JP2003174194A - 窒化物系半導体発光素子とその製造方法 - Google Patents

窒化物系半導体発光素子とその製造方法

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JP2003174194A
JP2003174194A JP2001374240A JP2001374240A JP2003174194A JP 2003174194 A JP2003174194 A JP 2003174194A JP 2001374240 A JP2001374240 A JP 2001374240A JP 2001374240 A JP2001374240 A JP 2001374240A JP 2003174194 A JP2003174194 A JP 2003174194A
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nitride
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Kensaku Yamamoto
健作 山本
Norikatsu Koide
典克 小出
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Sharp Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L33/00Semiconductor devices with at least one potential-jump barrier or surface barrier specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L33/36Semiconductor devices with at least one potential-jump barrier or surface barrier specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof characterised by the electrodes
    • H01L33/38Semiconductor devices with at least one potential-jump barrier or surface barrier specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof characterised by the electrodes with a particular shape
    • H01L33/382Semiconductor devices with at least one potential-jump barrier or surface barrier specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof characterised by the electrodes with a particular shape the electrode extending partially in or entirely through the semiconductor body

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の両主面側のそれぞれに電流注入用電極
が形成された窒化物系半導体発光素子の動作電圧を低減
する。 【解決手段】 窒化物系半導体発光素子は、導電性半導
体基板101の第1主面上に形成された高抵抗または絶
縁性の中間層102と、その上で順に積層された第1導
電型窒化物半導体層103、106と発光層107と第
2導電型層108、109を含み、中間層に接する第1
導電型層を導電性基板に接続するように中間層を貫通ま
たは迂回する金属膜104と、第2導電型層109上に
形成された第1電極110、111と、導電性基板の第
2主面上に形成された第2電極112をさらに含み、中
間層102で発生する電圧降下を金属膜104で回避す
ることによって動作電圧が低減されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はIII−V族化合物
の窒化物系半導体を利用した発光素子に関し、特に導電
性基板の両主面のそれぞれの側に電流注入用電極が設け
られた窒化物系半導体発光素子の改善に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の窒化ガリウム系半導体発光素子で
は、サファイア等の絶縁性基板が使用されている。基板
が絶縁性である場合、その絶縁基板を通して発光層に電
流を注入することができないので、一般には半導体層が
積層される基板の同一主面側にp型層用とn型層用の両
電極が形成される。その場合、基板の片面側に両電極を
形成するための領域を確保しなければならず、基板の両
主面側のそれぞれに各電極を形成する場合に比べて、基
板の単位面積あたりに形成し得る発光素子の数が少なく
なる。また、サファイア基板は高価であり、硬くて加工
が容易ではない。このような状況からして、導電性のS
i基板上に窒化ガリウム系半導体発光素子を形成するこ
とが、検討されている。
【0003】しかし、Si基板が導電性であっても、窒
化ガリウム系半導体層をエピタキシャル成長させるため
の中間層(バッファ層)として用いられるAlNやAl
GaNは、導電性Si基板やn型GaN層と比較して、
抵抗が高くて絶縁体に近い。したがって、Si基板の表
面側と裏面側のそれぞれにp型用とn型用の電極を設け
る場合、中間層で大きな電圧降下が生じ、発光素子の動
作電圧が増大することになる。
【0004】図13は、特開平11−40850号公報
に開示された窒化物系半導体発光素子を模式的な断面図
で示している。この窒化物系半導体発光素子は、n型S
i基板701の表面上に順次積層されたn型中間層70
2、ひずみを緩和するためのn型超格子層703、n型
高キャリア濃度層704、多重量子井戸発光層705、
p型クラッド層706、p型コンタクト層707、およ
び透光性電極709を含むとともに、基板701の裏面
上に形成された電極708を含んでいる。すなわち、導
電性Si基板701の表面側にp型用電極709が形成
され、裏面側にn型用電極708が形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の特開平11−4
0850号の発光素子において、n型Si基板701上
の中間層702は、SiドープされたAl0.15Ga0.85
N:Siで形成されている。しかし、n型Si基板70
1や発光素子構造中のn型GaN層704に比べてAl
0.15Ga0.85N:Si中間層702は高抵抗である。し
たがって、基板701の両側の電極708、709から
発光層705に電流を注入するときに、中間層702で
電圧降下が発生し、発光素子の動作電圧が高くなる。
【0006】以上のような従来技術の状況にかんがみ、
本発明は、導電性基板の両主面側のそれぞれに電流注入
用電極が形成された窒化物系半導体発光素子の動作電圧
を低減することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、窒化物
系半導体発光素子は、第1と第2の主面を有する導電性
半導体基板と、その基板の第1主面上に形成された高抵
抗または絶縁性の中間層と、その中間層上に形成されて
いてAlxyInzGa1-x-y-zN(0<x≦1、0≦y
<1、0≦z≦1、x+y+z=1)からなる複数の窒
化物半導体層とを含み、これらの複数の窒化物半導体層
は、中間層上で順に積層された少なくとも一の第1導電
型層と発光層と少なくとも一の第2導電型層を含み、中
間層に接する第1導電型層を導電性基板に接続するよう
に中間層を貫通または迂回する金属膜と、第2導電型層
上に形成された第1電極と、導電性基板の第2主面上に
形成された第2電極をさらに含み、中間層で発生する電
圧降下を金属膜で回避することによって動作電圧が低減
されていることを特徴としている。
【0008】なお、中間層としても、AlxyInz
1-x-y-zN(0<x≦1、0≦y<1、0≦z≦1、
x+y+z=1)が用いられ得る。中間層の厚みは10
nm以上であることが好ましい。
【0009】金属膜は、中間層に接した第1導電型層と
導電性基板との両方に対してオーミック接触しているこ
とが望まれる。金属膜の融点は、900℃以上であるこ
とが好ましい。金属膜として、Sc、Ti、V、Cr、
Mn、Cu、Y、Nb、Mo、Ru、Hf、Ta、およ
びWの少なくとも一種が用いられ得る。
【0010】窒化物系半導体発光素子は、金属膜が発光
層と第2導電型層とに接触することを防止するための誘
電体膜をさらに含み得る。その誘電体膜として、SiO
2、Si34、Sc23、Zr23、Y23、Gd
23、L23、Ta25、ZrO 2、LaAlO3、Zr
TiO4、およびHfO2の少なくとも一種が用いられ得
る。
【0011】金属膜はストライプ状に形成することがで
き、ストライプ状金属膜は1μm〜500μmの範囲内
の間隔で配置され得る。ストライプ状金属膜は一方向ま
たは異なる二以上の方向に沿って形成され得る。
【0012】発光層は基板上に形成された1μm以上の
幅の区切りストライプで区分けされた領域内に形成され
ていることが好ましい。区切りストライプとして、誘電
体膜が用いられ得る。その誘電体膜として、SiO2
Si34、Sc23、Zr2 3、Y23、Gd23、L
23、Ta25、ZrO2、LaAlO3、ZrTi
4、およびHfO2の一種以上が用いられ得る。区切り
ストライプとして、Sc、Ti、V、Cr、Mn、C
u、Y、Nb、Mo、Ru、Hf、Ta、およびWの一
種以上の金属を用いることもできる。
【0013】導電性半導体基板として、ドーパントを含
むSi、ZnO、またはGaPが用いられ得る。
【0014】本発明による窒化物系半導体発光素子を製
造するための方法は、成膜装置内で導電性半導体基板上
に少なくとも中間層を形成し、基板上に少なくとも中間
層が形成されたウエハを一旦大気中に取り出して中間層
を貫通する開口部を形成し、開口部内に金属膜を形成
し、ウエハを再度成膜装置内に導入して複数の窒化物半
導体層を形成する工程を含み得る。
【0015】また、窒化物系半導体発光素子を製造する
ための方法は、誘電体からなる区切りストライプを基板
上に形成し、中間層を形成し、複数の窒化物半導体層を
形成し、区切りストライプを除去し、発光層と第2導電
型層が金属膜と接触することを防止するための絶縁膜を
形成し、その後に第1導電型層と導電性基板とを接続す
る金属膜を中間層の端面を通過して形成する工程を含み
得る。
【0016】さらに、窒化物系半導体発光素子を製造す
るための方法は、中間層をエッチングストップ層として
利用しながら導電性基板の一部を第1のエッチングによ
って除去し、その第1のエッチングによって露出された
中間層の部分を第2のエッチングによって除去し、その
第2のエッチングによって部分的に中間層が除去された
領域を介して第1導電型層を導電性基板に接続する金属
膜を形成する工程を含み得る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の実施の形
態をより具体的ないくつかの実施例に基づいて説明す
る。
【0018】(実施例1)図1と図2の模式的な断面図
において、本発明の実施例1による窒化物系半導体発光
素子の製造工程が図解されている。なお、本願の各図に
おいて、厚さや幅などの寸法関係は、図面の明瞭化と簡
略化のために適宜に変更されており、実際の寸法関係を
表してはいない。
【0019】図1(a)において、フッ酸(HF)5%
の水溶液を用いて洗浄されたn型Si基板101が用い
られた。このSi基板は、結晶学的{111}面の主面
を有していた。有機金属気相成長(MOCVD)装置内
において、Si基板101をサセプターに装着の後、1
100℃でH2雰囲気にてその基板のべーキングを行っ
た。その後、同じ基板温度にてキャリアガスとしてH2
を用いながら、トリメチルアルミニウム(TMA)とア
ンモニア(NH3)を用いてAlN中間層102を10
nm以上の厚さに形成し、トリメチルガリウム(TM
G)とNH3を用いてn型GaN層103を厚さ500
nmになるように形成した。
【0020】次に、図1(a)のウエハを大気中に取り
だして、図1(b)に示されているように、金属膜を成
するための溝をSi基板101の結晶学的<1−10>
方向に平行になるようにフォトリソグラフィにより形成
した。その際、リアクテイブイオンエッチング(RI
E)を利用して、Si基板101に達するまでの探さを
有する溝を形成した。
【0021】その後、図1(c)に示されているよう
に、溝上にスパッタ等でタングステン(W)膜104を
800nmの厚さに形成した。また、発光素子に含まれ
る活性層とp型半導体層とに金属膜がショートすること
を防ぐために、W膜104上にSiO2膜105を4n
mの厚さに形成した。なお、W膜104とSiO2膜1
05の合計厚さは、n型GaN層103の表面からRI
Eでエッチングした溝の底部までの深さより大きくされ
た。また、このときの溝の幅は150μmで、溝と溝の
間隔は200μmにされた。
【0022】さらに、図2(a)に示されているよう
に、再度MOCVD装置内において基板温度を1100
℃まで速やかに昇温して、TMGとNH3を用いてn型
GaN層106を300nmの厚さに形成した。この
時、堆積されたn型GaN層106は、溝上に形成した
SiO2膜105の縁部に被さる膜厚になるように形成
された。その後、基板温度750℃において、トリメチ
ルインジウム(TMI)、TMG、およびNH3を利用
して、In0.08Ga0.92N井戸層とGaN障壁層の4ぺ
アーを含むMQW(多重量子井戸)活性層107を積層
した。次に、基板温度1100℃において、TMG、N
3、およびドーパント剤としてのペンタジエニルマグ
ネシウム(Cp2Mg)を利用して、Mgドープのp型
Al0.15Ga0 .85Nクラッド層108を形成した。そし
て、同じ基板温度の下で、TMG、NH3、およびCp2
Mgを利用して、Mgドープのp型GaNコンタクト層
109を形成した。
【0023】次に、図2(a)のウエハを大気中に取り
だし、図2(b)に示されているように、蒸着を利用し
て、p型GaNコンタクト層109上にPdの透光性電
極110とAuのパッド電極111を形成するととも
に、Si基板101の裏面上にn型電極112を形成し
た。その後、電極を保護しかつ複数の半導体層を覆うS
iO2誘電体膜(図示せず)を形成した。なお、図2
(b)は、ウエハ中の一つの発光素子チップに相当する
領域のみを示している。
【0024】その後、前述の<1−10>方向に平行な
溝を通る一辺とそれに垂直な他辺を有する矩形のチップ
になるように、スクライブまたはダイシング装置により
ウエハを分割して窒化物系半導体発光素子チップを得
た。
【0025】図12は、窒化物系半導体発光素子の電流
−動作電圧特性を示すグラフである。このグラフにおい
て、曲線61は特開平11−40850号による発光素
子の特性をあらわし、曲線62は本実施例1による発光
素子の特性をあらわしている。
【0026】図12から明らかなように、実施例1の発
光素子は、従来例に比べて低い電圧で動作し、電流−動
作電圧特性が改善されている。Si基板の両側に電極を
形成している場合、従来例では発光素子の外部から注入
された電流は高抵抗の中間層を通過しなければならな
い。しかし、実施例1の発光素子の外部から注入された
電流は高抵抗の中間層を避けて金属膜を通過することが
できるので、高抵抗の中間層による電圧降下を生じるこ
とがなく、動作電圧が低減され得るのである。
【0027】なお、互いに接したWとSiを高温下で熱
処理をするればその界面からシリサイドWSi2が生成
することが、従来から知られている。LSI(大規模集
積回路)等の配線材料であるシリサイドは、高温の熱処
理により、比較的抵抗の高いものになる。本実施例1に
おいても、Si基板101に接したW膜104が高温に
さらされるので、少なくともその界面にシリサイドが形
成している可能性がある。しかし、発光素子のスケール
はLSIのスケールに比べて十分に大きいので、シリサ
イドの抵抗が発光素子の動作電圧に与える影響はほとん
どない。
【0028】本実施例1において、ストライプ状W膜1
04の相互の間隔は200μmであった。しかし、さら
なる検討の結果、そのW膜間隔が10μm以上であれば
実施例1の構造の発光素子を形成することができ、かつ
発光を生じ得ることが確認された。
【0029】(実施例2)図3と図4の模式的な断面図
において、本発明の実施例2による窒化物系半導体発光
素子の製造工程が図解されている。図3(a)におい
て、HF5%の水溶液を用いて洗浄した{111}Si
基板201をMOCVD装置内のサセプターに装着し、
1100℃でH2雰囲気にてその基板のベーキングを行
った。その後、同じ基板温度にて、キャリアガスとして
2を用いながら、TMAとNH3を用いてAlN中間層
202を10nm以上の厚さに形成するとともに、TM
GとNH3を用いてn型GaN層203を500nmの
厚さに形成した。その後、図3(a)のウエハを大気中
に取りだし、金属膜を基板201に接触させる領域をエ
ッチングにより形成するために、Si基板の<1−10
>方向に平行なSiO2マスクストライプ(図示せず)
を形成した。
【0030】その後、図3(b)に示されているよう
に、NH3とHFとCH3COOHからなる混合液を用い
て、Si基板201に達する深さまでエッチングを行っ
て溝を形成した。
【0031】そして、図3(c)に示されているよう
に、スパッタ等でW膜204を800nmの厚さに形成
し、その上にSiO2膜205を4nmの厚さに形成し
た。このときW膜204は、n型GaN層203の表面
からRIEでエッチングした溝の底部までの深さより大
きな厚さに形成した。また、このときの溝の幅は1μm
で溝と溝の間の幅は5μmあった。
【0032】その後、図4に示されているように、再度
MOCVD装置内において基板温度を1100℃まで速
やかに昇温して、TMGとNH3を用いてn型GaN層
206を4μmの厚さに形成した。この時、n型GaN
層206は、SiO2膜205を完全に覆う厚さになる
まで堆積した。その後、基板温度750℃で、TMI、
TMG、およびNH3を用いてIn0.08Ga0.92N井戸
層とGaN障壁層との4ペアーを含むMQW活性層20
7を形成した。次に、基板温度1100℃で、TMG、
NH3、およびドーパント剤のCp2Mgを用いて、Mg
ドープのp型Al0.15Ga0.85Nクラッド層208を形
成した。続いて、同じ基板温度で、TMG、NH3、お
よびCp2Mgを用いてMgドープのp型GaNコンタ
クト層209を形成した。
【0033】その後、ウエハを大気中に取りだし、蒸着
によって、Pdの透光性電極210とその上のAuパッ
ド電極211を形成し、Si基板201の裏面上にn型
電極212を形成した。次に、電極を保護しかつ複数の
半導体層を覆うようにSiO 2誘電体膜(図示せず)を
形成した。
【0034】その後、スクライブまたはダイシング装置
を用いて、Si基板の<1−10>方向にに平行な一辺
とそれに垂直な他辺を有する矩形の窒化物系半導体発光
素子チップになるようにウエハを分割した。
【0035】図12において、本実施例2の発光素子の
電流−動作電圧特性は、曲線63として示されている。
図12によれば、実施例2の発光素子は、実施例1に比
べても電流−動作電圧特性が改善されている。これは、
金属膜204上に厚くn型GaN層206を形成したの
で、活性層207近辺における転位密度が低減されて結
晶性が向上し、それによって実施例1に比べてもさらに
電流−動作電圧特性が改善されたと考えられる。
【0036】なお、本実施例2においてストライプ状W
膜204の間隔は、5μmであった。しかし、さらなる
検討の結果、そのW膜の間隔が1μm以上10μm以下
であれば、実施例2の構造の発光素子を形成することが
でき、かつ発光を生じ得ることが確認された。
【0037】また、図4の発光素子は、図3の製造工程
と異なる図5の工程を経て得ることもできる。図5の工
程では、図5(a)に示されているように、HF5%の
水溶液で洗浄された{111}Si基板201上に、S
iO2マスクストライプ205を形成した。次に、図5
(b)に示されているように、MOCVD法を用いてA
lN中間層202とその上のn型GaN層203を形成
した。そして、図5(b)のウエハを大気中に取り出
し、図5(c)に示されているように、SiO2マスク
ストライプを除去した溝を形成する。その後、図5
(d)に示されているように、フォトリソグラフィを利
用して溝部にW膜204を蒸着し、その上にスパッタに
よりSiO2膜205を形成した。その後は、図4を参
照して説明されたのと同様の工程で図4と同様の発光素
子が得られ、同様の電流−動作電圧特性の改善が得られ
た。
【0038】(実施例3)図6と図7の模式的な断面図
において、本発明の実施例3による窒化物系半導体発光
素子の製造工程が図解されている。図6(a)におい
て、HF5%の水溶液を用いて洗浄した{111}Si
基板301をMOCVD装置内のサセプターに装着し、
1100℃でH2雰囲気にてその基板のベーキングを行
った。その後、同じ基板温度にて、キャリアガスとして
2を用いながら、TMAとNH3を用いてAlN中間層
302を10nm以上の厚さに形成し、TMGとNH3
を用いてn型GaN層303を2μmの厚さになるよう
に形成した。その後、基板温度750℃において、TM
I、TMG、およびNH3を用いてIn0.08Ga0.92
井戸層とGaN障壁層の4ぺアーを含むMQW活性層3
04を形成した。次に、基板温度1100℃において、
TMG、NH3、およびドーパント剤のCp2Mgを用い
て、Mgドープのp型Al0.15Ga0.85Nクラッド層3
05を形成した。続いて、同じ基板温度の下で、TM
G、NH3、およびCp2Mgを用いてMgドープのp型
GaNコンタクト層306を形成した。
【0039】その後、Si基板301の裏面上には、そ
の基板に開口部を形成するためのSiO2マスク(図示
せず)が形成された。そして、そのマスクの存在の下
で、NH3とHFとCH3COOHからなる混合液を用い
てSi基板301のエッチングを行うことによって、図
6(b)に示されているように、その基板に開口部が形
成された。このとき、サファイア基板やSiC基板では
エッチング自体が困難なのに対して、Si基板301の
エッチングにおいてはAlN中間層302がエッチスト
ップ層の役割を果たした。その後、図6(c)に示され
ているように、RIEを用いてAlN中間層302のエ
ッチングを行った。
【0040】そして、図7(a)に示されているよう
に、導電性Si基板301とAlN中間層302とn型
GaN層301に接触するn型電極307として、Ti
/Alの順の積層膜を蒸着により形成した。
【0041】その後、図7(b)に示されているよう
に、p型GaNコンタクト層306上にPdの透光性電
極308を形成し、その上にAuパッド電極309を形
成した。さらに、電極を保護しかつ複数の半導体層を覆
うようにSiO2誘電体膜(図示せず)を形成した。そ
の後、スクライブまたはダイシング装置によりウエハを
分割して窒化物系半導体発光素子チップを得た。
【0042】図12において、本実施例3の発光素子の
電流−動作電圧特性は、曲線64として示されている。
図12によれば、実施例3の発光素子は、実施例1およ
び2と比べても電流−動作電圧特性がさらに改善されて
いる。すなわち、実施例3の発光素子においては、金属
膜307が中間層302の高抵抗を回避するのみなら
ず、Si基板301の抵抗をも回避するように作用する
ので、発光素子の抵抗率を大きく低減させることがで
き、実施例1および2と比べてもさらに動作電圧が低減
される。
【0043】(実施例4)図8と図9の模式的な断面図
において、本発明の実施例4による窒化物系半導体発光
素子の製造工程が図解されている。図8(a)におい
て、HF5%の水溶液で洗浄された{111}Si基板
401をMOCVD装置内のサセプターに装着の後、1
100℃でH2雰囲気にてその基板のべーキングを行っ
た。その後、同じ基板温度にて、キャリアガスとしてH
2を用いながら、TMAとNH3を用いてAlN中間層4
02を10nm以上の厚さに形成し、TMGとNH3
用いてn型GaN層403を2μmの厚さになるように
形成した。その後、基板温度750℃において、TM
I、TMG、およびNH3を用いてIn0.08Ga0.92
井戸層とGaN障壁層の4ぺアーを含むMQW活性層4
04を形成した。次に、基板温度1100℃において、
TMG、NH3、およびドーパント剤としてのCp2Mg
を用いて、Mgドープのp型Al0.15Ga0.85Nクラッ
ド層405を形成した。続いて、同じ基板温度の下で、
TMG、NH3、およびCp2Mgを用いて、Mgドープ
のp型GaNコンタクト層406を形成した。
【0044】その後、図8(a)のウエハを大気中に取
りだし、図8(b)に示されているように、p型GaN
コンタクト層406からn型GaN層403に達する溝
をRIEを利用して形成した。この時、発光素子のチッ
プ分割を行うことが容易になることを考慮して、溝と溝
の間隔は200μmに設定された。なお、図8(b)
は、溝を境にして分割される一つの発光素子チップに相
当する領域を示している。
【0045】その後、図9(a)に示されているよう
に、SiO2膜407を形成した。次に、フォトリソグ
ラフィを利用して、n型GaN層403の露出面からS
i基板401に達する溝を形成した。そして、n型Ga
N層403と導電性Si基板401を接続するするよう
に金属膜408形成した。ここで、SiO2膜407
は、金属膜408が活性層404とp型層405、40
6に接触することを防止するために設けられている。そ
の後、蒸着によりTi/Al積層を堆積することによっ
て、n型電極409を形成した。
【0046】その後、図9(b)に示されているよう
に、Pdの透光性電極410とその上のAuパッド電極
411を形成した。次に、電極を保護しかつ複数の半導
体層を覆うようにSiO2誘電体膜(図示せず)を形成
した。その後、スクライブまたはダイシング装置により
ウエハを分割して窒化物系半導体発光素子チップが得ら
れた。
【0047】この実施例4による発光素子の電流−動作
電圧特性は、図12における曲線62で表された実施例
1のものと同様であった。なお、本実施例4では溝と溝
の間隔が200μmにされたが、溝の間隔を変えること
によって発光素子チップサイズを変えることができ、例
えば、溝間隔が300μmまたは400μmにされても
よい。
【0048】(実施例5)図10と図11の模式的な断
面図において、本発明の実施例5による窒化物系半導体
発光素子の製造工程が図解されている。図10(a)に
示されているように、HF5%の水溶液で洗浄された
{111}Si基板501上において、一辺が200μ
mの正方形区画領域内に発光素子を形成するために、垂
直に交わるSiO2の区分けストライプ502をフォト
リソグラフィとスッパタリングを利用して形成した。こ
のとき、SiO2ストライプの間隔は200μmで、ス
トライプ幅は5μmであった。なお、図10(a)にお
いては、一つの発光素子チップに相当する領域のみが示
されている。
【0049】図10(a)のウエハを洗浄した後に、図
10(b)において、MOCVD装置内のサセプターに
ウエハを装着し、1100℃でH2雰囲気にてそのウエ
ハのベーキングを行った。その後、同じ基板温度にて、
キャリアガスとしてH2を用いながら、TMAとNH3
用いてAlN中間層503を10nm以上の厚さに形成
し、TMGとNH3を用いてn型GaN層504を2μ
mの厚さになるように形成した。その後、基板温度75
0℃において、TMI、TMG、およびNH 3を用いて
In0.08Ga0.92Nと井戸層とGaN障壁層の4ぺアー
を含むMQW活性層505を形成した。次に、基板温度
1100℃において、TMG、NH3、およびドーパン
ト剤としてのCp2Mgを用いてMgドープのp型Al
0.15Ga0.85Nクラッド層506を形成した。続いて、
同じ基板温度の下で、TMG、NH3、およびCp2Mg
を用いてMgドープのp型GaNコンタクト層507を
形成した。その後、ウエハを大気中に取りだし、HF5
%の水溶液等を利用して、SiO2の区分けストライプ
502を除去した。
【0050】その後、図11(a)に示されているよう
に、フォトリソグラフィとRIEを利用して複数の窒化
物半導体層504〜507の一部を除去した後に、Si
2膜508をスパッタリングにより形成した。
【0051】その後、図11(b)に示されているよう
に、n型GaN層504と導電性Si基板501を接続
するために、フォトリソグラフィと蒸着を利用して、T
i/Alの積層からなる金属膜509を形成した。ここ
で、SiO2膜508は、金属膜509が活性層505
とp型層506、507に接触することを防止するため
に設けられている。その後、Pdの透光性電極510と
その上のAuパッド電極511形成し、Si基板501
の裏面上にはn型電極512を形成した。
【0052】次に、電極を保護しかつ複数の半導体層を
覆うようにSiO2誘電体膜(図示せず)を形成した。
その後、スクライブまたはダイシング装置によりウエハ
を分割して窒化物系半導体発光素子チップが得られた。
この実施例5による発光素子の電流−動作電圧特性は、
図12における曲線62で表された実施例1のものと同
様であった。
【0053】なお、実施例5において区分けストライプ
502としてSiO2を用いたが、誘電体であるSi3
4、Sc23、Zr23、Y23、Gd23、L23
Ta 25、ZrO2、LaAlO3、ZrTiO4、およ
びHfO2の一種以上でもよく、金属膜であるSc、T
i、V、Cr、Mn、Cu、Y、Nb、Mo、Ru、H
f、およびTaWの一種以上であってもよい。また、こ
れらの誘電体と金属の両方を用いて区分けストライプを
形成してもよい。
【0054】上述の実施例1と2において、金属膜10
4、204としてWを用いた。これは、WがGaNの成
長温度より高い融点を有するので、金属膜形成後にAl
xyInzGa1-x-y-zN(0<x≦1、0≦y<1、0
≦z≦1、x+y+z=1)層の成長を行っても、その
金属膜が熱の影響を受けにくいからである。さらなる検
討の結果、GaN層の成長温度よりも高い900℃以上
の融点を有する金属を選べばよいことがわかった。よっ
て、金属膜として、Wに限られず、Sc、Ti、V、C
r、Mn、Cu、Y、Nb、Mo、Ru、Hf、および
Taの一種以上を用いることができる。
【0055】また、実施例1と2において、金属膜10
4、204上に形成した誘電体膜としてSiO2を用い
たが、Si34、Sc23、Zr23、Y23、Gd2
3、L23、Ta25、ZrO2、LaAlO3、Zr
TiO4、およびHfO2の一種以上を用いることができ
る。
【0056】実施例1と2において、中間層102、2
02としてAlNを用いたが、AlNの代わりにAlx
yInzGa1-x-y-zN(0<x≦1、0≦y<1、0
≦z≦1、x+y+z=1)からなるDBR(分布ブラ
ッグ反射)層を用いてもよく、AlN層とその上のDB
R層を用いてもよい。
【0057】実施例3、4、および5において、金属膜
307、408、509は、実施例1と2の場合のよう
に窒化物半導体層形成時の高温にさらされることがない
ので、900℃以上の高融点金属である必要がなく、導
電性Si基板とn型GaN層に対してオーミック接触を
示す金属または金属を含む化合物であればよい。
【0058】実施例1から5において、活性層は10
7、207、304、404、505は、単一または多
重の量子井戸層のいずれを含んで形成されていてもよ
く、ノンドープでもSi、As、またはPがドープされ
ていてもよい。また多重量子井戸層中のの井戸層と障壁
層はInGaNのみを利用して形成することもでき、I
nGaNとGaNを利用して形成することもできる。
【0059】実施例1から5において、導電性半導体基
板101、201、301、401、501として、
{111}Si基板を用いたが、{100}Si基板や
Si基板で{111}面や{100}面に対して少し傾
斜した主面方位を有する基板を用いても同様の効果が得
られた。また、ZnO基板やGaP基板のような他の導
電性半導体基板を用いてもよい。
【0060】実施例1から5において、中間層102、
202、302、402、503としてAlNを用いた
が、AlxyInzGa1-x-y-zN(0<x≦1、0≦y
<1、0≦z≦1、x+y+z=1)を使用しても同様
の効果が得られた。
【0061】実施例1から4において、中間層に接した
AlxyInzGa1-x-y-zN(0<x≦1、0≦y<
1、0≦z≦1、x+y+z=1)層と導電性基板とを
接続する金属膜を形成するための領域として溝を形成し
たが、それらの溝は一方向に沿う必要はなく、二以上の
方向に沿って形成されてもよい。
【0062】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、基板の
両主面側のそれぞれに電流注入用電極が形成された窒化
物系半導体発光素子の動作電圧を低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1による発光ダイオードの製
造工程を示す模式的な断面図である。
【図2】 図1に続く製造工程を示す模式的な断面図で
ある。
【図3】 実施例2による発光ダイオードの製造工程を
示す模式的な断面図である。
【図4】 図2に続く製造工程を示す模式的な断面図で
ある。
【図5】 図3に代わり得る製造工程を示す模式的な断
面図である。
【図6】 実施例3による発光ダイオードの製造工程を
示す模式的な断面図である。
【図7】 図6に続く製造工程を示す模式的な断面図で
ある。
【図8】 実施例4による発光ダイオードの製造工程を
示す模式的な断面図である。
【図9】 図8に続く製造工程を示す模式的な断面図で
ある。
【図10】 実施例5による発光ダイオードの製造工程
を示す模式的な断面図である。
【図11】 図10に続く製造工程を示す模式的な断面
図である。
【図12】 各実施例の発光ダイオードにおける電流−
動作電圧特性を示すグラフである。
【図13】 従来技術による発光ダイオードを示す模式
的な断面図である。
【符号の説明】
101、201、301、401、501、701 S
i基板、102、202、302、402、503、7
02 中間層、103、106、203、206、30
3、403、504 n型GaN層、104、204、
307、408、509 金属膜、105、205、4
07、502、508 SiO2膜、107、207、
304、404、505、705 MQW活性層、10
8、208、305、405、506 p型Al0.15
0.85Nクラッド層、109、209、306、40
6、507 p型GaNコンタクト層、110、21
0、308、410、510、709 透光性電極、1
11、211、309、411、511 Auパッド電
極、112、212、307、409、512 n型電
極、703 超格子層、704 高キャリア濃度層、7
06クラッド層、707コンタクト層、708 電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M104 AA01 AA04 BB07 BB14 BB28 CC01 DD34 DD37 DD78 DD84 FF02 FF04 FF13 GG04 5F041 AA03 AA08 CA04 CA05 CA22 CA40 CA74 CA75 CA88 CA93 CA98 FF11

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1と第2の主面を有する導電性半導体
    基板と、 前記基板の第1主面上に形成された高抵抗または絶縁性
    の中間層と、 前記中間層上に形成されていてAlxyInzGa
    1-x-y-zN(0<x≦1、0≦y<1、0≦z≦1、x
    +y+z=1)からなる複数の窒化物半導体層とを含
    み、前記複数の窒化物半導体層は、前記中間層上で順に
    積層された少なくとも一の第1導電型層と発光層と少な
    くとも一の第2導電型層を含み、 前記中間層に接する前記第1導電型層を前記導電性基板
    に接続するように前記中間層を貫通または迂回する金属
    膜と、 前記第2導電型層上に形成された第1電極と、 前記基板の第2主面上に形成された第2電極をさらに含
    み、 前記中間層で発生する電圧降下を前記金属膜で回避する
    ことによって動作電圧が低減されていることを特徴とす
    る窒化物系半導体発光素子。
  2. 【請求項2】 前記中間層としてAlxyInzGa
    1-x-y-zN(0<x≦1、0≦y<1、0≦z≦1、x
    +y+z=1)が用いられていることを特徴とする請求
    項1に記載の窒化物系半導体発光素子。
  3. 【請求項3】 前記中間層の厚みは10nm以上である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の窒化物系半
    導体発光素子。
  4. 【請求項4】 前記金属膜は、前記中間層に接した前記
    第1導電型層と前記導電性基板との両方に対してオーミ
    ック接触していることを特徴とする請求項1から3のい
    ずれかの項に記載の窒化物系半導体発光素子。
  5. 【請求項5】 前記金属膜の融点が900℃以上である
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかの項に記載
    の窒化物系半導体発光素子。
  6. 【請求項6】 前記金属膜として、Sc、Ti、V、C
    r、Mn、Cu、Y、Nb、Mo、Ru、Hf、Ta、
    およびWの少なくとも一種が用いられていることを特徴
    とする請求項1から5のいずれかの項に記載の窒化物系
    半導体発光素子。
  7. 【請求項7】 前記金属膜が前記発光層と前記第2導電
    型層とに接触することを防止するための誘電体膜をさら
    に含むことを特徴とする請求項1から6のいずれかの項
    に記載の窒化物系半導体発光素子。
  8. 【請求項8】 前記誘電体膜として、SiO2、Si3
    4、Sc23、Zr23、Y23、Gd23、L23
    Ta25、ZrO2、LaAlO3、ZrTiO4、およ
    びHfO2の少なくとも一種が用いられていることを特
    徴とする請求項7に記載の窒化物系半導体発光素子。
  9. 【請求項9】 前記金属膜はストライプ状に形成されて
    おり、前記ストライプ状金属膜は1μm〜500μmの
    範囲内の間隔で配置されていることを特徴とする請求項
    1から8のいずれかの項に記載の窒化物系半導体発光素
    子。
  10. 【請求項10】 前記ストライプ状金属膜は一方向また
    は異なる二以上の方向に沿って形成されていることを特
    徴とする請求項9に記載の窒化物系半導体発光素子。
  11. 【請求項11】 前記発光層は前記基板上に形成された
    1μm以上の幅の区切りストライプで区分けされた領域
    内に形成されていることを特徴とする請求項1から8の
    いずれかの項に記載の窒化物系半導体発光素子。
  12. 【請求項12】 前記区切りストライプとして誘電体膜
    が用いられていることを特徴とする請求項11に記載の
    窒化物系半導体発光素子。
  13. 【請求項13】 前記誘電体膜として、SiO2、Si3
    4、Sc23、Zr23、Y23、Gd23、L
    23、Ta25、ZrO2、LaAlO3、ZrTi
    4、およびHfO2の一種以上が用いられていることを
    特徴とする請求項12に記載の窒化物系半導体発光素
    子。
  14. 【請求項14】 前記区切りストライプとして、Sc、
    Ti、V、Cr、Mn、Cu、Y、Nb、Mo、Ru、
    Hf、Ta、およびWの一種以上の金属が用いられてい
    ることを特徴とする請求項11に記載の窒化物系半導体
    発光素子。
  15. 【請求項15】 前記導電性半導体基板として、ドーパ
    ントを含むSi、ZnO、またはGaPが用いられてい
    ることを特徴とする請求項1から14のいずれかの項に
    記載の窒化物系半導体発光素子。
  16. 【請求項16】 請求項1に記載の窒化物系半導体発光
    素子を製造するための方法であって、 成膜装置内で前記導電性半導体基板上に少なくとも前記
    中間層を形成し、 前記基板上に前記少なくとも中間層が形成されたウエハ
    を一旦大気中に取り出して前記中間層を貫通する開口部
    を形成し、 前記開口部内に前記金属膜を形成し、 前記ウエハを再度前記成膜装置内に導入して前記複数の
    窒化物半導体層を形成する工程を含むことを特徴とする
    製造方法。
  17. 【請求項17】 請求項11に記載の窒化物系半導体発
    光素子を製造するための方法であって、 前記区切りストライプを前記基板上に形成し、 前記中間層を形成し、 前記複数の窒化物半導体層を形成し、 前記区切りストライプを除去し、 前記発光層と前記第2導電型層が前記金属膜と接触する
    ことを防止するための絶縁膜を形成し、 その後に前記第1導電型層と前記導電性基板とを接続す
    る前記金属膜を前記中間層の端面を通過して形成する工
    程を含むことを特徴とする製造方法。
  18. 【請求項18】 請求項1に記載の窒化物系半導体発光
    素子を製造するための方法であって、 前記中間層をエッチングストップ層として利用しながら
    前記導電性基板の一部を第1のエッチングによって除去
    し、 前記第1のエッチングによって露出された前記中間層の
    部分を第2のエッチングによって除去し、 前記第2のエッチングによって部分的に前記中間層が除
    去された領域を介して前記第1導電型層を前記導電性基
    板に接続する前記金属膜を形成する工程を含むことを特
    徴とする製造方法。
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