JP2003177249A - フロントライト装置用導光板とその製造方法 - Google Patents
フロントライト装置用導光板とその製造方法Info
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- JP2003177249A JP2003177249A JP2001379426A JP2001379426A JP2003177249A JP 2003177249 A JP2003177249 A JP 2003177249A JP 2001379426 A JP2001379426 A JP 2001379426A JP 2001379426 A JP2001379426 A JP 2001379426A JP 2003177249 A JP2003177249 A JP 2003177249A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光むらが少なくコントラストの高いフロント
ライト装置用導光板とその製造方法を提供する。 【解決手段】 光吸収機能を有するインキが供給された
グラビア版にパッドを押圧し、次いで透明基板の入光面
以外の側面にパッドを押圧して光吸収機能を有するイン
キを転移させることによって透明基板側面の少なくとも
1つに光吸収層を形成するように構成されているので、
光むらが少なくコントラストの高いフロントライト装置
用導光板を容易に得ることができる。
ライト装置用導光板とその製造方法を提供する。 【解決手段】 光吸収機能を有するインキが供給された
グラビア版にパッドを押圧し、次いで透明基板の入光面
以外の側面にパッドを押圧して光吸収機能を有するイン
キを転移させることによって透明基板側面の少なくとも
1つに光吸収層を形成するように構成されているので、
光むらが少なくコントラストの高いフロントライト装置
用導光板を容易に得ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フロントライト
装置用導光板とその製造方法に関する。この発明により
得られるフロントライト装置用導光板は、コードレス電
話機、携帯電話機、電卓、サブノートパソコン、PDA
(Personal digital assista
nt)、デジタルカメラ、ビデオカメラ、業務用通信機
器、携帯ゲーム機などの反射型液晶ディスプレイを備え
た携帯型電子機器などに適用する場合において特に好適
なものである。
装置用導光板とその製造方法に関する。この発明により
得られるフロントライト装置用導光板は、コードレス電
話機、携帯電話機、電卓、サブノートパソコン、PDA
(Personal digital assista
nt)、デジタルカメラ、ビデオカメラ、業務用通信機
器、携帯ゲーム機などの反射型液晶ディスプレイを備え
た携帯型電子機器などに適用する場合において特に好適
なものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、液晶表示部を備えた小型軽量
の携帯型電子機器が開発され製品化されている。携帯型
電子機器においては、消費電力を下げるために、反射型
液晶ディスプレイが用いられることがある。反射型液晶
ディスプレイは、バックライトを使用しないことにより
消費電力が小さい点に加え、屋外での使用において外光
下での視認性に優れる点でも携帯型電子機器に適してい
る。
の携帯型電子機器が開発され製品化されている。携帯型
電子機器においては、消費電力を下げるために、反射型
液晶ディスプレイが用いられることがある。反射型液晶
ディスプレイは、バックライトを使用しないことにより
消費電力が小さい点に加え、屋外での使用において外光
下での視認性に優れる点でも携帯型電子機器に適してい
る。
【0003】そして、十分な外光が得られない屋内や夜
間などの環境下で反射型液晶ディスプレイを使用するに
は、反射型液晶ディスプレイを表側から照明することが
必要となるため、反射型液晶ディスプレイの上方に光源
を位置させた照明装置であるフロントライト装置が用い
られている。
間などの環境下で反射型液晶ディスプレイを使用するに
は、反射型液晶ディスプレイを表側から照明することが
必要となるため、反射型液晶ディスプレイの上方に光源
を位置させた照明装置であるフロントライト装置が用い
られている。
【0004】フロントライト装置としては、反射型液晶
ディスプレイの表示面の上に、反射型液晶ディスプレイ
に対し平行に導光板を配置し、導光板の側面から冷陰極
管または発光ダイオードなどの光源からの光を取り込ん
で反射型液晶ディスプレイ面へ照射させるものが一般的
である。導光板の一方の面は、側面から入光した光を液
晶ディスプレイ面へ出射するための光拡散機能を有して
いる。光拡散機能としては、導光板の上面に微細な多数
のプリズムやマイクロレンズを形成したり、微細なマッ
ト加工を行って光を拡散するものが一般的である(図1
2、図13参照)。
ディスプレイの表示面の上に、反射型液晶ディスプレイ
に対し平行に導光板を配置し、導光板の側面から冷陰極
管または発光ダイオードなどの光源からの光を取り込ん
で反射型液晶ディスプレイ面へ照射させるものが一般的
である。導光板の一方の面は、側面から入光した光を液
晶ディスプレイ面へ出射するための光拡散機能を有して
いる。光拡散機能としては、導光板の上面に微細な多数
のプリズムやマイクロレンズを形成したり、微細なマッ
ト加工を行って光を拡散するものが一般的である(図1
2、図13参照)。
【0005】フロントライト装置において、光源から発
せられた光は、導光板の側面から入射した後、導光板の
上面と下面との間で全反射を繰り返すか、導光板の上面
のマイクロプリズムまたはマイクロレンズ面で反射し、
導光板の下面である出光面から導光板の外へ出射する。
そして、反射型液晶が配置されている出光面側へ均一に
効率よく光を出射させることと、出光面以外から光が出
射する漏れ光を少なくすることがフロントライト装置の
設計において重要となる。
せられた光は、導光板の側面から入射した後、導光板の
上面と下面との間で全反射を繰り返すか、導光板の上面
のマイクロプリズムまたはマイクロレンズ面で反射し、
導光板の下面である出光面から導光板の外へ出射する。
そして、反射型液晶が配置されている出光面側へ均一に
効率よく光を出射させることと、出光面以外から光が出
射する漏れ光を少なくすることがフロントライト装置の
設計において重要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
構成のフロントライト装置用導光板においては、次のよ
うな問題があった。
構成のフロントライト装置用導光板においては、次のよ
うな問題があった。
【0007】すなわち、光源から出射され、導光板の入
光面から導光板内部に入射し、導光板の内部で反射を繰
り返して導光板側面に到達した光について、そのほとん
どは導光板側面から導光板の外部へ出射されるが、一部
は導光板側面において全反射され再び導光板内部へ戻さ
れる。導光板側面において反射し、導光板内部へ向かっ
て戻された光は、導光板下面の出光面あるいは導光板上
面から導光板の外部に出射する。導光板側面で反射され
て出光面から出射する光は、導光板の上面に形成した光
拡散機能によって出光面から均一に出射される光に付加
されることになるため、出光面から出射する光は、フロ
ントライト装置全体としては不均一なものとなり光むら
が生じてしまう。また、導光板側面で反射されて導光板
の上面から出射する光は、フロントライト装置が本来照
射すべき対象物とは逆方向に出射する漏れ光であり、フ
ロントライト装置を液晶表示装置上に配置して使用する
場合、液晶表示のコントラストを低下させる原因となっ
てしまう。
光面から導光板内部に入射し、導光板の内部で反射を繰
り返して導光板側面に到達した光について、そのほとん
どは導光板側面から導光板の外部へ出射されるが、一部
は導光板側面において全反射され再び導光板内部へ戻さ
れる。導光板側面において反射し、導光板内部へ向かっ
て戻された光は、導光板下面の出光面あるいは導光板上
面から導光板の外部に出射する。導光板側面で反射され
て出光面から出射する光は、導光板の上面に形成した光
拡散機能によって出光面から均一に出射される光に付加
されることになるため、出光面から出射する光は、フロ
ントライト装置全体としては不均一なものとなり光むら
が生じてしまう。また、導光板側面で反射されて導光板
の上面から出射する光は、フロントライト装置が本来照
射すべき対象物とは逆方向に出射する漏れ光であり、フ
ロントライト装置を液晶表示装置上に配置して使用する
場合、液晶表示のコントラストを低下させる原因となっ
てしまう。
【0008】導光板の表面に一般的に形成される微細な
レンズ形状またはプリズム形状がないものとすると、導
光板の形状は大略直方体であり、入光面を側面の1辺と
し、入光面を含む4つの側面が平滑であるとするなら
ば、光源側より導光板内部に入射する光の入射角を
θ0、導光板内部の屈折角をθ1、導光板外部への屈折
角をθ2とすると、スネルの法則より、n0*sinθ
0=n1*sinθ2の関係が成立する。ここで、空気
の屈折率をn0=1.0、導光板の屈折率をn1=1.
49〜1.53とすると、0°<θ0<90°では0°
<θ1<42.2°の関係が成立する(図14参照)。
レンズ形状またはプリズム形状がないものとすると、導
光板の形状は大略直方体であり、入光面を側面の1辺と
し、入光面を含む4つの側面が平滑であるとするなら
ば、光源側より導光板内部に入射する光の入射角を
θ0、導光板内部の屈折角をθ1、導光板外部への屈折
角をθ2とすると、スネルの法則より、n0*sinθ
0=n1*sinθ2の関係が成立する。ここで、空気
の屈折率をn0=1.0、導光板の屈折率をn1=1.
49〜1.53とすると、0°<θ0<90°では0°
<θ1<42.2°の関係が成立する(図14参照)。
【0009】また、屈折角42.2°以下で入射した光
は、入光面に垂直である側面へは90°−42.2°=
47.8°以上で90°以下となり、側面にて全反射さ
れる。また、入光面と平行である反入光側面への入射角
は導光板への屈折角と同じく42.2°以下となりほと
んどの光は導光板の外へ出射される。ただし、側面を完
全な鏡面状態にするのは困難であり、微細な凹凸により
導光板内部に戻される光も存在する。
は、入光面に垂直である側面へは90°−42.2°=
47.8°以上で90°以下となり、側面にて全反射さ
れる。また、入光面と平行である反入光側面への入射角
は導光板への屈折角と同じく42.2°以下となりほと
んどの光は導光板の外へ出射される。ただし、側面を完
全な鏡面状態にするのは困難であり、微細な凹凸により
導光板内部に戻される光も存在する。
【0010】また、導光板の入光面が微細な凹凸をもつ
拡散面であったり、マイクロプリズム構造をしている場
合は、導光板内部へ入射した光の屈折角θ3が大きくな
る場合がある。屈折角θ3が42.2°より大きく4
7.8°より小さい時、入光面に垂直である側面では光
は全反射され、入光面と平行である側面でも全反射さ
れ、導光板内部に戻される。すなわち、光入射面が鏡面
な場合と比較すると内部に反射される光は多くなること
になる(図15参照)。
拡散面であったり、マイクロプリズム構造をしている場
合は、導光板内部へ入射した光の屈折角θ3が大きくな
る場合がある。屈折角θ3が42.2°より大きく4
7.8°より小さい時、入光面に垂直である側面では光
は全反射され、入光面と平行である側面でも全反射さ
れ、導光板内部に戻される。すなわち、光入射面が鏡面
な場合と比較すると内部に反射される光は多くなること
になる(図15参照)。
【0011】また、導光板の形状が、入光面が導光板の
角部に位置するような、入光面と反入光面が平行な面で
ない場合、特に導光板内部で反射される光は多くなる
(図16、図17参照)。
角部に位置するような、入光面と反入光面が平行な面で
ない場合、特に導光板内部で反射される光は多くなる
(図16、図17参照)。
【0012】したがって、この発明は、上記のような問
題点を解消し、光むらが少なくコントラストの高いフロ
ントライト装置用導光板とその製造方法を提供すること
を目的とする。
題点を解消し、光むらが少なくコントラストの高いフロ
ントライト装置用導光板とその製造方法を提供すること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明のフロントライ
ト装置用導光板とその製造方法は、以上の目的を達成す
るために、つぎのように構成した。
ト装置用導光板とその製造方法は、以上の目的を達成す
るために、つぎのように構成した。
【0014】つまり、この発明のフロントライト装置用
導光板は、透明基板の一側面の少なくとも一部を入光面
とするフロントライト装置用導光板において、入光面以
外の側面の少なくとも1つに光吸収層がパッド印刷法に
よって形成されるように構成した。
導光板は、透明基板の一側面の少なくとも一部を入光面
とするフロントライト装置用導光板において、入光面以
外の側面の少なくとも1つに光吸収層がパッド印刷法に
よって形成されるように構成した。
【0015】また、上記の発明において、光吸収層が、
カーボンブラック、SnO2、ITO、TiO2、Al
2O3、ZnO、ZrO2、CaCO3のいずれかを少
なくとも含有するように構成してもよい。
カーボンブラック、SnO2、ITO、TiO2、Al
2O3、ZnO、ZrO2、CaCO3のいずれかを少
なくとも含有するように構成してもよい。
【0016】また、この発明のフロントライト装置用導
光板の製造方法は、光吸収機能を有するインキが供給さ
れたグラビア版にパッドを押圧し、次いで透明基板の入
光面以外の側面にパッドを押圧して光吸収機能を有する
インキを転移させることによって透明基板側面の少なく
とも1つに光吸収層を形成するように構成した。
光板の製造方法は、光吸収機能を有するインキが供給さ
れたグラビア版にパッドを押圧し、次いで透明基板の入
光面以外の側面にパッドを押圧して光吸収機能を有する
インキを転移させることによって透明基板側面の少なく
とも1つに光吸収層を形成するように構成した。
【0017】また、上記の発明において、光吸収機能を
有するインキが、カーボンブラック、SnO2、IT
O、TiO2、Al2O3、ZnO、ZrO2、CaC
O3のいずれかを少なくとも含有するように構成しても
よい。
有するインキが、カーボンブラック、SnO2、IT
O、TiO2、Al2O3、ZnO、ZrO2、CaC
O3のいずれかを少なくとも含有するように構成しても
よい。
【0018】
【発明の実施の形態】図面を参照しながらこの発明の実
施の形態について詳しく説明する。
施の形態について詳しく説明する。
【0019】図1は、この発明のフロントライト装置用
導光板を用いたフロントライト装置の一実施例を示す斜
視図である。図2は、この発明のフロントライト装置用
導光板を用いたフロントライト装置の一実施例を示す平
面図である。図3は、この発明のフロントライト装置用
導光板を用いたフロントライト装置の一実施例を示す斜
視図である。図4は、この発明のフロントライト装置用
導光板を用いたフロントライト装置の一実施例を示す平
面図である。図5は、この発明のフロントライト装置用
導光板に用いる透明基板の一実施例を示す平面図および
BB断面図である。図6〜11は、この発明のフロント
ライト装置用導光板の製造方法の一工程を示す断面図で
ある。図中、1はフロントライト装置、2はフロントラ
イト装置用導光板、3は光源、10は透明基板、11は
側面、12は入光面、13は出光面、14は上面、15
は光吸収層、16は傾斜面、17は入射光、21はグラ
ビア版、22はパッド、23は光吸収機能を有するイン
キ、31は発光ダイオード、32は棒状導光体である。
導光板を用いたフロントライト装置の一実施例を示す斜
視図である。図2は、この発明のフロントライト装置用
導光板を用いたフロントライト装置の一実施例を示す平
面図である。図3は、この発明のフロントライト装置用
導光板を用いたフロントライト装置の一実施例を示す斜
視図である。図4は、この発明のフロントライト装置用
導光板を用いたフロントライト装置の一実施例を示す平
面図である。図5は、この発明のフロントライト装置用
導光板に用いる透明基板の一実施例を示す平面図および
BB断面図である。図6〜11は、この発明のフロント
ライト装置用導光板の製造方法の一工程を示す断面図で
ある。図中、1はフロントライト装置、2はフロントラ
イト装置用導光板、3は光源、10は透明基板、11は
側面、12は入光面、13は出光面、14は上面、15
は光吸収層、16は傾斜面、17は入射光、21はグラ
ビア版、22はパッド、23は光吸収機能を有するイン
キ、31は発光ダイオード、32は棒状導光体である。
【0020】この発明のフロントライト装置用導光板2
の製造方法は、光吸収機能を有するインキ23が供給さ
れたグラビア版21にパッド22を押圧し、次いで透明
基板10の入光面12以外の側面11にパッド22を押
圧して光吸収機能を有するインキ23を転移させること
によって透明基板側面11に光吸収層15を形成する方
法である(図6〜11参照)。
の製造方法は、光吸収機能を有するインキ23が供給さ
れたグラビア版21にパッド22を押圧し、次いで透明
基板10の入光面12以外の側面11にパッド22を押
圧して光吸収機能を有するインキ23を転移させること
によって透明基板側面11に光吸収層15を形成する方
法である(図6〜11参照)。
【0021】透明基板10は反射型液晶ディスプレイの
上に重ねて使用するものであるため、透明基板10は十
分な光透過性を有し、液晶表示の視認性を妨げないこと
が要求される。
上に重ねて使用するものであるため、透明基板10は十
分な光透過性を有し、液晶表示の視認性を妨げないこと
が要求される。
【0022】透明基板10としては、透明樹脂からなる
ものを用いるとよい。透明樹脂としては、透明性、導光
性に優れたアクリロニトリル−スチレン共重合体樹脂、
セルロースアセトブチレート樹脂、セルロースプロピオ
ネート樹脂、ポリメチルペンテン樹脂、ポリカーボネー
ト樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエステル樹脂などを用
いることができる。
ものを用いるとよい。透明樹脂としては、透明性、導光
性に優れたアクリロニトリル−スチレン共重合体樹脂、
セルロースアセトブチレート樹脂、セルロースプロピオ
ネート樹脂、ポリメチルペンテン樹脂、ポリカーボネー
ト樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエステル樹脂などを用
いることができる。
【0023】透明基板10の形状としては、光源3から
入射する光を取り込み反射型液晶ディスプレイが配置さ
れる面へ出射させるようにするため、透明基板10の側
面11の一部を入光面12とし、透明基板10の下面を
出光面13とする形状に形成する。具体的には、入光面
12となる透明基板10の側面11は、入射光17のロ
スが生じないようにするため、鏡面に形成するのが好ま
しい。また、透明基板10の上面14は、微細な多数の
プリズム形状やマイクロレンズ形状を形成したり、微細
なマット形状を形成して、入射光17を拡散させて出射
させるように形成するとよい。また、透明基板10の下
面13は、出射光がロスなく出光するようにするため、
鏡面に形成するのが好ましい。また、透明基板10の側
面11は、透明基板10の上面14または下面13と9
0度の角度をなす垂直面形状であるのほか、透明基板1
0の上面14または下面13と鋭角または鈍角をなす傾
斜面形状であるようにしてもよい。なお、上記した透明
基板10の形状は、一例であり、この発明で使用するこ
とができる透明基板10の形状は、上記した形状に限定
されない。
入射する光を取り込み反射型液晶ディスプレイが配置さ
れる面へ出射させるようにするため、透明基板10の側
面11の一部を入光面12とし、透明基板10の下面を
出光面13とする形状に形成する。具体的には、入光面
12となる透明基板10の側面11は、入射光17のロ
スが生じないようにするため、鏡面に形成するのが好ま
しい。また、透明基板10の上面14は、微細な多数の
プリズム形状やマイクロレンズ形状を形成したり、微細
なマット形状を形成して、入射光17を拡散させて出射
させるように形成するとよい。また、透明基板10の下
面13は、出射光がロスなく出光するようにするため、
鏡面に形成するのが好ましい。また、透明基板10の側
面11は、透明基板10の上面14または下面13と9
0度の角度をなす垂直面形状であるのほか、透明基板1
0の上面14または下面13と鋭角または鈍角をなす傾
斜面形状であるようにしてもよい。なお、上記した透明
基板10の形状は、一例であり、この発明で使用するこ
とができる透明基板10の形状は、上記した形状に限定
されない。
【0024】上記したような形状の透明基板10を得る
手段としては、板状の透明基板素材を切断加工や切削加
工する方法、所望形状のキャビティを有する金型内に溶
融樹脂を注入する射出成形法による方法などがある。
手段としては、板状の透明基板素材を切断加工や切削加
工する方法、所望形状のキャビティを有する金型内に溶
融樹脂を注入する射出成形法による方法などがある。
【0025】光源3からの光を導入する入光面12以外
の透明基板10の側面11には、光吸収層15を形成す
る。光吸収層15は、透明基板10の内部に入射した光
が透明基板側面11に当たったとき、その光が反射せず
吸収されるようにする層である。
の透明基板10の側面11には、光吸収層15を形成す
る。光吸収層15は、透明基板10の内部に入射した光
が透明基板側面11に当たったとき、その光が反射せず
吸収されるようにする層である。
【0026】光吸収層15を形成するにはパッド印刷法
を用いる。パッド印刷法とは、インキを供給するための
グラビア版21と、インキを転移するためのパッド22
とを用い、グラビア版21上のインキをいったん柔軟性
を有するパッド22に転移させ、次にパッド22を被印
刷物に押しつけてパッド22上のインキを転移させ、印
刷を行う印刷方式である。パッド印刷法は、タコ印刷法
またはタンポ印刷法という場合もある。この発明では、
パッド印刷法を利用することにより、光吸収機能を有す
るインキ23をグラビア版21からパッド22に転移さ
せ、透明基板側面11にパッド22を加圧して、パッド
22上の光吸収機能を有するインキ23を透明基板10
の側面11に転移させ、透明基板側面11に光吸収層1
5を形成することができる。
を用いる。パッド印刷法とは、インキを供給するための
グラビア版21と、インキを転移するためのパッド22
とを用い、グラビア版21上のインキをいったん柔軟性
を有するパッド22に転移させ、次にパッド22を被印
刷物に押しつけてパッド22上のインキを転移させ、印
刷を行う印刷方式である。パッド印刷法は、タコ印刷法
またはタンポ印刷法という場合もある。この発明では、
パッド印刷法を利用することにより、光吸収機能を有す
るインキ23をグラビア版21からパッド22に転移さ
せ、透明基板側面11にパッド22を加圧して、パッド
22上の光吸収機能を有するインキ23を透明基板10
の側面11に転移させ、透明基板側面11に光吸収層1
5を形成することができる。
【0027】グラビア版21としては、パターンが特に
形成されていないベタ版や、被印刷体である透明基板側
面11の形状に対応するパターンが形成されたものを用
いるとよい。また、グラビア版21の版深度は、10〜
40μm程度とすればよい。
形成されていないベタ版や、被印刷体である透明基板側
面11の形状に対応するパターンが形成されたものを用
いるとよい。また、グラビア版21の版深度は、10〜
40μm程度とすればよい。
【0028】パッド22としては、インキをグラビア版
21からパッド22面に転移させるインキ乗り性、イン
キを被印刷物に転移させる離型性、被印刷物の形状に密
着する柔軟性などを備えるものを用いる。たとえば、シ
リコーン樹脂などの柔軟性を有する素材からなり、硬度
5〜30°のものを用いるとよい。パッド22の硬度が
低すぎると、パッド22が透明基板側面11以外の部分
にも接触してインキが転移するおそれがある。
21からパッド22面に転移させるインキ乗り性、イン
キを被印刷物に転移させる離型性、被印刷物の形状に密
着する柔軟性などを備えるものを用いる。たとえば、シ
リコーン樹脂などの柔軟性を有する素材からなり、硬度
5〜30°のものを用いるとよい。パッド22の硬度が
低すぎると、パッド22が透明基板側面11以外の部分
にも接触してインキが転移するおそれがある。
【0029】上記したようなグラビア版21とパッド2
2とを備えたパッド22印刷機を用い、透明基板側面1
1に対してパッド22印刷を行うことができる。
2とを備えたパッド22印刷機を用い、透明基板側面1
1に対してパッド22印刷を行うことができる。
【0030】まず、グラビア版21に光吸収機能を有す
るインキ23をスキージにて供給する(図6参照)。
るインキ23をスキージにて供給する(図6参照)。
【0031】光吸収機能を有するインキ23としては、
ポリビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系
樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポ
リウレタン系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、ポリ
エステルウレタン系樹脂、セルロースエステル系樹脂、
アルキド樹脂などの樹脂をバインダーとし、カーボンブ
ラック、SnO2、ITO、TiO2、Al2O3、Z
nO、ZrO2、CaCO3などの光吸収性物質を含有
するものを用いるとよい。バインダーとなる樹脂の屈折
率は、透明基板10の屈折率より大きいのが好ましい。
また、パッド印刷法においては、速乾性インキを使用す
るのが通常であるため、光吸収機能を有するインキ23
としては、速乾性を有するようにするとよい。
ポリビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系
樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポ
リウレタン系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、ポリ
エステルウレタン系樹脂、セルロースエステル系樹脂、
アルキド樹脂などの樹脂をバインダーとし、カーボンブ
ラック、SnO2、ITO、TiO2、Al2O3、Z
nO、ZrO2、CaCO3などの光吸収性物質を含有
するものを用いるとよい。バインダーとなる樹脂の屈折
率は、透明基板10の屈折率より大きいのが好ましい。
また、パッド印刷法においては、速乾性インキを使用す
るのが通常であるため、光吸収機能を有するインキ23
としては、速乾性を有するようにするとよい。
【0032】次いで、ドクターブレードでグラビア版2
1表面の余分な光吸収機能を有するインキ23を除去す
る(図7参照)。
1表面の余分な光吸収機能を有するインキ23を除去す
る(図7参照)。
【0033】次いで、パッド22をグラビア版21に押
圧する(図8参照)。パッド22は通常紡錘形を有して
いるが、グラビア版21に押圧されることによって、パ
ッド22は平面形状に変形してグラビア版21に密着す
る。
圧する(図8参照)。パッド22は通常紡錘形を有して
いるが、グラビア版21に押圧されることによって、パ
ッド22は平面形状に変形してグラビア版21に密着す
る。
【0034】次いで、グラビア版21からパッド22を
離す(図9参照)。パッド22の形状は元に戻るととも
に、光吸収機能を有するインキ23がグラビア版21か
らパッド22表面に転移する。
離す(図9参照)。パッド22の形状は元に戻るととも
に、光吸収機能を有するインキ23がグラビア版21か
らパッド22表面に転移する。
【0035】次いで、パッド22を透明基板10の入光
面12以外の側面11に押圧する(図10参照)。図1
0では、図5に示す傾斜面16形状の側面11を有する
透明基板10に対してパッド22を押圧する例を示す。
図10に示す透明基板10は、図5のAA断面である。
透明基板側面11に押圧されたパッド22は、透明基板
側面11にのみ密着するように変形する。
面12以外の側面11に押圧する(図10参照)。図1
0では、図5に示す傾斜面16形状の側面11を有する
透明基板10に対してパッド22を押圧する例を示す。
図10に示す透明基板10は、図5のAA断面である。
透明基板側面11に押圧されたパッド22は、透明基板
側面11にのみ密着するように変形する。
【0036】次いで、透明基板側面11からパッド22
を離す(図11参照)。パッド22の形状は元に戻ると
ともに、光吸収機能を有するインキ23がパッド22表
面から透明基板側面11に転移する。
を離す(図11参照)。パッド22の形状は元に戻ると
ともに、光吸収機能を有するインキ23がパッド22表
面から透明基板側面11に転移する。
【0037】次いで、光吸収機能を有するインキ23を
乾燥させることによって、光吸収層15を形成すること
ができる。光吸収層15の乾燥膜厚は、1〜20μmと
するのが好ましい。1.0μmに満たないと、十分な光
吸収機能を発揮できないおそれがある。また、20μm
を越えると、光吸収層15に剥がれやクラックが生じる
おそれがある。
乾燥させることによって、光吸収層15を形成すること
ができる。光吸収層15の乾燥膜厚は、1〜20μmと
するのが好ましい。1.0μmに満たないと、十分な光
吸収機能を発揮できないおそれがある。また、20μm
を越えると、光吸収層15に剥がれやクラックが生じる
おそれがある。
【0038】光吸収層15は、透明基板10の1側面1
1だけでなく(図1〜2参照)、複数の側面11に形成
することができる(図3〜4参照)。複数の側面11に
光吸収層15を形成するには、パッド印刷法による光吸
収機能を有するインキ23の転移を必要回数繰り返すよ
うにするとよい。光吸収機能を有するインキ23は速乾
性を有するため、光吸収機能を有するインキ23の転移
の都度に乾燥が完了する。また、インキ被膜の密着性を
高めるために必要に応じて光吸収機能を有するインキ2
3の硬化を行うようにしてもよい。
1だけでなく(図1〜2参照)、複数の側面11に形成
することができる(図3〜4参照)。複数の側面11に
光吸収層15を形成するには、パッド印刷法による光吸
収機能を有するインキ23の転移を必要回数繰り返すよ
うにするとよい。光吸収機能を有するインキ23は速乾
性を有するため、光吸収機能を有するインキ23の転移
の都度に乾燥が完了する。また、インキ被膜の密着性を
高めるために必要に応じて光吸収機能を有するインキ2
3の硬化を行うようにしてもよい。
【0039】また、グラビア版21に透明基板10の2
以上の側面11に対応するパターンを形成し、パッド2
2を透明基板10の表面または裏面に垂直方向に押圧す
ることによって、透明基板10の複数の側面11に対し
て同時に光吸収機能を有するインキ23の転移を行うこ
ともできる。
以上の側面11に対応するパターンを形成し、パッド2
2を透明基板10の表面または裏面に垂直方向に押圧す
ることによって、透明基板10の複数の側面11に対し
て同時に光吸収機能を有するインキ23の転移を行うこ
ともできる。
【0040】上記したように、パッド印刷法によって光
吸収層15を形成するので、印刷面である透明基板側面
11がパッド22の動作方向と垂直ではなく角度を有す
る場合や、透明基板側面11が曲面を有する場合であっ
ても、パッド22が透明基板側面11の形状に密着する
ように変形するため印刷が可能であり、光吸収層15を
容易に形成することができる。
吸収層15を形成するので、印刷面である透明基板側面
11がパッド22の動作方向と垂直ではなく角度を有す
る場合や、透明基板側面11が曲面を有する場合であっ
ても、パッド22が透明基板側面11の形状に密着する
ように変形するため印刷が可能であり、光吸収層15を
容易に形成することができる。
【0041】このようにして得たフロントライト装置用
導光板2は、少なくとも光源3と組み合わせることによ
って、光むらが少なくコントラストの高いフロントライ
ト装置1を構成することができる。
導光板2は、少なくとも光源3と組み合わせることによ
って、光むらが少なくコントラストの高いフロントライ
ト装置1を構成することができる。
【0042】光源3は、フロントライト装置用導光板2
の入光面12である側面に、少なくとも1つ以上、配置
する。光源3としては、点状に発光する点光源、あるい
は、線状に発光する線光源を用いるとよい。点光源とし
ては、発光ダイオード31などを用いるとよい。線光源
としては、冷陰極管、発光ダイオードなどを用いるとよ
い。発光ダイオードを線光源とする場合は、複数の発光
ダイオードを線状に並べて用いたり、棒状導光体32の
端面に発光ダイオード31を配置して棒状導光体32を
発光させるたりするとよい。
の入光面12である側面に、少なくとも1つ以上、配置
する。光源3としては、点状に発光する点光源、あるい
は、線状に発光する線光源を用いるとよい。点光源とし
ては、発光ダイオード31などを用いるとよい。線光源
としては、冷陰極管、発光ダイオードなどを用いるとよ
い。発光ダイオードを線光源とする場合は、複数の発光
ダイオードを線状に並べて用いたり、棒状導光体32の
端面に発光ダイオード31を配置して棒状導光体32を
発光させるたりするとよい。
【0043】また、光源3から出射される光を効率よく
フロントライト装置用導光板2の入光面12に集めるた
めに、リフレクターを光源3の周囲に位置するように配
置してもよい(図示せず)。リフレクターとしては、
銀、アルミニウム、白金、ニッケル、クロムなど、光を
鏡面反射する材質を表面に有する金属板、特に、銀、ア
ルミニウムなどを真空蒸着法やスパッタリング法などに
より表面コーティングしたものが好ましい。また、ポリ
エステルなどの樹脂にTiO2、BaSO4、SiO4
などの光拡散性物質を混入したものや、ポリエステルな
どの樹脂を発泡させて光拡散性を付与した光拡散性反射
板や光拡散性フィルムを用いてもよい。
フロントライト装置用導光板2の入光面12に集めるた
めに、リフレクターを光源3の周囲に位置するように配
置してもよい(図示せず)。リフレクターとしては、
銀、アルミニウム、白金、ニッケル、クロムなど、光を
鏡面反射する材質を表面に有する金属板、特に、銀、ア
ルミニウムなどを真空蒸着法やスパッタリング法などに
より表面コーティングしたものが好ましい。また、ポリ
エステルなどの樹脂にTiO2、BaSO4、SiO4
などの光拡散性物質を混入したものや、ポリエステルな
どの樹脂を発泡させて光拡散性を付与した光拡散性反射
板や光拡散性フィルムを用いてもよい。
【0044】光源3から出射した光は、導光板の側面に
位置する入光面12から入光し、導光板内部に導かれ
る。入射光17の大部分は、導光板上面14と導光板下
面13との間で全反射を繰り返して導光板の奥まで導か
れるとともに、出光面13である導光板下面13から導
光板の外部に出射する。また、入射光17のうち、導光
板側面11に到達した光は、光吸収層15によって吸収
される。したがって、導光板の側面11において、入射
光17が導光板内部へ反射することがなく、導光板上面
14や下面13から導光板外部へ出射する光がなくなる
ため、光むらが少なくコントラストの高いフロントライ
ト装置1となる。
位置する入光面12から入光し、導光板内部に導かれ
る。入射光17の大部分は、導光板上面14と導光板下
面13との間で全反射を繰り返して導光板の奥まで導か
れるとともに、出光面13である導光板下面13から導
光板の外部に出射する。また、入射光17のうち、導光
板側面11に到達した光は、光吸収層15によって吸収
される。したがって、導光板の側面11において、入射
光17が導光板内部へ反射することがなく、導光板上面
14や下面13から導光板外部へ出射する光がなくなる
ため、光むらが少なくコントラストの高いフロントライ
ト装置1となる。
【0045】
【実施例】透明基板として、ポリオレフィン系樹脂(シ
クロオレフィンポリマー、日本ゼオン株式会社製Zeo
nor)を使用し、縦40mm、横52mm、厚さ0.
85mmであって、上辺、右辺、下辺が45度の傾斜面
形状の側面であり、左辺下部に光源となる発光ダイオー
ドをはめ込むことができる貫通孔である発光ダイオード
装着部を有し、上面が微細なレンズ状拡散パターン(図
示せず)を有する形状であるように射出成形法で形成し
たものを用意した(図5参照)。
クロオレフィンポリマー、日本ゼオン株式会社製Zeo
nor)を使用し、縦40mm、横52mm、厚さ0.
85mmであって、上辺、右辺、下辺が45度の傾斜面
形状の側面であり、左辺下部に光源となる発光ダイオー
ドをはめ込むことができる貫通孔である発光ダイオード
装着部を有し、上面が微細なレンズ状拡散パターン(図
示せず)を有する形状であるように射出成形法で形成し
たものを用意した(図5参照)。
【0046】また、グラビア版として、導光板側面の形
状に対応した深度28μmの網点パターンを有するもの
を用意した。また、パッドとして、硬度15°の紡錘形
を有するものを用意した。また、光吸収機能を有するイ
ンキとして、カーボンブラックを主顔料としポリプロピ
レン樹脂をバインダーとした速乾性の黒色インキを用意
した。
状に対応した深度28μmの網点パターンを有するもの
を用意した。また、パッドとして、硬度15°の紡錘形
を有するものを用意した。また、光吸収機能を有するイ
ンキとして、カーボンブラックを主顔料としポリプロピ
レン樹脂をバインダーとした速乾性の黒色インキを用意
した。
【0047】まず、グラビア版に光吸収機能を有するイ
ンキをスキージにて供給し、ドクターブレードで余分な
インキを除去した後、パッドをグラビア版に押圧した。
次いで、パッドを、透明基板の傾斜面形状の側面に、圧
力9.8×104Paにて押圧して光吸収機能を有する
インキを転移し、数秒放置して乾燥させて光吸収層を形
成した。
ンキをスキージにて供給し、ドクターブレードで余分な
インキを除去した後、パッドをグラビア版に押圧した。
次いで、パッドを、透明基板の傾斜面形状の側面に、圧
力9.8×104Paにて押圧して光吸収機能を有する
インキを転移し、数秒放置して乾燥させて光吸収層を形
成した。
【0048】次いで、他の傾斜面形状を有する2側面に
対しても同様にして光吸収機能を有するインキを転移し
て光吸収層を形成し、フロントライト装置用導光板を得
た。
対しても同様にして光吸収機能を有するインキを転移し
て光吸収層を形成し、フロントライト装置用導光板を得
た。
【0049】このようにして得たフロントライト装置用
導光板の発光ダイオード装着部に白色発光ダイオードか
らなる点光源を配置してフロントライト装置を構成し
た。光源を点灯したところ、透明基板の表面に形成した
レンズ状拡散パターンによるむらのない均一な発光が得
られ、導光板側面の反射に起因する漏れ光も生じないコ
ントラストの高いものであることが確認できた。
導光板の発光ダイオード装着部に白色発光ダイオードか
らなる点光源を配置してフロントライト装置を構成し
た。光源を点灯したところ、透明基板の表面に形成した
レンズ状拡散パターンによるむらのない均一な発光が得
られ、導光板側面の反射に起因する漏れ光も生じないコ
ントラストの高いものであることが確認できた。
【0050】
【発明の効果】この発明は、前記した構成からなるの
で、次のような効果を有する。
で、次のような効果を有する。
【0051】この発明のフロントライト装置用導光板
は、透明基板の一側面の少なくとも一部を入光面とする
フロントライト装置用導光板において、入光面以外の側
面の少なくとも1つに光吸収層がパッド印刷法によって
形成されるように構成されているので、光むらが少なく
コントラストの高いものである。
は、透明基板の一側面の少なくとも一部を入光面とする
フロントライト装置用導光板において、入光面以外の側
面の少なくとも1つに光吸収層がパッド印刷法によって
形成されるように構成されているので、光むらが少なく
コントラストの高いものである。
【0052】また、この発明のフロントライト装置用導
光板の製造方法は、光吸収機能を有するインキが供給さ
れたグラビア版にパッドを押圧し、次いで透明基板の入
光面以外の側面にパッドを押圧して光吸収機能を有する
インキを転移させることによって透明基板側面の少なく
とも1つに光吸収層を形成するように構成されているの
で、光むらが少なくコントラストの高いフロントライト
装置用導光板を容易に得ることができる。
光板の製造方法は、光吸収機能を有するインキが供給さ
れたグラビア版にパッドを押圧し、次いで透明基板の入
光面以外の側面にパッドを押圧して光吸収機能を有する
インキを転移させることによって透明基板側面の少なく
とも1つに光吸収層を形成するように構成されているの
で、光むらが少なくコントラストの高いフロントライト
装置用導光板を容易に得ることができる。
【図1】この発明のフロントライト装置用導光板を用い
たフロントライト装置の一実施例を示す斜視図である。
たフロントライト装置の一実施例を示す斜視図である。
【図2】この発明のフロントライト装置用導光板を用い
たフロントライト装置の一実施例を示す平面図である。
たフロントライト装置の一実施例を示す平面図である。
【図3】この発明のフロントライト装置用導光板を用い
たフロントライト装置の一実施例を示す斜視図である。
たフロントライト装置の一実施例を示す斜視図である。
【図4】この発明のフロントライト装置用導光板を用い
たフロントライト装置の一実施例を示す平面図である。
たフロントライト装置の一実施例を示す平面図である。
【図5】この発明のフロントライト装置用導光板に用い
る透明基板の一実施例を示す平面図である。
る透明基板の一実施例を示す平面図である。
【図6】この発明のフロントライト装置用導光板の製造
方法の一工程を示す断面図である。
方法の一工程を示す断面図である。
【図7】この発明のフロントライト装置用導光板の製造
方法の一工程を示す断面図である。
方法の一工程を示す断面図である。
【図8】この発明のフロントライト装置用導光板の製造
方法の一工程を示す断面図である。
方法の一工程を示す断面図である。
【図9】この発明のフロントライト装置用導光板の製造
方法の一工程を示す断面図である。
方法の一工程を示す断面図である。
【図10】この発明のフロントライト装置用導光板の製
造方法の一工程を示す断面図である。
造方法の一工程を示す断面図である。
【図11】この発明のフロントライト装置用導光板の製
造方法の一工程を示す断面図である。
造方法の一工程を示す断面図である。
【図12】従来のフロントライト装置用導光板を用いた
フロントライト装置の一実施例を示す斜視図である。
フロントライト装置の一実施例を示す斜視図である。
【図13】従来のフロントライト装置用導光板を用いた
フロントライト装置の一実施例を示す断面図である。
フロントライト装置の一実施例を示す断面図である。
【図14】従来のフロントライト装置用導光板を用いた
フロントライト装置の一実施例を示す平面図である。
フロントライト装置の一実施例を示す平面図である。
【図15】従来のフロントライト装置用導光板を用いた
フロントライト装置の一実施例を示す平面図である。
フロントライト装置の一実施例を示す平面図である。
【図16】従来のフロントライト装置用導光板を用いた
フロントライト装置の一実施例を示す平面図である。
フロントライト装置の一実施例を示す平面図である。
【図17】従来のフロントライト装置用導光板を用いた
フロントライト装置の一実施例を示す平面図である。
フロントライト装置の一実施例を示す平面図である。
1 フロントライト装置
2 フロントライト装置用導光板
3 光源
10 透明基板
11 側面
12 入光面
13 出光面
14 上面
15 光吸収層
16 傾斜面
17 入射光
21 グラビア版
22 パッド
23 光吸収機能を有するインキ
31 発光ダイオード
32 棒状導光体
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 2H038 AA52 AA55 BA06
2H091 FA23X FA34X FB11 FB13
FC12 LA03 LA16 LA17 LA18
MA10
5G435 AA02 EE22 FF08 FF12 FF14
GG23 LL07
Claims (4)
- 【請求項1】 透明基板の一側面の少なくとも一部を入
光面とするフロントライト装置用導光板において、入光
面以外の側面の少なくとも1つに光吸収層がパッド印刷
法によって形成されていることを特徴とするフロントラ
イト装置用導光板。 - 【請求項2】 光吸収層が、カーボンブラック、SnO
2、ITO、TiO 2、Al2O3、ZnO、Zr
O2、CaCO3のいずれかを少なくとも含有する請求
項1記載のフロントライト装置用導光板。 - 【請求項3】 光吸収機能を有するインキが供給された
グラビア版にパッドを押圧し、次いで透明基板の入光面
以外の側面にパッドを押圧して光吸収機能を有するイン
キを転移させることによって透明基板側面の少なくとも
1つに光吸収層を形成することを特徴とするフロントラ
イト装置用導光板の製造方法。 - 【請求項4】 光吸収機能を有するインキが、カーボン
ブラック、SnO2、ITO、TiO2、Al2O3、
ZnO、ZrO2、CaCO3のいずれかを少なくとも
含有するものである請求項4記載のフロントライト装置
用導光板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001379426A JP2003177249A (ja) | 2001-12-13 | 2001-12-13 | フロントライト装置用導光板とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001379426A JP2003177249A (ja) | 2001-12-13 | 2001-12-13 | フロントライト装置用導光板とその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003177249A true JP2003177249A (ja) | 2003-06-27 |
Family
ID=19186806
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001379426A Pending JP2003177249A (ja) | 2001-12-13 | 2001-12-13 | フロントライト装置用導光板とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003177249A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008136349A1 (ja) * | 2007-04-26 | 2008-11-13 | Sharp Kabushiki Kaisha | 発光素子および液晶表示装置 |
CN102661572A (zh) * | 2012-04-18 | 2012-09-12 | 深圳市华星光电技术有限公司 | 上棱镜导光板及相应的背光模块 |
CN105353450A (zh) * | 2015-11-13 | 2016-02-24 | 重庆鑫翎创福光电科技股份有限公司 | 一种棱镜结构ps导光板 |
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DE102015105168A1 (de) * | 2015-04-02 | 2016-10-06 | Hella Kgaa Hueck & Co. | Lichtleiter für eine Beleuchtungseinrichtung |
JP2020510854A (ja) * | 2017-11-24 | 2020-04-09 | エルジー・ケム・リミテッド | 遮光膜が形成されている導波管及びその製造方法 |
CN111323868A (zh) * | 2020-04-22 | 2020-06-23 | 陈�峰 | 降低液晶导光板光损耗的方法、生产设备及降低光损耗的液晶导光板 |
JP2022041169A (ja) * | 2020-08-31 | 2022-03-11 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 導光板及び導光板システム |
-
2001
- 2001-12-13 JP JP2001379426A patent/JP2003177249A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US8154689B2 (en) | 2007-04-26 | 2012-04-10 | Sharp Kabushiki Kaisha | Light emitting element and liquid crystal display apparatus |
CN102661572A (zh) * | 2012-04-18 | 2012-09-12 | 深圳市华星光电技术有限公司 | 上棱镜导光板及相应的背光模块 |
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US10732345B2 (en) | 2015-04-02 | 2020-08-04 | Hella Kgaa Hueck & Co. | Light guide with anti-reflective laser machined cover |
DE102015105168B4 (de) | 2015-04-02 | 2024-06-27 | HELLA GmbH & Co. KGaA | Lichtleiter für eine Beleuchtungseinrichtung |
CN105353450A (zh) * | 2015-11-13 | 2016-02-24 | 重庆鑫翎创福光电科技股份有限公司 | 一种棱镜结构ps导光板 |
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CN111323868A (zh) * | 2020-04-22 | 2020-06-23 | 陈�峰 | 降低液晶导光板光损耗的方法、生产设备及降低光损耗的液晶导光板 |
JP2022041169A (ja) * | 2020-08-31 | 2022-03-11 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 導光板及び導光板システム |
JP7515058B2 (ja) | 2020-08-31 | 2024-07-12 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 導光板及び導光板システム |
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