JP2003173222A - 描画システムおよびスタンプ描画方法 - Google Patents

描画システムおよびスタンプ描画方法

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JP2003173222A
JP2003173222A JP2001373322A JP2001373322A JP2003173222A JP 2003173222 A JP2003173222 A JP 2003173222A JP 2001373322 A JP2001373322 A JP 2001373322A JP 2001373322 A JP2001373322 A JP 2001373322A JP 2003173222 A JP2003173222 A JP 2003173222A
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Mitsuru Sato
満 佐藤
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 邪魔にならい箇所にスタンプを描画して、そ
のスタンプとその対象箇所を結ぶ矢印線を自動的に付加
することにより、操作も簡単になる描画システムおよび
スタンプ描画方法などを提供する。 【解決手段】 画面上のタッチ位置を検出してその位置
情報を入力することができる座標入力機能付表示装置1
と、その座標入力機能付表示装置1から得た前記位置情
報に基づいて描画処理を行い、描画処理の結果である画
像データを座標入力機能付表示装置1に与える制御装置
2とを備えた描画システムにおいて、登録されているス
タンプ画像を画面上の指示された位置にコピーするスタ
ンプ描画を行う際、座標入力機能付表示装置1が画面上
のタッチ位置およびデタッチ位置の座標を検出したと
き、制御装置2がそのタッチ位置にスタンプを描画し、
さらに、そのタッチ位置からデタッチ位置へ向かう矢印
線を自動的に付加する構成にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、座標入力機能付表
示装置を用いた電子黒板システムやパーソナルコンピュ
ータなどの描画技術に係わり、特に、登録されているス
タンプ画像を画面上のタッチ位置に描画する描画技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ホワイトボードなどの書き込
み面に筆記用具を用いて書き込んだ手書きの情報を専用
のスキャナで読み取り、専用のプリンタで記録紙に出力
することができる電子黒板が知られている。これに対し
て、近年にあっては、電子黒板の書き込み面に手書きで
書き込んだ情報をリアルタイムでコンピュータシステム
に入力することを可能にした電子黒板システムも提供さ
れている。例えば、マイクロフィールド・グラフィック
ス社(Microfield Graphics Inc.)製のソフトボードは
ホワイトボード上に座標入力/検出装置を配設して構成
され、ホワイトボード上に書かれた文字や絵などのビジ
ュアルデータをコンピュータにリアルタイムで取り込
む。このソフトボードを用いて構成された電子黒板シス
テムでは、取り込んだビジュアルデータをCRTに表示
したり、液晶プロジェクタを用いて大型のスクリーンに
表示したり、プリンタにより記録紙に出力したりするこ
とができる。また、ソフトボードが接続されたコンピュ
ータの画面を液晶プロジェクタでソフトボード上に投影
し、ソフトボード上でコンピュータを操作することも可
能である。また、文字および画像を表示する表示装置
と、その画面の前面に配設した座標入力/検出装置と、
その座標入力/検出装置からの入力に基づいて表示装置
の表示制御を行う制御装置とを備え、それらを用いて電
子黒板の表示面および書き込み面を構成した電子黒板シ
ステムも提供されている。例えば、スマート・テクノロ
ジズ社(SMART Technologies Inc.)製のスマート20
00では、コンピュータに接続された液晶プロジェクタ
を用いて、文字,絵,図形,グラフィックの画像をパネ
ルに投影した状態で、パネルの投影面(表示面)の前面
に配設した座標入力/検出装置を用いて手書きの情報を
コンピュータに取り込む。そして、コンピュータ内で手
書きの情報と画像情報とを合成し、再度、液晶プロジェ
クタを介して表示する。このような座標入力機能付表示
装置を備えた電子黒板システムでは、表示されている画
面上の画像に対して座標入力/検出装置を用いて入力し
た画像を上書き画像として重ねて表示できるので、既に
利用されている会議,プレゼンテーション,教育現場な
どにおいてその使用効果が高く評価されている。また、
電子黒板システムなど、座標入力機能付表示装置を備え
たシステムでは、文章や図などの表示画像上に予め登録
しておいたスタンプ状の画像(以下、スタンプ画像と呼
ぶ)を貼り付ける(コピー描画する)ことも行われてい
る。なお、スタンプ画像とは、“重要”、“注意”、
“強調”、“秘密”というような注意喚起のための言語
をロゴマーク化したもので、これを文・図の余白などに
貼り付け、必要に応じて、そのようなスタンプ画像とそ
の注意喚起対象箇所(以下、対照箇所と略す)を矢印付
きの線で結んでいる。
【0003】なお、本発明に係わる前記した座標入力機
能付表示装置の座標入力/検出装置としては、以下のよ
うなものが知られている。第1の例は座標入力面のX−
Y方向にワイヤを格子状に設けたもので、磁場を発生す
る専用ペンを用いてワイヤに流れる電流を変化させるこ
とにより専用ペンが近づけられた位置の座標を検出す
る。また、第2の例は座標入力面に導電性ゴムなどの抵
抗膜を用いたもので、座標入力面にペンを接触させて所
望の位置を指示すると、座標入力面のその位置の抵抗値
が圧力により変化するので、その抵抗値を検出すること
によりその位置の座標を検出する。さらに、第3の例で
は、回転多面鏡を介して光ビームを2つの光出射部から
出射して座標入力面を走査し、ペンの軸先に設けられた
反射部材からの反射光を2つの受光部により検出して、
ペンの挿入位置を検出する(特開昭57−211637
号公報参照)。2つの受光部により受光し、3角測量の
原理を利用して指示された位置の座標を算出するのであ
る。なお、この座標入力/検出装置における座標入力面
は第1および第2の例の座標入力/検出装置における座
標入力面のような物理的な面ではなく、光出射部から出
射される光ビームによって形成される面である。前記し
た特開昭57−211637号公報のほかに、特開平9
−91094号公報に示されている従来技術も第3の例
として示した光学式の座標入力/検出装置で、この従来
技術では、座標入力面の例えば下方左右の隅に光出射・
受光部を設け、それぞれの光出射・受光部から出射方向
(出射角度)を変えながら光ビームを出射して座標入力
面を走査し、その光ビームをパネルの上辺および左右辺
に設けたコーナキューブアレイ(光再帰性反射手段)で
折り返させ(戻る方向に反射させ)、それぞれの光出射
・受光部により戻ってきた光ビームを検出する。これに
より、指などで光ビームが遮られる左右の光出射・受光
部の走査角度を検出することができ、3角測量の原理を
利用して指示された位置の座標を算出することができ
る。
【0004】また、特開平11−110116号公報に
示された従来技術も第3の例として示した光学式の座標
入力/検出装置で、この従来技術では、座標入力面の例
えば上方左右の隅に光出射・受光部を設け、それぞれの
光出射・受光部から出射方向(出射角度)を変えながら
光ビームを出射して座標入力面を走査し、その光ビーム
をパネルの下辺および左右辺に設けた光再帰性反射手段
で折り返させ(戻る方向に反射させ)、それぞれの光出
射・受光部により戻ってきた光ビームを検出する。これ
により、指などで光ビームが遮られる左右の光出射・受
光部の走査角度の光遮断範囲を検出して指示された位置
の座標を算出する。また、特開2000−284895
公報に示された従来技術も第3の例として示した光学式
の座標入力/検出装置で、赤外線ビームにより同様にし
て指示された位置の座標を検出する場合に、表示板の歪
みや座標入力ペンの傾きなどがあっても安定な位置検出
ができるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来技術においては、貼り付けられるスタンプがその
対象箇所から離れた場合、矢印線を付けないと実際にど
こを示すかが不明となるし、矢印線を付ければ操作が2
回になって面倒であるという問題がある。また、無理に
スタンプ画像をその対象箇所に近づけると、表示されて
いる文字や画を隠してしまう。本発明の目的は、このよ
うな従来技術の問題を解決することにあり、具体的に
は、邪魔にならい箇所にスタンプを描画して、そのスタ
ンプとその対象箇所を結ぶ矢印線を自動的に付加するこ
とにより、操作も簡単になる描画システムおよびスタン
プ描画方法などを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明では、画面上のタッチ位置を
検出してその位置情報を入力することができる座標入力
機能付表示装置と、その座標入力機能付表示装置から得
た前記位置情報に基づいて描画処理を行い、描画処理の
結果である画像データを前記座標入力機能付表示装置に
与える制御装置とを備えた描画システムにおいて、登録
されているスタンプ画像を画面上の指示された位置にコ
ピーするスタンプ描画を行う際に、画面上のタッチ位置
およびデタッチ位置の座標を検出する座標検出手段と、
前記タッチ位置にスタンプを描画し、さらに、前記タッ
チ位置からデタッチ位置へ向かう矢印線を自動的に付加
するスタンプ描画手段とを備えた。また、請求項2記載
の発明では、請求項1記載の発明において、同一位置に
おけるタッチ状態の持続時間を計測する計時手段を備
え、デタッチ位置での前記持続時間が所定時間以上であ
るときに、スタンプおよび矢印を描画する構成にした。
また、請求項3記載の発明では、請求項1記載の発明に
おいて、矢印を蛍光色で表示する構成にした。また、請
求項4記載の発明では、座標入力機能付表示装置から得
た位置情報に基づいてスタンプ描画処理を行い、描画処
理の結果であるスタンプ画像データを前記座標入力機能
付表示装置に与えるスタンプ描画方法において、登録さ
れているスタンプ画像を画面上の指定された位置にコピ
ーするスタンプ描画を行う際、画面上のタッチ位置およ
びデタッチ位置の座標を取得し、前記タッチ位置にスタ
ンプを描画し、さらに、前記タッチ位置からデタッチ位
置へ向かう矢印線を自動的に付加する構成にした。ま
た、請求項5記載の発明では、請求項4記載の発明にお
いて、デタッチ位置で描画実行確定操作があったとき
に、スタンプおよび矢印を描画する構成にした。また、
請求項6記載の発明では、情報処理装置のプログラムに
おいて、そのプログラムを請求項4または請求項5記載
の描画方法に従ってプログラミングしたプログラムとし
た。また、請求項7記載の発明では、プログラムを記憶
した記憶媒体において、請求項6記載のプログラムを記
憶した。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態を詳細に説明する。図1は本発明の一実施例を示す
電子黒板システムのシステム構成図である。図示したよ
うに、この実施例の電子黒板システムは、座標入力機能
付表示装置1と例えばパーソナルコンピュータなどによ
り実現される制御装置2とから構成される。また、前記
座標入力機能付表示装置1は、指などで触れた画面上の
位置を光学的に検出して制御装置2へ送る請求項1記載
の座標検出手段である座標検出部と、制御装置2から送
られてきた画像データを表示する表示部を備える。座標
検出部は表示画面の解像度(例えばX軸方向ドット数:
1024、Y軸方向ドット数:768)に対応した表示
画面上のX,Y座標を検知して、その座標データを制御
装置2へ送信するのである。以下、図2により、まず、
座標入力機能付表示装置1の座標検出部について説明す
る。図示したように、この座標検出部は、例えば画面1
3の下方左右の隅に1個づつ光発射検出器11を備え、
画面の上縁と左右縁に画面を囲むように光反射膜12を
備えた構造になっている。そのような構造で、光発射検
出器11が照射光を発射し、当業者には公知の構造の光
反射膜12がその照射光をそれが入ってきた方向に反射
させ(再帰的に反射させ)、光発射検出器11が自らの
発した照射光を検知する。光発射検出器11は多角形回
転体を有しており、その多角形回転体を回転させて照射
光の発射方向を変えながら発射を続けることにより画面
全体を走査するのである。このような構造では、画面上
に光を遮る物体(例えば指)が存在する場合、光発射検
出器11から発射される照射光は光反射膜12により反
射されなくなり、したがって、光発射検出器11により
検出されないので、光発射検出器11が反射光の光量を
検出することにより、そのときの発射方向、つまり、左
の光発射検出器11から見た物体の方向θL(図2参
照)、右の光発射検出器11から見た物体の方向θR
(図2参照)を取得することができる。こうして、座標
検出部内の座標検出制御部が画面の幅W(図2参照)、
θL、θRから座標X、Yを以下の式により算出する。 X=W×tanθR÷(tanθL+tanθR) Y=H−W×tanθL×tanθR÷(tanθL+
tanθR)
【0008】次に、制御装置2について説明する。この
制御装置2は、図1に示したように、制御プログラムに
従って座標入力機能付表示装置1の制御を含む制御装置
2の全体を制御したり、描画処理を実行したり、管理プ
ログラムや各種アプリケーションプログラムに従った処
理を実行したりするCPU21、前記制御プログラムの
一部を記憶しておくROM22、各種データおよび各種
プログラムを一時的に記憶するRAM23、座標入力機
能付き表示装置1の画面に対応した画像データを記憶す
る画像RAM24、各種データおよび各種プログラムを
保存しておくハードディスク装置(HDD)25、その
ハードディスク装置25に対する読み書きを行うハード
ディスクインタフェース26、時間を計測してCPU2
1へ通知するタイマ27、RS232CまたはUSBな
ど標準的なインタフェース仕様を有して座標入力機能付
表示装置1の座標検出部と結合され、座標検出部が送出
する座標データを受信してCPU21へ渡す座標入力イ
ンタフェース28、画像RAM24に展開されている画
像データを座標入力機能付き表示装置1の表示部へ出力
する画像出力インタフェース29などを備えている。こ
のような構成で、この電子黒板システムの制御装置2
は、請求項1記載のスタンプ描画手段としても動作し、
スタンプ描画モードのとき、画面上におけるタッチ位置
およびデタッチ位置を検出し、そのタッチ位置に登録さ
れているスタンプ画像をコピーし、さらに、そのタッチ
位置から前記デタッチ位置へ向かう矢印を描画すること
ができる。
【0009】このような構成で、この実施例では、スタ
ンプ描画時、次のように動作する。まず、制御装置2
が、図3(a)に示した画面図中のスタンプツールバー
31のみを座標入力機能付表示装置1の表示部に表示さ
せる。予め作成しておいた画像データを用いて画像RA
M24に展開するのである。そして、利用者がスタンプ
ツールバー31中の「スタンプ」アイコン(表示子)に
タッチすることによりスタンプ処理を選択すると、制御
装置2は座標入力機能付き表示装置1の座標検出部から
タッチ位置の座標を取得し、それにより、「スタンプ」
が選択されたことを認識する。そして、予め登録されて
いる複数のスタンプ画像アイコン32(この例では枠の
中に「重要」という文字が入ったアイコンと矢印アイコ
ン)を図3(a)にと示した位置の左側の枠内に表示
させる。そして、複数の「スタンプ画像」のなかから所
望の一つを利用者に選択させる。続いて、利用者が「ス
タンプ画像」を貼り付けたい(コピーしたい)位置にタ
ッチし(この例では図3(b)のの位置)、そのタッ
チ点からドラッグ操作(画面に指をタッチした状態で移
動させる操作)を行い、の位置において所定時間(1
〜2秒程度)停止後デタッチする。そうすると、制御装
置2はそのタッチ点の座標およびデタッチ点の座標を座
標検出部から取得し、選択されているスタンプ画像の画
像データを取得し、その画像データを画像RAM24内
のタッチ点対応位置に描画し、タッチ点からデタッ
チ点へ設定されている太さの矢印を蛍光色で描画する
(図3(c)参照)。
【0010】次に、スタンプ画像の登録について説明す
る。まず、図3(a)に示した画面中のスタンプツール
バー31を表示させる。そして、利用者がスタンプツー
ルバー31中の「設定」を選択すると、制御装置2はそ
れを認識して、予め作成しておいた図4に示すような画
面を表示させる。ここで、利用者が「スタンプ1」〜
「スタンプ5」(これは前記登録された複数のスタンプ
画像に対応している)のいずれかにタッチすることによ
り選択すると、もし、選択されたスタンプ番号にすでに
スタンプ画像が登録されている場合には、図4に示した
プレビュー領域に登録されているスタンプ画像を縮小表
示する。そして、そのスタンプ番号に割り付けられてい
るスタンプ画像を変更する場合、または新規に割り付け
る(登録する)場合には、制御装置2は予めグラフィッ
ク描画ソフトウェアにより作成され保存されているファ
イルからスタンプ画像として登録するファイルを選択さ
せる。さらに、選択されたファイルの画像データを「ス
タンプ1」〜「スタンプ5」中の選択されたスタンプ番
号に対応づけて登録する。なお、「開く」が選択された
場合には、制御装置2はそれを認識してプレビュー状態
のスタンプ画像を縮小でない状態で表示する。また、利
用者が図4の画面で右側下方の枠内にタッチすると、予
め登録されている各種矢印を登録順にその枠内に表示さ
せる。そして、利用者が画面中の矢印領域中に表示され
ている各種線の太さ中から一つを選択し、各種色中から
一つを選択すると、制御装置2はそれを認識し、そのと
きに表示している矢印種類と選択された線の太さと矢印
の色を1組にして登録する。このように本実施形態によ
れば、座標入力機能付表示装置から得た位置情報に基づ
いて、登録されているスタンプ画像を画面上の指定され
た位置にコピーするスタンプ描画を行う際、画面上のタ
ッチ位置およびデタッチ位置の座標が取得され、そのタ
ッチ位置にスタンプが描画され、さらに、前記タッチ位
置からデタッチ位置へ向かう矢印線が自動的に付加され
るので、デタッチ位置を矢印線の指す対象の手前にする
ことにより、邪魔にならい箇所にスタンプを描画するこ
とができるし、そのために矢印線を引く操作が不要にな
る。
【0011】図5および図6に、スタンプ描画の動作フ
ローを示す。以下、図5および図6に従って、スタンプ
描画の動作を説明する。まず、座標検出部により検出さ
れた座標指示物(例えば指)のタッチした座標などを制
御装置2が受信する(S1)。なお、この受信が発生す
るのは、タッチがあったとき、タッチ中(周期的に一定
間隔で受信がある)、およびデタッチ時(このときは座
標は入力されない)である。受信があると、制御装置2
はその座標がタッチ座標か否かを判定する(S2)。座
標指示物が検出されていない状態から最初にタッチされ
た座標であればタッチ座標とするのである。そして、タ
ッチ座標であれば(S2でYes)、そのタッチ座標が
スタンプツールバー31上の座標か否かを判定する(S
3)。こうして、スタンプツールバー31上の座標であ
ると判定されたならば(S3でYes)、RAM23内
の所定領域にツールバー制御中を示すフラグを設定し
(S4)、タッチ座標の値に応じてスタンプ選択やスタ
ンプ登録などを前記したように実行する(S5)。ま
た、スタンプツールバー31上の座標でないと判定され
たならば(S3でNo)、取得したタッチ座標の値をR
AM23内の所定領域に保存して(S6)ステップS1
へ戻る。
【0012】一方、ステップS2においてタッチ座標で
ないと判定されたならば(S2でNo)、ドラッグ座標
(タッチ状態のまま、前回座標検出時とは異なる値の座
標が検出される場合、その座標がドラッグ座標である)
か否かを判定し(S7)、ドラッグ座標であれば(受信
データが座標データを伴っており、且つその値が前回受
信時と異なっているならば)(S7でYes)、ツール
バー制御中フラグが設定されているか否かを判定する
(S8)。そして、設定されているならば(S8でYe
s)、ツールバー制御に係わるタッチと判断し、制御バ
ー制御におけるタッチに応じた前記の制御を行なう(S
9)。それに対して、ツールバー制御中フラグが設定さ
れていなければ(S8でNo)、矢印ドラッグ中と判断
し、その時の検出座標値が前回検出した座標値と異なっ
ているならば、座標停止時間を監視しているタイマ27
をクリアし(S10)、ステップS1へ戻る。一方、ス
テップS7においてドラッグ座標でないと判定されたな
らば(S7でNo)、停止座標か否かを判定する(S1
1)。受信データが座標データを伴っており、検出座標
が前回の座標検出時と同一であれば停止座標と判定する
のである。そして、停止座標であれば(S11でYe
s)、ツールバー制御中フラグが設定されているか否か
を判定し(S12)、設定されているならば(S12で
Yes)、ツールバー制御に係わるタッチと判断し、制
御バー制御におけるタッチに応じた前記の制御を行なう
(S13)。それに対して、ツールバー制御中フラグが
設定されていなければ(S12でNo)、受信した座標
を保持または更新し、RAM23内の停止時間監視フラ
グを参照してタイマ27による座標停止時間監視中か否
かを判定し(S14)、監視中でなければ(S14でN
o)加算された(累積された)ままになっている座標停
止時間(タイマの値)をクリアし(S15)、停止時間
監視フラグを監視中に設定する(S16)。また、監視
中であれば(S14でYes)座標停止時間を加算する
(S17)。つまり、ステップS11において、停止座
標であると判定され続ける限り座標停止時間の監視を続
行し、座標停止時間を増やし続ける。
【0013】一方、ステップS11において、停止座標
でないと判定されたならば(S11でNo)、デタッチ
座標か否かを判定する(S18)。座標データを伴って
いなければデタッチ座標と判定し、そのとき記憶されて
いる停止座標をデタッチ座標とするのである。そして、
ツールバー制御中フラグが設定されているか否かを判定
し(S19)、設定されているならば(S19でYe
s)、ツールバー制御に係わるタッチと判断し、制御バ
ー制御におけるタッチに応じた前記の制御を行なう(S
20)。それに対して、ツールバー制御中フラグが設定
されていなければ(S19でNo)、そのときの座標停
止時間が所定時間(1〜2秒程度)以上であるか否かを
判定する(S21)。もし、停止座標で所定時間以内に
デタッチしなければ、座標停止時間が所定時間以上に達
しているので(S21でYes)、そのときは、選択さ
れているスタンプをタッチ位置に描画し(S22)、タ
ッチ座標とデタッチ座標が異なっている場合には(S2
3でNo)、選択されている太さおよび色でタッチ点か
らデタッチ点へ矢印を描画する。つまり、スタンプ描画
を確定するためには、デタッチ位置で所定時間以上タッ
チ状態を続けるのである。逆に、このような確定操作を
せずに、デタッチ後、直ちにスタンプ描画のためのタッ
チをおこなえば、簡単にやり直しが可能となる。また、
これにより、例えば必要な指示やなぞるためのタッチを
おこなうたびごとに意図しないスタンプ描画がおこなわ
れてしまうのを防ぐことができる。以上、電子黒板シス
テムを実施例として説明したが、本発明は、電子黒板シ
ステムだけでなく、指やペンなどで画面にタッチして指
示位置の座標を入力する座標入力機能付き表示装置を用
いて描画するパーソナルコンピュータなど各種情報処理
装置に実施することができる。また、説明したような本
発明の描画方法に従ってプログラミングしたプログラム
を例えば着脱可能な記憶媒体に記憶し、その記憶媒体を
これまで前記制御装置として本発明によった描画を行え
なかったパーソナルコンピュータなど情報処理装置に装
着することにより、または、そのようなプログラムをネ
ットワークを介してそのような情報処理装置へ転送する
ことにより、その情報処理装置を前記制御装置として用
いて本発明によった描画を行うことができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1および請
求項4記載の発明では、座標入力機能付表示装置から得
た位置情報に基づいて、登録されているスタンプ画像を
画面上の指定された位置にコピーするスタンプ描画を行
う際、画面上のタッチ位置およびデタッチ位置の座標が
取得され、そのタッチ位置にスタンプが描画され、さら
に、前記タッチ位置からデタッチ位置へ向かう矢印線が
自動的に付加されるので、デタッチ位置を矢印線の指す
対象の手前にすることにより、邪魔にならい箇所にスタ
ンプを描画することができるし、そのために矢印線を引
く操作が不要になる。また、請求項2記載の発明では、
請求項1記載の発明において、同一位置におけるタッチ
状態の持続時間が計測され、デタッチ位置でのその持続
時間が所定時間以上であるときにスタンプおよび矢印が
描画されるので、必要な指示やなぞるためのタッチをお
こなうたびごとに意図しないスタンプ描画がおこなわれ
てしまうのを防ぐことができるし、デタッチ後、直ちに
スタンプ描画のためのタッチをおこなえば、やり直しが
簡単に可能となり、したがって、プレゼンテーションの
効果を向上させたりすることができる。また、請求項3
記載の発明では、請求項1記載の発明において、矢印が
蛍光色で表示されるので、矢印描画下の文字の判別が不
能となるのを避けることができる。また、請求項5記載
の発明では、請求項4記載の発明において、デタッチ位
置で描画実行確定操作があったときにスタンプおよび矢
印が描画されるので、請求項2記載の発明と同様な効果
を得ることができる。また、請求項6記載の発明では、
請求項4または請求項5記載の描画方法に従ってプログ
ラミングしたプログラムを情報処理装置上で実行するこ
とができるので、請求項4または請求項5記載の効果を
得ることができる。また、請求項7記載の発明では、請
求項6記載のプログラムが例えば着脱可能な記憶媒体に
記憶されるので、その記憶媒体をこれまで請求項4また
は請求項5記載の発明によった制御装置として描画を行
えなかったパーソナルコンピュータなど情報処理装置に
装着することにより、その情報処理装置を前記制御装置
として用いて請求項4または請求項5記載の発明の効果
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電子黒板システムのシ
ステム構成図である。
【図2】本発明の一実施例を示す電子黒板システム要部
の説明図である。
【図3】本発明の一実施例を示すスタンプ描画システム
の画面図である。
【図4】本発明の一実施例を示すスタンプ描画システム
の他の画面図である。
【図5】本発明の一実施例を示すスタンプ描画方法の動
作フロー図である。
【図6】本発明の一実施例を示すスタンプ描画方法の他
の動作フロー図である。
【符号の説明】
1 座標入力機能付表示装置 2 制御装置 11 光発射検出器 12 光反射膜 13 画面 21 CPU 24 画像RAM 25 ハードディスク装置 27 タイマ 28 座標入力インタフェース 29 画像出力インタフェース 31 スタンプツールバー 32 スタンプ画像アイコン
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 5/00 510 G09G 5/00 510H 530 530M 5/377 H04N 1/387 H04N 1/387 G09G 5/36 520M Fターム(参考) 5B050 AA10 BA16 BA20 CA07 DA09 EA19 FA02 FA09 FA13 FA14 FA17 5B087 AA10 AE02 CC33 DD02 DD17 DE03 5C076 AA14 AA16 BA03 CA02 5C082 AA01 AA24 BA02 BA13 BA27 CA01 CA56 CB06 DA87 MM09 5E501 AA02 AA16 AC15 BA05 CA02 CB05 DA15 EA05 EA07 EA11 EA33 EB05 EB06 FA14

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面上のタッチ位置を検出してその位置
    情報を入力することができる座標入力機能付表示装置
    と、その座標入力機能付表示装置から得た前記位置情報
    に基づいて描画処理を行い、描画処理の結果である画像
    データを前記座標入力機能付表示装置に与える制御装置
    とを備えた描画システムにおいて、登録されているスタ
    ンプ画像を画面上の指示された位置にコピーするスタン
    プ描画を行う際に、画面上のタッチ位置およびデタッチ
    位置の座標を検出する座標検出手段と、その座標検出手
    段により前記タッチ位置およびデタッチ位置の座標が検
    出されたとき、そのタッチ位置にスタンプを描画し、さ
    らに、そのタッチ位置からデタッチ位置へ向かう矢印線
    を自動的に付加するスタンプ描画手段とを備えたことを
    特徴とする描画システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の描画システムにおいて、
    同一位置におけるタッチ状態の持続時間を計測する計時
    手段を備え、デタッチ位置での前記持続時間が所定時間
    以上であるときに、スタンプおよび矢印を描画する構成
    にしたことを特徴とする描画システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の描画システムにおいて、
    矢印を蛍光色で表示する構成にしたことを特徴とする描
    画システム。
  4. 【請求項4】 座標入力機能付表示装置から得た位置情
    報に基づいてスタンプ描画処理を行い、描画処理の結果
    であるスタンプ画像データを前記座標入力機能付表示装
    置に与えるスタンプ描画方法において、登録されている
    スタンプ画像を画面上の指定された位置にコピーするス
    タンプ描画を行う際、画面上のタッチ位置およびデタッ
    チ位置の座標を取得し、前記タッチ位置にスタンプを描
    画し、さらに、前記タッチ位置からデタッチ位置へ向か
    う矢印線を自動的に付加することを特徴とするスタンプ
    描画方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のスタンプ描画方法におい
    て、デタッチ位置で描画実行確定操作があったときに、
    スタンプおよび矢印を描画することを特徴とするスタン
    プ描画方法。
  6. 【請求項6】 情報処理装置のプログラムにおいて、請
    求項4または請求項5記載の描画方法に従ってプログラ
    ミングしたことを特徴とするプログラム。
  7. 【請求項7】 プログラムを記憶した記憶媒体におい
    て、請求項6記載のプログラムを記憶したことを特徴と
    する記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013175189A (ja) * 2012-02-24 2013-09-05 Samsung Electronics Co Ltd ディスプレイウィンドーに対するキャプチャイメージ生成方法及びその装置

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