JP2003174635A - コンテンツ復元装置 - Google Patents

コンテンツ復元装置

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JP2003174635A
JP2003174635A JP2001372041A JP2001372041A JP2003174635A JP 2003174635 A JP2003174635 A JP 2003174635A JP 2001372041 A JP2001372041 A JP 2001372041A JP 2001372041 A JP2001372041 A JP 2001372041A JP 2003174635 A JP2003174635 A JP 2003174635A
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JP
Japan
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restoration
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Withdrawn
Application number
JP2001372041A
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English (en)
Inventor
Hirokazu Okita
洋和 沖田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001372041A priority Critical patent/JP2003174635A/ja
Publication of JP2003174635A publication Critical patent/JP2003174635A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大容量のデータの配信ができる高周波数の搬送
波は指向性が高く、電波の届く範囲は限られている。し
たがって、移動体へ伝送を行う場合には、複数の発信機
を広範囲に渡って敷設しなければならずコストがかか
る。また、移動体が連続受信を行うこと自体が困難であ
る。 【解決手段】本発明では、配信したいコンテンツを、符
号化したデータと、そのデータの復元の条件を含むデー
タとに分けて、各々の特徴に応じた伝送システム(広域
・狭域データ伝送システム)で配信を行う。それによ
り、伝送時間を短縮することができ、かつ各々の特徴に
応じて、最適のシステムで配信が行われる。さらに、送
信パケットの連続性を問わないメタコンテンツデータ形
式でデータの送信を行うことで、データを連続的に受信
する必要がないために、高速移動体においても受信が可
能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンテンツ復元装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、大容量のデータを配信するために
は高い周波数の搬送波が利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、高周波数の搬
送波は指向性が高く、伝送距離が短い。つまり、電波の
届く範囲は限られている。しかし、移動体に高周波数の
搬送波による伝送を行う場合には、広範囲に電波を伝送
させる必要がある。そのためには、複数の高周波数の発
信機を敷設しなければならずコストがかかるという問題
がある。また、移動体が連続受信を行うこと自体が困難
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、この課題を
解決するために、配信したいコンテンツを、符号化した
コンテンツデータと、コンテンツデータの復元に利用す
るための条件を含むデータ復元条件情報とに分けて、そ
れぞれの特徴に応じた伝送システムで配信を行うことと
した。データ復元条件情報はデータ量が小さいので、伝
送速度が遅い携帯電話やPHS経由(広域データ伝送シ
ステム)で送信することとし、データ量の大きなコンテ
ンツデータは、高周波数の搬送波(狭域データ伝送シス
テム)を利用して、瞬時に大量のデータを送信すること
にした。
【0005】また、送信パケットの連続性を問わないメ
タコンテンツデータ形式でデータの送信を行うことにし
た。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定さ
れるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て、種々なる態様で実施しうる。
【0007】<実施形態1>本実施形態は、受信したデ
ータからコンテンツを復元するコンテンツ復元装置であ
る。
【0008】図1は、本実施形態の一例の概念を示すも
のである。ここでは、走行中に車に搭載されたコンテン
ツ復元装置がデータを受信する場面を示したものであ
る。データの送信元は、図中で右上部に示した電波塔
(広域データ伝送システム)と、下部に示した発信機
(狭域データ伝送システム)である。発信機から送信さ
れるのは、高周波数の搬送波である。高周波数の搬送波
は、指向性が高く伝送距離が短いため、発信機は局所的
に電波を送信することになる。したがって、車に搭載さ
れたコンテンツ復元装置は、発信機が電波を送信できる
ごく狭いエリアを通過する際にのみ、電波を受信する。
受信した電波は、コンテンツデータを搬送している。こ
こで、コンテンツとは、映像や音声などの配信したい元
データのことであり、コンテンツデータはコンテンツに
符号化等の処理を加えたものである。受信電波に搬送さ
れたコンテンツデータは、例えば映画をMPEGなどに
よる映像圧縮方式によって圧縮されたデータである。
【0009】一方、電波塔は、携帯・PHS等の基地局
などを意味するものである。送信される電波は低周波数
であるため、伝送速度が遅く、また送信できるデータ量
も少ないが、送信できる面積は広範囲に渡っている。し
たがって、高周波数の搬送波の受信とは関係なく、コン
テンツデータを復元するために必要となるデータ復元条
件情報を受信する。
【0010】コンテンツ復元装置は、受信したコンテン
ツデータとデータ復元条件情報とを復元に利用すること
ができるかを判断し、データ復元条件情報に基づいてコ
ンテンツデータを復元する。コンテンツデータの復元が
できれば、配信された映画を再生することができる。
【0011】図2は、本実施形態におけるコンテンツ復
元装置の機能ブロックの一例を示す図である。本実施形
態のコンテンツ復元装置(0200)は、「条件情報受
信部」(0201)と、「コンテンツデータ受信部」
(0202)と、「第一判断部」(0203)と、「復
元部」(0204)とを有する。ここで、各部は、ハー
ドウエア、ソフトウエア、ハードウエアとソフトウエア
の両者、のいずれかによって構成される。たとえば、こ
れらを実現する一例として、コンピュータを利用する場
合には、CPU、メモリ、バス、インターフェイス、周
辺装置などから構成されるハードウエアと、これらのハ
ードウエア上にて実行可能なソフトウエアを挙げること
ができる。具体的には、メモリ上に展開されたプログラ
ムを順次実行することで、メモリ上のデータや、インタ
ーフェイスを介して入力されるデータの加工、蓄積、出
力などにより各部の機能が実現される。
【0012】「条件情報受信部」(0201)は、コン
テンツデータの復元に利用するための条件であるデータ
復元条件を含むデータ復元条件情報を広域データ伝送シ
ステムを利用して受信する。「コンテンツデータ」と
は、元のデータを符号化したデータのことである。「符
号化」とは、情報がある一定の規則に基づいて符号に変
換されることをいう。「データ復元条件」とは、符号化
されたコンテンツデータを元のデータに復元する際に必
要となる条件のことである。例えば、映像のデジタル圧
縮技術であるMPEG(Moving Picture
ExpertsGroup)を用いて映画の圧縮処理
を行うとすると、コンテンツデータは「圧縮ファイル」
であり、データ復元条件は「MPEGによるデコード変
換条件」ということになる。「データ復元条件情報」と
は、上述のデータ復元条件を含む情報のことで、他には
配信されるコンテンツ名称(ファイル名)や、コンテン
ツの種類(音楽ファイル、動画ファイル等)などの条件
が含まれる場合がある。「広域データ伝送システム」と
は、周波数が低く、拡散しやすい電波を利用して、広範
囲に渡ってデータ伝送を行うシステムのことである。そ
のため、広域データ伝送システムの発信機は、「電波
塔」という形態で点在しながら(あるいは、一箇所のみ
存在し)、広範囲に渡って電波を送信することになる。
送信される電波が低周波数であるため、伝送速度が遅
く、また送信できるデータ量も少ないが、送信できる面
積は広範囲に渡っている。本実施形態の条件情報受信部
では、広域データ伝送システムを利用して送信されるデ
ータ復元条件情報を受信し、第一判断部に渡す。あるい
は、データ復元条件情報が直接復元部に渡されるとして
もよい。
【0013】「コンテンツデータ受信部」(0202)
は、コンテンツデータを狭域データ伝送システムを利用
して受信する。「狭域データ伝送システム」とは、周波
数が高く、指向性が高い電波を利用して、狭い範囲に絞
ってデータ伝送を行うシステムのことである。狭域デー
タ伝送システムの発信機は局所的にしか電波を送信でき
ないため、高速道路の脇など、送信対象が通過する場所
を狙って電波を送信することが必要となる。送信される
電波が高周波数であるため、瞬時に大量のデータを送受
信することができる。本実施形態のコンテンツデータ受
信部では、狭域データ伝送システムを利用して送信され
るコンテンツデータを受信し、第一判断部に渡す。ある
いは、コンテンツデータが直接復元部に渡されるとして
もよい。
【0014】「第一判断部」(0203)は、コンテン
ツデータ受信部で受信したコンテンツデータを復元に利
用することができるかを、条件情報受信部で受信したデ
ータ復元条件情報に基づいて判断する。コンテンツデー
タあるいはデータ復元条件情報の受信中に搬送波が途絶
えて完全な受信ができなかった場合等は、コンテンツデ
ータの復元はできなくなる。したがって、第一判断部は
コンテンツデータの復元はできないという判断結果を出
し、受信ができなかったデータについての再送要求等を
する場合がある。第一判断部がコンテンツデータの復元
はできるという判断結果を出した場合には、第一判断部
はコンテンツデータを復元部に渡す。
【0015】「復元部」(0204)は、第一判断部で
コンテンツを復元するために利用することができると判
断されたコンテンツデータを利用してコンテンツを復元
する。復元は、受信したコンテンツデータに含まれる情
報や、データ復元条件情報に基づいて行われる。例え
ば、先のMPEGの例では、コンテンツデータ「圧縮フ
ァイル」から元データ「映画」を導くことになる。コン
テンツデータから元データへの変換は、MPEGによる
デコード変換により行うことができる。データ復元条件
情報に示されるデータ復元条件を逆にたどれば、コンテ
ンツデータは元データに復元されることになる。
【0016】<実施形態2>本実施形態は、受信したデ
ータを蓄積するコンテンツデータ蓄積部を有するコンテ
ンツ復元装置である。
【0017】図3は、本実施形態におけるコンテンツ復
元装置の機能ブロックの一例を示す図である。本実施形
態のコンテンツ復元装置(0300)は、「条件情報受
信部」(0301)と、「コンテンツデータ受信部」
(0302)と、「第二判断部」(0303)と、「復
元部」(0304)と、さらに「コンテンツデータ蓄積
部」(0305)を有する。
【0018】「条件情報受信部」(0301)におい
て、データ復元条件情報を受信する処理と、「コンテン
ツデータ受信部」(0302)において、コンテンツデ
ータを受信する処理は、上述の実施形態1と同様であ
る。
【0019】「コンテンツデータ蓄積部」(0305)
は、コンテンツデータ受信部で受信したコンテンツデー
タを蓄積する。本実施形態では、実施形態1と比較して
このコンテンツデータ蓄積部を有する点で相違がある。
受信したコンテンツデータを一旦蓄積することで、受信
後任意のタイミングで復元の処理を行うことが可能とな
る。あるいは、必要のないコンテンツデータは復元を行
わないで、復元部の処理の負荷を減らすことができる。
【0020】また、コンテンツデータ蓄積部にはすでに
蓄積コンテンツデータが蓄積されている場合もある。例
えば、蓄積コンテンツデータは、時間の経過による変化
が少ない地図情報であるとし、コンテンツデータ受信部
で受信したコンテンツデータと組み合わせて利用され
る。コンテンツとして渋滞情報等を配信したい場合に
は、蓄積コンテンツデータとして地図情報がすでに蓄積
されていれば、配信すべき情報は渋滞に関する情報(ど
こで渋滞が生じているか)のみで済み、配信するデータ
量を少なくすることができる。
【0021】「第二判断部」(0303)は、コンテン
ツデータ蓄積部で蓄積したコンテンツデータを復元に利
用することができるかを、条件情報受信部で受信したデ
ータ復元条件情報に基づいて判断する。例えば、データ
復元条件情報に、復元に必要なコンテンツデータの規定
量等が示されている場合は、その規定量に達するまでコ
ンテンツデータが蓄積されないとコンテンツの復元がで
きないことになる。したがって、この場合、第二判断部
はコンテンツデータの復元はできないという判断結果を
出し、さらに受信を続けることになる。第二判断部がコ
ンテンツデータの復元はできるという判断結果を出した
場合には、第二判断部はコンテンツデータを復元部に渡
す。あるいは、コンテンツデータとコンテンツの復元に
必要なデータ復元情報は、それぞれの受信部、コンテン
ツデータ受信部と条件情報受信部より直接復元部に渡さ
れるとしてもよい。
【0022】「復元部」(0304)は、第二判断部で
コンテンツを復元するために利用することができると判
断されたコンテンツデータを利用してコンテンツを復元
する。復元は、受信したコンテンツデータに含まれる情
報や、データ復元条件情報に基づいて行われる。このと
き、復元後のコンテンツデータとあらかじめ蓄積されて
いる蓄積コンテンツデータを組み合わせて一つのコンテ
ンツとすることもできる。例えば、蓄積コンテンツデー
タを地図情報とし、渋滞情報等のコンテンツデータを組
み合わせた場合には、復元されたコンテンツとしては、
地図上に渋滞の状況を重ねて表示することができる。こ
のとき、蓄積コンテンツデータが符号化されていない場
合には、復元の処理は行われないが、受信したコンテン
ツデータを復元し、両者を重ね合わせる等の処理を行う
ことになる。
【0023】<実施形態3、4>実施形態3、4は、実
施形態2を基本とし、コンテンツデータの復元にメタコ
ンテンツテクノロジを利用することを特徴とするコンテ
ンツ復元装置である。
【0024】ここで、「メタコンテンツテクノロジ」と
は、デジタル・ファウンテン社によるデータ通信の信頼
性を高める基礎技術(System for auto
mated generation of medi
a:米国特許番号 6032156)である。その特徴
は、データの配信中にネットワークエラーなどによって
一部のパケット(「パケット」とは、データの小さなま
とまりを意味し、特定のフォーマットに限定されな
い。)が欠落しても、受信側で元のデータを復元する機
能を備え、再送する必要がないところにある。受信側で
は、パケットを受信し、その受信したパケットを規定数
に達するまで貯めておくことを行う。規定数のパケット
が受信できれば、どのパケットをどこから受信しても受
信側は元のデータを復元することができる。
【0025】図4は、メタコンテンツテクノロジの概念
を示す図である。配信する元データ(例えば映画等)
は、Luby−Transformを適用し、メタコン
テンツデータパケットと呼ぶパケットに変換され、サー
バ(送信装置)から送信される。この変換処理によって
サーバ(送信装置)から送出するパケットはどれをとっ
ても異なるものが生成される。そのため、サーバ(送信
装置)は、容量の小さな元データであっても、異なるパ
ケットを際限なく送信し続けることができる。また、配
信する元データの容量に応じた規定の数のパケットを受
信できれば、パケットの受信を行うクライアント(受信
装置)はどのパケットをどこから受信しても(連続受信
しなくても)元データを復元することができる。ちなみ
に、データの復元に必要なパケットの容量は、元データ
の約105%程度である。ここでは、任意の4つのパケ
ットを受信できれば、元データと同じものが復元できる
とする。このクライアント(受信装置)は、b、c、
f、gの受信に失敗したが、a、d、eの3つの受信を
行い、4番目のパケットであるhの受信が成功した時点
で元データの復元が可能となる。クライアント(受信装
置)は、規定数のパケットを受信するまで待てばよいの
で、取りこぼしたパケットの再送を要求する必要はな
い。
【0026】図5は、実施形態3、4におけるコンテン
ツ復元装置の機能ブロックの一例を示す図である。本実
施形態のコンテンツ復元装置(0500)は、「条件情
報受信部」(0501)と、「コンテンツデータ受信
部」(0502)と、「第二判断部」(0503)と、
「復元部」(0504)と、「コンテンツデータ蓄積
部」(0505)とを有する。
【0027】「コンテンツデータ受信部」(0502)
は、コンテンツデータを狭域データ伝送システムを利用
して受信する。実施形態3での「コンテンツデータ」
は、コンテンツの復元に利用されるメタコンテンツデー
タパケットである。「メタコンテンツデータパケット」
とは、元のコンテンツをメタコンテンツテクノロジの数
学的アルゴリズムでパケットに変換したものである。メ
タコンテンツテクノロジの性質から、メタコンテンツデ
ータパケットは、完全に独立であり、基本的に同じ内容
のパケットは存在しない。(非常に低い確率で同じ内容
のパケットが生成される場合もある。)つまり、コンテ
ンツデータ受信部で受信するコンテンツデータも、独立
で同じ内容のパケットは存在しないことになる。処理に
ついては、実施形態2と同様である。
【0028】「条件情報受信部」(0501)は、コン
テンツデータの復元に利用するための条件であるデータ
復元条件を含むデータ復元条件情報を広域データ伝送シ
ステムを利用して受信する。実施形態4での「データ復
元条件情報」は、コンテンツの復元に必要なメタコンテ
ンツデータパケットの数である必要パケット量情報を含
むメタコンテンツデータパケット復元情報である。ここ
での、「データ復元条件」は、メタコンテンツテクノロ
ジによる変換であり、コンテンツの復元に必要なメタコ
ンテンツデータパケットの数である必要パケット量情報
を含むものである。コンテンツの復元に必要なパケット
の数は、メタコンテンツテクノロジの性質より元データ
の約105%程度である。また、他のデータ復元条件と
しては、配信されるコンテンツ名称(ファイル名)や、
コンテンツの種類(音楽ファイル、動画ファイル等)な
どの条件が含まれる場合がある。処理については、実施
形態2と同様である。
【0029】「コンテンツデータ蓄積部」(0505)
は、コンテンツデータ受信部で受信したコンテンツデー
タを蓄積する。実施形態3では、コンテンツデータはメ
タコンテンツデータパケットであるから、コンテンツデ
ータ蓄積部にはメタコンテンツデータパケットが蓄積さ
れることになる。上述したようにメタコンテンツデータ
パケットは連続受信の必要はない。したがって、蓄積に
おいても順序や関連付け等に考慮する必要はなく、必要
パケット量情報が揃うまで適宜蓄積が行われる。
【0030】「第二判断部」(0503)は、コンテン
ツデータ蓄積部で蓄積したコンテンツデータを復元に利
用することができるかを、条件情報受信部で受信したデ
ータ復元条件情報に基づいて判断する。例えば、データ
復元条件情報の必要パケット量情報を「100パケッ
ト」とすると、第二判断部はコンテンツデータ受信部で
100パケットのコンテンツデータを受信したかどうか
判断することになる。100パケットのコンテンツデー
タが受信できているとの判断結果が得られた場合には、
コンテンツデータは復元部に渡される。
【0031】「復元部」(0504)は、第二判断部で
コンテンツを復元するために利用することができると判
断されたコンテンツデータを利用してコンテンツを復元
する。復元は、コンテンツデータ蓄積部に蓄積されたメ
タコンテンツデータパケットに含まれる復元に必要なデ
ータを抽出し、そのデータに基づいて行われる。もとも
と元データであるコンテンツは、「Luby−Tran
sform」を適用し、メタコンテンツデータパケット
に変換されたものである。したがって、これを逆にたど
るようにしてメタコンテンツデータパケットはコンテン
ツに復元されることになる。
【0032】メタコンテンツテクノロジは、サーバ(送
信装置)によって大量に送信される元データから規定数
分を時間に関係なく受信することで、元データ全体の復
元を可能にする技術である。これは、誤り訂正符号等を
付加したり、再送信を要求したりする必要がないという
利点をもっている。
【0033】<実施形態5>本実施形態は、実施形態
1、2を基本とし、コンテンツを暗号化したコンテンツ
データを復号鍵で復元することを特徴とするコンテンツ
復元装置である。
【0034】図6は、実施形態5におけるコンテンツ復
元装置の機能ブロックの一例を示す図である。本実施形
態のコンテンツ復元装置(0600)は、「条件情報受
信部」(0601)と、「コンテンツデータ受信部」
(0602)と、「判断部」(0603)と、「復元
部」(0604)と、「コンテンツデータ蓄積部」(0
605)とを有する。ここで、実施形態1のコンテンツ
復元装置を基本とする場合には、「コンテンツデータ蓄
積部」(0605)は有しない場合がある。
【0035】「コンテンツデータ受信部」(0602)
は、コンテンツデータを狭域データ伝送システムを利用
して受信する。本実施形態での「コンテンツデータ」
は、コンテンツを暗号化した暗号化データである。「暗
号化」とは、例えば、ビットの反転をする、あるいは、
文字をなんらかの規則に則って置換するなどさまざまな
方法がある。暗号化したコンテンツを配信することによ
り、コンテンツのセキュリティを維持することができ
る。処理については、実施形態1、2と同様である。
【0036】「条件情報受信部」(0601)は、コン
テンツデータの復元に利用するための条件であるデータ
復元条件を含むデータ復元条件情報を広域データ伝送シ
ステムを利用して受信する。本実施形態での「データ復
元条件情報」は、前記暗号化データを復元するための情
報である復号鍵を含む。「復号鍵」とは、上記の例でい
うと、暗号処理がビットの反転の処理である場合には、
ビットを再度反転する処理を促す命令であり、また、暗
号処理が文字の置換の処理である場合には、置換を行う
際の規則のことである。処理については、実施形態1、
2と同様である。
【0037】「コンテンツデータ蓄積部」(0605)
は、コンテンツデータ受信部で受信したコンテンツデー
タを蓄積する。(ここで、本実施形態が実施形態1のコ
ンテンツ復元装置を基本とする場合には、「コンテンツ
データ蓄積部」は存在しない場合がある。)本実施形態
では、コンテンツデータは暗号化データであるから、コ
ンテンツデータ蓄積部には暗号化データが蓄積されるこ
とになる。
【0038】「判断部」(0603)は、コンテンツデ
ータ蓄積部の有無によって、処理が変わってくる。ま
ず、コンテンツデータ蓄積部が存在しない場合(実施形
態1を基本とする場合)の判断部は、コンテンツデータ
受信部で受信したコンテンツデータを復元に利用するこ
とができるかを、条件情報受信部で受信したデータ復元
条件情報に基づいて判断する。コンテンツデータあるい
はデータ復元条件情報の受信中に搬送波が途絶えて受信
ができなかった場合等は、判断部がコンテンツデータの
復元はできないという判断結果を出し、受信ができなか
ったデータについての再送要求等をする場合があるのは
実施形態1と同様である。判断部がコンテンツデータの
復元はできるという判断結果を出した場合には、判断部
はコンテンツデータを復元部に渡す。
【0039】コンテンツデータ蓄積部が存在する場合
(実施形態2を基本とする場合)の判断部は、コンテン
ツデータ蓄積部で蓄積したコンテンツデータを復元に利
用することができるかを、条件情報受信部で受信したデ
ータ復元条件情報に基づいて判断する。例えば、データ
復元条件情報に、復元に必要なコンテンツデータの規定
量等が示されている場合は、その規定量に達するまでコ
ンテンツデータが蓄積されないと、判断部はコンテンツ
データの復元はできないという判断結果を出し、さらに
受信を続けることになるのは実施形態2と同様である。
判断部がコンテンツデータの復元はできるという判断結
果を出した場合には、判断部はコンテンツデータを復元
部に渡す。
【0040】ここで、本実施形態のコンテンツデータ
が、コンテンツデータパケットを暗号化した暗号化デー
タであってもよい。その場合、例えば、データ復元条件
情報の必要パケット量情報を「100パケット」とする
と、判断部はコンテンツデータ受信部で100パケット
のコンテンツデータを受信したかどうか判断することに
なる。
【0041】「復元部」(0604)は、判断部でコン
テンツを復元するために利用することができると判断さ
れたコンテンツデータを利用してコンテンツを復元す
る。復元は、データ復元条件情報に含まれる復号鍵に基
づいて行われる。また、復号鍵によって暗号化データが
復元しても、さらにその暗号化データがメタコンテンツ
データパケットである場合には、さらに復元が必要とな
る。メタコンテンツテクノロジの数学的アルゴリズムよ
りメタコンテンツデータパケットはコンテンツに復元さ
れることになる。
【0042】<実施形態6>本実施形態は、実施形態
1、2を基本とし、広域データ伝送システムは携帯電話
システムで実現することを特徴とするコンテンツ復元装
置である。
【0043】「広域データ伝送システム」とは、周波数
が低く、拡散しやすい電波を利用して、広範囲に渡って
データ伝送を行うシステムのことである。この広域デー
タ伝送システムが利用されている代表的なシステムは、
携帯電話システムである。現在、携帯電話では800M
Hz帯及び1.5GHz帯の周波数の電波が通信に使わ
れている。本実施形態でも、これらの周波数帯を用いる
こととする。(この携帯電話システムには携帯電話の他
にも、W−CDMA(2GHz帯)やPHS(1.9G
Hz帯)その他のモバイル機器を含むものとする。
【0044】電波は、周波数が低いと、障害物がある場
合でも、基本的に回り込む性質が強く届きやすい、とい
う傾向がある。そのため、広域データ伝送システムの発
信機は、「電波塔」という形態で点在しながら(あるい
は一箇所のみ存在し)、広範囲に渡って電波を送信する
ことになる。送信される電波は低周波数であるため、伝
送速度が遅く、また送信できるデータ量も少ないが、送
信できる面積は広範囲に渡っている。
【0045】<実施形態7、8>実施形態7、8は、実
施形態1または2を基本とし、前記コンテンツデータ受
信部は、コンテンツデータを広域データ伝送システムを
も利用して受信することを特徴とするコンテンツ復元装
置である。
【0046】実施形態7、8におけるコンテンツ復元装
置の機能ブロックについては、すでに図2、3を用いて
説明したとおりである。実施形態7、8のコンテンツ復
元装置(0200)(0300)は、「条件情報受信
部」(0201)(0301)と、「コンテンツデータ
受信部」(0202)(0302)と、「第一判断部」
(0203)(あるいは「第二判断部」(0303))
と、「復元部」(0204)(0304)と、「コンテ
ンツデータ蓄積部」(0305)とを有する。
【0047】「条件情報受信部」(0201)(030
1)において、データ復元条件情報を受信する処理と、
「第一判断部」(0203)(あるいは「第二判断部」
(0303))において復元できるか判断する処理と、
「復元部」(0204)(0304)において、コンテ
ンツを復元する処理と、「コンテンツデータ蓄積部」
(0305)においてコンテンツデータの蓄積を行う処
理は、上述の実施形態1、2と同様である。
【0048】「コンテンツデータ受信部」(0202)
(0302)は、コンテンツデータを広域データ伝送シ
ステムをも利用して受信する。コンテンツデータ受信部
は、コンテンツデータを狭域データ伝送システムの他
に、広域データ伝送システムをも利用して受信を行うこ
とになる。また、実施形態8においては、コンテンツデ
ータは、音声データである。本来、広域データ伝送シス
テムは、送信される電波が低周波数であるため、伝送速
度が遅く、また送信できるデータ量も少ない。そこで、
コンテンツデータをデータ量の少ない音声データとし、
狭域データ伝送による高周波数の搬送波の受信とは関係
なく、受信することとした。したがって、もし狭域デー
タ伝送による高周波数の搬送波が途絶えて画像の受信が
できなくても、広域データ伝送による低周波数の搬送波
の通信は可能なので音声データだけは受信することがで
きる。また、音声データはデータ量が少ないため、復元
処理にかかる時間は画像等の復元と比べて少なくて済
み、送信と受信の間のタイムラグを最小限に押さえるこ
とができる。
【0049】以上より実施形態7、8のコンテンツ復元
装置は、災害時の情報提供の配信などに役立てることが
できる。例えば、前方のトンンネル内で衝突による火災
事故が発生している場合、事故現場の映像よりもまず前
方のトンネル内で事故が起こっているという情報を伝え
ることが最優先事項であり、音声データさえ得られれば
二次的な災害を未然に防ぐことができる。他には例え
ば、音楽や、交通・天気等の情報提供の配信などを受信
することができる。その他の処理については、実施形態
1、2と同様である。
【0050】<実施形態9>本実施形態は、実施形態
1、2を基本とし、狭域データ伝送システムはDSRC
(Dedicated Short Range Co
mmunication)を利用するシステムで実現す
ることを特徴とするコンテンツ復元装置である。
【0051】「狭域データ伝送システム」とは、周波数
が高く、指向性が高い電波を利用して、狭い範囲に絞っ
てデータ伝送を行うシステムのことである。周波数が高
い電波ほど、建物などの障害物があった場合、そこでさ
えぎられてしまい、電波の回り込めない影になる部分が
できやすい。したがって、狭域データ伝送システムの発
信機は局所的にしか電波を送信できないため、送信対象
が通過する場所を狙って電波を送信することが必要とな
る。これは、電波の送信が必要でないところには送信さ
れないため、障害電波の発生を最小限に抑えることがで
きるというメリットを有する。具体的には電磁波は、飛
行機や病院が使用している機器に誤動作を起こすことが
あるとされているが、狭域データ伝送システムでは指向
性の高い電波を利用しているので、周囲に電波を発信す
ることができないので電磁場等の影響は最小限にとどめ
ることができる。また、送信される電波が高周波数であ
るため、瞬時に大量のデータを送受信することができ
る。
【0052】「DSRC」は、専用狭域通信のことで、
ETC(Electronic Toll Colle
ction System ノンストップ自動料金支払
いシステム)や商用車管理システム等の路車間通信に用
いられる狭い範囲を対象とした通信方式のことである。
光を用いる方式と電波を用いる方式が開発されている。
例えば、ETCでは、5.8GHzの高周波数帯での専
用の周波数の電波が利用されている。なお、周波数が高
くなることで、電波の指向性が高くなるため、受信に際
してはより狭い範囲でのみ受信が可能となる。しかしそ
の一方、周波数が高くなるほど、伝送される情報量は増
加するので、受信部は大量のコンテンツデータの受信を
行うことになる。
【0053】<実施形態10、11、12>実施形態1
0、11は、実施形態9を基本とし、道路に設置された
発信機から送信されるコンテンツデータを受信すること
を特徴とするコンテンツ復元装置である。また、実施形
態12は、その発信機である。
【0054】実施形態10、11におけるコンテンツ復
元装置の機能ブロックについては、すでに図2、3を用
いて説明したとおりである。実施形態10、11のコン
テンツ復元装置(0200)(0300)は、「条件情
報受信部」(0201)(0301)と、「コンテンツ
データ受信部」(0202)(0302)と、「第一判
断部」(0203)(あるいは「第二判断部」(030
3))と、「復元部」(0204)(0304)と、
「コンテンツデータ蓄積部」(0305)とを有する。
【0055】「条件情報受信部」(0201)(030
1)において、データ復元条件情報を受信する処理と、
「第一判断部」(0203)(あるいは「第二判断部」
(0303))において復元できるか判断する処理と、
「復元部」(0204)(0304)において、コンテ
ンツを復元する処理と、「コンテンツデータ蓄積部」
(0305)においてコンテンツデータの蓄積を行う処
理は、上述の実施形態1、2と同様である。
【0056】「コンテンツデータ受信部」(0202)
(0302)は、道路に設置された発信機から送信され
るコンテンツデータを受信する。また、実施形態12の
発信機の道路への設置は、料金所、信号機、駐車場のい
ずれかへの設置である。狭域データ伝送システムにおい
ては、周波数が高いため、電波の指向性が高く伝送距離
は短い。つまり、発信機は局所的に電波を送信すること
になる。したがって、本発明のコンテンツ復元装置は、
発信機が電波を送信できるごく狭いエリアを通過する際
にのみ、電波を受信する。
【0057】ここで、発信機の設置場所は道路で、さら
に料金所、信号機、駐車場のいずれかである。発信機の
形態は、道路の脇に設置し横を走行する車に向かって電
波の送信をするもの、あるいは道路をまたいだゲート状
のものを設置しその下をくぐって走行する車に向かって
電波の送信をするものなどがある。発信機は、料金所、
信号機、駐車場のそれぞれの場所のみで必要となる情報
を送信することができる。例えば、高速道路の入口にあ
る料金所では高速道路で現在生じている渋滞情報や事故
情報を、信号機では信号機の前方での渋滞情報や事故情
報に加えてさらに周辺の案内等を、また駐車場では空車
スペースの情報(例えば、2階Bブロックに空車スペー
スあり)を発信機が送信すれば便利である。さらに、料
金所、信号機、駐車場としたのは、そこで車が減速する
ことを念頭に置いたものである。高速の走行でも受信が
できる機能を有しているが、低速であれば余裕を持って
受信が行えるためである。その他の処理については1、
2と同様である。
【0058】<実施形態13、14>実施形態13、1
4は、実施形態2を基本とし、あらかじめ蓄積されてい
る蓄積コンテンツデータをも利用してコンテンツを復元
することを特徴とするコンテンツ復元装置である。
【0059】実施形態13、14におけるコンテンツ復
元装置の機能ブロックについては、すでに図3を用いて
説明したとおりである。本実施形態のコンテンツ復元装
置(0300)は、「条件情報受信部」(0301)
と、「コンテンツデータ受信部」(0302)と、「第
二判断部」(0303)と、「復元部」(0304)
と、「コンテンツデータ蓄積部」(0305)とを有す
る。
【0060】「条件情報受信部」(0301)におい
て、データ復元条件情報を受信する処理と、「コンテン
ツデータ受信部」(0302)において、コンテンツデ
ータを受信する処理は、上述の実施形態2と同様であ
る。
【0061】「コンテンツデータ蓄積部」(0305)
は、コンテンツデータ受信部で受信したコンテンツデー
タを蓄積し、さらにあらかじめコンテンツデータである
蓄積コンテンツデータが蓄積されている。ここで、実施
形態13では、蓄積コンテンツデータは、地図情報であ
る。蓄積コンテンツデータは、時間の経過による変化が
少ない地図情報であるとし、その後にコンテンツデータ
受信部で受信したコンテンツデータと組み合わせて利用
される。コンテンツデータと蓄積コンテンツデータは、
第二判断部に渡される。
【0062】「第二判断部」(0303)は、コンテン
ツデータ受信部で受信してコンテンツデータ蓄積部に蓄
積されたコンテンツデータと、あらかじめ蓄積されてい
る前記蓄積コンテンツデータと、の両者をコンテンツの
復元に利用することができるか判断する。第二判断部
が、コンテンツデータの復元はできないという判断結果
を出した場合は、さらに受信を続ける等の処理が行われ
る。逆に、第二判断部が、コンテンツデータの復元はで
きるという判断結果を出した場合は、第二判断部はコン
テンツデータを復元部に渡す。
【0063】「復元部」(0304)は、第二判断部で
コンテンツを復元するために利用することができると判
断された場合には、コンテンツデータ受信部で受信して
コンテンツデータ蓄積部に蓄積されたコンテンツデータ
と、あらかじめ蓄積されている前記蓄積コンテンツデー
タと、の両者を利用して一のコンテンツを復元する。復
元は、データ復元条件情報のデータ復元条件に基づいて
行われる。蓄積コンテンツデータである地図情報とコン
テンツ情報を組み合わせて一つのコンテンツとなる。例
えば、復元されたコンテンツは、地図上に渋滞や事故の
状況、天気予報、あるいは周辺の案内や観光ガイドを重
ねて表示することができる。
【0064】<実施形態15>本実施形態は、実施形態
2、13を基本とし、任意のコンテンツの選択ができる
ことを特徴とするコンテンツ復元装置である。
【0065】図7は、本実施形態におけるコンテンツ復
元装置の機能ブロックの第一の例を示す図である。本実
施形態のコンテンツ復元装置(0700)は、「条件情
報受信部」(0701)と、「コンテンツデータ受信
部」(0702)と、「第二判断部」(0703)と、
「復元部」(0704)と、「コンテンツデータ蓄積
部」(0705)と、「表示部」(0706)と、「選
択部」(0707)とを有する。またここでは、選択部
で選択を行った後に、「条件情報取得部」(0708)
で処理を行うものとする。
【0066】「条件情報受信部」(0701)におい
て、データ復元条件情報を受信する処理と、「コンテン
ツデータ受信部」(0702)において、コンテンツデ
ータの受信を行う処理と、「第二判断部」(0703)
において復元できるか判断する処理と、「復元部」(0
704)において、コンテンツを復元する処理と、「コ
ンテンツデータ蓄積部」(0705)においてコンテン
ツデータの蓄積を行う処理は、上述の実施形態2と同様
である。
【0067】「表示部」(0706)は、コンテンツデ
ータ受信部で受信してコンテンツデータ蓄積部に蓄積さ
れたコンテンツデータに基づいて復元されるべきコンテ
ンツの一覧であるコンテンツ一覧情報を表示する。「コ
ンテンツ一覧情報」は、コンテンツの内容が識別できる
コンテンツデータのファイル名等の情報である。コンテ
ンツ一覧情報は、コンテンツデータ受信部で受信してコ
ンテンツデータ蓄積部に蓄積されるものであるが、あら
かじめコンテンツデータ蓄積部に蓄積されているもので
あってもよい。コンテンツ復元装置に設けられた出力用
の表示画面等を利用してコンテンツ一覧情報が表示され
る。表示画面に表示されることによって、利用者はコン
テンツの内容を容易に比較検討することができ、必要と
するコンテンツをすぐに探し出すことができる。
【0068】「選択部」(0707)は、表示されたコ
ンテンツ一覧情報から任意のコンテンツを選択する。選
択は、コンテンツ復元装置に備え付けられたボタンを操
作したり、タッチパネルになった表示画面に接触したり
することで行うことができる。利用者は、必要とするコ
ンテンツを選択し、そのコンテンツを復元するために必
要な復号鍵を含むデータ復元条件情報を取得するために
条件情報取得部に選択したコンテンツを識別するための
情報を渡す。なお、データ復元条件情報を取得するため
に選択したコンテンツを識別するための情報を外部に送
信する例は後ほど述べる。
【0069】「条件情報取得部」(0708)は、前記
条件情報受信部で受信したデータ復元条件情報から、前
記選択部で選択されたコンテンツを復元するために必要
な復号鍵を含むデータ復元条件情報を取得する。ここで
は、条件情報受信部において受信したデータ復元条件情
報から、選択されたコンテンツを復元するために必要な
復号鍵を有するデータ復元条件情報を取得する。復号鍵
を有するデータ復元条件情報の取得ができれば、データ
復元条件情報は第二判断部へ渡される。あるいは、デー
タ復元情報は、直接復元部へ渡されるとしてもよい。
【0070】図8は、以上の本実施形態で条件情報取得
部を有する場合における処理の流れを示したものであ
る。本実施形態におけるコンテンツ復元方法は、以下に
示す7つのステップにより構成される。まず、ステップ
S0801においては、データ復元条件情報を広域デ
ータデータ伝送システムを利用して受信し(条件情報受
信ステップ)、ステップ S0802においては、コン
テンツデータを狭域データ伝送システムを利用して受信
する(コンテンツデータ受信ステップ)。次に、ステッ
プ S0803においては、コンテンツデータ受信ステ
ップで受信して蓄積したコンテンツデータに基づいて復
元されるべきコンテンツの一覧であるコンテンツ一覧情
報の表示を行い(表示ステップ)、ステップ S080
4においては、表示されたコンテンツ一覧情報から任意
のコンテンツを選択する(選択ステップ)。そして、ス
テップ S0805においては、受信したデータ復元条
件情報から選択されたコンテンツを復元するために必要
な復号鍵を含むデータ復元条件情報を取得する(条件情
報取得ステップ)。さらに、ステップ S0806にお
いては、コンテンツデータ受信ステップで受信して蓄積
したコンテンツデータを復元に利用することができるか
を、条件情報取得ステップで受信したデータ復元条件情
報に基づいて判断し(第二判断ステップ)、ステップ
S0807においては、第二判断ステップでコンテンツ
を復元するために利用することができると判断されたコ
ンテンツデータを利用してコンテンツを復元する(復元
ステップ)。以上の処理は計算機に実行させるためのプ
ログラムで実行することができ、また、このプログラム
を計算機によって読み取り可能な記録媒体に記録するこ
とができる。
【0071】図9は、本実施形態におけるコンテンツ復
元装置の機能ブロックの第二の例を示す図である。本実
施形態のコンテンツ復元装置(0900)は、「条件情
報受信部」(0901)と、「コンテンツデータ受信
部」(0902)と、「第二判断部」(0903)と、
「復元部」(0904)と、「コンテンツデータ蓄積
部」(0905)と、「表示部」(0906)と、「選
択部」(0907)とを有する。さらにここでは、選択
部で選択を行った後に、「選択情報送信部」(090
8)で処理を行うものとする。
【0072】「条件情報受信部」(0901)と、「コ
ンテンツデータ受信部」(0902)と、「第二判断
部」(0903)と、「復元部」(0904)と、「コ
ンテンツデータ蓄積部」(0905)と、「表示部」
(0906)と、「選択部」(0907)で行われる処
理は、上述のとおりである。
【0073】「選択情報送信部」(0908)は、前記
選択部で選択されたコンテンツを識別するための情報で
ある選択情報を発信機や発信機を制御する機器などに送
信する。選択情報を受信した発信機は、コンテンツを復
元するために必要な復号鍵を含むデータ復元条件情報を
送信することになる。
【0074】図10は、以上の本実施形態で選択情報送
信部を有する場合における処理の流れを示したものであ
る。本実施形態におけるコンテンツ復元方法は、以下に
示す7つのステップにより構成される。まず、ステップ
S1001においては、コンテンツデータを狭域デー
タ伝送システムを利用して受信する(コンテンツデータ
受信ステップ)。次に、ステップ S1002において
は、コンテンツデータ受信ステップで受信して蓄積した
コンテンツデータに基づいて復元されるべきコンテンツ
の一覧であるコンテンツ一覧情報の表示を行い(表示ス
テップ)、ステップ S1003においては、表示され
たコンテンツ一覧情報から任意のコンテンツを選択する
(選択ステップ)。そして、ステップ S1004にお
いては、選択されたコンテンツの情報である選択情報を
発信機に送信する(選択情報送信ステップ)。その後、
ステップ S1005においては、選択されたコンテン
ツの復元に必要な復号鍵を含むデータ復元条件情報を広
域データデータ伝送システムを利用して受信する(条件
情報受信ステップ)。さらに、ステップ S1006に
おいては、コンテンツデータ受信ステップで受信して蓄
積したコンテンツデータを復元に利用することができる
かを、条件情報取得ステップで受信したデータ復元条件
情報に基づいて判断し(第二判断ステップ)、ステップ
S1007においては、第二判断ステップでコンテン
ツを復元するために利用することができると判断された
コンテンツデータを利用してコンテンツを復元する(復
元ステップ)。以上の処理は計算機に実行させるための
プログラムで実行することができ、また、このプログラ
ムを計算機によって読み取り可能な記録媒体に記録する
ことができる。
【0075】<実施形態16>本実施形態は、実施形態
2を基本とし、利用者の識別情報を通知して復号鍵を含
むデータ復元条件情報の送信を要求することを特徴とす
るコンテンツ復元装置である。
【0076】図11は、本実施形態におけるコンテンツ
復元装置の機能ブロックの第一の例を示す図である。本
実施形態のコンテンツ復元装置(1100)は、「条件
情報受信部」(1101)と、「コンテンツデータ受信
部」(1102)と、「第二判断部」(1103)と、
「復元部」(1104)と、「コンテンツデータ蓄積
部」(1105)と、「表示部」(1106)と、「選
択部」(1107)とを有し、ここでは、選択部で選択
を行った後に、「条件情報取得部」(1108)で処理
を行うものとする。さらに「要求部」(1109)を有
する。
【0077】「条件情報受信部」(1101)と、「コ
ンテンツデータ受信部」(1102)と、「第二判断
部」(1103)と、「復元部」(1104)と、「コ
ンテンツデータ蓄積部」(1105)と、「表示部」
(1106)と、「選択部」(1107)で行われる処
理は、上述の実施形態15と同様である。
【0078】「要求部」(1108)は、コンテンツを
利用する者を識別するための情報である利用者識別情報
を通知して復号鍵を含むデータ復元条件情報の送信を要
求する。「利用者識別情報」は、利用者を識別するため
に用いられる符号等のことであり、電話番号などが利用
される。また、やコンテンツを利用する権限を有するか
どうかの情報を含む場合もある。ここで、利用者識別情
報を通知する際に携帯電話等による通信が行われる場合
には、その携帯電話の番号を利用者識別情報とすること
ができる。携帯電話等による通信の場合、発呼の際に電
話番号が相手先に伝送されるため、利用者識別情報とし
て別に電話番号を通知することを省くことができる場合
がある。
【0079】ここで、利用者識別情報を通知することで
コンテンツを利用する者を識別することができるため、
利用者にコンテンツの利用に対する課金を行うことがで
きる。利用者によって利用者識別情報が通知された場合
にのみ、復号鍵を含むデータ復元条件情報の送信を行う
等の処理をすることで、コンテンツの盗み見を防止する
ことができる。
【0080】「利用者識別情報を通知して復号鍵を含む
データ復元条件情報の送信を要求する」とは、利用者識
別情報を通知し、かつ、要求のための信号を同時または
別途送信することをいう。通知先は、発信機や発信機を
制御する機器などである。
【0081】図12は、以上の本実施形態の第一の例で
条件情報取得部を有する場合における処理の流れを示し
たものである。本実施形態におけるコンテンツ復元方法
は、以下に示す8つのステップにより構成される。ま
ず、ステップ S1201においては、コンテンツを利
用する者を識別するための情報である利用者識別情報を
通知して復号鍵を含むデータ復元条件情報の送信を要求
する(要求ステップ)。次に、ステップ S1202に
おいては、データ復元条件情報を広域データデータ伝送
システムを利用して受信し(条件情報受信ステップ)、
ステップ S1203においては、コンテンツデータを
狭域データ伝送システムを利用して受信する(コンテン
ツデータ受信ステップ)。その後、ステップ S120
4においては、コンテンツデータ受信ステップで受信し
て蓄積したコンテンツデータに基づいて復元されるべき
コンテンツの一覧であるコンテンツ一覧情報の表示を行
い(表示ステップ)、ステップ S1205において
は、表示されたコンテンツ一覧情報から任意のコンテン
ツを選択する(選択ステップ)。そして、ステップ S
1206においては、受信したデータ復元条件情報から
選択されたコンテンツを復元するために必要な復号鍵を
含むデータ復元条件情報を取得する(条件情報取得ステ
ップ)。さらに、ステップ S1207においては、コ
ンテンツデータ受信ステップで受信して蓄積したコンテ
ンツデータを復元に利用することができるかを、条件情
報取得ステップで受信したデータ復元条件情報に基づい
て判断し(第二判断ステップ)、ステップ S1208
においては、第二判断ステップでコンテンツを復元する
ために利用することができると判断されたコンテンツデ
ータを利用してコンテンツを復元する(復元ステッ
プ)。以上の処理は計算機に実行させるためのプログラ
ムで実行することができ、また、このプログラムを計算
機によって読み取り可能な記録媒体に記録することがで
きる。
【0082】図13は、本実施形態におけるコンテンツ
復元装置の機能ブロックの第二の例を示す図である。本
実施形態のコンテンツ復元装置(1300)は、「条件
情報受信部」(1301)と、「コンテンツデータ受信
部」(1302)と、「第二判断部」(1303)と、
「復元部」(1304)と、「コンテンツデータ蓄積
部」(1305)と、「表示部」(1306)と、「選
択部」(1307)とを有し、ここでは、選択部で選択
を行った後に、「選択情報送信部」(1308)で処理
を行うものとする。さらに「要求部」(1309)を有
する。各部の処理については、上述のとおりである。
【0083】図14は、本実施形態の第二の例で選択情
報送信部を有する場合における処理の流れを示したもの
である。本実施形態におけるコンテンツ復元方法は、以
下に示す8つのステップにより構成される。まず、ステ
ップ S1401においては、コンテンツデータを狭域
データ伝送システムを利用して受信する(コンテンツデ
ータ受信ステップ)。次に、ステップ S1402にお
いては、コンテンツデータ受信ステップで受信して蓄積
したコンテンツデータに基づいて復元されるべきコンテ
ンツの一覧であるコンテンツ一覧情報の表示を行い(表
示ステップ)、ステップ S1403においては、表示
されたコンテンツ一覧情報から任意のコンテンツを選択
する(選択ステップ)。そして、ステップ S1404
においては、コンテンツを利用する者を識別するための
情報である利用者識別情報を通知して復号鍵を含むデー
タ復元条件情報の送信を要求し(要求ステップ)、ステ
ップ S1405においては、選択されたコンテンツの
情報である選択情報を発信機に送信する(選択情報送信
ステップ)。その後、ステップ S1406において
は、選択されたコンテンツの復元に必要な復号鍵を含む
データ復元条件情報を広域データデータ伝送システムを
利用して受信する(条件情報受信ステップ)。さらに、
ステップ S1407においては、コンテンツデータ受
信ステップで受信して蓄積したコンテンツデータを復元
に利用することができるかを、条件情報取得ステップで
受信したデータ復元条件情報に基づいて判断し(第二判
断ステップ)、ステップ S1408においては、第二
判断ステップでコンテンツを復元するために利用するこ
とができると判断されたコンテンツデータを利用してコ
ンテンツを復元する(復元ステップ)。以上の処理は計
算機に実行させるためのプログラムで実行することがで
き、また、このプログラムを計算機によって読み取り可
能な記録媒体に記録することができる。
【0084】<実施形態17、18>実施形態17、1
8は、コンテンツ復元装置を搭載した高速移動体であ
る。「高速移動体」とは、高速に移動する構造体をい
う。実施形態17の場合は、実施形態1から9及び13
から16を基本とするものであるから、自動車、電車、
モノレール、リニアモーターカー、船、ホバークラフ
ト、飛行機、飛行船等の移動体を広く含む。一方、実施
形態18の場合は、実施形態10、11を基本とするも
のであるから、自動車、バイク等の主に道路を走行する
もののことである。移動体にデータの配信を行うために
は、対象が移動するため、発信機は広範囲に電波を送信
する必要がある。しかし、そのために低周波数の電波で
データの配信を行うこととすると、データ量の多い情報
の伝送は時間がかかり、また連続的に受信を行うことが
データの復元のために必須である場合にはデータの復元
ができないことになる。しかし、本発明のコンテンツ復
元装置は、広域データ伝送システムと狭域データ伝送シ
ステムをその特徴により使い分けるので、高速移動体に
適している。さらに、メタコンテンツテクノロジを用い
た送受信をするデータ復元装置は、データの受信に際し
て、コンテンツデータを連続に受信する必要がないので
高速移動体に適している。
【0085】<実施形態19>本実施形態では、実施形
態1のコンテンツ復元装置におけるコンテンツ復元方法
を説明する。図15は、本実施形態における処理の流れ
を示したものである。本実施形態におけるコンテンツ復
元方法では、以下に示す4つのステップにより構成され
る。まず、ステップ S1501においては、コンテン
ツデータの復元に利用するための条件であるデータ復元
条件を含むデータ復元条件情報を広域データ伝送システ
ムを利用して受信を行い(条件情報受信ステップ)、ス
テップS1502においては、コンテンツデータを狭域
データ伝送システムを利用して受信する(コンテンツデ
ータ受信ステップ)。さらに、ステップ S1503に
おいては、コンテンツデータを復元に利用することがで
きるかを、データ復元条件情報に基づいて判断を行い
(第一判断ステップ)、ステップ S1504において
は、コンテンツを復元するために利用することができる
と判断されたコンテンツデータを利用してコンテンツを
復元する(復元ステップ)。以上の処理は計算機に実行
させるためのプログラムで実行することができ、また、
このプログラムを計算機によって読み取り可能な記録媒
体に記録することができる。
【0086】<実施形態20>本実施形態では、実施形
態2のコンテンツ復元装置におけるコンテンツ復元方法
を説明する。図16は、本実施形態における処理の流れ
を示したものである。本実施形態におけるコンテンツ復
元方法では、以下に示す4つのステップにより構成され
る。まず、ステップ S1601においては、コンテン
ツデータの復元に利用するための条件であるデータ復元
条件を含むデータ復元条件情報を広域データ伝送システ
ムを利用して受信を行い(条件情報受信ステップ)、ス
テップS1602においては、コンテンツデータを狭域
データ伝送システムを利用して受信する(コンテンツデ
ータ受信ステップ)。さらに、ステップ S1603に
おいては、コンテンツデータ受信ステップで受信して蓄
積したコンテンツデータを復元に利用することができる
かを、条件情報受信ステップで受信したデータ復元条件
情報に基づいて判断し(第二判断ステップ)、ステップ
S1604においては、第二判断ステップでコンテン
ツを復元するために利用することができると判断された
コンテンツデータを利用してコンテンツを復元する(復
元ステップ)。以上の処理は計算機に実行させるための
プログラムで実行することができ、また、このプログラ
ムを計算機によって読み取り可能な記録媒体に記録する
ことができる。
【0087】
【発明の効果】本発明では、配信したいコンテンツを、
符号化したコンテンツデータと、コンテンツデータの復
元に利用するための条件を含むデータ復元条件情報とに
分けて、それぞれの特徴に応じた伝送システム(広域・
狭域データ伝送システム)で配信を行うこととした。配
信したいコンテンツを分けることで、伝送時間を最小限
に短縮することができ、かつそれぞれの特徴に応じて最
適のシステムで配信が行われることになる。
【0088】さらに、送信パケットの連続性を問わない
メタコンテンツデータ形式でデータの送信を行うことに
した。これによって、データを連続的に受信する必要が
ないために、高速移動体においても受信が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を説明するための概念図
【図2】実施形態1を説明するための機能ブロック図
【図3】実施形態2を説明するための機能ブロック図
【図4】メタコンテンツテクノロジを説明するための概
念図
【図5】実施形態3、4を説明するための機能ブロック
【図6】実施形態5を説明するための機能ブロック図
【図7】実施形態15を説明するための機能ブロック図
(パターン1)
【図8】実施形態15の処理の流れを説明する図(パタ
ーン1)
【図9】実施形態15を説明するための機能ブロック図
(パターン2)
【図10】実施形態15の処理の流れを説明する図(パ
ターン2)
【図11】実施形態16を説明するための機能ブロック
図(パターン1)
【図12】実施形態16の処理の流れを説明する図(パ
ターン1)
【図13】実施形態16を説明するための機能ブロック
図(パターン2)
【図14】実施形態16の処理の流れを説明する図(パ
ターン2)
【図15】実施形態1の処理の流れを説明する図
【図16】実施形態2の処理の流れを説明する図
【符号の説明】
0200 コンテンツ復元装置 0201 条件情報受信部 0202 コンテンツデータ受信部 0203 第一判断部 0204 復元部
フロントページの続き Fターム(参考) 5C064 BA01 BB02 BC06 BC17 BC22 BD08 BD09 5K067 AA41 BB04 BB21 CC08 CC10 DD52 DD53 DD54 EE02 EE10 EE12 EE16 FF23 HH22 HH23 HH36 KK13

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンテンツデータの復元に利用するための
    条件であるデータ復元条件を含むデータ復元条件情報を
    広域データ伝送システムを利用して受信する条件情報受
    信部と、コンテンツデータを狭域データ伝送システムを
    利用して受信するコンテンツデータ受信部と、コンテン
    ツデータ受信部で受信したコンテンツデータを復元に利
    用することができるかを、条件情報受信部で受信したデ
    ータ復元条件情報に基づいて判断する第一判断部と、第
    一判断部でコンテンツを復元するために利用することが
    できると判断されたコンテンツデータを利用してコンテ
    ンツを復元する復元部と、からなるコンテンツ復元装
    置。
  2. 【請求項2】コンテンツデータの復元に利用するための
    条件であるデータ復元条件を含むデータ復元条件情報を
    広域データ伝送システムを利用して受信する条件情報受
    信部と、コンテンツデータを狭域データ伝送システムを
    利用して受信するコンテンツデータ受信部と、コンテン
    ツデータ受信部で受信したコンテンツデータを蓄積する
    コンテンツデータ蓄積部と、コンテンツデータ蓄積部で
    蓄積したコンテンツデータを復元に利用することができ
    るかを、条件情報受信部で受信したデータ復元条件情報
    に基づいて判断する第二判断部と、第二判断部でコンテ
    ンツを復元するために利用することができると判断され
    たコンテンツデータを利用してコンテンツを復元する復
    元部と、からなるコンテンツ復元装置。
  3. 【請求項3】前記コンテンツデータは、コンテンツの復
    元に利用されるメタコンテンツデータパケットである請
    求項2に記載のコンテンツ復元装置。
  4. 【請求項4】前記データ復元条件情報は、コンテンツの
    復元に必要なメタコンテンツデータパケットの数である
    必要パケット量情報を含むメタコンテンツデータパケッ
    ト復元情報である請求項3に記載のコンテンツ復元装
    置。
  5. 【請求項5】前記コンテンツデータは、コンテンツを暗
    号化した暗号化データであり、前記データ復元条件情報
    は、前記暗号化データを復元するための情報である復号
    鍵を含む請求項1または2に記載のコンテンツ復元装
    置。
  6. 【請求項6】前記広域データ伝送システムは、携帯電話
    システムである請求項1または2に記載のコンテンツ復
    元装置。
  7. 【請求項7】前記コンテンツデータ受信部は、コンテン
    ツデータを広域データ伝送システムをも利用して受信す
    る請求項1または2に記載のコンテンツ復元装置。
  8. 【請求項8】前記コンテンツデータ受信部で広域データ
    伝送システムを利用して受信したコンテンツデータは、
    音声データである請求項7に記載のコンテンツ復元装
    置。
  9. 【請求項9】前記狭域データ伝送システムは、DSRC
    (Dedicated ShortRange Com
    munication)を利用するシステムである請求
    項1または2に記載のコンテンツ復元装置。
  10. 【請求項10】前記コンテンツデータ受信部は、道路に
    設置された発信機から送信されるコンテンツデータを受
    信する請求項9に記載のコンテンツ復元装置。
  11. 【請求項11】前記道路の設置は、料金所、信号機、駐
    車場のいずれかへの設置である請求項10に記載のコン
    テンツ復元装置。
  12. 【請求項12】請求項10または11記載の発信機。
  13. 【請求項13】前記コンテンツデータ蓄積部には、あら
    かじめコンテンツデータである蓄積コンテンツデータが
    蓄積されており、前記第二判断部は、コンテンツデータ
    受信部で受信してコンテンツデータ蓄積部に蓄積された
    コンテンツデータと、あらかじめ蓄積されている前記蓄
    積コンテンツデータと、の両者をコンテンツの復元に利
    用することができるか判断し、前記復元部は、第二判断
    部でコンテンツを復元するために利用することができる
    と判断された場合には、コンテンツデータ受信部で受信
    してコンテンツデータ蓄積部に蓄積されたコンテンツデ
    ータと、あらかじめ蓄積されている前記蓄積コンテンツ
    データと、の両者を利用して一のコンテンツを復元する
    請求項2記載のコンテンツ復元装置。
  14. 【請求項14】前記蓄積コンテンツデータは、地図情報
    である請求項13に記載のコンテンツ復元装置。
  15. 【請求項15】コンテンツデータ受信部で受信してコン
    テンツデータ蓄積部に蓄積されたコンテンツデータに基
    づいて復元されるべきコンテンツの一覧であるコンテン
    ツ一覧情報を表示する表示部と、表示されたコンテンツ
    一覧情報から任意のコンテンツを選択する選択部と、を
    有し、前記条件情報受信部は、前記選択部で選択された
    コンテンツを復元するために必要な復号鍵を含むデータ
    復元条件情報を受信することを特徴とする請求項2、1
    3に記載のコンテンツ復元装置。
  16. 【請求項16】コンテンツを利用する者を識別するため
    の情報である利用者識別情報を通知して復号鍵を含むデ
    ータ復元条件情報の送信を要求する要求部をさらに有す
    る請求項15に記載のコンテンツ復元装置。
  17. 【請求項17】請求項1から9及び13から16に記載
    のコンテンツ復元装置を搭載した高速移動体。
  18. 【請求項18】請求項10、11に記載のコンテンツ復
    元装置を搭載した高速移動体。
  19. 【請求項19】コンテンツデータの復元に利用するため
    の条件であるデータ復元条件を含むデータ復元条件情報
    を広域データ伝送システムを利用して受信する条件情報
    受信ステップと、コンテンツデータを狭域データ伝送シ
    ステムを利用して受信するコンテンツデータ受信ステッ
    プと、コンテンツデータ受信ステップで受信したコンテ
    ンツデータを復元に利用することができるかを、条件情
    報受信ステップで受信したデータ復元条件情報に基づい
    て判断する第一判断ステップと、第一判断ステップでコ
    ンテンツを復元するために利用することができると判断
    されたコンテンツデータを利用してコンテンツを復元す
    る復元ステップと、からなるコンテンツ復元方法。
  20. 【請求項20】コンテンツデータの復元に利用するため
    の条件であるデータ復元条件を含むデータ復元条件情報
    を広域データ伝送システムを利用して受信する条件情報
    受信ステップと、コンテンツデータを狭域データ伝送シ
    ステムを利用して受信するコンテンツデータ受信ステッ
    プと、コンテンツデータ受信ステップで受信して蓄積し
    たコンテンツデータを復元に利用することができるか
    を、条件情報受信ステップで受信したデータ復元条件情
    報に基づいて判断する第二判断ステップと、第二判断ス
    テップでコンテンツを復元するために利用することがで
    きると判断されたコンテンツデータを利用してコンテン
    ツを復元する復元ステップと、からなるコンテンツ復元
    方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007226307A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Nec Corp コンテンツ配信システムおよび方法、携帯端末
JP2008518492A (ja) * 2004-09-09 2008-05-29 ソニー エレクトロニクス インク 通信システム及び通信方法

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