JP2003178137A - 集合型医療テナント用情報システム - Google Patents
集合型医療テナント用情報システムInfo
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Abstract
る検査機器の診療所毎の利用状況に応じて、診療所毎に
その利用料を計算できるようにすること。 【解決手段】 検査オーダ情報に、診療部門毎に予め決
められた診療部門識別情報が付されてオーダリング端末
110から送信され、実際に行われた検査に関する検査
情報にもその診療部門識別情報が付されてRIS210
から送信され、医事会計システム310では、診療部門
識別情報を含む検査情報に基づき、診療部門毎に検査機
器の利用料を計算する。
Description
ヶ所に集まって診療を行う集合型医療テナント(メディ
カルビル、メディカルモールともいう)で使われる医療
情報を扱う情報システムに関し、特に、複数の診療所が
共同で利用する共同部門としての画像検査部門や生理検
査部門など種々の検査部門における診療所毎の利用料金
を算出するための情報システムに関する。
診療を行う集合型医療テナントで開業する医師が増えて
いる。多種多様な診療所が一ヶ所に集まることで、集患
面での相乗効果や、診療所の連携のし易さといったメリ
ットが期待されている。そして、各種検査に使われる検
査機器(X線撮影装置、X線CT装置(CTともい
う)、磁気共鳴イメージング装置(MRIともいう)、
超音波診断装置、核医学診断装置等の各種画像診断装
置、骨量測定装置、自動分析装置等)がおかれる画像検
査部門や生理検査部門や病理検査部門等の共同利用が行
われている。集合型医療テナントに関しては、「日経ヘ
ルスケア21 2001年6月第18頁〜第29頁」に
記載されている。
は、共同利用される検査機器の利用料は、それらの所有
者に各診療所から支払われることになっている。しかし
ながら、利用状況に応じた利用料を診療所毎に管理計算
するコンピュータシステムが存在していない。また、各
部門の独立採算制が採用されている病院においても、利
用状況に応じた利用料を診療科毎に管理計算するコンピ
ュータシステムが存在していない。
型医療テナントにおいて、共同利用される検査機器の診
療所毎の利用状況に応じて、診療所毎にその利用料を計
算する医療情報システムを提供することを目的とするも
のである。
め、本発明は、複数の診療部門と複数の診療部門が検査
のために共同で利用する検査機器が設置される共同部門
とを含む集合型医療テナントで使われる、検査オーダの
ためのオーダリング情報を送信するオーダリング端末と
オーダリング情報に基づいて行われた検査に関する検査
情報を送信する検査情報管理手段とを含むコンピュータ
ネットワークシステムと接続される情報システムであっ
て、前記オーダリング端末から送信された診療部門を識
別するための識別情報を含む検査機器で行われた検査に
基づく検査情報を受信する手段と、検査情報と課金情報
との関連を示すテーブルを記憶する記憶手段と、受信し
た前記検査情報及び前記テーブルから、診療部門毎に検
査機器の利用料を算出する算出手段とを備えることを特
徴とする。また、前記検査情報は、少なくともモダリテ
ィ情報、撮影部位情報、撮影方法情報、検査時間情報、
検査機器使用時間情報、画像枚数情報、及び、画像取得
の難易度を示す情報のいずれかを含むようにしてもよ
い。また、前記算出した利用料を診療部門毎に所定時間
単位にまとめて表示する表示手段をさらに備えるように
してもよい。また、複数の診療部門と複数の診療部門が
検査のために共同で利用する検査機器が設置される共同
部門とを含む集合型医療テナントで使われる、検査オー
ダのためのオーダリング情報を送信するオーダリング端
末とオーダリング情報に基づいて行われた検査に関する
検査情報を送信する検査情報管理手段とを含むコンピュ
ータネットワークシステムと接続される情報システムで
あって、前記オーダリング端末から送信された診療部門
を識別するための識別情報を含む検査機器で行われた検
査に基づき生成された検査情報と、検査情報と課金情報
との関連を示すテーブルとから、診療部門毎に検査機器
の利用料を算出するようにしてもよい。
ついて、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施
形態に係る集合型医療テナント内のコンピュータネット
ワークシステムの概念を示している。
が独立した診療所としての複数の診療部門100A、1
00B・・・と、各種の検査機器が設置される共同部門
としての検査部門200と、患者毎に医療費を算出する
医事会計部門300とから構成されている。そしてこれ
ら各部門には、ネットワークインターフェース、CP
U、RAM、ROM等のメモリ、及びCPU等を備える
サーバ、パーソナルコンピュータ、ワークステーション
等から構成される後述するコンピュータシステムが設置
されており、これらは通信手段としてのローカルエリア
ネットワーク(LAN)等の通信ライン400、410
により接続され、コンピュータネットワークシステムが
構築されている。
耳鼻科等、医師による患者の診療が行われる部門であ
り、各診療部門100A、100B・・・には、検査部
門に対して、検査を依頼するためのオーダリング端末1
10A、110B・・・が設置されている。これらオーダ
リング端末は、通信ライン400を介して医療情報サー
バ120に接続されている。このオーダリング端末から
は、患者の検査のオーダとして、患者の識別情報(患者
氏名等の患者個人情報や、患者ID等)、モダリティ情
報、撮像部位情報、撮影方法に関する情報等が入力され
る。そして、これら入力された情報と診療部門毎に予め
決められた診療部門識別情報(診療部門IDともいう)
とを含む検査オーダ情報が、オーダリング端末から医療
情報サーバ120に送信される。
ント内での、電子カルテ情報などの患者の医療情報を電
子的に保管、管理するコンピュータシステムであり、医
用情報サーバ120に保管されたデータをオーダリング
端末から適宜読み出し参照することができ、さらに、オ
ーダリング端末からの入力により読み出した内容に対し
て、追加情報を加えたり、変更したりすることができ
る。オーダリング端末から入力された検査オーダ情報
は、この医療情報サーバ120に送信され、医療情報サ
ーバ120に保管される。オーダリング端末110や医
療情報サーバ120には、これらの処理を実行するため
のソフトウェアのプログラムデータが予め記憶されてい
る。
依頼を受けて、患者に対する各種検査を行う部門であ
り、医療情報サーバ120から送信される検査オーダ情
報を受信する検査情報管理手段としての放射線部門情報
システム210(RISともいう)、RIS210から
の検査オーダ情報を受けて実際に検査を行う検査機器
(モダリティともいう)としてのMRI220、CT2
30、及び、モダリティにより得られた画像データを保
管する画像データサーバ240(PACSともいう)が
設置されている。また、実際に行われた検査に関する情
報(検査情報ともいう)が、モダリティからRIS21
0に送信され、RIS210から医療情報サーバ120
に送信され、医療情報サーバ120に保管される。検査
情報には、モダリティ情報、撮影部位情報、撮影方法、
検査時間、検査機器使用時間、検査を行った技師の名前
や人数などの情報、画像枚数、画像取得の難易度等が含
まれる。RIS210により作成された最終的な検査情
報は、診療部門IDを含み、RIS210から医療情報
サーバ120に送信される。RIS210には、これら
の処理を実行するためのソフトウェアプログラムデータ
が予め記憶されている。
を読影するための読影端末が備えられていてもよく、読
影端末からは、読影レポートが入力できるように構成さ
れている。そして、この場合には、検査情報に、レポー
ト数、レポート作成に使われた時間、読影に要した時
間、読影医の人数等の情報を加えてもよい。
してMRI、CTのみを示したが、検査部門に設置され
る検査機器としては、その他の画像診断装置や骨量測定
装置、自動分析装置等、複数の診療部門により共同利用
される検査機器であればよく、1つの検査機器であって
も複数の検査機器であってもよい。また、検査部門が複
数の部門に分かれていてもよく、その場合には、各々の
部門で検査情報管理手段を備える構成となる。
ム310が設置されている。医事会計システム310
は、医療情報サーバ120からの検査情報や、オーダリ
ング端末から入力されたその他注射や薬剤情報等を医療
情報サーバを介して受信手段としてのネットワークイン
ターフェース(図示せず)により受けて、患者に請求す
る医療費を計算する機能を有する。さらに、医事会計シ
ステム310は、内部の記憶装置に課金情報テーブルを
記憶している。この課金情報テーブルは、検査情報と課
金情報との関連を示す予め準備されたテーブルであり、
このテーブルが、ソフトウェアで実現される算出手段に
よる診療部門毎の検査機器利用料の算出のために使われ
る。図2は、CTを利用した場合に使われるテーブルの
一例を示したものである。図2においては、画像取得の
難易度、撮影枚数、及び、1回の撮影に要した時間によ
り利用料金が決定される。ここで、難易度は、「A」、
「B」、「C」の順で撮影が難しくなることを示してお
り、利用料は、撮影が難しくなれば高くなるように設定
されている。撮像枚数は、10枚以下の「Smal
l」、11枚以上50枚以下の「Med.」、51枚以
上の「Large」の3段階で利用料金が変わるように
設定されている。また、検査機器を使用した時間によっ
ても利用料金が変化するように設定されている。例え
ば、難易度がB、撮像枚数が40枚、利用時間が30分
の場合には、図2から1300円と決定される。そし
て、計算された結果は、図3に示すように、診療部門I
Dが付けられてデータベース化される。さらに、医事会
計システム310は、算出結果を表示する図示しない表
示手段としてのモニタや、プリントアウトのためのプリ
ンターが備えられている。そして、医事会計システム3
10は、診療部門毎の課金情報を月毎に確認・閲覧する
ために、算出結果を課金表にまとめ表示する機能を有す
る。この課金表の一例を図4に示す。診療部門毎に、検
査機器毎の1ヶ月の利用時間のグラフを表示したり、撮
影種別毎の1ヶ月の利用回数のグラフを表示したり、検
査機器の延べ利用時間や延べのスキャン数、その月の利
用料金の合計を示す課金料金等を表示したり、月別の利
用料金のグラフを表示したりすることができる。医事会
計システム310には、このような機能を実行するため
のソフトウェアのプログラムデータが予め記憶されてい
る。
れた利用料や、月毎の課金情報は、各診療部門に設置さ
れるオーダリング端末に表示することができる。なお、
オーダリング端末からだけではなく、診療部門に設置さ
れ、ネットワークに接続されたコンピュータ端末から算
出結果を閲覧することができるように構成してもよい。
のように計算されるかについて、図5のフローチャート
を参照しながらさらに詳細に説明する。なお、検査オー
ダ情報と検査情報は、医療情報サーバを介して送られる
が、フローチャートでは省略した。
者の検査のオーダとして、患者の識別情報(患者氏名等
の患者個人情報や、患者ID等)、モダリティ情報、撮
像部位情報、撮影方法に関する情報等が入力される。そ
して、これら入力された情報と診療部門IDとを含む検
査オーダ情報が送信される。送信された検査オーダ情報
は、医療情報サーバ120を介してRIS210に送信
される。
は、検査オーダ情報に含まれるモダリティ情報に基づい
て、検査オーダ情報をそのモダリティに送信する。検査
オーダ情報を受信したモダリティでは、そのオーダ情報
に基づいた検査が行われる。検査の結果得られた画像デ
ータは、PACS240に送信される。また、実際に行
われた検査の情報として検査情報が、モダリティからR
IS210に送信される。検査情報には、モダリティ情
報、撮影部位情報、撮影方法、検査時間、検査機器使用
時間、検査を行った技師の名前や人数などの情報、画像
枚数、画像取得の難易度等が含まれる。また、検査部門
200において読影が行われる場合には、得られた画像
を読影し、読影レポートが入力できる読影端末が備えら
れている。そして、この場合には、検査情報に、レポー
ト数、レポート作成に使われた時間、読影に要した時
間、読影医の人数などの情報が加えられる。RIS21
0により作成された最終的な検査情報は、診療部門ID
を含み、RIS210から医療情報サーバ120に送信
される。
ーバ120から診療部門IDを含む検査情報を受信し、
検査情報に基づいて、課金情報テーブルを利用すること
により診療部門毎に検査機器の利用料を算出する。さら
に、算出された利用料に基づいて、課金情報を診療部門
や月毎に確認・閲覧するための課金表が作成され、表示
又はプリントアウトされる。
れた利用料や、月毎の課金情報は、各診療部門に設置さ
れるオーダリング端末に送信され、オーダリング端末か
らそれらの内容を確認することができる。
ットワークシステムにおいては、検査オーダ情報に、診
療部門毎に予め決められた診療部門識別情報(診療部門
ID)が付されて送信され、検査情報にもその診療部門
IDが付されて送信される。従って、診療部門IDに基
づいて、医事会計システム310により、診療部門ID
毎に検査機器の利用料を計算することができる。
の診療部門毎の利用料や月毎の課金情報等をコンピュー
タシステムにより自動的に算出することができるので、
各診療部門においては、容易にそれらの情報を閲覧する
ことができるので、自部門のコスト管理等に利用するこ
とができる。
査機器の診療部門毎の利用料や月毎の課金情報を医事会
計システム310により算出するように構成したが、放
射線部門情報システム210や、医療情報サーバ120
で行うように構成してもよい。最終的に、コンピュータ
ネットワークシステム上で、自動的に検査機器の診療部
門毎の利用料や月毎の課金情報が得られればよい。
120を複数の診療部門で共同して利用するような構成
であったが、各診療部門に設置してもよい。
が、本願発明は上記実施形態に限定されるものではな
く、実施段階ではその趣旨を逸脱しない範囲で種々に変
形することが可能である。また、各実施形態は可能な限
り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組合わせ
た効果が得られる。さらに、上記実施形態には種々の段
階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件に
おける適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得
る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つか
の構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課
題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べ
られている効果の少なくとも1つが得られる場合には、
この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得
る。
れば、集合型医療テナントにおいて、共同利用される検
査機器の診療部門毎の利用状況に応じて、診療部門毎に
その利用料を計算する医療情報システムを提供すること
ができる。
である。
示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の診療部門と複数の診療部門が検査
のために共同で利用する検査機器が設置される共同部門
とを含む集合型医療テナントで使われる、検査オーダの
ためのオーダリング情報を送信するオーダリング端末と
オーダリング情報に基づいて行われた検査に関する検査
情報を送信する検査情報管理手段とを含むコンピュータ
ネットワークシステムと接続される情報システムであっ
て、 前記オーダリング端末から送信された診療部門を識別す
るための識別情報を含む検査機器で行われた検査に基づ
く検査情報を受信する受信手段と、 検査情報と課金情報との関連を示すテーブルを記憶する
記憶手段と、 受信した前記検査情報及び前記テーブルから、診療部門
毎に検査機器の利用料を算出する算出手段とを備えるこ
とを特徴とする集合型医療テナント用情報システム。 - 【請求項2】 前記検査情報は、少なくともモダリティ
情報、撮影部位情報、撮影方法情報、検査時間情報、検
査機器使用時間情報、画像枚数情報、及び、画像取得の
難易度を示す情報のいずれかを含むことを特徴とする請
求項1記載の集合型医療テナント用情報システム。 - 【請求項3】 前記算出した利用料を診療部門毎に所定
時間単位にまとめて表示する表示手段をさらに備えるこ
とを特徴とする請求項1又は2記載の集合型医療テナン
ト用情報システム。 - 【請求項4】 複数の診療部門と複数の診療部門が検査
のために共同で利用する検査機器が設置される共同部門
とを含む集合型医療テナントで使われる、検査オーダの
ためのオーダリング情報を送信するオーダリング端末と
オーダリング情報に基づいて行われた検査に関する検査
情報を送信する検査情報管理手段とを含むコンピュータ
ネットワークシステムと接続される情報システムであっ
て、 前記オーダリング端末から送信された診療部門を識別す
るための識別情報を含む検査機器で行われた検査に基づ
き生成された検査情報と、検査情報と課金情報との関連
を示すテーブルとから、診療部門毎に検査機器の利用料
を算出することを特徴とする集合型医療テナント用情報
システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001378013A JP4703073B2 (ja) | 2001-12-12 | 2001-12-12 | 集合型医療テナント用情報システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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---|---|
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Cited By (2)
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2001
- 2001-12-12 JP JP2001378013A patent/JP4703073B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2021157320A (ja) * | 2020-03-25 | 2021-10-07 | 株式会社吉田製作所 | 歯科診療管理システム |
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