JP2003176137A - 石英ガラス素子の成形装置及び成形方法 - Google Patents
石英ガラス素子の成形装置及び成形方法Info
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Abstract
スにより成形する際に、加熱・プレス時間を短縮する。 【解決手段】加熱された石英ガラス素材32をプレス成
形して石英ガラス素子とする上下型組立4,11を有
し、これら上下型組立は、それぞれ、材質が等方性カー
ボンの上下モールドダイ7,14と、材質がガラス状カ
ーボンの上下コアモールド6,13とを備えており、上
下コアモールド6,13間に石英ガラス素材32が上下
コアモールド6,13から伝熱可能な密接した状態にな
るようにトルク制御して、石英ガラス素材32を上下コ
アモールド6,13間に挟み込む。
Description
素材の加熱時間の短縮を図った石英ガラス素子の成形装
置及び成形方法に関する。
ガラス素子の製造方法は、ガラス素材を研削・研磨して
光学面を形成する方法と、リヒートプレスによる製造方
法との二種類に大別され、前者の方法によりガラス素子
を製造することが多い。
る曲面形成に十数工程が必要であるうえに、作業者に有
害なガラス研削粉が多量に発生する問題点がある。さら
に、前者の方法は、付加価値の高い非球面形状の光学面
を持つガラスレンズを同じ精度で大量に製作することが
困難であるという問題点を持っている。
製造方法は、予め所定形状に製作したガラス素材を加熱
し、プレスすることにより型の形状をガラス素材に転写
させ、ガラスレンズなどのガラス素子を成形する方法で
あり、曲面形状に必要な工程はプレス成形の一工程のみ
であるという利点がある。また、型を一度製作すれば、
型の精度に準じた成形品がいくつも製作することも可能
であるという利点がある。
でも、熱膨張が少ない、不純物が少ない、紫外線透過率
が良い等の理由から非常に注目され、光通信分野や医療
分野での用途が期待されている。そのため、石英ガラス
素子は、マイクロレンズアレイ等形状の複雑なもの、ま
たは、大きさも超小型のものから大型のものまで各種要
求されるようになっている。
造方法で石英ガラス素子を成形する場合、以下の問題が
残されている。リヒートプレスによる製造方法では、型
の間にガラス素材を置き、型の酸化を防止する目的で型
およびガラス素材を含む成形室内を不活性ガス雰囲気も
しくは真空雰囲気にしたうえで、抵抗加熱装置、高周波
加熱装置や赤外線ランプ等により加熱し、ガラス素材を
型によりプレスした後、成形品を冷却して取り出す方法
が取られる。通常の光学ガラスを成形する場合は、成形
温度が高くても約700℃であり、型材料としては、一
般的に超硬合金(WC)が用いられている。しかし、石
英ガラス素材のように成形温度が約1400℃と高いガ
ラス素材では、高温での耐熱性のある型材が必要とな
る。さらに、石英ガラス素材は長時間1200℃以上の
高温にさらされると結晶化のため失透するという問題が
あり、失透したガラス素子は光学素子としては使用不可
能なため、加熱・プレス時間の短縮がリヒートプレスに
は必要不可欠となる。
高い石英ガラス素子をリヒートプレスにより成形する際
に、加熱・プレス時間を短縮することを目的としてい
る。
縮するために、上下型から石英ガラス素材への熱伝導性
を改良することを目的としている。
熱伝導性を改良するために、上下型を構成する上下コア
モールド及びこれらの周囲を囲む上下モールドダイの材
質の組み合わせを改良することを目的としている。
熱伝導性を改良するために、上下型と石英ガラス素材と
の接触状態を改良することを目的としている。
ために、本発明に係る石英ガラス素子の成形装置は以下
の構成要素を備え、本発明に係る石英ガラス素子の成形
方法は以下の工程を備える。 1. 石英ガラス素子の成形装置であって、以下の構成
要素を備えている。 上型組立、この上型組立は、材質が等方性カーボンの
上モールドダイと、この上モールドダイに周囲を保持さ
れ、材質がガラス状カーボンの上コアモールドとを備え
ている。 下型組立、この下型組立は、材質が等方性カーボンの
下モールドダイと、この下モールドダイに周囲を保持さ
れ、材質がガラス状カーボンの下コアモールドとを備え
ている。 上記上下型組立の上下コアモールド間には、石英ガラス
素材が配置される、 加熱手段、この加熱手段は、上記上下型組立及び石英
ガラス素材を加熱する。 プレス手段、このプレス手段は、加熱された石英ガラ
ス素材を前記上下型組立間でプレス成形して、石英ガラ
ス素子とする。 2. 石英ガラス素子の成形装置の上型組立は、上モー
ルドダイ及び上コアモールドが取り付けられる上ダイプ
レートを更に備えている。
ールドが取り付けられる下ダイプレートを更に備えてい
る。
ートの上端に取り付けられている上型断熱筒と、上型断
熱筒の上端に取り付けられている固定軸と、下型組立の
下ダイプレートの下端に取り付けられている下型断熱筒
と、断熱筒の下端に取り付けられている移動軸と、を具
備している。
て、更に、移動軸を軸方向に移動させる移動手段と、移
動手段による移動軸の移動速度、位置、及びトルクを制
御する制御手段と、を具備している。
に、上下型組立の周囲を囲む筒を備え、上下型組立を大
気から遮断する成形室を備えている。
て、前記筒は石英ガラス管であり、前記加熱手段は赤外
線による加熱手段で、前記石英ガラス管の周囲に配置さ
れている。
に、固定軸及び/又は移動軸に形成され、成形室内に不
活性ガスを供給して、成形室内を不活性ガス雰囲気にし
及び/又は上下型組立を冷却するガス供給路、を備えて
いる。
て、 材質が等方性カーボンの上モールドダイ及びこの上モ
ールドダイに周囲を保持され、材質がガラス状カーボン
の上コアモールドを備えている上型組立と、材質が等方
性カーボンの下モールドダイ及びこの下モールドダイに
周囲を保持され、材質がガラス状カーボンの下コアモー
ルドとを備えている下型組立とを用意する工程と、 上下型組立の上下コアモールド間に石英ガラス素材を
配置する工程と、 上下コアモールド間に配置された石英ガラス素材が上
下コアモールドから伝熱可能な密接した状態になるよう
に、上下コアモールド間に石英ガラス素材を挟み込む工
程と、 この挟み込んだ状態で上下型組立及び石英ガラス素材
を所定温度に加熱する工程と、 所定温度に加熱された石英ガラス素材をプレス成形す
る工程とを具備している石英ガラス素子の成形方法。
材を挟み込む工程は、加熱状態にあるとき、上下型組立
間に0.01〜1kNのプレス力で石英ガラス素材を押
圧する工程を備えている。
の胴型に周囲を移動可能に支持され、材質がガラス状カ
ーボンの上下コアモールドとを備え、上記上下コアモー
ルド間には、石英ガラス素材が配置される、さらに上記
胴型、上下コアモールド及び石英ガラス素材を加熱する
加熱手段と、加熱された石英ガラス素材を上記上下コア
モールド間でプレス成形して、石英ガラス素子とするプ
レス手段と、を具備している石英ガラス素子の成形装
置。
この胴型に周囲を移動可能に支持され、材質がガラス状
カーボンの上下コアモールドとを用意する工程と、上記
上下コアモールド間に石英ガラス素材を配置する工程
と、上記上下コアモールド間に配置された石英ガラス素
材が上下コアモールドから伝熱可能に密接した状態にな
るように、上下コアモールド間に石英ガラス素材を挟み
込む工程と、この挟み込んだ状態で、胴型、上下コアモ
ールド、及び石英ガラス素材を所定温度に加熱する工程
と、所定温度に加熱された石英ガラス素材をプレス成形
する工程と、を具備している石英ガラス素子の成形方
法。
照し説明する。本発明に係る石英ガラス素子の成形装置
の1例を図1(全体図)及び図2(要部の拡大図)に示
す。この装置はフレーム1の上部から固定軸2が下方に
向かって伸びており、その下端にセラミックス製の上型
断熱筒3を介して上型組立4が図示しないボルト等によ
り取り付けられている。上型組立4は、金属製又はセラ
ミックス・カーボン製の上ダイプレート5、ガラス状カ
ーボンで作られ成形される石英ガラス素子の成形表面を
成形するための上コアモールド6、及び等方性カーボン
からなり上コアモールド6の周囲を囲む上モールドダイ
7を備えている。上モールドダイ7及び上コアモールド
6は上ダイプレート5に取り付けられており、上ダイプ
レート5は上型断熱筒3に取り付けられている。
駆動源とし、サーボモータ8aの回転運動を直線運動推
力に変換するスクリュージャッキ等の駆動装置8が設け
られ、駆動装置8には荷重検出装置8bを介して移動軸
9が取り付けられている。移動軸9は固定軸2と対向し
て上方に向かって伸びており、制御装置27に入力した
プログラムにより、速度、位置およびトルク制御可能に
上下動するものである。移動軸9の上端には上型断熱筒
3と同様の下型断熱筒10が取り付けられている。下型
断熱筒10を介して下型組立11が図示しないボルト等
により取り付けられている。下型組立11は、金属製又
はセラミックス・カーボン製の下ダイプレート12、ガ
ラス状カーボンで作られた下コアモールド13および等
方性カーボンからなる下モールドダイ14を備えてい
る。下モールドダイ14及び下コアモールド13は下ダ
イプレート12に取り付けられており、下ダイプレート
12は下型断熱筒10に取り付けられている。
能に結合され、このブラケット15は図示しない駆動装
置によって上下動されるものである。ブラケット15に
は対をなす上下型組立4,11の周囲を囲むフランジ付
の好ましくは透明な石英ガラス等から成る筒(以下、石
英ガラス管という)16と、石英ガラス管の周囲に設け
られた外筒18が取り付けられている。外筒18の内周
にはランプユニット19が取り付けられている。ランプ
ユニット19は、赤外線ランプ20とその後方に配置さ
れた反射ミラー21、さらに反射ミラー21を冷却する
ための図示しない水冷パイプから構成されている。ラン
プユニット19により上下型組立4,11及び上下型組
立間に配置される石英ガラス素材32を加熱するように
なっている。
は、ブラケット15にはめ込まれたO−リングに気密当
接している。また、フレーム1は中間プレート1aを備
え、この中間プレート1aには、O−リングを配置した
移動軸貫通孔が形成され、この貫通孔を移動軸9がO−
リングに気密当接して貫通している。石英ガラス管16
の下端のフランジ部分は、中間プレート1a上に取り付
けられた取付座1bのO−リングに気密当接している。
上下型組立4,11の周囲に、ブラケット15、石英ガ
ラス管16、取付座1b及び中間プレート1aで囲まれ
た成形室17が形成され、この成形室17は大気から遮
断されている。
7内を不活性ガス雰囲気にしたり、及び/又は上下型組
立4,11を冷却するためのガス供給路22,23がそ
れぞれ設けられている。これらガス供給路22,23を
通して不活性ガスを成形室17へ供給するようになって
いる。不活性ガスの流量は、図示しない流量コントロー
ル計により所定流量となるように制御される。成形室1
7へ供給された不活性ガスは、ガス排出路24から排気
される。なお、25は真空排気口、26は下型組立11
の温度検出用熱電対、28は真空バルブ、29はガス排
気バルブ、30は真空排気装置、31は真空計である。
だし、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
ス自体を赤外線ランプで加熱することは難しい。このた
め、型からの伝熱により石英ガラス素材を加熱すること
が望ましい。本実施例では、石英ガラス素材として溶融
石英を用いてテストを行った。素材形状はφ20mm×
t2mmである。溶融石英の成形温度は1500℃であ
るが、1200℃以上の高温状態に置かれる時間が長い
と(300 sec程度以上)石英ガラス素子が結晶化し始
め、白濁が起こる。
ン(SFG−2:ポコカーボン(POCO GRAPHITE);商
品名)を用いた。この等方性カーボンは熱伝導率が12
1W/mKと良く、耐熱衝撃性も良好である。なお、比
較として、モールドダイ素材としてSiCを使用した場
合、耐熱性および熱伝達率は良好(63W/mK)だが
耐熱衝撃性が悪く、加熱速度を5℃/sec以上にする
と、熱衝撃で破損してしまった。このようにSiCは熱
衝撃により破損しやすいため、昇温速度を低くする必要
があり、加熱速度を上げることができない。
3の素材としてガラス状カーボンを用いた。この素材
は、耐熱性が良い、硬い、鏡面を出すことができる、石
英ガラスとの反応を起こしにくい等の特長を持つ。反
面、この素材は、熱伝達率が悪い(5.8W/mK)た
め、上下モールドダイ(等方性カーボン)7,14から
の熱伝達が悪いという欠点を持っている。
着 そこで、石英ガラス素材32を加熱するためには石英ガ
ラス素材32が上下コアモールド6,13に接触してい
る面積が大きいことが必要となる。ここで、上下コアモ
ールド6,13及びガラス素材32の破損がないよう
に、かつ、石英ガラス素材32を上下コアモールド6,
13から伝熱可能な密接した状態に挟み込むようにトル
ク制御をして上下コアモールド6,13と石英ガラス素
材32を密着させ、赤外線ランプ20による加熱を行っ
た。具体的には、上下型間に0.01〜1kNのプレス
力がかかるようにトルク制御して、成形可能な温度であ
る1500℃まで加熱し、その後5kNのプレス力を加
えて石英ガラス素子に成形した。この結果、1200℃
以上の高温状態の時間が300 sec程度と短くなり、成
形後の石英ガラス素子に失透は起こらなかった。これに
対し、モールドダイの素材としてガラス状カーボンを用
い、他の構成は実施例と同じ従来の装置を用い、上下コ
アモールドと石英ガラス素材を密着させない点を除き上
記実施例と同じ方法により、石英ガラス素子を成形した
場合、1200℃以上の高温状態の時間が500 secを
要し、成形された石英ガラス素子に失透が生じた。
石英ガラス素子の成形方法によれば、石英ガラスを成形
する場合でも、石英ガラスの失透を起こさず、成形を行
うことができる。さらに成形時間も短くなるため、製作
コストの削減が可能となる。
のではなく、抵抗加熱装置や高周波加熱装置を用いてモ
ールドダイ、さらにはコアモールドを加熱する方式の成
形装置にも適用することができる。また、図3に示すよ
うなコアモールド41,42と、胴型43とからなる公
知の型構成を用いる成形装置にも適用することができ、
この装置においては胴型43を等方性カーボンとし、コ
アモールド41,42をガラス状カーボンとする。
レス成形する装置において、等方性カーボンの上下モー
ルドダイと、ガラス状カーボンの上下コアモールドを用
いる。等方性カーボンは熱伝導率が高く、耐熱衝撃性も
良好であることから、この材質のモールドタイを用いる
ことにより、加熱・プレス時間を短縮することができ
る。一方、ガラス状カーボンは、耐熱性が良い、硬い、
鏡面を出すことができる、石英ガラスとの反応を起こし
にくい等の特長を持つ。しかし、ガラス状カーボンは、
等方性カーボンに比べて熱伝達率が悪いため、等方性カ
ーボンのモールドダイからの熱伝達が悪い。そこで本発
明では、一対の上下コアモールド間に石英ガラス素材を
伝熱可能な密接した状態に挟み込んで加熱する。このこ
とにより、加熱・プレス時間をより一層短縮し、石英ガ
ラスの結晶化による失透をより確実に防ぐことが出来
る。
Claims (10)
- 【請求項1】 材質が等方性カーボンの上モールドダイ
と、この上モールドダイに周囲を保持され、材質がガラ
ス状カーボンの上コアモールドとを備えている上型組立
と、 材質が等方性カーボンの下モールドダイと、この下モー
ルドダイに周囲を保持され、材質がガラス状カーボンの
下コアモールドとを備えている下型組立と、 上記上下型組立及び石英ガラス素材を加熱する加熱手段
と、 加熱された石英ガラス素材を前記上下型組立間でプレス
成形して、石英ガラス素子とするプレス手段とを具備
し、 上記上下型組立の上下コアモールド間には、石英ガラス
素材が配置される石英ガラス素子の成形装置。 - 【請求項2】 上型組立は、上モールドダイ及び上コア
モールドが取り付けられる上ダイプレートを更に備え、 下型組立は、下モールドダイ及び下コアモールドが取り
付けられる下ダイプレートを更に備え、 成型装置は、更に、 上型組立の上ダイプレートの上端に取り付けられている
上型断熱筒と、 上型断熱筒の上端に取り付けられている固定軸と、 下型組立の下ダイプレートの下端に取り付けられている
下型断熱筒と、 断熱筒の下端に取り付けられている移動軸と、 を具備している請求項1の装置。 - 【請求項3】 移動軸を軸方向に移動させる移動手段
と、 移動手段による移動軸の移動速度、位置、及びトルクを
制御する制御手段とを更に、具備している請求項2の装
置。 - 【請求項4】 更に、上下型組立の周囲を囲む筒を備え
ることにより、上下型組立を大気から遮断する成形室を
備えている請求項1〜3のいずれか記載の装置。 - 【請求項5】 前記筒は石英ガラス管であり、前記加熱
手段は赤外線による加熱手段で、前記石英ガラス管の周
囲に配置されている請求項4の装置。 - 【請求項6】 更に、ガス供給路を備え、このガス供給
路は、固定軸及び/又は移動軸に形成され、成形室内に
不活性ガスを供給して、成形室内を不活性ガス雰囲気に
し及び/又は上下型組立を冷却するものである請求項2
〜5のいずれかの装置。 - 【請求項7】 材質が等方性カーボンの上モールドダイ
及びこの上モールドダイに周囲を保持され、材質がガラ
ス状カーボンの上コアモールドを備えている上型組立
と、材質が等方性カーボンの下モールドダイ及びこの下
モールドダイに周囲を保持され、材質がガラス状カーボ
ンの下コアモールドとを備えている下型組立とを用意す
る工程と、上下型組立の上下コアモールド間に石英ガラ
ス素材を配置する工程と、上下コアモールド間に配置さ
れた石英ガラス素材が上下コアモールドから伝熱可能な
密接した状態になるように、上下コアモールド間に石英
ガラス素材を挟み込む工程と、この挟み込んだ状態で上
下型組立及び石英ガラス素材を所定温度に加熱する工程
と、所定温度に加熱された石英ガラス素材をプレス成形
する工程とを具備している石英ガラス素子の成形方法。 - 【請求項8】 上下コアモールド間に石英ガラス素材を
挟み込む工程は、加熱状態にあるとき、上下型組立間に
0.01〜1kNのプレス力で石英ガラス素材を押圧す
る工程を備えている請求項7に記載の方法。 - 【請求項9】 材質が等方性カーボンの胴型と、この胴
型に周囲を移動可能に支持され、材質がガラス状カーボ
ンの上下コアモールドとを備え、 更に、上記胴型、上下コアモールド及び石英ガラス素材
を加熱する加熱手段と、 加熱された石英ガラス素材を上記上下コアモールド間で
プレス成形して、石英ガラス素子とするプレス手段と、 を具備し、上記上下コアモールド間には、石英ガラス素
材が配置される石英ガラス素子の成形装置。 - 【請求項10】 材質が等方性カーボンの胴型と、この
胴型に周囲を移動可能に支持され、材質がガラス状カー
ボンの上下コアモールドとを用意する工程と、 上記上下コアモールド間に石英ガラス素材を配置する工
程と、 上記上下コアモールド間に配置された石英ガラス素材が
上下コアモールドから伝熱可能に密接した状態になるよ
うに、上下コアモールド間に石英ガラス素材を挟み込む
工程と、 この挟み込んだ状態で、胴型、上下コアモールド、及び
石英ガラス素材を所定温度に加熱する工程と、 所定温度に加熱された石英ガラス素材をプレス成形する
工程と、を具備している石英ガラス素子の成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002281404A JP4203289B2 (ja) | 2001-09-27 | 2002-09-26 | 石英ガラス素子の成形装置及び成形方法 |
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JP2001-298087 | 2001-09-27 | ||
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115477464A (zh) * | 2022-10-26 | 2022-12-16 | 湖南大学 | 一种石英玻璃模压成形装置和方法 |
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2002
- 2002-09-26 JP JP2002281404A patent/JP4203289B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN115477464B (zh) * | 2022-10-26 | 2024-01-23 | 湖南大学 | 一种石英玻璃模压成形装置和方法 |
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