変化した状態を示している。この状態をプログレシブ4:2:2と呼ぶ。実際には4:2:2とは水平方向にもR−Y,B−Yを半分に間引く処理が行われるものであるが、ここではライン方向のみの説明とする。
図22(b)は、図22(a)のプログレシブ4:2:2から色差信号を2本に1本間引いたもので、この状態をプログレシブ4:2:0と呼ぶ。間引きに起因した折り返しを防ぐため垂直のLPFをかけ、画素の重心位置がYの間になるようにしている。図22(b)では一番簡単な2タップの平均値をとるLPFをかけた図とした。
図22(c)は、図22(b)をインタレースに変換したものである。インタレースはプログレシブ信号を1ラインおきに間引いて2フィールドに分解したものと考えられ、上のラインから始まるフィールドをトップ(TOP)フィールド、下のラインから始まるフィールドをボトム(BOTTOM)フィールドと呼ぶ。インタレースする際も帯域制限を行うが、図22(c)では動作が分かりやすいようにYもCも単純に半分に間引いている。
映像信号の形態として、色差信号のライン数が輝度信号のライン数と同じ状態を4:2:2、色差信号のライン数が輝度信号のライン数の半分の状態を4:2:0と呼んでいる。
MPEG圧縮であるデジタル放送やDVD、HDレコーダ等の記録媒体の中では、色差信号は4:2:0状態になっている。
一方、デジタル映像機器の出力では輝度信号と色差信号とのライン数は同じと規定されているために、デジタル放送デコーダ、DVD、STB、HDレコーダ等の中のMPEGデコーダではMPEGのデコードの後に4:2:0から4:2:2に変換する処理が行われる。またデジタル映像機器の内部、デジタルデコーダ集積回路の内部であってもデジタルデコーダからの出力を4:2:2で扱っている場合も想定される。
次に、4:2:0から4:2:2への変換の例と、IP変換における静止画処理の例とを示す。
図23(a)〜図23(c)は、4:2:0から4:2:2へ変換する方法として、同じラインを2度出力するラインダブラ処理を示したものである。実現が簡単なため実際の商品としてもこの形式でデコード出力するDVDプレーヤ等が存在する。図23(a)はインタレース4:2:0のMPEG2格納状態、図23(b)は色差信号に関してのラインダブラで同じ画素をリピートすることによりライン数をもとに戻し、4:2:2形式を実現している。図23(c)は、図23(b)の4:2:2インタレース信号をフィールドはめ込みの静止画処理でIP変換を行ったものである。ラインを半分に間引かなかった輝度信号Yは完全に復元されるが、色差信号Cはレベルの変化点でレベルの行き戻りが発生していることがわかる。映像ではこれはジャギーとなり、垂直方向にギザギザ等の違和感のある映像が生成されてしまう。
図24(a)〜図24(c)は、4:2:0から4:2:2へ変換する別の方法として、フィールド内の上下ラインの画素から、間引いたラインを補間生成する処理を示したものである。図24(a)はインタレース4:2:0のMPEG2格納状態で画素重心位置を考慮して記載したもの、図24(b)は最も単純な例として上下1個ずつの画素の重心により4:2:0で間引かれた画素を補間生成し、4:2:2にしたものである。図24(c)は、図24(b)の4:2:2インタレース信号をフィールドはめ込みの静止画処理でIP変換を行ったものである。ここでも色差信号は、ラインダブラよりは程度は低いが、レベルの変化点でレベルの行き戻りが発生している。
上記したいずれの例にしても、インタレース4:2:0状態からフィールド内で間引きラインを復元して4:2:2を生成したことで、インタレースのフィールド間の関係を無視した補間が施されるために、その後にフィールド間補間を行うと破綻が生じているわけである。
従来の他のIP変換として、フィールド間はめこみを4:2:2ではなく、4:2:2のラインを再度間引いて4:2:0にした状態で行う構成のものもある(例えば、特許文献1参照)。
また別の例として、色差信号がラインダブラの4:2:0の場合にはラインダブラで補間された画素を上下から補間しなおして新たな4:2:2を生成してフィールド間はめこみを行うものもある(例えば、特許文献2参照)。
国際公開第02/052849号パンフレット 特開2006−121568号公報
しかしながら従来の構成によれば、特許文献1に示される4:2:0状態でのフィールド間はめ込みでは、もともとがMPEG圧縮等の4:2:0色差を4:2:2色差にデコードしたものである場合は良好な結果となるが、アナログ放送信号をA/D変換した場合等の正しい4:2:2信号に対しては色差信号の垂直周波数特性は半分となってしまう。また、特許文献2に示されるようにラインダブラをフィールド内補間に作り直すものは、ラインダブラよりは良好な結果を得られるが、図24(a)〜図24(c)で説明したようにジャギーが完全にはなくならない。
本発明はこれらの点に鑑み、入力される色差信号の素性に応じ、ジャギーを低減しつつ、正しい4:2:2信号に対しては本来の周波数特性の劣化も抑えた色差信号IP変換方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、発明は、動き適応型のIP変換において、連続する2フィールドの画素をはめ込むことでプログレシブ信号を生成する第1の静止画処理の結果と、連続する2フィールドのデータをライン単位で間引いたもの同士の画素をはめ込むことでプログレシブ信号を生成し、更に生成されたプログレシブの状態で間引いた分だけライン補間を行う第2の静止画処理の結果、又は前記プログレシブ信号に対して垂直方向の後処理フィルタを施した第2の静止画処理の結果とを、出力色差信号のジャギーが少なくなるように適宜選択又は混合することにより、色差信号の静止画用画素補間を行う色差信号IP変換方法である。
しかも、第1の発明は、IP変換前のインタレース状態の色差信号の値が、上下の画素の値の範囲内、又は上下の画素の値から所定の幅の範囲内であると判断される場合に、前記第2の静止画処理の結果を選択することを特徴とする色差信号IP変換方法である。
第2の発明は、IP変換前のインタレース状態の色差信号の垂直高域成分が所定値より小さい場合に、前記第2の静止画処理の結果を選択することを特徴とする色差信号IP変換方法である。
第3の発明は、IP変換前のインタレース状態の映像信号の垂直ブランキング期間に重畳されているID1信号を検出し、ID1信号が重畳されている場合は、前記第2の静止画処理の結果を選択することを特徴とする色差信号IP変換方法である。
第4の発明は、IP変換前のインタレース状態の、輝度信号の値が輝度信号所定値よりも小さく、色差信号の値が色差信号所定値よりも大きい画素に対して、前記第2の静止画処理の結果を選択することを特徴とする色差信号IP変換方法である。
第5の発明は、IP変換前のインタレース状態の、輝度信号の値が輝度信号所定値よりも小さく、色差信号の値が色差信号所定値よりも大きい画素については、前記第1の静止画処理の結果に対する前記第2の静止画処理の結果の混合割合を大きくすることを特徴とする色差信号IP変換方法である。
第6の発明は、前記第1の静止画処理結果のプログレシブ状態の色差信号の値が、上下の色差信号の値の範囲外、又は上下の画素の値の範囲から所定の幅の範囲外であると判断される場合に、前記第2の静止画処理の結果を選択することを特徴とする色差信号IP変換方法である。
第7の発明は、前記第1の静止画処理結果のプログレシブ状態の垂直高域成分が所定値より大きい場合に、前記第2の静止画処理の結果を選択することを特徴とする色差信号IP変換方法である。
第8の発明は、前記第1及び第2の静止画処理の結果の選択混合を、前記第1から第7までの発明の2つ以上の論理の組み合わせで行うことを特徴とする色差信号IP変換方法である。
第9の発明は、前記IP変換方法の搭載されているセットに対して、ユーザが、前記第1の静止画処理の選択と、前記第2の静止画処理の選択と、前記第8の発明の選択とを切り替えることを特徴とする色差信号IP変換方法である。
第10の発明は、前記IP変換方法の搭載されているセットマイコンで検出されるデジタルIFの機器接続情報により、デジタル機器が接続されていることが検出された場合は、前記第2の静止画処理の結果を選択することとし、前記デジタル機器接続検出は、色差信号が4:2:0信号から4:2:2信号に復調されて前記IP変換方法に接続される信号であることを検出することを特徴とする色差信号IP変換方法である。
第11の発明は、少なくともデジタル映像信号デコーダを含む多入力の映像信号が接続される前記IP変換方法によるIP変換部を有するシステム又は集積回路にて、前記IP変換の入力として前記デジタル映像信号デコーダの出力が選択される場合に、前記第2の静止画処理の結果を選択することを特徴とする色差信号IP変換方法である。
発明によれば、色差信号の静止画生成方法を適宜切り替えることにより、ジャギーの低減と、垂直方向の帯域の劣化を抑える色差信号IP変換方法を実現することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を用いて説明する。色差信号にはR−Y信号とB−Y信号との2種類があるが、処理的には同様のため、以降の説明では共通に色差信号Cとして説明する。
図1は、本発明の色差信号IP変換静止画処理部を示したものである。図1において、6は色差信号IP変換静止画処理部であり、従来例の図21の6で示した部分である。10は従来の色差信号の静止画処理部であるフィールド間補間部、11は色差4:2:0フィールド間補間部、12は色差フィールド内ライン補間部、13は映像信号から特徴を検出する検出部、14は両補間部10,12の各々の出力を検出部13の結果に応じて選択混合する色差静止画処理方法選択混合部である。11X及び11Yは色差4:2:0フィールド間補間部11の入力及び出力であり、12Yは色差フィールド内ライン補間部12の出力である。
色差信号IP変換静止画処理部6に入力されるインタレース信号は4:2:2色差信号である。4:2:2色差信号には、
(A)アナログ放送をA/D変換したような、もともと4:2:2色差信号であるもの、
(B)デジタル放送、MPEGデータのような、4:2:0を4:2:2色差信号に補間したもの、
の2種類が考えられる。
従来のフィールド間補間部10は、連続する2フィールドのインタレース色差信号を入力し、互いに1ラインにフィールド間ではめこみを行うことで、もとのプログレシブ信号を生成する。入力されるインタレース信号が(A)の場合は完全にもとのプログレシブ信号が再現できるが、(B)の信号が入力された場合は、背景技術で説明した図23(c)、図24(c)のようなジャギーが発生する。
次に色差4:2:0フィールド間補間部11について図2(a)〜図2(c)を用いて説明する。図2(a)は、色差4:2:0フィールド間補間部11に入力されるインタレース信号11Xを示したものである。ここでは(B)の場合のラインダブラで4:2:0を4:2:2色差信号に補間した場合を説明する。図2(a)は図23(b)と同じ状態のものである。図2(a)の入力は4:2:2色差信号であるが、色差4:2:0フィールド間補間部11ではこれを4:2:0色差信号とみなして処理を行う。すなわち、図2(a)の×印をつけた画素に関しては無いものとみなして、ライン数が半分の状態でフィールド間のはめ込みを行い4:2:0プログレシブ信号を得る。この状態が図2(b)の11Yである。図2(a)の色差信号の画素の右上に記載した数字が図2(b)の色差信号の右上に記載した数字に対応する。もともとのライン数の半分でフィールド間はめ込みを行うため、図2(b)の色差信号のライン数は輝度信号の半分となる。更に図2(b)ではもともとの色差信号の画素重心位置(図22(b)参照)を考慮して、輝度信号の間に色差信号を記載している。次に輝度信号とライン数を合わせるために、色差フィールド内ライン補間部12で、間引いたラインを4:2:0プログレシブ状態で垂直補間を行い、図2(c)の結果12Yを得る。ここではライン数を補間すると同時に輝度信号と重心位置を合わせた2タップの線形補間の例を示している。図2(c)で分かるように、色差4:2:0フィールド間補間部11により、4:2:2信号から誤った補間情報を破棄して4:2:0色差信号でフィールド間はめ込みを行うことで、ジャギーのない色差信号IP変換静止画を得ることができる。ただし、色差4:2:0フィールド間補間部11でライン数を半分にするために、(A)のような正しい4:2:2色差信号に対しては垂直の帯域を劣化させるという副作用が生じてしまう。
すなわち、(A)のような正しい4:2:2色差信号に対しては従来のフィールド間補間部10の出力を、(B)のような誤って補間された4:2:2色差信号に対しては2つの補間部11,12の信号処理出力をそれぞれ選択することで、副作用なくかつジャギーのない色差信号IP変換静止画処理を実現することができる。この選択を行うのが図1に示した色差静止画処理方法選択混合部14と、この選択混合部14の論理を生成する検出部13である。以下に、検出部13の例を示す。
図3は、図1における検出部13の1つの例である。図3において、15は色差信号を1ライン分遅延させる1ライン遅延部、16は入力信号の差分の絶対値を求める差分絶対値部、17は設定値に対する大小を出力する比較部、18はパターン解析部である。図3の検出部13には色差信号の現フィールドが入力され、色差信号がラインダブラで補間された4:2:2色差信号か否かを検出するものである。1ライン遅延部15により遅延した色差信号ともともとの色差信号との差分の絶対値を差分絶対値部16で計算する。すなわち、連続するラインの色差レベルの差を求めていることになる。求めた差分は比較部17で設定値との比較を行い、差分が大きい場合は「1」、小さい場合は「0」をそれぞれ出力する。
色差信号がラインダブラであれば、比較部17の結果は、図4に示すように、1ラインおきに差分が0となることが考えられる。よってパターン解析部18で1ラインおきに差分が0であると解析された場合は入力信号はラインダブラによる4:2:2色差信号と判断し、検出結果に「1」を出力する。その結果、図1に示した色差信号IP変換静止画処理部6からはジャギーのないIP変換静止画処理結果が出力されることになる。なお完全なラインダブラであれば差分は0となるが、アナログ誤差や途中の演算の誤差で必ずしも0とならない場合があることを考慮して、設定値によりラインダブラの検出に尤度をもたせている。このように図3の例によれば、インタレース状態の色差信号が4:2:0をラインダブラで4:2:2に補間したものである場合に、確実にジャギーを低減する色差信号IP変換方法を実現することができる。
図5は、図1における検出部13の別の例である。図5において15は色差信号を1ライン分遅延させる1ライン遅延部、31はレベル比較部である。図5の検出部13には色差信号の現フィールドが入力され、色差信号の注目画素のレベルが注目画素の上下の画素のレベルの間にあるか否かを検出するものである。直列接続された1ライン遅延部15により連続する3ライン分の色差信号を得ることができる。注目ラインを連続する3ラインの真中として、レベル比較部31によりそれぞれ、注目画素とその上とのレベル関係、注目画素とその下とのレベル関係をそれぞれ求める。図5の例では注目画素が(上下画素レベルの小さい方)−(設定値)から(上下画素レベルの大きい方)+(設定値)までの間に注目画素のレベルが入っていれば「1」を出力することになる。すなわち、注目画素が上下ラインのレベルの間にある場合が検出できる。ここでも設定値は誤差を考慮した尤度の意味合いで設定することができる。正しい4:2:2信号の場合は色差信号の帯域が広い場合があり、注目画素が上下ラインのレベル内にあるとは限らない。一方、4:2:0色差信号をインタレースのフィールド内で4:2:2に補間した場合は、ラインダブラ検出では検出できないが、注目画素のレベルは上下の画素のレベル内に収まっていると考えられるために、図5の構成で検出することができる。その結果、図1に示した色差信号IP変換静止画処理部6からはジャギーのないIP変換静止画処理結果が出力されることになる。なお、輝度、色差のレベル比較部31に対する設定値は共通としたが、別々でも構わない。このように図5の例によれば、インタレース状態の色差信号が、4:2:0をラインダブラ又はインタレース状態のフィールド内で補間したものである場合に、確実にジャギーを低減する色差信号IP変換方法を実現することができる。
図6は、図1における検出部13の別の例である。図6において20は垂直ハイパスフィルタ、17は比較部である。図6に入力される現フィールドの垂直高域成分をハイパスフィルタ20で検出し、比較部17で設定値と比較して、垂直高域成分が小さい場合に「1」を出力する構成である。入力されるインタレースの色差信号の垂直高域成分が小さい場合はもともと帯域のない4:2:0色差信号を4:2:2に補間したものであると考えられ、また大きい場合はもともと帯域のある4:2:2信号であると考えられるために、図6の構成にて(A)と(B)を識別することができる。その結果、図1に示した色差信号IP変換静止画処理部6からは、(B)の場合はジャギーのないIP変換静止画処理結果が、(A)の場合は従来のフィールド間はめ込みで帯域劣化のないIP変換静止画結果がそれぞれ出力されることになる。
図7は、図6に示した検出部13の他の例であり、累積部21と比較部17とが追加されている。累積部21は、例えば1フィールド期間の垂直高域成分の小さい画素の累積を求める手段であり、この結果を比較部17で設定値との大小を出力する。すなわち、1画面中での垂直高域成分のトータル量を知ることができ、フィールド単位で(A)、(B)の判断を行うことができる構成である。(A)、(B)の判断と図1に示した色差信号IP変換静止画処理部6の切り替えは、図6に示した例と同様である。ただし、フィールドで判断を行うと結果の反映が次のフィールドにずれ込んでしまうために、図7における色差信号入力は現フィールドより1フィールド前の色差信号を入力することが好ましい。このように図6の例によれば、インタレース状態の色差信号の垂直高域成分が小さい場合のみジャギー低減の色差信号IP変換方法を選択することで、垂直高域成分が大きい場合に不用意にジャギー低減の色差信号IP変換方法を選択することによる垂直帯域劣化を防ぐことができる。
図8は、図1における検出部13の別の例である。図8において22はID1検出部である。ID1信号とは、映像信号のアスペクト比情報等を輝度信号の垂直ブランキング期間に重畳したもので、例えば受信機側でこの情報を検出し、受信機の画面比に適切な表示をさせることができる。このID1信号はデジタル映像信号に重畳されているがアナログ放送等には重畳されない。すなわちID1信号が重畳されているということは、色差信号が4:2:0から4:2:2色差信号に補間されているものである可能性が高く、また重畳されていないということは正しい4:2:2色差信号である可能性が高い。よって輝度信号を入力とし、ID1信号が検出されれば、検出部13は「1」を出力し、その結果図1に示した色差信号IP変換静止画処理部6からはジャギーのないIP変換静止画処理結果が出力されることになる。このように図8の例によれば、ID1信号の有無でもともとの信号がアナログかデジタルデコードしたものかを判断することができ、デジタルデコード時は色差信号は4:2:0を4:2:2に補間したものであるために、デジタルデコード時の場合に、確実にジャギーを低減する色差信号IP変換方法を実現することができる。
図9は、図1における検出部13の別の例である。図9において17は比較部、19は論理AND部である。色のジャギーは色差信号のレベルが大きく輝度信号のレベルが低いところで顕著に目立つ。図9の例では色差信号のレベルが大きく輝度信号のレベルが低い画素を検出することを目的としている。輝度信号、色差信号はそれぞれ別々の比較部17にてそれぞれの設定値との大小関係を求める。輝度信号に対しては設定値よりもレベルが低い画素で「1」を、色差信号に対しては設定値よりもレベルが高い画素で「1」をそれぞれ出力し、共に「1」が検出された画素に対して論理AND部19が「1」を出力する構成である。色差信号のレベルが大きく輝度信号のレベルが低いと判断された画素のみ、すなわちジャギーが目立つ可能性のある画素のみ図1に示した色差信号IP変換静止画処理部6からはジャギーのないIP変換静止画処理結果が出力されることになる。このように図9の例によれば、ジャギーの目立ちやすい輝度が小さく色差が大きい画素に対してのみジャギー低減色差信号IP変換方法を選択することで、ジャギーが目立たない画素に対しては従来のIP変換方法が選択でき、副作用を抑えることができる。また図9の例において色差静止画処理方法選択混合部14の動作は、検出部13からの2値化の制御信号に基づき切り替えを行う説明としたが、比較器17の設定値を複数個準備し、輝度信号、色差信号のレベルを多段階で検出し、更に論理AND部19の代わりに比較部17の検出結果から輝度レベルが低く色差レベルが高い状態から輝度レベルが高く色差レベルが低い状態までを複数段階で出力する論理とすることで、図1における色差静止画処理方法選択混合部14の切り替えを検出部13から出力されるレベルに応じた割合で静止画処理部を混合する構成にしてもよい。
図10は、本発明の色差信号IP変換静止画処理部6の別の例を示したものである。図10において、6は色差信号IP変換静止画処理部であり、従来例の図21の6で示した部分である。10は従来の色差信号の静止画処理部であるフィールド間補間部、11は色差4:2:0フィールド間補間部、12は色差フィールド内ライン補間部、13は映像信号から特徴を検出する検出部、14は両補間部10,12の出力を検出部13の結果に応じて選択混合する色差静止画処理方法選択混合部である。ここで、各部10,11,12,14の動作は図1で説明した例と全く同様のため説明を省略する。図1との唯一の違いは検出部13の入力を、従来の色差フィールド間補間部10の出力としたことである。すなわち、従来のフィールド間はめ込みのIP変換の結果にジャギーが検出されない場合は従来の色差フィールド間補間部10の出力を色差信号IP変換静止画処理出力とし、ジャギーが検出された場合は両補間部11,12のジャギー低減対策を施した色差信号IP変換静止画処理を出力とすることで、ジャギーのない色差信号静止画処理出力を得ることができる。以下に、ジャギーの有無を検出する検出部13の例を示す。
図11は、図10における検出部13の例である。図11において、15は1ライン遅延部、32はレベル比較部である。図11の検出部13には従来の色差フィールド間補間部10の結果を入力し、色差信号の注目画素のレベルが注目画素の上下の画素のレベルの範囲外にあるか否かを検出するものである。直列接続された1ライン遅延部15により連続する3ライン分の色差信号を得ることができる。注目ラインを連続する3ラインの真中として、レベル比較部32により、注目画素とその上とのレベル関係と、注目画素とその下とのレベル関係とをそれぞれ求める。図11の例では注目画素が(上下画素レベルの小さい方)−(設定値)よりも小さい場合、又は(上下画素レベルの大きい方)+(設定値)よりも大きい場合に「1」を出力することになる。一般の映像信号の場合、色差信号がライン方向に急激に変化する可能性は低く、図11の検出部13で検出するような、注目画素のレベルが上下の画素レベルよりも設定値以上離れている場合は、ジャギーが発生している可能性が高いと考えられる。よってこの場合には検出部13から「1」を出力することで、図10に示した色差信号IP変換静止画処理部6からジャギーのないIP変換静止画処理結果が出力されることになる。このように図11の例によれば、従来のフィールドはめ込み色差信号IP変換の結果が、上下の色差信号の値の範囲外、又は(上下の画素の値の範囲)+(所定値)の範囲外である場合はジャギーが発生していると考えられるために、その場合にジャギーを低減する色差信号IP変換方法を選択することで、確実にジャギーを低減することができる。
図12及び図13は、図10における検出部13の別の例である。図12及び図13において、20は垂直ハイパスフィルタ、17は比較部である。図13において、21は累積部、17は比較部である。図12及び図13の動作は既に説明した図6及び図7と同じであるが、比較部17の論理が逆である。すなわち図12においては、従来の色差フィールド間補間部10の結果の垂直高域成分が設定値よりも大きい場合に「1」を、図13においては、従来の色差フィールド間補間部10の結果の垂直高域成分の1画面中でのトータル量が設定値よりも大きい場合に「1」をそれぞれ出力する。一般の映像信号の場合、色差信号の垂直方向の高域成分はさほど多くないと考えられるため、垂直高域成分が多いということはジャギーを含んでいる可能性があると判断し、検出部13から「1」を出力することで、図10に示した色差信号IP変換静止画処理部6からジャギーのないIP変換静止画処理結果が出力されることになる。このように図12及び図13の例によれば、従来のフィールドはめ込み色差信号IP変換の結果の直高域成分が所定値より大きい場合はジャギーが発生していると考えられるために、その場合にジャギーを低減する色差信号IP変換方法を選択することで、確実にジャギーを低減することができる。
図14は、本発明の色差信号IP変換静止画処理部の別の例を示したものである。図14において、6は色差信号IP変換静止画処理部であり、従来例の図21の6で示した部分である。10は従来の色差信号の静止画処理部であるフィールド間補間部、11は色差4:2:0フィールド間補間部、12は色差フィールド内ライン補間部、13は映像信号から特徴を検出する検出部、14は両補間部10,12の出力を検出部13の結果に応じて選択混合する色差静止画処理方法選択混合部である。ここで、各部10,11,12,14の動作は図1で説明した例と全く同様のため説明を省略する。図14の例では検出部13の検出の元になる信号は、映像(輝度・色差)信号、従来のフィールド間補間部10の出力としている。これまでに説明した例では検出部13は個々の検出結果により従来のフィールド間補間とジャギーを低減する色差信号IP変換方法とのいずれかを選択する構成としていたが、図14の例における検出部13ではこれまでに説明した検出部13の複数の論理を組み合わせ、静止画処理を切り替える制御を行うものである。このように図14の例によれば、静止画処理の選択を、複数の論理の組み合わせで行うことで、単体論理より高い精度でジャギー低減色差信号IP変換方法を選択することができる。
図15は、本発明の色差信号IP変換部を搭載したデジタル映像機器セットの映像関連部分を抜き出したブロック図である。図15において、23はデジタル映像機器セット、24はA/D変換器、25はMPEGデコード等を行うデジタルビデオデコーダ、27は本発明のIP変換方法を含むフォーマット変換部、26はセットの制御を行う制御マイコン、33はHDMI等のデジタルIFのユーザデータをデコードする情報デコード部、34は選択部である。IP変換部を搭載したデジタル映像機器セット23の例としては、テレビ受信機、デジタルSTB(セットトップボックス)、DVDプレーヤ、DVDレコーダ、HDレコーダ等の様々な映像機器が考えられる。
デジタル映像機器セット23には多種類の信号ソースが入力されることが考えられる。例えばアナログIFの入力にはアナログ放送、DVDからのアナログ接続等が考えられる。デジタルIFは、有線又は無線のHDMI接続、DV接続等が考えられる。またデジタルビデオデコーダ25への接続としては、MPEG状態のデジタル放送、デジタルメディア、DVDセットであればDVDから読み出したデータ等が考えられる。表示パネルを持つテレビ受信機では、入力されるいかなる信号もセットの表示パネルの画素数に応じてフォーマット変換部27で変換する必要がある。表示パネルがプログレシブ表示の場合はインタレース入力に対してはフォーマット変換部27にてIP変換が行われる。また表示パネルを持たないデジタルSTB、DVDプレーヤ、DVDレコーダ、HDレコーダ等の場合は、外部に接続されるテレビ受信機やモニタの種類を特定できないために、映像規格で定められた複数種類の映像フォーマットでセットより映像信号を出力させることが一般的である。この場合にもインタレース入力をプログレシブで出力する場合はフォーマット変換部27でIP変換を行うことになる。
フォーマット変換部27で行うIP変換では、これまでの例にて色差信号のジャギーを映像信号の特徴より検出し、ジャギーの抑制と解像度の維持との両立を実現したが、セットレベルの制御においてもこれまでに説明した検出部13の出力により制御することで、より高い精度でジャギーを低減することができる。例えばこれまでの例で誤検出によりかえって色差信号の劣化が目立つ場合も考えられるため、実際に映像を見るユーザがリモコンにより色差信号IP変換静止画処理を、従来のフィールド間はめ込みかジャギー低減型か、自動検出かを任意に選択できるような構成を考えることができる。このように図15の例によれば、静止画処理の選択を自動選択以外に、手動で切り替えることができ、人間の目の判断・好みにより最適なジャギー低減を実現することができる。
また、近年デジタルIFにおいて例えばHDMI接続の場合は単なる映像信号の伝送以外にも、セット機器間において互いのセット情報を予め定められたユーザデータ領域に重畳して伝送することができる。このユーザデータ領域に4:2:0を4:2:2色差信号に補間したものか否かの情報を持たせることで、情報デコード部33にて情報を抜き出し、4:2:0を4:2:2色差信号に補間したものである場合には、制御マイコン26経由でフォーマット変換部27中のIP変換の色差信号IP変換静止画処理部を、ジャギーを低減する色差信号IP変換方法を選択するようにする。このように図15の例によれば、デジタルIFの機器接続情報により、4:2:0を4:2:2色差信号に補間したデジタル機器が接続されていることが検出された場合に、確実にジャギーを低減する色差信号IP変換方法を実現することができる。
また、図15のデジタル映像機器セット23では、フォーマット変換部27に複数の映像信号ソースが選択部34で選択され入力される。特にデジタルビデオデコーダ25の出力はMPEGデコードであるため必ず4:2:0を4:2:2色差に補間したものとなっている。いずれの映像信号を選択するかは制御マイコン26で制御を行うため、映像信号がデジタルビデオデコーダ25からのものを選択する場合は、同時に色差信号IP変換静止画処理出力をジャギー低減する色差信号IP変換方法を選択するようにする。
なお、デジタル映像機器セット23は、集積回路で実現されることが普通である。集積回路の1チップの範囲は様々な構成が考えられるが、図15の点線で含む範囲、すなわちデジタルビデオデコーダ25とフォーマット変換部27とが集積される場合は、制御マイコン26がデジタルビデオデコーダ25の出力を選択するときに、同時に色差信号IP変換静止画処理出力をジャギー低減する色差信号IP変換方法を選択するようにする。
このように図15の例によれば、少なくともデジタルビデオデコーダ25を含む多入力の映像信号が接続される前記IP変換方法によるIP変換部を有するシステム又は集積回路において、デジタルビデオデコーダ25では4:2:0色差信号であるため、デジタルデコーダ出力をIP変換する場合はジャギー低減静止画処理を選択することで、確実にジャギーを低減する色差信号IP変換方法を実現することができる。
図16は、別の方法でジャギーを低減する例である。図16において、6は色差信号IP変換静止画処理部であり、従来例の図21の6で示した部分である。10は従来のフィールド間補間部、28は垂直3タップ中央値フィルタである。垂直フィルタ28の入力及び出力をそれぞれ28X、28Yとする。従来のフィールド間補間部10の出力は、背景技術で説明したものであり、ここでの説明は省く。
図17(a)は、ラインダブラで補完した4:2:2信号を従来のフィールド間補間部10でフィールド間はめ込みを行ったプログレシブ結果であって、図23(c)と同じものである。図16の例では、図17(a)のジャギーを含むプログレシブ信号に対して垂直フィルタ28を適用することを特徴としている。垂直フィルタ28は、垂直方向の連続する3タップの中央値を出力するフィルタ構成である。図17(a)にこのフィルタ処理を適用すると、図17(b)になり、ジャギーが除去できる。
図18(a)及び図18(b)は、ジャギーを含まないプログレシブ信号に本発明の垂直フィルタ28を適用したものである。図18(a)はジャギーを含まないプログレシブ信号、図18(b)は垂直フィルタ28の適用後である。中央値を出力するフィルタによりエッジは保存されたままであることが分かる。
このように図16の例によれば、ジャギーが発生している場合は中央値フィルタ28でジャギーを低減させ、ジャギーが発生していない場合は中央値フィルタ28で垂直方向の周波数特性を劣化させない色差信号IP変換方法を実現することができる。
図19は、図18で説明した垂直フィルタ28を用いた他の例である。図19において、6は色差信号IP変換静止画処理部であり、従来例の図21の6で示した部分である。10は従来のフィールド間補間部、28は垂直3タップ中央値フィルタ、13は検出部、14は従来のフィールド間補間部10及び垂直フィルタ28の出力を検出部13の結果に応じて選択混合する色差静止画処理方法選択混合部である。図18の例では垂直エッジを保持したままジャギーを低減することができるが、絵柄によってはジャギーでないものも中央値フィルタ28によりフィルタされ、映像が劣化する場合が生じる。図19の例は、検出部13を設けることで、従来のフィールド間補間部10の出力と垂直フィルタ28の出力とを適宜切り替えることにより、副作用を最小限に抑えることができる。検出部13及び選択混合部14の動作はこれまでに説明した、図3、図5、図6、図7、図8、図9、図11、図12、図13と全く同様であるために説明は省略する。また図15に示したフォーマット変換部27内のIP変換方法にも図19に示したIP変換部を適用できる。
なお、全ての例において静止画処理切り替えの論理(0,1)は上記の例に限ったものではなく、本発明の意図する制御であればよい。また全てハードウェアイメージのブロック図で説明したが、意図する結果が同じであればソフトウェアの制御でもよいことは言うまでもない。またフィールド間の処理は現フィールドと1フィールド過去のフィールドの例を記載したが、現フィールドと1フィールド未来でも構わない。また垂直フィルタのタップ数は上記の例に示したものに限られるものではない。また図1、図10、図14に示した色差信号IP変換静止画処理部6において、従来のフィールド間補間部10と4:2:0状態でのフィールド補間部11とを別のブロックで記載しているが、両者の結果が得られればよく、重複する処理は共通化してもかまわない。
更に、全ての例は図21に示す従来の動き適応型IP変換部1の中で、特に色差静止画処理部6の置き換えとして説明を行ったが、図20に示すようにIP変換全体として従来のフィールド間補間41、ジャギー低減補間42、動画用フィールド内補間43の3つを、動き検出情報を用い、かつこれまでの例で説明した検出部13の論理で切り替える構成で実現しても、同様の効果を発揮できることは言うまでもない。
以上説明してきたとおり、本発明に係る色差信号IP変換方法は、入力される色差信号の素性に応じ、ジャギーを低減しつつ、正しい4:2:2信号に対しては本来の周波数特性の劣化も抑えた色差信号IP変換を提供でき、動き適応型IP変換における色差信号の静止画信号生成等に有用である。
本発明における色差信号IP変換静止画処理部のブロック図である。 (a)、(b)及び(c)は、本発明におけるジャギー低減色差信号IP変換静止画処理の動作図である。 図1における検出部の例を示すブロック図である。 図3中の比較部によるラインダブラ検出結果を示す図である。 図1における検出部の別の例を示すブロック図である。 図1における検出部の更に別の例を示すブロック図である。 図1における検出部の更に別の例を示すブロック図である。 図1における検出部の更に別の例を示すブロック図である。 図1における検出部の更に別の例を示すブロック図である。 本発明における色差信号IP変換静止画処理部の別の例を示すブロック図である。 図10における検出部の例を示すブロック図である。 図10における検出部の別の例を示すブロック図である。 図10における検出部の更に別の例を示すブロック図である。 本発明における色差信号IP変換静止画処理部の更に別の例を示すブロック図である。 本発明の色差信号IP変換部を搭載したデジタル映像機器セットのブロック図である。 本発明における色差信号IP変換静止画処理部の更に別の例を示すブロック図である。 (a)及び(b)は、図16中の垂直3タップ中央値フィルタの入力と出力との関係を示す図である。 (a)及び(b)は、図16中の垂直3タップ中央値フィルタの他の入力と出力との関係を示す図である。 本発明における色差信号IP変換静止画処理部の更に別の例を示すブロック図である。 本発明を適用した動き適応型色差信号IP変換部のブロック図である。 従来の一般的な動き適応型色差信号IP変換部のブロック図である。 (a)、(b)及び(c)は、プログレシブ信号からインタレース4:2:0信号への従来の色差信号IP変換を示す原理図である。 (a)、(b)及び(c)は、従来の色差信号IP変換におけるジャギー発生原理図である。 (a)、(b)及び(c)は、従来の色差信号IP変換における他のジャギー発生原理図である。
1 動き適応型色差信号IP変換部
6 色差信号IP変換静止画処理部
7 色差信号IP変換動画処理部
8 静動混合部
10 従来の色差フィールド間補間部
11 色差4:2:0フィールド間補間部
12 色差フィールド内ライン補間部
13 検出部
14 色差静止画処理方法選択混合部
15 1ライン遅延部
16 差分絶対値計算部
17 比較部
18 パターン解析部
20 垂直ハイパスフィルタ
21 累積部
22 ID1検出部
23 デジタル映像機器セット
24 アナログデジタル変換部
25 デジタルビデオデコーダ
26 制御マイコン
27 フォーマット変換部
28 垂直3タップ中央値フィルタ
31,32 レベル比較部
33 情報デコード部
34 選択部

Claims (11)

  1. 動き適応型のインタレース・プログレシブ(IP)変換において、
    連続する2フィールドの画素をはめ込むことでプログレシブ信号を生成する第1の静止画処理の結果と、連続する2フィールドのデータをライン単位で間引いたもの同士の画素をはめ込むことでプログレシブ信号を生成し、更に生成されたプログレシブの状態で間引いた分だけライン補間を行う第2の静止画処理の結果、又は前記プログレシブ信号に対して垂直方向の後処理フィルタを施した第2の静止画処理の結果とを、出力色差信号のジャギーが少なくなるように適宜選択又は混合することにより、色差信号の静止画用画素補間を行う色差信号IP変換方法であって、
    IP変換前のインタレース状態の色差信号の値が、上下の画素の値の範囲内、又は上下の画素の値から所定の幅の範囲内であると判断される場合に、前記第2の静止画処理の結果を選択することを特徴とする色差信号IP変換方法。
  2. 動き適応型のインタレース・プログレシブ(IP)変換において、
    連続する2フィールドの画素をはめ込むことでプログレシブ信号を生成する第1の静止画処理の結果と、連続する2フィールドのデータをライン単位で間引いたもの同士の画素をはめ込むことでプログレシブ信号を生成し、更に生成されたプログレシブの状態で間引いた分だけライン補間を行う第2の静止画処理の結果、又は前記プログレシブ信号に対して垂直方向の後処理フィルタを施した第2の静止画処理の結果とを、出力色差信号のジャギーが少なくなるように適宜選択又は混合することにより、色差信号の静止画用画素補間を行う色差信号IP変換方法であって、
    IP変換前のインタレース状態の色差信号の垂直高域成分が所定値より小さい場合に、前記第2の静止画処理の結果を選択することを特徴とする色差信号IP変換方法。
  3. 動き適応型のインタレース・プログレシブ(IP)変換において、
    連続する2フィールドの画素をはめ込むことでプログレシブ信号を生成する第1の静止画処理の結果と、連続する2フィールドのデータをライン単位で間引いたもの同士の画素をはめ込むことでプログレシブ信号を生成し、更に生成されたプログレシブの状態で間引いた分だけライン補間を行う第2の静止画処理の結果、又は前記プログレシブ信号に対して垂直方向の後処理フィルタを施した第2の静止画処理の結果とを、出力色差信号のジャギーが少なくなるように適宜選択又は混合することにより、色差信号の静止画用画素補間を行う色差信号IP変換方法であって、
    IP変換前のインタレース状態の映像信号の垂直ブランキング期間に重畳されているID1信号を検出し、ID1信号が重畳されている場合は、前記第2の静止画処理の結果を選択することを特徴とする色差信号IP変換方法。
  4. 動き適応型のインタレース・プログレシブ(IP)変換において、
    連続する2フィールドの画素をはめ込むことでプログレシブ信号を生成する第1の静止画処理の結果と、連続する2フィールドのデータをライン単位で間引いたもの同士の画素をはめ込むことでプログレシブ信号を生成し、更に生成されたプログレシブの状態で間引いた分だけライン補間を行う第2の静止画処理の結果、又は前記プログレシブ信号に対して垂直方向の後処理フィルタを施した第2の静止画処理の結果とを、出力色差信号のジャギーが少なくなるように適宜選択又は混合することにより、色差信号の静止画用画素補間を行う色差信号IP変換方法であって、
    IP変換前のインタレース状態の、輝度信号の値が輝度信号所定値よりも小さく、色差信号の値が色差信号所定値よりも大きい画素に対して、前記第2の静止画処理の結果を選択することを特徴とする色差信号IP変換方法。
  5. 動き適応型のインタレース・プログレシブ(IP)変換において、
    連続する2フィールドの画素をはめ込むことでプログレシブ信号を生成する第1の静止画処理の結果と、連続する2フィールドのデータをライン単位で間引いたもの同士の画素をはめ込むことでプログレシブ信号を生成し、更に生成されたプログレシブの状態で間引いた分だけライン補間を行う第2の静止画処理の結果、又は前記プログレシブ信号に対して垂直方向の後処理フィルタを施した第2の静止画処理の結果とを、出力色差信号のジャギーが少なくなるように適宜選択又は混合することにより、色差信号の静止画用画素補間を行う色差信号IP変換方法であって、
    IP変換前のインタレース状態の、輝度信号の値が輝度信号所定値よりも小さく、色差信号の値が色差信号所定値よりも大きい画素については、前記第1の静止画処理の結果に対する前記第2の静止画処理の結果の混合割合を大きくすることを特徴とする色差信号IP変換方法。
  6. 動き適応型のインタレース・プログレシブ(IP)変換において、
    連続する2フィールドの画素をはめ込むことでプログレシブ信号を生成する第1の静止画処理の結果と、連続する2フィールドのデータをライン単位で間引いたもの同士の画素をはめ込むことでプログレシブ信号を生成し、更に生成されたプログレシブの状態で間引いた分だけライン補間を行う第2の静止画処理の結果、又は前記プログレシブ信号に対して垂直方向の後処理フィルタを施した第2の静止画処理の結果とを、出力色差信号のジャギーが少なくなるように適宜選択又は混合することにより、色差信号の静止画用画素補間を行う色差信号IP変換方法であって、
    前記第1の静止画処理結果のプログレシブ状態の色差信号の値が、上下の色差信号の値の範囲外、又は上下の画素の値の範囲から所定の幅の範囲外であると判断される場合に、前記第2の静止画処理の結果を選択することを特徴とする色差信号IP変換方法。
  7. 動き適応型のインタレース・プログレシブ(IP)変換において、
    連続する2フィールドの画素をはめ込むことでプログレシブ信号を生成する第1の静止画処理の結果と、連続する2フィールドのデータをライン単位で間引いたもの同士の画素をはめ込むことでプログレシブ信号を生成し、更に生成されたプログレシブの状態で間引いた分だけライン補間を行う第2の静止画処理の結果、又は前記プログレシブ信号に対して垂直方向の後処理フィルタを施した第2の静止画処理の結果とを、出力色差信号のジャギーが少なくなるように適宜選択又は混合することにより、色差信号の静止画用画素補間を行う色差信号IP変換方法であって、
    前記第1の静止画処理結果のプログレシブ状態の垂直高域成分が所定値より大きい場合に、前記第2の静止画処理の結果を選択することを特徴とする色差信号IP変換方法。
  8. 動き適応型のインタレース・プログレシブ(IP)変換において、
    連続する2フィールドの画素をはめ込むことでプログレシブ信号を生成する第1の静止画処理の結果と、連続する2フィールドのデータをライン単位で間引いたもの同士の画素をはめ込むことでプログレシブ信号を生成し、更に生成されたプログレシブの状態で間引いた分だけライン補間を行う第2の静止画処理の結果、又は前記プログレシブ信号に対して垂直方向の後処理フィルタを施した第2の静止画処理の結果とを、出力色差信号のジャギーが少なくなるように適宜選択又は混合することにより、色差信号の静止画用画素補間を行う色差信号IP変換方法であって、
    前記第1及び第2の静止画処理の結果の選択混合を、請求項から請求項までの2つ以上の論理の組み合わせで行うことを特徴とする色差信号IP変換方法。
  9. 動き適応型のインタレース・プログレシブ(IP)変換において、
    連続する2フィールドの画素をはめ込むことでプログレシブ信号を生成する第1の静止画処理の結果と、連続する2フィールドのデータをライン単位で間引いたもの同士の画素をはめ込むことでプログレシブ信号を生成し、更に生成されたプログレシブの状態で間引いた分だけライン補間を行う第2の静止画処理の結果、又は前記プログレシブ信号に対して垂直方向の後処理フィルタを施した第2の静止画処理の結果とを、出力色差信号のジャギーが少なくなるように適宜選択又は混合することにより、色差信号の静止画用画素補間を行う色差信号IP変換方法であって、
    前記IP変換方法の搭載されているセットに対して、ユーザが、前記第1の静止画処理の選択と、前記第2の静止画処理の選択と、請求項の選択とを切り替えることを特徴とする色差信号IP変換方法。
  10. 動き適応型のインタレース・プログレシブ(IP)変換において、
    連続する2フィールドの画素をはめ込むことでプログレシブ信号を生成する第1の静止画処理の結果と、連続する2フィールドのデータをライン単位で間引いたもの同士の画素をはめ込むことでプログレシブ信号を生成し、更に生成されたプログレシブの状態で間引いた分だけライン補間を行う第2の静止画処理の結果、又は前記プログレシブ信号に対して垂直方向の後処理フィルタを施した第2の静止画処理の結果とを、出力色差信号のジャギーが少なくなるように適宜選択又は混合することにより、色差信号の静止画用画素補間を行う色差信号IP変換方法であって、
    前記IP変換方法の搭載されているセットマイコンで検出されるデジタルIFの機器接続情報により、デジタル機器が接続されていることが検出された場合は、前記第2の静止画処理の結果を選択することとし、
    前記デジタル機器接続検出は、色差信号が4:2:0信号から4:2:2信号に復調されて前記IP変換方法に接続される信号であることを検出することを特徴とする色差信号IP変換方法。
  11. 動き適応型のインタレース・プログレシブ(IP)変換において、
    連続する2フィールドの画素をはめ込むことでプログレシブ信号を生成する第1の静止画処理の結果と、連続する2フィールドのデータをライン単位で間引いたもの同士の画素をはめ込むことでプログレシブ信号を生成し、更に生成されたプログレシブの状態で間引いた分だけライン補間を行う第2の静止画処理の結果、又は前記プログレシブ信号に対して垂直方向の後処理フィルタを施した第2の静止画処理の結果とを、出力色差信号のジャギーが少なくなるように適宜選択又は混合することにより、色差信号の静止画用画素補間を行う色差信号IP変換方法であって、
    少なくともデジタル映像信号デコーダを含む多入力の映像信号が接続される前記IP変換方法によるIP変換部を有するシステム又は集積回路にて、前記IP変換の入力として前記デジタル映像信号デコーダの出力が選択される場合に、前記第2の静止画処理の結果を選択することを特徴とする色差信号IP変換方法。
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