JP2003173340A - 機器分析用データ管理装置 - Google Patents

機器分析用データ管理装置

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JP2003173340A JP2001371327A JP2001371327A JP2003173340A JP 2003173340 A JP2003173340 A JP 2003173340A JP 2001371327 A JP2001371327 A JP 2001371327A JP 2001371327 A JP2001371327 A JP 2001371327A JP 2003173340 A JP2003173340 A JP 2003173340A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分析結果を利用して作成したレポートを、検
索自在に一括して管理・保存する。 【解決手段】 各ユーザがレポート作成機能を利用して
マルチ計算レポートなどを作成し、操作部47より印刷
の実行を指示すると、中央制御部40はそのレポートの
文書ファイルを作成すると共に、該レポートを構成する
データに含まれる検索情報を抽出して検索情報ファイル
を作成する。このファイルが所定のフォルダに出力され
ると、データベース管理部43はこの検索情報ファイル
に含まれる検索情報と文書ファイルとをデータベース5
0に取り込み、関連付けて登録する。これにより、「試
料名」や「登録年月日」などのキーワードから、過去に
蓄積したレポートを迅速に検索して取り出すことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ等のコンピュータを利用した機器分析用データ管
理装置に関し、更に詳しくは、分析によって得られた各
種のデータや該データに基づく計算結果などを含む情報
をレポートとして作成するレポート作成機能を備えた機
器分析用データ管理装置に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、クロマトグラフ装置や分光光度計
などの分析装置のデータ処理装置としては、汎用のコン
ピュータが用いられるのが一般的である。こうしたデー
タ処理装置には、ソフトウエアの1つとしてレポート作
成機能を有するプログラムが搭載されており、測定によ
り取得したデータに基づいた図表や計算結果などを含む
多様な情報を、定型又は自由な形式でレイアウトしたレ
ポートを作成して印刷することができるようになってい
るものがある。 【0003】更に、近年、機器分析の分野においてもL
AN(Local Area Network)等を利用したネットワーク
化が進んでおり、複数の分析装置が互いに接続され、分
析により得られたデータが共有化されるようになってき
ている。こうした分析システムでは、或る1種類の分析
装置により取得したデータのみならず、例えば同一の試
料を異なる種類の複数の分析装置で測定して得られた分
析データを組み合わせて又は統合して、より高度なレポ
ートを作成することができるようにもなっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上述したように作成さ
れたレポートは、通常、紙に印刷されてファイリングさ
れる。しかしながら、紙の状態での保管は、広い保管場
所を確保する必要があるとともに、年月を経るに従い汚
れたり破れたりするおそれがある。そこで、近年は、こ
うしたレポートも電子的に保存することが多い。レポー
トは文章や数式以外に表やグラフなどを含むため、印刷
されたものと同じ状態で電子的に保存が可能であるよう
な形式でファイル化するのが一般的である。よく知られ
ているものとしては、アドビ・システムズ(Adobe Syst
ems)社が開発したPDF(PortableDocument Format)
形式といった電子文書形式のファイルがある。こうした
ファイルを管理するには、ファイル名やそのファイルを
格納したフォルダ名で管理することになる。そのため、
一括した管理や検索などが困難であって、例えば、或る
試料を過去に分析した結果のレポートを検索しようとし
た場合、保存されているレポート文書ファイルを順番に
開いて見てゆくか、或いは、検索が可能であるようにユ
ーザ自身が別途管理することが必要であり大変面倒であ
った。 【0005】本発明はこのような点に鑑みて成されたも
のであり、その目的とするところは、分析結果などを材
料として作成された多様なレポートを一括して管理する
ことができるとともに、所望のレポートを迅速に検索し
て取り出すことができるような管理機能を有する機器分
析用データ管理装置を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段、発明の実施の形態、及び
効果】上記課題を解決するために成された本発明は、分
析装置で取得された分析データや該分析データに基づく
計算結果などを含むレポートを作成して出力するレポー
ト作成機能を備えた機器分析用のデータ管理装置におい
て、 a)前記レポートをイメージを含む電子文書形式でファイ
ル化するレポート文書ファイル作成手段と、 b)前記レポートに含まれる検索用情報を収集するととも
に、該検索用情報を含む検索情報ファイルを作成する検
索情報ファイル作成手段と、 c)前記検索情報ファイルの生成を契機として、該検索情
報ファイルに含まれる検索情報と前記レポート文書ファ
イルとを関連付けてデータベースに登録するデータベー
ス管理手段と、 を備えることを特徴としている。 【0007】ここで「イメージを含む電子文書形式」と
は、例えば上述したPDF形式のように、レイアウトや
イメージを含めて元の文書の内容を完全に保存すること
が可能であるような形式のことを言う。また、検索情報
ファイル作成手段が検索情報ファイルを作成するための
イベントとしては、例えばユーザによるレポートの印刷
の指示とすることができる。 【0008】本発明に係る機器分析用データ管理装置で
は、分析装置で取得された分析データや該分析データに
基づく計算結果などを材料とし、レポート作成機能を利
用してレポートが作成された後、それを印刷するために
ユーザが所定の印刷指示を行うと、印刷が実行されるの
と並行して、レポート文書ファイル作成手段はそのレポ
ートのデータファイルを例えばPDF形式で作成する。
また、検索情報ファイル作成手段は、そのレポートを構
成するデータに含まれる検索情報を抽出し、その検索情
報を含む検索情報ファイルを作成する。検索情報として
は、一般に、機器分析の分野においてデータ検索のため
に通常使用されるものとすることができ、具体的には、
例えば「試料名」、「登録日時」、「分析装置」、「分
析者」などとすることができる。作成された検索情報フ
ァイルが予め指定されたフォルダに出力されると、デー
タベース管理手段は、少なくともこの検索情報ファイル
に含まれる検索情報とそれに対応するレポート文書ファ
イルとをデータベースに取り込み、検索が可能であるよ
うに関連付けて登録する。なお、こうしてデータベース
に取り込んだ後には元のフォルダ内の検索情報ファイル
は不要となるから、削除することができる。 【0009】なお、上記データベースは、各分析装置を
制御する個別のコンピュータの上に置くことができるほ
かに、ネットワークで接続されたサーバ上に置くように
してもよい。例えば、データベースを備えるコンピュー
タをサーバとし、各種分析装置の一部であるコンピュー
タや、一般ユーザの使用するコンピュータをクライアン
トとするサーバ/クライアント型のシステムでは、上記
レポート文書ファイル及び検索情報は少なくともサーバ
のデータベースに保存される。こうしてデータベースに
保存されたデータは、各ユーザが自分のコンピュータを
用いて読み出し、ディスプレイに表示させたりプリンタ
から出力させたりすることができるから、例えば上記の
ような検索情報を指定することによって、目的とするレ
ポートを迅速に検索することができる。 【0010】本発明に係る機器分析用データ管理装置に
よれば、レポートを単に電子的な文書ファイルとして保
存するのみならず、検索情報を利用し絞り込みやソート
処理などを行うことによって、目的とする過去のレポー
トを自由に且つ迅速に検索することができる。したがっ
て、過去のレポートを参照して他のレポートを作成した
り、新たな分析計画を立案したりする作業が効率的に行
える。また、レポートの作成自体を履歴として管理する
こともできるから、他のユーザが作成したレポートを共
通の財産として利用するにも有利である。 【0011】 【実施例】以下、本発明の一実施例である機器分析用デ
ータ管理装置について、図面を参照して説明する。図1
は本発明に係る機器分析用データ管理装置を含む、ネッ
トワークを利用したデータ管理システムの一例を示す全
体構成図、図2は本実施例の機器分析用データ管理装置
の機能的なブロック構成図である。 【0012】図1に示すデータ管理システムは、サーバ
10を中心としたサーバ/クライアント型システムによ
り構成されている。ここでは、分析装置21〜24は、
液体クロマトグラフ装置(LC)、ガスクロマトグラフ
質量分析装置(GC/MS)、紫外可視分光光度計(U
V)、電子天秤であるが、これらに限定されるものでは
ない。これら分析装置21〜24にはそれぞれデータ処
理用のコンピュータ25〜28が付設されており、これ
らのコンピュータ25〜28がクライアントとしてイン
トラネット等のネットワーク回線11に接続されてい
る。更に、分析装置とは直接接続されない個別のコンピ
ュータ31〜34も同様に、クライアントとしてネット
ワーク回線11に接続されている。なお、図1に示した
システムの構成はあくまで一例に過ぎないのはもちろん
であり、分析装置の種類や数、コンピュータの数等は必
要に応じて自由に変更可能である。 【0013】サーバ10には、各分析装置で取得された
分析データがファイル共有できるようにデータベース化
されて蓄積される。すなわち、図2中に示すデータベー
ス50はサーバ10上に構築されている。一方、各クラ
イアントのコンピュータ25〜28、31〜34にはデ
ータベース管理ソフトウエアが導入されており、これに
より図2中に示すように、各コンピュータの中央制御部
40はデータベース管理部43を機能的に有している。
このデータベース管理部43を備えることによって、そ
のコンピュータからネットワーク回線11を介してサー
バ10上のデータベースのファイルの読み出し、書き込
みのほか、各種の処理が可能となっている。もちろん、
サーバ10から同様の作業が行えるのは言うまでもな
い。 【0014】すなわち、ここでは図2に示すデータ管理
装置は、或る1台のコンピュータにより具現化されてい
るのではなく、サーバ10又はクライアントであるコン
ピュータ25〜28、31〜34の何れか1台、ネット
ワーク回線11、及びサーバ10の組み合わせにより具
現化されているとみることができる。このデータ管理装
置において、制御・処理の中心には中央制御部40が据
えられ、これに記憶部45として例えばハードディスク
(HD)が接続されている。また、入出力インタフェイ
ス44を介して、キーボードやマウス等のポインティン
グデバイスである操作部47、CRTや液晶ディスプレ
イである表示部46、プリンタである印刷部48が接続
されている。 【0015】中央制御部40は機能的に、上記データベ
ース管理部43のほか、レポート作成部41、検索情報
ファイル作成部42などを含んでいる。一方、データベ
ース50には、検索情報記憶部51、レポート文書ファ
イル記憶部52、マルチ計算レポート文書ファイル記憶
部53などが用意されている。ここで、「レポート」と
は、GCMS22やLC21などの或る1台の分析装置
により取得された分析データに基づいて作成された報告
書のことを言い、「マルチ計算レポート」とは、複数の
分析装置により取得されたデータを組み合わせたり、統
合したり、更には、この組み合わせに基づく計算などを
行った結果を利用して作成された報告書のことを言い、
文章のほか表などを含むという形式的な点では両者に相
違はない。 【0016】上記構成を有する本実施例のデータ管理装
置における特徴的な動作を、図3及び図4のフローチャ
ートを参照しつつ説明する。図3はデータベース管理部
43を除く中央制御部40の動作、図4はデータベース
管理部43の動作を示すフローチャートである。 【0017】或る操作者は操作部47より記憶部45に
格納されている分析データや、ネットワーク回線11を
介して接続されている他のコンピュータに保存されてい
る分析データなどを材料としてレポートを作成する。中
央制御部40において、このレポートの作成作業にはレ
ポート作成部41が関与する。表示部46の画面上に
は、印刷イメージとして上記レポートを表示することが
でき、そのレポート表示画面上で、グラフやテーブルな
どを自由に組み合わせてレイアウトすることができる。 【0018】こうしてレポートやマルチ計算レポートが
完成すると、ユーザは、操作部47より印刷実行の指示
を行う(ステップS1)。この指示を受けて中央制御部
40は、作成されたレポートを構成するデータを入出力
インタフェイス44を介して印刷部48へと出力し、印
刷部48から紙の上に印刷する。また、これと並行し
て、中央制御部40では、印刷されたレポートと同じ内
容の文書ファイルを作成し、これを記憶部45の所定の
フォルダに格納する(ステップS2)。このときのデー
タ形式としては例えばPDF形式とすることができる。
更に、そのレポートを構成するデータの中から、検索情
報として「試料名」、「登録日時」、「分析装置」、
「分析者」などを抽出し(ステップS3)、これら情報
を含む検索情報ファイルを別途作成して所定フォルダに
格納する(ステップS4)。 【0019】一方、データベース管理部43は、図4に
示すように、上記所定フォルダに検索情報ファイルが存
在するか否かを常時監視する(ステップS11)。そし
て、検索情報ファイルが見つかると、その検索情報ファ
イルに含まれる検索情報をデータベース50に取り込む
(ステップS12)。また、その検索情報ファイルに対
応したレポート文書ファイルやマルチ計算レポート文書
ファイルをデータベース50に取り込む(ステップS1
3)。そして、検索情報記憶部51に格納される検索情
報に関連付けて、つまりその検索情報をキーワードとす
る検索が可能であるように、レポート文書ファイルやマ
ルチ計算レポート文書ファイルをそれぞれ所定の記憶部
52又は53に格納する。更に、データベース管理部4
3は検索情報ファイルを取り込んだ後、元のフォルダに
残っている検索情報ファイルを削除して(ステップS1
4)ステップS11へと戻る。 【0020】したがって、データベース管理部43は、
ユーザにより新しいレポートが作成されて印刷される毎
に、そのレポートを適宜の電子文書のファイル形式で、
且つ検索情報に関連付けてデータベース50に登録する
ことになる。 【0021】以上のような処理により、データベース5
0にはレポート及びマルチ計算レポートのデータベース
が構築されるから、ユーザはクライアントの各コンピュ
ータ25〜28、31〜34を操作して、適宜の検索用
のキーワードを指定したり、キーワードによるソート処
理を行ったりすることによって、目的とするレポートや
マルチ計算レポートをデータベース50から引き出し、
これを表示部46の画面上に表示させたり、或いは印刷
部48により印刷させたりすることができる。 【0022】なお、上記実施例は本発明の単に一例に過
ぎず、本発明の趣旨の範囲で適宜変形や修正を行えるこ
とは明らかである。例えば、上記実施例ではサーバ/ク
ライアント型システムを例に挙げて説明したが、他の形
式、例えばスタンド・アロン型や、サーバを用意しない
ファイル共有分散型のシステムにも本発明は応用可能で
ある。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明に係る機器分析用データ管理装置を含
む、ネットワークを利用したデータ管理システムの一例
を示す全体構成図。 【図2】 本実施例の機器分析用データ管理装置の機能
的なブロック構成図。 【図3】 本実施例の機器分析用データ管理装置におい
てデータベース管理部を除く中央制御部の動作を示すフ
ローチャート。 【図4】 本実施例の機器分析用データ管理装置におい
てデータベース管理部の動作を示すフローチャート。 【符号の説明】 10…サーバ 11…ネットワーク回線 21〜24…分析装置 25〜28、31〜34…コンピュータ 40…中央制御部 41…レポート作成部 42…検索情報ファイル作成部 43…データベース管理部 44…入出力インタフェイス 45…記憶部 46…表示部 47…操作部 48…印刷部 50…データベース 51…検索情報記憶部 52…レポート文書ファイル記憶部 53…マルチ計算レポート文書ファイル記憶部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 分析装置で取得された分析データや該分
    析データに基づく計算結果などを含むレポートを作成し
    て出力するレポート作成機能を備えた機器分析用のデー
    タ管理装置において、 a)前記レポートをイメージを含む電子文書形式でファイ
    ル化するレポート文書ファイル作成手段と、 b)前記レポートに含まれる検索用情報を収集するととも
    に、該検索用情報を含む検索情報ファイルを作成する検
    索情報ファイル作成手段と、 c)前記検索情報ファイルの生成を契機として、該検索情
    報ファイルに含まれる検索情報と前記レポート文書ファ
    イルとを関連付けてデータベースに登録するデータベー
    ス管理手段と、 を備えることを特徴とする機器分析用データ管理装置。
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