JP2003177739A - ピアノの筬 - Google Patents

ピアノの筬

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JP2003177739A
JP2003177739A JP2001377798A JP2001377798A JP2003177739A JP 2003177739 A JP2003177739 A JP 2003177739A JP 2001377798 A JP2001377798 A JP 2001377798A JP 2001377798 A JP2001377798 A JP 2001377798A JP 2003177739 A JP2003177739 A JP 2003177739A
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reed
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piano
pin
synthetic resin
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Kenji Yoshisue
健治 吉末
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反りなどの変形を抑制できるとともに、組立
工程の簡素化によって製造コストを削減することができ
るピアノの筬を提供する。 【解決手段】 本発明のピアノの筬3は、合成樹脂でそ
れぞれ構成され、互いに組み立てられた複数の部品5
a、5b、5c、6a、6b、7a、7b、8、9で構
成されている。また、複数の部品が、互いに異なる材質
の合成樹脂で構成されている。さらに、複数の部品が、
互いに異なる材質の合成樹脂で構成されている。また、
複数の部品のうちの互いに組み立てられる2つの部品の
一方から突出し、弾性変形可能な係合凸部18と、他方
の部品に形成され、一方の部品の挿入された係合凸部1
8を抜け止め状態で係合可能な係合凹部19と、を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、鍵盤やアクションを載
置し、支持するのに用いられるグランドピアノなどのピ
アノの筬に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、グランドピアノでは、棚板上に
筬が設けられ、筬の上に多数の鍵盤やアクションが載置
されている。この筬は、左右方向に延びる筬前、筬中お
よび筬後と、前後方向に延びる、両端部の左右一対の筬
妻、および筬妻の内側の複数の中束などから成る構成部
品を、井桁状に組み立てたものである。従来の筬では、
これらの構成部品が、スプルスなどの木材で構成されて
いて、それぞれ所定の形状および寸法に切断および切削
加工した後、ねじや接着剤などを用いて互いに連結する
ことによって、筬が組み立てられている。筬中および筬
前には、鍵盤に対応する多数のバランスピンおよびフロ
ントピンがそれぞれ立設されており、各鍵盤は、バラン
スピンを中心として揺動自在に支持されるとともに、フ
ロントピンにより横揺れが防止される。また、筬中およ
び筬前は、バランスピンおよびフロントピンが立設され
るため、ブナなどの堅木や、堅木と軟材の集合材で構成
されている。
【0003】また、筬は、棚板上にスライド自在に載置
されており、ソフトペダルの操作時には左右方向にスラ
イドするとともに、保守や修理の際には前方に引き出さ
れるように構成されている。この筬のスライドを円滑に
行えるようにするため、筬中束および筬妻は、その底面
が筬前および筬後の底面から浮いた状態で取り付けられ
るとともに、底面に左右方向に間隔を隔てて複数のすべ
り金具が設けられていて、筬は、前後方向において、筬
前、すべり金具および筬後の3個所で、棚板に接するよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の筬は、
木材で構成されているので、経時的にあるいは乾湿など
により変形しやすく、特に反りが生じやすい。そのよう
な反りが、筬の前後方向に生じると、バランスピンを立
設する筬中の高さが変化することで、鍵盤の支持高さが
製造当初から変化したり、すべり金具が棚板から浮いた
りすることがある。
【0005】そして、鍵盤の支持高さが変化した場合に
は、鍵盤の外観を損ねるとともに、筬前と棚板の間に隙
間ができることで、鍵盤を押鍵するごとに筬前が棚板に
当たり、雑音が発生してしまう。また、すべり金具が棚
板から浮いた場合にも、押鍵ごとに両者が当たり、やは
り雑音が発生する。さらに、この場合、鍵盤の支点であ
るバランスピンを立設した筬中が棚板から浮いた状態に
なるため、支点がぶれてしまい、打鍵エネルギーの伝達
効率が低下することで、音量の低下を招くとともに、打
鍵時の感触が鈍くなり、演奏上のコントロール性を損な
ってしまう。
【0006】さらに、前述したように、従来の筬は、切
断および切削加工した複数の木材を、ねじや接着剤など
を用いて組み立てることによって製造されるので、完成
までに多くの工程を要し、その結果、製造コストが増大
する。
【0007】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、反りなどの変形を抑制できると
ともに、組立工程の簡素化によって製造コストを削減す
ることができるピアノの筬を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に係るピアノの筬は、合成樹脂でそれぞれ
構成され、互いに組み立てられた複数の部品で構成され
ていることを特徴とする。
【0009】このピアノの筬は、それぞれ合成樹脂の成
形品から成る複数の部品を、互いに組み立てることによ
って形成されている。したがって、筬の構成部品を木材
で構成した従来の場合のような切断・切削加工が不要に
なるとともに、成形精度の高い構成部品を容易に得るこ
とができ、その分の組立工程の簡素化によって、製造コ
ストを削減することができる。また一般に、合成樹脂
は、従来の木材と比較し、経時的なあるいは乾湿などに
対する保形性が高いので、反りなどの変形を抑制でき、
それに起因する前述した不具合の発生を抑制することが
できる。
【0010】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
ピアノの筬において、複数の部品が、互いに異なる材質
の合成樹脂で構成されていることを特徴とする。
【0011】この構成によれば、複数の部品が、互いに
異なる種類の合成樹脂で構成されているので、それぞれ
の部品に要求される特性、例えば剛性、強度や滑性など
を有する合成樹脂を採用することによって、高品質の筬
を実現することができる。
【0012】請求項3に係る発明は、請求項2に記載の
ピアノの筬において、複数の部品の少なくとも1つが、
補強用の繊維入りの合成樹脂で構成されていることを特
徴とする。
【0013】この構成によれば、筬の構成部品のうち、
特に剛性や強度を要求される部品、例えば中束や筬妻を
繊維入りの合成樹脂で構成することによって、筬を効果
的に補強することができる。
【0014】請求項4に係る発明は、請求項1ないし3
のいずれかに記載のピアノの筬において、複数の部品の
うちの互いに組み立てられる2つの部品の一方から突出
し、弾性変形可能な係合凸部と、他方の部品に形成さ
れ、一方の部品の挿入された係合凸部を抜け止め状態で
係合可能な係合凹部と、を備えることを特徴とする。
【0015】この構成によれば、2つの部品の一方から
突出する係合凸部を、他方の部品に形成した係合凹部に
挿入すると、係合凸部が弾性変形し、係合凹部にスナッ
プ式に係合することによって、2つの部品が抜け止め状
態で組み立てられる。このように、係合凸部を係合凹部
に挿入するだけで、部品を組み立てられるので、従来の
ような接着剤やねじなどによる組立が不要になること
で、組立工程をさらに簡素化でき、したがって、製造コ
ストをさらに削減することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の好ましい実施形態を、詳細に説明する。図1は、本
発明の一実施形態による筬を備えたグランドピアノの鍵
盤装置を示している。この鍵盤装置1は、棚板2上にス
ライド自在に設けられた筬3と、この筬3上に載置され
た多数の鍵盤4(白鍵および黒鍵を各1つのみ図示)や
アクション(図示せず)などで構成されている。
【0017】図1および図2に示すように、筬3は、左
右方向に延びる筬前5、筬中6および筬後7と、前後方
向に延びる、両端部の左右一対の筬妻8、8およびそれ
らの内側の3つの中束9とから成る構成部品を、互いに
連結し、井桁状に組み立てたものである。後述するよう
に、これらの構成部品はいずれも合成樹脂の成形品で構
成されている。筬中6には多数のバランスピン10が立
設されており、各バランスピン10に、鍵盤4の中央部
に形成されたバランスピン孔(図示せず)が係合するこ
とによって、鍵盤4が揺動自在に支持されている。ま
た、筬前5には多数のフロントピン11が立設されてい
て、各フロントピン11に、鍵盤4の下面に形成された
フロントピン孔(図示せず)が係合することによって、
鍵盤4の横振れが防止される。
【0018】また、図1の符号12、13は、棚板2の
左右端部に立設した左右の腕木(図示せず)にそれぞれ
取り付けられたアクション横木および鍵盤大ばねであ
る。アクション横木12および鍵盤大ばね13は、筬3
の両側端部に設けた左右のブラケット台14、14に当
接している。また、鍵盤大ばね13は、ねじ15で腕木
に取り付けられていて、右ブラケット台14を介して筬
3を左方(低音側)に付勢している。また、図示しない
が、筬3は、キーレバーおよび突揚棒を介して、ソフト
ペダルに連結されている。以上の構成により、ソフトペ
ダルを踏まない状態では、筬3が、鍵盤大ばね13の付
勢力およびアクション横木12との当接によって、低音
側寄りの所定位置に位置決めされ、アクションのハンマ
ーが弦(いずれも図示せず)を左右バランス良く打弦す
ることで、通常の音量が得られる。一方、ソフトペダル
を踏むと、キーレバーおよび突揚棒を介して、筬3が鍵
盤大ばね13の付勢力に抗して棚板2上を高音側にスラ
イドさせられ、それに伴い、ハンマーの打弦位置が若干
ずれることで、ソフトペダル効果が得られる。
【0019】また、筬3は、鍵盤4やアクションの保守
や修理の際には、これらを載置した状態で前方にスライ
ドされ、引き出されるようになっている。筬3は、棚板
2上に戻した際、棚板2の後端部に設けた左右の鍵盤く
わえ16、16に当接することによって、前後方向に位
置決めされる。
【0020】次に、図2および図3を参照して、筬3の
構成を構成部品ごとに詳細に説明する。筬前5は、左右
方向に延びる筬前本体5aと、その上面に埋め込まれた
前後2つの帯状のピン設置部5b、5bと、筬前本体5
aの下面前端部に設けられた帯状の摺接部5cで構成さ
れている。筬前本体5aは、例えばASなどの合成樹脂
で構成され、ピン設置部5bは、例えばABSなどの弾
性を有する合成樹脂で構成されている。ピン設置部5
b、5bは、筬前本体5aの上面にその長さ方向に沿っ
て連続的に形成された前後の長溝5d、5dにそれぞれ
はめ込まれ、接着されている。
【0021】これらのピン設置部5bに、フロントピン
11が埋め込まれ、立設されている。このフロントピン
11の埋込は、例えば、周面にねじ切り加工したフロン
トピン11をピン設置部5bにねじ込むことによって、
あるいはローレット加工したフロントピン11をピン設
置部5bに押し込むことなどによって、行われる。いず
れの場合にも、ピン設置部5bが弾性を有するABSな
どで構成されていることで、立設されたフロントピン1
1の保持力を十分に確保することができる。
【0022】また、摺接部5cは、例えばフッ素樹脂、
ポリアセタールやナイロンなどの滑性の高い合成樹脂で
構成されている。摺接部5cは、筬前本体5aの下面前
端部に左右方向に連続的に形成された切欠5eに、下方
に若干突出するように設けられ、接着されている。
【0023】筬後7は、筬後本体7aと、その下面後端
部に設けられた帯状の摺接部7bで構成されている。筬
後本体7aは、筬前本体5aと同様、ASなどの合成樹
脂で構成されている。また、摺接部7bは、筬前5の摺
接部5cと同様、フッ素樹脂などの滑性の高い合成樹脂
で構成されており、筬後本体7aの下面後端部に形成さ
れた切欠7cに、下方に若干突出するように設けられ、
接着されている。
【0024】一方、筬中6は、筬中本体6aと、その上
面に埋め込まれた前後2つの帯状のピン設置部6b、6
bで構成されている。筬中本体6aは、筬前本体5aや
筬後本体7aよりも剛性および強度の高い合成樹脂、例
えばポリスチレン、アクリルやポリカーボネートなどで
構成されている。これは、筬3の構造上、鍵盤4の打鍵
時などに、筬前5や筬後7よりも大きな荷重が筬中6に
作用するので、その剛性などをより高くすることで、特
に前後方向の撓みや反りを抑制するためである。
【0025】また、ピン設置部6b、6bは、筬前5の
ピン設置部5bと同様、ABSなどの弾性を有する合成
樹脂で構成されており、筬中本体6aの上面にその長さ
方向に沿って連続的に形成された前後の長溝6c、6c
にはめ込まれ、接着されている。これらのピン設置部6
bに、前述したフロントピン11の場合と同様にして、
前記バランスピン10が埋め込まれ、立設されている。
したがって、ピン設置部6bが有する弾性によって、バ
ランスピン10の保持力を十分に確保することができ
る。
【0026】筬妻8および中束9は、筬中本体6aと同
様、ポリスチレンなどの剛性および強度の高い合成樹脂
で構成されている。これにより、鍵盤4の打鍵時などに
筬中6、筬妻8および中束9に大きな荷重が作用したと
きの筬3の前後方向の撓みや反りを、抑制することがで
きる。
【0027】また、筬中6には、中束9または筬妻8を
介して、複数のすべり金具17(1個のみ図示)が下方
からねじ込まれている。これらのすべり金具17は、丸
形のさら部17aを有するボルトで構成され、筬3の左
右方向に間隔を隔てて配置されている。筬3は、その前
後方向において、このすべり金具17のさら部17a、
筬前5の摺接部5c、および筬後7の摺接部7bの計3
点で棚板2に接した状態で、これにスライド自在に載置
されている。前述したように、これらの摺接部5c、7
bはフッ素樹脂などの滑性の高い合成樹脂で構成されて
いるので、筬3を、摩擦抵抗の小さい状態で、滑らかに
スライドさせることができる。
【0028】次に、図4を参照して、筬3の組立方法
を、筬後7に中束9を接合する場合を例にとり、説明す
る。同図に示すように、中束9には、係合凸部18が後
方に突出するように一体に設けられている。この係合凸
部18は、一定の幅の基部18aと、基部18aの左右
両端部から後方に延びる弾性変形可能な可撓部18b、
18bで構成され、各可撓部18bの後半部は三角形状
の係止凸部18cになっている。一方、筬後7の筬後本
体7aには、係合凸部18と相補的な形状を有する係合
凹部19が形成されており、具体的には、係合凸部18
を挿入可能な一定の幅の挿入部19aと、その先端部に
形成され、係止凸部18cを係止可能な係止凹部19b
で構成されている。
【0029】以上の構成により、中束9の係合凸部18
を、筬後7の係合凹部19に挿入すると、前者18の可
撓部18b、18bが、後者19の挿入部19aを通る
際に、内方に弾性変形して撓み、係止凸部18cが挿入
部19aから外れたときに、可撓部18bが外方に弾性
復帰することによって、係止凸部18cが係止凹部19
bにスナップ式に係合することによって、中束9が筬後
7に抜け止め状態で係止される。このように、係合凸部
18を係合凹部19に挿入するだけで、中束9と筬後7
を組み立てることができる。なお、図示しないが、中束
9と筬前5および筬中6との連結部、ならびに筬妻8と
筬前5、筬中6および筬後7との連結部にも、同様の係
合凸部と係合凹部がそれぞれ設けられていて、これらの
連結が、係合凸部と係合凹部との係合によって同様に行
われるようになっている。
【0030】以上のように、本実施形態の筬3は、合成
樹脂の成形品から成る複数の構成部品を組み立てること
によって構成されているので、構成部品を木材で構成し
た従来の場合のような切断・切削加工が不要となるとと
もに、成形精度の高い構成部品を容易に得ることができ
る。したがって、その分の組立工程の簡素化によって、
製造コストを削減することができる。また、合成樹脂
は、従来の木材と比較し、経時的なあるいは乾湿などに
対する保形性が高いので、反りなどの変形を抑制でき、
それに起因する前述した不具合の発生を抑制することが
できる。
【0031】さらに、筬3の構成部品が、それぞれに要
求される特性を有する異なる種類の合成樹脂で構成され
ているので、高品質の筬3を実現することができる。具
体的には、前述したように、筬中本体6a、筬妻8およ
び中束9が、剛性および強度の高いポリスチレンなどで
構成されているので、筬3の特に前後方向の撓みや反り
を抑制できる。また、筬前5および筬後7の下面に設け
た摺接部5c、7bが、滑性の高いフッ素樹脂などで構
成されているので、筬3を滑らかにスライドさせること
ができる。さらに、フロントピン11およびバランスピ
ン10をそれぞれ埋め込むピン設置部5b、6bが、弾
性を有するABSなどで構成されているので、これらの
ピン10、11の保持力を十分に確保できる。
【0032】また、筬3は、連結すべき構成部品の一方
に形成した係合凸部18を他方の係合凹部19に挿入す
るだけで、組み立てられるので、従来のような接着剤や
ねじなどによる組立が不要になることで、筬3の組立工
程を簡素化でき、製造コストをさらに削減することがで
きる。
【0033】なお、本発明は、説明した実施形態に限定
されることなく、種々の態様で実施することができる。
例えば、実施形態で挙げた筬の各構成部品の材質は、あ
くまで例示であり、各構成部品に要求される特性を有す
る他の合成樹脂を適宜、採用することが可能である。そ
の1つの例として、筬中本体6a、筬妻8および中束9
を、その剛性および強度を高めるために、補強用の炭素
繊維やガラス繊維を含有した合成樹脂で構成してもよ
く、それにより、筬3の撓みや反りをさらに抑制でき
る。また、実施形態はグランドピアノの筬の例である
が、本発明をアップライトピアノに適用してもよいこと
はもちろんである。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明のピアノの筬は、
反りなどの変形を抑制できるとともに、組立工程の簡素
化によって製造コストを削減することができるなどの効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による筬を備えたグランド
ピアノの鍵盤装置を示す斜視図である。
【図2】図1の筬の、バランスピンおよびフロントピン
を設置する前の平面図である。
【図3】図2の線III−IIIに沿う、バランスピンおよび
フロントピンの設置後の断面図である。
【図4】筬の組立方法を説明するための断面図である。
【符号の説明】
3 筬 5 筬前 5a 筬前本体 5b ピン設置部 5c 摺接部 6 筬中 6a 筬中本体 6b ピン設置部 7 筬後 7a 筬後本体 7b 摺接部 8 筬妻 9 中束 18 係合凸部 19 係合凹部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂の成形品でそれぞれ構成され、
    互いに組み立てられた複数の部品で構成されていること
    を特徴とするピアノの筬。
  2. 【請求項2】 前記複数の部品が、互いに異なる材質の
    合成樹脂で構成されていることを特徴とする、請求項1
    に記載のピアノの筬。
  3. 【請求項3】 前記複数の部品の少なくとも1つが、補
    強用の繊維入りの合成樹脂で構成されていることを特徴
    とする、請求項2に記載のピアノの筬。
  4. 【請求項4】 前記複数の部品のうちの互いに組み立て
    られる2つの部品の一方から突出し、弾性変形可能な係
    合凸部と、 他方の部品に形成され、前記一方の部品の挿入された前
    記係合凸部を抜け止め状態で係合可能な係合凹部と、 を備えることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれ
    かに記載のピアノの筬。
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