JP2003173515A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
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- JP2003173515A JP2003173515A JP2002276820A JP2002276820A JP2003173515A JP 2003173515 A JP2003173515 A JP 2003173515A JP 2002276820 A JP2002276820 A JP 2002276820A JP 2002276820 A JP2002276820 A JP 2002276820A JP 2003173515 A JP2003173515 A JP 2003173515A
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Abstract
比(S*)、パルス幅(PW)、出力(LF)、媒体ノ
イズ(S/N比)といった記録再生特性が良好な磁気記
録媒体を得る。 【解決手段】 基板(ガラス基板)1の表面に所定の表
面粗さを有する同心円状の凹凸を形成し、その上に、プ
リコート層2、シード層3、下地層4、第1の磁性層
5、スペーサ層6、第2の磁性層7、保護層8、潤滑層
9を順次積層した。
Description
行うための磁気ディスク装置に好適な磁気記録媒体に関
する。
記録密度化を達成するためには、媒体ノイズの低減が不
可欠である。これまでの媒体ノイズの低減は、日々進歩
する磁気ヘッドの出力特性の改善を助けとし、磁気ディ
スクはMr・t(残留磁化膜厚積)を低減させ、膜構成
や膜材料を改善することにより、実現してきた。
イト:読み書き)特性を改善させるためには極めて有効
な手段であるが、同時に熱揺らぎ特性の問題を引き起こ
しつつある。Mr・tの低減、即ち磁性層膜厚の低減
は、磁性層の結晶粒径(グレインサイズ)を微細化し、
媒体ノイズの改善に繋がるが、微細化された結晶粒は、
記録された磁化を保持するのに十分な保磁力(Hc)を
持たなくなり、その結果、記録信号が減衰する現象(熱
揺らぎ)が現れてきた。
を防ぐために、さまざまな膜構成が提案されているが、
最近は、AFC(Anti−Ferro−Couple
d−Film:反強磁性結合膜)構造の技術が注目され
るようになってきた(特開2001−56923号公報
参照)。
上に、非磁性分断層(Ru,Rh,Ir等)により上下
に分断された多層構造を有する磁気記録層が形成され、
非磁性分断層により、上下に分断された磁気記録層それ
ぞれの磁化方向は、互いに反平行となるように設定され
ている磁気記録媒体が提案され、熱揺らぎ特性を良好に
することが記載されている。
用いた膜は、熱揺らぎ特性は良好であったとしても、構
造上全体の磁性層膜厚が大きくなってしまう。このた
め、この磁性層膜厚の増大により、保磁力角形比(S
*)が小さくなる。また、磁性層膜厚の増大は、磁性層
のグレインサイズを増大させ、媒体ノイズ(S/N比)
も悪化させる。また、出力(LF)やパルス幅(PW)
も悪化する傾向にある。このようなことから、これらの
記録再生特性は、将来の高記録密度化の要求を必ずしも
満足するものではない。本発明は、上述の背景のもとで
なされたものであり、熱揺らぎ特性が良好で、しかも、
保磁力角形比(S*)、パルス幅(PW)、出力(L
F)、媒体ノイズ(S/N比)といった記録再生特性が
良好な磁気記録媒体を提供することを目的とする。
めの手段として、第1の手段は、基板上に少なくとも反
強磁性交換相互作用を制御する強磁性材料からなる第1
の磁性層と、強磁性材料からなる第2の磁性層と、前記
第1の磁性層と第2の磁性層との間に形成されて反強磁
性交換相互作用を誘導するスペーサ層と、を有する磁気
記録媒体であって、前記基板の磁性層を形成する側の主
表面上に、前記スペーサ層の面内膜厚分布を良好にする
ように、所定の表面粗さを有する同心円状の凹凸が形成
されていることを特徴とする磁気記録媒体である。第2
の手段は、前記同心円状の凹凸の表面粗さは、最大高さ
Rmax=1.5〜10nmであることを特徴とする第
1の手段にかかる磁気記録媒体である。第3の手段は、
前記同心円状の凹凸の半径方向のピッチが、0.005
〜0.05μmであることを特徴とする第1又は第2の
手段にかかる磁気記録媒体である。第4の手段は、前記
同心円状の凹凸の半径方向のピッチが、磁性層の結晶粒
径に対し略規則的に形成されていることを特徴とする第
1〜第3の手段にかかる磁気記録媒体である。第5の手
段は、前記基板はガラス基板であって、前記同心円状の
凹凸は該ガラス基板表面に直接形成されたものであるこ
とを特徴とする第1〜第4のいずれかの手段にかかる磁
気記録媒体である。
せる為に、鏡面研磨が行われる。研磨はスループットを
高める為に大型の研磨装置を使用し、1度に大量の基板
が処理される。この方法で得られる基板表面は、微小な
凹凸(Rmax=2〜7nm)がランダムに形成された
ものとなる。
上にテクスチャーを形成した基板表面は、トラック方向
に一様な平面が形成され、半径方向に山の凹凸が規則的
に形成される。反強磁性膜結合の膜構成においては、第
1の磁性層と第2の磁性層の磁気モーメントが互いに反
平行となる事で熱揺らぎ特性を改善できる。図6に示さ
れるように、この反強磁性結合膜を理想的なものとする
為には、第1の磁性層50と第2の磁性層70とが正確
に平行に成膜される事と、それらの間に挿入されるスペ
ーサ層60の膜厚が均一に成膜されることが望ましい。
形成したものとそうでないものとの2種類の基板上に成
膜した場合、同心円テクスチャーを形成した基板を用い
た媒体のR/W特性は、通常の研磨基板上に成膜したも
のと比較し、LF、S*の増大、PWの改善を示した。
この改善の度合いは、これまでの膜では見られなかった
程に大きく、反強磁性膜結合の膜構成と同心円テクスチ
ャーの組み合わせが相乗効果を持つ事で達成できたもの
と思われる。
推測される。通常研磨基板は、微小な凹凸がランダムに
有る為に、その上に成膜される膜もこれらの凹凸を引き
継いで形成される。図7に示されるように、グレイン7
1のサイズから見た場合、決してこの微小な凹凸は小さ
くなく、凹凸の各微小部分で上下磁性層が平行になり、
それぞれの部分で反強磁性相互作用が形成され、1つの
グレイン71は微小な反強磁性結合61の合計となって
振舞う。
基板は、図8及び図9に示されるように、トラック方向
にほぼグレインサイズに等しい平面が形成されるため、
グレインの大きさで反強磁性結合膜を形成する。この理
想的な反強磁性結合により上部磁性層の面内配向性は改
善され、LFの増大と、S*、PWの改善をもたらすも
のと考えられる。すなわち、これまでの膜構成が、面内
配向性の改善のみであったものが、反強磁性結合膜に於
いては、面内配向性に加え、反強磁性相互作用をも改善
する事で、LF、PWだけではなく、熱揺らぎ特性も大
きく改善したものと考えられる。
電子顕微鏡)で観察する限り、ピッチの形状は横方向
(半径方向)の成長に影響を与えるようで、ピッチが細
かいほど半径方向のグレイン成長が抑えられ、全体にグ
レインが小さくなる傾向にある。この為、テクスチャー
のピッチを適度に調整する事により、グレインの平均粒
径と分散を小さくすることができ、その結果、S/N比
を向上させることができる。ただし、過度にピッチを小
さくした場合、グレインが小さくなりすぎてかえって、
熱揺らぎ特性を悪化させるので好ましくない。また、テ
クスチャーの高さが大きくなりすぎると、薄い保護膜で
は表面を完全にカバーできなくなり、耐コロージョン特
性の悪化を招く事になる。
山と山との間の間隔(水平距離)の事である。即ち、本
発明においては、基板表面は、トラック方向に一様な平
面が形成され、半径方向に山の凹凸が略規則的に形成さ
れているが、ピッチとは、前記半径方向の山と山との間
隔(水平距離)のことである。
M(原子間力顕微鏡)で測定するのが好ましい。AFM
で測定した結果を用いることにより、基板表面の微細形
状、特にグレインのサイズ相当の微細形状が計測できる
ので本発明にとって好適である。
不純物を取り除く作用もあると思われる。通常、成膜前
のガラス基板は、アルカリ洗剤を用いたスクラフ゛処理
により、表面の有機物が取り除かれるのであるが、局所
的には、これらの洗浄では充分に不純物が落とせない場
合がある。実際、基板の保管場所、保管期間、大気中の
湿度(或いは汚染物濃度)の違いにより、基板表面の汚
れ方は大きく異なってくる。この洗浄前の基板表面状態
の違いが、洗浄後の基板表面にも反映されることにな
る。
で、基板表面の不純物を機械的に研磨し取り除くことが
できる。AFM(原子間力顕微鏡)での観測から、適度
にテクスチャを加えた物は、ガラスの表面モホロジーを
残していない様子を知ることができる。この表面不純物
の除去は、粒成長の均一性をもたらし、S/N比を改善
することになる。
気記録媒体について説明する。 (実施例1)図1は本発明の実施例1にかかる磁気記録
媒体の構成を示す図である。図1に示すとおり、実施例
の磁気記録媒体は、基板(ガラス基板)1上に、プリコ
ート層2、シード層3、下地層4、第1の磁性層5、ス
ペーサ層6、第2の磁性層7、保護層8、潤滑層9を順
次積層したものである。
リケートガラスであって、基板表面には同心円状に最大
高さRmax=3.4nm、ピッチ0.02μm(原子
間力顕微鏡(AFM)にて測定)の溝が形成されてい
る。図2はガラス基板1の表面の原子間力顕微鏡による
画像を示す図である。
層(膜厚300オングストローム)からなる。シード層
3はAl合金薄膜(膜厚250オングストローム)から
なる。
グストローム)で、磁性層の結晶構造を良好にするため
に設けられている。このCrWの下地層4は、Cr:9
0at%、W:10at%の組成比で構成されている。
なお、CrW下地層4は、CrW下地層4の結晶粒の微
細化を促進させるため、0.75%のCO2とAr混合
ガス雰囲気中でスパッタ成膜したものである。
らなるCoCr薄膜(膜厚:25オングストローム)
(Cr<22at%)である。
%、Cr:18at%である。
トローム)である。
膜(膜厚:150オングストローム)で、Co、Cr、
Pt、Bの含有量はそれぞれ、Co:61at%、C
r:20at%、Pt:12at%、B:7at%であ
る。
によって劣化することを防止するためのものであり、膜
厚45オングストロームの水素化カーホ゛ン膜からな
る。また、潤滑層9は、パーフルオロポリエーテルの液
体潤滑剤からなり、この膜によって磁気ヘッドとの接触
を緩和している。尚、膜厚は8オングストロームであ
る。
製造方法について説明する。まず、低温型イオン交換に
よって化学強化したガラス基板の主表面を精密研磨した
後、テープ式のテクスチャ装置によって、表面に同心円
状の溝を形成する(最大高さRmax=3.4nm、ピ
ッチ0.02μm)。
チャ装置の概略図である。図3に示されるように、本実
施例で使用するテープ式テクスチャ装置は、スピンドル
101に固定されたガラス基板1を回転させるととも
に、スラリー滴下口102より研磨剤(ダイヤモンド砥
粒、研磨剤の平均粒径=0.1μm)をテープ103に
供給し、ガラス基板1の両主表面を、ローラ104に巻
きつけられたテープ103によってはさむことで、ガラ
ス基板1の主表面に同心円状の溝を形成する。テープ1
03を巻きつけたローラ104は、一定の回転速度で回
転しており、常にテープ103の新しい面が基板に接触
するようにしている。
向型スパッタリング装置によって、プリコート層2、シ
ード層3、下地層4、第1の磁性層5、スペーサ層6、
第2の磁性層7、保護層8を順次成膜した。尚、下地層
4は、Ar+CO2の混合ガス雰囲気下で、保護層8は
Ar+H2の混合ガス雰囲気下で、それ以外の層は、A
rの不活性ガス雰囲気下でスパッタリング成膜した。次
いで、保護層8上にパーフルオロポリエーテル潤滑剤を
ディップ処理することによって、潤滑層9を形成し、磁
気ディスクを得た。
cは3474 Oe、保磁力角形比S*は0.76、出
力LFは1.27mV、パルス幅PWは12.3nse
c、S/N比は29.9dB、熱揺らぎ特性は、信号出
力減衰:0.037(−dB/decade)であっ
た。このように、熱揺らぎ耐性は良好で、かつ保磁力角
形比S*、パルス幅PW、S/N比、出力の記録再生特
性の全てにおいて良好な結果となった。
円状の溝が、磁性層の面内配向性を改善すると共に、テ
クスチャーの凹凸が磁性粒のサイス゛分布を小さくする
事でこれらの特性が良好になったと考えられる。尚、こ
れらの特性は以下のようにして測定したものである。以
下の実施例、比較例も同じ測定方法によって測定した。
料型磁気測定装置(VSM:Vibrating Sa
mple Magnetometer)で測定した。保
磁力Hcは、PWと熱揺らぎ特性の改善において、高い
ほど良い。また保磁力角形比S*は、面内配向性と磁性
粒間の磁気的分離を表す指標で、高いほど良い。
器(Guzik)により測定した。孤立波再生出力LF
は、その他の電磁変換特性が維持できるのであれば、記
録信号の再生出力が高くなるので、高いほうがよい。
の半値幅)の測定は次のようにして行った。MRヘッド
を搭載した電磁変換特性測定器(Guzik)で孤立再
生信号を抽出し、グランド(0)に対する出力信号のピ
ーク値の50%における孤立波形の幅をPW50とし
た。なお、このPW50は高記録密度のためには、小さ
ければ小さいほど良い。これは、パルス幅が狭いと同一
面積上により多くのパルス(信号)を書き込めることに
なるからである。一方、PW50が大きいと、隣り合う
パルス(信号)同士が干渉しあい、信号を読み出すとき
にエラーとなって現れる。この波形干渉がエラーレート
を悪くする。
(Guzik)を用いた。測定に用いた磁気ヘッドは、
浮上量が20nmのGMR(Giant Magnet
Resistace:巨大磁気抵抗)型再生素子をも
つヘッド(以下、GMRヘッドという)である。記録ト
ラック幅は、2.0μmであり、再生トラック幅は0.
5μmである。S/N比は、記録密度(520kfc
i)で、磁気記録媒体上にキャリア信号記録した後に、
DC周波数領域から、記録密度の1.2倍周波数領域ま
での媒体ノイズを、スペクトロアナライザを用いて観測
し、算出した。S/N比は、一般に、0.5dB向上す
ると、2Gbit/inch2の記録密度向上に寄与で
きる。S/N比は、ノイズによる信号の読み取りエラー
を防ぐために、高いほどエラーレートが改善され、かつ
高密度記録を達成できる。
変換特性測定器(Guzik)により測定した。オーバ
ーライト特性は、HDDを組みたてた際、ヘッドの書き
こみ能力不足による歩留まり悪化を改善する意味におい
て、高いほどよい。
サーマルオフトラック(ヘッドサスペンションの熱膨張
によって磁気記録媒体上のトラックに対し、磁気ヘッド
がずれることにより、信号減衰が発生する現象)の影響
を受けず磁気記録媒体の熱揺らぎによる信号減衰量のみ
を正確に評価するため、ライトトラック幅がリードトラ
ック幅に対して2倍以上のリ一ドライト素子を有するこ
とを特徴としているMRヘッドを用意し、得られた磁気
記録媒体たる磁気ディスクと共にシステム内のヘッド/
ディスク機構部にセットする。次にそのヘッド/ディス
ク機構部を高温環境下にさらすために温度制御可能な環
境槽に投入する。環境槽内が設定した温度に安定した
ら、リードライト回路部よりライト信号をMRヘッドの
ライト素子に送り、磁気ディスクに信号を書き込む。そ
して、信号を書き込んだ直後から、磁気ディスクに書き
込まれた信号をMRヘッドのリード素子から読み出し、
リードライト回路部にて増幅した後、信号評価部にて測
定する。信号評価部では一定時間間隔でリード信号の振
幅値を記録していく。信号評価部では、例えば、スペク
トラムアナライザを用いて測定を行う。
磁気ディスクへ書き込んだ信号の記録密度は、100K
Flux/inchである。また、本測定に用いたヘッ
ドは、ライトトラック幅が2.0μm、リードトラック
幅が0.5μm、ライトギャップ長が0.20μm、リ
ードギャップ長が0.11μm、リ一ドライト素子部分
の浮上量が20nmのMRヘッドである。
基板の製造方法において、テープ式のテクスチャ装置を
用いた同心円状の溝を形成しなかった以外は実施例1と
同様にして磁気記録媒体を作製し、比較例1とした。図
4は比較例1のガラス基板表面のAFM画像を示す図で
ある。図4に示されるように、ガラス基板に形成されて
いる突起は、ランダムに形成されていることがわかる。
cは3331 Oe、保磁力角形比S*は0.66、出
力LFは1.02mV、パルス幅PWは12.9nse
c、S/N比は28.8dB、熱揺らぎ特性は、信号出
力減衰で、0.086(−dB/decade)であっ
た。
の表面状態を同心円状の溝を形成することにより、熱揺
らぎ特性が良好で、かつ保磁力角形比S*、出力LF、
S/N比が特に改善されていることがわかる。
記実施例1における同心円状の溝の最大高さRmaxを
Rmax=1.5nm(実施例2)、5nm(実施例
3)、10nm(実施例4)、1.4nm(参考例
1)、11nm(参考例2)とした以外は、実施例1と
同様にして磁気記録媒体を作製した。尚、溝の最大高さ
Rmaxは、テープ式テクスチャー装置のテクスチャ条
件(研磨砥粒の粒径、加工圧力、等)を調整して行っ
た。図5は実施例等にかかる磁気記録媒体の特性を表に
して示した図である。
の最大高さが、1.5nm未満の場合、ガラスの表面モ
ホロジーが残ってしまい、トラック方向のテクスチャー
面が充分に平坦でなくなる為、記録再生特性において、
PW、S/N比が悪化する傾向にある。また、溝の最大
高さが10nmを超えた場合、谷部分に成長したグレイ
ンの一部と、ヘッドとの距離が大きくなり、ヘッドの書
き込み能力の不足や、ノイズ成分の増加などにより、記
録再生特性において、PW、S/N比が悪化する傾向に
ある。従って、基板表面に形成する同心円状の溝の最大
高さは、1.5nm〜10nmが好ましいことがわか
る。
に少なくとも反強磁性交換相互作用を制御する強磁性材
料からなる第1の磁性層と、強磁性材料からなる第2の
磁性層と、前記第1の磁性層と第2の磁性層との間に形
成されて反強磁性交換相互作用を誘導するスペーサ層
と、を有する磁気記録媒体であって、前記基板の磁性層
を形成する側の主表面上に、前記スペーサ層の面内膜厚
分布を良好にするように、所定の表面粗さを有する同心
円状の凹凸が形成されていることを特徴とするもので、
これにより、熱揺らぎ特性が良好で、しかも、保磁力角
形比(S*)、パルス幅(PW)、出力(LF)、媒体
ノイズ(S/N比)といった記録再生特性が良好な磁気
記録媒体を得ているものである。
図である。
画像を示す図である。
の概略図である。
す図である。
ある。
ある。
ある。
ある。
コート層、3…シード層、4…下地層、5…第1の磁性
層、6…スペーサ層、7…第2の磁性層、8…保護層、
9…潤滑層。
Claims (4)
- 【請求項1】 基板上に少なくとも反強磁性交換相互作
用を制御する強磁性材料からなる第1の磁性層と、強磁
性材料からなる第2の磁性層と、前記第1の磁性層と第
2の磁性層との間に形成されて反強磁性交換相互作用を
誘導するスペーサ層と、を有する磁気記録媒体であっ
て、 前記基板の磁性層を形成する側の主表面上に、前記スペ
ーサ層の面内膜厚分布を良好にするように、所定の表面
粗さを有する同心円状の凹凸が形成されていることを特
徴とする磁気記録媒体。 - 【請求項2】 前記同心円状の凹凸の表面粗さは、最大
高さRmax=1.5〜10nmであることを特徴とす
る請求項1記載の磁気記録媒体。 - 【請求項3】 前記同心円状の凹凸の半径方向のピッチ
が、磁性層の結晶粒径に対し略規則的に形成されている
ことを特徴とする請求項1又は2記載の磁気記録媒体。 - 【請求項4】 前記基板はガラス基板であって、前記同
心円状の凹凸は該ガラス基板表面に直接形成されたもの
であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一に記
載の磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002276820A JP2003173515A (ja) | 2001-09-28 | 2002-09-24 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001-304093 | 2001-09-28 | ||
JP2001304093 | 2001-09-28 | ||
JP2002276820A JP2003173515A (ja) | 2001-09-28 | 2002-09-24 | 磁気記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003173515A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7462410B2 (en) | 2004-11-09 | 2008-12-09 | Fujitsu Limited | Magnetic recording medium and magnetic storage apparatus |
-
2002
- 2002-09-24 JP JP2002276820A patent/JP2003173515A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7462410B2 (en) | 2004-11-09 | 2008-12-09 | Fujitsu Limited | Magnetic recording medium and magnetic storage apparatus |
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