JP2003176873A - メカニカルシールの封液方法および封液装置 - Google Patents

メカニカルシールの封液方法および封液装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上下を逆転する機械装置のメカニカルシール
に封液用の液体を供給するものである。 【解決手段】 回転あるいは反転して上下を逆転する機
械装置に付設する回転軸のメカニカルシールにタンクか
ら液体を供給するに際し、円筒体あるいは球形体とした
タンク1の水平中心部および液体の送り出し方向を機械
装置の回転中心線と平行状態とし、ガスの圧入力によっ
て液体をメカニカルシール8に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の機械装置に
おいて使用されるメカニカルシールの封液方法および封
液装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車、産業機械、家庭用電気製品、化
学プラント等の広い産業分野で使用される各種の機械装
置にはメカニカルシールが回転軸用軸封装置として使用
されている。図6は、従来の簡単な構造のメカニカルシ
ールの一例を示すものであり、ケースに囲まれたシート
リングaと従動リングbとからなり、従動リングbはス
プリングcの伸弾性によってシートリングaに圧接して
ある。
【0003】シートリングaは回転軸dに固定するとと
もに従動リングbは機械装置側に取り付けてある。回転
軸dを一方向に回転させるとシートリングaも回転軸d
とともに回転し、シートリングaと従動リングbとのシ
ート面eは強く接触した状態で回転方向に摺動する。
【0004】外部(A矢印方向)からメカニカルシール
内に水や油(潤滑油)等の液体を供給すれば、シートリ
ングaと従動リングbとが接触するシート面eの温度を
シール材(シートリングと従動リング)の適合範囲内で
保持し、シール面eの潤滑を良くし磨耗を少なくする。
尚、液体としては、機械装置で使用する液体と同じ成分
の液体を供給することもある。
【0005】そして、メカニカルシール内に液体を供給
することによりシート面eを通して機械装置内の気体ま
たは液体の漏れを防止する。また、メカニカルシールか
ら液体が流出(B矢印方向)する際、不純物や異物等を
流出させるのでメカニカルシール内部に堆積するのを防
止することになる。
【0006】図7は、メカニカルシールに液体を循環さ
せてメカニカルシール内を封じる従来の封液装置の一例
を示すものである。液体を貯蔵するタンクfと、機械装
置の回転軸dに設けたメカニカルシールgとは液体の供
給管hと還流管iとで連結してあり、供給管hは封液タ
ンクfの下面あるいは下部側面に接続してある。
【0007】液体タンクfには、液体の補給バルブjや
エアー、窒素ガス等のガスを圧入するためのバルブk等
が設けられ、また、供給管hには液体を圧送するための
ポンプmが設けられている。尚、図中符号nは温度計、
oはベント、pは圧力計、qは流量計、rは熱交換機で
ある。
【0008】図示しない液体供給装置からタンクf内に
バルブjを通して液体を充填し、また、図示しないガス
供給装置からバルブkを通してタンクf内にガスを圧入
するとともにポンプmを作動させて液体を供給管hから
メカニカルシールg内に送り込む。メカニカルシールg
内に入った液体は、ポンプmの圧力によって外部に排出
され、この排出された液体は、還流管iを経てタンクf
に循環する。
【0009】液体は、メカニカルシールgから漏れ出た
量を考慮し、必要に応じて供給するか、または、回転軸
dが回転している間は連続して供給するが、回転軸dの
摩擦熱でメカニカルシールg内を通る時、液体の温度が
上昇するので、熱交換機rに冷却水を送って還流液を冷
却し、タンクfに戻すようにしてある。
【0010】液体は、例えば、図6においてメカニカル
シールg内の下側のシール面eから少しずつ漏れ出た
り、あるいは、循環する過程において少しずつ自然に消
失されてタンクf内の量が減少し、その分、タンクfの
上部にはガス溜まりf1ができる。
【0011】タンクf内は点検ガラスsを通して点検可
能であるから、液量が少なくなれば液体を補給すればよ
く、また、液体はタンクfの下部から取り出されるの
で、ガスがメカニカルシールg内に送られないようにな
っている。そして、液体は、ポンプmで強制的に送られ
るので、タンクfとメカニカルシールgとが離れた位置
にあっても供給可能となっている。
【0012】図8は、従来の封液装置の他の例を示すも
のであり、タンク内の液体は、ガスの圧入によって供給
管nを通してメカニカルシールgに送られる。メカニカ
ルシールgは、内部に羽根のような回転押し出し機構を
有しており、回転軸dの回転によって羽根が回転するの
で、メカニカルシールg内に送られた液体は、回転押し
出し機構から還流管iを通してタンクfに循環される。
【0013】この場合の封液装置は、タンクfとメカニ
カルシールgとが近い位置である場合に多く使用されて
おり、また、タンクfはメカニカルシールgよりも上方
に位置している。この場合にも供給管nは、タンクfの
下面や下部側面に接続してある。尚、メカニカルシール
g内で液体が高温となることを考慮してタンクf内の液
体は冷却水によって冷却されるようになっている。
【0014】また、図9は、従来の封液装置の更に他の
例を示すものであり、ガス圧によってタンクfから供給
された液体はメカニカルシールg内に送られる。そし
て、液体は、前記したようにメカニカルシールgのシー
ル面eより少しずつ漏れ出て排出される。この封液装置
の場合には、回転軸dの回転によってメカニカルシール
gの温度が高くならない場合に使用され、また、タンク
fとメカニカルシールgが近い位置の場合に使用されて
おり、供給管hはタンクfの下面か下部側面に接続して
ある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記する種々の封液装
置において、封液装置を設置した機械装置が定置あるい
は固定状態であればタンクfが揺れ動くことはない。従
って、タンクf内において液体とガスとが混在すること
がないので、タンクfの下方にある液体のみが供給管h
を通してメカニカルシールgに送られ、タンクf内に圧
入したガスが送られることはない。
【0016】しかし、例えば、特願2000−1698
56に示すスラリー状物質をろ過し、ケーキを乾燥する
ろ過・乾燥装置においては、乾燥に際してろ過槽を回転
あるいは反転させて上下を逆転し、かつ、ろ過槽に設け
た解砕羽根を回転させてケーキを破砕するようになって
いる。この解砕羽根の回転軸にメカニカルシールを設
け、封液装置から液体を供給することがある。
【0017】また、例えば、特開平10−328545
に一例を示す粉体、液体等の混合装置においては、内容
成分を異にする複数種類の粉体や液体等をミキサー内で
攪拌羽根により混合し、この混合した物を混合装置全体
を反転させて他の容器に移し替えることが行われる。こ
の装置では、ミキサー内で攪拌羽根を回転させる駆動軸
にメカニカルシールを設け、封液装置から液体を供給す
るようになっている。
【0018】封液装置を設置した機械装置が上記するろ
過・乾燥装置や混合装置のような場合、装置全体を駆動
軸を中心にして回転あるいは反転させて上下を逆転した
時、封液装置も同時に上下を逆転することになる。前記
したように、液体を供給する供給管hは、常態において
タンクfの下面や下部側面に連結してあるが、液体を貯
蔵するタンクfが上下を逆転して供給管hがタンクfの
上方に位置した時、タンクf内の液体とガスとは比重の
関係でガスが上方にあるので、供給管hを通してガスは
メカニカルシールg内に送られることになる。その結
果、メカニカルシールg内部、特に、シートリングaや
従動リングbのシート面eは摩擦によって加熱し、損傷
する危険性を有している。
【0019】従って、機械装置が回転あるいは反転する
場合には、封液装置は機械装置から離れた場所に設置す
る必要があるが、その場合には供給管hや還流管i等は
回転あるいは反転に対応する機構としなければならず、
技術的な困難性を有するとともにコストおよびメンテナ
ンスアップにつながるものであった。
【0020】本発明は、上記する従来の封液装置の種々
の問題点に鑑み、ろ過・乾燥装置や混合装置のように上
下を逆転する機械装置に封液装置を設置した場合でもメ
カニカルシールには常に液体のみを供給し、ガスをメカ
ニカルシールに送り込むことのない封液方法および封液
装置を提供することを目的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記する目的を達成する
ために本発明封液方法は、回転あるいは反転して上下を
逆転する機械装置の回転軸に設けたメカニカルシールに
タンクから液体を供給するに際し、円筒体あるいは球形
体としたタンク1内の液体は、ガスの圧入力によって機
械装置の回転中心線と平行する方向へ送り出してメカニ
カルシール8に供給可能としたものである。
【0022】また、本発明封液装置は、回転あるいは反
転して上下を逆転する機械装置の回転軸に設けたメカニ
カルシールに液体を供給する封液装置において、液体を
貯蔵するタンク1の水平中心線およびメカニカルシール
8への液体の送り出し方向は、機械装置の回転中心線と
平行状態とするとともにタンク1には液体の供給および
ガスの圧入を可能としたものである。
【0023】液体を貯蔵するタンク1は、円筒体あるい
は球形体である。また、タンク1とメカニカルシール8
とは一本の供給管6で接続するか、あるいは、供給管6
と還流管18とにより接続したものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面に従って、本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は本発明に係る封液方
法および封液装置の第一の実施形態を示すものである。
同図において符号1は、水や油(潤滑油)あるいは機械
装置で使用する液体と同質の液体等の各種の液体を貯蔵
可能なタンクであって、一端を開口した円筒体となって
おり、開口面2には内部点検用のガラス3が内枠4と外
枠5間にパッキングを介して防水可能に密に嵌め込んで
ある。
【0025】この実施形態において特徴とすることは、
タンク1内の液体は、タンク1の水平中心部からガスの
圧入力で水平方向に押し出してメカニカルシールに供給
するようにしたことである。このため、タンク1の水平
中心部から延長して一本の液体供給管6が水平状態で密
に連結してある。
【0026】タンク1と、機械装置の回転軸7に設けた
メカニカルシール8とを連結する供給管6は、金属、プ
ラスチック、ゴム等で形成されているが、必ずしも直線
状である必要はなく、撓み性や伸縮性を有していても良
い。尚、図中符号9は液体供給用バルブ、10はガス圧
入用バルブであり、また、従来と同様にしてタンク1に
は温度計を、供給管6には圧力計等の封液装置としての
必要な設備が付設してある。
【0027】封液装置は上記の構成であり、例えば、図
2に示す回転あるいは反転して上下を逆転する従来のろ
過・乾燥装置のような機械装置に設置した場合について
説明する。表面を乾燥用ジャケットで覆ったろ過槽11
は、基台12上に回転可能に軸支した駆動軸13により
両側から支持されており、駆動軸13を中心にして回転
あるいは反転可能となっている。ろ過槽11にはケーキ
を破砕するための解砕装置14が設置してあり、ろ過槽
11内に設けた解砕羽根15はモータ16によって回転
させられる。
【0028】解砕羽根15の回転軸に設けたメカニカル
シール(図示せず)に液体を供給するために、ろ過槽1
1には図1に示す封液装置が設置される。適宜手段によ
りろ過槽11に設置した液体タンク1の水平中心部およ
びタンク1に連結した供給管6の突出方向は、機械装置
の回転中心線、即ち、駆動軸13の長さ方向軸心と平行
な状態としてある。そして、供給管6の先端は解砕羽根
15の回転軸に設置したメカニカルシールに接続してあ
る。
【0029】スリラーをろ過して形成されたケーキを乾
燥する際、ろ過槽11を回転あるいは反転させつつ解砕
装置14を駆動して解砕羽根15により内部のケーキを
破砕する。この時、封液装置もろ過槽11とともに駆動
軸13を中心にして回動するので、タンク1は上下を逆
転することになる。
【0030】しかし、タンク1の水平中心部は駆動軸1
3を中心にして回動するので、タンク1内のガスは液体
との比重の関係で常にタンク1内の上部に位置してお
り、また、液体の供給方向はタンク1の水平中心部上に
位置しているので、供給管6の液体入口はガスに接触す
ることがなく、供給管6からは液体のみが送り出される
ことになる。尚、液体は、従来のメカニカルシールの場
合と同じく、シール面から少しずつ漏れ出て排出され
る。
【0031】タンク1内にエアーや窒素ガス等のガスを
圧入すれば、その圧力でタンク1内の液体は供給管6を
通して解砕装置14のメカニカルシールに供給されるこ
とになる。ガラス3を通してタンク1内の監視、点検が
可能であり、液体が少なくなれば液体を補充するので、
ガスがメカニカルシールに送られることを防止すること
が可能である。
【0032】図3は、本発明に係る封液方法および封液
装置の第二の実施形態を示すものであり、前記の実施形
態と同じ部分は同じ符号を使用している。この実施形態
においては、タンク1を球形体としたことに特徴を有し
ている。そして、球形体の一部を円形に開口して窓17
を形成し、この窓17には点検用ガラス3を内枠4と外
枠5間に防水処理を施して密に嵌め込んでおく。
【0033】供給管6は、タンク1の縦中心軸と交わる
横水平中心軸、即ち、球形タンク1の水平中心部から延
長した方向に水平状態で密に連結してあり、タンク1の
水平中心部および供給管6の延長方向は、設置すべき機
械装置(例えば、前記したろ過槽11)の駆動軸13の
軸心と平行としておく。
【0034】球形状タンク1を中心にした封液装置を、
例えば、前記したろ過槽1に設置し、ろ過槽1を回転あ
るいは反転させた時、タンク1は上下を逆転しても液体
は回動方向とは直行する水平方向に送り出される。タン
ク1は、球形体としてあるので、ガスは常にタンク1の
上部にあって液体と混在することがなく、メカニカルシ
ールには液体のみが供給されることになる。
【0035】図4は、本発明封液方法および封液装置の
第三の実施形態を示すものであり、前記の実施形態と同
じ部分は同じ符号を使用している。この実施形態におい
ては、液体貯蔵タンク1の水平中心線と平行に二本の管
を密に突設し、一方の管は液体の供給管6とし、他方の
管は液体の還流管18としたものであり、供給管6およ
び還流管18はメカニカルシール8に接続したことに特
徴を有している。
【0036】そして、上記構成の封液装置は、前記の各
実施形態の場合と同じく、タンク1の水平中心部および
供給管6からの液体供給方向は、機械装置の駆動軸13
の軸心と平行な状態として設置する。従って、機械装置
の回転あるいは反転によってタンク1が上下を逆転して
も比重の関係でタンク1内のガスは液体よりも上部にあ
り、液体のみがメカニカルシール8に送られる。
【0037】供給管6と還流管18に対するタンク1内
のガス圧は均等であるが、メカニカルシール8内には前
記したように回転羽根による液体の押し出し機構を有し
ているので、メカニカルシール8内に供給された液体は
押し出し機構によって還流管18を通してタンク1に還
流することができる。このように液体は、タンク1とメ
カニカルシール8間とを還流しているので、タンク1内
の液体が少なくなった時に必要量の液体を補充すればよ
い。また、液体は還流するので、メカニカルシール8で
高温となった液体は冷却水で冷却すればよい。
【0038】図5は、第三実施形態におけるタンク1を
変形させた第四の実施形態を示すものである。この実施
形態では第二実施形態の場合と同じくタンク1を球形体
とし、タンク1の水平中心部と平行に供給管6と還流管
18とを連結したことに特徴を有している。
【0039】前記の各実施形態の場合と同じく、球形状
であるタンク1の水平中心部および供給管6の突出方向
を回転あるいは反転する機械装置の駆動軸13の軸心と
平行にしておくことにより、タンク1が上下を逆転して
もガスは常に上部に位置しているので、液体のみがメカ
ニカルシール8に送られることになる。
【0040】上記の各実施形態におけるタンク1の水平
中心部は、タンク1の水平中心線と、この中心線を円形
に囲む範囲を含んでいる。そして、この円形範囲は、供
給管6の液体入口がガスとは接触しない範囲内である。
従って、第三および第四実施形態のように供給管6がタ
ンク1の水平中心線よりも離れた位置にあってもガスを
吸引することはない。
【0041】
【発明の効果】以上、説明した本発明によれば、封液装
置の液体貯蔵タンク1と、駆動軸のような回転中心線に
よって回転あるいは反転して上下を逆転するろ過・乾燥
装置や混合装置等のような機械装置のメカニカルシール
8とを連結して封液用の液体を供給するに際し、円筒体
あるいは球形体としたタンク1の液体は、タンク1の水
平中心部から水平方向にガス圧で押し出すようにして供
給するとともにタンク1の水平中心部および液体の押し
出し方向は、機械装置の回転中心線と平行としてある。
【0042】従って、タンク1とメカニカルシール8と
を一本の供給管6で連結すれば、タンク1が機械装置の
回転中心線にそって回動した時、タンク1内の液体とガ
スは比重によってガスが常に上部に位置しているので、
メカニカルシール8には液体のみが供給されることにな
る。このことによって、封液装置は機械装置に一体的に
設置することができるので、封液装置のみを離れた場所
に設ける必要はなくなり、メカニカルシール8には安定
して液体を供給することができる。
【0043】タンク1とメカニカルシール8とを供給管
6と還流管18の二本で接続した場合には、液体は供給
管6を通してメカニカルシール8に送られ、メカニカル
シール8内の液体は回転押し出し機構によって還流管1
8を通してタンク1に返されるので、液体を無駄に消費
することがなく有効に活用することができる。還流管1
8は、供給管6とともにタンク1の水平中心線と平行に
してあるので、還流した液体によってタンク1内の液体
とガスとが混ざり合うようなことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明封液装置の第一の実施形態を示す一部を
断面とした正面図である。
【図2】本発明封液装置を機械装置に設置した状態の一
例を示す正面図である。
【図3】本発明封液装置の第二の実施形態を示す断面図
である。
【図4】本発明封液装置の第三の実施形態を示す一部を
断面とした正面図である。
【図5】本発明封液装置の第四の実施形態を示す断面図
である。
【図6】従来のメカニカルシールの一例を示す断面図で
ある。
【図7】従来の封液装置の一例を示すフローチャート図
である。
【図8】従来の封液装置の他の例を示すフローチャート
図である。
【図9】従来の封液装置の更に他の例を示すフローチャ
ート図である。
【符号の説明】
1 液体貯蔵タンク 2 開口部 3 点検用ガラス 4 内枠 5 外枠 6 液体供給管 7 機械装置の回転軸 8 メカニカルシール 9 液体供給バルブ 10 ガス圧入用バルブ 11 ろ過槽 12 基台 13 回転用駆動軸 14 解砕装置 15 解砕羽根 16 モータ 17 窓

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転あるいは反転して上下を逆転する機
    械装置で使用するメカニカルシールにタンクから液体を
    供給するに際し、円筒体あるいは球形体としたタンク1
    内の液体は、ガスの圧入力によって機械装置の回転中心
    線と平行する方向へ送り出してメカニカルシール8に供
    給可能としたことを特徴とするメカニカルシールの封液
    方法。
  2. 【請求項2】 回転あるいは反転して上下を逆転する機
    械装置で使用するメカニカルシールに液体を供給する封
    液装置において、液体を貯蔵するタンク1の水平中心部
    およびメカニカルシール8への液体の送り出し方向は、
    機械装置の回転中心線と平行状態とするとともにタンク
    1には液体の供給およびガスの圧入を可能としたことを
    特徴とするメカニカルシールの封液装置。
  3. 【請求項3】 液体を貯蔵するタンク1は、円筒体であ
    ることを特徴とする請求項2に記載するメカニカルシー
    ルの封液装置。
  4. 【請求項4】 液体を貯蔵するタンク1は、球形体であ
    ることを特徴とする請求項2に記載するメカニカルシー
    ルの封液装置。
  5. 【請求項5】 タンク1とメカニカルシール8とは一本
    の供給管6で接続したことを特徴とする請求項2に記載
    するメカニカルシールの封液装置。
  6. 【請求項6】 タンク1とメカニカルシール8とは、供
    給管6と還流管18とにより接続したことを特徴とする
    請求項2に記載するメカニカルシールの封液装置。
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