JP2003173388A - 設計支援装置及び設計支援方法 - Google Patents

設計支援装置及び設計支援方法

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JP2003173388A
JP2003173388A JP2001388030A JP2001388030A JP2003173388A JP 2003173388 A JP2003173388 A JP 2003173388A JP 2001388030 A JP2001388030 A JP 2001388030A JP 2001388030 A JP2001388030 A JP 2001388030A JP 2003173388 A JP2003173388 A JP 2003173388A
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survey
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Application number
JP2001388030A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Ikemoto
浩幸 池本
Kiyoshi Ono
清 小野
Shinji Watanabe
慎二 渡辺
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者が満足する優れた商品を開発するため
の設計プロセスを効率よくかつ効果的に実施する。 【解決手段】 仕様評価端末に開示する仕様に関する仕
様データ、調査項目データ、仕様評価端末からの回答デ
ータ、調査データの候補となる候補データのうち、少な
くとも一つ以上を格納する調査データ格納部1と、仕様
データ及び調査項目データを調査データ格納部に格納
し、調査データ格納部から仕様データ及び調査項目デー
タを読み出して調査票データを生成し、調査票データを
仕様評価者端末に提示し、仕様評価端末からの仕様デー
タ及び調査項目データに対する回答データを調査データ
格納部に格納する仕様調査部2と、調査データ格納部か
ら、仕様データ、調査項目データと、回答データとを参
照し、集計処理及び統計的処理を施し、その結果を仕様
設計端末に開示する仕様分析部3を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、利用者が満足する
優れた商品を開発するための設計プロセスを効率よくか
つ効果的に実施する設計支援装置及び設計支援方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、人間と対話することによって利用
される商品(機器、システム、サービス等)は、消費者
の嗜好の多様化や技術のオープン化などの諸要因によ
り、機能や性能での他社差別化が困難になっている。一
方、商品の利用者は、機能や性能の差よりも、デザイ
ン、使い勝手、商品の成り立ち(コンセプト)など、そ
の商品の利用を心地よいと感じる感性的な側面を重視し
て商品を選択する傾向にある。従って、現状の企業にお
いては、利用者の感性に訴求する商品をタイムリーに市
場に供給し続けることができるかどうか、がビジネスの
成否を分けている。
【0003】この様に現状において、1999年6月に
ISO13407(HumanーcentredDesign Processes fo
r Interactive Systems) が国際規格として成立した。
この規格は、対話システムの人間中心設計プロセスのあ
り方を規定したもので、商品開発に利用者を参画させ、
利用者の満足が得られるまで設計プロセスを反復的に繰
り返すことを求めている。又、利用者と商品開発に係わ
る全ての専門家のスキルを集結した学際的な設計を行う
ことを推奨している。しかし、ISO13407は人間
中心設計プロセスについて概括的な指針を示すに留ま
り、企業において人間中心設計プロセスを効果的に実践
するための具体的な技術や方法には触れられていない。
【0004】他方、人が心地よいと感ずる感性を工学的
に捉え、人の感性を定量的に把握して、魅力ある商品を
開発しようとする学問として、感性工学や魅力工学が発
展してきた。しかし、商品コンセプト、デザイン、使い
勝手のように利用者の感性が特に深く係わる分野では、
利用者の印象や満足度などを高めるために有効な技術や
方法はまだ確立されていない。
【0005】又、感性工学研究の一環として、工業デザ
インの分野で、デザイン画像を入力すると人が感ずる感
性を予測・推論するシステムや、感性を表現する言葉の
組合せを入力すると予め用意した画像データベースから
指定した感性を感じさせる画像の組合せを提示するシス
テムが、研究されている。しかし、現在の技術では、こ
れらのシステムは個人の趣味や流行の影響を強く受ける
デザイン開発の現場で、ビジネスを成功させるための道
具として利用できる状況にない。
【0006】従来における商品開発方法を、図12及び
図13を用いて説明する。
【0007】図12は、従来の商品開発方法を説明する
機能構成図である。図12に示すように、商品開発者
は、商品(機器、システム、サービス)に対するユーザ
からの要求やクレームを聞いて商品を開発し、ユーザに
提供する。この商品開発者による開発は、商品開発者だ
けの閉じた世界になり勝ちなことが多い。それに対し
て、この様に開発した商品をユーザに購入させ、商品開
発者が、その商品に対して要求やクレームを聞いて又新
たに商品の開発を行うこともある。この様に、従来の商
品開発方法においては、ある商品に対するユーザからの
要求やクレームを聞いて商品を開発するので、時間的に
長い修正サイクルが要求されていた。
【0008】図13は、従来の商品開発方法を説明する
プロセス図である。従来の商品開発方法においては、
(a)デザイナによる先行提案を受けて企画者がコンセ
プトを決定するコンセプトフェーズ、(b)デザイナに
よるスケッチを受けて営業担当者が商品企画を行う企画
・受注フェーズ、(c)デザイナによるレンダリングを
受けて設計者が機能・性能を決定する基本設計フェー
ズ、(d)デザイナによるモデル化を受けて設計者が操
作仕様を決定する詳細設計フェーズ、(e)デザイナに
よる試作設計を受けて製造者が試作品及び商品を製造す
る製造フェーズ、(f)デザイナによる商品の展開方法
の企画を受けて販売者が広告・販促を行う販売/出荷フ
ェーズ、更に(g)サービス員が商品の保守に関するサ
ービスを行う保守サービスフェーズといった、いくつか
のフェーズを経て商品が開発される。
【0009】このとき、従来の商品開発方法において
は、(a)コンセプトフェーズにおいて、ユーザに市場
動向の調査を行い、(c)基本設計フェーズにおいて、
ユーザに仕様やデザインに対する定性・定量調査を行
い、更に(e)製造フェーズにおける試作品に対して、
ユーザに受容可能性の定性・定量調査を行う。
【0010】この様に、従来の商品開発方法は、商品開
発の工程においてユーザに対して商品開発者が何度か調
査を行うのみであった。更にこの調査は、街頭アンケー
トを行ったり、登録されたモニターにアンケート用紙を
配布することにより行われていたので、コストが発生
し、結果が戻ってくる時間も多く要されていた。
【0011】一方、特定の工業製品のデザインに対し
て、デザインの評価や作成を支援する技術として、例え
ば、特開2000-285151号公報に記載されているデザイン
評価装置及びデザイン作成装置や、特開平10-301980号
公報に記載されているデザイン評価装置及びデザイン作
成装置、特開2000-82151号公報に記載されているデザイ
ン評価方法及び装置、などがある。これらの技術は、前
述した感性工学の研究と同様、計算機を使って人の感性
を模倣し、結果を工業デザインの改良に活かすためのも
のであり、実際の商品の利用者に対するデザイン調査の
結果と比較すると著しく精度が低いと思われる。
【0012】従来の商品開発において、利用者の要求や
意見を商品に反映させるため、企業活動の中で様々なユ
ーザ調査が行われている。調査対象者を無作為に抽出し
て行う旧来の社会調査と同等の市場動向調査のほか、商
品のターゲットユーザを選別して行う各種の定性・定量
調査も行われている。特定顧客向けの商品では、顧客サ
イトを訪問する面接調査も行われる。この様に市場動向
調査やターゲットユーザに対する各種の定性・定量調査
及び訪問面接調査は、ユーザとのアポイントメントから
実査、集計、分析に時間を要し、結果は有用であっても
製品開発にタイムリーに活かすことが困難であるという
問題がある。
【0013】最近では、IT技術の発展で、メールやW
ebを使ったアンケート調査も広く普及しつつある。し
かし、これらの調査は、商品開発プロセスにおける限ら
れた段階で、企画や仕様、試作品や完成品を評価し、次
の開発作業に反映するために行われているものである。
よって、調査結果が望ましいものでない場合、企画や仕
様を変更するための無駄な作業が発生しやすく効率が悪
い。
【0014】又、開発の下流工程になってから行う調査
では、利用者の意見が得られても、時間的・工程的な理
由から次の商品開発まで利用者の意見を反映できないこ
とも多く、商品提供の機会損失となることもある。
【0015】この様に、商品開発において利用者の望む
感性への訴求が従来以上に重要であるにも係わらず、企
業における商品開発の機能構成やプロセス構成は従来の
ままである。そのため、仕様やデザインに対する利用者
の声が全ての開発関与者に行き届かない。どのような商
品が利用者に受け入れられるのかという明確な基準を開
発関与者の間で共有できないため、開発する部門ごとに
考えが異なり、企業内での合意形成に時間を要するとい
う問題がある。そして、最終的には、利用者不在のまま
開発者側だけで商品を決定し、商品が利用者に受け入れ
られないという問題も発生する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、商品開
発において利用者の望む感性への訴求が重要となってい
るが、まず、ISO13407等に示される人間中心設
計プロセスの規格は、企業において人間中心設計プロセ
スを効果的に実践する技術や方法を述べていない、とい
う問題がある。次に、感性工学などの研究成果は、ビジ
ネスを成功させる技術や方法として利用できるレベルに
達していない、という問題がある。更に、企業がこれま
で行ってきた商品開発のためのユーザ調査は、調査に時
間が掛かり、効率が悪く、利用者の意見を十分反映でき
ない、という問題がある。
【0017】本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑
みなされたものであり、その目的は、利用者が満足する
優れた商品を開発するための設計プロセスを効率よくか
つ効果的に実施することができる設計支援装置及び設計
支援方法を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴は、
複数のフェーズを備える商品開発のうちの一つのフェー
ズにて、仕様の設計に用いる仕様設計端末と、仕様の評
価に用いる仕様評価端末と、仕様設計端末を用いて設計
された仕様の仕様評価端末での評価に関する支援及び分
析に用いる設計支援装置とを備える設計支援システムに
おいて用いられる設計支援装置に関する。即ち、本発明
の第1の特徴に係る設計支援装置は、(a)仕様評価端
末に開示する仕様に関する仕様データ、該仕様データに
対する調査項目データ、該仕様データ及び該調査項目デ
ータに対する仕様評価端末からの回答データ、該仕様に
対する調査データの候補となる候補データのうち、少な
くとも一つ以上を格納する調査データ格納部、(b)仕
様データ及び調査項目データを調査データ格納部に格納
し、調査データ格納部から仕様データ及び調査項目デー
タを読み出して調査票データを生成し、調査票データを
仕様評価者端末に提示し、仕様評価端末からの該仕様デ
ータ及び該調査項目データに対する回答データを調査デ
ータ格納部に格納する仕様調査部、(c)調査データ格
納部から、仕様データ、該仕様データに対する調査項目
データと、該仕様データ及び該調査項目データに対する
回答データとを参照し、集計処理及び統計的処理を施
し、その結果を仕様設計端末に提示する仕様分析部を備
える。
【0019】商品開発において、コンセプトフェーズ、
企画・受注フェーズ、基本設計フェーズ、詳細設計フェ
ーズ、製造フェーズ、販売/出荷フェーズ、保守サービ
スフェーズなど、様々なフェーズを経て、商品が開発さ
れ販売される。これらの各フェーズにおいては、まず、
仕様設計端末において仕様が作成され、通信回線を介し
てその仕様が仕様評価端末に送信され、仕様評価端末に
おいて、仕様の評価を確認する。これにより、作成され
た仕様に対する評価を、広く、迅速に集めることができ
る。この評価の結果を分析し、仕様に反映することによ
り、ユーザのニーズにより合致した商品の開発を行うこ
とができる。
【0020】又、設計支援装置は、(d)フェーズを終
了させ次のフェーズに移行する基準となる判定基準を決
定し、格納する判定基準格納部を更に備えても良い。こ
の場合、(c)仕様分析部は、集計処理及び統計的処理
の結果を取得後、結果について判定基準を満たさない場
合は、仕様設計端末を通して仕様を変更させ、判定基準
を満たすまで、調査データ格納部によるデータの格納、
仕様調査部による調査票データ生成及び回答データ格
納、仕様分析部による集計処理を繰り返す。一つのフェ
ーズを終了し、次のフェーズを開始する場合、関係者で
行われる会議や責任者等の決済によらず、設計支援装置
がその判定を行う。これにより、定められた時間内に効
果的に仕様の評価結果を集めることができる。
【0021】更に、(b)仕様調査部における、仕様評
価端末からの該仕様データ及び該調査項目データに対す
る回答データに、仕様評価端末による仕様データの修正
の情報が含まれても良い。これにより、仕様評価端末よ
り的確な修正案を受信することができるので、仕様設計
端末は具体的な修正案を検討すれば良く、作業の効率化
を図ることができる。
【0022】更に、(e)仕様評価端末の専門分野を含
む属性を記録した個人情報管理制御部を更に備える。こ
こで、仕様調査部は、仕様評価端末に評価させる仕様デ
ータを、仕様評価端末の専門分野に応じた表示形態に変
更して前記仕様評価端末へ送信する。これにより、仕様
の評価結果である回答データと個人情報の特性をより関
連づけることができるので、精度の高い分析を行うこと
ができる。又、この分析結果に基づいて個人情報に反映
をすることにより、個人の特徴をより明らかにすること
ができ、更に精度の高い分析を行うことができる。
【0023】本発明の第2の特徴は、複数のフェーズを
備える商品開発のうちの一つのフェーズにて、仕様の設
計に用いる仕様設計端末と、仕様の評価に用いる仕様評
価端末と、仕様設計端末で設計された仕様の仕様評価端
末での評価に関する支援及び分析に用いる設計支援装置
とを備える設計支援システムにおいて用いられる設計支
援方法に関する。即ち、本発明の第2の特徴に関する設
計支援方法は、(a)仕様評価端末に開示する仕様に関
する仕様データ、該仕様データに対する調査項目デー
タ、該仕様データ及び該調査項目データに対する仕様評
価端末からの回答データ、該仕様に対する調査データの
候補となる候補データのうち、少なくとも一つ以上を調
査データ格納部に格納する調査データ格納ステップ、
(b)仕様データ及び調査項目データを調査データ格納
部に格納し、調査データ格納部から仕様データ及び調査
項目データを読み出して調査票データを生成し、調査票
データを仕様評価者端末に提示し、仕様評価端末からの
該仕様データ及び該調査項目データに対する回答データ
を調査データ格納部に格納する仕様調査ステップ、
(c)調査データ格納部から、仕様データ、該仕様デー
タに対する調査項目データと、該仕様データ及び該調査
項目データに対する回答データとを参照し、集計処理及
び統計的処理を施し、その結果を仕様設計端末に提示す
る仕様分析ステップを備える。
【0024】又、(d)フェーズを終了させ次のフェー
ズに移行する基準となる判定基準を決定し、判定基準格
納部に格納する判定基準格納ステップを更に備える。こ
こで、(c)仕様分析ステップは、集計処理及び統計的
処理の結果を取得後、結果について判定基準を満たさな
い場合は、仕様設計端末を通して仕様を変更させ、判定
基準を満たすまで、調査データ格納部によるデータの格
納、仕様調査部による調査票データ生成及び回答データ
格納、仕様分析部による集計処理を繰り返す。
【0025】更に、(b)仕様調査ステップにおける、
仕様評価端末からの該仕様データ及び該調査項目データ
に対する回答データに、仕様評価端末による仕様データ
の修正の情報が含まれても良い。
【0026】更に、(e)仕様評価端末の専門分野を含
む属性を記録した個人情報管理制御ステップを更に備え
る。ここで、(b)仕様調査ステップは、仕様評価端末
に評価させる仕様データを、仕様評価端末の専門分野に
応じた表示形態に変更して仕様評価端末に送信するのが
好ましい。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同
一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付してい
る。
【0028】発明の実施の形態においては、商品を携帯
電話機とし、仕様は携帯電話機のデザインを設計する場
合について説明する。又、開発プロセスはイメージスケ
ッチを精緻化したレンダリングの作成段階とする。ゆえ
に、仕様設計者はデザイナである。このとき、仕様評価
者は、携帯電話機ユーザとデザイン以外分野の専門家と
しての開発関与者である。携帯電話機ユーザは、開発へ
の参画に同意した数十名から数百名の一般人である。開
発関与者としては、例えば、商品企画者、ハードウェア
設計者、ソフトウェア設計者、営業マン、販売員、イン
ストラクター、製造技術者、商品評価者、マニュアル担
当者、コールセンター担当者などが該当する。更に、本
発明の実施の形態に係る設計支援装置では、商品開発者
及び商品利用者のいずれにも該当しない特定の専門知識
を持つ有識者として、企業外の著名なデザイナを仕様評
価者としている。
【0029】(第1の実施の形態)図1は本発明の第1
の実施の形態の係る設計支援装置10の構成を説明する
機能ブロック図及び設計支援装置10が利用されるシス
テム構成図である。
【0030】本発明の第1の実施の形態に係る設計支援
装置10が利用されるシステムにおいて、設計支援装置
10は、外部用データ通信回線5を介して情報通信端末
装置7に、内部用データ通信回線6を介して開発用PC
8に接続されている。情報通信端末7は、専門家、特定
又は不特定ユーザ、ユーザ代表など、社外の人間が主に
使用する端末で、開発用PCは、販売員、デザイナ、設
計者、製造者、サービス員、企画者など、社内の人間が
主に使用する端末である。勿論、各製造工程を社外に依
頼するときは、情報通信端末7及び外部用データ通信回
線5が使用される場合もある。ここで、情報通信端末装
置7は、特許請求の範囲における仕様評価端末に相当
し、開発用PC8のうち、その仕様を設計した端末は仕
様設計端末に相当する。但し、仕様設計端末に相当する
端末以外の開発用PC8を、仕様を評価させ、仕様評価
端末として扱っても良い。
【0031】外部用データ通信回線5は、インターネッ
ト、パソコン通信等の不特定のユーザが接続可能な通信
ネットワークである。設計支援装置10及び情報通信端
末装置7は、プロキシサーバ、インターネットプロバイ
ダへのダイアルアップのアクセスポイント、インターネ
ットプロバイダのサーバ等を介して、外部用データ通信
回線5に接続することもある。情報通信端末装置7は、
移動通信情報端末71、家庭用情報通信端末72、PC
(パーソナルコンピュータ)73、PDA74等の情報
通信端末のことであり、開発する商品の専門家、特定或
いは不特定ユーザ、モニターなどのユーザ代表等が利用
する情報通信端末である。設計支援装置10は、外部様
データ通信回線5を介して、情報通信端末装置7と接続
され、主に社外の人間と意見交換を行う。
【0032】又、内部用データ通信回線6は、LANや
イントラネット等の特定のユーザに接続可能な通信ネッ
トワークである。内部用データ通信回線6は、会社や事
業部など、限られたエリアに設置されている。設計支援
装置10及び開発用PC8は、ハブ、ルータ、サーバ等
を介して、内部用データ通信回線6に接続することもあ
る。開発用PC8とは、販売員、デザイナ、設計者、製
造者、サービス員、企画者が利用するPCである。設計
支援装置10は、内部用データ通信回線6を介して、開
発用PC8と接続され、主に社内の人間と意見交換を行
う。
【0033】設計支援装置10の機能について説明す
る。
【0034】設計支援装置10は、調査データ格納部
1、仕様調査部、仕様分析部3、データ通信入出力制御
部4を備える。図示しないが、設計支援装置10には、
キーボード、マウスなどの入力装置、CRTディスプレ
イ、液晶ディスプレイ、プリンタなどの出力装置、処理
を行う処理制御装置、処理制御装置の作業領域となる一
時記憶装置なども備える。
【0035】ここで、調査データ格納部1は、開示する
仕様データ、該仕様データに対する調査項目データ、該
仕様データ及び該調査項目データに対する仕様評価者か
らの回答データ、該仕様調査データの候補となる候補デ
ータを格納する調査データ格納部である。調査データ格
納部1は、調査仕様格納部11、調査項目格納部12、
回答データ格納部13、項目候補格納部14とを備えて
いる。
【0036】調査仕様格納部11は、開示する仕様に関
するデータを格納するデータストアであり、後述する、
調査データ登録部21、調査票生成部22、分析制御部
31に、それぞれ接続されている。調査項目格納部12
は、調査仕様格納部11に格納された仕様データを調査
する際の調査項目を格納するデータストアであり、後述
する、調査データ登録部21、調査票生成部22、分析
制御部31に、それぞれ接続されている。回答データ格
納部13は、調査仕様格納部11の仕様データについて
調査項目格納部12の該仕様データに対する調査項目を
調査した際の回答データを格納するデータストアであ
り、分析制御部31と言語処理部32にそれぞれ接続さ
れている。項目候補格納部14は、調査項目格納部12
に格納するデータの候補となる調査項目を格納するデー
タストアであり、調査データ登録部21と言語処理部3
2にそれぞれ接続されている。
【0037】仕様調査部2は、データ通信入出力制御部
4を介して入力された仕様データ及びこの仕様データに
対する調査項目データを調査データ格納部1に格納し、
調査データ格納部1から仕様データとこの仕様データに
対する調査項目データを読み出して調査票データを生成
する。又、仕様調査部2は、データ通信入出力制御部4
を介して仕様評価者に提示するとともに、データ通信入
出力制御部4を介して入力された仕様評価者からのこの
仕様データ及びこの調査項目データに対する回答データ
を調査データ格納部1に格納する。仕様調査部2は、調
査データ登録部21、調査票生成部22、調査制御部2
3とを備えている。
【0038】調査データ登録部21は、仕様設計者から
後述する内部用データ通信入力部42を介して入力され
る、開示する仕様データを調査仕様格納部11に、仕様
に対する調査項目データを調査項目格納部12にそれぞ
れ格納する。更に、調査データ登録部21は、調査項目
データの候補となるデータを、調査候補格納部14から
読み出して内部用データ通信入力部42を介して仕様設
計者に提示する。調査票生成部22は、調査仕様格納部
11から開示する仕様データを、調査項目格納部12か
らこの仕様に対する調査項目データを、それぞれ読み出
し、この仕様データ及びこの仕様データに対する調査項
目のための調査票データを生成して、調査制御部23に
送出する。調査制御部23は、調査票生成部22から送
出される調査票データを、外部用データ通信入出力部4
1と内部用データ通信入出力部42を介して送出するこ
とで仕様評価者に提示する。更に、調査制御部23は、
外部用データ通信入出力部41と内部用データ通信入出
力部42を介して入力される仕様評価者からの回答デー
タを回答データ格納部13に格納する。
【0039】仕様分析部3は、調査データ格納部1か
ら、仕様データ、この仕様データに対する調査項目デー
タ、この仕様データ及び該調査項目データに対する仕様
評価者からの回答データを、それぞれ読み出し、集計処
理及び統計的処理を施し、データ通信入出力制御部4を
介して仕様開示者に提示する。更に仕様分析部3は、こ
の回答データに文書記述のテキストデータが含まれる場
合に、このテキストデータに対し言語処理を施した後、
統計処理を行って、調査項目データの候補となるデータ
を生成し調査データ格納部1に格納する。仕様分析部3
は、分析制御部31と言語処理部32とを備えている。
【0040】分析制御部31は、内部用データ通信入出
力部42を介して入力された仕様評価者からの分析要求
を受け、調査仕様格納部11から開示する仕様データ
を、調査項目格納部12から該仕様データに対する調査
項目データを、回答データ格納部13から該仕様データ
及び該調査項目データに対する仕様評価者からの回答デ
ータを、それぞれ読み出し、集計処理及び統計的処理を
施した結果を、内部用データ通信入出力部42を介して
仕様開示者に提示する。又、回答データ格納部13から
仕様評価者からの回答データに文書記述のテキストデー
タが含まれる場合に、言語処理部32にこのテキストデ
ータを送出する。言語処理部32は、分析制御部31か
ら送出されたテキストデータに対し言語処理を施した
後、統計処理を行って、調査項目データの候補となるデ
ータを生成し調査候補格納部14に格納する。
【0041】仕様分析部3は、様々な分析方法に基づい
て、仕様評価者からの回答データについて、数量化理論
に基づいて集計を行う。この数量化理論を用いた集計方
法の一つに、コレスポンデンス分析がある。コレスポン
デンス分析とは、集計済みのクロス集計結果を使って、
行の要素(クロス集計でいう表頭にある項目)と列の要
素(表側)を使い、それらの相関関係が最大になるよう
に数量化して、その行の要素と、列の要素を多次元空間
(散布図)に表現する分析方法である。これにより、集
計済みのクロス集計結果をもとに、2つの変数間の差や
類似性を多次元空間にグラフィック表現することができ
る。
【0042】データ通信入出力制御部4は、仕様調査部
2と外部用データ通信回線5及び内部用データ通信回線
6とを結ぶデータ通信入出力制御部である。データ通信
入出力制御部4は、外部用データ通信入出力部41と内
部用データ通信入出力部42とを備えている。
【0043】外部用データ通信入出力部41は、調査制
御部23から送出された調査票データを、外部用データ
通信回線5を介して情報通信端末装置7に送出し、情報
通信端末装置7からの回答データを外部用データ通信回
線5を介して入力させ、調査制御部23に送出する。
【0044】内部用データ通信入出力部41は、調査制
御部23から送出された調査票データを、内部用データ
通信回線6を介して後述する開発用PC8に送出し、開
発用PC8からの回答データを内部用データ通信回線6
を介して入力して、調査制御部23に送出する。又、仕
様評価者から入力された開示する仕様データや該仕様デ
ータに対する調査項目データを、内部用データ通信回線
6を介して受け取り、調査データ登録部21に送出す
る。更に、仕様評価者からの分析要求を、内部用データ
通信回線6を介して受け取り、分析制御部31に送出す
る。
【0045】次に本発明の第1の実施の形態に係る設計
支援装置10の動作を、デザイン開発を例として説明す
る。
【0046】図2は、設計支援装置10の処理を示すフ
ローチャートである。図2においては、例えば、携帯電
話機の商品開発が行われており、開発関与者の一専門家
としてのデザイナが携帯電話機のイメージスケッチを発
展させたレンダリングを数案作成し、これに対する利用
者や外部専門家の意見や要望を収集するとともに、様々
な分野の専門家の間で合意を得る処理について説明す
る。
【0047】まず、デザイナが仕様設計者となって、開
発用PC8を介して、作成したレンダリングの案を関係
者に開示させる。デザイナが使用する開発用PC8か
ら、開発用PC8の、例えばWebブラウザから内部用
データ通信回線6及び内部用データ通信入力部24を段
階的に経由して調査データ登録部21に対し、レンダリ
ングの画像データを送出させる。調査データ登録部21
は、開発用PC8によって送出されたレンダリングの画
像データを調査仕様格納部11に格納する。(ステップ
S201) 次に、調査データ登録部21は、過去の調査結果で得ら
れた調査項目の候補を項目候補格納部14から読み出
し、内部用データ通信入力部24及び内部用データ通信
回線6を段階的に経由してデザイナが使用している開発
用PC8の、例えばWebブラウザに提示する。更に、
デザイナは調査項目の候補を参照させつつ、レンダリン
グ案に対し調査したい項目として、各レンダリングに対
して評価者が感ずる、例えば、「使いやすそうな」、
「洗練された」などのデザイン評価語と、全レンダリン
グに対する「選考順位」などを調査項目データとする。
そして、開発用PC8の、例えばWebブラウザから内
部用データ通信回線6及び内部用データ通信入力部24
を段階的に経由して、調査データ登録部21に対して送
出させる。調査データ登録部21は、この調査項目デー
タを調査項目格納部12に格納する。このときデザイナ
が使用している例えばWebブラウザの操作画面の一例
を図3に示す。(ステップS202) 次に、調査データ登録部21が調査データの格納を終え
ると、調査票生成部22に調査票を生成するよう指示を
出す。調査票生成部22は、調査データ登録部21から
の指示を受けて、調査仕様格納部11から携帯電話機の
レンダリングの画像データを、調査項目格納部12から
デザイン評価語などの調査項目データを、それぞれ読み
出す。そして、携帯電話機のレンダリング数案に対する
調査票データを生成して、調査制御部23に送出する。
調査制御部23は、調査票生成部22から送出された調
査票データを、外部用データ通信入出力部41及び外部
用データ通信回線5を介して接続されている情報通信端
末装置7に、内部用データ通信入出力部42及び内部用
データ通信回線6を介して接続されている開発用PC8
に、それぞれ表示して調査を開始させる。このとき、情
報通信端末装置7及び開発用PC8に表示される調査票
表示画面の一例を図4に示す。(ステップS203) 次に、ユーザ代表や外部の専門家などが情報通信端末装
置7の、例えばWebブラウザから調査票に対して回答
データを回答させるか、もしくは、デザイナ以外の専門
家としての開発関与者が開発用PC8の、例えばWeb
ブラウザから調査票に対して回答データを回答させる。
更に、情報通信端末装置7からの回答データは、外部用
データ通信回線5及び外部用データ通信入出力部41を
段階的に経由して調査制御部23に、開発用PC8から
の回答データは、内部用データ通信回線6及び内部用デ
ータ通信入出力部42を段階的に経由して調査制御部2
3に、それぞれ入力させる。調査制御部23は入力され
た回答データを回答データ格納部13に格納する。(ス
テップS204) その後、仕様設計者としてのデザイナの開発用PC8
に、内部用データ通信回線6及び内部用データ通信入出
力部42を段階的に経由して分析制御部31に接続さ
せ、回答データ数を例えばWebブラウザなどで閲覧さ
せる。回答者数が所定の数に達しているときは次のステ
ップS206に進み、そうでない場合は、ステップS2
03に進む。(ステップS205) ステップS205で回答者数が所定の数 に達している
場合、仕様設計者としてのデザイナの開発用PC8を介
して、開発用PC8の、例えばWebブラウザから内部
用データ通信回線6及び内部用データ通信入出力部42
を段階的に経由して分析制御部31に接続させ分析指示
を送信させる。そして、分析制御部31は、調査仕様格
納部11からレンダリングの画像データを、調査項目格
納部12から該レンダリングの画像データに対し調査し
たい項目である調査項目データとを、それぞれ読み出
し、又、回答データ格納部13から該仕様データ及び該
調査項目データに対する仕様評価者からの回答データを
読み出して、集計処理及び統計的処理を施す。その結果
を、内部用データ通信入出力部42及び内部データ通信
回線6を段階的に経由して、デザイナが使用する開発用
PC8の、例えばWebブラウザに表示する。このと
き、開発用PC8の、例えばWebブラウザに表示され
る分析結果の表示の一例を図5及び図6に示す。図5は
単純又はクロス集計の結果をグラフ化して表示したもの
であり、図6は、上述したコレスポンデンス分析の結果
を2次元マップとして表示したものである。(ステップ
S206) 次に、分析制御部31は、回答データ格納部13から仕
様評価者からの回答データに、文書記述のテキストデー
タが含まれるかどうかを判定する。含まれる場合はステ
ップS208に、含まれない数量データのみの場合はス
テップS209に、それぞれ進む。(ステップS20
7) 更に、分析制御部31は、言語処理部32に文書記述の
テキストデータを送出し、言語処理部32が分析制御部
31から送出されたテキストデータに対し言語処理を施
した後、統計処理を行って、調査項目データの候補とな
るデータを生成し調査候補格納部14に格納する。(ス
テップS208) 次に、仕様設計者としてのデザイナに、ステップS20
6にて開発用PC8の、例えばWebブラウザに表示さ
れた分析結果を閲覧させ、レンダリング案に対する意見
が、利用者や外部の専門家が満足する良い印象を与えて
いるか、他の開発関与者の同意が得られているかどう
か、どのレンダリングが合意に近いものかなどを判定す
る。提示したレンダリングで合意が得られたと判定した
場合は、ステップS211に、提示したレンダリングで
合意が得られていないと判定した場合は、ステップS2
10にそれぞれ進む。(ステップS209) ステップS209で提示されたレンダリングの案に対
し、利用者や社外専門家の満足が得られていないか、他
の開発関与者の同意が得られていない場合、仕様設計者
としてのデザイナの開発PC8に、ステップS206に
て開発用PC8の、例えばWebブラウザに表示された
分析結果を閲覧させ修正の方向性を見いださせ、レンダ
リングを修正させ、ステップS202に進む。(ステッ
プS210) ステップS209で提示されたレンダリングの案に対
し、利用者や社外専門家の満足が得られ、他の開発関与
者の同意も得られた場合は、仕様設計者としてのデザイ
ナの開発PC8に、レンダリングに基づき、例えば、モ
ックアップなど、次のデザイン開発工程に進む。(ステ
ップS211) 即ち、本発明の第1の実施の形態において、開発用PC
8を利用する商品開発者とは、デザイン部門、企画部
門、販売部門、設計部門、製造部門、サービス部門であ
る。又、情報通信端末装置7を利用するユーザとは、特
定又は不特定多数の商品使用者である。更に、仕様設計
端末を利用して仕様を設計する人は、商品開発者のいず
れか複数の部門又は商品利用者であり、仕様評価端末を
利用して仕様を評価する人は、商品開発者及び商品利用
者のうち仕様設計者ではない者である。
【0048】又、商品開発者及び商品利用者のいずれに
も該当しない特定の専門知識を持つ有識者を仕様評価者
に加えても良い。
【0049】更に、評価する仕様は商品のデザインであ
り、仕様案に対する評価とはデザイン案に対する印象や
選考順位などを、所定の方法で計数的に回答することで
あり、多変量解析や数量化理論などの統計処理に基づく
101により仕様評価者がデザインに満足したかどうか
を判定するのが好ましい。
【0050】そして、設計支援装置10は、統計処理の
方法としてコンジョイント分析やコレスポンデンス分析
でデザインの満足度及び重視度を判定し、修正の指針を
得ることができる。
【0051】上述したように、本発明の第1の実施の形
態としての設計支援装置及び設計支援方法を用いること
により、図12に示す従来の商品開発方法の機能構成を
図7に示す機能構成に、又、図13に示す従来の商品開
発方法のプロセスを図8に示すプロセスに、それぞれ変
えることができる。
【0052】即ち、本発明の第1の実施の形態における
設計支援装置及び設計支援方法を用いることにより、図
7及び図8に示すようにユーザの代表者や外部の専門家
を開発に参画させ、商品の仕様に関するアイデアや検討
事項を利用者及び開発関与者の間で共有し、即座に意見
や要望、同意の有無を確認できる極めて短い修正サイク
ルに変容させることができる。
【0053】又、本発明の第1の実施の形態において
は、商品開発の各々のフェーズにおいて、ユーザや外部
の専門家及び社内の開発関与者等の評価者に評価させ
る。この評価は、各フェーズにおいて一度ずつ行われて
も良いし、数度行われても良いし、又行われなくても良
い。評価者の評価結果に基づいて、評価を行う回数を決
定しても良い。
【0054】従って、本発明の第1の実施の形態におけ
る設計支援装置及び設計支援方法によれば、利用者が満
足する優れた商品を開発するための設計プロセスを効率
よくかつ効果的に実施することができる。具体的には、
商品開発の上流工程から下流工程に至る全ての開発プロ
セスにおいて、利用者や外部の専門家を開発に参画さ
せ、開発する商品に関するアイデアを発想した段階で、
即座に利用者の要求や意見を聞き、様々な分野の専門家
の合意が取れるように、利用者及び開発関与者への調査
を容易化し、常に利用者の要求や意見を聞きながら開発
活動を行うことができる。
【0055】(第2の実施の形態)図9は、本発明の第
2の実施の形態の係る設計支援装置10の構成を説明す
る機能ブロック図及び設計支援装置10が利用されるシ
ステム構成図である。第2の実施の形態に係る設計支援
装置10は、第1の実施の形態における同様の図を示す
図1と比べて、更に判定基準格納部15を備える点が異
なる。
【0056】判定基準格納部15は、現在の設計フェー
ズを終了し、次の設計フェーズに移行する基準となる判
定基準が格納されている。仕様分析部3の分析制御部3
1は、集計処理及び統計的処理の結果を取得後、結果に
ついて判定基準を満たさない場合は、仕様設計端末8に
仕様を変更させ、判定基準を満たすまで、調査データ格
納部1によるデータの格納、仕様調査部2による調査票
データ生成及び回答データ格納、仕様分析部3による集
計処理を繰り返す。
【0057】又、設計支援装置10が情報通信端末装置
7及び開発用PC8に調査を行わせるときに、仕様を修
正し、その仕様に関するデータを設計支援装置10に送
信させても良い。
【0058】第2の実施の形態係る設計支援装置10に
よれば、判定基準を設計基準格納部15に格納させ、こ
れに基づいて設計フェーズを終了するか否かを判定する
ので、より客観的な分析を行うことができる。又、設計
支援装置10が、この判定基準を満たすまで調査及び集
計を繰り返すので、仕様設計者は、その経過を見守る必
要がなく、仕様評価に必要な時間を短縮することができ
る。
【0059】(第3の実施の形態)図10は、本発明の
第3の実施の形態の係る設計支援装置10の構成を説明
する機能ブロック図及び設計支援装置10が利用される
システム構成図である。本発明の第3の実施の形態にお
ける設計支援装置10は、第1の実施の形態における同
様の図を示す図1と比べて、個人情報管理制御部9を備
えている点が異なる。
【0060】個人情報管理制御部9は、情報通信端末装
置7を利用する仕様評価者の属性である、メールアドレ
ス、住所、電話番号などの連絡先及び仕様評価者の専門
分野と専門性の程度、製品の使用頻度、個人の嗜好や趣
味などの個人情報を保持し、この個人情報を利用して調
査開始時に調査への協力要請と調査票へのアクセス方法
を連絡する。個人情報管理制御部9は、調査促進部91
と個人情報格納部92とを備えている。
【0061】調査促進部91は、調査制御部23からの
指示で後述する個人情報格納部から仕様評価者の連絡先
を読み出し、メールやプッシュ型配信によって、仕様評
価者の連絡先に、調査への協力要請メッセージと調査制
御部23から送出された調査票データのURLやデータ
ベース名などのロケーションデータを送出する。調査促
進部91は、調査制御部23、外部用データ通信入出力
部41、内部用データ通信入出力部42、及び個人情報
格納部92に、それぞれ接続されている。
【0062】個人情報格納部92は、情報通信端末7を
利用する仕様評価者のメールアドレス、住所、電話番号
などの連絡先及び仕様評価者の専門分野と専門性の程
度、製品の使用頻度、個人の嗜好や趣味などの個人情
報、過去の調査の分析結果など保持するデータストアで
ある。個人情報格納部92は、仕様設計者が調査票を設
計する際にどのようなプロフィールを持つ仕様評価者に
どの設問に回答して貰うかを指定できる様に、調査デー
タ登録部21及び調査票生成部22にそれぞれ接続され
ている。
【0063】これに伴い、第3の実施の形態において
は、仕様評価者からの回答と個人情報を連携させること
により、より適切な設計判定を行うことができる。
【0064】例えば、まず、調査票に個人のプロフィー
ル(メールアドレス、住所、電話番号などの連絡先、専
門分野と専門性の程度、製品の使用頻度、個人の嗜好や
趣味など)を問う設問を設け、回答データから得られる
これらのプロフィールを、回答データと連携させて回答
データ格納部13に記録する。
【0065】次に、個人情報格納部92に記録された個
人情報の連絡先を利用して、調査開始時に調査への協力
要請と調査票へのアクセス方法をメールやプッシュ型の
配信機構を使ってメッセージを送信し、調査がタイムロ
スなく行われる様に調査を促進する。これにより、早急
に調査結果を回収することができる。
【0066】個人情報格納部92を備えることにより、
個人情報の専門性などを活かして、仕様設計者が調査票
の各質問項目に対し、どのような個人情報を持つ仕様評
価者に評価して欲しいかを指定できるようにする。この
とき、仕様評価者の情報通信端末装置7或いは開発用P
C8に、その該当する質問項目の調査票が配布されても
良い。又、仕様評価者によって、同じ質問でも表現を変
えて記載しても良い。この様に、調査票生成部22は、
個人情報格納部92を参照して、仕様評価者の個人情報
に応じた調査票を作成して、仕様評価者の情報通信端末
装置7或いは開発用PC8に送信する。
【0067】又、各種の調査と分析によって得られた結
果を、個人情報格納部92に反映するのが好ましい。こ
れにより、設計支援装置10が客観的に判定した個人の
特性を個人情報格納部92に反映することができる。具
体的には、自己申告では先進的なデザインが好きと回答
していても、統計処理の結果、保守的なデザインを好む
ことが判明した場合は、個人情報格納部92にその分析
結果を追記し、次回からの調査結果がより正しく行える
ようにする。この様に、個人情報について、設計支援装
置10の客観的な判定を組み入れることにより、分析の
バラツキを少なくすることができる。
【0068】又、仕様評価者の情報通信端末装置7或い
は開発用PCは、調査中の仕様に対し、より適切に回答
できる他の評価者を紹介するために、その仕様評価者の
連絡先を調査促進部91に送信することができる。これ
により、常に新しく、より適切な仕様評価者が、仕様を
評価できる。
【0069】図11は、設計支援装置10の処理を示す
フローチャートである。
【0070】まず、デザイナが仕様設計者となって、開
発用PC8を介して、作成したレンダリングの案を関係
者に開示させる。デザイナが使用する開発用PC8か
ら、開発用PC8の、例えばWebブラウザから内部用
データ通信回線6及び内部用データ通信入力部24を段
階的に経由して調査データ登録部21に対し、レンダリ
ングの画像データを送出させる。調査データ登録部21
は、開発用PC8によって送出されたレンダリングの画
像データを調査仕様格納部11に格納する。(ステップ
S301) 次に、調査データ登録部21は、過去の調査結果で得ら
れた調査項目の候補を項目候補格納部14から読み出
し、内部用データ通信入力部24及び内部用データ通信
回線6を段階的に経由してデザイナが使用している開発
用PC8の、例えばWebブラウザに提示する。更に、
デザイナは調査項目の候補を参照させつつ、レンダリン
グ案に対し調査したい項目として、各レンダリングに対
して評価者が感ずる、例えば、「使いやすそうな」、
「洗練された」などのデザイン評価語と、全レンダリン
グに対する「選考順位」などを調査項目データとして、
開発用PC8の、例えばWebブラウザから内部用デー
タ通信回線6及び内部用データ通信入力部24を段階的
に経由して調査データ登録部21に送出させる。調査デ
ータ登録部21は、この調査項目データを調査項目格納
部12に格納する。(ステップS302) 次に、調査データ登録部21が調査データの格納を終え
ると、調査票生成部22に調査票を生成するよう指示を
出する。調査票生成部22は、調査データ登録部21か
らの指示を受けて、調査仕様格納部11から携帯電話機
のレンダリングの画像データを、調査項目格納部12か
らデザイン評価語などの調査項目データを、それぞれ読
み出し、携帯電話機のレンダリング数案に対する調査票
データを生成する。このとき、調査票データには、個人
情報記載欄を設けておくのが好ましい。(ステップS3
03) 次に、個人情報格納部92を参照して、今回、調査表を
送付する仕様評価者を選択する。例えば、20代女性、
東京都内在住などの個人情報に基づいて仕様評価者を選
択しても良いし、回答の早い人、丁寧な回答を行う人、
など回答データの客観的条件に基づいて仕様評価者を選
択しても良い。(ステップS304) 次に、個人情報格納部92の仕様評価者の属性を参照し
て、その属性に応じた調査票を作成し、調査制御部23
に送出する。調査制御部23は、調査票生成部22から
送出された調査票データを、外部用データ通信入出力部
41及び外部用データ通信回線5を介して接続されてい
る情報通信端末装置7に、内部用データ通信入出力部4
2及び内部用データ通信回線6を介して接続されている
開発用PC8に、それぞれ表示して調査を開始させる。
(ステップS305) 次に、ユーザ代表や外部の専門家などが情報通信端末装
置7の、例えばWebブラウザから調査票に対して回答
データを回答させるか、もしくは、デザイナ以外の専門
家としての開発関与者が開発用PC8に表示される、例
えばWebブラウザから調査票に対して回答データを回
答させる。更に、情報通信端末装置7からの回答データ
は、外部用データ通信回線5及び外部用データ通信入出
力部41を段階的に経由して調査制御部23に、開発用
PC8からの回答データは、内部用データ通信回線6及
び内部用データ通信入出力部42を段階的に経由して調
査制御部23に、それぞれ入力させる。調査制御部23
は入力された回答データを回答データ格納部13に格納
する。(ステップS306) その後、仕様設計者としてのデザイナが用いる開発用P
C8に、内部用データ通信回線6及び内部用データ通信
入出力部42を段階的に経由して分析制御部31に接続
させ、回答データ数を例えばWebブラウザなどで閲覧
させる。回答者数が所定の数に達しているときは次のス
テップS308に進み、そうでない場合は、ステップS
303に進む。(ステップS307) ステップS307で回答者数が所定の数に達している場
合、仕様設計者としてのデザイナが用いる開発用PC8
を介して、開発用PC8の、例えばWebブラウザから
内部用データ通信回線6及び内部用データ通信入出力部
42を段階的に経由して分析制御部31に接続させ分析
指示を送信させる。このとき、調査票に記載欄を設けた
個人情報について、その情報を個人情報格納部92に格
納する。(ステップS308) そして、分析制御部31は、調査仕様格納部11からレ
ンダリングの画像データを、調査項目格納部12から該
レンダリングの画像データに対し調査したい項目である
調査項目データとを、それぞれ読み出し、又、回答デー
タ格納部13から該仕様データ及び該調査項目データに
対する仕様評価者からの回答データを読み出して、集計
処理及び統計的処理を施す。その結果を、内部用データ
通信入出力部42及び内部データ通信回線6を段階的に
経由して、デザイナが使用する開発用PC8の、例えば
Webブラウザに表示する。(ステップS309) 次に、分析制御部31は、回答データ格納部13から仕
様評価者からの回答データに文書記述のテキストデータ
が含まれるかどうかを判定する。含まれる場合はステッ
プS311に、含まれない数量データのみの場合はステ
ップS312に、それぞれ進む。(ステップS310) 更に、分析制御部31は、言語処理部32に文書記述の
テキストデータを送出し、言語処理部32が分析制御部
31から送出されたテキストデータに対し言語処理を施
した後、統計処理を行って、調査項目データの候補とな
るデータを生成し調査候補格納部14に格納する。(ス
テップS311) 次に、仕様設計者としてのデザイナに、ステップS30
9にて開発用PC8の、例えばWebブラウザに表示さ
れた分析結果を閲覧させ、レンダリング案に対する意見
が、利用者や外部の専門家が満足する良い印象を与えて
いるか、他の開発関与者の同意が得られているかどう
か、どのレンダリングが合意に近いものかなどを判定す
る。提示したレンダリングで合意が得られたと判定した
場合は、ステップS315に、提示したレンダリングで
合意が得られていないと判定した場合は、ステップS3
13にそれぞれ進む。(ステップS312) ステップS312で提示されたレンダリングの案に対
し、利用者や社外専門家の満足が得られていないか、他
の開発関与者の同意が得られていない場合、仕様設計者
としてのデザイナが用いる開発PC8に、ステップS3
09にて開発用PC8の、例えばWebブラウザに分析
結果を表示させる。それをデザイナに閲覧させ、修正の
方向性を見いださせ、レンダリングを修正させ、ステッ
プS302に進む。(ステップS313) このとき、ステップS313で得られた調査結果に基づ
いて、個人情報を見直し、それを個人情報格納部92に
更新する。(ステップS314) ステップS312で提示されたレンダリングの案に対
し、利用者や社外専門家の満足が得られ、他の開発関与
者の同意も得られた場合は、仕様設計者としてのデザイ
ナが用いる開発PC8に、レンダリングに基づき、例え
ば、モックアップなどを表示させる。そして、次のデザ
イン開発工程に進む。(ステップS315) 本発明の第3の実施の形態によれば、ユーザの特性と回
答データを関連づけることにより、より正確な分析を行
うことができる。又、個人の嗜好の傾向を分析すること
により、更に別の商品を開発する場合に、効果的な分析
を行うためのアンケート項目、実施方法などの情報を収
集することができる。
【0071】(その他の実施の形態)上記のように、本
発明第1乃至第3の実施の形態によって記載したが、こ
の開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定する
ものであると理解すべきではない。この開示から当業者
には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明ら
かとなろう。
【0072】本発明の実施の形態として、携帯電話機の
デザイン開発におけるレンダリング作成プロセスについ
て説明したが、本発明の実施の形態においては、様々な
商品のいずれの開発プロセスでも実施できる。例えば、
仕様を商品コンセプトとすれば、調査仕様は商品企画書
やコンセプトイメージ映像などになり、調査項目は「自
分のライフスタイルに合う度合い」や「共感の度合い」
などになる。又、例えば、仕様が操作仕様であれば、調
査仕様はインターラクティブデモンストレーションや操
作映像などになり、調査項目は「操作の簡単さ」や「操
作の分かりやすさ」などになる。一方、例えば、商品が
WebサイトのASPサービスである場合は、開発関与
者はプロデューサ、システムエンジニア、プログラマ、
サイト管理者、営業マンなどに、調査仕様はサービス仕
様やWebデザインなどに、調査項目は「サービスの魅
力」や「競合他社サイトとの違いの印象」などに、それ
ぞれなる。
【0073】更に、第1乃至第3の実施の形態で備える
機能は、様々な組合せが可能である。即ち、第2の実施
の形態において、第3の実施の形態で説明した個人情報
管理制御部を備えても良い。
【0074】この様な、本発明はここでは記載していな
い様々な実施の形態等を含むことは勿論である。従っ
て、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請
求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるも
のである。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、利用者が満足する優れ
た商品を開発するための設計プロセスを効率よくかつ効
果的に実施することができる設計支援装置及び設計支援
方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る設計支援装置
が使用されるシステム構成図及び設計支援装置の機能ブ
ロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る設計支援装置
の処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る設計支援装置
が提示するデータ入力画面の例を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る設計支援装置
が提示する調査票表示画面の例を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る設計支援装置
が提示する調査票結果画面の例を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る設計支援装置
が提示する分析結果表示画面の例を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態による設計支援方法
を用いて行う商品開発方法を説明する機能構成図であ
る。
【図8】本発明の第1の実施の形態による設計支援方法
を用いて行う商品開発方法を説明するプロセス図であ
る。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る設計支援装置
が使用されるシステム構成図及び設計支援装置の機能ブ
ロック図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態による設計支援装
置が使用されるシステム構成図及び設計支援装置の機能
ブロック図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態に係る設計支援装
置の処理の流れを示すフローチャートである。
【図12】従来の商品開発方法を説明する機能構成図で
ある。
【図13】従来の商品開発方法を説明するプロセス図で
ある。
【符号の説明】
1 調査データ格納部 2 仕様調査部 3 仕様分析部 4 データ通信入出力部 5 外部用データ通信回線 6 内部用データ通信回線 7 情報通信端末装置 8 開発用PC 9 個人情報管理制御部 10 設計支援装置 11 調査仕様格納部 12 調査項目格納部 13 回答データ格納部 14 項目候補格納部 15 判定基準格納部 21 調査データ登録部 22 調査票生成部 23 調査制御部 31 分析制御部 32 言語処理部 41 外部用データ通信入出力部 42 内部用データ通信入出力部 71 移動通信情報端末 72 家庭用情報通信端末 73 PC 74 PDA 91 調査促進部 92 個人情報格納部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 慎二 東京都港区芝浦1丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 Fターム(参考) 5B046 AA07 HA05 KA05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のフェーズを備える商品開発のうち
    の一つのフェーズにて、仕様の設計に用いる仕様設計端
    末と、前記仕様の評価に用いる仕様評価端末と、前記仕
    様設計端末を用いて設計された前記仕様の前記仕様評価
    端末での評価に関する支援及び分析に用いる設計支援装
    置とを備える設計支援システムにおいて用いられる設計
    支援装置であって、 前記仕様評価端末に開示する仕様に関する仕様データ、
    該仕様データに対する調査項目データ、該仕様データ及
    び該調査項目データに対する前記仕様評価端末からの回
    答データ、該仕様に対する調査データの候補となる候補
    データのうち、少なくとも一つ以上を格納する調査デー
    タ格納部と、 前記仕様データ及び前記調査項目データを前記調査デー
    タ格納部に格納し、前記調査データ格納部から前記仕様
    データ及び前記調査項目データを読み出して調査票デー
    タを生成し、前記調査票データを前記仕様評価者端末に
    提示し、前記仕様評価端末からの該仕様データ及び該調
    査項目データに対する回答データを調査データ格納部に
    格納する仕様調査部と、 前記調査データ格納部から、前記仕様データ、該仕様デ
    ータに対する前記調査項目データと、該仕様データ及び
    該調査項目データに対する前記回答データとを参照し、
    集計処理及び統計的処理を施し、その結果を前記仕様設
    計端末に提示する仕様分析部とを備えることを特徴とす
    る設計支援装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の設計支援装置におい
    て、 前記フェーズを終了させ次のフェーズに移行する基準と
    なる判定基準を決定し、格納する判定基準格納部を更に
    備え、 前記仕様分析部は、前記集計処理及び統計的処理の結果
    を取得後、前記結果について前記判定基準を満たさない
    場合は、前記仕様設計端末を通して前記仕様を変更さ
    せ、前記判定基準を満たすまで、前記調査データ格納部
    によるデータの格納、前記仕様調査部による調査票デー
    タ生成及び回答データ格納、前記仕様分析部による集計
    処理を繰り返すことを特徴とする設計支援装置。
  3. 【請求項3】 前記仕様調査部における、前記仕様評価
    端末からの該仕様データ及び該調査項目データに対する
    回答データに、前記仕様評価端末による前記仕様データ
    の修正の情報が含まれることを特徴とする請求項1或い
    は2に記載の設計支援装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    設計支援装置において、 前記仕様評価端末の専門分野を含む属性を記録した個人
    情報管理制御部を更に備え、 前記仕様調査部は、前記仕様評価端末に評価させる前記
    仕様データを、前記仕様評価端末の前記専門分野に応じ
    た表示形態に変更して前記仕様評価端末へ送信すること
    を特徴とする設計支援装置。
  5. 【請求項5】 複数のフェーズを備える商品開発のうち
    の一つのフェーズにて、仕様の設計に用いる仕様設計端
    末と、前記仕様の評価に用いる仕様評価端末と、前記仕
    様設計端末を用いて設計された前記仕様の前記仕様評価
    端末での評価に関する支援及び分析に用いる設計支援装
    置とを備える設計支援システムにおいて用いられる設計
    支援方法であって、 前記仕様評価端末に開示する仕様に関する仕様データ、
    該仕様データに対する調査項目データ、該仕様データ及
    び該調査項目データに対する前記仕様評価端末からの回
    答データ、該仕様に対する調査データの候補となる候補
    データのうち、少なくとも一つ以上を調査データ格納部
    に格納する調査データ格納ステップと、前記仕様データ
    及び前記調査項目データを前記調査データ格納部に格納
    し、前記調査データ格納部から前記仕様データ及び前記
    調査項目データを読み出して調査票データを生成し、前
    記調査票データを前記仕様評価者端末に提示し、前記仕
    様評価端末からの該仕様データ及び該調査項目データに
    対する回答データを調査データ格納部に格納する仕様調
    査ステップと、 前記調査データ格納部から、前記仕様データ、該仕様デ
    ータに対する前記調査項目データと、該仕様データ及び
    該調査項目データに対する前記回答データとを参照し、
    集計処理及び統計的処理を施し、その結果を前記仕様設
    計端末に提示する仕様分析ステップとを備えることを特
    徴とする設計支援方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の設計支援方法におい
    て、 前記フェーズを終了させ次のフェーズに移行する基準と
    なる判定基準を決定し、判定基準格納部に格納する判定
    基準格納ステップを更に備え、 前記仕様分析ステップは、前記集計処理及び統計的処理
    の結果を取得後、前記結果について前記判定基準を満た
    さない場合は、前記仕様設計端末を通して前記仕様を変
    更させ、前記判定基準を満たすまで、前記調査データ格
    納部によるデータの格納、前記仕様調査部による調査票
    データ生成及び回答データ格納、前記仕様分析部による
    集計処理を繰り返すことを特徴とする設計支援方法。
  7. 【請求項7】 前記仕様調査ステップにおける、前記仕
    様評価端末からの該仕様データ及び該調査項目データに
    対する回答データに、前記仕様評価端末による前記仕様
    データの修正の情報が含まれることを特徴とする請求項
    5或いは6に記載の設計支援方法。
  8. 【請求項8】 請求項5乃至7のいずれか1項に記載の
    設計支援方法において、 前記仕様評価端末の専門分野を含む属性を記録した個人
    情報管理制御ステップを更に備え、 前記仕様調査ステップは、前記仕様評価端末に評価させ
    る前記仕様データを、前記仕様評価端末の前記専門分野
    に応じた表示形態に変更して前記仕様評価端末へ送信す
    ることを特徴とする設計支援方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006277132A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Fujitsu Ltd レビュー支援方法
JP2007080079A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd Cad開発装置及びcad開発システム
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JP2010140422A (ja) * 2008-12-15 2010-06-24 Ntn Corp 製品設計方法、製品設計装置、製品設計コンピュータプログラムおよび記録媒体
WO2011102000A1 (en) * 2010-02-19 2011-08-25 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Apparatus for intermediating network operators and developers
JP7453107B2 (ja) 2020-09-16 2024-03-19 株式会社日立製作所 調査支援システムおよび調査支援方法

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