JP2003176780A - ピストン式圧縮機 - Google Patents

ピストン式圧縮機

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JP2003176780A
JP2003176780A JP2001377748A JP2001377748A JP2003176780A JP 2003176780 A JP2003176780 A JP 2003176780A JP 2001377748 A JP2001377748 A JP 2001377748A JP 2001377748 A JP2001377748 A JP 2001377748A JP 2003176780 A JP2003176780 A JP 2003176780A
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Japan
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rotary valve
drive shaft
dynamic pressure
piston
piston type
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JP2001377748A
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Takahiro Moroi
隆宏 諸井
Masahiro Kawaguchi
真広 川口
Tetsuyuki Kamitoku
哲行 神徳
Tomoji Taruya
知二 樽谷
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Toyota Industries Corp
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Toyota Industries Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スラストベアリングを少なくとも1つ廃止し
て部品点数の増加を防ぐとともに静寂性に優れたピスト
ン式圧縮機を提供すること。 【解決手段】 ピストン式容量可変型圧縮機の駆動軸と
同期回転可能に一体に設けられたロータリーバルブ41
の端面41cには、動圧溝としての螺旋溝49が形成さ
れている。螺旋溝49によって、ロータリーバルブ41
の端面41cとリヤハウジングの内壁面との間で、駆動
軸のスラスト荷重を受ける動圧スラスト軸受が構成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピストンの往復動
によってガス圧縮を行うとともに、吸入弁機構として駆
動軸と同期回転するロータリーバルブを有するピストン
式圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平5−113174号
公報に記載された揺動斜板式圧縮機が知られている。す
なわち、図7に示すように、ロータリーバルブ101と
リヤハウジング102との間には、スラストベアリング
103、円環状の皿バネ104及び該皿バネ104の押
圧力調整用円環状のスペーサー105が介装されてい
る。前記スラストベアリング103によって、ロータリ
ーバルブ101が回転する際の軸受を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の圧縮機
では、リヤ側に用いたスラストベアリング103によっ
て部品点数の増加を招くとともに、シム調整などの組付
作業の煩雑化を招いていた。またスラストベアリング1
03を省略するだけでは、ロータリーバルブ101端面
とリヤハウジング102とが金属接触を起こして騒音等
の原因となりうるという問題があった。
【0004】本発明の目的は、スラストベアリングを少
なくとも1つ廃止して部品点数の増加を防ぐとともに静
寂性に優れたピストン式圧縮機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、ピストン式圧縮機におい
て、吸入弁としてロータリーバルブを用いている。駆動
軸と一体に設けられたロータリーバルブが駆動軸と同期
回転することで、ピストンによりシリンダボア内に区画
される圧縮室と吸入圧領域との間のガス通路が開閉され
る。ロータリーバルブの端面とハウジングの内壁面のど
ちらか一方に形成された動圧溝によって、ロータリーバ
ルブの端面とハウジングの内壁面との間で駆動軸のスラ
スト荷重を受ける動圧スラスト軸受が構成されている。
従って、スラストベアリングを少なくとも一つ廃止でき
るため、従来技術で述べた部品点数の増加や、シム調整
などの組付作業の煩雑化を防ぐことができる。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、ロータリーバルブは駆動軸よりも大径
とされている。ロータリーバルブを大径にすると、軸受
部分の面積を大きくすることができるとともに、ロータ
リーバルブの回転中心からの距離を長くすることで軸受
部分の周速を高めることができるので、動圧スラスト軸
受としての効果が大きくなる。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明において、駆動軸とロータリーバルブと
を別体とした。従って、ロータリーバルブを加工しやす
くなる。例えば、ロータリーバルブに動圧スラスト軸受
としての機能を構成する場合、駆動軸とロータリーバル
ブが別体だと加工がしやすい。従って、ロータリーバル
ブの機能を優先した、形状寸法や材質の選択が可能とな
る。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか一項に記載の発明において、前記動圧溝は、ロ
ータリーバルブの端面に形成した。従って、ロータリー
バルブの端面に形成された動圧溝にガスが流動し、ロー
タリーバルブとハウジングとの間で動圧スラスト軸受を
構成している。動圧溝は回転側に形成してあるので、動
圧スラスト軸受としての効果があがる。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において、前記動圧溝は、螺旋状である。従っ
て、螺旋状の溝を形成することにより、ガスの流動面積
が増し、動圧スラスト軸受としての効果があがる。
【0010】請求項6に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において、前記動圧溝は、放射状溝である。動圧
溝として設けた放射状溝は、加工が容易である。請求項
7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載
の発明において、前記ハウジングの内壁面は、前記ロー
タリーバルブの端面略全域を覆うように対向配置されて
いる。これにより、ロータリーバルブの端面とハウジン
グの内壁面との対向面積が増し、動圧スラスト軸受とし
ての効果があがる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、車両用空調装置
に用いられるピストン式容量可変型圧縮機において具体
化した一実施形態を図1〜図4に従って説明する。
【0012】(ピストン式容量可変型圧縮機)図2に示
すように、ピストン式圧縮機としてのピストン式容量可
変型圧縮機(以下単に圧縮機と称す)は、アルミニウム
系の金属材料よりなるシリンダブロック11と、その前
端に接合固定されたフロントハウジング12と、シリン
ダブロック11の後瑞に弁・ポート形成体13を介して
接合固定されたリヤハウジング14とを備えている。こ
れらシリンダブロック11、フロントハウジング12及
びリヤハウジング14が圧縮機のハウジングを構成す
る。なお、図面の左方を前方とし、右方を後方とする。
【0013】前記シリンダブロック11とフロントハウ
ジング12とで囲まれた領域にはクランク室15が区画
されている。クランク室15内には駆動軸16が回転可
能に配設されている。駆動軸16は鉄系の金属材料によ
り構成されている。駆動軸16は、車両の走行駆動源で
ある図示しないエンジンに作動連結されており、エンジ
ンから動力の供給を受けて回転される。
【0014】前記クランク室15において駆動軸16上
には、ラグプレート21が一体回転可能に固定されてい
る。クランク室15内には斜板23が収容されている。
斜板23は、駆動軸16にスライド移動可能でかつ傾動
可能に支持されている。ヒンジ機構24は、ラグプレー
ト21と斜板23との間に介在されている。従って、斜
板23は、ヒンジ機構24を介したラグプレート21と
の間でのヒンジ連結、及び駆動軸16の支持により、ラ
グプレート21及び駆動軸16と同期回転可能であると
ともに、駆動軸16の軸方向へのスライド移動を伴いな
がら駆動軸16に対して傾動可能となっている。
【0015】複数のシリンダボア11a(図2において
は一箇所のみ示す)は、前記シリンダブロック11にお
いて駆動軸16の後端側を取り囲むようにして貫通形成
されている。片頭型のピストン25は、各シリンダボア
11aに往復動可能に収容されている。シリンダボア1
1aの前後開口は、弁・ポート形成体13及びピストン
25によって閉塞されており、このシリンダボア11a
内にはピストン25の往復動に応じて体積変化する圧縮
室26が区画されている。各ピストン25は、シュー2
7を介して斜板23の外周部に係留されている。従っ
て、駆動軸16の回転に伴う斜板23の回転が、シュー
27を介してピストン25の往復動に変換される。
【0016】前記リヤハウジング14内には、吸入室2
8及び吐出室29がそれぞれ区画形成されている。吸入
室28はリヤハウジング14の中央部に形成されている
と共に、吐出室29は吸入室28の外周を取り囲むよう
にして形成されている。弁・ポート形成体13には、圧
縮室26と吐出室29とを連通する吐出ポート32、及
び吐出ポート32を開閉するリード弁よりなる吐出弁3
3が形成されている。シリンダブロック11には、ロー
タリーバルブ41を備えた吸入弁機構35が設けられて
いる。
【0017】そして、前記吸入室28の冷媒ガスは、各
ピストン25の上死点位置から下死点側への移動によ
り、吸入弁機構35を介して圧縮室26に吸入される
(吸入行程)。圧縮室26に吸入された冷媒ガスは、ピ
ストン25の下死点位置から上死点側への移動により所
定の圧力にまで圧縮され、弁・ポート形成体13の吐出
ポート32及び吐出弁33を介して吐出室29に吐出さ
れる(吐出行程)。
【0018】(吸入弁機構)図2に示すように、前記圧
縮機のハウジングには、シリンダブロック11において
シリンダボア11aに囲まれた中心部からリヤハウジン
グ14の中心部にかけてバルブ収容室42が形成されて
いる。バルブ収容室42は、円柱状をなすと共に後方側
で吸入室28に連通されている。バルブ収容室42と各
圧縮室26とは、シリンダブロック11に形成された複
数(図4参照)の吸入連通路43を介してそれぞれ連通
されている。
【0019】前記バルブ収容室42内には、ロータリー
バルブ41が回転可能に収容されている。ロータリーバ
ルブ41は、吸入室28側に開口する有底円筒状をなし
ており、その底部の中心部には取付孔41aが貫通形成
されている。ロータリーバルブ41は、アルミニウム系
の金属材料により構成されている。駆動軸16の後端は
バルブ収容室42内に配置され、この後端の小径部16
aには、ロータリーバルブ41が取付孔41aを以って
圧入固定されている。従って、ロータリーバルブ41と
駆動軸16とは一体化されて一軸様をなしており、ロー
タリーバルブ41は駆動軸16の回転、つまりはピスト
ン25の往復動に同期して回転される。
【0020】図4に示すように、前記ロータリーバルブ
41の筒内空間は、吸入室28と連通する導入室44を
なしている。ロータリーバルブ41の外周面41bに
は、導入室44と常時連通される吸入案内溝45が周方
向の一定区間に形成されている。この吸入案内溝45と
前記吸入連通路43とが、吸入圧力領域たる導入室44
と圧縮室26との間の冷媒ガス通路をなしている。この
冷媒ガス通路をロータリーバルブ41がその回転によっ
て開閉する。
【0021】すなわち、前記ロータリーバルブ41は、
ピストン25が吸入行程に移行した場合に、バルブ回転
方向に関して先行する吸入案内溝45の底壁の先行端面
45aが、シリンダブロック11の吸入連通路43を開
放する方向に通過される。従って、吸入室28の冷媒ガ
スは、ロータリーバルブ41の導入室44及び吸入案内
溝45、並びにシリンダブロック11の吸入連通路43
を経由して圧縮室26に吸入される。
【0022】前記ピストン25の吸入行程の終了時に
は、ロータリーバルブ41の回転方向に関して吸入案内
溝45の底壁の後行端面45bが吸入連通路43を閉鎖
する方向に通過して、圧縮室26内への冷媒ガスの吸入
が停止される。ピストン25が吐出行程に移行される
と、ロータリーバルブ41の外周面41bによって吸入
連通路43が閉鎖状態に保持され、冷媒ガスの圧縮及び
吐出室29への吐出が妨げられることはない。
【0023】(駆動軸の軸受構造)図2に示すように、
前記駆動軸16の前端側は、転がり軸受よりなるフロン
トベアリング47を介してフロントハウジング12に回
転可能に支持されている。駆動軸16の後端側は、ラジ
アルベアリング48によってシリンダブロック11に回
転可能に支持されている。
【0024】前記バルブ収容室42の内周面42aは、
シリンダブロック11の強度、詳しくはバルブ収容室4
2とシリンダボア11aとの間の部位の強度が許す限り
大径に設定されている。従って、バルブ収容室42に収
容されるロータリーバルブ41にも大径のものが用いら
れており、本実施形態においてロータリーバルブ41は
駆動軸16よりも大径とされている。また、ロータリー
バルブ41の端面41cの略全域と対向するようにリヤ
ハウジング14の内壁面14aが配置されている。
【0025】図1に示すように、前記ロータリーバルブ
41の端面41cには螺旋溝(スパイラル溝)49が形
成されている。従って、ロータリーバルブ41が図1
(a)で矢印に示す方向に回転することで、螺旋溝49
によって、端面41cとリヤハウジング14の内壁面1
4aとの間に存在する冷媒及び冷媒中に含まれる潤滑油
(ときに液冷媒)が積極的に流動され、端面41cとリ
ヤハウジング14の内壁面14aとの間でスラスト方向
への動圧スラスト軸受を構成している。
【0026】本実施形態では、以下のような効果を得る
ことができる。 (1) ロータリーバルブ41の端面41cに螺旋溝4
9を設けた。これにより、ロータリーバルブ41の回転
時に、冷媒及び冷媒中に含まれる潤滑油(ときに液冷
媒)が、螺旋溝49によって、ロータリーバルブ41の
端面41cとリヤハウジング14の内壁面14aとの間
に積極的に導入される。従って、ロータリーバルブ41
の端面41cとリヤハウジング14の内壁面14aとの
間に高圧流体膜(高圧ガスの膜)が介在することにな
り、スラスト方向への動圧スラスト軸受が構成される。
これにより、ベアリングの部品点数を減らすことができ
る。また、ロータリーバルブ41の端面41cとリヤハ
ウジング14の内壁面14aとが直接的に接触すること
を防ぎ、騒音を防止することができる。
【0027】(2) ロータリーバルブ41の端面41
cの略全域を覆うようにリヤハウジング14の内壁面1
4aを対向配置させることにより、その対向面積を広く
確保したので、ロータリーバルブ41の端面箇所に動圧
スラスト軸受を形成することができる。
【0028】(3) 駆動軸16とロータリーバルブ4
1は別体に構成されている。従って、ロータリーバルブ
41には、螺旋溝49の彫り込み加工がしやすくなる。 (4) 駆動軸16は、ピストン圧縮時の反力を大きく
受けるが、この反力を受ける側と反対端面側に動圧スラ
スト軸受が形成されるので、動圧スラスト軸受でも十分
対処できる。
【0029】なお、本発明の前記実施形態は以下のよう
な別形態にして変更実施することも可能である。 ○ ロータリーバルブの端面に設けられる溝の形状はス
パイラル状に限定されない。例えば、図5に示すよう
に、放射状溝(ステップ形溝)50を設けてもよい。ロ
ータリーバルブ41が図5(a)で矢印に示す方向に回
転することで、放射状溝50がリヤハウジング14の内
壁面14aとの間でスラスト方向への動圧スラスト軸受
構成している。従って、このような構成にしても、冷媒
や冷媒中に含まれる潤滑油(ときに液冷媒)が、放射状
溝50によって、ロータリーバルブ41の端面41cと
リヤハウジング14の内壁面14aとの間に積極的に流
動される。放射状溝50は螺旋溝49と比べると、動圧
スラスト軸受としての能力は低いが、加工が容易であ
る。
【0030】○ 図6に示すように、ロータリーバルブ
41の端面41cをテーパ状に形成し溝を設けてもよ
い。このような構成にしても、端面41cに形成された
溝によって動圧スラスト軸受の構成になりうる。
【0031】○ 駆動軸の後端を支承するものとして、
ラジアルベアリングがない構成でもよい。この場合、ロ
ータリーバルブの外周面とバルブ収容室の内周面とで、
ラジアル荷重を支承する滑り軸受機構を構成する。
【0032】○ 上記実施形態においてはロータリーバ
ルブ41の端面41cに螺旋溝49を設けたが、螺旋溝
49は対向するリヤハウジング14の内壁面14aに設
けてもよい。なお、形成する溝は螺旋溝に限定されず、
図5に示した放射状溝でもよい。さらに、端面41c及
び内壁面14aの両面に動圧溝を設けてもよい。
【0033】○ 上記各実施形態においては片頭ピスト
ン式の圧縮機において具体化されていた。しかし、これ
に限定されるものではなく、両頭ピストン式の圧縮機に
おいて具体化してもよい。
【0034】次に、前記各実施形態から把握できる請求
項に記載した発明以外の技術的思想について以下に記載
する。 (1) 請求項1〜3のいずれか一項において、前記動
圧スラスト軸受を構成する動圧溝は、前記ロータリーバ
ルブの端面と前記ハウジングの内壁面との少なくとも一
方に形成されていることを特徴とする。
【0035】(2) 請求項1〜7のいずれか一項にお
いて、容量可変型斜板式圧縮機である。この構成によれ
ば、駆動軸はピストン圧縮時の反力を大きく受けるが、
この反力を受ける側と反対端面側に動圧スラスト軸受が
形成されるので、動圧スラスト軸受でも十分対処でき
る。
【0036】
【発明の効果】上記構成の本発明によれば、スラストベ
アリングを少なくとも1つ廃止して部品点数の増加を防
ぐとともに静寂性に優れたなピストン式圧縮機を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ロータリーバルブを示し、(a)は後端面
図、(b)は後端面側の部分断面図。
【図2】 ピストン式容量可変型圧縮機の縦断面図。
【図3】 ロータリーバルブの縦断面図。
【図4】 図2の1−1線断面図。
【図5】 別例のロータリーバルブを示し、(a)は後
端面図、(b)は後端面側の部分断面図。
【図6】 別例のロータリーバルブの縦断面図。
【図7】 従来の揺動斜板式圧縮機の部分断面図。
【符号の説明】
11…ハウジングを構成するシリンダブロック、11a
…シリンダボア、12…ハウジングを構成するフロント
ハウジング、14…同じくリヤハウジング、14a…リ
ヤハウジングの内壁面、16…駆動軸、25…ピスト
ン、26…圧縮室、41…ロータリーバルブ、41c…
ロータリーバルブの端面、43…ガス通路を構成する吸
入連通路、44…吸入圧力領域を構成する導入室、45
…ガス通路を構成する吸入案内溝、49…動圧溝として
の螺旋溝、50…動圧溝としての放射状溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神徳 哲行 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機内 (72)発明者 樽谷 知二 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機内 Fターム(参考) 3H003 AA03 AB06 AC03 CA02 3H076 AA06 BB01 BB41 CC12 CC20 CC36

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに回転可能に支持された駆動
    軸と作動連結されるとともに該駆動軸の回転によってシ
    リンダボア内を往復動するピストンと、前記駆動軸と一
    体に設けられるとともに、前記駆動軸と同期回転するこ
    とで前記ピストンにより前記シリンダボア内に区画され
    る圧縮室と吸入圧領域との間のガス通路を開閉するロー
    タリーバルブとを備えたピストン式圧縮機において、 前記ロータリーバルブの端面と前記ハウジングの内壁面
    のどちらか一方に動圧溝を形成し、前記ロータリーバル
    ブの端面と前記ハウジングの内壁面との間で、前記駆動
    軸のスラスト荷重を受ける動圧スラスト軸受を構成して
    いることを特徴とするピストン式圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記ロータリーバルブは駆動軸よりも大
    径とされている請求項1に記載のピストン式圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記駆動軸とロータリーバルブとは別体
    に構成されている請求項1または2に記載のピストン式
    圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記動圧溝は、前記ロータリーバルブの
    端面に形成されていることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか一項に記載のピストン式圧縮機。
  5. 【請求項5】 前記動圧溝は、螺旋溝であることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のピストン式
    圧縮機。
  6. 【請求項6】 前記動圧溝は、放射状溝であることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のピストン
    式圧縮機。
  7. 【請求項7】 前記ハウジングの内壁面は、前記ロータ
    リーバルブの端面の略全域を覆うように対向配置されて
    いることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記
    載のピストン式圧縮機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008093550A1 (ja) * 2007-01-29 2008-08-07 Calsonic Kansei Corporation 圧縮機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008093550A1 (ja) * 2007-01-29 2008-08-07 Calsonic Kansei Corporation 圧縮機

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