JP2003174953A - 球体含有構造物 - Google Patents

球体含有構造物

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JP2003174953A
JP2003174953A JP2001377608A JP2001377608A JP2003174953A JP 2003174953 A JP2003174953 A JP 2003174953A JP 2001377608 A JP2001377608 A JP 2001377608A JP 2001377608 A JP2001377608 A JP 2001377608A JP 2003174953 A JP2003174953 A JP 2003174953A
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balls
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Hisashi Yokogawa
横川  恒
Tatsuya Suzuki
達哉 鈴木
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用済み硬質テニスボール等の球体の有効な再
利用を図ることができ、また燃えないゴミとして廃棄処
分される硬質テニスボールによる環境問題解決の一助に
なる球体含有構造物を提供。 【解決手段】本発明の緩衝用の球体含有構造物10は、
重量物を載置するための緩衝用の球体含有構造物10で
あって、弾性を有する(内部に空気を封入された構造の
ものが好ましい)複数個の球体11と、これら複数個の
球体11を一体的に保持する保持部材12と、を備えた
ことを主たる特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばベンチの腰
掛部用クッション等として利用可能な球体含有構造物に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、使用済みテニスボールの利用例と
して,当該テニスボールに十字状の切込みを設け、当該
テニスボールを椅子の脚に嵌め込むことにより、補聴器
をつけている聴覚障害者にとって無用な椅子移動に伴う
騒音を消去する試みがなされている(毎日新聞1999.11.
28)。しかし、硬式テニスボール等の若干弾性を有する
複数個の球体を、適宜な保持部材で一体的に保持するこ
とにより、例えばベンチの腰掛部用クッション等として
利用可能とした構造物の例は、今のところ見当たらな
い。
【0003】ところで硬式のテニスボールは、何度かプ
レイに使用されると、表面の毛が抜け落ちてしまい使用
できなくなる。このような状態になったボールは他に用
途がないので、表面以外に格別な損傷がないにも拘らず
廃棄処分される。テニスは比較的手軽なスポーツである
から、テニス人口は非常に多く、全国各地で日常的にプ
レイされている。したがって上記廃棄処分される硬質テ
ニスボールの数も膨大な値になる。因みに、「テニスボ
ールの行方」(HPより)によれば、テニスボールは年
間で約250万ダース程度使われているとのことであ
る。
【0004】現在、ボールメーカーでは、使用済み硬質
テニスボールの回収は行なっていない。このため使用済
み硬質テニスボールは、燃えないゴミとして清掃局へ運
び込まれることになる。従って使用済み硬質テニスボー
ルの廃棄処分は、今後、環境問題として捉え、その対応
策を講じていかねばならない思われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、使用済
み硬質テニスボールの廃棄処分は社会問題化されつつあ
り、緊急にその対応策を講じることが要請されている。
対応策の一つとして前述した「椅子脚への装着による椅
子移動に伴う騒音消去」などの再利用の提案がなされて
いる。しかし、廃棄処分される硬質テニスボールの数は
膨大であるので、上記提案以外にも再利用の道を模索す
る必要に迫られている。
【0006】本発明は、このような事情に基づいてなさ
れたものであり、その目的は、下記のような利点を有す
る球体含有構造物を提供することにある。
【0007】(a)使用済み硬質テニスボール等の球体
の有効な再利用を図ることができる。
【0008】(b)燃えないゴミとして廃棄処分される
硬質テニスボールによる環境問題解決の一助になる。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、本発明の球体含有構造物は下記のよう
な特徴ある構成を有している。なお下記以外の特徴ある
構成については実施形態の中で明らかにする。
【0010】本発明の球体含有構造物は、重量物を載置
するための緩衝用の球体含有構造物であって、弾性を有
する(内部に空気が封入された)複数個の球体と、これ
ら複数個の球体を一体的に保持する保持部材(例えばシ
ート状のもの)とを備えたことを特徴としている。
【0011】上記球体含有構造物においては、使用済み
硬質テニスボール等の球体を多数使用して例えばベンチ
用クッション部材等を構成できるので、上記球体の有効
な再利用を図ることができる。そして上記球体として使
用済み硬質テニスボールを用いた場合には、燃えないゴ
ミとして廃棄処分される硬質テニスボールの数を大幅に
削減できるため、上記廃棄処分される硬質テニスボール
による環境問題解決の一助になる。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1は本発明の
第1実施形態に係る緩衝用の球体含有構造物10の使用
例を示す斜視図である。図2は上記緩衝用の球体含有構
造物10の具体的構造を示す図で、(a)は平面図、
(b)は(a)のb−b矢視断面図、(c)は(a)の
c−c矢視断面図である。
【0013】図1及び図2に示す第1実施形態における
緩衝用の球体含有構造物10は、ベンチ20の腰掛部2
1におけるクッション部材として使用可能な如く設けら
れている。すなわち、この緩衝用の球体含有構造物10
は、重量物である人間(不図示)がベンチ20の腰掛部
21に腰掛けたとき、その重量Wを弾性力をもって支え
得るように設けられたものであり、若干弾性を有する
(内部に空気を封入された構造のものが好ましい)複数
個の球体11を、シート状をなす保持部材12によって
包み込むように保持したものとなっている。
【0014】上記複数個の球体11としては、例えば使
用済みの硬式テニスボール等の球技用ボール11Tが用
いられる。また上記保持部材12としては、例えば二枚
の熱収縮性を有する合成樹脂シート12a,12bの端
部どうしを接合することによって、袋状に形成されたも
のが用いられる。
【0015】上記緩衝用の球体含有構造物10を得るに
は、複数の使用済み球技用ボール11Tを、二枚の保持
部材12a,12bの間に挟み込み、且つそのボール1
1Tを適宜な冶具を用いて、図示の如く所定パターン
(4列×6行)に平面的に配列する。そして上記状態を
保持したまま、適宜な加熱装置(不図示)を用いて二枚
の保持部材12a,12bに対し熱収縮加工を施す。こ
うすることにより、二枚の保持部材12a,12bが熱
収縮し、複数の球技用ボール11Tの相互間に存在する
対向領域の対向面間隔Gが、球技用ボール11Tの直径
D以下に狭められる事になる。この結果、球技用ボール
11Tの保持部材内での移動が制限され、複数の球技用
ボール11Tは保持部材12により一体的に安定に保持
される。
【0016】なお保持部材12の対向する二辺には、ベ
ンチ20への取付けを容易に行なえるように取付け手段
13が設けられている。この取付け手段13は、ベンチ
20の腰掛部支持フレームである一対の平行な水平バー
23を、ベンチ前後からそれぞれ包み込むように当該水
平バー23に対して当接可能な如く形成されたL形の折
り曲げ部13aと、この折り曲げ部13aを当該水平バ
ー23のねじ穴23aに対してねじ止めする為のねじ挿
通孔13bとからなる。したがってベンチ20に対して
容易に取付け可能であり、また取り外しも簡単である。
【0017】(第2実施形態)図3は本発明の第2実施
形態に係る緩衝用の球体含有構造物30の使用例を示す
斜視図である。図4は上記緩衝用の球体含有構造物30
の具体的構造を示す図で、(a)は平面図、(b)は
(a)のb−b矢視断面図、(c)は(a)のc−c矢
視断面図である。
【0018】この第2実施形態の緩衝用の球体含有構造
物30が前記第1実施形態の緩衝用の球体含有構造物1
0と異なる主な点は、前記複数の球技用ボール11Tを
特定パターンに配置するための位置決め用枠体17を備
えた点である。上記位置決め用枠体17は、例えば合成
樹脂でトレイ形に一体成形されたものであり、球技用ボ
ール11Tを選択的に挿入可能な複数の升目状の球体収
納部18がマトリクス状に配された構造を有している。
上記位置決め用枠体17の球体収納部18には、複数の
球技用ボール11Tが、例えば図示の如くジグザグ状に
配置され、その上面はシート状の保持部材12で覆われ
ている。なお保持部材12で覆われた位置決め用枠体1
7の上部空間内は、必要に応じて例えばバキューム装置
等(不図示)で真空排気する。こうする事により、上記
保持部材12を球技用ボール11Tに対して密着させる
ことができる。
【0019】(第3実施形態)図5は本発明の第3実施
形態に係る緩衝用の球体含有構造物40の構成を示す図
で、(a)は使用例を示す分解斜視図、(b)は緩衝用
の球体含有構造物40の構成を示す平面図、(c)は
(b)のc−c矢視断面図である。
【0020】本実施形態に係る緩衝用の球体含有構造物
40は、例えば木製の梱包箱50の中に比較的重量の大
きな収容物55を収容するような場合、梱包箱50の内
底面51等にクッション部材として介挿し得る如く設け
られている。この緩衝用の球体含有構造物40は、基本
的には第1実施形態と同様の構造に形成されている。た
だしこの構造物40には、他の梱包箱のサイズに適合す
る大きさに分割可能とするためのミシン目14,または
相互に連結可能とするための突起15及び切欠き16等
を備えている。
【0021】かくして重量の大きな収容物55を梱包箱
50に収容して梱包する際には、梱包箱50の内底面5
1に緩衝用の球体含有構造物40を敷き、その上に収容
物55を置く。そして梱包箱50の開口部を蓋52で閉
じ、ねじ挿通孔53を通して梱包箱50のねじ穴54に
ねじ止めを行なうことにより梱包する。なお蓋52と収
容物55との間や、梱包箱50の内側面と収容物40の
外側面との間にも、緩衝用の球体含有構造物40あるい
はその他のクッション部材を介在させるようにしてもよ
い。
【0022】(第4実施形態)図6は本発明の第4実施
形態に係る緩衝用の球体含有構造物60の構成を示す図
で、(a)は上面図、(b)は(a)のb−b矢視断面
図である。
【0023】第4実施形態に係る緩衝用の球体含有構造
物60は、椅子として使用可能な如く、円盤状に形成さ
れた複数のクッション部材61〜69を、円筒状に積層
し且つ相互間を例えば接着することにより一体化したも
のである。各クッション部材61〜69は、いずれも前
記使用済みの球技用ボール11Tを多重リング状に同心
配列し、その表裏両面を前記シート状の保持部材12で
覆い、バキューム装置(不図示)を用いて各部材の排気
口61X,62X,63X〜68X,69Xから、それ
ぞれ真空排気して上記球技用ボール11Tを一体的に保
持したものである。上記椅子は簡易なインテリア用置物
としても利用可能である。
【0024】(第5実施形態)図7は本発明の第5実施
形態に係る浮揚用の球体含有構造物70の構成を示す図
で、(a)は使用例を示す斜視図、(b)は浮揚用球体
含有構造物70の具体例1を示す断面図、(c)は浮揚
用の球体含有構造物70の具体例2を示す断面図、
(d)は浮揚用の球体含有構造物70の具体例3を示す
側面図である。
【0025】第5実施形態に係る浮揚用の球体含有構造
物70は、水泳プール80のコースロープとして使用可
能な如く、液密構造の透明なチューブからなる長尺な収
納部材71の内部に、多数の使用済みテニスボール11
Tを一列に所定の態様で挿入したものである。
【0026】(b)に示す具体例1は、長尺な収納部材
71の内部に、使用済みテニスボール11Tを4個を一
組にして収納し、各組の相互間に存在する収納部材71
に対し絞り加工(例えば熱収縮加工等)を施して細径部
72となすことにより、複数の円筒形フロート73を連
結した態様のコースロープとした例である。
【0027】(c)に示す具体例2は、長尺な収納部材
71の内部に、使用済みテニスボール11Tを1個づつ
独立して収納し、各ボール相互間に存在する収納部材7
1に対し絞り加工(例えば熱収縮加工等)を施して細径
部72となすことにより、複数の球形フロート74を連
結した態様のコースロープとした例である。
【0028】(d)に示す具体例3は、長尺な収納部材
71の内部に、使用済みテニスボール11Tを1個づつ
独立して収納し、且つ各ボール相互間に存在する収納部
材71の外周に、周面に消波用螺旋溝75を有する消波
リング76をそれぞれ嵌め込むことにより、複数の球形
フロート74を連結した消波リング76付きのコースロ
ープとした例である。
【0029】(実施形態における特徴点) [1]実施形態に示された緩衝用の球体含有構造物10
は、重量物を載置するための緩衝用の球体含有構造物1
0であって、弾性を有する(内部に空気を封入された構
造のものが好ましい)複数個の球体11と、これら複数
個の球体11を一体的に保持する保持部材12と、を備
えたことを特徴としている。
【0030】上記球体含有構造物10においては、使用
済み硬質テニスボール等の球体11を多数使用して例え
ばベンチ用クッション部材等を構成できるので、上記球
体11の有効な再利用を図ることができる。そして上記
球体11として使用済み硬質テニスボール11Tを用い
た場合には、燃えないゴミとして廃棄処分される硬質テ
ニスボール11Tの数を大幅に削減できるため、上記廃
棄処分される硬質テニスボール11Tによる環境問題解
決の一助になる。
【0031】[2]実施形態に示された緩衝用の球体含
有構造物10は、前記[1]に記載の球体含有構造物1
0であって、前記複数個の球体11はテニスボール(硬
式用ボールである事が好ましい)を含む球技用ボール1
1Tであり、前記保持部材12はシート状(網状体も含
む)をなし、平面的に配置された前記複数個の球技用ボ
ール11Tを、表裏両面から挟み込んで保持するもので
あることを特徴としている。
【0032】上記球体含有構造物10においては、球体
11である複数個の球技用ボール11Tが、表裏両面か
ら挟み込んだ保持部材12の内部で移動しないように、
簡単に固定化することが可能となる。
【0033】[3]実施形態に示された緩衝用の球体含
有構造物10は、前記[2]に記載の球体含有構造物1
0であって、前記保持部材12は、前記球技用ボール相
互間に存在する複数の対向領域のうち少なくとも一部の
対向面間隔Gが、前記球技用ボール11Tの直径D以下
に狭められる事により、前記球技用ボール11Tの保持
部材内での移動を制限する手段を、更に備えたことを特
徴としている。
【0034】上記球体含有構造物10においては、格別
な位置決め用部材を介在させることなく、保持部材12
の内部で球技用ボール11Tが移動しないように保持す
ることができる。したがって対象重量物を安定に載置し
得るものとなる。なお対向面どうしの間隔Gを狭める箇
所は任意である。
【0035】[4]実施形態に示された緩衝用の球体含
有構造物10は、前記[1]ないし[3]のいずれか一
つに記載の球体含有構造物10であって、ベンチ20の
腰掛部21におけるクッション部材として使用可能な如
く、取付け手段13を備えたことを特徴としている。
【0036】上記球体含有構造物10においては、取付
け手段13によりベンチ20の腰掛部21に簡単に装着
でき、また取り外しも容易であるので、ベンチ用のクッ
ション部材として容易に利用できる。
【0037】[5]実施形態に示された緩衝用の球体含
有構造物40は、前記[1]ないし[3]のいずれか一
つに記載の球体含有構造物10であって、梱包箱50の
内面(底面、側面、上面)51と収容物55の外面との
間に置かれるクッション部材として使用可能な如く、当
該梱包箱50のサイズに適合する大きさに分割する手段
14,連結する手段15,16の少なくとも一方を備え
たことを特徴としている。
【0038】上記球体含有構造物40においては、収容
物55の重量が相当大きい場合であっても十分耐え得る
ので、重量物緩衝用の構造物として好適である。しかも
梱包箱50のサイズに適合する大きさに分割又は連結し
て使用できるので使い勝手に優れているうえ、安価に製
作可能である。
【0039】[6]実施形態に示された緩衝用の球体含
有構造物60は、前記[1]ないし[3]のいずれか一
つに記載の球体含有構造物10であって、椅子として使
用可能な如く、円盤状に形成された複数のクッション部
材61〜69を、円筒状または円柱状に積層したもので
あることを特徴としている。
【0040】上記球体含有構造物60においては、構成
が簡単であるため、優れたデザインの椅子を容易且つ安
価に製作可能である。
【0041】[7]実施形態に示された浮揚用の球体含
有構造物70は、水などの液体に浮かぶ浮揚用の球体含
有構造物70であって、長尺な液密構造を有するチュー
ブからなる収納部材71と、この収納部材71の内部
に、一列に連続的また間欠的に収納保持された複数のテ
ニスボール11Tと、を備えたことを特徴としている。
【0042】上記球体含有構造物70においては、水な
どの液体に浮かび且つ耐液性に富んだ構造を有するテニ
スボール11Tが、液密構造のチューブからなる収納部
材71に入れてあるので、水泳プール80のコースロー
プやオイルフェンス(不図示)として使用することがで
きる。しかも使用済みテニスボールを利用することで極
めて安価につくる事ができる。
【0043】[8]実施形態に示された浮揚用の球体含
有構造物70は、前記[7]に記載の球体含有構造物7
0であって、前記収納部材71は、収納された前記複数
のテニスボール11Tの移動を制限する細径部72を、
更に備えていることを特徴としている。
【0044】上記球体含有構造物70においては、格別
の仕切り部材を用いずに、細径部72によって複数のテ
ニスボール11Tの位置を固定化できるので、構造物自
体の形状を単純化できる。
【0045】[9]実施形態に示された浮揚用の球体含
有構造物70は、前記[7]又は[8]に記載の球体含
有構造物70であって、前記テニスボール11Tを収納
する前記収納部材71は、水泳プール80のコースロー
プとして使用可能な如く、水密構造の透明なチューブで
形成されていることを特徴としている。
【0046】上記球体含有構造物70においては、テニ
スボール11Tの直径Dが水泳プール80のコースロー
プにおけるフロートの太さに丁度適合した大きさである
上、テニスボール11Tの外周面に施されている外観色
(黄色、オレンジ、白)はかなり目立つ色であり識別性
に富んでいる。したがって透明なチューブからなる収納
部材71の中にカラフルなテニスボール11Tを挿入し
た球体含有構造物70は、そのままで簡易なコースロー
プとして使用可能である。
【0047】[10]実施形態に示された浮揚用の球体
含有構造物70は、前記[9]に記載の球体含有構造物
70であって、前記透明チューブからなる収納部材71
の外周に、複数の消波リング76を、当該収納部材71
の長手方向に沿って間欠的に嵌め込んだことを特徴とし
ている。
【0048】上記球体含有構造物70においては、消波
機能を有するコースロープが簡単かつ安価に得られるの
で、水泳プール80のコースロープとして極めて有用な
ものとなる。
【0049】[11]実施形態に示された球体含有構造
物は、特定パターンに配置された弾性を有する複数個の
球体11と、これら複数個の球体を包含するように一体
的に保持する保持部材12と、を備えたことを特徴とし
ている。
【0050】上記球体含有構造物10においては、球体
11の持つ弾性によるクッション機能、球体11の持つ
凹凸性による刺激機能、さらには球体11のもつ外観
(色,デザイン)による美的機能、等を備えた多用途の
再利用構造物が得られる。
【0051】[12]実施形態に示された球体含有構造
物30は、前記[11]に記載の球体含有構造物であっ
て、前記複数の球体11を特定パターンに配置するため
の位置決め用枠体17を、更に備えたことを特徴として
いる。
【0052】上記球体含有構造物30においては、位置
決め用枠体17を用いて多数の球体11を、任意な所定
パターンに容易かつ整然と配置し得る。
【0053】(変形例)実施形態に示された球体含有構
造物は、下記の変形例を含んでいる。
【0054】・保持部材12が網状をなすもの。
【0055】・保持部材12に通気孔を設けたもの。、 ・平面的に並べられた複数の球体11を、単に外側から
取り囲むように設けられた外枠のみからなる位置決め用
枠体を備えたもの。
【0056】・使用済み球技用ボール等の球体11と共
に、他の弾性部材を補助部材として併用したもの。
【0057】・使用済み球技用ボール11Tとして使用
済みの軟式野球ボールを用いたもの。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば下記のような作用効果を
有する球体含有構造物を提供できる。
【0059】(a)使用済み硬質テニスボール等の球体
を多数使用して例えばベンチ用クッション部材等を構成
できるので、上記球体の有効な再利用を図ることができ
る。
【0060】(b)上記球体として硬質テニスボールを
使用した場合、燃えないゴミとして廃棄処分される硬質
テニスボールの数を大幅に削減できるため、上記廃棄処
分される硬質テニスボールによる環境問題解決の一助に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る緩衝用の球体含有
構造物の使用例を示す斜視図。
【図2】本発明の第1実施形態に係る緩衝用の球体含有
構造物の具体的構造を示す図で、(a)は平面図、
(b)は(a)のb−b矢視断面図、(c)は(a)の
c−c矢視断面図。
【図3】本発明の第2実施形態に係る緩衝用の球体含有
構造物の使用例を示す斜視図。
【図4】本発明の第2実施形態に係る緩衝用の球体含有
構造物の具体的構造を示す図で、(a)は平面図、
(b)は(a)のb−b矢視断面図、(c)は(a)の
c−c矢視断面図。
【図5】本発明の第3実施形態に係る緩衝用の球体含有
構造物の構成を示す図で、(a)は使用例を示す分解斜
視図、(b)は緩衝用の球体含有構造物の具体的構造を
示す平面図、(c)は(b)のc−c矢視断面図であ
る。
【図6】本発明の第4実施形態に係る緩衝用の球体含有
構造物の構成を示す図で、(a)は上面図、(b)は
(a)のb−b矢視断面図である。
【図7】本発明の第5実施形態に係る浮揚用の球体含有
構造物の構成を示す図で、(a)は使用例を示す斜視
図、(b)は浮揚用の球体含有構造物の具体例1を示す
断面図、(c)は浮揚用の球体含有構造物の具体例2を
示す断面図、(d)は浮揚用の球体含有構造物の具体例
3を示す側面図。
【符号の説明】
10,30,40,60…緩衝用の球体含有構造物 11…球体 11T…球技用ボール(硬質テニスボール等) 12…保持部材 12a,12b…二枚の熱収縮性の合成樹脂シート 13…取付け手段 13a…L形の折り曲げ部 13b…ねじ挿通孔 14…ミシン目 15…突起 16…切欠き 17…位置決め用枠体 18…球体収納部 20…ベンチ 50…梱包箱 52…蓋 55…収容物 70…浮揚用の球体含有構造物 71…長尺な収納部材 72…細径部 73,74…フロート 75…消波用螺旋溝 76…消波リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A63K 1/00 A63K 1/00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重量物を載置するための緩衝用の球体含有
    構造物であって、 弾性を有する複数個の球体と、 これら複数個の球体を一体的に保持する保持部材と、 を備えたことを特徴とする緩衝用の球体含有構造物。
  2. 【請求項2】前記複数個の球体はテニスボールを含む球
    技用ボールであり、 前記保持部材はシート状をなし、平面的に配置された前
    記複数個の球技用ボールを、表裏両面から挟み込んで保
    持するものであることを特徴とする請求項1に記載の緩
    衝用の球体含有構造物。
  3. 【請求項3】前記保持部材は、前記球技用ボール相互間
    に存在する複数の対向領域のうち少なくとも一部の対向
    面間隔が、前記球技用ボールの直径以下に狭められる事
    により、前記球技用ボールの保持部材内での移動を制限
    する手段を、更に備えたことを特徴とする請求項2に記
    載の緩衝用の球体含有構造物。
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