JP2003177660A - イントラネット教育システムおよびイントラネット教育方法、並びに講評作成プログラム - Google Patents

イントラネット教育システムおよびイントラネット教育方法、並びに講評作成プログラム

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JP2003177660A
JP2003177660A JP2001376389A JP2001376389A JP2003177660A JP 2003177660 A JP2003177660 A JP 2003177660A JP 2001376389 A JP2001376389 A JP 2001376389A JP 2001376389 A JP2001376389 A JP 2001376389A JP 2003177660 A JP2003177660 A JP 2003177660A
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education
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Hiroshi Fujita
浩 藤田
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Maeda Corp
Original Assignee
Maeda Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 社内研修等の企業内教育において、参加者に
対しては場所や時間の拘束や移動の手間を、講師に対し
ては講評時等の作業負担を、それぞれ低減し企業内教育
をより効率的に行う。 【解決手段】 複数の教育対象者用端末4、講師用端末
3、端末3および端末4間でデータの送受信を行い電子
掲示板ソフトを実行するサーバ2をイントラネット1に
接続する。サーバ2が、端末3から、端末4に表示させ
る問題データを受信すると、複数の端末4に問題データ
を表示可能とする。教育対象者43が問題に対する答案
を作成し、端末4からサーバ2に答案データとして送信
すると、サーバ2は端末3における答案データを表示可
能とする。講師42は、端末3に表示された各教育対象
者43の作成した各々の答案の講評データを、端末4の
講評作成プログラムにより作成し、各対象者43の端末
3に一斉に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、イントラネット
教育システムおよびイントラネット教育方法、並びに講
評作成プログラムに関し、特に、企業内において、仮想
課題の解決実習などの記述式問題の形式の教育をイント
ラネットを用いて行う際に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来の社内研修のパターンとしては、い
わゆるOJTといわれるパターンが採用されてきた。す
なわち、業務において実務的に研修(On the Job Train
ing)を行ったり、業務外において集合的に研修(Off t
he Job Training)を行ったりしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の社内研修には、次のような問題があった。すなわ
ち、上述の研修方法は一長一短があり、特に集合研修
(Off the Job Training)においては、研修の全ての参
加者が、例えば企業の本社などの、所定の場所に出向い
ていく必要があった。また、参加者にとっては、特定の
場所において一定の時間拘束されるという負担が生じる
のみならず、往復の時間やそれにかかる費用なども大き
な負担であった。
【0004】また、この集合研修が参加者における勤務
時間中に行われる場合、参加者が携わる通常の業務が優
先されると、欠席者が多くなってしまうという問題もあ
る。
【0005】そこで、本発明者が上述の問題を解決すべ
く、鋭意検討を行ったところ、近年のインターネットの
業務への適当技術の進歩により、WBT(Web Based Tr
aining)などの教育サービスが、教育業界や出版業界に
おいて供用され始めている点に着目するに至った。
【0006】ところが、本発明者の知見によれば、この
WBTなどの教育サービスを企業内における社内研修な
どに運用するには、専用システムの開発や教育コンテン
ツの作成などに手間が費用がかかってしまうため、一般
の社内研修に広く普及させることは、非常に困難であ
る。
【0007】したがって、この発明の目的は、先輩社員
が講師となり後輩社員に教育を行う企業内教育におい
て、まず、受講者側に対して、場所や時間の拘束、移動
の手間を削減し、さらに、講師側に対して、演習問題の
作成や答案のフォローという作業の負担を低減すること
で、効果的かつ効率的なネットワークの教育のシステム
および方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の第1の発明は、イントラネットに、複数
の教育対象者用端末と、少なくとも1つの講師用端末
と、複数の教育対象者用端末と講師用端末との間でデー
タの送受信を行うサーバとが接続され、サーバが、講師
用端末から受信した問題データを、教育対象端末に表示
可能な掲示板データとして作成する問題データ表示作成
手段と、教育対象者用端末から受信した、問題データに
対応する答案データを、少なくとも講師用端末に問題デ
ータとともに表示可能な掲示板データとして作成する答
案データ表示作成手段とを有し、サーバが、教育対象者
用端末から問題データの表示を要求する要求信号を受信
すると、問題データを有する掲示板データを要求信号の
発信元の教育対象者用端末に送信し、サーバが、講師用
端末から問題データと答案データとの表示を要求する要
求信号を受信すると、問題データと答案データとを有す
る掲示板データを講師用端末に送信することを特徴とす
るイントラネット教育システムである。
【0009】この発明の第2の発明は、イントラネット
に、複数の教育対象者用端末と、少なくとも1つの講師
用端末と、複数の教育対象者用端末と講師用端末との間
でデータの送受信を行うサーバとを接続し、サーバが、
講師用端末から受信した問題データを、教育対象端末に
表示可能な掲示板データとして作成し、サーバが、教育
対象者用端末から受信した、問題データに対応する答案
データを、少なくとも講師用端末に問題データとともに
表示可能な掲示板データとして作成し、サーバが、教育
対象者用端末から問題データの表示を要求する要求信号
を受信すると、問題データを有する掲示板データを要求
信号の発信元の教育対象者用端末に送信し、サーバが、
講師用端末から問題データと答案データとの表示を要求
する要求信号を受信すると、問題データと答案データと
を有する掲示板データを講師用端末に送信し、講師用端
末と教育対象者用端末との間において、掲示板データを
介して教育指導を行うようにしたことを特徴とするイン
トラネット教育方法である。
【0010】この第1および第2の発明において、典型
的には、サーバが、教育対象者用端末からサーバに送信
された質問データを講師用端末に送信する。
【0011】この第1および第2の発明において、好適
には、サーバが、複数の教育対象者用端末のうちの1つ
の教育対象者用端末から答案データが送信されると、1
つの教育対象者用端末を特定し、1つの教育対象者用端
末から送信された答案データと、1つの教育対象者用端
末を使用する教育対象者の名称とを、講師用端末の表示
部に表示させる。
【0012】この第1および第2の発明において、講師
と教育対象者との間において、1対1で質疑応答を行う
ために、好適には、サーバが、複数の教育対象者用端末
のうちの1つの教育対象者用端末から問題データまたは
正解データに関する質問データを受信すると、問題デー
タまたは正解データを送信した講師用端末に質問データ
を送信する。
【0013】この第1および第2の発明において、講師
と教育対象者との間における情報の交換を行うととも
に、講師の問題の作成の秘匿性を高めつつ教育対象者に
おける答案の秘匿性を高めるために、好適には、サーバ
は、講師用端末の表示部にのみ表示可能な講師用掲示板
データと、教育対象者用端末の表示部にのみ表示可能な
教育対象者用掲示板データと、講師用端末および教育対
象者用端末の表示部に表示可能な掲示板データとをそれ
ぞれ生成する。
【0014】この発明の第3の発明による講評プログラ
ムは、問題データの提示に応じて作成された答案データ
を送信する複数の教育対象者用端末と、複数の教育対象
者用端末との間でデータの送受信を行うサーバとが接続
されたイントラネット上に、複数の教育対象者用端末お
よびサーバとの間で通信可能にするとともに問題データ
および問題データに対応する正解データをサーバに送信
可能に接続された、講師用端末に、問題データの提示に
応じて複数の教育対象者用端末からサーバに送信された
答案データを、サーバから受信して、講師用端末の記憶
部に格納させ、正解データと答案データとを比較して、
答案データに不足する語句データを抽出して、講師用端
末の表示部に表示させることを特徴とする講評作成プロ
グラムである。
【0015】この第3の発明において、講師の講評の作
成にかかる負担を最小限にするために、典型的には、講
評作成プログラムは、講師用端末に、抽出された語句デ
ータの個数を算出させ、語句データの個数に応じて、答
案データの点数を付加するステップをさらに有する。
【0016】この第3の発明において、講師用端末に、
答案データに対する講評文章データが、答案データの点
数に応じた関連づけをして格納し、答案データに付加し
た答案データの点数に応じて、講評文章データを選択さ
せて、講評データを完成させ、教育対象者用端末に向け
て送信させる。
【0017】このプログラム構成によれば、講評作成プ
ログラムが、インターネットに接続可能なモニタ付きコ
ンピュータなどに読み込まれることにより、業務用モニ
タ付きコンピュータやインターネットに接続可能なモニ
タ付きコンピュータなどを講評作成支援装置として機能
させることができる。
【0018】上述のように構成されたこの発明によるネ
ットワーク教育システムおよびその方法によれば、複数
の教育対象者用端末と、少なくとも1つの講師用端末
と、複数の教育対象者用端末と講師用端末との間でデー
タの送受信を行うとともに電子掲示板アプリケーション
を実行可能なサーバとが接続されたイントラネットを介
して、サーバが、講師用端末から教育対象端末に表示可
能な問題データを受信すると、問題データを複数の教育
対象端末に表示可能とし、サーバが、教育対象者側の端
末から問題データに対応する答案データを受信すると、
答案データを講師用端末に表示可能にしていることによ
り、イントラネット上で、それぞれの教育対象者用端末
と講師用端末との間において、問題と答案とのやりとり
を行うことができ、さらに講師用端末から教育対象者に
答案に関する講評データや採点データなども送信するこ
とができるので、講師や教育対象者を所定の場所に集合
させることなく、また、講師側の負担を軽減しつつ、教
育を行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態
の全図においては、同一または対応する部分には同一の
符号を付す。
【0020】まず、この発明の第1の実施形態によるイ
ントラネット教育システムについて説明する。図1に、
この第1の実施形態によるイントラネット教育システム
のブロック図を示す。
【0021】図1に示すように、この第1の実施形態に
よるイントラネット教育システムは、イントラネット1
に、サーバ2、少なくとも1つの講師用端末3(講師用
端末3a,3b)、複数の教育対象者用端末4(教育対
象者用端末4a〜4c)が、接続されて構成されてい
る。
【0022】このシステムにおけるサーバ2のハードウ
ェア構成のブロック図を図2に示す。図2に示すよう
に、この第1の実施形態によるサーバ2は、バス11
に、キーボードやマウスなどからなる入力部12と、C
PU(中央処理装置(Central Processing Unit))13
aおよびRAM(Random Access Memory)13bやROM
(Read Only Memory)13cなどのメモリから構成される
情報処理部13と、GUIを実行する表示手段としての
表示部14と、補助記憶手段としてのハードディスク1
5とを有して構成される。
【0023】そして、入力部12と、CPU13a、R
AM13b、およびROM13cからなる情報処理部1
3と、表示部14と、ハードディスク15との間のデー
タの通信は、バス11を介して行われる。また、このバ
ス11がインターフェース16を介してイントラネット
1に接続され、これにより、サーバ2がイントラネット
1に接続されている。
【0024】また、サーバ2のハードディスク15に
は、このサーバ2にインストールされたプログラムを実
行するとともに、オペレータによりサーバを操作するた
めのオペレーティングシステム(OS)がインストール
されている。また、ハードディスク15には、このOS
をベースとして、電子掲示板アプリケーションおよび電
子メール送受信アプリケーションがインストールされて
いる。
【0025】これらのOS、電子掲示板アプリケーショ
ンおよび電子メール送受信アプリケーションは、ハード
ディスク15からRAM13bに一時的に記憶され、こ
のロードされた各種のアプリケーションのプログラムに
したがって、CPU13aにより所定の処理が行われ
る。すなわち、ハードディスク15にインストールされ
たOSおよび各種のアプリケーションは、それらのプロ
グラムに従って情報処理部13により処理が行われる。
【0026】また、ハードディスク15の内部には、電
子メールの送信データおよび受信データ(以下、送受信
データ)を格納する電子メール送受信格納領域18が設
定されているとともに、ナレッジデータベース19、教
育対象者データベース20、および講師データベース2
1が格納されている。
【0027】次に、このシステムにおける講師用端末3
について説明する。図3に、この実施形態による講師用
端末3におけるハードウェア構成のブロック図を示す。
【0028】すなわち、図3に示すように、この第1の
実施形態による講師用端末3は、バス31に、キーボー
ドやマウスなどからなる入力部32と、CPU33a、
RAM33b、およびROM33cから構成される情報
処理部33と、GUIを実行する表示手段としての表示
部34と、補助記憶手段としてのハードディスク35と
を有して構成されている。
【0029】これらの入力部32、CPU33a、RA
M33b、ROM33c、表示部34、およびハードデ
ィスク35における相互間のデータ通信は、バス31を
介して行われる。また、バス31は、インターフェース
36を介してイントラネット1に接続され、これによ
り、講師用端末3がイントラネット1に接続されてい
る。
【0030】また、講師用端末3のハードディスク35
には、この講師用端末3によるプログラムを実行すると
ともに、オペレータである講師が入力部32を用いて、
この端末を操作するためのオペレーティングシステム
(OS)がインストールされている。また、ハードディ
スク35には、このOSをベースとして、電子メールア
プリケーション、ブラウザアプリケーション、編集・文
書作成アプリケーション、これらのアプリケーションが
インストールされた状態で実行可能なメールコンポウザ
アプリケーション、および編集や作成された文書データ
をサーバ2に送信したり、サーバ2からの情報データを
受信したりするための送受信アプリケーションがインス
トールされている。
【0031】これらのハードディスク15にインストー
ルされたOSおよび各種のアプリケーションは、それら
のプログラムに従って情報処理部13により処理が行わ
れ、講師用端末3においてプログラムに基づいた所定の
処理が行われる。
【0032】以上のようにして、この第1の実施形態に
よる講師用端末3が構成されている。また、この第1の
実施形態による教育対象者用端末4においては、メール
コンポウザアプリケーションがインストールされている
必要がないこと以外のことは、講師用端末3とほぼ同様
の構成を有しているため、説明を省略する。
【0033】次に、以上のように構成されたイントラネ
ット教育システムによる教育方法について説明する。図
4に、このイントラネット教育システムの方法プロセス
における電子掲示板を用いた教育方法の一例を示す。
【0034】図4に示すように、この第1の実施形態の
イントラネット教育システムを用いた教育方法によれ
ば、まず、教育管理者41から、例えばイントラネット
を通じた電子メールを用いて、教育計画立案が示される
とともに、教育管理者41によって講師および教育テー
マが選定される。この選定された講師42は、サーバ2
のハードディスク15の講師用データベースに、講師デ
ータとして記録される。なお、教育管理者41から、選
定された講師42に対しては、資料作成の支援などが行
われる。
【0035】この選定された講師42は、講師用端末3
において文書・編集アプリケーションを実行して練習資
料となる問題を作成する。すなわち、まず、講師用端末
3において、情報処理部33が、文書・編集アプリケー
ションを実行する。この実行後、講師42が入力部32
を用いて情報を入力する。入力された情報は、情報処理
部33により練習資料データとして作成される。その
後、講師42が入力部32を用いて講師用端末3に送信
命令指示を入力すると、この送信命令の指示に基づい
て、情報処理部33が、作成した練習資料ファイルをサ
ーバ2に送信する。
【0036】サーバ2は、受信した練習資料データをハ
ードディスク15に格納するとともに、練習資料データ
を送信した講師用端末3のIPアドレスを特定し、この
IPアドレスに基づいて講師データベースを検索し、練
習資料を作成した講師を索出する。
【0037】その後、サーバ2の情報処理部13は、電
子掲示板アプリケーションにおける記載表示領域となる
部分に、練習資料データと作成した講師名データとを挿
入する。これらの練習資料データおよび講師名データが
挿入された電子掲示板アプリケーションの記載表示領域
のデータは、ハードディスク15に記憶される。
【0038】そして、電子掲示板アプリケーションによ
って、ハードディスク15から練習資料データおよび講
師名データが読み込まれることにより、練習資料データ
および講師名データは、講師用端末3および教育対象者
用端末4の表示部に表示可能な状態となる。
【0039】講師用端末3および教育対象者用端末4に
おいては、ブラウザアプリケーションを実行しつつ、サ
ーバ2の電子掲示板アプリケーションにアクセスするこ
とにより、それぞれの端末の表示部に、練習資料データ
および講師名データが表示される。なお、図4に示す閲
覧可能な電子掲示板44においては、練習資料データの
一例として、講習テーマ、要点のレジュメ、参考文献や
実勢情報データなどの添付資料、履修確認テスト、質問
および評価コーナー欄などが表示されている。また、こ
の電子掲示板アプリケーションの記載表示領域には、受
講完了ボタンが表示される。
【0040】その後、教育対象者用端末4において、ブ
ラウザアプリケーションを実行しつつ、サーバ2の電子
掲示板アプリケーションにアクセスすると、教育対象者
用端末4の表示部に、電子掲示板アプリケーションの記
載表示領域(以下、電子掲示板44)が表示される。
【0041】教育対象者用端末4に電子掲示板44が表
示されると、教育対象者43は、この電子掲示板44に
表示された練習資料および講師名を確認する。教育対象
者43がこれらの内容を確認し、不明な点や質問したい
点などがある場合には、練習資料の作成者である講師に
電子メールを送信する。
【0042】すなわち、まず、教育対象者用端末4にお
いて、文書作成・編集アプリケーションを起動させ、教
育対象者用端末4の入力部を用いて、質問内容を入力す
る。入力部において入力された質問内容は、文書作成・
編集アプリケーションにより文書データとなる。その
後、教育対象者用端末4において、電子メール送受信ア
プリケーションを実行させ、練習資料を作成した講師の
使用する講師用端末3を宛先として、情報処理部が、こ
の文書データを電子メールとしてサーバ2に送信する。
【0043】電子メールを受信したサーバ2は、この受
信した電子メールを、ハードディスク15における電子
メール送受信格納領域18に格納する。その後、講師用
端末3からサーバ2に、電子メールを受信する受信命令
の信号が送信されると、サーバ2の情報処理部13は、
電子メール送受信格納領域18に格納された講師用端末
3が宛先となる電子メールのデータを、講師用端末3に
送信する。その後、この講師用端末3において、電子メ
ールアプリケーションを実行することにより、受信した
電子メールが講師42により閲覧される。
【0044】電子メールを閲覧した講師は、講師用端末
3において、この電子メールの内容に対しての回答を入
力し、教育対象者用端末4からの電子メールの送信にお
けると同様にして、電子メールの送信元である教育対象
者用端末4に向けて電子メールを返信する。
【0045】これらの電子メールのやりとりによって、
講師用端末3と教育対象者用端末4との間における質疑
応答が行われる。その後、教育対象者43から教育管理
者41に、例えば電子メールや文書などにより、練習資
料の問題におけるテストの結果や履修完了の報告を行
う。
【0046】以上により、イントラネット上での電子掲
示板44を用いた教育方法の一連のプロセスが終了す
る。
【0047】次に、上述したイントラネット教育システ
ムにおける教育方法の一連のプロセスの他の例について
説明する。なお、以下の説明においては、講師42およ
び教育対象者43がそれぞれ講師用端末3および教育対
象者用端末4の入力部を用いて入力したり、入力部を操
作したりすることによって、端末の情報処理部が実行す
るものを、それぞれの講師用端末3および教育対象者用
端末4を用いて行う動作として説明する。
【0048】まず、図5に示すように、教育管理者41
により選定された複数の講師42(講師42a〜42
c)が、それぞれの講師用端末3a〜3cにおいて、課
題データとなる練習資料データを作成する。このとき、
講師に選ばれる人数は、教育対象者の人数を基準に決定
され、講師にかかる負担を軽減するために、具体的に
は、教育対象者の人数の1/2倍以上同数以下とする。
また、講師の作成する練習資料は、例えば、講師自身の
得意分野や経験した事例をもとにして、仮想的課題を設
定して、記述式の問題などである。
【0049】その後、講師用端末3a〜3cから、この
練習資料データがサーバ2に送信されると、電子掲示板
44に、記述式の問題などの練習資料データと、出題/
甲、出題/乙などの問題の作成者としての講師名データ
とが、それぞれ登録される。これらのデータは、それぞ
れの教育対象者用端末4a〜4cにおいて、一覧表示可
能となる。また、この電子掲示板44には、期限日のデ
ータも合わせて表示される。
【0050】そして、図6に示すように、まず、教育対
象者用端末4a〜4cにおいて表示された電子掲示板4
4の練習資料の一覧を、それぞれ教育対象者43a(生
徒A)、教育対象者43b(生徒B)および教育対象者
43c(生徒C)などが閲覧する。
【0051】教育対象者43a〜43c(生徒A〜生徒
C)は、この電子掲示板44に表示された練習資料デー
タの一覧から自らが今勉強すべきテーマおよび勉強した
いテーマに近いものを選択する。そして、それぞれの教
育対象者用端末4a〜4cからサーバ2の電子掲示板ア
プリケーションに、参加データを送信する。
【0052】この参加データを受信したサーバ2は、こ
の参加データを送信した教育対象者43a〜43c(生
徒A〜C)のIPアドレスを検出し、これに基づいて教
育対象者データベースから、該当するものを索出する。
索出された教育対象者43a〜43cの名前(生徒A、
B、C)は、サーバ2により電子掲示板44の記載表示
領域に挿入される。
【0053】その後、教育対象者43a〜43cは、教
育対象者用端末4a〜4cにおいて、文書作成・編集ア
プリケーションなどを用いて、期限日までに答案を作成
する。答案の作成後、この答案内容をフォームに入力し
て答案データとし、この答案データをサーバ2の電子掲
示板アプリケーションに送信する。サーバ2は、受信し
た答案データに未掲載のフラグを立て、ハードディスク
15の教育対象者データベースに格納する。
【0054】なお、この答案データは、期限日まで、電
子掲示板44の記載表示領域に挿入することなく、ハー
ドディスク15に格納される。すなわち、教育対象者4
3a〜43cからの答案データは、期限日前にあっては
電子掲示板44に表示されず、講師用端末3a〜3cや
教育対象者用端末4a〜4cからサーバ2の電子掲示板
アプリケーションにアクセスされた場合であっても、そ
の内容が秘匿される。
【0055】その後、答案データの提出期限が到来する
と、サーバ2は、教育対象者データベースに格納され
た、それぞれの教育対象者43a〜43cからの答案デ
ータから、未掲載のフラグがたっている答案データを索
出する。
【0056】そして、図7に示すように、索出された答
案データは、電子掲示板44の記載表示領域における問
題の下部に、解答者名(参加生徒名)とともに挿入さ
れ、電子掲示板44に表示される。
【0057】その後、それぞれの講師(甲講師、乙講師
または丙講師)は、自らが出題した問題に対して提出し
たそれぞれの教育対象者43a〜43cの答案データ
を、電子掲示板44を読み込むことにより確認する。こ
の確認後、それぞれの講師は、それぞれの問題に対する
答案を採点して、それぞれの答案に対して講評を作成す
る。
【0058】その後、この答案の採点結果および講評
を、それぞれの講師用端末3a〜3cの文書作成・編集
アプリケーションによって作成し、さらにこの採点およ
び講評がされる該当する教育対象者43a〜43cを特
定する特定情報データを付加して講評ファイルとし、講
師用端末3a〜3cからサーバ2に送信する。
【0059】この講評ファイルを受信したサーバ2は、
この講評ファイルをハードディスク15の講師データベ
ースおよび/または教育対象者データベースに格納す
る。これとともに、サーバ2は、電子メール送受信アプ
リケーションを起動し、講評ファイルの特定情報データ
に基づいて、該当する教育対象者43a〜43cの教育
対象者用端末4a〜3cに講評ファイルを送信する。
【0060】一方で、サーバ2は、電子掲示板アプリケ
ーションのプログラムに基づいて、記載表示領域におけ
る上述した答案データの下部に、この講評ファイルのう
ちの講評部分を、講評データとして挿入する。
【0061】これにより、提出された答案に対する講評
の情報を、採点した講師以外の講師も、講師用端末3に
おいて、この講評を閲覧することができるとともに、採
点された教育対象者43以外の教育対象者43も、答案
と講評との両方を閲覧して、参照することができる。
【0062】また、採点され、講評された教育対象者4
3a〜43cから、採点し講評した講師42a〜42c
にそれぞれ質問などをしたり、この質問に対して、講師
42a〜42cから教育対象者43a〜43cに回答し
たりする場合、まず、これらの質問や回答を、講師用端
末3や教育対象者用端末4において、文書作成・編集ア
プリケーションによりそれぞれ質問ファイルや回答ファ
イルとして作成し、サーバ2に送信する。
【0063】これらの質問ファイルや回答ファイルを受
信したサーバ2は、電子掲示板44の記載表示領域にお
ける、これらの質問ファイルや回答ファイルに該当する
問題の答案の下部に、質問ファイルおよび回答ファイル
のデータを挿入する。これにより、教育対象者43a〜
43cと講師42a〜42cとのやりとりを、電子掲示
板44において行うことが可能となる。
【0064】このように電子掲示板44において、質問
と回答とのやりとりを行うことにより、同様の疑問を思
慮している他の教育対象者43a〜43cに対して、重
複して回答する必要がなくなるため、効率よく指導を行
うことが可能となる。
【0065】その後、講師42a〜42cは、模範答案
を編集したり、自らが模範答案を作成したりして、講師
42a〜42cが作成した仮想の課題に対して、解決策
を作成する。そして、この作成された解決策を解決策フ
ァイルとしてサーバ2に送信し、電子掲示板44の記載
表示領域に挿入する。
【0066】次に、図8に示すように、作成した仮想の
課題の資料ファイルおよびその解決策ファイルを電子掲
示板44の記載表示領域に挿入した後、この仮想の課題
ファイルおよび解決策ファイルに関して、技術研究所な
どの高度に専門性の高い技術者が、技術研究所用端末5
において電子掲示板44を閲覧し、チェックを行う。そ
して、技術研究者が、これらの内容に補足する事項を考
慮して、文書作成・編集アプリケーションにより補足事
項ファイルを作成した後、サーバ2に送信する。
【0067】この補足事項ファイルを受信したサーバ2
は、この事項ファイルを電子掲示板44の記載表示領域
における解決策データの下部に、補足事項データとし
て、挿入する。
【0068】その後、サーバ2は、この仮想の課題デー
タ、解決策データおよび補足事項データをまとめて、ナ
レッジデータとして、ナレッジデータベース19に記録
する。このナレッジデータベース19は、ナレッジ・マ
ネジメント(知識管理)に用いられるデータベースであ
り、このデータベースに蓄えられたデータが、実際の現
場におけるソリューションに利用される。なお、ナレッ
ジ・マネジメントとは、社員などの個人がバラバラに持
つ知恵や知識、経験を社内などで共有することによっ
て、新しい知恵を作り出し、それを創造的な仕事につな
げることである。
【0069】以上説明したように、この第1の実施形態
によれば、講師42が課題を提起し、教育対象者43が
この課題に対して答案を提示し、さらに講師42と教育
対象者43との間の質疑応答をサーバ2が実行する電子
掲示板44において行うようにしている。これにより、
講師と教育対象者との間のみならず、イントラネット1
に接続したあらゆる端末において閲覧可能にすることが
できる。そのため、従業員でもある教育対象者を集中的
に集合させたり、一定時間拘束したりすることがないの
で、企業における業務に支障をきたすことなく、より効
率的に業務の研修を行うことができるようになる。
【0070】また、上述のように、イントラネット教育
システムにおいて、サーバ2にナレッジ・マネジメント
のためのデータベースを付加することにより、教育対象
者に対する教育のみならず、この教育対象者に対する教
育プロセスの内容を、ナレッジとしてデータベースに記
録しておくことにより、企業において、熟練技術者が身
につけた生産技術などを共有することができ、サーバ2
に記録されたナレッジをだれもが閲覧でき、このナレッ
ジを個人の業務に生かすことができる。そのため。業務
をより効率的にすることができ、同様のミスを繰り返し
生じるのを防止することができるので、製品開発力の強
化やサービスの向上も図ることができる。
【0071】次に、この発明の第2の実施形態によるイ
ントラネット教育システムを採用した教育方法について
説明する。なお、この第2の実施形態においては、第1
の実施形態におけると同様の電子掲示板を利用した教育
方法であり、イントラネット教育システムのハードウェ
ア構成については、第1の実施形態におけると同様であ
るので、その説明を省略する。図9に、この第2の実施
形態による教育方法を説明するための電子掲示板の一例
を示す。
【0072】この第2の実施形態による教育方法におい
ては、図9Aに示す講師用の問題入力ウィンドウ51
と、図9Bに示す答案受付ウィンドウ52とが用意され
る。これらの問題入力ウィンドウ51および答案受付ウ
ィンドウ52は、例えばHTML形式のファイルから構
成される。これらの問題入力ウィンドウ51および答案
受付ウィンドウ52のデータは、それぞれの講師用端末
3からサーバ2に送信要求の信号が送信されると、この
サーバ2から講師用端末3に、要求されたHTML形式
のファイルが返信される。そして、このファイルを受信
した講師用端末3にインストールされたブラウザアプリ
ケーションにより、その表示部に表示される。
【0073】また、図9Cおよび図9Dに示す教育対象
者用の答案入力ウィンドウ53,54が用意される。こ
れらの答案入力ウィンドウ53,54は、例えばHTM
L形式のファイルから構成される。また、これらの答案
入力ウィンドウ53,54は、それぞれの教育対象者用
端末4からサーバ2に送信要求の信号が送信されると、
この信号を受信したサーバ2がイントラネット1を介し
て、教育対象者用端末4にHTML形式のファイルを返
信する。そして、このHTML形式のファイルは、受信
した教育対象者用端末4にインストールされたブラウザ
アプリケーションにより、その表示部に表示される。
【0074】また、図9Eおよび図9Fに示すウィンド
ウ55,56は、講師用端末3および教育対象者用端末
4のそれぞれの表示部に表示される。これらのウィンド
ウ55,56は、例えばHTML形式のファイルから構
成される。また、これらのウィンドウ55,56は、そ
れぞれの講師用端末3や教育対象者用端末4からサーバ
2に送信要求の信号を送信すると、このサーバ2からイ
ントラネット1を介して、送信要求を送信した講師用端
末3や教育対象者用端末4にHTML形式のファイルを
返信する。
【0075】そして、このHTML形式のファイルは、
受信した講師用端末3や教育対象者用端末4にインスト
ールされたブラウザアプリケーションにより、その表示
部に表示される。
【0076】これらのウィンドウ55,56のうち、ウ
ィンドウ55は閲覧専用のウィンドウであり、教育対象
者のテーマ別の履修状況の一覧が表示される。また、ウ
ィンドウ56は、講師用端末3や教育対象者用端末4に
よって入力可能なウィンドウであり、教育対象者用端末
4によって、所定のテーマに関して質問内容のデータ
(質問データ)が入力されて、サーバ2に送信可能であ
る。
【0077】次に、上述した各種ウィンドウ51〜56
の相関関係およびこれらのウィンドウ51〜56を用い
た教育方法のプロセスについて説明する。なお、以下の
説明において電子掲示板の表示に用いられるファイル
は、例えばHTML形式のファイルである。このファイ
ルは、サーバ2によって作成され、各講師用端末3や教
育対象者用端末4に送信されて、これらの表示部に表示
される。また、講師用端末3および教育対象者用端末4
の区別は、サーバ2に記録された社員コードのデータを
もとにして、講師と教育対象者とを判別する。また、こ
の社員コードのデータに基づいて、上述したウィンドウ
51〜56の表示や非表示が制御される。なお、この講
師と教育対象者との判別は、それぞれの講師用端末3や
教育対象者用端末4におけるイントラネット1上のIP
アドレスに基づいて行うようにしてもよい。
【0078】すなわち、図9Aに示すように、それぞれ
の講師42a〜42cがそれぞれの講師用端末3におい
て、第1の実施形態におけると同様に、テーマに基づい
て問題を作成する。ここでは、このテーマを例えば「盛
土工の品質管理」とする。講師は、このテーマに基づい
て問題を作成するとともに、その模範解答を作成する。
そして、これらの問題データおよび模範解答データをサ
ーバ2に送信する。
【0079】サーバ2は、これらの問題データおよび模
範解答のデータを受信すると、問題データのみ抽出し
て、電子掲示板の表示記載領域に挿入する。その後、第
1の実施形態におけると同様に、図9Cに示すように、
このテーマを受講している教育対象者の教育対象者用端
末4にのみ、その表示部にこれらの問題が表示される。
このとき、教育対象者用端末4の表示部においては、問
題データおよびその問題に対する答案を入力する入力領
域53aが表示される。
【0080】この入力領域は、問題ごとに表示され、教
育対象者用端末4の入力部から入力可能になっている。
また、この入力領域53aには、さらに送信ボタン53
bが表示される。そして、この入力領域53aに、答案
としてのテキストデータを入力した後、この送信ボタン
53bを例えばポインティングデバイスなどによりクリ
ックすることにより、入力領域53a内に記入されたテ
キストデータがサーバ2に送信される。
【0081】この答案としてのテキストデータを受信し
たサーバ2は、このテキストデータを送信した教育対象
者用端末4のIPアドレスを特定し、さらに教育対象者
データベースを検索して、この答案のテキストデータを
送信した教育対象者(例えば教育対象者43a、生徒
A)を索出する。そして、この教育対象者43aにおけ
る履修状況のデータにおいて、履修済みのフラグを立て
る。
【0082】これとともに、サーバ2から、教育対象者
43aにおける教育対象者用端末4aに、模範解答デー
タを送信する。また、答案入力ウィンドウ53の送信ボ
タン53bを送信済ボタン53cに変えて、送信する。
これにより、教育対象者用端末4aの表示部には、図9
Dに示す答案入力ウィンドウ54が表示される。
【0083】一方で、サーバ2は、この教育対象者43
aの名前と受信したテキストデータを、HTML形式の
ファイル、具体的には、表示するウィンドウにおける問
題データの下部に埋め込み、この問題データとともに講
師用端末3に送信する。これにより、図9Bに示す答案
受付ウィンドウ52が、講師用端末3の表示部に表示さ
れる。
【0084】さらに、同様にして、受講登録を行ってい
る他の教育対象者(例えば教育対象者43c)からの答
案データも、答案受付ウィンドウ52の問題データの下
方に埋め込み、表示領域にサーバ2が受信した、所定の
テーマの問題に対するそれぞれの教育対象者43a、4
2cが作成した答案データを一覧表示する。
【0085】これにより、問題を出題した講師42は、
これらの答案を一覧で読み込むことが可能となり、これ
らの答案の採点や講評を作成することが可能となる。
【0086】また、教育対象者43が、提示されたテー
マに関して疑問が生じ、講師に質問をする場合には、教
育対象者43は、ウィンドウ54の「質問投稿ボタン」
をクリックすることで、サーバ2に信号を送信する。こ
の信号を受信したサーバ2は、教育対象者用端末4の表
示部に質問入力用フォームを表示させる。
【0087】そして、教育対象者43が、この質問入力
用フォームに質問内容を例えばテキスト形式の質問デー
タとして入力した後、サーバ2にこの質問データを送信
すると、サーバ2は、この質問データの受信に応じて、
所定のテーマにおける担当の講師の講師用端末3に受信
信号を送信する。そして、サーバ2がこの信号により、
図9Bに示す答案受付ウィンドウ52の質問回答ボタン
52bの色データを、例えば赤色に変化させる。
【0088】その後、講師42が講師用端末3におい
て、答案受付ウィンドウ52の例えば赤色に変化した質
問回答ボタン52bを、例えばポインティングデバイス
を用いてクリックすると、サーバ2に、図9Fに示すウ
ィンドウ56の送信要求信号が送信される。
【0089】送信要求信号を受信したサーバ2は、送信
要求信号を送信した端末のIPアドレスを検出し、どの
講師用端末3かを特定する。そして、サーバ2が、この
講師用端末3に、図9Fに示すウィンドウ56のデータ
を送信することによって、このウィンドウ56が講師用
端末3の表示部に表示される。
【0090】その後、講師42がウィンドウ56の質問
回答ボタン56aをクリックすることで、サーバ2に信
号を送信する。この信号を受信したサーバ2は、講師用
端末3の表示部に質問回答用フォームを表示させる。講
師42がこのフォームに回答内容を例えばテキスト形式
の回答データとして入力した後、サーバ2にこの回答デ
ータを送信する。
【0091】この回答データを受信したサーバ2は、質
問データを送信した教育対象者用端末4に受信信号を送
信する。そして、サーバ2からの受信信号により、図9
Dに示す答案入力ウィンドウ54の質問投稿ボタン54
bの色データが、例えば赤色のデータに書き換えられ、
質問投稿ボタン54bが赤色に変化する。
【0092】その後、教育対象者43が、この赤色に変
化した質問投稿ボタン54bを認識して、Q&A一覧ボ
タン54cを、教育対象者用端末4のポインティングデ
バイスなどを用いてクリックすると、サーバ2に、図9
Fに示すウィンドウ56の送信要求信号が送信される。
この送信要求信号を受信したサーバ2は、ウィンドウ5
6のデータを教育対象者用端末4に送信する。これによ
り、教育対象者用端末4の表示部に、講師からの回答が
質問データの下方に挿入されたウィンドウ56が表示さ
れる。これにより、教育対象者43は、所定のテーマに
関する質問の出題した講師からの回答を、迅速に知るこ
とが可能となる。
【0093】また、講師42や教育対象者43が、教育
対象者43の履修状況を知りたい場合には、それぞれの
ウィンドウ51〜54に表示されている履修状況ボタン
51a,52a,53c,54dを、講師用端末3や教
育対象者用端末4において、例えばポインティングデバ
イスを用いてクリックする。このクリックにより、ウィ
ンドウ55のデータが講師42および教育対象者43の
端末にそれぞれ送信され、それらの端末の表示部に、図
9Eに示すウィンドウ55が表示される。
【0094】以上のようにして、イントラネット教育シ
ステムの電子掲示板を用いた社内教育が行われ、講師4
2と教育対象者43との間において、問題と答案とのや
りとりや、質問と回答とのやりとりが行われる。
【0095】次に、これらの電子掲示板を用いて行われ
た、講師42と教育対象者43との間における問題と答
案とのやりとり、および質問と回答とのやりとり後に、
講師42がそれぞれの教育対象者43の提出した答案に
対して、採点を行う。
【0096】このそれぞれの教育対象者43の答案に対
する採点結果は、問題を提示した講師42からそれぞれ
の教育対象者43に、イントラネット1を介した電子メ
ールによって送信される。すなわち、講師用端末3にお
いて、講師42が入力したテキスト形式やHTML形式
の採点データおよび講評データを、講師42が提示した
問題に対して履修の登録を行った教育対象者43の教育
対象者用端末4に対して、サーバ2を介して、送信す
る。
【0097】このように、それぞれの教育対象者43に
それぞれ異なる内容の講評結果を返信することにより、
教育対象者43にとっては、この社内研修の履修による
学習に対する動機付けが強化されるという、大きな心理
的利点を得ることができる。
【0098】しかしながら、本発明者が有する知見、お
よびこの知見から本発明者が鋭意検討を行った結果、次
のような問題が生じる可能性があることを想起するに至
った。
【0099】すなわち、上述の第1の実施形態において
は、講師42の人数が教育対象者43の人数とほぼ同数
から半分程度である。ところが、企業においては、教育
対象者の数が非常に多くなる場合がある。例えば新入社
員の教育や、転属した社員の教育などは、教育対象者4
3は、非常に多くなる可能性がある。
【0100】また、それぞれの教育対象者43からの答
案に対して採点を行い、さらに、それぞれの答案に対し
て講評を作成し、それぞれの教育対象者43に対して、
個々に電子メールを送信するのは、数人の教育対象者4
3に対してもかなりの手間が掛かる。
【0101】そのため、教育対象者の人数が増えると、
講師にとってこれらのメールの作成や配信は大きな負担
となり、講師となる社員の通常の業務に支障をきたして
しまう。
【0102】そこで、本発明者は、この問題を解決する
ために、さらなる鋭意検討を行った。その結果、この第
2の実施形態によるイントラネット1の電子掲示板を用
いた教育方法において、それぞれの教育対象者43に対
するメール配信に関して、教育対象者43の数が多くな
った場合でも講師の負担を低減することが可能な方法を
想起した。以下に、その具体例を説明する。
【0103】以下に、講師から多数の教育対象者43に
対するメール配信およびメール作成の方法について説明
する。図10、図11に、この第2の実施形態によるメ
ールの作成方法を説明するためのウィンドウを示す。
【0104】すなわち、図10に示すように、この第2
の実施形態においては、まず、講師42が上述した電子
掲示板を利用した問題の提示および答案の閲覧を行った
後、それぞれの教育対象者43の作成した答案に対し
て、答案内容の審査や理解度の評価などを行う。
【0105】その後、講師42がそれぞれの答案に対す
る講評を作成するために、講師用端末3において、この
第2の実施形態によるレビューメールコンポウザのアプ
リケーションを起動させる。これにより、図11に示す
ように、講師用端末3の表示部にレビューメールコンポ
ウザのウィンドウ61が表示される。なお、以下の説明
において、ウィンドウ内のボタンをクリックすることに
より実行される動作は、特に断りがない限り、講師用端
末3における情報処理部33により実行される。
【0106】ウィンドウ61においては、講師42がイ
ントラネット教育システムの電子掲示板に提示した問題
の選択欄61a、およびこの問題の答案を作成した教育
対象者43の選択欄61bがプルダウンで表示される。
【0107】そして、この選択欄61a,61bにおい
て、所定の問題(図11A中、例えば問題1−1)や教
育対象者43(図11A中、例えば生徒A)を選択する
と、その右欄にそれらの情報が表示可能に構成されてい
る。
【0108】また、選択欄61bの下部には、選択欄6
1bで選択した教育対象者43についての他の問題の評
価結果、この選択した教育対象者43についての過去の
教育履歴、すなわち履修履歴やその成績が参照可能な情
報表示欄61cが設けられている。
【0109】また、その下部には、選択した教育対象者
43の提出した答案文のデータと、講師42自身が作成
した模範解答のデータとが並べて表示される、情報比較
欄61dが設けられている。
【0110】そして、講師42が、講師用端末3におい
て、これらの選択欄から所定の問題や教育対象者43を
選択すると、これらの情報データがサーバ2に送信され
る。情報データを受信したサーバ2は、講師データベー
スや教育対象者データベースを検索して、これらの問題
や教育対象者に関する情報データを索出し、講師用端末
3に送信する。このレビューメールコンポウザアプリケ
ーションは、このサーバ2から送信された情報データ
を、情報表示欄61cに挿入し、講師用端末3の表示部
に表示する。また、同様にして、教育対象者43(生徒
A)の答案文と講師42自身が作成した模範解答文とを
情報比較欄61dに挿入する。
【0111】また、ウィンドウ61には、解答文キーワ
ード照合手段61eと、定型コメント編集・引用手段6
1fと、穴埋め式復習テストなどの文書作成手段61g
とがそれぞれ設けられている。
【0112】これらのうちの解答文キーワード照合手段
61eの詳細な一例を図11Bに示す。図11Bに示す
ように、解答文キーワード照合手段61eは、語句指定
ボタンと、語句追加ボタンと、照合実施ボタンとが並べ
て設けられている。
【0113】語句指定ボタンは、模範解答の文章中での
キーワードとなる語句を複数設定し、模範解答文のテキ
ストデータをドラッグして指定するボタンである。ま
た、語句追加ボタンは、模範解答文の文章中になくても
正解となるキーワードがある場合に、このボタンをクリ
ックすることによって、入力可能となるボタンである。
また、照合実施ボタンは、このボタンをクリックするこ
とにより、教育対象者43の作成した答案文と模範解答
文との照合を行うボタンである。
【0114】そして、この照合実施ボタンを、講師用端
末3において例えばポインティングデバイスを用いてク
リックすることにより、少なくとも部分的に一致したキ
ーワードと、模範解答文や正解となるキーワードに存在
しているが、答案文には存在していないキーワードと
が、ウィンドウ61の下部の結果表示欄61hに表示さ
れる。
【0115】そして、講師42が、図11Bに示す解答
文キーワード照合手段61eにより得られた結果を参照
することにより、教育対象者43の答案に対する評価を
行う。そして、この評価に基づいて、講評を作成する。
【0116】すなわち、図11Cに示す定型コメント編
集・引用手段において、レベルを選択することにより、
講評文の一部を構成する共通部分が選択される。また、
第1の個別部分には、穴埋め形式の定型文がレベルごと
に設定されており、この穴埋め部分(図11C中、括弧
内)に所定の単語や文章を挿入可能になっている。ま
た、第2の個別部分が、講師42が講師用端末3によっ
て自由に入力可能な部分として、設けられている。さら
に、参考文献や関連情報として、専門書などの書籍名を
入力したり、関連したインターネット上のホームページ
の参照先を入力したりするための項目が設けられてい
る。
【0117】また、定型テキスト編集ボタン、新規パタ
ーン追加ボタン、パターン選定ボタン、個別テキスト入
力ボタンがそれぞれ設けられており、これらのボタン
を、講師用端末3のポインティングデバイスを用いてク
リックすることにより、それぞれの機能に応じた講評文
書の編集を実行可能になっている。
【0118】すなわち、定型テキスト編集ボタンは、上
述の共通部分や第1の個別部分における定型となってい
る文章を、所望の文章に編集するためのボタンである。
そして、このボタンをクリックすることにより、講師4
2が講師用端末3の入力部を用いて、共通部分や第1の
個別部分における文章を、定型的な文章から独自の文章
に編集したり、下書きの途中で修正したりすることがで
きるように構成されている。
【0119】また、新規パターン追加ボタンは、のレベ
ルを、図11Cに示す5段階から増減したり、さらに同
レベルでも文章の種類が異なる行を挿入したりするため
のボタンである。そして、この新規パターン追加ボタン
をクリックすることにより、例えば、レベルを10段階
に変更したり、レベルを5段階に維持したままでも、同
レベルにおいて、共通部分の文章を複数種類の文章に設
定したりすることが可能に構成されている。
【0120】また、パターン選定ボタンは、編集したり
追加したりした講評文書のパターンから、それぞれの問
題ごとや教育対象者43ごとに、適切な講評パターンを
選定するためのボタンである。
【0121】また、個別テキスト入力ボタンは、第1の
個別部分における文章の括弧内の語句を入力したり、第
2の個別部分に追加する文章を入力したりするためのボ
タンである。このボタンをクリックして、第1の括弧内
や、第2の個別部分に文章を挿入することにより、講評
の全文が確定するように構成されている。
【0122】そして、以上のボタンを適時クリックし、
所定の講評が作成されると、この確定した講評内容がウ
ィンドウ61の結果表示欄61hに表示される。
【0123】また、必要に応じて、復習テストなどの補
充的な文書を文書作成手段61gによって作成する。こ
こでは、穴埋め式復習テストを作成する場合を例として
説明する。
【0124】すなわち、この文書作成手段61gにおい
ては、図11Dに示すように、基本パターンボタン、穴
埋め部分変更ボタン、およびテスト文確定ボタンが設け
られている。
【0125】基本パターンボタンは、上述した解答文キ
ーワード照合手段61eにより照合された照合結果か
ら、キーワードとして一致しなかったキーワードを穴埋
め部分とする。すなわち、模範解答文に含まれている
が、教育対象者43の作成した答案に含まれていないキ
ーワードの部分が、例えば模範解答文から抽出し、この
部分を括弧抜きに変換して、いわゆる穴埋めテストの文
面が自動的に作成される。
【0126】また、このように作成された穴埋め部分
(括弧抜きの部分)を変更する際には、穴埋め部分変更
ボタンをクリックする。そして、下書き状態の復習テス
ト文面の括弧を、講師42が講師用端末3の所定のポイ
ンティングデバイスを用いて、ドラッグしたり、講師用
端末3の入力部におけるキーボードを用いて入力したり
することにより、穴埋め部分を移動させることが可能と
なる。
【0127】このようにして復習テストの下書きが講師
用端末3の情報処理部により作成され、講師42がテス
ト文確定ボタンをクリックすることにより、穴埋め式の
複数テストがウィンドウ61の結果表示欄61hに挿入
される。
【0128】そして、以上のようにして確定した部分の
データ、すなわちキーワード照合結果のデータと、講評
文データと、穴埋め式の確認テストデータとが、講師用
端末3のハードディスク35の所定領域に格納される。
【0129】以上の一連のプロセスを、答案を作成した
全ての教育対象者43について行うことにより、それぞ
れの教育対象者43に適した講評文データが作成され
る。これとともに、それぞれの講評文データに、その講
評データを送信する先の送信アドレスデータが付加され
た講評データが、ハードディスク35の所定の領域に格
納される。
【0130】その後、図10に示すように、このメール
コンポウザのアプリケーションにおける一括送信ボタン
をクリックすることにより、講評データに付加された送
信アドレスに基づいて、答案を作成した教育対象者43
a〜43eの教育対象者用端末4a〜4eに、それぞれ
対応した講評データが送信される。
【0131】以上のようにして、講師42の講師用端末
3において、それぞれの教育対象者の答案に対する講評
データがほぼ自動的に作成され、この講評データがそれ
ぞれの教育対象者用端末4a〜4eに送信される。これ
により、教育対象者用端末4a〜4eにおいて、答案の
作成から採点や講評の閲覧までをそれぞれの教育対象者
用端末4aにおいて行うことが可能である。
【0132】以上説明したように、この第2の実施形態
によれば、第1の実施形態におけると同様の効果を得る
ことができるとともに、さらに、イントラネット1を介
したメールの送信において、一度に答案を作成した教育
対象者43の全員に対して個別に、個々の教育対象者4
3が作成した答案に適合した講評データを付したメール
を送信することができるので、教育対象者43における
この教育システムにおける履修の動機付けを強化させつ
つ、講師の負担を最小限に抑えることができる。したが
って、教育対象者43の人数が増加した場合であって
も、講師にかかる負担を最小限にすることができ、教育
効率のさらなる向上を図ることが可能になるとともに、
講師42となる人材が少ない場合であっても、多くの教
育対象者に対する教育効果をほぼ等しくすることができ
る。
【0133】また、上述の第2の実施形態におけるイン
トラネット教育システムにおいては、図12に示す方法
によって、さらに実際の業務の現状に近い教育(フレッ
シュケーススタディ)を行うことも可能である。
【0134】すなわち、図12に示すイントラネット教
育システムにおいては、まず、講師42が上述の問題の
作成とほぼ同時期、または問題の作成後、講師42が講
師用端末3から、サーバ2にアクセスし、ハードディス
ク15に格納された作業所データベースの検索を行う。
【0135】そして、講師42が作成した問題テーマに
関連する作業や業務を、現在行っているか、もしくは最
近行った作業所を、鍵となる語句(キーワード)に基づ
いて、作業所データベースから検索する。このとき、講
師用端末3の表示部には、ウィンドウ71が表示され
る。
【0136】その後、講師42は、検索結果として索出
された作業所を閲覧し、協力と適切な事例が得られそう
な作業所を選択し、ウィンドウ71に表示されたメール
送信欄71aに送信のフラグを立てる(図12中、○
印)。その後、講師42は、講師用端末3において協力
を依頼する内容を含む文書データを作成する。
【0137】次に、講師42がウィンドウ71に設けら
れた一斉送信ボタン71bを、入力部12のポインティ
ングデバイスなどを用いてクリックすることにより、送
信のフラグを立てた作業所の端末に対して一斉に、上述
の文書データを含む同報メールがサーバ2を介して送信
される。
【0138】この同報メールを端末(図示せず)におい
て受信した各作業所の責任者や担当者は、自らが占有す
る端末(図示せず)から、サーバ2に、教育システムに
添うような形式の電子メールを送信する。ここで、教育
の趣旨に添うような形式とは、現場における該当事例
を、簡潔に説明した内容のテキストデータや添付文書フ
ァイルとした形式である。
【0139】その後、これらの複数の作業所から送信さ
れたテキストデータや文書ファイルは、サーバ2のハー
ドディスク15に、所定の電子掲示板データに引用可能
な形式で格納される。
【0140】そして、上述の第2の実施形態による教育
システムを用いた教育対象者43の答案の講評が終了し
た後、これらの複数の作業所から送信された、現場の事
例の説明を含むテキストデータや文書ファイルは、サー
バ2において、講師用端末3および教育対象者用端末4
の表示部に表示可能な電子掲示板データに挿入され、こ
れらの事例を含む電子掲示板が作成される。
【0141】その後、教育対象者43が、現場の該当事
例を含む電子掲示板のウィンドウ71を教育対象者用端
末4において閲覧することにより、教育対象者43は、
単なる模範解答のみならず、離れた場所である作業現場
で実際に行われている事例に接することができるので、
業務に関する知識、いわゆるスキルアップの向上を図る
ことができる。
【0142】以上、この発明の実施形態について具体的
に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定され
るものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の
変形が可能である。
【0143】例えば、上述の実施形態において挙げた数
値、問題テーマはあくまでも例に過ぎず、必要に応じて
これと異なる数値、問題テーマであってもよい。
【0144】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の第1お
よび第2の発明によれば、イントラネットに、複数の教
育対象者用端末と、少なくとも1つの講師用端末と、複
数の教育対象者用端末と講師用端末との間でデータの送
受信を行うサーバとを接続して、サーバによって、講師
用端末から受信した問題データが、教育対象端末に表示
可能な掲示板データとして作成され、教育対象者用端末
から受信した、問題データに対応する答案データが、少
なくとも講師用端末に問題データとともに表示可能な掲
示板データとして作成され、サーバが教育対象者用端末
から問題データの表示を要求する要求信号に応じて、問
題データを有する掲示板データを要求信号の発信元の教
育対象者用端末に送信し、講師用端末から問題データと
答案データとの表示を要求する要求信号に応じて、問題
データと答案データとを有する掲示板データを講師用端
末に送信するようにしていることにより、社内研修など
の企業内教育において、参加者に対する特定の場所や時
間の拘束、そして移動の手間を削減するとともに、講師
となる社員の作業負担を低減することができ、社内研修
などの企業内教育をより効率よく行うことができる。
【0145】また、この発明の第3の発明によれば、講
師用端末において、講評をほぼ自動的に作成することが
できるので、教育対象者の人数が増加した場合であって
も、講師の負担を最小限に抑制することができ、一度に
多くの教育対象者を、効率よく教育することができるの
で、講師となる人員を必要最小限にして、これによるコ
ストの低減を図りつつ、講師となる人間の業務遅滞など
を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態によるイントラネッ
ト教育システムの構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の第1の実施形態によるイントラネッ
ト教育システムのサーバのハードウェア構成を示すブロ
ック図である。
【図3】この発明の第1の実施形態によるイントラネッ
ト教育システムに接続した講師用端末のハードウェア構
成を示すブロック図である。
【図4】この発明の第1の実施形態によるイントラネッ
ト教育システムに接続した、教育管理者、講師用端末、
教育対象者用端末の相互の通信方法を説明するための略
線図である。
【図5】この発明の第1の実施形態による講師用端末か
ら電子掲示板に問題を登録する方法を説明するための略
線図である。
【図6】この発明の第1の実施形態によるイントラネッ
ト教育システムにおける電子掲示板に教育対象者用端末
から答案データを送信する方法を説明するための略線図
である。
【図7】この発明の第1の実施形態によるイントラネッ
ト教育システムにおいて、講師用端末と教育対象者用端
末との間で答案と回答とをやりとりする場合について説
明するための略線図である。
【図8】この発明の第1の実施形態によるイントラネッ
ト教育システムにおいて、講師の解決策の提出後におけ
るナレッジ登録方法を説明するための略線図である。
【図9】この発明の第2の実施形態によるイントラネッ
ト教育システムにおける講師用および教育対象者用の電
子掲示板を示す略線図である。
【図10】この発明の第2の実施形態によるイントラネ
ット教育システムにおける講師のメール配信プロセスを
示す略線図である。
【図11】この発明の第2の実施形態によるイントラネ
ット教育システムにおけるメール作成プロセスを示す略
線図である。
【図12】この発明のイントラネット教育システムにお
ける具体的な事例を付加するさらなる利用例を説明する
ための概念を示す略線図である。
【符号の説明】
1・・・イントラネット 2・・・サーバ 3,3a,3b・・・講師用端末 4,4a〜4e・・・教育対象者用端末 5・・・技術研究所用端末 11,31・・・バス 12,32・・・入力部 13,33・・・情報処理部 13a,33a・・・CPU 13b,33b・・・RAM 13a,33a・・・ROM 14,34・・・表示部 15,35・・・ハードディスク 16,36・・・インターフェース 18・・・電子メール送受信格納領域 19・・・ナレッジデータベース 20・・・教育対象者データベース 21・・・講師データベース 41・・・教育管理者 42,42a・・・講師 43,43a,43b,43c・・・教育対象者 44・・・電子掲示板 51・・・問題入力ウィンドウ 51a,52a,53c,54d・・・履修状況ボタン 52・・・答案受付ウィンドウ 52b,56a・・・質問回答ボタン 53,54・・・答案入力ウィンドウ 53a・・・入力領域 53b・・・送信ボタン 53c・・・送信済ボタン 54b・・・質問投稿ボタン 54c・・・一覧ボタン 55,56,61,71・・・ウィンドウ 61a,61b・・・選択欄 61c・・・情報表示欄 61d・・・情報比較欄 61e・・・解答文キーワード照合手段 61f・・・定型コメント編集・引用手段 61g・・・文書作成手段 61h・・・結果表示欄 71a・・・メール送信欄 71b・・・一斉送信ボタン

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イントラネットに、 複数の教育対象者用端末と、 少なくとも1つの講師用端末と、 上記複数の教育対象者用端末と上記講師用端末との間で
    データの送受信を行うサーバとが接続され、 上記サーバが、 上記講師用端末から受信した問題データを、上記教育対
    象用端末に表示可能な掲示板データとして作成する問題
    データ表示手段と、 上記教育対象者用端末から受信した、上記問題データに
    対応する答案データを、少なくとも上記講師用端末に上
    記問題データとともに表示可能な掲示板データとして作
    成する答案データ表示手段とを有し、 上記サーバが、上記教育対象者用端末から上記問題デー
    タの表示を要求する要求信号を受信すると、上記問題デ
    ータを有する掲示板データを上記要求信号の発信元の教
    育対象者用端末に送信し、 上記サーバが、上記講師用端末から上記問題データと上
    記答案データとの表示を要求する要求信号を受信する
    と、上記問題データと上記答案データとを有する上記掲
    示板データを上記講師用端末に送信するイントラネット
    教育システム。
  2. 【請求項2】 上記サーバが、上記教育対象者用端末か
    ら上記サーバに送信された質問データを上記講師用端末
    に送信する請求項1記載のイントラネット教育システ
    ム。
  3. 【請求項3】 上記サーバが、上記複数の教育対象者用
    端末のうちの1つの教育対象者用端末から上記答案デー
    タが送信されると、上記1つの教育対象者用端末を特定
    し、上記1つの教育対象者用端末から送信された上記答
    案データと、上記1つの教育対象者用端末を使用する教
    育対象者の名称とを、上記講師用端末の表示部に表示さ
    せる請求項1記載のイントラネット教育システム。
  4. 【請求項4】 上記サーバが、上記複数の教育対象者用
    端末のうちの1つの教育対象者用端末から上記問題デー
    タまたは上記正解データに関する質問データを受信する
    と、上記問題データまたは上記正解データを送信した上
    記講師用端末に上記質問データを送信する請求項1記載
    のイントラネット教育システム。
  5. 【請求項5】 上記サーバが、上記講師用端末の表示部
    にのみ表示可能な講師用掲示板データと、上記教育対象
    者用端末の表示部にのみ表示可能な教育対象者用掲示板
    データと、上記講師用端末および上記教育対象者用端末
    の表示部に表示可能な掲示板データとをそれぞれ生成す
    る請求項1記載のイントラネット教育システム。
  6. 【請求項6】 イントラネットに、複数の教育対象者用
    端末と、少なくとも1つの講師用端末と、上記複数の教
    育対象者用端末と上記講師用端末との間でデータの送受
    信を行うサーバとを接続し、 上記サーバが、上記講師用端末から受信した問題データ
    を、上記教育対象端末に表示可能な掲示板データとして
    作成し、 上記サーバが、上記教育対象者用端末から受信した、上
    記問題データに対応する答案データを、少なくとも上記
    講師用端末に上記問題データとともに表示可能な掲示板
    データとして作成し、 上記サーバが、上記教育対象者用端末から上記問題デー
    タの表示を要求する要求信号を受信すると、上記問題デ
    ータを有する掲示板データを上記要求信号の発信元の教
    育対象者用端末に送信し、 上記サーバが、上記講師用端末から上記問題データと上
    記答案データとの表示を要求する要求信号を受信する
    と、上記問題データと上記答案データとを有する上記掲
    示板データを上記講師用端末に送信し、 上記講師用端末と上記教育対象者用端末との間におい
    て、上記掲示板データを介して教育指導を行うようにし
    たイントラネット教育方法。
  7. 【請求項7】 上記サーバが、上記教育対象者用端末か
    ら上記サーバに送信された質問データを上記講師用端末
    に送信する請求項6記載のイントラネット教育方法。
  8. 【請求項8】 上記サーバが、上記複数の教育対象者用
    端末のうちの1つの教育対象者用端末から上記答案デー
    タが送信されると、上記1つの教育対象者用端末を特定
    し、上記1つの教育対象者用端末から送信された上記答
    案データと、上記1つの教育対象者用端末を使用する教
    育対象者の名称とを、上記講師用端末の表示部に表示さ
    せる請求項6記載のイントラネット教育方法。
  9. 【請求項9】 上記サーバが、上記複数の教育対象者用
    端末のうちの1つの教育対象者用端末から上記問題デー
    タまたは上記正解データに関する質問データを受信する
    と、上記問題データまたは上記正解データを送信した上
    記講師用端末に上記質問データを送信する請求項6記載
    のイントラネット教育方法。
  10. 【請求項10】 上記サーバが、上記講師用端末の表示
    部にのみ表示可能な講師用掲示板データと、上記教育対
    象者用端末の表示部にのみ表示可能な教育対象者用掲示
    板データと、上記講師用端末および上記教育対象者用端
    末の表示部に表示可能な掲示板データとをそれぞれ生成
    する請求項6記載のイントラネット教育方法。
  11. 【請求項11】 問題データの提示に応じて作成された
    答案データを送信する複数の教育対象者用端末と、 上記複数の教育対象者用端末との間でデータの送受信を
    行うサーバとが接続されたイントラネット上に、 上記複数の教育対象者用端末および上記サーバとの間で
    通信可能にするとともに上記問題データおよび上記問題
    データに対応する正解データを上記サーバに送信可能に
    接続された、講師用端末に、 上記問題データの提示に応じて上記複数の教育対象者用
    端末から上記サーバに送信された上記答案データを、上
    記サーバから受信して、講師用端末の記憶部に格納さ
    せ、 上記正解データと上記答案データとを比較して、上記答
    案データに不足する語句データを抽出して、上記講師用
    端末の表示部に表示させる講評作成プログラム。
  12. 【請求項12】 上記講師用端末に、上記抽出された語
    句データの個数を算出させ、上記語句データの個数に応
    じて、上記答案データの点数を付加する請求項11記載
    の講評作成プログラム。
  13. 【請求項13】 上記講師用端末に、上記答案データに
    対する講評文章データが、上記答案データの点数に応じ
    た関連づけをして格納し、上記答案データに付加した上
    記答案データの点数に応じて、上記講評文章データを選
    択させて、講評データを完成させ、上記教育対象者用端
    末に向けて送信させる請求項12記載の講評作成プログ
    ラム。
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