JP2003179452A - 圧電振動子の製造方法 - Google Patents

圧電振動子の製造方法

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JP2003179452A
JP2003179452A JP2001375600A JP2001375600A JP2003179452A JP 2003179452 A JP2003179452 A JP 2003179452A JP 2001375600 A JP2001375600 A JP 2001375600A JP 2001375600 A JP2001375600 A JP 2001375600A JP 2003179452 A JP2003179452 A JP 2003179452A
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piezoelectric vibrator
excitation electrode
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thickness
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JP2001375600A
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English (en)
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Tetsuo Shimamura
徹郎 島村
Yukinori Sasaki
幸紀 佐々木
Tetsuya Takahata
哲也 降籏
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性が向上した圧電振動子の製造方法を提
供することを目的とする。 【解決手段】 タンタル酸リチウム単結晶のXカット基
板を薄板化し、このXカット基板の一面および他面に第
一、第二の励振用電極をそれぞれ形成し、一面と他面が
判別可能な形状を有する圧電振動子素子に加工し、前記
圧電振動子素子を下ケースに実装し、表出した前記第一
の励振用電極をエッチングすることにより周波数調整を
し、前記下ケースを上ケースと接合する圧電振動子の製
造方法において、前記第一の励振用電極の膜厚t1、前
記第二の励振用電極の膜厚t2および前記薄板化したX
カット基板の厚みhを t1/h=0.025 0.025>t2/h>0.0015 とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動体通信機をはじ
めとする各種電気機器に使用される圧電振動子の製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種電子機器の高周波化に伴いク
ロック源や通信機器の周波数抽出用に使用される圧電振
動子もさらなる高周波化が望まれている。
【0003】以下に従来の圧電振動子について図7、図
8を用いて説明する。
【0004】圧電振動子素子55は一般的に二酸化ケイ
素、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム等の圧電材
料を用いた圧電基板57およびこの圧電基板57の一面
および他面に設けられた励振用電極56からなってい
る。
【0005】上記圧電振動子素子55の両端は導電ペー
スト52によって下ケース51の内側電極54に固定さ
れ、この内側電極54は外部電極端子53と接続されて
いる。
【0006】なお、圧電振動子素子55の形状は一般的
に直方体であり、その形状からその一面および他面の区
別をするのは困難となっている。
【0007】次に従来の圧電振動子の製造方法を図9〜
図14を用いて説明する。
【0008】図9の圧電基板60を研磨等の方法により
図10に示すように薄板化する。次に図11で薄板化さ
れた圧電基板61の一面および他面に励振用電極56を
同時に、もしくは一面側の励振用電極56を形成した
後、他面側の励振用電極56を形成する。いずれの場合
も一面側および他面側の励振用電極56の厚みは同程度
である。
【0009】続いて、図12でダイシング等の方法によ
り圧電振動子素子55に個片化した後、図13で圧電振
動子素子55を下ケース51に実装する。
【0010】次に、周波数調整を行う。この周波数調整
の目的は以下の通りである。
【0011】すなわち、この圧電基板61は面内の厚み
ばらつきを有しており、また、各々の圧電基板61の間
にも平均の厚みばらつきが存在している。
【0012】そのため、個片化された各々の圧電振動子
素子55もそれぞれ厚みのばらつきを有している。
【0013】この厚みのばらつきは圧電振動子の特性に
おいて所望の共振周波数のずれとして現れるため、この
ずれを補正するために周波数調整が行われる。
【0014】次に周波数調整の方法を説明する。
【0015】下ケース51の外部電極端子53にネット
ワークアナライザーのプローブを接続し、共振周波数を
モニターしながら励振用電極56上に蒸着もしくはスパ
ッタにより新たな電極を付加するかもしくは励振用電極
56をエッチングすることにより行われる。
【0016】すなわち、所望の共振周波数より高い値を
示す場合新たな電極を付加することにより励振用電極5
6の重量を増加させ、また、所望の共振周波数より低い
値を示す場合エッチングにより励振用電極56の重量を
減少させて圧電振動子素子55の共振周波数をそれぞれ
補正している。
【0017】以上のような周波数調整を行った後、図1
4で上ケース58を下ケース51に接合し封止してい
る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】励振用電極56の膜厚
は薄板化した圧電基板61を実測した厚みに応じて設定
されるが、上述のように上記圧電基板61の面内厚みば
らつきに加え計測時の測定誤差も含まれており、同じ上
記圧電基板から作製した圧電振動子素子には周波数調整
の工程において新たな電極を付加すべきものとエッチン
グをすべきものが混在した状態になっている。
【0019】高周波化に対応した圧電振動子を製造する
場合必要とされる上記圧電基板61の厚みがさらに薄く
なり薄板化によって発生する厚みばらつきの大きさは変
わらないため、上記の状態が顕著になり、その結果とし
て生産性が悪くなるという問題点があった。
【0020】そこで本発明は、生産性を向上させること
を目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載の発明は、特に、圧電振動子
素子がその一面と他面が判別可能な形状を有するものと
し、かつ、第一の励振用電極の膜厚t1と薄板化したX
カット基板の厚みhの比を t1/h=0.025 とし、第二の励振用電極の膜厚t2と前記薄板化したX
カット基板の厚みhの比を 0.025>t2/h>0.0015 としたものであり、第一の励振用電極の膜厚を圧電振動
子が良好な特性を示す電極の膜厚範囲の上限とすること
により、周波数調整の工程において上記第一の励振用電
極をエッチングすればよく、その結果として、生産性の
向上を図る作用を有するものである。
【0022】また、圧電振動子素子がその一面と他面の
判別が可能な形状を有することにより、第二の励振用電
極が下ケースと対面するように圧電振動子素子を下ケー
スに実装して第一の励振用電極を表出させることがで
き、その結果として、上記作用を補完するものである。
【0023】本発明の請求項2に記載の発明は、エッチ
ングの方法として真空中でイオンビームもしくはアトム
ビームを照射する方法を用いる請求項1に記載の圧電振
動子の製造方法であり、エッチングの際第一の励振用電
極の温度上昇が起きないため周波数調整を正確に行うこ
とができる効果を有する。
【0024】本発明の請求項3に記載の発明は、圧電振
動子素子に加工する方法として超音波加工法を用いる請
求項1に記載の圧電振動子の製造方法であり、第一、第
二の励振用電極を有するXカット基板にチッピングやク
ラックを入れることなく一面と他面が判別可能な形状を
有する圧電振動子素子に加工することができる作用を有
する。
【0025】本発明の請求項4に記載の発明は、特に、
タンタル酸リチウム単結晶のXカット基板の一面に第一
の励振用電極を形成した後前記基板の薄板化を行うよう
な製造方法において、圧電振動子素子がその一面と他面
が判別可能な形状を有するものとし、かつ、前記第一の
励振用電極の膜厚t1と薄板化したXカット基板の厚み
hの比を t1/h=0.025 とし、前記第二の励振用電極の膜厚t2と前記薄板化し
たXカット基板の厚みhの比を 0.025>t2/h>0.0015 としたものであり、上記の製造方法においても請求項1
と同様の作用を有するものである。
【0026】本発明の請求項5に記載の発明は、エッチ
ングの方法として真空中でイオンビームもしくはアトム
ビームを照射する方法を用いる請求項4に記載の圧電振
動子の製造方法であり、請求項2と同様の作用を有する
ものである。
【0027】本発明の請求項6に記載の発明は、圧電振
動子素子に加工する方法として超音波加工法を用いる請
求項4に記載の圧電振動子の製造方法であり、請求項3
と同様の作用を有するものである。
【0028】本発明の請求項7に記載の発明は、特に、
圧電振動子素子がその一面と他面が判別可能な形状を有
するものとし、かつ、第一の励振用電極の膜厚t1と薄
板化したXカット基板の厚みhの比を t1/h=0.0015 とし、前記第二の励振用電極の膜厚t2と前記薄板化し
たXカット基板の厚みhの比を 0.025>t2/h>0.0015 としたものであり、第一の励振用電極の膜厚を圧電振動
子が良好な特性を示す電極の膜厚範囲の下限とすること
により、周波数調整の工程において上記第一の励振用電
極に新たな電極もしくは絶縁膜を付加すればよく、その
結果として、生産性の向上を図る作用を有するものであ
る。
【0029】また、圧電振動子素子がその一面と他面の
判別が可能な形状を有することにより、第二の励振用電
極が下ケースと対面するように圧電振動子素子を下ケー
スに実装して第一の励振用電極を表出させることがで
き、その結果として、上記作用を補完するものである。
【0030】本発明の請求項8に記載の発明は、周波数
調整の方法として第一の励振用電極の表面に電極膜を付
加する方法を用いる請求項7に記載の圧電振動子の製造
方法であり、請求項7の作用を補完するものである。
【0031】本発明の請求項9に記載の発明は、周波数
調整の方法として第一の励振用電極の全面に絶縁膜を付
加する方法を用いる請求項7に記載の圧電振動子の製造
方法であり、第一の励振用電極の全面に絶縁膜を付加す
ることにより上記励振用電極に段差が生じないので副振
動の発生を抑制でき、その結果として圧電振動子の特性
を劣化させることなく周波数調整を行うことができるも
のである。
【0032】本発明の請求項10に記載の発明は、圧電
振動子素子に加工する方法として超音波加工法を用いる
請求項7に記載の圧電振動子の製造方法であり、請求項
3と同様の作用を有するものである。
【0033】本発明の請求項11に記載の発明は、特
に、タンタル酸リチウム単結晶のXカット基板の一面に
第一の励振用電極を形成した後前記基板の薄板化を行う
ような製造方法において、圧電振動子素子がその一面と
他面が判別可能な形状を有するものとし、かつ、第一の
励振用電極の膜厚t1と薄板化したXカット基板の厚み
hの比を t1/h=0.0015 とし、第二の励振用電極の膜厚t2と前記薄板化したX
カット基板の厚みhの比を 0.025>t2/h>0.0015 としたものであり、上記の製造方法においても請求項7
と同様の作用を有する。
【0034】本発明の請求項12に記載の発明は、周波
数調整の方法として第一の励振用電極の表面に電極膜を
付加する方法を用いる請求項11に記載の圧電振動子の
製造方法であり、請求項8と同様の作用を有するもので
ある。
【0035】本発明の請求項13に記載の発明は、周波
数調整の方法として第一の励振用電極の全面に絶縁膜を
付加する方法を用いる請求項11に記載の圧電振動子の
製造方法であり、請求項9と同様の作用を有するもので
ある。
【0036】本発明の請求項14に記載の発明は、圧電
振動子素子に加工する方法として超音波加工法を用いる
請求項11に記載の圧電振動子の製造方法であり、請求
項3と同様の作用を有するものである。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の圧電振動子の製造
方法について実施の形態および図面を用いて説明する。
【0038】(実施の形態1)本発明の実施の形態1お
よび図1により請求項1〜3に記載の発明を説明する。
【0039】図1は本発明の圧電振動子の製造方法の工
程フローチャートである。
【0040】11はタンタル酸リチウム単結晶Xカット
基板(以下LTXカット基板と記す)を薄板化する工程
である。
【0041】例えば圧電振動子の中心周波数を85MH
zにする場合、LTXカット基板の厚みを22μm程度
にする。薄板化する方法としては、研磨法、研削法、エ
ッチング法等が挙げられる。
【0042】次に、12は上記基板の一面および他面に
第一、第二の励振用電極を形成する工程であり、材料と
して例えば金を用いて蒸着法もしくはスパッタ法により
形成する。
【0043】このとき形成する第一の励振用電極の膜厚
をt1、薄板化されたLTXカット基板の厚みをhとし
た場合、t1/h=0.025となるように第一の励振
用電極を形成することが望ましい。
【0044】例えば、hが22μmであればt1は0.
55μm、すなわち550nmである。
【0045】なお、上記材料に金以外を用いる場合はt
1の値は以下のように設定する。
【0046】すなわち、金の密度をρとし、所望の材料
の密度をρ0とするとt1/h=(ρ/ρ0)×0.02
5である。
【0047】そして、実施の形態1〜4で述べる材料に
金以外の材料を用いる場合はすべてにおいて励振用電極
の膜厚の設定値に(ρ/ρ0)をかければよい。
【0048】第二の励振用電極の膜厚は薄板化されたL
TXカット基板の厚みhに応じて調整する。ここで第二
の励振用電極の膜厚をt2とすると0.025>t2/
h>0.0015の範囲で形成する。
【0049】次に13は個片化工程であり、励振用電極
を形成したLTXカット基板を圧電振動子素子に加工す
る。この加工する方法としては、超音波加工法によって
行う。
【0050】なお、圧電振動子素子はその一面と他面が
判別可能な形状を有していなくてはならない。
【0051】14は個片化された圧電振動子素子を下ケ
ースに実装する工程であり、この個片化された圧電振動
子素子はその形状から一面および他面が判別できるた
め、第二の励振用電極が下ケースの底面と対面するよう
に実装する。
【0052】15は周波数調整工程であり、第一の励振
用電極をエッチングすることによって周波数の調整を行
う。このエッチングの方法としては真空中でイオンビー
ムもしくはアトムビームを照射する方法が挙げられる。
【0053】これらの方法によれば、エッチングの際第
一の励振用電極の温度を上昇させることがないため、熱
によるこの励振用電極の膨張が起きず、正確に周波数調
整することができる。
【0054】16において下ケースに上ケースを接合し
て封止する。
【0055】以下12の電極形成工程について詳述す
る。
【0056】形成する第一の励振用電極の膜厚をt1/
h=0.025となるように規定しているが、このt1
/h=0.025という値は振動子素子において良好な
特性を得ることができる第一の励振用電極の膜厚の上限
を意味しており、この膜厚が厚くなりすぎると上記電極
の重量が重くなりすぎてしまい、その結果、振動の共振
尖鋭度が下がってしまう。
【0057】また、第二の励振用電極の膜厚は0.02
5>t2/h>0.0015の範囲に規定している。
【0058】この範囲は良好な特性を得ることができる
第二の励振用電極の膜厚の上限および下限である。
【0059】11において薄板化されたLTXカット基
板はねらいの厚みに対して厚みばらつきを有している。
この厚みばらつきには上記基板間の平均の厚みばらつき
と上記基板の面内の厚みばらつきがある。
【0060】前者は一枚一枚の上記基板における厚みの
平均値のばらつきのことで、後者は一枚の上記基板の中
の厚み分布のことである。
【0061】ここで薄板化工程での上記基板のねらいの
厚みをhとし、実際の厚みをhaとすると第二の励振用
電極の膜厚t2は次のように決定される。
【0062】 t2=0.01325h+0.386(h−ha) 数式1 なお、h−haの範囲は次の通りである。
【0063】 |h−ha|<0.03044h 数式2 なお、数式1の第一項の係数は(第二の励振用電極の膜
厚の上限+第二の励振用電極の膜厚の下限)/2であ
り、ねらいの厚みhと合致したものにこれと等しい膜厚
の励振用電極を形成し、これより薄いLTXカット基板
にはねらいの膜厚との偏差に応じて厚い膜を、これより
厚いLTXカット基板にはねらいの膜厚との偏差に応じ
て薄い膜を形成することを意味している。
【0064】数式1の第二項は偏差の調整分であり、こ
の係数はLTXカット基板の密度と金の密度比である。
【0065】数式2によってh−haの範囲を規定する
のはt2が膜厚の上限と下限に入るようにするためであ
る。
【0066】これら数式1および数式2より数式3が導
出される。
【0067】 0.025>t2/h>0.0015 数式3 このようにt2を決定して第二の励振用電極を形成する
ことによって薄板化されたLTXカット基板間の厚みば
らつきを補正することができる。
【0068】例えば上記h=22μmの場合であれば±
0.67μmの範囲のLTXカット基板の厚みであれば
補正できる。
【0069】さて、ここで示したLTXカット基板の厚
みとは面内の平均の厚みである。この平均値に対して各
圧電基板内で厚みがばらついている。これは各々の圧電
振動子素子が厚みばらつきを有し、圧電振動子の特性に
おいて所望共振周波数からのずれとして現れてくる。こ
のずれを第一の励振用電極をエッチングすることにより
補正する。
【0070】15においては周波数を測定しながら調整
を行う。
【0071】第一の励振用電極は膜厚の上限いっぱいに
形成してあるので最大の調整幅は2.59×(膜厚上限
−膜厚下限)×hである。この2.59の係数は金の密
度とLTXカット基板の密度との比である。
【0072】例えば上記h=22μmの場合であれば最
大で1.34μmの範囲で調整できる。
【0073】以上のように第一の励振用電極の膜厚を上
限いっぱいに形成しておくことにより周波数調整の工程
ではこの電極をエッチングをすればよく、その結果とし
て、生産性の向上を図ることができるものである。
【0074】(実施の形態2)本発明の実施の形態2お
よび図2、図3により請求項4〜6に記載の発明を説明
する。
【0075】図2は本実施の形態2の圧電振動子の製造
方法の工程フローチャートである。
【0076】21は電極形成工程でありLTXカット基
板の一面に第一の励振用電極を形成する。以下、製造工
法、励振用電極の膜厚の設定および電極材料は実施の形
態1と同様である。
【0077】22は上記電極を形成したLTXカット基
板を薄板化する工程であり、この電極を形成した面と反
対の面を加工することにより薄板化する。
【0078】23は第二の励振用電極の形成工程であり
薄板化したLTXカット基板の他面に形成する。
【0079】なお、本実施の形態2では、第二の励振用
電極よりも第一の励振用電極を先に形成しているが、こ
の順序は任意であり、各電極の膜厚規定を順守すれば上
記順序を変更しても同様の効果が得られるものである。
【0080】24は個片化工程であり、上記基板を一面
と他面が判別可能な形状を有する圧電振動子素子に加工
する。
【0081】25は実装工程であり、個片化された圧電
振動子素子を下ケースに実装する工程であり、この個片
化された圧電振動子素子はその形状から一面および他面
が判別できるため、第二の励振用電極が下ケースの底面
と対面するように実装する。
【0082】26は周波数調整工程であり、第一の励振
用電極をエッチングすることによって周波数の調整を行
う。
【0083】27は封止工程であり、下ケースに上ケー
スを接合して封止する。
【0084】さて、本実施の形態2が実施の形態1と異
なる点は第一の励振用電極を形成した後にLTXカット
基板の薄板化を行うことであり、以下の利点を有する。
【0085】すなわち、一般に市販されている直径3イ
ンチもしくは直径4インチのLTXカット基板をも使用
できる利点がある。
【0086】すなわち、直径3インチもしくは直径4イ
ンチのLTXカット基板を用いて実施の形態2で示した
製造方法を行った場合、直径3インチもしくは直径4イ
ンチのLTXカット基板は板面と垂直なへき開面を有す
るため、例えば直接22μmの厚みに薄板化すると割れ
やすくなる。
【0087】しかし、本実施の形態2に示す製造方法に
よれば直径3インチもしくは直径4インチのLTXカッ
ト基板のままで切断工程まで取り扱うことができる。
【0088】以下図3を用いて具体的に説明する。図3
(a)〜(d)はそれぞれの製造工程を示す断面図であ
り、32は直径3インチで0.35mmのLTXカット
基板、31は第一の励振用電極である。
【0089】まず(a)で直径3インチで0.35mm
のLTXカット基板の一面に励振用電極31を形成す
る。中心周波数を実施の形態1と同様85MHzとした
場合、励振用電極31の厚みt1は0.55μmであ
る。
【0090】次に(b)でこの電極31の面を接着面と
してガラス板33を接着する。使用するガラス板33の
厚みは2mmである。
【0091】次に(c)でLTXカット基板32を薄板
化する。この薄板化したLTXカット基板34の厚みは
中心周波数を実施の形態1と同様85MHzとした場合
22μmである。
【0092】厚みが薄くなると表面の加工歪みが相対的
に大きな割合を占めるようになるので第二の励振用電極
35を形成する基板34の面は鏡面仕上げが望ましい。
【0093】すなわち、研磨等により薄板化した基板3
4の表面には加工ひずみが発生しており、この基板34
の厚みが薄くなるに従い応力の影響が顕著となり、その
結果、この基板34にそりが発生する。
【0094】したがって、鏡面仕上げにすることにより
この応力を大幅に低減し、基板34のそりの発生を抑制
する効果がある。
【0095】薄板化が終了した後基板34の厚みを測定
する。この測定方法としてはレーザーを用いる。
【0096】すなわち、基板34は透明であるのでレー
ザーで境界からの反射と表面の反射を観測することによ
り厚みを精度よく測定することができる。
【0097】その後、(d)で基板34とガラス板33
を接着したまま第二の励振用電極35を形成する。
【0098】圧電振動子素子への個片化はガラス板33
に接着した状態で行えばよく、圧電振動子素子に個片化
した後各々の圧電振動子素子の接着剤を除去しガラス板
を剥離するとよい。
【0099】以下、製造工程として実装工程、周波数調
整工程、封止工程と続くが、いずれの工程も実施の形態
1と同様の方法により行われる。
【0100】なお、図2および図3において第一の励振
用電極31を第二の励振用電極35よりも先に形成して
いるが、この順序は任意であり、各電極の膜厚規定を順
守すれば上記順序を変更しても同様の効果が得られるも
のである。
【0101】以上の方法によれば実施の形態1と同様の
効果に加え、市販されている直径3インチもしくは直径
4インチのLTXカット基板を用いることができるため
容易かつ安価に製造することができる。
【0102】(実施の形態3)本発明の実施の形態3お
よび図4により請求項7〜10に記載の発明を説明す
る。
【0103】実施の形態1および実施の形態2では、周
波数調整の方法としてエッチングを用いた。
【0104】本実施の形態3では、周波数調整の方法と
して第一の励振用電極に電極もしくは絶縁膜を付加する
方法によって行う。
【0105】エッチングにより周波数調整を行う場合第
一の励振用電極の膜厚を圧電振動子素子が良好な特性を
示す膜厚範囲の下限とすることが特徴である。
【0106】図4は本実施の形態3の圧電振動子の製造
方法の工程フローチャートである。なお、特に記さない
限り、製造工法および電極材料は実施の形態1と同様の
ものとする。
【0107】まず、41でLTXカット基板を薄板化
し、42でこのLTXカット基板の一面に第一の励振用
電極を形成する。
【0108】この電極の膜厚をt1、薄板化されたLT
Xカット基板の厚みをhとした場合、この上電極の厚み
は0.0015×hにする。
【0109】例えば圧電振動子の中心周波数を実施の形
態2と同様85MHzとした場合hは22μmであるの
でt1は0.033μm、すなわち33nmになる。
【0110】また、LTXカット基板の他面に第二の励
振用電極を形成する。なお、実施の形態1と同様の理由
からこの励振用電極の膜厚をt2とした場合、0.02
5>t2/h>0.0015となるようにこの励振用電
極を形成する。
【0111】次に43で一面と他面が判別可能な形状を
有する圧電振動子素子に加工し、44で個片化された圧
電振動子素子を下ケースに実装する。
【0112】ついで45で周波数調整を行う。
【0113】以下、周波数調整について詳述する。
【0114】第一の励振用電極に電極膜を付加すること
により周波数調整を行う場合、新たに形成した電極膜と
この第一の励振用電極との間に段差が生じないように付
加する。
【0115】すなわち、段差が生じることによって副振
動が発生して主振動の特性を劣化させてしまうおそれが
あるため、上記第一の励振用電極の外側にはみ出さない
ように電極膜を付加する。
【0116】一方、第一の励振用電極に絶縁膜を付加す
ることにより周波数調整を行う場合、圧電振動子素子の
全面に絶縁膜を付加することができるため特性劣化を発
生させることなく周波数調整を行うことができる。
【0117】なお、絶縁膜の材料としては比重の高い材
料を用いることにより付加する絶縁膜の膜厚をより薄く
でき、その結果、周波数調整を迅速に行うことができる
ため、例えば酸化タンタルや酸化ニオブのような比重の
比較的高い材料を用いることが望ましい。
【0118】上記電極膜もしくは絶縁膜を付加する方法
としては、蒸着もしくはスパッタを用いる方法が挙げら
れる。
【0119】上記方法の有用な点はサイズが極めて小さ
い振動子素子であっても、特性を劣化させることなく周
波数調整をすることができる点である。
【0120】また、絶縁膜を形成する場合は、上記作用
に加え、絶縁膜が圧電振動子素子の保護膜としての役割
も果たすので信頼性が向上する作用も有する。
【0121】以上の周波数調整を行った後、46で下ケ
ースに上ケースを接合して封止する。
【0122】このような製造方法によれば周波数調整の
工程で電極もしくは絶縁膜を付加すればよく、その結果
として、生産性の向上を図ることができるものである。
【0123】(実施の形態4)本実施の形態4および図
5、図6により請求項11〜14に記載の発明を説明す
る。本実施の形態4は、実施の形態3と同様周波数調整
の工程において第一の励振用電極に電極もしくは絶縁膜
を付加する製造方法であるが、異なる点は実施の形態2
と同様第一の励振用電極を形成した後にLTXカット基
板の薄板化を行う点である。
【0124】したがって、各励振用電極の膜厚の設定は
実施の形態3と、製造工法は実施の形態2とそれぞれ同
様であり、周波数調整の工程において第一の励振用電極
に電極もしくは絶縁膜を付加する製造方法においても市
販されている直径3インチもしくは直径4インチのLT
Xカット基板を用いることができるため容易かつ安価に
製造することができる。
【0125】さて、以上の実施の形態1〜4に共通する
ことであるが、本発明は圧電振動子素子がその一面およ
び他面の判別が可能な形状を有することによって可能に
なるものであり、その一例として図5に示す。切りかき
8を設けることにより切りかき8に対して励振用電極2
および励振用電極3の位置が一義的に決定され、製造工
程においては、例えば画像認識装置等を用いることによ
り一面および他面を判別して第二の励振用電極を下ケー
スの底面に対面するように実装することができる。
【0126】また、この形状の圧電振動子に加工するに
は、例えば、図6に示す工具6Kを用いることで得るこ
とができる。図6の工具6Kを複数個、縦横に配列した
工具を作製し、上記工具6KとLTXカット基板の接面
に炭化ケイ素等の研磨材を塗布した後工具6KをLTX
カット基板に押し当てながら超音波でLTXカット基板
の垂直方向に振動させる。
【0127】この超音波の振動により上記研磨剤がLT
Xカット基板を徐々に削るため、LTXカット基板にチ
ッピングやクラックを入れることなく図5に示す圧電振
動子素子を得ることができる。
【0128】上記方法によれば垂直な端面を有する圧電
振動子素子を得ることができるので副振動の発生を少な
くすることができ、その結果として圧電振動子の特性の
低下を抑制することができる。
【0129】なお、図5において励振用電極2および励
振用電極3の位置を逆にすることも可能であり、また、
一面と他面が判別可能な圧電振動子素子の形状として図
5の形状に限定されるものではない。
【0130】
【発明の効果】本発明は、特に、圧電振動子素子がその
一面と他面が判別可能な形状を有するものとし、かつ、
第一の励振用電極の膜厚t1と薄板化したXカット基板
の厚みhの比を t1/h=0.025 とし、第二の励振用電極の膜厚t2と前記薄板化したX
カット基板の厚みhの比を 0.025>t2/h>0.0015 としたものであり、前記第一の励振用電極の膜厚を圧電
振動子が良好な特性を示す膜厚範囲の上限とすることに
より、周波数調整の工程において上記第一の励振用電極
をエッチングすればよく、その結果として、生産性の向
上を図る作用を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による圧電振動子の製造
工程のフローチャート
【図2】本発明の一実施の形態による圧電振動子の製造
工程のフローチャート
【図3】(a)〜(d)はそれぞれ本発明の一実施の形
態の製造工程を示す断面図
【図4】本発明の一実施の形態による圧電振動子の製造
工程のフローチャート
【図5】本発明の一実施の形態による圧電振動子素子の
斜視図
【図6】本発明の一実施の形態による圧電振動子素子の
作製工具の斜視図
【図7】上ケース接合前の圧電振動子の斜視図
【図8】従来の圧電振動子素子の斜視図
【図9】従来の圧電振動子の製造工程を示す斜視図
【図10】従来の圧電振動子の製造工程を示す斜視図
【図11】従来の圧電振動子の製造工程を示す斜視図
【図12】従来の圧電振動子の製造工程を示す斜視図
【図13】従来の圧電振動子の製造工程を示す斜視図
【図14】従来の圧電振動子の製造工程を示す斜視図
【符号の説明】
1 薄板化されたLTXカット基板 2 励振用電極 3 励振用電極 8 切りかき 11 薄板化工程 12 励振用電極形成工程 13 個片化工程 14 実装工程 15 周波数調整工程 16 封止工程 21 励振用電極形成工程 22 薄板化工程 23 励振用電極形成工程 24 個片化工程 25 実装工程 26 周波数調整工程 27 封止工程 31 第一の励振用電極 32 LTXカット基板 33 ガラス板 34 薄板化されたLTXカット基板 35 第二の励振用電極 41 薄板化工程 42 励振用電極形成工程 43 個片化工程 44 実装工程 45 周波数調整工程 46 封止工程 51 下ケース 52 導電ペースト 53 外部電極端子 54 内側電極 55 圧電振動子素子 56 励振用電極 57 圧電基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 降籏 哲也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5J108 BB01 CC08 FF04 HH04 KK01 KK02 KK05 MM14

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンタル酸リチウム単結晶のXカット基
    板を薄板化し、このXカット基板の一面および他面に第
    一、第二の励振用電極をそれぞれ形成し、前記第一、第
    二の励振用電極を有するXカット基板を用いて一面と他
    面が判別可能な形状を有する圧電振動子素子に加工し、
    前記第二の励振用電極が下ケースと対面するように前記
    圧電振動子素子を前記下ケースに実装し、表出した前記
    第一の励振用電極をエッチングすることにより前記圧電
    振動子素子の周波数調整をし、前記下ケースを上ケース
    と接合する圧電振動子の製造方法において、前記第一の
    励振用電極の膜厚t1と前記薄板化したXカット基板の
    厚みhの比を t1/h=0.025 とし、前記第二の励振用電極の膜厚t2と前記薄板化し
    たXカット基板の厚みhの比を 0.025>t2/h>0.0015 とすることを特徴とした圧電振動子の製造方法。
  2. 【請求項2】 エッチングの方法として真空中でイオン
    ビームもしくはアトムビームを照射する方法を用いる請
    求項1に記載の圧電振動子の製造方法。
  3. 【請求項3】 圧電振動子素子に加工する方法として超
    音波加工法を用いる請求項1に記載の圧電振動子の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 タンタル酸リチウム単結晶のXカット基
    板の一面に第一の励振用電極を形成し、このXカット基
    板の前記第一の励振用電極の未形成面を薄板化し、他面
    に第二の励振用電極を形成し、前記第一、第二の励振用
    電極を有するXカット基板を用いて一面と他面が判別可
    能な形状を有する圧電振動子素子に加工し、前記第二の
    励振用電極が下ケースと対面するように前記圧電振動子
    素子を前記下ケースに実装し、表出した前記第一の励振
    用電極をエッチングすることにより前記圧電振動子素子
    の周波数調整をし、前記下ケースを上ケースと接合する
    圧電振動子の製造方法において、前記第一の励振用電極
    の膜厚t1と前記薄板化したXカット基板の厚みhの比
    を t1/h=0.025 とし、前記第二の励振用電極の膜厚t2と前記薄板化し
    たXカット基板の厚みhの比を 0.025>t2/h>0.0015 とすることを特徴とした圧電振動子の製造方法。
  5. 【請求項5】 エッチングの方法として真空中でイオン
    ビームもしくはアトムビームを照射する方法を用いる請
    求項4に記載の圧電振動子の製造方法。
  6. 【請求項6】 圧電振動子素子に加工する方法として超
    音波加工法を用いる請求項4に記載の圧電振動子の製造
    方法。
  7. 【請求項7】 タンタル酸リチウム単結晶のXカット基
    板を薄板化し、このXカット基板の一面および他面に第
    一、第二の励振用電極をそれぞれ形成し、前記第一、第
    二の励振用電極を有するXカット基板を用いて一面と他
    面が判別可能な形状を有する圧電振動子素子に加工し、
    前記第二の励振用電極が下ケースと対面するように前記
    圧電振動子素子を前記下ケースに実装し、前記圧電振動
    子素子の周波数調整をし、前記下ケースを上ケースと接
    合する圧電振動子の製造方法において、前記第一の励振
    用電極の膜厚t1と前記薄板化したXカット基板の厚み
    hの比を t1/h=0.0015 とし、前記第二の励振用電極の膜厚t2と前記薄板化し
    たXカット基板の厚みhの比を 0.025>t2/h>0.0015 とすることを特徴とした圧電振動子の製造方法。
  8. 【請求項8】 周波数調整の方法として第一の励振用電
    極の表面に電極膜を付加する方法を用いる請求項7に記
    載の圧電振動子の製造方法。
  9. 【請求項9】 周波数調整の方法として第一の励振用電
    極の全面に絶縁膜を付加する方法を用いる請求項7に記
    載の圧電振動子の製造方法。
  10. 【請求項10】 圧電振動子素子に加工する方法として
    超音波加工法を用いる請求項7に記載の圧電振動子の製
    造方法。
  11. 【請求項11】 タンタル酸リチウム単結晶のXカット
    基板の一面に第一の励振用電極を形成し、このXカット
    基板の前記第一の励振用電極の未形成面を薄板化し、他
    面に第二の励振用電極を形成し、前記第一、第二の励振
    用電極を有するXカット基板を用いて一面と他面が判別
    可能な形状を有する圧電振動子素子に加工し、前記第二
    の励振用電極が下ケースと対面するように前記圧電振動
    子素子を前記下ケースに実装し、前記圧電振動子素子の
    周波数調整をし、前記下ケースを上ケースと接合する圧
    電振動子の製造方法において、前記第一の励振用電極の
    膜厚t1と前記薄板化したXカット基板の厚みhの比を t1/h=0.0015 とし、前記第二の励振用電極の膜厚t2と前記薄板化し
    たXカット基板の厚みhの比を 0.025>t2/h>0.0015 とすることを特徴とした圧電振動子の製造方法。
  12. 【請求項12】 周波数調整の方法として第一の励振用
    電極の表面に電極膜を付加する方法を用いる請求項11
    に記載の圧電振動子の製造方法。
  13. 【請求項13】 周波数調整の方法として第一の励振用
    電極の全面に絶縁膜を付加する方法を用いる請求項11
    に記載の圧電振動子の製造方法。
  14. 【請求項14】 圧電振動子素子に加工する方法として
    超音波加工法を用いる請求項11に記載の圧電振動子の
    製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006319479A (ja) * 2005-05-10 2006-11-24 Fujitsu Media Device Kk 圧電薄膜共振子およびフィルタ
JP2007300418A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Kyocera Kinseki Corp ラーメモード水晶振動子の製造方法

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